JP3009478B2 - 共用波除去装置 - Google Patents

共用波除去装置

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JP3009478B2
JP3009478B2 JP52645698A JP52645698A JP3009478B2 JP 3009478 B2 JP3009478 B2 JP 3009478B2 JP 52645698 A JP52645698 A JP 52645698A JP 52645698 A JP52645698 A JP 52645698A JP 3009478 B2 JP3009478 B2 JP 3009478B2
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吉則 内田
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、無線周波数信号に含まれている希望波信
号以外の共用波信号を除去する共用波除去装置に関する
ものである。
背景技術 第1図は例えばUS5,363,403に示された従来の共用波
除去装置を示す構成図であり、図において、1は無線周
波数信号を受信するアンテナ、2はアンテナ1により受
信された無線周波数信号を増幅する増幅器、3は局部発
振信号を発生する局部発振器、4は増幅器2により増幅
された無線周波数信号に局部発振信号を混合して中間周
波数信号を抽出するミクサである。
また、5はCDMA(Ccde Division Multiple Acces
s)共用波を識別する共用波識別符号を発生するCDMA用
の符号発生器、6はCDMA用の符号発生器5から発生され
た共用波識別符号に基づいて、中間周波数信号から符号
相関して共用波信号であるCDMA#2を検出する相関検出
器、7は相関検出器6により検出された共用波信号であ
るCDMA#2の情報を復調する復調器、8は復調器7によ
り復調された共用波信号であるCDMA#2の情報を共用波
識別符号に基づいて変調する変調器である。
さらに、9はミクサ4により抽出された中間周波数信
号を一定時間遅延する遅延回路、10は遅延回路9により
遅延された中間周波数信号から変調器8により変調され
た共用波信号であるCDMA#2を減算する減算器、11は希
望波を識別する希望波識別符号を発生するCDMA用の符号
発生器、12はCDMA用の符号発生器11から発生された希望
波識別符号に基づいて、減算器10の出力から符号相関し
て希望波信号であるCDMA#1を検出する符号相関器、13
は符号相関器12により検出された希望波信号であるCDMA
#1の情報を復調する復調器である。
また、第2図は従来の共用波除去装置を適用する移動
通信システムを示す構成図であり、図において、21は移
動車載通信装置や移動携帯通信装置等の移動局であり、
当該共用波除去装置を搭載している。22は移動局21と無
線チャネル23を介して通信する無線基地局であり、当該
共用波除去装置を搭載している。24は移動局21と無線チ
ャネル25を介して通信する衛星通信装置、26は衛星通信
装置24と衛星回線27を介して通信する衛星通信地上基地
局であり、当該共用波除去装置を搭載している。
また、28は公衆通信網(以下、PSTNという)、29はPS
TN28に接続されている有線電話、30はPSTN28に接続され
ている自営用システム、31は自営用システム30の交換
器、32は交換器31に接続されている電話装置、33,34,35
は交換器31に接続され、かつ、無線チャネル36を介して
移動局21と接続されている自営用システム30の基地局で
あり、当該共用波除去装置を搭載している。
次に動作について説明する。
移動局21と無線基地局22間や、移動局21と基地局33間
等で、それぞれ無線通信を行う場合、即ち、周波数多重
分割アクセス方式(以下、FDMA方式という)、マルチキ
ャリア一次分割アクセス方式(以下、TDMA方式という)
及び符号分割多重アクセス方式(以下、CDMA方式とい
う)等を混在させた形態でそれぞれ無線通信を行う場
合、各種の電波が同一の周波数に重畳されるため、移動
局21等が受信する電波には、本来受信すべき信号(以
下、希望波信号という)の他に不要な信号(以下、共用
波信号という)が含まれており、その共用波信号による
雑音成分が少ない状態で希望波信号を抽出するには、受
信した電波から共用波信号を除去する必要がある。
そこで、移動局21等には第1図に示すような共用波除
去装置が搭載され、受信した電波から共用波信号を除去
して希望波信号を抽出するようにしている。
以下、当該共用波除去装置の動作について説明する。
まず、アンテナ1が無線周波数信号を受信すると、増
幅器2がその無線周波数信号を増幅する。
そして、増幅器2が無線周波数信号を増幅すると、ミ
クサ4は、その無線周波数信号に対して局部発振器3か
ら発生された局部発振信号を混合して中間周波数信号を
抽出するが、この例では、説明の便宜上、その中間周波
数信号には、第3図に示すように、希望波信号であるCD
MA#1の他に、共用波信号としてCDMA#0とCDMA#2が
含まれているものとする。因みに、第9図はTDMA方式と
CDMA/TDMA方式の共用の移動通信システムにおける周波
数とタイムスロットの関係を示すものであり、例えば、
TDMA#3はCDMA#3の周波数の一部とタイムスロットを
共有していることを示している。
このようにして、ミクサ4により中間周波数信号が抽
出されると、相関検出器6は、CDMA用の符号発生器5か
ら発生された共用波識別符号に基づいて、中間周波数信
号から符号相関して共用波信号であるCDMA#2を検出す
る。即ち、第4図に示すように、中間周波数信号に含ま
れるCDMA#0及びCDMA#1を雑音成分とみなして、共用
波信号であるCDMA#2を再生する。
そして、相関検出器6が共用波信号であるCDMA#2を
検出すると、雑音成分であるCDMA#0及びCDMA#1を除
去するため、復調器7及び変調器8が、その共用波信号
であるCDMA#2の情報を復調したのち変調し、減算器10
に出力する。
一方、ミクサ4により中間周波数信号が抽出される
と、遅延回路9は、減算器10に入力される中間周波数信
号と再生された共用波信号であるCDMA#2との時間のず
れを解消するため、その中間周波数信号を一定時間遅延
したのち、減算器10に出力する。
これにより、減算器10は、遅延回路9により遅延され
た中間周波数信号から変調器8により変調された共用波
信号であるCDMA#2を減算し、中間周波数信号から共用
波信号成分を除去する(第5図参照)。
そして、減算器10が中間周波数信号から共用波信号で
あるCDMA#2を減算すると、符号相関器12は、CDMA用の
符号発生器11から発生された希望波識別符号に基づい
て、中間周波数信号から符号相関して希望波信号である
CDMA#1を検出する。即ち、第6図に示すように、中間
周波数信号に含まれるCDMA#0を雑音成分とみなして、
希望波信号であるCDMA#1を抽出する。
そして、符号相関器12が希望波信号であるCDMA#1を
検出すると、復調器13がその希望波信号であるCDMA#1
の情報を復調して出力し、一連の処理を終了する。
従来の共用波除去装置は以上のように構成されている
ので、中間周波数信号に希望波信号であるCDMA#1の他
に、共用波信号としてCDMA#0及びCDMA#2が含まれて
いても、希望波信号であるCDMA#1を比較的精度よく抽
出することができるが、第7図に示すように、共用波信
号としてFDMAやTDMAが含まれている場合、減算器10が共
用波信号であるCDMA#2を除去しても、中間周波数信号
に信号電力の大きいFDMAやTDMAが含まれているため、符
号相関器12が希望波信号であるCDMA#1を符号相関して
検出しても、FDMAやTDMAの影響を受けて、希望波信号で
あるCDMA#1を精度よく抽出することができない課題が
あった。
また、従来の共用波除去装置の場合、複数経路伝搬に
伴って無線周波数信号に伝送路歪みが生じている場合で
も(第8図参照)、共用波信号であるCDMA#2の伝送路
歪みを補償することなく、復調器7が共用波信号である
CDMA#2の情報を復調するので、変調器8が共用波信号
であるCDMA#2の情報を変調して再生しても当該伝送路
歪みを正確に再現することができず(遅延回路9から出
力される中間周波数信号に含まれる共用波信号の波形
と、変調器8から出力される共用波信号の波形が異なる
ものとなる)、減算器10が中間周波数信号から共用波信
号であるCDMA#2を精度よく除去することができなくな
り、希望波信号であるCDMA#1の抽出精度が劣化する課
題もあった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされ
たもので、中間周波数信号に共用波信号としてFDMAやTD
MAが含まれている場合でも、精度よく希望波信号を抽出
することができる共用波除去装置を得ることを目的とす
る。
また、この発明は、複数経路伝搬に伴って無線周波数
信号に伝送路歪みが生じている場合でも、精度よく希望
波信号を抽出することができる共用波除去装置を得るこ
とを目的とする。
発明の開示 請求の範囲第1項記載の発明に係る共用波除去装置
は、中間周波抽出手段により抽出された中間周波数信号
の所定周波数成分を増幅するとともに、その増幅した所
定周波数成分を復・変調して共用波信号を再生するよう
にしたものである。
このことによって、中間周波数信号にFDMAやTDMA等の
共用波信号が含まれていても、精度よく希望波信号を抽
出することができる効果を奏する。
請求の範囲第2項記載の発明に係る共用波除去装置
は、所定周波数成分の伝送路歪みを補償する一方、再生
した共用波信号に対して当該伝送路歪みを与えるように
したものである。
このことによって、複数経路伝搬に伴って無線周波数
信号に伝送路歪みが生じている場合でも、中間周波数信
号から共用波信号を精度よく除去することができるよう
になり、その結果、精度よく希望波信号を抽出すること
ができる効果を奏する。
請求の範囲第3項記載の発明に係る共用波除去装置
は、中間周波数信号に含まれる共用波信号の信号レベル
を検出し、その検出結果に基づいて再生した共用波信号
の信号レベルを制御するようにしたものである。
このことによって、中間周波数信号に含まれる共用波
信号の除去精度が向上し、精度よく希望波信号を抽出す
ることができる効果を奏する。
請求の範囲第4項記載の発明に係る共用波除去装置
は、位相差検出手段の検出結果に基づいて再生した共用
波信号の位相を制御するようにしたものである。
このことによって、中間周波数信号に含まれる共用波
信号の除去精度が向上し、精度よく希望波信号を抽出す
ることができる効果を奏する。
請求の範囲第5項記載の発明に係る共用波除去装置
は、希望波信号の伝送路歪みを補償するようにしたもの
である。
このことによって、複数経路伝搬に伴って無線周波数
信号に伝送路歪みが生じている場合でも、さらに精度よ
く希望波信号を抽出することができる効果を奏する。
請求の範囲第6項記載の発明に係る共用波除去装置
は、中間周波抽出手段により抽出された中間周波数信号
から複数の共用波再生手段により再生された共用波信号
をそれぞれ減算するようにしたものである。
このことによって、複数の共用波信号を同時に除去で
きる効果を奏する。
請求の範囲第7項記載の発明に係る共用波除去装置
は、中間周波数信号から符号相関して共用波信号を再生
し、その共用波信号の伝送路歪みを補償する一方、その
伝送路歪みを補償した共用波信号を復・変調し、その復
・変調した共用波信号に対して当該伝送路歪みを与える
ようにしたものである。
このことによって、複数経路伝搬に伴って無線周波数
信号に伝送路歪みが生じている場合でも、中間周波数信
号から共用波信号を精度よく除去することができるよう
になり、その結果、精度よく希望波信号を抽出すること
ができる効果を奏する。
請求の範囲第8項記載の発明に係る共用波除去装置
は、中間周波数信号に含まれる共用波信号の信号レベル
を検出し、その検出結果に基づいて再生した共用波信号
の信号レベルを制御するようにしたものである。
このことによって、中間周波数信号に含まれる共用波
信号の除去精度が向上し、精度よく希望波信号を抽出す
ることができる効果を奏する。
請求の範囲第9項記載の発明に係る共用波除去装置
は、位相差検出手段の検出結果に基づいて再生した共用
波信号の位相を制御するようにしたものである。
このことによって、中間周波数信号に含まれる共用波
信号の除去精度が向上し、精度よく希望波信号を抽出す
ることができる効果を奏する。
請求の範囲第10項記載の発明に係る共用波除去装置
は、希望波信号の伝送路歪みを補償するようにしたもの
である。
このことによって、複数経路伝搬に伴って無線周波数
信号に伝送路歪みが生じている場合でも、さらに精度よ
く希望波信号を抽出することができる効果を奏する。
請求の範囲第11項記載の発明に係る共用波除去装置
は、中間周波抽出手段により抽出された中間周波数信号
から複数の共用波再生手段により再生された共用波信号
をそれぞれ減算するようにしたものである。
このことによって、複数の共用波信号を同時に除去で
きる効果を奏する。
請求の範囲第12項記載の発明に係る共用波除去装置
は、中間周波数信号から符号相関して共用波信号を再生
し、その共用波信号の伝送路歪みを補償する一方、その
伝送路歪みを補償した共用波信号を復・変調し、その復
・変調した共用波信号に対して当該伝送路歪みを与える
ようにしたものである。
このことによって、複数経路伝搬に伴って無線周波数
信号に伝送路歪みが生じている場合でも、中間周波数信
号から共用波信号を精度よく除去することができるよう
になり、その結果、精度よく希望波信号を抽出すること
ができる効果を奏する。
請求の範囲第13項記載の発明に係る共用波除去装置
は、中間周波数信号に含まれる共用波信号の信号レベル
を検出し、その検出結果に基づいて再生した共用波信号
の信号レベルを制御するようにしたものである。
このことによって、中間周波数信号に含まれる共用波
信号の除去精度が向上し、精度よく希望波信号を抽出す
ることができる効果を奏する。
請求の範囲第14項記載の発明に係る共用波除去装置
は、位相差検出手段の検出結果に基づいて再生した共用
波信号の位相を制御するようにしたものである。
このことによって、中間周波数信号に含まれる共用波
信号の除去精度が向上し、精度よく希望波信号を抽出す
ることができる効果を奏する。
請求の範囲第15項記載の発明に係る共用波除去装置
は、希望波信号の伝送路歪みを補償するようにしたもの
である。
このことによって、複数経路伝搬に伴って無線周波数
信号に伝送路歪みが生じている場合でも、さらに精度よ
く希望波信号を抽出することができる効果を奏する。
請求の範囲第16項記載の発明に係る共用波除去装置
は、中間周波抽出手段により抽出された中間周波数信号
から複数の共用波再生手段により再生された共用波信号
をそれぞれ減算するようにしたものである。
このことによって、複数の共用波信号を同時に除去で
きる効果を奏する。
図面の簡単な説明 第1図は従来の共用波除去装置を示す構成図である。
第2図は従来の共用波除去装置を適用する移動通信シ
ステムを示す構成図である。
第3図は中間周波数信号の周波数スペクトルを示す説
明図である。
第4図は相関検出器6の出力側の周波数スペクトルを
示す説明図である。
第5図は減算器10の出力側の周波数スペクトルを示す
説明図である。
第6図は符号相関器12の出力側の周波数スペクトルを
示す説明図である。
第7図は中間周波数信号の周波数スペクトルを示す説
明図である。
第8図は複数経路伝搬に伴う伝送路歪みを説明する波
形図である。
第9図は中間周波数信号の周波数スペクトルを示す説
明図である。
第10図はこの発明の実施の形態1による共用波除去装
置を示す構成図である。
第11図は中間周波数信号の周波数スペクトルを示す説
明図である。
第12図は増幅器45の出力側の周波数スペクトルを示す
説明図である。
第13図は復調器46の出力側の波形を示す波形図であ
る。
第14図は変調器48の出力側の周波数スペクトルを示す
説明図である。
第15図は減衰器49の出力側の周波数スペクトルを示す
説明図である。
第16図は減算器51の出力側の周波数スペクトルを示す
説明図である。
第17図は符号相関器53の出力側の周波数スペクトルを
示す説明図である。
第18図は復調器54の中のフィルタ付き増幅器の出力側
の周波数スペクトルを示す説明図である。
第19図は復調器54の出力側の波形を示す波形図であ
る。
第20図はこの発明の実施の形態2による共用波除去装
置を示す構成図である。
第21図は複数経路伝搬に伴う伝送路歪みを説明する波
形図である。
第22図はこの発明の実施の形態3による共用波除去装
置を示す構成図である。
第23図はこの発明の実施の形態4による共用波除去装
置を示す構成図である。
第24図はこの発明の実施の形態6による共用波除去装
置を示す構成図である。
第25図はこの発明の実施の形態7による共用波除去装
置を示す構成図である。
第26図は相関検出器70の出力側の周波数スペクトルを
示す説明図である。
第27図は減算器51の出力側の周波数スペクトルを示す
説明図である。
第28図は符号相関器53の出力側の周波数スペクトルを
示す説明図である。
第29図はこの発明の実地の形態8による共用波除去装
置を示す構成図である。
第30図は増幅器71の出力側の周波数スペクトルを示す
説明図である。
第31図はこの発明の実施の形態9による共用波除去装
置を示す構成図である。
発明の実施するための最良の形態 以下、この発明をより詳細に説明するために、この発
明を実施するための最良の形態について、添付の図面に
従って説明する。
実施の形態1. 第10図はこの発明の実施の形態1による共用波除去装
置を示す構成図であり、図において、41は無線周波数信
号を受信するアンテナ、42はアンテナ41により受信され
た無線周波数信号を増幅する増幅器、43は局部発振信号
を発生する局部発振器(中間周波抽出手段)、44は増幅
器42により増幅された無線周波数信号に局部発振信号を
混合して中間周波数信号を抽出するミクサ(中間周波抽
出手段)である。
また、45はミクサ44により抽出された中間周波数信号
の所定周波数成分f0+nfdを増幅する増幅器(共用波再
生手段)、46は増幅器45により増幅された所定周波数成
分f0+nfdを復調する復調器(共用波再生手段)、47は
変調基準信号を発生する内部発振器(共用波再生手
段)、48は復調器46により復調された所定周波数成分f0
+nfdを変調基準信号に基づいて変調し、共用波信号で
あるTDMAを再生する変調器(共用波再生手段)、49は増
幅器45により増幅されたTDMAの信号レベルを検出し、変
調器48により変調された共用波信号であるTDMAの信号レ
ベルを当該中間周波数信号に含まれるTDMAの信号レベル
に一致させる減衰器(共用波再生手段)である。なお、
局部発振器43の発振周波数をCDMA#0,#1,#2の中心周
波数に一致させる場合には、ミクサ44の出力信号の中の
CDMA#0,#1,#2はベースバンド信号となる。この場合
も以下の記述では、f0=0Hzとなるだけであるので、CDM
Aをベースバンドで処理する場合が含まれることは特に
記述しない。
さらに、50はミクサ44により抽出された中間周波数信
号を一定時間遅延する遅延回路、51は遅延回路50により
遅延された中間周波数信号から減衰器49により減衰され
た共用波信号であるTDMAを減算する減算器(共用波除去
手段)、52は希望波を識別する希望波識別符号を発生す
るCDMA用符号発生器(希望波抽出手段)、53はCDMA用の
符号発生器52から発生された希望波識別符号に基づい
て、減算器51の出力から符号相関して希望波信号である
CDMA#1を検出する符号相関器(希望波抽出手段)、54
は符号相関器53により検出された希望波信号であるCDMA
#1の情報を復調する復調器である。
次に動作について説明する。
まず、アンテナ41か無線周波数信号を受信すると、増
幅器42がその無線周波数信号を増幅する。
そして、増幅器42が無線周波数信号を増幅すると、ミ
クサ44は、その無線周波数信号に対して局部発振器43か
ら発生された局部発振信号を混合して中間周波数信号を
抽出するが、この例では、説明の便宜上、その中間周波
数信号には、第11図に示されるように、希望波信号であ
るCDMA#1の他に、共用波信号としてCDMA#0,CDMA#2,
FDMA及びTDMAが含まれているものとする。
このようにして、ミクサ44により中間周波数信号が抽
出されると、増幅器45は、信号電力が最も大きいTDMAを
共用波信号として再生するため、周波数がf0+nfdの信
号成分のみを増幅する。ただし、増幅器45の出力は、第
12図に示すように、CDMA#0,CDMA#1及びCDMA#2がTD
MAの雑音成分として残存する。
そして、増幅器45が周波数がf0+nfdの信号成分を増
幅すると、復調器46は、その信号成分から上述した雑音
成分を除去して、共用波信号であるTDMAを再生するた
め、増幅器45の出力を復調する(第13図参照)。
そして、復調器46から雑音成分が除去されたTDMAが出
力されると、変調器48は、そのTDMAを変調基準信号に基
づいて変調する。
そして、減衰器49は、変調器48により変調されたTDMA
の信号レベルを、遅延回路50から出力される中間周波数
信号に含まれるTDMAの信号レベルに一致させることによ
り、減算器51における共用波信号の除去精度を向上させ
るため、増幅器45により増幅されたTDMAの信号レベルを
検出し、変調器48により変調された共用波信号であるTD
MAの信号レベルを制御する。なお、第14図は制御前のTD
MAの信号レベルを示し、第15図は制御後のTDMAの信号レ
ベルを示している。
一方、ミクサ44により中間周波数信号が抽出される
と、遅延回路50は、減算器51に入力される中間周波数信
号と共用波信号であるTDMAとの時間のずれを解消するた
め、その中間周波数信号を一定時間遅延したのち、減算
器51に出力する。
これにより、減算器51は、遅延回路50により遅延され
た中間周波数信号から減衰器49により減衰された共用波
信号であるTDMAを減算し、中間周波数信号から共用波信
号成分を除去する(第16図参照)。
そして、減算器51が中間周波数信号から共用波信号で
あるTDMAを減算すると、符号相関器53は、CDMA用の符号
発生器52から発生された希望波識別符号に基づいて、中
間周波数信号から符号相関して希望波信号であるCDMA#
1を検出する。即ち、第17図に示すように、中間周波数
信号に含まれるFDMAを拡散して雑音成分とみなすととも
に(FDMAの拡散は、FDMAの中心周波数を中心にして、そ
の両側に等しい幅だけ拡散する)、CDMA#0及びCDMA#
2を雑音成分としてみなして、希望波信号であるCDMA#
1を抽出する。ただし、抽出した希望波信号には、第18
図に示すように、FDMA,CDMA#0及びCDMA#2が雑音成
分として含まれている。
そこで、復調器54は、符号相関器53の出力を復調する
ことにより、希望波信号であるCDMA#1の情報のみを抽
出し(第19図参照)、一連の処理を終了する。
以上のように、この実施の形態1によれば、中間周波
数信号の所定周波数成分f0+nfdを増幅したのち復・変
調して、共用波信号を再生するようにしたので、中間周
波数信号にTDMAが共用波信号として含まれている場合で
も、中間周波数信号から共用波信号であるTDMAを再生す
ることができるようになり、その結果、中間周波数信号
から共用波信号であるTDMAを除去して、精度よく希望波
信号であるCDMA#1の情報を抽出することができる効果
を奏する。
実施の形態2. 第20図はこの発明の実施の形態2による共用波除去装
置を示す構成図であり、図において、第10図のものと同
一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略す
る。
55は複数経路伝搬に伴う共用波信号の伝送路歪みを補
償する等化器(共用波抽出手段)、56は減衰器49により
信号レベルが制御された共用波信号であるTDMAに対して
当該伝送路歪みを与えるシミュレータ(共用波再生手
段)、57は等化器55で用いられる歪み補償の逆相関関数
T-1から相関関数Tを求め、その相関関数Tをシミュレ
ータ56に付与するプロセッサ(共用波再生手段)であ
る。
次に動作について説明する。
等化器55,シミュレータ56及びプロセッサ57を設けた
点以外は上記実施の形態1と同様であるため、主に等化
器55,シミュレータ56及びプロセッサ57の動作について
説明する。
まず、無線周波数信号は、上述したように複数経路を
伝搬してくると、第21図(a)に示すように、伝送路歪
みを生じる場合がある。このような場合、共用波信号で
あるTDMA(あるいはFDMA)についても当然伝送路歪みを
生じるが、上記実施の形態1のように、当該伝送路歪み
を補償しないまま、共用波信号であるTDMAを復調器46に
より復調してしまうと、変調器48がその歪み波形の雑音
成分の影響で変調符号誤りを生じ、減算器51に出力する
TDMAの再生波形を正確に再現できなくなってしまう。
そこで、この実施の形態2では、増幅器45が周波数f0
+nfdの信号成分、即ち、共用波信号であるTDMAを増幅
すると、等化器55は、TDMAの歪み波形を歪み補償の逆相
関関数T-1を用いて補償する。なお、第21図(b)は歪
みに補償された共用波信号の波形を示している。
これにより、復調器46は波形に歪みのないTDMAを復調
することになるので、復調器48は変調符号誤りを生じる
ことなく、共用波信号であるTDMAを変調することになる
が、その変調したTDMAの波形には歪みがないので、この
まま減算器51に出力してしまうと、遅延回路50から減算
器51に出力される中間周波数信号に含まれるTDMA(伝送
路歪みのあるTDMA)の波形と相違が生じてしまうことに
なる。
そこで、減衰器49が出力する再生されたTDMAにも、同
様の伝送路歪みを与えるため、シミュレータ56は、相関
関数Tを用いることにより、共用波信号であるTDMAに対
して当該伝送路歪みを与える。これにより、共用波信号
であるTDMAの波形は、第21図(a)に示すように、伝送
路歪みが生じた波形となる。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、
中間周波数信号に含まれる共用波信号の伝送路歪みを補
償したのち、その共用波信号を復調して変調し、その変
調した共用波信号に対して当該伝送路歪みを与えるよう
にしたので、複数経路伝搬に伴って無線周波数信号に伝
送路歪みが生じている場合でも、中間周波数信号から共
用波信号であるTDMAを精度よく除去することができるよ
うになり、その結果、精度よく希望波信号であるCDMA#
1の情報を抽出することができる効果を奏する。
実施の形態3. 第22図はこの発明の実施の形態3による共用波除去装
置を示す構成図であり、図において、第20図のものと同
一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略す
る。
58は遅延回路50により遅延された中間周波数信号とシ
ミュレータ56から出力された共用波信号との位相差を検
出する位相検出器(位相差検出手段)、59は位相検出器
58により検出された位相差に含まれる高調波成分を除去
するループフィルタ、60はループフィルタ59の出力に基
づいて変調基準信号を出力する電圧制御発振器(共用波
再生手段)である。
次に動作について説明する。
上記実施の形態1,2では、中間周波数信号と共用波信
号との位相同期を遅延回路50による中間周波数信号の遅
延のみによって実行していたが、復調器46や変調器48等
の処理速度が常に同一であるとは限らないので、この方
式では必ずしも正確に位相同期を図ることができない場
合がある。
そこで、この実施の形態3では、常に正確に位相同期
を図ることができるようにしたものである。
まず、位相検出器58が、遅延回路50により遅延された
中間周波数信号とシミュレータ56から出力された共用波
信号との位相差を検出する。
そして、位相検出器58が位相差を検出すると、ループ
フィルタ59がその位相差に含まれる高調波成分を除去し
て、その位相差を電圧制御発振器60に出力する。
これにより、制御電圧発振器60は、通常、中心周波数
がf0+nfdの変調基準信号を出力するが、その位相差に
基づいてその変調基準信号を制御することにより、当該
中間周波数信号と共用波信号の位相が一致するように同
期を図る。
以上で明らかなように、この実施の形態3によれば、
位相検出器58の検出結果に基づいて再生した共用波信号
の位相を制御するようにしたので、中間周波数信号に含
まれる共用波信号の除去精度が向上し、精度よく希望波
信号であるCDMA#1の情報を抽出することができる効果
を奏する。
実施の形態4. 第23図はこの発明の実施の形態4による共用波除去装
置を示す構成図であり、図において、第22図のものと同
一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略す
る。
61は複数経路伝搬に伴う希望波信号の伝送路歪みを補
償する等化器(希望波抽出手段)である。
次に動作について説明する。
上記実施の形態2,3では、共用波信号の伝送路歪みを
補償するものについて示したが、等化器61がそれ自身に
より計算された歪み補償の逆相関関数を用いて、希望波
信号であるCDMA#1の伝送路歪みを補償するようにして
もよい。
これにより、複数経路伝搬に伴って無線周波数信号に
伝送路歪みが生じている場合でも、希望波信号であるCD
MA#1の波形歪みを補償することができ、精度よく希望
波信号であるCDMA#1の情報を抽出することができる効
果を奏する。
実施の形態5. 上記実施の形態1〜4では、共用波信号としてTDMAを
再生して除去するものについて示したが、共用波信号と
してFDMA等を再生して除去するようにしてもよく、上記
実施の形態1〜4と同様の効果を奏することができる。
実施の形態6. 第24図はこの発明の実施の形態6による共用波除去装
置を示す構成図であり、図において、第10図のものと同
一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略す
る。
62〜65は互いに異なる共用波信号を再生するキャンセ
ラであり、実施の形態1〜5,7のうちの何れかの実施の
形態に示された共用波再生手段である。66〜68は各キャ
ンセラ62〜65から出力された共用波信号を加算する加算
器(共用波除去手段)である。
次に動作について説明する。
上記実施の形態1〜5では、共用波信号を1つ再生し
て除去するものについて示したが、信号電力の大きな共
用波信号が多数中間周波数信号に含まれている場合に
は、第24図のように構成してもよい。
即ち、互いに異なる共用波信号を再生するキャンセラ
62〜65を複数個設け、各キャンセラ62〜65により再生さ
れたTDMA等の共用波信号をそれぞれ加算器66〜68によっ
て加算し、その加算結果を減算器51に出力すれば、中間
周波数信号に含まれる複数の共用波信号を除去すること
ができる。
実施の形態7. 第25図はこの発明の実施の形態7による共用波除去装
置を示す構成図であり、図において、第23図のものと同
一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略す
る。
69は共用波を識別する共用波識別符号を発生するCDMA
用の符号発生器(共用波再生手段)、70はCDMA用の符号
発生器69から発生された共用波識別符号に基づいて、中
間周波数信号から符号相関して共用波信号であるCDMA#
2を検出する相関検出器(共用波再生手段)である。
次に動作について説明する。
上記実施の形態1〜6では、共用波信号としてTDMA又
はFDMAを再生するものについて示したが、無線周波数信
号が複数経路伝搬に伴う伝送路歪みを有し、かつ、中間
周波数信号に含まれるTDMA等の信号電力はあまり大きく
ないが共用波信号としてCDMA#2を除去する必要がある
場合には、第25図に示すように構成してもよい。
即ち、相関検出器70が、符号発生器69から発生された
共用波識別符号に基づいて、中間周波数信号から符号相
関して共用波信号であるCDMA#2を検出する。もう少し
具体的に説明すると、第26図に示すように、中間周波数
信号に含まれるTDMA及びFDMAを拡散して雑音成分とみな
すとともに(TDMA及びFDMAの拡散は、TDMA及びFDMAの中
心周波数を中心にして、その両側に等しい幅だけ拡散す
る)、CDMA#0及びCDMA#1を雑音成分のみなして、共
用波信号であるCDMA#2を再生する。
これにより、シミュレータ56から伝送路歪みが付加さ
れた当該CDMA#2が減算器51に出力されることになるの
で、上記実施の形態1〜6と同様にして、減算器51が中
間周波数信号から共用波信号であるCDMA#2を減算し、
中間周波数信号からCDMA#2が除去される(第27図参
照)。
そして、減算器51が中間周波数信号から共用波信号で
あるCDMA#2を減算すると、符号相関器53は、上記実施
の形態1等と同様に、CDMA用の符号発生器52から発生さ
れた希望波識別符号に基づいて、中間周波数信号から符
号相関して希望波信号であるCDMA#1を検出する。即
ち、第28図に示すように、中間周波数信号に含まれるTD
MA及びFDMAを拡散して雑音成分のみなすとともに、CDMA
#0を雑音成分としてみなして、希望波信号であるCDMA
#1を抽出する。
以上で明らかなように、この実施の形態7によれば、
中間周波数信号に含まれる希望波信号等を拡散して共用
波信号を再生し、この共用波信号の伝送路歪みを補償す
る一方、その伝送路歪みを補償した共用波信号を復・変
調し、その復・変調した共用波信号に対して当該伝送路
歪みを与えるようにしたので、複数経路伝搬に伴って無
線周波数信号に伝送路歪みが生じている場合でも、中間
周波数信号から共用波信号を精度よく除去することがで
きるようになり、その結果、精度よく希望波信号を抽出
することができる効果を奏する。
実施の形態8. 第29図はこの発明の実施の形態8による共用波除去装
置を示す構成図であり、図において、第25図のものと同
一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略す
る。
71は減算器51により共用波信号が除去された中間周波
数信号の所定周波数成分f0+nfdを増幅して希望波信号
であるTDMAを抽出する増幅器(希望波抽出手段)であ
る。
次に動作について説明する。
上記実施の形態7では、希望波信号がCDMA#1である
ものについて示したが、希望波信号がTDMAの場合には、
第29図に示すように構成してもよい。
即ち、増幅器71が、周波数がf0+nfdの信号成分のみ
を増幅することにより、中間周波数信号に含まれるTDMA
を希望波信号として抽出することができる(第30図参
照)。
実施の形態9. 上記実施の形態8では、希望波信号としてTDMAを抽出
するものについて示したが、希望波信号としてFDMA等を
抽出するようにしてもよく、上記実施の形態8と同様の
効果を奏することができる。
また、実施の形態6と同様に、信号電力の大きな共用
波信号が多数中間周波数信号に含まれている場合には、
第31図のように構成すればよい。
産業上の利用可能性 以上のように、この発明に係る共用波除去装置は、移
動通信システムにおいて、移動局21及び無線基地局22、
基地局33等が無線周波数信号を受信する際、その無線周
波数信号から共用波信号を除去して、希望波信号を抽出
するのに適している。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−7542(JP,A) 特開 昭58−148540(JP,A) 特開 平2−154545(JP,A) 特開 平3−143041(JP,A) 特開 平6−268628(JP,A) 特開 平5−327658(JP,A) 特開 平8−130766(JP,A) 米国特許4470138(US,A) 米国特許5363403(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 13/00

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線周波数信号から中間周波数信号を抽出
    する中間周波抽出手段と、上記中間周波抽出手段により
    抽出された中間周波数信号の所定周波数成分を増幅する
    とともに、その増幅した所定周波数成分を復・変調して
    共用波信号を再生する共用波再生手段と、上記中間周波
    抽出手段により抽出された中間周波数信号から上記共用
    波再生手段により再生された共用波信号を減算する共用
    波除去手段と、上記共用波除去手段により共用波信号が
    減算された中間周波数信号から符号相関して希望波信号
    を抽出する希望波抽出手段とを備えた共用波除去装置。
  2. 【請求項2】共用波再生手段は、所定周波数成分の伝送
    路歪みを補償する一方、再生した共用波信号に対して当
    該伝送路歪みを与えることを特徴とする請求の範囲第1
    項記載の共用波除去装置。
  3. 【請求項3】共用波再生手段は、中間周波抽出手段によ
    り抽出された中間周波数信号に含まれる共用波信号の信
    号レベルを検出し、その検出結果に基づいて再生した共
    用波信号の信号レベルを制御することを特徴とする請求
    の範囲第1項記載の共用波除去装置。
  4. 【請求項4】中間周波抽出手段により抽出された中間周
    波数信号と共用波再生手段により再生された共用波信号
    との位相差を検出する位相差検出手段を設け、上記共用
    波再生手段は、上記位相差検出手段の検出結果に基づい
    て再生した共用波信号の位相を制御することを特徴とす
    る請求の範囲第1項記載の共用波除去装置。
  5. 【請求項5】希望波抽出手段は、希望波信号の伝送路歪
    みを補償することを特徴とする請求の範囲第1項記載の
    共用波除去装置。
  6. 【請求項6】互いに異なる共用波信号を再生する共用波
    再生手段を複数個設け、共用波除去手段は、中間周波抽
    出手段により抽出された中間周波数信号から上記複数の
    共用波再生手段により再生された共用波信号を夫々減算
    することを特徴とする請求の範囲第1項記載の共用波除
    去装置。
  7. 【請求項7】無線周波数信号から中間周波数信号を抽出
    する中間周波抽出手段と、上記中間周波抽出手段により
    抽出された中間周波数信号から符号相関して共用波信号
    を再生し、その共用波信号の伝送路歪みを補償する一
    方、その伝送路歪みを補償した共用波信号を復・変調
    し、その復・変調した共用波信号に対して当該伝送路歪
    みを与える共用波再生手段と、上記中間周波抽出手段に
    より抽出された中間周波数信号から上記共用波再生手段
    により伝送路歪みが与えられた共用波信号を減算する共
    用波除去手段と、上記共用波除去手段により共用波信号
    が減算された中間周波数信号から符号相関して希望波信
    号を抽出する希望波抽出手段とを備えた共用波除去装
    置。
  8. 【請求項8】共用波再生手段は、中間周波抽出手段によ
    り抽出された中間周波数信号に含まれる共用波信号の信
    号レベルを検出し、その検出結果に基づいて再生した共
    用波信号の信号レベルを制御することを特徴とする請求
    の範囲第7項記載の共用波除去装置。
  9. 【請求項9】中間周波抽出手段により抽出された中間周
    波数信号と共用波再生手段により再生された共用波信号
    との位相差を検出する位相差検出手段を設け、上記共用
    波再生手段は、上記位相差検出手段の検出結果に基づい
    て再生した共用波信号の位相を制御することを特徴とす
    る請求の範囲第7項記載の共用波除去装置。
  10. 【請求項10】希望波抽出手段は、希望波信号の伝送路
    歪みを補償することを特徴とする請求の範囲第7項記載
    の共用波除去装置。
  11. 【請求項11】互いに異なる共用波信号を再生する共用
    波再生手段を複数個設け、共用波除去手段は、中間周波
    抽出手段により抽出された中間周波数信号から上記複数
    の共用波再生手段により再生された共用波信号を夫々減
    算することを特徴とする請求の範囲第7項記載の共用波
    除去装置。
  12. 【請求項12】無線周波数信号から中間周波数信号を抽
    出する中間周波抽出手段と、上記中間周波抽出手段によ
    り抽出された中間周波数信号から符号相関して共用波信
    号を再生し、その共用波信号の伝送路歪みを補償する一
    方、その伝送路歪みを補償した共用波信号を復・変調
    し、その復・変調した共用波信号に対して当該伝送路歪
    みを与える共用波再生手段と、上記中間周波抽出手段に
    より抽出された中間周波数信号から上記共用波再生手段
    により伝送路歪みが与えられた共用波信号を減算する共
    用波除去手段と、上記共用波除去手段により共用波信号
    が減算された中間周波数信号の所定周波数成分を増幅し
    て希望波信号を抽出する希望波抽出手段とを備えた共用
    波除去装置。
  13. 【請求項13】共用波再生手段は、中間周波抽出手段に
    より抽出された中間周波数信号に含まれる共用波信号の
    信号レベルを検出し、その検出結果に基づいて再生した
    共用波信号の信号レベルを制御することを特徴とする請
    求の範囲第12項記載の共用波除去装置。
  14. 【請求項14】中間周波抽出手段により抽出された中間
    周波数信号と共用波再生手段により再生された共用波信
    号との位相差を検出する位相差検出手段を設け、上記共
    用波再生手段は、上記位相差検出手段の検出結果に基づ
    いて再生した共用波信号の位相を制御することを特徴と
    する請求の範囲第12項記載の共用波除去装置。
  15. 【請求項15】希望波抽出手段は、希望波信号の伝送路
    歪みを補償することを特徴とする請求の範囲第12項記載
    の共用波除去装置。
  16. 【請求項16】互いに異なる共用波信号を再生する共用
    波再生手段を複数個設け、共用波除去手段は、中間周波
    抽出手段により抽出された中間周波数信号から上記複数
    の共用波再生手段により再生された共用波信号を夫々減
    算することを特徴とする請求の範囲第12項記載の共用波
    除去装置。
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