JP2986507B2 - 会議システム - Google Patents

会議システム

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JP2986507B2
JP2986507B2 JP11483990A JP11483990A JP2986507B2 JP 2986507 B2 JP2986507 B2 JP 2986507B2 JP 11483990 A JP11483990 A JP 11483990A JP 11483990 A JP11483990 A JP 11483990A JP 2986507 B2 JP2986507 B2 JP 2986507B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、会議や打合せ等(以下、単に「会議」と称
す)の進行を容易に行なうことを可能とする会議システ
ムに関する。
[従来の技術] 従来、会議では、検討事項や意見等を黒板に書き出し
ながら討論を進める一方で、誰かが黒板に書かれた内容
を書き写すなどして、議事録を作成していた。
また、黒板に書かれた内容のハードコピーをとること
ができる電子黒板が製品化されている。
これは、ホワイトボードと、その表面を走査して、該
ホワイトボードに書き込まれた内容を電子的に読み取る
スキャナと、読み取った内容を印刷するプリンタとから
構成されている。そしてホワイトボード上にマーカペン
で書き出した内容を必要とする場合には、スキャナおよ
びプリンタにより、ハードコピーを取ることで、書き写
す手間を省くことができる。
一方検討事項や意見等を書き込む手段として、電子黒
板で用いられるようなインクのマーカーペンではなく、
タッチ入力装置により、電子的に手書き情報を入力し
て、この手書き情報をディスプレイに表示することがで
きる電子会議システムが、特開昭61−9073号公報に記載
されている。
このシステムは、大型のディスプレイと、会議机の適
所に設置された複数のディスプレイと、各ディスプレイ
に取り付けられたデータ入力装置と、該データ入力装置
から入力された手書き情報を各ディスプレイ間で転送す
る処理装置とを備え、上記電子黒板の動作を、ほとんど
電子的に行なうことができる。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来技術は、ホワイトボード部分に手書き情報を
書き込むか消去するだけであって、一旦書き出した検討
事項や意見等を編集することができなかった。
一般に、一旦書き出した内容は、討論が進むにつれ
て、書き加えられたり訂正されたりしながら、煮詰めら
れていく。しかし、上記従来技術では、書き込むか消去
するかしかできないので、例えば、書き込めなくなった
ときや書き込まれた内容を整理するときなどは、一旦消
去して書き直すなどの煩雑な作業を伴っていた。
また、複数のデータ入力装置からこのような操作を行
なうことについては、考慮されていなかった。
本発明の目的は、共通に表示された情報を、手元から
自由に編集可能とすることにより、上記煩雑な作業を解
消して、会議の進行を容易に行なうことを可能とする会
議システムを提供することにある。
さらに、本発明の目的は、同一の情報に対して、複数
の編集要求があったときの競合の問題を解決することに
ある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明は、複数の人が共
通に見ることができる共通表示装置と、上記共通表示装
置に表示された情報および該情報の編集方法を指示する
手段を有する1つ以上の手元端末と、上記共通表示装置
および上記手元端末を接続する接続手段とを備え、上記
共通表示装置は、上記手元端末から指示された情報を、
上記手元端末から指示された編集方法に従って編集する
手段を有して構成される。
また、手元で情報を入力する手段および出力する手段
を有する1つ以上の手元端末と、上記手元端末に共通の
共通表示装置と、上記手元端末および上記共通表示装置
を接続する手段とを備え、上記共通表示装置は、指示さ
れた情報を指示された編集方法に従って編集する手段を
有し、上記手元端末は、指示された情報を指示された編
集方法に従って編集する手段と、上記共通表示装置の編
集手段および自身の編集手段が編集すべき情報および編
集方法を指示する手段とを有して構成される。
また、手元で情報を入力する手段および出力する手段
を有する複数個の手元端末と、上記複数個の手元端末を
相互に接続する手段とを備え、上記手元端末は、指示さ
れた情報を指示された編集方法に従って編集する手段
と、自身を含めた他の手元端末の編集手段に対して、そ
の編集手段が編集すべき情報および編集方法を指示する
手段とを有して構成される。
上記共通表示装置は、編集方法のメニューを表示する
手段と、表示された編集方法のメニューに対する選択指
示を受け付ける手段とを有することができる。
上記手元端末は、編集方法のメニューを表示する手段
と、表示された編集方法のメニューに対する選択指示を
受け付ける手段とを有することができる。
また、上記手元端末は、手書き情報を入力する手段と
その手書き情報を表示する手段とを一体化した構成とす
ることができる。
なお、上記編集手段が行なう編集とは、例えば、移
動、複写、拡大/縮小、削除、属性変更などである。
さらに、本発明は、複数の手元端末から指示される編
集要求に対する競合対策として、優先権を決定する手段
を有している。
優先権を決定する方法としては、例えば、最も早く要
求した手元端末に優先権を与える方法や、予め設定され
た優先順位に従って優先権を与える方法が考えられる。
[作用] 本発明は、以上に説明した構成となっているので、共
通に表示された情報を手元から指示し、さらに該情報の
編集方法を指示することにより、自由に編集することが
可能となる。
すなわち、共通表示装置と手元端末とを備えた手元黒
板システムにおいては、上記手元端末で情報および編集
方法が指示されると、自身の編集手段は、指示された情
報を指示された編集方法で編集する。
同時に、上記共通表示手段の編集手段も、上記指示さ
れた手書き情報を上記指示された編集方法で編集する。
さらに、具体的に説明する。
例えば、上記共通表示装置に表示されている情報を移
動する場合を想定する。
まず、移動すべき情報を指示する方法であるが、手元
端末に表示されている情報に対して指示することにより
行なう。すなわち、移動を行ないたい情報に対して、例
えば、入力ペンで指示すると、指示された情報が編集対
象として選択されたこととなる。
次に、この選択された情報に対して「移動」を指示す
る。指示する方法としては、例えば、複数の編集方法を
表示したメニューを表示し、所望の編集方法(「移
動」)を入力ペンで指示することにより行なう。
そして、移動先の指示は、例えば、上記入力ペンでそ
の場所を指示することにより行なう。
これにより、上記手元端末の編集手段は、指示された
情報を指示された移動先に移動し、さらに、上記共通表
示手段の編集手段も、同様に、指示された情報を指示さ
れた移動先に移動する。
このように、上記共通表示装置に表示された情報を、
上記手元端末から移動することができる。これは、他の
編集方法についても同様に行なうことができる。
また、同一の情報に対して、複数の手元端末から編集
が要求された場合には、上記優先権決定手段は、ただ1
つの手元端末にのみ権限を与える。従って、競合の問題
を解決することができる。
以上のように、本発明によれば、共通に表示された情
報を、手元端末から自由に編集することが可能となり、
会議の進行を容易に行なうことができる手元黒板システ
ムを実現することができる。
さらに、同一の情報に対して、複数の手元端末から編
集しようとする場合の競合の問題を解決することができ
る。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
まず、第4図(a)および第4図(b)を用いて、本
発明の一実施例の手元黒板システムのハードウェア構成
を説明する。
第4図(a)は本実施例の手元黒板システムの外観の
斜視図である。
第4図(a)において、本実施例の手元黒板システム
は、会議の出席者全員が共通に見ることができる共通表
示板401と、これを制御する主処理装置402と、出席者が
手元から意見やアイデア等を入力できる手元黒板413
と、これを制御する副処理装置408と、主処理装置402と
副処理装置408とを接続して情報を転送する伝送線407
と、手元黒板413から手書き情報を入力するための入力
ペン416とから構成されている。
なお、第4図(a)では、手元黒板413から手書き情
報417を入力しているところを示している。また、この
とき、共通表示板401にも、手書き情報417と同じ手書き
情報417′が表示されている。
さらに、第4図(b)を用いて、本実施例の詳細なハ
ードウェア構成を説明する。
なお、第4図(b)において、第4図(a)と同一部
分については同一符号を付与してある。
第4図(b)において、主処理装置402は、CPU420
と、プログラムを格納するROM421と、処理データを格納
するRAM422と、共通表示板401に対して表示データを転
送する表示制御部423と、副処理装置408aとの間で情報
を転送するシリアルインタフェース制御部425と、副処
理装置408bとの間で情報を転送するシリアルインタフェ
ース制御部424とから構成されている。
副処理装置408aは、CPU426aと、プログラムを格納す
るROM427aと、処理データを格納するRAM428aと、手元黒
板413aに対して表示データを転送する表示制御部429a
と、主処理装置402との間で情報を転送するシリアルイ
ンタフェース制御部430aと、手元黒板413aからの手書き
データを受信するシリアルインタフェース制御部431aと
から構成されている。
手元黒板413aは、液晶表示装置437aと、液晶表示装置
437aに重ねて配置された入力表示一体型のデジタイザ43
6aと、副処理装置408aからの表示データを受信するビデ
オインタフェース制御部432aと、受信した表示データを
液晶駆動信号に変換する液晶ドライバ433aと、デジタイ
ザ436aからの信号を検出して座標データに変換する座標
検出器435aと、変換された座標データを副処理装置408a
に転送するシリアルインタフェース制御部434aとから構
成されている。
なお、手元黒板413bおよび副処理装置408bは、それぞ
れ、手元黒板413aおよび副処理装置408aと同等である。
また、第4図(b)では、手元黒板および副処理装置
が2組の例を示しているが、この例に限らず、本実施例
の手元黒板システムを利用する会議の規模、すなわち、
出席者の数に応じて、組数を増減してもよい。また、第
4図(b)では、手書き情報の表示に液晶表示装置を用
いているが、これに限らず、手書き情報の表示を行なえ
る素子であれば何でもよく、例えば、CRT、プラズマ表
示装置、EL表示装置、螢光表示管等が考えられる。ま
た、手書き入力にデジタイザを用いているが、これに限
らず、手書き情報の入力を行なえる素子であれば何でも
よく、磁気結合方式、静電誘導方式、超音波伝導方式等
が考えられる。
第3図は主処理装置および副処理装置に内蔵している
ソフトウェアの構成の概略を示す図である。
第3図において、主処理装置302は、共通表示板301の
表示を制御する表示制御部303と、共通表示板301に表示
されている手書き情報を編集する編集実行部304と、共
通表示板301に表示されている情報の属性を変更する属
性変更実行部305と、副処理装置308との間で情報を転送
する転送制御部306とから構成されている。
副処理装置308は、主処理装置302との間で情報を転送
する転送制御部309と、共通表示板301に表示されている
情報の属性変更を指示し、該指示通りに属性を変更する
属性変更制御部310と、共通表示板301に表示されている
情報の編集を指示し、該指示通りに編集する編集制御部
311と、手元黒板313から入力された手書き情報を、転送
制御部309や属性変更部310や編集制御部311に転送する
手書き入力制御部312とから構成されている。
手元黒板313は、入力制御部314と、表示制御部315と
から構成されている。
次に、第1図(a)および第1図(b)を用いて、本
実施例における情報の編集方法を説明する。
第1図(a)は、ユーザが行なう編集の手順を示して
いる。
手書き情報を編集する場合には、ステップ101におい
て、編集を行なうか否かを選択する。編集を行なわない
場合には、そのまま、終了する。
編集を行なう場合には、ステップ102で、共通表示板
に表示されている手書き情報の中から、編集を行ないた
い情報を、手元黒板から指示する。次に、ステップ103
で、編集方法、すなわち、「移動」、「複写」、「拡大
/縮小」、「削除」を、手元黒板から選択する。
選択した編集方法が「移動」であるならば、ステップ
105で、手元黒板から移動先を指示し、ステップ111に進
む。
選択した編集方法が「複写」であるならば、ステップ
107で、手元黒板から複写先を指示し、ステップ111に進
む。
選択した編集方法が「拡大/縮小」であるならば、ス
テップ109で、手元黒板から大きさを指示し、ステップ1
11に進む。
選択した編集方法が、「削除」であるならば、そのま
ま、ステップ111に進む。
ステップ111では、ステップ102で指示された手書き情
報を、ステップ103で選択された編集方法に従って編集
を行ない、編集を終了する。
以上のような操作手順に対して、主処理装置および副
処理装置が実行する処理について、第1図(b)を用い
て説明する。
なお、主処理装置は、共通表示板に対して処理を行な
い、各副処理装置は、各々、手元黒板に対して処理を行
なうことを明記しておく。
第1図(b)において、ユーザが編集処理対象となる
手書き情報を指示すると、副処理装置は、ステップ120
で、該手書き情報を選択状態に設定する。次に、副処理
装置は、選択メッセージ129を主処理装置に転送する。
選択メッセージ129を受信した主処理装置は、ステッ
プ121で、該手書き情報が選択可能か否かを判定する。
ここでの判定基準は、該手書き情報が他の手元黒板から
選択されているかどうかで決まる。すなわち、他の手元
黒板からすでに選択されているときは、競合による編集
の矛盾を回避するために、選択不可能であると判定し、
不可能メッセージ130を副処理装置に転送して、選択が
行なわれないようにする。なお、具体的な判定の方法に
ついては、後で詳細に説明する。
不可能メッセージ130を受信した副処理装置は、ステ
ップ122で、該手書き情報の選択状態を放棄して、ユー
ザに選択できない旨のメッセージを手元黒板に表示す
る。
一方、主処理装置は、ステップ121の判定で、該手書
き情報が選択可能であると判定した場合、すなわち、該
手書き情報が他の手元黒板から選択されていないとき
に、該手書き情報を選択状態に設定し、可能メッセージ
131を副処理装置に転送する。
可能メッセージ131を受信した副処理装置は、ステッ
プ123で、編集メニューを表示して、ユーザにメニュー
選択を促す。ユーザは、このメニューから任意の編集方
法を選択することで、自由に編集処理を行なうことがで
きる。ユーザが選択できる方法は、第1図(a)で述べ
た「移動」、「複写」、「拡大/縮小」、「削除」であ
るが、ここでは、「移動」を選択した場合の処理につい
て説明する。他の編集方法を選択した場合の処理も、同
様に行なうことができる。
ステップ124で、「移動」が選択されると、副処理装
置は、さらに、移動先の指示を促し、ユーザは、それに
従って、移動先を指示する。
ステップ125で、移動先が指示されると、副処理装置
は、ステップ126で、手元黒板に表示されている該手書
き情報を指示された移動先に移動し、さらに、主処理装
置に実行メッセージ132を転送する。
実行メッセージ132を受信した主処理装置は、ステッ
プ127で、副処理装置が行なった処理と同様に、該手書
き情報を指示された移動先に移動する。最後に、ステッ
プ128で、選択状態を放棄して、副処理装置に終了メッ
セージ133を転送する。
これにより、一連の編集処理を終了する。
次に、第2図(a)および第2図(b)を用いて、本
実施例における情報の属性変更方法を説明する。
第2図(a)は、ユーザが行なう属性変更の手順を示
している。
手書き情報の属性を変更する場合には、ステップ201
において、属性変更を行なうか否かを選択する。属性変
更を行なわない場合には、そのまま、終了する。
属性変更を行なう場合には、ステップ202で、共通表
示板に表示されている手書き情報の中から、属性変更を
行ないたい情報を、手元黒板から指示する。次に、ステ
ップ203で、変更する属性、すなわち、「線種」、「太
さ」、「色」を、手元黒板から選択する。
選択した属性が「線種」であるならば、ステップ205
で、手元黒板から所望の線種を選択し、ステップ210に
進む。
選択した属性が「太さ」であるならば、ステップ207
で、手元黒板から所望の太さを選択し、ステップ210に
進む。
選択した属性が「色」であるならば、ステップ209
で、手元黒板から所望の色を選択し、ステップ210に進
む。
ステップ210では、ステップ202で指示された手書き情
報を、ステップ203で選択された属性に変更し、属性変
更を終了する。
以上のような操作手順に対して、主処理装置および副
処理装置が実行する処理について、第2図(b)を用い
て説明する。
なお、主処理装置は、共通表示板に対して処理を行な
い、各副処理装置は、各々、手元黒板に対して処理を行
なうことを明記しておく。
第2図(b)において、ユーザが属性変更処理対象と
なる手書き情報を指示すると、副処理装置は、ステップ
220で、該手書き情報を選択状態に設定する。次に、副
処理装置は、選択メッセージ229を主処理装置に転送す
る。
選択メッセージ229を受信した主処理装置は、ステッ
プ221で、該手書き情報が選択可能か否かを判定する。
ここでの判定基準も、上述と同様である。
主処理装置は、ステップ221の判定で、該手書き情報
が選択不可能であると判定した場合は、不可能メッセー
ジ230を副処理装置に転送して、選択が行なわれないよ
うにする。
不可能メッセージ230を受信した副処理装置は、ステ
ップ222で、該手書き情報の選択状態を放棄して、ユー
ザに選択できない旨のメッセージを手元黒板に表示す
る。
一方、主処理装置は、ステップ221の判定で、該手書
き情報が選択可能であると判定した場合は、該手書き情
報を選択状態に設定し、可能メッセージ231を副処理装
置に転送する。
可能メッセージ231を受信した副処理装置は、ステッ
プ223で、属性変更メニューを表示して、ユーザにメニ
ュー選択を促す。ユーザは、このメニューから任意の属
性を選択することで、自由に属性変更処理を行なうこと
ができる。ユーザが選択できる属性は、第2図(a)で
述べた「線種」、「太さ」、「色」であるが、ここで
は、「線種」を選択した場合の処理について説明する。
他の属性を選択した場合の処理も、同様に行なうことが
できる。
ステップ224で「線種」が選択されると、副処理装置
は、さらに、線種の選択メニューを表示して、ユーザに
メニュー選択を促す。ユーザは、このメニューから任意
の線種を選択することで、所望の線種に変更することが
できる。
ステップ225で、線種が選択されると、副処理装置
は、ステップ226で、手元黒板に表示されている該手書
き情報を選択された線種に変更し、さらに、主処理装置
に実行メッセージ232を転送する。
実行メッセージ232を受信した主処理装置は、ステッ
プ227で、副処理装置が行なった処理と同様に、該手書
き情報を選択された線種に変更する。最後に、ステップ
228で、選択状態を放棄して、副処理装置に終了メッセ
ージ233を転送する。
これにより、一連の属性変更処理を終了する。
次に、第5図(a)〜第5図(c)を用いて、本実施
例における手元黒板の表示画面構成の概略について説明
する。
第5図(a)〜第5図(c)は、手元黒板の表示画面
構成例を示す図である。
第5図(a)において、手元黒板501の表示画面は、
手書き入力エリア502と、メニューエリア503とから構成
されている。さらに、これらを包括するように、図示せ
ぬデジタイザが配置されている。手書き入力エリア502
は、入力ペン507から入力した手書き情報に対して、そ
の軌跡を表示して、入力表示一体タブレットを実現する
ものである。また、メニューエリア503は、手元黒板シ
ステムの各機能を実行するための選択メニューを表示
し、入力ペン507で実行したい機能名の位置を指示する
ことにより、該機能が実行されるソフトキーの機能を有
している。
第5図(b)において、手元黒板501の表示画面は、
手書き入力エリア502から構成されており、手書き入力
エリア502は、その一部にメニューを表示する構成とな
っている。第5図(b)の例は、手元黒板システムの各
機能を実行するための選択を、スイッチ511〜513で行な
うようにした例を示している。すなわち、メニューに表
示されている各機能名に対応するスイッチを押下するこ
とで、該機能が実行されるようになっている。
第5図(c)において、手元黒板501の表示画面は、
第5図(b)における手書き入力エリア502からメニュ
ーを表示する部分を分離して、それぞれを独立した表示
画面とした構成となっている。第5図(c)の例も、第
5図(b)の例と同様に、手元黒板システムの各機能を
実行するための選択を、スイッチ511〜513で行なうよう
にした例を示している。
次に、第6図(a)〜第6図(f)を用いて、本実施
例における情報の編集時の表示画面例について説明す
る。
第6図(a)は、手元黒板601から手書き情報608を入
力しているときの様子を示している。
手書き情報を入力するには、入力ペン607で、メニュ
ーエリア603のメニューの中から「入力」604を選択す
る。これにより、手書き入力エリア602に、入力ペン607
で自由に手書き情報を入力することができる。また、こ
れらの処理は、副処理装置626により制御されている。
第6図(a)において、手元黒板601から入力ペン607
で入力されている手書き情報608と同じ手書き情報608′
が、共通表示板624に表示されている。そして、入力ペ
ン607の動きは、カーソル628として、共通表示板624に
表示されている。これは、実際には、副処理装置626
が、入力ペン607で入力されている手書き情報608を、主
処理装置625に転送し、手書き情報608を受け取った主処
理装置625が、共通表示板624の相当する位置に、手書き
情報608′として表示することにより、実現される。
第6図(b)は、手元黒板601から手書き情報614の編
集を行なう手書き情報を選択している様子を示してい
る。
第6図(b)において、手元黒板601および共通表示
板624の表示画面は、第6図(a)のメニューエリア603
の中から「編集」605を選択した後の表示状態を示して
おり、これから編集が行なわれる旨および編集方法を促
す旨のメッセージ609が手元黒板601に表示されている。
そして、入力ペン607で手書き情報614を指示すると、編
集対象情報として選択されたことを表すマーカー615が
表示される。また、共通表示板624上の手書き情報614′
にも同様に、選択されたことを表すマーカー415′が表
示される。
このように選択された手書き情報614について、メニ
ューエリア603に表示されている各メニュー(「移動」6
10、「複写」611、「拡大/縮小」612、「削除」613)
を選択することで、必要な編集を行なうことができる。
以下、第6図(c)〜第6図(f)を用いて、これら
の編集メニューを選択したときの動作について説明す
る。
第6図(c)は「移動」610を選択したときの様子を
示している。
第6図(b)における手書き情報614には、編集対象
として選択されたことを表すマーカー615が表示されて
いる。ここで、第6図(c)に示すように、「移動」61
0を選択して、入力ペン607でマーカー615を指示しなが
ら、同図に示すような所望の位置に、手書き情報629を
移動する。この様子は、逐次、共通表示板624にも同様
に、手書き情報629′として表示される。すなわち、共
通表示板624に表示されている手書き情報は、手元黒板6
01から自由に移動することができるのである。
第6図(d)は「複写」611を選択したときの様子を
示している。
第6図(b)における手書き情報614には、編集対象
として選択されたことを表すマーカー615が表示されて
いる。ここで、第6図(d)に示すように、「複写」61
1を選択して、入力ペン607でマーカー615を指示しなが
ら、同図に示すような所望の位置に、手書き情報618と
して複写する。この様子は、逐次、共通表示板624にも
同様に、手書き情報618′として表示される。すなわ
ち、共通表示板624に表示されている手書き情報は、手
元黒板601から自由に複写することができるのである。
第6図(e)は「拡大/縮小」612を選択したときの
様子を示している。
第6図(b)における手書き情報614には、編集対象
として選択されたことを表すマーカー615が表示されて
いる。ここで、第6図(e)に示すように、「拡大/縮
小」612を選択して、入力ペン607でマーカー615を指示
しながら、同図に示すような所望の大きさに、手書き情
報621として拡大/縮小を行なう。この様子は、逐次、
共通表示板624にも同様に、手書き情報621′として表示
される。すなわち、共通表示板624に表示されている手
書き情報は、手元黒板601から自由に拡大/縮小するこ
とができるのである。
第6図(f)は「削除」613を選択したときの様子を
示している。
第6図(b)における手書き情報614には、編集対象
として選択されたことを表すマーカー615が表示されて
いる。ここで、第6図(f)に示すように、「削除」61
3を選択すると、手書き情報614は、削除される。この様
子は、共通表示板624にも同様に表示される。すなわ
ち、共通表示板624に表示されている手書き情報は、手
元黒板601から自由に削除することができるのである。
以上、第6図(a)〜第6図(f)で説明したよう
に、本実施例の手元黒板システムによれば、会議の発言
者が席を離れることなく、共通表示板に表示された手書
き情報を、手元から自由に編集を行なうことができるの
で、会議の進行が容易になる。
次に、第7図(a)および第7図(b)を用いて、本
実施例における手書き情報の属性変更時の表示画面例に
ついて説明する。
なお、これらの図において、同一部分については同一
符号を付与してある。
第7図(a)は、手元黒板701から手書き情報713の属
性変更を行なう手書き情報を選択している様子を示して
いる。
第7図(a)において、手元黒板701および共通表示
板の表示画面は、第6図(a)のメニューエリア603の
中から「属性変更」606を選択した後の表示状態を示し
ており、これから属性変更が行なわれる旨および変更す
る属性の種類を促す旨のメッセージ709が手元黒板701に
表示されている。そして、入力ペン704で手書き情報713
を指示すると、属性変更対象情報として選択されたこと
を表すマーカー714が表示される。また、共通表示板上
の手書き情報715′にも同様に、選択されたことを表す
マーカー716′が表示される。
このように選択された手書き情報713について、メニ
ューエリア703に表示されている各メニュー(「線種」7
10、「太さ」711、「色」712)を選択することで、必要
な属性変更を行なうことができる。
以下、第7図(b)を用いて、これらの属性変更メニ
ューの中から「太さ」711を選択したときの動作を説明
する。
第7図(b)は、第7図(a)のメニューエリア703
の中から「太さ」711を選択している様子を示してい
る。
第7図(b)において、手元黒板701および共通表示
板の表示画面は、第7図(a)のメニューエリア703の
中から「太さ」711を選択した後の表示状態を示してお
り、これから太さの変更が行なわれる旨および所望の太
さを促す旨のメッセージ719が手元黒板701に表示されて
いる。そして、入力ペン704で所望の線の太さを選択す
ると、第7図(a)において属性変更対象情報として指
示された手書き情報713は、第7図(b)における手書
き情報717のように変更される。また、共通表示板上の
手書き情報715′も同様に、手書き情報717′として表示
される。すなわち、共通表示板に表示されている手書き
情報は、自由に手元黒板701からその太さを変更するこ
とができるのである。
なお、属性変更のうち、「線種」710、「色」712につ
いても、同様に行なうことができる。
以上、第7図(a)および第7図(b)に説明したよ
うに、本実施例の手元黒板システムによれば、会議の発
言者が席を離れることなく、共通表示板に表示された手
書き情報の属性を、手元から自由に変更することができ
るので、会議の進行が容易になる。
次に、第8図および第9図を用いて、共通表示板に表
示された手書き情報を編集または属性変更するための選
択が、複数の手元黒板から指示された場合の動作の一例
を説明する。
第9図は、主処理装置が備えている管理テーブルの構
成例を示している。
管理テーブルは、共通表示板に表示されている各手書
き情報が、どの手元黒板から選択されているかを示すも
のである。各手書き情報は、手書き情報識別番号が付与
されて管理される。
第9図は、手書き情報識別番号が2番の手書き情報が
手元黒板Aに選択され、手書き情報識別番号が5番の手
書き情報が手元黒板Cに選択されている例を示してい
る。他の手書き情報は、いずれの手元黒板からも選択さ
れていない。
主処理装置は、この管理テーブルをいつでも参照した
り更新したりすることができるので、以下に説明する処
理を行なうことができる。
第8図(a)は、ある1つの手元黒板から共通表示板
に表示されている手書き情報を編集対象または属性変更
対象として指示した場合の処理の流れを示すフローチャ
ートである。
具体的には、第1図(b)のステップ121の処理に相
当する。従って、以下、第8図(a)を説明するにあた
って、逐次、第1図(b)を参照しながら説明する。
主処理装置は、選択メッセージ129を受信すると、直
ちに、第8図(a)の処理を開始する。
第8図(a)において、主処理装置は、最初に、ステ
ップ801で、該当する手書き情報がすでに他の手元黒板
から選択されているかどうかを検査する。すでに他の手
元黒板から選択されている場合は、ステップ804で、該
当する手元黒板、すなわち、選択メッセージ129を送信
した副処理装置に対して、不可能メッセージ130を出力
する。
一方、該当する手書き情報がどの手元黒板からも選択
されていない場合には、ステップ802で、管理テーブル
の項目「状態」を、「選択中」にセットする。そして、
ステップ803で、該当する手元黒板、すなわち、選択メ
ッセージ129を送信した副処理装置に対して、可能メッ
セージ131を出力する。
例えば、管理テーブルが第9図に示す状態であるとき
に、手元黒板Bが手書き情報識別番号が2番の手書き情
報に対する選択メッセージ129を送信すると、この手書
き情報はすでに手元黒板Aが選択中であるので、主処理
装置は、不可能メッセージ130を手元黒板Bに出力す
る。また、手元黒板Bが手書き情報識別番号が3板の手
書き情報に対する選択メッセージ129を送信すると、こ
の手書き情報はいずれの手元黒板からも選択されていな
いので、主処理装置は、可能メッセージ131を手元黒板
Bに出力する。
第8図(b)は、第1図(b)のステップ128の処理
に相当する処理の流れを示すフローチャートである。
第1図(b)に示す一連の処理が終了したとき、主処
理装置は、該当する手書き情報の選択状態を放棄する。
具体的には、第8図(b)に示すように、主処理装置
は、ステップ805で、管理テーブルの項目「状態」を、
「非選択」にリセットする。
これにより、今後、該手書き情報を他の手元黒板が選
択することができるようになる。
さらに詳細な動作を、第10図を用いて説明する。
第10図は、主処理装置1010(すなわち、共通表示板)
と、副処理装置1011(すなわち、手元黒板)と、副処理
装置1012(すなわち、手元黒板)との情報のやりとりを
示すシーケンス図である。
共通表示板1010に表示されている手書き情報を、手元
黒板1011から編集しようとする場合、まず、手元黒板10
11から対象情報の選択を行なう。すなわち、手元黒板10
11から共通表示板1010に対して選択要求1013が出力され
る。
これを受けた共通表示板1010は、選択された手書き情
報が他の手元黒板から選択されていないときに限り、手
元黒板1011に許可1014を出力する。
許可1014を受けた手元黒板1011は、編集終了1018を出
力するまで、すなわち、被選択情報編集期間1021中は、
自由に該手書き情報を編集することができる。
この被選択情報編集期間1021中に、例えば、第10図に
示すように、他の手元黒板1012から同じ手書き情報の選
択要求1016があった場合、被選択情報はすでに手元黒板
1011により選択されているので、共通表示板1010は、手
元黒板1012に拒否1017を出力する。従って、手元黒板10
12は、手元黒板1011が編集している手書き情報を編集す
ることができない。
手元黒板1011が共通表示板1010に編集終了1018を出力
した後に、例えば、第10図に示すように、他の手元黒板
1012から選択要求1019があった場合は、手元黒板1012に
より選択された手書き情報は他の手元黒板から選択され
ていないので、共通表示板1010は、手元黒板1012に許可
1020を出力する。
以上説明したように、本実施例によれば、共通表示板
に表示された手書き情報の編集や属性変更の指示をいち
早く行なった手元黒板が、その手書き情報の編集を行な
うことができる。従って、複数の手元黒板同士の編集や
属性変更の操作の競合を防ぐことができる。
なお、第10図の説明において、「選択要求」は上述し
た「選択メッセージ」に相当し、「許可」は上述した
「可能メッセージ」に相当し、「拒否」は上述した「不
可能メッセージ」に相当する。また、「編集操作」は、
上述した「実行メッセージ」に相当し、主処理装置(共
通表示板)は、これに基づいて、副処理装置(手元黒
板)で実行された編集と同様の編集を実行する。また、
「編集終了」は、編集操作期間の終了を意味するため
に、便宜上、手元黒板が出力するとして説明したが、実
際には、主処理装置から副処理装置に転送される、上述
した「編集終了メッセージ」に相当する。
以上説明したように、本実施例の手元黒板システムに
おいては、第9図に示す管理テーブルを主処理装置が備
え、第1図(b)、第8図(a)、第8図(b)および
第10図に示す処理を行なうことにより、共通表示板に表
示された手書き情報を編集または属性変更するための選
択が、複数の手元黒板から指示された場合の動作を、矛
盾することなく行なうことができる。
次に、第11図(a)および第11図(b)を用いて、共
通表示板に表示された手書き情報を編集または属性変更
するための選択が、複数の手元黒板から指示された場合
の動作の他の例を説明する。
第11図(a)は、優先順位を予め定めたテーブルを用
いた例の動作の流れを示すフローチャートである。
複数の手元黒板から共通表示板に表示されているある
1つの手書き情報に対して、編集または属性変更の指示
があった場合、第3図の主制御装置302は、ステップ110
1で、優先順位テーブルを参照する。その結果、複数の
手元黒板の中から、最も優先順位の高い手元黒板に対し
て、ステップ1102で、編集または属性変更の許可を出力
する。そして、許可を受けた手元黒板のみが、ステップ
1103で、共通表示板に表示された該当する手書き情報の
編集または属性変更を行なうことができる。
第11図(b)は優先順位テーブル1104の一例を示して
いる。
第11図(b)に示すように、各手元黒板には、それぞ
れ、優先順位が付けられている。例えば、共通表示板に
表示されている手書き情報に対して、編集の指示が手元
黒板Aと手元黒板Bとからあったとする。このとき、第
11図(a)に示すステップ1101で、優先順位テーブル11
04が参照される。
優先順位テーブル1104の例によれば、手元黒板Aの優
先順位は「4」、手元黒板Bの優先順位は「1」である
ので、ステップ1102で、共通表示板は、優先順位の高い
手元黒板Bに対して編集の許可を出力し、手元黒板Aに
対して拒否を出力する。その結果、手元黒板Bのみが、
ステップ1103で、共通表示板に表示された該当する手書
き情報の編集または属性変更を行なうことができる。
以上説明したように、本実施例によれば、共通表示板
に表示された手書き情報を、複数の手元黒板から編集ま
たは属性変更を行なおとした場合に、優先順位の最も高
い手元黒板に対して許可が出力される。従って、複数の
手元黒板同士の編集または属性変更の操作の競合を防ぐ
ことができる。
次に、第12図(a)および第12図(b)を用いて、あ
る1つの手元黒板から手書き情報を選択したときの表示
画面の様子を説明する。
第12図(a)において、本実施例の手元黒板システム
は、共通表示板1201と、手元黒板1203、1204とから構成
されている。なお、主処理装置および副処理装置が図示
されていないが、主処理装置は共通表示板1201に、副処
理装置は手元黒板1203、1204に、それぞれ、接続されて
いるものとする。
第12図(a)の例では、共通表示板1201には手書き情
報1208が表示され、手元黒板1203には手書き情報1209が
表示され、手元黒板1204には手書き情報1207が表示され
ている。すなわち、共通表示板1201と各手元黒板1203、
1204とには、同じ手書き情報が表示されている。
ここで、手元黒板1202から手書き情報1207を入力ペン
1204で編集対象として選択したとする。このとき、選択
されたことを示すマーカー1210が手元黒板1202に表示さ
れる。また、同様に、手元黒板1203にはマーカー1212
が、共通表示板1201にはマーカー1211が、それぞれ、表
示される。さらに、現在の入力ペン1204の位置を示すカ
ーソル1205、1206が共通表示板1201および手元黒板1203
に、それぞれ、表示される。
この状態では、手元黒板1202からは、選択した手書き
情報1207を自由に編集することができるが、手元黒板12
03からは、手書き情報1209を選択することができない。
第12図(b)は、第12図(a)の状態で、手元黒板12
03から手書き情報1216を入力ペン1213で編集対象として
選択したときの状態を示している。
第12図(b)においては、さらに、手書き情報1216が
選択されたことを示すマーカー1219が手元黒板1203に表
示される。また、同様に、手元黒板1202にはマーカー12
21が、共通表示板1201にはマーカー1220が、それぞれ、
表示される。さらに、現在の入力ペン1213の位置を示す
カーソル1214、1215が共通表示板1201および手元黒板12
02に、それぞれ、表示される。
ここで注意しなければならないことは、共通表示板12
01に表示されている手書き情報1208は手元黒板1202によ
り選択され、手書き情報1217は手元黒板1203により選択
されているということである。このことは、異なる手書
き情報であれば、異なる手元黒板から編集対象として選
択することができるということである。
従って、共通表示板に表示された情報を編集または属
性変更するための対象選択が、複数の手元黒板から指示
された場合の動作を、矛盾することなく行なうことがで
きる。
また、本実施例のように、共通表示板を設けずに、複
数の手元黒板を接続した構成で、手元黒板システムを実
現することもできる。この場合は、1つの手元黒板を議
長役とみなし、該手元黒板の副処理装置の処理を、競合
処理を始めとする共通表示板の主処理装置の処理と同等
にするのが好ましい。また、このような構成では、各手
元黒板の間に通信網を介在すると、遠隔地同士の会議が
可能となる。
さらに、本実施例の手元黒板システムは、共通表示板
や手元黒板の表示画面を、マルチウィンドウ構成とする
ことができる。
例えば、共通表示板の表示画面をマルチウィンドウ構
成とする場合は、各ウィンドウを、全体の共通画面およ
び各手元黒板ごとの画面に割り当てたり、会議の議題ご
とに割り当てたりすることができる。
また、手元黒板の表示画面をマルチウィンドウ構成と
する場合は、各ウィンドウを。共通表示板と同じ画面を
表示する画面および個人のメモ用の画面に割り当てるこ
とでできる。
なお、以上の説明では、本実施例が専ら会議に利用さ
れる場合について説明したが、これに限らず、プレゼン
テーション、教育、ゲームなどに利用することができ
る。
また、本実施例においては、第4図(a)に示す伝送
線407は有線であるが、光、電磁波等を媒体とすること
により、無線で構成することができる。
また、本実施例では、扱う情報が手書き情報であると
して説明したが、これに限らず、イメージスキャナ等で
読み取った画像やコード化された文字などの種々の情報
に適用できることは言うまでもなく、扱う情報の種類に
応じた構成の手元黒板を用意すればよい。
さらに、本実施例において、少なくとも共通表示板
に、従来の電子黒板のようにハードコピーをプリントす
る機能を設けることができる。
なお、手元黒板に表示する内容は、共通表示板に表示
されている内容と同一であるとして説明したが、両者の
装置の大きさが異なるので、手元黒板の表示内容は、共
通表示板の表示内容が縮小されたものとなる。
そのため、手元黒板から手書き情報を入力することが
困難となるので、手書き情報を入力する際には、手元黒
板の表示内容を、共通表示板の表示内容の一部を切り取
った内容とし、また、この内容は、手書き入力が可能な
大きさに拡大するようにする。この際に、画面全体を参
照可能なように、スクロール機能を設けておくことが好
ましい。
さらに、手書き入力された文字や図形を認識して、コ
ード情報に変換する機能を設け、共通表示板に表示する
内容をコード情報により表示する構成としてもよい。
また、文字コード情報を異なる言語の文字コード情報
に変換する翻訳機能を設けてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、会議の発言者
が席を離れることなく、共通に表示された情報を、手元
から自由に編集することができるので、会議の進行を容
易に行なうことを可能とするという効果がある。
また、本発明によれば、同一の情報に対する編集要求
が複数発生した場合に、優先権を決定するので、複数の
編集の操作の競合を防止することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の一実施例の手元黒板システムに
おける手書き情報の編集手順を示すフローチャート、第
1図(b)は本実施例における手書き情報の編集処理を
示すフローチャート、第2図(a)は本実施例における
手書き情報の属性変更手順を示すフローチャート、第2
図(b)は本実施例における手書き情報の編集処理を示
すフローチャート、第3図は本実施例のソフトウェア構
成図、第4図(a)は本実施例の手元黒板システムの外
観の斜視図、第4図(b)は本実施例のハードウェア構
成図、第5図(a)〜第5図(c)は本実施例における
手元黒板の表示画面構成例を示す説明図、第6図(a)
〜第6図(f)は本実施例における手書き情報の編集時
の表示画面例を示す説明図、第7図(a)および第7図
(b)は本実施例における手書き情報の属性変更時の表
示画面例を示す説明図、第8図(a)および第8図
(b)は複数の手元黒板からの編集指示に対する処理を
示すフローチャート、第9図は手書き情報を識別するた
めの管理テーブルの構成例を示す説明図、第10図は複数
の手元黒板からの編集指示に対する処理を示すフローチ
ャート、第11図(a)および第11図(b)は複数の手元
黒板からの編集指示に対する処理を示すフローチャー
ト、第12図(a)および第12図(b)は1つの手元黒板
から手書き情報を選択したときの表示画面例を示す説明
図である。 401……共通表示板、402……主処理装置、408……副処
理装置、413……手元黒板、407……伝送線、416……入
力ペン。
フロントページの続き (72)発明者 目瀬 道弘 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所マイクロエレクトロ ニクス機器開発研究所内 (72)発明者 松田 泰昌 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所マイクロエレクトロ ニクス機器開発研究所内 (72)発明者 大野 公義 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立マイクロソフトウェアシス テムズ内 (72)発明者 佐々木 学 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所横浜工場内 (56)参考文献 特開 平1−125187(JP,A) 特開 昭62−22136(JP,A) 特開 平2−260861(JP,A) 特開 平3−257518(JP,A) 実開 昭61−173395(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B43L 1/04 G06F 13/00 351 G06F 13/00 354 G06F 13/00 355

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の人が共通に見ることができる共通表
    示装置と、 上記共通表示装置に表示された情報および該情報の編集
    方法を指示する手段を有する複数の手元端末と、 上記共通表示装置および上記手元端末を接続する接続手
    段とを備え、 上記共通表示装置は、 上記手元端末から指示された情報を、上記手元端末から
    指示された編集方法に従って編集する手段と、 上記複数の手元端末からの指示に対して優先権を決定す
    る手段と、 上記複数の手元端末からの編集指示があった場合、上記
    優先権を設定する手段の設定に従って、1つの手元端末
    に対して編集を許可し、他の手元端末に対しては編集を
    拒否する手段とを有すること を特徴とする会議システム。
  2. 【請求項2】手元で情報を入力する手段および出力する
    手段を有する複数の手元端末と、 上記手元端末に共通の共通表示装置と、 上記手元端末および上記共通表示装置を接続する手段と
    を備え、 上記共通表示装置は、 上記複数の手元端末からの指示に対して優先権を設定す
    る手段と、 上記複数の手元端末からの編集指示があった場合、上記
    優先権を設定する手段の設定に従って、1つの手元端末
    に対して編集を許可し、他の手元端末に対しては、編集
    を拒否する手段と、 指示された情報を指示された編集方法に従って編集する
    手段とを有し、 上記手元端末は、 指示された情報を指示された編集方法に従って編集する
    手段と、 上記共通表示装置の編集手段および自身の編集手段が編
    集すべき情報および編集方法を指示する手段とを有する
    こと を特徴とする会議システム。
  3. 【請求項3】手元で情報を入力する手段および出力する
    手段を有する複数個の手元端末と、 上記複数個の手元端末を相互に接続する手段とを備え、 上記複数個の手元端末は、互いに持つ情報の編集を指示
    する手段と、指示された情報を指示された編集方法に従
    って編集する手段とを有し、 上記複数個の手元端末のうち少なくとも1つの手元端末
    は、上記編集を指示する手段からの指示に対して編集を
    許可することについての優先権を決定する手段を有し、
    かつ、 上記複数個の手元端末は、上記優先権を決定する手段に
    よる優先権の決定で編集が許可された手元端末において
    行う情報の編集の指示について、上記許可された手元端
    末以外の手元端末に対しても編集の指示を伝える手段と
    を有すること を特徴とする会議システム。
  4. 【請求項4】上記共通表示装置は、編集方法のメニュー
    を表示する手段と、表示されている編集方法のメニュー
    に対する選択指示を受け付ける手段とを有することを特
    徴とする請求項1および2のいずれか一項に記載の会議
    システム。
  5. 【請求項5】上記手元端末は、編集方法のメニューを表
    示する手段と、表示されている編集方法のメニューに対
    する選択指示を受け付ける手段とを有することを特徴と
    する請求項2、3および4項のいずれか一項に記載の会
    議システム。
  6. 【請求項6】上記接続手段は、無線伝送を行なうことを
    特徴とする請求項1、2、3、4および5のいずれか一
    項に記載の会議システム。
  7. 【請求項7】上記手元端末は、手書き情報を入力する手
    段とその手書き情報を表示する手段とを一体化したこと
    を特徴とする請求項2、3、4、5および6のいずれか
    一項に記載の会議システム。
  8. 【請求項8】複数の人が共通に見ることのできる共通表
    示装置を備えた会議システムにおいて、 上記共通表示装置に表示された情報の選択を指示する手
    段を備えた複数の手元端末を備え、 上記共通表示装置は、上記複数の手元端末からの情報の
    選択指示に対する優先順位を決定する手段と、 上記表示された情報に対して上記複数の手元端末から選
    択の指示があったとき、上記優先順位を決定する手段に
    従って、選択の指示を出した手元端末の中で最も優先順
    位の高い手元端末に対して、表示された情報に対する選
    択許可を与え、それ以外の手元端末に対しては選択を拒
    否する手段とを有すること を特徴とする会議システム。
  9. 【請求項9】複数の人が共通に見ることのできる共通表
    示装置を備えた会議システムにおいて、 上記共通表示装置に表示された情報の選択を指示する手
    段を備えた複数の手元端末を備え、 上記共通表示装置は、表示された情報に対して最も早く
    選択の指示が到着した手元端末に対して選択の許可を与
    え、以後、当該情報に対して他の手元端末から選択指示
    が到着したときは選択を拒否する手段を有すること を特徴とする会議システム。
  10. 【請求項10】上記複数の手元端末は、上記共通表示装
    置から選択許可を受けたときは、当該選択した情報に対
    しての編集操作を行うことを特徴とする請求項8および
    9のいずれか一項に記載の会議システム。
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