JP2954158B1 - Phs端末装置 - Google Patents

Phs端末装置

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JP2954158B1
JP2954158B1 JP12395298A JP12395298A JP2954158B1 JP 2954158 B1 JP2954158 B1 JP 2954158B1 JP 12395298 A JP12395298 A JP 12395298A JP 12395298 A JP12395298 A JP 12395298A JP 2954158 B1 JP2954158 B1 JP 2954158B1
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衡 本山
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日本電気移動通信株式会社
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Abstract

【要約】 【課題】 トランシーバモードなどによる通話の利便性
を高める。 【解決手段】 無線部22は、アンテナ20を通じ無線
により音声信号の送受信を行い、制御部24は、トラン
シーバモードを含む複数のモードのうちのいずれかのモ
ードを設定して局を介した通信または直接他のPHS端
末との間で行う通信を制御する。また、制御部24は、
記憶手段、記憶制御手段、拡声制御手段を構成してお
り、記憶制御手段は、操作部16に対して拡声通話機能
を選択する操作が行われたとき、拡声選択情報を記憶手
段に記憶させ、そして、拡声制御手段は、記憶手段に拡
声選択情報が記憶されている場合には無線部22が受信
した音声信号を拡声手段26に供給する。その結果、利
用者は拡声通話機能を選択することで、スピーカから拡
声された十分な音量で音声を聴取できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトランシーバモード
で通信可能なPHS端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機、特に第2世代コードレス電
話として開発されたPHS(パーソナル・ハンディホン
・システム)は、低コストで通話を行えることから近
年、急速に普及してきている。ところで市販のPHS端
末装置の多くはトランシーバモードでも動作可能であ
り、単に電話機としてだけでなく、屋外などでトランシ
ーバとしても利用することができ、200〜300m程
度の距離範囲で他のPHS端末との間で局を介さず直接
通話を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のPHS
端末装置では、図8の模式説明図に示したように、トラ
ンシーバモードで通話を行う場合にも、通話者102、
104は通常の通話の場合と同様、必ずPHS端末装置
106の受話部を耳に当てる必要があり、そのため複数
の人間が同時に相手側からの音声を聴取するといったこ
とはできなかった。
【0004】その結果、図9の模式説明図に示したよう
に、例えばあるグループが2台の自動車108、110
に分乗して移動しており、進路変更の指示や急用などを
PHS端末装置112、114のトランシーバモードで
一方の自動車108からもう一方の自動車110に通知
するような場合、自動車110ではPHS端末装置11
4の操作者がまず自動車108からの通知を受け取り、
その後、PHS端末装置114の操作者が自動車110
内の他の者に通知内容を知らせることになる。したがっ
て、自動車108側からの用件は、自動車110内の全
員にリアルタイムでは伝わらず、また、PHS端末装置
114の操作者はいちいち他の者に用件を知らせる必要
があるため面倒である。本発明はこのような欠点を解消
するためになされたもので、その目的は、トランシーバ
モードで通話を行う場合に複数の人間が同時に相手側か
らの通話を聴取できるPHS端末装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、アンテナを通じ無線により音声信号の送受信
を行う無線部と、トランシーバモードを含む複数の通信
モードのうちのいずれかの通信モードを設定して前記無
線部による通信を制御する制御部とを含むPHS端末装
置であって、供給された音声信号により音声を発生する
拡声手段と、拡声通話機能を選択するための第1の操作
手段と、拡声通話機能が選択されていることを表す拡声
選択情報を記憶する記憶手段と、前記第1の操作手段に
対して拡声通話機能を選択する操作が行われたとき前記
拡声選択情報を前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段
と、前記記憶手段に前記拡声選択情報が記憶されている
場合には前記無線部が受信した前記音声信号を前記拡声
手段に供給する拡声制御手段と、前記複数の通信モード
のうちのいずれかを選択するための第2の操作手段とを
備え、前記記憶制御手段は、前記第2の操作手段に対す
る操作により選択された通信モードごとに前記拡声選択
情報を前記記憶手段に記憶させ、前記拡声制御手段は、
前記制御部により設定されている通信モードに対して前
記拡声選択情報が前記記憶手段に記憶されているとき、
前記無線部が受信した前記音声信号を前記拡声手段に供
給することを特徴とする。
【0006】記憶制御手段は、第1の操作手段に対する
拡声通話機能を選択する操作が行われ、第2の操作手段
に対する操作によって通信モードが選択されることで、
選択された通信モードごとに拡声選択情報を記憶手段に
記憶させる。そして、拡声制御手段は、制御部により設
定されている通信モードに対応する拡声選択情報が記憶
手段に記憶されているとき、無線部が受信した音声信号
を前記拡声手段に供給する。したがって、利用者は、拡
声通話機能を使用する通信モードを選択することで、利
用者が選択した通信モード、例えばトランシーバモード
の際に、相手側の音声を拡声して十分な音量で聴取で
き、複数の人間が同時に相手側からの通話を聴取するこ
とが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明によるPHS
端末装置の一例を示すブロック図、図2は図1のPHS
端末装置を構成する制御部を機能的に示すブロック図、
図3は本実施の形態例のPHS端末装置の外観を示す正
面図である。図3に示したように、本実施の形態例のP
HS端末装置2はおおむね直方体の筐体ケース4内にI
Cを実装した不図示の回路基板などを収容して形成さ
れ、筐体ケース4の上下端近傍には内側にマイクおよび
スピーカをそれぞれ収容した送話部6および受話部8が
配設されている。受話部8の下方には表示部10が配置
され、また、受話部8の近傍には開口12の内側にスピ
ーカが収容されたサウンダ14が設けられている。
【0008】そして、表示部10と送話部6との間に
は、本発明の第1および第2の操作手段として機能する
操作部16が形成され、操作部16には、電話番号の入
力、通信モードの選択、拡声通話機能の選択などを行う
ための複数のキー18がマトリクス状に配列されてい
る。また、筐体ケース4内にはロッド状のアンテナ20
が収容され、アンテナ20は筐体ケース4の長軸方向に
摺動可能に支持されて、通話を行う場合には筐体ケース
4外に引き出す構造となっている。
【0009】このPHS端末装置2は、公衆モード、家
庭モード、オフィスモード、ならびにトランシーバモー
ドによって動作可能である。公衆モードは、衛星回線を
利用する形態電話機と同様、通常、屋外で局を介して通
話を行う場合の通信モードである。これに対して家庭モ
ードは家宅内などに設置されたコードレス電話機の子機
としてPHS端末装置2を利用する場合に設定するモー
ドである。また、オフィスモードはオフィスなどのPB
Xの端末としてPHS端末装置2を利用する場合に使用
するモードである。そしてトランシーバモードでは、上
述のように屋外などでトランシーバとして、局を介さず
他のPHS端末装置との間で直接通話を行うことができ
る。
【0010】図1に示したように、本実施の形態例のP
HS端末装置2は、無線部22、制御部24、拡声手段
26などを含んで構成されている。無線部22は、局を
介して他の端末装置との間で、または直接他のPHS端
末装置との間で無線によりアンテナ20を介して音声信
号の送受信を行う。制御部24は、上記4種類の通信モ
ードのうちのいずれかのモードを設定して局を介した通
信または直接他のPHS端末との間で行う無線部22に
よる通信を制御する。制御部24の機能については後に
さらに詳しく説明する。拡声手段26は、増幅部28お
よびスピーカ30から成り、増幅部28は、無線部22
が受信した音声信号を制御部24を通じて受け取って増
幅し、スピーカ30に供給する。スピーカ30は、上述
したサウンダ14を成す開口12の内側に配置され、開
口12を通じて音声を発し、その音量は、上記筐体ケー
ス4の開口箇所に耳を当てることなく聴取可能な十分な
音量となっている。
【0011】表示部10は、本実施の形態例では液晶表
示装置により構成されており、操作部16の操作により
入力された電話番号や、種々のメッセージを表示する。
マイク32は上記受話部8の内側に配置されており、マ
イク32からの音声信号は増幅部34で増幅され、制御
部24に供給される。制御部24は通話時、増幅部34
から音声信号を無線部22に供給し、相手側に送信させ
る。また、増幅部36は無線部22が受信した音声信号
を増幅するためのものであり、制御部24を通じて供給
される音声信号を増幅してスピーカ38に供給する。ス
ピーカ38は上記受話部8の内側に配置されており、利
用者が耳を受話部8に当てて聴取可能な音量で音声を発
する。
【0012】制御部24は、CPUや、CPUを動作さ
せるためのプログラムデータが格納されたROMなどか
ら成るマイクロコンピュータを含んで構成され、機能的
には図2に示したような構成となっている。モード設定
手段40は、操作部16に対する操作にもとづいて上記
4種類の第2の信号モードのうちのいずれかの通信モー
ドを設定する。そして、通信制御部42は、モード設定
手段40が設定した通信モードにしたがって局を介して
行う通信または他のPHS端末との間で行う無線部22
による通信を制御する。
【0013】記憶手段44は、拡声通話機能が選択され
ていることを表す拡声選択情報を記憶する。特に本実施
の形態例では、記憶手段44は、モードごとに拡声選択
情報を記憶する。記憶制御手段46は、操作部16に対
して拡声通話機能を選択する操作が行われたとき、拡声
選択情報を記憶手段44に記憶させる。特に本実施の形
態例では、記憶制御手段46は、操作部16に対する操
作により選択された通信モードごとに拡声選択情報を記
憶手段44に記憶させる。
【0014】そして、拡声制御手段50は、記憶手段4
4に拡声選択情報が記憶されている場合には無線部22
が受信した音声信号を拡声手段26に供給する。特に本
実施の形態例では、拡声制御手段50は、モード設定手
段40により設定されているモードに係わる拡声選択情
報が記憶手段44に記憶されているとき、無線部22が
受信した音声信号を拡声手段26に供給する。記憶手段
44に拡声選択情報が記憶されていない場合には、拡声
制御手段50は、無線部22が受信した音声信号を増幅
部36へ供給する。
【0015】次に、このように構成されたPHS端末装
置2の動作について説明する。まず、各通信モードごと
に拡声通話機能を利用するか否かを設定する場合の動作
について説明する。図4は拡声通話機能の利用に関する
設定を行う場合のPHS端末装置2の動作を示すフロー
チャート、図5の(A)ないし(D)は拡声通話機能の
利用に関する設定を行う場合に表示部10に表示される
メッセージを示す説明図である。
【0016】拡声通話機能を利用するか否かを設定する
ため、利用者が操作部16において特定のキー操作を行
うと(ステップS1)、記憶制御手段46はまず図5の
(A)に示したように、拡声通話機能の設定を行うかど
うかを確認するメッセージを表示部10の画面52に表
示させる。これに対して利用者が操作部16において所
定のキー操作を行い、“YES”と答えると、記憶制御
手段46は次に、図5の(B)に示したように、公衆モ
ード、家庭モード、オフィスモード、ならびにトランシ
ーバモードの4種類のモードのなかから1つを選択する
よう促すメッセージを表示部10に表示させ、通信モー
ドの選択操作を待ち受ける状態に入る。ここで、利用者
が操作部16において必要なキー操作を行い、いずれか
のモードを選択指定すると(ステップS2)、記憶制御
手段46はその操作にもとづいて利用者が選択したモー
ドを認識する。
【0017】その後、記憶制御手段46は、図5の
(C)に示したように、拡声通話機能を利用するか否か
の指定を促すメッセージを表示部10に表示させ、利用
者によるキー操作を待つ(ステップS3)。これに対し
て利用者が所定の操作を行い、拡声通話機能の利用を選
択した場合は(YES)、記憶手段44における、その
モードに対応する記憶領域に拡声選択情報を格納する
(ステップS4)。一方、利用者が拡声通話機能の利用
を選択しなかった場合には(NO)、記憶制御手段46
は記憶手段44に拡声選択情報を格納しない。なお、利
用者が拡声通話機能の利用を選択せず、そして、記憶手
段44の、上記選択されたモードに対応する記憶領域に
拡声選択情報がすでに格納されている場合には、記憶制
御手段46は、記憶手段44に格納されているその拡声
選択情報を消去する(ステップS5)。
【0018】記憶制御手段46はその後、図5の(D)
に示したように、設定が完了したことを通知するメッセ
ージを表示部10に表示させ、動作を終了する。利用者
は必要に応じてこのような操作をくり返すことで、すべ
ての通信モードあるいは所望の通信モードに対して、拡
声通話機能を利用するか否かを設定することができる。
ここでは、利用者は少なくともトランシーバモードに対
して拡声通話機能の利用を設定したものとする。
【0019】次に、トランシーバモードにおけるPHS
端末装置2の動作について説明する。利用者が操作部1
6に対してトランシーバモードに設定するための所定の
キー操作を行うと、モード設定手段40は、この操作に
したがってトランシーバモードを設定する。その結果、
通信制御部42は以降、他のPHS端末装置との間で局
を介さず直接通信を行うべく通信を制御し、利用者はP
HS端末装置2をトランシーバととして利用することが
できる。より詳しくは、図6のシーケンス図に示したよ
うに、利用者の発信操作にもとづいて通信制御部42は
子機間発信信号を無線部22を通じて相手側のPHS端
末装置54に送信する。これに対して、PHS端末装置
54で応答操作が行われ、応答信号が送り返されてくる
と、以降、トランシーバモードによる通信が可能とな
る。
【0020】そして、本実施の形態例では、拡声制御手
段50は、記憶手段44におけるトランシーバモードに
係わる記憶領域を検索し、この場合、その記憶領域には
拡声選択情報が記憶されているので、拡声制御手段50
は、無線部22が相手側のPHS端末装置54から受信
した音声信号を拡声手段26に供給する。したがって、
無線部22が受信した音声信号は、拡声手段26の増幅
部28で増幅されてスピーカ30に供給され、スピーカ
30を鳴動させる。その結果、サウンダ14からは拡声
された十分な音量で音声が発せられ、PHS端末装置2
を操作している利用者は、筐体ケース4の開口12の箇
所に耳を当てることなく聴取可能であり、また、付近の
人間も同時に相手側からの通話を聴取することができ
る。すなわち、図6にも示したように、利用者はサウン
ダ14を介した拡声通話を行うことができる。
【0021】以上、トランシーバモードでPHS端末装
置2を利用する場合について説明したが、本実施の形態
例では他のモードにおいても同様に拡声通話が可能であ
る。図7はトランシーバモード以外のモードで拡声通話
を行う場合の動作を示すシーケンス図である。利用者が
操作部16に対して例えば公衆モードに設定するための
所定のキー操作を行うと、モード設定手段40は、この
操作にしたがって公衆モードを設定する。その結果、通
信制御部42は以降、局(回線網)を介して通信を行う
べく通信を制御する。詳しくは、図7に示したように、
利用者の発信操作にもとづいて通信制御部42は発信信
号を無線部22を通じて局に送信する。これにより局は
着信信号を相手側のPHS端末装置54に送り、PHS
端末装置54が応答し、着信応答信号を局に送り返す
と、局は発信応答信号をPHS端末装置2に送信する。
以降、PHS端末装置2、54の間で通話が可能とな
る。
【0022】そして、本実施の形態例では、拡声制御手
段50は、記憶手段44における公衆モードに係わる記
憶領域を検索し、この場合も、上記記憶領域に拡声選択
情報が記憶されているとすると、拡声制御手段50は、
無線部22が相手側のPHS端末装置54から受信した
音声信号を増幅部28に供給する。
【0023】したがって、無線部22が受信した音声信
号は、拡声手段26の増幅部28で増幅されてスピーカ
30に供給され、スピーカ30を鳴動させる。その結
果、サウンダ14からは拡声された十分な音量で音声が
発せられ、PHS端末装置2を操作している利用者は、
筐体ケース4の開口12の箇所に耳を当てることなく聴
取可能であり、また、付近の人間も同時に相手側からの
通話を聴取することができる。すなわち、図7にも示し
たように、利用者はサウンダ14を介した拡声通話を行
うことができる。
【0024】以上、本発明について実施の形態例をもと
に説明したが、これはあくまでも一例であり、本発明は
この例に限定されることなく種々の形態で実施すること
ができる。例えば、本実施の形態例では上記4種類の各
モードごとに拡声通話機能を利用するか否かを選択可能
としたが、拡声通話機能の利用はトランシーバモードの
場合だけに限定し、トランシーバモードが設定されてい
るときにのみ拡声制御手段50が音声信号を拡声手段2
6に供給する構成とすることも無論可能である。その場
合には、システム構成が簡素となり、低コスト化に有利
となる。
【0025】また、図2のステップS2で4種類のモー
ドのなかから1つを選択するとしたが、すべての通話モ
ードに対して一度に拡声通話機能の利用を設定できるよ
うにすることも有用であり、そのような構成は容易に実
現できる。この場合、図5の(B)の表示において、モ
ード選択の箇所は、”公衆 家庭 オフィス トランシ
ーバ 全て”のように、例えば”全て”の項目を追加す
ればよい。
【0026】さらに、トランシーバモードで通話を行う
場合、周知のように1ch〜10ch(チャンネル)の
周波数を利用し、通話時間が3分を越えた場合は他のチ
ャンネルに切り替える規定となっている。したがって、
このチャンネルの切り替えに合わせて、制御部24が音
声信号を増幅部28、36に切り替えて出力する構成と
することも容易である。その場合には、3分ごとに拡声
通話と通常の通話とが切り替わることになり、より多様
な利用形態を利用者に提供することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、アンテナ
を通じ無線により音声信号の送受信を行う無線部と、ト
ランシーバモードを含む複数の通信モードのうちのいず
れかの通信モードを設定して前記無線部による通信を制
御する制御部とを含むPHS端末装置であって、供給さ
れた音声信号により音声を発生する拡声手段と、拡声通
話機能を選択するための第1の操作手段と、拡声通話機
能が選択されていることを表す拡声選択情報を記憶する
記憶手段と、前記第1の操作手段に対して拡声通話機能
を選択する操作が行われたとき前記拡声選択情報を前記
記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、前記記憶手段に
前記拡声選択情報が記憶されている場合には前記無線部
が受信した前記音声信号を前記拡声手段に供給する拡声
制御手段と、前記複数の通信モードのうちのいずれかを
選択するための第2の操作手段とを備え、前記記憶制御
手段は、前記第2の操作手段に対する操作により選択さ
れた通信モードごとに前記拡声選択情報を前記記憶手段
に記憶させ、前記拡声制御手段は、前記制御部により設
定されている通信モードに対して前記拡声選択情報が前
記記憶手段に記憶されているとき、前記無線部が受信し
た前記音声信号を前記拡声手段に供給することを特徴と
する。
【0028】そして、記憶制御手段は、第1の操作手段
に対する拡声通話機能を選択する操作が行われ、第2の
操作手段に対する操作によって通信モードが選択される
ことで、選択された通信モードごとに拡声選択情報を記
憶手段に記憶させる。そして、拡声制御手段は、制御部
により設定されている通信モードに対応する拡声選択情
報が記憶手段に記憶されているとき、無線部が受信した
音声信号を前記拡声手段に供給する。したがって、利用
者は、拡声通話機能を使用する通信モードを選択するこ
とで、利用者が選択した通信モード、例えばトランシー
バモードの際に、相手側の音声を拡声して十分な音量で
聴取でき、複数の人間が同時に相手側からの通話を聴取
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるPHS端末装置の一例を示すブロ
ック図である。
【図2】図1のPHS端末装置を構成する制御部を機能
的に示すブロック図である。
【図3】本実施の形態例のPHS端末装置の外観を示す
正面図である。
【図4】拡声通話機能の利用に関する設定を行う場合の
PHS端末装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】(A)ないし(D)は拡声通話機能の利用に関
する設定を行う場合に表示部に表示されるメッセージを
示す説明図である。
【図6】トランシーバモードにおける動作を示すシーケ
ンス図である。
【図7】トランシーバモード以外のモードで拡声通話を
行う場合の動作を示すシーケンス図である。
【図8】トランシーバモードにおける従来のPHS端末
装置の使用形態を示す模式説明図である。
【図9】トランシーバモードにおける従来のPHS端末
装置の他の使用形態を示す模式説明図である。
【符号の説明】
2……PHS端末装置、4……筐体ケース、6……送話
部、8……受話部、10……表示部、12……開口、1
4……サウンダ、16……操作部、18……キー、20
……アンテナ、22……無線部、24……制御部、26
……拡声手段、28……増幅部、30……スピーカ、3
2……マイク、34……増幅部、36……増幅部、38
……スピーカ、40……モード設定手段、42……通信
制御部、44……記憶手段、46……記憶制御手段、5
0……拡声制御手段、52……画面、54……PHS端
末装置、102……通話者、104……通話者、106
……PHS端末装置、108……自動車、110……自
動車、112……PHS端末装置、114……PHS端
末装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/26 H04M 1/00 - 1/02 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナを通じ無線により音声信号の送
    受信を行う無線部と、トランシーバモードを含む複数の
    通信モードのうちのいずれかの通信モードを設定して前
    記無線部による通信を制御する制御部とを含むPHS端
    末装置であって、 供給された音声信号により音声を発生する拡声手段と、 拡声通話機能を選択するための第1の操作手段と、 拡声通話機能が選択されていることを表す拡声選択情報
    を記憶する記憶手段と、 前記第1の操作手段に対して拡声通話機能を選択する操
    作が行われたとき前記拡声選択情報を前記記憶手段に記
    憶させる記憶制御手段と、 前記記憶手段に前記拡声選択情報が記憶されている場合
    には前記無線部が受信した前記音声信号を前記拡声手段
    に供給する拡声制御手段と、前記複数の通信モードのうちのいずれかを選択するため
    の第2の操作手段とを備え、 前記記憶制御手段は、前記第2の操作手段に対する操作
    により選択された通信モードごとに前記拡声選択情報を
    前記記憶手段に記憶させ、 前記拡声制御手段は、前記制御部により設定されている
    通信モードに対して前記拡声選択情報が前記記憶手段に
    記憶されているとき、前記無線部が受信した前記音声信
    号を前記拡声手段に供給する、 ことを特徴とするPHS端末装置。
  2. 【請求項2】 前記拡声制御手段は、前記記憶手段に前
    記拡声選択情報が記憶され、かつ前記制御部によりトラ
    ンシーバモードが設定されているとき前記音声信号を前
    記拡声手段に供給することを特徴とする請求項1記載の
    PHS端末装置。
  3. 【請求項3】 前記拡声手段は増幅部とスピーカとを含
    んで構成されていることを特徴とする請求項1記載のP
    HS端末装置。
  4. 【請求項4】 前記スピーカは筐体ケース内に収容され
    前記筐体ケースに形成された開口を通じて音声を発生
    し、前記スピーカは前記筐体ケースの前記開口形成箇所
    に耳を当てることなく聴取可能な音量で音声を発生する
    ことを特徴とする請求項3記載のPHS端末装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段、前記記憶制御手段、なら
    びに前記拡声制御手段は前記制御部により構成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のPHS端末装置。
  6. 【請求項6】 前記制御部はマイクロコンピュータを含
    んで構成されていることを特徴とする請求項1記載のP
    HS端末装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の通信モードには、トランシー
    バモードの他に公衆モード、家庭モード、ならびにオフ
    ィスモードが含まれることを特徴とする請求項1記載の
    PHS端末装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の通信モードのうちのいずれか
    を選択するための第2の操作手段をさらに含み、 前記記憶制御手段は、前記第2の操作手段に対する操作
    により選択された通信モードごとに前記拡声選択情報を
    前記記憶手段に記憶させ、 前記拡声制御手段は、前記制御部により設定されている
    通信モードに対して前記拡声選択情報が前記記憶手段に
    記憶されているとき、前記無線部が受信した前記音声信
    号を前記拡声手段に供給する、 ことを特徴とする請求項1記載のPHS端末装置。
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