JP2939119B2 - 手書き文字入力表示装置および方法 - Google Patents

手書き文字入力表示装置および方法

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JP2939119B2
JP2939119B2 JP12696494A JP12696494A JP2939119B2 JP 2939119 B2 JP2939119 B2 JP 2939119B2 JP 12696494 A JP12696494 A JP 12696494A JP 12696494 A JP12696494 A JP 12696494A JP 2939119 B2 JP2939119 B2 JP 2939119B2
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哲 宮本
栄睦 松田
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    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0487Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser
    • G06F3/0488Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser using a touch-screen or digitiser, e.g. input of commands through traced gestures
    • G06F3/04883Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser using a touch-screen or digitiser, e.g. input of commands through traced gestures for inputting data by handwriting, e.g. gesture or text
    • GPHYSICS
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  • Document Processing Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子手帳、ワードプロ
セッサおよびパーソナルコンピュータなどの手書き文字
入力表示装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】手書き文字の入力および表示が可能な既
に製品化されている従来の手書文字入力表示装置として
シャープ社製の電子手帳(PA−9500,PA−97
00)、新携帯情報ツール(PV−F1,Pi−300
0)およびワードプロセッサ(WD−850)などがあ
る。これらの従来技術による手書文字入力表示装置で
は、タブレットなどで実現される入力ボード上に記入さ
れた文字は、入力ボード上の座標点の集合として手書文
字入力表示装置に入力され、座標点の集合として入力さ
れた手書き文字は、入力された大きさおよび形状のまま
登録および表示される。
【0003】また他の従来技術は、特開平1−1149
67および特開平2−77825に開示されている。特
開平1−114967の従来技術では、手書き文字の入
力は1文字単位で行われる。特開平2−77825の従
来技術では、座標点の集合として入力された手書き文字
に対して、所定の条件に基づいて座標点の間隔が細かく
なるように演算処理が行われ、その結果として入力され
た文字が、実際にペンによって手書き入力された文字を
より正確に再現するように補正される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の既に製品化され
ている電子手帳などの従来技術では、入力された手書き
文字は入力された大きさおよび形状のまま登録および表
示されるので、入力された手書き文字を編集する際など
に、文字の大きさなどを変化させることができない。文
字の大きさを変化させることができないと、充分な編集
を行うことができない。
【0005】また特開平1−114967の従来技術で
は、手書き文字は、1文字ずつしか入力することができ
ず、複数の文字を一度に入力することはできない。メモ
を入力する場合などには、速やかに文字を入力する必要
があるが、1文字ずつしか入力できないので、入力に時
間を要し、使用性が悪い。
【0006】また特開平2−77825の従来技術で
は、入力された手書き文字を構成する座標点の細分化が
行われるために、記憶すべき1文字当たりの座標点の数
が増加する。記憶すべき座標点の数が増加すると、入力
された手書き文字が記憶されるRAM(ランダムアクセ
スメモリ)などの記憶手段として大容量の記憶手段が必
要となり、コストが高くなる。
【0007】本発明の目的は、速やかに手書き文字の入
力を行うことができ、かつ入力された手書き文字を自由
に編集することができ、かつ限られた記憶容量で多くの
手書き文字を記憶することができる手書き文字入力表示
装置および方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、手書き文字入
力手段および文字表示手段を重畳して備える手書き文字
入力表示装置において、前記文字表示手段の表示面に、
入力表示位置を表すカーソルを表示するカーソル表示手
段と、手書き文字入力時点から、予め定められる期間に
入力された手書き文字を検出する検出手段と、前記検出
手段から出力された複数の座標点の中から成るストロー
クデータを作成するストロークデータ作成手段と、スト
ロークデータを1件データとして記憶する記憶手段と、
前記文字表示手段の表示面の予め定められた幅を有する
行に表示されたカーソル位置以降に、前記行に表示可能
な文字サイズにストロークデータを正規化して表示する
正規化表示手段とを含むことを特徴とする手書き文字入
力表示装置である。
【0009】また本発明は、前記ストロークデータ作成
手段は、手書き文字入力手段から出力された複数の座標
点を、出力された順にそれぞれP0〜PNとし、P0を
抽出して始点とし、P0とP1とを結ぶ線分と、P0と
P2〜PNとを結ぶ線分とが成す角θ2〜θNをそれぞ
れ求め、θ2〜θi(i>2)が予め定める角度φ以下
であり、θ(i+1)が角度φより大きいときにPiを
抽出し、抽出したPiを始点として上述と同様の座標点
抽出を繰返して行うことを特徴とする。
【0010】また本発明は、前記ストロークデータ作成
手段は、前記予め定める角度φの設定値を変更すること
を特徴とする。
【0011】また本発明は、前記文字表示手段の表示面
には予め定める幅の複数の行が設定され、カーソル表示
手段は前記行に沿ってカーソルを表示し、前記正規化表
示手段は、カーソルの表示された行の前記カーソル位置
以後の領域に、前記ストロークデータが表示しきれない
ときには、前記ストロークデータを次の行に表示するこ
とを特徴とする。
【0012】また本発明は、前記文字表示手段の表示面
には予め定める幅の複数の行が設定され、カーソル表示
手段は前記行に沿ってカーソルを表示し、前記正規化表
示手段は、カーソルが表示された行の前記カーソル位置
以後の領域に、前記ストロークデータが表示しきれない
ときには、前記ストロークデータの行方向の長さを縮小
して表示することを特徴とする。
【0013】また本発明は、前記文字表示手段の表示面
には、予め定める幅の複数の行が設定され、各行間には
罫線がそれぞれ表示されることを特徴とする。
【0014】また本発明は、前記正規化表示手段は、手
書き入力後に新たな手書き入力が特定時間以上入力され
ない場合、それまでのストロークデータを正規化して表
示することを特徴とする。また本発明は、前記特定時間
を設定可能とすることを特徴とする。また本発明は、前
記正規化表示手段によって正規化して表示されるデータ
の大きさを設定できることを特徴とする。また本発明
は、手書き文字入力手段および文字表示手段が重畳した
装置への手書き文字入力表示方法であって、前記文字表
示手段の表示面に、入力表示位置を表すカーソルを表示
し、手書き文字入力時点から、予め定められる期間に入
力された手書き文字を検出し、前記検出された複数の座
標点の中から成るストロークデータを作成し、ストロー
クデータを1件データとして記憶し、前記文字の表示面
の予め定められた幅を有する行に表示されたカーソル位
置以降に、前記行に表示可能な文字サイズにストローク
データを正規化して表示することを特徴とする手書き文
字入力表示方法である。また本発明は、前記記憶手段に
1件データとして記憶されたストロークデータに関する
記憶の日付および記憶内容をリスト表示するリスト表示
手段を含むことを特徴とする。
【0015】また本発明は、前記ストロークデータ作成
手段は、前記手書き文字入力手段からの座標点が予め定
める時間検出されないときに、手書き入力が終了したと
判断することを特徴とする。
【0016】また本発明は、前記ストロークデータ作成
手段は、前記手書き文字入力手段の入力面の予め定める
領域に含まれる座標点が検出されたときに、手書き入力
が終了したと判断することを特徴とする。
【0017】また本発明は、前記ストロークデータ作成
手段は、前記手書き文字入力手段から連続して出力され
る2つの座標点が予め定める長さ以上であったときに、
手書き入力が終了したと判断することを特徴とする。
【0018】また本発明は、前記正規化表示手段は、所
定の大きさの直交座標を設定して、当該直交座標上にス
トロークデータを表示することを特徴とする。また本発
明は、前記正規化表示手段は、前記表示手段の表示面に
表示されたカーソル位置以後に設定される直交座標の大
きさを変更することを特徴とする。
【0019】また本発明は、前記正規化表示手段は、指
示された入力面上の座標点に対応した表示面上の位置に
ストロークデータを移動して表示することを特徴とす
る。
【0020】また本発明は、前記正規化表示手段は、指
示された入力面上の座標点に対応した表示面上の座標点
を含んで表示されるストロークデータを消去し、消去さ
れたストロークデータの前後のストロークデータの間隔
をつめて表示することを特徴とする。
【0021】また本発明は、前記正規化表示手段は、指
示された入力面上の座標点に対応した表示面上の座標点
を含んで表示されるストロークデータを消去し、前記ス
トロークデータが表示されていた領域を空白とすること
を特徴とする。
【0022】
【作用】本発明に従えば、手書き文字入力手段および文
字表示手段を重畳して備える手書き文字入力表示装置に
おいて、手書き入力終了後には、手書き文字入力時点か
ら、予め定められる期間に入力された手書き文字が検出
され、検出された複数の座標点の中から成るストローク
データが作成され、1件データとして記憶される。ま
た、文字表示手段の表示面の予め定められた幅を有する
行に表示されたカーソル位置以後には、記憶されたスト
ロークデータがその行に表示可能な文字サイズに正規化
されて表示される。このように本発明では、作成された
ストロークデータがカーソル位置以後に正規化されて表
示される。ストロークデータは、1文字単位に作成され
るのではなく、手書き入力終了後に作成されるので、複
数の文字を連続して入力することが可能である。ストロ
ークデータは、検出された複数の座標点の中から成るの
で、データ量を少なくすることができる。したがって、
座標点の抽出を行わない場合や、従来技術のように座標
点の細分化を行った場合と比較すると、多くの手書き文
字を記憶することが可能となる。また、記憶容量の大き
い記憶手段を必要とせず、製造コストを安価にすること
ができる。
【0023】また本発明に従えば、前記ストロークデー
タは、以下のようにして作成される。すなわち、手書き
文字入力手段から出力された複数の座標点を、出力され
た順にそれぞれP0〜PNとし、P0を抽出して始点と
する。次に、P0とP1とを結ぶ線分と、P0とP2〜
PNとを結ぶ線分とが成す角θ2〜θNをそれぞれ求
め、θ2〜θi(i>2)が予め定める角度φ以下であ
り、θ(i+1)が角度φより大きいときに、Piを抽
出する。抽出したPiを始点として上述と同様にして座
標点が抽出される。
【0024】また本発明に従えば、前記角度φを変更す
ることが可能であり、これによって抽出する座標点の数
を選択し、データ量を制御することが可能である。
【0025】また本発明に従えば、前記表示面には予め
定める幅の複数の行が設定され、当該行に沿ってカーソ
ルが表示される。前記カーソルが表示された行の前記カ
ーソル位置以後領域に、前記ストロークデータが表示し
きれないときには、当該ストロークデータが次の行に表
示される。また前記カーソルが表示された行の前記カー
ソル位置以後の領域に、前記ストロークデータが表示し
きれないときには、当該ストロークデータの行方向の長
さが縮小されて表示される。したがって、ストロークデ
ータは1行内に収まるように表示される。このため、入
力した手書き文字が見やすく、また編集が容易となる。
【0026】また本発明に従えば、前記表示面に設定さ
れた各行の間に罫線が表示される。したがって、操作者
が、正規化処理されて表示される文字の大きさを容易に
知ることができる。また手書き入力時に、前記罫線を基
準線として用いることによって、手書き入力文字を歪む
ことなく入力することができ、ストロークデータの作成
が容易となり、また作成したストロークデータを表示し
たときの見やすさが向上する。
【0027】また本発明に従えば、手書き入力後に新た
な手書き入力が特定時間以上入力されない場合、それま
でのストロークデータが正規化され、また、前記特定時
間が設定できる。したがって、複数の文字を連続して入
力することができる。また、操作者の操作にあった入力
が可能となる。また本発明に従えば、正規化して表示さ
れるデータの大きさが設定できる。したがって、入力し
た手書き文字を見やすい所望の大きさで表示することが
でき、編集が容易となる。また本発明に従えば、手書き
文字入力手段および文字表示手段が重畳した装置を備え
た手書き文字入力表示方法において、手書き入力終了後
には、手書き文字入力時点から、予め定められる期間に
入力された手書き文字が検出され、検出された複数の座
標点の中から成るストロークデータが作成され、1件デ
ータとして記憶される。また、文字表示手段の表示面の
予め定められた幅を有する行に表示されたカーソル位置
以後には、記憶されたストロークデータがその行に表示
可能な文字サイズに正規化されて表示される。このよう
に本発明では、作成されたストロークデータがカーソル
位置以後に正規化されて表示される。ストロークデータ
は、1文字単位に作成されるのではなく、手書き入力終
了後に作成されるので、複数の文字を連続して入力する
ことが可能である。ストロークデータは、検出された複
数の座標点の中から成るので、データ量を少なくするこ
とができる。したがって、座標点の抽出を行わない場合
や、従来技術のように座標点の細分化を行った場合と比
較すると、多くの手書き文字を記憶することが可能とな
る。また、記憶容量の大きい記憶手段を必要とせず、製
造コストを安価にすることができる。また本発明に従え
ば、1件データとして記憶されたストロークデータに関
するデータ、すなわち記憶の日付および記憶内容がリス
ト表示される。
【0028】また本発明に従えば、ストロークデータ作
成手段は、前記手書き文字入力手段からの座標点が予め
定める時間検出されないときに、手書き入力が終了した
と判断する。したがって、操作者が指示しなかったとし
ても、ストロークデータを作成することができる。前記
手書き入力の終了を判断する時間の設定値を変えること
によって、操作者にとっての最適な使用条件を設定する
ことが可能となる。
【0029】また、手書き文字入力手段の入力面の予め
定める領域に含まれる座標点が検出されたときに、手書
き入力が終了したと判断する。したがって、操作者の指
示に基づいてストロークデータを作成することができ
る。
【0030】さらに、手書き文字入力手段の座標点が予
め定める長さ以上であったときに手書き入力が終了した
と判断する。このようなときとは、手書き入力が複数の
行にわたって行われた場合である。手書き入力時におい
て、複数の行にわたって文字入力した場合には、複数の
行を1行と判断してストロークデータを作成してしま
い、文字表示手段に表示したときの見やすさが損なわれ
る。前述したように手書き文字入力手段の座標点が予め
定める長さ以上であったときを手書き入力の終了と判断
することによって、手書き入力された文字を行単位でス
トロークデータ化することが可能となり、表示したとき
の見やすさが損なわれることはない。また本発明に従え
ば、作成されたストロークデータがカーソル位置以後に
設定される所定の大きさの直交座標上に表示される。前
記直交座標の大きさを選ぶことによって表示される文字
の大きさを選ぶことができる。したがって、入力した手
書き文字を見やすい所望の大きさで表示することがで
き、また編集が容易となる。
【0031】また本発明に従えば、指示された入力面の
座標点に対応した表示面上の位置にストロークデータを
移動して表示することが可能である。
【0032】また本発明に従えば、指示された入力面の
座標点に対応した表示面上の座標点を含んで表示される
ストロークデータを消去し、消去されたストロークデー
タの前後のストロークデータの間隔を詰めて表示するこ
とが可能である。
【0033】また本発明に従えば、指示された入力面の
座標点に対応した表示面上の座標点を含んで表示される
ストロークデータを消去し、前記ストロークデータが表
示されていた領域を空白とすることが可能である。
【0034】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である手書き文字
入力表示装置1の電気的構成を示すブロック図である。
手書き文字入力表示装置1は、中央演算処理装置(以
下、「CPU」という)2、リードオンリメモリ(以
下、「ROM」という)3、ランダムアクセスメモリ
(以下、「RAM」という)4、I/O(入力/出力)
ポート5、表示パネル6、表示用メモリ7、タッチパネ
ル8、制御回路9、A/D(アナログ/デジタル)変換
器10および入力ペン11を含んで構成される。
【0035】CPU2は、ROM3に書込まれているプ
ログラムに従って手書き文字入力表示装置1の動作を制
御する。ROM3には、たとえば入力位置の読取プログ
ラム、データ格納および読出プログラム、後述するスト
ロークデータ化処理のプログラムおよび正規化処理のプ
ログラムが予め記憶されている。RAM4は、読み書き
自在のメモリであり、CPU2の内部処理用ワーク領域
およびデータ格納メモリなどとして使用される。I/O
ポート5は、通信用ポートとして用いられる。
【0036】表示用メモリ7には、たとえば液晶表示素
子で実現される表示パネル6に表示すべきデータが書込
まれる。制御回路9は、表示パネル6の上に積層される
タッチパネル8に印加する電圧の制御を行う。タッチパ
ネル8は、たとえば透光性を有する抵抗膜式のものが選
ばれ、入力面に予め設定される直交座標上のX軸方向お
よびY軸方向にそれぞれ所定の電圧が印加され、予め定
める指示手段である入力ペン11で指示した座標点を表
すアナログ座標信号を出力する。A/D変換器10は、
前記アナログ座標信号を、CPU2が処理可能なデジタ
ル信号に変換する。
【0037】本実施例での操作者の行う入力動作は、特
に断りのない限り前記入力ペン11でタッチパネル8の
入力面を指示することによって行われる。前記透光性を
有する抵抗膜式のタッチパネル8は、たとえば可撓性を
有する一対の透光性基板上にITO(インジウム錫酸化
物)などで実現される抵抗膜を形成し、該抵抗膜が対向
するようにして、かつ互いに間隔をあけて配置して構成
されるものである。一方の抵抗膜には、所定の電圧が印
加されている。該印加電圧は、入力端部側から出力端部
側へ連続的に変化する。他方の抵抗膜は接地されず、電
圧の検出が行われる。
【0038】前記入力ペン11でタッチパネル8に触れ
ると、触れた位置の抵抗膜同士が互いに接触し、他方の
抵抗膜側から電圧が検出される。該電圧は、前記一方の
抵抗膜の入力および出力端部方向を、たとえば直交座標
上のX軸方向とすると、X軸方向の座標点を表す値とな
る。同様に、他方の抵抗膜の前記X軸方向とは直交する
Y軸方向に所定の電圧を印加し、一方の抵抗膜側から電
圧の検出を行うと、Y軸方向のペン入力による座標点を
得ることができる。
【0039】上述したような動作を予め定められるタイ
ミングで切換えて行うことによって、ペン入力による座
標点が随時サンプリングされる。タッチパネル8の入力
面上に設定される座標は、入力面上の左上が基準点とさ
れ、右方向にX軸、下方向にY軸が設定される。なお、
本実施例では抵抗膜式のタッチパネル8の例を説明する
けれども、タッチパネル8は抵抗膜式に限定されるもの
ではなく、たとえば電磁誘導式または静電誘導式を採用
することも可能である。
【0040】表示パネル6の表示面には、直交座標が予
め設定される。画面上の後述する文字入力表示領域20
内にペン入力があったときには、まずタッチパネル8の
ペン入力によってサンプリングされた複数の座標点に一
致する表示パネル6の複数の座標点が選択表示される。
次に、タッチパネル8のサンプリングされた複数の座標
点を画像データとし、該画像データをストロークデータ
化処理してなるストロークデータを正規化処理して、表
示パネル6の所定の表示位置に、所定の大きさで表示す
る。このとき、タッチパネル8のサンプリングされた座
標点に一致する表示パネル6の表示は消去される。ま
た、前記文字入力表示領域20以外、たとえば各種ボタ
ンの表示位置にペン入力があったときには、指示された
キーに対応した処理が実行される。
【0041】図2は、前記表示パネル6に表示される初
期画面26を示す平面図である。また、図3は、手書き
文字入力および表示時における表示画面の一例を段階的
に示す平面図である。初期画面26には、文字入力表示
領域20の他に複数のボタン12〜19,24,25が
表示される。文字入力表示領域20には、複数本の罫線
22が等間隔に表示される。隣接する罫線22の間は行
23であり、複数本の罫線22によって複数の行23が
できる。第1番目の行23aの先頭位置(図2紙面上で
は文字入力表示領域20の左上)には、入力表示位置を
表すカーソル21が表示される。文字入力表示領域20
には、前記入力ペン11を用いて文字が手書き入力され
る。手書き入力された画像データは、ストロークデータ
化処理した後、正規化処理することによってカーソル2
1が表示された位置から、図2紙面上で右方向に入力さ
れる。
【0042】文字入力表示領域20に入力ペン11を用
いてたとえば、「本日、新幹線で」と入力すると、図3
(1)に示されるように、入力位置に入力した文字が表
示される。これは、前記タッチパネル8で入力位置を検
出し、検出した入力位置に対応した表示パネル6の表示
位置を選択表示することによって実施される。
【0043】文字を手書き入力した後、たとえばWボタ
ン12を入力ペン11で指示すると、画像データが後述
するストロークデータ化処理され、さらに正規化処理さ
れて、図3(2)に示されるように、第1番目の行23
aの先頭位置に表示されたカーソル21の位置から図3
紙面上で右方向に文字が表示される。前記カーソル21
は、表示された文字に続いて表示される。また、入力位
置に表示されていた文字は消去される。前記ストローク
データ化処理とは、サンプリングされた画像データの中
から必要な画像データのみを抽出し、データ量を減少さ
せる処理のことをいう。また、正規化処理とは、手書き
入力された文字を行23の幅に応じた大きさに変換する
処理のことをいう。
【0044】続いて、同様にして、たとえば「13時
に」と手書き文字入力すると、図3(3)に示されるよ
うに、入力位置に入力した文字が表示される。次に、W
ボタン12を指示すると、画像データがストロークデー
タ化処理され、さらに正規化処理されて、図3(4)に
示されるように、前記カーソル21の位置から図3紙面
上で右方向に文字が表示される。前記カーソル21は、
表示された文字に続いて表示される。また、入力位置に
表示されていた文字は消去される。
【0045】本実施例では、ストロークデータ化処理を
行った後、次のストロークデータ化処理を行うまでの間
に入力された画像データが1つのブロックデータとされ
る。なお、初期画面26に手書き入力した場合には、初
期画面表示後、1回目のストロークデータ化処理を行う
までの間に入力された画像データが1つのブロックデー
タとされる。前述した文字入力の例では、「本日、新幹
線で」および「13時に」がそれぞれ1つのブロックデ
ータとなり、ブロック41,42として表示される。ス
トロークデータ化処理および正規化処理は、1ブロック
毎に実施される。
【0046】なお、前述した例では手書き入力後、Wボ
タン12を指示することによってストロークデータ化処
理および正規化処理を行っているけれども、Wボタン1
2を指示しなかったときには、手書き入力終了後の時間
を計測して、所定の時間が経過しても入力がなかったと
きにストロークデータ化処理および正規化処理が行われ
る。また、入力された画像データが、直前に入力した画
像データから予め定める距離以上離れていたときに、ス
トロークデータ化処理および正規化処理が行われる。
【0047】カーソルボタン13を入力ペン11で指示
した後、文字入力表示領域20内の所望の位置を指示す
ると、当該指示位置にカーソル21が移動する。改行ボ
タン14を入力ペン11で指示した後、文字入力表示領
域20に表示されたブロック内の所望の位置を指示する
と、指示されたブロックのブロックデータの前に改行コ
ードが入力され、その位置で改行される。消しゴムボタ
ン15を入力ペン11で指示した後、文字入力表示領域
20に表示されたブロック内の所望の位置を指示する
と、指示されたブロックのブロックデータが消去され
る。消去された領域は、空白となる。ここで、前記消し
ゴムボタン15は、図示しない鉛筆ボタンに変換され
る。
【0048】削除ボタン16を入力ペン11で指示した
後、文字入力表示領域20に表示されたブロック内の所
望の位置を指示すると、指示されたブロックのブロック
データが消去される。消去されたブロック以後のブロッ
クは、消去された間隔をつめて表示される。また、削除
ボタン16を入力ペン11で指示した後の、入力ペン1
1の指示位置に表示されるブロックがなかったときに
は、予め定められる大きさの空白が削除される。ここ
で、前記削除ボタン16は、図示しない鉛筆ボタンに変
換される。鉛筆ボタンを入力ペン11で指示すると、消
しゴムボタン15あるいは削除ボタン16が表示され
て、再び文字の手書き入力が可能となる。
【0049】登録ボタン17を入力ペン11で指示する
と、複数のブロックデータおよび改行コードなどが、た
とえば入力された日付とともに前記RAM4に1件デー
タとして登録される。登録終了後は、1つ前に登録され
ている1件データが読出されて文字入力表示領域20に
表示される。なお、1つ前の1件データがないときに
は、何も処理を行わない。登録ボタン18を入力ペン1
1で指示すると、複数のブロックデータおよび改行コー
ドなどが、たとえば入力された日付とともに前記RAM
4に1件データとして登録される。登録終了後は、次に
登録されている1件データが読出されて文字入力表示領
域20に表示される。なお、次の1件データがないとき
には、初期画面26が表示される。
【0050】上または下スクロールボタン24,25を
入力ペン11で指示すると、文字入力表示領域20の行
23が順送りされて表示される。すなわち、図2に示さ
れるように複数(本実施例では6)の行23a〜23f
によって文字入力表示領域20が構成され、当該文字入
力表示領域20が表示されているときに上スクロールボ
タン24を入力ペン11で指示すると、たとえば第2番
目の行23b〜第6番目の行23fと、第6番目の行2
3fに続く第7番目の行とによる6つの行から構成され
る文字入力表示領域20が表示される。続けて上スクロ
ールボタン24を指示すると、第3番目の行23c〜第
8番目の行によって構成される文字入力表示領域20が
表示される。また、第2番目の行23b〜第7番目の行
によって構成される文字入力表示領域20が表示されて
いるときに、下スクロールボタン25を入力ペン11で
指示すると、第1番目の行23a〜第6番目の行23f
によって構成される文字入力表示領域20が表示され
る。なお、1回のスクロール行数は、1行であってもよ
いし、2行以上であってもよい。
【0051】図4は、メニュー画像38を示す平面図で
ある。メニューボタン19を入力ペン11で指示してい
る間には、メニュー画像38が文字入力表示領域20上
に表示される。入力ペン11の指示位置を表示されてい
るメニュー画像38の所望のボタンの位置に移動し、入
力ペン11を画面から離すと、そのボタンに対応した処
理が実行される。メニュー画像38の中のボタンを指示
しているときには、指示されたボタンが反転表示され
る。たとえば、白色表示中に黒色表示されている文字
が、黒色表示中に白色表示される。また、入力ペン11
を画面から離すと、メニュー画像38の表示が消える。
【0052】メニュー画像38のリスト表示ボタン28
を入力ペン11で指示すると、入力中のデータが登録さ
れるとともに、登録された1件データを表すリスト画面
が表示される。白紙ボタン29を入力ペン11で指示す
ると、入力中のデータが登録されるとともに初期画面2
6が表示される。データ削除ボタン30を入力ペン11
で指示すると、表示中のデータが消去されるとともに、
次に登録されている1件データが読出されて表示され
る。なお、次のデータがないときには、初期画面26が
表示される。
【0053】移動ボタン31を入力ペン11で指示した
後、文字入力表示領域20の移動したいブロックを入力
ペン11で指示し、入力ペン11を画面に触れたまま所
望の位置に移動して、入力ペン11を画面から離すと、
指示したブロックが前記所望の位置に移動する。移動前
のブロック領域は空白となる。なお、入力ペン11で指
示した位置にブロックがなかった場合には、入力ペン1
1を移動した前記所望の位置に予め定められる大きさの
空白が挿入され、空白が挿入された位置以後にあるブロ
ックは、前記空白の大きさ分だけ後(右方向)にずれ
る。ただし、改行コードがあれば、改行コード以後にあ
るブロックに対する移動処理は行わない。
【0054】手書き入力設定変更ボタン32を指示する
と、後述するストロークデータ化処理および正規化処理
時において設定される条件、たとえば正規化サイズ、入
力空き時間および近似角度を変更するための画面が表示
される。各条件の設定が終了すると、条件変更のための
画面が消去され、前記ボタン32を指示したときの表示
画面が表示される。印字ボタン33を指示すると、表示
中のデータを印画出力する処理が実行される。
【0055】線種および線色切換ボタン34,35は、
表示される文字の線種および線色を選択するボタンであ
る。本実施例では、線種切換ボタン34として実線およ
び破線の2種類の線種をそれぞれ表すボタン34a,3
4bと、線色切換ボタン35として白、黒、赤および青
の4種類の線色をそれぞれ表すボタン35a〜35dと
を備える。実線を選んだときには2点間の全てのドット
がオン(表示状態)となり、破線を選んだときには2点
間のドットが1つおきにオンとなる。また、線種および
線色切換ボタン36,37は、ブロック単位で線種およ
び線色の変更を指示するボタンであり、前記切換ボタン
34,35と同様に線種切換ボタン36は2種類のボタ
ンを備え、線色切換ボタン37は4種類のボタンを備え
る。戻るボタン27を指示すると、メニュー画像38の
表示が消去されて、メニューボタン19を指示したとき
の表示画面が表示される。
【0056】図5は、手書き文字入力表示時における動
作を示すフローチャートである。また、図6および図7
は表示画面の一例を示す平面図である。ステップa1で
は、表示画面が初期化される。すなわち前記初期画面2
6が表示される。また、タイマが初期化される。このタ
イマは、ペンアップ状態の期間を計時するためのもので
ある。さらに、ペンアップフラグに1が入力される。ペ
ンアップフラグが1の場合はペンアップ状態を示し、ペ
ンアップフラグが0の場合はペンダウン状態を示す。ス
テップa2ではペン入力があるか否かが判断される。ペ
ン入力があった場合にはステップa3に移り、ペン入力
がなかった場合にはステップa11に移る。ステップa
3では前記ペン入力が文字入力表示領域20内であるか
どうかが判断される。前記領域20内であるならばステ
ップa4に移り、前記領域20内でないならばステップ
a9に移る。
【0057】ステップa4では、前回のペンアップフラ
グが0であるかどうか、すなわち前回がペンダウン状態
であったかどうかが判断される。ペンアップフラグが0
の場合にはステップa5に移り、0でなかった場合には
ステップa7に移る。ステップa5では、手書きパター
ン内容があるかどうかが判断される。すなわち、文字入
力表示領域20内に手書き文字入力を行うと、入力ペン
11で指示した入力位置に対応した表示パネルの表示位
置が表示状態となる。ステップa5では、このような表
示パターンがあるかどうかが判断される。内容がある場
合にはステップa6に移り、ない場合にはステップa7
に移る。ステップa6では、前回の入力位置との距離が
所定の距離内であるかどうかが判断される。所定の距離
内である場合にはステップa7に移り、所定の距離以上
である場合にはステップa14に移って、これまでに入
力されたデータがストロークデータ化処理される。
【0058】ステップa7では、入力位置が画面上に表
示される。このとき、前回のペンアップフラグが1であ
った場合には、前記入力位置と前回の座標位置とがつな
がるように表示される。前回のペンアップフラグが0で
あった場合には、入力位置のみが表示される。ステップ
a8では、入力位置が記憶されるとともに、ペンアップ
フラグに0が入力され、さらにタイマが初期化される。
ステップa8の処理が終了すると、ステップa2に戻
る。
【0059】ステップa9では、ペンアップフラグに1
が入力される。ステップa10では、入力位置がボタン
の表示位置に対応した位置であるか否かが判断される。
ボタンの表示位置に対応した入力位置である場合には各
ボタンの動作を行い、対応した入力位置でないならばス
テップa2に戻る。
【0060】ステップa11では、前回のペンアップフ
ラグが1であるかどうかが判断される。1の場合はステ
ップa12に移り、1でない場合はステップa27に移
る。ステップa12では、入力空き時間が所定の時間以
上であるかどうか、すなわち前記タイマによる計時が所
定の時間以上であるかどうかが判断される。所定の時間
以上の場合はステップa13に移り、所定の時間以上で
ない場合はステップa2に戻る。ステップa13では、
手書きパターン内容があるかどうかが判断される。内容
がある場合にはステップa14に移り、ない場合にはス
テップa2に戻る。なお、前述したWボタン12を指示
した場合にはステップa13以降の動作が行われる。
【0061】ステップa14では、手書き入力された画
像データが後述する方法でストロークデータ化処理され
る。ステップa15では、ストロークデータ化処理する
ことによって得られたストロークデータが記憶される。
ステップa16では、ストロークデータを予め選択した
正規化サイズで表示する場合に、ストロークデータがカ
ーソル21が表示されている行23のカーソル21の表
示位置以降に収まるかどうかが判断される。収まると判
断された場合にはステップa17に移り、後述する方法
で正規化処理されて表示される。収まらないと判断され
た場合にはステップa22に移る。
【0062】ステップa17の処理が終了するとステッ
プa18に移り、手書きパターン内容が初期化、すなわ
ち消去されるとともに、タイマが初期化される。ステッ
プa19では、ストロークデータを表示した後のカーソ
ル21の位置が次の行23の先頭にくるか否かが判断さ
れる。次の行23の先頭にくる場合、すなわち改行を行
う場合にはステップa20に移り、次の行23の先頭に
こない場合、すなわち改行を行わない場合にはステップ
a21に移る。ステップa20では、改行処理を行うと
ともに、カーソル21の位置が表示画面中から外れる場
合にはスクロール処理が行われる。スクロール処理した
後に表示すべきストロークデータがある場合にはそのデ
ータが表示される。ステップa20の処理が終了すると
ステップa21に移る。ステップa21では、ペンアッ
プフラグが1であるかどうかが判断される。ペンアップ
フラグが1の場合はステップa2に戻り、1でない場合
はステップa7に戻る。
【0063】ストロークデータを予め選択した正規化サ
イズで表示するとカーソル21が表示された行23に収
まらない場合、ステップa22では、ストロークデータ
の行23方向の長さを縮小する、たとえば0.8倍する
とカーソル21が表示された行23に収まるかどうかが
判断される。たとえば図6(1)に示されるように「東
京駅へ」と手書き入力されて、これに対応したストロー
クデータを行23aのカーソル21の表示位置から図6
紙面上で右方向に表示した場合に行23aに収まらない
ときであり、前記ストロークデータの行方向、すなわち
行23aの長手方向の長さを0.8倍すると、前記行2
3aに収まるかどうかが判断される。収まると判断され
た場合にはステップa23に移り、収まらないと判断さ
れた場合にはステップa24に移る。ステップa23で
は、ストロークデータの行方向の長さが縮小される。た
とえば0.8倍される。さらに縮小されたストロークデ
ータが正規化処理されて、たとえば図6(2)に示され
るように、既に表示されているブロック41および42
に続いて「東京駅へ」のブロック43が行23aに表示
される。ステップa23の処理が終了するとステップa
18に移る。
【0064】ストロークデータを縮小してもカーソル2
1が表示された行23に表示することができない場合、
ステップa24では、スクロール処理を必要とするかど
うかが判断される。スクロール処理が必要な場合はステ
ップa26に移り、必要でない場合はステップa25に
移る。たとえば図7(1)に示されるように行23eの
カーソル21の位置から、「A社と会議を行う上で、前
回の議事録が必要」と入力しようとした場合、行23
e,23fに表示しきれないのでストローク処理が必要
となる。
【0065】ステップa26では、たとえば2行分だけ
スクロール処理が行われる。図7(2)は、図7(1)
に示される行を2行順送りしたときの表示画面を示して
いる。このとき、カーソル21はストローク処理する前
と同じ行23eに対応した位置に表示される。スクロー
ル処理した後に表示されるべきストロークデータがある
場合にはそのストロークデータが表示される。ステップ
a25では改行処理が行われる。改行処理が行われた
後、カーソル21がその行23の先頭に表示される。ス
テップa25の処理が終了するとステップa17に戻
る。ステップa17では、前述したように正規化処理さ
れて表示される。たとえば図6(3)または図7(3)
に示されるように、前記「東京駅へ」および「A社と
〜」に対応したブロック43および44が表示される。
【0066】図8は、前記メニューボタン19の中のリ
スト表示ボタン28を指示したときに表示されるリスト
画面45を示す平面図である。リスト画面45は、リス
ト表示であることを表すタイトル名が表示されるタイト
ル欄46、登録されている1件データに付された日付が
表示される日付欄47、および登録されている1件デー
タの内容を表す登録内容欄48を含んで構成される。本
実施例では登録内容欄48には、登録されている1件デ
ータの先頭から所定の長さのストロークデータが正規化
処理されて表示される。なお、タイトル欄46には、タ
イトル名の他に、前記登録ボタン17,18および白紙
ボタン29が表示される。なお、本実施例ではリスト画
面45には、6件分の1件データの日付および先頭部分
が表示され、日付欄47および登録内容欄48は6行に
分割されており、各行に個別に1件データの日付および
先頭部分が表示される。
【0067】図9は、登録される1件データ51の構成
を示す図である。1件データ51は、複数のブロックデ
ータ52,53,54と改行コード55とを含んで構成
される。複数のブロックデータ52,53,54は、そ
れぞれ前述した1ブロックの画像データをストロークデ
ータ化処理したストロークデータを含み、改行コード5
5とともに入力された順に記憶される。
【0068】図10は、前記ブロックデータ52の構成
を示す図である。ブロックデータ53,54についても
同様に構成される。ブロックデータ52はストロークデ
ータ認識コード56、表示位置データ57、ストローク
データ長さ58、線種データ59、線色データ60およ
びストロークデータ61を含んで構成される。ストロー
クデータ認識コード56は、ストロークデータ61を含
むことを表すコードである。このストロークデータ認識
コード56および改行コード55を確認することによっ
て、ブロックデータであるか否かを判断することができ
る。表示位置データ57は、ストロークデータ61の表
示開始位置と1つ前のストロークデータの表示終了位置
との距離、たとえばドット数を表すデータである。この
表示位置データ57によって、ブロック間に空白を設け
ることができる。たとえば10とすると、10ドットの
空白ができる。
【0069】ストロークデータ長さ58は、ストローク
データ61の長さを表すデータである。線種データ59
および線色データ60は、ストロークデータ61を表示
したときの線種および線色を示すデータである。ストロ
ークデータ61は、入力されたブロックの画像データを
ストロークデータ化処理して得られる。表示時には、表
示位置データ57、線種データ59、線色データ60に
基づいて文字が表示される。
【0070】図11は、ストロークデータ61の構成を
示す図である。ストロークデータ61は、ペン状態デー
タ62、表現データ63、X方向移動量64およびY方
向移動量65を含んで構成される。図11(1)は、X
方向およびY方向移動量64,65が2バイトで表され
ている場合の構成を示し、図11(2)は、移動量6
4,65が4バイトで表されている場合の構成を示す。
【0071】ペン状態データ62は、ペンアップ状態あ
るいはペンダウン状態であるか否かを表すデータであ
る。サンプリングした点が1つ前の点からペンダウン状
態であったときにはペンダウンデータが入力され、サン
プリングした点が1つ前の点からペンアップ状態であっ
たときにはペンアップデータが入力される。表現データ
63は、X方向およびY方向移動量64,65に記憶さ
れる移動量が2バイトで表されるものであるのか、ある
いは4バイトで表されるものであるのかを表すデータで
ある。X方向移動量64は、1つ前にサンプリングした
点からのX軸方向の移動量を表し、Y方向移動量65は
1つ前にサンプリングした点からのY軸方向の移動量を
表す。
【0072】図12は、具体的な文字66とストローク
データ67とを示す図である。図12(1)はストロー
クデータ67によって表示される文字66を示し、図1
2(2)はストロークデータ67の構成を示す図であ
る。文字66は、点A1(始点)と点A2とを結び、点
A2と点A3(終点)とを結んだものである。点A1〜
A3は後述するストロークデータ化処理によって選ばれ
た点である。ストロークデータ67は、点A1〜A3に
関するデータで構成される。点A1に関するデータは、
点A1が始点であり、それまでのペン状態はペンアップ
であることから、ペンアップデータ62aと、X方向お
よびY方向移動量が2バイトで表されていることを表す
表現データ63aと、X方向移動量64aと、Y方向移
動量65aとから構成される。なお、X方向移動量64
aおよびY方向移動量65aは、点A1が始点であるこ
とからともに「00h」である。
【0073】点A2に関するデータは、点A1から点A
2までのペン状態がペンダウンであることから、ペンダ
ウンデータ62bと表現データ63bとX方向移動量6
4bとY方向移動量65bとから構成される。X方向移
動量64bおよびY方向移動量65bは、点A1から点
A2までの移動量であり、たとえば図12(1)紙面上
の右方向をX軸方向とし、上方向をY軸方向としてそれ
ぞれ表され、図示されている場合は、X軸方向の移動量
が「35h」であり、Y軸方向の移動量が「22h」で
ある。
【0074】点A3に関するデータは、点A2から点A
3までのペン状態がペンダウンであることから、ペンダ
ウンデータ62cと、表現データ63cとX方向移動量
64cとY方向移動量65cとから構成される。X方向
移動量64cおよびY方向移動量65cは、点A2から
点A3までの移動量であり、図示される場合、X軸方向
の移動量が「2Ah」であり、Y軸方向の移動量が「0
258h」である。移動量の表現を2バイトおよび4バ
イトとのいずれかに選ぶことによって、記憶するデータ
量を減少させることができる。
【0075】図13は、入力された画像データをストロ
ークデータ化処理する方法を説明するための図である。
図13(1)は、入力された画像データのサンプリング
点S1〜S33を示す図であり、図13(2)は前記サ
ンプリング点S1〜S33の中から後述する基準に従っ
て抽出した抽出点Q1〜Q20を示す図であり、図13
(3)はストロークデータによって表される文字を示す
図である。また、図14は、点Q1〜Q20の抽出方法
を説明するための図である。さらに、図15は、抽出時
における近似角度φを示す平面図である。入力された画
像データをストロークデータ化処理する例は、たとえば
特開平02−77825号公報に開示されており、以下
に説明する方法以外の方法を用いる例も本発明の範囲に
属するものである。
【0076】まず、図13(1)に示されるように、た
とえば「あ」と手書き入力したときには、前記タッチパ
ネル8によって座標点S1〜S33がサンプリングされ
る。座標点の数は、タッチパネル8への印加電圧の切換
えのタイミングを選ぶことによって変えることができ
る。座標は、図13紙面上で右方向にX軸が設定され、
上方向にY軸が設定される。サンプリング点S1〜S3
3の中から、図13(2)に示されるように文字を表示
するにあたって必要最少限の座標点が抽出される。
【0077】まず点S1が始点とされる。次に図14
(1)に示されるように、点S1と点S2とを結ぶ線を
線L1とし、点S1と点S3とを結ぶ線を線L2とし、
以後点S1と点S4,S5,S6とをそれぞれ結ぶ線を
線L4,L5,L6とする。線L1と線L2との成す角
を角θ1とし、線L1と線L3との成す角を角θ2と
し、以後線L1と線L4,L5,L6との成す角をそれ
ぞれ角θ3,θ4,θ5とする。角θ1〜θ5と、予め
定める近似角度φとが角θ1から順番に比較され、近似
角度φよりも大きくなる角が選ばれる。たとえば近似角
度φよりも角θ1が小さく、角θ2が大きいときには、
線L2の点S1と結ばれる点S3が抽出され、点S2は
省かれる。すなわち図14(2)に示されるように、点
S2は省かれ、点S1,S3が抽出されて、それぞれの
点が抽出点Q1,Q2とされる。以後、点S3を始点と
して同様の抽出動作が繰返し行われる。
【0078】なお、この抽出動作は、ペンアップの座標
点から次のペンアップの座標点の1つ前のペンダウンの
座標点までを1単位として実施される。
【0079】図15に示される近似角度φ=360°/
32とした場合には、図13(2)に示される点Q1〜
Q20が抽出され、抽出点Q1〜Q20を順につなぐこ
とによって表示される文字「あ」は、図13(3)に示
されるようになる。近似角度φを選ぶことによって、抽
出点の数を変えることができる。手書き入力された文字
とストロークデータ化処理後に表示される文字とが同じ
文字であることが分かるように、近似角度φを選択して
サンプリング点を抽出する。
【0080】図16は、図13(3)に示される文字に
対応したストロークデータ68の構成を示すデータであ
る。ストロークデータ68は、抽出された点Q1〜Q2
0に関するペン状態データ62、表現データ63、X方
向移動量64およびY方向移動量65から構成される。
【0081】図17は、後述する正規化処理時における
設定条件データが記憶されている設定条件メモリ71の
構成を示す図である。設定条件メモリ71は、正規化サ
イズメモリ72、入力空き時間メモリ73および近似角
度メモリ74を含んで構成される。正規化サイズメモリ
72には、ストロークデータを行23の幅に応じた大き
さに表示するときの行23の幅を選択するデータが記憶
される。入力空き時間メモリ73には、手書き文字入力
後、所定の時間が経過しても次の手書き文字が入力され
なかったときに、入力された画像データを自動的にスト
ロークデータ化処理するとともに正規化処理する場合
の、前記所定の時間を設定するデータが記憶される。近
似角度メモリ74には、前記近似角度φを選択するデー
タが記憶される。
【0082】図18は、手書き入力設定変更ボタン32
を指示したときに表示される手書き入力設定変更画面7
5を示す平面図である。該画面75は、前記設定条件メ
モリ71の条件を選択するための画面であり、タイトル
欄46には手書き入力設定変更画面であることを表すタ
イトル名が表示される。また、複数の正規化サイズ選択
ボタン76、複数の入力空き時間選択ボタン77および
複数の近似角度選択ボタン78が表示される。入力ペン
11で所望とする条件に対応したボタンを指示すること
によって、そのボタンに対応した条件が前記設定条件メ
モリ71の中から選択される。なお、条件選択後、終了
ボタン79を指示することによって、入力設定変更の処
理が中止され、前記画面75が消去されて、ボタン32
を指示したときの画面に戻る。
【0083】図19は、1つのストロークデータによっ
て表示される1ブロックの大きさを求めるためのフロー
チャートである。また図20は、1つのストロークデー
タによって表示される文字の一例を示す図である。以
下、図19のフローチャートを図20を用いて説明す
る。図20紙面上で右方向にX軸が設定され、下方向に
Y軸が設定される。図19のフローチャートによって求
められた1ブロックの大きさは、前記ステップa16に
おける判断で使用される。
【0084】ステップb1では、1ブロックの大きさを
求めるために用いられる変数Xi,Yi,Xmin,Y
min,Xmax,Ymaxが初期化される。Xi,Y
iは座標を表す変数である。また、XminはX軸方向
の最少値を表し、XmaxはX軸方向の最大値を表す。
YminはY軸方向の最小値を表し、YmaxはY軸方
向の最大値を表す。ステップb2では、ストロークデー
タの終点であるかどうかが判断される。終点である場合
ステップb13に移り、終点でない場合ステップb3に
移る。
【0085】ステップb3では、XiにΔXが加えられ
て、新たにXiとして記憶される。ΔXは、互いに隣接
する点、たとえば図20に示される点b3と点b4との
間のX軸方向の長さを表す。ステップb4では、新たに
記憶されたXiがXmaxよりも大きいかどうかが判断
される。大きい場合にはステップb5に移り、大きくな
い場合にはステップb6に移る。ステップb5では、前
記XiがXmaxとして新たに記憶される。ステップb
5の処理が終了すると、ステップb8に移る。ステップ
b6では、前記XiがXminよりも小さいかどうかが
判断される。小さい場合にはステップb7に移り、小さ
くない場合にはステップb8に移る。ステップb7で
は、前記XiがXminとして新たに記憶される。ステ
ップb7の処理が終了するとステップb8に移る。
【0086】ステップb8では、YiにΔYが加えられ
て、新たにYiとして記憶される。ΔYは、互いに隣接
する点、たとえば図20に示される点b3と点b4との
間のY軸方向の長さを表す。ステップb9では、前記Y
iがYmaxよりも大きいかどうかが判断される。大き
い場合にはステップb10に移り、大きくない場合には
ステップb11に移る。ステップb10では、新たに記
憶されたYiがYmaxとして記憶される。ステップb
10の処理が終了するとステップb2に戻る。ステップ
b11では、前記YiがYminよりも小さいかどうか
が判断される。小さい場合にはステップb12に移り、
小さくない場合にはステップb2に移る。ステップb1
2では、前記YiがYminとして新たに記憶される。
ステップb12の処理が終了すると、ステップb2に戻
る。
【0087】ステップb13では、前述した動作によっ
て求められたXmin,Xmax,Ymin,Ymax
から、XwおよびYwが求められる。Xwは、表示され
る1ブロックのX軸方向の長さを表し、YwはY軸方向
の長さを表す。すなわち前記Xwは、XmaxからXm
inを引算することによって求められ、YwはYmax
からYminを引算することによって求められる。図2
0に示される文字の場合、Xminは、点a11のX座
標となり、Xmaxは点f10のX座標となる。またY
minは点e2のY座標となり、Ymaxは点d3のY
座標となる。
【0088】図21は、ストロークデータを行23の幅
に応じた大きさに変換する正規化処理の手順を示すフロ
ーチャートである。また、図22は手書き入力された画
像データをストロークデータ化処理する際の座標を示す
平面図であり、図23はストロークデータを表示する表
示画面の座標を示す平面図である。なお、図22および
図23において、紙面上で右方向にX軸が設定され、下
方向にY軸が設定される。
【0089】ステップc1では、選択された正規化サイ
ズが変数Ax,Ayに入力される。Ayには、行23の
幅(Y軸方向)が入力される。Axには、Ax=Ayに
選ばれるX軸方向の長さが入力される。ステップc2で
は、変数Xm,Ymが初期化される。Xmには、正規化
処理を行うことによって得られるX軸方向の誤差が入力
される。Ymには、Y軸方向の誤差が入力される。
【0090】ステップc3では、Y軸方向の表示開始位
置Ycが求められる。初期値として、カーソル21の最
先端21iのY軸座標が入力される。Y軸方向の表示開
始位置Ycは、ストロークデータのY軸方向の長さYw
と、行23の幅である正規化サイズAyとの比率(Ay
/Yw)を基準値として算出される。すなわち、点Q1
に対応した表示開始位置Ycは、点Q1のY座標y0
と、ストロークデータのY軸方向の最小値Yminとの
差に、前記基準値を乗じた値をYcに加えることによっ
て得られる。この計算で生じた小数点以下の値は四捨五
入される。四捨五入することによって得られた値と、四
捨五入しなかったときの値との差が、誤差としてYmに
入力される。
【0091】ステップc4では、X軸方向の表示開始位
置Xcが求められる。Xcは、前記ステップc3で求め
た表示開始位置Ycと同様の方法で求められる。なお、
ここでXcの初期値は、変数X0に記憶される。ステッ
プc5では、ブロックデータに記憶される線色データが
「白」であるかどうかが判断される。白の場合はステッ
プc11に移り、白でない場合にはステップc6に移
る。ステップc6では、前記ステップc3およびステッ
プc4で求められた座標点(Xc,Yc)が、選ばれた
線色で表示される。ステップc7では、変数Bに2が入
力される。この変数Bは線種に応じた前記座標点(X
c,Yc)の表示状態を表すものであり、B=0は破線
の非表示状態を表し、B=1は破線の表示状態を表し、
B=2は実線を表す。
【0092】ステップc8では、線種データが破線であ
るかどうかが判断される。破線の場合にはステップc9
に移り、破線でない場合にはステップc10に移る。ス
テップc9では、線種データが破線であった場合であ
り、次の座標点は非表示状態となるので、前記変数Bに
0が入力される。ステップc10では、前記ストローク
データの表示が終了したかどうかが判断される。終了し
た場合にはステップc11に移り、終了していない場合
にはステップc12に移る。
【0093】ステップc11では、カーソル21の位置
が求められる。ストロークデータのX軸方向の長さXw
に前記基準値を乗じた値を、前記X0に加え、さらに1
を加えることによってカーソル21のX軸方向の位置が
求められる。1を加えるのは、前のブロックとの間に1
ドット分の空白を設けるためである。なお、カーソル2
1のY軸方向の長さは、予め定められているので、X軸
方向の位置のみを求めることによってカーソル21を表
示することができる。この処理で得られた値は、Xcに
入力される。
【0094】ステップc12では、次の点のY軸方向の
表示位置が求められる。まず、前記Ycの値がYsに記
憶される。点Q1と点Q2とのY軸方向の長さΔYに、
前記基準値を乗じた値をYcに加え、さらに前記Ymを
加えることによって求められる。この計算で生じた小数
点以下の値は、四捨五入される。得られた値は、新たに
Ycに入力される。また、得られたYcと前回のYcと
の差がΔYcに入力される。四捨五入することによって
得られた値と、四捨五入しなかったときの値との差が、
誤差として新たにYmに入力される。
【0095】ステップc13では、次の点のX軸方向の
表示位置が求められる。X軸方向の表示位置は、前記ス
テップc12と同様の方法によって求められる。ステッ
プc14では、点Q1〜Q2間がペンアップ状態である
かどうかが判断される。ペンアップ状態である場合には
ステップc6に移り、ペンアップ状態でない場合にはス
テップc15に移る。
【0096】ステップc15では、変数Cに1が入力さ
れる。変数Cは、X軸方向のドット数に対応している。
ステップc16では、後述するようにして求められる所
定の座標点間(Xs+C,Yc)〜(Xs+C,Ys+
(ΔYc/ΔXc)C)にあるドットが所定の線色で表
示される。ステップc17では、前記変数Cに1が加え
られて新たに変数Cとして記憶される。ステップc18
では、変数CがΔXcよりも大きいかどうかが判断され
る。大きい場合にはステップc10に移り、大きくない
場合にはステップc16に移る。
【0097】図24は、表示画面を拡大して示す平面図
である。図24紙面上において、右方向がX軸方向のド
ット数であり、下方向がY軸方向のドット数である。た
とえば(1,1)で表される点D1と、(9,5)で表
される点D2とを直線となるように表示しようとする場
合について説明する。点D1,D2は、表示状態となっ
ている。前記ステップc16では、(Xs+C,Yc)
〜(Xs+C,Ys+(ΔYc/ΔXc)C)間のドッ
トが表示される。Xs=1,C=1,Yc=1,ΔYc
=5−1=4,ΔXc=9−1=8であるので、(2,
1)〜(2,1.5)間のドットが表示状態とされる。
Ys+(ΔYc/ΔXc)Cは、新たにYcとして記憶
される。ステップc17では、C=2とされる。ステッ
プc18では、前記変数CがΔXcよりも大きいかどう
かが判断される。この場合、変数Cの方が小さいので、
前記ステップc16に戻る。以後、同様の動作が繰返さ
れて、前記(1,1)〜(9,5)間のドットが表示状
態とされる。このような動作によって表示されるドット
は、図24の斜線で示されるようになる。
【0098】図25は、カーソルボタン13が指示され
たときの処理動作を示すフローチャートである。ステッ
プd1では、ペン入力が行われたかどうかが判断され、
ペン入力が行われたと判断される場合にはステップd2
に移り、ペン入力が行われないと判断される場合には、
ペン入力が行われるまでステップd1が繰返されて待期
される。ステップd2では、前述のステップd1で行わ
れたペン入力が手書き入力内、すなわち文字入力表示領
域20内に行われたかどうかが判断され、文字入力表示
領域20内にペン入力が行われた場合にはステップd3
に移り、文字入力表示領域20外にペン入力が行われた
場合にはステップd7に移る。
【0099】ステップd3では、ステップd1で行われ
たペン入力が、文字入力表示領域20上に表示されてい
る複数のブロックのうちのいずれかのブロック内に行わ
れたかどうか、すなわち複数のブロックのうちからいず
れかのブロックがペンによって指示されたかどうかが判
断され、いずれかのブロック内に行われた場合にはステ
ップd4に移り、ブロック外に行われた場合にはステッ
プd6に移る。ステップd4では、ペン入力によって指
示されたブロックの先頭にカーソル21が移動され、ス
テップd5に移り、タイマがクリアされて、ステップa
2に移る。ステップd6では、タッチ位置、すなわちペ
ンで指示された位置にカーソル21が移動されて、ステ
ップd5に移る。
【0100】前述のステップd2において、文字入力表
示領域20外にペン入力が行われた場合にはステップd
7に移り、Wボタン12などの上段のボタンまたは上ス
クロールボタン24などの右端のボタンがペンによって
指示されたかどうかが判断され、上段のボタンまたは右
端のボタンが指示された場合にはその指示されたボタン
に対応する処理動作が行われ、上段のボタンまたは右端
のボタンが指示されない場合にはステップd5に移る。
【0101】このようにして、操作者は文字入力表示領
域20上の所望とする位置にカーソル21を自由に移動
することができる。
【0102】図26は、改行ボタン14がペンによって
指示されたときの処理動作を示すフローチャートであ
る。ステップd10では、ペン入力が行われたどうかが
判断され、ペン入力が行われたと判断される場合には、
ステップd11に移り、ペン入力が行われないと判断さ
れ場合には、ペン入力が行われるまでステップd10が
繰返されて待期される。ステップd11では、前述のス
テップd10で行われたペン入力が手書き入力内、すな
わち文字入力表示領域20内に行われたかどうかが判断
され、文字入力表示領域20内にペン入力が行われた場
合にはステップd12に移り、文字入力表示領域20外
にペン入力が行われた場合にはステップd22に移る。
【0103】ステップd12では、ステップd10で行
われたペン入力が文字入力表示領域20上に表示されて
いる複数のブロックのうちのいずれかのブロック内に行
われたかどうか、すなわち複数のブロック内のうちのい
ずれかのブロックがペン入力によって指示されたかどう
かが判断され、いずれかのブロック指示された場合、た
とえば図27(1)に示されるように、文字入力表示領
域20上における第1行目の行23aに表示されている
ブロック132が指示された場合にはステップd13に
移り、いずれのブロックも指示されない場合にはステッ
プd17に移る。
【0104】ステップd13では、ペンによって指示さ
れたブロック、たとえば図27(1)に示されるブロッ
ク132の先頭にカーソル21が移動され、ステップd
14に移る。
【0105】ステップd17では、ペンによって指示さ
れた位置が含まれる行23において、ペンによって指示
された位置よりも前にスクロールデータまたは改行コー
ドがあるかどうかが判断され、あると判断される場合に
はステップd18に移り、ないと判断される場合には図
25のステップd5に移る。ステップd18では、ペン
によって指示された位置が含まれる行23において、指
示された位置よりも1つ前のデータ、すなわち指示され
た位置に最も近接したデータがブロックデータである場
合には、そのブロックデータの先頭にカーソル21の位
置を移動し、ペンによって指示された位置に最も近接し
たデータが改行コードの場合には改行コードの位置にカ
ーソルを移動し、ステップd14に移る。
【0106】このステップd17およびd18の処理動
作によって、たとえば図27(1)に示される文字入力
表示領域20の第1行目の行23aにおけるブロック1
32の右側の位置がペンによって指示された場合、カー
ソル21の位置はブロック132の先頭に移動される。
【0107】ステップd14では、先のステップd13
またはステップd18において移動されたカーソルの位
置に改行コードが挿入され、ステップd15に移り、カ
ーソルの位置がストロークデータの先頭にある場合に
は、そのストロークデータの表示位置を0に設定し、そ
のストロークデータとそのストロークデータよりも1つ
前のデータとの間の距離を0にして、さらにそのストロ
ークデータとそのストロークデータよりも1つ前のデー
タとの間に改行コードを挿入し、ステップd16に移
る。
【0108】ステップd16では、ステップd14で挿
入した改行コードの以下の部分の再表示が行われる。こ
れは、文字入力表示領域20上のカーソルの位置以下の
部分を一度クリアし、ステップd14で挿入した改行コ
ード以下のデータを、ステップd10でペンによって指
示された位置が属する行の次の行の先頭から、文字入力
表示領域20における最下行が満たされるまで、すなわ
ちそれ以上表示しようとすると画面のスクロールを必要
とするまで表示し、ステップd19に移る。
【0109】このステップd14、ステップd15およ
びステップd16の処理動作によって、たとえばカーソ
ル21がステップd13またはd18でブロック132
の先頭に移動された場合、ステップd14でカーソル2
1の位置に改行コードが挿入され、ステップd15で改
行コード以下の部分、すなわちブロック132が図27
(2)に示されるようにクリアされ、ステップd16で
ブロック132が図27(3)に示されるように第2行
目の行23bの先頭に表示される。
【0110】ステップd19では、先のステップd14
で挿入された改行コードが文字入力表示領域20上にお
ける最下行に位置しているかどうかが判断され、最下行
に位置している場合には、先のステップd16における
データの再表示は行われずにステップd20に移り、文
字入力表示領域20上の表示画像が2行だけ上方にスク
ロールされて、最下行と下から2番目の行とにステップ
d14で挿入された改行コードの位置以下のデータが表
示されて、ステップd21に移る。ステップd19にお
いて、挿入された改行コードが最下行に位置していない
と判断される場合には、先のステップd16における再
表示が少なくとも1行は行われているので、ステップd
20を介さずにステップd21に移る。
【0111】ステップd21では、カーソル21が、ス
テップd14で挿入された改行コードの次のデータ上に
移動されて、これによってカーソル21がステップd1
4で挿入された改行コードが位置する行の次の行の先頭
に表示され、ステップd5に移る。このステップd21
の処理動作によって、図27(4)に示されるように、
カーソル21がブロック132の先頭に表示される。
【0112】前述のステップd11において、文字入力
表示領域20外にペン入力が行われた場合にはステップ
d22に移り、Wボタン12などの上段のボタンまたは
上スクロールボタン24などの右端のボタンがペンによ
って指示されたかどうかが判断され、上段のボタンまた
は右端のボタンが指示された場合にはその指示されたボ
タンに対応する処理動作が行われ、上段のボタンまたは
右端のボタンが指示されない場合にはステップd5に移
る。
【0113】図28は、前記消しゴムボタン15を指示
した場合の動作を示すフローチャートである。また、図
29は、消しゴムボタン15を指示したときの表示画面
を段階的に示す平面図である。文字入力表示領域20の
第1番目の行23aにはブロック80a〜80cがこの
順に表示され、ブロック80cの後には改行コードによ
って表される改行領域81が設定される。第2番目の行
23bにはブロック80d,80eがこの順に表示され
る。なお、ブロック80dとブロック80eとの間には
空白が設けられている。
【0114】ステップd25では表示されていた消しゴ
ムボタン15が鉛筆ボタンに変換されて、該鉛筆ボタン
が表示される。ステップd26では、前記タッチパネル
8からの出力に基づいて入力ペン11による入力がある
かどうかが判断される。入力がある場合にはステップd
27に移る。ステップd27では、前記ペン入力の位置
が文字入力表示領域20内であるかどうかが判断され
る。前記領域20内である場合にはステップd28に移
り、ない場合にはステップd30に移る。ステップd2
8では、前記ペン入力の位置がストロークデータによっ
て表示されるブロック内かどうかが判断される。ブロッ
ク内である場合にはステップd29に移り、ブロック内
でない場合にはステップd26に移る。
【0115】ステップd29では、入力ペン11によっ
て指示された位置を含むブロック内の文字が消去され
る。たとえば図29(1)に示されるブロック80bを
指示した場合、図29(2)に示されるように前記ブロ
ック80bの表示が消去される。文字が消去された領域
は空白となる。このとき、RAM4に記憶されたブロッ
クデータも消去される。消去されたブロックデータの次
のブロックデータ、図29においてはブロック80cに
対応したブロックデータがある場合には、そのブロック
データ80cの表示位置データ57は、記憶される表示
位置データに消去したブロック80bに対応したブロッ
クデータの表示位置データを加えた値とされて新たに記
憶される。ステップd29の処理が終了するとステップ
d26に移る。ステップd30では、鉛筆ボタンに代わ
って消しゴムボタン15が表示される。ステップd30
の処理が終了すると、ステップd5へ移る。
【0116】図30は削除ボタン16を指示した場合の
動作を示すフローチャートである。また、図31は、削
除ボタン16を指示したときの表示画面を段階的に示す
平面図である。図31(1)に示される表示画面は、図
29(1)と同様のものである。ステップd32では、
前記削除ボタン16に代わって鉛筆ボタンが表示され
る。ステップd33では、入力ペン11によるペン入力
があるかどうかが判断される。ペン入力があった場合に
はステップd34に移る。ステップd34では、ペン入
力位置が文字入力表示領域20内か否かが判断される。
前記領域20内である場合にはステップd35に移り、
前記領域20内でない場合にはステップd30へ移る。
ステップd35では、前記ペン入力位置が、ストローク
データによって表示されるブロック内が否かが判断され
る。また、前記ペン入力位置が改行コードに対応して表
示される改行領域81か否かが判断される。ブロック内
または改行領域81であった場合にはステップd36に
移り、なかった場合にはステップd38に移る。ステッ
プd36では、ペン入力位置を含むブロック内のストロ
ークデータを含むブロックデータまたは改行コードがR
AM4内から消去される。ステップd37では、前記ブ
ロックデータまたは改行コードを消去したデータが再表
示される。ステップd37の処理が終了するとステップ
d33に戻る。
【0117】たとえば図31(1)に示されるブロック
80bを指示した場合には、図31(2)に示されるよ
うにブロック80bの表示が消去され、ブロック80a
に続いてブロック80cが表示される。この場合、ブロ
ック80cに対応したブロックデータの表示位置データ
57はそのままである。また、図31(1)に示される
改行領域81を指示した場合には、図31(3)に示さ
れるように改行領域81が消去され、ブロック80cに
続いてブロック80dが表示される。
【0118】ステップd38では、ペン入力位置が、ブ
ロック間に設けられる空白部分かどうかが判断される。
空白部分である場合にはステップd39に移り、空白部
分でない場合にはステップd33に移る。ステップd3
9では、ペン入力位置を含む空白領域が予め定める一定
量だけ削除される。たとえば、ペン入力位置を含むブロ
ックの次に表示されるブロックに対応したブロックデー
タの表示位置データ57の値を予め定める量だけ小さく
することによって実現される。なお、前記表示位置デー
タ57の値が予め定める量以下の場合には、表示位置デ
ータを0とする。ステップd39の処理が終了するとス
テップd37に移る。
【0119】たとえば図31(1)に示されるブロック
80dとブロック80e間の空白部分を指示したときに
は、ブロック80eに対応したブロックデータの表示位
置データ57の値が予め定める量だけ減少される。これ
によって表示画面は、図31(4)に示されるようにな
る。
【0120】図32は、登録ボタン17または登録ボタ
ン18を指示した場合の動作を示すフローチャートであ
る。ステップd41では、手書き入力された画像データ
をストロークデータ化処理し、得られたストロークデー
タを含む1件データが登録される。ステップd42で
は、RAM4内の登録可能なメモリ容量と、前記1件デ
ータの容量とが比較され、RAM4内にデータが記憶で
きたかどうかが判断される。RAM4内のメモリが不足
しており登録することができなかった場合にはステップ
d49に移り、たとえば「メモリが足りません」と文字
入力表示領域20に表示する。ステップd49の処理が
終了すると、ステップd43に移る。RAM4に登録で
きた場合にはステップd43に移る。ステップd43で
は、登録ボタン17が指示されたかどうかが判断され
る。登録ボタン17が指示された場合にはステップd4
4に移り、登録ボタン17が指示されなかった場合、す
なわち登録ボタン18が指示された場合にはステップd
50に移る。
【0121】ステップd44では、登録された1件デー
タの次に登録された1件データがあるかどうかが判断さ
れる。次に登録された1件データがある場合にはステッ
プd45に移り、ない場合にはステップa1へ移る。ス
テップd45では、次に登録された1件データが呼出さ
れて文字入力表示領域20に表示される。ステップd4
6では、登録ボタン17または登録ボタン18が指示さ
れたか否かが判断される。指示された場合にはステップ
d43に移り、指示されなかった場合にはステップd4
7に移る。ステップd47では、カーソル21が文字入
力表示領域20のホームポジション、すなわち表示画面
上の左上に表示される。ステップd48では、手書きパ
ターン内容が消去される。またタイマが初期化される。
ステップd48の処理が終了するとステップa2へ移
る。
【0122】ステップd50では、登録された1件デー
タの1つ前に登録された1件データがあるかどうかが判
断される。ある場合にはステップd51に移り、ない場
合にはステップd52に移る。ステップd51では、1
つ前の1件データが読出されて文字入力表示領域20に
表示される。ステップd51の動作が終了するとステッ
プd46に移る。ステップd52では、表示されていた
データが再び表示される。ステップd52の処理が終了
するとステップd46に移る。
【0123】図33は、登録ボタン17あるいは登録ボ
タン18を指示したか否かを調べる動作を示すフローチ
ャートである。ステップd127では、登録ボタン1
7,18が指示されたかどうかが判断される。指示され
た場合にはステップd128に移り、指示されなかった
場合にはステップd130に移る。ステップd128で
は、フラグFが1であるかどうかが判断される。フラグ
Fが1であった場合にはステップd129に移り、1で
なかった場合にはステップd43に移る。フラグFが1
でなかった場合とは、新たに登録ボタン17,18が指
示された場合である。
【0124】ステップd129では、予め定める時間以
上登録ボタン17,18が指示されているかどうかが判
断される。すなわち、タイマtが、該タイマtに予め設
定される時間の計時を行い、設定される時間が超えたか
どうかが判断される。超えた場合にはステップd43に
移り、超えていない場合にはステップd47に移る。
【0125】ステップd130では、登録ボタン17,
18が指示されなかった場合であり、0がフラグFに入
力される。ステップd131では、タイマtが停止され
る。ステップd131の動作が終了するとステップd4
7に移る。このような動作を行うことによって登録ボタ
ン17,18を指示することによって、表示されるデー
タが切換わったかどうかを判断することができる。
【0126】図34は、メニューボタン19を指示した
場合の動作を示すフローチャートである。ステップd5
5では、サブメニュー、すなわち前記メニュー画像38
が表示される。ステップd56では、入力ペン11によ
る入力があったかどうかが判断される。あった場合には
ステップd57に移り、なかった場合にはステップd6
0に移る。ステップd57では、ペン入力位置が前記サ
ブメニュー画像38内であるかどうかが判断される。サ
ブメニュー画像38内である場合にはステップd58に
移り、ない場合にはステップd59に移る。ステップd
58では、サブメニュー画像38内の指示した項目が反
転して表示される。ステップd58の動作が終了すると
ステップd56に移る。ステップd59では、反転して
表示された項目が初期化、すなわち反転が元に戻され
る。ステップd59の動作が終了するとステップd56
に移る。
【0127】ステップd60では、ペン入力がなかった
場合であり、反転して表示される項目があるかどうかが
判断される。ある場合にはステップd61に移り、ない
場合にはステップd62に移る。ステップd61では、
サブメニュー画像38の表示が消去される。ステップd
61の動作が終了すると、反転して表示される項目の動
作を行うステップに進む。ステップd62では、サブメ
ニュー画像38の表示が消去される。ステップd62の
動作が終了するとステップd5に進む。
【0128】図35は、前記消しゴムボタン15あるい
は削除ボタン16に代わって表示される鉛筆ボタンを指
示した場合の動作を示すフローチャートである。ステッ
プd65では、鉛筆ボタンに代わって消しゴムボタン1
5あるいは削除ボタン16が表示される。ステップd6
5の動作が終了するとステップd5に移る。
【0129】図36は、戻るボタン27を指示した場合
の動作を示すフローチャートである。ステップd67で
は、戻るボタン27に代わってメニューボタン19が表
示される。ステップd67の動作が終了するとステップ
d5に移る。
【0130】図37は、白紙ボタン29を指示した場合
の動作を示すフローチャートである。ステップd69で
は、文字入力表示領域20上に表示されている手書き入
力データがあるかどうかが判断される。ある場合にはス
テップd70に移り、ない場合にはステップa1へ移
る。ステップd70では、入力中のデータが、1件デー
タとして登録される。ステップd71では、RAM4内
のメモリ容量が十分であるかどうかが判断される。メモ
リ容量が十分な場合にはステップa1へ移り、十分でな
い場合には、ステップd72に移る。ステップd72で
は、たとえば「メモリが足りません」と表示する。ステ
ップd72の動作が終了するとステップa1へ戻る。
【0131】図38および図39は、リスト表示ボタン
28が指示されたときの処理動作を示すフローチャート
であり、図39のフローチャートは図38のフローチャ
ートの続きである。入力ペン11によってリスト表示ボ
タン28が指示されるとステップd74に移り、文字入
力表示領域20に手書き入力途中のデータが表示されて
いるかどうかが判断され、手書き入力途中のデータが表
示されている場合には、ステップd75に移り、手書き
入力途中のデータが表示されていない場合にはステップ
d83に移る。ステップd75では、文字入力表示領域
20に表示されている手書き入力途中のデータがメモリ
に登録され、ステップd76に移り、先のステップd7
5で入力途中のデータがメモリに登録できなかったかど
うかが判断され、メモリが既にいっぱいでデータがメモ
リに登録できなかった場合にはステップd82に移り、
メモリに余裕がありデータがメモリに登録できた場合に
は、ステップd77に移る。
【0132】ステップd82では、手書き入力途中のデ
ータをメモリに登録するためのメモリ容量が足りないの
で、「メモリが足りません」というメッセージを文字入
力表示領域20に所定の時間だけ一時的に表示して、ス
テップd83に移る。ステップd83では、メモリに登
録されている1件データがあるかどうかが判断され、登
録されている1件データが1件もない場合には図38お
よび図39の処理動作が終了されてステップd5に移
り、登録されている1件データが1件でもある場合には
ステップd77に移る。
【0133】ステップd77では、メモリに登録されて
いる1件データを表示するためのカウンタiおよびjの
値が共に1に設定されて、ステップd78に移る。ここ
で、カウンタiの値は、登録されている1件データが、
先頭の1件データから数えて何番目の1件データである
かを示し、たとえばカウンタiの値が1であるときに
は、カウンタiによって先頭の1件データが指示され
る。カウンタjは図8に示されるリスト画面45におけ
る日付欄47および登録内容欄48内の行番号であり、
カウンタjの値は1〜6の値に設定され、たとえばカウ
ンタjの値が1であるときには、カウンタjによってリ
スト画面45における最上行が指示される。
【0134】ステップd78では、表示画面が初期化さ
れてリスト画面45が表示され、ステップd79に移
り、カウンタiによって指示されるi番目の1件データ
がメモリから呼出され、ステップd80に移り、先のス
テップd79で呼出された1件データが、リスト画面4
5においてカウンタjによって表示されるj行目に1件
データの先頭から順に、日付とともに表示され、ステッ
プd81に移る。
【0135】ステップd81では、カウンタjの値が6
であるかどうかが判断されカウンタjの値が6である場
合には図39のステップd87に移り、カウンタjの値
が6でない場合にはステップd84に移る。ステップd
84では、先のステップd79でメモリから呼出された
i番目の1件データがメモリに記憶されている最後の1
件データであるかどうかが判断され、最後の1件データ
である場合には図39のステップd87に移り、最後の
1件データでない場合にはステップd85に移り、カウ
ンタiおよびjの値にそれぞれ1が加算され、ステップ
d79に移る。
【0136】ステップd87では、入力ペン11による
入力が行われたかどうかが判断され、入力ペン11によ
る入力が行われたと判断される場合にはステップd88
に移り、入力が行われないと判断される場合にはステッ
プd87が繰返されて待期される。ステップd88で
は、入力ペン11によって白紙ボタン29が指示された
かどうかが判断され、白紙ボタン29が指示されない場
合にはステップd89に移り、白紙ボタン29が指示さ
れた場合には、図38および39の処理動作が終了され
てステップa1に移る。ステップd89では、入力ペン
11によって登録ボタン18が指示されたかどうかが判
断され、登録ボタン18が指示された場合にはステップ
d90に移り、登録ボタン18が指示されない場合には
ステップd93に移る。ステップd93では、登録ボタ
ン17が指示されたかどうかが判断され、登録ボタン1
7が指示された場合にはステップd94に移り、登録ボ
タン17が指示されない場合にはステップd91に移
る。
【0137】ステップd90では、その時点でカウンタ
iが指示するi番目の1件データが最後の1件データか
どうかが判断され、最後の1件データと判断される場合
には、ステップd87に移り、最後の1件データと判断
されない場合にはステップd96に移る。
【0138】ステップd93において、登録ボタン17
が指示されたと判断される場合にはステップd94に移
る。ステップd94ではカウンタiの値が1〜6の値の
うちのいずれかの値であるかどうかが判断され、カウン
タiの値が1〜6の値のうちのいずれかの値である場合
にはステップd91に移り、カウンタiの値が1〜6の
値のうちのいずれの値でもない場合にはステップd95
に移る。ステップd95ではカウンタiの値が6だけ減
少されてステップd96に移る。ステップd96ではリ
スト画面45における1行目〜6行目の表示内容、すな
わちリスト画面45に含まれている全1件データがクリ
アされ、ステップd97に移る。ステップd97ではカ
ウンタjの値が1に設定されて、図38のステップd7
9に移る。
【0139】ステップd93において、登録ボタン17
が指示されていないと判断される場合には、ステップd
91に移り、先のステップd87で入力ペン11によっ
て指示された位置がリスト画面45内のいずれかの行で
あるかどうかが判断され、指示された位置がリスト画面
45のいずれの行でもない場合にはステップd87に移
り、指示された位置がリスト画面45内のいずれかの行
である場合にはステップd92に移る。ステップd92
では入力ペン11によって指示された行にデータの先頭
部分が表示されている1件データがメモリから呼出され
て文字入力表示領域20上に表示され、ステップd46
に移る。
【0140】このように図38および図39に対応した
処理動作によって、リスト表示ボタン28が指示される
と、ステップd77およびd78が実行された後に、ス
テップd79,d80,d81,d84およびd85が
繰返し実行されることによって、メモリに登録されてい
る1件データが次々に呼出されてリスト画面45におけ
る1行目〜6行目に1番目〜6番目の1件データの先頭
部分が、日付とともに表示される。1件データの数が6
件未満の場合には、全ての1件データが表示される。
【0141】メモリに7件以上の1件データが登録され
ている場合に、先頭から7番目から12番目までの1件
データをリスト画面45に表示させるのは、登録ボタン
18を指示することによって行われる。登録ボタン18
が入力ペン11によって指示されると、ステップd8
7,d88,d89,d90,d96およびd97が実
行され、さらにステップd79,d80,d81,d8
4およびd85が繰返し実行され、これによって先頭か
ら7番目から12番目までの1件データがリスト画面4
5に表示される。同様にして先頭から13番目以降の1
件データも、登録ボタン18を入力ペン11によって指
示することによってリスト画面45に表示することがで
きる。
【0142】リスト画面45に表示されている1件デー
タよりも前の1件データ、すなわち先頭側の1件データ
をリスト画面45に表示させるのは、入力ペン11で登
録ボタン17を指示することによって行うことができ
る。入力ペン11で登録ボタン17が指示されると、ス
テップd93,d94,d95,d96およびd97が
実行された後、ステップd79,d80,d81,d8
4およびd85が繰返し実行され、これによって、リス
ト画面45に表示されている1件データよりも以前の1
件データがリスト画面45に表示される。
【0143】図40は、入力ペン11によってデータ削
除ボタン30が指示されたときの処理動作を示すフロー
チャートである。ステップd100では、その時点で文
字入力表示領域20に表示されている手書き入力内容が
あるかどうかが判断され、表示されている手書き入力内
容がある場合には、ステップd101に移り、その時点
で文字入力表示領域20に表示されている手書き入力内
容がメモリから削除されて、ステップd44へ移る。前
述のステップd100において、文字入力表示領域20
に表示されている手書き入力内容がない場合には、デー
タ削除ボタン30に対応した削除動作が行なわれずにス
テップd5に移る。
【0144】図41は、入力ペン11によって移動ボタ
ン31が指示されたときの処理動作を示すフローチャー
トである。図42は、入力ペン11によるブロック10
5の移動が行われるときの文字入力表示領域20の表示
例を示す図である。ステップd103では、図42
(1)に示されるようにメニューボタン19の表示が、
戻るボタン27の表示に切換えられ、ステップd104
に移る。
【0145】ステップd104では、入力ペン11によ
る入力が行われたかどうかが判断され、入力ペン11に
よる入力が行われた場合にはステップd105に移り、
入力が行われない場合にはステップd112に移る。ス
テップd105では、先のステップd104で行われた
入力ペン11による入力において入力ペン11によって
指示された位置が手書き入力内、すなわち文字入力表示
領域20内であるかどうかが判断され、文字入力表示領
域20内である場合にはステップd106に移り、文字
入力表示領域20外である場合にはステップd108に
移る。ステップd106では、入力ペン11によって指
示された位置が反転ブロック、たとえば図42(1)の
反転ブロック105内かどうかが判断され、反転ブロッ
ク内の場合にはステップd107に移り、反転ブロック
外の場合にはステップd110に移る。反転ブロックと
は、背景色と反転したブロックである。たとえば、通常
の表示態様が背景色が白で表示色が黒である場合は、反
転ブロックは背景色が黒で表示色が白となる。
【0146】ステップd107では、入力ペン11によ
って指示されている反転ブロックが、入力ペン11を文
字入力表示領域20上に押圧させながら移動させるのに
伴って、移動された入力ペン11によって指示されてい
る位置に移動されて表示され、ステップd104に移
る。
【0147】ステップd110では、先のステップd1
04で入力ペン11によって指示された位置がストロー
クブロック内、すなわち反転されていない通常のブロッ
ク、たとえばブロック107内かどうかが判断され、通
常のブロック内である場合にはステップd111に移
り、その反転されていないブロックが反転ブロックに表
示が切換えられてステップd104に移る。
【0148】ステップd110において、入力ペン11
によって指示された位置がブロック外であると判断され
る場合には、ステップd114に移り、入力ペン11に
よって指示された位置がブロック間のスペース領域、す
なわち空白部分かどうかが判断され、空白部分である場
合にはステップd115に移り、一定サイズのスペース
領域、すなわち空白を指示されている位置に挿入してス
テップd104に移る。ステップd114において、入
力ペン11によって指示されている位置が空白部分でな
いと判断される場合には、ステップd104に移る。
【0149】前述のステップd104において、入力ペ
ン11による入力がないと判断される場合には、ステッ
プd112に移り、反転ブロックがあるかどうかが判断
され、反転ブロックがないと判断される場合にはステッ
プd104に移り、反転ブロックがあると判断される場
合にはステップd113に移り、反転ブロックの表示が
通常のブロックの表示に切換えられ、これによって反転
ブロックが通常のブロックの表示に切換えられた位置、
すなわち入力ペン11によって反転ブロックを指示しな
がら移動し、その移動された反転ブロックから入力ペン
11が離反された位置に移動され、ステップd104に
移る。
【0150】ステップd105において、入力ペン11
によって指示された位置が文字入力表示領域20内でな
いと判断される場合には、ステップd108に移り、表
示された位置が戻るボタン27内かどうかが判断され、
戻るボタン27内でない場合にはステップd104に移
り、戻るボタン27内の場合にはステップd109に移
り、図42(3)に示されるようにステップd109で
戻るボタン27の表示がメニューボタン19の表示に切
換えられて移動のための処理動作が終了され、ステップ
d5へ移る。
【0151】上述のようなフローチャートにおいて、移
動ボタン31が指示されると、文字入力表示領域20内
への入力ペン11による指示が行われる以前の状態で
は、文字入力表示領域20内に反転ブロックは存在しな
いので、入力ペン11による指示が行われるまでステッ
プd104とステップd112とが繰返されて待期され
る。文字入力表示領域20内において、移動すべきブロ
ックが入力ペン11によって指示されると、ステップd
104、d105、d106、d110およびd111
の順に処理が実行されて、図42(1)に示されるよう
に、指示されたブロックが反転ブロック105に表示が
切換えられる。
【0152】この表示が切換えられた反転ブロック10
5の移動は、反転ブロック105を指示したままの状態
で文字入力表示領域20上において入力ペン11を所望
とする移動先の位置まで移動させることによって行わ
れ、この入力ペン11の移動動作に伴って、ステップd
104、d105、106およびd107が繰返し実行
されることによって、入力ペン11の移動に伴って反転
ブロック105が図42(2)に示されるように移動さ
れる。
【0153】所望とする移動先まで反転ブロック105
を移動させた後、反転ブロック105から入力ペン11
を離反することによって、ステップd104、d112
およびd113の処理が実行され、図42(3)に示さ
れるように反転ブロック105がブロック106として
通常の表示に切換えられ、反転ブロック105の移動が
完了する。
【0154】移動されたブロック106が移動される前
に存在していた部分は、消しゴムで消した後のように空
白108となっている。また、移動が終了した状態で
は、図42(3)に示されるように、カーソル21は、
移動されたブロック106のすぐ後の位置に表示され
る。また、他のブロック107も同様にして移動するこ
とができる。
【0155】図43は、線種切換ボタン34を指示した
場合の動作を示すフローチャートである。ステップd1
17では、手書き入力中のデータがあるかどうかが判断
される。ある場合にはステップd5へ移り、ない場合に
はステップd118に移る。ステップd118では、表
示される線が選択された線の種類に変換される。ブロッ
クデータ内の線種データとしては、この線の種類に対応
したデータが記憶される。ステップd118の動作が終
了するとステップd5に移る。
【0156】図44は、線色切換ボタン35を指示した
場合の動作を示すフローチャートである。ステップd1
20では、手書き入力中のデータがあるかどうかが判断
される。ある場合にはステップd5へ移り、ない場合に
はステップd121に移る。ステップd121では、表
示される線が選択された線色に変換される。ブロックデ
ータ内の線色データとしては、この線色に応じたデータ
が記憶される。ステップd121の動作が終了するとス
テップd5に移る。
【0157】図45は、線種切換ボタン36または線色
切換ボタン37を指示した場合の動作を示すフローチャ
ートである。ステップd123では、手書き入力中のデ
ータがあるかどうかが判断される。ある場合にはステッ
プd5へ移る。ない場合にはステップd124に移る。
ステップd124では、カーソル21の表示位置が、ブ
ロック内にあるかどうかが判断される。ある場合にはス
テップd125に移り、ない場合にはステップd5に移
る。ステップd125では、カーソル位置を含むブロッ
クに対応したブロックデータの線種および線色が選択さ
れた線種または線色に変換されて、表示される。ステッ
プd125の処理が終了するとステップd5へ移る。
【0158】図46は、上スクロールボタン24または
下スクロールボタン25を指示した場合の動作を示すフ
ローチャートである。また図47は、上または下スクロ
ールボタン24,25を指示したときの動作を説明する
ための図である。ステップd133では、指示されたボ
タンが上スクロールボタン24であるかどうかが判断さ
れる。上スクロールボタン24であった場合にはステッ
プd139に移り、なかった場合、すなわち下スクロー
ルボタン25であった場合にはステップd134に移
る。
【0159】ステップd134では、カーソル21の位
置を表すカーソル情報が、記憶される。ステップd13
5では、たとえば2行だけ順送りされ、表示される行に
対応した内容が表示される。図47(1)は2行分順送
りする前に表示される行23a〜23fを示し、図47
(2)は2行分順送りしたときに表示される行23c〜
23hを示す。
【0160】ステップd136では、カーソル21が上
から1または2行目にあるかどうかが判断される。1ま
たは2行目にある場合、たとえば図47(1)に示され
るようにカーソル21aが1行目の行23aにある場合
にはステップd137に移り、ない場合、たとえば図4
7(1)に示されるようにカーソル21dが3行目の行
23cにある場合にはステップd138に移る。
【0161】ステップd137では、カーソル21がホ
ームポジション、すなわち文字入力表示領域20の左上
に表示される。これは、2行分順送りすると、図47
(2)に示されるようにカーソル21bが画面上から消
えてしまうので、このような場合には領域20の左上、
すなわち行23cの左端部にカーソル21cとして表示
される。逆送りの場合についても同様である。ステップ
d137の動作が終了するとステップd5へ移る。
【0162】ステップd138では、前記ステップd1
34で記憶されたカーソル情報が呼出され、カーソル2
1が2行分だけ上に移動した位置に表示される。たとえ
ば、前記カーソル21dは、図47(2)に示されるカ
ーソル21eとして表示される。ステップd138の動
作が終了するとステップd5へ移る。
【0163】ステップd139では、カーソル21の位
置を表すカーソル情報が記憶される。ステップd140
では、2行分だけ逆送りが可能であるかどうかが判断さ
れる。可能な場合にはステップd141に移り、不可能
な場合にはステップd144に移る。ステップd141
では、2行分だけ逆送りされて表示される。図47
(2)は2行分逆送りする前に表示される行23c〜2
3hを示し、図47(1)は2行分逆送りしたときに表
示される行23a〜23fを示す。
【0164】ステップd142では、カーソル21が下
から1または2行目にあるかどうかが判断される。1ま
たは2行目にある場合、たとえば図47(2)に示され
るようにカーソル21fが下から2行目の行23gにあ
る場合にはステップd137に移り、ない場合、たとえ
ば図47(2)に示されるようにカーソル21eが1行
目の行23cにある場合にはステップd143に移る。
【0165】ステップd143では、前記ステップd1
39で記憶されたカーソル情報が呼出され、2だけ下の
行にカーソル21が表示される。たとえば前記カーソル
21eは、図47(1)に示されるカーソル21dとし
て表示される。
【0166】ステップd144では、1行分だけ逆送り
が可能であるかどうかが判断される。可能な場合にはス
テップd145に移り、不可能な場合にはステップd5
へ移る。ステップd145では、1行だけ逆送りされて
表示される。ステップd146では、カーソル21が下
から1行目にあるかどうかが判断される。1行目にある
場合にはステップd137に移り、ない場合にはステッ
プd147に移る。ステップd147では、前記ステッ
プd139で記憶されたカーソル位置データが呼出さ
れ、1だけ下の行にカーソル21が表示される。ステッ
プd147の動作が終了するとステップd5へ移る。
【0167】図48は、印字ボタン33が入力ペン11
によって指示されて印字が行われる際の処理動作を示す
フローチャートである。図49は、印字ボタン33が指
示された際に画面に表示される印字表示画像116の平
面図である。
【0168】ステップf1では、その時点で文字入力表
示領域20上に手書き途中のパターンがあるかどうか、
すなわちまだストロークデータ化処理されていない画像
データが文字入力表示領域20上に表示されているかど
うかが判断され、手書き途中のパターンがないと判断さ
れる場合にはステップf2に移る。ステップf2では文
字入力表示領域20にストロークデータ、すなわち1件
データが表示されているかどうかが判断され、表示され
ていると判断される場合には、ステップf3に移る。先
のステップf1において文字入力表示領域20上に手書
き途中のパターンがあると判断される場合、およびステ
ップf2において文字入力表示領域20にストロークデ
ータが表示されていないと判断される場合には、図48
のフローチャートの処理動作が終了され、ステップd5
に移る。
【0169】ステップf3では、文字入力表示領域20
に図49の印字表示画像116が表示され、ステップf
4に移る。ここで、印字表示画像116には、A4用紙
ボタン117とB5用紙ボタン118とを備える用紙ボ
タン、表示幅ボタン119、印字ボタン120および戻
るボタン121が含まれる。
【0170】ステップf4では、入力ペン11による入
力が行われたかどうかが判断され、入力ペン11による
入力が行われた場合にはステップf5に移り、入力ペン
11による入力が行われない場合にはステップf4が繰
返されて待期される。ステップf5では、先のステップ
f4で入力ペン11によって指示された位置がA4用紙
ボタン117またはB5用紙ボタン118の用紙ボタン
内かどうかが判断されて、指示された位置が用紙ボタン
内である場合にはステップf6に移り、指示された位置
が用紙ボタン外である場合にはステップf9に移る。
【0171】ステップf6では、反転表示されている用
紙ボタンがあればその反転表示されている用紙ボタンが
通常の表示に切換えられ、ステップf7に移る。ステッ
プf7では先のステップf4で入力ペン11によって指
示された用紙ボタンの表示が反転表示に切換えられて、
ステップf8に移る。ステップf8では入力ペン11に
よって指示された用紙ボタンに対応した用紙の種類、A
4またはB5が記憶され、ステップf4に移る。
【0172】先のステップf5において、入力ペン11
によって用紙ボタンが指示されていないと判断される場
合には、ステップf9に移り、戻るボタン121が入力
ペン11によって指示されたかどうかが判断され、戻る
ボタン121が指示された場合にはステップf16に移
り、戻るボタン121が指示されない場合にはステップ
f10に移る。ステップf10では、入力ペン11によ
って印字ボタン120が指示されたかどうかが判断さ
れ、印字ボタン120が指示された場合にはステップf
11に移り、印字ボタン120が指示されない場合には
ステップf4に移る。
【0173】ステップf11では、先のステップf8で
記憶された用紙の種類に対応した印字幅、すなわち印字
すべき用紙上における1行の長さが設定され、ステップ
f12に移る。ステップf12ではデータが文字入力表
示領域20上に表示される際の正規化サイズよりも大き
なサイズである印字用の正規化サイズの値(Ax,A
y)が設定され、ステップf13に移る。ステップf1
3では先のステップf2で文字入力表示領域20上に表
示されているブロックデータおよびそのブロックデータ
が含まれる1件データが、先のステップf12で設定さ
れた印字用の正規化サイズで、先のステップf11で設
定された印字幅に1行分が展開され、ステップf14に
移る。
【0174】ステップf14では、先のステップf13
で展開された1行分のデータが用紙に印字され、ステッ
プf15に移り、印字が終了したかどうか、すなわち印
字すべき1件分のデータが全て印字されたかどうかが判
断され、印字が終了した場合には、ステップf16に移
る。ステップf16では図49の印字表示画像116が
クリアされ、先のステップf2において文字入力表示領
域20上に表示されていた元のブロックデータが再び文
字入力表示領域20上に表示され、図48の処理動作が
終了されて、ステップd46に移る。
【0175】前述のステップf15において、印字が終
了していないと判断される場合には、ステップf13に
移り、印字すべき1件のデータが全て印字されるまで、
ステップf13、ステップf14およびステップf15
が繰返されて、印字すべき1件のデータが全て印字され
る。なお、ステップf13におけるデータの展開処理
は、印字すべき1件のデータの先頭から順に1行毎に行
われる。
【0176】図50は、手書き入力設定変更ボタン32
を指示した場合の動作を示すフローチャートである。ス
テップd166では、手書き入力中のパターンがあるか
どうかが判断される。ある場合にはステップd5へ移
る。ない場合にはステップd167に移る。ステップd
167では、手書き入力中のデータが1件データとして
登録される。ステップd168では、RAM4のメモリ
容量が十分であるかどうかが判断される。メモリ容量が
不足している場合にはステップd5へ移る。メモリ容量
が十分であった場合にはステップd169に移る。ステ
ップd169では、登録された1件データに登録データ
番号が付されて記憶される。登録データ番号は、記憶さ
れたデータを呼出して再度表示する場合に用いられる。
【0177】ステップd170では、手書き入力時の設
定変更画面75が表示される。ステップd171では、
現在の正規化サイズの値に対応するボタンが反転表示さ
れる。ステップd172では、現在の入力空き時間の値
に対応するボタンが反転表示される。ステップd173
では、現在の近似角度の値に対応するボタンが反転表示
される。ステップd174では、入力ペン11からの入
力があったかどうかが判断される。あった場合にはステ
ップd175に移る。
【0178】ステップd175では、入力位置が正規化
サイズの変更ボタンであるかどうかが判断される。変更
ボタンであった場合にはステップd176に移り、変更
ボタンでなかった場合にはステップd179に移る。ス
テップd176では、反転表示されている正規化サイズ
ボタンが元の表示状態に戻される。ステップd177で
は、指示された正規化サイズボタンが反転表示される。
ステップd178では、指示された正規化サイズボタン
に対応する正規化サイズ値が設定される。ステップd1
78の動作が終了するとステップd174に移る。
【0179】ステップd179では、入力位置が入力空
き時間変更ボタンであるかどうかが判断される。入力空
き時間変更ボタンの場合にはステップd180に移り、
変更ボタンでない場合にはステップd183に移る。ス
テップd180では、反転表示されているボタンが元の
表示状態に戻される。ステップd181では、指示され
た入力空き時間変更ボタンが反転表示される。ステップ
d182では、指示されたボタンに対応する入力空き時
間値が設定される。ステップd82の動作が終了すると
ステップd174に移る。
【0180】ステップd183では、入力位置が近似角
度変更ボタンであるかどうかが判断される。近似角度変
更ボタンの場合にはステップd184に移り、変更ボタ
ンでない場合にはステップd187に移る。ステップd
184では、反転表示されている近似角度変更ボタン
が、元の表示状態に戻される。ステップd185では、
指示された近似角度変更ボタンが反転表示される。ステ
ップd186では、指示されたボタンに対応する近似角
度値が設定される。ステップd186の動作が終了する
とステップd174に移る。
【0181】ステップd187では、終了ボタン79が
指示されたかどうかが判断される。終了ボタン79が指
示された場合にはステップd188に移り、指示されな
かった場合にはステップd174に移る。ステップd1
88では、改めて設定された条件でのデータが表示され
る。ステップd188の動作が終了するとステップd4
4に移る。
【0182】図51は、メモリに登録された1件データ
を文字入力表示領域20に表示する際の処理動作を示す
フローチャートである。ステップe1では、フラグGが
1に設定され、タイマがスタートされて、ステップe2
に移る。ステップe1でスタートされたタイマは、所定
の時間が経過すると停止される。
【0183】ステップe2では、文字入力表示領域20
上の表示が全てクリアされ、ステップe3に移る。ステ
ップe3ではX軸方向の表示位置Xc、およびY座標位
置ROWの値がそれぞれ0に設定されて、ステップe4
に移る。ここでY座標位置ROWの値は、文字入力表示
領域20上における行番号を示す。ステップe4では、
カーソル21が先のステップe3で設定された位置、す
なわちホームポジション(文字入力表示領域20上にお
ける左上隅)に移動され、ステップe5に移る。ステッ
プe5では表示すべき1件データが記憶されているメモ
リ内の記憶領域における先頭番地がパラメータRpに設
定され、ステップe6に移る。
【0184】ステップe6では、パラメータRpが示す
メモリ内の番地が、表示すべき1件データの最後のデー
タ(エンドコード)が記憶されている番地かどうか、す
なわち表示すべき1件データが全て表示されたかどうか
が判断され、表示すべき1件データが全て表示されたと
判断される場合には、ステップe30に移り、表示すべ
き1件データが全て表示されていないと判断される場合
にはステップe7に移る。
【0185】ステップe7では、登録ボタン17または
18が入力ペン11によって指示されたかどうかが確認
されてステップe8に移る。ステップe8では図32の
サブルーチンが実行され、その時点で表示途中の1件デ
ータの表示が中断されるかどうかが判断され、中断され
る場合には図51のフローチャートによる処理が終了さ
れてステップd43に移り、中断されない場合にはステ
ップe9に移る。
【0186】ステップe9では、パラメータRpが示す
メモリ内の番地に記憶されているデータがストロークデ
ータ、すなわちブロックデータかどうかが判断され、ブ
ロックデータである場合にはステップe10に移り、ブ
ロックデータでなく改行コードである場合にはステップ
e20に移る。ステップe10では、パラメータRpで
示される番地に記憶されているブロックデータの先頭部
分にある表示位置データ51の値Xdspがメモリから
取出され、X軸方向の表示位置Xcに加算され、ステッ
プe11に移る。ステップe11では先のステップe1
0で得られた表示位置XcがX軸方向の最大座標位置X
L以上であるかどうかが判断され、X軸方向の表示位置
XcがX軸方向の最大座標位置XL以上である場合には
ステップe12に移り、そうでない場合にはステップe
15に移る。
【0187】ステップe12では、X軸方向の表示位置
Xcが0の値に設定され、ステップe13に移る。ステ
ップe13ではY座標位置ROWの値に1が加算され、
ステップe14に移る。ステップe14ではY座標位置
ROWがY軸方向の最大座標位置ROWmaxに等しい
かどうが判断され、Y座標位置ROWがY軸方向の最大
座標位置ROWmaxと等しい場合にはステップe30
に移り、そうでない場合にはステップe15に移る。ス
テップe15では、カーソル21の位置がX軸方向の表
示位置XcおよびY座標位置ROWの位置に移動され、
ステップe16に移る。ステップe16では図19のサ
ブルーチンが実行されて、その時点でパラメータRpが
示す番地に記憶されているブロックデータのX軸方向の
長さXwが求められ、ステップe17に移る。ステップ
e17ではX軸方向の表示位置Xcにブロックデータの
X軸方向の長さXwが加算され、その加算されたXc+
Xwの値がX軸方向の最大座標位置XL以下であるかど
うか、すなわちそのブロックデータがその時点でカーソ
ル21のY座標位置によって指示されている行に表示で
きるかどうかが判断され、表示できると判断される場合
にはステップe18に移り、表示できないと判断される
場合にはステップe24に移る。
【0188】ステップe18では、図21のサブルーチ
ンが実行され、ブロックデータが正規化処理されて文字
入力表示領域20におけるX軸方向の表示位置Xcおよ
びY座標位置ROWによって指示される位置に表示さ
れ、ステップe19に移る。
【0189】前述のステップe17において、ブロック
データがその時点でY座標位置ROWによって指示され
ている行に表示できないと判断される場合には、ステッ
プe24に移り、そのブロックデータのX軸方向の長さ
Xwを0.8倍するとY座標位置ROWによって指示さ
れている行に表示できるかどうかが判断され、表示でき
ると判断される場合にはブロックデータのX軸方向の大
きさXwが0.8倍されてステップe25に移り、表示
できないと判断される場合にはステップe26に移る。
ステップe25では、前述のステップe18と同様にし
て、先のステップe24でX軸方向の長さXwが0.8
倍されたブロックデータが正規化されて文字入力表示領
域20に表示され、ステップe19に移る。
【0190】ステップe19では、X軸方向の表示位置
XcがX軸方向の最大座標位置XL以上かどうかが判断
され、最大座標位置XL以上でない場合にはステップe
20に移り、最大座標位置XL以上である場合にはパラ
メータRpに次のデータの番地が設定されて、ステップ
e6に移る。
【0191】ステップe20では、Y座標位置ROWと
Y軸方向の最大座標位置ROWmaxとが等しいかどう
かが判断され、等しいと判断される場合にはステップe
30に移り、等しくないと判断される場合にはステップ
e21に移る。ステップe21では、Y座標位置ROW
に1の値が加算され、ステップe22に移る。ステップ
e22ではX軸方向の表示位置Xcの値が0に設定され
てステップe23に移る。ステップe23ではカーソル
21の位置がX軸方向の表示位置XcおよびY座標位置
ROWによって示される位置に移動され、パラメータR
pに次のデータの番地が設定されてステップe6に移
る。
【0192】前述のステップe24において、ブロック
データのX軸方向の長さXwの値が0.8倍されても、
Y座標位置ROWによって指示される行に、そのブロッ
クデータが表示できないと判断される場合にはステップ
e26に移り、Y座標位置ROWとY軸方向の最大座標
位置ROWmaxとが等しいかどうかが判断され、等し
いと判断される場合にはステップe30に移り、等しく
ないと判断される場合にはステップe27に移る。ステ
ップe27では、Y座標位置ROWの値に1が加算さ
れ、ステップe28に移る。ステップe28ではX軸方
向の表示位置Xcの値が0に設定され、ステップe29
に移る。ステップe29ではカーソル21の位置がX軸
方向の表示位置XcおよびY座標位置ROWによって示
される位置に移動され、ステップe18に移る。
【0193】ステップe30では、X軸方向の表示位置
XcおよびY座標位置ROWの値がそれぞれ0に設定さ
れ、ステップe31に移る。ステップe31ではカーソ
ル21の位置がそのX軸方向の表示位置XcおよびY座
標位置ROWによって示される位置、すなわちホームポ
ジションに移動され、図51によって示される処理動作
が終了されて、その他の処理へ移る。
【0194】図52は、表示用メモリ7内のメモリ領域
に記憶されている1件データの表示情報111のデータ
構成を示す図である。図53は、文字入力表示領域20
に1件データが表示されている状態を示す図である。図
54は、表示用メモリ7内に記憶されている行情報10
3のデータ構成を示す図である。
【0195】図52に示されるように、表示用メモリ7
内のメモリ領域には、1件データが表示情報111とし
て1行毎に個別に記憶されており、先頭から順に1行目
の表示情報111a、2行目の表示情報111b、3行
目の表示情報111cという具合に、最後の行の表示情
報111zまで記憶され、1番最後にはエンドコード1
12が記憶されている。図53に示されるように、文字
入力表示領域20には、図52の表示情報のうちのたと
えば6行分の情報が表示され、第1行目の行23aから
第6行目の行23fまでに、図52の3行目の表示情報
111cから8行目までの表示情報が表示されている。
【0196】図54に示されるように、表示用メモリ7
内のメモリ領域には行情報103も記憶され、行情報1
03は、データ存在情報101および先頭番地情報10
2とを含んで構成される。行情報103は、図52の表
示情報と対応しており、行情報103が、図52の1行
目の表示情報111aから最後の行の表示情報111z
までに個別に対応されて記憶される。
【0197】データ存在情報101は、その行にブロッ
クデータまたは改行コードが存在するかどうかを示し、
ブロックデータまたは改行コードが存在する場合には1
が登録され、ブロックデータおよび改行コードがいずれ
も存在しない場合には0が登録される。先頭番地情報1
02は、その行に表示される先頭のブロックデータまた
は改行コードが表示用メモリ7内に格納されている番地
が登録される。なお、データ存在情報101に0が登録
されている場合において、その行が全て空白部分となっ
ている場合には、その次の行の先頭に表示されるべきブ
ロックデータが表示用メモリ7内に記憶されている番地
が登録される。
【0198】図55は、図41のステップd105とス
テップd106との間で実行される処理動作を示すフロ
ーチャートであり、文字入力表示領域20上において入
力ペン11によって指示された位置を検出するための処
理動作を示す。入力ペン11によって文字入力表示領域
20上のいずれかの位置が指示されると、図41のステ
ップd104およびd105を経て図55のステップd
201に移り、ステップd201で入力ペン11によっ
て指示された画面上の行、すなわち文字入力表示領域2
0上における行が検知される。ステップd202では、
その指示された行の行番号が求められる。ステップd2
03では図54の先頭番地情報102が示す番地の値が
パラメータBPに設定される。
【0199】ステップd204では、入力ペン11によ
って指示された位置が未入力行であるかどうか、すなわ
ちブロックデータおよび改行コードのいずれのデータも
未だ入力されていない行であるかどうかが判断され、未
入力行でないと判断される場合にはステップd205に
移り、未入力行であると判断される場合には、図55の
処理動作が終了されて図41のステップd106に移
る。ステップd205では、入力ペン11によって指示
された行のデータ存在情報101に1が登録されている
かどうかが判断され、1が登録されていず、0が登録さ
れている場合には入力ペン11によって指示された行に
は空白部分が表示されているので、図55の処理動作が
終了されて図41のステップd106に移る。
【0200】前述のステップd205において、入力ペ
ン11によって指示された行のデータ存在情報に1が登
録されており、その行にブロックデータまたは改行コー
ドが表示されている場合にはステップd206に移り、
入力ペン11によって指示されている位置を検知するた
めに、ポインタXpの値が0に設定され、ステップd2
07に進む。ここで、ポインタXpは、文字入力表示領
域20上の各行におけるX軸方向の位置を指示するため
の変数である。
【0201】ステップd207では、先のステップd2
03で設定されたパラメータBPの値によって指示され
る番地に記憶されているデータが取出され、そのデータ
がストロークデータ、すなわちブロックデータかどうか
が判断され、ブロックデータと判断される場合にはステ
ップd209に移り、ブロックデータと判断されない場
合にはステップd208に移る。ステップd207で、
メモリからパラメータBPによって指示されるデータが
読出されると、その後にパラメータBPの値は、取出さ
れたストロークデータの次のストロークデータが記憶さ
れている番地の値に更新される。
【0202】ステップd208では、先のステップd2
07で取出したデータが改行コードなので、入力ペン1
1によって指示された位置とポインタXpの値とを比較
し、入力ペン11によって指示された位置とポインタX
pが示す位置とが一致しているかどうかが判断され、一
致している場合には入力ペン11によって指示されてい
る改行コードが記憶されている番地をメモリに登録し
て、図41のステップd106に移り、入力ペン11に
よって指示された位置とポインタXpによって指示され
る位置とが一致していない場合には、メモリから取出さ
れた改行コードのメモリ上における番地がメモリに登録
され、かつ入力ペン11によって指示された位置とポイ
ンタXpによって指示された位置とが一致していないこ
とを示す情報がメモリに登録されて、図41のステップ
d106に移る。
【0203】ステップd209では、ポインタXpの値
にメモリから取出されているブロックデータの表示位置
データの値が加算され、ステップd210に移り、先の
ステップd209で加算されたポインタXpの位置に基
づいて、メモリから取出されているブロックデータが正
規化サイズまたはX軸方向の正規化サイズを0.8倍し
たサイズで入力ペン11によって指示されている行内に
表示できるかどうかが判断され、表示できると判断され
る場合にはステップd211に移り、表示できないと判
断される場合には図55の処理動作が終了されて図41
のステップd106に移る。
【0204】ステップd211では、入力ペン11によ
って指示された位置とポインタXpによって指示される
位置とが比較され、入力ペン11によって指示された位
置がポインタXpによって指示された位置よりも小さ
い、すなわち左側かどうかが判断され、小さいと判断さ
れる場合には、その時点でメモリから取出されているブ
ロックデータが記憶されているメモリ内の番地が、メモ
リに登録され、かつ入力ペン11によって指示されてい
る位置がその取出されているブロックデータに含まれる
空白部分であることがメモリに登録され、図55の処理
動作が終了されて図41のステップd106に移り、入
力ペン11によって指示された位置がポインタXpによ
って指示された位置よりも大きいと判断される場合には
ステップd212に移る。
【0205】ステップd212では、ポインタXpの値
に、メモリから取出されているブロックデータのX軸方
向の長さXwと値1とが加算されステップd213に移
り、入力ペン11によって指示された位置とポインタX
pによって指示された位置とが比較され、入力ペン11
によって指示された位置がポインタXpによって指示さ
れた位置よりも大きい、すなわち右側であると判断され
る場合にはステップd214に移り、入力ペン11によ
って指示された位置がポインタXpによって指示された
位置よりも小さいと判断される場合には、その時点でメ
モリから取出されているブロックデータが記憶されてい
るメモリ内の番地が、メモリに登録され、図55の処理
動作が終了されて図41のステップd106に移る。
【0206】ステップd214では、その時点でメモリ
から取出されているブロックデータの次に他のデータが
存在するかどうか、すなわち図55の処理動作を終了す
べきかどうかが判断され、取出しているブロックデータ
の次にデータがあり、図55の処理動作を終了すべきで
ないと判断される場合にはステップd207に移り、取
出しているブロックデータの次に他のデータが存在しな
いと判断され、図55の処理動作が終了されるべきであ
ると判断される場合には、文字入力表示領域20上にお
ける未入力領域が入力ペン11によって指示されたこと
がメモリに登録され、図55の処理動作が終了されて図
41のステップd106に移る。
【0207】このように図55の処理動作によれば、ス
テップd207、d209、d210、d211、d2
12、d213およびd214が繰返し実行されること
によって、入力ペン11によって指示される行におい
て、いずれのブロックデータまたは改行コードが入力ペ
ン11によって指示されているのかが検知される。
【0208】以上のように本発明の手書き文字入力表示
装置1によれば、手書き入力終了後には、手書き入力時
に入力手段であるタッチパネル8から出力された複数の
座標点の中から予め定める基準に基づいて抽出した座標
点から成るストロークデータが作成され、当該ストロー
クデータは、前記表示手段である表示パネル6の表示面
に表示されたカーソル位置以後に設定される所定の大き
さの直交座標上に表示される。また、複数のストローク
データは1件データとして記憶される。
【0209】したがって作成されたストロークデータに
よって表示される文字を所定の大きさで表示することが
でき、入力した手書き文字が見やすく、また編集が容易
となる。前記カーソル位置以後に設定される直交座標の
大きさを変えることによって、ストロークデータによっ
て表示される文字の大きさを選ぶことができる。ストロ
ークデータは、1文字単位に作成されるのではなく、手
書き入力終了後に作成されるので、複数の文字を連続し
て入力することが可能である。ストロークデータは、タ
ッチパネル8から出力された複数の座標点を予め定める
基準に基づいて抽出した座標点から成るので、データ量
を少なくすることができる。したがって、限られた記憶
容量で多くの手書き文字を記憶することが可能となる。
また、記憶容量の大きい記憶手段を必要とせず、製造コ
ストを安価にすることができる。
【0210】また本発明の手書き文字入力表示装置1に
よれば、前記ストロークデータを作成する際の近似角度
φの設定値を変更することによって、抽出する座標点の
数を選択してデータ量を制御することができる。
【0211】また本発明の手書き文字入力表示装置1に
よれば、タッチパネル8からの座標点が予め定める時間
検出されないときに手書き入力が終了したと判断されて
ストロークデータが作成される。したがって、操作者が
指示しなかったとしても、ストロークデータを作成する
ことができる。前記手書き入力の終了を判断する時間、
すなわち入力空き時間の設定値を変えることによって、
操作者にとっての最適な使用条件を設定することが可能
となる。
【0212】また、タッチパネル8の入力面の予め定め
る領域に含まれる座標点が検出されたときに手書き入力
が終了したと判断する。したがって、操作者の指示に基
づいてストロークデータを作成することができる。
【0213】さらに、タッチパネル8の座標点が予め定
める長さ以上であったときに手書き入力が終了したと判
断する。したがって、手書き入力された文字を行単位で
ストロークデータ化することが可能となり、表示したと
きの見やすさが損なわれることはない。
【0214】また本発明の手書き文字入力表示装置1に
よれば、前記表示面には予め定める幅の複数の行23が
設定され、当該行23に沿ってカーソル21が表示され
る。前記カーソル21が表示された行23の前記カーソ
ル位置以後領域に、前記ストロークデータが表示しきれ
ないときには、当該ストロークデータが次の行に表示さ
れる。また前記カーソル21が表示された行23の前記
カーソル位置以後の領域に、前記ストロークデータが表
示しきれないときには、当該ストロークデータの行方向
の長さが縮小されて表示される。したがって、ストロー
クデータは1行内に収まるように表示される。このた
め、入力した手書き文字が見やすく、また編集が容易と
なる。
【0215】また本発明の手書き文字入力表示装置1に
よれば、前記表示面に設定される予め定める幅の複数の
行間には罫線22が表示される。したがって、操作者が
正規化処理されて表示される文字の大きさを容易に知る
ことができる。また手書き入力時に、前記罫線22を基
準線として用いることによって、手書き入力文字を歪む
ことなく入力することができ、ストロークデータの作成
が容易となり、また作成したストロークデータを表示し
たときの見やすさが向上する。
【0216】また本発明の手書き文字入力表示装置1に
よれば、ストロークデータを所望の位置に移動して表示
することが可能である。またストロークデータを消去
し、消去されたストロークデータの前後のストロークデ
ータの間隔を詰めて表示することが可能である。またス
トロークデータを消去し、前記ストロークデータが表示
されていた領域を空白とすることが可能である。
【0217】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、手書き文
字入力手段および文字表示手段を重畳して備える手書き
文字入力表示装置において、手書き入力終了後には、手
書き文字入力時点から、予め定められる期間に入力され
た手書き文字が検出され、検出された複数の座標点の中
から成るストロークデータが作成され、1件データとし
て記憶される。また、文字表示手段の表示面の予め定め
られた幅を有する行に表示されたカーソル位置以後に
は、記憶されたストロークデータがその行に表示可能な
文字サイズに正規化されて表示される。このように本発
明では、作成されたストロークデータがカーソル位置以
後に正規化されて表示される。ストロークデータは、1
文字単位に作成されるのではなく、手書き入力終了後に
作成されるので、複数の文字を連続して入力することが
可能である。ストロークデータは、検出された複数の座
標点の中から成るので、データ量を少なくすることがで
きる。したがって、座標点の抽出を行わない場合や、従
来技術のように座標点の細分化を行った場合と比較する
と、多くの手書き文字を記憶することが可能となる。ま
た、記憶容量の大きい記憶手段を必要とせず、製造コス
トを安価にすることができる。
【0218】また本発明によれば、前記ストロークデー
タを作成する際の設定値を変更することによって、抽出
する座標点の数を選択してデータ量を制御することがで
きる。
【0219】また本発明によれば、前記表示面には予め
定める幅の複数の行が設定され、当該行に沿ってカーソ
ルが表示される。前記カーソルが表示された行の前記カ
ーソル位置以後領域に、前記ストロークデータが表示し
きれないときには、当該ストロークデータが次の行に表
示される。また前記カーソルが表示された行の前記カー
ソル位置以後の領域に、前記ストロークデータが表示し
きれないときには、当該ストロークデータの行方向の長
さが縮小されて表示される。したがって、ストロークデ
ータは1行内に収まるように表示される。このため、入
力した手書き文字が見やすく、また編集が容易となる。
【0220】また本発明によれば、前記表示面に設定さ
れた各行の間に罫線が表示される。したがって、操作者
が、正規化処理されて表示される文字の大きさを容易に
知ることができる。また手書き入力時に、前記罫線を基
準線として用いることによって、手書き入力文字を歪む
ことなく入力することができ、ストロークデータの作成
が容易となり、また作成したストロークデータを表示し
たときの見やすさが向上する。
【0221】また本発明によれば、手書き入力後に新た
な手書き入力が特定時間以上入力されない場合、それま
でのストロークデータが正規化され、また、前記特定時
間が設定できる。したがって、複数の文字を連続して入
力することができる。また、操作者の操作にあった入力
が可能となる。また本発明によれば、正規化して表示さ
れるデータの大きさが設定できる。したがって、入力し
た手書き文字を見やすい所望の大きさで表示することが
でき、編集が容易となる。また本発明によれば、手書き
文字入力手段および文字表示手段が重畳した装置を備え
た手書き文字入力表示方法において、手書き入力終了後
には、手書き文字入力時点から、予め定められる期間に
入力された手書き文字が検出され、検出された複数の座
標点の中から成るストロークデータが作成され、1件デ
ータとして記憶される。また、文字表示手段の表示面の
予め定められた幅を有する行に表示されたカーソル位置
以後には、記憶されたストロークデータがその行に表示
可能な文字サイズに正規化されて表示される。このよう
に本発明では、作成されたストロークデータがカーソル
位置以後に正規化されて表示される。ストロークデータ
は、1文字単位に作成されるのではなく、手書き入力終
了後に作成されるので、複数の文字を連続して入力する
ことが可能である。ストロークデータは、検出された複
数の座標点の中から成るので、データ量を少なくするこ
とができる。したがって、座標点の抽出を行わない場合
や、従来技術のように座標点の細分化を行った場合と比
較すると、多くの手書き文字を記憶することが可能とな
る。また、記憶容量の大きい記憶手段を必要とせず、製
造コストを安価にすることができる。また本発明によれ
ば、1件データとして記憶されたストロークデータに関
するデータ、すなわち記憶の日付および記憶内容がリス
ト表示される。
【0222】また本発明によれば、前記手書き文字入力
手段からの座標点が予め定める時間検出されないときに
手書き入力が終了したと判断されてストロークデータが
作成される。したがって、操作者が指示しなかったとし
ても、ストロークデータを作成することができる。前記
手書き入力の終了を判断する時間の設定値を変えること
によって、操作者にとっての最適な使用条件を設定する
ことが可能となる。
【0223】また、手書き文字入力手段の入力面の予め
定める領域に含まれる座標点が検出されたときに手書き
入力が終了したと判断する。したがって、操作者の指示
に基づいてストロークデータを作成することができる。
【0224】さらに、手書き文字入力手段の座標点が予
め定める長さ以上であったときに手書き入力が終了した
と判断する。したがって、手書き入力された文字を行単
位でストロークデータ化することが可能となり、表示し
たときの見やすさが損なわれることはない。また本発明
によれば、作成されたストロークデータがカーソル位置
以後に設定される所定の大きさの直交座標上に表示され
る。前記直交座標の大きさを選ぶことによって表示され
る文字の大きさを選ぶことができる。したがって、入力
した手書き文字を見やすい所望の大きさで表示すること
ができ、また編集が容易となる。
【0225】また本発明によれば、ストロークデータを
所望の位置に移動して表示することが可能である。また
ストロークデータを消去し、消去されたストロークデー
タの前後のストロークデータの間隔を詰めて表示するこ
とが可能である。またストロークデータを消去し、前記
ストロークデータが表示されていた領域を空白とするこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である手書き文字入力表示装
置1の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】表示パネル6に表示される初期画面26を示す
平面図である。
【図3】手書き文字入力および表示時における表示画面
の一例を段階的に示す平面図である。
【図4】メニュー画像38を示す平面図である。
【図5】手書き文字入力表示時における動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】表示画面の一例を示す平面図である。
【図7】表示画面の一例を示す平面図である。
【図8】メニューボタン19の中のリスト表示ボタン2
8を指示したときに表示されるリスト画面45を示す平
面図である。
【図9】登録される1件データ51の構成を示す図であ
る。
【図10】ブロックデータ52の構成を示す図である。
【図11】ストロークデータ61の構成を示す図であ
る。
【図12】具体的な文字66とストロークデータ67と
を示す図である。
【図13】入力された画像データをストロークデータ化
処理する方法を説明するための図である。
【図14】点Q1〜Q20の抽出方法を説明するための
図である。
【図15】抽出時における近似角度φを示す平面図であ
る。
【図16】図13(3)に示される文字に対応したスト
ロークデータ68の構成示すデータである。
【図17】正規化処理時における設定条件データが記憶
されている設定条件メモリ71の構成を示す図である。
【図18】手書き入力設定変更ボタン32を指示したと
きに表示される手書き入力設定変更画面75を示す平面
図である。
【図19】1つのストロークデータによって表示される
1ブロックの大きさを求めるためのフローチャートであ
る。
【図20】1つのストロークデータによって表示される
文字の一例を示す図である。
【図21】ストロークデータを行23の幅に応じた大き
さに変換する正規化処理の手順を示すフローチャートで
ある。
【図22】手書き入力された画像データをストロークデ
ータ化処理する際の座標を示す平面図である。
【図23】ストロークデータを表示する表示画面の座標
を示す平面図である。
【図24】表示画面を拡大して示す平面図である。
【図25】カーソルボタン13が指示されたときの処理
動作を示すフローチャートである。
【図26】改行ボタン14が指示されたときの処理動作
を示すフローチャートである。
【図27】改行処理が行われる際に、文字入力表示領域
20上に表示される画像を段階的に示す図である。
【図28】消しゴムボタン15を指示した場合の動作を
示すフローチャートである。
【図29】消しゴムボタン15を指示したときの表示画
面を段階的に示す平面図である。
【図30】削除ボタン16を指示した場合の動作を示す
フローチャートである。
【図31】削除ボタン16を指示したときの表示画面を
段階的に示す平面図である。
【図32】登録ボタン17または登録ボタン18を指示
した場合の動作を示すフローチャートである。
【図33】登録ボタン17あるいは登録ボタン18を指
示したか否かを調べる動作を示すフローチャートであ
る。
【図34】メニューボタン19を指示した場合の動作を
示すフローチャートである。
【図35】消しゴムボタン15あるいは削除ボタン16
に代わって表示される鉛筆ボタンを指示した場合の動作
を示すフローチャートである。
【図36】戻るボタン27を指示した場合の動作を示す
フローチャートである。
【図37】白紙ボタン29を指示した場合の動作を示す
フローチャートである。
【図38】リスト表示ボタン28が指示されたときの処
理動作を示すフローチャートである。
【図39】リスト表示ボタン28が指示されたときの処
理動作を示すフローチャートである。
【図40】データ削除ボタン30が指示されたときの処
理動作を示すフローチャートである。
【図41】移動ボタン31が指示されたときの処理動作
を示すフローチャートである。
【図42】入力ペン11によるブロック105の移動が
行われるときの文字入力表示領域20の表示例を示す平
面図である。
【図43】線種切換ボタン34を指示した場合の動作を
示すフローチャートである。
【図44】線色切換ボタン35を指示した場合の動作を
示すフローチャートである。
【図45】線種切換ボタン36または線色切換ボタン3
7を指示した場合の動作を示すフローチャートである。
【図46】上スクロールボタン24または下スクロール
ボタン25を指示した場合の動作を示すフローチャート
である。
【図47】上または下スクロールボタン24,25を指
示したときの動作を説明するための文字入力表示領域2
0を示す平面図である。
【図48】印字ボタン33が入力ペン11によって指示
されて印字が行われる際の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図49】印字ボタン33が指示された際に画面に表示
される印字表示画像116を示す平面図である。
【図50】手書き入力設定変更ボタン32を指示した場
合の動作を示すフローチャートである。
【図51】メモリに登録された1件データを文字入力表
示領域20に表示する際の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図52】表示用メモリ7内のメモリ領域に記憶されて
いる1件データの表示情報111のデータ構成を示す図
である。
【図53】文字入力表示領域20に1件データが表示さ
れている状態を示す図である。
【図54】表示用メモリ7内に記憶されている行情報1
03のデータ構成を示す図である。
【図55】図41のステップd105とステップd10
6との間で実行される処理動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 手書き文字入力表示装置 2 中央演算処理装置 3 リードオンリメモリ 4 ランダムアクセスメモリ 6 表示パネル 7 表示用メモリ 8 タッチパネル 9 制御回路 10 アナログ/デジタル変換器 11 入力ペン 12 Wボタン 15 消しゴムボタン 16 削除ボタン 20 文字入力表示領域 21 カーソル 22 罫線 23 行 31 移動ボタン 51 1件データ 52〜54 ブロックデータ 61,67,68 ストロークデータ 72 正規化サイズメモリ 73 入力空き時間メモリ 74 近似角度メモリ 76 正規化サイズ選択ボタン 77 入力空き時間選択ボタン 78 近似角度選択ボタン 103 行情報 111 表示情報
フロントページの続き (72)発明者 宮本 哲 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 松田 栄睦 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 村崎 安志 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−80478(JP,A) 特開 昭57−19792(JP,A) 特開 平3−71323(JP,A) 特開 平6−4206(JP,A) 特開 平6−231308(JP,A) 特開 昭62−229365(JP,A) 米国特許5220649(US,A) CARR,Robert et a l:The Power of Pen Point.first printi ng Feburary 1991,Add ison−Wesley Publis hing Co(Reading,US A);pp.232−239 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 3/03 - 3/033 G06F 17/21 - 17/27 G06T 11/80 G06K 9/20 G06K 9/62

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手書き文字入力手段および文字表示手段
    を重畳して備える手書き文字入力表示装置において、 前記文字表示手段の表示面に、入力表示位置を表すカー
    ソルを表示するカーソル表示手段と、 手書き文字入力時点から、予め定められる期間に入力さ
    れた手書き文字を検出する検出手段と、 前記検出手段から出力された複数の座標点の中から成る
    ストロークデータを作成するストロークデータ作成手段
    と、 ストロークデータを1件データとして記憶する記憶手段
    と、 前記文字表示手段の表示面の予め定められた幅を有する
    行に表示されたカーソル位置以降に、前記行に表示可能
    な文字サイズにストロークデータを正規化して表示する
    正規化表示手段とを含むことを特徴とする手書き文字入
    力表示装置。
  2. 【請求項2】 前記ストロークデータ作成手段は、 手書き文字入力手段から出力された複数の座標点を、出
    力された順にそれぞれP0〜PNとし、P0を抽出して
    始点とし、P0とPNとを結ぶ線分と、P0とP2〜P
    Nとを結ぶ線分とが成す角θ2〜θNをそれぞれ求め、 θ2〜θi(i>2)が予め定める角度φ以下であり、
    θ(i+1)が角度φより大きいときにPiを抽出し、 抽出したPiを始点として上述と同様の座標点抽出を繰
    返して行うことを特徴とする請求項1記載の手書き文字
    入力表示装置。
  3. 【請求項3】 前記文字表示手段の表示画には予め定め
    る幅の複数の行が設定され、カーソル表示手段は前記行
    に沿ってカーソルを表示し、 前記正規化表示手段は、 カーソルの表示された行の前記カーソル位置以後の領域
    に、前記ストロークデータが表示しきれないときには、
    前記ストロークデータを次の行に表示することを特徴と
    する請求項1記載の手書き文字入力表示装置。
  4. 【請求項4】 前記文字表示手段の表示画には予め定め
    る幅の複数の行が設定され、カーソル表示手段は前記行
    に沿ってカーソルを表示し、 前記正規化表示手段は、 カーソルの表示された行の前記カーソル位置以後の領域
    に、前記ストロークデータが表示しきれないときには、
    前記ストロークデータの行方向の長さを縮小して表示す
    ることを特徴とする請求項1記載の手書き文字入力表示
    装置。
  5. 【請求項5】 前記文字表示手段の表示画には、予め定
    める幅の複数の行が設定され、各行間には罫線がそれぞ
    れ表示されることを特徴とする請求項1記載の手書き文
    字入力表示装置。
  6. 【請求項6】 前記正規化表示手段は、 手書き入力後に新たな手書き入力が特定時間以上入力さ
    れない場合、それまでのストロークデータを正規化して
    表示することを特徴とする請求項1記載の手書き文字入
    力表示装置。
  7. 【請求項7】 前記特定時間を設定可能とすることを特
    徴とする請求項6記載の手書き文字入力表示装置。
  8. 【請求項8】 前記正規化表示手段によって正規化して
    表示されるデータの大きさを設定できることを特徴とす
    る請求項1記載の手書き文字入力表示装置。
  9. 【請求項9】 手書き文字入力手段および文字表示手段
    が重畳した装置への手書き文字入力表示方法であって、 前記文字表示手段の表示面に、入力表示位置を表すカー
    ソルを表示し、 手書き文字入力時点から、予め定められる期間に入力さ
    れた手書き文字を検出し、 前記検出された複数の座標点の中から成るストロークデ
    ータを作成し、 ストロークデータを1件データとして記憶し、 前記文字の表示面の予め定められた幅を有する行に表示
    されたカーソル位置以降に、前記行に表示可能な文字サ
    イズにストロークデータを正規化して表示することを特
    徴とする手書き文字入力表示方法。
  10. 【請求項10】 前記記憶手段に1件データとして記憶
    されたストロークデータに関する記憶の日付および記憶
    内容をリスト表示するリスト表示手段を含むことを特徴
    とする請求項1記載の手書き文字入力表示装置。
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