JP2804876B2 - 多重系装置を含むネットワークシステムの通信方法 - Google Patents

多重系装置を含むネットワークシステムの通信方法

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JP2804876B2
JP2804876B2 JP5117228A JP11722893A JP2804876B2 JP 2804876 B2 JP2804876 B2 JP 2804876B2 JP 5117228 A JP5117228 A JP 5117228A JP 11722893 A JP11722893 A JP 11722893A JP 2804876 B2 JP2804876 B2 JP 2804876B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、重系装置を含むネッ
トワークシステムにおいて、データを伝送する通信技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、計算機等の情報処理システムの高
性能化、低価格化、さらには、ネットワーク技術の発達
により、計算機システム等の分散化のための技術が進展
している。
【0003】従来のネットワークにおけるデータ通信方
法の一例としては、例えば、IEEE802.3で規定
されている、「MACフレーム」と称される通信フレー
ムを使用する通信方法が良く知られている。
【0004】「MACフレーム」は、送信元ポート番
号、ブロードキャスト送信時のブロードキャストアドレ
ス、およびポイントツーポイント通信時の受信先ポート
アドレスを有して構成されるヘッドポート番号部、およ
び、データ部を具備している。
【0005】かかる通信方法においては、上記のように
構成された通信フレームを通信プロトコルとして伝送に
使用している。
【0006】さて、多重系装置(通常、主系装置および
従系装置を具備して構成されている)の主系側にデータ
を伝送する方法としては、例えば、図4に示すように、
二重系装置402とネットワーク408との間に、伝送
制御装置405を設けた構成とし、該伝送制御装置が、
二重系装置内のいずれの装置が主系であるかを判断し
て、データを伝送するための中継処理を行う方法があ
る。
【0007】また、データの送信側である送信側装置
と、データの受信側である多重系装置が共通のバスライ
ンを介して接続された構成をとるネットワーク装置にお
いて、予めバスラインに接続して設けられた共有メモリ
に、多重系装置のいずれが主系側であるかの情報を格
しておき、送信側装置は、データ伝送の際、共有メモリ
内の主従情報を参照して、通信を行う方法が知られてい
る。
【0008】さらに、多重系装置内において、稼働する
系の切替等が発生した場合、かかる切り替えが発生した
旨の情報を、通信相手装置に通知する方法が知られてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の通信方法に従
い、図3に示すようなネットワーク構成において、装置
301から、装置307および装置308を有して構成
される二重系装置302の主系側の装置に、各種のデー
タの伝送を行うことを考える。
【0010】この場合、以下の手順によって、データの
伝送が行われることになる。
【0011】まず、装置301は、二重系装置302を
構成する装置307および装置308に対して、いずれ
が主系の装置であるか否かを確認するため等の情報であ
る「送信要求」を送信する。
【0012】かかる「送信要求」を受信した、装置30
7もしくは装置308は、自己が主系の装置である旨の
情報を装置301に対して送信する。
【0013】これにより、装置301は、主系の装置を
認識して、主系の装置に対して、データ伝送を行う。こ
のため、装置301と二重系装置を構成する主系装置と
のデータ伝送においては、最低3回(3回目で主系への
データ伝送が行われることになる)の通信処理を行う必
要があった。
【0014】このようなやりとりを、データ伝送時ごと
に行っていたのでは、ネットワークの負荷の増大、デー
タ伝送の処理時間の増大等の問題が生じ
【0015】このような問題を解決するため、以下の手
段が提案されていた。
【0016】まず第1に、図4に示すような二重系装置
を構成する装置403および装置404との間に、40
5のような、伝送制御装置を設けた構成とし、該伝送制
御装置により、二重系装置内の主従情報を判断する手段
である。
【0017】しかし、かかる構成においては、多重系装
置の数が増加するのに対応して、伝送制御装置を設けな
ければならず、費用の増大等を招く。また、この伝送制
御装置が、故障等で通信機能が停止してしまった場合等
には、多重系装置が稼働していても、データの伝送が行
えなくなる問題もある。
【0018】第2に、データを送信する送信側装置と、
二重系装置とを共通の伝送ラインを介して接続し、さら
に、共有メモリ等を設けた構成とし、互いのデータ伝送
を、共有メモリに格納された情報にもとづいて管理しあ
おうとすると、装置全てを管理する必要があり、例え
ば、伝送ラインが長距離になってしまう等の不具合が発
生し、ネットワークを複数有した広域システムの構築
が、現実的でなくなるといった問題がある。
【0019】第3に、多重系装置から通信相手に、状態
変化(主系と従系との切換が発生したこと等)等を通知
する方法では、全ての通信相手を、予め知っておき、見
分ける必要があり、通信相手であるシステムが故障して
いて通知洩れ等が発生した場合、以後、通知洩れを発生
した装置から、主系側へのデータ伝送が行えなくなると
いった問題がある。
【0020】そこで、本発明においては、上記の問題点
を踏まえた上で、二重系装置を構成する装置のいずれが
主系であるかを認識せずとも、他の装置から二重系装置
内の主系側装置に対して、データの通信を行うことが可
能な通信方法を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、以下の手段が考えられる。
【0022】少なくとも1個が二重系装置である複数の
装置を、通信手段を介して接続したネットワークシステ
ムにおける装置間のデータ伝送方法であって、前記装置
に、ポート番号を予め定めておき、さらに、前記装置が
二重系装置である場合には、該装置を構成する2個の装
置にポート番号を予め定めておくほかに、二重系装置自
体に対しても代表ポート番号を予め定めておき、また、
前記各装置は、ネットワークシステムに接続される各二
重系装置を構成する2装置の各々が、主系であるか従系
であるかを示す状態情報を記憶しておき、データ伝送に
際し、代表ポート番号をデータ通信アドレスとした場
合、前記状態情報にもとづき前記代表ポート番号を主系
装置のポート番号に変換して、データを伝送する、二重
系装置を含むネットワークシステムの通信方法である。
【0023】また、この場合、前記状態情報は、システ
ム立ち上げ時に、前記各装置が、ネットワークシステム
に接続される各二重系装置を構成する2装置に問い合わ
せ、2装置のいずれが主系であるかを調べ、記憶してお
くことが好ましい。
【0024】前記状態情報を、所定時(例えば、周期
的、故障時等)に更新することが好ましい。また、本発
明は、二重系以上の多重系に適用することができる。
【0025】
【作用】本発明にかかる通信方法によれば、多重系を構
成する装置も、主系か従系かを考慮すること無く、仮想
的な1台の装置として取り扱うことができる。
【0026】すなわち、実際のデータの送信は、データ
の伝送先の装置のポート番号を確認して、すなわち、通
信先である二重系装置内の該当する装置のポート番号を
求めてから行うため、多重系装置内の各装置の構成を認
識する必要がない。
【0027】もちろん、複数の装置の各々に付与された
ポート番号を、各々に対応した装置の通信アドレスとし
て使用することにより、各装置にデータを、直接送信す
ることも可能である。
【0028】また、本発明にかかる、データ送信側の装
置内での処理によれば、予め通信相手先の状態を記憶し
てある記憶内容を参照して、多重系装置内の主系側の装
置にデータを伝送する。
【0029】したがって、データ送信の都度に、多重系
装置を構成するそれぞれの装置の状態を認識するための
処理は、不要となる。
【0030】また、通信先である多重系装置の状態が変
化した時に発生する、データ通信異常時に、送信装置か
ら多重系装置の状態を確認する処理を1度行っておけ
ば、以後、多重系装置を構成するそれぞれの装置の状態
を、データ伝送の都度、調べる処理を行う必要もなくな
る。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0032】図3に、本発明の一実施例を説明するため
の、ネットワーク構成例を示す。
【0033】302、303は、それぞれ、装置307
および装置308、装置309および装置310を有し
て構成される二重系装置である。
【0034】装置307および装置308、または、装
置309および装置310は、それぞれ、任意に主系と
従系の切り替えが可能であるものとし、装置301は、
各二重系装置へデータを送信する機能を有する。
【0035】もちろん、装置301は、二重系装置の一
方の装置であっても良い。
【0036】各ネットワークである、ループ304と3
05とは、ルータ等の結合装置306を介して接続さ
れ、データ伝送が確実に行われる。
【0037】通信アドレスは、各装置に予め割り当てら
れたポート番号を使用し、二重系装置では、さらに、論
理的な代表のポート番号を予め割り当て、通信アドレス
として使用する。すなわち、二重系装置においては、主
系あるいは従系となる各装置のほかに、二重系装置自体
に対しても、ポート番号が割り当てられることになる。
図1に、送信装置の機能ブロック図を示す。
【0038】図1には、ネットワークN0を介して計算
A0が接続されている。ネットワークN0としては、
例えば光ファイバを通信手段としたLAN(ローカルエ
リアネットワーク)にて実現できる。
【0039】計算機A0は、通信制御部110、状態管
理テーブル120、およびユーザプログラム130を備
えて構成されている。これらは、例えば計算機内の主記
憶部と、その中に格納されるプログラムにより実現され
る。
【0040】ユーザプログラムは、例えば、各種のアプ
リケーションプログラムであり、データ伝送処理を通信
制御部に依頼する機能を有する。
【0041】通信制御部110は、通信相手先が二重系
装置である場合に、二重系装置を構成する各装置が、主
系・従系のいずれであるかを判定する通信相手先状態管
理機能111、また、該当装置にデータを送信するデー
タ送信処理機能112、さらにまた、通信障害発生時に
障害の発生した該当通信相手先の状態情報(主系である
か、従系であるか等の情報)を消去する障害検出機能
13を有する。なお、図示はしないが、データの伝送
は、予め定められた通信プロトコルにしたがって行われ
る。
【0042】状態管理テーブル120は、通信相手装置
が二重系装置である場合、当該二重系装置を構成する各
装置の状態(主系であるか、従系であるか等の情報)を
記憶する手段であり、その内容は、前記通信相手先状態
管理機能111の起動時に参照され、前記障害検出機能
113の起動時に更新される。
【0043】同様に、図2に、受信装置(二重系装置)
の機能ブロック図を示す。
【0044】図2には、ネットワークN1を介して計算
機A1、A2が接続されている。ネットワークとして
は、例えば光ファイバを通信手段としたLAN(ローカ
ルエリアネットワーク)にて実現できる。
【0045】計算機A1は、通信制御部210、状態管
理テーブル220、およびユーザプログラム230を備
えて構成されている。これらは、例えば計算機内の主記
憶部と、その中に格納されるプログラムにより実現され
る。計算機A2は、計算機A1と同様な構成にて実現さ
れる。
【0046】ユーザプログラムは、例えば、各種のアプ
リケーションプログラムであり、送信元から送られてき
たデータを受信する機能を有する。
【0047】通信制御部210は、図示はしてないが、
予め定められた通信プロトコルにしたがって、データの
受信を行うデータ受信処理機能212と、自装置が主系
であるのか従系であるのかを判定する自装置状態取得機
214と、通信相手(データ送信元)へ自装置の状態
を付与したデータを送信する状態通知機能215と、通
信時の障害を検出する障害検出機能213とを有してい
る。
【0048】状態管理テーブル220は、自装置が主系
であるか従系であるかの状態を記憶する手段であり、そ
の内容は、前記自装置状態取得機能214の起動により
更新、参照される。また、図11には、本発明の第一実
施例における送受信装置間の情報の受渡しの様子を説明
している。
【0049】さて、第1に、装置301から二重系装置
303へ、データを伝送する場合を考える。
【0050】図6を参照して、送信側装置によるデータ
送信までの処理手順を説明する。
【0051】まず、ステップ601において、通信相手
先の装置種別を、指定された装置の通信アドレスをもと
に識別する。通信先アドレスが二重系装置の代表アドレ
ス以外の場合には、指定されたアドレスを変更せずに、
ステップ608へ進む。
【0052】次に、ステップ602では、通信先アドレ
スが、二重系装置の代表である場合(通信先として、3
03を指定した場合)であり、自装置内に予め格納して
ある、通信相手先の主・従状態の情報を管理している状
態管理テーブル120の内容を参照する。
【0053】状態管理テーブル120内に、該当装置に
関する情報が保持されているか否かを確認し、情報が保
持されていればステップ607へ進む。
【0054】ステップ603では、両系に問い合わせの
ため「POINT TO POINT回線」(いわゆる
ポイントツウポイントリンクにて構成された回線を、以
下このように称する)をオープンする。本実施例では、
「POINT TO POINT回線」を使用する際の
プロトコル(通信規約)として、TCP/IP(Tra
nsmission Control Protoco
l/InternetProtocol)を使用する。
【0055】本プロトコルは、高い信頼性を有し、1対
1通信を提供する伝送制御規約である。伝送エラーのチ
ェック機能、エラー時の再送機能等を有する構成にして
おいても良い。
【0056】また、「TCP/IP」では、データの通
信を行う前に、送受信装置間で、仮想的な通信路(コネ
クション)を確立する必要がある。
【0057】両系(301−309、および、301−
310)に対して、「POINTTO POINT回
線」をオープンするとは、装置301と309、およ
び、装置301と310の間で、コネクションを確立す
ることである。
【0058】ステップ604では、ステップ603に
て、オープンした回線を使用して両系に対して、装置状
態(主系であるか従系であるかを表す状態)の問い合わ
せ用の情報フレームを送信する。これは、図11におい
ては、1101に相当する。
【0059】ステップ605では、両系より各装置の状
態が与えられた応答情報を受信する。但し、通信相手の
生死状態(故障しているか否か等)は分からないため、
応答情報が送られてくるタイミングが把握できないの
で、本ステップには、応答情報がいつ送られても良いよ
うな処理、例えば、装置の応答情報が受信されるまで、
ウエイトする等の処理が含まれる。これは、図11にお
いては1102に相当する。ステップ606において
は、ステップ605において得られた応答情報にもとづ
き、自装置内に存在する、通信相手先の主・従状態の状
態管理テーブルに、情報を記憶する。
【0060】ステップ607においては、主・従状態管
理テーブル120の内容を参照し、代表通信アドレスか
ら、該当する主系装置の通信アドレスに変換する。
【0061】ステップ608においては、通信アドレス
にもとづき、「POINT TOPOINT回線」をオ
ープンし、データの送信処理を行う。これは、図11に
おいては、1103に相当する。
【0062】図5の(a)に、「POINT TO P
OINT回線」を使用したデータ伝送のイメージ図を示
しておく。
【0063】さて、図7を参照して、受信側の装置(3
09、310等)である受信装置における処理手順を示
す。 ステップ701においては、「POINT TO
POINT回線」をオープンし、コネクションの確立
を依頼する。これは、図11においては1101に相当
する。
【0064】次に、ステップ702においては、送信装
置からの問い合わせ情報を受信する。次に、ステップ7
03においては、自装置内の状態管理テーブル220
参照し、自装置の状態(主系であるか従系であるか)を
取得する処理を行う。この際、送信側装置で指定してい
る、二重系装置の状態(主系か従系か)とのチェック等
の処理を行っても良い。
【0065】ステップ704では、送信問い合わせ先
へ、応答データを送出する処理を行う。これは、図11
においては1102に相当する。
【0066】かかるデータの送出後、コネクションの解
放を行うか、実際のデータ情報を受信するまで待ち続け
る処理が行われる。
【0067】以上により、この後、二重系装置の主系側
へのデータ伝送を、二重系装置にて系切替等の異常が発
生しない限り、1回の伝送で効率よく行うことができ
る。
【0068】以下に、通信異常が発生した時の処理につ
いて説明する。
【0069】図8に、その処理手順を示す。
【0070】まず、ステップ801では、ユーザのデー
タ情報フレームの送信異常が発生したことを検出する処
理を行う。本ステップには、通信相手装置の停止等のシ
ステムの監視機能による事前通知等の、予め検出可能な
装置の状態変化に対応した処理が含まれる。
【0071】次に、ステップ802では、通信異常が発
生した装置を識別する処理を行う。このとき、通信異常
が発生した装置が、二重系装置か否かの判別処理を行
う。
【0072】ステップ803では、通信異常が発生した
二重系装置の該当状態管理テーブルを消去し、初期状態
に戻す。
【0073】ステップ804では、異常内容により、例
えばアラーム出力等の通知処理を行う。
【0074】その後、前述したステップ601からの手
順と同じ手順で、該当二重系装置へのデータ伝送を再度
行うことができる。
【0075】次に、本発明にかかる第2の実施例とし
て、装置301から同一のネットワークに属する二重系
装置302へデータ伝送を行う処理を例にとり説明す
る。
【0076】第一の実施例にて説明した手段によっても
データの伝送を行うことができるが、本実施例では、予
め送信装置が相手装置を把握してなくても、データの伝
送が行える場合について述べる。
【0077】なお、図12には、本発明の第二実施例に
おける送受信装置間の情報の受渡しの様子を説明してい
る。
【0078】図9に送信装置の処理手順を示す。
【0079】まず、ステップ901において、マルチキ
ャスト回線をオープンする。
【0080】本実施例では、マルチキャスト回線を使用
する際のプロトコルとして、「UDP/IP」(Use
r Datagram Protocol/Inter
net Protocol)を使用する。
【0081】このプロトコルは、伝送制御において準備
されていない手順が存在するため(例えば、伝送エラー
チェック機能、エラー時の再送機能等が無い)、一般に
信頼性は低いといえる。
【0082】しかしながら、送受信装置間でコネクショ
ンを確立しないため、一回の送信により、情報フレーム
を複数の装置へ伝送することが可能となる。これに対し
て、「TCP/IP」では、複数回の送信が必要となっ
ている。
【0083】次に、ステップ902において、ステップ
901にてオープンした回線を使用し、問い合わせ情報
を、複数の装置にマルチキャスト送信する。
【0084】ここで、図5の(b)に、マルチキャスト
送信のイメージ図を示しておく。
【0085】さて、装置301から送信された情報フレ
ームは、装置307および装置308のほか、同一ネッ
トワークに属する、他の装置にも同時に送られる。これ
は、図12においては、1201に相当する。
【0086】次に、ステップ903において、ステップ
902のデータを受け取った受信装置は、データを受け
取ったことを、コネクション確立の要求をすることで、
送信装置に知らせるとともに、自装置の状態を取得し
て、送信装置に状態を知らせる。一般に、コネクション
確立の要求をする側を「クライアント」、コネクション
接続要求を受諾する側を「サーバ」と称する。
【0087】すなわち、受信側が、クライアントとな
り、「POINT TO POINT回線」をオープン
することになる。
【0088】これにより、第一の実施例とは異なり、送
信装置は、一度に複数の二重系装置の状態を知ることが
でき、かつ、予め相手装置の状態を送信前に知る必要が
無くなり、システム拡張性が向上する。
【0089】ここでの処理において、送信装置は通信先
の具体的なアドレスを取得でき、以下、そのアドレスに
もとづいて処理を行うことができる。図6においては、
ステップ605に相当する処理であり、図12において
は、1202に示すデータの応答に相当する。
【0090】次に、ステップ904では、応答情報に基
づき、状態管理テーブル120に得られた情報を記憶す
る。すなわち、図6に示す、ステップ606に相当する
処理を行う。次に、ステップ905では、図6における
ステップ607から608と同様の処理を行う。すなわ
ち、該当装置にデータの送信を行う。図12において
は、1203に相当する。
【0091】この後、二重系装置の主系装置へのデータ
の伝送は、二重系装置にて系の切替等が発生し状態が変
化することがない限り、1回で可能となる。
【0092】次に、図10に受信側の処理フローを示
す。
【0093】まず、ステップ1001にて、ステップ9
01の処理に対応してマルチキャスト回線をオープンす
る。
【0094】次に、ステップ1002において、ステッ
プ902の処理によって送られてくるマルチキャストデ
ータ(問い合わせ情報)を受信する。これは図12にお
いては、1201に相当する。
【0095】次に、ステップ1003においては、ステ
ップ1002の処理によって受信した、問い合わせ情報
のデータにもとづいて、自装置の状態を状態管理テーブ
220を参照して、送信装置に対して、コネクション
確立を要求をする。これは、図12では、1202に相
当する。
【0096】次に、ステップ1004においては、ステ
ップ704の処理と同様の処理を行う。これは、図12
では1203に相当する。
【0097】異常時には、前述のステップ801から8
04と同様の処理を行うことにより対応できる。
【0098】以上により、この後、二重系装置の主系側
へのデータ伝送は、状態管理テーブル120を参照する
ことにより、通信異常が発生しない限り、該当装置へ
「POINT TO POINT回線」により行える。
【0099】但し、第2の実施例は両系への問い合わせ
をマルチキャスト回線で行っているため、対象範囲が同
一ネットワーク内に限られることや、信頼性の面で第1
の実施例に比較して劣る。
【0100】また、いずれの実施例も装置306を、例
えばルータ等にて構成し、ネットワーク接続装置が、中
継装置として存在することを意識する必要が無い場合に
ついて説明してきたが、装置306が、ゲートウェイ等
にて構成され、中継装置として存在することを意識する
必要がある場合には、送信装置301にて状態管理テー
ブル120に、中継装置として306が存在することを
記憶させ、装置306が、二重系装置へ送信装置からの
データ伝送の際に行ったのと同様の処理を行えば良い。
ここで、以上説明してきた本実施例による動作と前述し
た従来の技術による動作を比較する。
【0101】従来技術で述べたように、受信側の二重系
装置とネットワークの間に伝送制御装置等を設けた場
合、伝送制御装置にて、一度中継処理を行わなければな
らなかった。このため、伝送制御装置が停止してしまう
と、データの伝送が行えなかった。
【0102】また、伝送制御装置に対して、周期的に、
二重系装置から装置の状態情報(主系であるか従系であ
るかの情報)の通知を実施する必要性があった。
【0103】さらに、多重系装置が自ずから自装置の状
態を通知する方法においては、状態通知が行えない事態
が発生した場合、誤った装置に対して情報が伝送される
ことは避けられなかった。
【0104】一方、本実施例によれば、送信装置が自ず
から二重系装置に状態を確認した上で伝送を行うので、
中継のための伝送装置を介さずに、目的の主系装置に伝
送が行える。また、二重系装置から、周期的に、状態を
通知する必要等がなく、通信負荷の低減が図れる。もち
ろん、通常の通信では、1回の通信で目的の主系装置に
データ伝送が可能となりネットワークの負荷を低減でき
る。
【0105】最後に、本実施例では、二重系装置を例に
とり説明してきたが、三重系装置などの1の主系の装置
と複数の待機系の装置により多重系を構成する多重系装
置に対しても同様に適用することが可能であるのは、い
うまでもない。
【0106】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、多重系
装置の多重化構成を認識せずとも、他の装置から多重系
装置の主系の装置に対して通信を行うことができる通信
方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した場合の送信装置内の機能ブロ
ックの例である。
【図2】本発明を実施した場合の送信装置内の機能ブロ
ックの例である。
【図3】本発明の実施例を説明するためのシステム全体
の構成である。
【図4】従来の技術での1実施例を説明するための構成
図である。
【図5】マルチキャスト、POINT TO POIN
T伝送の説明図である。
【図6】本発明の一実施例(第1実施例)における送信
側の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施例(第1実施例)における受信
側の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施例における通信異常発生時の処
理手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施例(第2実施例)における送信
側の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施例(第2実施例)における受
信側の処理手順を示すフローチャートである。
【図11】本発明の一実施例(第1実施例)における送
受信装置間の情報フレームのやり取りの説明図である。
【図12】本発明の一実施例(第2実施例)における送
受信装置間の情報フレームのやり取りの説明図である。
【符号の説明】
301…装置、302…二重化装置、303…二重化装
置、304…ループ、305…ループ、306…ルータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 13/00 G06F 11/20 G06F 15/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1の装置が複数の装置で構成さ
    れる二重系以上の多重系装置である複数の装置を、通信
    手段を介して接続したネットワークシステムにおける装
    置間のデータ伝送方法であって、 前記装置に、ポート番号を予め定めておき、さらに、前
    記装置が重系装置である場合には、該装置を構成する
    複数の装置の各々にポート番号を予め定めておくほか
    に、重系装置自体に対しても代表ポート番号を予め定
    めておき、 また、前記各装置は、ネットワークシステムに接続され
    る各重系装置を構成する複数装置の各々が、主系であ
    るか従系であるかを示す状態情報を記憶しておき、デー
    タ伝送に際し、代表ポート番号をデータ通信アドレスと
    した場合、前記状態情報にもとづき前記代表ポート番号
    を主系装置のポート番号に変換して、データを伝送する
    ことを特徴とする、重系装置を含むネットワークシス
    テムの通信方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記状態情報は、ネッ
    トワークシステムの立ち上げ時には、前記各装置が、ネ
    ットワークシステムに接続される各重系装置を構成す
    複数装置に問い合わせ、複数装置のいずれが主系であ
    るかを調べ、記憶しておくことを特徴とする、重系装
    置を含むネットワークシステムの通信方法。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記状態情報を、デー
    タ伝送異常発生時である場合に更新することを特徴とす
    る、重系装置を含むネットワークシステムの通信方
    法。
  4. 【請求項4】請求項において、重系装置を構成する
    複数装置の主従状態に対応して、記憶しておくべき、主
    系であるか従系であるかを示す状態情報の変化があった
    場合、状態情報を更新することを特徴とする、重系装
    置を含むネットワークシステムの通信方法。
  5. 【請求項5】少なくとも1の装置が複数の装置で構成さ
    れる二重系以上の多重系装置である複数の装置を、通信
    手段を介して接続したネットワークシステムにおける装
    置間のデータ伝送方法であって、 前記装置に、ポート番号を予め定めておき、さらに、前
    記装置が重系装置である場合には、該装置を構成する
    複数の装置の各々にポート番号を予め定めておくほか
    に、重系装置自体に対しても代表ポート番号を予め定
    めておき、 ある装置から他の装置にデータを伝送する際には、ポー
    ト番号および代表ポート番号の少なくとも一つをデータ
    通信アドレスとし、該データ通信アドレスを伝送先とし
    てデータを伝送することを特徴とする、重系装置を含
    むネットワークシステムの通信方法。
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