JP2693108B2 - コンピュータシステム - Google Patents
コンピュータシステムInfo
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- JP2693108B2 JP2693108B2 JP5261289A JP26128993A JP2693108B2 JP 2693108 B2 JP2693108 B2 JP 2693108B2 JP 5261289 A JP5261289 A JP 5261289A JP 26128993 A JP26128993 A JP 26128993A JP 2693108 B2 JP2693108 B2 JP 2693108B2
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-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F9/00—Arrangements for program control, e.g. control units
- G06F9/06—Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
- G06F9/44—Arrangements for executing specific programs
Description
発者から提供される物理的に利用可能なソフトウェア機
能の集合の中から、ユーザにとって真に有用なソフトウ
ェア機能の集合だけを発見・選別するフィルタリング機
構を有するコンピュータシステムに関する。
フトウェア機能の開発や、旧来のソフトウェア機能のバ
ージョンアップ等が盛んに行われている。ここで、ソフ
トウェア機能とは、開発者によって提供されるソフトウ
ェアパッケージあるいはソフトウェア製品それ自体では
なく、ソフトウェアの形態で提供される一つ一つの機能
を意味するものである。例えば、仮名漢字変換を行うフ
ロントエンドプロセッサのソフトウェア製品には仮名漢
字変換というソフトウェア機能がまとめられており、デ
ータベースを検索した結果得られたデータを新聞記事の
形態でユーザに呈示する新聞メタファ環境には、データ
ベースを検索した結果得られたデータを新聞記事の形態
でユーザに呈示する機能、新聞のページをめくる機能、
及び記事内容を拡大表示する機能という3つの機能が少
なくともまとめられている。つまり、開発者は、一つの
ソフトウェア機能を単独で、あるいは複数のソフトウェ
ア機能をまとめて、ソフトウェアパッケージあるいはソ
フトウェア製品として提供しているのである。
トウェア機能は、古い慣習を越え、競争力を高めるため
の機会をユーザに提供するという面で多くの可能性を秘
めたものではあるが、その一方で、新しいソフトウェア
機能の数があまりに膨大なものであるため、それらのソ
フトウェア機能群を逐一評価しつつ、自分にとって有用
なソフトウェア機能を発見・選別することは非常に困難
な状況となっている。このような状況は、スタンドアロ
ーンのコンピュータシステムにおいて生じていることは
勿論であるが、コンピュータネットワークを介して他の
コンピュータシステムのソフトウェア機能にアクセスで
きる、いわゆるオープンなネットワーク環境においてよ
り顕著である。
提供される物理的に利用可能なソフトウェア機能の集合
の中からユーザにとって本当に有用なソフトウェア機能
の集合だけを発見・選別するための「ふるい」として作
用するフィルタリング機構が求められている。
参照して説明すると次のようである。ソフトウェア開発
者13’は新たなソフトウェア機能を開発したり、これ
までのソフトウェア機能の新しいバージョンのリリース
等を行う。そしてそれらは符号18′で示すようにソフ
トウェア機能の集合をなしている。しかし、ユーザ5′
にとってはそれらの全てのソフトウェア機能が有用であ
るのではない。そこで、ソフトウェア機能の集合18′
をふるい6′にかけてフィルタリングすることによって
ユーザ5’にとって本当に有用なソフトウェア機能の集
合19’だけを抽出することが求められるのであり、こ
のふるい6′の作用を行うのがフィルタリング機構であ
る。
ても、単にユーザにとって有用と思われるソフトウェア
機能を発見・選別するだけではフィルタリング機構とし
ては十分ではない。確かに、一般的にいって新しく設計
されたソフトウェア製品は新たな機能をユーザに提供す
るものではあるが、その反面、ユーザに対して、ユーザ
がそれまで構築(reorganization)してきたタスク遂行
のパターンを変更し再構築するための労力を要求するか
らである。
ザがタスクを遂行する場合に行う操作の手順を意味す
る。例えば伝票を作成するタスクを遂行する場合を例に
とると、あるユーザがまずソフトウェア機能Aを利用し
てある部分まで行って、次にソフトウェア機能Bを利用
して伝票を完成させるとしても、全てのユーザが同一の
手順で伝票を作成するのではなく、まずソフトウェア機
能Bを利用してある部分まで行って、次にソフトウェア
機能Aを利用して伝票を完成するユーザもおり、また別
のソフトウェア機能を利用するユーザもいる。つまり、
あるタスクを遂行する場合に、ユーザ個人個人は、それ
ぞれ自分で決めた手順で操作を行うのが通常であり、こ
れがタスク遂行のパターンである。
を効率的に行うために独自のタスク遂行パターンを構築
しているのではあるが、新たなソフトウェア機能を利用
する場合には、そのソフトウェア機能が新たな機能を提
供するものであるが故に、これまでのタスク遂行パター
ンをそのまま行うことはできなくなるのが殆どであり、
その結果、新たにタスク遂行パターンを構築し直さなけ
ればならなくなるのである。
としては、ユーザに代わって有用そうなソフトウェア機
能の候補を単に発見・選別するというだけではなく、ユ
ーザの持つ二つの要求、即ち、「従来のタスク遂行のパ
ターンを維持したい」という要求と、「新しいテクノロ
ジが提供するより良い解法を享受することで個人の能力
を高めたい」という要求とのバランスを十分に考慮した
ものでなければならないものである。
ては次の3つの要件を満足することが必要である。
ルタリング機構が発見・選別してくる新しいソフトウェ
ア機能は、当該機能を採用することで、ユーザの従来の
タスク遂行パターンが改善されるものである必要があ
る。
フィルタリング機構が発見・選別してくる新しいソフト
ウェア機能は、当該機能を採用するに際してタスク遂行
パターンの再構築のためにユーザが費やす労力が極力少
ないものである必要がある。
いソフトウェア機能を採用することによって、従来のタ
スク遂行パターンがどれだけ改善され、どれだけの労力
を要するかというトレードオフを、ユーザが短時間で、
主観的に判断できる必要がある。
人は、先に、特願平5−5602号において、タスクモ
デルに基づいて、ユーザのタスク遂行のコンテクストを
踏まえた動作を行なうヒューマンインターフェースを備
えたコンピュータシステムを提案した。その基本的な構
成を図11に示す。
1′は、タスクモデル保持手段2′、コンテクスト情報
保持手段3′及びタスク遂行手段4′を備えている。
のタスク遂行パターンをモデル化した知識の集合である
ところのタスクモデルを保持するものであり、コンテク
スト情報保持手段3′は、ユーザ5′のタスク遂行のコ
ンテクストを表す知識であるところのコンテクスト情報
を保持するものである。なお、タスクモデル及びコンテ
クスト情報の具体的なところについては後述する実施例
において詳細に説明される。また、図11においては、
タスクモデル保持手段2′のブロック内には「タスクモ
デル」と記し、コンテクスト情報保持手段3′のブロッ
クには「コンテクスト情報」と記したが、これらは理解
を容易にするために便宜的にこれらの保持手段に保持さ
れている情報の内容を記したものである。以下、情報を
保持する手段については同様である。
手段2′の保持するタスクモデルを用いて、ユーザ5′
の入力操作系列からコンテクスト情報を逐次算出し、コ
ンテクスト情報保持手段3′にアクセスして、コンテク
スト情報保持手段3′の保持するコンテクスト情報を更
新する。また、タスク遂行手段4′は、ユーザ5′の操
作入力に対し、タスクモデル及びコンテクスト情報を参
照して、ユーザ5′がどのようなタスクを要求している
かを推論し、解釈して、物理的に利用可能なソフトウェ
ア機能の集合18′の中から、当該タスクを遂行する際
のコンテクストに適した機能を起動する。更に、タスク
遂行手段4′は、当該機能の実行結果を、タスクモデル
及びコンテクスト情報を参照して、ユーザ5′に呈示す
るための表現への変換を行なう。
ステム1′では、タスクモデルを参照することによっ
て、ユーザ5′のタスク遂行のコンテクストを把握し、
当該コンテクストに適したソフトウェア機能だけを、物
理的に利用可能なソフトウェア機能の集合18′の中か
ら選別することができる。
現するための具体例としては、POISEシステムや、
各種のアクティブヘルプシステムを挙げることができ
る。
ェア製品の集合を用いたオフィスワークに関して分析、
作成された知識が、あらかじめシステム設計者によって
タスクモデルとして与えられており、このタスクモデル
を用いてユーザのタスク遂行のコンテクストを把握し、
当該コンテクストに沿った支援を行うことが可能であ
る。しかしながら、ある時点のタスク分析から得られた
知識だけでは、新たなソフトウェア製品の追加や、それ
に伴うユーザのタスク自体の変化に対応していくことが
できないものである。
ついても、予め与えられたドメイン領域、例えばUNI
Xシステムの利用方法やEmacsエディタの利用方法
等、の知識に基づいて設計されており、新たに知識を追
加することは容易ではない。
5−5602号において、図11に示すコンピュータシ
ステムを実現するために、スタジオ管理エージェント
と、入札アービタエージェントと、対話マネージャエー
ジェントとを有し、エージェント群がスタジオを介しス
タジオ関数群を用いてタスク状態記述を授受し、スタジ
オ管理エージェントの管理するコンテクストに基づき入
札アービタエージェントが入札メッセージを評価するこ
とにより、モジュール群が相互のコンテクストに応じて
動作するように構成することを提案した。
加された場合において、ユーザのタスク遂行パターンを
可能な限り維持しながら、新規に追加されたソフトウェ
ア機能を利用する機構が提供されるため、タスクモデル
に新たに追加されたタスク記述を統合することが可能と
なり、その結果ユーザの持つ知識を変更することなしに
新規に追加されたソフトウェア機能を利用することがで
き、ユーザのタスク要求のより多くの部分を解決するこ
とができる。
人が特願平5−5602号で提案したものは、従来技術
の課題の多くを解決することが可能であるものの、入札
アービタエージェントが入札を評価するに際して、実際
面で問題となる新しいソフトウェア機能の開発者が誰で
あるか、換言すれば、信頼のおける開発者、あるいは信
頼すべき開発者によって作成されたものであるかどうか
の判断が行われておらず、また、入札評価の結果、コン
テクストに合致すると評価された場合には、ユーザに対
して試用する機会が与えられることなく直ちに新しい機
能が追加されるものであるため、かえってユーザを戸惑
わせる結果を生じかねない懸念がある。
ウェア機能の膨大な集合の中から、ユーザが自身にとっ
て真に有用なソフトウェア機能だけを発見・選別するに
際し、ユーザを効率良く支援できるようなシステムの必
要性が高まってきているのに対し、従来はこのような課
題を完全に解決するものは存在しなかった。
て、ユーザが新しいソフトウェア機能を採用するに際し
て極めて有益なコンピュータシステムを提供することを
目的とするものである。
めに、本発明のコンピュータシステムは、図11に示す
従来のコンピュータシステム、即ち、タスクモデル保持
手段と、コンテクスト情報保持手段と、タスク遂行手段
とを備えるコンピュータシステムにおいて、更にタスク
記述保持手段と、フィルタリング手段とを備えることを
特徴とする。
ェア機能個々の利用パターンを形式的に記述したタスク
記述の集合を保持するものであり、フィルタリング手段
は、タスク記述保持手段に保持されたタスク記述の集合
の中からユーザが未だ試用したことがなく、且つ、ユー
ザにとって有用と判断される利用パターンを記述したタ
スク記述を発見・選別してユーザに開示するものであ
る。
記載のように、コンテクスト依存選別機構と、コンテク
スト依存開示機構とを備えるものとすることができ、ま
た、請求項3記載のように、コンテクスト依存選別機構
と、信頼性に基づく選別機構と、コンテクスト依存開示
機構とを備えるものとすることもできる。
ザが未だ試用したことのないタスク記述の集合の中か
ら、ユーザが明示的に設定した信頼性評価値に基づいて
選別された信頼のおける者によって作成または推薦され
たタスク記述を選別するものであり、コンテクスト依存
選別機構は、前記コンテクスト情報を用いて現在のタス
ク遂行のコンテクストに適したタスク記述を選別するも
のである。また、コンテクスト依存開示機構は、信頼性
に基づく選別機構、コンテクスト依存選別機構のうちの
少なくとも一つによって選別されたタスク記述の利用パ
ターンを、ユーザが実際のタスク遂行のコンテクストの
中で試用する機会を提供するものである。
機能個々の利用パターンを形式的に記述したタスク記述
の集合を保持するタスク記述保持手段、及び、当該タス
ク記述保持手段に保持されたタスク記述の集合の中から
ユーザが未だ試用したことがなく、かつ、ユーザにとっ
て有用と判断される利用パターンを記述したタスク記述
を発見・選別してユーザに開示するフィルタリング手段
とを有するので、当該フィルタリング手段によって選別
されたタスク記述を前記タスクモデルに追加することに
よって、前記タスクモデルをタスク遂行時に変更するこ
とが可能となる。
可能なソフトウェア機能の集合の中から、ユーザにとっ
て真に有用なソフトウェア機能の集合の発見・選別が自
動的に効率良く行われ、かつユーザが当該選別されたソ
フトウェア機能の試用を通じて採用の合否判断を適切か
つ容易に行なうことができる。
の構成及びその周辺を示す図であり、コンピュータシス
テム1は、図11に示した従来例のものと同様に、タス
クモデル保持手段2、コンテクスト情報保持手段3及び
タスク遂行手段4とを有すると共に、フィルタリング機
構6を有している。
れたタスクモデルは、ユーザ5のタスク遂行パターンを
モデル化した知識であるが、本発明においてはこのタス
クモデルは、後述するように、採用済タスク記述の集合
となる。
するコンテクスト情報は、ユーザ5のタスク遂行のコン
テクストを表す知識である。即ち、ユーザ5がある特定
のタスクを遂行するに当たり、時系列的にどのような操
作や処理等が行われたかを表すのがコンテクスト情報で
あり、換言すれば、いかなる入力デバイスを用いて入力
操作が行われたか、いかなるソフトウェア機能が起動さ
れたか、どのようなサブタスクが実行されたか、いかな
る出力形態でソフトウェア機能の実行結果が呈示された
か等の諸情報を時系列に並べたものがコンテクスト情報
である。
におけるコンテクスト情報の一例を示す。図3におい
て、エージェンシーモデルにおける各種のメッセージは
その発生順に番号が付され、メッセージの種類とその内
容が記述されている。なお、図3はユーザがメタファ環
境とインタラクトすることでタスクを遂行する場合にお
けるコンテクスト情報の例を示すものであり、メッセー
ジの種類の項において、「MetRpl」はこのメッセージが
メタファリプライ(Metaphor Reply)メッセージである
ことを示し、「ExeTsk」はエクシキュートタスク(Exec
ute Task)メッセージであることを示し、「MetEv 」は
メタファイベント(Metaphor Event)メッセージである
ことを示し、「DevEv 」はデバイスイベント(Device E
vent)メッセージであることを示し、「CmpTsk」はコン
プリートタスク(Complete Task )メッセージであるこ
とを示している。なお、ここではこれらの種類、及び内
容が具体的にどのようなことを意味しているかは重要で
はないので、これらの具体的な説明は省略し、コンテク
スト情報の構造のみを示すに留める。
して、ユーザ5の操作系列からコンテクスト情報を逐次
算出し、コンテクスト情報保持手段3の保持するコンテ
クスト情報を更新する。またタスク遂行手段4は、タス
クモデル及びコンテクスト情報を参照して、ユーザ5の
操作入力から当該ユーザ5の行おうとするタスクを推論
して解釈し、物理的に利用可能なソフトウェア機能18
の中から、コンテクスト情報に適したソフトウェア機能
を起動する。更に、タスク遂行手段4は、当該ソフトウ
ェア機能の実行結果を、タスクモデル及びコンテクスト
情報を参照して、ユーザ5に呈示するための表現への変
換を行う。
に記載したタスク記述保持手段7とフィルタリング手段
8とを少なくとも包含する上位の機構である。
グの対象となるのは、ソフトウェア開発者13から提供
されるソフトウェア製品15そのものではなく、ソフト
ウェア製品15に関連して頒布提供されるタスク記述1
6、17である。このタスク記述は、ソフトウェア機能
の利用パターン、利用法を規定した形式的な記述であ
り、ソフトウェア開発者13または別のユーザ14によ
って提供され、タスク記述保持手段7に保持される。
タリングの対象とするのは次のような理由による。即
ち、まず、新しいソフトウェア機能を採用したユーザ
は、その機能を単独で用いるわけではなく、それまでの
タスク遂行パターンの一部に組み込んで使用するのが一
般的である。このため、機能単独の有用性よりも、その
機能を特定の利用パターンに組み込んで利用したときの
有用性の方が、よりユーザの関心に近く、かつ評価が容
易であると考えられる。そこで、本発明では、フィルタ
リングの対象として、個々のソフトウェア機能そのもの
ではなく、当該ソフトウェア機能の利用パターンの形式
的な記述であるタスク記述を採用しているのである。
に、ソフトウェア開発者13あるいは別のユーザ14に
よって提供される。ここで、ソフトウェア開発者13
は、自分が開発したソフトウェア製品15が、ユーザ5
のタスクの中でどのように使われるかを予想し、それを
タスク記述16として提供する。
ア開発者13が提供するタスク記述16を、自身の利用
パターンに合わせて、より使い易いように調製すること
ができる。このことをタスク記述をカスタマイズすると
称することにするが、ユーザはカスタマイズしたタスク
記述17を自分以外の周囲のユーザ5に頒布することが
できる。このようにして他のユーザ14から提供される
タスク記述17は、しばしば、ソフトウェア開発者13
自身によって提供されるタスク記述16よりも有用とな
る。なぜなら、個々のユーザのタスク遂行パターンや好
みについては、ソフトウェア開発者13よりも周囲のユ
ーザ14の方が知る機会が多く、従ってユーザ5の独自
な事情に配慮したタスク記述を設計できるからである。
手段7に保持されたタスク記述が、次に、フィルタリン
グ手段8にかけられる。このフィルタリング手段8で
は、タスク記述保持手段7に保持されたタスク記述の中
から、ユーザ5が未だ試用したことがなく、かつ、当該
ユーザ5にとって有用と判断される利用パターンを記述
したタスク記述が発見・選別され、ユーザ5に開示され
る。
て、2種類の選別機構9及び10、ならびに1種類の開
示機構11を示す。まず、信頼性に基づく選別機構9で
は、ユーザ5が明示的に指定した信頼性評価値を利用し
て選別された、信頼のおける開発者またはユーザが作成
または推薦したタスク記述のみが選別される。ここで、
信頼性評価値は、信頼性評価値保持手段12に保持され
ている。
は、コンテクスト情報保持手段3の保持するコンテクス
ト情報に基づき、ユーザ5の現在のタスク遂行のコンテ
クストに適したタスク記述のみが選別される。さらに、
コンテクスト依存開示機構11では、コンテクスト情報
を参照しつつ、新しい利用パターンをユーザ5の実際の
タスク遂行の中で動的に開示し、ユーザ5に新しい利用
パターンを試用する機会を提供する。
で新しい利用パターンを試用した後、当該タスク記述を
採用するか不採用とするかの判断を行ない、また、必要
に応じてカスタマイズを行なう。このようにして、最終
的にユーザ5によって採用されたタスク記述のみが選別
され、当該タスク記述が、タスクモデル保持手段2に保
持されている選別済タスク記述の集合、即ち、タスクモ
デルに追加される。このため、ユーザ5は、タスク遂行
時に、既に試用し、有用性を確認したソフトウェア機能
19だけにアクセスすることが可能となる。
する頒布されたタスク記述の集合をフィルタリングする
ことは、間接的に新しいソフトウェア機能の集合18を
フィルタリングすることと等価であることは容易に理解
できよう。従って、実質的に、物理的に利用可能なソフ
トウェア機能の集合18から本当に有用なソフトウェア
機能の集合19がフィルタリングされることになる。
デルを用いて実現する場合の具体的な構成例を図2を参
照して説明する。この例の説明を通して、以下、本発明
の構成要件であるタスク記述、信頼性に基づく選別機
構、コンテクスト依存選別機構、及びコンテクスト依存
開示機構について更に詳細に説明する。
モデルにおける黒板に相当する共有場である。即ち、ス
タジオ21は、複数の機能モジュールからアクセスされ
る共有媒体として各機能モジュール間の対話のためのメ
ッセージやデータからなる種々の情報を読み書きする作
業記憶領域である。
クションエージェント群23、部分スタジオエージェン
ト群24は、それぞれ所定の要素機能を持ち自律的に情
報処理を行うモジュール群であり、これらのエージェン
ト群22、23、24は、スタジオ21のコミュニケー
ションチャネル25を通じてメッセージを交換すること
で通信を行なう。なお、スタジオ21は、各エージェン
ト間のコミュニケーションチャネル25だけでなく、信
頼性に基づく選別、コンテクスト依存選別、及びコンテ
クスト依存開示を行なうための機能を有しているが、そ
のために必須エージェントとして、スタジオ管理26、
スケジューラ27、対話マネージャ28を備えている。
ラクトすることでタスクを遂行する。メタファ環境とし
ては、例えばメタファ環境エージェントの集合であるメ
タファ環境エージェント群22により構成されるグラフ
ィカル・ユーザインタフェース(GUI)を用いること
ができる。このメタファ環境エージェント群22は、例
えば新聞、TV番組あるいはVCRコントローラ等の実
世界のオブジェクトに似た見かけと操作法をユーザ5に
提供するものである。
ザ5の操作に応じて、メタファイベント(Metaphor Eve
nt)メッセージを部分タスクエージェント群24に送信
する。このとき同時に、ユーザの操作がいかなる入力デ
バイスで行われたかを表すデバイスイベント(Device E
vent)メッセージをスタジオ21のコミュニケーション
チャネル25に送出する。また、メタファ環境エージェ
ント群22は、部分タスクエージェント24からのメタ
ファコマンド(Metaphor Command)メッセージに応じて
ユーザ5に対する見かけ、即ちメタファ環境を変化さ
せ、その返答としてメタファリプライ(Metaphor Repl
y)メッセージを部分タスクエージェント24へ送信す
る。なお、これらのデバイスイベント、メタファイベン
ト、メタファコマンド、メタファリプライの各メッセー
ジの形式は、メタファの種類毎に定められたメタファプ
ロトコル29によって規定されているものである。
ーザ5のタスクを遂行するための基本的な機能群を提供
するものであり、部分タスクエージェント群24からの
ファンクションコマンド(Function Command)メッセー
ジに応じて機能を起動し、ファンクションリプライ(Fu
nction Reply)メッセージを返送する。このファンクシ
ョンエージェント群23は、また、内部のクロックなど
の状態変化に従い自発的にファンクションイベント(Fu
nction Event)メッセージを送信する。なお、これらの
ファンクションイベント、ファンクションコマンド、フ
ァンクションリプライの各メッセージの形式は、ファン
クションの種類毎に定められたファンクションプロトコ
ル30により規定されているものである。
5のタスクの一部を実行する自律的な計算主体である。
この部分タスクエージェント群24は、起動されるとタ
スク記述の中の動作記述43(この詳細については後述
する)に従ってタスクを動作に分割する。この分割され
た各動作は、ファンクションコマンドメッセージの送
信、メタファコマンドメッセージの送信、エージェント
内部状態の変更、サブタスクの起動のいずれかである。
サブタスクの起動は、ローカルな手続きの呼び出しとし
て実現されている。そして、部分タスクエージェント群
24は、タスクの実行開始、終了の際に、タスク状態記
述メッセージ31をスタジオ21に送信する。このタス
ク状態記述メッセージ31には、エクシキュートタスク
(ExecuteTask)メッセージとコンプリートタスク(Com
plete Task )メッセージとが存在する。
る。
ル25に送出される上記メッセージ群、即ちデバイスイ
ベント、メタファイベント、メタファコマンド、メタフ
ァリプライ、エクシキュートタスク、コンプリートタス
ク、ファンクションイベント、ファンクションコマン
ド、ファンクションリプライの全てのメッセージの履歴
はコンテクスト情報保持手段3に蓄積される。そして、
このメッセージの履歴は即ちユーザ5のタスク遂行のコ
ンテクストを表すものであり、これがコンテクスト情報
である。
持手段3に蓄積されるときの動作は次のようである。い
ま、何等かのメッセージが発生したとすると、このメッ
セージはまず最初に必須エージェントであるスタジオ管
理26に送信される。これを受けるとスタジオ管理26
は、このメッセージをコンテクスト情報保持手段3に最
新のコンテクスト情報として、これまでのコンテクスト
情報に追加して蓄積する。その後、スタジオ管理26
は、このメッセージの本来の受け取り手であるエージェ
ント22、23または24に対して転送する。
6が蓄積したコンテクスト情報の一例を示したものであ
る。この図3で示すように、コンテクスト情報は上記各
種のメッセージをその発生順に時系列に蓄積したもので
あり、本構成例では連番を振って蓄積している。
おいてフィルタリングの対象になるものであって、ソフ
トウェア機能の利用パターンを規定した形式的な記述で
あり、ソフトウェア開発者または他のユーザによって頒
布提供される。その構造を図4に示す。
述の構造例を示すものであるが、タスク記述は、タスク
名41、条件記述42、動作記述43、及び状態項44
からなる。ここで、タスク名41は、当該タスクを表す
名称である。また、条件記述42は、コンテクスト情報
がいかなる条件を満たすときに、タスク名41で示され
るタスクが起動可能かを規定する。また、動作記述43
は、タスク名41で示されるタスクが起動された後の動
作を規定する。なお、このようなタスク記述の構造は、
例えばBNFによって形式的定義することができる。
41に対しては唯一つしか存在しないが、条件記述42
は、0個あるいは1個以上記述することができる。な
お、この条件記述42が0個のタスク記述とは、当該タ
スクが、コンテクスト情報の状態によって起動されるこ
とはないことを意味する。つまり、この種のタスクが起
動されるのは、他のタスクからサブタスクとして受動的
に実行される場合のみとなる。ある動作記述43に対し
て、それを作成した開発者自身だけでなく、他の開発者
あるいはユーザが別の条件記述42を作成することがで
きる。
ーザが未試用であるか、採用したか、不採用にしたかを
示し、それぞれに対応して「untried」、「adopted」、
「rejected」のいずれかの値をもつ。
果たすのは、条件記述42である。この条件記述42
は、起動条件45、起動条件説明46、作成者名47、
コメント48、保証等級49、及び0個または1個以上
の推薦理由50により構成される。
なる条件を規定する形式的な記述である。この起動条件
45は、 起動条件::=“起動条件”#トリガ#コンテクスト条
件 の形式をしており、トリガ項で指定するパターンのメッ
セージが図2に示すコミュニケーションチャネル25上
に送出されたとき、コンテクスト情報がコンテクスト条
件を満足すれば、このタスクが起動可能なことを意味す
る。あるメッセージが、あるコンテクストで生起したと
きに、起動条件を満たすタスク記述は、一般的に複数個
存在する。このように、起動条件を満たすタスク記述が
複数個存在することを競合と呼ぶ。
すコンテクストを、ユーザにわかりやすい言葉で説明し
たものである。この起動条件説明46は、後述するコン
テクスト依存開示機構が、タスク記述の採用または不採
用をユーザに確認する際に用いるものである。
件説明46を作成したソフトウェア開発者あるいは他の
ユーザの名前である。一般的に、タスク記述の作成者
は、条件記述と動作記述とで異なるが、以下、単にタス
ク記述の作成者と記述した場合には、タスク記述中の条
件記述の作成者を指すものとする。後述する信頼性に基
づく選別機構では、各作成者に対してユーザが明示的に
設定した信頼性評価値を用いて、信頼のおける作成者、
即ちソフトウェア開発者あるいは他のユーザが作成した
タスク記述だけを選別する。
れた利用パターンを採用することによって生ずる相対的
な利益を作成者がユーザに対して訴える簡潔なメッセー
ジである。現在頒布されている多くのソフトウェア製品
では、ユーザが利用パターンを知る手段として、マニュ
アルやオンラインヘルプが存在する。しかし、その利用
パターンを採用することで生ずる利点については、特に
非商業的ソフトウェアにおいて、ユーザがわかりやすい
形では提供されていない。
を補う手段として、コメント48を導入し、ユーザが当
該ソフトウェアを利用した場合の利益について容易に知
ることができるようにしている。そして、このコメント
48は、後述するコンテクスト依存開示機構によって、
新しい利用パターンをユーザに対して開示する際に表示
される。これは、利用パターンの相対的な利益をユーザ
が評価する際の助けとなるものである。
際して、バグの存在及び支援体制に作成者がどれだけ保
証できるかを示す等級で、例えばA〜Eのような等級で
表すことが考えられる。本構成例における信頼性に基づ
く選別機構では、信頼性の高いタスク記述だけを選別す
るに際して、この保証等級49も用いている。
より、逐次追加される。先に述べたように、ユーザはタ
スク記述を他のユーザに推薦することができる。推薦理
由50は、推薦者名52、コメント53、推薦等級51
からなる。ここで、推薦者名52は、作成者名47と同
様に信頼性に基づく選別機構で使用される。コメント5
3は、作成者によるコメント48と同様にコンテクスト
依存開示で使用される。推薦等級51は、例えばC〜E
のような等級があり、推薦者が責任を負う度合を示し、
本構成例では保証等級と同様に、信頼性に基づく選別機
構で使用される。
動作記述43によって下位の動作に分解される。当該タ
スクが、図2に示した構成例における部分タスクエージ
ェント24によって実行されるということは、動作記述
43に規定された動作が実行されることを意味する。
動作#作成者名#バージョン 変数宣言::=“変数宣言”#{“<”型名“$”変数
名“>”}* 動作 ::=単一動作|逐次動作|ループ 単一動作::=ファンクションコマンド|メタファコマ
ンド| サブタスク実行|サブタスク終了| “BREAK”|“CONTINUE”|「内部状態の変更」 逐次動作::=“SEQUENTIAL”#動作* ループ ::=“EVENTLOOP”#{トリガ#動作}* バージョン::=“バージョン”#「ピリオドで区切ら
れた数値」 ここで、動作は、単一動作、逐次動作、あるいはループ
である。逐次動作は、SEQUENTIAL以下の動作列を部分タ
スクエージェント24が逐次実行することを意味する。
ループにおける、EVENTLOOP以下のトリガ・動作のペア
列は、トリガで指定したメッセージの生起を待ち、当該
メッセージが送出されたときに、ペアとなる動作項を実
行することを意味する。
構について説明する。
ように、そのユーザからみて信頼性の高い他人が作成ま
たは推薦したタスク記述のみを選別する選別機構であ
る。
え方は、新しいソフトウェア機能の評価を容易にするた
めに貢献する方法、つまり新しい利用パターンの採用に
伴うトレードオフを短時間で主観的に評価する方法の一
つは、その利用パターンを先行して採用している他のユ
ーザの意見を参考にするのがよいということに基づいて
いる。特に、当該ユーザと良く似た仕事内容、タスク遂
行パターン、あるいは嗜好を持つ他のユーザの意見は参
考になる。
開発者に対して、信頼性評価値を主観的に設定し、予め
信頼性評価値保持手段12に保持させておくことができ
る。この信頼性評価値は、タスク記述の作成者や推薦者
に対して、その人の意見が自分にとってどれだけ参考に
なるかを当該ユーザが主観的に評価した値であり、例え
ば0〜10の整数値で表すことができる。即ち、当該ユ
ーザが明示的に設定しない作成者または推薦者に対する
上記信頼性評価値は最低値の0であり、逆に当該ユーザ
が全幅の信頼をおいている作成者または推薦者に対して
は、最高値の10を指定することができる。信頼性評価
値保持手段12は、先に図2に示した構成例において、
必須エージェントであるスケジューラ27の一部として
実現される。
を用いてタスク記述中の作成者名の項、即ち図4におけ
る47を参照し、信頼性評価値の高い作成者または推薦
者の作成したタスク記述を選別することは、十分に有意
義なことであることは容易に理解できようが、信頼性評
価値だけで選別を行った場合には、信頼できる開発者、
即ち信頼性評価値の高い開発者がテストバージョンとし
て頒布したタスク記述や、信頼できるユーザが推薦した
ものではあるものの、当該ユーザの専門外の用途のタス
クに係るタスク記述なども選別されてしまうので不都合
な事態も生じかねない。
題に対処するために、タスク記述中に記載された保証等
級49、推薦等級51を利用する。この保証等級49、
推薦等級51は、先に説明したように、タスク記述の作
成者や推薦者側から自己評価した信頼性を表す尺度であ
る。
者により、条件記述42の一部として設定される。この
保証等級49は、そのタスク記述の利用に際して、バグ
の存在及び支援体制にどれだけ保証ができるかを示す等
級であり、例えばA〜Eのような等級で設定できる。そ
して、本構成例における信頼性に基づく選別機構では、
設定された等級を0〜10の整数値に変換して利用す
る。ここで、数値が大きいほどそのタスク記述に対する
作成者の保証度が高く、信頼性が高いものと解すること
ができる。
り条件記述42の一部として設定される。前述したよう
に、この推薦等級51には、例えばC〜Eの等級をつけ
ることができ、本構成例の信頼性に基づく選別機構で
は、この設定された等級を0〜6の整数値に変換して利
用する。ここでも、数値が大きいほどそのタスク記述に
対する推薦者の保証度が高く、信頼性が高いものと解す
ることができる。
作を説明するための図であるが、まず、新しく頒布され
たタスク記述や、既存のタスク記述に対する推薦理由の
追加が、当該ユーザのタスク遂行とは非同期的に行われ
る。これらの頒布されたタスク記述16、17は、ユー
ザ毎に用意されたスプール7に蓄積される。なお、この
スプール7は図1におけるタスク記述保持手段に対応す
るものである。
た本構成例のシステムが起動されたとき、及び、当該ユ
ーザが信頼性評価値を更新したときに、信頼性に基づく
選別を実行する。即ち、スケジューラ27は、スプール
7に蓄積されたタスク記述の集合の中から、信頼性評価
値、及びタスク記述中に記載された保証等級、推薦等級
の値を用いて、以下のような選別評価式を満足するタス
ク記述あるいはタスク記述群を選別し、その選別された
タスク記述あるいはタスク記述群を未試用タスク記述の
集合32に追加する。この未試用タスク記述の集合32
は、次のフィルタリング段階であるコンテクスト依存選
別機構において、フィルタリングの対象とされる。
のようになる。
Σ(推薦等級×信頼性評価値))>50 この選別評価式は、左辺の値が50を越える場合には当該
タスク記述を選別しようというものであり、このような
評価式により、信頼性評価値の低い作成者の作成したタ
スク記述は選ばれ難くなる。更に、たとえ信頼性が低い
作成者であっても、そのタスク記述に対して多くの推薦
者が現れた場合には、当該タスク記述が選ばれ易くな
る。逆に、たとえ信頼性が高い作成者であっても、テス
トバージョン等の理由によって作成者自身が信頼性を保
証できないようなタスク記述は選ばれ難いこととなる。
機構について説明する。
たように、そのユーザの現在のコンテクストに、より適
したタスク記述の方が、より有用であるという前提に基
づき、従来のタスク遂行パターンに比べて相対的に有用
な利用パターンを選別するものである。
は、先に説明した信頼性に基づく選別機構が選別した未
試用タスク記述の集合32の中から、当該ユーザの現在
のコンテクストに、より適したタスク記述を選別し、次
段のコンテクスト依存開示機構へと引き渡す。このコン
テクスト依存選別機構は、図2に示した構成におけるシ
ステムにおいて、必須エージェントであるスケジューラ
27と対話マネージャ28とによって実現される。そし
て、本構成例では、コンテクスト依存選別機構は、コミ
ュニケーションチャネル25に、タスク記述の起動条件
45中のトリガ項に一致するメッセージが送出されたと
きに起動される。
図6を参照して説明する。
採用されたタスク記述の集合であり、タスク記述は、 タスク記述::=タスク名#条件記述#動作記述#状態
項 の形式をしており、この条件記述中の起動条件は、前述
したように、 起動条件::=“起動条件”#トリガ#コンテクスト条
件 の形式をしている。ここで、コンテクスト依存選別は、
トリガ項に一致するメッセージの送出をトリガとして起
動される。そして、スケジューラ27内の起動条件チェ
ック機構71は、採用済タスク記述の集合2、未試用タ
スク記述の集合32中の各タスク記述の起動条件をチェ
ックし、該当するイベントをトリガとするタスク記述の
集合を、まず選別する。
記述群のうち、コンテクスト条件が現在のコンテクスト
情報と適合するタスク記述は、一般に複数個存在する。
そこで、スケジューラ27内のコンテクスト適性評価機
構72は、各タスク記述に対して、コンテクスト条件と
コンテクスト情報との照合の度合を示すコンテクスト適
性を評価することで、これらのタスク記述の優先順位を
決定する。このコンテクスト適性の評価は、スタジオ管
理26の蓄積したコンテクスト情報を参照し、コンテク
スト情報がコンテクスト条件を全て満足するかどうかを
パターンマッチングすることによって行う。
すタスク記述あるいはタスク記述群の、コンテクスト適
性により優先順位付けられたリスト73を作成し、対話
マネージャ28に向けて送信する。
ージャ28は、コンテクスト適性によって優先順位付け
られたタスク記述のリスト73中の各タスク記述の状態
項44を参照して、リスト73から最も現在のコンテク
ストに適した起動条件を持つ採用済のタスク記述、即
ち、状態項44が「adopted 」となっているタスク記述
74を選別し、当該タスク記述74の動作記述が規定す
る動作を実行する部分タスクエージェントを起動する。
けられたタスク記述のリスト73から、採用済タスク記
述74よりもコンテクスト適性の高い未試用のタスク記
述75が存在する場合には、当該タスク記述を選別す
る。なお、このような条件に該当するタスク記述が複数
個存在する場合には、その中で最もコンテクスト適性の
高いタスク記述が一つ選別される。そして、このタスク
記述75は未試用タスク記述の集合32から削除され、
次段のコンテクスト依存開示機構に送出される。なお、
当然のことながら、採用済タスク記述74よりもコンテ
クスト適性の高い未試用タスク記述が1つも存在しない
場合には、コンテクスト依存開示は行われない。
テクスト情報とコンテクスト条件のパターンマッチング
により行うと述べたが、その一例を図7に示す。
テクスト情報として蓄積されたメッセージ履歴の中か
ら、コンテクスト条件のメッセージパターンの系列に適
合するメッセージ列を探し出し、適合したメッセージ列
のうちから番号の小さい方をコンテクスト適性とする。
この図7に示した例では、43番目と48番目のメッセ
ージからなるメッセージ列がコンテクスト条件81に適
合するので、コンテクスト適性は番号の小さい方である
43番になる。
説明する。
オフを短時間で主観的に評価するのに有効な方法は、ユ
ーザ自身が、実際のタスク遂行のコンテクストで、新し
い利用パターンを試用することである。本構成例におけ
るコンテクスト依存開示機構は、コンテクスト依存選別
機構によって選別された利用パターンを、ユーザが関連
するタスクを遂行している時に動的、選択的に開示する
ことで、ユーザに新しい利用パターンを試用する機会を
提供するものである。
スト依存開示は対話マネージャ28が行う。この対話マ
ネージャ28は、コンテクスト依存選別によって選別さ
れたコンテクスト適性の高い未試用のタスク記述75中
に記述されたコメント項を用いて、新しい利用パターン
を、選択的、動的、かつ邪魔しないようにユーザに開示
する。
を示す図であり、新聞メタファ環境に、別の開発者によ
って設計されたTV番組メタファ環境が新たに追加され
たケースを示している。
いるソフトウェア製品は、新聞メタファ環境である。こ
のソフトウェアは、データベースを検索し、その検索結
果を図示の如く新聞を模した形式でユーザに呈示する機
能を持っている。画面上に現れる新聞アイコン91のク
リックにより、ニュース記事データベースから検索され
た「今日のニュース」が新聞の形式で一覧表示される。
更に、92で示すように記事タイトルをクリックするこ
とにより、93に示すように当該記事が拡大表示され
る。
に、新しく開発されたソフトウェア製品であるTV番組
メタファ環境が追加された。ここで、追加された当該T
V番組メタファ環境は次の二つの機能を提供する。
を模した形式でユーザに呈示する機能。
連する記事群を検索し、既に存在する上記新聞メタファ
環境を用いて新聞を模した形式でユーザに呈示する機
能。
いTV番組メタファ環境の存在を、図8(2)に示すよ
うに、TV様のアイコン94が新たに画面上に現れるこ
とで知ることができる。ユーザがこの新しいアイコン9
4に着目し、当該アイコン94をクリックすることによ
り、図8(3)に示す如く、TV番組メタファ環境の第
1機能がユーザに開示される。ユーザは、このようにし
て画面上に表示された対話マネージャの働きにより、今
日のニュースをTVの形式で見ることができることを知
る。この画面上に表示される対話マネージャによるメッ
セージは、TV番組メタファ環境の開発者により、タス
ク記述中のコメント項48として記述されているもので
ある。ユーザがさらに女性の顔を模した対話マネージャ
・アイコン95をクリックすると、当該TV番組メタフ
ァ環境による第1機能が起動され、図9(4)に示すよ
うに、データベースの検索結果がTV番組の形式で順次
呈示される。
の第2の機能は、TV番組メタファ環境でニュースを見
ているというコンテクストの下で、ユーザが新聞アイコ
ンをクリックしたときに初めて開示される。即ち、シス
テムは、新聞アイコンのクリックに対して、従来通り、
新聞メタファ環境の今日のニュースを新聞で見る機能を
起動するが、それと同時に、図9(5)に示すように、
対話マネージャが画面に登場し、新しく追加された番組
の記事と関連する記事群を新聞で見るという機能が起動
できることをユーザに告げる。ユーザが対話マネージャ
・アイコン95をクリックすると、この機能が起動さ
れ、新聞の表示は今日のニュースから番組の記事と関連
する記事群に変更される。
うにして新しい機能を試用した後、当該新しい機能を終
了する際、図9(6)に示すように、対話マネージャ・
アイコン95が再び画面上に現れ、当該機能を起動した
条件記述を今後も採用するかどうか、ユーザに選択を求
める。この際のメッセージは、タスク記述中の起動条件
説明項と、コメント項とから生成される。最終的にユー
ザが採用したタスク記述は、採用済タスク記述の集合2
に追加される。
い製品の二つの機能の存在がユーザに同時に知らされる
わけではないという点で選択的である。また、機能の存
在は、開発者がタスク記述のコンテクスト条件に記述し
た条件にマッチした時点で、動的に開示されている。
示機構は、コンテクスト依存選択機構が選択したタスク
記述に従い、新しい機能を、動的、選択的にユーザに開
示する。このように、新しい機能をタスク遂行のコンテ
クストに合わせて動的に開示することで、ユーザが、選
択された機能を試用し、当該機能が実際のタスクの中で
有用かどうかを評価・判断することが容易になる。ま
た、コンテクストに適した機能だけを選択的に開示する
ことで、ユーザが使い方を学習し、有用性を評価する負
荷は、新しい製品を全体として開示する場合に比べて相
対的に低くなると考えられる。また、ユーザが新しい機
能の開示を無視し、従来通りの作業を行なうこともでき
るものである。
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の変形が可能である。例えば、上記実施例において
は、フィルタリング手段として、信頼性に基づく選別機
構と、コンテクスト依存選別機構と、コンテクスト依存
開示機構を備えるものとしたが、信頼性に基づく選別機
構は省略することも可能であることが本発明者によって
確認されている。
によれば、各種のソフトウェア機能個々の利用パターン
を形式的に記述したタスク記述の集合を保持するタスク
記述保持手段、及び、当該タスク記述データ保持手段に
保持されたタスク記述の集合の中からユーザが未だ試用
したことがなく、かつ、ユーザにとって有用と判断され
る利用パターンを記述したタスク記述を発見・選別して
ユーザに開示するフィルタリング手段とを有するので、
当該フィルタリング手段によって選別されたタスク記述
を前記タスクモデルに追加することによって、前記タス
クモデルをタスク遂行時に変更することが可能となる。
これにより、膨大な量に及ぶ物理的に利用可能なソフト
ウェア機能の集合の中から、ユーザにとって真に有用な
ソフトウェア機能の集合の発見・選別が自動的に効率良
く行われ、かつユーザが当該選別されたソフトウェア機
能の試用を通じて採用の合否判断を適切かつ容易に行な
うことができる。
ムの構成を示す図である。
ムをエージェンシーモデルにて表現した図である。
の一例を示す図である。
を示す図である。
別機構の一例を示す図である。
選別機構の一例を示す図である。
評価の一例を説明するための図である。
開示の一例を説明するための図である。
開示の一例を説明するための図である。
ための図である。
る。
段、3…コンテクスト情報保持手段、4…タスク遂行手
段、5…ユーザ、6…フィルタリング機構、7…タスク
記述保持手段、8…フィルタリング手段、9…信頼性に
基づく選別機構、10…コンテクスト依存選別機構、1
1…コンテクスト依存開示機構、12…信頼性評価値保
持手段、13…ソフトウェア開発者、14…他のユーザ
(ユーザコミュニティ)、15…ソフトウェア製品、1
6…ソフトウェア開発者によるタスク記述、17…他の
ユーザによるタスク記述、18…物理的に利用可能なソ
フトウェア機能の集合、19…本当に有用なソフトウェ
ア機能の集合。
Claims (3)
- 【請求項1】ユーザのタスク遂行パターンをモデル化し
た知識の集合であるところのタスクモデルを保持するタ
スクモデル保持手段と、 タスクモデルとユーザの操作系列からの入力情報とに基
づいて逐次算出し更新されるユーザのタスク遂行のコン
テクストを表す知識であるところのコンテクスト情報を
保持するコンテクスト情報保持手段と、 ユーザによる入力操作に基づき、タスクモデルとコンテ
クスト情報とを参照して当該ユーザが欲するタスク遂行
のために必要なソフトウェア機能へのアクセスを行なう
と共に、当該ソフトウェア機能の実行結果をタスクモデ
ルとコンテクスト情報とを参照してユーザに呈示するた
めの適切な表現への変換を行なうタスク遂行手段とを備
えるコンピュータシステムにおいて、 ソフトウェア機能個々の利用パターンを形式的に記述し
たタスク記述の集合を保持するタスク記述保持手段と、 タスク記述保持手段に保持されたタスク記述の集合の中
からユーザが未だ試用したことがなく、且つ、ユーザに
とって有用と判断される利用パターンを記述したタスク
記述を発見・選別してユーザに開示するフィルタリング
手段とを備えることを特徴とするコンピュータシステ
ム。 - 【請求項2】前記フィルタリング手段は、 前記コンテクスト情報を用いて現在のタスク遂行のコン
テクストに適したタスク記述を選別するコンテクスト依
存選別機構と、 前記コンテクスト依存選別機構によって選別されたタス
ク記述の利用パターンを、ユーザが実際のタスク遂行の
コンテクストの中で試用する機会を提供するコンテクス
ト依存開示機構とを備えることを特徴とする請求項1記
載のコンピュータシステム。 - 【請求項3】前記フィルタリング手段は、 ユーザが未だ試用したことのないタスク記述の集合の中
から、ユーザが明示的に設定した信頼性評価値に基づい
て選別された信頼のおける者によって作成または推薦さ
れたタスク記述を選別する信頼性に基づく選別機構と、 前記コンテクスト情報を用いて現在のタスク遂行のコン
テクストに適したタスク記述を選別するコンテクスト依
存選別機構と、 前記信頼性に基づく選別機構及びコンテクスト依存選別
機構によって選別されたタスク記述の利用パターンを、
ユーザが実際のタスク遂行のコンテクストの中で試用す
る機会を提供するコンテクスト依存開示機構とを備える
ことを特徴とする請求項1記載のコンピュータシステ
ム。
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Applications Claiming Priority (1)
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