JP2601299Y2 - 通信機能付電子機器 - Google Patents

通信機能付電子機器

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JP2601299Y2
JP2601299Y2 JP1989152907U JP15290789U JP2601299Y2 JP 2601299 Y2 JP2601299 Y2 JP 2601299Y2 JP 1989152907 U JP1989152907 U JP 1989152907U JP 15290789 U JP15290789 U JP 15290789U JP 2601299 Y2 JP2601299 Y2 JP 2601299Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、それぞれメモリを備えた機器の相互間で
データの送受を行なう通信機能付電子機器に関する。
[従来の技術] 近年、個人のスケジュールデータや、氏名、住所に電
話番号を付した電話番号データ、さらには会社名を含め
た名刺データ、任意の記憶しておきたいコメント等のフ
リーデータ等を記憶させ、必要に応じてこれらを呼出し
て利用する電子手帳などの電子機器が多数商品化されて
いる。これらの電子機器はいずれも内部にデータメモリ
を有しており、それらの中には複数の電子機器を接続す
ることによりデータメモリ相互間でデータの送受を行な
うデータ通信機能を有したものがある。
上記データ通信機能を有した電子機器においては、例
えばデータのキー入力操作が容易な大型の機器側により
データ入力を行った後、そのデータを携帯の容易な小型
の機器側にデータ転送させることにより、データ入力を
簡単にし、かつ、有効に利用することができるようにな
るものである。
[考案が解決しようとする課題] 上記電子機器においては、データ転送時に転送してい
るデータの内容をまったく表示しないか、あるいはその
すべてを表示するかのいずれかの方法を採るようになっ
ている。データ内容をまったく表示しないものは、転送
中に現在どのデータを転送しているかを知ることができ
ず、また、転送データすべてを表示するものは、表示の
ためのデータ処理に多くの時間が必要であり、結果とし
てデータ転送効率が大幅に低下してしまうことになる。
この考案は上記のような実情に鑑みてなされたもの
で、データ転送の効率をさほど下げることなく、転送し
ているデータ内容を表示することが可能な通信機能付電
子機器を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段及び作用] すなわちこの考案は、通信回路部に受信データを一時
記憶するバッファメモリを設け、このバッファメモリに
記憶された受信データをそのままメモリに記憶設定する
と同時に、該受信データの一部所定データを表示出力さ
せるようにしたもので、データ内容が判別できる程度の
表示を行ないながら、転送速度を損なうことなくデータ
転送を実行させることができる。
[実施例] 以下この考案を適用した場合の一実施例について説明
するに先立って、この考案の特徴について説明する。
本考案は、外部機器50である電子手帳21との間でデー
タ通信処理を行なう通信機能付電子機器において、複数
の項目データからなる受信データを表示する表示手段で
ある表示部49と、前記受信データを全て記憶する第1の
記憶手段であるRAM46と、前記複数の項目データのなか
から、前記表示手段に表示すべき項目データが設定され
る設定手段であるCPU43及びキー入力部44と、前記第1
の記憶手段に記憶させるべき受信データを一時的に記憶
保持する第2の記憶手段であるバッファ47aと、データ
の受信処理中に、前記設定手段によって設定された項目
データが、前記第2の記憶手段に一時的に記憶保持され
ている受信データに含まれているか否かを判断する判断
手段であるCPU43と、この判断手段による判断の結果、
前記設定手段によって設定された項目データが前記第2
の記憶手段に記憶された受信データに含まれていると判
断された際、前記データの受信処理を継続しながら、前
記第2の記憶手段に一時的に記憶保持されている受信デ
ータのなかから、この設定されている項目データのみを
読み出して前記表示手段に表示させるように制御する制
御手段であるCPU43と、前記表示手段に表示すべき項目
データを記憶する第3の記憶手段である表示レジスタと
を備え、前記制御手段、すなわちCPU43は、設定された
項目データのみを前記第3の記憶手段である表示レジス
タに転送すると共に、前記第2の記憶手段であるバッフ
ァ47aに一時記憶保持させた受信データを全て前記第1
の記憶手段であるRAM46に転送して次の受信データを一
時記憶保持させることを特徴とするものである。
次に上記特徴を備えた考案の一実施例について図面を
参照して詳細に説明する。
第1図及び第2図はその外観構成を示すもので、11が
腕時計ケースである。この腕時計ケース11は、例えばス
テンレス等の金属または合成樹脂からなり、その上面に
は時計ガラス12が外装として装着され、その下方にドッ
トマトリックスの液晶ディスプレイ13が配設される。ま
た、腕時計ケース11の右側面にはコネクタ部14を挟んで
押釦スイッチS1,S2が、左側面には押釦スイッチS3〜S5
が配設され、腕時計ケース11上面の上記時計ガラス12下
部には押釦スイッチS6〜S9が配設される。上記コネクタ
部14は、後述する他の電子機器との間でデータ通信を行
なうためのもので、両端がそれぞれ半円形状となった長
孔15内に接続端子となる後述する導電性の2つのピン1
6,16が設けられるものである。
第3図は上記コネクタ部14に接続可能な電子手帳21を
図示したものである。ここで電子手帳21は、計算機と、
電話番号データ、スケジュールデータ及び任意のコメン
ト等のフリーデータを記憶表示する手帳機能とを兼ね備
えたものとする。電子手帳21は左ケース21aと右ケース2
1bとが接続されて一体となり、折り畳んだ時に手に持て
る程度の大きさとなるもので、第3図はその開いた状態
を示すものである。電子手帳21の左ケース21aにはドッ
トマトリックスの液晶表示部22と数値入力及び計算のた
めの数値/四則演算キー23とが備えられ、右ケース21b
には文字入力のための例えばアルファベットキーまたは
カナ文字キーからなる文字キー24が備えられる。これら
数値/四則演算キー23及び文字キー24を用いて電話番号
データやスケジュールデータ、フリーデータを入力する
こととなる。さらに、左ケース21aの上側面部には図示
しないコネクタ部が設けられ、ケーブル25を介してイン
ターフェイス26に接続される。このインターフェイス26
は、ケーブル25を介して送られてきたデータ信号の電圧
を変換するもので、変換された電圧値のデータ信号が送
出されるケーブル27はその先端に設けられた後述するジ
ャックにより上記腕時計ケース11のコネクタ部14に接続
される。
第4図は上記コネクタ部14の詳細な接続構造を示す図
である。
同図で長孔15は有底状の樹脂製のパイプ31によって形
成されるもので、このパイプ31は腕時計ケース11側面に
埋設され、その底部31aにピン16が遊貫される。このピ
ン16は、パイプ31前面側における一端部にフランジ16a
が形成され、このフランジ16aとパイプ31の底部31aとの
間にピン16胴部に貫装された状態でばね32が配設され
る。ピン16はパイプ31下面側で防水パッキン33を貫通
し、その他端部近傍に段部16bが設けられてピン抜け防
止部材34が掛合される一方、他端面16cが後述する電子
回路と電気的に接続している固定端子35と対向してい
る。上記パイプ31の長孔15に何も挿入されていない状態
では、ばね32の弾性によりフランジ16aが腕時計ケース1
1及びパイプ31の外周面と同一面上に位置し、ピン16の
他端面16cが固定端子35から離れて対向する状態となる
が、パイプ31の長孔15に図示のごとくジャック36を挿入
した状態では、ジャック端子36aがピン16を図の左方向
に押圧し、他端面16cが固定端子35に当接した状態とな
り、上記電子回路とケーブル27とが電気的に接続され
る。
なお、37は腕時計ケース11の裏蓋であり、38は裏蓋37
と腕時計ケース11間の気密状態を保持する防水パッキン
である。
上記のような構造にあって、腕時計ケース11内に設け
られる電子回路の構成は第5図に示すようになる。図
中、41は発振回路であり、各種動作及び計時の基準とな
る基準周波数パルスを発振する。発振回路41の発振した
基準周波数パルスは分周/タイミング信号部42で分周さ
れてタイミング信号となり、CPUで構成される制御部43
に送られる。この制御部43は、分周/タイミング信号部
42からのタイミング信号に従い、上記押釦スイッチS1〜
S9よりなるキー入力部44からのキー入力信号に応じた他
の各回路の動作制御を行なうもので、動作制御のための
マイクロプログラムを記憶したROM45をアドレス指定し
て該マイクロプログラムを読込む一方、各種データを記
憶するRAM46に対してアドレス指定によりデータの入出
力を行なう。また制御部43は、通信回路部47との間でデ
ータの送受を行なう一方、表示制御部48に表示データを
出力する。上記表示制御部48は、制御部43から送られて
きた表示データをデコードして駆動信号を得、この駆動
信号により上記液晶ディスプレイ13からなる表示部49を
駆動制御して時刻、通信データ等を表示出力させる。
上記通信回路部47は内部に512バイト程度の容量を有
するバッファメモリ47aを備えており、コネクタ部14を
介して上記インターフェイス26と接続され、上記電子手
帳21等の外部機器50との間でデータの送受を行なう。こ
の外部機器50は図示はしないが前期回路構成と同様にCP
U、ROM、RAM等を有しており、この外部機器50からイン
ターフェイス26、コネクタ部14を介して送られてきたデ
ータは通信回路部47で受信されてバッファメモリ47a内
に一旦保持された後、制御部43によりRAM46に記憶され
る。
第6図は上記RAM46の詳細な構成を示すものであり、R
AM46はレジスタエリア46a、電話番号メモリ46b、スケジ
ュールメモリ46c、名刺データメモリ46d及びワークエリ
ア46eからなる。
レジスタエリア46aはさらに、表示レジスタ、F0レジ
スタ、F1レジスタ、Nレジスタ、モードレジスタ
(M)、計時レジスタ、ポインタ部、Qレジスタ及びR
レジスタ等から構成される。
表示レジスタは表示データを記憶保持するものであ
り、F0レジスタは受信モード時に、F1レジスタは送信モ
ード時にそれぞれ「1」となるフラグレジスタである。
Nレジスタは送信モード時に送信するデータの量を判
別するためのレジスタであり、電話番号メモリ46b、ス
ケジュールメモリ46c及び名刺データメモリ46dのすべて
の記憶データを送信する際に「0」、電話番号メモリ46
b、スケジュールメモリ46c及び名刺データメモリ46dの
いずれか1つのメモリ内のすべての記憶データを送信す
る際に「1」、上記表示レジスタに保持されている表示
データ1つを送信する際に「2」となる。
モードレジスタMは4進カウンタで構成されるもの
で、そのカウント値であるモードデータは時刻データ表
示時に「0」、電話番号データ表示時に「1」、スケジ
ュールデータ表示時に「2」、名刺データ表示時に
「3」となって、更新設定毎にこれらの値を循環するこ
とになる。
計時レジスタは時刻データを更新記憶するレジスタで
あり、ポインタ部は電話番号メモリ46b、スケジュール
メモリ46c及び名刺データメモリ46dの各メモリに記憶さ
れている多数のデータのうちの1つのデータを指定して
表示させるためのポインタである。
また、Qレジスタは各メモリ46b〜46dのいずれかにデ
ータを記憶する際のデータ項目を順次更新設定されなが
ら保持するレジスタであり、Rレジスタはデータ受信時
の表示項目を保持するレジスタである。
上記電話番号メモリ46bは、名前、読み、電話番号、
住所及びメモの各項目データを1組にした電話番号デー
タを氏名の五十音順で複数組分記憶するメモリである。
スケジュールメモリ46cは、日時とスケジュール内容
とを組としたスケジュールデータを日時順に複数組分記
憶するメモリである。
名刺データメモリ46dは会社名、電話番号及び住所を
1組にした名刺データを会社名の五十音順で複数組分記
憶する記憶するメモリである。
電話番号メモリ46bとスケジュールメモリ46c、スケジ
ュールメモリ46cと名刺データメモリ46dの領域の境界は
可変となるもので、一定の領域内で電話番号メモリ46
b、スケジュールメモリ46c及び名刺データメモリ46dが
それぞれのメモリ内のデータ量によりその境界を可変設
定するものである。
なお、前述したポインタ部は、上記各メモリ46b,46c,
46dにそれぞれ対応したポインタを記憶している。
次に上記第5図の外部機器52、通信回路部47間で転送
され、上記RAM46に記憶されるデータの基本フォーマッ
トについて第7図により説明する。
本実施例では送受信はRS−232Cインターフェイス規格
に従っている。しかして、同図に示すようにすべてのデ
ータは1バイトのスタートコードa,2バイトのバイト数
データb,4バイトのアドレスc、2バイトのモードデー
タコード、Nバイトのモード毎に異なったデータe及び
2バイトの誤り検出用のチェックサムfを1つのデータ
ブロックとして構成される。データ転送の際には、その
先頭にモードデータのデータブロックを配し、その後に
実データを任意ブロック数分だけ配した後、最後に終了
データのデータブロックを配することとなる。
第8図(A)に示すモードデータは、どのモードのデ
ータであるかを示す先頭のデータブロックであり、バイ
ト数データbは「02」、アドレスcは「0000」、モード
データコードdはモードデータであることを示す「02」
となり、データeの部分が全転送量あるいは各モードに
より異なったデータとなる。
また、第8図(B)に示す実データは、バイト数デー
タbがデータeのバイト数Nとなり、アドレスcの先頭
桁1バイトがそのモード中の下位の種類を示すデータと
なる。例えばこの実データが電話番号モードのデータで
あれば、下位の種類は氏名、読み、住所、電話番号及び
コメントのいずれかを示すものとなり、これに続く3バ
イトが実際のアドレスとなる。このアドレスcに続くモ
ードデータコードdは、実コードであることを示す「0
0」となり、データeが上記した如くNバイト分連続す
る。
そして、第8図(C)に示す終了データのデータブロ
ックは、転送の終了と共にメモリヘの登録を指示するデ
ータとしても機能するものであり、バイト数データbが
「00」、アドレスcが「0000」となり、モードデータコ
ードdが終了データであることを示す「01」となった
後、データeを省略してチェックサムfが配されるもの
である。
次いで上記実施例の動作について説明する。
第9図は全体の処理内容を示すフローチャートであ
り、特定タイミング毎に実行される処理であって、その
当初にはまずステップA01に示すようにRAM46のレジスタ
エリア46aのF0レジスタに受信モードであることを示す
フラグ「1」がセットされているか否か判断する。ここ
でフラグ「1」がセットされていると判断された場合に
は、受信モードであることとなるので次にステップA02
に進んで受信処理を行なう。
この受信処理の詳細を第10図に示す。受信処理は、相
手側の機器から送られてくるONコード信号に同期して受
信を開始するものであり、その当初にステップB01でデ
ータを受信して通信回路部47のバッファメモリ47aに一
旦保持した後、バッファメモリ47aのデータがフル状態
になると次のステップB02に進み、データを受信したこ
とを示すOFFコード信号を相手側の機器に送信させる。O
FFコードを受信すると相手側の機器は、次のデータの送
信をONコードが送られてくるまで停止する。しかして、
次のステップB03においてバッファメモリ47aに記憶され
た送られてきたデータブロックを1データブロック毎に
順次読出し、それぞれが一連のデータ通信の最後に付さ
れる終了データであるか否かをデータブロック中のモー
ドデータコードdが「01」であるか否かにより判断す
る。ここでNOと判断すると、次にステップB04に進み、
今度はそのデータブロックがデータ通信の先頭に位置す
るモードデータであるか否かをデータブロック中のモー
ドデータコードdにより判断する。モードデータコード
dが「02」であり、そのデータブロックがモードデータ
であると判断すると、次にステップB05に進んでそのデ
ータブロック中のデータeを読出し、レジスタエリア46
aのモードレジスタMにセットする。この場合、データ
eが電話番号モードを示す内容であれば「1」、スケジ
ュールモードを示す内容であれば「2」、名刺データモ
ードを示す内容であれば「3」がモードレジスタMにセ
ットされることになる。
また、ステップB04でデータブロックがモードデータ
でもないと判断すると、このデータブロックは実データ
であることとなるので、次にステップB07に至る。ステ
ップB07では、後述するキー処理によってレジスタエリ
ア46aのRレジスタに予め設定された項目データと、デ
ータブロック中のデータeの部分Nバイトの項目データ
によって順次更新設定されるレジスタエリア46aのQレ
ジスタの内容とが一致するか否かを判断する。
両者が一致しないと判断した際には、続いてステップ
B09に至り、モードレジスタMの内容に応じたモードに
従ってメモリの空き領域に読出したデータeのNバイト
分をそのまま記憶格納する。
ステップB01で続く実データを受信してバッファメモ
リ47aに保持し、ステップB02,B03を介してステップB04
でこれが実データと判断した後、ステップB07でRレジ
スタの保持内容とQレジスタの内容が一致したと判断し
た際、すなわち、バッファメモリ47aに保持しているデ
ータブロックが予め設定した項目データである際には、
次にステップB08に進んでバッファメモリ47aから読出し
たデータをレジスタエリア46aの表示レジスタに設定
し、表示制御部48によって表示部49で表示出力させる。
このようにしてバッファメモリ47aの全てのデータを
処理した後は、ステップB06で相手側の機器50に次のデ
ータブロックの送信を促すONコードを送信し、再びステ
ップB01に戻る。
すなわち、上記フローチャートによれば、例えば電話
番号データの受信時にRレジスタに「読み」の項目を表
わす項目データ「2」が予め設定されている状態で、デ
ータの受信によりQレジスタが「2」に更新設定され、
バッファメモリ47aに保持して読出した実データが「読
み」データであることが判断されると、このバッファメ
モリ47aに保持しているデータをレジスタエリア46aの表
示レジスタに設定し、表示制御部48によって表示部49で
表示出力させるようになるものである。
このように予め設定した項目データが受信された時点
でこれを表示した後、ステップB09においてモードレジ
スタMの内容に応じたモードに従ってメモリの空き領域
に読出したデータを記憶格納し、ステップB06で相手側
の機器50に次のデータブロックの送信を促すONコードを
送信し、再びステップB01に戻る。
以下、データを順次受信してバッファメモリ47aに保
持してから上記処理を繰返し実行し、そのデータモード
に応じてメモリ46b〜46dのいずれか該当領域に順次格納
していく。
そして、実データのデータブロックの受信を終え、続
いて終了データを受信する。そのデータブロックをステ
ップB01で受信し、ステップB02でOFFコード信号を送信
した後に、ステップB03でそれが終了コードであること
を判断すると、次にステップB10に至る。ステップB10で
は、モードレジスタMの内容に従ってデータを格納した
メモリの編集処理を行なう。この編集処理は、モードレ
ジスタMの内容が「1」で受信データが電話番号データ
であった場合は、電話番号メモリ46bに記憶されている
電話番号データをデータ中の氏名データの五十音順に、
また、モードレジスタMの内容が「2」で受信データが
スケジュールデータであった場合は、スケジュールメモ
リ46cに記憶されているスケジュールデータをデータ中
の日時データ順にそれぞれ並び換えてデータ受信によっ
て乱されたデータ配列を整頓するものであり、モードレ
ジスタMの内容が「3」で受信データが名刺データであ
った場合には並び変えによる編集処理は行わない。そし
て、編集処理を終えた時点で以上でこの第10図の受信処
理を終了する。
以上のようにして受信処理を終えると、第9図ではス
テップA02から次にステップA03に進み、上記キー入力部
44の押釦スイッチS1〜S9によるキー入力があったか否か
を判断する。キー入力があった場合は、次にステップA0
4に進んでそのキー入力に対応したキー処理を行なう。
第11図はそのキー処理の詳細を示すものであり、処理
当初にはまずステップC01で操作されたキーが押釦スイ
ッチS1であるか否か判断する。押釦スイッチS1であると
判断した場合には、次にステップC02に進んでレジスタ
エリア46aのモードレジスタMの内容を「+1」更新設
定すると共に、この更新設定されたモードレジスタMの
内容に基づいて表示部49における表示モードを例えば時
刻データ表示モードから電話番号データ表示モードヘ、
あるいは電話番号データ表示モードからスケジュールデ
ータ表示モードヘというように変更し、以上でこの処理
を終了する。
上記ステップC01で操作されたキーが押釦スイッチS1
ではないと判断した場合には、次にステップC03で操作
されたキーが押釦スイッチS2であるか否か判断する。押
釦スイッチS2であると判断した場合には、次にステップ
C04に進んでレジスタエリア46aのポインタ部の内容を
「+1」更新設定してこの処理を終了する。
上記ステップC03で操作されたキーが押釦スイッチS3
でもないと判断した場合は次にステップC05に進んで操
作されたキーが押釦スイッチS3であるか否か判断する。
押釦スイッチS3であると判断すると、次にステップC06
に進んでレジスタエリア46aのF1レジスタの内容を
「0」から「1」、あるいは「1」から「0」に反転設
定してこの処理を終了する。
上記ステップC05で操作されたキーが押釦スイッチS3
でもないと判断した場合には、次にステップC07で操作
されたキーが押釦スイッチS4であるか否か判断する。押
釦スイッチS4であると判断した場合は続いてステップC0
8でF1レジスタに「1」がセットしてあり、データの送
信モードとなっているか否か判断する。「1」がセット
されていない場合はこの押釦スイッチS4の操作を無効と
して処理を終了するが、「1」がセットしてある場合は
次にステップC09に進んでデータ送信時のデータ量を規
定するレジスタエリア46aのNレジスタの内容を「+
1」更新設定してこの処理を終了する。
上記ステップC07で操作されたキーが押釦スイッチS4
でもないと判断した場合には、次にステップCl0で操作
されたキーが押釦スイッチS5であるか否か判断する。押
釦スイッチS5であると判断すると、次にステップC11に
進んでレジスタエリア46aのF0レジスタの内容を「0」
から「1」、あるいは「1」から「0」に反転設定して
この処理を終了する。
上記ステップC10で操作されたキーが押釦スイッチS5
でもないと判断した場合には、次にステップC12で操作
されたキーが押釦スイッチS6であるか否か判断する。押
釦スイッチS6であると判断すると、次にステップC13に
進んでレジスタエリア46aのF0レジスタにフラグ「1」
がセットされているか否か、すなわち、受信モードであ
るか否かを判断する。「1」がセットされていない場合
はこの押釦スイッチS6の操作を無効として処理を終了す
るが、「1」がセットしてある場合は、この押釦スイッ
チS6が受信モード時に操作されたものであり、受信デー
タ中の表示項目を選択するためのキー操作であることと
なるので、表示項目データを保持するレジスタエリア46
aのRレジスタの値を「+1」更新設定する項目選択処
理を実行する。ここで、例えば「名前」「読み」「電話
番号」「住所」及び「メモ」の各項目データからなる電
話番号データを受信する際には、Rレジスタの内容を
「名前」データのときに「1」、「読み」データのとき
に「2」、「電話番号」データのときに「3」、「住
所」データのときに「4」、「メモ」データのときに
「5」と順次更新設定していくものである。第12図はこ
の選択処理時の表示状態を示すもので、各項目名「名
前」「読み」「電話番号」「住所」及び「メモ」が表示
されると共に、Rレジスタの内容に対応した項目名にの
み選択されていることを示す数値「1」が付され、その
他の項目名には選択されていないことを示す数値「0」
が付されて表示される。この項目選択処理を終えると以
上でこの第11図の処理を終了する。
また、上記ステップC12で操作されたキーが押釦スイ
ッチS6でもないと判断した場合には、操作されたキーは
押釦スイッチS7〜S9のいずれかであることになり、次に
ステップC15でそのキーに応じた処理を行ってこの処理
を終了する。
この第11図でのキー処理を終えた後、あるいは上記ス
テップA03でキー入力部44の押釦スイッチS1〜S9のいず
れかによるキー入力がないと判断した場合、次にステッ
プA05に進んで計時タイミングであるか否かを分周/タ
イミング信号部42からのタイミング信号の有無によって
判断する。計時タイミングでない場合はこのままこの第
9図の処理を終了するが、計時タイミングであると判断
した場合は次にステップA06に進み、計時処理としてレ
ジスタエリア46aの計時レジスタの時刻データを更新設
定して現在時刻データを得ると共に、時刻表示モードで
あれば表示レジスタに保持している表示データである時
刻データも更新設定して、以上でこの第9図の処理を終
了する。
なお、上記第10図の受信処理では受信データ中の表示
する特定項目のデータを任意に選択設定する場合を示し
たが、予め項目を固定化し、例えば電話番号データの際
には「読み」データを必ず表示するように決めてしまっ
てもよい。この場合、表示する項目としては、なるべく
漢字データを扱うものよりもかなデータを扱うもの、か
なデータを扱うものよりも数字データを扱うもの、とい
うように、処理するデータの量を少なくするほど、デー
タ表示処理に要する時間を短くすることができ、データ
転送の効率を上げることができる。
次にデータ送信時の動作について説明する。
第9図のステップA01でレジスタエリア46aのF0レジス
タが「0」であり、受信モードが設定されていないと判
断すると、次にステップA07に進んで同F1レジスタにフ
ラグ「1」がセットされているか否か、すなわち、送信
モードが設定されているか否か判断する。設定されてい
ない場合には、送信動作は行わずに直接上記ステップA0
3に至り、以後キー処理及び計時処理を必要に応じて行
ってこの処理を終了する。
上記ステップA07でF1レジスタにフラグ「1」がセッ
トしてあり、送信モードが設定されていると判断する
と、続いてステップA08に進み、レジスタエリア46aのN
レジスタの内容を判別する。このNレジスタは上述した
如く送信データ量を判別するためのものであり、その内
容が「0」であると判別した際には次にステップA09に
進み、RAM46の電話番号メモリ46b、スケジュールメモリ
46c及び名刺データメモリ46dの各メモリに記憶保持して
いるデータをすべて読出して上記第8図(B)に示した
ような実データを作成し、その先頭に上記第8図(A)
に示したモードデータを、末尾に上記第8図(C)に示
した終了データをそれぞれ付加して順次通信回路部47か
ら送出して外部機器50へのデータ送信を実行させる。
また、ステップA08でNレジスタの内容が「1」であ
ると判断した場合は、次にステップA10に進んでRAM46の
電話番号メモリ46b、スケジュールメモリ46c及び名刺デ
ータメモリ46dのうち、モードレジスタMの内容で指示
されるメモリに記憶保持しているデータをすべて読出し
て順次通信回路部47に送出し、上記第8図に示したよう
なデータブロックを作成して外部機器50へのデータ送信
を実行させる。
さらに、ステップA08でNレジスタの内容が「2」で
あると判断した場合は、次にステップA11に進んでRAM46
の電話番号メモリ46b、スケジュールメモリ46c及び名刺
データメモリ46dのうち、モードレジスタMの内容で指
示されるメモリの、ポインタ部Pのポインタに指示され
る位置に記憶保持しているデータ1組のみを読出して通
信回路部47に送出し、ここで上記第11図の処理に従って
上記第8図に示したようなデータブロックを作成して外
部機器50へのデータ送信を実行させる。
ステップA09〜A11のいずれかの処理によりデータの送
信を実行すると、次にステップA03に至る。
なお、上記実施例では接続される外部機器50として第
3図で電子手帳21を例示したが、このようなものに限る
ことなく、例えば上記実施例に示した腕時計どうしの通
信であっても良く、また、パーソナルコンピュータであ
ってもよいし、さらには本体側の機器としても本実施例
での電子手帳機能を有した腕時計に限ることもないこと
は勿論である。
また、上記実施例では有線によりデータの授受を行な
うようにしたが、無線、赤外線、超音波等で授受させる
ようにしてもよいことは勿論である。
[考案の効果] 以上詳記した如くこの考案によれば、通信回路部に受
信データを一時記憶するバッファメモリを設け、このバ
ッファメモリに記憶された受信データをそのままメモリ
に記憶設定すると同時に、該受信データの一部所定デー
タを表示出力させるようにしたので、データ内容が判別
できる程度の表示を行いながら、転送速度を損なうこと
なくデータ転送を実行させることが可能な通信機能付電
子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1図は外観
構成を示す平面図、第2図は同側面図、第3図は外部接
続される電子手帳の外観を示す斜視図、第4図はコネク
タ部の具体構造を示す断面図、第5図は電子回路の構成
を示すブロック図、第6図は第5図のRAMの構成を示す
図、第7図はデータ通信で送受されるデータブロックの
基本フォーマットを示す図、第8図(A)はモードデー
タのデータフォーマットを示す図、第8図(B)は実デ
ータのデータフォーマットを示す図、第8図(C)は終
了データのデータフォーマットを示す図、第9図はデー
タ処理全体の内容を示すフローチャート、第10図は第9
図の受信処理の内容を示すフローチャート、第11図は第
9図のキー処理の内容を示すフローチャート、第12図は
デ一夕受信時のデータ格納状況の表示例を示す図であ
る。 11…腕時計ケース、12…時計ガラス、13…液晶ディスプ
レイ、14…コネクタ部、15…長孔、16…ピン、21…電子
手帳、22…液晶表示部、23…数値/四則演算キー、24…
文字キー、25,27…ケーブル、26…インターフェイス、3
1…パイプ、32…ばね、33,38…防水パッキン、34…ピン
抜け防止部材、35…端子、36…ジャック、37…裏蓋、41
…発振回路、42…分周/タイミング信号部、43…制御
部、44…キー入力部、45…ROM、46…RAM、46a…レジス
タエリア、46b…電話番号メモリ、46c…スケジュールメ
モリ、46d…名刺データメモリ、46e…ワークエリア、47
…通信回路部、47a…バッファメモリ、48…表示制御
部、49…表示部、50…外部機器。

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部機器との間でデータ通信処理を行なう
    通信機能付電子機器において、 複数の項目データからなる受信データを表示する表示手
    段と、 前記受信データを全て記憶する第1の記憶手段と、 前記複数の項目データのなかから、前記表示手段に表示
    すべき項目データが設定される設定手段と、 前記第1の記憶手段に記憶させるべき受信データを一時
    的に記憶保持する第2の記憶手段と、 データの受信処理中に、前記設定手段によって設定され
    た項目データが、前記第2の記憶手段に一時的に記憶保
    持されている受信データに含まれているか否かを判断す
    る判断手段と、 この判断手段による判断の結果、前記設定手段によって
    設定された項目データが前記第2の記憶手段に記憶され
    た受信データに含まれていると判断された際、前記デー
    タの受信処理を継続しながら、前記第2の記憶手段に一
    時的に記憶保持されている受信データのなかから、この
    設定されている項目データのみを読み出して前記表示手
    段に表示させるように制御する制御手段と、 前記表示手段に表示すべき項目データを記憶する第3の
    記憶手段とを備え、 前記制御手段は、設定された項目データのみを前記第3
    の記憶手段に転送すると共に、前記第2の記憶手段に一
    時記憶保持させた受信データを全て前記第1の記憶手段
    に転送して次の受信データを一時記憶保持させることを
    特徴とする通信機能付電子機器。
  2. 【請求項2】前記受信データは、複数の項目データを1
    組とする電話番号データであり、前記複数の項目データ
    は、名前、それの読み、電話番号、住所及びメモの各デ
    ータであることを特徴とする請求項1に記載の通信機能
    付電子機器。
  3. 【請求項3】前記設定手段は、前記表示手段に表示すべ
    き項目データを設定する項目データ設定手段を備えてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の通信機能付電子機
    器。
  4. 【請求項4】前記設定手段は、前記表示手段に表示すべ
    き項目データを予め固定的に設定する項目データ設定手
    段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の通信
    機能付電子機器。
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