JP2020043465A - 仮想通貨を用いた仮想通貨取引システムに用いられる、コンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

仮想通貨を用いた仮想通貨取引システムに用いられる、コンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 認証情報として用いられる文字列を割符分割して秘密を安全に保持できるようにさせる、コンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。【解決手段】 割符エンジンが、データベースにトランザクション情報としてのトランザクション及び認証情報としての認証アドレス及び文字列からなる情報を設定させ、当該認証アドレス及び文字列からなる情報をビット単位に分けてそれぞれビット単位文字列に変換させ、割符分割処理を行って複数の分割割符文字列を生成させ、生成させた複数の分割割符文字列を複数の外部のサーバにそれぞれ分割して保管させ、当該認証アドレス及び文字列からなる情報を前記データベースから消去させることからなる認証情報の管理を前記端末に行なわせる。【選択図】図1

Description

本発明は仮想通貨を用いた仮想通貨取引システムに用いられる、コンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
特許文献1には、電子ウオレットシステムであって、秘密鍵が全ての電子財布により共有され、スマートカード間で交換されるメッセージが秘密鍵により保護されていることが記載される。
特許文献2には、電子情報を複数の割符データに変換して分散保存し、検索キーワードに基づいて割符データを電子情報に復元処理することが記載される。
特許文献3には、許諾情報管理システムであって、
利用者端末は、電子書署名用の秘密の暗号鍵と公開の復号鍵とを含む第1鍵ペアと、秘密の復号鍵と公開の暗号鍵とを含む第2鍵ペアと、を生成する鍵生成部と、
第2鍵ペアの公開の暗号鍵を含む許諾要求を、第1鍵ペアの秘密の暗号鍵で電子署名して送信する許諾要求部と、前記権利者端末が送信した許諾情報から、第2鍵ペアの秘密の復号鍵を用いてコンテンツ複合鍵を取得し、当該コンテンツ復号鍵を用いて前記コンテンツを利用するコンテンツ利用部と、を備え、
前記権利者端末は、電子署名用の秘密の暗号鍵と公開の復号鍵とを含む第3鍵ペアと、前記コンテンツを復号するための前記コンテンツ復号鍵と、を格納する鍵管理部と、
前記利用者端末から受信した前記許諾要求が、前記コンテンツの許諾条件を満たすか否か検証する許諾検証部と、
前記許諾条件を満たす場合に、前記許諾要求に含まれる第2鍵ペアの公開の暗号鍵を用いて前記コンテンツ復号鍵を暗号化し、暗号化した前記コンテンツ復号鍵を含む許諾情報を第3鍵ペアの秘密の暗号鍵で電子署名して送信することが記載される。
特許文献4には、秘密鍵を用いて認証する端末を備えた秘密鍵管理システムであって、秘密鍵を暗号化することが記載される。
特許文献5には、個人情報付き秘密鍵を使用後消去し再度生成することが記載される。
特許文献6には、ナンバー復元システムが記載される。
特許第5170921号公報 特開2007−140869号公報 特開2017−50763号公報 特開2018−37987号公報 特開2002−185443号公報 特許第5895093号公報
仮想通貨(暗号化された電子通貨)の個人所有者数の成長が続いている。こうした事実が主流になりつつある一方で、交換取引所にアクセスする人々の多くが、いまだにコイン残高を見るたびに「自分は仮想通貨を所持しているのだ」と勘違いしている。多くの人に、「通貨を自由に扱うために交換取引所を利用しているということ」と「仮想通貨を所有すること」との違いが理解されていない現状にある。仮想通貨にあっては、秘密鍵を自分自身で管理することが必要である。これは面倒であるために、ウオレット、つまり財布が必要になる。ブロックチェーンネットワークで構築される仮想通貨システムにおける仮想通貨ウオレットは、仮想通貨システムにおいて所有権と管理のためのツールを意味し、所有者だけに管理権限が与えられる。
仮想通貨システムにおいて、「公開鍵」と「秘密鍵」の2つ鍵が対になり、組み合わせで運用される。この2つの鍵情報は、暗号化される。「秘密鍵」を常に安全に保つことが非常に重要である。特に、仮想通貨の交換の際には、管理にも必要になる「秘密鍵」を安全に保持しなければならない。秘密鍵は、ブロックチェーンネットワークにおいてトランザクションに署名を行うために使われ、安全に保持しなければならない。
使用される頻度が高く、繰り返し示される機会が多い「秘密鍵」は、過去に盗み見や、間違い、悪意のある振る舞い、ハッキングを含むソーシャルエンジニアリングを受けた可能性が有り、危険に晒されている。
上述した特許文献1−5に記載されるように、電子情報を複数の割符データに変換して分散保存し、検索キーワードに基づいて割符データを電子情報に復元処理すること、公開の暗号鍵を含む許諾要求を、秘密の暗号鍵で電子署名して送信すること、コンテンツ復号鍵を暗号化すること、個人情報付き秘密鍵を使用後消去し再度生成することが知られている。また、特許文献6に記載されているように、個人ナンバーを割符分割し、復元する方法が知られているが、ここに記載された割符分割方法は、ファイルを割符分割するものであり、このままでは仮想通貨に用いられる秘密鍵には適用できない。
これらの特許文献には、「公開鍵」と「秘密鍵」の2つ鍵が対になり、組み合わせで運用される仮想通貨システムにおける「秘密鍵」の特質、性格に合わせた秘密鍵の管理について記載するところではなく、秘密鍵がブロックチェーンネットワークにおいてトランザクションに署名を行うために使われる場合に、秘密鍵が安全に保持されているといえない。
本発明は、かかる点に鑑み、認証情報として用いられる文字列を割符分割して秘密を安全に保持できるようにさせる、コンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを課題とする。
本発明は、端末の備えるデータベースに格納された割符エンジンを形成する、コンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記割符エンジンが、データベースにトランザクション情報としてのトランザクション及び認証情報としての認証アドレス及び文字列からなる情報を設定させ、当該文字列からなる情報をビット単位に分けてビット単位文字列に変換させ、割符分割処理を行って複数の分割割符文字列を生成させ、生成させた複数の分割割符文字列を複数の外部のサーバにそれぞれ分割して保管させ、当該文字列からなる情報を前記データベースから消去させることからなる文字列からなる情報の管理を前記端末に行なわせること
を特徴とするコンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
本発明は、端末の備えるデータベースに格納された割符エンジンを形成する、コンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記割符エンジンが、データベースにトランザクション情報としてのトランザクション及び認証情報としての認証アドレス及び文字列からなる情報を設定させ、当該認証アドレス及び文字列からなる情報をビット単位に分けてそれぞれビット単位文字列に変換させ、割符分割処理を行って複数の分割割符文字列を生成させ、生成させた複数の分割割符文字列を複数の外部のサーバにそれぞれ分割して保管させ、当該認証アドレス及び文字列からなる情報を前記データベースから消去させることからなる認証情報の管理を前記端末に行なわせること
を特徴とするコンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒を提供する体。
本発明は、上述されたプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
当該割符エンジンがソフトウエアタイプのアップリケ―ション及びハードウエアタイプのアプリケーションのいずれかの形態であっても、前記端末に移設可能とされたことを特徴とするコンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
本発明は、請求項1又は2に記載されたコンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体の作成方法であって、
割符分割処理対象の前記認識情報を予め文字列からなる情報として生成することを特徴とするコンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体の作成方法を提供する。
本発明によれば、上述されたように文字列からなる情報をビット単位に分けてそれぞれビット単位文字列に変換させ、割符分割処理を行って複数の分割割符文字列を生成させ、生成させた複数の分割割符文字列を複数の外部のサーバにそれぞれ分割して保管させ、当該認証アドレス及び文字列からなる情報を前記データベースから消去させることからなる認証情報の管理を前記端末に行なわせることができる。
これによって、認証情報として用いられる文字列を割符分割して秘密を安全に保持できるようにさせる、コンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。
本発明の適用される実施例である仮想通貨を用いた仮想通貨取引システムについての構成を示す図 トランザクションの概要を示す図 秘密鍵、公開鍵、仮想通貨アドレスの事例及びそれらの生成を示す図 仮想通貨ウオレットの種類を示す図 各仮想通貨ウオレットのメリットとデメリットを示す図 従来の割符分散方法と本発明の実施例による割符分散方法を示す図 文字列分割方法がファイル分割方法に比べて優れている点をまとめて記載した図 ファイルについての割符分散方法と文字列についての割符分散方法の違いを示す図 本発明の実施例になる仮想通貨ウオレットの秘密鍵生成法が階層的決定によって生成されることを示す図 従来における仮想通貨ウオレットにおける秘密鍵の保管方法と本発明の適用される実施例による仮想通貨ウオレットにおける秘密鍵の保管方法を示す図 本発明の適用される実施例による仮想通貨ウオレットにおける秘密鍵の保管方法の事例を示す図 本発明の適用される他の実施例である仮想通貨を用いた金融取引システムについての構成を示す図 図10に対応する図であり、格納された秘密鍵、公開鍵、仮想通貨アドレスの保管方法を示す図 仮想通貨ウオレットの保管方法の詳細を示す図 ソフトウエア、又はソフトウエアの選択可能な仮想通貨ウオレットを示す図 本発明の適用される実施例のフローを示す図
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の適用される実施例である仮想通貨を用いた金融取引システムについての構成を示す図である。
<電子決済システム、ブロックチェーン、仮想通貨アドレス>
仮想通貨の取り引きは、取り引きの記録を利用者がブロックチェーンに書き込むことでなされる。仮想通貨による電子決済システムは、電子決済システムの管理者が不在で決済を可能にされた特徴がある。取り引き記録は公開される。取り引きが公開された場合、もっとも問題となるのは、利用者の個人情報の認識情報の安全性確保である。仮想通貨を送受金するために仮想通貨アドレスが用いられる。>
<トランザクション情報とトランザクション>
トランザクションは、仮想通貨のやり取り、仮想通貨の取引データをいう。トランザクション情報は、仮想通貨の取り引きのためのトランザクション関連の情報をいう。
図2に、トランザクション及びトランザクション情報の概要を示す。トランザクション及びトランザクション情報の概要は公知である。
<秘密鍵、公開鍵、仮想通貨アドレスの生成>
図3に、秘密鍵、公開鍵、仮想通貨アドレスの事例及びそれらの生成が示される。認証情報は、これらの情報を含む概念である。
<送金の流れ>
仮想通貨のやり取り、取り引きであるトランザクションは、送金者である利用者の利用者端末の仮想通貨ウオレットによって管理される。例えば、AさんがBさんに仮想通貨を送金する場合は、次のような流れになる。
1)Aさんは、自分の電子署名(本人であることの証拠)を自分の秘密鍵で暗号化し、トランザクション情報に付ける。
2)Bさんは、自身の秘密鍵を元に作られる「公開鍵」から「仮想通貨アドレス」(仮想通貨を受け取る口座のようなもの)を生成する。
Aさんは、Bさんの仮想通貨アドレスに対する公開鍵を使ってトランザクションを暗号化し、仮想通貨を送る。
4)Bさんは、仮想通貨アドレスにひもの付いた自身の秘密鍵を使って、トランザクションを復号し、この仮想通貨アドレス上の仮想通貨の所有権を証明する。
5)Bさんは、Aさんの公開鍵から電子署名を復号し、正にAさんからの送金であるということを確認する。
このやり取りには、秘密鍵が必要とされるが、それを生成・保管する役割を担うのが仮想通貨ウオレットである。
<仮想通貨ウオレットの主な役割>
・トランザクションを行うために必要な「秘密鍵」、この秘密鍵を元にして作られる「公開鍵」、この公開鍵を元にして作られる仮想通貨アドレス(ビットコインアドレス)の作成・保管
・トランザクション情報の生成、電子署名作成、トランザクションの実行
・送金や着金のトランザクション状態の取得
仮想通貨ウオレット自体には仮想通貨の残高情報が記録されない。
<秘密鍵の漏洩リスク>
取引所に預けた秘密鍵がハッキングされた場合:
現在、各国の有名な仮想通貨取引所が秘密鍵をハッキングされて、多額の金額の被害にあっている。多くの利用者が自己資産を仮想通貨取引所頼みで預けている状況にあるが、ハッカーの攻撃から守られていない状況にある。
ソフトウエア仮想通貨ウオレットあるいはハードウエア仮想通貨ウオレットで自己管理していて秘密鍵がハッキングされた場合:
秘密鍵がハッキング可能であるといわれている。従来の手法によっては、ハッカーの攻撃から自己資産を守れない状況にある。
<割符分割>
本実施例において、割符分割は、割符分割し、格納手段を持つ装置を含めたサーバに分散して保管することを含むものとして用いられる。
<端末>
本実施例において、端末は、パソコン(PS)あるいはモバイル(携帯端末)を含む概念で使用される。
<利用者端末>
送金者である利用者側の利用者端末1及び送金を受ける利用者側の利用者端末2を含む。
<割符エンジン>
文字列を1文字ずつ認識し、文字列として認識し、認識した文字列をパターンとして認識し、文字列からなる情報をビット単位に分けてビット単位文字列に変換させ、割符分割処理を行って複数の分割割符文字列を生成させ、生成させた複数の分割割符文字列を複数の外部のサーバにそれぞれ分割して保管させることを端末の持つプロッセサにより実行されるようにされたプログラムの集合体。
図1に示される本発明の適用される実施例である仮想通貨を用いた仮想通貨取引システムは、秘密鍵の漏洩リスクに対応する。
図1において、仮想通貨を用いた仮想通貨取引システム100は、送金者である利用者側の利用者端末1、送金を受ける利用者側の利用者端末2及び仮想通貨ウオレットアプリケーション提供業者の管理になる業者端末3から構成される。 送金者である利用者側の利用者端末1及び送金を受ける利用者側の利用者端末2は、それぞれ仮想通貨ウオレットを持ち、仮想通貨ウオレット管理4、5を行う。
仮想通貨ウオレットアップリケ―ション提供業者端末3は、業者独自作成になる割符エンジンによって仮想通貨ウオレットアップリケ―ションを作成13する。
仮想通貨ウオレットアップリケ―ション提供業者端末3は、仮想通貨ウオレットに、格納される割符エンジンを設定させ、コンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体を生成して、送金者である利用者側の利用者端末1、送金を受ける利用者側の利用者端末2に移設する。すなわち、送金者である利用者側の利用者端末1及び送金を受ける利用者側の利用者端末2で読み取り可能な記録媒体を生成する。
割符分割処理対象の前記認識情報を予め文字列からなる情報として生成することを特徴とするコンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体の作成方法を予め形成する。
仮想通貨ウオレットに、格納される割符エンジンを設定させ、コンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
仮想通貨ウオレットに、トランザクション情報としてのトランザクション及び認証情報としての仮想通貨アドレス、公開鍵、秘密鍵及びその他のトランザクション情報を設定させ、当該秘密鍵をビット単位に分けてビット単位秘密鍵に変換させ、割符分割処理を行って複数の分割割符文字列を生成させ、生成させた複数の分割割符文字列を複数の外部のサーバにそれぞれ分割して保管させ、当該秘密鍵を前記仮想通貨ウオレットから消去させる秘密鍵の管理を仮想通貨ウオレットに行なわせることができる。
このコンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、秘密鍵以外の仮想通貨アドレス、公開鍵についても割符分割して、分割割符文字列とし、複数の外部のサーバにそれぞれ分割して保管させ、
当該秘密鍵を含む認証情報を前記仮想通貨ウオレットから消去させる管理を行なわせることができる。
また、このコンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、当該仮想通貨ウオレットアップリケ―ションがソフトウエアタイプ仮想通貨ウオレット及びハードウエアタイプ仮想通貨ウオレットのいずれかの形態であっても、仮想通貨ウオレットアップリケ―ションの送金者端末に移設可能とさせることができる。
仮想通貨ウオレットアップリケ―ションは、それぞれの端末のデータベースに送金者である利用者の秘密鍵を保管させ、送金者である利用者によって仮想通貨による取引が申請されると、送金者である利用者側の利用者端末1に前記仮想通貨ウオレットに、
トランザクション情報
・トランザクション
認証情報
・仮想通貨アドレス
・公開鍵
・秘密鍵
・その他の認証に必要な情報(すなわち、その他の利用者認識情報)
を設定させ、当該秘密鍵をビット単位に分けてビット単位秘密鍵に変換し、割符分割処理を行って複数の分割割符を生成し、生成させた複数の分割割符を複数のサーバに分割して保管させ、当該秘密鍵を前記仮想通貨ウオレットから消去させる秘密鍵の管理を行い、前記仮想通貨ウオレットから通信授受手段を備えた送金システムを介して、設定された。
トランザクション情報
・トランザクション
認証情報
・仮想通貨アドレス
・公開鍵
・秘密鍵
・その他の認証に必要な情報(すなわち、その他の利用者認識情報)
を送金を受ける利用者側の利用者端末2の仮想通貨アドレスに送付させる機能を持つ(14)。このように仮想通貨ウオレットアップリケ―ションが形成され、当該仮想通貨ウオレットアップリケ―ションが送金者である利用者側の利用者端末1及び送金を受ける利用者側の利用者端末2に移設される.
送金者である利用者側の利用者端末1が、仮想通貨ウオレットアップリケ―ションの移設を受け、仮想通貨ウオレット管理4を行う。
仮想通貨ウオレット管理4は、
トランザクション情報
・トランザクション
認証情報
・仮想通貨アドレス
・公開鍵
・秘密鍵
・その他の認証に必要な情報(すなわち、その他の利用者認識情報)
の管理を含む(15)。
送金者である利用者側の利用者端末1が、仮想通貨ウオレットに英数字からなる秘密鍵を保管させ、送金者によって金融取引が申請されると、送金者である利用者側の利用者端末1に前記仮想通貨ウオレットに
トランザクション情報
・トランザクション
認証情報
・仮想通貨アドレス
・公開鍵
・秘密鍵
・その他の認証に必要な情報(すなわち、その他の利用者認識情報)
を設定し、当該秘密鍵をビット単位に分けてビット単位秘密鍵に変換し、割符分割処理を行って複数の分割割符を生成し、生成させた複数の分割割符を複数のサーバ20(サーバ1、サーバ2、サーバ3)に分割して保管させ、当該秘密鍵を前記仮想通貨ウオレットから消去させる秘密鍵の管理を行う。
図1に示されるように、割符分割処理後、仮想通貨ウオレットには、秘密鍵は、存在しない(11)。結果的に利用時以外は秘密鍵に関する情報が仮想通貨ウオレット内に残らない。図では、これを空白欄で示した。
送金指示があると、仮想通貨ウオレットから通信授受手段を備えた送金システム21を介して、設定された
トランザクション情報
・トランザクション
認証情報
・仮想通貨アドレス
・公開鍵
・秘密鍵
・その他の認証に必要な情報(すなわち、その他の利用者認識情報)
が利用者側の利用者端末2の仮想通貨アドレスに送付される。
仮想通貨ウオレットアップリケ―ションの移設を受けた、送金を受ける利用者側の利用者端末2が、仮想通貨ウオレット管理5を行う。
仮想通貨ウオレット管理5は、
トランザクション情報
・トランザクション
認証情報
・仮想通貨アドレス
・公開鍵
・秘密鍵
・その他の認証に必要な情報(すなわち、その他の利用者認識情報)
の管理を含む(16)。
図1に示されるように、復元処理前に、仮想通貨ウオレットには秘密鍵は、存在しない(12)。
送金を受ける利用者側の利用者端末2が、トランザクション情報及び認証情報を受信し、複数のサーバに分割して保管された分割割符から元の秘密鍵を復元して認証情報を復元し、トランザクション処理を行う。ここで秘密鍵について秘密化処理がなされることを記載されたが、トランザクション情報及び認証情報(秘密鍵を除く。)の全部もしくは一部が各種の手法で暗号化され得る。
図4は、仮想通貨ウオレットの種類を示す図である。
図4に、ブロックチェーンシステムに使用可能な仮想通貨ウオレットを種類ごとに示す。
利用者自身が保有する電子以外の仮想通貨ウオレット:
1)ペーパーウオレット(コールドウオレット)
2)ブレインウオレット(コールドウオレット)
トランザクションにはPCが使用される。
ブロックチェーンシステムとの間で、
・トランザクション発生
・トランザクション情報入手
がなされる。
利用者以外が保有する電子的な仮想通貨ウオレット:
3)Webサービスや取引所が管理する仮想通貨ウオレット
ブロックチェーンシステムとの間で、
・トランザクション発生
・トランザクション情報入手
がなされる。
利用者自身が保有する電子的な仮想通貨ウオレット:
4)ソフトウエア仮想通貨ウオレット
5)ハードウエア仮想通貨ウオレット
ブロックチェーンシステム31との間で、
・トランザクション発生
・トランザクション情報入手
がなされる。
図5は、各仮想通貨ウオレットのメリットとデメリットを示す。
本実施例では、
4)ソフトウエア仮想通貨ウオレット
5)ハードウエア仮想通貨ウオレット
が対応可能となる。
図6は、従来の割符分割方法と本発明の実施例による割符分割方法を示す図である。
図6(1)に示されるように、従来の割符分割方法は、ファイルを割符分割し、各種のサーバに分散して保管するものであった。
図6(2)に示されるように、本発明の実施例になる割符分割方法は、データベースに格納されたキャラクター、すなわち英数値からなる文字列を割符分割することを特徴とする。ここでは、「キャラクター(文字列)対応版」と称する。秘密鍵が文字列であることに着目した発想である。
秘密鍵は、文字列で、仮想通貨ウオレット内に保管される。本実施例になる割符分割方法は、文字列を割符分割することを特徴とする。秘密鍵をビット単位に分けてビット単位秘密鍵に変換し、割符分割処理を行って複数に分割された分割割符を生成する。分割方法については、図6−図9に示される。
図6(2)に示されるように、秘密鍵がファイルで形成され、ファイルが文字列で形成されている場合、ファイルも「ビットの列」の集合体であるので、秘密鍵をビット単位に分けてビット単位秘密鍵に変換し、割符分割処理を行って複数の分散された分割割符を生成することができる。ここでは、「ファイル対応版」と称する。
本実施例の割符分割方法は、「キャラクター(文字列)対応版」及び「ファイル対応版」の双方に対応することが可能であり、いずれかの対応に限定された場合を含む。
従来例の割符分割方法にあっては、割符分割の対象がファイルであったものが、本実施例にあって割符分割の対象がデータベース内の文字列であり、文字列がビット単位に分けてビット単位秘密鍵に変換し、割符分割処理される。本実施例によれば、ファイルの場合であっても、ファイルが文字列で構成されている場合、ファイルが文字列で構成されていることに着目して、ビット単位に分けてビット単位秘密鍵に変換し、割符分割処理を行って複数の分割割符を生成することができる。
本実施例にあっては、「キャラクター(文字列)対応版」及び「ファイル対応版」で直接に割符分割された情報は、直接に復元される。
特許文献6の分割・復元方法には、文字列を一旦電子ファイルにし、そのファイルを分割・復元する方法が採用される。
ファイルを秘密鍵が、文字列に加えて、ロゴ形態QRコード(登録商標)のような情報で形成されているような場合には、本実施例に、図6(1)に示されるように従来のファイルを分散保管する方法が文字列そのものの状態で割符分割する方法に併用して採用し得る。
図7に、文字列分割方法がファイル分割方法に比べて優れている点がまとめて記載される。
図8は、従来のファイルについての割符分割方法と本実施例の文字列についての割符分割方法の違いを示す図である。
ファイルについての割符分割方法にあっては、元のファイルが割符分割方法によって割符分割され、割符分割ファイルが生成される。 保存のファイルが割符分割方法によってブロック単位A,B,C,A2・・・・に分けられ、割符分割ファイルが生成される。バイナリは、人間の目には見えないので、目で分かるようにする処理(BASE256暗号化)が用いられる。
分割したタイミングで識別コードが生成される。各割符に識別コードが付加される。例えば、3分割になる3個の割符が生成される。識別コードを参照し、集約すべき割符を判別する。
割符A、割符B、割符Cは、割符(ファイル)ごとに異なるデータベースサーバ(フォルダ)に保管される。
文字列についての割符分割方法にあっては、格納された文字列が割符分割方法によって割符分割文字列が生成される。
格納された英数字からなる文字列が割符分割方法によってビット単位のA,B,C,A2・・・・に分けられ、割符分割されたビット単位の文字列が生成される。バイナリは、人間の目には見えないので、目で分かるようにする処理(BASE256暗号化)が用いられる。
分割したタイミングで識別コードが生成される。各割符に識別コードが付加される。例えば、3分割になる3個の割符が生成される。識別コードを参照し、集約すべき割符を判別する。
割符A、割符B、割符Cは、割符(割符分割文字列)ごとに異なるデータベースサーバに保管される。
図9は、本実施例になる仮想通貨ウオレットの秘密鍵が階層的決定によって生成されることを示す図である。図9は、図6に関連して、仮想通貨ウオレットの秘密鍵生成法が階層的決定によって生成される。
図9において、本実施例になる仮想通貨ウオレットでは、最初にランダムに生成されるシードが一つ生成される(Seedの生成)。このシードから「マスター秘密鍵」が生成される(Master Key Km の生成)。このマスターから子秘密鍵が生成される(Child Keysの生成)。これらの子秘密鍵から孫秘密鍵が順次生成される(Grandchild Keysの生成)。トランザクションごとに異なる秘密鍵が必要とされる。トランザクションごとに孫秘密鍵が使用される。
従来、秘密鍵が紛失された場合、秘密鍵の紛失に対応するために、全秘密鍵をバックアップしておく必要があったが、図9に示す階層的決定になる仮想通貨ウオレットの秘密鍵生成法が採用されることで、シードを一度だけバックアップしておくことで、当該シードから秘密鍵を生成することができる。
このように、認証情報あるいは認証情報を含めた情報を一つである文字列からなる譲渡として構成する。割符分割処理対象の前記認識情報を予め文字列からなる情報として生成することを特徴とするコンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体の作成方法を形成する。
認証情報が文字列からなる情報で構成されていることに着目して、本実施例になる、ビット単位に分けてビット単位秘密鍵に変換し、割符分割処理を行って複数の分割割符を生成する方法を適用する。すなわち、本実施例によれば、
端末の備えるデータベースに格納された割符エンジンを形成する、コンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記割符エンジンが、データベースにトランザクション情報としてのトランザクション及び認証情報としての認証アドレス及び文字列からなる情報を設定させ、当該文字列からなる情報をビット単位に分けてビット単位文字列に変換させ、割符分割処理を行って複数の分割割符文字列を生成させ、生成させた複数の分割割符文字列を複数の外部のサーバにそれぞれ分割して保管させ、当該文字列からなる情報を前記データベースから消去させることからなる文字列からなる情報の管理を前記端末に行なわせること
を特徴とするコンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。
また、本実施例によれば、
端末の備えるデータベースに格納された割符エンジンを形成する、コンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記割符エンジンが、データベースにトランザクション情報としてのトランザクション及び認証情報としての認証アドレス及び文字列からなる情報を設定させ、当該認証アドレス及び文字列からなる情報をビット単位に分けてそれぞれビット単位文字列に変換させ、割符分割処理を行って複数の分割割符文字列を生成させ、生成させた複数の分割割符文字列を複数の外部のサーバにそれぞれ分割して保管させ、当該認証アドレス及び文字列からなる情報を前記データベースから消去させることからなる認証情報の管理を前記端末に行なわせること
を特徴とするコンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
図10は、従来における仮想通貨ウオレットにおける秘密鍵の保管方法と本発明の適用される実施例による仮想通貨ウオレットにおける秘密鍵の保管方法を示す図である。
図10(1)に示されるように、従来の仮想通貨ウオレットが、従来の仮想通貨ウオレットアプリケーションがPC又はモバイル内に移設されることで、形成された。従来の仮想通貨ウオレットアプリケーションが従来の仮想通貨ウオレットに該当する。仮想通貨ウオレットとしてここではビットコインウオレットが形成された。ビットコインウオレットは、ビットコインで採用されるトランザクションに基づいてトランザクション(ビットコイン(トランザクション))情報が形成される。
トランザクション情報
・トランザクション
認証情報
・仮想通貨アドレス
・公開鍵
・秘密鍵
・その他の認証に必要な情報(すなわち、その他の利用者認識情報)
が形成され、ビットコインウオレットに保持された。
従来、秘密鍵について秘密分散法を用いて暗号データ化による保護あるいは秘密分散法を用いてファイル化された秘密鍵を割符分散して割符分割データを生成して秘密鍵の管理を行ってきた。前者にあっては、解読される恐れがあり、後者にあっては、秘密鍵の管理が不要となるメリットがあるが、文字列で格納された秘密鍵をファイル化して割符分割するもので、秘密鍵が文字列で格納されている秘密鍵の有する性格、性質を利用した割符分割とはなっていない。
図10(2)に示されるように、本発明の適用される実施例の仮想通貨ウオレットが、本実施例の仮想通貨ウオレットアプリケーションがPC又はモバイル内に移設されることで、形成された。
本発明の適用される実施例の仮想通貨ウオレットアプリケーションが移設されて本実施例の仮想通貨ウオレットが形成される。仮想通貨ウオレットアプリケーションが仮想通貨ウオレットに該当する。仮想通貨ウオレットとして、ここではビットコインウオレットが形成された。ビットコインウオレットは、仮想通貨ウオレットの1種である。ビットコインウオレットには、ビットコインで採用されるトランザクションに基づくトランザクション(ビットコイン(トランザクション))情報が形成される。以下の情報が形成される。
トランザクション情報
・トランザクション
認証情報
・仮想通貨アドレス
・公開鍵
・秘密鍵
・その他の認証に必要な情報(すなわち、その他の利用者認識情報)
が形成され、ビットコインウオレットに保持された。
秘密鍵をビット単位に分けてビット単位秘密鍵に変換し、割符分割処理を行って複数の分割割符文字列を生成し、生成させた複数の分割割符文字列を複数のサーバ20(例えばサーバ1、サーバ2、サーバ3)に分割して保管させる。サーバ1、サーバ2、サーバ3はそれぞれ分割して保管した秘密鍵1/3−3/3を格納する。利用後には、この秘密鍵を仮想通貨ウオレットから消去させ、安全を確保する。このように文字列からなる秘密鍵の割符分割処理・復元処理になる管理がなされる。
これによって、秘密鍵をPCやモバイル内部に持たないようにされたばかりでなく、秘密鍵の有する性格、性質が充分に活用された割符分割法がPCやモバイル内部に形成された。
図11は、本発明の適用される実施例による仮想通貨ウオレットにおける秘密鍵の他の保管方法を示す図である。
仮想通貨として、ビットコイン及びイーサリアルが選択され、ビットコイン及びイーサリアルについてトランザクション情報が形成された。ビットコインウオレットあるいはイーサリアルウオレットには、
トランザクション情報
・トランザクション
認証情報
・仮想通貨アドレス
・公開鍵
・秘密鍵
・その他の認証に必要な情報(すなわち、その他の利用者認識情報)
を形成する割符エンジンが搭載された。割符エンジンは、「キャラクター(文字列)対応版」及び「ファイル対応版」のいずれかが採用され、すべてのトランザクション情報が割符分割処理・復元処理になる管理がなされる。
仮想通貨ウオレット内に保存される情報が文字列である場合には、「キャラクター(文字列)対応版」を、そしてファイルである場合には、「ファイル対応版」を採用することが推奨される。秘密鍵以外のトランザクション情報については、図5に示される従来の割符分割方法が採用されてもよい。
図11の例の場合、トランザクション情報の全てが分散保管され、PCやモバイル内部に一切の情報を持たないので、ハッキングされても問題が発生しない。
図12は、本発明の適用される他の実施例ある仮想通貨を用いた金融取引システムについての構成を示す図である。この図に示される構成は、図1に示される例に、図11に示される例が適用された場合の仮想通貨を用いた金融取引システムについての構成を示す。
図12に示されるように、トランザクション情報の全てが分割、すなわち分散、保管され、PCやモバイル内部に一切の情報を持たないようにされる。ハッキングされても問題が発生しない。
図13 図10に対応する図であり、格納された秘密鍵、公開鍵、仮想通貨アドレスの保管方法を示す図である。
仮想通貨ウオレット内に格納された秘密鍵、公開鍵、仮想通貨アドレス及びその他の個人認識情報としての利用者名について、それぞれの分割割符文字列が生成され、オンライン上のデータベースサーバA、オンライン上のデータベースサーバB、及びオンライン上のデータベースサーバCに分散して保存される。
この例によれば、秘密鍵、公開鍵、仮想通貨アドレス及びその他の個人認識情報としての利用者名のすべてについて、それぞれの分割割符文字列が生成されるメリットが派生する。
図14は、図12に示される場合の仮想通貨ウオレットの保管方法の詳細を示す図である。
図14において、仮想通貨ウオレット内に秘密鍵、公開鍵、仮想通貨アドレス及びその他の個人認識情報としての利用者名が格納され、上述した処理がなされて、それぞれの分割割符文字列が生成され、オンライン上のデータベースサーバA、オンライン上のデータベースサーバB、及びオンライン上のデータベースサーバCに分散してか保存され、秘密鍵、公開鍵、仮想通貨アドレス及びその他の個人認識情報としての利用者名を含むすべての関連情報が消去される割符分割方法が示される。秘密鍵ばかりでなくトランザクション情報、認識情報の全てについて割符分割法が適用される。復元には、逆の処理がなされる。
結果的に利用時以外は秘密鍵を含むトランザクションに関する情報が仮想通貨ウオレット内に残らない。図では、これを空白欄で示した。
秘密鍵については、「キャラクター(文字列)対応版」及び「ファイル対応版」のいずれかが採用され、すべてのトランザクション情報が割符分散処理・復元処理になる管理がなされる。
図15は、ソフトウエア、又はソフトウエアの選択可能な仮想通貨ウオレットを示す図である。
仮想通貨ウオレットアップリケ―ション提供業者端末3は、仮想通貨ウオレットアップリケ―ションを作成13する。
仮想通貨ウオレットアップリケ―ションは、それぞれの端末のデータベースに送金者である利用者の秘密鍵を保管させ、送金者である利用者によって金融取引が申請されると、送金者である利用者側の利用者端末1に前記仮想通貨ウオレットに、
トランザクション情報
・トランザクション
認証情報
・仮想通貨アドレス
・公開鍵
・秘密鍵
・その他の認証に必要な情報(すなわち、その他の利用者認識情報)
を設定し、当該秘密鍵をビット単位に分けてビット単位秘密鍵に変換し、割符分割処理を行って複数の分割割符文字列を生成し、生成させた複数の分割割符文字列を複数のサーバに分割して保管させ、当該秘密鍵を前記仮想通貨ウオレットから消去させる秘密鍵の管理を行い、前記仮想通貨ウオレットから通信授受手段を備えた送金システムを介して、設定された上述された2つの情報を、送金を受ける利用者側の利用者端末の仮想通貨アドレスに送付させる機能を持つ(14)。
仮想通貨ウオレットアップリケ―ションは、ソフトウエアタイプウオレット及びハードウエアウエアタイプウオレットのいずれかを選択させることが可能なハイブリッドタイプの仮想通貨ウオレットが作成される。
このハイブリッドタイプの仮想通貨ウオレットは、ソフトウエアタイプ由来の使い易さと、ハードウエアタイプ由来のセキュリテイに対する高い堅牢性を合わせ持つ。二つの互換性を持つことで、ソフトウエア、ハードウエア、双方のバージョンが提供可能とされ、すべての利用者のPCまたはモバイルに利用可能とされる。
本実施例によれば、プログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
当該割符エンジンがソフトウエアタイプのアップリケ―ション及びハードウエアタイプのアプリケーションのいずれかの形態であっても、前記端末に移設可能とされたことを特徴とするコンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
図16は、本発明の適用される実施例のフローを示す図である。
図16において、利用者側操作とブロックチェーン側操作からなる。
仮想通貨ウオレット(例えば、ソフトウエアウオレットタイプ)をPC又はモバイル端末に導入するか仮想通貨ウオレット(例えば、ハードウエアウオレットタイプ)をPC又はモバイル端末に接続する(S1)。
ウオレットアプリケーション内から仮想通貨のトランザクションを行うと、内部で秘密鍵を生成、秘密鍵から公開鍵を生成、公開鍵から仮想貨幣アドレス、例えばビットコインアドレスを生成する(S2)。
トランザクション情報をブロックチェーンに送り、処理を依頼する(S3)。
トランザクション時には、必要な情報がリモートから集約され、利用後は再度分散保管される。結果的に利用時以外は情報が仮想通貨ウオレット内に残らない。
ブロックチェーンで報酬が高いトランザクションから順にマイニングによる処理が行われる(S4)。
処理の完了を受け、トランザクションの結果をウオレットアプリケーションに通知する(S5).
ウオレットアプリケーション上でトランザクションの結果を表示する(S6).
100…仮想通貨を用いた仮想通貨取引システム、1…送金者である利用者側の利用者端末、2…送金を受ける利用者側の利用者端末、3…業者端末、4,5…仮想通貨ウオレット管理、11,12…秘密鍵が存在しない、13…仮想通貨ウオレットアップリケ―ションを作成、20…サーバ、21…送金システム(通信授受手段)、31…ブロックチェーンシステム。

Claims (4)

  1. 端末の備えるデータベースに格納された割符エンジンを形成する、コンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記割符エンジンが、データベースにトランザクション情報としてのトランザクション及び認証情報としての認証アドレス及び文字列からなる情報を設定させ、当該文字列からなる情報をビット単位に分けてビット単位文字列に変換させ、割符分割処理を行って複数の分割割符文字列を生成させ、生成させた複数の分割割符文字列を複数の外部のサーバにそれぞれ分割して保管させ、当該文字列からなる情報を前記データベースから消去させることからなる文字列からなる情報の管理を前記端末に行なわせること
    を特徴とするコンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  2. 端末の備えるデータベースに格納された割符エンジンを形成する、コンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記割符エンジンが、データベースにトランザクション情報としてのトランザクション及び認証情報としての認証アドレス及び文字列からなる情報を設定させ、当該認証アドレス及び文字列からなる情報をビット単位に分けてそれぞれビット単位文字列に変換させ、割符分割処理を行って複数の分割割符文字列を生成させ、生成させた複数の分割割符文字列を複数の外部のサーバにそれぞれ分割して保管させ、当該認証アドレス及び文字列からなる情報を前記データベースから消去させることからなる認証情報の管理を前記端末に行なわせること
    を特徴とするコンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  3. 請求項1又は2に記載されたプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    当該割符エンジンがソフトウエアタイプのアップリケ―ション及びハードウエアタイプのアプリケーションのいずれかの形態であっても、前記端末に移設可能とされたことを特徴とするコンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  4. 請求項1又は2に記載されたコンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体の作成方法であって、
    割符分割処理対象の前記認識情報を予め文字列からなる情報として生成することを特徴とするコンピュータを機能させるプログラムが記録させたコンピュータ読み取り可能な記録媒体の作成方法。
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