JP2019129445A - 画像処理装置及びその制御方法とプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】解像度毎にテストチャートを印刷する手間をなくして濃度調整を行うことができる画像処理装置及びその制御方法とプログラムを提供する。【解決手段】印刷手段を有する画像処理装置であって、第1の解像度の多値のパッチパターンを2値化印刷して得られたテストチャートの濃度を測定する。また、そのパターンを、第1の解像度と異なる第2の解像度に変換し、印刷して得られたテストチャートの濃度を測定する。これら測定に基づいて、差分補正データを取得し、第1の解像度の多値のパッチパターンを差分補正データに基づいて補正する。その補正された第1の解像度の多値のパッチパターンを2値化し、第2の解像度のパターンに変換させた第1パターンと、第2の解像度の多値のパッチパターンを2値化した第2パターンとを含むテストチャートを作成する。【選択図】図15

Description

本発明は、画像処理装置及びその制御方法とプログラムに関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置は、画像信号に応じて変調されたレーザ光等によって感光ドラムを露光して潜像を形成し、帯電した色材であるトナーにより潜像を現像し、現像されたトナー像をシートに転写して定着させることで画像を形成している。このような画像形成装置では、画素単位では低階調で像形成されるため、画像データの中間調を安定して忠実に再現するために、画素単位で多階調を表現する多値画像データに対しては、2値の画素を用いて階調を表現する擬似中間調処理が採用される。この擬似中間調処理には、ディザ法や誤差拡散法が用いられる。ディザ法は、ディザマトリックスと呼ばれる閾値テーブルを用いて、画像データの画素値と、対応するディザマトリックスの閾値とを比較する。この比較に基づいて、対象画素を、レーザ光のオン(点灯)か、レーザ光のオフ(消灯)の値に設定することで、ドットのパターンを形成して階調を表現する。
また、このような画像形成装置では、理想的な階調を表現するために濃度調整を行っている。この濃度調整では、濃度調整を行っていない複数の異なる画素値からなる画像データ(パッチ)に対して擬似中間調処理を施し、ドットのパッチパターンで構成されるテストチャートを作成する。そして、その作成したテストチャートを印刷し、印刷したテストチャートのパッチの濃度を測定する。そして、その測定した濃度値から、現状の画素値に対する濃度特性を算出し、その算出した濃度特性から、入力画素値を、入力画素値に対する目標の濃度となっている現状の濃度特性が示す画素値に変換する濃度補正テーブルを作成する。そして、その濃度補正テーブルを用いて入力画素値を変換することで濃度調整を行う(例えば特許文献1参照)。
このような濃度調整は、全ての擬似中間調処理された画素、及び出力される解像度の画素に対して行う必要がある。そのため、そのテストチャートを、解像度毎に印刷して濃度補正テーブルを作成するか、もしくは、濃度特性が類似する擬似中間調処理の濃度補正テーブルから、近似により、異なる解像度の濃度補正テーブルを算出している。これは例えば、特許文献2に記載されている。
特開平11−98357号公報 特開2009−232455号公報
上述した濃度調整では、印刷装置が印刷する解像度毎にテストチャートを印刷して濃度補正テーブルを作成する必要がある。このため、画像形成装置が複数の出力解像度の印刷モードを持つ場合は、その解像度の数に対応する枚数のテストチャートを印刷して、濃度補正テーブルを作成する操作を行わなければならない。
また、濃度特性の類似する擬似中間調処理の濃度補正テーブルから、近似により、他の解像度の濃度補正テーブルを算出する場合は、1枚のテストチャートから、複数の出力解像度に対応する濃度補正テーブルを作成できる。しかし、環境や経時変化により画像形成装置の濃度特性が変化した場合は、こうして作成された、異なる解像度の濃度特性の誤差が大きくなり、濃度補正テーブルの精度が低下するという課題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決することにある。
本発明の目的は、解像度毎にテストチャートを印刷する手間をなくして濃度調整を行う技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る画像処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
画像処理装置であって、
印刷手段と、
第1の解像度の多値のパッチパターンを2値化したパターンを前記印刷手段により印刷して得られたテストチャートの濃度を測定する第1測定手段と、
前記パターンを、前記第1の解像度と異なる第2の解像度のパターンに変換する変換手段と、
前記変換手段により変換された前記第2の解像度のパターンを前記印刷手段により印刷して得られたテストチャートの濃度を測定する第2測定手段と、
前記第1及び第2測定手段による測定に基づいて、測定した濃度の差分を補正する差分補正データを取得する第1取得手段と、
前記第1の解像度の多値のパッチパターンの濃度を前記差分補正データに基づいて補正する補正手段と、
前記補正手段により補正された前記第1の解像度の多値のパッチパターンを2値化したパターンを、前記変換手段により前記第2の解像度のパターンに変換させた第1パターンと、前記第2の解像度の多値のパッチパターンを2値化した第2パターンとを含むテストチャートを作成する作成手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、異なる解像度のパッチパターンを同一のテストチャートに含めて生成することにより、解像度毎に必要であったテストチャートの枚数を減らして、濃度調整の手順を簡素化できる。
本発明の実施形態1に係る画像処理システムの構成を示す図。 実施形態1に係る画像処理装置のコントローラ(制御部)の構成を説明するブロック図。 実施形態1に係るレンダリング部によるレンダリング処理の流れを説明するフローチャート。 実施形態1に係る画像処理部による画像処理と2値化処理の流れを説明するフローチャート。 実施形態1に係る擬似中間調処理で使用される600dpiのディザマトリックスの一例を示す図(A)、実施形態1における画像データの一例を示す図(B)、実施形態1で2値化された2値ビットマップデータの一例を示す図(C)。 濃度補正用テストチャートの一例を示す図。 実施形態1に係る濃度調整処理部による濃度補正テーブル生成処理の流れを説明するフローチャート。 S705で得られた濃度特性の一例を示す図(A)、濃度補正テーブルの特性を示す図(B)。 実施形態1に係る濃度調整処理部による解像度1200dpiのパッチパターン生成の処理を説明するフローチャート。 実施形態1に係る解像度1200dpiの擬似中間調処理のディザマトリックスの一例を示す図(A)、解像度1200dpiの濃度「100」の多値のビットマップデータの一例を示す図(B)、解像度1200dpiの濃度「100」の2値のビットマップデータの一例を示す図(C)。 実施形態1に係る濃度調整処理部による拡張パッチパターンの生成処理を説明するフローチャート。 解像度600dpiの擬似中間調処理のディザマトリックスの一例を示す図(A)、解像度600dpiの補正後の濃度「110」の多値のビットマップデータの一例を示す図(B)。 解像度600dpiの濃度「110」の2値ビットマップデータの一例を示す図(A)、解像度1200dpiに拡張した濃度「110」の2値ビットマップデータの一例を示す図(B)。 実施形態1に係る濃度調整処理部によるテストチャートの生成処理を説明するフローチャート。 実施形態1に係るテストチャートの一例を示す図。 実施形態1に係る濃度調整処理部による差分補正データの生成処理を説明するフローチャート。 差分補正データを取得するための濃度特性、差分補正データの一例を示す図。 実施形態1において、拡張パッチパターンの濃度値と、それを測定した濃度値との関係を差分補正データによる補正の有無に応じて表した図。 実施形態2に係る濃度調整処理部による解像度1200dpiのパッチパターンの生成処理を説明するフローチャート。 実施形態2に係る濃度調整処理部210による濃度補正テーブルの生成処理を説明するフローチャート。 実施形態2に係る差分補正データの一例を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。以下、本実施形態は、コピー機能やプリンタ機能を等の複数の機能を備える多機能処理装置(MFP:MultiFunctionPeripheral)を例に説明するが、本発明はこのような複合機に限定されない。
[実施形態1]
実施形態1では、異なる解像度のパッチパターンを同一のテストチャートに含めて濃度調整処理を行う画像処理装置の例で説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係る画像処理システムの構成を示す図である。このシステムでは、ホストコンピュータ100と画像処理装置101がネットワーク106に接続されているが、本発明は、この構成に限定されない。また実施形態1では、接続方法としてネットワークを採用しているが、本発明はこれに限るものでない。例えば、USBなどのシリアル伝送方式、セントロニクスやSCSIなどのパラレル伝送方式なども適用可能である。
ホストコンピュータ(以下、PC)100は、一般的なパーソナルコンピュータの機能を有している。このPC100はネットワーク106を介してファイルを送受信することができる。更にPC100は、画像処理装置101に対して、プリンタドライバを介した印刷データを送信することもできる。
画像処理装置101は、プリンタ104、画像処理装置101全体の動作制御を司るコントローラ(制御部)103、ユーザが指示を行うための複数のキーや、ユーザに通知すべき各種情報を表示する表示部を含む操作部102を有している。尚、この表示部は、タッチパネル機能を有していても良い。更に画像処理装置101は、原稿を読み取って、その原稿の画像に対応する画像データを生成するスキャナ105を有している。
図2は、実施形態1に係る画像処理装置101のコントローラ(制御部)103の構成を説明するブロック図である。
コントローラ103は、ネットワーク106介してPC100や外部の画像処理装置などと接続されている。これにより印刷データやデバイス情報の入出力が可能となっている。CPU201は、ROM203に記憶されたブートプログラムを実行して、HDD204に格納されている制御プログラムをRAM202に展開し、その展開したプログラムを実行して、各種デバイスとのアクセスを統括的に制御する。更にCPU201は、コントローラ103で行われる画像処理等の各種処理についても統括的に制御する。RAM202は、CPU201が動作するためのシステムワークメモリであり、かつ印刷データやビットマップデータ等の画像データを一時記憶するためのメモリでもある。このRAM202は、装置の電源がオフされても、その内容を保持できるSRAM、及び電源オフにより記憶した内容が消去されてしまうDRAMで構成されている。ROM203は、装置のブートプログラムや各種設定データなどを格納している。HDD204はハードディスクドライブであり、システムソフトウェアや画像データ等を格納している。
操作部I/F205は、コントローラ103と操作部102とを接続するためのインターフェース部である。この操作部I/F205は、操作部102に表示するための画像データを操作部102に出力すると共に、操作部102から入力された情報を取得する。ネットワークI/F206はネットワーク106に接続し、印刷データや画像データ、印刷モード等の設定情報の送受信を行う。スキャナI/F211は、コントローラ103とスキャナ105とを接続し、スキャナ105で生成された画像データを入力する。レンダリング部207は、PC100などから送信された印刷データであるPDLデータを基に生成された中間データを受取り、プリンタ104の出力解像度と同じ解像度のコントーン(多値)のビットマップデータを生成する。濃度調整処理部210は、ビットマップデータの画素値を補正する濃度補正テーブルを生成する。画像処理部208は、レンダリング部207で生成されたビットマップデータを受取り、このビットマップデータに付随されている属性データや設定情報を参照して、そのビットマップデータに画像処理を施す。画像処理後のビットマップデータは、プリンタI/F209を介して、印刷モードで設定された出力解像度でプリンタ104に出力される。尚、以下の説明では、レンダリング部207、画像処理部208及び濃度調整処理部210の機能は、CPU201がRAM202に展開されたプログラム実行することにより実現されるものとして説明する。しかし、これらの機能は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)により実現されても良い。
図3は、実施形態1に係るレンダリング部207によるレンダリング処理の流れを説明するフローチャートである。尚、ここでは、レンダリング処理は、CPU201がRAM202に展開したプログラムを実行することにより達成されるものとして説明する。
まずS301でCPU201は、PC100などから送信された印刷データを取得する。次にS302に進みCPU201は、その印刷データを解析し、その印刷データが、文字、線、図形、イメージのいずれかの属性であるかを判定して、その属性情報を生成して、その印刷データに付与する。ここで、その印刷データが文字種や文字コード等で表される文字描画の情報(コマンド)の場合は文字属性を付与し、印刷データが座標点や長さ、太さで表される線描画のコマンドの場合は線属性を付与する。また印刷データが、矩形、形状、座標点で表される図形描画のコマンドの場合は図形属性を付与し、ビットマップデータで表されるイメージ描画の情報の場合はイメージ属性を付与する。更に、文字属性は、文字の大きさに応じて、小ポイント文字か否かに分類される。
次にS303に進みCPU201は、その印刷データの情報の印刷モードの出力解像度を取得し、その出力解像度が600dpiか、1200dpiか判定する。600dpiの場合はS304に進みCPU201は、解像度600dpiの画素パターンを形成し、各画素に描画する色情報(コントーン値)を入れたピットマップデータを生成してS306に進む。
一方、S303でCPU201は、印刷モードの出力解像度が1200dpiと判定した場合はS305に進み、解像度1200dpiの画素パターンを形成し、各画素に描画する色情報(コントーン値)を入れたビットマップデータを生成してS306に進む。
S306でCPU201は、ビットマップデータの各画素に対応するように、S302で解析された属性を格納した属性ビットマップを生成して、この処理を終了する。尚、ここで生成された描画用のビットマップデータと属性ビットマップは、RAM202もしくはHDD204に記憶されるとともに画像処理部208に送られる。
図4は、実施形態1に係る画像処理部208による画像処理と2値化処理の流れを説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理は、CPU201がRAM202に展開したプログラムを実行することにより達成されるものとして説明する。
まずS401でCPU201は、レンダリング部207で生成された、出力解像度のビットマップデータと属性ビットマップを取得する。次にS402に進みCPU201は、出力がカラーか、モノクロかを判定する。ここでカラーと判定した場合はS403に進みCPU201は、ビットマップデータの各画素の色情報を色変換LUTやマトリックス演算を用いて、カラー出力の色形式であるCMYK系の色に変換してS405に進む。
一方、S402でモノクロと判定した場合はS404に進みCPU201は、ビットマップデータの各画素の色情報をGray変換式、輝度−濃度変換式を用いて、モノクロ出力のK(黒)の値に変換してS405に進む。
S405でCPU201は、属性ビットマップの各画素の属性情報に応じて、各色の濃度補正テーブルを用いて、対応する画像データの画素値を補正する。次にS406に進みCPU201は、属性ビットマップの各画素の属性情報に応じてディザマトリックスを選択し、ビットマップデータの各画素に対して、その選択したディザマトリックスを用いたディザ法による擬似中間調処理を施す。こうしてビットマップデータの各画素値(コントーン値)を2値に変換して2値ビットマップデータを生成して、この処理を終了する。尚、ここでは、作成された2値ビットマップデータは、プリンタ104に送られて印刷される。
次に、図5を参照して、S406の擬似中間調処理について詳細に説明する。
図5(A)は、実施形態1に係る擬似中間調処理で使用される600dpiのディザマトリックス501の一例を示す図である。
図5(B)は、実施形態1における画像データ502の一例を示す図である。
図5(C)は、実施形態1で2値化された2値ビットマップデータ503の一例を示す図である。
ディザ法による擬似中間調処理は、CMYKもしくはKの画像データから、対応する色の画像データを受け取り、複数の閾値が配置されたディザマトリックス501から、入力された画像データ502の各画素位置に対応する閾値を読み出す。そして入力された画像データの画素値とその閾値とを比較することによりN値化する。この擬似中間調処理によって、入力された連続階調の画像データは、網点で構成される面積階調の画像データに変換される。
図5(A)は、600dpiの一般的な二値のディザマトリックス501の一例を示し、この二値のディザマトリックス501は一枚のマトリックスで構成される。図5(B)は、解像度600dpiでKの画素値(140)の図形データと、画素値(0)の空白データで構成される画像データ502を示す。
実施形態1における擬似中間調処理は、この画像データ502の各画素の画素値を0(白)、1(黒)の値を持つ2階調の2値データに変換する。またディザマトリックス501は、画像データ502の基準位置(図5(A)の位置A0)を始点として画像データに合わせて繰り返し配置される。
画像データ502の各画素の位置に対応するディザマトリックス501の位置から1個の閾値を読み出し、その閾値と、その画像データ502の各画素の値とを比較する。そして、その画素の値が閾値以上であった場合は「1」を、そうでない場合は「0」を出力することで2値化する。こうして得られた2値のビットマップデータを図5(C)のビットマップデータ503で示す。図5(C)において、黒で示す画素は「1」の画素を示している。
尚、実施形態1において、CMYKの色版毎に異なるディザマトリックスを用いても良い。
次に、図6及び図7を参照して、実施形態1に係る濃度調整処理部210による濃度補正テーブルの生成方法について説明する。
図6は、濃度補正用テストチャートの一例を示す図である。
テストチャート601は、パッチパターン領域602を有している。このパッチパターン領域602は、入力画素値の濃度が「255」(黒100%のベタ黒)から濃度「0」(白に相当)までを、濃度8(所定量)で分割した中間調パターン(パッチ)に擬似中間調処理を施す。こうして得られた2値のビットマップデータのパッチパターン603で構成される。入力画素の濃度の値の範囲は0(白)〜255(100%ベタ黒)とする。このパッチパターン領域602は、擬似中間調処理の種類に応じて複数領域持つことができる。
尚、実施形態1では、各パッチの濃度を、0(白)〜255(黒)の間で8きざみの間隔としているが、濃度特性が算出可能な間隔、及びパッチ数はこれに限定するものではない。テストチャートの生成については、後で詳しく述べる。
テストチャートは、PC100からのコマンドや、画像処理装置101のテストプリント機能により、用紙上に印刷される。
図7は、実施形態1に係る濃度調整処理部210による濃度補正テーブルの生成処理の流れを説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理は、CPU201がRAM202に展開したプログラムを実行することにより達成されるものとして説明する。
まずS701でCPU201は、図6に示した濃度補正用のテストチャート601を生成する。そしてS702に進みCPU201は、その生成したテストチャート601を、プリンタ104を使用して印刷する。次にS703に進みCPU201は、その印刷されたテストチャートをスキャナ105で読み取って、そのチャートの濃度を測定する。次にS704に進みCPU201は、測定された濃度値を取得してS705に進む。S705でCPU201は、測定された濃度値から、入力濃度に対する濃度特性を求める。
ここでは例えば、図8(A)の801は、S705で得られた濃度特性の一例を示す。ここでは、得られた濃度特性801が、目標の濃度特性802より高い濃度特性になっている。そこで図8(B)に示すように、その取得した濃度特性801が、目標の濃度特性802になるように、811で示すような特性を有する一次元の濃度補正テーブルを作成する。
この濃度補正テーブルの値は次のようにして得られる。例えば、図8(A)より、パッチの濃度値「86」の目標の濃度特性802の濃度値は「0.47」である。この時、取得した濃度特性801において、濃度値「0.47」はパッチ濃度値「42」に対応している。従って、パッチ濃度値「86」を、取得した濃度特性801の濃度値「0.47」に対応する濃度値「42」に変換することで、測定したパッチの濃度値を目標の濃度値にすることができる。このような処理を、全ての濃度値(0〜255)に対して実行し、目標の濃度値を求めることにより濃度補正テーブルを作成する。
このように、この濃度補正テーブルは、図8(A)の取得した濃度特性801が、目標の濃度特性802になるように補正するテーブルで、そのテーブルの濃度補正特性は、図8(B)の811で示すような特性となる。
次に、図9〜図15を参照して、実施形態1に係るテストチャートの生成処理について説明する。このテストチャートは、出力解像度が1200dpi時の擬似中間処理の濃度補正テーブルを作成するためのパッチパターン群と、出力解像度が600dpi時の擬似中間処理の濃度補正テーブルを作成するためのパッチパターン群とを含んでいる。
図9は、実施形態1に係る濃度調整処理部210による解像度1200dpiのパッチパターンの生成処理を説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理は、CPU201がRAM202に展開したプログラムを実行することにより達成されるものとして説明する。
まずS901でCPU201は、図6のパッチパターン603で示す、画素値の濃度0(白)〜255(ベタ黒)まで、濃度8の単位で分割した中間調パターン(パッチ)を作成する。ここで、この中間調パターン(パッチ)は、解像度が1200dpiの8ビットデータで表されるコントーン(多値)のビットマップデータである。次にS902に進みCPU201は、この多値のビットマップデータに対して、解像度1200dpiの擬似中間調処理を施して2値ビップマップデータを作成する。そしてS903に進みCPU201は、その2値ビットマップデータに変換されたパッチパターンをRAM202に保持して、この処理を終了する。
図10(A)は、実施形態1に係る解像度1200dpiの擬似中間調処理のディザマトリックスの一例を示す図である。
図10(B)は、解像度1200dpiの濃度「100」の多値のビットマップデータの一例を示す図である。
図10(C)は、解像度1200dpiの濃度「100」の2値ビットマップデータの一例を示す図である。尚、図10(C)では、2値ビットマップデータが「1」の画素は黒で示している。
図10(B)の解像度1200dpiの濃度「100」の多値のビットマップデータに対して、図10(A)のディザマトリックスを用いて擬似中間調処理を施すと、図10(C)に示す解像度1200dpiの2値のビットマップデータが得られる。
図11は、実施形態1に係る濃度調整処理部210による拡張パッチパターンの生成処理を説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理は、CPU201がRAM202に展開したプログラムを実行することにより達成されるものとして説明する。
まずS1101でCPU201は、図6のパッチパターン603で示す、濃度0(白)〜255(ベタ黒)まで、濃度「8」の単位で分割した中間調パターン(パッチ)を作成する。この中間調パターン(パッチ)は、出力解像度600dpiの8ビットデータで表現されるコントーン(多値)のビットマップデータである。次にS1102に進みCPU201は、S1101で展開された解像度600dpiの多値のビットマップデータに対して、出力解像度1200dpiと出力解像度600dpiの濃度特性の差分補正データを用いて補正する。次にS1103に進みCPU201は、S1102で補正した解像度600dpiの多値のビットマップデータに対して、解像度600dpiの擬似中間調処理を施して2値のビップマップデータを作成する。次にS1104に進みCPU201は、S1103で作成した解像度600dpiの2値のビットマップデータを、解像度1200dpiのビットマップデータに拡張する。そしてS1105に進みCPU201は、解像度1200dpiに拡張した2値のビットマップデータのパッチパターンをRAM202に保持して、この処理を終了する。
図12(A)は、解像度600dpiの擬似中間調処理のディザマトリックス1201の一例を示す図である。
図12(B)は、解像度600dpiの濃度補正後の濃度「110」の多値のビットマップデータ1202の一例を示す図である。
図13(A)は、解像度600dpiの濃度「110」の2値ビットマップデータ1301の一例を示す図である。
図13(B)は、解像度1200dpiに拡張した濃度「110」の2値ビットマップデータ1302の一例を示す図である。
ここでは、差分補正データにより、濃度「100」を「110」に補正するLUTを使用して、解像度600dpiの濃度「100」の多値のビットマップデータに対して差分補正データを適用する。これにより、例えば、図10(B)の解像度1200dpiの濃度「100」の多値のビットマップデータは、図12(B)の解像度1200dpiの濃度「110」の多値のビットマップデータ1202に補正される。この補正された多値のビットマップデータ1202に対して、図12(A)のディザマトリックス1201を用いて擬似中間調処理を施すと、図13(A)の解像度600dpiの2値のビットマップデータ1301が得られる。更に、解像度600dpiの2値のビットマップデータ1301に対して、縦横2倍に単純拡大して解像度1200dpiへ拡張を行うと、図13(B)に示す、解像度1200dpiに拡張した2値のビットマップデータ1302が得られる。
図14は、実施形態1に係る濃度調整処理部210によるテストチャートの生成処理を説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理は、CPU201がRAM202に展開したプログラムを実行することにより達成されるものとして説明する。また図15は、このテストチャートの一例を示す図である。
まずS1401でCPU201は、解像度1200dpiのパッチパターン生成処理(図9)で生成し、RAM202に保持した解像度1200dpiの2値ビットマップデータのパッチターンを取得する。次にS1402に進みCPU201は、解像度600dpiのパッチパターン生成処理(図11)で生成し、解像度1200dpiに拡張した2値ビットマップデータのパッチパターンを取得する。そしてS1403に進みCPU201は、図15のパッチパターン領域1502に、S1401で取得した解像度1200dpiの2値ビットマップデータのパッチターンを配置する。更にCPU201は、パッチパターン領域1503に、S1402で取得した解像度1200dpiに拡張された2値ビットマップデータのパッチターンを配置する。こうして取得した2つのパッチターンを1ページ内に合成して、テストチャート1501を生成して、この処理を終了する。ここで、2つのパッチパターンは共に解像度1200dpiであるため、同一ページ内での印刷が可能となる。
こうして生成されたテストチャート1501から、濃度調整処理部210において、濃度補正用テストチャートとして用いて濃度補正テーブルを作成する。即ち、パッチパターン領域1502のパッチパターンの測定濃度値から、出力解像度1200dpiの擬似中間調処理の濃度補正テーブルを生成する。またパッチパターン領域1503のパッチパターンの測定濃度値から、出力解像度600dpiの擬似中間調処理の濃度補正テーブルを生成する。
次に、差分補正データの生成について説明する。
この差分補正データは以下のようにして求められる。まず解像度600dpiの擬似中間調処理を施したビットマップデータを解像度1200dpiのビットマップデータに拡張して解像度1200dpiで印刷したときのチャートの濃度を測定する。そして、その濃度特性が、解像度600dpiの擬似中間調処理を施したビットマップデータを解像度600dpiで印刷したチャートの濃度特性となるように補正するためのデータとして求められる。この差分補正データは、補正用のLUTで用いられる。
図16は、実施形態1に係る濃度調整処理部210による差分補正データの生成処理を説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理は、CPU201がRAM202に展開したプログラムを実行することにより達成されるものとして説明する。
図17は、濃度特性と差分補正データの一例を示す図である。
まずS1601でCPU201は、解像度600dpiのパッチパターンを生成する。ここでは、先ず図6のパッチパターン603に示す入力画素値の濃度0(白)〜255(ベタ黒)まで、濃度「8」で分割した複数の中間調パターン(パッチ)を取得する。この中間調パターン(パッチ)は、解像度600dpiの8ビットで表現される多値のビットマップデータである。次に、この多値のビットマップデータに対して解像度600dpiの擬似中間調処理を施すことにより、2値ビップマップデータに変換した解像度600dpiのパッチパターンを生成する。
次にS1602に進みCPU201は、生成した解像度600dpiの2値ビップマップデータのパッチパターンを解像度600dpiに設定したプリンタ104で印刷する。そしてS1603でCPU201は、その印刷されたパッチパターンをスキャナ105で読み込んで、各パッチの濃度を測定する。そしてS1604に進みCPU201は、測定された濃度値から、解像度600dpiの擬似中間調処理の入力濃度に対する濃度特性1701(図17(A)の実線)を求める。
次にS1605に進みCPU201は、解像度600dpiの擬似中間調処理で得られた2値ビットマップデータを、解像度1200dpiの2値ビットマップデータに拡張したパッチパターンを生成する。この拡張したパッチパターンは、S1601で生成した解像度600dpiのパッチパターンを縦横2倍に単純拡大して解像度1200dpiに拡張したビットマップデータである。次にS1606に進みCPU201は、その生成した解像度1200dpiの拡張パッチパターンを解像度1200dpiに設定したプリンタ104で印刷する。そしてS1607に進みCPU201は、その印刷されたパッチパターンをスキャナ105で読み込んで、各パッチの濃度を測定する。そしてS1608に進みCPU201は、その測定された濃度値から、解像度600dpiの擬似中間調処理を施したビットマップデータを解像度1200dpiに拡張した時の入力濃度に対する濃度特性1702(図17(A)の破線)を求める。そしてS1609に進みCPU201は、S1605で取得した解像度600dpiの濃度特性1701と、S1608で取得した解像度1200dpiに拡張した濃度特性2402の差分から差分補正データを取得する。
図17は、差分補正データを取得するための濃度特性、差分補正データの一例を示す図である。
ここでは、解像度1200dpiに拡張した濃度特性1702が、解像度600dpiの濃度特性1701になるように拡張した、1703で示す特性を有するパッチパターンの入力濃度を補正する差分補正テーブル(図17(B)の実線)である。この濃度補正テーブルは、前述した濃度調整処理部210のS706(図7)と同様の方法で作成することができる。
図18は、実施形態1において、拡張パッチパターンの濃度値と、それを測定した濃度値との関係を差分補正データによる補正の有無に応じて表した図である。図中、実線は、差分補正データによる補正を行った場合を示し、点線は、差分補正データによる補正を行っていない場合を示す。
実線は、拡張パッチパターン生成(図11)において、差分補正データを用いたパッチパターンを補正(S1102)することによって生成される濃度補正テーブルの特性(実線)を示す。また点線は、パッチパターンを補正せずに生成される濃度補正テーブルの特性例を示している。
図18の実線で示す特性の濃度補正テーブルは、点線で示す特性を有する濃度補正テーブルと比べて、階調性がスムーズになっていることがわかる。
このように、差分補正テーブルでパッチパターンの濃度を補正することで、解像度1200dpiに拡張したパッチパターンの濃度特性を、解像度600dpiの濃度特性に補正することができる。これにより、ハイライト部やシャドー部の階調つぶれの発生を減少させることができ、濃度補正テーブルによる階調性の向上を実現できる。
以上説明したように実施形態1によれば、異なる出力解像度のパッチパターンを同一のテストチャートに合成することで、出力解像度毎に必要だった濃度補正テーブルを作成するためのテストチャートを1枚にすることができる。これにより、濃度調整の手順を簡素化することができる。
また、テストチャートのパッチパターンに、出力解像度の違いによる濃度特性の差分補正データを適用し、目的の出力解像度の濃度特性に補正したパッチパターンを用いて濃度変動を補正する濃度補正テーブルを作成する。これにより、環境や経時により濃度特性が変化した場合でも、濃度補正の精度の低下を防ぐことができる。
[実施形態2]
上述の実施形態1では、濃度調整処理において、テストチャートの拡張パッチパターンに対して差分補正データを適用した。これに対して実施形態2では、算出した濃度特性に対して差分補正データを適用して、濃度補正テーブルを算出する方法について説明する。尚、実施形態2に係る画像処理システム、PC100及び画像処理装置101の構成は、前述の実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。
図19は、実施形態2に係る濃度調整処理部210による解像度1200dpiのパッチパターンの生成処理を説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理は、CPU201がRAM202に展開したプログラムを実行することにより達成されるものとして説明する。
まずS1901でCPU201は、図6のパッチパターン603で示す画素値の濃度0(白)〜255(ベタ黒)までの濃度8の単位で分割した中間調パターン(パッチ)を生成する。この中間調パターン(パッチ)は、出力解像度600dpiの8ビットで表現されるコントーン(多値)のビットマップデータである。次にS1902に進みCPU201は、S1901で生成した解像度600dpiの多値ビットマップデータに対して、解像度600dpiの擬似中間調処理を施して2値ビップマップデータを生成する。次にS1903に進みCPU201は、S1902で生成した解像度600dpiの2値ビットマップデータを、解像度1200dpiの2値ビットマップデータに拡張する。そしてS1904に進みCPU201は、解像度1200dpiに拡張した2値ビットマップデータのパッチパターンをRAM202に保持して、この処理を終了する。
図20は、実施形態2に係る濃度調整処理部210による濃度補正テーブルの生成処理を説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理は、CPU201がRAM202に展開したプログラムを実行することにより達成されるものとして説明する。
まずS2001でCPU201は、図19の処理で生成したパッチパターンを図15のパッチパターン領域1503に描画したテストチャート1501を生成する。次にS2002に進みCPU201は、その生成したテストチャートをプリンタ104で印刷する。次にS2003に進みCPU201は、その印刷されたテストチャートをスキャナ105により読み取らせて、そのパッチパターン領域1503の各濃度パターンの濃度を測定する。そしてS2004でCPU201は、その測定された濃度値を取得する。そしてS2005に進みCPU201は、その取得した各濃度パターンの濃度測定値から、入力濃度に対する濃度特性を取得する。
図21(A)は、取得した濃度特性を濃度特性2101(破線)で示す。
次にS2006に進みCPU201は、その取得した濃度特性2101に対して、図16のフローチャートで算出した差分補正データ1703(図17)を用いて補正する。こうして補正された濃度特性は、図21(A)の濃度特性2102(実線)となる。
次にS2007に進みCPU201は、補正された濃度特性2102(実線)が、図21(B)の目標の濃度特性2104(破線)になるように、濃度値を目標の濃度値を示す濃度特性の濃度値に置き換えた、2103で示す特性を有する一次元の濃度補正テーブルを作成する。
以上説明したように実施形態2によれば、取得した濃度特性に対して解像度の違いによる濃度特性の差分補正データを適用し、補正した濃度特性を用いて濃度変動を補正する濃度補正テーブルを作成する。これにより、環境や経時により濃度特性が変化した場合の濃度補正の精度の低下を防ぐことができる。
また実施形態2によれば、テストチャートのパッチパターンに解像度の違いによる濃度特性の差分データを適用し、目的の解像度の濃度特性に補正したパッチパターンから濃度変動を補正する濃度補正テーブルを作成できる。これにより、環境や経時により濃度特性が変化した場合の濃度補正の精度の低下を防ぐことができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
100…PC、101…画像形成装置、102…操作部、103…コントローラ、104…プリンタ、105…スキャナ、201…CPU、202…RAM、203…ROM、204…HDD、207…レンダリング部、208…画像処理部、210…濃度調整処理部

Claims (7)

  1. 画像処理装置であって、
    印刷手段と、
    第1の解像度の多値のパッチパターンを2値化したパターンを前記印刷手段により印刷して得られたテストチャートの濃度を測定する第1測定手段と、
    前記パターンを、前記第1の解像度と異なる第2の解像度のパターンに変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換された前記第2の解像度のパターンを前記印刷手段により印刷して得られたテストチャートの濃度を測定する第2測定手段と、
    前記第1及び第2測定手段による測定に基づいて、測定した濃度の差分を補正する差分補正データを取得する第1取得手段と、
    前記第1の解像度の多値のパッチパターンの濃度を前記差分補正データに基づいて補正する補正手段と、
    前記補正手段により補正された前記第1の解像度の多値のパッチパターンを2値化したパターンを、前記変換手段により前記第2の解像度のパターンに変換させた第1パターンと、前記第2の解像度の多値のパッチパターンを2値化した第2パターンとを含むテストチャートを作成する作成手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の解像度の多値のパッチパターンは、前記第1の解像度に対応する第1擬似中間処理により2値化されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2の解像度の多値のパッチパターンは、前記第2の解像度に対応する第2擬似中間処理により2値化されることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1及び第2の解像度の多値のパッチパターンは、濃度が白から黒までの間を所定量の単位で分割した複数のパターンを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記作成手段で作成した前記テストチャートを前記印刷手段により印刷して得られたテストチャートの前記第1パターンに基づく第1パッチパターンと前記第2パターンに基づく第2パッチパターンの濃度を測定する第3測定手段と、
    前記第3測定手段で測定された前記第1パッチパターンの濃度から前記第1擬似中間処理の第1濃度特性と、前記第3測定手段で測定された前記第2パッチパターンの濃度から前記第2擬似中間処理の第2濃度特性とを取得する第2取得手段と、
    前記第1及び第2濃度特性を補正する濃度補正テーブルを生成する生成手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 印刷手段を有する画像処理装置を制御する制御方法であって、
    第1の解像度の多値のパッチパターンを2値化したパターンを前記印刷手段により印刷して得られたテストチャートの濃度を測定する第1測定工程と、
    前記パターンを、前記第1の解像度と異なる第2の解像度のパターンに変換する変換工程と、
    前記変換工程で変換された前記第2の解像度のパターンを前記印刷手段により印刷して得られたテストチャートの濃度を測定する第2測定工程と、
    前記第1及び第2測定工程による測定に基づいて、測定した濃度の差分を補正する差分補正データを取得する第1取得工程と、
    前記第1の解像度の多値のパッチパターンの濃度を前記差分補正データに基づいて補正する補正工程と、
    前記補正工程で補正された前記第1の解像度の多値のパッチパターンを2値化したパターンを、前記変換工程により前記第2の解像度のパターンに変換させた第1パターンと、前記第2の解像度の多値のパッチパターンを2値化した第2パターンとを含むテストチャートを作成する作成工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  7. コンピュータを、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置の前記印刷手段を除く各手段として機能させるためのプログラム。
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