JP2019118466A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
請求項1に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、予め設定されたゲーム数より構成される所定ゲーム区間を設定し、所定ゲーム区間を周期的に発生させ、各所定ゲーム区間のゲーム数と、遊技媒体の払出数量とを関連付けた基準値を設定し、ゲーム数毎の払出数量に基づいて決定される実数値と比較することで、設定示唆に関わる演出頻度を調整することができるようにしたものである。
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項2に記載の発明は、遊技制御手段側の設定値設定手段により設定された設定値を遊技情報に含めて演出制御手段に送信することで、演出制御手段側において設定示唆に関わる演出頻度を調整することができるようにしたものである。
請求項3に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3に記載の発明は、所定ゲーム区間内において、予め設定された所定ゲーム数に限ることで、当該所定ゲーム数の直前では、払出数量をコントロールし、設定示唆に関わる演出頻度の向上を図ることができるばかりでなく、所定ゲーム数まで間がある場合や、所定ゲーム数を通過したゲームにおいては、遊技に集中することができるようにしたものである。
請求項4に記載の発明は、上記した請求項2又は請求項3に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4に記載の発明は、役抽選手段により決定された当選役に応じて、設定値を示唆するか否かの確率を変化させることができるようにしたものである。
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項5に記載の発明は、演出頻度調整テーブルに少なくとも2種類のテーブルを持たせることで、設定示唆に関わる演出頻度を一層、複雑に調整することができるようにしたものである。
請求項6に記載の発明は、上記した請求項3に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項6に記載の発明は、所定ゲーム数を複数個、設定することで、設定示唆に関わる演出頻度を向上することができるばかりなく、設定示唆の信頼度を向上することができるようにしたものである。
例えば、1回、設定示唆が実行された場合と、複数回、設定示唆が実行された場合とを比較すると、遊技者は、複数回、設定示唆が実行された場合の方の方が、信頼性がより高いことを理解できる。
請求項7に記載の発明は、上記した請求項1〜6のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項7に記載の発明は、複数個の所定ゲーム数内に、複数段階の設定値の段階を示唆する場合と、複数段階の設定値の高低を示唆する場合とを含ませることで、設定示唆に関し、遊技者に示唆する情報量を増加することができるようにしたものである。
請求項8に記載の発明は、上記した請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項8に記載の発明は、投入数量と、払出数量との差数に基づいて、設定示唆に関わる演出頻度を調整することができるようにしたものである。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
第1に、遊技機(10)は、例えば図1及び図3に示すように、次の構成を備える。
(1)リールユニット(52)
リールユニット(52)は、複数の図柄が個別に表示された複数(例えば3個)の回転リール(53)を個別に回転可能なものである。
なお、「複数」として、「3個」を例示したが、これに限定されず、例えば、2個或いは4個以上でもよい。
(2)スタートスイッチ(34)
スタートスイッチ(34)は、遊技者の操作により複数の回転リール(53)の回転を開始させるためのものである。
ストップスイッチ(35)は、複数の回転リール(53)の各々に対応して設けられ、遊技者の操作により回転中の複数の回転リール(53)を個別に停止可能なものであり、複数(例えば3個)ある。
なお、「複数」として、「3個」を例示したが、これに限定されず、例えば、2個或いは4個以上でもよい。
遊技媒体払出装置(例えばホッパーユニット70)は、複数のストップスイッチ(35)による複数の回転リール(53)の停止態様に応じ、遊技者に遊技媒体を払い出すものである。
遊技制御手段(100)は、リールユニット(52)、スタートスイッチ(34)、複数のストップスイッチ(35)、遊技媒体払出装置(例えばホッパーユニット70)にそれぞれ接続され、遊技の進行を制御するものである。
ここで、遊技制御手段(100)としては、例えば主としてメイン制御手段(200)が相当する。
演出装置(80)は、遊技制御手段(100)による遊技状態に応じて演出を実行可能なものである。
ここで、演出装置(80)としては、例えばスピーカ(24,42)が相当するが、これに限定されず、各種のランプ21〜23や、図示しないが、液晶等を用いた表示装置や、可動役物等でもよい。
演出制御手段(例えばサブ制御手段300)は、遊技制御手段(100)及び演出装置(80)に接続され、遊技制御手段(100)による遊技の進行に連動して演出装置(80)を制御するものである。
(8)役抽選手段(220)
役抽選手段(220)は、複数種類の役のうちから当選役を決定するものである。
(9)送信制御手段(290)
送信制御手段(290)は、役抽選手段(220)により決定された当選役、遊技の開始・終了及び遊技媒体払出装置(例えばホッパーユニット70)により払い出された遊技媒体の払出数量に関する遊技情報を、演出制御手段(例えばサブ制御手段300)に送信するものである。
(10)演出実行手段(340)
演出実行手段(340)は、送信制御手段(290)から送信された遊技情報にもとづいて、演出装置(80)を用いて遊技者に演出を実行するものである。
(11)ゲーム数カウント手段(350)
ゲーム数カウント手段(350)は、予め設定されたゲーム数より構成される所定ゲーム区間内におけるゲーム数をカウントするものである。
ここで、「所定ゲーム区間」としては、「50G」を例示するが、これに限定されない。
(12)払出数量カウント手段(360)
払出数量カウント手段(360)は、所定ゲーム区間内における払出数量をカウントするものである。
演出頻度調整テーブル(370)は、例えば図15に示すように、ゲーム数カウント手段(350)によりカウントされるゲーム数と、払出数量カウント手段(360)によりカウントされた払出数量に基づいて決定される基準値とが関連付けて記憶されたものである。
ここで、「基準値」としては、例えば図16に示す「払出枚数」を例示するが、これに限定されず、図示しないが、例えば「差枚数」、或いは「吸い込み枚数」でもよい。
演出頻度調整手段(380)は、演出頻度調整テーブル(370)を用いて、ゲーム数カウント手段(350)によりカウントされるゲーム数に対応する基準値を読み出し、読み出した基準値に、払出数量カウント手段(360)によりカウントされた払出数量に基づいて決定される実数値が達しているか否かを判断し、その判断結果により演出装置(80)を用いて設定示唆に関わる演出頻度を調整する。
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
第1に、遊技制御手段(100)には、例えば図3に示すように、次の構成を備える。
(1)設定値設定手段(210)
設定値設定手段(210)は、遊技者の有利度合いに応じて段階的に設けられた複数段階の設定値のうちから、一つの設定値を設定可能なものである。
ここで、「複数段階の設定値」としては、例えば図16に示すように、設定値1〜6の6段階が相当し、実際には設定値1、設定値2、設定値5、設定値6の4つに分かれている。なお、「複数段階の設定値」としては、6段階を例示したが、これに限定されず、2〜5段階、或いは7段階以上としてもよい。
第3に、演出頻度調整テーブル(370)に記憶された基準値は、例えば図16に示すように、設定値設定手段(210)により設定された設定値に基づいて変化する。
請求項3に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、設定値に基づいて変化する基準値は、例えば図16に示すように、所定ゲーム区間内において、予め設定された所定ゲーム数に限られている。
なお、「所定ゲーム数」としては、「22〜24」G、或いは「42〜47」Gを例示したが、これに限定されず、1つのゲーム数でもよいし、或いは1個置きや複数個置きに設定してもよい。
請求項4に記載の発明は、上記した請求項2又は請求項3に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、演出頻度調整テーブル(370)は、例えば図17に示すように、役抽選手段(220)により決定された当選役に応じて、設定値を示唆するか否かの確率を変化させている。
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
演出頻度調整テーブル(370)には、例えば図3及び図17に示すように、次の構成を含む。
(1)第1テーブル(371)
第1テーブル(371)は、例えば図17に示すように、演出頻度調整手段(380)による判定結果により、実数値が基準値に達していると判定されている場合に用いられ、設定値を示唆する頻度が設定されたものである。
ここで、「実数値が基準値に達している」とは、実数値が例えば基準値「未満」の場合が相当する。
第2テーブル(372)は、例えば図17に示すように、演出頻度調整手段(380)による判定結果により、実数値が基準値に達していないと判定されている場合に用いられ、第1テーブル(371)と比較し、設定値を示唆する頻度が低く設定されたものである。
ここで、「実数値が基準値に達していない」とは、実数値が例えば基準値「以上」の場合が相当する。
請求項6に記載の発明は、上記した請求項3に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、所定ゲーム数は、例えば図16に示すように、所定ゲーム区間内に複数個、設定されている。
ここで、「複数個」としては、「22〜24」Gの3連続、或いは42G〜47Gの6連続を例示したが、これに限定されず、非連続に設けてもよい。
請求項7に記載の発明は、上記した請求項5又は請求項6に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、複数個の所定ゲーム数には、例えば図16に示すように、複数段階の設定値の段階を示唆する場合と、複数段階の設定値の高低を示唆する場合と、を含んでいる。
ここで、「複数段階の設定値の高低を示唆する場合」としては、例えば図16に示すように、23G、24G、或いは45G〜47Gが相当し、「設定6」であることを示唆している。
請求項8に記載の発明は、上記した請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、払出数量カウント手段(360)によりカウントされた払出数量に基づいて決定される基準値は、遊技機(10)内に投入された遊技媒体の投入数量と、遊技媒体払出装置(例えばホッパーユニット70)により払い出された払出数量との差数である。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、
予め設定されたゲーム数より構成される所定ゲーム区間を設定し、所定ゲーム区間を周期的に発生させ、各所定ゲーム区間のゲーム数と、遊技媒体の払出数量とを関連付けた基準値を設定し、ゲーム数毎の払出数量に基づいて決定される実数値と比較することで、設定示唆に関わる演出頻度を調整することができる。
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、遊技制御手段側の設定値設定手段により設定された設定値を遊技情報に含めて演出制御手段に送信することで、演出制御手段側において設定示唆に関わる演出頻度を調整することができる。
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、所定ゲーム区間内において、予め設定された所定ゲーム数に限ることで、当該所定ゲーム数の直前では、払出数量をコントロールし、設定示唆に関わる演出頻度の向上を図ることができるばかりでなく、所定ゲーム数まで間がある場合や、所定ゲーム数を通過したゲームにおいては、遊技に集中することができる。
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項2又は請求項3に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4に記載の発明によれば、役抽選手段により決定された当選役に応じて、設定値を示唆するか否かの確率を変化させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項5に記載の発明によれば、演出頻度調整テーブルに少なくとも2種類のテーブルを持たせることで、設定示唆に関わる演出頻度を一層、複雑に調整することができる。
請求項6に記載の発明によれば、上記した請求項3に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項6に記載の発明によれば、所定ゲーム数を複数個、設定することで、設定示唆に関わる演出頻度を向上することができるばかりなく、設定示唆の信頼度を向上することができる。
例えば、1回、設定示唆が実行された場合と、複数回、設定示唆が実行された場合とを比較すると、遊技者は、複数回、設定示唆が実行された場合の方の方が、信頼性がより高いことを理解できる。
請求項7に記載の発明によれば、上記した請求項1〜6のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項7に記載の発明によれば、複数個の所定ゲーム数内に、複数段階の設定値の段階を示唆する場合と、複数段階の設定値の高低を示唆する場合とを含ませることで、設定示唆に関し、遊技者に示唆する情報量を増加することができる。
請求項8に記載の発明によれば、上記した請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項8に記載の発明によれば、投入数量と、払出数量との差数に基づいて、設定示唆に関わる演出頻度を調整することができる。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1を参照しながら説明する。
なお、遊技機10としてのスロットマシンを例示したが、これに限定されず、パチンコ機でもよい。
遊技機10は、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体11と、この筐体11の正面開口を開閉自在に覆う前扉12とを備えている。
前扉12には、図1に示すように、上方より次の各部を備えている。
なお、前扉12の各部について後述する。
(1)上パネル部20
(2)操作部30
(3)下パネル部40
(4)中間パネル部50
なお、前扉12の各部は、上記した(1)〜(4)に限定されない。
上パネル部20には、図1に示すように、次の各部を備えている。
なお、上パネル部20の各部について後述する。
(1)上部ランプ21
(2)上部パネル本体22
(3)中央表示器23
(4)上部スピーカ24
なお、上パネル部20の各部は、上記した(1)〜(4)に限定されない。
操作部30には、図1に示すように、次の各部を備えている。
なお、操作部30の各部について後述する。
(1)ベットスイッチ31
(2)演出スイッチ32
(3)メダル投入口33
(4)スタートスイッチ34
(5)ストップスイッチ35
(6)精算スイッチ36
なお、操作部30の各部は、上記した(1)〜(6)に限定されない。
下パネル部40には、図1に示すように、次の各部を備えている。
なお、下パネル部40の各部について後述する。
(1)下パネル本体41
(2)下部スピーカ42
(3)メダル払出口43
(4)メダル受け皿44
なお、下パネル部40の各部は、上記した(1)〜(4)に限定されない。
中間パネル部50には、図1に示すように、次の各部を備えている。
なお、中間パネル部50の各部について後述する。
(1)図柄表示窓51
(2)リールユニット52
(3)ナビゲーション表示装置60
なお、中間パネル部50の各部は、上記した(1)〜(3)に限定されない。
まず、図1〜図3を用いて、中間パネル部50に配置されたリールユニット52について説明する。
リールユニット50は、複数の図柄54が個別に表示された複数の回転リール52を個別に回転可能なものである。
具体的には、リールユニット52は、図1に示すように、前扉12に形成された透過可能な図柄表示窓51の裏側に配置されている。
リールユニット52には、表面に図柄54(図2参照)が表示された複数の回転リール53、ここでは3個の左リール53a、中リール53b、右リール53cが回転可能に配置されている。各回転リール53は、図示しないが、ステッピングモータ等の駆動源により個別に回転・停止可能に構成されている。
各回転リール53は、3個全てが停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄54が、図柄表示窓51を通して見えるように配置されている。
図柄表示窓51の表面には、有効ライン55が表示されている。有効ライン55として、各回転リール53の中段とを結んだ1本の直線が表示されている。有効ライン55は、図3を用いて後述する遊技結果判定手段240の判定対象となるラインを意味する。
また、図柄54については、図2を用いて後述する。
つぎに、図1を用いて、上パネル部20に配置された上部ランプ21、上部パネル本体22、中央表示器23及び上部スピーカ24について説明する。
まず、上部ランプ21は、画像表示部51の上方中央に位置し、各種の演出に使用される。
上部パネル本体22は、図1において、上部ランプ21の下側に位置し、その表面には、図示しないが、役を構成する図柄54の組み合わせと、各図柄54の組み合わせに対する配当(メダルの払い出し枚数)等が表示されている。
上部パネル本体22は、透光性の部材で形成され、裏面側には複数個の内部ランプ22a〜22cが配置されている。
内部ランプ22a〜22cは、上部パネル本体22の裏面側に配置され、図1において、向かって左側、中央、右側に3個並び、左内部ランプ22a、中内部ランプ22b、右内部ランプ22cから構成され、常時は点灯し、主として「消灯演出」に用いられる。
中央表示器23は、図1において、上部パネル本体22の下側の中央に位置し、各種の演出に用いられる。中央表示器23は、図示しないが、数字、アルファベット、記号等を表示可能であり、例えば16セグメントから構成されている。
上部スピーカ24は、図1において、中央表示器23の左右両側に一対配置され、各種の効果音を出力するものである。
つぎに、図1を用いて、操作部30に配置されたベットスイッチ31、演出スイッチ32、メダル投入口33、スタートスイッチ34、ストップスイッチ35及び精算スイッチ36について説明する。
まず、ベットスイッチ31は、図1において、操作部30の向かって左側に位置し、先にクレジットとして内部的にカウントされているクレジットメダルを機内に投入、すなわちベットするためのものである。
なお、ベットスイッチ31として、1個のスイッチを例示したが、複数個設けてもよい。
なお、「遊技媒体」として、「メダル」を例示したが、これに限定されず、例えばパチンコ球等でもよい。
演出スイッチ32は、図1において、ベットスイッチ31の右隣に位置し、演出に用いられるスイッチである。演出スイッチ32は、常時は消灯し、操作が無効であることを表示し、遊技の進行に伴って所定のタイミングで点灯することで、操作が可能であることを表示し、操作が可能な状態において操作されることで、各種の予告演出が報知される。
メダル投入口33は、図1において、操作部30の向かって右側に位置し、遊技媒体の一例であるメダルを機内に投入するためのものである。メダル投入口33の内部には、メダルセンサー37(図3参照)が配置され、正規なメダルを電子的に検出している。
スタートスイッチ34は、遊技者の操作により前記複数の回転リール52の回転を開始させるためのものである。
具体的には、スタートスイッチ34は、図1において、操作部30の下段の向かって左側に位置し、遊技者の操作により3個の回転リール53の回転を開始させるためのものである。
スタートスイッチ34は、レバー状に形成され、メダルの投入又は後述するベットスイッチ31の操作を条件に、回転リール53の回転を開始させるためのものである。すなわち、このスタートスイッチ34は、遊技者の操作により回転リール53の図柄54の変動表示を開始させるためのものである。
ストップスイッチ35は、複数、例えば3個の回転リール52の各々に対応して設けられ、遊技者の操作により回転中の3個の回転リール52を個別に停止可能なものである。
具体的には、ストップスイッチ35は、図1において、操作部30の下段の中央に位置し、複数、例えば3個、左ストップスイッチ35a、中ストップスイッチ35b、右ストップスイッチ35cから構成される。
3個の各ストップスイッチ35は、押しボタン状に形成され、3個の回転リール53の各々に対応して設けられ、スタートスイッチ34の操作により回転中の3個の回転リール53を個別に停止可能なものである。
左ストップスイッチ35aは、左リール53aに、中ストップスイッチ35bは中リール53bに、右ストップスイッチ35cは右リール53cにそれぞれ対応している。
精算スイッチ36は、図1において、操作部30の下段の向かって右側に位置し、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すためのものである。
つぎに、図1を用いて、下パネル部40に配置された下パネル本体41、下部スピーカ42、メダル払出口43及びメダル受け皿44について説明する。
まず、下パネル本体41は、図1において、下パネル部40の中央に位置し、絵柄や文字等が表示され、図示しないが、照明により点灯するように構成されている。
下部スピーカ42は、図1において、下パネル本体41の下側の左右一対に配置され、上部スピーカ24とともに、各種の効果音を出力するものである。
メダル払出口43は、図1において、下パネル本体41の下側中央に位置し、内部に配置され、ホッパーユニット80(図3参照)から払い出されたメダルが通過する開口である。
ホッパーユニット80は、遊技媒体の一例であるメダルを払い出すものであり、「遊技媒体払出装置」ともいう。
メダル受け皿44は、図1において、メダル払出口43の下側に配置され、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するためのものである。
つぎに、図1を用いて、中間パネル部50に配置されたナビゲーション表示装置60について説明する。
ナビゲーション表示装置60は、図1において、回転リール53の下側に位置し、いわゆる「押し順」の報知に用いられる。
ナビゲーション表示装置60は、リール左下ランプ61、リール中下ランプ62、リール右下ランプ63の計3個のランプから構成され、各ランプ61は、回転リール53とストップスイッチ35との間に位置するとともに、対応して設けられている。
演出装置80は、図1及び図3に示すように、後述するメイン制御手段200による遊技状態に応じて演出を実行可能なものである。
ここで、「演出装置80」としては、例えば「スピーカ24,42」が相当する。「演出装置80」としては、「スピーカ24,42」を例示したが、これに限定されず、例えば「ナビゲーション表示装置60」、「ランプ21〜23」でもよいし、図示しないが液晶表示装置などでもよい。
図柄54について、図2を用いて説明する。
図柄54は、リール枠56の周囲に、所定の間隔で複数、例えば21個表示されている。
なお、図柄54の個数として、21個を例示したが、これに限定されず、例えば20個でもよい。
ここで、「キャラ」は、「キャラクタ」の略語である。
ここで、「リプ」は、「リプレイ」の略語であり、「再遊技」ともいう。
なお、図2の図柄番号(コマ番号)は、回転リール53の外周表面に物理的に付されているものではなく、仮想的な番号であって、各図柄54の停止を制御するためのプログラムである。
つぎに、図3を用いて、遊技制御手段100について説明する。
遊技制御手段100は、図示しないが、遊技機10の内部に位置し、複数種類、例えばメイン制御基板とサブ制御基板から構成されている。
各制御基板は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/Oポート等を備えたマイクロコンピュータにより構成される。CPUは、タイマ割込などの割込機能を持ち、ROMに記憶されたプログラムを実行して、種々の処理を行う。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種テーブル等の固定的なデータを記憶し、RAMは、CPUがプログラムを実行する際の一時的な記憶領域、例えば遊技機10の状態を記憶するための記憶領域や、役抽選の抽選結果を記憶するための記憶領域として使用される。
メイン制御基板とサブ制御基板との通信は、メイン制御基板からサブ制御基板への一方向の通信に限定される。サブ制御基板からメイン制御基板への逆方向の通信は禁止され、逆方向の通信による不正行為を防止している。
メイン制御手段200は、図3に示すように、リールユニット50、スタートスイッチ34、複数のストップスイッチ35にそれぞれ接続され、遊技の進行を制御するものである。
また、メイン制御手段200による遊技状態には、図4を用いて後述する「通常区間」(例えば役物の未作動時)と、通常区間より移行し、入賞に係る条件装置(例えばフラグ)の作動確率が増加する「有利区間」(例えば役物の作動時)と、を有する。
ここで、「有利区間」として、役物の作動時、例えば「BB」が相当するが、これに限定されず、「ART」を含めてもよい。
メイン制御手段200の出力段には、サブ制御手段300のほか、リールユニット52及びホッパーユニット80等がそれぞれ接続されている。
なお、次の(1)〜(10)については後述する。
(1)設定値設定手段210
(2)役抽選手段220
(3)リール制御手段230
(4)遊技結果判定手段240
(5)払出制御手段250
(6)通常区間制御手段260
(7)有利区間制御手段270
(8)リミッタ手段280
(9)示唆抽選手段285
(10)送信制御手段290
なお、メイン制御手段200の手段は、上記した(1)〜(10)に限定されない。
サブ制御手段300は、図3に示すように、メイン制御手段200及び演出装置80に接続され、メイン制御手段200による遊技の進行に連動して演出装置80を制御するものであり、「演出制御手段」ともいう。
また、サブ制御手段300(演出制御手段)は、メイン制御手段200の示唆抽選手段285による抽選結果に応じ、設定値設定手段210により設定された設定値を、演出装置80を用いて遊技者に示唆する。
ここで、「示唆抽選手段285による抽選結果に応じ、」としては、例えば図15に示す「設定示唆抽選テーブル」を用いて、設定示唆抽選を実行している。
ここで、「演出装置80」としては、図1に示すように、「スピーカ24,42」が相当する。
また、「停止音」として、「左停止音」、すなわち図1に示す「左リール52a」の停止音を例示したが、これに限定されず、例えば「中リール52b」や、「右リール52c」でよいし、或いは3個の「回転リール52」のいずれか2個若しくは全てでもよい。
サブ制御手段300の出力段には、図1を用いて説明したナビゲーション表示装置60、各種のランプ群21〜23及びスピーカ群24,42等がそれぞれ接続されている。
なお、次の(1)〜(4)については後述する。
(1)受信制御手段310
(2)通常区間演出制御手段320
(3)有利区間演出制御手段330
(4)演出実行手段340
なお、サブ制御手段300の手段は、上記した(1)〜(4)に限定されない。
つぎに、図3を用いて、メイン制御手段200を構成する設定値設定手段210、役抽選手段220、リール制御手段230、遊技結果判定手段240、払出制御手段250、通常区間制御手段260、有利区間制御手段270、リミッタ手段280、示唆抽選手段285及び送信制御手段290について説明する。
まず、設定値設定手段210は、遊技者の有利度合いに応じて段階的に設けられた複数段階の設定値、図15に示すように、例えば6段階の設定1、設定2、設定5、設定6の4種類の設定のうちから、一つの設定値を設定可能なものである。
なお、「複数段階の設定値」として、6段階を例示したが、これに限定されず、2〜5段階、或いは7段階以上でもよい。
役抽選手段220は、当選役を決定する役抽選を実行するものである。
すなわち、役抽選手段220は、スタートスイッチ34の操作を契機に、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行うためのものである。
役抽選手段220は、役に当選したか否かを決定するための抽選テーブルを、複数備えており、メイン制御手段200のROM上に記憶されている。役抽選手段220は、予め定めた抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。
役抽選の当選確率は、複数段階、本実施の形態では、6段階(設定1〜設定6)に設定されており、設定1が最も低く、設定6が最も高くなるように設定されている。
リール制御手段230は、リールユニット52のステッピングモータ等の駆動源(図示せず)の駆動を制御することで、各回転リール53の駆動・停止制御を行うものである。
リール制御手段230は、役抽選手段220の抽選結果と、各ストップスイッチ35が操作されたときの対応する回転リール53の回転位置とに基づいて、各回転リール53の回転を停止させる。
遊技結果判定手段240は、全ての回転リール53が停止した際に、図1に示す有効ライン55上の図柄54の組合せに基づいて入賞等の判定をするためのものである。
払出制御手段250は、ホッパーユニット80のステッピングモータ等の駆動源(図示せず)の駆動を制御することで、遊技結果判定手段240の判定結果に基づいて、メダル払い出し等の所定の処理を行うためのものである。払出制御手段250は、遊技結果判定手段240の判定の結果、小役が入賞していると判定されると、当該小役に対応する所定枚数のメダルの払い出しを行う。
通常区間制御手段260は、図4に示す「通常区間」の進行を制御するものである。
ここで、「通常区間」は、図4を用いて後述する「有利区間」を除く遊技区間を意味する。
ここで、「SB」は、「シングル・ボーナス」の略語である。
有利区間制御手段270は、図4に示す「有利区間」の進行を制御するものである。
ここで、「有利区間」は、「通常区間」より遊技者にとって有利な遊技区間をいい、具体的には「通常区間」より移行し、入賞に係る条件装置(フラグ)の作動確率が増加し、例えば「役物遊技」(BB1〜5)が含まれる。
なお、「有利区間」には、「ART」を含む概念である。
ここで、「ART」は、図4に示す「通常区間」に含まれる「RT1」及び「RT2」のように、リプレイ確率の高い「RT」の状態において、同時に「AT」が作動した状態をいう。また、リプレイ確率の低い状態を、「非RT」といい、図4に示す「通常区間」が相当する。
ここで、「AT」は、「アシスト・タイム」の略語である。「AT」は、図1及び図3に示すナビゲーション表示装置60の作動状態をいい、遊技者に対し、ストップスイッチ35の「押し順」が報知可能な状態である。
リミッタ手段280は、予め設定されたリミット条件が達成された場合に、遊技価値を増加可能な遊技区間を終了させるものである。
ここで、「予め設定されたリミット条件」としては、図4を用いて後述する「通常区間」(例えば役物の未作動時)から「有利区間」(例えば役物の作動時)に移行後のゲーム数が予め設定された所定のゲーム数、1500G経過したことを条件としている。
ここで、「遊技価値を増加可能な遊技区間」としては、図1及び図3に示すように、ナビゲーション表示装置60による、ストップスイッチ34の押し順のナビゲーション状態をいう。
なお、「遊技価値を増加可能な遊技区間」としては、押し順のナビゲーション状態を例示したが、これに限定されない。
示唆抽選手段285は、リミッタ手段280の作動後、予め設定された役に当選したことを「条件」とし、設定値設定手段210により設定された設定値を、遊技者に示唆するか否かを設定示唆抽選により決定するものである。
ここで、「リミッタ手段280の作動後、」としては、図4を用いて後述する「有利区間」(例えば役物の作動時)が相当する。
また、示唆抽選手段285は、「有利区間」において作動する。
なお、「リミッタ手段280の作動後、」として、「有利区間」を例示したが、これに限定されず、「通常区間」(例えば役物の未作動時)でもよい。
ここで、「予め設定された役」としては、図4を用いて後述する「BB」中の一般遊技状態(一般遊技)において、ボーナス状態(例えば「RB1」)への移行役(例えば「RB1」、図5参照)が相当する。
なお、「予め設定された役」として、移行役を例示したが、これに限定されない。
「複数のストップスイッチ35が予め設定された操作順番で操作されたこと」としては、「左ストップスイッチ35a」が第一番目に操作されない場合を例示したが、これに限定されず、第一番目に操作されたこと、第二番目に操作されたこと、最後に操作されたことを条件としてもよいし、或いはいわゆる「順押し」や「逆押し」といった停止操作パターンを条件としてもよい。
なお、「条件」として、第一〜第三の条件を例示したが、「第一の条件」を単独で充足した態様、「第一の条件」及び「第二の条件」の2個の条件を充足した態様、「第一の条件」、「第二の条件」及び「第二の条件」の3個の条件を充足した態様の3つの態様がある。
送信手段290は、サブ制御手段300へ信号(コマンドや情報)を送信するためのものである。
具体的には、送信制御手段290は、役抽選手段220により決定された当選役、遊技の開始・終了及びホッパーユニット70(遊技媒体払出装置)により払い出された遊技媒体の払出数量に関する遊技情報を、サブ制御手段300(演出制御手段)に送信する。
また、送信制御手段290は、設定値設定手段210により設定された設定値を遊技情報に含めてサブ制御手段300(演出制御手段)に送信する。
つぎに、図3を用いて、サブ制御手段300を構成する受信制御手段310、通常区間演出制御手段320、有利区間演出制御手段330について説明する。
まず、受信手段310は、送信手段290からの信号(コマンドや情報)を受信するものである。
通常区間演出制御手段320は、「通常区間」における各種の演出を制御するものである。
ここで、「各種の演出」としては、図1に示すように、ナビゲーション表示装置60、ランプ21〜23及びスピーカ24,42を用いた演出である。
有利区間演出制御手段330は、「有利区間」における各種の演出を制御するものである。
ここで、「各種の演出」としては、図1に示すように、ナビゲーション表示装置60、ランプ群21〜23及びスピーカ群24,42を用いた演出である。
有利区間演出制御手段330は、図3に示すように、次の手段を備える。
なお、次の(1)については後述する。
(1)ナビゲーション制御手段331
なお、有利区間演出制御手段330の手段は、上記した(1)に限定されない。
ナビゲーション制御手段331は、メイン制御手段200の役抽選手段220の役抽選の結果にもとづいて、各種のナビゲーション(以下、「ナビ」ともいう。)を実行するものである。ナビは、図1に示すように、主としてナビゲーション表示装置60を用いて実行される。
ここで、「各種のナビゲーション」としては、次のナビを実行している。
演出実行手段340は、送信制御手段290から送信された遊技情報にもとづいて、演出装置80を用いて遊技者に演出を実行するものである。
演出実行手段340は、図3に示すように、次の手段を備える。
なお、次の(1)〜(4)については後述する。
(1)ゲーム数カウント手段350
(2)払出数量カウント手段360
(3)演出頻度調整テーブル370
(4)演出頻度調整手段380
なお、演出実行手段340の手段は、上記した(1)〜(4)に限定されない。
ゲーム数カウント手段350は、予め設定されたゲーム数より構成される所定ゲーム区間内におけるゲーム数をカウントするものである。
ここで、「所定ゲーム区間」としては、「50G」を例示するが、これに限定されない。
払出数量カウント手段360は、所定ゲーム区間内における払出数量をカウントするものである。
演出頻度調整テーブル370は、図15を用いて後述するが、ゲーム数カウント手段350によりカウントされるゲーム数と、払出数量カウント手段360によりカウントされた払出数量に基づいて決定される基準値とが関連付けて記憶されたものである。
「差枚数」は、遊技機10内に投入された遊技媒体の投入数量と、ホッパーユニット70(遊技媒体払出装置)により払い出された払出数量との差である。
さらに、設定値に基づいて変化する基準値は、図16を用いて後述するように、所定ゲーム区間内において、予め設定された所定ゲーム数に限られている。
ここで、「所定ゲーム数」としては、例えば図16に示す「22〜24」G、或いは「42〜47」Gが相当する。
また、演出頻度調整テーブル370は、図17を用いて後述するように、役抽選手段220により決定された当選役に応じて、設定値を示唆するか否かの確率を変化させている。
ここで、「複数個」としては、「22〜24」Gの3連続、或いは42G〜47Gの6連続を例示したが、これに限定されず、非連続に設けてもよい。
ここで、「複数段階の設定値の段階を示唆する場合」としては、例えば図16に示すように、22G、或いは42G〜44Gが相当し、「設定5」又は「設定6」であることを示唆している。
ここで、「複数段階の設定値の高低を示唆する場合」としては、例えば図16に示すように、23G、24G、或いは45G〜47Gが相当し、「設定6」であることを示唆している。
(1)第1テーブル371
第1テーブル371は、図17に示すように、演出頻度調整手段380による判定結果により、実数値が基準値に達していると判定されている場合に用いられ、設定値を示唆する頻度が設定されたものである。
ここで、「実数値が基準値に達している」とは、実数値が例えば基準値「未満」の場合が相当する。
第2テーブル372は、図17に示すように、演出頻度調整手段380による判定結果により、実数値が基準値に達していないと判定されている場合に用いられ、第1テーブル371と比較し、設定値を示唆する頻度が低く設定されたものである。
ここで、「実数値が基準値に達していない」とは、実数値が例えば基準値「以上」の場合が相当する。
演出頻度調整手段380は、演出頻度調整テーブル370を用いて、ゲーム数カウント手段350によりカウントされるゲーム数に対応する基準値を読み出し、読み出した基準値に、払出数量カウント手段360によりカウントされた払出数量に基づいて決定される実数値が達しているか否かを判断し、その判断結果により演出装置80を用いて設定示唆に関わる演出頻度を調整する。
つぎに、図4を用いて「遊技状態」について説明する。
「遊技状態」は、遊技の進行については、図3に示すメイン制御手段200により制御されている。
「遊技状態」は、大別すると、次の状態を含んでいる。
つぎの(1)及び(2)については後述する。
(1)通常区間(2)有利区間
なお、「遊技状態」は、上記した(1)及び(2)に限定されない。
「通常区間」においては、図4に示すように、「通常遊技」が実行され、「非RT」の状態にあり、後述する「有利区間」を除く遊技区間をいう。
ここで、「非RT」は、図示しないが、通常遊技用の抽選テーブルによって役抽選が行われる遊技状態であり、「RT」は「リプレイ・タイム」の略語である。
「通常区間」は、図3に示すメイン制御手段200の通常区間制御手段260により制御される。なお、演出については、サブ制御手段300の通常区間演出制御手段320により制御される。
なお、次の(1)及び(2)については後述する。
(1)普通遊技
(2)SB
なお、「通常区間」の遊技状態は、上記した(1)及び(2)に限定されない。
「普通遊技」においては、一般的には遊技全体における滞在ゲーム数が最も多くなる遊技状態であり、遊技者にとっては不利な状態でもあり、設定変更後に移行するデフォルト状態である。なお、図示しないが、「設定変更」の実行後、或いは「設定変更」が実行されない場合には、電源投入後に進む。
「普通遊技」においては、図5及び図6に示す役名「リプ」(リプレイ)、「ベル」、「チェリー」、「スイカ」等の一般役に加え、「BB1〜5」及び「SB」のボーナス役の役抽選が実行される。なお、役抽選は、図3に示すメイン制御手段200の役抽選手段220により実行される。
「設定変更」は、図3に示すメイン制御手段200の設定値設定手段210により実行し、設定変更後、後述する「通常区間」の「通常遊技」に進む。
なお、「設定変更」は、図示しないが「設定変更キー」を用いて、設定変更モードに移行させた上で、操作を行うものであり、設定変更モードの操作終了と共にメイン制御手段200およびサブ制御手段300の「RAM」に一時的に記憶されていたデータが削除され、デフォルト状態で遊技可能な状態に移行するものであり、電源のオン操作(ON操作)のみの場合は、電源オフ前(電源OFF)の遊技状態がそのまま引き継がれた遊技状態で遊技可能な状態となる。
設定変更は、複数段階の設定値、図15に示すように、例えば6段階の設定1、設定2、設定5、設定6の4種類の設定のうちから、一つの設定値を設定する。
「SB」は、ボーナスゲームの一つであり、いわゆる「JACゲーム」が1回だけ可能である。また、フラグは、次ゲームに持ち越されず、そのままフラグが消滅する。
「SB」は、「シングル・ボーナス」の略語であり、「SB」と略すこともある。
「SB」は、「SB」図柄の入賞により移行し、1回の遊技を消化すると、「通常遊技」に進む。
「SB」図柄は、図5を用いて後述するように、図1に示す有効ライン55上に、「白7A/ベル/スイカB」の図柄54の組み合わせが揃った場合である。
「有利区間」は、図4に示すように、「通常区間」より遊技者にとって有利な遊技区間をいい、具体的には「通常区間」より移行し、入賞に係る条件装置の作動確率が増加する区間をいう。
「有利区間」は、図3に示すメイン制御手段200の有利区間制御手段270により制御される。なお、演出については、サブ制御手段300の有利区間演出制御手段330により制御される。
なお、次の(1)及び(2)については後述する。
(1)役物遊技(BB1〜BB5)
(2)ART(RT1、RT2)
なお、「有利区間」の遊技状態は、上記した(1)及び(2)に限定されない。
役物遊技は、役物の作動状態にあり、図4に示すように、「RT3」の状態にある。「RT3」は、リプレイ確率が「0」に設定されている。
「役物遊技」には、次の遊技状態を含む。
なお、次の(1)〜(3)については後述する。
(1)BB1〜3
(2)BB4
(3)BB5
なお、「役物遊技」の遊技状態は、上記した(1)〜(3)に限定されない。
「ART」は、リプレイ確率の高い「RT」(RT1、RT2)の状態において、同時に「AT」が作動した状態をいう。
「ART」には、次の遊技状態を含む。
なお、次の(1)及び(2)については後述する。
(1)RT1
(2)RT2
なお、「ART」の遊技状態は、上記した(1)及び(2)に限定されない。
「BB1〜3」は、最も払い出し枚数の多い遊技である、図4に示すように、「SBB」、すなわち「スーパー・ビッグ・ボーナス」に該当する。
「BB1〜3」は、「通常区間」において、図5を用いて後述する役名「BB1〜3」に当選し、当該役に対応する図柄54の入賞、すなわち、当該図柄54を有効ライン55上に揃えることで移行する。
役名「BB1」に対応する図柄54は、図5を用いて後述するように、「白7A/白7A/白7A」の図柄54の組み合わせである。
役名「BB1」と役名「BB2」とは、図柄表示窓51内に「白7」がダブルライン状に停止している点では共通するが、左右のリールの「白7」の停止位置が異なっている。
役名「BB3」に対応する図柄54は、図5を用いて後述するように、「キャラ/キャラ/キャラ」の図柄54の組み合わせである。
「BB1〜3」は、「442枚」を超える払い出しにより終了し、「ART」の「RT1」に移行する。
なお、次の(1)及び(2)については後述する。
(1)一般遊技(一般遊技状態)
(2)RB1(ボーナス状態)
なお、「BB1〜3」の遊技状態は、上記した(1)及び(2)に限定されない。
「一般遊技」は、「一般遊技状態」であり、「BB1〜3」に移行後、に進む。
「RB1」は、「一般遊技」において「移行図柄」の当選、入賞を条件に移行する。
「移行図柄」は、図5を用いて後述する役名「R11」及び「R12」が相当する。
(1)「リプA・リプB/ベル/ベル」(R11)
(2)「BAR/ベル/ベル」(R12)
これに対し、「リプA/ベル/ベル」(R11)に当選した場合には、第一の条件(予め設定された役の当選)を充足しない。
「RB1」の終了条件は、次の通りである。
(1)7回の遊技
(2)7回の入賞
なお、「RB1」は、「BB1〜3」の終了条件が達成された場合、すなわち「442枚」を超える払い出しにより終了し、「ART」の「RT1」に移行する。
「BB4」は、「BB1〜3」より払い出し枚数の少ない遊技であり、ボーナス遊技自体「BB1〜BB3」のように「一般遊技」と「RB1」で構成されてはおらず、後述する「BB5」と同様に遊技内容は「レギュラー・ボーナス(RB)」の遊技と同様であり、所定の払い出し枚数に到達するまで「JACゲーム」が実行可能である。「BB4」は、先に説明した「BB1〜3」の「SBB」(スーパー・ビッグ・ボーナス)に対し、「NBB」、すなわち「ノーマル・ビッグ・ボーナス」とも呼ばれている。
役名「BB4」に対応する図柄54は、図5を用いて後述するように、図1に示す有効ライン55上に、「白7B/白7A/白7A」の図柄54の組み合わせが揃った場合であり、図柄表示窓51内に「白7」がシングルライン状に停止している点で「BB1〜BB2」とは相違している。
「BB4」は、所定枚数のメダルの払い出しにより終了する。ここで、「所定枚数」としては、例えば「312枚」を超える払い出しであり、当該枚数に到達すると終了し、「ART」の「RT2」に移行する。「所定の枚数」として、「312枚」を例示したが、これに限定されない。
「BB5」は、図4に示すように、「RB」、すなわち「レギュラー・ボーナス」として機能し、所定の払い出し枚数に到達するまで「JACゲーム」が実行可能である。
「BB5」は、「通常区間」において、図5を用いて後述する役名「BB5」に当選し、当該役に対応する図柄54を揃えることで移行する。
「BB5」は、所定枚数のメダルの払い出しにより終了する。ここで、「所定の枚数」としては、例えば「117枚」を超える払い出しであり、当該枚数に到達すると終了し、「ART」の「RT2」に移行する。なお、「所定の枚数」として、「117枚」を例示したが、これに限定されない。
「RT1」は、「通常遊技」に用いられる抽選テーブル内におけるリプレイ当選確率と比較して、リプレイ当選確率の高い抽選テーブルで抽選が行われる遊技状態である。
「RT1」は、「BB1〜3」の終了条件の達成後、進む。
また、「RT1」において、同時に「AT」が作動した状態を「ART」という。
「RT1」は、終了条件の達成により終了し、「有利区間」から「通常区間」、すなわち「通常遊技」の「普通遊技」に進む。
(1)所定回数の遊技を消化した場合
所定回数、すなわち「RT1」の遊技状態として遊技可能な最大遊技数である、例えば「30G」を消化した場合である。
「RT1」中、(1)の終了条件が達成される迄の間に、「RT2移行図柄」、すなわち図5を用いて後述する「リプ4」(リプA・リプB/リプA・リプB/リプA・リプB)を入賞させると、後述する「RT2」に移行する。
「RT2」は、「RT1」と同様で、「通常遊技」に用いられる抽選テーブル内におけるリプレイ当選確率と比較して、リプレイ当選確率の高い抽選テーブルで抽選が行われる遊技状態である。
また、「RT2」において、同時に「AT」が作動した状態を「ART」という。
(1)「RT1」からの移行
「RT2」には、「RT1」において、「RT2移行図柄」に入賞した場合に移行する。
「RT2移行図柄」には、リプレイ役の一つであり、図5に示す「リプ4」が相当し、「リプA・リプB/リプA・リプB/リプA・リプB」の図柄54の組み合わせである。
(2)「BB4、5」からの移行
「RT2」には、「BB4、5」において、終了条件の達成後、移行する。
「RT2」の終了条件は、次の通りである。
(1)役名「BE3」、「BE4」の表示
(2)「BB1〜BB5」の当選
図5及び図6を用いて、各種の役に対応する図柄54の組み合わせの一例について説明する。
各種の役としては、次の通りである。
なお、次の(1)〜(9)については後述する。
(1)BB1〜5
(2)R11、R12
(3)SB
(4)リプ1〜6
(5)ベル1〜5
(6)補助1〜3
(7)チェリー1〜4
(8)スイカ1〜3
(9)JAC1〜3
なお、各種の役は、上記した(1)〜(9)に限定されない。
役名「BB1〜5」に入賞すると、図4に示すように、「通常遊技」から「有利区間」の対応する「BB1〜BB5」の遊技状態に移行する。
役名「BB1」に対応する図柄54は、図5に示すように、図1に示す有効ライン55上に、左リール53aにおいて図2に示す「白7A」、中リール53bにおいて「白7A」、右リール53cにおいて「白7A」の図柄54の組み合わせが停止表示された場合である。役名「BB1」に入賞すると、「BB1」の遊技状態に移行する。
役名「BB3」に対応する図柄54は、「キャラ/キャラ/キャラ」の図柄54の組み合わせである。役名「BB3」に入賞すると、「BB3」の遊技状態に移行する。
役名「R11」、「R12」に入賞すると、「BB1〜5」の「一般遊技」から「RB1」に移行する。役名「R11」と、「R12」とは、「R12」が示唆抽選手段285の示唆抽選の契機となる「第三の条件」を構成する点で相違する。
役名「R11」に対応する図柄54は、図5に示すように、「リプA/ベル/ベル」の図柄54の組み合わせである。
役名「R12」に対応する図柄54は、「BAR/ベル/ベル」の図柄54の組み合わせである。
「SB」に対応する図柄54は、「白7A/ベル/スイカB」の図柄54の組み合わせである。
役名「リプ1〜6」に入賞すると、「再遊技」(リプレイ)となり、メダルの払い出しはないものの、次回の遊技において遊技者所有のメダルを使用することなく、賭け数が自動的に設定され、遊技を行うことができる。
役名「リプ1」に対応する図柄54は、図5に示すように、「ベル/リプA・リプB/ベル」の図柄54の組み合わせである。
役名「リプ2」に対応する図柄54は、「ベル/白7A・キャラ・チェリー/白7A・BAR・スイカA・チェリー」の図柄54の組み合わせである。
役名「リプ4」に対応する図柄54は、「リプA・リプB/リプA・リプB/リプA・リプB」の図柄54の組み合わせである。「リプA・リプB/リプA・リプB/リプA・リプB」の図柄54の組み合わせは、「RT2移行図柄」でもあり、当該図柄54の組み合わせが「RT1」において停止表示され、入賞すると、「RT1」から「RT2」に移行する。
役名「リプ6」に対応する図柄54は、「白7A/リプA・リプB/リプA・リプB」の図柄54の組み合わせである。
役名「ベル1〜5」に入賞すると、図5に示すように、所定枚数、例えば13枚又は3枚のメダルの払い出しが実行される。
役名「ベル1」に対応する図柄54は、「白7B・キャラ・BAR・スイカA/ベル/リプA・リプB」の図柄54の組み合わせである。
役名「ベル2」に対応する図柄54は、「リプA・リプB/ベル/リプA・リプB」の図柄54の組み合わせである。
役名「ベル4」に対応する図柄54は、「スイカA/リプA・リプB/リプA・リプB」の図柄54の組み合わせである。
役名「ベル5」に対応する図柄54は、「リプA・リプB/BAR・チェリー/スイカA・スイカB」の図柄54の組み合わせである。
役名「補助1〜3」に入賞すると、図6に示すように、所定枚数、例えば1枚のメダルの払い出しが実行される。
役名「補助1」に対応する図柄54は、「白7B・スイカB・チェリー/ベル/ベル」の図柄54の組み合わせである。
役名「補助3」に対応する図柄54は、「スイカA・スイカB/BAR/スイカB」の図柄54の組み合わせである。
役名「チェリー」に入賞すると、図6に示すように、所定枚数、例えば4枚又は2枚のメダルの払い出しが実行される。
役名「チェリー1」に対応する図柄54は、「キャラ/チェリー/スイカB」の図柄54の組み合わせである。
役名「チェリー3」に対応する図柄54は、「キャラ/チェリー/ベル・リプA・リプB」の図柄54の組み合わせである。
役名「チェリー4」に対応する図柄54は、「キャラ/白7A・スイカA・リプA/ベル」の図柄54の組み合わせである。
役名「スイカ1〜3」に入賞すると、図6に示すように、所定枚数、例えば10枚のメダルの払い出しが実行される。
役名「スイカ1」に対応する図柄54は、「スイカA・スイカB/スイカA・スイカB/スイカA・スイカB」の図柄54の組み合わせである。
役名「スイカ2」に対応する図柄54は、「リプA/スイカA・スイカB/白7B・キャラ・リプA・チェリー」の図柄54の組み合わせである。
役名「スイカ3」に対応する図柄54は、「BAR/スイカA・スイカB/ベル」の図柄54の組み合わせである。
役名「JAC1〜3」は、「RB1」中において入賞し、図6に示すように、所定枚数、例えば10枚のメダルの払い出しが実行される。
役名「JAC1」に対応する図柄54は、「白7B/白7A/リプA・リプB・スイカA」の図柄54の組み合わせである。
役名「JAC2」に対応する図柄54は、「リプB/白7A/リプA・リプB・スイカA・スイカB」の図柄54の組み合わせである。
役名「JAC3」に対応する図柄54は、「白7A/白7A・チェリー・スイカA/白7B・リプA・リプB」の図柄54の組み合わせである。
図7を用い、遊技の流れについてフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS10に進み、「遊技開始処理」を実行する。「遊技開始処理」は、図3に示す遊技制御手段100のメイン制御手段200により実行される。なお、「遊技開始処理」については、図9を用いて後述する。
「有利区間チェック処理」後、ステップS13から次のステップS14に進む。ステップS14は、「RT移行処理」に関わり、図4に示す「RT1〜RT3」間の移行が実行される。「RT移行処理」については、図3に示すメイン制御手段200の通常区間制御手段260又は有利区間制御手段270により実行される。なお、「RT1〜RT3」間の移行が必要の無い場合には、次のステップS15に進む。
図8を用いて、図9以降のフローチャートに用いるパラメータについて説明する。
「パラメータ」は、大別すると、次の種類がある。
(1)有利区間状態フラグ
「有利区間状態フラグ」は、図4に示す「通常区間」と「有利区間」との別を表す指標である。有利区間状態フラグは、初期値が「0」であり、範囲が「0〜2」である。
「0」は「通常区間」、「1」は「待機区間」、「2」は「有利区間」をそれぞれ意味する。「待機区間」は、「通常区間」において、役名「BB1〜BB5」に当選し、当該役に入賞する迄の区間を意味する。
「リミットカウンタ」は、図4に示す「有利区間」のゲーム数(以下、「G数」ともいう。)を意味する。リミットカウンタは、初期値が「0」であり、範囲が「0〜1500」である。リミットカウンタは、図3に示すメイン制御手段200のリミッタ手段280に設けられている。
「有利区間状態フラグ」は、図4に示す「BB1〜BB5」の別を表す指標である。有利区間状態フラグは、初期値が「0」であり、範囲が「0〜3」である。
「0」は「BB1〜BB5」以外であり、「1」は「BB1」、「BB2」又、「BB2」であり、「2」は「BB5」であり、「3」は「BB4」(設定差なし)をそれぞれ意味する。
「RB中ナビ状態フラグ」は、「ナビ」の有無を意味する。RB中ナビ状態フラグは、初期値が「0」であり、範囲が「0〜1」である。
「0」は図4に示す「RB」中、「ナビなし」であり、「1」は「RB」中、「ナビあり」をそれぞれ意味する。
「有利区間残遊技数カウンタ」は、図4に示す「ART」の残遊技数を意味する。有利区間残遊技数カウンタは、初期値が「0」であり、範囲が「0〜65535」である。有利区間残遊技数カウンタは、図3に示すメイン制御手段200の有利区間制御手段270に設けられている。
図9を用い、図7に示す「遊技開始処理」S10について説明する。
まず、ステップS20に進み、「各作動処理」を実行する。「各作動処理」は、図3に示すメイン制御手段200の有利区間制御手段270により実行される。なお、「各作動処理」の詳細については省略する。
判定の結果、「RB1図柄作動」でない場合には、ステップS21から次のステップS22に進む。ステップS22においては、「有利区間状態フラグ=1」が判定される。「有利区間状態フラグ=1」の場合には、図8に示すように、「待機区間」にある。判定は、メイン制御手段200により実行される。
判定の結果、「有利区間状態フラグ=2」でない場合、すなわち「有利区間状態フラグ=0」の場合には、図8に示すように、「通常区間」、或いは「有利区間状態フラグ=1」の場合には、「待機区間」にあり、当該フローチャートを終了する。
「RB中ナビ状態フラグ」の処理後、当該フローチャートを終了する。
これに対し、ステップS24において、「R12図柄表示」でない場合には、当該フローチャートを終了する。
これに対し、ステップS26において、「BB1〜5フラグ間」でない場合、分岐し、ステップS27に進む。ステップS27においては、「有利区間状態フラグ」に、「2」、すなわち「有利区間」にセットされる。「有利区間状態フラグ」のセットは、メイン制御手段200により実行される。
ステップS27において、「有利区間状態フラグ」のセット後、当該フローチャートを終了する。
図10を用いて、図7に示す「有利区間チェック処理」S13について説明する。
まず、ステップS30に進み、「有利区間状態フラグ=2」が判定される。「有利区間状態フラグ=2」の場合には、図8に示すように、「有利区間」にある。判定は、メイン制御手段200により実行される。
判定の結果、「BB1〜5 作動図柄表示」でない場合には、ステップS33から次のステップS34に進む。ステップS34においては、「BB1〜5 作動中」が判定される。判定は、有利区間制御手段270により実行される。
判定の結果、「BB1〜5 作動中」でない場合には、ステップS34から、図11を用いて後述するステップS40に進む。
処理後、ステップS35から次のステップS36に進む。ステップS36においては、「リミットカウンタ=1500」、すなわち「リミットカウンタ」が「1500G」に到達したかが判定される。判定は、有利区間制御手段270により実行される。
判定の結果、「リミットカウンタ=1500」の場合には、ステップS36から、図12を用いて後述するステップS50に進む。
つづいて、ステップS31について説明すると、判定の結果、「BB1〜5 当該遊技当選」の場合には、図12を用いて後述するステップS50に進む。
一方、先に説明したステップS32〜S34において、判定の結果、「YES」の場合には、当該フローチャートを全て終了する。
図11を用いて、図10に続くフローチャートについて説明する。
まず、ステップS40に進み、「有利区間残遊技数カウンタ=0」が判定される。判定は、有利区間制御手段270により実行される。
判定の結果、「有利区間残遊技数カウンタ=0」の場合には、ステップS40から次のステップS41に進む。ステップS41において、「BB1〜5 当該遊技当選」が判定される。判定は、有利区間制御手段270により実行される。
判定の結果、「SB作動中」の場合には、ステップS43から、図10に進み、当該フローチャートを終了する。
処理の実行後、ステップS44から次のステップS45に進み、「有利区間残遊技数カウンタ 減算済み設定」を実行する。処理は、有利区間制御手段270により実行される。
処理の実行後、ステップS45から、先に説明したステップS41に進む。
つづいて、ステップS41について説明すると、判定の結果、「BB1〜5 当該遊技当選」の場合には、図13を用いた後述するステップS60に進む。
また、先に説明したステップS43において、判定の結果、「SB作動中」でない場合には、分岐し、先に説明したステップS46に進み、「有利区間情報遷移」の処理後、図10に進み、当該フローチャートを終了する。
図12を用いて、図10に続く他のフローチャートについて説明する。
まず、先に図10を用いて説明したステップS36において、判定の結果、「リミットカウンタ=1500」である場合、すなわち「リミットカウンタ」が「1500G」に到達した場合には、図12に示すステップS50に進む。ステップS50においては、「有利区間関連RAM クリア」を実行する。「有利区間関連RAM」は、図3に示すメイン制御手段200を構成するメイン制御基板に搭載された「RAM」の一部から構成され、処理は有利区間制御手段270により実行される。
判定の結果、「BB1〜5 当該遊技当選」でない場合には、ステップS51から次のステップS52に進む。ステップS52において、「BB1〜5 内部中」が判定される。判定は、有利区間制御手段270により実行される。
判定の結果、「BB1〜5作動図柄表示」でない場合には、ステップS53から次のステップS54に進む。ステップS54において、「BB1〜5作動中」が判定される。判定は、有利区間制御手段270により実行される。
処理の実行後、ステップS55から、図10に進み、当該フローチャートを終了する。
一方、先に説明したステップS54〜S54において、「YES」の場合には、図10に全て進み、当該フローチャートを終了する。
図13を用いて、図12に続くフローチャートについて説明する。
まず、先に図11を用いて説明したステップS41において、判定の結果、「BB1〜5 当該遊技当選」でない場合には、図13に示すステップS60に進む。ステップS60においては、「RT1→RT2遷移」が判定される。判定は、有利区間制御手段270により実行される。
処理の実行後、図10に進み、当該フローチャートを終了する。
判定の結果、「有利区間残遊技数カウンタ 減算済み」でない場合には、ステップS62から、図10に進み、当該フローチャートを終了する。
判定の結果、「有利区間残遊技数カウンタ=0」でない場合には、ステップS63から、図10に進み、当該フローチャートを終了する。
これに対し、「有利区間残遊技数カウンタ=0」の場合には、ステップS63から、図12を用いて先に説明したステップS50進む。
図14を用いて、図7に示す「遊技終了処理」S15について説明する。
まず、ステップS70に進み、「ボーナス終了処理」が実行される。処理は、有利区間制御手段270により実行される。
処理の終了後、ステップS70から次のステップS71に進み、「有利区間状態フラグ=2」が判定される。「有利区間状態フラグ=2」の場合には、図8に示すように、「有利区間」にある。判定は、メイン制御手段200により実行される。
判定の結果、「BB4 終了」の場合には、ステップS72から次のステップS73に進む。ステップS73においては、「ART遊技数カウンタ 加算抽選」が実行される。「ART遊技数カウンタ 加算抽選」は、「ART処理フラグ」により抽選され、「1」の場合には「30」G加算され、「2」の場合には「70」G加算される。「ART遊技数カウンタ」は、有利区間制御手段270に設けられ、初期値は「0」Gとなっている。判定も有利区間制御手段270により実行される。
処理の実行後、ステップS74から次のステップS75に進み、「有利区間残遊技数カウンタ=0」が判定される。判定は、有利区間制御手段270により実行される。
判定の結果、「ウエイト時間あり」の場合には、ステップS76から次のステップS77に進む。ステップS77においては、「ボーナス終了時 有利区間移行ウエイト処理」が実行される。処理は、有利区間制御手段270により実行される。
処理の実行後、当該フローチャートを終了する。
処理の実行後、ステップS78から、先に説明したステップS74に進み、「ART処理フラグ クリア(0)」が実行される。
つづいて、ステップS76について説明すると、判定の結果、「ウエイト時間あり」でない場合、すなわち「ウエイト時間」が無い場合には、当該フローチャートを終了する。
図15を用いて、「設定示唆抽選テーブル」について説明する。
設定示唆抽選は、図3に示すメイン制御手段200の示唆抽選手段285により実行される。
(1)前提条件
「前提条件」は、図3に示すリミッタ手段280の作動後を条件とする。
ここで、「リミッタ手段280の作動後」としては、図4に示す「有利区間」(例えば役物の作動時)が相当する。
また、「有利区間」としては、役物の作動時、例えば「BB」が相当するが、これに限定されず、「ART」を含めてもよい。
また、「リミッタ手段280の作動後」は、図9〜図14を用いて説明したフローチャート上、図9に示すステップS36において判定され、判定の結果、「YES」の場合には前提条件を満足する。
「第一の条件」は、予め設定された役に当選したことを条件とする。
ここで、「予め設定された役」としては、例えば図4に示すように、「BB」中の一般遊技状態(一般遊技)において、ボーナス状態(「RB」中)への「移行役」(「RB1」、図5参照)が相当する。
なお、「予め設定された役」として、「移行役」を例示したが、これに限定されない。
「第二の条件」としては、複数のストップスイッチ35が予め設定された操作順番で操作されたことを条件とする。
ここで、「複数のストップスイッチ35が予め設定された操作順番で操作されたこと」としては、例えば図1に示す「左ストップスイッチ」35aが、3個のストップスイッチ35において、第一番目に操作されないことで、すなわち、第二番目に操作された場合や、最後に操作された場合が相当する。
「第三の条件」としては、予め設定された図柄54が停止表示されたことを条件とする。
ここで、「予め設定された図柄54」としては、図5に示すように、役名「R12」であり、「BAR/ベル/ベル」の図柄54の組み合わせが相当する。第三の条件としては、当該図柄54の組み合わせが、図1に示す有効ライン(55)上に、停止表示され、入賞した場合が相当する。
すなわち、同図において、「設定」が「発生」であり、「設定1、2、3」は「2048/65536」の当選確率が等しく設定されているのに対し、「設定6」の場合には「10240/65536」のように、当選確率が高く設定されている。
なお、第一〜第三の条件を全て満足していない場合には、「設定」が「非発生」であり、「設定1、2、3」は「63488/65536」の当選確率が等しく設定されているのに対し、「設定6」の場合には「55296/65536」のように、当選確率が低く設定されている。
演出装置80を用いた遊技者への示唆としては、回転リール52の回転後の停止音、例えば「左停止音」を変化させる。
ここで、「演出装置80」としては、図1及び図3に示すように、「スピーカ24,42」が相当する。
このため、遊技者は、「左停止音」を発生した場合には、「設定6」であることを予測可能である。「無音」の場合には、「設定6」でなく、「設定1、2、3」のいずれかであることを予測可能である。
また、「演出装置80」として「スピーカ24,42」を用いて「音」を発生させたが、これに限定されず、「演出装置80」として、例えば「ナビゲーション表示装置60」、「ランプ21〜23」でもよいし、或いは図示しないが液晶表示装置などを用いて、視覚的に示唆してもよい。
図16を用いて、図3に示す演出頻度調整テーブル370の一例について説明する。演出頻度調整テーブル370の基準値として、「払出枚数」を用いたものである。
「G数」は、予め設定されたゲーム数より構成される「所定ゲーム区間」内におけるゲーム数を意味し、図3に示すゲーム数カウント手段350によりカウントされたカウント値と照合される。具体的には、「G数」は、「1〜50」G迄が表示されている。
「払出枚数」は、設定値毎に設定され、「設定1」、「設定2」、「設定5」、「設定6」の4種類に分類されている。
「1」〜「50」G中、「22〜24」G及び「42〜47」Gを除く、「1〜21」G、「25〜41」G及び「48」〜「50」Gについては、「設定1」、「設定2」、「設定5」、「設定6」の4種類の各「払出枚数」が等しく設定されている。
例えば、「設定5」及び「設定6」の場合には、「22」Gにおいて、「払出枚数」の「実数値」が、「24」枚未満の場合には、条件を満足し、設定示唆に関わる予告音による演出が実行される可能性が高い。
ただし、「22」Gにおいて、「払出枚数」の「実数値」が、「24」枚を超えている場合にも、「予告音」が発生する可能性がある。このため、「予告音」が1回、発生しただけで、「設定5」又は「設定6」と判断するのは危険である。
例えば、「設定6」の場合には、「23」Gにおいて、「払出枚数」の「実数値」が、「25」枚未満の場合には、条件を満足し、設定示唆に関わる予告音による演出が実行される可能性が高い。同様に、「24」Gにおいて、「払出枚数」の「実数値」が、「26」枚未満の場合には、条件を満足し、設定示唆に関わる予告音による演出が実行される可能性が高い。
また、「23」Gの開始時に、「予告音」を聞いた場合には、「設定5」又は「設定6」である可能性が高いことを予想し、続いて、「24」Gの開始時に、「予告音」を聞いた場合には、「設定5」又は「設定6」のうち、「設定6」である可能性が高いことを予測できる。
遊技者は、次回のゲームにおいて、「予告音」を聞いた場合には、「設定5」又は「設定6」である可能性が高いことを予想できる。
遊技者は、次回のゲームにおいて、「予告音」を聞いた場合には、「設定6」である可能性が高いことを予想できる。
「10」〜「16」Gについては、全て「1」枚に設定されている。
「16」Gについては、全て「18」枚に設定されている。
「17〜41」Gの場合は、少なくとも「設定1」及び「設定2」について、「18」枚に「1」ずつ加算した数値(+1)、例えば「17」Gの場合、「19」枚(18+1)、「18」Gの場合、「20」枚(19+1)、「41」Gの場合、「42」枚(41+1)に設定されている。
残る「42〜50」Gの場合は、少なくとも「設定1」及び「設定2」について、「ゲーム数」と「払出枚数」に等しく設定されている。
図17を用いて、図3に示す第1テーブル371、第2テーブル372について説明する。
第1テーブル371、第2テーブル372は、図3に示すように、演出頻度調整テーブル370に含まれる。
第2テーブル372は、図17の下段に位置し、「払出枚数」の「実数値」が、図16において、「払出枚数」(基準値)以上の場合に用いられ、第1テーブル371と比較し、設定示唆に関わる予告音による演出が発生する頻度を低確率に設定されている。
第1テーブル371は、現在の遊技状態に加え、図3に示す役抽選手段220による役抽選の結果に対応し、18種類に分類されている。「出現率」は、説明用のものであり、第1テーブル371とは無関係なものである。
「予告音」の「無し」の場合の各出現率は、(a)「はずれ」の場合「1/1.5」、(b)「リプレイ」の場合「1/7.9」、(c)「共通ベル」の場合「1/421.1」、(d)「押し順ベル」の場合「1/10.3」、(e)「チェリー」の場合「1/130.3」、(f)「スイカ」の場合「1/256.0」、(g)「BB1」の場合「1/12194.4」、(h)「BB2」の場合「1/3251.8」、(i)「BB3」の場合「1/19511.0」、(j)「BB4」の場合「1/24388.8」、(k)「BB5」の場合「1/3052.1」、(l)「BB1+リーチ目A」の場合「1/43593.1」、(m)「BB1+リーチ目B」の場合「1/48777.6」、(n)「BB1+上段ベル」の場合「1/39301.0」、(o)「BB2+リーチ目C」の場合「1/14299.4」、(p)「BB3+リーチ目C」の場合「1/5958.1」、(q)「BB4+リーチ目C」の場合「1/5958.1」、(r)「BB5+リーチ目C」の場合「1/5958.1」に設定されている。また、(s)「出現率」の場合「1/1.1」に設定されている。
図18及び図19を用い、予告音演出決定抽選を説明するためのフローチャートについて説明する。
予告音演出決定抽選は、図3に示す「サブ制御手段300」側の「演出実行手段340」、主として「演出頻度調整手段380」により実行される。
判定の結果、「通常遊技」(普通遊技)と判定された場合には、ステップS80から次のステップS81に進む。ステップS81においては、「50G目か」が判定される。判定は、図3に示す「演出実行手段340」により実行される。
処理の実行後、ステップS82から次のステップS83に進む。ステップS83においては、「遊技の終了」が判定される。判定は、図3に示す「演出実行手段340」により実行される。
なお、ステップS83における判定の結果、遊技が終了していない場合には、当該ステップを繰り返す。
判定の結果、「次回の遊技の開始」の場合には、ステップS84から図19を用いて後述するステップS90に進む。
なお、ステップS85における判定の結果、次回の遊技が開始されていない場合には、当該ステップを繰り返す。
また、先に説明したステップS81における判定の結果、「50G目」でない場合、すなわち「50G目」未満の場合には、当該ステップからステップS83に進み、「遊技の終了」が判定される。
図19を用い、図18に続くフローチャートについて説明する。
図18を用いて先に説明したステップS85の判定の結果、「次回の遊技の開始」の場合には、図19に示すステップS90に進む。ステップS90においては、「G数及び払出枚数の実数値の読み込み」が実行される。すなわち、図3に示す「ゲーム数カウント手段350」から「ゲーム数」が、「払出数量カウント手段360」の払出枚数の実数値が読み出される。
照合後、ステップ91からステップS92に進む。ステップS92においては、「実数値が基準値未満か」が判定される。判定は、図3に示す演出頻度調整手段380により実行される。
ここで、実数値が基準値未満の場合について例を挙げて説明すると、例えば、読み込んだゲーム数「22G」で、実数値「23」枚のとき、「設定5」と仮定すると、図16に示す演出頻度調整テーブル370により、「22G」の基準値は、「24」枚である。
読み込んだ実数値「23」枚であり、基準値「24」枚未満となる。
判定の結果、予告音発生の場合、すなわちステップ93において抽選の結果、「予告音」の「あり」に当選した場合には、ステップ94からステップS95に進む。ステップS95においては、「予告音発生による指定された演出の実行」が行われる。演出は、図3に示す「演出実行手段340」により実行される。
演出の実行後、本フローチャートを終了する。
抽選の実行後、ステップS96から、先に説明したステップS94に進み、「予告音発生か」が判定される。
演出の実行後、本フローチャートを終了する。
例えば、ゲーム数「21G」のとき、「設定5」と仮定すると、図16に示す演出頻度調整テーブル370により、基準値は、「23」枚である。
このとき、払出枚数の実数値は、「23」枚と仮定する。
次ゲーム、「22G」目において、「スイカ」に当選した仮定すると、図6に示すように、「スイカ」に入賞すると、払い出し枚数が「10」枚となり、実数値「23」枚に「10」枚が加算され、実数値が「33」枚となる。
このため、予告音を発生させたい場合には、「スイカ」に当選したと予測できた場合には、役を取りこぼすことで、実数値「23」枚を増加させないようにするという選択も可能であり、戦略的な遊技の要素を取り込むことができる。
11 筐体 12 前扉
20 上パネル部 21 上部ランプ
22 上パネル本体 22a 左内部ランプ
22b 中内部ランプ 22c 右内部ランプ
23 中央表示器 24 上部スピーカ
30 操作部
31 ベットスイッチ 32 演出スイッチ
33 メダル投入口 34 スタートスイッチ
35 ストップスイッチ 35a 左ストップスイッチ
35b 中ストップスイッチ 35c 右ストップスイッチ
36 精算スイッチ 37 メダルセンサー
40 下パネル部
41 下パネル本体 42 下部スピーカ
43 メダル払出口 44 メダル受け皿
50 中パネル部
51 図柄表示窓 52 リールユニット
53 回転リール 53a 左リール
53b 中リール 53c 右リール
54 図柄 55 有効ライン
60 ナビゲーション表示装置 61 リール左下ランプ
62 リール中下ランプ 63 リール右下ランプ
70 ホッパーユニット(遊技媒体払出装置)
80 演出装置 100 遊技制御手段
200 メイン制御手段 210 設定値設定手段
220 役抽選手段 230 リール制御手段
240 遊技結果判定手段 250 払出制御手段
260 通常区間制御手段 270 有利区間制御手段
280 リミッタ手段 285 示唆抽選手段
290 送信制御手段 300 サブ制御手段
310 受信制御手段 320 通常区間演出制御手段
330 有利区間演出制御手段 331 ナビゲーション制御手段
340 演出実行手段 350 ゲーム数カウント手段
360 払出数量カウント手段 370 演出頻度調整テーブル
371 第1テーブル 372 第2テーブル
380 演出頻度調整手段
演出頻度調整テーブル(370)は、例えば図16に示すように、ゲーム数毎に払出枚数の基準値を、設定毎に定めたものである。
Claims (8)
- 複数の図柄が個別に表示された複数の回転リールを個別に回転可能なリールユニットと、
遊技者の操作により前記複数の回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
前記複数の回転リールの各々に対応して設けられ、遊技者の操作により回転中の前記複数の回転リールを個別に停止可能な複数のストップスイッチと、
前記複数のストップスイッチによる前記複数の回転リールの停止態様に応じ、遊技者に遊技媒体を払い出す遊技媒体払出装置と、
前記リールユニット、前記スタートスイッチ、前記複数のストップスイッチ、前記遊技媒体払出装置にそれぞれ接続され、遊技の進行を制御する遊技制御手段と、
前記遊技制御手段による遊技状態に応じて演出を実行可能な演出装置と、
前記遊技制御手段及び前記演出装置に接続され、前記遊技制御手段による遊技の進行に連動して前記演出装置を制御する演出制御手段と、
を備える遊技機において、
前記遊技制御手段には、
複数種類の役のうちから当選役を決定する役抽選手段と、
前記役抽選手段により決定された当選役、遊技の開始・終了及び前記遊技媒体払出装置により払い出された前記遊技媒体の払出数量に関する遊技情報を、前記演出制御手段に送信する送信制御手段と、
を備え、
前記演出制御手段には、
前記送信制御手段から送信された前記遊技情報にもとづいて、前記演出装置を用いて遊技者に演出を実行する演出実行手段を備え、
前記演出実行手段には、
予め設定されたゲーム数より構成される所定ゲーム区間内におけるゲーム数をカウントするゲーム数カウント手段と、
前記所定ゲーム区間内における前記払出数量をカウントする払出数量カウント手段と、
前記ゲーム数カウント手段によりカウントされるゲーム数と、前記払出数量カウント手段によりカウントされた前記払出数量に基づいて決定される基準値とが関連付けて記憶された演出頻度調整テーブルと、
前記演出頻度調整テーブルを用いて、前記ゲーム数カウント手段によりカウントされるゲーム数に対応する前記基準値を読み出し、読み出した前記基準値に、前記払出数量カウント手段によりカウントされた前記払出数量に基づいて決定される実数値が達しているか否かを判断し、その判断結果により前記演出装置を用いて設定示唆に関わる演出頻度を調整する演出頻度調整手段と、
備えていることを特徴とする遊技機。 - 前記遊技制御手段には、
遊技者の有利度合いに応じて段階的に設けられた複数段階の設定値のうちから、一つの設定値を設定可能な設定値設定手段を備え、
前記送信制御手段は、
前記設定値設定手段により設定された設定値を前記遊技情報に含めて前記演出制御手段に送信し、
前記演出頻度調整テーブルに記憶された前記基準値は、
前記設定値設定手段により設定された前記設定値に基づいて変化する、
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記設定値に基づいて変化する前記基準値は、
前記所定ゲーム区間内において、予め設定された所定ゲーム数に限られている、
ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。 - 前記演出頻度調整テーブルは、
前記役抽選手段により決定された当選役に応じて、設定値を示唆するか否かの確率を変化させている、
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の遊技機。 - 前記演出頻度調整テーブルには、
前記演出頻度調整手段による判定結果により、前記実数値が前記基準値に達していると判定されている場合に用いられ、設定値を示唆する頻度が設定された第1テーブルと、
前記演出頻度調整手段による判定結果により、前記実数値が前記基準値に達していないと判定されている場合に用いられ、前記第1テーブルと比較し、設定値を示唆する頻度が低く設定された第2テーブルと、
を含んでいる、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技機。 - 前記所定ゲーム数は、
前記所定ゲーム区間内に複数個、設定されている、
ことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。 - 前記複数個の所定ゲーム数には、
前記複数段階の設定値の段階を示唆する場合と、
前記複数段階の設定値の高低を示唆する場合と、
を含んでいる、
ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の遊技機。 - 前記払出数量カウント手段によりカウントされた前記払出数量に基づいて決定される基準値は、
遊技機内に投入された遊技媒体の投入数量と、
前記遊技媒体払出装置により払い出された前記払出数量との差数である、
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の遊技機。
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