JP2019047755A - 管理装置、プログラム、管理方法及び飛行装置 - Google Patents

管理装置、プログラム、管理方法及び飛行装置 Download PDF

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Abstract

【課題】鳥獣による被害を効率的に軽減させる管理装置、プログラム、管理方法及び飛行装置を提供する。【解決手段】管理装置3は、所定の飛行ルートを飛行する飛行装置が撮像した画像及び撮像位置情報を基地局2を経由して取得する取得部331と、画像に鳥獣が映っているか否かを判定する判定部332と、鳥獣の種別を特定する特定部333と、特定された鳥獣の種別に対応する動作を選択する選択部335と、通信部31、および、装置制御部334と、を有する。選択部335は、鳥獣の種別に対応付けられた一以上の動作が格納されたデータベースを参照して、いずれか1つの動作を選択し、通信部31は、飛行装置の飛行又は動作を制御する制御情報として、基地局2を介して飛行装置に送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、鳥獣の種別に応じて飛行装置の動作を制御するための管理装置、プログラム、管理方法及び飛行装置に関する。
近年、遠隔から操縦することができる飛行装置であるドローンが普及している。特許文献1には、飛行装置を用いて動物の個体数を調査する技術が開示されている。
特開2016−208065号公報
近年、鳥獣により作物を荒らされる被害や人を襲う被害が増加しているため、狩猟による鳥獣の排除が行われている。しかし、過疎化が進む地域においては狩猟者がいない場合があり、鳥獣による被害を効率的に防ぐことができない問題が生じている。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、鳥獣による被害を効率的に軽減させることができる管理装置、プログラム、管理方法及び飛行装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる管理装置は、所定の飛行ルートを飛行する飛行装置が撮像した画像に鳥獣が映っていると判定された場合に、当該鳥獣の種別に対応する動作を選択する選択部と、前記選択部が選択した動作を示す動作情報を前記飛行装置に送信する通信部と、を有する。
本発明の第2の態様にかかるプログラムは、コンピュータに、所定の飛行ルートを飛行する飛行装置が撮像した画像に鳥獣が映っていると判定された場合に、当該鳥獣の種別に対応する動作を選択するステップと、前記動作を選択するステップで選択した動作を示す指示情報を前記飛行装置に送信するステップと、を実行させる。
本発明の第3の態様にかかる管理方法は、所定の飛行ルートを飛行する飛行装置が撮像した画像に鳥獣が映っていると判定された場合に、当該鳥獣の種別に対応する動作を選択し、前記選択した動作を示す指示情報を通信回線を介して前記飛行装置に送信する、ことを特徴とする。
本発明の第4の態様にかかる飛行装置は、所定の飛行ルート上で撮像した画像に鳥獣が映っていると判定された場合に、当該鳥獣の種別に対応する動作を読み出す読出部と、前記読出部が読み出した動作に基づく動作を行う動作制御部と、を有する。
本発明によれば、鳥獣による被害を効率的に軽減させることができるという効果を奏する。
飛行システムの概要を説明するための図である。 管理装置の構成を示す図である。 動作データベースの一例を示す図である。 飛行装置の飛行又は動作を制御する処理の一例を示す図である。 飛行システムによる処理の流れを示すシーケンス図である。 飛行装置の構成の一例を示す図である。
[飛行システムSの概要]
図1は、飛行システムSの概要を説明するための図である。飛行システムSは、飛行装置1、基地局2、及び管理装置3を利用する管理システムである。飛行システムSは、予め設定された飛行ルートを飛行装置1に飛行させ、鳥獣を発見した場合に、鳥獣の種別に応じた動作を飛行装置1に行わせるシステムである。本実施の形態において鳥獣とは、人間以外の動物であり、例えば、鹿及び熊などの野生動物である。
飛行装置1は、例えば、ドローンである。飛行装置1は、静止画又は動画の画像を撮像可能なカメラ、及び位置情報を取得するGPS(Global Positioning System)機器を備える。また、飛行装置1は、管理装置3から指示された動作を実行するための機器(例えば、鳥獣が嫌がる音を出力するスピーカ及びフラッシュを発生させるストロボなど)を備える。飛行装置1は、予め設定された飛行ルートを飛行しながら、継続的に又は所定の時間ごとに画像を撮像し、撮像した画像及び撮像した位置を示す撮像位置情報を、継続的に又は所定の時間ごとに基地局2を介して管理装置3に送信する。
基地局2は、無線通信回線において、飛行装置1と管理装置3との通信を中継する役割を有する。無線通信回線は、例えば、Wi−Fi(登録商標)回線又はLTE回線である。
管理装置3は、例えば、サーバである。管理装置3は、飛行装置1から送信された画像を解析する。管理装置3は、画像を解析することによって特定した鳥獣の種別に応じて、飛行装置1の動作を制御する。また、管理装置3は、飛行装置1が飛行する飛行ルートを管理する。
図1において破線で示された領域は、飛行装置1それぞれに割り当てられた飛行範囲であり、鳥獣の出現を監視する監視エリアである。監視エリア及び飛行ルートについて、図1及び以下の説明においては、簡易化のため、平面領域として表現することがあるが、それぞれ当該平面領域の上方又は下方を含んだ立体的な空間であってもよい。監視エリアは、里山、農地、及び住宅地などの区域であってもよいし、当該区域における所定の範囲(例えば、飛行装置1の所有者の敷地)であってもよい。図1に示す監視エリアA1は、人が出入りする里山である。図1に示す位置Pは、鳥獣が映っている画像を撮像した位置を示す。図1に示す位置Tは、鳥獣がいる位置を示す。位置T1にいる鳥獣は、鹿である。図1に示す飛行装置1aは、監視エリアA1内に設定された飛行ルートR1を飛行する。
この場合において、飛行装置1aは、飛行ルートR1を飛行しながら、所定の時間ごとに静止画を撮像し、撮像した画像及び撮像位置情報を、基地局2を介して管理装置3に送信する。管理装置3は、飛行装置1aから送信された静止画であって、位置P1で撮像した静止画に鳥獣が映っているか否かを判定し、静止画に鳥獣が映っていると判定した場合に、静止画に映っている鳥獣の種別を特定する。管理装置3は、鳥獣の種別が「鹿」であると判定した場合、鳥獣の種別「鹿」及び飛行装置1aに割り当てられた監視エリアA1に基づいて、飛行装置1aに行わせる動作を選択し、選択した動作を示す動作情報を、基地局2を介して飛行装置1aに送信する。
飛行装置1aは、例えば、動作が「追跡」である場合、監視エリアA1の範囲内において鹿を追跡する。このとき、飛行装置1aは、撮像する画像を静止画から動画に切り替え、リアルタイムで動画を管理装置3に送信する。飛行装置1aは、鹿を追跡しながら所定の時間ごとにGPS機器で取得した位置情報を、管理装置3に送信する。管理装置3は、例えば、鹿を追跡している飛行装置1aから取得した位置情報を自治体又は猟友会等に通知する。このようにすることで、管理装置3は、鳥獣による被害を効率的に軽減させることができる。飛行装置1aは、鹿が監視エリアA1外に出て追跡できなくなった場合、追跡の動作を終了し、位置P1に戻って飛行ルートR1の飛行を再開する。
続いて、図1に示す監視エリアA2は、住宅地及び農地である。位置T2にいる鳥獣は、熊である。図1に示す飛行装置1bは、監視エリアA2内に設定された飛行ルートR2を飛行する。この場合において、飛行装置1bは、飛行ルートR2を飛行しながら、所定の時間ごとに静止画を撮像し、撮像した画像及び撮像位置情報を、基地局2を介して管理装置3に送信する。
管理装置3は、飛行装置1bから送信された静止画であって、位置P2で撮像した静止画に鳥獣が映っているか否かを判定し、静止画に鳥獣が映っていると判定した場合に、静止画に映っている鳥獣の種別を特定する。管理装置3は、鳥獣の種別が「熊」であると判定した場合、鳥獣の種別「熊」及び飛行装置1bに割り当てられた監視エリアA2に基づいて、飛行装置1bに行わせる動作を選択し、選択した動作を示す動作情報を、基地局2を介して飛行装置1bに送信する。
飛行装置1bは、例えば、動作が「音で追い払う」である場合、熊の近辺まで飛行し、又は監視エリアA2の範囲内において熊を追随し、熊と所定距離の間隔を保ちつつ飛行装置1bが備えるスピーカから音(例えば、爆竹などの大きな音又は動物が嫌がる高周波音などの威嚇音)を所定のタイミングまたは継続的に熊に向けて出力する。このとき、飛行装置1bは、撮像する画像を静止画から動画に切り替え、リアルタイムで動画を管理装置3に送信する。
管理装置3は、所定の時間が経過した後に、飛行装置1bから送信された動画に熊が映っていない場合、または動画により熊が監視エリアA2外部へ移動したことを確認した場合、選択した動作に効果があったと判定する。反対に、管理装置3は、飛行装置1bから送信された動画に熊がまだ映っている場合、または動画により熊が監視エリアA2内部に留まっていることを確認した場合、選択した動作に効果がなかったと判定する。この場合、管理装置3は、別の動作を選択し、選択した別の動作を送信して飛行装置1bに実行させる。このように飛行装置1が行った動作の結果を確認することで、管理装置3は、選択した動作に効果があったか否かを把握することができる。また、管理装置3は、選択した動作に効果がなかった場合であっても、別の動作を選択することにより、鳥獣を追い払うことができる可能性を高くすることができる。これにより、管理装置3は、鳥獣による被害を効率的に軽減させることができる。
以下、管理装置3の詳細について説明する。
[管理装置3の構成]
図2は、管理装置3の構成を示す図である。管理装置3は、通信部31、記憶部32、及び制御部33を備える。
通信部31は、基地局2を介して、飛行装置1との間でデータを送受信するための無線通信コントローラを含んでいる。
記憶部32は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びハードディスク等の記憶媒体である。記憶部32は、制御部33が実行する各種のプログラムを記憶する。記憶部32は、鳥獣の種別を特定するために用いる特定画像を記憶している。また、記憶部32は、飛行装置1に行わせる動作を含む動作データベースを記憶している。図3は、動作データベースの一例を示す図である。動作データベースにおいては、鳥獣の種別を示す「種別」、飛行装置1に行わせる動作を示す「動作」、動作を開始する条件を示す「動作タイミング」、所定の飛行ルートを含む「範囲」、及び鳥獣を追い払う一以上の動作を飛行装置1が実行した場合において、鳥獣を追い払うことができたか否かを示す「効果」が関連付けて記憶されている。図3においては、「種別」の鹿及び熊それぞれに対応付けられた一以上の動作が格納されている。図3に示す「効果」においては、効果の程度を数値で示しており、例えば、熊を追い払う動作のうち、効果が「1」である音が最も有効であり、効果が「4」であるジグザグ飛行が最も有効でないことを示す。
図2に戻り、制御部33は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部33は、記憶部32に記憶されているプログラムを実行することにより、管理装置3に係る機能を制御する。制御部33は、プログラムを実行することにより、取得部331、判定部332、特定部333、及び装置制御部334として機能する。
取得部331は、通信部31を介して、所定の飛行ルートを飛行する飛行装置1が撮像した画像及び撮像位置情報を取得する。取得部331は、取得した画像及び撮像位置情報を判定部332に入力する。
判定部332は、取得部331から入力された画像に鳥獣が映っているか否かを判定する。判定部332は、例えば、頭部、胴体、四肢及び尻尾等の動物の形状を構成する基本的な部位を備える物体が画像に映っているか否かに基づいて判定する。判定部332は、画像に鳥獣が映っていると判定した場合に、画像及び撮像位置情報を特定部333に入力する。また、判定部332は、画像に鳥獣が映っていることを示す検出情報を装置制御部334に入力する。
特定部333は、判定部332から入力された画像に映っている鳥獣の種別を特定する。具体的には、特定部333は、記憶部32に記憶されている特定画像と、画像に映っている鳥獣とを比較し、特徴が一致する種別を特定する。特定部333は、既知の機械学習を用いて生成された画像認識エンジンを用いて、画像に映っている鳥獣の種別を特定してもよい。
特定部333は、判定部332から入力された撮像位置情報に基づいて、撮像位置情報が示す位置から画像に映っている鳥獣までの距離を計測し、鳥獣がいる位置を特定する。また、特定部333は、鳥獣が映っている画像の位置を特定する。具体的には、特定部333は、飛行装置1が備えるカメラにおけるレンズの光軸に一致する位置を特定する。特定部333は、特定した鳥獣の種別を示す種別情報、特定した鳥獣がいる位置を示す鳥獣位置情報及び画像に映っている鳥獣が光軸に一致する位置を示す光軸位置情報を、装置制御部334に入力する。また、特定部333は、判定部332から入力された画像を、特定した鳥獣の種別と関連付けて記憶部32に記憶させる。このようにすることで、特定部333は、鳥獣の種別を特定する精度を向上させることができる。
装置制御部334は、飛行装置1の飛行又は動作を制御する。また、装置制御部334は、通信部31を介して、飛行装置1の飛行又は動作を制御する制御情報を、飛行装置1に送信する通信手段としても機能する。装置制御部334は、選択部335、速度設定部336、決定部337、及びルート設定部338を備える。
選択部335は、所定の飛行ルートを飛行する飛行装置1が撮像した画像に鳥獣が映っていると判定された場合に、当該鳥獣の種別に対応する動作を選択する。具体的には、選択部335は、鳥獣の種別に対応付けられた一以上の動作が格納された動作データベースを参照して、鳥獣の種別に対応する一以上の動作のうち、いずれか1つの動作を選択する。より具体的には、選択部335は、動作データベースを参照して、鳥獣の種別及び範囲に対応する一以上の動作のうち、いずれか1つの動作を選択する。選択部335は、例えば、鳥獣の種別が「鹿」であり、範囲が「里山」である場合、図3に示す動作として「追跡」を選択する。
選択部335は、選択する動作が追い払う動作である場合、動作データベースを参照して、鳥獣を追い払う一以上の動作のうち、効果が高い動作を優先して選択する。選択部335は、図3に示す例において、鳥獣の種別が「熊」であり、範囲が「住宅地」である場合、効果が「1」である動作として「追い払う/音」を選択する。選択部335は、飛行装置1に音を出力するスピーカを備えていない場合、図3に示す例において、効果が次に高い「2」である動作として「追い払う/放水」を選択する。また、選択部335は、図3に示す例において、鳥獣の種別が「鹿」であり、範囲が「農地」である場合、効果が全て「1」であるため、該当する動作の中からランダムに1つの動作を選択してもよい。
選択部335は、飛行装置1が動作情報に基づいて鳥獣を追い払う動作を行った後において、所定の時間が経過した後に飛行装置1が撮像した画像に鳥獣が映っているか否かを判定した結果情報に基づいて、動作データベースに格納されている鳥獣を追い払う動作における効果の程度を示す情報を更新する。図3に示す例において効果は、数値で示している。効果の順序は、例えば、効果があった場合を「1」とし、効果がなかった場合を「0」とした場合において、動作ごとの合計値を、動作ごとの実行した回数で割ることにより算出された平均値が大きい順である。
選択部335は、飛行装置1が動作情報に基づいて鳥獣を追い払う動作である第1動作を行った場合において、所定の時間が経過した後に飛行装置1が撮像した画像に鳥獣が映っていると判定された場合に、第1動作とは異なる第2動作を選択する。具体的には、選択部335は、飛行装置1が第1動作を行った場合において、所定の時間が経過した後に飛行装置1が撮像した画像に映っている鳥獣の種別が、第1動作を選択した際に特定部333が特定した鳥獣の種別と同じである場合に、第2動作を選択する。所定の時間は、固定値(例えば、10秒)でもよいし、鳥獣の種別によって変わる変動値(例えば、反応が早い鳥獣は時間を短くし、反応が遅い鳥獣は時間を長くする等)であってもよい。
選択部335は、飛行装置1が撮像した画像に鳥獣が映っていると判定された場合に、飛行装置1に撮像させる画像を静止画から動画に切り替えてもよい。具体的には、選択部335は、判定部332から検出情報が入力された場合に、飛行装置1が撮像する画像を静止画から動画に切り替える制御情報を、通信部31を介して飛行装置1に送信する。このようにすることで、選択部335は、鳥獣が出現した場合に、飛行装置1にリアルタイムで状況を発信させることができる。
選択部335は、飛行装置1が向く方向を示す、特定部333から入力された光軸位置情報を飛行装置1に送信する。また、選択部335は、特定部333から入力された鳥獣位置情報に基づいて、飛行装置1と鳥獣との距離が所定距離になるように、進行又は停止の情報を含む移動情報を飛行装置1に送信する。
選択部335は、選択した動作を示す動作情報を飛行装置1に送信する。具体的には、選択部335は、選択した動作に対応する動作タイミングを満たしたことを条件として、動作情報を飛行装置1に送信する。より具体的には、選択部335は、飛行装置1から送信された撮像位置情報が示す画像を撮像した位置から特定部333が飛行装置1から送信された画像に基づいて特定した鳥獣がいる位置までの距離が、選択した動作に対応する動作タイミングを満たしたことを条件として、動作情報を飛行装置1に送信する。
速度設定部336は、飛行装置1が飛行する速度を設定する。具体的には、速度設定部336は、飛行装置1が飛行する飛行ルートの少なくとも一部の範囲において、飛行装置1が飛行する速度を設定する。速度設定部336は、例えば、飛行ルート上で鳥獣が映っている画像を撮像した地点から所定の範囲において、飛行装置1が飛行する速度を、他の範囲における速度より遅く設定する。所定の範囲は、固定値(例えば、画像を撮像した地点の前後10メートル)でもよいし、画像を撮像した位置から鳥獣がいた位置までの距離に応じて変わる変動値であってもよい。速度設定部336は、設定した速度を示す速度情報を、通信部31を介して飛行装置1に送信する。このようにすることで、速度設定部336は、過去に鳥獣を発見した地点を重点的に飛行装置1に監視させることができる。
決定部337は、飛行装置1に画像を撮像させる撮像領域を決定する。具体的には、決定部337は、画像に映っている鳥獣の位置に基づいて、所定の撮像領域を決定する。所定の撮像領域は、固定された領域(例えば、鳥獣の位置から周囲10メートルの領域)でもよいし、鳥獣がいた位置から鳥獣が映っている画像を撮像した位置までの距離に応じて変動する領域であってもよい。決定部337は、決定した撮像領域を示す情報をルート設定部338に入力する。
ルート設定部338は、飛行装置1が飛行する飛行ルートを設定する。具体的には、ルート設定部338は、判定部332から検出情報が入力された場合に、飛行ルートを更新する。また、ルート設定部338は、決定部337から入力された撮像領域を示す情報に基づいて、撮像領域に飛行装置1が飛行する新たな飛行ルートを設定する。ルート設定部338が飛行ルートを更新する処理については後述する。
ところで、飛行装置1が鳥獣に対して追い払う動作を行った場合であっても、人が活動する領域に再び現れる可能性がある。また、人に危害を加える可能性がある熊等は、人の手によって対処する必要がある場合もある。そこで、管理装置3は、鳥獣が出現した場合に、鳥獣の種別及び監視エリアに基づく通知先に通知する。
具体的には、まず、動作データベースにおいては、種別および範囲に関連付けて、鳥獣が出現したと判定されたことを通知する通知先情報をさらに記憶させる。選択部335は、動作データベースを参照して、特定部333が特定した鳥獣の種別に対応する通知先情報及び所定の飛行ルートを含む範囲に対応する通知先情報の少なくともいずれか1つを選択する。そして、選択部335は、選択した通知先情報が示す通知先に画像に鳥獣が映っていると判定されたことを示す鳥獣出現情報を通知する。選択部335は、追い払う動作を選択した場合において、飛行装置1が動作を開始してから所定の時間を経過しても追い払う動作に効果がないと判定した場合、所定の通知先に連絡してもよい。
[装置制御部334の処理]
続いて、装置制御部334が行う、飛行装置1の飛行又は動作を制御する処理について説明する。まず、管理装置3が、飛行装置1に所定の動作を行わせる処理の流れについて説明する。選択部335は、特定部333が特定した鳥獣の種別に基づいて、動作データベースを参照して、鳥獣の種別に対応する一以上の動作のうち、いずれか1つの動作を選択する。選択部335は、特定部333から入力された鳥獣位置情報及び光軸位置情報を飛行装置1に送信する。
飛行装置1は、選択部335から送信された光軸位置情報に基づいて、鳥獣に正対するように機体の向きを変えつつ、選択部335から送信された移動情報に基づいて、鳥獣がいる方向に向かって飛行する。そして、選択部335は、飛行装置1から送信された撮像位置情報が示す画像を撮像した位置から、特定部333が飛行装置1から送信された画像に基づいて特定した鳥獣がいる位置までの距離が、選択した動作に対応する動作タイミングを満たしたことを条件として、動作情報を飛行装置1に送信する。
例えば、選択部335が、図3に示す種別「鹿」の動作「追跡」を選択した場合、動作タイミングは「即時」である。この場合において、選択部335は、動作情報を飛行装置1に送信する。飛行装置1は、選択部335から送信された移動情報及び動作情報が示す「追跡」に基づいて、鹿と所定距離の間隔を保ちながら追跡する。
また、例えば、選択部335が、図3に示す種別「鹿」の動作「追い払う/音」を選択した場合、動作タイミングは「接近2メートル以内」である。この場合において、選択部335は、飛行装置1から送信された撮像位置情報が示す画像を撮像した位置から、特定部333が飛行装置1から送信された画像に基づいて特定した鳥獣がいる位置までの距離が2メートル以内であると判定した場合に、動作情報を飛行装置1に送信する。飛行装置1は、選択部335から送信された移動情報に基づいて、鹿と所定距離の間隔を保ちつつ、選択部335から送信された動作情報が示す「追い払う/音」に基づいて、スピーカから音を所定のタイミングまたは継続的に鹿に向けて出力する。
続いて、管理装置3が、出現した鳥獣の場所に応じて飛行ルートを設定する流れについて説明する。図4は、飛行装置1の飛行又は動作を制御する処理の一例を示す図である。図4において、監視エリアA3を割り当てられた飛行装置1cは、S地点からE地点までの飛行ルートR3を飛行する。図4に示すバツ印は、鳥獣がいた位置Tを示し、マル印は、鳥獣が映る画像を撮像した位置Pを示す。
上述したとおり、ルート設定部338は、判定部332から検出情報が入力された場合に、飛行ルートを更新する。具体的には、ルート設定部338は、判定部332から検出情報が入力された場合に、飛行装置1が、鳥獣が映っている画像を撮像した位置と、画像に映っている鳥獣の位置とを含む所定の範囲を飛行する臨時ルートを、所定の飛行ルートに追加する。図4において臨時ルートは、例えば、鳥獣がいた位置T3から、位置T3にいた鳥獣が映る画像を撮像した位置P3までの距離を半径とした破線で示す円の範囲内において、飛行装置1cがランダムに飛行するルートであってもよい。また、臨時ルートは、例えば、位置T4にいた鳥獣が映る画像を撮像した位置P4から、鳥獣がいた位置T4を往復する破線で示すルートであってもよい。このようにルート設定部338は、飛行装置1cが飛行する飛行ルートR3に臨時ルートを追加することにより、過去に出現した鳥獣を再び発見することができる可能性を高くすることができる。
ルート設定部338は、臨時ルートを追加した所定の飛行ルートを飛行する飛行装置1が撮像した画像に鳥獣が映らなくなってから所定の期間が経過した後に、臨時ルートを削除する。所定の期間とは、ルート設定部338が飛行ルートから臨時ルートを削除するか否かを判定するために参照するルート削除基準期間である。ルート削除基準期間は、固定値(例えば、3日)でもよいし、鳥獣が出現した頻度に応じて変わる変動値であってもよい。このようにすることで、ルート設定部338は、実態に即した飛行ルートを設定することができる。
ルート設定部338は、決定部337が決定した所定の撮像範囲を飛行装置1が飛行する飛行ルートを設定する。ルート設定部338は、例えば、決定部337が決定した所定の撮像範囲が、鳥獣がいた位置T3を中心とした破線で示す円の範囲である場合、飛行ルートR3とは異なる飛行ルートであって、S地点から円の範囲に向かう飛行ルートを設定する。このようにすることで、ルート設定部338は、鳥獣が出現した地点における監視の頻度を高くすることができる。
ところで、鳥獣が出現した位置が多くなると臨時ルートが多くなり、飛行装置1が飛行する飛行ルートが複雑になる。そこで、装置制御部334は、鳥獣が出現した場合、臨時ルートを設定する代わりに、鳥獣が出現した位置に基づいて、飛行装置1が飛行する速度を制御してもよい。具体的には、速度設定部336は、飛行装置1が、鳥獣が映っていると判定された画像を撮像した位置から所定の範囲における飛行装置の速度を、所定の範囲外における飛行装置1の速度より低速に設定する。速度設定部336は、例えば、鳥獣がいた位置T3を中心とした破線で示す円にかかる飛行ルートR3の一部の範囲における飛行装置1cの速度を、円にかからない飛行ルートR3の他の範囲における飛行装置1cの速度より低速に設定する。このようにすることで、速度設定部336は、飛行ルートR3上の所定の範囲における飛行装置1の滞在時間を長くすることができる。
ルート設定部338は、飛行ルート上において、鳥獣がいた位置の方向に向けて飛行装置1のカメラの向きを設定してもよい。位置P6で撮像した画像に、位置T6に鳥獣が映っていた場合、位置P6と、遠ざかってから再び近づく飛行ルートのうち、位置T6に最も接近する位置である三角印で示す位置C6a、C6b、及びC6cとにおける飛行装置1cのカメラの向きを位置T6の方向に向くよう設定する。このようにすることで、ルート設定部338は、過去に出現した鳥獣が同じ場所に出現した場合に、当該鳥獣を発見する確率を高くすることができる。
飛行装置1cは、割り当てられた監視エリアA3内において、管理装置3から送信された動作を実行する。飛行装置1cは、例えば、動作が「追跡」である場合、飛行ルートR3上で鳥獣が映っている画像を撮像した位置P5から、位置T5にいる鳥獣の追跡を開始する。飛行装置1cは、監視エリアA3内において鳥獣の追跡を行い、位置T5にいる鳥獣が監視エリアA3外に出た場合、追跡動作を終了し、位置P5に戻って飛行ルートR3上の飛行を再開する。
ここで、管理装置3は、鳥獣が監視エリアA3外に出る方向に、監視エリアA3に隣接する別の監視エリアがある場合、当該別の監視エリアを飛行範囲とする飛行装置1に状況を引き継いでもよい。具体的には、特定部333は、飛行装置1cから送信された動画及び所定の時間ごとに送信された撮像位置情報に基づいて、鳥獣が移動している方向を特定する。ルート設定部338は、鳥獣が監視エリアA3に隣接する別の監視エリアの方向に向かっていると判定した場合、当該別の監視エリアを飛行範囲とする飛行装置1に、鳥獣が当該別の監視エリアに侵入する場所に向かわせて待機させる。
選択部335は、別の監視エリアを飛行範囲とする飛行装置1が、飛行装置1cが追跡していた鳥獣の種別と同じ鳥獣を撮像した場合、当該鳥獣の種別及び当該別の監視エリアに対応する範囲に基づいて、飛行装置1に行わせる動作を選択する。別の監視エリアを飛行範囲とする飛行装置1は、管理装置3から送信された動作を示す動作情報に基づいて動作を実行する。このように複数の飛行装置1を連携させることで、管理装置3は、鳥獣による人への襲撃又は農作物の食害等の被害の発生を軽減することができる。
飛行装置1cが飛行ルートR3を飛行中、または出現した鳥獣に対して動作を実行している途中に、飛行装置1cのバッテリ残量が少なくなった場合、飛行または動作を継続することができなくなる可能性がある。そこで、管理装置3は、バッテリ残量が少なくなったことを示す通知を飛行装置1から取得した場合、新たな飛行装置1の割り当てを行ってもよい。ルート設定部338は、新たな飛行装置1が飛行ルートR3に到着した場合、又は飛行装置1cがカメラで捉えている鳥獣を、新たな飛行装置1のカメラが捉えた場合、飛行装置1cにバッテリ充電地点に向かう指示をする。このようにすることで、ルート設定部338は、飛行装置1のバッテリ残量が少なくなった場合であっても、飛行又は動作を継続して行うことができる。
飛行装置1は、複数の鳥獣が出現した場合、1台で対応するのが困難である。そこで、管理装置3は、複数の鳥獣が出現した場合、当該複数の鳥獣が出現した監視エリアに隣接する一以上の監視エリアそれぞれを飛行範囲とする新たな飛行装置1を投入してもよい。具体的には、まず、ルート設定部338は、新たな飛行装置1に、複数の鳥獣が出現した監視エリアを飛行範囲とする飛行装置1から送信された撮像位置情報が示す位置を送信する。そして、選択部335は、新たな飛行装置1から送信された画像に、飛行装置1から送信された画像に映っている鳥獣の種別と同じ鳥獣が映った場合に、飛行装置1に行わせる動作として選択した動作を示す動作情報を、新たな飛行装置1に送信する。このように複数の鳥獣が出現した場合であっても、管理装置3は、鳥獣による被害を効率的に軽減させることができる。
[飛行システムSの処理の流れ]
続いて、飛行システムSによる処理の流れを説明する。図5は、飛行システムSによる処理の流れを示すシーケンス図である。本シーケンス図は、取得部331が、飛行装置1から送信された画像を取得したことを契機として開始する。取得部331は、取得した画像を判定部332に入力する。
判定部332は、取得部331から入力された画像に鳥獣が映っているか否かを判定する(S1)。判定部332は、画像に鳥獣が映っていないと判定した場合、処理を終了する。一方、判定部332は、画像に鳥獣が映っていると判定した場合、当該画像を特定部333に入力する。なお、図5のS1、S5、S12で示す判定基準を、画像に鳥獣が映っているか否かではなく、監視エリアに鳥獣が留まっているか否かであってもよい。
特定部333は、判定部332から入力された画像に映っている鳥獣の種別を特定する(S2)。特定部333は、特定した鳥獣の種別を示す情報を選択部335に入力する。選択部335は、動作データベースを参照して、特定部333から入力された鳥獣の種別に対応する動作を選択する(S3)。選択部335は、例えば、選択する動作が追い払う動作である場合、動作データベースを参照して、鳥獣を追い払う一以上の動作のうち、効果が高い動作を優先して選択する。選択部335は、選択した動作を示す動作情報を飛行装置1に送信する。
飛行装置1は、管理装置3から送信された動作情報に基づいて、鳥獣に対して、例えば、音による追い払う動作を実行する(S4)。飛行装置1は、撮像した画像を管理装置3に送信する。取得部331は、飛行装置1から送信された画像を取得すると、取得した画像を判定部332に入力する。判定部332は、取得部331から入力された画像に鳥獣が映っているか否かを判定する(S5)。判定部332は、画像に鳥獣が映っていないと判定した場合、処理をS13に進める。一方、判定部332は、画像に鳥獣が映っていると判定した場合、当該画像を特定部333に入力する。
特定部333は、判定部332から入力された画像に映っている鳥獣の種別を特定する(S6)。ここで、特定部333は、特定した鳥獣の種別と、前回特定した鳥獣の種別とが同じであるか否かを判定する(S7)。特定部333は、鳥獣の種別が同じでないと判定した場合、処理をS3に戻す。一方、選択部335は、特定部333が、鳥獣の種別が同じであると判定した場合、所定の時間が経過したか否かを判定する(S8)。具体的には、選択部335は、特定部333が鳥獣の種別が同じであると最後に判定してから所定の時間が経過したか否かを判定する。選択部335は、所定の時間が経過していないと判定した場合、処理をS5に戻す。一方、特定部333は、選択部335が、所定の時間が経過したと判定した場合、動作データベースに記憶されている選択部335が選択した動作の効果を更新する(S9)。また、特定部333は、鳥獣の種別を示す情報を選択部335に入力する。
選択部335は、特定部333から送信された鳥獣の種別を示す情報に基づいて、別の動作を選択する(S10)。具体的には、選択部335は、前回選択した動作である第1動作とは異なる第2動作を選択する。選択部335は、選択した動作を示す動作情報を飛行装置1に送信する。飛行装置1は、管理装置3から送信された動作情報に基づいて、鳥獣に対して、例えば、放水による追い払う動作を実行する(S11)。飛行装置1は、撮像した画像を管理装置3に送信する。
取得部331は、飛行装置1から送信された画像を取得すると、取得した画像を判定部332に入力する。判定部332は、取得部331から入力された画像に鳥獣が映っているか否かを判定する(S12)。判定部332は、画像に鳥獣が映っていると判定した場合、処理をS6に戻す。一方、選択部335は、判定部332が、画像に鳥獣が映っていないと判定した場合、所定の時間が経過したか否かを判定する(S13)。具体的には、選択部335は、判定部332が画像に鳥獣が映っていると最後に判定してから所定の時間が経過したか否かを判定する。選択部335は、所定の時間が経過していないと判定した場合、処理をS12に戻す。一方、判定部332は、選択部335が、所定の時間が経過したと判定した場合、画像に鳥獣が映っていないことを示す情報を特定部333に入力する。特定部333は、判定部332から入力された像に鳥獣が映っていないことを示す情報に基づいて、動作データベースに記憶されている選択部335が選択した動作の効果を更新する(S14)。
[本実施の形態における効果]
以上説明したとおり、本実施の形態に係る飛行システムSは、管理装置3が、所定の飛行ルートを飛行する飛行装置1が撮像した画像に鳥獣が映っていると判定された場合に、当該鳥獣の種別に対応する動作を選択し、選択した動作を示す動作情報を飛行装置1に送信することにより、飛行装置1に動作情報に基づく動作をさせる。このようにすることで、飛行システムSは、鳥獣の種別に応じた動作を飛行装置1に行わせることができる。その結果、飛行システムSは、鳥獣による被害を効率的に軽減させることができる。
[変形例]
以上の説明においては、管理装置3が、所定の飛行ルートを飛行する飛行装置1が撮像した画像に鳥獣が映っていると判定された場合に、当該鳥獣の種別に対応する動作を選択した。これに対して、飛行装置1が、所定の飛行ルート上で撮像した画像に鳥獣が映っていると判定した場合に、当該鳥獣の種別に対応する動作を選択し、選択した動作に基づいて動作を行ってもよい。
図6は、飛行装置1の構成の一例を示す図である。飛行装置1は、通信部11、撮像センサ12、記憶部13、制御部14、及び制御バス15を備える。制御部14は、記憶部13に記憶されているプログラムを実行することにより、判定部141、特定部142、及び動作制御部143として機能する。通信部11、記憶部13、制御部14、判定部141、特定部142、及び動作制御部143は、管理装置3が備える通信部31、記憶部32、制御部33、判定部332、特定部333、及び装置制御部334にそれぞれ対応する。
撮像センサ12は、静止画又は動画の画像を撮像可能なカメラである。
制御バス15は、飛行装置1の動作を制御する信号を伝達する。
飛行装置1は、判定部141が、撮像センサで撮像した画像に鳥獣が映っているか否かを判定し、特定部142が、画像に鳥獣が映っている場合に、鳥獣の種別を特定する。そして、飛行装置1は、制御部14が、記憶部13に記憶されている一以上の動作を読み出し、動作制御部143が、読み出した一以上の動作から、特定した鳥獣の種別に基づく動作を選択し、当該動作を実行する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
1 飛行装置
11 通信部
12 撮像センサ
13 記憶部
14 制御部
141 判定部
142 特定部
143 動作制御部
15 制御バス
2 基地局
3 管理装置
31 通信部
32 記憶部
33 制御部
331 取得部
332 判定部
333 特定部
334 装置制御部
335 選択部
336 速度設定部
337 決定部
338 ルート設定部

Claims (15)

  1. 所定の飛行ルートを飛行する飛行装置が撮像した画像に鳥獣が映っていると判定された場合に、当該鳥獣の種別に対応する動作を選択する選択部と、
    前記選択部が選択した動作を示す動作情報を前記飛行装置に送信する通信部と、
    を有する管理装置。
  2. 前記選択部は、前記鳥獣の種別に対応付けられた一以上の前記動作が格納されたデータベースを参照して、前記鳥獣の種別に対応する一以上の動作のうち、いずれか1つの動作を選択する、
    請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記データベースは、前記所定の飛行ルートを含む範囲をさらに格納し、
    前記選択部は、前記データベースを参照して、前記鳥獣の種別及び前記範囲に対応する一以上の動作のうち、いずれか1つの動作を選択する、
    請求項2に記載の管理装置。
  4. 前記データベースは、前記鳥獣を追い払う前記一以上の動作を前記飛行装置が実行した場合において、前記鳥獣を追い払うことができたか否かを示す効果の程度を示す情報をさらに格納し、
    前記選択部は、前記データベースを参照して、前記鳥獣を追い払う前記一以上の動作のうち、前記効果が高い動作を優先して選択する、
    請求項2又は3に記載の管理装置。
  5. 前記選択部は、前記飛行装置が前記動作情報に基づいて前記鳥獣を追い払う動作を行った後において、所定の時間が経過した後に前記飛行装置が撮像した画像に前記鳥獣が映っているか否か又は所定のエリア内に前記鳥獣が留まっているか否かを判定した結果情報に基づいて、前記データベースに格納されている前記鳥獣を追い払う動作における効果の程度を示す情報を更新する、
    請求項4に記載の管理装置。
  6. 前記選択部は、前記飛行装置が前記動作情報に基づいて前記鳥獣を追い払う動作である第1動作を行った場合において、所定の時間が経過した後に前記飛行装置が撮像した画像に前記鳥獣が映っている又は所定のエリア内に前記鳥獣が留まっていると判定された場合に、前記第1動作とは異なる第2動作を選択する、
    請求項4又は5に記載の管理装置。
  7. 前記データベースは、前記鳥獣が出現したと判定されたことを通知する通知先情報をさらに格納し、
    前記選択部は、前記データベースを参照して、前記鳥獣の種別に対応する前記通知先情報及び前記所定の飛行ルートを含む範囲に対応する前記通知先情報の少なくともいずれか1つを選択し、
    前記通信部は、前記選択部が選択した通知先情報が示す通知先に前記画像に前記鳥獣が映っていると判定されたことを示す鳥獣出現情報を通知する、
    請求項2から6のいずれか一項に記載の管理装置。
  8. 前記飛行装置が飛行する速度を設定する速度設定部をさらに有し、
    前記速度設定部は、前記飛行装置が、前記鳥獣が映っていると判定された画像を撮像した位置から所定の範囲における前記飛行装置の速度を、前記所定の範囲外における前記飛行装置の速度より低速に設定する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の管理装置。
  9. 前記飛行装置が飛行する前記飛行ルートを設定するルート設定部をさらに有し、
    前記ルート設定部は、前記飛行装置が、前記鳥獣が映っている画像を撮像した位置と、前記画像に映っている前記鳥獣の位置とを含む所定の範囲を飛行する臨時ルートを、前記所定の飛行ルートに追加する、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の管理装置。
  10. 前記ルート設定部は、前記臨時ルートを追加した前記所定の飛行ルートを飛行する前記飛行装置が撮像した前記画像に前記鳥獣が映らなくなってから所定の期間が経過した後に、前記臨時ルートを削除する、
    請求項9に記載の管理装置。
  11. 前記飛行装置に前記画像を撮像させる撮像領域を決定する決定部をさらに有し、
    前記ルート設定部は、前記決定部が決定した前記撮像領域を前記飛行装置に飛行させる前記飛行ルートを設定する、
    請求項9又は10に記載の管理装置。
  12. 前記選択部は、前記飛行装置が撮像した前記画像に前記鳥獣が映っていると判定された場合に、前記飛行装置に撮像させる前記画像を静止画から動画に切り替える、
    請求項1から11のいずれか一項に記載の管理装置。
  13. コンピュータに、
    所定の飛行ルートを飛行する飛行装置が撮像した画像に鳥獣が映っていると判定された場合に、当該鳥獣の種別に対応する動作を選択するステップと、
    前記動作を選択するステップで選択した動作を示す指示情報を前記飛行装置に送信するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  14. 所定の飛行ルートを飛行する飛行装置が撮像した画像に鳥獣が映っていると判定された場合に、当該鳥獣の種別に対応する動作を選択し、
    前記選択した動作を示す指示情報を通信回線を介して前記飛行装置に送信する、
    ことを特徴とする管理方法。
  15. 所定の飛行ルート上で撮像した画像に鳥獣が映っていると判定された場合に、当該鳥獣の種別に対応する動作を読み出す読出部と、
    前記読出部が読み出した動作に基づく動作を行う動作制御部と、
    を有する飛行装置。
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