JP2019017411A - 光音響型カテーテルシステム及び光音響型カテーテル制御方法 - Google Patents

光音響型カテーテルシステム及び光音響型カテーテル制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】音響型カテーテルによる治療を容易にすることを課題とする。【解決手段】撮像用のレーザである撮像用レーザR1を発生する撮像用レーザ発生装置2と、治療用のレーザである治療用レーザR2を発生する治療用レーザ発生装置3と、カテーテルの進行方向に対して、所定の方向に撮像用レーザR1及び治療用レーザR2を照射するように駆動する駆動部19と、撮像用レーザR1が照射されたことによって生じた音波を受信する音響素子部18と、治療用レーザ制御装置7と、を有し、治療用レーザ制御装置7は、撮像用レーザR1と、治療用レーザR2とを、同期して、かつ、方向を揃えて射出させることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、光音響型カテーテルを用いた光音響型カテーテルシステム及び光音響型カテーテル制御方法の技術に関する。
血管の狭窄等の治療において、病変部の特定のために、X線透視による血管の全体的な撮像が行われている。しかし、被曝が生じるため好ましくないという課題がある。このような課題を解決する手法として、光や超音波を用いた血管内カテーテル撮像が行われている。血管内カテーテル撮像では、患者負担を小さくし、かつ、局所的な撮像を行うことができる。
また、血管の狭窄を治療するためのカテーテル治療は開胸手術と比較し、患者負担が少ない術式であるため増加の傾向にある。
このような血管内カテーテルイメージングのための技術として、特許文献1には「プローブの先端側と後方側との間で光を伝達する光ファイバーは先端側に集光レンズを備え、前記集光レンズの近傍の前記光ファイバーに軸線に対して角度を与える圧電素子または電歪素子を有し、前記集光レンズの先端には光路変換手段を同一線上に配置し、集光レンズから放射される光線が前記光路変換手段により放射角度を変化させて放射させることで、光線を立体的に放射でき、三次元走査を可能にした」光イメージング用プローブが開示されている。
カテーテル治療のような、極めて小さい領域で手術を行う上で、(1)視認性と(2)操作性との両立が求められる。
特に慢性完全閉塞(CTO:Chronic Total Occlusion)のような症例の場合、リアルタイムに病変画像を撮像し、操作者(医師)が指定した場所を的確にデバイス治療することが求められる。
ここで、カテーテル治療に求められる視認性及び操作性について説明する。
(1)視認性
CTOのような血管の狭窄が生じている場合、カテーテル前方の視認が重要となってくる。
(2)操作性
カテーテルを用いたCTO治療では、一般的に、X線透視下でガイドワイヤを病変部に突き刺す作業が行われている。しかし、X線透視では実際の病変部を判断することは困難である。
また、レーザを用いた治療もあるが、病変が特定できなければ、レーザ治療もできない。また、仮に病変が特定できたとしても、病変にレーザを照射するためには、極めて精密な位置精度が求められる。
国際公開第2016/063406号
(1)の視認性において、前記したように、CTO病変では、カテーテル前方を可視化することで、閉塞病変を特定し、特定した病変に対して治療を行う必要がある。しかし、前方視野を視認可能なカテーテルの実用化には至っていない。特に、前方視野を視認しつつ、レーザによる治療を行うカテーテルについては実用化されていない。
さらに、(2)の操作性について、カテーテルを用いたレーザ治療についての技術は、これまで開示されていない。
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、音響型カテーテルによる治療を容易にすることを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、撮像用のレーザである撮像用レーザを発生する撮像用レーザ発生部と、治療用のレーザである治療用レーザを発生する治療用レーザ発生部と、前記撮像用レーザと前記治療用レーザとの方向を揃えて射出させる射出部と、カテーテルの進行方向に対して、所定の方向に前記撮像用レーザ及び前記治療用レーザを照射するように前記射出部を駆動する駆動部と、前記撮像用レーザが照射されたことによって生じた音波を受信する音響検出部と、前記撮像用レーザと前記治療用レーザとを同期して前記射出部から射出させる制御部と、を有することを特徴とする。
その他の解決手段は、実施形態中において適宜説明する。
本発明によれば、音響型カテーテルによる治療を容易にすることができる。
第1実施形態で用いられるカテーテル1の先端部の構成を示す図である。 カテーテル1の先端部における光射出機構を示す模式図である。 第1実施形態に係る光音響型カテーテルシステムCの構成を示す機能ブロック図である。 第1実施形態で行われる光音響型カテーテルシステムCの処理手順を示すフローチャートである。 第1実施形態で行われる撮像用レーザ射出処理(図4のステップS2)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 駆動部19に印加される駆動電圧の波形例を示す図である。 駆動部19(駆動装置14)を正面(カテーテル1軸方向)からみた図である。 駆動部19に印加される電圧波形と、撮像用レーザ射出タイミングを示す図である。 図8に示す印加電圧による撮像用レーザR1の射出軌跡を示す図である。 図9の原点近傍部分を拡大した図である。 第1実施形態で行われるアドレス補正処理(図4のステップS5)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 正常な状態(歪みのない状態)における射出位置を示す模式図である。 歪みが生じている射出位置を示す模式図である。 第1実施形態で行われる画像処理(図4のステップS6)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 音響素子11と撮像用レーザR1が照射された対象物との距離を示す図である。 図15に示す音響素子部18で検出される信号強度の時間変化を示す図である。 第1実施形態で行われる病変部特定処理(図4のステップS13)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 第1実施形態で行われる治療用レーザ射出処理(図4のステップS14)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 治療用レーザR2の射出タイミングを示す図である。 撮像領域を示す図である。 第1実施形態に係る光音響型カテーテルシステムCによる撮像画像例を示す図である。 第2実施形態に係る光音響型カテーテルシステムC1の構成を示す機能ブロック図である。 第3実施形態で用いられる撮像用レーザ発生装置2aの構成を示す図である。 第4実施形態で用いられるインタフェース装置6の一例を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1実施形態>
[カテーテル1の構造]
図1は、第1実施形態で用いられるカテーテル1の先端部の構成を示す図である。図2は、カテーテル1の先端部における光射出機構を示す模式図である。なお、本願では、光ファイバ13からレーザRが発せられることを「射出」と記載し、観察対象に射出されたレーザRがあたることを「照射」と記載することとする。
図1に示すように、光音響型のカテーテル1(以下、単にカテーテル1と称する)はカテーテル1自身の先端部に複数の音響素子(音響検出部)11がリング状に配置されている。ここで、音響素子11はMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術で製作された圧電素子等で構成される。音響素子11は単一素子とすることもできるし、図1に示すように、複数の素子が実装されるアレイ型とすることもできる。音響素子11を複数の素子が実装されるアレイ型とすることで、Delay and Sumを行うことが可能となる。従って、Delay and Sumによる検出信号の増強が可能となるため、カテーテル撮像画像を鮮明化させることができる。
リング状に配置された音響素子11の内側に形成されている中空部12は、光ファイバ13から射出されたレーザRが通過する。
カテーテル1の内部に備えられた光ファイバ13から射出されたレーザRが、中空部12を通過して生体である観察対象に照射されると、観察対象が熱を放出し、その結果、観察対象が体積膨張する。この体積膨張の結果、生じる音波を音響素子11が検出する。つまり、音響素子11は照射されたレーザRによって生じた音波を受信する。
次に、第1実施形態で用いられるカテーテル1における光射出機構について説明する。
カテーテル1において、レーザRは光ファイバ13によって、撮像用レーザ発生装置(撮像用レーザ発生部)2もしくは治療用レーザ発生装置(治療用レーザ発生部)3(図3参照)から伝達される。治療用レーザR2(図3参照)は撮像用レーザR1(図3参照)と同一のレーザRとすることも可能である。そして、この場合、レーザRの出力が変化されることによって撮像用レーザR1と治療用レーザR2とが切り替えられる。このようにすることによって、1つのレーザ発生装置を設ければよいことになり、コストを削減することができる。
駆動装置(駆動部)14は、図1及び図2に示すように、例えば円筒状の4極PZT素子(以下、単にPZT素子と称する)のような圧電素子が用いられるのが好ましい。図2に示すようにPZT素子において対向する電極間に、導線Dを介して電位差を与えることで、その方向にPZT素子が屈曲される。対向する2対の電極に与える電圧を正弦波とし、その位相をπ/2だけずらすことによって、PZT素子中に通した光ファイバ13の先端を図2ので示すように回転させることができる。なお、光ファイバ13の回転半径(図2で示される回転の半径)はPZT素子に与えられる正弦波電圧の振幅によって制御される。
そして、PZT素子に印加する電圧の振幅を変化させることによって、カテーテル1から射出されるレーザRは、渦巻状の軌跡101を描く。このとき、レーザRの回転周波数は、例えば8kHzである。
このようにして、駆動装置14は、カテーテル1の進行方向に対して、所定の方向にレーザRを射出するように駆動する。
光ファイバ13の先端から射出されるレーザRは、その光ファイバ13に固有の角度で発散する。そのため、図1及び図2に示すように、観察対象への集光を行うレンズ16が設けられている。
また、図1及び図2に示すように、これらの素子類はカテーテル1の機械的特性を担うカバー15で覆われている。
なお、図1では省略しているがカテーテル1にガイドワイヤや、フラッシング機構が備えられていてもよい。フラッシングとは、血液等を水で洗浄することである。また、ガイドワイヤが設けられることで、状況に応じて、レーザRのみではなく、ガイドワイヤを用いた治療も可能となる。さらに、カテーテル1の内部に血液を一時的に除去する透明液体を注入するための図示しない管状構造(液体注入部)が備えられることも可能である。このようにすることで、血管内の血液を一時的に除去することができ、良好なカテーテル撮像画像を得ることができる。
[システムブロック図]
図3は、第1実施形態に係る光音響型カテーテルシステムCの構成を示す機能ブロック図である。
光音響型カテーテルシステムCは、カテーテル1、撮像用レーザ発生装置2、治療用レーザ発生装置3を有している。また、光音響型カテーテルシステムCは、アドレス管理装置(制御部)4、画像化処理装置5、インタフェース装置(入出力部)6、治療用レーザ制御装置(制御部)7を有する。
撮像用レーザ発生装置2は、撮像用の低出力パルスレーザである撮像用レーザR1を発生する。
治療用レーザ発生装置3は、治療用の高出力パルスレーザである治療用レーザR2を発生する。
撮像用レーザR1及び治療用レーザR2は共に光ファイバ13内を進む。なお、図3において、破線矢印はレーザR(図1、図2参照)を示している。
カテーテル1は、光学素子部17、駆動部19、音響素子部(音響検出部)18を有している。
光学素子部17は、光ファイバ13の先端や、レンズ16であり、撮像用レーザR1及び治療用レーザR2が射出される。
駆動部19は、図1及び図2における駆動装置14であり、図1及び図2で説明済みあるため、ここでの説明を省略する。また、音響素子部18は、図1及び図2の音響素子11であるため、ここでの説明を省略する。
アドレス管理装置4は、撮像用レーザR1が射出されたタイミングをアドレスとして管理する。アドレスとは、撮像用レーザR1が射出された位置(射出位置)を示すものであり、例えば、座標等で表わされる。
アドレス管理装置4は、タイミングラッチ部41、アドレス管理部42、駆動波形設定部43、駆動制御部44、補正部45を有する。
タイミングラッチ部41は、撮像用レーザ発生装置2からの情報を基に撮像用レーザR1の射出タイミングを記録する。
アドレス管理部42は、タイミングラッチ部41で記録された射出タイミングや、駆動波形設定部43で設定された駆動電圧波形を基に、撮像用レーザR1が射出されたアドレスを算出する。
駆動波形設定部43は駆動電圧波形を設定する。
駆動制御部44は、駆動波形設定部43が設定した駆動電圧波形に従って駆動電圧を駆動部19へ印加する。
補正部45は、手入力等で予め入力されている校正情報(歪み情報)8等を基に、アドレス管理部42で算出されたアドレスを補正する。これによって、補正部45は補正アドレスを生成する。補正部45が行う処理については後記して説明する。
画像化処理装置5は、音響素子部18から送信された信号や、補正アドレス等を基に、カテーテル撮像画像を再構成する。
画像化処理装置5は、信号受信部51、情報記憶部52、画像構成部53を有する。
信号受信部51は、音響素子部18から送信された信号を受信する。
情報記憶部52は、信号受信部51が受信した信号、アドレス管理部42から送られた撮像用レーザ射出タイミングのアドレス、補正部45で算出された補正アドレス等を記憶する。
画像構成部53は、情報記憶部52に記憶されている情報等を基にカテーテル撮像画像を再構成する。なお、本実施形態では、信号受信部51が受信した信号、アドレス管理部42から送られた撮像用レーザ射出タイミングのアドレス、補正アドレス等がいったん情報記憶部52に記憶されてから画像構成部53で読み出されている。しかし、信号受信部51が受信した信号、アドレス管理部42から送られた撮像用レーザ射出タイミングのアドレス、補正アドレス等が、情報記憶部52に格納されずに直接画像構成部53に入力されてもよい。また、画像構成部53は再構成されたカテーテル撮像画像を情報記憶部52に記憶する。
インタフェース装置6は入出力を行うものである。
インタフェース装置6は、表示部61及びターゲット指定部62を有している。
表示部61は、画像構成部53によって再構成されたカテーテル撮像画像が表示される。
ターゲット指定部62は、ポインティングデバイス等で構成されているものである。操作者(看護師等)は、表示部61に表示されているカテーテル撮像画像において治療箇所をターゲット指定部62で指定する。
治療用レーザ制御装置7は治療用レーザR2の射出を制御する。
治療用レーザ制御装置7は、アドレス変換部71、比較部72、パルス生成部73を有する。
アドレス変換部71は、情報記憶部52に格納されているカテーテル撮像画像や、アドレス等を基に、ターゲット指定部62で指定されたカテーテル撮像画像上のターゲットをアドレス(ターゲットアドレス)に変換する。
比較部72は、現在撮像が行われている(撮像用レーザR1が射出されている)アドレス(現アドレス)と、アドレス変換部71から送られるターゲットアドレスとを比較する。現アドレスは補正アドレスが用いられるとよい。なお、撮像は、治療中も行われている。
パルス生成部73は、比較部72において、現アドレスと、ターゲットアドレスとが一致したと判定されると、治療用レーザR2を射出するためのパルスを治療用レーザ発生装置3へ送る。
これにより、治療用レーザ発生装置3は、パルス生成部73がパルスを発生したタイミングで治療用レーザR2を射出する。
[フローチャート]
(全体処理)
図4は、第1実施形態で行われる光音響型カテーテルシステムCの処理手順を示すフローチャートである。なお、図4において破線で示されている処理は光音響型カテーテルシステムC以外のものにおける処理である。以降の図では、図3を適宜参照する。
まず、操作者がインタフェース装置6を介して光音響型カテーテルシステムCの各部を起動する(S1)。
次に、撮像用レーザR1が射出される撮像用レーザ射出処理が行われる(S2)。撮像用レーザ射出処理の詳細は後記する。
射出された撮像用レーザR1は対象物に照射される。該対象物は撮像用レーザR1を吸収することで、瞬間的に熱膨張し、音波が発生する(S3)。
そして、音響素子部18は、対象物から到来した音波を検出する(S4)。音波を受信すると、音響素子部18は検出した音波に応じた大きさの電圧を発生する。発生した電圧は、図示しないアンプやADC(Analogue-Digital Converter)を搭載した信号受信部51によって、所定の大きさのデジタル信号に変換する。変換されたデジタル信号は情報記憶部52に記憶される。
なお、音響素子部18は複数チャネルを用いてアレイ化し、チャネルごとにデータが保存されてもよい。
音響素子部18は音波を受信すると、その音波の強度に応じた電圧で電気信号を送信する。送信された電気信号は、画像化処理装置5によって受信される。
その後、アドレス管理装置4が、アドレス補正処理を行う(S5)。アドレス補正処理の詳細は後記する。
そして、画像化処理装置5が、アドレス補正処理の結果(補正アドレス)を用いて画像処理を行う(S6)。画像処理の詳細は後記する。
そして、表示部61に画像処理の結果、出力されるカテーテル撮像画像が表示される(S7)。
次に、ユーザ(医師等)は、病変部が特定済みであるあるか否かを判定する(S11)。
ステップS11の結果、病変部が特定済みでない場合(S11→No)、ユーザ(医師等)は、病変部特定がこれから行われるか否かを判定する(S12)。病変部特定を行う場合、例えば表示部61に表示されている「病変部特定ボタン」をユーザ(看護師等)が選択入力する。
ステップS12の結果、病変部特定が行われない場合(S12→No)、光音響型カテーテルシステムCはステップS2へ処理を戻す。
ステップS12の結果、病変部特定が行われる場合(S12→Yes)、インタフェース装置6を介して病変部特定処理が行われる(S13)。病変部特定処理の詳細は後記する。その後、光音響型カテーテルシステムCは、ステップS14へ処理を進める。
また、ステップS11の結果、病変部特定済みの場合(S11→Yes)、治療用レーザ制御装置7及び治療用レーザ発生装置3が治療用レーザ射出処理を行う(S14)。治療用レーザ射出処理の詳細は後記する。
その後、光音響型カテーテルシステムCはステップS2へ処理を戻す。つまり、光音響型カテーテルシステムCは、撮像をしつつ、治療を行う。言い換えれば、撮像用レーザR1と、治療用レーザR2とが同一の光ファイバ13(同軸、つまり、方向を揃えて、または同一方向)から射出される。
なお、同軸である方が、位置精度としては望ましいが、光ファイバ13の内部に治療用レーザR2と撮像用レーザR1を導くためのコア(不図示)が別々に設けられるようにすることも可能である。つまり、光ファイバ13の内部に、治療用レーザR2専用のコアと撮像用レーザR1専用のコアが設けられることも可能である。
なお、治療用レーザR2と撮像用レーザR1とを伝搬させるコアが光ファイバ13内に別々に設けられていると、撮像用レーザR1と、治療用レーザR2との照射位置が異なることになる。しかし、その差は微小であるため、後記するように、単純にターゲット領域(治療部位)に治療用レーザR2が照射されるようにすればよい。
カテーテル撮像画像の分解能は「レンズ16の光学倍率×撮像用レーザR1用のコア径」で決まるため、撮像用レーザR1に使われる光ファイバ13のコアは細いことが望ましい。一方、一般的には治療用レーザR2は撮像用レーザR1より高出力である。このため、撮像用レーザR1と治療用レーザR2とを同軸(共通のコア)から射出させる際、光ファイバ13のコア径を撮像用レーザR1にあわせて決定すると、治療用レーザR2の伝搬時にコア(光ファイバ13)が損傷する可能性がある。このため、撮像用レーザR1、治療用レーザR2のコアを別々に設けることで、分解能を落とさずコア(光ファイバ13)が損傷するリスクを回避することができる。
このようにすることで、操作者(医師)は、リアルタイムに画像をみながら治療を行うことができる。例えば、操作者(医師)は、凝固した血液等が治療用レーザR2によって適切に除去されているかを確認しながら治療を進めることができる。
(撮像用レーザ射出処理)
図5は、第1実施形態で行われる撮像用レーザ射出処理(図4のステップS2)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。
駆動波形設定部43は光ファイバ13の回転の角速度に応じた駆動電圧波形を設定する(S201)。
そして、駆動制御部44が、ステップS201で設定された駆動電圧を生成する(S202)。
続いて、駆動制御部44は、生成した駆動電圧を駆動部19に印加する(S203)。その結果、駆動部19による光ファイバ13の回転が開始される。
その後、タイミングラッチ部41は、撮像用レーザR1の射出タイミングを記録する(S204)。射出タイミングは、具体的には撮像用レーザR1の射出時刻等である。
射出タイミングは、フォトデテクタを用いて、撮像用レーザR1の射出時刻が記憶されてもよいし、撮像用レーザR1の出力時に出力される同期信号の出力時刻が記憶されてもよい。
アドレス管理部42は、撮像用レーザR1の射出タイミングに関する情報をアドレスとして算出する。そして、アドレス管理部42は撮像用レーザR1の射出タイミングに関する情報をアドレスとして情報記憶部52に記憶する(S205)。なお、アドレス管理部42は、アドレス管理部42は駆動波形設定部43で設定された駆動電圧波形と、射出タイミングとを基にアドレスを算出する。
図6は、駆動部19に印加される駆動電圧の波形例を示す図である。また、図7は、駆動部19(駆動装置14)を正面(カテーテル1軸方向)からみた図である。
図7に示すように、駆動部19は、π/2ずつに導線D1〜D4(D)が接続されている。
ここで、図6における波形V1は、図7における導線D1及び導線D3に印加される駆動電圧波形である。また、図7における波形V2は、図7における導線D2及び導線D4に印加される駆動電圧波形である。 ここで、波形V1と、波形V2とは、互いに位相がπ/2ずれている。
このような波形V1,V2の電圧が駆動部19に印加されることで、光ファイバ13の先端部は図2に示すように渦巻状の軌跡101を描く。
ここで、図6のΔTLは渦巻状の軌跡101(図2参照)で、光ファイバ13の先端が中心から軌跡101の半径を広げていき、また中心に戻ってくるまでの周期である。
(アドレス算出)
次に、図8〜図10を参照してアドレス算出について説明する。
図8は、駆動部19に印加される電圧波形と、撮像用レーザ射出タイミングを示す図である。なお、図8の波形V11は図6における波形V1の時刻0付近を拡大したものである。同様に、波形V12は図6における波形V2の時刻付近を拡大したものである。さらに、タイミングP1は、撮像用レーザR1の射出タイミングを示すものである。
ここで、電圧波形の周期をΔTFとする。そして、時刻0から最初の撮像用レーザ射出タイミングt1までの時間をδtL1とする。また、時刻ΔTFから2番目の撮像用レーザ射出タイミングt2までの時間をδtL2とする。さらに、時刻2ΔTFから3番目の撮像用レーザ射出タイミングt3までの時間をδtL3とする。
図9は、図8に示す印加電圧による撮像用レーザR1の射出軌跡を示す図であり、図10は、図9の原点近傍部分を拡大した図である。
ここで、図10の符号201は撮像用レーザR1の射出開始から最初に射出された撮像用レーザR1の位置を示している。すなわち、図8のタイミングP1における符号t1のタイミングで射出された撮像用レーザR1の射出位置(アドレス)となる。図9及び図10に示すように、射出軌跡に対してx軸、y軸を設定すると、符号201と、x軸との角度φ1は以下の式(1)となる。
φ1=2π・δtL1/ΔTF ・・・(1)
つまり、画像構成部53は、図8における撮像用レーザ射出タイミングt1で射出された撮像用レーザR1によって撮像される位置は、x軸との角度がφ1となる符号201の位置と判定する。
同様に、図8のt2,t3のタイミングで射出された撮像用レーザR1の射出位置202,203がx軸となす角度φ2、φ3は以下の式(2)、(3)となる。
φ2=2π・δtL2/ΔTF ・・・(2)
φ3=2π・δtL3/ΔTF ・・・(3)
このようにして、図8のタイミングP1に示す各撮像用レーザ射出タイミングが、どの射出位置(アドレス)に相当するかを画像構成部53が算出することにより、アドレスが算出される。
(アドレス補正処理)
図11は、第1実施形態で行われるアドレス補正処理(図4のステップS5)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。
まず、補正部45が校正情報8を取得する(S501)。校正情報8は画像の歪みを校正する情報(撮像用レーザR1の射出位置の歪みに関する情報)である。校正情報8は、予めインタフェース装置6を介して入力されている情報である。具体的には、光音響型カテーテルシステムCの試験運用時に取得される光ファイバ13の回転時のずれに関する情報である。
校正情報8は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)や、サーバや、USB(Universal Serial Bus)メモリ等に保存されていてもよい。また、校正情報8の取得方法としては、例えば、以下の手法が用いられる。まず、校正点(目盛り)を付属させた校正キットがカテーテル1の先端部に装着される。そして、図4のステップS2〜S4の処理が行われることで生成されるカテーテル撮像画像が取得される。そして、取得されたカテーテル撮像画像に写っている校正点のずれを基に校正情報8が作成されてもよい。
そして、補正部45は、校正情報8、アドレスを基に補正された撮像用レーザ射出位置(補正アドレス)を算出する(S502)。
(校正情報8)
次に、図12及び図13を参照して校正情報8について説明する。
図12は正常な状態(歪みのない状態)における射出位置を示す模式図である。このような撮像用レーザR1の射出位置がアドレスである。
図12に示すように、理想的な射出位置(アドレス)は半径Aの円形になっているものとする。なお、図2に示すように、本来、射出位置は渦巻状(螺旋状)となるのであるが、ここでは、説明を簡単にするため円形としている。
図12に示す任意の射出位置(xt,yt)は以下の式(11)のようになる。なお、ω=dθ/dtである。

図13は射出位置に歪みが生じている射出位置を示す模式図である。
図13に示すように、計測された射出位置は、図12に示す射出位置に対して、位相のずれφ、角度依存性の振幅歪みB(θ)が生じているものとする。φは撮像用レーザR1の信号遅れに由来するものである。また、B(θ)は駆動部19に印加される電圧波形のずれに由来するものである。なお、φや、B(θ)は、前記したように予め計測されているものである。なお、AB(θ)は周平均(積分でも可)をとるとAとなる制約が課されている。このとき、射出位置(アドレス)(xm(θ),ym(θ))は以下の式(12)となる。このアドレスが、アドレス管理部42で算出されたアドレスである。

式(12)を式(13)、式(14)に変形する。

式(14)における逆行列の部分が校正情報8となる。なお、校正情報8を特定するためには、複数点において計算を行う必要がある。
このようにすることで、撮像用レーザR1の信号遅れを是正することができる。さらに、図13に示すような射出位置(xm(θ),ym(θ))(つまり、照射位置)のまま表示部61にカテーテル撮像画像を表示すると、歪んだ形状で表示されてしまい、操作者が見にくくなってしまう。そこで、式(14)に示す校正情報8が用いられることにより、表示部61の形状にあった形状で表示を行うことができる。つまり、撮像用レーザR1の照射位置の校正を行うことができる。なお、式(14)に示す校正情報8が用いられると、実際の射出位置(つまり、照射位置)と表示部61に表示されているカテーテル撮像画像の画像位置とにずれが生じてしまうが、一般的にB(θ)は小さいため問題とはならない。なお、図13では、わかりやすくするため、B(θ)を大きく示している。
(画像処理)
図14は、第1実施形態で行われる画像処理(図4のステップS6)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。
画像構成部53は、情報記憶部52に記憶されている電圧信号を画像信号に変換する(S601)。画像信号への変換は、ヒルベルト変換、直交検波、バックプロジェクション、絶対値演算のいずれでもよい。
次に、画像構成部53は補正部43算出した補正アドレス等を基に、撮像用レーザR1が照射される対象物から音響素子部18までの距離及び方向を算出する(S602)。
次に、画像構成部53が、画像信号と、情報記憶部52に記憶されている、補正された撮像用レーザR1の射出位置(補正アドレス)を基にカテーテル撮像画像を生成する(S603)。画像は1D(Dimension)でもよいし、2D、3Dでもよい。
補正アドレスを基にカテーテル撮像画像が生成されることで、光音響型カテーテルシステムCは、校正情報8に従って撮像用レーザR1で撮像されたカテーテル撮像画像を校正する。
画像構成部53は、生成したカテーテル撮像画像を情報記憶部52に記憶する。
ここで、図15及び図16を参照して、対象物から音響素子部18までの距離及び方向の算出方法について説明する。
図15に示す方向に撮像用レーザR1が射出されるものとする。そして、撮像用レーザR1の進行方向に対象物F1と、対象物F2とが存在する場合を考える。
撮像用レーザR1は光速で進むため、撮像用レーザR1が射出されてから対象物F1に到達する時間と、対象物F2に到達する時間とは同じであると考えることができる。つまり、撮像用レーザR1が射出されてから対象物F1に到達する時間と、対象物F2に到達する時間とは、それぞれ0と考えることができる。
従って、音響素子部18(音響素子11)と、対象物F1までの距離L1及び対象物F2までの距離L2は以下の式で示すことができる。
L1=Vs×T1
L2=Vs×T2
ここで、Vsは音の速さである。また、T1は撮像用レーザR1が射出されてから音響素子部18で音波を検出するまでの時間である。同様に、T2は撮像用レーザR1が射出されてから音響素子部18で音波を検出するまでの時間である。
図16は、図15に示す音響素子部18で検出される信号強度の時間変化を示す図である。
図16において、横軸は時間を示し、縦軸は信号強度(音波強度)である。また、図16において、時刻0は撮像用レーザR1の射出時刻である。
そして、時刻T1及び時刻T2は、それぞれ図15における対象物F1,F2で発せられた音波が音響素子部18に届く時刻である。
すなわち、時刻T1における信号強度I1は図15の距離L1にある対象物F1(図15参照)の情報である。同様に、時刻T2における信号強度I2は図15の距離L2にある対象物F2(図15参照)の情報である。
なお、検出された対象物F1や、対象物F2が、音響素子部18に対してどの方向に存在するかは、撮像用レーザR1の射出方向(つまり、アドレス)から容易に算出できる。
このようにして画像データが再構成される。
なお、音響素子部18が複数配置されている場合、前記したように、画像構成部53は、Delay and Sumを行うことで、検出信号を増強させてもよい。
(病変部特定処理)
図17は、第1実施形態で行われる病変部特定処理(図4のステップS13)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。
まず、表示部61に画像構成部53で構成されたカテーテル撮像画像が表示される(S1301)。
次に、表示部61に表示された病変部などのターゲットを操作者(看護師等)が、ターゲット指定部62を通して指定する(S1302)。ターゲット指定部62は、ポインティングデバイス等を有している。すなわち、操作者は、ポインティングデバイスを用いることで表示部61に表示されている画像中のターゲットを指定する。
(治療用レーザ射出処理)
図18は、第1実施形態で行われる治療用レーザ射出処理(図4のステップS14)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。
次に、アドレス変換部71は、情報記憶部52に記憶されているカテーテル撮像画像や、アドレス等を基に、指定されたターゲットがどのタイミングの撮像用レーザR1で撮像されたか(ターゲットアドレス)を算出する(S1401)。
比較部72は、ステップS1401で算出されたターゲットアドレスと現アドレスとが一定の範囲内で一致するか否かを判定する(S1402)。現アドレスとは、光ファイバ13が現在向いているアドレス(射出方向、射出位置)である。ここでは、現アドレスとして補正部45で補正されたアドレス(補正アドレス)が用いられているが、未補正のアドレスが用いられてもよい。
ステップS1402の結果、ターゲットアドレスと現アドレスとが一定の割合以下で一致しない場合(S1402→No)、治療用レーザ制御装置7はステップS1402へ処理を戻す。
ステップS1402の結果、ターゲットアドレスと、現アドレスとが一定の割合以下で一致する場合(S1402→Yes)、パルス生成部73がパルス信号を生成する(S1403)。
次に、治療用レーザ発生装置3がパルス信号に従って治療用レーザR2(高出力パルスレーザ)を発生する(S1404)。
なお、光ファイバ13として光音響用マルチモードファイバを用いることで、撮像用レーザR1と、治療用レーザR2とを同じ光ファイバ13で入射・発射することができる。
図19は、治療用レーザR2の射出タイミングを示す図である。
図19における波形V1及び波形V2は、図6における波形V1及び波形V2と同様であり、駆動部19に印加される駆動電圧波形を示している。
そして、図19における符号P2は、治療用レーザR2の射出タイミングを示している。
なお、図19に示す各グラフにおいて、横軸は時間を示し、各グラフにおいて横軸は同期している。
符号P2に示すように、波形V1,V2を有する駆動電圧が、ターゲットアドレスと一致するタイミングで、パルス(すなわち、治療用レーザR2)が周期的に射出される。
[撮像領域]
図20は、撮像領域を示す図である。
図20に示すように、円錐上の領域Aは撮像領域を示している。また、符号300は、CTO(慢性完全閉塞)を発症している血管であり、符号301は血管狭窄部である。なお、血管300は断面として示されている。カテーテル1の構成は図1と同様であるため、ここでの説明を省略する。
[カテーテル撮像画像]
図21は、第1実施形態に係る光音響型カテーテルシステムCによるカテーテル撮像画像例を示す図である。
符号401は図17のステップS1302において、ターゲット指定部62によって指定されたターゲットである。
第1実施形態によれば、撮像用レーザR1と、治療用レーザR2とを同軸上から同期して射出することにより、撮像と治療とを同時に行うことができる。特に、治療用レーザR2が目的の場所に照射されているか否かを確認しながら、治療を行うことができる。つまり、操作者(医師)の所望の位置に治療用レーザR2が照射されているか否かを確認しながら治療を行うことができる。
また、第1実施形態では、ターゲット指定部62でカテーテル撮像画像上の所定箇所(病変部)を指定し、その指定箇所に向けて治療用レーザR2が射出される。このようにすることで、操作者はリアルタイムに撮像画像をみながら、治療用レーザR2の照射箇所を指定することができる。
ターゲットを治療する際、治療用レーザR2のパルスエネルギ(強度)、回数、治療時間等を、操作者が表示部61に表示されている設定窓等で設定することで、治療用レーザ制御装置7が、操作者の所望のレーザ照射方法を実現する。このようにすることで、操作者が所望する治療が可能となる。
また、撮像用レーザR1はカテーテル1の前方へ射出される。そして、光ファイバ13の先端が渦巻き状(螺旋状)の起動を描くことで、カテーテル1の軸方向からその周囲までの画像を得ることができる。
さらに、光音響型カテーテルシステムCは、撮像用レーザR1の照射位置を校正するための校正情報8を有している。この校正情報8は射出位置の歪みに関する情報である。そして、アドレス管理装置4aが、この校正情報8を基に、撮像用レーザR1の照射位置を校正する。このようにすることで、光ファイバ13の回転歪みによる画像の歪みや、撮像用レーザR1の信号遅れ等を校正したカテーテル撮像画像を出力することができる。
<第2実施形態>
図22は、第2実施形態に係る光音響型カテーテルシステムC1の構成を示す機能ブロック図である。
なお、図22において、図3と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図22に示す光音響型カテーテルシステムC1において、図3に示す光音響型カテーテルシステムCと異なる点は以下の3点である。
(1)アドレス管理装置4aにおいて、補正部45が省略されている。
(2)アドレス管理装置4aにおいて、校正情報8がアドレス管理部42に入力されている。すなわち、アドレス管理部42が第1実施形態の補正部45の処理を行う。なお、アドレス管理装置4aに補正部45が備えられていてもよい。
(3)治療用レーザ制御装置7aにおいて、アドレス変換部71及び比較部72が省略されている。そして、治療用レーザ制御装置7aは射出時刻算出部74を有している。射出時刻算出部74については後記する。
第1実施形態に示す光音響型カテーテルシステムCは、現在撮像が行われている(撮像用レーザR1が射出されている)アドレス(現アドレス)と、ターゲットとして指定されたアドレス(ターゲットアドレス)とが一致していると治療用レーザR2を射出するものである。これに対して、第2実施形態に示す光音響型カテーテルシステムC1は、アドレスの比較ではなく、時間管理によって治療用レーザR2が射出されるものである。
具体的には、図18のステップS1401に相当する処理で、射出時刻算出部74は、情報記憶部52に格納されているカテーテル撮像画像や、アドレスや、ターゲット指定部62で指定された箇所に関する情報等を基に、治療用レーザR2の射出時刻を算出する。
つまり、光音響型カテーテルシステムC1は、ターゲット指定部62で指定された箇所に基づいて算出された時刻に基づいて撮像用レーザR1の射出を行う。
図18におけるステップS1402に相当する処理で、パルス生成部73は治療用レーザ射出時刻となったか否かを判定する。治療用レーザ射出時刻であれば、パルス生成部73がパルス信号を生成する(図18のステップS1403に相当する処理)。
そして、治療用レーザ発生装置3がパルス信号に従って治療用レーザR2(高出力パルスレーザ)を発生する(図18のステップS1404に相当する処理)。
第2実施形態によれば、アドレス管理装置4aや、治療用レーザ制御装置7aの構成を減らすことができ、コスト削減を実現することができる。
<第3実施形態>
図23は第3実施形態で用いられる撮像用レーザ発生装置2aの構成を示す図である。
図23に示すように、撮像用レーザ発生装置2a内には、第1波長レーザ発生部21、第2波長レーザ発生部22、・・・、第n波長レーザ発生部2nが備えられている。第1波長レーザ発生部21、第2波長レーザ発生部22、・・・、第n波長レーザ発生部2nは、それぞれ異なる波長のレーザを発生する。これらの波長のレーザは光ファイバ13内を混色して進む。すなわち、光ファイバ13の先端からは多色レーザが射出される。
生体組織は、種類によってそれぞれ異なる光吸収率を有している。従って、図23に示すように、多色レーザを生体組織に照射し、光吸収率の違いを分布化することで、生体組織の種類を特定することができる。これにより、病変部の特定等が可能となる。特に、脂質や、石灰化部の特定を行うことができる。
治療を行う箇所を指定可能な表示部61に健全な部位と治療を要する部位を区別した画像が表示されることも可能である。つまり、画像構成部53は、生体組織の光吸収率の違いを基に、健全な部位と、治療を要する部位とを判別し、判別した画像を表示部61に表示する。このようにすることで、ユーザ(医師)は、健全な部位と、治療を要する部位とをように判別することができ、治療の効率を向上させることができる。また、治療用レーザ制御装置7は、治療を行う箇所として指定された箇所が健全な部位であるか否かを、生体組織の違い(生体組織の光吸収率の違い)を基に判定し、健全な部位には治療用レーザR2の照射を実施しない(禁止する)機能が実装されることも可能である。このようにすることで、誤って治療の必要がない部位を治療してしまうことを防止することができる。
<第4実施形態>
図24は、本実施形態で用いられるインタフェース装置6の一例を示す図である。
図24に示すように、例えば、インタフェース装置6をメガネ式のウェアラブル端末等6aとしてもよい。
インタフェース装置6をPC画面とポインティングデバイスとした場合、術中の医師がこれらの機器に直接触ることができない。従って、看護師が医師の指示に従ってポインティングデバイスを操作してターゲットを指定する。これに対し、メガネ式のウェアラブル端末6aを医師が装着することで、医師自身がターゲットの指定を行うことができる。これにより、カテーテル1を用いた治療の精度向上及び時間短縮を図ることができる。
そして、インタフェース装置6がメガネ式のウェアラブル端末6aである場合、目が特定の動きをしたか否かで病変部の特定を行うことができる。
あるいは、インタフェース装置6がヘッドマウントディスプレイであってもよい。そして、医師はヘッドマウントディスプレイに表示されるカテーテル撮像画像をみながら、治療を進めるようにしてもよい。
なお、本実施形態では、前方にレーザが射出される形式のカテーテル1が使用されているが、これに限らない。例えば、光ファイバ13の先端からレーザが射出される方向に、円錐上のミラーが設置されることにより、側方にもレーザを射出可能なカテーテルが使用されてもよい。
また、本実施形態では、撮像しながら治療用レーザR2が射出されているが、これに限らない。すなわち、撮像と、治療とを分け、治療用レーザR2が射出される段階では撮像が行われないようにしてもよい。
なお、病巣に応じて、治療用レーザR2の出力を可変させる出力調整部がインタフェース装置6等に備えられていてもよい。例えば、なかなか病巣が取り除けない場合、操作者は、治療用レーザR2の出力を上昇させる。
本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を有するものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記した各構成、機能、各部41〜45,51,53,71〜73、情報記憶部52等は、それらの一部またはすべてを、例えば集積回路で設計すること等によりハードウェアで実現してもよい。また、前記した各構成、機能等は、CPU等のプロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、HD(Hard Disk)に格納すること以外に、メモリや、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、IC(Integrated Circuit)カードや、SD(Secure Digital)カード、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に格納することができる。
また、各実施形態において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんどすべての構成が相互に接続されていると考えてよい。
1 カテーテル
2 撮像用レーザ発生装置(撮像用レーザ発生部)
3 治療用レーザ発生装置(治療用レーザ発生部)
4 アドレス管理装置(制御部)
5 画像化処理装置
6 インタフェース装置(入出力部)
6a ウェアラブル端末
7 治療用レーザ制御装置(制御部)
8 校正情報(歪み情報)
11 音響素子(音響検出部)
13 光ファイバ
14 駆動装置(駆動部)
15 カバー
16 レンズ
17 光学素子部
18 音響素子部(音響検出部)
19 駆動部
21 第1波長レーザ発生部
22 第2波長レーザ発生部
2n 第n波長レーザ発生部
41 タイミングラッチ部
42 アドレス管理部
43 駆動波形生成部
44 駆動制御部
45 補正部
51 信号受信部
52 情報記憶部
53 画像構成部
61 表示部
62 ターゲット指定部
71 アドレス変換部
72 比較部
73 パルス生成部
74 射出時刻算出部
101 照射軌跡
C,C1 光音響型カテーテルシステム(液体注入部を含む)

Claims (15)

  1. 撮像用のレーザである撮像用レーザを発生する撮像用レーザ発生部と、
    治療用のレーザである治療用レーザを発生する治療用レーザ発生部と、
    前記撮像用レーザと前記治療用レーザとの方向を揃えて射出させる射出部と、
    カテーテルの進行方向に対して、所定の方向に前記撮像用レーザ及び前記治療用レーザを照射するように前記射出部を駆動する駆動部と、
    前記撮像用レーザが照射されたことによって生じた音波を受信する音響検出部と、
    前記撮像用レーザと前記治療用レーザとを同期して前記射出部から射出させる制御部と、を有する
    ことを特徴とする光音響型カテーテルシステム。
  2. 前記撮像用レーザによる撮像画像を表示するとともに、治療を行う箇所を指定可能な入出力部を有し、
    前記制御部は、
    治療を行う箇所として指定された箇所に前記治療用レーザが照射されるよう、前記治療用レーザ発生部に前記治療用レーザを発生させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光音響型カテーテルシステム。
  3. 前記入出力部は、
    ウェアラブル端末である
    ことを特徴とする請求項2に記載の光音響型カテーテルシステム。
  4. 前記撮像用レーザによる撮像画像を表示するとともに、治療を行う箇所を指定可能な入出力部を有し、
    前記制御部は、
    前記入出力部を介して指定された箇所を基に算出される時刻に基づいて、前記治療用レーザ発生部に前記治療用レーザを発生させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光音響型カテーテルシステム。
  5. 前記撮像用レーザ及び前記治療用レーザは、前記射出部である同一の光ファイバ内を進み、
    前記音響検出部は、前記光ファイバの前記撮像用レーザ及び前記治療用レーザが射出される側においてリング状に備えられており、
    前記射出部である前記光ファイバの先端は、前記駆動部によって、リング状に備えられた前記音響検出部の中空部から前記撮像用レーザ及び前記治療用レーザが射出されるとともに、螺旋状の軌道を描くように動作する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光音響型カテーテルシステム。
  6. 前記制御部は、
    前記撮像用レーザの射出位置の歪みに関する歪み情報を有しており、
    前記歪み情報に従って、前記撮像用レーザで撮像された画像を校正する
    ことを特徴とする請求項5に記載の光音響型カテーテルシステム。
  7. 前記撮像用レーザは、複数の周波数の光を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の光音響型カテーテルシステム。
  8. 前記射出部である光ファイバの内部に治療用レーザ用を導くためのコアと、撮像用レーザを導くためのコアとが別々に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光音響型カテーテルシステム
  9. 前記撮像用レーザと前記治療用レーザとは同一のレーザであり、出力を変化させることによって前記撮像用レーザと前記治療用レーザとを切り替える
    ことを特徴とする請求項1に記載の光音響型カテーテルシステム。
  10. 入出力部を介して入力される情報に基づいて、前記治療用レーザの強度及び治療時間の少なくとも一方が設定可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光音響型カテーテルシステム。
  11. 前記撮像用レーザは、複数の周波数の光を含み、
    前記治療を行う箇所を指定可能な入出力部に健全な部位と治療を要する部位を区別した画像が表示される
    ことを特徴とする請求項2に記載の光音響型カテーテルシステム。
  12. 前記撮像用レーザは、複数の周波数の光を含み、
    前記治療を行う箇所として指定された箇所が健全な部位であった場合、前記治療用レーザの照射を実施しない
    ことを特徴とする請求項2に記載の光音響型カテーテルシステム。
  13. 前記音響検出部は複数の素子を配備したアレイ型の検出部である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光音響型カテーテルシステム。
  14. 前記射出部である光ファイバの内部に血液を一時的に除去する透明液体を注入するための液体注入部
    を有する請求項1に記載の光音響型カテーテルシステム
  15. 撮像用のレーザである撮像用レーザを発生する撮像用レーザ発生部と、
    治療用のレーザである治療用レーザを発生する治療用レーザ発生部と、
    前記撮像用レーザと前記治療用レーザとの方向を揃えて射出させる射出部と、
    カテーテルの進行方向に対して、所定の方向に前記撮像用レーザ及び前記治療用レーザを照射するように前記射出部を駆動する駆動部と、
    前記撮像用レーザが照射されたことによって生じた音波を受信する音響検出部と、
    制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記撮像用レーザと前記治療用レーザとを同期して前記射出部から射出させる
    ことを特徴とする光音響型カテーテル制御方法。
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