以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
以下、図1〜11を用いて、実施の形態1を説明する。
[1−1.構成]
図1は、本開示に係る番組録画再生装置の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、本開示に係る番組録画再生装置100は、番組を受信するアンテナ108とケーブルを介して接続される。また、番組録画再生装置100は、表示装置200と、通信ケーブルを介して接続される。表示装置200は、番組録画再生装置100から受け取った情報を画像として映し出す表示部202と、通信ケーブルが接続される通信インターフェース201とを備える。番組録画再生装置100は、記憶部101と、チューナ102と、録画部103と、再生部104と、制御部105と、通信インターフェース106と、操作部107とを備える。
番組録画再生装置100は、放送されている複数の番組について、操作者の指示を受けなくても録画可能である全録機能を有する。例えば、番組録画再生装置100は、予め1日に放送される全ての番組において、複数のチャネルを録画させるように設定されている。つまり、番組録画再生装置100は、操作者による番組録画再生装置100の電源のON/OFFや、全録機能を使用するかどうかなどの指示を除いた、録画設定のための指示をすることなく、録画が実行されるように予め設定されている。操作者は、録画された番組を再生し、視聴する。
記憶部101は、録画部103から送られた番組を格納する。記憶部101は、例えば、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などで構成される。
チューナ102は、アンテナ108で受信された番組をチャネルごとに受け取り、復調する。
録画部103は、チューナ102によって受信された番組において、予め指示された方法に従って記憶部101に格納する番組を決定する。録画部103は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と記憶部101に格納された制御プログラムとによって実現される。ここで、指示された方法とは、録画部103が、録画する番組を選択する方法である。
再生部104は、操作者によって選択された番組を記憶部101から読み出して再生する。再生部104は、例えば、CPUと記憶部101に格納された制御プログラムとによって実現される。また、再生部104は、記憶部101へ再生した番組と、当該番組の再生された再生時間とを記憶するように指示を出す。
通信インターフェース106は、番組録画再生装置100と、通信ケーブルとを接続させる通信アダプタである。
操作部107は、操作者の指示を受け取るデバイスである。操作部107は、操作者の指示を受け取ることが可能であれば、特に限定されない。操作部107は、例えば、リモコンの受信機でもよいし、タッチパネルでもよい。
制御部105は、再生部104によって再生された番組について統計分析を行い、統計分析の結果を示す画像を生成して出力する処理部である。制御部105は、例えば、CPUと記憶部101に格納された制御プログラムとによって実現される。また、制御部105は、操作部107から指示を受け取り、再生部104や録画部103などへ操作部107から受け取った指示を出す。
次に、制御部105が行う統計分析について説明する。
制御部105は、操作者により再生された番組の時間帯別再生パターンの統計分析を行う。統計分析は、所定の期間において再生部104によって再生された番組の一日における放送時間帯ごとの再生番組数の分布である時間帯別再生パターンを算出する。時間帯とは、予め設定された1日のうちのある時刻T1からある時刻T2までの時間のことである。放送時間帯とは、記憶部101に番組が格納された時間帯のことである。統計分析に用いられる分析される分析時間帯は、任意に設定されてよく、特に限定されない。例えば、分析時間帯が、1時間ごとに設定された場合、19時10分から19時40分まで放送された番組は、19時から20時の分析時間帯に放送されたとする。また、複数の分析時間帯を通じて放送された場合、番組の放送開始時間を放送された時間帯としてもよいし、番組が放送された全ての時間帯を放送された時間帯としてもよく、特に限定されない。
また、制御部105は、算出された時間帯別再生パターンに基づいて、記憶部101に格納できる番組についての録画総日数を増やすこと、及び、録画時の画質を上げることの少なくとも一つを行う録画モードを決定する。さらに、制御部105は、決定した録画モードを示すおすすめ画像を生成して出力する。制御部105は、出力したおすすめ画像に対して操作者から選択する指示を取得した場合、当該おすすめ画像が示す録画モードで録画部103が動作するように録画部103を制御する。録画総日数を増やすために、制御部105は、一日において録画する総時間帯を減らしてもよいし、録画時の画質を下げてもよい。
また、制御部105は、選択された総時間帯のカバー率を分析する。ここで、カバー率とは、一日に録画される総時間帯を減らした場合に、減らした総時間帯において再生部104によって再生された全ての番組の再生累積時間の、減らす前の総時間帯において再生部104によって再生された全ての番組の再生累積時間に対する割合である。制御部105は、カバー率が所定値以上であるときに、一日において録画する総時間帯を減らし、カバー率が所定値未満であるときに、録画される番組の画質を下げるように録画部103を制御する。
[1−2.動作]
以上のように構成された番組録画再生装置100について、その動作を以下説明する。
番組録画再生装置100は、操作者により再生された番組の統計分析と、統計解析結果画像及びおすすめ画像の生成と出力と、所定の期間ごとの統計解析結果画像の生成及び出力との各動作を行う。以下、それぞれの各動作について詳細に説明する。
[1−2−1.操作者により再生された番組の統計分析]
次に、図2〜5を用いて、操作者の時間帯別再生パターンの分析方法を説明する。
図2は、実施の形態1における操作者に再生された番組の放送時間帯についての統計分析の手順を示すフローチャートである。
まず、番組録画再生装置100は、番組の録画を開始する。記憶部101に格納できるデータ容量には限界があるので、容量が限界になった場合は、古い番組から消去し、新しい番組を記憶させる。記憶部101に格納できる録画可能な最大の日数が、録画総日数である。操作者は、記憶部101に格納された番組を再生し、視聴する。この時、再生部104は、操作者により再生された番組を記憶部101へ記憶するように指示を出す。
操作者は、番組録画再生装置100を使用し、記憶部101に格納された番組を再生して視聴する。制御部105は、操作者によって再生された放送時間帯ごとの再生番組数を記憶部101から取得し、時間帯別再生パターンを分析する(S100)。なお、制御部105が操作者によって番組が再生されたと判断するために、条件が設定されてもよい。例えば、条件は、30秒以上再生した場合と設定してもよいし、条件は、60秒以上再生した場合と設定してもよい。次に、制御部105は、操作者の再生番組数と、後述するオフセット値とを足し合わせた、分析時間帯ごとのスコア値を算出する。オフセット値は、分析時間帯ごとに予め設定された値である。
次に、制御部105は、取得した分析時間帯ごとのスコア値が、最も大きくなる分析時間帯を選択する(S101)。次に、制御部105は、選択された分析時間帯のカバー率を分析する(S102)。次に、制御部105は、算出されたカバー率が所定の割合以上であるかどうかの判定を行う(S103)。所定の割合は、任意の値でよく、例えば、90%と設定する。また、作業者は、予め分析時間帯を、例えば、1時間ごととして設定しておく。また、現在の録画モードの録画される総時間帯が24時間の場合、カバー率が算出される総時間帯は、特に限定されないが、例えば、16時間と設定しておく。
まず、取得した番組の分析時間帯ごとのスコア値の合計が、最も大きくなる分析時間帯を選択する。例えば、7時から23時までの16時間が最もスコア値の合計が高くなったとする。この時、7時から23時までの16時間が、カバー率が算出される総時間帯となる。制御部105は、7時から23時までの16時間の総再生時間に対する0時から24時までの24時間の総再生時間の割合、つまり、カバー率が90%以上かどうかの判定を行う。制御部105は、カバー率が90%以上と判定された場合、7時から23時までの16時間の総時間帯を、おすすめの録画モードの総時間帯として設定する。
なお、カバー率を算出するための総時間帯は、上述したように任意に設定されてよく、特に限定されない。カバー率を算出するための総時間帯は、現在の録画される総時間帯に応じて設定されてもよい。例えば、現在の録画される総時間帯が21時間から24時間の場合、カバー率を算出するための総時間帯は16時間と設定されてもよい。また、現在の録画される総時間帯が15時間から20時間の場合、カバー率を算出するための総時間帯は12時間と設定されてもよい。また、現在の録画される総時間帯が10時間から14時間の場合、カバー率を算出するための総時間帯は8時間と設定されてもよい。また、現在の録画される総時間帯が7時間から9時間の場合、カバー率を算出するための総時間帯は6時間と設定されてもよい。また、現在の録画される総時間帯が6時間以下の場合、現在の録画モードのから総時間帯を減らす録画モードは、おすすめの録画モードとして設定されなくてもよい。
また、録画される時間帯は1又は複数設定されてよく、特に限定されない。例えば、任意の2時間の時間帯と、任意の14時間の時間帯とを組み合わせるなど、録画される時間帯を複数設定してもよい。録画される時間帯を複数設定した場合、録画される時間帯は、各時間帯のスコア値の合計が最大となる組み合わせが選択される。スコア値の合計が最大になるパターンが複数存在する場合、例えば、1つ当たりの時間帯が広いパターンが最大になる時間帯が選択されるようにしてもよい。
カバー率が所定の値未満の場合、制御部105は、録画時の画質を下げることで、録画総日数を増やす録画モードをおすすめとして判断する(S104)。カバー率が所定の値以上の場合、制御部105は、選択された時間帯を録画するように録画部103へ指示を出す。また、制御部105は、録画される画質を現在の設定よりも上げる録画モードと、録画される画質を現在の設定から変更しない録画モードとの2つの録画モードをおすすめとして判断する(S105)。
なお、画質の決定方法は、任意に設定されてよく、特に限定されない。例えば、おすすめの録画モードにおいて画質を上げる場合、現在の録画モードの録画の倍速に対して0.75倍した録画の倍速をおすすめの録画モードの画質としてもよい。また、例えば、おすすめの録画モードにおいて画質を下げる場合、現在の録画モードの録画の倍速に対して1.5倍した録画の倍速をおすすめの録画モードの画質としてもよい。
また、カバー率が所定の値未満の場合において、現在の録画モードの録画される総時間帯が7時間以上であり、かつ、現在の録画モードの画質が15倍速録画のとき、制御部105は録画される総時間帯を減らす録画モードをおすすめとして選択してもよい。また、現在の録画モードの録画される総時間帯が6時間以下であり、かつ、現在の録画モードの画質が15倍速録画のとき、制御部105は、おすすめの録画モードを設定しなくてもよい。
また、制御部105は、録画される画質を現在の設定よりも上げるおすすめの録画モードにおいて、現在の録画モードから画質を変更しない録画モードとは別に、録画される総時間帯を設定してもよい。例えば、おすすめとして設定される録画モードの録画される総時間帯は、(現在の録画モードの総時間帯)÷(現在の録画モードの録画の倍速)×(画質を上げた場合の録画モードの録画の倍速)で算出される。画質を上げた場合の録画モードの録画の倍速は、任意に設定されてよく、特に限定されない。例えば、おすすめの録画モードにおいて画質を上げる場合、現在の録画モードの録画の倍速に対して0.75倍した録画の倍速をおすすめの録画モードの画質とする。
上述した式の計算結果が、16時間以上の場合、おすすめとして設定される録画モードの録画される総時間帯は16時間と設定されてもよい。また、上述した計算結果が、12時間から15時間の場合、おすすめとして設定される録画モードの録画される総時間帯は、12時間と設定されてもよい。また、上述した計算結果が、8時間から11時間の場合、おすすめとして設定される録画モードの録画される総時間帯は、8時間と設定されてもよい。また、上述した計算結果が、7時間以下の場合、おすすめとして設定される録画モードの録画される総時間帯は、6時間と設定されてもよい。こうすることで、録画される画質を現在の設定よりも上げるおすすめの録画モードにおいて、制御部105は、操作者の再生パターンにあった録画モードを操作者へ提案することが可能となる。
最後に、制御部105は、統計分析した時間帯別再生パターンの分布を示す画像と、おすすめとして判断した録画モードの設定内容を反映した画像とを生成して出力する(S106)。おすすめの録画モードが設定されない場合、制御部105は、操作者の時間帯別再生パターンのみを示す画像を生成し、出力してもよい。こうすることで、番組録画再生装置100は、全録の対象となる番組を絞り込むことが可能となる。そのため、操作者は、再生された番組の放送時間帯ごとの再生パターンを確認することが可能となる。また、操作者は、操作者自身の再生パターンにあわせて録画する番組を容易に絞り込むことが可能となる。また、操作者がおすすめを選択した場合、制御部105は、録画部103に指示を出し、録画モードの変更を行う。こうすることで、操作者は、操作者自身の好みに合った録画モードを選択するだけで、録画モードを容易に変更することが可能となる。
次に、スコア値を算出する際に用いたオフセット値の説明を行う。
図3は、実施の形態1における放送時間帯ごとの統計分析に使用するオフセット値の一例を示す図である。オフセット値は、時間帯ごとに予め設定された値である。オフセット値は、例えば、時間帯ごとの番組の一般的な視聴回数から設定される。番組の分析時間帯の設定は、任意に設定されてよく、例えば、1時間ごとに設定する。図3に示されるように、例えば、19時00分から19時59分までの間の時間帯は、オフセット値を0.0023とする。スコア値は、時間帯ごとの操作者の視聴回数とオフセット値との足し合わせにより算出される。こうすることで、一般的な視聴回数の多い時間帯がおすすめとして選択されやすいようになる。
次に、おすすめの画質を決定する方法を説明する。
図4は、録画される番組の画質を変更する場合の倍速録画の変更例を示す図である。画質は、録画される倍速により決定される。画質は、倍速録画の数値が大きいほど画質が低く、倍速録画の数値が小さいほど画質が高い。図4に示されるように、現在の画質に対応した、おすすめの画質を予め定めておく。例えば、現在の録画モードの画質が4倍速録画の場合、画質を下げる録画モードがおすすめとして選択された場合は、6倍速録画が設定され、画質を上げる録画モードがおすすめとして選択された場合は、3倍速録画が設定される。
まず、記憶部101は、図4に示される対応表を記憶しておく。現在の録画モードから録画される画質が変更される場合、制御部105は、現在の録画モードの画質に対応したおすすめの画質を記憶部101から取得する。次に、制御部105は、録画部103へ取得した画質の録画モードに変更する指示を出す。なお、現在の録画モードがすでに高画質である場合、つまり、現在の録画モードよりも画質が高い状態で録画できない場合、制御部105は、画質を上げる録画モードをおすすめとして選択しなくてもよい。例えば、現在の画質が2倍速録画よりも高い画質の設定である場合、統計分析の結果が画質を上げる録画モードになったとしても、画質を上げる録画モードをおすすめとして選択しないように設定されてもよい。
なお、画質の決定方法は、任意に設定されてよく、特に限定されない。おすすめの画質の決定方法は、対応表を予め記憶部101に格納し、対応表から決定されてもよいし、現在の録画モードの録画の倍速に応じて所定の計算式により算出されてもよい。例えば、画質を上げる録画モードがおすすめとして設定された場合、現在の録画モードの録画の倍速に対して0.75倍した録画の倍速をおすすめの録画モードの画質としてもよい。また、例えば、おすすめの録画モードにおいて画質を下げる場合、現在の録画モードの録画の倍速に対して1.5倍した録画の倍速をおすすめの録画モードの画質としてもよい。
次に、おすすめの録画時間と画質と録画総日数の具体例を説明する。
図5は、実施の形態1における現在の録画モード及びおすすめの録画モードの一例を示す図である。図5に示されるように、現在の録画モードによって、おすすめに選択された録画モードが決定される。図5の(a)は、現在の録画モードが1日当たり24時間録画であり、かつ、4倍速録画であり、かつ、録画総日数が7日間である場合の、各録画モードへ変更する場合のおすすめの録画モードである。記憶部101で記憶可能な録画総日数は、1日当たりの録画時間と、録画される画質と、記憶部101の記憶容量と、から算出される。例えば、おすすめの録画モードが、録画される時間帯を短縮し、かつ、画質を上げる録画モードに選択された場合、おすすめの録画モードは、1日当たりの録画時間は16時間、かつ、画質は3倍速録画、かつ、録画総日数は8日となるように設定される。図5の(b)は、現在の録画モードが1日当たり16時間録画であり、かつ、4倍速録画であり、かつ、録画総日数が10日間である場合の、各録画モードへ変更する場合のおすすめの録画モードである。例えば、おすすめの録画モードが、画質を下げる録画モードに選択された場合、おすすめの録画モードは、1日当たりの録画時間は16時間、かつ、画質は6倍速録画、かつ、録画総日数は15日となるように設定される。
[1−2−2.統計解析結果画像及びおすすめ画像の生成及び出力]
次に、図6〜図10を用いて、制御部105が上述した統計分析結果及びおすすめの録画モードを生成して出力し、操作者が録画モードを変更するまでの手順を説明する。
図6は、実施の形態1における操作者の録画モードの変更手順を示すフローチャートである。図7は、統計分析後に操作者へ結果を表示するか否かを確認するための画像の一例を示す図である。図8は、実施の形態1における統計分析の結果及びおすすめ画像の一例を示す図である。図9は、録画モードを変更するタイミングを確認するための画像の一例を示す図である。図10は、操作者が録画モードを任意に設定する際に表示される画像の一例を示す図である。
まず、記憶部101は、再生部104で再生された番組の分析時間帯ごとの再生番組数を記憶する。制御部105は、記憶部101に記憶された再生番組数を取得し、時間帯別再生パターンを分析する。分析結果をより正確にするために、分析時間帯ごとの再生番組数の統計分析は、予め設定された条件で行われる。制御部105は、予め設定された条件を満たした場合、統計分析を開始する。
ここで、予め設定された条件とは、制御部105が統計分析するために必要な再生番組数を取得できればよく、特に限定されない。予め設定された条件は、再生番組数で設定されてもよい。例えば、再生番組数が20以上あった場合と設定されてもよいし、再生番組数が30以上あった場合と設定されてもよい。
また、予め設定された条件は、総再生時間で設定されてもよい。例えば、総再生時間が20時間以上あった場合と設定されてもよいし、総再生時間が30時間以上あった場合と設定されてもよい。
また、予め設定された条件は、操作者が番組録画再生装置100を利用した期間で設定されてもよい。例えば、操作者が番組録画再生装置100を利用し始めてから1カ月経過後と設定されてもよいし、操作者が番組録画再生装置100を利用し始めてから3カ月経過後と設定されてもよい。
図6に示されるように、まず、制御部105は、お知らせ画像300(図7参照)を生成して出力する(S200)。なお、お知らせ画像300を生成して出力する時期は、特に限定されないが、例えば、統計分析が終了した後すぐでもよいし、統計分析が終了した次の月の初めでもよい。また、お知らせ画像300を出力するタイミングは、特に限定されないが、例えば、表示装置200の電源を入れた時に自動で表示されるようにしてもよいし、操作者が、番組録画再生装置100を利用したタイミングでもよい。
制御部105は、操作者がおすすめ画像を表示させる選択をした場合、時間帯分析結果及びおすすめの録画モードが表示された時間帯別おすすめ画像400(図8参照)を生成して出力する(S201)。制御部105は、操作者がおすすめの録画モードを選択した場合、いつ録画モードを変更するかの確認を行うタイミング確認画像500(図9参照)を生成して出力する(S202)。操作者は、録画モードを変更するタイミングを決定し、録画モードの変更を終了する。こうすることで、操作者は、操作者自身の再生パターンにあわせて録画する番組を絞り込んだ録画モードに容易に変更することが可能となる。また、操作者は、操作者自身の好みに合った録画モードを選択するだけで、録画モードを容易に変更することが可能となる。
また、操作者は、録画モードを詳細に変更したい場合、録画モードを詳細に変更するお好み録画モード画像404を選択する。制御部105は、操作者がお好み録画モード画像404を選択した場合、詳細設定画像600(図10参照)を生成し、出力する(S203)。操作者は、録画モードの詳細な設定を行う。制御部105は、操作者が録画設定を終了した後、タイミング確認画像500を生成して出力する(S202)。
なお、録画モードの設定が終了したあと、制御部105は、番組を視聴する画面を表示するようにしてもよいし、お知らせ画像300が表示される前に表示されていた画像を表示するようにしてもよく、特に限定されない。また、お知らせ画像300や、時間帯別おすすめ画像400などの制御部105で生成された画像は、元々表示されていた画像から切り替わって表示されてもよいし、元々表示されていた画像上に部分的に表示されるようにしてもよく、特に限定されない。
以上が、実施の形態1における、制御部105が統計分析結果及びおすすめの録画モードを生成して出力し、操作者が録画モードを変更するまで手順である。
次に、図6のS200で表示されるお知らせ画像300について説明する。
お知らせ画像300は、操作者に統計分析が終了したことと、当該統計分析結果を確認するかどうかを操作者に確認するための画像である。図7に示されるように、お知らせ画像300は、おすすめ表示画像301と、おすすめ非表示画像302と、終了画像303とを備える。
おすすめ表示画像301は、操作者が統計分析結果及びおすすめの録画モードを確認する場合に選択する画像である。
おすすめ非表示画像302は、操作者が統計分析結果及びおすすめの録画モードをすぐには確認しない場合に選択する画像である。
終了画像303は、操作者が統計分析結果及びおすすめの録画モードを今後表示する必要がない場合に選択する画像である。
次に、図6のS201で表示される時間帯別おすすめ画像400について説明する。
時間帯別おすすめ画像400は、操作者の時間帯別再生パターン及びおすすめの録画モードの録画設定の内容を表示するための画像である。図8に示されるように、時間帯別おすすめ画像400は、分析結果画像401と、現在の録画モード画像402と、おすすめ録画モード画像403a、403bと、お好み録画モード画像404とを備える。
分析結果画像401は、操作者の時間帯別再生パターンを示す画像である。録画される総時間帯を変更する録画モードがおすすめとして選択された場合、制御部105は、録画される時間帯と録画されない時間帯とを区別できるように表示した画像を生成し、出力してもよい。なお、分析結果画像401は、操作者の時間帯別再生パターンを表示する画像であり、表示方法は特に限定されない。例えば、縦軸を再生番組数、横軸を時間帯とした棒グラフとして表示されてもよいし、全再生番組の時間帯ごとの円グラフとして表示されてもよい。
現在の録画モード画像402は、現在の録画モードの録画設定を表示する画像である。図8に示されるように、現在の録画モード画像には、例えば、1日当たりに録画される総時間帯と、画質と、録画総日数とが表示される。操作者は、録画モードを現在の録画モードから変更しない場合、現在の録画モード画像402を選択する。
おすすめ録画モード画像403a、403bは、統計分析により選択されたおすすめの録画モードの録画設定を表示する画像であり、1又は複数表示される。図8に示されるように、おすすめ録画モード画像403a、403bには、例えば、1日当たりに録画される総時間帯と、画質と、録画総日数とが表示される。操作者は、録画モードをおすすめの録画モードに変更する場合、おすすめ録画モード画像403a又はおすすめ録画モード画像403bを選択する。
お好み録画モード画像404は、操作者が録画設定を詳細に変更する場合に選択される画像である。
次に、図6のS202で表示されるタイミング確認画像500について説明をする。タイミング確認画像500は、操作者が録画モードを変更する際に、いつ録画モードを変更するかの確認を行う画像である。図9に示されるように、タイミング確認画像500は、タイミング選択画像501a、501bを備える。
タイミング選択画像501aは、現在行っている録画を中断して、今すぐ選択した録画モードを反映する場合に選択される。
タイミング選択画像501bは、録画モードの選択した後、所定の時間をおいたあとで反映する場合に選択される。所定の時間は、予め設定されていてもよいし、操作者が選択できるようにされていてもよい。また、録画モードは、次に録画される番組の録画開始のタイミングで反映されてもよい。
次に、図6のS203で表示される詳細設定画像600について説明する。
図10に示されるように、詳細設定画像600は、操作者が録画設定を詳細に設定する場合に表示される画像である。詳細設定画像600は、操作者がお好み録画モード画像404を選択した際に表示される。詳細設定画像600は、時間帯設定画像601と、画質設定画像602と、設定終了画像603とを備える。
時間帯設定画像601は、操作者が録画する時間帯を設定する画像である。時間帯は、1日当たりに録画される時間を入力することで自動的に録画時間帯が設定されるようにしてもよいし、より詳細に録画される時間帯を設定できるようにしてもよい。
画質設定画像602は、操作者が録画される番組の画質を設定する画像である。
設定終了画像603は、操作者が録画設定を終了する際に選択する画像である。
[1−2−3.所定の期間ごとの統計解析結果画像の生成及び出力]
次に、所定の期間ごとに繰り返し統計分析の結果の表示とおすすめの録画モードの表示がされる手順について説明する。
図11は、実施の形態1における所定の期間ごとに繰り返しおすすめ画像を表示する場合に操作者が行う録画モードの変更手順の一例を示すフローチャートである。まず、操作者は、番組録画再生装置100の利用を開始する。制御部105は、操作者が番組録画再生装置100の利用を開始し始めてから1ヵ月後に、お知らせ画像300を生成して出力する(S300)。操作者は、図6に示すフローチャートに従って、録画モードの変更の操作を行う。操作者がおすすめの録画モードを選択した場合、制御部105は、録画部103へ録画モードを変更するように指示を出す。
次に、録画モードの変更から1ヶ月後に、制御部105は、再度お知らせ画像300を生成して出力する(S301)。操作者は、図6に示すフローチャートに従って、録画モードの変更の操作を行う。なお、録画時間帯が現在の録画モードより短縮出来ない場合や、現在の録画モードより画質を下げることが出来ない場合など、おすすめの録画モードがない場合、制御部105は、操作者の時間帯別再生パターンのみの画像を生成し、出力してもよい。また、制御部105が1か月ごとにお知らせ画像300を生成して出力すると説明をしたが、お知らせ画像300が表示される期間は、特に限定されない。お知らせ画像300が表示される期間は、2か月ごとでもよいし、3カ月ごとでもよい。
[1−3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、番組録画再生装置100は、受信することが可能な複数の番組に対して全自動録画機能を有し、録画した番組から操作者によって指示された番組を再生する番組録画再生装置100であって、記憶部101と、放送されている複数のチャネルに含まれる複数の番組を受信する複数のチューナ102と、複数のチューナ102によって受信された複数の番組を記憶部101に格納する録画部103と、再生部104と、再生部104によって再生された番組について統計分析を行い、統計分析の結果を示す画像を生成して出力する制御部105とを備える。
これにより、番組録画再生装置100は、全録機能の対象となる番組を絞り込むことが可能となる。そのため、操作者は、操作者自身の再生パターンにあわせて録画する番組を絞り込んだ録画モードに容易に変更することが可能となる。
また、本実施の形態において、制御部105は、統計分析として、所定期間において再生部104によって再生された番組の一日における放送時間帯ごとの再生された番組数の分布である時間帯別再生パターンを算出する。
これにより、操作者は、再生された番組の放送時間帯ごとの再生パターンを確認することが可能となる。そのため、操作者は、操作者自身の再生パターンにあわせて録画する番組を絞り込んだ録画モードに容易に変更することが可能となる。
また、本実施の形態において、制御部105は、算出した時間帯別再生パターンに基づいて、記憶部101に格納できる番組についての録画総日数を増やすこと、及び、録画時の画質を上げることの少なくとも一つを行う録画モードを決定し、決定した録画モードを示すおすすめ画像を生成して出力し、出力したおすすめ画像に対して操作者から選択する指示を取得した場合に、当該おすすめ画像が示す録画モードで録画部103が動作するように録画部103を制御する。
これにより、操作者は、操作者自身の好みに合った録画モードを選択するだけで、録画モードを容易に変更することが可能となる。
また、本実施の形態において、制御部105は、(a)一日において録画する総時間帯を減らすこと、及び、(b)録画時の画質を下げることの少なくとも一方を行うことで録画総日数を増やす録画モードを決定する。
これにより、操作者は、録画総日数を増やすような録画モードに容易に変更することが可能となる。
また、本実施の形態において、制御部105は、一日において録画する総時間帯を減らした場合に、減らした総時間帯において再生部104によって再生された全ての番組の再生累積時間の、減らす前において前記再生部によって再生された全ての番組の再生累積時間に対する割合であるカバー率が所定値以上であるときに、(a)一日において録画する総時間帯を減らし、前記カバー率が所定値未満であるときに、(b)録画時の画質を下げる。
これにより、制御部105は、操作者の再生パターンにあった録画モードを操作者へ提案することが可能となる。
また、本実施の形態において、番組録画再生方法は、受信することが可能な複数の番組に対して全自動録画機能を有し、録画した番組から操作者によって指示された番組を再生する番組録画再生装置100による番組録画再生方法であって、複数のチューナ102によって受信された複数の番組を記憶部101に格納する録画ステップと、記憶部101に格納された複数の番組から、操作者によって選択された番組を読み出して再生する再生ステップと、再生ステップで再生された番組について統計分析を行い、統計分析の結果を示す画像を生成して出力する制御ステップとを含む。
これにより、操作者は、再生された番組の再生パターンを容易に確認することが可能となる。そのため、操作者は、操作者自身の再生パターンにあわせて録画する番組を絞り込んだ録画モードに容易に変更することが可能となる。
(実施の形態2)
以下、図12〜16を用いて、実施の形態2を説明する。
[2−1.構成]
実施の形態2における、番組録画再生装置100は、図1に示されるように、番組を受信するアンテナ108とケーブルを介して接続される。また、番組録画再生装置100は、表示装置200と、通信ケーブルを介して接続される。表示装置200は、番組録画再生装置100から受け取った情報を画像として映し出す表示部202と、通信ケーブルが接続される通信インターフェース201とを備える。番組録画再生装置100は、記憶部101と、チューナ102と、録画部103と、再生部104と、制御部105と、通信インターフェース106と、操作部107とを備える。
実施の形態2において、制御部105は、さらに再生部104によって再生された番組のジャンルごとの再生時間の分布であるジャンル別再生パターンを算出する。制御部105は、算出したジャンル別再生パターンに基づいて、再生されたジャンルのうち、再生時間の少ないジャンルについて録画される画質を下げる録画モードをおすすめの録画モードとして設定する。こうすることで、制御部105は、記憶部101に格納できる録画総日数を増やすような録画モードを設定する。
さらに、制御部105は、決定した録画モードを示すジャンル別のおすすめ画像を生成して出力する。制御部105は、出力したおすすめ画像に対して操作者から選択する指示を取得した場合に、当該おすすめ画像が示す録画モードで録画部103が動作するように録画部103を制御する。
また、制御部105は、再生時間の少ないジャンルが複数ある場合、ジャンルに含まれる番組の放送頻度及び画質の少なくとも一つに基づいて予め定められたジャンルごとの優先度に従って、画質を下げるジャンルを決定する。ここで、番組の放送頻度とは、所定の期間中に放送される番組の回数及び/又は放送時間を示す。所定の期間は、特に限定されないが、1日でもよいし、1週間でもよい。
また、優先度は、放送頻度と、画質とで決定される。優先度は、ジャンルに含まれる番組の放送頻度が高いほど、画質を下げるジャンルとして決定する優先度が高くなるように、設定される。また、例えばニュースなど画質劣化が目立ちにくいジャンルは、前記画質を下げるジャンルとして決定する優先度が高くなるように設定される。
[2−2.動作]
以上のように構成された番組録画再生装置100について、その動作を以下説明する。番組録画再生装置100は、操作者により再生された番組の統計分析と、統計解析結果画像及びおすすめ画像の生成及び出力と、所定の期間ごとの統計解析結果画像の生成及び出力との各動作を行う。以下、それぞれの各動作について詳細に説明する。
[2−2−1.操作者により再生された番組の統計分析]
次に、図12及び図13を用いて、操作者のジャンル別再生パターンの分析方法を説明する。
図12は、実施の形態2における、番組のジャンルごとについての統計分析の手順を示すフローチャートである。図13は、実施の形態2における、ジャンルごとの統計分析に使用する優先度の一例を示す図である。
図12に示されるように、制御部105は、記憶部101に記憶された、操作者に再生された番組のジャンルごとの再生時間を取得し、操作者の再生パターンを分析する(S400)。次に、制御部105は、取得した番組において、再生時間が少ないジャンルの数を分析する(S401)。
再生時間が少ないジャンルが複数ある場合、制御部105は、その中から図11に示されるジャンルごとの優先度に従って1又は複数のジャンルを選択する(S402)。再生時間が少ないジャンルが一つの場合、制御部105は、そのジャンルを選択する(S403)。再生時間が少ないジャンルを選択する方法は、特に限定されないが、例えば、所定の再生時間以下のジャンルの中から選択されてもよいし、全ジャンルに対する再生時間の比率が所定の比率以下であるジャンルの中から選択されてもよい。
次に、制御部105は、選択された1又は複数のジャンルの画質を分析する(S404)。変更される画質の設定は、録画総日数が増えればよく、特に限定されない。画質の設定は、例えば、実施の形態1における、画質を下げる録画モードと同様の方法で変更されてもよい。
最後に、制御部105は、分析した操作者の再生パターンの分布を示す画像及びおすすめとして判断した録画モードの設定内容を反映した画像を生成し、出力する(S405)。操作者が、おすすめの録画モードを選択した場合、制御部105は録画部103に指示を出し、録画モードの変更を行う。こうすることで、操作者は、再生された番組のジャンルごとの再生パターンを確認することが可能となる。そのため、操作者は、操作者自身の再生パターンにあわせて録画する番組を容易に絞り込むことが可能となる。また、操作者は、操作者自身の好みに合った録画モードを選択するだけで、録画モードを容易に変更することが可能となる。
次に、ジャンルごとについての統計分析に使用される優先度について説明する。
図13に示されるように、記憶部101は、ジャンルごとの統計分析に使用する優先度を予め記憶しておく。図13は、例えば、ニュースの優先度は3であり、スポーツの優先度は4である、と解釈される。また、図13は、ニュースの優先度はスポーツの優先度より高い、と解釈される。優先度は、番組放送頻度とジャンルごとに設定された録画される画質とで設定される。つまり、優先度は、ジャンルに含まれる番組の放送頻度が高いほど、画質を下げるジャンルとして決定する優先度が高くなるように、設定される。また、例えばニュースなど画質劣化が目立ちにくいジャンルは、前記画質を下げるジャンルとして決定する優先度が高くなるように、設定される。
次に、優先度の計算方法の一例を示す。
まず、制御部105は、ジャンルごとに1日当たりの放送頻度を取得する。放送頻度は、1日あたりに放送される番組放送時間から決定される。次に、制御部105は、ジャンルごとに放送頻度が高いほど大きい値になるように数値Aを与える。また、制御部105は、画質劣化の目立ちやすいジャンルほど小さい値になるように数値Bを与える。つまり、ジャンルごとに数値Aと数値Bとが与えられる。次に、制御部105は、ジャンルごとに数値Aと数値Bとを足し合わせた数値Cを算出する。最後に、制御部105は、ジャンルごとに数値Cが大きい順番に優先度をつけ、画質を下げるジャンルに選択される優先順位を決定する。
こうすることで、制御部105は、操作者の再生パターンにあった録画モードを操作者へ提案することが可能となる。
[2−2−2.統計解析結果画像及びおすすめ画像の生成及び出力]
次に、図7と、図9と、図10と、図14と、図15とを用いて、制御部105が上述した統計分析結果及びおすすめの録画モードを生成して出力し、操作者が録画モードを変更するまでの手順を説明する。
図14は、実施の形態2における操作者の録画モードの変更手順を示すフローチャートである。図15は、実施の形態2における統計分析の結果及びおすすめ画像の一例を示す図である。
図14に示されるように、まず、制御部105は、お知らせ画像300(図7参照)を生成して出力する(S500)。制御部105は、操作者がおすすめ画像を表示させる選択をした場合、ジャンル別分析結果及びおすすめの録画モードが表示されたジャンル別おすすめ画像700(図15参照)を生成して出力する(S501)。
制御部105は、操作者がおすすめの録画モードを選択した場合、いつ録画モードを変更するかの確認を行うタイミング確認画像500(図9参照)を生成して出力する(S502)。操作者は、録画モードを変更するタイミングを決定し、録画モードの変更を終了する。こうすることで、操作者は、再生された番組の再生パターンを確認することが可能となる。そのため、操作者は、操作者自身の再生パターンにあわせて録画する番組を絞り込んだ録画モードに容易に変更することが可能となる。また、操作者は、操作者自身の好みに合った録画モードを選択するだけで、録画モードを容易に変更することが可能となる。
また、操作者は、録画モードを詳細に変更したい場合、お好み録画モード画像704を選択する。制御部105は、操作者がお好み録画モード画像704を選択した場合、詳細設定画像600(図10参照)を生成して出力する(S503)。操作者は、録画モードの詳細な設定を行う。制御部105は、操作者が録画モードの詳細な設定を終了した後、タイミング確認画像500を生成して出力する(S502)。
以上が、実施の形態2における、制御部105が統計分析結果及びおすすめの録画モードを表示し、操作者が録画モードを変更するまでの手順である。
次に、図14のS501で表示されるジャンル別おすすめ画像700について説明する。
ジャンル別おすすめ画像700は、操作者のジャンル別再生パターン及びおすすめの録画モードの録画設定内容を表示するための画像である。図15に示されるように、ジャンル別おすすめ画像700は、分析結果画像701と、現在の録画モード画像702と、おすすめ録画モード画像703と、お好み録画モード画像704とを備える。
分析結果画像701は、操作者のジャンル別再生パターンを示す画像である。分析結果画像701は、操作者のジャンル別再生パターンを表示する画像であればよく、表示方法は特に限定されない。例えば、全再生時間に対するジャンルごとの再生時間の比率を円グラフとして表示されてもよいし、縦軸を再生時間、横軸をジャンルとした棒グラフとして表示されてもよい。
現在の録画モード画像702は、現在の録画モードを表示する画像である。操作者は、録画モードを現在の設定から変更しない場合、現在の録画モード画像702を選択する。
おすすめ録画モード画像703は、統計分析により選択された録画モードを表示する画像であり、1又は複数表示される。図15に示されるように、おすすめ録画モード画像703には、例えば、選択されたジャンルの録画モードの変更後の画質が表示される。選択されたジャンルは、おすすめ録画モード画像703に表示されてもよいし、分析結果画像701に表示されてもよい。操作者は、録画モードをおすすめの録画モードに変更したい場合、おすすめ録画モード画像703を選択する。
お好み録画モード画像704は、操作者が録画モードを詳細に変更する場合に選択される画像である。
[2−2−3.所定の期間ごとの統計解析結果画像の生成及び出力]
次に、所定の期間ごとに繰り返し統計分析の結果の表示とおすすめの録画モードの表示がされる場合の手順について説明する。
図16は、実施の形態2における所定の期間ごとに繰り返しおすすめ画像を表示する場合に操作者が行う録画モードの変更手順の一例を示すフローチャートである。まず、操作者は、番組録画再生装置100の利用を開始する。制御部105は、操作者が番組録画再生装置100の利用を開始し始めてから1ヵ月後に、お知らせ画像300を生成して出力する(S600)。操作者は、図6に示すフローチャートに従って、録画モードの変更の操作を行う。操作者がおすすめの録画モードを選択した場合、制御部105は、録画部103へ録画モードを変更するように指示を出す。
次に、録画モードの変更から1ヶ月後に、制御部105は、再度お知らせ画像300を生成して出力する(S601)。操作者は、図6に示すフローチャートに従って、録画モードの変更の操作を行う。さらに、S601の1ヶ月後に、制御部105は、再度お知らせ画像300を生成して出力する(S602)。操作者は、図14に示すフローチャートに従って、録画モードの変更の操作を行う。
また、S600において、操作者がおすすめの録画モードを選択しなかった場合、お知らせ画像300が出力された1ヵ月後に、制御部105は、再度お知らせ画像300を生成して出力する(S603)。操作者は、図14に示すフローチャートに従って、録画モードの変更の操作を行う。
なお、制御部105が1か月ごとにお知らせ画像300を生成して出力すると説明をしたが、お知らせ画像300を表示する期間は、特に限定されない。お知らせ画像300を表示する期間は、2か月ごとでもよいし、3カ月ごとでもよい。また、制御部105は、時間帯別の分析結果の表示及びおすすめの録画モードの表示と、ジャンル別の分析結果の表示及びおすすめの録画モードの表示と同じタイミングで生成して出力してもよい。
[2−3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、制御部105は、統計分析として、所定期間において再生部104によって再生された番組のジャンルごとの再生時間の分布であるジャンル別再生パターンを算出する。
これにより、操作者は、再生された番組のジャンルごとの再生パターンを確認することが可能となる。そのため、操作者は、操作者自身の再生パターンにあわせて録画する番組を絞り込んだ録画モードに容易に変更することが可能となる。
また、本実施の形態において、制御部105は、算出したジャンル別再生パターンに基づいて、再生されたジャンルのうち、再生時間の少ないジャンルについて録画時の画質を下げることで、記憶部101に格納できる番組についての録画総日数を増やす録画モードを決定し、決定した録画モードを示すおすすめ画像を生成して出力し、出力したおすすめ画像に対して操作者から選択する指示を取得した場合に、当該おすすめ画像が示す録画モードで録画部103が動作するように録画部103を制御する。
これにより、操作者は、操作者自身の好みに合った録画モードを選択するだけで、録画モードを容易に変更することが可能となる。
また、本実施の形態において、制御部105は、再生時間の少ないジャンルが複数ある場合には、ジャンルに含まれる番組の放送頻度及び画質の少なくとも一つに基づいて予め定められたジャンルごとの優先度に従って、画質を下げるジャンルを決定する。
これにより、制御部105は、操作者の再生パターンにあった録画モードを操作者へ提案することが可能となる。
また、本実施の形態において、優先度は、ジャンルに含まれる番組の放送頻度が高いほど、画質を下げるジャンルとして決定する優先度が高くなるように、設定されている。
これにより、操作者は、録画総日数を増やすような録画モードに容易に変更することが可能となる。
また、本実施の形態において、優先度は、ジャンルに含まれる番組の画質劣化の目立ちやすさが低いほど、画質を下げるジャンルとして決定する優先度が高くなるように、設定されている。
これにより、制御部105は、予め設定された画質を下げた時の画像劣化が目立ちにくいジャンルの画質を、優先して下げることが可能となる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1及び実施の形態2を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1及び実施の形態2で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
上記実施の形態1及び実施の形態2の番組録画再生方法は、コンピュータによって実行されるプログラムによって実現され得る。そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能なCD−ROM等の記録媒体に記録されてもよいし、インターネット等の通信路で配信されてもよい。
また、上記実施の形態1及び実施の形態2では、番組録画再生装置100の制御部105は、プロセッサがプログラムを実行することによってソフトウェア的に実現されたが、このような実現方法に限られず、ゲートアレイ等を用いた専用の電子回路によってハードウェア的に実現されてもよい。
また、実施の形態1及び実施の形態2では、制御部105は、再生部104によって再生された番組について統計分析を行い、統計分析の結果を示す画像を生成して出力すると説明した。統計分析で使用する再生番組数は、番組録画再生装置100で再生された番組に特に限定されない。再生番組数は、操作者が記憶部101から別の機器に番組を移動又はコピーし、当該機器で再生された番組も含まれてよい。また、当該機器とネットワークで接続された再生機器、例えば、スマートフォンなどでネットワーク経由で再生された番組も含まれてもよい。また、当該機器とネットワークで接続された録画機器で録画された番組を、当該機器でネットワーク経由で再生された番組も含まれてもよい。こうすることで、統計分析に用いられる再生番組数が増えるので、制御部105は、より精度良く統計分析が可能となる。また、操作者は、再生部104が操作者によって番組が再生された、と判断するために、条件を設定してもよい。条件は、例えば、操作者が記憶部101から別の機器に番組を移動又はコピーした時としてもよい。
また、実施の形態1及び実施の形態2では、番組録画再生装置100は、表示装置200と通信ケーブルを介して接続されると説明した。接続手段は、番組録画再生装置100の情報を表示装置200へ送信できればよい。したがって、接続手段は、通信ケーブルに特に限定されない。接続手段の一例として、無線通信手段を利用してもよい。
また、実施の形態1及び実施の形態2では、曜日ごとの設定及びチャネルごとの設定において言及していないが、特に限定されず、曜日ごと及び/又はチャネルごとに録画設定を変更できるようにしてもよい。
また、実施の形態1及び実施の形態2では、番組録画再生装置100がケーブルを介して接続されるアンテナ108から番組を受信して録画すると説明したが、分析される番組は、地上波放送で取得される番組に特に限定されない。番組録画再生装置100がさらにインターネットと接続可能な受信部を備えてもよく、分析される番組は、インターネットの放送番組や、ケーブルテレビの番組でもよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。