JP2017115387A - 建設機械自動制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】障害物等の影響を受けずに、また複数の測量機器を外部に設置すること無く、作業部の高さ位置を制御し、舗装路面を所望の形状に構築する建設機械自動制御システムを提供する。【解決手段】舗装路面を構築する路面研削機11の研削手段22と、路面研削機11に設置され、施工中の路面までの距離の情報を取得する距離測定装置23と、複数のGPS12からの航法電波信号を受信するGPSアンテナ13と、その受信した航法電波信号を解析して座標情報を取得するGPS受信器14と、施工中の路面の現況3次元データ19及び計画施工路面の計画3次元データ18を取得し、該2つの3次元データ19,18から必要とする施工量を算出するとともに、GPS受信器14から得た座標情報から研削手段22の高さ位置を算出し、研削手段22の高さ位置が計画施工路面と一致するように研削手段22を制御する制御装置15と、を備える構成とした。【選択図】図1

Description

本発明は建設機械自動制御システムに関するものであり、特に、舗装路面を仕上げる建設機械の作業部の高さ位置を制御し、舗装面を所望の形状に構築する建設機械自動制御システムに関するものである。
道路や広場の建設工事に、スクリードや路面切削ドラム等の作業部を有するアスファルトフィニッシャや切削機等の建設機械が使用されている。
従来、これらの建設機械における作業部の高さ位置の制御は、オペレータが丁張りや基準線を参考にして手動で行っていた。しかし、作業には熟練を要し、また作業時間がかかるという問題があった。そこで、作業を簡略化するのに、作業部の高さ位置の制御を自動化する方法も提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1で知られる建設機械は、複数の航法衛星(GPS)からの航法電波信号をアンテナで受信し、その航法電波信号から建設機械の平面位置情報を取得し、更に外部に設置した測量機器であるトータルステーションを用いて平面位置における建設機械の作業部高さ位置を取得し、事前に設定した計画データと作業部位置の情報とを比較して作業部を自動制御するものである。
一方、特許文献2で知られる建設機械は、回転レーザ装置と航法衛星(GPS)を用いて建設機械の作業部高さを自動制御するものである。
特開2001−262611公報 特開平11−256620号公報
しかしながら、特許文献1で知られる、建設機械の外部に設置したトータルステーション等の測量機器を用いて建設機械の作業部の高さ位置を取得して、該作業部の高さを制御する方法や、特許文献2で知られる、回転レーザ装置と航法衛星を用いて建設機械の作業部高さを自動制御する方法は、光線を使用して作業部高さ等を測定するので、途中に障害物があると障害物で光線が遮られて計測ができない。そのため、一般車両の通行量が多い場所やビル等の建設物が多い市街地等での施工は困難を伴う問題点があった。
また、トータルステーションや回転レーザ装置等の測量機器は有効範囲があるため、施工箇所が広域である場合、外部に設置する測量機器を複数箇所に設置する必要があり、コストと手間がかかるという問題点があった。
そこで、障害物等の影響を受けずに、また複数の測量機器を外部に設置すること無く、作業部の高さ位置を測定して、その作業部の高さ位置を制御し、舗装路面を所望の形状に構築することができる建設機械自動制御システムを提供するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、舗装路面を施工する建設機械の作業部と、前記建設機械に設置され、施工路面までの距離情報を取得する距離測定装置と、前記建設機械に設置され、複数の航法衛星からの航法電波信号を受信するアンテナと、前記アンテナを介して受信した前記航法電波信号を解析して座標情報を取得する衛星航法装置と、施工路面の現況高さデータ及び計画施工路面の計画データを取得し、該2つのデータから必要とする施工量を算出するとともに、前記衛星航法装置から得た前記座標情報から前記作業部の高さ位置を算出し、前記作業部の高さ位置が前記計画施工路面と一致するように前記作業部を制御する制御装置と、を備える建設機械自動制御システムを提供する。
このシステム構成によれば、航法衛星を用いた衛星航法装置及び制御装置を建設機械に設置し、その衛星航法装置で得られた座標情報から施工路面の位置と建設機械における作業部の高さ位置を取得し、また制御装置に設けられた施工路面の現況高さデータ及び計画データから作業部が必要とする施工量を算出して、制御装置が建設機械の作業部を制御し、その作業部の高さ位置が前記計画施工路面と一致するように施工する。したがって、建設機械に設置された衛星航法装置で測位をし、また建設機械に設置された制御装置で作業部を制御しながら施工作業をすることにより、障害物の影響を受けずに、高精度に施工路面の施工を行うことが可能になる。また、施工路面の位置や作業部の高さを計測する測量機器を外部に設置しなくても施工が可能になる。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のシステム構成において、前記施工路面の現況高さデータを、三次元スキャナで3次元データとして取得する、建設機械自動制御システムを提供する。
このシステム構成によれば、施工路面の現況高さデータを、三次元スキャナで3次元データとして取得することにより、現況データを正確、かつ詳細に取得することができる。また、建設機械の走行ルートの変更にも対応可能となる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載のシステム構成において、前記アンテナに、X−Y軸方向の傾きとZ軸方向の傾きを計測可能な2軸傾斜センサを設置し、前記傾きから前記アンテナと前記作業部の位置関係を補正する、建設機械自動制御システムを提供する。
このシステム構成によれば、斜面での施工時にアンテナの傾斜を2軸傾斜センサで計測し、その傾きから作業部の平面位置の補正をして、斜面における作業部の作業を正確に行わせることができる。
請求項4記載の発明は、請求項1,2または3に記載のシステム構成において、既知の基準となる座標と前記航法電波信号から得た座標から、座標の補正値を算出して前記制御装置へ無線で送信する基準装置を使用する、建設機械自動制御システムを提供する。
このシステム構成によれば、航法電波信号を受信して得られた座標と現況座標との誤差による補正値を基準装置で算出し、その補正値を制御装置で取得し、その補正値を基に制御装置が作業部をより正確に制御することができる。
発明の建設機械自動制御システムによれば、建物や通行する車両等の影響を受けずに、作業部の詳細な高さ情報を得て施工作業を行うことができるので、施工場所を選ばす、市街地等での施工も正確に行うことが可能になる。また、外部に複数の測量機器を設置する必要がないので、コストと手間を省略することができる。
本発明の一実施形態を適用した建設機械自動制御システムの全体概略構成図である。 図1に示す建設機械の一例として示す路面切削機及び航法衛星の概略斜視図である。 同上建設機械自動制御システムにおける一制御例を示すフローチャートである。 図1に示す建設機械の他の例として示すアスファルトフィニッシャ及び航法衛星の概略斜視図である。 一般的な舗装路面の補修方法の一例を説明する図である。
本発明は、障害物等の影響を受けずに、また複数の測量機器を外部に設置すること無く、作業部の高さ位置を測定して、その作業部の高さ位置を制御し、舗装路面を所望の形状に構築することができる建設機械自動制御システムを提供するという目的を達成するのに、舗装路面を施工する建設機械の作業部と、前記建設機械に設置され、施工路面までの距離情報を取得する距離測定装置と、前記建設機械に設置され、複数の航法衛星からの航法電波信号を受信するアンテナと、前記アンテナを介して受信した前記航法電波信号を解析して座標情報を取得する衛星航法装置と、施工路面の現況高さデータ及び計画施工路面の計画データを取得し、該2つのデータから必要とする施工量を算出するとともに、前記衛星航法装置から得た前記座標情報から前記作業部の高さ位置を算出し、前記作業部の高さ位置が前記計画施工路面と一致するように前記作業部を制御する制御装置と、を備える構成としたことにより実現した。
以下、本発明の実施形態による建設機械自動制御システムを、図面を参照しながら好適な実施例について詳細に説明する。
図1及び図2は本発明に係る建設機械自動制御システムの一実施例を示すもので、図1はその全体概略構成図、図2はその路面切削機及び航法衛星の概略斜視図である。
図1及び図2において、建設機械自動制御システムは、舗装路面10を施工するための路面研削機11と、複数(本例では5個)の航法衛星12と、アンテナ13と、衛星航法装置14と、制御装置15及び基準装置30等で構成されている。なお、前記航法衛星12としては、例えばGPS、GLONASS、Galileo、Compass等が挙げられるが、何れの衛星を使用したシステムであってもよい。本実施例では航法衛星としてGPSを使用した場合として説明する。したがって、以下の説明では、航法衛星12はGPS12、アンテナ13はGPSアンテナ13、衛星航法装置14はGPS受信器14として説明する。
ところで、一般に、舗装路面10は、図5に示すように、経時的にアスファルト舗装体10aが老朽化したり損傷したりし、凸凹が生じた舗装路面10Aになり補修等が必要になる。この場合、舗装路面10のアスファルト舗装体10aを、全幅に亘って計画切削ライン100の深さまで切削して撤去し、その後に、新規アスファルト混合物を計画舗装ライン200の高さまで全幅に亘って敷き均して締め固めることにより、新たにアスファルト舗装体10aを形成し、補修をしていた。上記路面研削機11は、その舗装路面10上のアスファルト舗装体10a等を剥ぎ取り、撤去するものである。
前記路面研削機11は、図2に示すように車体20の下面に前後各1対の車輪が前輪21a、後輪21bとして取り付けられている。また、車体20の下面において、前輪21aと後輪21b間には作業部としての切削手段22(以下、これを「作業部22」という)が配設されている。その作業部22には、図示しないが、舗装路面10の表面を剥ぎ取るための複数のディスクドラムが車幅方向に沿って所定の間隔で配列されている。加えて、作業部22の側面には、前記作業部22と施工路面(凸凹が生じた舗装路面10A)までの距離を計測するための距離測定装置23が取り付けられている。その距離測定装置23としては、超音波式センサや光学式センサが使用される。
また、前記路面研削機11には、前記GPSアンテナ13と前記GPS受信器14と前記制御装置15がそれぞれ車体20に設置されている。また、車体20には2軸傾斜センサ25が設置されている。
前記GPSアンテナ13は、GPS12からの航法電波信号を受信するものであり、作業の支障とならないように、路面研削機11の車体20に取り付けられたポール24の先端に設置されている。また、そのGPSアンテナ13はGPS受信器14に接続されており、GPSアンテナ13で受信された航法電波信号はGPS受信器14に入力される。
前記GPS受信器14は、GPSアンテナ13で受信された前記GPS12からの航法電波信号を解析し、GPSアンテナ13の位置座標、すなわち路面研削機11における作業部22の座標位置を取得して、その座標位置を制御装置15に出力する。
前記2軸傾斜センサ25は、GPSアンテナ13の傾き角度を検出するセンサである。すなわち、路面研削機11が傾斜面で施工中の場合、GPSアンテナ13が傾き、そのGPSアンテナ13と作業部22の位置関係が変動して、作業部22の平面位置を正確に取得できない場合がある。2軸傾斜センサ17は、そのGPSアンテナ13の傾き角度の変動を検知し、制御装置15へ送信するようになっている。
前記制御装置15は、コンピュータ16と、このコンピュータ16で制御されて作業部22の動作を制御するコントロールボックス17を備えている。なお、制御装置15の配設位置は、路面研削機11を制御するオペレータが操作可能である位置に操作盤及びディスプレイが設けられ、操作性の点からタッチパネル式のディスプレイ等が好ましい。
前記コントロールボックス17は、2軸傾斜センサ17から得られたGPSアンテナ13の傾き角度の変動情報に基づいて、超音波センサ23の平面位置の補正量を算出するとともに、超音波センサ23により測定された基面(施工路面10A)と作業部22との距離との関係等から、作業部22の切削が計画切削ライン100まで行われるように、作業部22による施工路面10Aの剥ぎ取り厚さを算出し、作業部22の高さ位置を制御する。そして、超音波センサ23により取得された数値が、制御装置15により算出された数値と一致するように作業部22の動作を制御する制御部へ信号を出力し、路面研削機11の作業部22による施工路面10Aの剥ぎ取り作業を制御する。
前記コンピュータ16は、記憶装置16aを内蔵している。そのコンピュータ16には、計画を基にして作成した計画3次元データ18を記憶装置16aに記憶している。また、コンピュータ16の記憶装置16aには、例えば3次元スキャナやモービルマッピングシステム (MMS)等の測量機器を用いて現況面(施工路面10A)を測定して得られた現況3次元データ19を取り込み、また取り込んだ現況3次元データ19と計画3次元データ18とを比較できる機能を備えたソフトウエアがインストールされている。
前記コンピュータ16にインストールされた上記ソフトウエアは、そのコンピュータ16に以下(1)〜(6)に記述する制御を可能にする。
(1)計画3次元データ18と現況3次元データ19の差から施工路面10Aにおける舗装材(アスファルト舗装体表基層部等)等の剥ぎ取り厚を算出する。
(2)GPS受信器14から得た座標から、路面研削機11における作業部22の平面位置(傾き及び高さ位置)を算出する。
(3)2軸傾斜センサ17から取得したGPSアンテナ13の傾きから、路面研削機11における作業部22の前記平面位置の補正処理を行う。
(4)算出された作業部22の平面位置と当該位置の剥ぎ取り厚を照合する。
(5)超音波センサによって計測された数値から、作業部22の高さ位置を算出する。
(6)作業部22の高さ位置が計画施工路面(計画切削ライン100)の高さとなるよう、作業部22の剥ぎ取り量を制御する信号をコントロールボックス17に対して出力する。
前記基準装置30は、基準点の座標を測量で取得する装置であり、例えばRTK(リアルタイムキネマティック )法により、基準点の観測を行う。そのRTK法は、図1に示すように、既知の基準となる座標、すなわち標石基準点31上に基準局32を設置し、その基準局32で航法衛星13からの航法電波信号をGPSアンテナ113で取得して、その基準局32の座標位置を求める。そして、基準局32では、その航法衛星13からの航法電波信号で取得した基準点と標石基準点31との誤差を補正値として算出し、その補正値(誤差情報)を制御装置15へ無線で送信する。その制御装置15では、基準装置30からの補正値を取得し、計画3次元データ18と現況3次元データ19との関係に補正値に応じた補正を加えて、コントロールボックス16による作業部22の制御を行わせる。なお、基準装置30と制御装置15間の通信は、基準装置30からの補正値の信号を、GPSアンテナ113を介して制御装置15に無線で送る、あるいは携帯電話を介して制御装置15に送る、等の方法を採ってもよいものである。
次に、図3のフローチャートを用いて、図1に示した建設機械自動制御システムの制御装置15における制御方法を説明する。なお、以下に説明する制御装置15による制御はリアルタイム又は所定時間毎に繰り返される。
まず、ステップS1では、コンピュータ16において、予め用意された計画3次元データ18(計画切削ライン100)を取り込み、その計画3次元データ18から舗装路面10の目標形状を記憶装置16aに記憶させるとともに、予め3次元スキャナ等の測量機器を用いて現況面(舗装路面10A)を測定して得られた現況3次元データ19を取り込み、その現況3次元データ19から舗装路面10の現況形状(施工路面10Aの形状)を記憶装置16aに記憶させる。さらに、コンピュータ16では、基準装置30により算出された誤差情報(補正値)を取得する。そして、コンピュータ16では、この誤差情報に基づいて、測位した車体の3次元位置に補正値を加えて補正する。その後、路面研削機11を走行操作させることにより制御が開始される。
ステップS2では、GPS12からの電波を航法電波信号としてGPSアンテナ13で受信し、更にGPS受信器14で解析して得られた3次元の座標情報(3次元の位置情報)をコントロールボックス17に送る。また、コントロールボックス17では、この座標情報をコンピュータ16に送る。
ステップS3では、コンピュータ16において、GPS受信器14で得られた座標情報を基に、また該座標情報に前記基準装置30から得られた補正値を加えて、計画3次元データ18と現況3次元データ19とを比較し、その座標位置での剥ぎ取り厚を算出し、それをコントロールボックス17に出力する。
ステップS4では、コンピュータ16により算出された剥ぎ取り厚に基づいて、路面研削機11の作業部22による施工路面10Aの剥ぎ取り作業を制御し、作業部22と対応する箇所における施工路面の現況高さ位置が計画3次元データ18の高さ(計画切削ライン100)と一致するようにする。なお、施工路面10Aの剥ぎ取り作業中における作業部22の高さは、車体20の作業部22と施工路面10Aまでの距離を計測する距離測定装置23からの高さ計測情報が、コントロールボックス17及びコンピュータ16にそれぞれリアルタイムで入力することにより知ることができる。
また、ステップS4からはステップS2に戻り、施工路面10Aの現況高さ位置が計画3次元データの高さ(計画切削ライン100)と一致するまで繰り返し行われ、一致したら作業が終了する。これにより、施工路面10Aを計画通りの路面(計画切削ライン100)に仕上げることができる。
また、路面研削機11が傾斜面を施工しているようなときには、2軸傾斜センサ25によりGPSアンテナ13の傾き角度の変動が検出され、その傾き情報がコントロールボックス17及びコンピュータ16にそれぞれ入力されて路面研削機11の傾きによる誤差が補正される。
したがって、本実施例による建設機械自動制御システムによれば、GPS12を用いるGPS受信器14で測位された現況3次元位置の施工路面10Aの形状が、その施工路面10Aに対応する計画3次元データ18の位置形状(計画切削ライン100)と一致するように、作業部22による施工路面10Aの剥ぎ取り作業を、制御装置15によりで自動制御することができる。このように、GPS12を用いたGPS受信器14及び制御装置15を、建設機械である路面切削機11に設置し、施工路面の位置を測位しながら剥ぎ取り作業をすると、建物や通行する車両等の障害物の影響を受けずに、高精度に施工路面の施工が可能になる。また、施工路面の位置を測位する複数の測量機器等を外部に設置しなくても施工が可能になる。
なお、上記実施例での建設機械は、舗装路面10を剥ぎ取る切削手段を作業部22として備える路面研削機11を適用した場合について説明したが、路面研削機11に限らず、例えば図4に示すアスファルトフィニッシャ41に適用して、舗装路面10上にアスファルト混合物を敷き均して締め固める場合にも、同様にして適用できるものである。そのアスファルトフィニッシャ41に適用した場合では、上記説明の剥ぎ取り作業はアスファルト混合物の敷き均しと読み替えられる。
図4に示すアスファルトフィニッシャ41は、車体40の下面に左右1対のクローラ43が取り付けられている。また、車体40の後部に、上下方向に揺動可能なレベリングアーム44を介して作業部としてのスクリード45が取り付けられている。そして、図1に示した前記GPSアンテナ13と、前記GPS受信器14と、前記制御装置15は、それぞれ車体40に設置され、車体40のスクリード45と舗装路面10Aまでの距離を計測するための距離測定装置23はレベリングアーム44に取り付けられている。
そして、このアスファルトフィニッシャ41でも、GPS12を用いるGPS受信器14で測位された現況3次元位置の施工路面10Aの形状が、その施工路面10Aに対応する計画3次元データ18の位置形状(計画舗装ライン200)と一致するように、作業部であるスクリード45による舗装路面10の敷き均し作業を、制御装置15で自動制御することができる。このように、GPS12を用いたGPS受信器14で測位しながら舗装路面10Aの敷き均し作業をすると、建物や通行する車両等の障害物の影響を受けずに施工作業を行うことができる。また、測量機器等を外部に複数設置することなく、高精度に作業を行うことができる。
また、本発明は上記で説明した以外にも、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本発明は上述した路面研削機11やアスファルトフィニッシャ41以外のコンクリートフィニッシャ等の建設機械にも応用できる。
10 舗装路面
10a アスファルト舗装体
10A 凹凸が生じた舗装路面(施工路面)
100 計画切削ライン
200 計画舗装ライン
11 路面研削機
12 航法衛星(GPS)
13 GPSアンテナ
14 衛星航法装置(GPS受信器)
15 制御装置
16 コンピュータ
16a 記憶装置
17 コントロールボックス
18 計画3次元データ
19 現況3次元データ
20 車体
21a 前輪
21b 後輪
22 切削手段(作業部)
23 距離測定装置
24 ポール
25 2軸傾斜センサ
30 基準装置
31 標石基準点
32 基準局
41 アスファルトフィニッシャ
43 クローラ
44 レベリングアーム
45 スクリード(作業部)

Claims (4)

  1. 舗装路面を施工する建設機械の作業部と、
    前記建設機械に設置され、施工路面までの距離情報を取得する距離測定装置と、
    前記建設機械に設置され、複数の航法衛星からの航法電波信号を受信するアンテナと、
    前記アンテナを介して受信した前記航法電波信号を解析して座標情報を取得する衛星航法装置と、
    施工路面の現況高さデータ及び計画施工路面の計画データを取得し、該2つのデータから必要とする施工量を算出するとともに、前記衛星航法装置から得た前記座標情報から前記作業部の高さ位置を算出し、前記作業部の高さ位置が前記計画施工路面と一致するように前記作業部を制御する制御装置と、
    を備えることを特徴とする建設機械自動制御システム。
  2. 前記施工路面の現況高さデータを、三次元スキャナで3次元データとして取得する、ことを特徴と請求項1記載の建設機械自動制御システム。
  3. 前記アンテナに、X-Y軸方向の傾きとZ軸方向の傾きを計測可能な2軸傾斜センサを設置し、前記傾きから前記アンテナと前記作業部の位置関係姿勢を補正する、ことを特徴とする請求項1または2記載の建設機械自動制御システム。
  4. 既知の基準となる座標と前記航法電波信号から得た座標から、座標位置の補正値を算出して前記制御装置へ無線で送信する基準装置を使用する、ことを特徴とする請求項1,2または3記載の建設機械自動制御システム。
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