JP2017073065A - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】地図上に表示するデータの表示速度を向上させること。【解決手段】情報処理装置20は、地図の表示領域を取得する表示情報取得部210と、取得した表示情報に対応する第1領域のレイヤのデータを取得する第1データ取得部220と、第1データ取得部220が取得したレイヤのデータに基づいて、第1データ取得部220が取得したデータ以外のレイヤのデータを外部データベース30から取得する第2データ取得部220と、第2データ取得部220が取得したレイヤのデータに基づく画像を記憶する記憶部240と、第1データ取得部220が取得した第1領域のレイヤのデータに基づく画像を情報提供装置10へ出力する画像出力部270と、を備える。情報提供装置10は、画像出力部270から出力されたレイヤの画像を地図に重ねて表示させる。【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム。
GIS(Geographic Information System:地理情報システム)では、地図上の各位置に紐づいた情報が地図に重ねて表示される。例えば、レイヤ単位で各種の情報が管理されており、必要なレイヤが表示されることで、そのレイヤの情報が地図に重ねて表示される(例えば、非特許文献1)。
国土情報ウェブマッピングシステム(国土交通省国土政策局国土情報課)http://nrb-www.mlit.go.jp/webmapc/mapmain.html
上述のGISでは、地図に表示するレイヤのデータが増加すると、大量のデータをオンラインで取得する必要があるため、データの表示速度が低下してユーザビリティが損なわれてしまうことがある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、地図上に表示するデータの表示速度を向上させる情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することを課題とする。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、情報処理装置が、情報提供装置により表示される地図の表示領域に関する表示情報を取得する表示情報取得部と、前記表示情報取得部が取得した表示情報に対応する第1領域のレイヤのデータを外部データベースから取得する第1データ取得部と、前記第1データ取得部が取得したレイヤのデータに基づいて、前記第1データ取得部が取得したデータ以外のレイヤのデータを外部データベースから取得する第2データ取得部と、前記第2データ取得部が取得したレイヤのデータに基づく画像を記憶する記憶部と、前記第1データ取得部が取得した前記第1領域のレイヤのデータに基づく画像を前記情報提供装置へ出力する画像出力部と、を備え、前記情報提供装置が、前記画像出力部から出力されたレイヤの画像を地図に重ねて表示させる表示制御部を備え、前記画像出力部は、前記表示情報取得部が取得した前記表示情報が変化した場合、当該変化に応じて前記記憶部が記憶する前記第2データ取得部が取得したレイヤのデータに基づく画像を出力する、情報処理システムである。
また、本発明の一態様は、上記情報処理システムにおいて、前記第2データ取得部は、前記第1データ取得部が取得したレイヤのデータに基づいて、前記第1領域を含まない第2領域のレイヤのデータを、前記第1データ取得部が取得したデータ以外のレイヤのデータとして取得する。
また、本発明の一態様は、上記情報処理システムにおいて、前記第2データ取得部は、前記第1データ取得部が取得したレイヤのデータに基づいて、前記第1データ取得部が取得したレイヤとは異なる他のレイヤのデータを、前記第1データ取得部が取得したデータ以外のレイヤのデータとして取得する。
また、本発明の一態様は、上記情報処理システムにおいて、前記第2データ取得部は、前記第1データ取得部が取得したレイヤのデータと、予め設定された各レイヤ間の関連度とに基づいて、前記第1データ取得部が取得したレイヤのデータに関連する前記他のレイヤのデータを取得する。
また、本発明の一態様は、上記情報処理システムにおいて、前記第2データ取得部は、前記第1データ取得部が取得したレイヤのデータに含まれる値が所定の閾値を越えた場合、前記第1データ取得部が取得したデータ以外のレイヤのデータを取得する。
また、本発明の一態様は、上記情報処理システムにおいて、前記第2データ取得部は、前記第1領域に対応する地図情報に基づいて、前記第1領域を含まない第2領域のレイヤのデータを取得する。
また、本発明の一態様は、上記情報処理システムにおいて、前記第2データ取得部は、前記第1データ取得部が取得したレイヤの履歴情報に基づいて、前記第1データ取得部が取得したデータ以外のレイヤのデータを取得する。
また、本発明の一態様は、上記情報処理システムにおいて、前記表示情報には、情報提供装置により表示される地図の位置、範囲、又は倍率を示す情報が含まれる。
また、本発明の一態様は、情報提供装置により表示される地図の表示領域に関する表示情報を取得する表示情報取得部と、前記表示情報取得部が取得した表示情報に対応する第1領域のレイヤのデータを外部データベースから取得する第1データ取得部と、前記第1データ取得部が取得したレイヤのデータに基づいて前記第1データ取得部が取得したデータ以外のレイヤのデータを外部データベースから取得する第2データ取得部と、前記第2データ取得部が取得したレイヤのデータに基づく画像を記憶する記憶部と、前記第1データ取得部が取得した前記第1領域のレイヤのデータに基づく画像を、当該画像を地図に重ねて表示させる前記情報提供装置へ出力する画像出力部と、を備え、前記画像出力部は、前記表示情報取得部が取得した前記表示情報が変化した場合、当該変化に応じて前記記憶部が記憶する前記第2データ取得部が取得したレイヤのデータに基づく画像を出力する、情報処理装置である。
また、本発明の一態様は、情報処理装置が、情報提供装置により表示される地図の表示領域に関する表示情報を取得する表示情報取得ステップと、前記表示情報取得ステップで取得した表示情報に対応する第1領域のレイヤのデータを外部データベースから取得する第1データ取得ステップと、前記第1データ取得ステップで取得したレイヤのデータに基づいて、前記第1データ取得ステップで取得したデータ以外のレイヤのデータを外部データベースから取得する第2データ取得ステップと、前記第2データ取得ステップで取得したレイヤのデータに基づく画像を記憶部に記憶させる記憶ステップと、前記第1データ取得ステップで取得した前記第1領域のレイヤのデータに基づく画像を前記情報提供装置へ出力する画像出力ステップと、を有し、前記情報提供装置が、前記画像出力ステップで出力されたレイヤの画像を地図に重ねて表示させる表示制御ステップを有し、前記画像出力ステップにおいて、前記表示情報取得ステップで取得した前記表示情報が変化した場合、当該変化に応じて前記記憶部が記憶する前記第2データ取得ステップで取得したレイヤのデータに基づく画像を出力する、情報処理方法である。
また、本発明の一態様は、情報提供装置により表示される地図の表示領域に関する表示情報を取得する表示情報取得ステップと、前記表示情報取得ステップで取得した表示情報に対応する第1領域のレイヤのデータを外部データベースから取得する第1データ取得ステップと、前記第1データ取得ステップで取得したレイヤのデータに基づいて、前記第1データ取得ステップで取得したデータ以外のレイヤのデータを外部データベースから取得する第2データ取得ステップと、前記第2データ取得ステップで取得したレイヤのデータに基づく画像を記憶部に記憶させる記憶ステップと、前記第1データ取得ステップで取得した前記第1領域のレイヤのデータに基づく画像を、当該画像を地図に重ねて表示させる前記情報提供装置へ出力する第1画像出力ステップステップと、前記表示情報取得ステップで取得した前記表示情報が変化した場合、当該変化に応じて前記記憶部が記憶する前記第2データ取得ステップで取得したレイヤのデータに基づく画像を出力する第2画像出力ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
本発明によれば、地図上に表示するデータの表示速度を向上させることができる。
GISの概要を説明する説明図。 第1の実施形態に係るレイヤ選択画面の一例を示す図。 第1の実施形態に係る情報処理システムの一例を示す概略図。 第1の実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示すブロック図。 第1の実施形態に係る地図データ表示処理の一例を示すシーケンス図。 第2の実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示すブロック図。 第3の実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示すブロック図。 第3の実施形態に係るプリフェッチ処理の第1例を示すフローチャート。 第3の実施形態に係るプリフェッチ処理の第2例を示すフローチャート。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
まず、本実施形態に関連するGIS(Geographic Information System:地理情報システム)の概要について説明する。図1は、GISの概要を説明する説明図である。
GISは、地理空間情報を可視化及び制御するためのシステムである。具体的には、GISは、地図上の各位置に紐付いたデータを、レイヤという重ね合わせが可能な情報群の単位で管理し、必要に応じて各レイヤのデータに基づく画像(アイコン、写真、図形、文字等)を地図に重畳させて表示する。例えば図示するように、GISでは、地図をレイヤ化するとともに、その地図の領域に対応する位置情報を有するデータを外部のデータベースからレイヤ毎(レイヤA、レイヤB、レイヤC、・・・)に取得し、取得した各レイヤのデータに基づく画像を、ベースのレイヤである地図に重ねて表示する。これにより、地図上のどこに何があるか、または地図上の各位置の状況等が視覚的に把握できるようになる。
レイヤ毎に取得するデータは、位置情報を有する情報であればいずれの情報であってもよい。例えば、レイヤ毎に取得するデータは、店舗、線路、道路、公園、建物といった位置が固定されているオブジェクトであってもよいし、各地点に実際に設置されているセンサ(温度センサ、風力センサ、雨量センサ、河川の水位センサや流量センサ等)の検出結果を表すデータやそのデータを可視化したオブジェクトであってもよい。その他、レイヤ毎に取得するデータは、洪水や土砂災害などのハザードマップ、各地点の写真や映像などであってもよい。
なお、GISでは、地図上に各種のデータを重ねて表示するため、必要なデータをどのようにして選択するかといった操作性や、複数の情報を一枚の地図上にビジュアル化した際の見やすさが大切である。表示するデータが増加して、それらのデータを地図上に表示させて利用する際の操作性が悪かったり、表示したデータが見難かったりすると、業務用途における実用性が損なわれ、GISが組み込まれたシステムの導入を有利に進めることが難しくなる。
例えば、従来、選択するレイヤのデータが多く、それらがテキストで表現されていると、テキストだけでは具体的に何が表示されるかイメージし難いため、その中から表示したいデータを見つけることが難しい。また、多くのレイヤが重なって表示されると、何のデータが表示されているか分からなくなり、不要なレイヤを表示から外そうとしても、そのレイヤがどのテキストで表現されているのか分かり難い。ディレクトリの階層構造で表現されたチェックボックス式のデータ選択のUI(User Interface)の場合には、ディレクトリの掘り下げの繰り返しや多量の候補からの目視確認が必要となり、目的とするデータを捜索することが困難である。また、複数のデータを組み合わせる際にはデータを見つけるまでさらに時間がかかる。このように、つまり、従来は、表示したレイヤの取捨選択に手間取ることがあった。また、従来は、データの表示イメージ(どのくらいの数があるのか、どのようなステータスのものが多いか、いま表示している領域に分布しているかなど)が、レイヤ単位でその領域分のデータを取得するまで分からないため、簡単に確認したいだけの場合でも時間がかかってしまう。
そこで、本実施形態に係る情報処理システムは、選択するレイヤのデータが視覚的に分かるように、選択可能な各レイヤをそれぞれ個別に地図に重ねて表示する。これにより、本実施形態に係る情報処理システムでは、地図上に分かりやすくデータが表示されるので、表示したいデータを見つけることが容易となる。
(レイヤ選択画面例)
図2は、本実施形態に係るレイヤ選択画面の一例を示す図である。図示する符号G10は、レイヤ選択画面の全体を示しており、レイヤ選択画面G10と記述する。レイヤ選択画面G10において、符号G11が示す領域には、表示させる対象として選択可能なレイヤのサムネイル画像が並んで表示されている。各レイヤのサムネイル画像は、各レイヤのデータに基づく画像が地図に重畳された画像である。地図は、情報提供装置10で表示されている領域の地図のサムネイル画像であり、ベースのレイヤとして最下層に配置されている。ここでは、レイヤA、レイヤB、レイヤC、レイヤDの4つのレイヤのサムネイル画像が並んで表示されており、各レイヤのサムネイル画像は、同じ領域の地図に各レイヤのデータに基づく画像が重畳された画像となる。例えば、情報提供装置10において表示される地図の領域が変更されると、レイヤA、レイヤB、レイヤC、レイヤDの4つのレイヤのサムネイル画像の地図の領域と、重畳される各レイヤのデータに基づく画像も連動して変更される。
例えば、このレイヤ選択画面G10は、表示画面に対する操作入力を受け付けるタッチパネルを搭載したディスプレイに表示されている。ユーザ(オペレータともいう)は、並んで表示されたレイヤのサムネイル画像の中から、表示させたいレイヤのサムネイル画像に対してタッチ操作をすることで、そのレイヤを表示させる対象として選択することができる。レイヤの選択は、複数選択が可能であるが、選択数に制限が設けられてもよい。
また、レイヤ選択画面G10において、符号G12が示す領域には、各種の操作ボタンが表示される。種別選択ボタンB1(「種別選択」)は、データの種別を選択する操作ボタンである。データの種別とは、例えば、水害、火災、土砂災害などの災害種別である。この種別選択ボタンB1に対してオペレータがタッチ操作をすると、符号G11が示す領域に災害種別を選択するためのメニュー画面に切り替わる。メニュー画面に表示された災害種別の中から目的とする災害を選択する操作をオペレータが行うと、選択された災害に関連するレイヤのサムネイル画像が、図示するように符号G11が示す領域に表示される。図示する例では、レイヤAが水位センサのレイヤであり、レイヤBが雨量メッシュ情報のレイヤであり、レイヤCが洪水ハザードマップのレイヤであり、レイヤCが現地の写真のレイヤである。
合成イメージボタンB2(「合成イメージ」)は、選択されたレイヤの合成イメージを仮に表示させるための操作ボタンである。合成イメージボタンB2に対してオペレータがタッチ操作をすると、その時点で選択されているレイヤが地図に重畳されたときの合成イメージが、符号G11が示す領域に表示される。
合成/転送ボタンB3(「合成/転送」)は、表示されている合成イメージで良い場合に、実際に合成画像を生成して転送するための操作ボタンである。合成/転送ボタンB3に対してオペレータがタッチ操作をすると、表示されている合成イメージにおいて地図に重畳されているレイヤの画像と、その地図の画像(ベースのレイヤの画像)とが合成された合成画像が生成されて転送される。転送先は、情報処理システムの所定の表示装置(例えば、プロジェクタ)であり、この図に示すレイヤ選択画面G10が表示されるオペレータ用のディスプレイとは異なる。なお、この転送先と、オペレータ用のディスプレイとを、同一の表示装置としても構わない。
戻るボタンB4(「戻る」)は、符号G11が示す領域に表示されている画面を、一つ前に表示されていた画面に戻すための操作ボタンである。例えば、災害種別を選択するためのメニュー画面または合成イメージが、符号G11が示す領域に表示されている場合に、戻るボタンB4にタッチ操作がされると、表示させる対象として選択可能なレイヤのサムネイル画像が並んで表示される画面に切り替わる。
また、選択可能なレイヤが多い場合に、選択可能なレイヤのサムネイル画像が複数ページに分けられて表示される。ページ送りボタンB5とページ戻しボタンB6は、それぞれページの送りと戻しを行うための操作ボタンである。ページラベルLB1には、符号G11が示す領域に表示中のページが表示される。このようにページ切り替えの機能を持たすことで、多くの情報を選択の対象として確認可能とすることができる。なお、指定したレイヤのみを全画面表示(例えば、符号G11が示す領域の全体)に表示できるようにしてもよい。
なお、ここでは図2を参照して、レイヤ選択画面G10がタッチパネルを搭載したディスプレイに表示されている場合の例を説明したが、レイヤ選択画面G10が表示されるディスプレイは、タッチパネルを搭載していないものであってもよく、オペレータがマウスなどを操作することにより、各レイヤ及び各操作ボタンへの操作が行われてもよい。
(情報処理システムの構成)
以下、本実施形態に係る情報処理システムの構成について説明する。
図3は、本実施形態に係る情報処理システム1の一例を示す概略図である。例えば、情報処理システム1は、災害発生時の被害予測や、災害対策の計画における意思決定を支援する災害対策支援システムである。図示する例では、情報処理システム1は、情報提供装置10と、情報処理装置20と、外部データベース30とを含んで構成されている。情報提供装置10と、情報処理装置20と、外部データベース30とは、通信ネットワークNWを介して相互に通信可能に構成されている。
通信ネットワークNWは、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)等によって構成される情報通信ネットワークである。WANは、例えば、携帯電話網、PHS(Personal Handy−phone System)網、PSTN(Public Switched Telephone Network;公衆交換電話網)、専用通信回線網、VPN(Virtual Private Network)等によって構成される。
情報提供装置10及び情報処理装置20は、各装置の機能を連携させて、GISを用いて各種のデータを地図に重ねて表示する。情報提供装置10は、例えば既存のGISとしての地図表示機能を有し、各種のデータが地図に重畳された合成画像を、プロジェクタ11を介してデジタルシート12に投影させる。デジタルシート12は、プロジェクタ11から投影される画像を映し出すスクリーンの役割を有するとともに、投影された地図の上でデジタルペン13が操作されることにより、災害対策情報の入力等を受け付ける。デジタルシート12が受け付けた入力情報は、情報提供装置10へ送られる。
情報処理装置20は、情報提供装置10で表示される地図の表示領域の地図データ、及び地図の表示領域に対応するデータをレイヤ毎に外部データベース30から取得する。外部データベース30は、地図データ、各地点に実際に設置されているセンサの検出結果に基づく値を示すデータ、そのデータを可視化したオブジェクトが含まれる画像、洪水や土砂災害などのハザードマップ、各地点の写真や映像などをレイヤ単位で提供するデータベースである。この図では、外部データベース30として一つのデータベースを示しているが、各種のデータに応じて、複数のデータベースが備えられていてもよい。また、外部データベース30は、各種のデータを記憶する記憶装置と、記憶装置に記憶されている各種のデータを情報処理装置20からの要求に応じてレイヤ単位で情報処理装置20へ送信する通信装置とを含んで構成されている。
なお、情報処理装置20は、外部データベース30から地図データを取得して利用する場合、オープン/フリーな地図データベースを利用することで、ライセンス費用を抑えたり、用途にあった地図を使ったりすることができる。また、通常なら詳しい地図を利用し、レスポンスが遅い(ネットワーク負荷が高い)場合には軽量な地図(荒い解像度の地図)に切り替えて利用してもよい。
また、情報処理装置20は、取得したレイヤ毎のデータに基づくサムネイル画像を個別に地図に重ねてサブディスプレイ21に表示させる(図2のレイヤ選択画面G10参照)。サブディスプレイ21は、オペレータ用の表示部であり、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどである。また、サブディスプレイ21は、例えば、表示画面に対する操作入力を受け付けるタッチパネルを搭載している。
また、情報処理装置20は、サブディスプレイ21に表示させたレイヤ選択画面G10においてオペレータにより選択されたレイヤの画像を地図に重畳した合成画像を生成して、情報提供装置10へ送信する。情報提供装置10は、情報処理装置20から送信された合成画像を取得する。これにより、情報提供装置10は、オペレータにより選択されたレイヤの画像が地図にされた合成画像を、プロジェクタ11を介してデジタルシート12に投影させることができる。
(情報処理装置20の構成)
次に、図4を参照して、情報処理装置20の構成について詳しく説明する。
図4は、本実施形態に係る情報処理装置20の構成の一例を示すブロック図である。
図示する情報処理装置20は、表示情報取得部210と、データ取得部220と、レイヤ画像生成部230と、記憶部240と、表示制御部250(第1表示制御部)と、選択部260と、画像出力部270とを含んで構成される。
表示情報取得部210は、情報提供装置10が表示させている地図の表示領域に関する表示情報を取得する。ここで、表示情報には、情報提供装置10が表示させている地図の位置を示す位置情報(緯度及び経度情報)が含まれる。また、表示情報には、情報提供装置10が表示させている地図の範囲又は倍率を示す情報が含まれてもよい。表示情報取得部210は、取得した表示情報をデータ取得部220へ出力する。
データ取得部220は、各レイヤのデータを外部データベース30から取得する。例えば、データ取得部220は、表示情報取得部210から出力された表示情報を取得すると、取得した表示情報に応じた地図の領域に対応するデータ(地図データ及び地図に重畳させるデータ)をレイヤ毎に取得する。なお、データ取得部220は、オペレータが選択したデータ種別(例えば、災害種別)に応じて関連するレイヤのデータのみを取得してもよい。例えば、データ種別と取得するレイヤの関連付けが予め設定されており、記憶部240に記憶されている。そして、データ取得部220は、取得した各レイヤのデータをレイヤ画像生成部230に出力する。
レイヤ画像生成部230は、データ取得部220が取得した各レイヤのデータに基づいて各レイヤの画像を生成する。そして、レイヤ画像生成部230は、生成した各レイヤの画像を記憶部240に記憶させる。ここで、各レイヤの画像とは、地図の画像、及び地図に重ねて表示する画像(アイコン、写真、図形、文字など)である。例えば、レイヤ画像生成部230は、地図に重ねて表示させるレイヤの画像を生成する場合、レイヤのデータをデータの値に応じた色やアイコンに変換することで、データの値が視覚的に判断できるようにビジュアル化する。なお、データ取得部220が外部データベース30から取得したデータが、既に地図に重ねて表示可能な画像のデータである場合には、レイヤ画像生成部230は、取得したデータをそのまま記憶部240に記憶させる。また、レイヤ画像生成部230は、生成したレイヤの画像のサムネイル画像を生成して記憶部240に記憶させる。サムネイル画像は、元の画像に対してサイズを縮小した画像である。
記憶部240は、HDD(Hard Disc Drive)や、フラッシュメモリや、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)や、ROM(Read Only Memory)や、RAM(Random Access Memory)などを備え、ファームウェアやアプリケーションプログラム、データなどを記憶する。例えば、記憶部240は、レイヤ画像生成部230が生成したレイヤの画像及びサムネイル画像を記憶する。また、記憶部240は、オペレータが選択したレイヤなどの履歴情報、各レイヤの重要度や関連度などの設定情報を記憶する。例えば、データの種別毎に関連するレイヤがセットとして関連付けられた種別関連情報を記憶する。
表示制御部250は、記憶部240に記憶されている各レイヤのサムネイル画像を、それぞれ個別に地図に重ねてサブディスプレイ21に並べて表示させる。即ち、表示制御部250は、データ取得部220が取得した各レイヤのデータに基づく各レイヤのサムネイル画像を、それぞれ個別に地図に重ねてサブディスプレイ21に並べて表示させる。
例えば、表示制御部250は、表示情報取得部210が取得した表示情報に対応した部分(情報提供装置10で表示されている地図の表示領域)の各レイヤのサムネイル画像を、それぞれ個別に地図に重ねて表示させる。具体的には、表示制御部250は、表示情報に含まれる位置情報、範囲、又は倍率に対応した部分の各レイヤのサムネイル画像を、それぞれ個別に地図に重ねて表示させる。また、表示制御部250は、表示情報が変化した場合、当該変化に応じて変更した部分の各レイヤのサムネイル画像を、それぞれ個別に地図に重ねて表示させる。即ち、表示制御部250は、情報提供装置10において表示される地図の表示領域が変更されると、連動してその変更された領域の各レイヤのサムネイル画像に変更して表示させる。
このように、ベースのレイヤとなる地図が、既存のGIS(情報提供装置10)の地図と連動するので、オペレータが既存GISでの操作を行いながら必要な情報が確認できる。また、既存GISにて地図の表示位置の移動または縮尺変更を行うと、それに連動して
サブディスプレイ21上の各サムネイルの地図も同様に表示位置または縮尺が変更される。
また、表示制御部250は、データの種別(例えば、災害種別)が選択されると、記憶部240に記憶されている種別関連情報を参照して、選択されたデータの種別に関連付けられたレイヤのセットに基づいて、そのデータの種別(例えば、水害)で必要なレイヤの一セット分のサムネイル画像を地図に重ねて並べて表示させる。なお、表示制御部250は、過去に表示させたレイヤを学習しておき、次回以降の表示では、関連するレイヤのデータの組合せとして表示させてもよい。
選択部260は、サブディスプレイ21に表示されているレイヤ選択画面G10(図2)に対するオペレータの操作入力に基づいて、表示させる対象となるレイヤを選択する。そして、選択されたレイヤを示す情報を、表示制御部250及び画像出力部270へ出力する。表示制御部250は、選択部260から選択されたレイヤを示す情報を取得すると、選択されたことを示す表示をさせる。また、画像出力部270は、選択部260から取得した選択されたレイヤを示す情報を、レイヤ合成の際に利用する。
なお、選択部260は、サブディスプレイ21に表示されているレイヤ選択画面G10(図2)に対するオペレータの操作入力に基づいて、各レイヤの画像内の部分を選択してもよい。例えば、選択部260は、各レイヤのサムネイル画像内で、オペレータから操作入力された選択範囲、又は、オペレータから操作入力された対象(オブジェクト)を、上記部分として選択してもよい。
選択方法としては、例えば、合成イメージの画面上で、エリアを示す円(もしくは四角枠)の大きさをオペレータがタッチ操作などで変化(拡大または縮小)させることで、選択部260が円の中のデータを選択範囲としてもよい。また、複数ある水位センサのうち、氾濫危険水域に到達した地点のものだけをオペレータがタッチ操作することで選択部260が選択してもよいし、氾濫危険水域に到達した地点のものだけを選択部260が自動で選択してもよい。また、水位センサから必要な範囲(半径1km等)をオペレータが手動で選択し、その範囲内だけを選択部260が選択してもよい。
これにより、情報処理装置20は、レイヤの画像の全てを地図に重ねるのではなく、レイヤの画像内の必要な部分のみを地図に重ねて表示させることができる。一般にオープンデータや動的に変わるデータにおいて、レイヤで表示している範囲の情報全てが必要なことは少ないため、分析に必要な部分のみを選択することが可能になる。例えば、オペレータが、データの表示範囲を選択し、その部分のみが合成されることで、不要な場所へデータを表示させないことができ、データ量を削減できる。
また、選択部260は、レイヤのサムネイル画像内で選択した部分の履歴情報を記憶部240に記憶させてもよい。そして、選択部260は、記憶部240が記憶する上記履歴情報に基づいて、レイヤのサムネイル画像内の部分を選択してもよい。
画像出力部270は、サブディスプレイ21に表示された各レイヤのサムネイル画像のうち選択されたレイヤの画像を地図のベースのレイヤと合成して情報提供装置10へ出力する。例えば、画像出力部270は、抽出部271と、合成部272とを備えている。
抽出部271は、選択部260で選択されたレイヤの画像(例えば、各レイヤでサムネイル画像として表示されていた画像の全体)を抽出し記憶部240から読み込む。また、抽出部271は、選択部260がレイヤのサムネイル画像内の部分を選択した場合には、レイヤ内の選択された部分の画像を抽出し記憶部240から読み込む。また、抽出部271は、ベースのレイヤとなる地図の画像(表示領域分の画像)を抽出し記憶部240から読み込む。
合成部272は、抽出部が抽出した地図の画像を含むレイヤの画像を合成した合成画像を生成して、生成した合成画像を情報提供装置10へ出力(送信)する。
情報提供装置10は、GISによる地図を、プロジェクタ11を介して表示する地図表示機能部110を備えている。ここでは、地図表示機能部110は、情報処理装置20から送信された合成画像を取得し、取得した合成画像を、プロジェクタ11を介して表示させる表示制御部(第2表示制御部)として機能する。
このように、情報処理装置20は、サムネイル画像で表示した複数のレイヤのデータを合成し、一つのレイヤとして合成画像を生成するので、合成画像を受け取る側の情報提供装置10は、一つのレイヤを表示する機能を具備するだけでよい。例えば、インターネット上にあるデータや地図情報を連携したいニーズに対応するために、情報処理装置20が情報提供装置10(既存GIS)との仲介役としてデータの取得と、レイヤの合成をすることで、情報提供装置10(既存GIS)における改造や処理負荷を抑制することができる。
なお、上記では、情報提供装置10の改造や処理負荷を抑制の抑制を考慮して、情報処理装置20においてレイヤの合成を行う構成例を説明したが、情報処理装置20から合成前のレイヤの画像を情報提供装置10へ送信し、情報提供装置10においてレイヤの合成を行ってもよい。また、情報処理装置20は、地図以外のレイヤを合成した合成画像を生成して情報提供装置10へ送信してもよい。この場合、情報提供装置10が、取得した合成画像のレイヤを地図のレイヤに重畳した合成画像を生成する。
(地図データ表示処理の動作)
次に、図5を参照して、情報処理システム1において、地図に各種データを重ねて表示する地図データ表示処理の動作について説明する。
図5は、本実施形態に係る地図データ表示処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、情報提供装置10は、オペレータの操作に応じて、災害が発生している(情報を収集したい)地域の地図を、プロジェクタ11を介してデジタルシート12に表示させる(ステップS101)。次に、オペレータが、デジタルシート12の上でデジタルペン13を操作することで、情報収集ボタンをクリックすると(ステップS301)、情報提供装置10は、表示させている地図の表示領域に関する表示情報(位置情報、範囲又は倍率を示す情報)を情報処理装置20へ送信する(ステップS102)。
情報処理装置20は、情報提供装置10から送信された表示情報を取得すると、災害種別(水害、火災、土砂災害など)を選択するためのメニュー画面をサブディスプレイ21に表示させる(ステップS201)。オペレータは、サブディスプレイ21に表示されたメニュー画面において、災害種別を選択する(ステップS302)。ここでは、オペレータは、メニュー画面において、「水害」を選択したものとする。
情報処理装置20は、オペレータにより災害種別として「水害」が選択されると、「水害」に予め関連付けられた水害関連のデータ(水位センサ、雨量メッシュ情報、ハザードマップ、現地からの写真など)を、外部データベース30からレイヤ毎に収集して取得する(ステップS202)。そして、情報処理装置20は、取得した水害関連のデータに基づくサムネイル画像を、レイヤ毎に個別に地図に重ねてサブディスプレイ21に並べて表示する(ステップS203、図2のレイヤ選択画面G10参照)。このときの各レイヤの地図は、情報提供装置10が表示させている地図の表示領域を連動している。情報処理装置20は、収集したデータが、情報提供装置10が表示させている地図の位置及び縮尺にそぐわない場合、適切に位置及び縮尺を変更して表示する。
次に、オペレータは、レイヤ選択画面G10において、合成するレイヤ(即ち、情報提供装置10で表示させたいレイヤ)のサムネイル画像を選択し、合成イメージボタンB2に対してタッチ操作する(ステップS303)。これにより、情報処理装置20は、選択されているレイヤが地図に重畳されたときの合成イメージを生成して、レイヤ選択画面G10の符号G11が示す領域に表示させる(ステップS204)。
また、オペレータは、レイヤ選択画面G10において、レイヤのサムネイル画像内の部分を選択する操作(エリアを示す円を拡大または縮小する操作など)を行い、合成するデータの範囲(領域)を選択する(ステップS304)。これにより、情報処理装置20は、選択されている範囲内にあるデータのみが含まれるサムネイル画像が地図に重畳されたときの合成イメージを生成して、レイヤ選択画面G10の符号G11が示す領域に表示させる(ステップS205)。
次に、オペレータは、ステップS205において表示された合成イメージを確認したうで、合成/転送ボタンB3対してタッチ操作する(ステップS305)。これにより、情報処理装置20は、選択されたレイヤの画像、またはレイヤ内の選択された部分の画像を地図に重畳した合成画像を生成し(ステップS206)、生成した合成画像を情報提供装置10へ送信する(ステップS207)。
情報提供装置10は、情報処理装置20から送信された合成画像を取得し、取得した合成画像を、プロジェクタ11を介してデジタルシート12に表示させる(ステップS103)。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理システム1は、情報提供装置10と、情報処理装置20とを備えている。情報処理装置20は、各レイヤのデータを外部データベース30から取得し、取得した各レイヤのデータに基づく各レイヤの画像を、それぞれ個別に地図に重ねてサブディスプレイ21(表示部の一例)に並べて表示させる。また、情報処理装置20は、サブディスプレイ21に表示された各レイヤの画像のうち選択されたレイヤの画像を情報提供装置10へ出力する。そして、情報提供装置10は、情報処理装置20から出力されたレイヤの画像を地図に重ねて表示させる。これにより、情報処理システム1は、地図上に表示したいデータをオペレータが容易に選択できるように表示することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態では、地図に重ねて表示するレイヤの画像が視認しやすいように画像を変換する例について説明する。
本実施形態に係る情報処理システム1Aの基本的な構成は、図3に示す情報処理システム1と同様であるが、情報処理装置20の構成の一部が異なる。図6は、本実施形態に係る情報処理装置20Aの構成の一例を示すブロック図である。なお、図6において、図4に示す各部に対応する構成には同一の符号を付しており、その説明を省略する。
図示する情報処理装置20Aは、表示情報取得部210と、データ取得部220と、レイヤ画像生成部230Aと、記憶部240と、表示制御部250と、選択部260と、画像出力部270とを含んで構成される。例えば、レイヤの合成において、色が重なったり混ざったりすると、どちらのレイヤの情報かわからなくなったり、見にくくなる。そこで、レイヤ画像生成部230Aは、レイヤを合成したときに同じ色または類似する色が重ならないように各レイヤの色を調整して、各レイヤの画像を生成する。例えば、レイヤ画像生成部230Aは、判定部231と、変換部232とを備えている。
判定部231は、データ取得部220が取得した各レイヤのデータに基づく各レイヤの画像の少なくとも2つを重ねた場合に、画像内のオブジェクトが重なるか否かを判定する。例えば、判定部231は、各レイヤの画像内のオブジェクトの位置及び大きさに基づいて、レイヤ間でオブジェクトが重なるか否かを判定する。なお、オブジェクトが重なるとは、オブジェクトの全部が重なる場合に限らず、オブジェクトの一部が予め設定された割合以上重なる場合も含まれる。
変換部232は、判定部231の判定結果に基づいて、各レイヤの画像の少なくとも1つについて、画像を変換する。例えば、変換部232は、判定部231によりオブジェクトが重なると判定された場合、各レイヤの画像の少なくとも1つについて、重なると判定されたオブジェクトの色を変換する。つまり、変換部232は、重なると判定された各レイヤのオブジェクトの色が同じ色または類似する色とならないように、少なくとも一方のオブジェクトの色を、他方のオブジェクトの色と異なる色または類似しない色に設定する。
なお、少なくとも2つのレイヤの画像を重ねたときに画像内のオブジェクトが重ならない場合でも、近接しているオブジェクトの色が同じまたは類似する場合には、同様に見にくくなる。そこで、判定部231は、データ取得部220が取得した各レイヤのデータに基づく各レイヤの画像の少なくとも2つを重ねた場合に、予め定められた画像領域内の色が同一又は類似するか否かを判定してもよい。この場合、変換部232は、判定部231により予め定められた画像領域内の色が同一又は類似すると判定された場合、各レイヤの画像の少なくとも1つについて、当該画像領域内のオブジェクトの色を変換する。
なお、変換部232は、少なくとも1つのレイヤの画像の色を変換する場合、変換するレイヤの複数のデータの数値を関数で合成し、新しい数値に変換してから、新しいカラーパターンを用いて変換してもよい。
また、変換部232は、色のみに限らず、色、形状、大きさ等の表示態様のうちのいずれか一つを変換してもよいし、複数の表示態様を組み合わせて変換してもよい。また、変換部232は、各レイヤの画像の少なくとも1つについて、画像内の図形を文字へ変換する表示態様の変更を行ってもよい。
例えば、変換部232は、少なくとも1つのレイヤのデータに基づいて視覚化された四角や丸などで表された図形の色を他の色に変換してもよいし、当該図形の形状を他の形状に変換してもよいし、大きさを縮小してもよい。また、変換部232は、当該図形を、データを表す文字またはグラフに変換してもよい。具体的には、変換部232は、同じ色または類似する色のオブジェクトが重なる場合、各オブジェクトがどちらも色で表現されるのを避けて、少なくとも一方を線(等高線)で表現したり、少なくとも一方を棒グラフで表現したりするように変換してもよい。一例として、変換部232は、雨量メッシュ情報のレイヤ(色)と、水害ハザードマップ(色)といった2種類のデータの表現を、雨量を中心点に立てた(3次元的に見える)棒グラフと、雨量から計算された水害レベルの水害浸水領域を囲む線に変換してもよい。
なお、上述した判定部231及び変換部232による処理は、例えば、上述した判定部231及び変換部232による処理は、図5に示すステップS204の合成イメージを生成する際に行われる。なお、図5に示すステップS203の水害関連データに基づくサムネイル画像を生成する際に行われてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理装置20において、変換部232は、データ取得部220が取得した各レイヤのデータに基づく各レイヤの画像の少なくとも1つについて、画像を変換する。そして、表示制御部250は、変換部232が変換した画像を含むレイヤのサムネイル画像を地図に重ねて表示させる。
これにより、情報処理装置20は、複数のレイヤの画像を地図に重ねて表示する場合に、各レイヤの画像の視認性を向上させることができる。即ち、情報処理装置20は、地図上に表示させる情報の視認性を向上させることができる。
なお、情報処理装置20は、利用するユーザ、利用目的、作業種別などに応じて表示態様を変えてもよい。例えば、情報処理装置20は、消火向け、救急向けなど、用途に応じて同じ情報であっても、オブジェクトの図形(アイコンなど)の種類や大きさを変えて表示させてもよい。
また、情報処理装置20は、地図に重ねるレイヤの順番を設定してもよい。例えば、画像出力部270は、各レイヤに対して予め設定された重要度に基づいて、サブディスプレイ21に表示させた各レイヤの画像のうち選択されたレイヤの画像の重ね順を決定する。これにより、情報処理装置20は、例えば重要度が高いレイヤを上に重ねることで、重要度の高い情報が、他のレイヤの情報に隠れてしまわないようにすることができる。
また、情報処理装置20は、地図に重ねる各レイヤの表示態様に応じて、地図に重ねるレイヤの順番を設定してもよい。例えば、情報処理装置20は、洪水ハザードマップのレイヤの上に、雨量センサの値から変換した棒グラフを重ねてもよい。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
GISの利用において、多種、多量のデータが必要になり地図に重畳するレイヤが増加すると、外部データベース30から取得するデータが増加し取得に長い待ち時間が生じることがある。地図の表示領域の移動または拡大縮小の操作によって表示領域が変化する度に外部データベース30からデータの取得が必要となるため、その度に時間がかかるとレスポンスが悪化する懸念がある。また、一度取得し表示していたデータを見終わって非表示にした後、確認のため再度表示しようとすると改めてデータの取得が必要になり時間がかかることもある。このように、GISにおける処理の負荷が重くなりデータの表示速度が低下すると、ユーザビリティが損なわれてしまい、本来の作業ができなくなるという懸念がある。そこで、本実施形態では、地図に重ねて表示するデータの表示速度を向上させる例について説明する。
本実施形態に係る情報処理システム1Bの基本的な構成は、図3に示す情報処理システム1と同様であるが、情報処理装置20の構成の一部が異なる。図7は、本実施形態に係る情報処理装置20Bの構成の一例を示すブロック図である。なお、図7において、図4に示す各部に対応する構成には同一の符号を付しており、その説明を省略する。
情報処理装置20Bは、外部データベース30から一度取得したレイヤのデータを記憶部240にキャッシュしておき(キャッシュデータとして保管)、次にそのデータが必要になった場合に、外部データベース30にアクセスせずに、保管しているキャッシュデータを利用する。また、情報処理装置20Bは、外部データベース30から利用が予測されるレイヤのデータをプリフェッチ(先読み)しておき(プリフェッチデータとして保管)、表示の準備を行う。これにより、本実施形態に係る情報処理システム1Bは、キャッシュデータ又はプリフェッチデータを利用することで、地図に重ねて表示するデータの表示速度を改善できる。
図示する情報処理装置20Bは、表示情報取得部210と、データ取得部220Bと、レイヤ画像生成部230と、記憶部240と、表示制御部250と、選択部260と、画像出力部270とを含んで構成される。データ取得部220Bは、第1データ取得部221と、第2データ取得部222とを備えている。
第1データ取得部221は、表示情報取得部210が取得した表示情報に対応する第1領域のレイヤのデータを外部データベース30から取得する。この第1データ取得部221の機能は、図4及び図6のデータ取得部220の機能に相当する。つまり、表示制御部250は、第1データ取得部221が取得したレイヤのデータに基づくレイヤのサムネイル画像を、地図に重ねて並べて表示する(図2のレイヤ選択画面G10参照)。第1領域は、例えば、情報提供装置10で表示されている地図の表示領域に対応する領域であり、地図の表示領域と同等またはそれ以上の領域(地図の表示領域よりも若干広い領域)である。
また、画像出力部270は、第1データ取得部221が取得した第1領域のレイヤのデータに基づく画像のうち、レイヤ選択画面G10において選択されたレイヤの画像を合成して情報提供装置10へ送信する。情報提供装置10は、送信された合成画像を取得し、レイヤの画像を地図に重ねて表示させる。
また、第1データ取得部221が取得したレイヤのデータに基づくレイヤの画像及びサムネイル画像は、記憶部240にキャッシュデータとして記憶(保管)される。そして、第1データ取得部221は、次にそのデータが必要になった場合でも、新たに外部データベース30から取得することを行わない。この場合、表示制御部250及び画像出力部270は、記憶部240に記憶されているキャッシュデータを利用する。
一方、第2データ取得部222は、第1データ取得部221が取得したデータ以外のレイヤのデータを取得する。例えば、第1データ取得部221が取得したデータ以外のレイヤのデータとは、第1領域を含まない第2領域のレイヤのデータである。この第2領域のデータは、第1データ取得部221が取得したデータのレイヤと同じレイヤの第2領域のデータであってもよいし、異なるレイヤの第2領域のデータであってもよい。また、第1データ取得部221が取得したデータ以外のレイヤのデータとは、第1データ取得部221が取得したレイヤとは異なる他のレイヤのデータであってもよい。
そして、レイヤ画像生成部230は、第2データ取得部222が取得したレイヤのデータに基づく画像(サムネイル画像も含む)を生成して、プリフェッチデータとして記憶部240に記憶させる。表示制御部250及び画像出力部270は、地図の表示領域が変化したことにより、上記プリフェッチデータを表示する領域に移った場合、当該プリフェッチデータを利用する。
例えば、表示制御部250は、表示情報取得部210が取得した表示情報が変化した場合(即ち、地図の表示領域が変化した場合)、当該変化に応じて記憶部240が記憶するプリフェッチデータ(第2データ取得部が取得したレイヤのデータに基づくサムネイル画像)を利用してレイヤ選択画面G10をサブディスプレイ21に表示させる。また、画像出力部270は、表示情報取得部210が取得した表示情報が変化した場合(即ち、地図の表示領域が変化した場合)、当該変化に応じて記憶部240が記憶するプリフェッチデータ(第2データ取得部が取得したレイヤのデータに基づく画像)を利用して合成画像を生成して情報提供装置10へ送信する。
以下、情報処理装置20がプリフェッチするデータの具体例を説明する。
(1)関連性のある他のレイヤをプリフェッチする例
情報処理装置20は、予め設定された各レイヤ間の関連度が記憶部240に記憶されており、レイヤ間の関連度に基づいてプリフェッチする。例えば、水位センサのレイヤ及び雨量メッシュ情報のレイヤには、洪水ハザードマップ、土砂災害ハザードマップなどのレイヤが関連度の高いレイヤとして設定されている。
例えば、第2データ取得部222は、第1データ取得部221が取得したレイヤのデータと、予め設定された各レイヤ間の関連度とに基づいて、第1データ取得部が取得したレイヤとは異なる他のレイヤのデータを取得する。具体的には、第2データ取得部222は、第1データ取得部221が取得したレイヤのデータに関連する他のレイヤのデータを取得する。
また、第2データ取得部222は、第1データ取得部221が取得したレイヤのデータに含まれる値が所定の閾値を越えた場合、第1データ取得部221が取得したレイヤのデータに関連する他のレイヤのデータを取得してもよい。例えば、第2データ取得部222は、第1データ取得部221が取得した水位センサのレイヤまたは雨量メッシュ情報のレイヤの値(水位または雨量)が所定の閾値を越えた場合、洪水ハザードマップまたは土砂災害ハザードマップのレイヤのデータを取得する。なお、所定の閾値は、例えば、洪水ハザードマップまたは土砂災害ハザードマップを確認する必要があると判断される水位または雨量に基づいて予め設定されている。
図8は、本実施形態に係るプリフェッチ処理の第1例を示すフローチャートである。この図8を参照して、関連度の高いレイヤをプリフェッチする処理の動作の一例を説明する。ここでは、水位または雨量が所定の閾値を越えた場合に、関連度の高いレイヤとして洪水ハザードマップをプリフェッチする処理の例を説明する。
情報処理装置20は、合成画像を情報提供装置10へ送信する(ステップS211)と、送信した合成画像の中に水位センサのレイヤまたは雨量メッシュ情報のレイヤが含まれているか否かに基づいて、情報提供装置10において、水位または雨量情報が表示されているか否かを判定する(ステップS212)。
水位または雨量情報が表示されていないと判定された場合(ステップS212:NO)、情報処理装置20は、プリフェッチを行わないで処理を終了する。一方、水位または雨量情報が表示されていると判定された場合(ステップS212:YES)、情報処理装置20は、水位または雨量について所定の閾値を越えている箇所があるか否かを判定する(ステップS213)。
水位または雨量について所定の閾値を越えている箇所がないと判定された場合(ステップS213:NO)、情報処理装置20は、プリフェッチを行わないで処理を終了する。一方、水位または雨量について所定の閾値を越えている箇所があると判定された場合(ステップS213:YES)、情報処理装置20は、洪水ハザードマップのレイヤを、水位センサのレイヤまたは雨量メッシュ情報のレイヤと関連度の高いレイヤとして抽出する(ステップS214)。
次に、情報処理装置20は、洪水ハザードマップのレイヤを取得済みであるか否かを判定する(ステップS215)。洪水ハザードマップのレイヤを取得済みであると判定された場合(ステップS215:YES)、情報処理装置20は、プリフェッチを行わないで処理を終了する。一方、洪水ハザードマップのレイヤを取得していないと判定された場合(ステップS215:NO)、情報処理装置20は、洪水ハザードマップのレイヤのデータを取得し、当該レイヤの画像をプリフェッチデータとして記憶部240に記憶させる(ステップS216)。
ここで、情報処理装置20がプリフェッチする洪水ハザードマップのレイヤは、情報提供装置10における表示領域に対応する第1領域のレイヤである。なお、情報処理装置20は、第1領域よりも広い範囲の洪水ハザードマップのレイヤをプリフェッチしてもよい。
(2)地図情報に基づいて他の領域のレイヤをプリフェッチする例
情報処理装置20は、地図情報に基づいて、情報提供装置10において表示されている地図の表示領域とは異なる他の領域のレイヤのデータをプリフェッチする。例えば、川の下流において水位や雨量が所定の閾値を超えている場合に、情報処理装置20は、上流のダム情報を収集してプリフェッチする。なお、この例では、水位センサのレイヤ及び雨量メッシュ情報のレイヤには、ダム情報のレイヤが関連度の高いレイヤとして設定されている。また、所定の閾値は、例えば、ダム情報を確認する必要があると判断される水位または雨量に基づいて予め設定されている。
例えば、第2データ取得部222は、第1データ取得部221が取得したレイヤのデータに含まれる値が所定の閾値を越えた場合、第1領域に対応する地図情報に基づいて、第1領域を含まない第2領域のレイヤのデータを取得する。このとき、第2データ取得部222は、第1データ取得部221が取得したレイヤのデータに関連する他のレイヤのデータを取得する。具体的には、第2データ取得部222は、第1領域内の河川の水位や雨量が所定の閾値を超えた場合、第1領域の地図情報に含まれる河川情報に基づいて、第1領域内の河川の上流にあたる第2領域のダム情報のレイヤのデータを取得する。
図9は、本実施形態に係るプリフェッチ処理の第2例を示すフローチャートである。この図9を参照して、地図情報に基づいて他の領域のレイヤをプリフェッチする処理の動作の一例を説明する。ここでは、水位または雨量が所定の閾値を越えた場合に、川の上流のダム情報のレイヤをプリフェッチする処理の例を説明する。
情報処理装置20は、合成画像を情報提供装置10へ送信する(ステップS221)と、送信した合成画像の中に水位センサのレイヤまたは雨量メッシュ情報のレイヤが含まれているか否かに基づいて、情報提供装置10において、水位または雨量情報が表示されているか否かを判定する(ステップS222)。
水位または雨量情報が表示されていないと判定された場合(ステップS222:NO)、情報処理装置20は、プリフェッチを行わないで処理を終了する。一方、水位または雨量情報が表示されていると判定された場合(ステップS222:YES)、情報処理装置20は、水位または雨量について所定の閾値を越えている箇所があるか否かを判定する(ステップS223)。
水位または雨量について所定の閾値を越えている箇所がないと判定された場合(ステップS223:NO)、情報処理装置20は、プリフェッチを行わないで処理を終了する。一方、水位または雨量について所定の閾値を越えている箇所があると判定された場合(ステップS223:YES)、情報処理装置20は、ダム情報のレイヤを、水位センサのレイヤまたは雨量メッシュ情報のレイヤと関連度の高いレイヤとして抽出する(ステップS224)。
次に、情報処理装置20は、地図情報に基づいて、水位または雨量が所定の閾値を越えた箇所の河川の上流のダム情報を特定する(ステップS225)。
次に、情報処理装置20は、特定したダム情報が含まれるレイヤを取得済みであるか否かを判定する(ステップS226)。特定したダム情報が含まれるレイヤを取得済みであると判定された場合(ステップS226:YES)、情報処理装置20は、プリフェッチを行わないで処理を終了する。一方、特定したダム情報が含まれるレイヤを取得していないと判定された場合(ステップS226:NO)、情報処理装置20は、特定したダム情報が含まれるレイヤのデータを取得し、当該レイヤの画像をプリフェッチデータとして記憶部240に記憶させる(ステップS227)。
ここで、特定したダム情報が含まれるレイヤは、特定したダムの地図上の位置によって、第1領域のレイヤである場合も、第2領域のレイヤである場合もある。例えば、特定したダム情報が第1領域内である場合には、情報処理装置20は、第1領域のダム情報のレイヤをプリフェッチする。一方、特定したダム情報が第2領域内である場合には、情報処理装置20は、第2領域のダム情報のレイヤをプリフェッチする。
なお、情報処理装置20は、第1領域のダム情報のレイヤをプリフェッチする場合に、第1領域よりも広い範囲のダム情報のレイヤをプリフェッチしてもよい。また、情報処理装置20は、第2領域のダム情報のレイヤをプリフェッチする場合に、第1領域のダム情報のレイヤも含めてもよい。
なお、上記(1)、(2)で関連性のある他のレイヤや地図情報に基づいて他の領域のレイヤをプリフェッチする例を説明したが、他の条件に基づいてプリフェッチするレイヤが決まってもよい。
例えば、情報処理装置20は、過去に合成したレイヤの履歴情報に基づいてプリフェッチしてもよい。具体的には、第2データ取得部222は、第1データ取得部221が取得したレイヤの履歴情報に基づいて、第1データ取得部221が取得したデータ以外のレイヤのデータを取得する。これにより、情報処理装置20は、過去に合成されたことがあるレイヤの履歴に基づいて、そのときに収集した関連度が強いレイヤをプリフェッチすることができる。従って、情報処理装置20は、以前に使ったレイヤの組み合わせを容易に再現することができる。
なお、情報処理装置20は、予め設定されたかレイヤ間の関連度と、過去に合成したレイヤの履歴情報とに基づいて、レイヤ間の関連度を数値化し、その数値化した関連度に基づいて、プリフェッチするレイヤやプリフェッチするレイヤの領域を決めてもよい。
また、情報処理装置20は、レイヤのサムネイル画像を並べて表示した位置の近さ(接していれば強い。離れているほど弱い)に基づいて、関連するレイヤをプリフェッチしてもよい。
以上説明したように本実施形態に係る情報処理装置20は、情報提供装置10において表示されている地図の表示領域からの移動が予測される周辺の領域のレイヤのデータや、表示中のレイヤと関連性の高いレイヤのデータをプリフェッチすることで情報収集のパフォーマンスを向上させ、データの表示速度を向上させることができる。なお、情報提供装置10において狭いエリアの分析を行っている場合でも、地図の表示領域の移動または縮尺の拡大などを見越して周囲の情報をプリフェッチしておくことで、地図移動または縮尺変更に即座に対応することができる。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。例えば、上述の第1〜第3の実施形態において説明した各構成は、任意に組み合わせることができる。なお、以下の記載において、情報処理システム1、1A、1Bのそれぞれについて特に区別しない場合には情報処理システム1と記述する。また、情報処理装置20、20A、20Bのそれぞれについて特に区別しない場合には情報処理装置20と記述する。
なお、情報処理装置20は、ベースとなる地図の縮尺に合わせて各レイヤのデータを集計してまとめてもよい。例えば、情報処理装置20は、縮尺と地図の解像度(縦横のピクセル数)に基づいて、緯度経度情報の切り捨て精度を計算し、レイヤ内のいくつかのオブジェクトをまとめてレイヤの画像を生成し、そのいくつかのオブジェクトをまとめオブジェクトが地図に重ねて表示できるようにしてもよい。或いは、情報処理装置20は、予め設定された数のオブジェクトを表示させ、表示させたオブジェクトの重なる領域が、指定した比率を超える場合には、以降のオブジェクトをまとめる処理に切り替えてもよい。また、情報処理装置20は、オブジェクトの表示態様が点であれば、点の数に比例する半径を持つ円に変換して表示させてもよい。また、情報処理装置20は、オブジェクトの表示態様が複数のカラーからなる領域であれば、面積に比例したカラー比率で混ぜあわせて表示させてもよい。
また、情報処理装置20は、目的に応じて表示領域を各レイヤのサムネイル毎に変更してもよい。例えば、情報処理装置20は、全てのレイヤのサムネイル画像を同じ縮尺にせず、各レイヤの情報の内容にあわせて縮尺や表示位置を変更してもよい。例えば、情報処理装置20は、地域毎の降雨量を示す雨量メッシュ情報のレイヤにおいて、例えば1km×1kmの範囲が同一色(即ち、同雨量)で表示される場合、縮尺によってはレイヤ画面の全体が同一色となって意味をなさない。その場合、情報処理装置20は、縮尺を変更して広域を表示し、雨量の変化がわかるようにサムネイル画像を表示させる。
また、情報処理装置20は、経過時間による変化に対応してレイヤの画像を表示させてもよい。例えば、情報処理装置20は、時間の経過に伴う位置や色といった情報の内容の変化に対応して、表示内容を変更してもよい。一例として、情報処理装置20は、雨量メッシュ情報のレイヤにおいて、時間の経過に伴う雨量の変化を表す各メッシュの色情報を、その都度情報の内容にあわせて変化させる。また、情報処理装置20は、現地作業員の位置情報を取得し、移動経過を表示させてもよい。
なお、上述した情報処理システム1が備える各構成は、任意のコンピュータ装置に分散または集約して配置することができる。例えば、情報提供装置10、及び情報処理装置20は、クラウド環境やネットワーク環境、ユーザ数の規模、情報処理システム1を構成するために用意されたハードウェアの数やスペック等に応じて、任意のコンピュータ装置に分散または集約して配置することができる。また、情報提供装置10、及び情報処理装置20のそれぞれのサーバ装置が内部に備える記憶部は、それぞれのサーバ装置とは異なるサーバ装置に備えられてもよい。また、情報提供装置10、及び情報処理装置20が、一体となったサーバ装置として構成されてもよい。
なお、上述した実施形態における情報提供装置10、及び情報処理装置20の少なくとも一部の機能をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、情報提供装置10、及び情報処理装置20に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した実施形態における情報提供装置10、及び情報処理装置20の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。また、情報提供装置10、及び情報処理装置20の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1,1A,1B 情報処理システム、10 情報提供装置、11 プロジェクタ、12 デジタルシート、13 デジタルペン、20,20A,20B 情報処理装置、21 サブディスプレイ、30 外部データベース、210 表示情報取得部、220,220B データ取得部、221 第1データ取得部、222 第2データ取得部、230,230A レイヤ画像生成部、231 判定部、232 変換部、240 記憶部、250 表示制御部、260 選択部、270 画像出力部、271 抽出部、272 合成部

Claims (11)

  1. 情報処理装置が、
    情報提供装置により表示される地図の表示領域に関する表示情報を取得する表示情報取得部と、
    前記表示情報取得部が取得した表示情報に対応する第1領域のレイヤのデータを外部データベースから取得する第1データ取得部と、
    前記第1データ取得部が取得したレイヤのデータに基づいて、前記第1データ取得部が取得したデータ以外のレイヤのデータを外部データベースから取得する第2データ取得部と、
    前記第2データ取得部が取得したレイヤのデータに基づく画像を記憶する記憶部と、
    前記第1データ取得部が取得した前記第1領域のレイヤのデータに基づく画像を前記情報提供装置へ出力する画像出力部と、
    を備え、
    前記情報提供装置が、
    前記画像出力部から出力されたレイヤの画像を地図に重ねて表示させる表示制御部を備え、
    前記画像出力部は、
    前記表示情報取得部が取得した前記表示情報が変化した場合、当該変化に応じて前記記憶部が記憶する前記第2データ取得部が取得したレイヤのデータに基づく画像を出力する、
    情報処理システム。
  2. 前記第2データ取得部は、
    前記第1データ取得部が取得したレイヤのデータに基づいて、前記第1領域を含まない第2領域のレイヤのデータを、前記第1データ取得部が取得したデータ以外のレイヤのデータとして取得する、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記第2データ取得部は、
    前記第1データ取得部が取得したレイヤのデータに基づいて、前記第1データ取得部が取得したレイヤとは異なる他のレイヤのデータを、前記第1データ取得部が取得したデータ以外のレイヤのデータとして取得する、
    請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記第2データ取得部は、
    前記第1データ取得部が取得したレイヤのデータと、予め設定された各レイヤ間の関連度とに基づいて、前記第1データ取得部が取得したレイヤのデータに関連する前記他のレイヤのデータを取得する、
    請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記第2データ取得部は、
    前記第1データ取得部が取得したレイヤのデータに含まれる値が所定の閾値を越えた場合、前記第1データ取得部が取得したデータ以外のレイヤのデータを取得する、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  6. 前記第2データ取得部は、
    前記第1領域に対応する地図情報に基づいて、前記第1領域を含まない第2領域のレイヤのデータを取得する、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  7. 前記第2データ取得部は、
    前記第1データ取得部が取得したレイヤの履歴情報に基づいて、前記第1データ取得部が取得したデータ以外のレイヤのデータを取得する、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  8. 前記表示情報には、情報提供装置により表示される地図の位置、範囲、又は倍率を示す情報が含まれる、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  9. 情報提供装置により表示される地図の表示領域に関する表示情報を取得する表示情報取得部と、
    前記表示情報取得部が取得した表示情報に対応する第1領域のレイヤのデータを外部データベースから取得する第1データ取得部と、
    前記第1データ取得部が取得したレイヤのデータに基づいて前記第1データ取得部が取得したデータ以外のレイヤのデータを外部データベースから取得する第2データ取得部と、
    前記第2データ取得部が取得したレイヤのデータに基づく画像を記憶する記憶部と、
    前記第1データ取得部が取得した前記第1領域のレイヤのデータに基づく画像を、当該画像を地図に重ねて表示させる前記情報提供装置へ出力する画像出力部と、
    を備え、
    前記画像出力部は、
    前記表示情報取得部が取得した前記表示情報が変化した場合、当該変化に応じて前記記憶部が記憶する前記第2データ取得部が取得したレイヤのデータに基づく画像を出力する、
    情報処理装置。
  10. 情報処理装置が、
    情報提供装置により表示される地図の表示領域に関する表示情報を取得する表示情報取得ステップと、
    前記表示情報取得ステップで取得した表示情報に対応する第1領域のレイヤのデータを外部データベースから取得する第1データ取得ステップと、
    前記第1データ取得ステップで取得したレイヤのデータに基づいて、前記第1データ取得ステップで取得したデータ以外のレイヤのデータを外部データベースから取得する第2データ取得ステップと、
    前記第2データ取得ステップで取得したレイヤのデータに基づく画像を記憶部に記憶させる記憶ステップと、
    前記第1データ取得ステップで取得した前記第1領域のレイヤのデータに基づく画像を前記情報提供装置へ出力する画像出力ステップと、
    を有し、
    前記情報提供装置が、
    前記画像出力ステップで出力されたレイヤの画像を地図に重ねて表示させる表示制御ステップを有し、
    前記画像出力ステップにおいて、
    前記表示情報取得ステップで取得した前記表示情報が変化した場合、当該変化に応じて前記記憶部が記憶する前記第2データ取得ステップで取得したレイヤのデータに基づく画像を出力する、
    情報処理方法。
  11. 情報提供装置により表示される地図の表示領域に関する表示情報を取得する表示情報取得ステップと、
    前記表示情報取得ステップで取得した表示情報に対応する第1領域のレイヤのデータを外部データベースから取得する第1データ取得ステップと、
    前記第1データ取得ステップで取得したレイヤのデータに基づいて、前記第1データ取得ステップで取得したデータ以外のレイヤのデータを外部データベースから取得する第2データ取得ステップと、
    前記第2データ取得ステップで取得したレイヤのデータに基づく画像を記憶部に記憶させる記憶ステップと、
    前記第1データ取得ステップで取得した前記第1領域のレイヤのデータに基づく画像を、当該画像を地図に重ねて表示させる前記情報提供装置へ出力する第1画像出力ステップステップと、
    前記表示情報取得ステップで取得した前記表示情報が変化した場合、当該変化に応じて前記記憶部が記憶する前記第2データ取得ステップで取得したレイヤのデータに基づく画像を出力する第2画像出力ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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