JP2015224954A - 駐車場所選択装置 - Google Patents

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紹男 住澤
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紹男 住澤
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Abstract

【課題】安全性の高い駐車場所を選択することができる駐車場所選択装置を提供する。【解決手段】車両を駐車可能な駐車場所の位置情報と、各駐車場所の安全度を示す安全度情報とを含む地図データを記憶した地図データベース541と、自車両10の現在位置を特定するGPSユニット512と、自車両10の走行可能距離を算出する走行可能距離算出部601と、自車両10に異常が発生した際に、現在位置から走行可能距離以内の駐車場所であって、安全度が所定値以上の駐車場所を地図データを参照して選択し、選択した駐車場所を表示部に表示させるナビゲーション制御部603とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、駐車場所選択装置に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2010−203983号公報がある(特許文献1)。特許文献1には、「ナビゲーション装置1の地図データベース内に高速道路または自動車専用道路の非常駐車帯の表示位置情報4を収納し、車両の運転席に非常駐車帯検索用の非常駐車帯スイッチ12aを設置し、該非常駐車帯スイッチ12aが操作されたときに、表示位置情報4を基に非常駐車帯を検索して、自車の現在位置から非常駐車帯までの距離あるいは時間等を表示すると共に、非常駐車帯まで経路案内する。」旨の開示がある。
特開2010−203983号公報
しかしながら、車両を緊急停車させる場合に、安全性を考慮して駐車場所を選択する方法については開示されていない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、安全性の高い駐車場所を選択することができる駐車場所選択装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の駐車場所選択装置は、車両を駐車可能な駐車場所の位置情報と、各駐車場所の安全度を示す安全度情報とを含む地図データを記憶した地図記憶部と、自車両の現在位置を特定する現在位置特定部と、前記自車両の走行可能距離を算出する走行可能距離算出部と、前記自車両に異常が発生した際に、前記現在位置特定部により特定された現在位置から前記走行可能距離算出部で算出された走行可能距離以内の駐車場所であって、安全度が所定値以上の駐車場所を前記地図データを参照して選択する選択部と、前記選択部が選択した駐車場所を表示部に表示させる表示制御部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、安全性の高い駐車場所を選択することができる。
運転支援システムを搭載した車両を示す図である。 運転支援システムの構成の一例を示す図である。 ナビゲーション装置の構成の一例を示す図である。 駐車場所の安全度について説明するための図である。 ナビECUの機能ブロック図である。 駐車場所管理テーブルの一例を示す図である。 駐車場所管理テーブルの作成手順を示すフローチャートである。 所定条件が成立した場合のナビECUの処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、ナビゲーション装置(駐車場所選択装置)を備える運転支援システム1の構成の一例を示す図である。運転支援システム1は、自動車などの車両(以下、自車両という)10に搭載され、加速操作、制動操作、操舵操作のうちの少なくとも1つの操作を支援するためのシステムを複数搭載している。このシステムには、ACC(Adaptive Cruise Control)システム、CACC(Cooperative Adaptive Cruise Control)システム、LKAS(Lane Keep Assist System)、衝突被害軽減ブレーキシステム、自動運転システム等が含まれる。ACCシステムは、自車両10の前方に搭載したレーダ装置330(図2参照)を用いて、前方を走行する自車両10との車間距離を一定に保ちながら走行するシステムである。CACCシステムは、ACCシステムに加えて車車間通信によって他車の加減速情報を共有することで、より精密な車間距離制御を行うシステムである。LKASは、自車両10の前方に取り付けられたカメラ装置340(図2参照)等を利用して道路の白線等を含む走行環境を検知し、自車両10が走行車線を維持するように、ハンドル操作を支援するシステムである。衝突被害軽減ブレーキシステムは、自車両10の前方に取り付けられたカメラ装置340やレーダ装置330等を利用して前方の障害物等を検知し、ドライバに警告し、衝突(追突)が避けられない場合にはブレーキの補助操作を行うシステムである。自動運転システムは、自車両10の加速操作、制動操作、操舵操作等を含むすべての操作を制御して、目的地までの自車両10の走行を制御するシステムである。すなわち、ドライバは、目的地の設定さえ行えば、一切の操作を行うことなく、自動運転システムの制御によって自車両10が目的地に到達する。
運転支援システム1は、複数の電子制御装置(以下、ECU(Electronic Control Unit)と表記する)や、通信装置、レーダ装置、センサ等の車載機器、ナビゲーション装置500等をCAN(Controller Area Network)バス50等の車載用通信バスを介して相互に接続した構成を備えている。CANバス50を介してこれらの装置や機器が協働することにより、運転支援システムとして機能する。なお、本実施形態では、車載用通信バスとしてCANバス50を用いる場合を例に説明するが、車載用通信バスには、LIN(Local Interconnect Network)、Flex Ray、IEEE1394、車載Ethernet(登録商標)等の他の通信バスであってもよい。
各ECUは、CPU(Central Processing Unit)、CPUの実行する制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)、演算結果等を格納する読み書き可能なRAM(Random Access Memory)、タイマ、カウンタ、入力インターフェース、出力インターフェース等を備えるマイクロコンピュータを主要構成部品とするユニットである。
図2は、運転支援システム1の構成の一例を示す図である。運転支援システム1は、エンジンを制御するエンジンECU110を備えている。エンジンECU110は、CANバス50に接続して他のECUと通信を行う。また、エンジンECU110は、スロットルアクチュエータ(以下、アクチュエータをACTと略記する)115に接続している。エンジンの吸気管には電子スロットルバルブが設けられており、この電子スロットルバルブは、スロットルACT115により開閉可能となっている。エンジンECU110は、車両制御ECU200から受信した制御信号に基づいてスロットルACT115を制御し、電子スロットルバルブを駆動する。これにより、エンジン回転数が目標回転数となるように電子スロットルバルブの開度が調整される。
運転支援システム1は、変速機を制御するトランスミッションECU120を備えている。トランスミッションECU120は、CANバス50に接続して他のECUと通信を行う。また、トランスミッションECU120は、油圧制御装置125に接続している。トランスミッションECU120は、車両制御ECU200から受信した制御信号に基づいて油圧制御装置125を制御し、変速機に供給される作動油の油圧を調整する。これにより、変速機の変速比が制御される。変速機は、エンジンの出力軸に連結し、自車両10の走行状況に応じて変速比を切り替えて、エンジンから伝達される回転数やトルクを変化させるようになっている。
運転支援システム1は、ブレーキを制御するブレーキECU130を備えている。ブレーキECU130は、CANバス50に接続して他のECUと通信を行う。また、ブレーキECU130は、ブレーキ装置135に接続している。ブレーキECU130は、ブレーキ装置135の制御を行うECUであって、車両制御ECU200から受信した制御信号に基づき、自車両10の各車輪に設けられたブレーキ装置135を制御して自車両10の制動を行う。
運転支援システム1は、ステアリングの制御を行うステアリングECU140を備えている。ステアリングECU140は、CANバス50に接続して他のECUとの通信を行う。また、ステアリングECU140は、ステアリングにアシスト力を付与するステアリングACT145に接続している。ステアリングECU140は、車両制御ECU200から受信した制御信号に基づいて、自車両10の操舵に必要なアシストトルクを出力するようにステアリングACT145を制御する。
運転支援システム1は、シートベルトを制御するシートベルトECU150を備えている。シートベルトECU150は、CANバス50に接続して他のECUと通信を行う。また、シートベルトECU150は、プリテンショナ155に接続している。シートベルトECU150は、運転支援ECU300の衝突判断制御部304によって自車両10が障害物に衝突する危険性があると予測された場合に、プリテンショナ155を動作させてシートベルトの帯びのたるみをとり除き、乗員を確実に座席に固定させる。これにより、衝突の際の乗員の安全性を向上させることができる。
運転支援システム1は、エアバッグを制御するエアバッグECU160を備えている。エアバッグECU160は、CANバス50に接続して他のECUと通信を行う。また、エアバッグECU160は、ガス発生装置としてのインフレータ165に接続している。エアバッグECU160は、運転支援ECU300によって自車両10の衝突が検知された際にインフレータ165を作動させて、エアバッグを展開させる。
運転支援システム1は、ナビECU170を備えている。ナビECU170は、CANバス50に接続して他のECUと通信を行う。また、ナビECU170は、GPS(Global Positioning System)ユニット512(図3参照)から自車両10の現在位置を示す位置情報を取得して、地図データベース541(図3参照)から現在位置を含む地図データを読み出す。ナビECU170は、読み出した地図データを表示パネル564(図3参照)に表示して、目的地までの経路を案内する。なお、ナビECU170による自車位置の特定は、GPS信号だけではなく、自車両10から入力する車速パルスに基づいて特定するものであってもよいし、FGPS信号と車速パルスとの両方に基づいて特定するものであってもよい。ナビECU170の詳細については、図3を参照しながら後述する。
運転支援システム1は、車両制御ECU200を備えている。車両制御ECU200は、CANバス50に接続し、CANバス50を介して他のECUと通信を行う。車両制御ECU200は、運転支援ECU300から送信される、車線維持、定速走行、前方車両の追従走行等の走行指示信号を受信する。車両制御ECU200は、運転支援ECU300から受信した走行指示信号に基づいてエンジンECU110、トランスミッションECU120、ブレーキECU130及びステアリングECU140を制御する。これにより、運転支援システム1は、ACCシステム、CACCシステム、LKAS、衝突被害軽減ブレーキシステム等を機能させて、ドライバの運転を支援する。
また、車両制御ECU200は、受信機230に接続している。自車両10の4個の車輪には、それぞれ監視すべきタイヤの空気圧を検出する空気圧センサ210と、空気圧センサ210により検出されたタイヤ空気圧情報を無線で車両制御ECU200に送信する送信機220とが設けられている。受信機230は、送信機220から送信されるタイヤ空気圧情報を受信して、受信したタイヤ空気圧情報を車両制御ECU200に渡す。車両制御ECU200は、受信機230から取得したタイヤ空気圧情報に基づいて、各車輪のタイヤ空気圧の状態を判定する。車両制御ECU200は、タイヤの空気圧が所定値以下であると判定すると、空気圧が所定値以下であることを示す検出情報をナビECU170に送信する。なお、本実施形態では、車両制御ECU200が検出する自車両10の異常状態として、タイヤ空気圧が所定値以下に低下した場合を例に説明するが、自車両10で検出される異常状態は、タイヤ空気圧の異常だけに限定されるものではない。
また、車両制御ECU200は、燃料タンク内の燃料の残量を示すデータ(以下、残燃料データという)をナビECU170に送信する。燃料タンクの内部には、燃料の残量を検出する燃料センサ(不図示)が設けられている。車両制御ECU200は、所定時間ごとに、燃料センサによって測定される燃料タンク内の残燃料量情報を取得し、取得した残燃料量情報をナビECU170に送信する。
また、車両制御ECU200は、所定時間ごとに、自車両10の燃費を算出し、算出した燃費を示す燃費情報をナビECU170に送信する。車両制御ECU200は、車速センサ350で測定される車速情報に基づいて自車両10の走行距離を算出する。車両制御ECU200は、算出した走行距離と、残燃料量の変化とに基づいて自車両10の燃費を算出し、算出した燃費を示す燃費情報をナビECU170に送信する。
運転支援システム1は、運転支援ECU300を備えている。運転支援ECU300は、CANバス50に接続し、CANバス50を介して他のECUと通信を行う。また、運転支援ECU300は、車車間通信装置310と、レーダ装置330と、カメラ装置340と、車速センサ350と、操舵角センサ360と、ブレーキセンサ370と、ヨーレートセンサ380とに接続している。
車車間通信装置310は、車両情報を自車両10の周囲に位置する周辺車両との間で無線通信により相互に伝達する、いわゆる車車間通信を行う。車両情報には、例えば、周辺車両及び自車両10を識別する識別情報、GPS信号に基づいて特定される自車両10及び周辺車両の位置情報、自車両10及び周辺車両の速度(車速)、自車両10及び周辺車両の進行方向等の情報が含まれる。車車間通信装置310は、車車間通信で受信した周辺車両の車両情報を運転支援ECU300に出力する。
路車間通信装置320は、交差点等の路側に設置された路側機(不図示)から、電波ビーコンや、光ビーコン、DSRC(Dedicated Short Range Communications)などの狭域無線通信によって送信される情報を受信する受信機である。路側機から路車間通信装置320に送信される情報には、例えば、渋滞情報等を含む道路情報や、信号機の情報、歩行者の情報等が含まれる。
レーダ装置330は、例えば、ミリ波レーダ、レーザーレーダ等の電波や、超音波レーダ等の音波を自車両前方の所定範囲に照射する。レーダ装置330は、所定範囲内に存在する対象物(例えば、先行車両等)により反射された反射波を受信することで、自車両10の前方を走行する先行車両の情報(以下、先行車両情報という)を検出する。ここで検出される先行車両情報には、例えば、先行車両の有無情報や、先行車両までの距離(車間距離)、角度(相対位置)、速度(相対速度)、加速度等の情報が含まれる。レーダ装置330は、検出した先行車両情報を運転支援ECU300に出力する。
カメラ装置340は、カメラ341と、画像処理部342とを備えている。カメラ341は、例えば、車室内のフロントガラス上部から車外を見渡す位置に配置され、フロントガラス越しに車外の状況を撮像する。カメラ装置340は、カメラ341で撮影された画像データを画像処理部342により画像処理し、運転支援ECU300に出力する。
車速センサ350は、自車両10の車速を検出して、検出した車速を表す検出信号を運転支援ECU300に出力する。操舵角センサ360は、ステアリングの操舵角を検出して、検出した操舵角を表す検出信号を運転支援ECU300に出力する。ブレーキセンサ370は、ブレーキペダルに対する運転者の操作量(踏み込み量や、角度、圧力等)を検出して、検出した操作量を表す検出信号を運転支援ECU300に出力する。ヨーレートセンサ380は、自車両10にかかるヨーレートを検出し、検出したヨーレートを表す検出信号を運転支援ECU300に出力する。運転支援ECU300は、これらのセンサ350〜380からの検出信号、及びナビECU170の備えるGPSユニット512(図3参照)から取得した位置情報に基づいて、例えば、自車両10の交差点における旋回を判定する。
運転支援システム1は、運転支援ECU300を備えている。運転支援ECU300は、CANバス50に接続し、CANバス50を介して他のECUと通信を行う。また、運転支援ECU300は、機能ブロックとして、白線認識部301と、第1追従走行制御部302と、第2追従走行制御部303と、衝突判断制御部304と、自動運転制御部305とを備えている。機能ブロックとは、運転支援ECU300の備えるCPU、RAM等のハードウェアと、ROMに記憶されたプログラムとの協働によって実現される機能を、一定の機能ごとにまとめたブロックである。
白線認識部301は、LKASの制御を行う制御部として機能する。白線認識部301は、カメラ装置340により撮影される画像データから走行レーンを区切る左右の車線を検出する。白線認識部301は、検出した車線位置から自車両10と左右の車線内の中心位置との相対距離を算出する。そして、白線認識部301は、算出した中心位置との相対距離に応じて、自車両10を中心位置に導く目標アシストトルクを演算する。白線認識部301は、算出した目標アシストトルクを走行指示信号として車両制御ECU200に送信する。車両制御ECU200は、運転支援ECU300から受信した走行指示信号に基づいてステアリングACT145を制御するようにステアリングECU140に指示する。ステアリングECU140は、ステアリングACT145を制御して、目標アシストトルクに対応するアシスト操舵トルクを発生させる。
第1追従走行制御部302は、ACCシステムの制御を行う制御部として機能する。第1追従走行制御部302は、レーダ装置330により先行車両を検出した場合に、先行車両との相対距離及び相対速度を一定に保持した状態で先行車両に追従させる追従走行を行うように車両制御ECU200に走行指示信号を出力する。車両制御ECU200は、第1追従走行制御部302からの走行指示信号に基づいてエンジンECU110やブレーキECU130を制御することで、先行車両に応じた相対速度で自車両10を先行車両に追従走行させる。また、第1追従走行制御部302は、先行車両が検出されない場合には、ドライバにより設定された車速で走行する定速走行を行うように車両制御ECU200に走行指示信号を出力する。車両制御ECU200は、第1追従走行制御部302から受信した走行指示信号に基づいてエンジンECU110を制御し、自車両10を定速走行させる。具体的には、第1追従走行制御部302は、レーダ装置330から取得した先行車両の車速と、自車両10の車速との差分から目標車速を算出する。そして、第1追従走行制御部302は、算出した目標車速に対応する目標スロットル開度を求めて走行指示信号として車両制御ECU200に渡す。車両制御ECU200は、第1追従走行制御部302から取得した目標スロットル開度に基づいてエンジンを制御するようにエンジンECU110に指示する。エンジンECU110が、目標スロットル開度に基づいてスロットルACT115を制御することにより、現在の自車速が目標車速よりも低い場合は、電子スロットルバルブが開いて加速運転となる。一方、現在の車速が目標車速よりも高い場合は、電子スロットルバルブが閉じて減速運転となる。
第2追従走行制御部303は、CACCシステムのための制御を行う制御部として機能する。第2追従走行制御部303は、レーダ装置330により検出した先行車両の車速や、自車両10の周辺を走行する周辺車両との車車間通信により受信した車両情報に基づいて、第1追従走行制御部302と同様の追従走行や定速走行のための制御を行う。
衝突判断制御部304は、衝突被害軽減ブレーキシステムのための制御を行う制御部として機能する。衝突判断制御部304は、先行車両等を含む障害物(以下、単に障害物という)の自車両10への衝突を予測して、乗員の衝突被害を軽減する。衝突判断制御部304は、レーダ装置330やカメラ装置340からの情報に基づいて、自車両10の前方における障害物の位置、距離及び速度等の情報を検出する。衝突判断制御部304は、検出した情報と、自車両の速度、加速度等の情報とに基づいて衝突が不可避であると判断した場合に、運転席・助手席のシートベルトを衝突前に巻き取るように指示する指示信号を車両制御ECU200に送信する。車両制御ECU200は、衝突判断制御部304から受信した指示信号に従ってシートベルトECU150を制御し、プリテンショナ155を動作させて、シートベルトのたるみをとり除く。これにより、乗員を確実に座席に固定させて、衝突時の乗員の安全性を高める。また、衝突判断制御部304は、障害物への衝突が不可避であると判断した場合には、エアバッグを展開させるように指示する指示信号を車両制御ECU200に送信する。車両制御ECU200は、衝突判断制御部304から受信した指示信号に従ってエアバッグECU160にインフレータ165を作動させ、エアバッグを展開させる。
自動運転制御部305は、自車両10を制御して目的地までの自車両10の走行を制御する。自動運転制御部305は、ナビECU170から送信された目的地の情報を受信する。ナビECU170は、ナビゲーション装置(図3参照)500の操作部550により目的地の入力を受け付けると、受け付けた目的地の情報を、CANバス50を介して運転支援ECU300の自動運転制御部305に送信する。自動運転制御部305は、ナビECU170から目的地の情報を受信すると、自動運転を支援するための種々の情報を入力して、スタート地点から目的地まで自車両10の走行を制御する。なお、自動運転制御部305による自車両10の走行中においては、ドライバは運転に関する一切の操作を行う必要がない。すなわち、ドライバが、ナビゲーション装置500に目的地を入力すれば、自動運転制御部305の制御によって自車両10が目的地に到達する。
自動運転制御部305は、運転者の運転操作なしに予め設定された走行計画に従って自車両10が自動運転走行を行うように、図2に示す各ECUを制御する。自動運転制御部305は、例えば目標速度パターン及び目標走行軌跡を生成する。車両制御ECU200は、自動運転制御部305により生成された目標速度パターン及び目標走行軌跡に従って各ECUを制御し、加減速制御及び操舵制御を実行する。目標速度パターンは、時刻に応じて目標車両位置又は目標車速を設定したパターンであり、目標位置パターンとして設定してもよい。この目標速度パターンは、車両情報、道路情報などに基づいて設定される。車両情報としては、例えば、車両加速性能、車両減速性能、車重、許容最大加速度、許容最大減速度、許容最大ジャーク、最高速度、最大横加速度、最大ハンドル角速度、最小定常速度、最小定常加速度、最小定常ジャーク、加減速時の加減速変化回数、緊急ブレーキ性能、故障判定時間、速度制御誤差情報、位置制御誤差情報が用いられる。また、道路情報は、目標速度パターンを生成するために用いられる外部環境情報であり、例えば、道路勾配、道路カーブが用いられる。目標走行軌跡は、地図上の目標走行経路及び走行レーン内における走行軌跡を設定したものである。
運転支援システム1を搭載した自車両10は、走行モードとして、完全手動モードと、特定機能自動モードと、複合機能自動モードと、完全自動モードとを備えている。
完全手動モードは、加速・制動操作と、制動操作と、操舵操作とを含むすべての運転操作をドライバが行うモードである。特定機能自動モードは、加速・制動操作と、制動操作と、操舵操作とのうちのいずれか1つを運転支援システム1により支援するモードである。特定機能自動モードは、白線認識部301と、第1追従走行制御部302と、第2追従走行制御部303と、衝突判断制御部304とのうちのいずれか1つの制御により実行される。複合機能自動モードは、加速・制動操作と、制動操作と、操舵操作とのうちの少なくとも2つの運転操作を運転支援システム1により支援するモードである。複合機能自動モードは、白線認識部301と、第1追従走行制御部302と、第2追従走行制御部303と、衝突判断制御部304とのうちの少なくとも2つの制御により実行される。完全自動モードは、加速・制動操作と、制動操作と、操舵操作とを含むすべての運転操作や、自車両10の周辺監視等を運転支援システム1により行うモードである。完全自動モードでは、自動運転制御部305が動作する。
ここで、複合機能自動モードと、完全自動モードとの相違点について説明する。走行モードが複合機能自動モードの場合、運転支援システム1は、設定された運転条件下において、加速・制動操作と、制動操作と、操舵操作とのうちの少なくとも2つの運転操作を支援する。例えば、設定された運転条件が、「車速が30km以下である場合に制動操作を補助する」である場合には、運転支援システム1は、車速が30km以下の条件で、衝突被害軽減ブレーキシステムを動作させる。完全自動モードの場合、運転支援システム1が動作する運転条件の設定はなく、例えば、ドライバが、ナビゲーション装置500に目的地を入力すれば、ドライバが運転操作を行うことなく目的地まで到達することができるモードである。
なお、上述したACCシステム、CACCシステム、LKAS、衝突被害軽減ブレーキシステムは、自動運転のための例であるが、車両に搭載されるシステムは、これらに限定されない。これら以外の自動運転のためのシステムを搭載することも可能であり、また、ACCシステム又はCACCシステムと、LKASと、衝突被害軽減ブレーキシステムとを組み合わせたシステムであってもよい。
次に、図3を参照しながらナビゲーション装置500の構成について説明する。ナビゲーション装置500は、経路案内を行うナビゲーション機能や施設検索機能を有する装置である。
ナビゲーション装置500は、位置特定部510を備えている。位置特定部510は、GPSアンテナ511と、GPSユニット512と、ジャイロユニット513とを備えている。GPSユニット512は、GPSアンテナ511を介してGPS衛星からのGPS電波を受信し、GPS電波に重畳されたGPS信号から、自車両10の現在位置を示す位置座標と進行方向とを演算により算出する。GPSユニット512は、演算した位置座標と進行方向とをナビECU170に出力する。ジャイロユニット513は、ジャイロセンサ(不図示)を備え、ジャイロセンサにより検出した自車両10の相対的な方位情報をナビECU170へ出力する。
ナビゲーション装置500は、CANトランシーバ520を備えている。CANトランシーバ520は、CANバス50に接続している。CANトランシーバ520は、CANバス50間のインターフェース用IC(Integrated Circuit)である。CANトランシーバ520は、ナビECU170で生成されたデータをCANバス50を介して他のECUへ送信するとともに、他のECUから送信されたデータをCANバス50を介して受信し、ナビECU170に出力する。CANトランシーバ520は、例えば、運転支援ECU300から送信される自車両10の走行モードを示す情報(以下、走行モード情報という)や、自車両10の走行状態を示す情報(以下、走行状態情報)を受信する。CANトランシーバ520は、受信した情報をナビECU170に出力する。走行モードには、後述する完全手動モードと、特定機能自動モードと、複合機能自動モードと、完全自動モードとが含まれる。なお、以下では、特定機能自動モードと、複合機能自動モードと、完全自動モードとを総称して呼ぶ場合に走行支援モードと呼ぶ。走行状態情報には、例えば、自車両10の車速や加速度等の情報が含まれる。
ナビゲーション装置500は、無線ネットワーク制御部530を備えている。無線ネットワーク制御部530は、無線アンテナ531を備え、無線アンテナ531を介して通信ネットワークに接続し、通信ネットワークを介して接続される外部サーバー等の他の装置との間でデータを送受信する。ナビゲーション装置500が、外部サーバー等の他の装置から取得する種々の情報には、例えば、テレマティクス情報が含まれる。
ナビゲーション装置500は、記憶部540を備えている。記憶部540には、経路案内のための制御プログラムのほかに、地図データや経路案内に供される表示画像データ等の各種データを格納した地図データベース541が記憶されている。なお、地図データには、自車両10を駐車可能な駐車場所の位置情報と、各駐車場所の安全度を示す安全度情報とが含まれている。駐車場所には、サービスエリア、パーキングエリア、駐車場等の駐車場所の他に、非常駐車帯、路側帯等の緊急時に自車両10を駐車可能な駐車場所も含まれる。また、各駐車場所には、自車両10を駐車場所に駐車させた際の安全度の情報が対応付けられている。例えば、サービスエリア、パーキングエリア、駐車場等には、安全度が最も高いことを示す「A」が設定されている。また、非常駐車帯には、安全度が駐車場の次に高いことを示す「B」が設定されている(図4参照)。また、路側帯には、路側帯の幅に応じた安全度が設定されている。例えば、幅の広い路側帯は、安全度が「C」に設定され、幅の狭い路側帯は、安全度が「D」に設定されている(図4参照)。なお、分岐点の直前等の自車両10の駐車が危険な場所は、安全度が「E」に設定されている(図4参照)。
なお、記憶部540として、ハードディスク装置、コンピュータによる読み込み可能なフレキシブルディスク(FD)、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM等の可搬記憶媒体を用いることができる。また、記憶部540には、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(Rewritable)、光磁気ディスク、ICカード、SDカードなどの可搬記憶媒体を用いてもよい。
ナビゲーション装置500は、操作部550を備えている。操作部550は、操作ボタン551に加え、表示パネル564に重ねて配設されたタッチパネル552を備えている。ユーザが表示パネル564に表示された各種ボタン表示に指等で触れた場合、タッチパネル552の触れた箇所を示す信号がナビECU170に入力される。なお、操作部550の操作と同様の操作を、ステアリングに設けられたステアリングコントローラにより実行できるようにしてもよい。
ナビゲーション装置500は、出力部560を備えている。出力部560は、音声出力部561、スピーカ562及び表示部563を備えている。
音声出力部561は、不図示のD/Aコンバータ、アンプ等を備え、経路案内用の音声データ信号をデジタル/アナログ変換してアンプにより増幅し、スピーカ562により自車両10の車室内に音声出力する。表示パネル564には、例えば液晶ディスプレイパネルやEL(Electro Luminescent)ディスプレイパネル等を用いることができる。表示部563は、描画プロセッサ(不図示)及び表示パネル564を備え、ナビECU170から地図情報、ボタン表示等の表示指示を含む描画コマンドを受け取り、この描画コマンドに基づく画像を表示パネル564に表示させる。
ナビECU170は、CPU171、ROM172、RAM173、入出力部(以下、I/O(Input/Output)部と表記する)174等を備え、ナビゲーション装置500の備える各部を制御する。
I/O部174は、位置特定部510、CANトランシーバ520、無線ネットワーク制御部530、記憶部540、操作部550の各部に接続し、これらの装置とCPU171とのインターフェースとして機能する。
ROM172は、CPU171により実行される各種の制御プログラムを記憶する。RAM173は、CPU171のワークエリアとして機能し、各種データを記憶する。CPU171は、ROM172に記憶された制御プログラムを読み出してRAM173に展開し、展開した制御プログラムに従って処理を実行する。これにより、ナビECU170は、図5に示す機能ブロックを備える。
図5を参照しながらナビECU170の備える機能ブロックについて説明する。ナビECU170は、機能ブロックとして走行可能距離算出部601と、テーブル作成部602と、ナビゲーション制御部603とを備えている。なお、図5は、本願発明を理解容易にするために、ナビECU170の機能構成を主な処理内容に応じて分類して示した概略図であり、ナビECU170の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、ナビECU170の構成要素を、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように構成することもできる。また、各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。また、各構成要素の処理は、1つのプログラムで実現されてもよいし、複数のプログラムで実現されてもよい。
走行可能距離算出部601は、車両制御ECU200から送信される検出情報をI/O部174を介して入力する。車両制御ECU200は、空気圧センサ210の検出するタイヤ空気に基づいて、タイヤの空気圧が所定値以下であることを検出すると、空気圧が所定値以下であることを示す検出情報をナビECU170に送信する。走行可能距離算出部601は、検出情報に基づいてタイヤ空気圧が所定値以下であること(自車両の異常)を検出すると、RAM173に記憶させた燃費情報と、燃料タンクの残燃料量情報とに基づいて、自車両10の走行可能距離を算出する。RAM173には、車両制御ECU200から所定時間ごとに送信される燃費情報と残燃料量情報とが記憶されている。走行可能距離算出部601は、燃料タンクの残燃料量に基づく走行可能距離を算出すると、算出した走行可能距離の情報をテーブル作成部602に出力する。
テーブル作成部602は、走行可能距離算出部601から出力される走行可能距離の情報を入力する。また、テーブル作成部602は、GPSユニット512によって算出された位置座標を取得する。テーブル作成部602は、GPSユニット512から取得した位置座標に基づき、現在位置を含む所定範囲の地図データを地図データベース541から取得する。テーブル作成部602は、地図データを取得すると、取得した地図データを参照して、走行可能距離算出部601から取得した走行可能距離の範囲内に存在する駐車場所を検出する。テーブル作成部602は、駐車場所を検出すると、検出した駐車場所をテーブルに登録して駐車場所管理テーブルを作成する。駐車場所管理テーブルの一例を図6に示す。駐車場所管理テーブルは、駐車場所の種別を示す種別情報と、駐車場所の安全度と、駐車場所の位置を示す位置情報とが対応付けて登録することができる。種別情報には、例えば、駐車場、非常駐車帯、路側帯等の情報が含まれる。安全度は、例えば、最も安全度が高いことを示す「A」から、安全度が最も低いことを示す「E」までの5段階の情報である。位置情報は、該当の駐車場所の位置を示す位置情報である。テーブル作成部602は、生成した駐車場所管理テーブルをRAM173に記憶させる。なお、燃料タンクに残された残燃料量が十分にあり、走行可能距離が十分に残されている場合、テーブル作成部602は、安全度が所定値以上で、移動距離の短い駐車場所を候補として選択する。
ナビゲーション制御部603は、GPSユニット512の算出した位置座標及び進行方向と、ジャイロユニット513により検出される自車両10の相対的な方位情報とに基づいて、現在地周辺の地図データを地図データベース541から取得する。ナビゲーション制御部603は、取得した地図データを表示部563に出力して表示パネル564に表示させる。また、ナビゲーション制御部603は、経路案内の目的地が設定された場合に、経路案内アプリケーションを実行して目的地までの最適経路(案内経路)を探索して地図上に表示し、目的地までの経路を案内する。
また、ナビゲーション制御部603は、車両制御ECU200から検出情報が送信され、テーブル作成部602により駐車場所管理テーブルが作成された場合に、駐車場所管理テーブルを参照して駐車場所の候補を選択する。ナビゲーション制御部603は、選択した駐車場所の候補を表示部563に出力して、表示パネル564に表示させる。
ナビゲーション制御部603は、駐車場所管理テーブルに登録された駐車場所のうち、安全度が所定値以上で、移動距離が最も短い駐車場所を選択して、表示部563の表示パネル564に表示させる。また、ナビゲーション制御部603は、駐車場所管理テーブルに登録された駐車場所のうち、安全度が所定値以上の駐車場所をすべて選択して、選択した駐車場所を表示部563の表示パネル564に表示させてもよい。
また、ナビゲーション制御部603は、車両制御ECU200から検出情報を受信した場合であって、自車両10の走行モードが走行支援モードにある場合に、自車両10の走行モードを、完全手動モードへ変更するか否かを問い合わせるメッセージを表示パネル564に表示させる。ドライバから完全手動モードへのモード変更を要求する操作入力を受け付けると、ナビECU170は、自車両10の走行モードを手動操作に切り替える指示を運転支援ECU300に送信する。
次に、図7及び図8に示すフローチャートを参照しながらナビECU170の処理手順を説明する。まず、図7を参照しながら駐車場所管理テーブルを作成する手順を説明する。
ナビECU170は、IGスイッチがオンされて起動すると(ステップS1)、GPSユニット512から位置情報を取得する(ステップS2)。次に、ナビECU170は、残燃料量に基づく走行可能距離を計算する(ステップS3)。ナビECU170は、車両制御ECU200から取得した燃費情報、残燃料量情報がRAM173に記憶されていれば、RAM173に記憶された燃費情報、残燃料量情報を使用して走行可能距離を算出する(ステップS3)。また、ナビECU170は、RAM173に燃費情報、残燃料量情報が記憶されていなければ、車両制御ECU200に燃費情報、残燃料量情報の取得要求を送信して、車両制御ECU200から燃費情報、残燃料量を取得する。ナビECU170は、車両制御ECU200から取得した燃費情報、残燃料量を使用して走行可能距離を算出する(ステップS3)。
次に、ナビECU170は、GPSユニット512から取得した位置情報に基づいて地図データベース541から地図データを読み込む(ステップS4)。ナビECU170は、地図データを読み込むと、読み込んだ地図データを参照して、走行可能距離内の駐車場所を検出する。ナビECU170は、駐車場所を検出すると、検出した駐車場所の種別、安全度、位置情報等をテーブルに登録して駐車場所管理テーブルを作成する(ステップS5)。駐車場所管理テーブルを作成すると、ナビECU170は、IGスイッチがオフされたか否かを判定する。IGスイッチがオフされたと判定すると(ステップS6/YES)、ナビECU170は、駐車場所管理テーブル等の電源オフ後も保存しておく必要のあるデータを記憶部540に記憶させて、この処理を終了させる。また、IGスイッチがオフされていないと判定すると(ステップS6/NO)、ナビECU170は、前回の駐車場所管理テーブルの作成から所定時間を経過したか否かを判定する(ステップS7)。前回の駐車場所管理テーブルの作成から所定時間を経過していないと判定すると(ステップS7/NO)、ナビECU170は、ステップS6の判定に戻り、IGスイッチがオフされたか否かを判定する。また、前回の駐車場所管理テーブルの作成から所定時間を経過したと判定すると(ステップS7/YES)、ナビECU170は、ステップS1からの処理を繰り返す。
次に、タイヤの空気圧が所定値以下に低下した場合のナビECU170の処理手順について、図8を参照しながら説明する。
ナビECU170は、車両制御ECU200から検出情報を入力することで、所定条件が成立したと判定する(ステップS11)。ナビECU170は、検出情報を入力して所定条件が成立したと判定すると(ステップS11/YES)、駐車場所管理テーブルを参照して、安全度が所定値以上の駐車場所を選択する(ステップS12)。なお、ここで選択する駐車場所は、複数であってもよいし、1つであってもよい。例えば、安全度が所定値以上の駐車場所が複数存在する場合には、すべての駐車場所を選択してもよいし、安全度が最も高い駐車場所、又は現在位置からの距離が最も近い場所を駐車場所として選択してもよい。ナビECU170は、駐車場所を選択すると、選択した駐車場所の情報と、成立した所定条件とを表示パネル564に表示させる(ステップS13)。駐車場所の情報とは、例えば、選択した駐車場所がサービスエリアやパーキングエリアであれば、サービスエリア名やパーキングエリア名、非常駐車帯であれば、現在地から非常駐車帯までの距離等である。
ナビECU170は、複数の駐車場所を選択して表示パネル564に表示させ、ユーザからの駐車場所の選択入力を受け付ける(ステップS14)。駐車場所の選択入力を受け付けた場合(ステップS14/YES)、ナビECU170は、駐車場所を経路案内の目的地に設定する(ステップS15)。駐車場所が経路案内の目的地に設定された場合(ステップS15)、又はステップS14の判定が否定判定である場合、ナビECU170は、次に、自車両10の走行モードを手動操作に切り替えるか否かを問い合わせるメッセージを表示パネル564に表示させる(ステップS16)。手動操作への変更を要求する操作入力を操作ボタン551又はタッチパネル552より受け付けた場合(ステップS16/YES)、ナビECU170は、自車両10の走行モードを手動操作に切り替える指示を運転支援ECU300に送信して、自車両10の走行モードを手動モードに変更する(ステップS17)。また、手動操作に切り替える操作入力を操作ボタン551又はタッチパネル552により受け付けなかった場合(ステップS16/NO)、ナビECU170は、この処理を終了させる。
なお、上記図7及び図8のフローチャートの処理単位は、ナビECU170の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。ナビECU170の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。また、同様のフリー状態判定が行えれば、上記のフローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
以上説明したように本実施形態のナビECU170は、自車両10に異常が発生した場合に、残燃料量に基づいて走行可能距離を算出し、算出した走行可能距離以内の駐車場所であって、安全度が所定値以上の駐車場所を、地図データを参照して検出する。そして、ナビECU170は、検出した駐車場所の情報を表示部563の表示パネル564に表示させる。従って、安全性の高い駐車場所の情報をドライバに通知することができる。
また、ナビECU170は、安全度が最も高く、現在位置からの距離が最も近い駐車場所を選択して表示部563の表示パネル564に表示させる。従って、到達可能な駐車場所のうち、最も安全性の高い駐車場所を選択して表示部563の表示パネル564に表示させることができる。
また、ナビECU170は、タイヤの空気圧の低下等の事象を検出した場合に、検出した事象を表示部563の表示パネル564に表示させる。従って、ドライバに検出した事象を通知することができる。また、ナビECU170は、事象の通知と共に、自車両10の走行モードを完全手動モードに切り替えるか否かを問い合わせるメッセージを表示パネル564に表示させる。そして、ナビECU170は、完全手動モードへのモード変更を要求する操作入力を受け付けた場合に、自車両10の走行モードを手動操作に切り替える指示を運転支援ECU300に送信する。従って、自車両10の異常を検出した場合に、自車両10の走行モードを速やかに完全手動モードに変更することができる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の形態である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、タイヤの空気圧の低下を検出して、自車両10を緊急停車させる場合を例に説明したが、検出する事象はタイヤの空気圧の低下だけに限定されるものではない。また、タイヤの空気圧の低下等の事象を検出した際に、自車両10の走行モードが完全手動モードである場合に、ナビECU170は、自車両10の走行モードを走行支援モードに変更する指示を運転支援ECU300に送信するようにしてもよい。
1 運転支援システム
50 CANバス
170 ナビECU
500 ナビゲーション装置
510 位置特定部
511 GPSアンテナ
512 GPSユニット(現在位置特定部)
513 ジャイロユニット
520 CANトランシーバ
530 無線ネットワーク制御部
531 無線アンテナ
540 記憶部
541 地図データベース(地図記憶部)
550 操作部
551 操作ボタン
552 タッチパネル
560 出力部
561 音声出力部
562 スピーカ
563 表示部
564 表示パネル
601 走行可能距離算出部
602 テーブル作成部
603 ナビゲーション制御部(選択部、表示制御部、要求部)

Claims (5)

  1. 車両を駐車可能な駐車場所の位置情報と、各駐車場所の安全度を示す安全度情報とを含む地図データを記憶した地図記憶部と、
    自車両の現在位置を特定する現在位置特定部と、
    前記自車両の走行可能距離を算出する走行可能距離算出部と、
    前記自車両に異常が発生した際に、前記現在位置特定部により特定された現在位置から前記走行可能距離算出部で算出された走行可能距離以内の駐車場所であって、安全度が所定値以上の駐車場所を、前記地図データを参照して選択する選択部と、
    前記選択部が選択した駐車場所を表示部に表示させる表示制御部と、
    を備えることを特徴とする駐車場所選択装置。
  2. 前記選択部は、前記安全度が所定値以上の駐車場所のうち、安全度が最も高い駐車場所、又は現在位置からの距離が最も近い駐車場所を選択し、
    前記表示制御部は、前記選択部が選択した駐車場所を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1記載の駐車場所選択装置。
  3. 前記選択部が選択した駐車場所までの走行経路を案内する経路案内部をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2記載の駐車場所選択装置。
  4. 前記表示制御部は、前記自車両に発生した異常を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の駐車場所選択装置。
  5. 前記自車両が、運転者の運転を支援する運転支援装置を備えた車両である場合に、前記運転支援装置に、運転支援の停止を要求する要求部を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の駐車場所選択装置。
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