JP2015097383A - 通信装置、通信装置の制御方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】アドレス割り当て方法が異なるシステムにおいてもアドレスの一貫性を保証する。【解決手段】通信装置であって、当該通信装置が構築する無線ネットワークに接続している第1の他の通信装置に対して、第1のアドレス割り当て方式に基づいてアドレスを割り当てる第1の割り当て部と、第1のアドレス割り当て方式とは異なる第2のアドレス割り当て方式に基づいて第1の他の通信装置にアドレスを割り当てる第2の割り当て部と、第2の割り当て部により第1の他の通信装置にアドレスを割り当て済みである場合に、第1の割り当て部を起動しないように制御する制御部とを備える。【選択図】 図4
Description
本発明は、通信装置、通信装置の制御方法およびプログラムに関する。
近年、デジタルカメラなどの電子機器に無線LANクライアント機能を搭載し、電子機器を他の機器と接続して使用するケースが増えてきている。特許文献1には、デジタルカメラに無線LAN機能を搭載し、画像共有を容易にする方法が開示されている。
また、電子機器同士を互いに直接接続するために無線LANのアクセスポイント機能を内蔵することも多くなってきている。電子機器に無線LANアクセスポイント機能を搭載した場合には、IPアドレスの割り当てをより簡易にするため、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能も搭載することが多い。
また非特許文献1には、Wi−Fi Allianceによって制定されたWi−Fi Directという標準仕様が記載されている。本仕様は、複数の機器が直接接続して通信グループを形成するためのものであり、通信グループを形成する際に各機器がアクセスポイントまたはクライアントのいずれかとして動作するかを決定する。この動作の決定後、通信に必要な各種パラメータをアクセスポイントからクライアントへ提供して、設定する。本仕様においてはIPアドレスの割り当てにはDHCPを利用することが規定されている。
また、非特許文献2には、同様にWi−Fi Allianceにて制定されたWi−Fi IBSS with Wi−Fi Protected Setupという標準仕様が記載されている。本仕様においては、IPアドレスもまた、通信パラメータとして提供することが規定されている。
一方、ユーザの初期設定を容易にするため、NFC、USB、二次元バーコードによる通信パラメータの設定を行う方式も公知である。それらで設定する通信パラメータにはIPアドレスが含まれている場合も多い。
Wi-Fi Peer-to-Peer (P2P) Specification v1.2
IBSS with Wi-Fi Protected Setup Technical Specification v1.0.0
このように電子機器同士を無線LANで接続するための通信パラメータの簡易的な設定方法が各種存在しており、IPアドレスが通信パラメータとして伝達される場合と伝達されない場合とがある。
そのため、IPアドレス割り当て方法が異なる通信パラメータ提供方法が存在することによって、同一ネットワークにおけるIPアドレスの一貫性が保たれなくなることが起こりうるという課題がある。
上記の課題に鑑み、本発明は、アドレス割り当て方法が異なるシステムにおいてもアドレスの一貫性を保証する技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成する本発明に係る通信装置は、
前記通信装置が構築する無線ネットワークに接続している第1の他の通信装置に対して、第1のアドレス割り当て方式に基づいてアドレスを割り当てる第1の割り当て手段と、
前記第1のアドレス割り当て方式とは異なる第2のアドレス割り当て方式に基づいて前記第1の他の通信装置にアドレスを割り当てる第2の割り当て手段と、
前記第2の割り当て手段により前記第1の他の通信装置にアドレスを割り当て済みである場合に、前記第1の割り当て手段を起動しないように制御する制御手段と
を備えることを特徴とする。
前記通信装置が構築する無線ネットワークに接続している第1の他の通信装置に対して、第1のアドレス割り当て方式に基づいてアドレスを割り当てる第1の割り当て手段と、
前記第1のアドレス割り当て方式とは異なる第2のアドレス割り当て方式に基づいて前記第1の他の通信装置にアドレスを割り当てる第2の割り当て手段と、
前記第2の割り当て手段により前記第1の他の通信装置にアドレスを割り当て済みである場合に、前記第1の割り当て手段を起動しないように制御する制御手段と
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、アドレス割り当て方法が異なるシステムにおいてもアドレスの一貫性を保証することができる。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。以下では、IEEE802.11シリーズに準拠した無線LANシステムを用いた例について説明するが、通信形態は必ずしもIEEE802.11準拠の無線LANには限らない。
(第1実施形態)
<1.通信装置のハードウェア構成>
まず図1を参照して、本発明の一実施形態に係る通信装置のハードウェア構成例を説明する。通信装置101は、制御部102と、記憶部103と、無線部104と、表示部105と、アンテナ制御部106と、アンテナ107と、入力部108とを備えている。
<1.通信装置のハードウェア構成>
まず図1を参照して、本発明の一実施形態に係る通信装置のハードウェア構成例を説明する。通信装置101は、制御部102と、記憶部103と、無線部104と、表示部105と、アンテナ制御部106と、アンテナ107と、入力部108とを備えている。
制御部102は、記憶部103に記憶される制御プログラムを実行することにより通信装置全体の動作を制御する。制御部102は、他の通信装置との間での通信パラメータの設定制御も行う。記憶部103は、制御部102が実行する制御プログラムや、通信パラメータ等の各種情報を記憶する。後述する各種動作は、記憶部103に記憶された制御プログラムを制御部102が実行することにより行われる。
無線部104は、IEEE802.11シリーズに準拠した無線LAN通信を行う機能を有する。表示部105は、各種表示を行う。LCDやLEDのように視覚で認知可能な情報の出力、あるいはスピーカなどの音出力が可能な機能を有する。表示部105は、視覚情報および音情報の少なくともどちらか一方を出力する機能を備えるものである。アンテナ制御部106は、アンテナ107を制御する。入力部108は、ユーザから各種入力を受け付ける。
<2.通信装置のソフトウェア構成>
次に図2を参照して、本発明の一実施形態に係る通信装置のソフトウェア構成例を説明する。当該ソフトウェアによって後述の通信制御機能が実現される。通信装置201は、通信装置101を異なる側面から説明するものであり、通信装置101と同一である。
次に図2を参照して、本発明の一実施形態に係る通信装置のソフトウェア構成例を説明する。当該ソフトウェアによって後述の通信制御機能が実現される。通信装置201は、通信装置101を異なる側面から説明するものであり、通信装置101と同一である。
通信装置201は、ARP制御部202と、Wi−Fi Direct制御部203と、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)クライアント制御部204と、DHCPサーバ制御部205と、無線LANパケット受信部206と、無線LANパケット送信部207と、無線LANステーション機能制御部208と、無線LANアクセスポイント機能制御部209と、データ記憶部210と、IPアドレス割り当て制御部211とを備えている。
ARP制御部202は、ARPプロトコルを制御する。ARPプロトコルは、IPアドレスとMACアドレスを対応付けて保持するプロトコルであり、その対応表であるARPテーブルを管理している。
Wi−Fi Direct制御部203は、Wi−Fi Direct仕様に基づいた各種処理を実施する。Wi−Fi Directにおいては、無線LANアクセスポイント機能を実施する通信装置をP2Pグループオーナー(以下、GO)、無線LANステーション機能(無線LANクライアント機能)を実施する通信装置をP2Pクライアント(以下、CL)と称する。これらの役割はGO Negotiationのプロトコルで決定され、Wi−Fi Direct仕様で規定されている(非特許文献1参照)。詳細については非特許文献1を参照されたい。Wi−Fi DirectではGOの確立した無線ネットワークをP2Pグループと称する。
Wi−Fi Direct制御部203は、GOとCLの役割を決定した後、WPSプロトコルに基づいて、GOからCLに無線LANで通信するためのSSID、暗号鍵等のパラメータを提供することも実施する。具体的には、GOがWPSレジストラ機能を動作させ、CLがWPSエンローリ機能を動作させる(WPSプロトコルについては非特許文献1および非特許文献2参照)。
DHCPクライアント制御部204は、DHCPクライアント機能を実行する。DHCPサーバ制御部205は、DHCPサーバ機能を実行する。通信装置201の役割に応じてDHCPクライアント機能を実行するか、DHCPサーバ機能を実行するかが決定され、該当する処理部が動作を実行する。DHCPサーバ制御部205は、割り当てたIPアドレスの管理表であるDHCPアドレステーブルを持っている。Wi−Fi Direct規格においては、GOがDHCPサーバ機能を作動させ、CLがDHCPクライアント機能を作動させる。
無線LANパケット受信部206および無線LANパケット送信部207は、上位プロトコルを含めてあらゆるパケットの送受信を制御する。無線LANステーション機能制御部208は、電子機器が無線LANステーションとして動作するときの認証・暗号処理等を実施する。無線LANステーション機能制御部208は、Wi−Fi DirectにおけるP2Pクライアント時も動作する。
無線LANアクセスポイント機能制御部209は、電子機器が無線LANアクセスポイント機能として動作する場合の認証・暗号処理および通信相手装置の管理を実施する。無線LANアクセスポイント機能制御部209は、Wi−Fi DirectにおけるP2Pグループオーナー時も動作する。
無線LANステーション機能制御部208および無線LANアクセスポイント機能制御部209は、どちらか一方の機能を動作もしくは両方の機能を同時に動作することが可能である。データ記憶部210は、ソフトウェアプログラムそのものや、DHCPアドレステーブルおよびARPテーブル等の各種テーブルを記憶している。
IPアドレス割り当て制御部211は、本実施形態に係るIPアドレス割り当ての制御を実施する。IPアドレス割り当て制御部211の指示により、DHCPクライアント制御部204やDHCPサーバ制御部205などが制御される。また、IPアドレス割り当て制御部211は、通信相手となる通信装置がどの方法を用いてIPアドレスが割り当てられているか、これから割り当てようとしているのかを判定する機能も有する。
なお、全ての機能ブロックはソフトウェアもしくはハードウェア的に相互関係を有するものである。また、上記機能ブロックは一例であり、複数の機能ブロックが1つの機能ブロックを構成するようにしてもよいし、何れかの機能ブロックが更に複数の機能を行うブロックに分かれてもよい。
<3.各通信装置の間の処理シーケンス>
図3は、第1の通信装置A32(以下、STA−A)、第2の通信装置B33(以下、STA−B)、第3の通信装置C34(以下、STA−C)、および、STA−A、STA−BおよびSTA−Cを含むネットワークA31(以下、ネットワークA)を示した図である。これら全ての通信装置は、先に説明した図1、図2の構成を有している。
図3は、第1の通信装置A32(以下、STA−A)、第2の通信装置B33(以下、STA−B)、第3の通信装置C34(以下、STA−C)、および、STA−A、STA−BおよびSTA−Cを含むネットワークA31(以下、ネットワークA)を示した図である。これら全ての通信装置は、先に説明した図1、図2の構成を有している。
図4は、IPアドレスをWPSシーケンスの中で割り当てる機能を有しているSTA−Bと、IPアドレスをDHCPプロトコルで割り当てる機能を有しているSTA−Cとが、両機能に対応しているSTA−Aと接続する場合の処理の一例を示したシーケンス図である。本実施形態では、DHCPプロトコルを起動するか否かをIPアドレス割り当て状況およびネットワークの状況に応じて制御する例を説明する。
ユーザ指示を受けたSTA−Bは、通信相手となる機器を検索するために、Probe Request信号をブロードキャスト送信する(F401)。STA−AはProbe Request信号を受信すると、Probe Response信号をSTA―Bへ返信する(F402)。STA−Bは、Probe Response信号を受信することで、通信相手となる候補の装置として、STA−Aが存在することを認識できる。
その後、STA−BはSTA−Aに対してユーザが所望とするサービスが利用可能かを知るために、SD Query信号を送信する(F403)。SD Query信号とは、送信先の通信装置が所望のサービスを提供しているか否かを問い合わせるための問い合わせ信号である。SD Query信号は全サービスを検索するワイルドカード指定による検索処理でもよいし、所望の特定のサービスを決め打ちした検索処理でもよい。そしてSD Query信号による問い合わせは通信装置同士が無線LANによる接続を実施する前(pre−association状態)に実施可能である。
SD Query信号を受信したSTA−Aは、その応答としてSD Response信号を送信する(F404)。STA−Aは、SD Response信号送信時に、SD Query信号を送信したSTA−BのMACアドレス等の識別情報を保持している。
なお、ここではProbe Request信号により通信装置の検索を行った後に、SD Query信号により提供サービスの問い合わせを行う例について説明した。しかし、Probe Request信号に、アプリケーションレイヤのサービスに関連する追加情報要素を付与し、Probe Request信号のみで相手装置のサービスも含めて検索を行ってもよい。この場合は、SD Query信号およびSD Response信号のやり取りは行わなくてもよい。ただし、お互いのMACアドレス等の識別情報の保持は同様に実施する。また、そもそもサービス情報のやり取りを行わずに無線LAN接続処理を実施してもよい。
サービス情報のやり取りの後、無線LAN接続処理を実施する。本実施形態においては、Wi−Fi Direct規格に基づいた無線LAN接続処理を実施するため、Group Formation処理を実施する(F405)。
本処理は、Wi−Fi Direct制御部203により制御される。Group Formation処理とは、前述の通り、2台の通信装置のどちらがGOになり、どちらがCLになるかを決定する役割決定処理である。
Wi−Fi Direct制御部203による役割決定処理の結果、STA−AがGOとして動作を開始し(F406)、STA−BがCLとして動作を開始するものとする(F407)。その後、STA−AをWPSレジストラとし、STA−BをWPSエンローリとして、WPSパラメータ交換処理が実行される(F408)。ここでのSTA−AおよびSTA−Bは、WPSパラメータ交換処理内でIPアドレス割り当ても行うため、DHCPによるアドレス割り当ては実行されないことになる。ここで、NFCやBluetooth(登録商標)などの無線LAN以外の方法によって、WPSパラメータ交換処理を実施した場合は、DHCPサーバを起動しないという制御を行っても良い。
なお、本実施形態においては、WPSパラメータ交換処理内でIPアドレスを割り当てる例について説明をしたが、IPアドレス割り当てはWPSパラメータ交換シーケンス内でなく、例えば、F405に示したGroup Formation処理内や、STA−BがSTA−Aに接続する処理シーケンス中の任意のポイントで実行してもよい。さらには、Probe Request信号、Probe Response信号または、SD Query信号、SD Response信号にIPアドレス割り当てについての追加情報要素を付与し、当該追加情報要素を参照することでIPアドレス割り当て方法を判定するように構成してもよい。また、STA−AとSTA−Bとの間で、無線LANによる接続に先だって、近接無線であるNFCやBluetooth(登録商標)によってIPアドレスが割り当てられたことを認識した場合にも、DHCPによるアドレス割り当てを実行しない制御を行ってもよい。さらに、無線通信を使わずに、USBや二次元バーコードによる無線LANパラメータおよびIPアドレスの設定・割り当て処理が行われたことを認識した場合も、DHCPによるIPアドレス割り当てを実行しない制御を行ってもよい。
特に、NFCやBluetooth(登録商標)などの無線LAN以外の方法によってIPアドレスが割り当てられた際には、DHCPサーバを起動しないという制御を行っても良い。
なお、DHCPによるアドレス割り当てを実施しない場合であっても、データ記憶部210に存在するDHCPアドレステーブルにおいては、相手の通信装置に割り当てたIPアドレスは割り当て済みと設定してもよい。本処理により、その後DHCPサーバ機能を起動した際の不一致発生を防ぐことが可能となる。
次に、三台目の端末であるSTA−CがSTA−AおよびSTA−Bが構築したネットワークに参加する場合を考える。
ユーザ指示を受けたSTA−Cは、通信相手となる機器を検索するために、Probe Request信号をブロードキャスト送信する(F409)。
STA−AはProbe Request信号を受信すると、Probe Response信号をSTA―Cへ返信する(F410)。STA−Bは、Probe Response信号を受信することで、通信相手となる候補の装置として、STA−Aが存在することを認識できる。
引き続き、無線LAN接続処理を実施する。本実施形態においては、Wi−Fi Direct仕様に基づいた無線LAN接続処理を実施するが、既にSTA−AはGOとして動作しているため、STA−CはCLとして動作を開始する。
したがって、STA−AをWPSレジストラとし、STA−CをWPSエンローリとして、WPSパラメータ交換処理が実行される(F411)。
STA−AはWPSパラメータ交換処理内でIPアドレス割り当ても行うことができるが、対向装置であるSTA−Cが該機能を未サポートであるため、STA−AがDHCPにサーバを起動し(F412)、DHCPによるアドレス割り当てを実行する(F413)。もちろん、STA−AがSTA―Cに割り当てるIPアドレスは、STA−AがSTA−Bに割り当てたIPアドレスとは異なるものである。以上で図4のシーケンスが終了する。
IPアドレス割り当てが未サポートか否かの判定情報は、Probe Request信号やProbe Response信号などに含んでもよいし、WPSパラメータ交換のシーケンス内で判定情報をやり取りしてもよい。
<4.通信装置A32(STA−A)が実施する処理>
以下、図5のフローチャートを参照して、図4におけるSTA−Aが実施する処理手順を説明する。前述の通り、STA−Aは、IPアドレスをWPSシーケンスの中で割り当てる機能と、IPアドレスはDHCPプロトコルで割り当てる機能との両機能を有している。
以下、図5のフローチャートを参照して、図4におけるSTA−Aが実施する処理手順を説明する。前述の通り、STA−Aは、IPアドレスをWPSシーケンスの中で割り当てる機能と、IPアドレスはDHCPプロトコルで割り当てる機能との両機能を有している。
まずWi−Fi Directによる接続処理で自装置(STA−A)の役割がGOに決定する(S501)。STA−Aが構築するネットワークに接続している通信装置(たとえばSTA−B)に、DHCPプロトコル方式以外の他の方式でIPアドレスを割り当て済みであるか否かを判定する(S502)。IPアドレスがDHCPプロトコルにより割り当てられているか、それ以外の方式で割り当てられているかは、クライアントデバイス(通信装置)からの要求信号の有無で判断することが可能である。それ以外に、WPSパラメータ交換処理内の特定の識別子のやりとりや、Group Formation処理中での特定の識別子のやりとりや、任意の通知パケットの送受信などの各種の方法を利用して識別してもよい。
また、STA−AとSTA−Bとの間で、無線LANによる接続に先だって、近接無線であるNFCやBluetooth(登録商標)によって割り当てられたことを認識した場合にも、DHCPによるアドレス割り当ては実行しない制御を行ってもよい。さらに、無線通信を使わないUSBや二次元バーコードによる無線LANパラメータおよびIPアドレスの設定・割り当て処理が行われたことを認識した場合も、DHCPによるアドレス割り当ては実行しない制御を行ってもよい。
ステップS502における判定の結果、IPアドレスを未割当の場合は、S505へ進み、Wi−Fi Direct仕様に記載の通りSTA−Aの有するDHCPサーバ機能(所定のアドレス割り当て機能)を起動する(S505)。
一方、ステップS502における判定の結果、すでに他の方法でIPアドレスを割り当て済みの場合は、S503へ進み、クライアントデバイス(たとえば、STA−C)を検出したか否かを判定する(S503)。なお、未検出の場合は、検出するまで待機する。
ステップS503においてクライアントデバイスを検出した場合は、S504へ進み、検出した該クライアントデバイスのIPアドレス設定方法を判定する(S504)。クライアントデバイスがDHCPプロトコルによるIPアドレス割り当てを要求していた場合は、S506へ進み、STA−Aの有するDHCPサーバ機能を起動する(S506)。
一方、該クライアントデバイスが既にDHCP以外のアドレス割り当て方法によりIPアドレスが割り当て済みであることが判明した場合は、そのまま処理を終了する。ここでのDHCP以外のアドレス割り当て方法とは、例えば、NFCやBluetooth(登録商標)などの無線LAN以外の方法を含み、DHCP以外のAutoIPなどの異なるプロトコルによる割り当て方法も含む。
ここでDHCPサーバ機能を用いてIPアドレス割り当てを行う際に、DHCPプロトコル以外の方法でIPアドレスが割り当てられている可能性がある。
そのため、DHCPサーバ機能(所定のIPアドレス割り当て機能)を起動して相手の通信装置にIPアドレスを割り当てる際は、事前にARPプロトコルを用いて、同一ネットワークの他の通信装置において、割り当てようとするIPアドレスが既に使用済みでないことを確認し、使用済みではないIPアドレスを割り当てる。
なお、STA−AがDHCPプロトコル以外の方法でクライアントデバイスにIPアドレスを割り当てた際は、IPアドレスを静的割り当て扱いとし、該当のIPアドレスをDHCPサーバ機能にて割り当てないように予約しておいてもよい。
また、既にDHCPプロトコル以外によりIPアドレスを割り当て済みのクライアントデバイスからIPアドレス指定でDHCPプロトコルによるIPアドレス割り当て依頼が到着した場合は、別プロトコルで該クライアントデバイスに割り当て済みであるか否かを判定し、同一IPアドレスであることが判明した場合は、そのIPアドレスをDHCPプロトコルにて改めて割り当てるか、静的割り当て扱いとする。
このように、DHCPサーバ機能以外の他のアドレス割り当て機能によりIPアドレスを割り当て済みの場合は、DHCPサーバ機能を起動せず、その後、他の通信装置(レガシー機器)が参加してきた場合は、DHCPサーバ機能を起動する。また、その際に割り当てるIPアドレスについては、割り当てようとするIPアドレスが同一ネットワークの他の通信装置において既に使用済みでないことを事前にARPプロトコルを用いて確認してから割り当てを行う。
<5.通信装置B33(STA−B)が実施する処理>
次に、図6のフローチャートを参照して、図4におけるSTA−Bが実施する処理手順を説明する。前述の通り、STA−Bは、IPアドレスをWPSシーケンスの中で割り当てる機能と、IPアドレスはDHCPプロトコルで割り当てる機能との両機能を有している。
次に、図6のフローチャートを参照して、図4におけるSTA−Bが実施する処理手順を説明する。前述の通り、STA−Bは、IPアドレスをWPSシーケンスの中で割り当てる機能と、IPアドレスはDHCPプロトコルで割り当てる機能との両機能を有している。
まず、Wi−Fi Directによる接続処理でCLに自装置の役割が決定している(S601)。次に、DHCPプロトコル以外の他の方法でIPアドレスが割り当てられているか否かを判定する(S602)。判定の結果、IPアドレスが未割当の場合は、S603へ進み、Wi−Fi Direct仕様に記載の通りSTA−Bの有するDHCPクライアント機能を起動する(S603)。
DHCPクライアント機能を起動したが、DHCPサーバである端末からの応答がない場合は、表示部105にエラー表示を行い、処理の継続をするかをユーザに通知するか、処理を停止する。
一方、ステップS602における判定において、すでに他の手法でIPアドレスが割り当て済みの場合は、これ以上の設定処理は不要であるので、そのまま処理を終了する。この際にDHCPクライアント機能は起動しない。
以上説明したように、本実施形態では、所定のアドレス割り当て機能(DHCPサーバ機能)を有する通信装置(STA−A)が構築するネットワークに接続している第2の通信装置(STA−B)に対して、所定のアドレス割り当て機能(DHCPサーバ機能)以外の他のアドレス割り当て機能によりアドレスを割り当て済みでない場合、所定のアドレス割り当て機能(DHCPサーバ機能)を起動する。一方、第2の通信装置(STA−B)に対して、他のアドレス割り当て機能によりアドレスを割り当て済みである場合、所定のアドレス割り当て機能(DHCPサーバ機能)を起動しないように制御する。
これにより、通信装置同士を直接続接続した際にIPアドレスの重複が発生することを防止することができ、IPアドレス割り当て方法が異なるシステムにおいてもIPアドレスの一貫性を保証することが可能になる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態において図6を参照して説明した通信装置B33(STA−B)が実施する処理とは異なる処理について説明する。
本実施形態では、第1実施形態において図6を参照して説明した通信装置B33(STA−B)が実施する処理とは異なる処理について説明する。
<通信装置B33(STA−B)が実施する処理>
図7のフローチャートを参照して、図4におけるSTA−Bが実施する第2実施形態に係る処理手順を説明する。前述の通り、STA−Bは、IPアドレスをWPSシーケンスの中で割り当てる機能と、IPアドレスはDHCPプロトコルで割り当てる機能との両機能を有している。
図7のフローチャートを参照して、図4におけるSTA−Bが実施する第2実施形態に係る処理手順を説明する。前述の通り、STA−Bは、IPアドレスをWPSシーケンスの中で割り当てる機能と、IPアドレスはDHCPプロトコルで割り当てる機能との両機能を有している。
図6と同様にWi−Fi Directによる接続処理でCLに自装置の役割が決定している(S701)。次に、Wi−Fi Direct仕様に記載の通りSTA−Bの有するDHCPクライアント機能を起動する(S702)。
DHCPクライアント機能は起動するが、当該機能の起動後、既にIPアドレスをDHCPプロトコル以外の方法で取得済みであるか否かを確認する(S703)。未取得である場合は、DHCPサーバを探すためにDHCP DISCOVERを送信する(S704)。その後、通常のDHCPプロトコルシーケンスによりIPアドレッシング処理を実施する。
一方、ステップS703において、IPアドレスを取得済みであった場合は、該取得済みのIPアドレスをDHCP REQUESTに付与して、DHCPサーバにIPアドレスの割り当て要求を実施する(S705)。本動作により、DHCPサーバの情報を更新することが可能となり、DHCPサーバ側でのIPアドレスの矛盾発生を防止することが可能となる。DHCPサーバへの問い合わせの結果、異なるIPアドレスが割り当てられた場合は、STA―BのIPアドレスを更新してもよいし、ネットワークに不具合が発生しているとみなして無線通信を切断してもよい。DHCPクライアント機能を起動したが、DHCPサーバである端末からの応答がない場合は、表示部105にエラー表示を行い、処理の継続をするかをユーザに通知するか、処理を停止する。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101:通信装置、102:制御部、103:記憶部、104:無線部、105:表示部、106:アンテナ制御部、107:アンテナ、108:入力部、201:通信装置、202:ARP制御部、203:DIRECT制御部、204:DHCPクライアント制御部、205:DHCPサーバ制御部、206:無線LANパケット受信部、207:無線LANパケット送信部、208:無線LANステーション機能制御部、209:無線LANアクセスポイント機能制御部、210:データ記憶部、211:制御部
Claims (8)
- 通信装置であって、
前記通信装置が構築する無線ネットワークに接続している第1の他の通信装置に対して、第1のアドレス割り当て方式に基づいてアドレスを割り当てる第1の割り当て手段と、
前記第1のアドレス割り当て方式とは異なる第2のアドレス割り当て方式に基づいて前記第1の他の通信装置にアドレスを割り当てる第2の割り当て手段と、
前記第2の割り当て手段により前記第1の他の通信装置にアドレスを割り当て済みである場合に、前記第1の割り当て手段を起動しないように制御する制御手段と
を備えることを特徴とする通信装置。 - 前記制御手段は、前記第2の割り当て手段により前記第1の他の通信装置にアドレスを割り当て済みでない場合、前記第1の割り当て手段を起動することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- 第2の他の通信装置を検出する検出手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記第2の他の通信装置が前記通信装置に対して前記第1の割り当て方式によるアドレスの割り当てを要求している場合、前記第1の割り当て手段を起動することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。 - 前記第1の割り当て手段が前記第1の他の通信装置に対してアドレスを割り当てる際、当該割り当てるアドレスが前記無線ネットワークにおいて他の通信装置が使用済みのアドレスであるか否かを確認する確認手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の通信装置。
- 前記第1の割り当て手段は、前記無線ネットワークにおいて他の通信装置が使用済みのアドレスとは異なるアドレスを前記第1の他の通信装置に対して割り当てることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
- 前記第1の割り当て方式は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)に準拠した方式であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の通信装置。
- 通信装置の制御方法であって、
第1の割り当て手段が、前記通信装置が構築する無線ネットワークに接続している第1の他の通信装置に対して、第1のアドレス割り当て方式に基づいてアドレスを割り当てる工程と、
第2の割り当て手段が、前記第1のアドレス割り当て方式とは異なる第2のアドレス割り当て方式に基づいて前記第1の他の通信装置にアドレスを割り当てる工程と、
制御手段が、前記第2の割り当て手段により前記第1の他の通信装置にアドレスを割り当て済みである場合に、前記第1の割り当て手段を起動しないように制御する工程と
を有することを特徴とする通信装置の制御方法。 - 請求項7に記載の通信装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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