JP2015008829A - カテーテルシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な検査波形を得ることが可能なカテーテルシステムを提供する。
【解決手段】カテーテルシステム6は、先端P1付近に電極および温度センサ(熱電対113)を有するアブレーションカテーテル1と、このアブレーションカテーテル1に対してアブレーションの際の電力供給を行う電源装置3と、上記電極を用いて測定される検査波形信号Swを表示する波形表示装置(心電図表示装置2)と、上記温度センサから出力される温度測定信号Stを中継して電源装置3へ供給すると共に、上記電極から出力される検査波形信号Swを中継して上記波形表示装置へ供給する中継器5と、温度測定信号Stの出力経路上に設けられると共にその出力経路を遮断可能に構成された経路遮断スイッチ52とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば不整脈等の検査や治療に用いられるアブレーションカテーテル、電源装置および波形表示装置を備えたカテーテルシステムに関する。
電極カテーテルは、血管を通して体内(例えば心臓の内部)に挿入され、不整脈の検査や治療等に用いられるものである。このような電極カテーテルでは一般に、体内に挿入されたカテーテルチューブの先端(遠位端)付近の形状が、体外に配置される基端(近位端,後端,手元側)に装着された操作部の操作に応じて、片方向あるいは両方向に変化(偏向,湾曲、撓む)するようになっている。また、このように先端付近の形状が操作に応じて任意に変化するタイプの他にも、先端付近の形状が固定になっているタイプのものも存在する。
このような電極カテーテルのうち、主に治療用のもの(いわゆるアブレーションカテーテル)では、アブレーション(焼灼)の際の電力が、電源装置(高周波発生装置)から供給される。アブレーションカテーテルおよび電源装置を備えたカテーテルシステムは、例えば特許文献1に開示されている。
特開平5−42121号公報
このようなカテーテルシステムでは、アブレーションカテーテルの電極を用いて検査波形(心電図波形等)が測定され、波形表示装置(いわゆるポリグラフ)に表示される。また、アブレーションカテーテルの先端付近に設けられた温度測定機構(例えば、熱電対等からなる温度センサ)により温度測定信号が得られ、電源装置内の制御部による温度制御に利用される。このような検査波形信号や温度測定信号等は、アブレーションカテーテルから中継器を経由して、波形表示装置または電源装置へ供給されるようになっている。
ところで、これらの検査波形信号や温度測定信号には、中継器内において、回路からのノイズ信号が重畳されてしまう場合がある。特に検査波形信号にノイズ信号が重畳されると、波形表示装置において、良好な検査波形を得る(表示する)のが困難となるおそれがある。したがって、そのようなノイズ信号が重畳するおそれを低減もしくは回避し、良好な検査波形を得ることを可能とする手法の提案が望まれる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、良好な検査波形を得ることが可能なカテーテルシステムを提供することにある。
本発明の第1のカテーテルシステムは、先端付近に電極および温度センサを有するアブレーションカテーテルと、このアブレーションカテーテルに対してアブレーションの際の電力供給を行う電源装置と、電極を用いて測定される検査波形信号を表示する波形表示装置と、温度センサから出力される温度測定信号を中継して電源装置へ供給すると共に、電極から出力される検査波形信号を中継して波形表示装置へ供給する中継器と、温度測定信号の出力経路上に設けられると共にその出力経路を遮断可能に構成された経路遮断スイッチとを備えたものである。
本発明の第1のカテーテルシステムでは、アブレーションカテーテルにおける温度センサから出力される温度測定信号の出力経路上に、その出力経路を遮断可能な経路遮断スイッチが設けられている。これにより、温度測定信号の出力経路に接続された回路(例えばアンプ等)からのノイズ信号が、この温度測定信号の出力経路上で遮断可能となる。すなわち、ノイズ信号の発生源が切り離される。その結果、例えば中継器内において、この温度測定信号の出力経路を介してノイズ信号が検査波形信号へ重畳されるおそれが、低減もしくは回避される。
本発明の第1のカテーテルシステムでは、上記経路遮断スイッチを中継器に設けるのが好ましい。このように構成した場合、温度測定信号の出力経路が中継器内で遮断できるため、ノイズ信号が検査波形信号に対してより重畳されにくくなる。また、この場合において、中継器に温度測定信号を増幅するアンプを設けると共に、このアンプよりもアブレーションカテーテル側の出力経路上に経路遮断スイッチを配置するのが更に好ましい。このように構成した場合、中継器内において、相対的に手前側(アブレーションカテーテル側)で出力経路が遮断できることになる。したがって、この出力経路におけるアンテナ作用が小さくなり、ノイズ信号の発生が抑えられる。
本発明の第1のカテーテルシステムでは、上記経路遮断スイッチのオン状態またはオフ状態を、操作者の操作に応じて設定可能とするのが好ましい。このように構成した場合、例えば、アブレーションカテーテルを用いた検査や治療の状況等に応じて、操作者の希望するタイミングにて、出力経路の遮断を実行できるようになる。よって、そのような検査や治療の際の利便性が向上する。
本発明の第1のカテーテルシステムでは、上記電源装置が、自身の動作状態に連動して経路遮断スイッチを自動的にオン状態またはオフ状態に設定するための制御信号を出力するようにしてもよい。このように構成した場合、電源装置の動作状態に連動して自動的に経路遮断スイッチのオン・オフ状態が制御されるため、操作者がその都度操作する必要がなくなり、利便性が向上する。また、この場合において、上記電源装置が、電力供給を実行しているときには経路遮断スイッチがオン状態に設定されるように制御信号を出力すると共に、電力供給を停止しているときには経路遮断スイッチがオフ状態に設定されるように制御信号を出力するのが好ましい。このように構成した場合、温度センサによる温度測定が必要とされる電力供給実行時(アブレーションの際)には、経路遮断スイッチがオン状態に設定され、温度測定が担保される(温度測定信号が電源装置へ出力される)。一方で、そのような温度測定が必ずしも必要とはされない電力供給停止時(例えば検査の際)には、経路遮断スイッチがオフ状態に設定されて温度測定が停止されつつ、ノイズ信号の重畳が低減もしくは回避された良好な検査波形を利用した高精度な検査が実施可能となる。
本発明の第2のカテーテルシステムは、先端付近に電極および温度センサを有するアブレーションカテーテルと、このアブレーションカテーテルに対してアブレーションの際の電力供給を行う電源装置と、電極を用いて測定される検査波形信号を表示する波形表示装置と、温度センサから出力される温度測定信号を中継して電源装置へ供給すると共に、電極から出力される検査波形信号を中継して波形表示装置へ供給する中継器とを備えたものである。この中継器は、温度測定信号を増幅するアンプと、このアンプの電源を遮断する電源遮断機構とを有している。
本発明の第2のカテーテルシステムでは、アブレーションカテーテルにおける温度センサから出力される温度測定信号を増幅するアンプの電源が、電源遮断機構により遮断可能となっている。これにより、このアンプからのノイズ信号の発生が防止可能となる。その結果、例えば中継器内において、この温度測定信号の出力経路を介してノイズ信号が検査波形信号へ重畳されるおそれが、低減もしくは回避される。
本発明の第2のカテーテルシステムでは、上記電源遮断機構が、操作者の操作に従って入力される操作信号に基づいてアンプの電源を遮断するのが好ましい。このように構成した場合、例えば、アブレーションカテーテルを用いた検査や治療の状況等に応じて、操作者の希望するタイミングにて、アンプの電源遮断を実行できるようになる。よって、そのような検査や治療の際の利便性が向上する。
本発明の第2のカテーテルシステムでは、上記電源装置が、自身の動作状態に連動して電源遮断機構の動作を自動的に制御するための制御信号を出力するようにしてもよい。このように構成した場合、電源装置の動作状態に連動して自動的にアンプの電源遮断動作が制御されるため、操作者がその都度操作する必要がなくなり、利便性が向上する。また、この場合において、上記電源装置が、電力供給を実行しているときにはアンプの電源が保持されるように制御信号を出力すると共に、電力供給を停止しているときにはアンプの電源が遮断されるように制御信号を出力するのが好ましい。このように構成した場合、温度センサによる温度測定が必要とされる電力供給実行時には、アンプの電源が保持(維持)されて温度測定が担保される。一方で、そのような温度測定が必ずしも必要とはされない電力供給停止時には、アンプの電源が遮断されて温度測定が停止されつつ、ノイズ信号の重畳が低減もしくは回避された良好な検査波形を利用した高精度な検査が実施可能となる。
本発明の第1のカテーテルシステムによれば、アブレーションカテーテルにおける温度センサから出力される温度測定信号の出力経路上に、その出力経路を遮断可能な経路遮断スイッチを設けるようにしたので、ノイズ信号が検査波形信号へ重畳されるおそれを、低減もしくは回避することができる。よって、良好な検査波形を得ることが可能となる。
本発明の第2のカテーテルシステムによれば、アブレーションカテーテルにおける温度センサから出力される温度測定信号を増幅するアンプの電源を、電源遮断機構によって遮断できるようにしたので、ノイズ信号が検査波形信号へ重畳されるおそれを、低減もしくは回避することができる。よって、良好な検査波形を得ることが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係るカテーテルシステムの全体構成例を模式的に表すブロック図である。 図1に示したアブレーションカテーテルの詳細構成例を表す模式図である。 図1に示した中継器の外観構成例を模式的に表す斜視図である。 図1に示した中継器の詳細構成例を表す模式図である。 比較例1に係るカテーテルシステムの全体構成を模式的に表すブロック図である。 比較例1に係る検査波形信号の一例を表すタイミング波形図である。 比較例2に係る検査波形信号の一例を表すタイミング波形図である。 図4に示した経路遮断スイッチの作用について説明するための模式図である。 図4に示した経路遮断スイッチの作用について説明するための他の模式図である。 第1の実施の形態に係る検査波形信号の一例を表すタイミング波形図である。 第2の実施の形態に係るカテーテルシステムの全体構成例を模式的に表すブロック図である。 図10に示した中継器の詳細構成例を表す模式図である。 図10に示したカテーテルシステムの動作例を表す流れ図である。 図11に示した経路遮断スイッチの作用について説明するための模式図である。 図11に示した経路遮断スイッチの作用について説明するための他の模式図である。 第3の実施の形態に係るカテーテルシステムの全体構成例を模式的に表すブロック図である。 図14に示した電源遮断機構の作用について説明するためのブロック図である。 第4の実施の形態に係るカテーテルシステムの全体構成例を模式的に表すブロック図である。 図16に示したカテーテルシステムの動作例を表す流れ図である。 図16に示した電源遮断機構の作用について説明するためのブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(操作者の操作に応じて経路遮断スイッチの状態が設定される例)
2.第2の実施の形態(電源装置の動作に連動して経路遮断スイッチを自動制御する例)
3.第3の実施の形態(操作者の操作に応じてアンプの電源を遮断する例)
4.第4の実施の形態(電源装置の動作に連動してアンプの電源遮断を自動制御する例)
5.変形例
<第1の実施の形態>
[構成]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るカテーテルシステム(カテーテルシステム6)の全体構成例を模式的にブロック図で表したものである。このカテーテルシステム6は、患者(この例では患者9)における不整脈等の検査や治療の際に用いられるシステムであり、アブレーションカテーテル1、心電図表示装置2(波形表示装置)、電源装置3、対極板4および中継器5を備えている。
(アブレーションカテーテル1)
アブレーションカテーテル1は、血管を通して患者9の体内に挿入され、患部をアブレーションすることで不整脈等の検査や治療を行うための電極カテーテルである。
図2は、アブレーションカテーテル1の概略構成例を模式的に表したものである。このアブレーションカテーテル1は、カテーテル本体としてのシャフト11(カテーテルシャフト)と、このシャフト11の基端に装着された操作部12とを有している。
シャフト11は、可撓性を有する管状構造(管状部材)からなり、自身の軸方向(Z軸方向)に沿って延伸する形状となっている。また、シャフト11は、自身の軸方向に沿って延在するように内部に1つのルーメン(細孔,貫通孔)が形成されたいわゆるシングルルーメン構造、あるいは複数(例えば4つ)のルーメンが形成されたいわゆるマルチルーメン構造を有している。なお、シャフト11の内部において、シングルルーメン構造からなる領域とマルチルーメン構造からなる領域との双方が設けられていてもよい。このようなルーメンには、図示しない各種の細線(導線や操作用ワイヤ等)がそれぞれ、互いに電気的に絶縁された状態で挿通されている。
シャフト11の先端P1付近には、その先端P1付近(患部周辺)の温度を測定するための機構(温度測定機構)が設けられている。具体的には、シャフト11の内部のルーメンに、そのような温度測定機構として機能する温度センサが配置されている(例えば、そのような温度センサの一具体例として、後述する熱電対113がルーメンに挿通されている)。なお、このようにして測定された先端P1付近の温度情報は、温度測定信号Stとして、図1に示したように、アブレーションカテーテル1から中継器5を経由して電源装置3へと供給されるようになっている。
このようなシャフト11は、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエーテルポリアミド、ポリウレタン等の合成樹脂により構成されている。また、シャフト11の軸方向の長さは、約500〜1200mm程度(例えば1170mm)であり、シャフト11の外径(X−Y断面の外径)は、約0.6〜3mm程度(例えば2.0mm)である。
シャフト11の先端P1付近には、図2中の先端P1付近の拡大図に示したように、複数の電極が設けられている。具体的には、先端P1付近において、リング状電極111a,111b,111cおよび先端電極112が、シャフト11の最先端側に向かってこの順で所定の間隔をおいて配置されている。また、リング状電極111a,111b,111cはそれぞれ、シャフト11の外周面上に固定配置される一方、先端電極112は、シャフト11の最先端に固定配置されている。これらの電極は、前述したシャフト11のルーメン内に挿通された複数の導線(図示せず)を介して、操作部12と電気的に接続されている。なお、これらの導線が、後述する検査波形信号Swの信号線を構成している。
このようなリング状電極111a,111b,111cおよび先端電極112はそれぞれ、例えば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、ステンレス鋼(SUS)、金(Au)、白金(Pt)等の、電気伝導性の良好な金属材料により構成されている。なお、アブレーションカテーテル1の使用時におけるX線に対する造影性を良好にするためには、白金またはその合金により構成されていることが好ましい。また、これらのリング状電極111a,111b,111cおよび先端電極112の外径は、特には限定されないが、上記したシャフト11の外径と同程度であることが望ましい。
操作部12は、シャフト11の基端に装着されており、ハンドル121(把持部)および回転板122を有している。
ハンドル121は、アブレーションカテーテル1の使用時に操作者(医師)が掴む(握る)部分である。このハンドル121の内部には、シャフト11の内部から前述した各種の細線がそれぞれ延伸している。
回転板122は、シャフト11の先端付近を偏向させる際の操作である、偏向移動操作(首振り操作)を行うための部材である。具体的には、ここでは図2中の矢印で示したように、回転方向d1に沿って回転板122を回転させる操作が可能となっている。
(心電図表示装置2)
心電図表示装置2は、前述したアブレーションカテーテル1の先端P1付近の電極(リング状電極111a,111b,111cおよび先端電極112)を用いて測定された検査波形信号Sw(この例では、心電図波形等)を表示する装置である。つまり、このような検査波形信号Swを表示して外部へと出力するモニターであり、いわゆるポリグラフと呼ばれるものである。なお、この検査波形信号Swは、図1に示したように、アブレーションカテーテル1から中継器5を経由して心電図表示装置2へ供給されるようになっている。
(電源装置3)
電源装置3は、アブレーションカテーテル1および対極板4に対して、アブレーションの際の電力(例えば高周波(RF;Radio Frequency)からなる出力電力Pout)を供給する装置(高周波発生装置)である。なお、出力電力Poutは、図1に示したように、電源装置3から中継器5を経由して、アブレーションカテーテル1および対極板4へそれぞれ供給されるようになっている。この電源装置3は、図1に示したように、入力部31、電源部32、電圧測定部33、電流測定部34、制御部35および表示部36を有している。
入力部31は、各種の設定値や、所定の動作を指示するための指示信号を入力する部分である。各種の設定値としては、例えば、設定電力Ps(=出力電力Poutにおける最大電力)、閾値電力、目標温度Tt、各種の待機時間等が挙げられる。これらの設定値は、電源装置3の操作者(例えば技師等)によって入力されるようになっている。ただし、例えば閾値電力については、操作者によって入力されるのではなく、製品の出荷時等に予め電源装置3内で設定されているようにしてもよい。また、入力部31により入力された設定値や指示信号はそれぞれ、制御部35へ供給されるようになっている。このような入力部31は、例えば所定のダイヤルやボタン、タッチパネル等を用いて構成されている。
電源部32は、後述する制御信号CTLpに従って、上記した出力電力Poutをアブレーションカテーテル1および対極板4に対して供給する部分である。このような電源部32は、所定の電源回路(例えばスイッチングレギュレータ等)を用いて構成されている。なお、出力電力Poutが高周波電力からなる場合、その周波数は、例えば450kHz〜550kHz程度(例えば500kHz)である。
電圧測定部33は、電源部32から出力される出力電力Poutにおける電圧を随時測定(検出)する部分であり、所定の電圧検出回路を用いて構成されている。このようにして電圧測定部33により測定された電圧(実測電圧Vm)は、制御部35へ出力されるようになっている。
電流測定部34は、電源部32から出力される出力電力Poutにおける電流を随時測定する部分であり、所定の電流検出回路を用いて構成されている。このようにして電流測定部34により測定された電流(実測電流Im)は、制御部35へ出力されるようになっている。
制御部35は、電源装置3全体を制御すると共に所定の演算処理を行う部分であり、例えばマイクロコンピュータ等を用いて構成されている。具体的には、制御部35は、まず、以下説明する実測電力Pm(出力電力Poutの電力値に相当)の算出機能を有している。また、制御部35は、制御信号CTLpを用いて、電源部32における出力電力Poutの供給動作を制御する機能(電力供給制御機能)を有している。
まず、実測電力Pmの算出機能は、以下の通りである。すなわち、制御部35は、電圧測定部33から出力される実測電圧Vmと、電流測定部34から出力される実測電流Imとに基づいて、実測電力Pmを随時算出する。具体的には、制御部35は、以下の演算式(1)を用いて実測電力Pmを算出する。このようにして制御部35により算出された実測電力Pmは、例えば表示部36へ出力されるようになっている。
Pm=(Vm×Im) ……(1)
次いで、上記した電力供給制御機能は、以下の通りである。すなわち、制御部35は、前述した温度測定信号St(先端P1付近の温度情報)に基づいて制御信号CTLpを生成すると共に、その制御信号CTLpを電源部32へ出力することにより、出力電力Poutの大きさを調整(微調整)する。具体的には、温度測定信号St(厳密には、後述する信号増幅後の温度測定信号St’)が示すシャフト11の先端P1付近の温度が略一定(望ましくは一定)に保たれるように、換言すると、この温度が予め設定された目標温度Ttと略等しくなる(望ましくは等しくなる)ように、出力電力Poutの大きさを調整する。
詳細には、制御部35は、先端P1付近の温度が目標温度Tt以下である場合には、出力電力Poutの値が増加するように制御する。一方、先端P1付近の温度が目標温度Ttを超えている場合には、出力電力Poutの値が減少するように制御する。このようにして、入力された設定電力Psを基に適切な電力調整がなされたうえで、実際の出力電力Poutが供給されるようになっている。
表示部36は、各種の情報を表示して外部へと出力する部分(モニター)である。表示対象の情報としては、例えば、入力部31から入力される前述の各種の設定値(設定電力Ps等)や、制御部35から供給される実測電力Pm、アブレーションカテーテル1から中継器5を経由して供給される温度情報(温度測定信号St’)などが挙げられる。ただし、表示対象の情報としてはこれらの情報には限られず、他の情報を代わりに、あるいは他の情報を加えて表示するようにしてもよい。このような表示部36は、各種の方式によるディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなど)を用いて構成されている。
(対極板4)
対極板4は、例えば図1に示したように、アブレーションの際に患者9の体表に装着された状態で用いられるものである。詳細は後述するが、アブレーションの際には、この対極板4と、患者9の体内に挿入されたアブレーションカテーテル1の電極との間で、高周波通電がなされるようになっている。
(中継器5)
中継器5は、図1に示したように、アブレーションカテーテル1、心電図表示装置2、電源装置3および対極板4の間で、各種の信号や電力を中継する機器である。具体的には、中継器5は、アブレーションカテーテル1から出力される温度測定信号Stを中継し、後述する温度測定信号St’として電源装置3へ供給する。また、アブレーションカテーテル1から出力される検査波形信号Swを中継し、心電図表示装置2へ供給する。そして、電源装置3から出力される出力電力Poutを中継し、アブレーションカテーテル1および対極板4へとそれぞれ供給するようになっている。
図3は、この中継器5の外観構成例を斜視図で模式的に表したものである。図4は、中継器5の詳細構成例を、アブレーションカテーテル1の一部分とともに模式的に表したものである。
図3に示したように、この例では、中継器5における筺体50の一側面には、3つの端子50a,50b,50cがそれぞれ並んで配置されている。また、この筺体50の他の側面には、1つの端子50dと後述する経路遮断スイッチ52とが配置されている。端子50aには、出力電力Pout等を対極板4へ出力するための配線60aが接続されている。端子50bには、出力電力Pout等をアブレーションカテーテル1へ出力すると共に温度測定信号Stおよび検査波形信号Sw等をアブレーションカテーテル1から入力するための配線60bが接続されている。端子50cには、検査波形信号Sw等を心電図表示装置2へ出力するための配線60cが接続されている。端子50dには、温度測定信号St’等を電源装置3へ出力すると共に出力電力Pout等を電源装置3から入力するための配線60dが接続されている。
図1および図4に示したように、中継器5(筺体50)内には、アンプ51および経路遮断スイッチ52が設けられている。
アンプ51は、温度測定信号Stを増幅し、温度測定信号St’として出力する増幅器である。なお、中継器5内に、このようなアンプ51に加えて他の回路(フィルタ回路等の電気回路)を設けるようにしてもよい。
経路遮断スイッチ52は、図4に示したように、前述した温度センサの一具体例である熱電対113とアンプ51との間の経路上(温度測定信号Stの出力経路上)に配置されている。つまり、この例では、アンプ51よりもアブレーションカテーテル1側(手前側)の出力経路上に、経路遮断スイッチ52が配置されている。なお、図4中に示した符号Pjは、熱電対113の接合点を表している。この経路遮断スイッチ52は、図4中の破線の矢印で示したように、温度測定信号Stの出力経路を遮断可能(出力経路上の端子間を接続状態または非接続状態に切換可能)に構成されており、この例では機械的なスイッチ構造を有している。また、本実施の形態では、図1および図4中の矢印P2で示したように、この経路遮断スイッチ52のオン状態(上記接続状態,導通状態)またはオフ状態(上記非接続状態,遮断状態)が、中継器5の操作者(技師等)の操作に応じて設定(切換)可能に構成されている。
[作用・効果]
(A.基本動作)
このカテーテルシステム6では、不整脈等の検査や治療の際に、アブレーションカテーテル1のシャフト11が血管を通して患者9の体内に挿入される。このとき、操作者による操作部12の操作に応じて、体内に挿入されたシャフト11の先端P1付近の形状が偏向する。具体的には、操作者の指によって、例えば図2中の矢印で示した回転方向d1に沿って回転板122が回転されると、シャフト11内で図示しない操作用ワイヤが、基端側へ引っ張られる。その結果、シャフト11の先端付近が、図1中の矢印で示した方向d2に沿って湾曲する。
ここで、例えば不整脈等の検査に用いられる場合、体内に挿入されたアブレーションカテーテル1の電極(リング状電極111a,111b,111cや先端電極112)を用いて、心電位が測定される。この心電位の情報(検査波形信号Sw)は、アブレーションカテーテル1から中継器5を経由し、心電図表示装置2へ供給される。そして、この検査波形信号Sw(心電図波形)が心電図表示装置2に表示され、検査部位における不整脈等の有無や程度に関する検査が行われる。
また、不整脈等の治療の際には、アブレーションカテーテル1および対極板4に対し、電源装置3(電源部32)からアブレーションの際の電力(出力電力Pout)が供給される。これにより、患者9の体表に装着された対極板4と、患者9の体内に挿入されたアブレーションカテーテル1の上記電極との間で、高周波通電がなされる。このような高周波通電によって、患者9における治療対象の部位(処置部分)が選択的にアブレーションされ、不整脈等の経皮的治療がなされる。
(B.経路遮断スイッチ52の作用)
続いて、本実施の形態の経路遮断スイッチ52の作用について、比較例(比較例1,2)と比較しつつ詳細に説明する。
(比較例1)
図5は、比較例1に係るカテーテルシステム(カテーテルシステム106)の全体構成を模式的にブロック図で表したものである。この比較例1のカテーテルシステム106は、本実施の形態のカテーテルシステム6において、中継器5の代わりに中継器105を設けたものに対応している。
この中継器105では、中継器5とは異なり、温度測定信号Stの出力経路上に経路遮断スイッチ52が設けられていない。このため、この比較例1では、中継器105内において、回路(アンプ51等)で発生したノイズ信号Sn(電磁波等)が、検査波形信号Swに重畳されてしまうおそれがある。具体的には、まず、温度測定信号Stの配線(例えば前述した熱電対113)が中継器105内の回路に接続されているため、必然的に、この回路からのノイズ信号Snが温度測定信号Stに重畳される。また、この温度測定信号Stの配線の近傍には、検査波形信号Swの配線が配置されている。つまり、例えば前述した配線60b内では、これら温度測定信号Stおよび検査波形信号Swの各配線が並行して配置されている。したがって、中継器105内では、この検査波形信号Swに対しても、温度測定信号Stを介してノイズ信号Snが重畳されてしまうことになる(図5中の破線の矢印を参照)。
具体的には、例えば図6に示した検査波形信号Sw101のように、この比較例1では、本来の検査波形(心電図波形)に対して高周波のノイズ信号Snが重畳されてしまう。このようにして検査波形にノイズ信号Snが重畳されると、心電図表示装置2において良好な検査波形を得る(表示する)のが困難となり、検査精度が低下してしまうおそれがある。
なお、温度測定信号Stの配線の近傍に検査波形信号Swの配線を配置せざるを得ないのは、例えば以下の理由によるものである。すなわち、アブレーションカテーテル1におけるシャフト11の径が極力小さいものとなっていることから、温度測定信号Stの配線(熱電対113等)と検査波形信号Swの配線との間を、物理的および電気的に隔離させる(ノイズ第策を施す)のが困難であるためである。
(比較例2)
ここで、このようにして重畳されたノイズ信号Snを除去するため、例えば、検査波形信号Swの経路上にフィルタ(例えば、LPF(Low Pass Filter))を設ける手法(比較例2とする)が考えられる。
ところが、例えば図7に示した検査波形信号Sw102のように、フィルタを通過した後の検査波形では、波形の立ち上がりおよび立ち下がりの勾配が緩やかとなり(図7中の破線の矢印を参照;波高値が低下して波形が鈍る)、検査波形が見づらくなってしまう。このため、生の検査波形を(元の検査波形を忠実に)観察したいという、医師の要請に応えられないことになる。加えて、例えば図7中の符号P102で示したように、フィルタ処理によって、元の検査波形に存在していた微弱信号が消失してしまうおそれもある。これらのことから、この比較例2の手法を適用したとしても、結局のところ、検査精度が低下してしまうおそれがある。
(本実施の形態)
これに対して本実施の形態のカテーテルシステム6では、図1,図3,図4に示したように、アブレーションカテーテル1における温度センサ(熱電対113等)から出力される温度測定信号Stの出力経路上に、その出力経路Stを遮断可能な経路遮断スイッチ52が設けられている。
具体的には、例えば図8Aに示したように、この経路遮断スイッチ52がオン状態に設定されたときには、温度測定信号Stの出力経路が導通状態となり、この温度測定信号Stがアンプ51へ供給される。すなわち、温度測定が実行状態となり、信号増幅後の温度測定信号St’が電源装置3内の制御部35へと供給されることになる。
一方、例えば図8Bに示したように、経路遮断スイッチ52がオフ状態に設定されたときには、温度測定信号Stの出力経路が遮断状態となり、温度測定信号Stがアンプ51へは供給されない。すなわち、温度測定が停止状態となり、信号増幅後の温度測定信号St’が電源装置3内の制御部35へは供給されないことになる。
このような経路遮断スイッチ52が設けられていることにより、温度測定信号Stの出力経路に接続された回路(アンプ51等)からのノイズ信号Snが、この温度測定信号Stの出力経路上で遮断可能となる。すなわち、ノイズ信号Snの発生源(上記回路)を、温度測定信号Stの出力経路から切り離すことができるようになる。
その結果、例えば図9に示した検査波形信号Swように、本実施の形態では上記比較例1とは異なり、中継器5内において、温度測定信号Stの出力経路を介してノイズ信号Snが検査波形信号Swへ重畳されるおそれが、低減もしくは回避される。また、上記比較例2とは異なり、検査波形が鈍って見づらくなったり、微弱信号が消失してしまうおそれもない。
以上のように本実施の形態では、アブレーションカテーテル1における温度センサから出力される温度測定信号Stの出力経路上に、その出力経路を遮断可能な経路遮断スイッチ52を設けるようにしたので、ノイズ信号Snが検査波形信号Swへ重畳されるおそれを、低減もしくは回避することができる。よって、良好な検査波形を得ることができ、検査精度を向上させることが可能となる。
また、この経路遮断スイッチ52を中継器5に設けるようにしたので、温度測定信号Stの出力経路を中継器5内で遮断することができる。これにより、ノイズ信号Snの発生源が、アブレーションカテーテル1から中継器5までの経路上に限定されることになる。よって、ノイズ信号Snを、検査波形信号Swに対してより重畳されにくくすることができる。
更に、中継器5に温度測定信号Stを増幅するアンプ51を設け、このアンプ51よりもアブレーションカテーテル1側の出力経路上に経路遮断スイッチ52を配置するようにしたので、中継器5内において、相対的に手前側で出力経路を遮断できるようになる。よって、この温度測定信号Stの出力経路におけるアンテナ作用を小さくし、ノイズ信号の発生を抑えることも可能となる。
加えて、経路遮断スイッチ52のオン状態またはオフ状態を、中継器5の操作者の操作に応じて設定可能としたので、例えば、検査や治療の状況等に応じて、操作者の希望するタイミングにて、温度測定信号Stの出力経路遮断を実行することができる。よって、そのような検査や治療の際の利便性を向上させることも可能となる。
以下、本発明の他の実施の形態(第2〜第4の実施の形態)について説明する。なお、第1の実施の形態等における構成要素と同一のものには同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
<第2の実施の形態>
[構成]
図10は、第2の実施の形態に係るカテーテルシステム(カテーテルシステム6A)の全体構成例を模式的にブロック図で表したものである。本実施の形態のカテーテルシステム6Aは、第1の実施の形態のカテーテルシステム6において、中継器5の代わりに中継器5Aを設けたものに対応しており、他の構成は基本的には同様となっている。
図11は、この中継器5Aの詳細構成例を、アブレーションカテーテル1の一部分とともに模式的に表したものである。
図10および図11に示したように、中継器5Aは、中継器5において、電源装置3内の制御部35から供給される制御信号CTL1を、経路遮断スイッチ52へ入力させるようにした構成となっている。つまり、中継器5では、操作者の操作に応じて経路遮断スイッチ52の状態が設定(手動設定)されていたのに対し、中継器5Aでは、制御部35から供給される制御信号CTL1に従って、経路遮断スイッチ52の状態が自動制御されるようになっている。
具体的には、本実施の形態の制御部35は、以下詳述するように、電源装置3の動作状態(アブレーションの実行の有無)に連動して、この経路遮断スイッチ52を自動的にオン状態またはオフ状態に設定するための制御信号CTL1を出力するようになっている(図11中の破線の矢印を参照)。
[作用・効果]
図12は、カテーテルシステム6Aの動作例を流れ図で表わしたものである。このカテーテルシステム6Aでは、まず、電源装置3の操作者によって、入力部31からアブレーションの際の設定電力Psおよび目標温度Ttの値が入力されると、これらの値が制御部35へ供給されることで、値の設定がなされる(ステップS101)。
次いで、制御部35は、操作者によって、入力部31からアブレーション(高周波出力)の開始が設定(指示)されたか否かを判断する(ステップS102)。つまり、入力部31を介して制御部35に対し、高周波出力(出力電力Poutの供給)を開始させるための指示信号が入力されたか否かを判断する。
(アブレーション時)
ここで、高周波出力の開始が指示された場合(ステップS102:Y)、制御部35は、経路遮断スイッチ52がオン状態に設定されるように、制御信号CTL1を出力する(ステップS103)。
これにより、例えば図13Aに示したように、経路遮断スイッチ52がオン状態となる(ステップS104)。したがって、温度測定信号Stの出力経路が導通状態となり、この温度測定信号Stがアンプ51へ供給される。すなわち、温度測定が担保されて実行状態となり、信号増幅後の温度測定信号St’が電源装置3内の制御部35へと供給される。このように、温度測定が必要とされる出力電力Poutの供給停止時(アブレーション時)には、経路遮断スイッチ52がオン状態に設定されて温度測定が担保されることになる。
続いて、表示部36では、このようにして制御部35へ供給された温度測定信号St’に基づき、温度表示が開始される(ステップS105)。そして、ステップS102において入力された高周波出力の開始指示に従い、電源部32からアブレーションカテーテル1および対極板4へそれぞれ、出力電力Poutの供給が開始される(ステップS106)。これにより前述した原理にて、処置部分のアブレーションが開始される。
次に、制御部35は、操作者によって、入力部31から高周波出力(アブレーション)の停止が指示されたか否かを判断する(ステップS107)。つまり、入力部31を介して制御部35に対し、出力電力Poutの供給を停止させるための指示信号が入力されたか否かを判断する。ここで、高周波出力の停止が指示されていない場合(ステップS107:N)、制御部35は、そのような停止の指示があるまで、出力電力Poutを供給するように電源部32の動作を制御する。なお、このステップ107では、所定時間(または操作者によって入力部31から入力された設定時間)の経過後に、制御部35が自動的にアブレーションの停止を判断するようにしてもよい(いわゆるタイマー駆動)。
一方、高周波出力の停止が指示された場合(ステップS107:Y)、制御部35において、出力電力Poutの供給が停止されるように電源部32の動作を制御することにより、高周波出力が停止される(ステップS108)。すなわち、処置部分のアブレーションが停止される。なお、この後は、以下説明するステップS109へと移行することになる。
(アブレーション以外の時)
ここで、ステップS102において高周波出力の開始が指示されていない場合(ステップS102:N)、または、上記ステップS108を経た場合、制御部35は以下の動作を行う。すなわち、制御部35は、経路遮断スイッチ52がオフ状態に設定されるように、制御信号CTL1を出力する(ステップS109)。
これにより、例えば図13Bに示したように、経路遮断スイッチ52がオフ状態となる(ステップS110)。したがって、温度測定信号Stの出力経路が遮断状態となり、この温度測定信号Stがアンプ51へ供給されなくなる。すなわち、温度測定が停止状態となり、信号増幅後の温度測定信号St’が電源装置3内の制御部35へは供給されない。その結果、表示部36では、制御部35へ供給された温度測定信号St’に基づく温度表示が行われない(あるいは停止される)ことになる(ステップS111)。なお、その後は、再びステップS102へと移行する。
このようにして、温度測定が必ずしも必要とはされない出力電力Poutの供給停止時(例えば検査時のような、アブレーション以外の期間)では、以下のようになる。すなわち、経路遮断スイッチ52がオフ状態に設定されて温度測定が停止されつつ、第1の実施の形態と同様にして、検査波形信号Swへのノイズ信号Snの重畳が低減もしくは回避された良好な検査波形を利用した高精度な検査が実施可能となる。
以上のように本実施の形態では、制御部35が、電源装置3の動作状態に連動して経路遮断スイッチ52を自動的にオン状態またはオフ状態に設定するための制御信号CTL1を出力するようにしたので、基本的には第1の実施の形態と同様の効果に加え、以下の効果も得ることが可能となる。すなわち、電源装置3の動作状態に連動して自動的に経路遮断スイッチ52のオン・オフ状態を制御できるため、第1の実施の形態とは異なり、中継器5の操作者がその都度操作する必要がなくなり、利便性を向上させることが可能となる。
また、出力電力Poutの供給を実行しているときには経路遮断スイッチ52をオン状態に設定すると共に、出力電力Poutの供給を停止しているときには経路遮断スイッチ52をオフ状態に設定するようにしたので、上記したように、電源装置3の動作状態に応じた適切なシステム動作を担保することが可能となる。
<第3の実施の形態>
[構成]
図14は、第3の実施の形態に係るカテーテルシステム(カテーテルシステム7)の全体構成例を模式的にブロック図で表したものである。本実施の形態のカテーテルシステム7は、第1の実施の形態のカテーテルシステム6において、中継器5の代わりに中継器5Bを設けたものに対応しており、他の構成は基本的には同様となっている。
中継器5Bは、中継器5において、経路遮断スイッチ52の代わりに電源遮断機構53を設けたものに対応している。この電源遮断機構53は、アンプ51の電源を遮断することが可能な機構を有しており、例えば、アンプ51へ供給される電力(電力供給ライン)を遮断可能なスイッチ(アンプ用電源遮断スイッチ)を用いて構成されている。なお、このアンプ用電源遮断スイッチは、例えば機械的なスイッチ構造を有している。
また、本実施の形態では、図14中の矢印P3で示したように、電源遮断機構53の動作の実行状態(アンプ51の電源の遮断状態)または停止状態(アンプ51の電源の保持状態)が、中継器5Bの操作者の操作に従って入力される操作信号に応じて、設定(切換)可能に構成されている。換言すると、電源遮断機構53はそのような操作信号に基づいて、アンプ51の電源の遮断動作を行うようになっている。
[作用・効果]
このような電源遮断機構53が設けられていることにより、本実施の形態では例えば図15に示したように、アンプ51の電源を遮断できるようになる。つまり、このアンプ51からのノイズ信号Snの発生が防止可能となる。その結果、中継器5B内において、温度測定信号Stの出力経路を介してノイズ信号Snが検査波形信号Swへ重畳されるおそれが、低減もしくは回避される。
以上のように本実施の形態では、温度測定信号Stを増幅するアンプ51の電源を電源遮断機構53によって遮断できるようにしたので、ノイズ信号Snが検査波形信号Swへ重畳されるおそれを、低減もしくは回避することができる。よって、本実施の形態においても良好な検査波形を得ることができ、検査精度を向上させることが可能となる。
また、電源遮断機構53が、中継器5Bの操作者の操作に従って入力される操作信号に基づいてアンプ51の電源を遮断するようにしたので、例えば検査や治療の状況等に応じて、操作者の希望するタイミングにて、アンプ51の電源遮断を実行できるようになる。よって、そのような検査や治療の際の利便性を向上させることも可能となる。
<第4の実施の形態>
[構成]
図16は、第4の実施の形態に係るカテーテルシステム(カテーテルシステム7A)の全体構成例を模式的にブロック図で表したものである。本実施の形態のカテーテルシステム7Aは、第3の実施の形態のカテーテルシステム7において、中継器5Bの代わりに中継器5Cを設けたものに対応しており、他の構成は基本的には同様となっている。
中継器5Cは、中継器5Bにおいて、電源装置3内の制御部35から供給される制御信号CTL2を、電源遮断機構53へ入力させるようにした構成となっている。つまり、中継器5Bでは、操作者の操作に従って入力される操作信号に基づいて、電源遮断機構53の動作が制御(手動制御)されていた。これに対し、中継器5Cでは、制御部35から供給される制御信号CTL2に従って、電源遮断機構53の動作が自動制御されるようになっている。
具体的には、本実施の形態の制御部35は、以下詳述するように、電源装置3の動作状態に連動して、この電源遮断機構53の動作を自動的に制御するための制御信号CTL2を出力するようになっている。
[作用・効果]
図17は、カテーテルシステム7Aの動作例を流れ図で表わしたものである。この図17に示した動作例は、前述した図12に示したカテーテルシステム6Aの動作例において、ステップS103,S104,S109,S110の代わりに、以下説明するステップS203,S204,S209,S210をそれぞれ実行するようにしたものに対応しており、他のステップは同様となっている。したがって、以下では、主にステップS203,S204,S209,S210について説明を行う。
(アブレーション時)
このカテーテルシステム7Aでは、ステップS102において高周波出力の開始が指示された場合(ステップS102:Y)、制御部35は以下の動作を行う。すなわち、制御部35は、アンプ51の電源が保持されるように(電源遮断機構53による電源遮断動作が実行されないように)、制御信号CTL2を出力する(ステップS203)。
これにより、アンプ51の電源が保持される(ステップS204)。すなわち、温度測定が担保されて実行状態となり、信号増幅後の温度測定信号St’が電源装置3内の制御部35へと供給される。このように、温度測定が必要とされる出力電力Poutの供給停止時(アブレーション時)には、アンプ51の電源が保持(維持)されて温度測定が担保されることになる。
(アブレーション以外の時)
一方、ステップS102において高周波出力の開始が指示されていない場合(ステップS102:N)、または、前述したステップS108を経た場合、制御部35は以下の動作を行う。すなわち、制御部35は、アンプ51の電源が遮断されるように(電源遮断機構53による電源遮断動作が実行されるように)、制御信号CTL2を出力する(ステップS209)。
これにより、例えば図18に示したように、アンプ51の電源が遮断される(ステップS210)。すなわち、温度測定が停止状態となり、信号増幅後の温度測定信号St’が電源装置3内の制御部35へは供給されない。
このようにして、温度測定が必ずしも必要とはされない出力電力Poutの供給停止時(例えば検査時のような、アブレーション以外の期間)では、以下のようになる。すなわち、アンプ51の電源が遮断されて温度測定が停止されつつ、第3の実施の形態と同様にして、検査波形信号Swへのノイズ信号Snの重畳が低減もしくは回避された良好な検査波形を利用した高精度な検査が実施可能となる。
以上のように本実施の形態では、制御部35が、電源装置3の動作状態に連動して電源遮断機構53の動作を自動的に制御するための制御信号CTL2を出力するようにしたので、基本的には第3の実施の形態と同様の効果に加え、以下の効果も得ることが可能となる。すなわち、電源装置3の動作状態に連動して自動的にアンプ51の電源遮断動作を制御できるため、第3の実施の形態とは異なり、中継器5Cの操作者がその都度操作する必要がなくなり、利便性を向上させることが可能となる。
また、出力電力Poutの供給を実行しているときにはアンプ51の電源を保持させると共に、出力電力Poutの供給を停止しているときにはアンプ51の電源を遮断させるようにしたので、上記したように、電源装置3の動作状態に応じた適切なシステム動作を担保することが可能となる。
<変形例>
以上、いくつかの実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態において説明した各部材の材料等は限定されるものではなく、他の材料としてもよい。また、上記実施の形態では、アブレーションカテーテル1の構成を具体的に挙げて説明したが、必ずしも全ての部材を備える必要はなく、また、他の部材を更に備えていてもよい。具体的には、例えばシャフト11の内部に、首振り部材として、撓み方向に変形可能な板バネが設けられているようにしてもよい。また、シャフト11における電極の構成(リング状電極および先端電極の配置や形状、個数等)は、上記実施の形態で挙げたものには限られない。更に、アブレーションカテーテル1の先端P1付近に配置する温度測定機構(温度センサ)としては、上記実施の形態で説明した熱電対113には限られず、例えばサーミスタ等の他の温度センサを用いるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、シャフト11における先端P1付近の形状が操作部12の操作に応じて片方向に変化するタイプのアブレーションカテーテルを例に挙げて説明したが、これには限られない。すなわち、本発明は、例えば、シャフト11における先端P1付近の形状が操作部12の操作に応じて両方向に変化するタイプのアブレーションカテーテルにも適用することが可能であり、この場合には操作用ワイヤを複数本用いることとなる。また、本発明は、シャフト11における先端P1付近の形状が固定となっているタイプのアブレーションカテーテルにも適用することが可能であり、この場合には、操作用ワイヤや回転板122等が不要となる。すなわち、ハンドル121のみで操作部が構成されることになる。
更に、上記実施の形態では、アンプ51と、経路遮断スイッチ52または電源遮断機構53とが、いずれも中継器内に設けられている場合について説明したが、これには限られず、カテーテルシステム内の中継器以外の場所に、経路遮断スイッチ52や電源遮断機構53を設けるようにしてもよい。すなわち、例えば電源装置3内に、アンプ51と、経路遮断スイッチ52または電源遮断機構53とを設けるようにしてもよい。その場合も上記実施の形態と同様に、アンプ51よりもアブレーションカテーテル1側の出力経路上に、経路遮断スイッチ52を配置するのが好ましい。また、場合によっては、カテーテルシステム全体として、経路遮断スイッチ52および電源遮断機構53の双方を設けるようにしてもよい。
加えて、上記実施の形態では、電源装置3のブロック構成を具体的に挙げて説明したが、上記実施の形態で説明した各ブロックを必ずしも全て備える必要はなく、また、他のブロックを更に備えていてもよい。また、カテーテルシステム全体としても、上記実施の形態で説明した各装置に加えて他の装置を更に備えていてもよい。具体的には、例えば、患部のアブレーションの際に生理食塩水等の液体を流す灌注機構を備えたカテーテルシステムとしてもよい。この場合、アブレーションカテーテルに対して灌注用の液体を供給する液体供給部を、専用の装置(液体供給装置)内あるいは電源装置(制御装置)内に設けるようにする。また、この液体供給部(液体供給装置または制御装置)とアブレーションカテーテルとの間を繋ぐ液体供給ラインを、上記実施の形態で説明した中継器を経由させるようにしてもよい。
1…アブレーションカテーテル、11…シャフト、111a,111b,111c…リング状電極、112…先端電極、113…熱電対、12…操作部、121…ハンドル、122…回転板、2…心電図表示装置、3…電源装置、31…入力部、32…電源部、33…電圧測定部、34…電流測定部、35…制御部、36…表示部、4…対極板、5,5A,5B,5C…中継器、50…筺体、50a,50b,50c,50d…端子、51…アンプ、52…経路遮断スイッチ、53…電源遮断機構、6,6A,7,7A…カテーテルシステム、60a,60b,60c,60d…配線、9…患者、CTL1,CTL2,CTLp…制御信号、Pout…出力電力、Vm…実測電圧、Im…実測電流、Sw…検査波形信号、St,St’…温度測定信号、Pj…接合点。

Claims (10)

  1. 先端付近に電極および温度センサを有するアブレーションカテーテルと、
    前記アブレーションカテーテルに対してアブレーションの際の電力供給を行う電源装置と、
    前記電極を用いて測定される検査波形信号を表示する波形表示装置と、
    前記温度センサから出力される温度測定信号を中継して前記電源装置へ供給すると共に、前記電極から出力される前記検査波形信号を中継して前記波形表示装置へ供給する中継器と、
    前記温度測定信号の出力経路上に設けられると共に、その出力経路を遮断可能に構成された経路遮断スイッチと
    を備えたカテーテルシステム。
  2. 前記経路遮断スイッチが、前記中継器に設けられている
    請求項1に記載のカテーテルシステム。
  3. 前記中継器は、前記温度測定信号を増幅するアンプを有し、
    前記アンプよりも前記アブレーションカテーテル側の前記出力経路上に、前記経路遮断スイッチが配置されている
    請求項2に記載のカテーテルシステム。
  4. 前記経路遮断スイッチのオン状態またはオフ状態が、操作者の操作に応じて設定可能に構成されている
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のカテーテルシステム。
  5. 前記電源装置は、自身の動作状態に連動して前記経路遮断スイッチを自動的にオン状態またはオフ状態に設定するための制御信号を出力する
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のカテーテルシステム。
  6. 前記電源装置は、
    前記電力供給を実行しているときには、前記経路遮断スイッチがオン状態に設定されるように前記制御信号を出力すると共に、
    前記電力供給を停止しているときには、前記経路遮断スイッチがオフ状態に設定されるように前記制御信号を出力する
    請求項5に記載のカテーテルシステム。
  7. 先端付近に電極および温度センサを有するアブレーションカテーテルと、
    前記アブレーションカテーテルに対してアブレーションの際の電力供給を行う電源装置と、
    前記電極を用いて測定される検査波形信号を表示する波形表示装置と、
    前記温度センサから出力される温度測定信号を中継して前記電源装置へ供給すると共に、前記電極から出力される前記検査波形信号を中継して前記波形表示装置へ供給する中継器と
    を備え、
    前記中継器は、
    前記温度測定信号を増幅するアンプと、
    前記アンプの電源を遮断する電源遮断機構と
    を有するカテーテルシステム。
  8. 前記電源遮断機構は、操作者の操作に従って入力される操作信号に基づいて、前記アンプの電源を遮断する
    請求項7に記載のカテーテルシステム。
  9. 前記電源装置は、自身の動作状態に連動して前記電源遮断機構の動作を自動的に制御するための制御信号を出力する
    請求項7に記載のカテーテルシステム。
  10. 前記電源装置は、
    前記電力供給を実行しているときには、前記アンプの電源が保持されるように前記制御信号を出力すると共に、
    前記電力供給を停止しているときには、前記アンプの電源が遮断されるように前記制御信号を出力する
    請求項9に記載のカテーテルシステム。
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