JP2014011788A - 画像形成装置、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】シングルページファイルフォーマットに出力形式を変えられる複数の画像をそのサイズを変えずに格納する画像形成装置を提供する。
【解決手段】複数の画像を格納するページの幅と複数の画像を出力させる場合の出力順序を設定させる設定制御部111、ページの幅の範囲で受付けた複数の画像をページに格納させる格納制御部113、ページに格納された複数の画像の配置に基づいて各画像がページ上で占める領域を生成する占有領域生成部114、格納された複数の画像をそれらの配置とサイズを維持しつつ結合する画像結合部115、結合された複数の画像を1つの画像として出力順序及び占有領域とともにファイルに保存する画像保存部116、保存された画像の出力指示を受付けた場合であってページの幅が設定に基づいて変更されていたときに、出力順序及び占有領域に基づいて、保存された画像の出力形式を変化させて出力させる出力制御部117を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置、及びプログラムに関する。
ひとつのファイルの中に複数の画像を格納したマルチページファイルを構成するファイルフォーマット(以下、マルチページファイルフォーマットという。)が知られている。一方、ひとつのファイルの中に1つの画像のみを格納したシングルページファイルを構成するファイルフォーマット(以下、シングルページファイルフォーマットという。)も知られている。マルチページファイルフォーマットとしては、例えばTIFF(Tagged Image File Format)がある。シングルページファイルフォーマットとしては、例えばJFIF(JPEG File Interchange Format)がある。
ここで、印刷機能や複写機能など、複数の画像形成機能を有する画像形成装置では、上述したマルチページファイルフォーマットに対応して複数の画像を記録紙に出力するものがある。一方で、上述したマルチページファイルフォーマットに対応しておらず、複数の画像のうち先頭に格納された画像のみを記録紙に出力する画像形成装置もある。すなわち、このような画像形成装置では、先頭以外に格納された画像は出力されないことになる。
上述したマルチページファイルフォーマットに対応していない画像形成装置において、先頭以外に格納された画像を出力する技術も知られている。例えば、特許文献1は、先頭に格納された画像と先頭以外に格納された画像を入れ替えることにより、先頭以外に格納された画像を出力することを開示する。また、特許文献2に開示されるように、複数の画像がそのサイズを縮小して1ページに集約されて印刷された記録紙に二次元コードも併せて印刷しておき、その二次元コードに基づいて集約前の画像を復元する技術も知られている。
特開2011−15007号公報 特開2010−187056号公報
本発明は、シングルページファイルフォーマットに、出力形式を簡易に変えられる複数の画像を画像のサイズを変えずに格納する画像形成装置及びプログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、複数の画像を格納するページの幅と前記複数の画像を出力させる場合の出力順序とを設定させる設定制御手段と、前記ページの幅の範囲内で、受け付けた複数の画像を前記ページに格納させる格納制御手段と、前記ページに格納された複数の画像のそれぞれの配置に基づいて、それぞれの画像がページ上で占める占有領域を生成する生成手段と、前記ページに格納された複数の画像を、それぞれの画像の配置とサイズを維持した状態で結合する結合手段と、前記結合手段によって結合された複数の画像を1つの画像として、前記出力順序及び前記占有領域とともに画像ファイルに保存する保存手段と、前記画像ファイルに保存された画像の出力指示を受け付けた場合であって、前記ページの幅が設定に基づいて変更されていたときに、前記出力順序及び前記占有領域に基づいて、前記画像ファイルに保存された画像の出力形式を変化させて出力機構に出力させる出力制御手段と、を備える画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記保存手段は、前記出力順序及び前記占有領域をメタデータ若しくは二次元コードのいずれかにより保存することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記設定制御手段は、前記複数の画像を出力させる際に、1ページとして出力させるか、又は複数のページとして出力させるかのいずれかの処理形態を設定させ、前記保存手段は、設定された処理形態を前記画像ファイルに保存することを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の発明において、前記設定制御手段は、前記画像ファイルに保存された1つの画像の出力指示を受け付けた場合に、1ページとして出力させるか、又は複数のページとして出力させるかのいずれかの処理形態を設定させ、前記出力制御手段は、設定された処理形態に基づいて、前記画像ファイルに保存された1つの画像を出力機構に出力させることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明において、前記保存手段は、前記複数の画像を前記ページに格納する際の格納順序を前記画像ファイルの中に保存することを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、コンピュータを、複数の画像を格納するページの幅と前記複数の画像を出力させる場合の出力順序とを設定させる設定制御手段、前記ページの幅の範囲内で、受け付けた複数の画像を前記ページに格納させる格納制御手段、前記ページに格納された複数の画像のそれぞれの配置に基づいて、それぞれの画像がページ上で占める占有領域を生成する生成手段、前記ページに格納された複数の画像を、それぞれの画像の配置とサイズを維持した状態で結合する結合手段、前記結合手段によって結合された複数の画像を1つの画像として、前記出力順序及び前記占有領域とともに画像ファイルに保存する保存手段、前記画像ファイルに保存された画像の出力指示を受け付けた場合であって、前記ページの幅が設定に基づいて変更されていたときに、前記出力順序及び前記占有領域に基づいて、前記画像ファイルに保存された画像の出力形式を変化させて出力機構に出力させる出力制御手段として機能させるためのプログラムである。
請求項1に記載の発明によれば、シングルページファイルフォーマットに、出力形式を簡易に変えられる複数の画像が画像のサイズを変えずに格納される。
請求項2に記載の発明によれば、選択に応じて、利用者に認知不能な画像を視界から遮ることもできるし、出力順序及び占有領域を記録紙に残しておくこともできる。
請求項3に記載の発明によれば、画像ファイルを生成する際に、出力処理の際の出力処理形態を選ぶことができる。
請求項4に記載の発明によれば、画像ファイルを出力する際に、出力処理の際の形態を選ぶことができる。
請求項5に記載の発明によれば、画像ファイルを出力する際に、格納順序を利用した処理を行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、シングルページファイルフォーマットに、出力形式を簡易に変えられる複数の画像が画像のサイズを変えずに格納される。
画像形成装置の要部構成の一例である。 コントローラの機能ブロック図の一例である。 画像形成装置のハードウェア構成を例示するブロック図である。 コントローラの画像ファイル生成動作の一例を示すフローチャートである。 操作パネルに表示される操作画面の一例である。 操作パネルに表示される操作画面の一例と選択画面の一例である。 付加情報がメタデータとして保存された画像ファイルの一例である。 付加情報が二次元コードとして保存された画像ファイルの一例である。 コントローラの出力動作の一例を示すフローチャートである。 出力結果の一例である。 出力結果の他の一例である。 コントローラの動作の他の一例を示すフローチャートと出力形態を選択する選択画面の一例である。 出力処理形態が保存された画像ファイルFの一例である。 コントローラの動作の他の一例を示すフローチャートと出力形態を選択する選択画面の一例である。 出力結果の他の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、画像形成装置100の要部構成の一例である。画像形成装置100は、複写機能、スキャナ機能、ファクリミリ機能、印刷機能といった画像形成機能の少なくとも1つを備えている。
画像形成装置100は、図1に示すように、コントローラ110、出力機構120、操作部130及びスキャナ部137を含んでいる。尚、図1において、タンデム型の画像形成装置100を示しているが、ロータリー型の画像形成装置100であってもよい。
出力機構120は、露光装置(LPH(LED Printing Head))121、クリーニングブレード122、帯電装置123、二次転写装置124、感光体ドラム125、一次転写装置126、現像装置127、定着装置128及びディスペンサ129を含んでいる。出力機構120は、例えばプリンタユニット、画像形成ユニット、エンジンと呼ばれることもある。出力機構120に含まれる各装置は、コントローラ110によってその動作が制御される。
尚、図1において、ディスペンサ129は、マゼンタ、シアン、ブラックについても構成されるが、イエロー以外の色については省略して示している。また、ディスペンサ129と接続されるトナーカートリッジ受け部136及びトナーカートリッジ135についても、イエロー以外の色については省略して示している。以下の説明では、イエローを一例として説明する。
LPH121は、LEDアレイ、駆動IC、ロッドレンズアレイを含んでいる。LPH121は、コントローラ110による露光量の制御に基づいて、感光体ドラム125の表面に対して多数のLEDを発光させることで露光を行う。
帯電装置123は、例えば導電性弾性ローラで構成される。帯電装置123は、コントローラ110の電位制御に基づいて、感光体ドラム125の表面を帯電させる。具体的には、帯電装置123を感光体ドラム125に接触させて電圧を印加すると、感光体ドラム125は極性がプラスとなって帯電する。
感光体ドラム125は、表面に光半導体(例えばa−Si(アモルファスシリコン))の層が形成された円柱型のアルミニウムにより構成される。感光体ドラム25は、コントローラ110の制御に基づいて、上面(又は底面)の中心を軸に回転(図1では左回転)する。感光体ドラム125は、上述したように、帯電装置123によって帯電し、LPH121が発光すると、走査された部分の帯電が消失する。そして、後述する現像装置127から供給されるトナーが感光体ドラム125に付着する。この結果、感光体ドラム125は、画像情報に基づいて生成されたトナー像を保持する。
一次転写装置126は、感光体ドラム125に付着したトナー像を中間転写体140に一次転写させる。一次転写装置126は、コントローラ110の転写電位に関する制御に基づいて、中間転写体140にプラスの帯電を行う。この結果、感光体ドラム125に付着したマイナス電位のトナーは、中間転写体140に転写される。一次転写装置126は、感光体ドラム125と同じ方向に移動するように回転(図1では右回転)するために、中間転写体140が矢印の方向に押し出されるように移動する。尚、一次転写された後に感光体ドラム125にトナーが残像している場合、そのトナーは感光体ドラム125と接触するクリーニングブレード122によって掻き取られる。
現像装置127は、磁石(マグネットロール)を内蔵した筒状のアルミニウム(以下、現像ロールという。)を含んでいる。現像装置127には、トナーカートリッジ135からディスペンサ129を介して供給されるトナーが補給される。トナーカートリッジ135は、トナーカートリッジ受け部136に着脱可能に装着されている。補給されたトナーは、金属性のキャリアと攪拌されてマイナスに帯電する。このトナーとキャリアのように現像に供される粉体を現像剤という。現像剤はマグネットロールの磁力により現像ロール上に磁気ブラシ状となり、感光体ドラム125と接触する。そして、コントローラ110の現像装置127に対する電位制御に基づいて、現像ロール上のトナーを感光体ドラム125に現像する。これにより、感光体ドラム125上には、トナー像が形成され、このトナー像が中間転写体140に一次転写される。
このように、中間転写体140には、イエローのトナー像のほか、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー像が一次転写される。これら各色のトナー像は、単独で又は重なりあって画像を構成する。トナー像が重なり合う場合には、中間転写体140が駆動し、例えば、イエローのトナー像が一次転写された部分に、マゼンタ、シアンが一次転写され、カラー画像が形成される。
中間転写体140は、トナー像の一次転写がなされた後も駆動を続け、一次転写された部分は、二次転写装置124に到達する。二次転写装置124は、中間転写体140に一次転写されたトナー像を記録紙Sに二次転写する。
二次転写装置124は、コントローラ110の転写電位に関する制御に基づいて、記録紙Sにプラスの帯電を行う。この結果、中間転写体140に付着していたマイナス電位のトナー像は、記録紙Sに吸着する。記録紙Sに吸着したトナー像は、定着装置128によって記録紙Sに定着する。トナー像が定着した記録紙Sは、画像形成装置100の外部に排紙される。
操作部130は、物理的な操作ボタン131やタッチパネル方式の操作パネル132を備えている(図2も併せて参照)。操作部130は、コントローラ110からの表示制御により利用者が操作すべき操作内容を表示する。操作内容としては、例えば操作案内や利用者により選択される選択ボタンの画像がある。利用者は選択ボタンを操作して、画像形成装置100に設定すべき設定内容を入力する。入力された設定内容は画像形成装置100に登録される。選択ボタンや操作ボタンが操作されると、コントローラ110に指示が与えられる。
スキャナ部137は、載置された記録紙を連続的に給紙する給紙装置(例えばオートフィーダ)や記録紙に描画された画像を撮像する撮像素子(例えばCCD(Charged Coupled Device))を備えている。スキャナ部137は、複数の画像を光学的に読み取り、読取結果に応じた画像情報を生成する。スキャナ部137は、生成した画像情報を後述する画像受付部112(図2参照)に送信したり、画像形成装置100の内部に設置された記憶装置(例えば、後述するHDD(Hard Disc Drive)150)や外部に設置された記憶装置(不図示)に保存したりする。
次に、上述したコントローラ110の構成について図2を参照して説明する。
図2は、コントローラ110の機能ブロック図の一例である。
コントローラ110は、図2に示すように、設定制御部111、画像受付部112、格納制御部113、占有領域生成部114、画像結合部115、画像保存部116、及び出力制御部117を含んでいる。
設定制御部111は、複数の画像を格納するページの幅(以下、単にページ幅という。)とその複数の画像を出力させる場合の出力順序とを操作部130を介して利用者に設定させる。例えば、設定制御部111は、操作パネル132の表示を制御して、ページ幅を設定させる画面や出力順序を設定させる画面を操作パネル132に表示させる。したがって、利用者は操作パネルを操作して複数の画像を格納するページのページ幅や出力順序を設定する設定指示を設定制御部111に送信する。尚、ページ幅は、画像が記録される記録紙Sの短手方向を一例として説明するが、例えば短手方向に代えて長手方向をページ幅としてもよい。
また、設定制御部111は、複数の画像を出力させる際に、1ページとして出力させるか、又は複数のページとして出力させるかのいずれかの処理形態を設定させる。設定制御部111は、画像ファイルに保存された1つの画像の出力指示を受け付けた場合に、1ページとして出力させるか、又は複数のページとして出力させるかのいずれかの処理形態を設定させる。いずれの処理も設定させるための画面を操作パネル132に表示させ、利用者は操作パネル132を操作して設定指示を与える。
設定制御部111は、設定指示に応じたページ幅を格納制御部113に送信する。設定制御部111は、設定指示に応じた出力順序や出力させる際の処理形態を画像保存部116に送信する。設定制御部111は、出力指示を受けた際の処理形態を出力制御部117に送信する。
画像受付部112は、スキャナ部137からHDD150に保存された画像情報を受け付けたり、後述する情報端末200(図3参照)から送信された画像情報を受け付けたりする。画像受付部112は、受け付けた画像に対し受付順に識別番号を付与する。識別番号に代えて数字、アルファベット、記号の少なくとも1つを含む識別情報を利用してもよい。画像受付部112は、受け付けた画像情報を格納制御部113に送信する。
格納制御部113は、設定制御部111から送信されたページ幅を受け付ける。格納制御部113は、画像受付部112から送信された複数の画像情報を受け付ける。格納制御部113は、受け付けたページ幅の範囲内で、受け付けた複数の画像情報をページに格納させる。例えば、格納制御部113は、操作パネル132に画像格納画面を表示させる。詳細は後述するが、画像格納画面には受け付けたページ幅を有するページと受け付けた複数の画像情報とが画像として表示される。利用者は操作パネル132を操作して、複数の画像をページに格納する。格納が完了すると、格納制御部113は操作部130から格納指示を受け付け、複数の画像が格納されたページを占有領域生成部114及び画像結合部115に送信する。また、格納制御部113は、格納順序を画像保存部116に送信する。
占有領域生成部114は、格納制御部113から複数の画像が格納されたページを受け付ける。占有領域生成部114は、ページに格納された複数の画像のそれぞれの配置に基づいて、それぞれの画像がページ上で占める占有領域を占有領域情報として生成する。例えば、占有領域生成部114は、ページの四隅のいずれかを座標軸の原点とし、配置された画像の四隅の位置情報のうち対角線上にある2つの位置情報を定めることによって占有領域情報を生成する。占有領域生成部114は、生成した占有領域情報を画像保存部116に送信する。
画像結合部115は、格納制御部113から複数の画像が格納されたページを受け付ける。画像結合部115は、ページに格納された複数の画像を、それぞれの画像の配置とサイズを維持した状態で結合する。これにより、ページの上に配置された複数の画像はページの画像とともに1つの画像となる。画像のサイズは維持されるため、画像の画素を間引いて縮小することによって生じる画質の劣化も回避される。画像結合部115は、結合により生じた一画像を画像保存部116に送信する。
画像保存部116は、設定制御部111から送信された出力順序を受け付ける。画像保存部116は、占有領域生成部114から送信された占有領域情報を受け付ける。画像保存部116は、画像結合部115から送信された一画像を受け付ける。画像保存部116は、格納制御部113から送信された格納順序を受け付ける。画像保存部116は、画像結合部115から送信された一画像を出力順序、格納順序及び占有領域情報とともに画像ファイルの中に保存する。画像保存部116は、出力順序、格納順序及び占有領域情報をメタデータ若しくは二次元コードのいずれかにより保存する。画像保存部116は、設定された処理形態を画像ファイルに保存したり、複数の画像をページに格納する際の格納順序を画像ファイルの中に保存したりする。この結果、1つの画像しか格納できないファイルフォーマットに、1つの画像が出力順序、占有領域情報及び格納順序とともに保存される。画像保存部116は、この画像ファイルを出力制御部117に送信したり、後述するHDD150に保存したりする。
出力制御部117は、画像保存部116やHDD150から画像ファイルを受け付ける。出力制御部117は、画像ファイルに保存された1つの画像の出力指示を操作部130(例えば操作ボタン131のスタートボタン)から受け付けた場合であって、ページ幅が設定に基づいて変更されていたときに、画像ファイルに保存された出力順序及び占有領域に基づいて、画像ファイルに保存された1つの画像の出力形式を変化させて出力機構120に出力させる。出力形式の変化には、複数列に配置された複数の画像を一又は異なる複数列に並べ替えて出力したり、一列に配置された複数の画像を複数列に並び替えて出力したり、縦一例に配置された複数の画像を横一列に並び替えて出力したりする変化がある。例えば2列に配置された複数の画像を1列に並べ替えて出力する変化がある。出力制御部117は、1ページとして出力させるか、又は複数のページとして出力させるかのいずれかの処理形態が設定されていた場合には、設定された処理形態に基づいて、画像ファイルに保存された1つの画像を出力機構120に出力させる。
次に、画像形成装置100のハードウェア構成について図3を参照して説明する。
図3は、画像形成装置100のハードウェア構成を例示するブロック図である。
画像形成装置100は、図3に示すように、コントローラ110、スキャナ部137、入出力I/F(Interface)140、HDD150、及びネットワークI/F160を備えている。コントローラ110、スキャナ部137、入出力I/F140、HDD150、及びネットワークI/F160は、互いにバス190によって接続されている。
コントローラ110は、CPU(Central Processing Unit)10a、RAM(Random Access Memory)10b、ROM(Read Only Memory)10c、I/F10dを含んでいる。CPU10a、RAM10b、ROM10c、及びI/F10dは、バス10eによって接続されている。CPU10a及びRAM10bにより本発明のコンピュータが実現される。
入出力I/F140は、例えばUSBポートを備えている。入出力I/F140には、搬送可能な記憶媒体、例えばフラッシュメモリなどの不揮発性メモリ170が接続される。したがって、不揮発性メモリ170にプログラムを記憶しておき、そのプログラムを入出力I/F140を介してHDD150に保存してもよい。
HDD150は、プログラムや各種の情報を記憶する。各種の情報としては、画像形成装置100に設定された設定内容に関する情報やスキャナ部137が読み取った画像情報、情報端末200で生成された画像情報がある。
ネットワークI/F160は、例えばLAN(Local Area Network)ポートを備えている。ネットワークI/F160には、例えばLANケーブルの一端が接続される。LANケーブルの他端には、情報端末200が接続される。情報端末200は、表示装置210(例えば液晶ディスプレイ)、入力装置220(例えばキーボードやマウス)並びに表示装置210及び入力装置220の動作を制御する制御装置230(例えばCPU、RAM、ROM、HDD)を備えている。情報端末としては例えばPC(Personal Computer)がある。利用者は、情報端末200を操作して複数の画像を生成してHDD150に送信したり、上述したページ幅などを設定したり、ページ幅を設定したページに複数の画像を格納してHDD150に送信したりしてもよい。
尚、ネットワークI/F160と情報端末200との間に、例えばスイッチやルーターなどの通信機器とこれらを各種ケーブルで接続したネットワーク180が介在してもよい。また、LANは有線LANであっても無線LANであってもよい。LANに代えて、又はLANとともにインターネットを利用してもよい。
このように、上述したコンピュータでは、RAM10bがROM10cやHDD150に記憶されたプログラムを読み込み、読み込まれたプログラムをCPU10aが実行することにより、コントローラ110の各機能が実現される。プログラムは、後述するフローチャートに応じたものとすればよい。
次に、コントローラ110における画像ファイル生成までの動作について図4から図6までを参照して説明する。
図4は、コントローラ110の画像ファイル生成動作の一例を示すフローチャートである。図5は、操作パネル132に表示される操作画面の一例である。図6は、操作パネル132に表示される操作画面の一例と選択画面の一例である。
まず、設定制御部111は、マルチページの画像ファイルを生成するか否かを判定する(ステップS101)。ここで、第1実施形態並びに後述の第2及び第3実施形態におけるマルチページの画像ファイルとは、1つのファイルの中に1つの画像しか格納できないシングルページファイルフォーマットを利用した画像ファイルをいう。例えば、複数の画像が結合されて一画像としてシングルページファイルフォーマットに格納されていれば、マルチページの画像ファイルといい、複数の画像が結合されておらず一画像を構成していない場合には、マルチページの画像ファイルとはいわない。設定制御部111は、マルチページの画像ファイルを生成するか否かを選択させる選択画面(不図示)を操作パネル132に表示させ、利用者からの選択指示に基づいて、マルチページの画像ファイルを生成するか否かを判定する。
設定制御部111は、操作パネル132からマルチページの画像ファイルを生成する旨の指示を受け付けた場合(ステップS101:YES)、ページの設定画面を操作パネル132に表示させる(ステップS102)。ページの設定画面は、図5(a)に示すように、特定のサイズを指定するか、任意のサイズを指定するのかいずれか1つを選択する選択ボタンBt、表示された複数のページのページ幅の中からいずれか1つのページ幅を選択するための選択ボタンBt、選択された内容を確定し設定制御部111にその旨の指示を与えるOKボタンBt、選択された内容をキャンセルするためのキャンセルボタンBtを含んでいる。図5(a)においては、特定のサイズを指定する旨が選択され、そのサイズを「JIS−A0 幅」とする旨が選択されている。
尚、設定制御部111は、操作パネル132からマルチページの画像ファイルを生成しない旨の指示を受け付けた場合(ステップS101:NO)、本実施形態の処理を終了する。
設定制御部111は、次いで、ページ幅の設定が完了したか否かを判定する(ステップS103)。ページ幅の設定が完了したか否かは、上述したページ幅設定画面において、OKボタンBtが押下されたか否かに基づいて行われる。OKボタンBtが押下された場合には、設定制御部111は、ページ幅の設定が完了したと判定し(ステップS103:YES)、その旨を格納制御部113に送信する。
画像受付部112は、ステップS103の処理が完了すると、複数の画像情報をHDD150から受け付ける(ステップS104)。画像受付部112は、受け付けた複数の画像情報を格納制御部113に送信する。
格納制御部113は、複数の画像情報をページに格納させるための画像格納画面を操作パネル132に表示させる(ステップS105)。画像格納画面は、図5(b)に示すように、ページ表示領域R1及び画像表示領域R2を含んでいる。ページ表示領域R1には、ページ画像IMpが表示される。ページ画像IMpは、ページ幅設定画面で設定されたページ幅を有するページの画像である。画像表示領域R2には、画像受付部112から受け付けた複数の画像情報がサムネイル画像として表示される。画像表示領域R2には、例えば画像「A」を有する画像情報、画像「B」を有する画像情報、画像「C」を有する画像情報、画像「D」、「E」及び「F」を縦一列に有する画像情報、及び画像「G」及び「H」を横一列に有する画像情報がサムネイル画像として表示される。尚、図示しないが、これらの画像情報には、この順番にそれぞれ識別番号「1」〜「5」が付与されている。
格納制御部113は、次いで、格納と出力順序の設定が完了したか否かを判定する(ステップS106)。当該判定処理は、画像表示領域R2に表示された複数の画像がページ表示領域R1に表示されたページに格納されたか否か、及び格納後に出力順序が設定されたか否かに基づいて行われる。例えば、図6(a)に示すように、利用者はスクロールバーを上下に移動させて画像の配置箇所を表示させ、自身の指を使用して画像情報のいずれか1つ(例えば画像「C」を有する画像情報)を選択し、選択した状態でページ画像IMp上の任意の位置に画像情報を配置する。すなわち、利用者は操作パネル132上でいわゆるドラッグアンドドロップ処理を行う。利用者自身の指に代えていわゆるタッチペンを利用してもよい。画像情報がページ画像IMp上に配置されると、格納制御部113は、出力順序を設定するための画面を表示させる。利用者が必要に応じて当該画面を操作して出力順序を設定すると、配置された画像情報に出力順序が設定される。例えば、画像「C」を有する画像情報には出力順序「4」が設定される。この結果、複数の画像情報がページ画像IMp上に格納され、それぞれの画像情報に対し出力順序が設定される。格納制御部113は、完了ボタンBtが押下されるまで格納制御処理を続け(ステップS106:NO)、完了ボタンBtが押下された場合に、格納と出力順序の設定が完了したと判定する(ステップS106:YES)。尚、利用者が出力順序の設定が不要であると考えた場合、「キャンセル」ボタンを押下すれば、出力順序は設定されない。
占有領域生成部114は、ステップS106の処理が終了すると、それぞれの画像情報がページ上で占める占有領域に関する情報を生成する(ステップS107)。占有領域生成部114は、例えばページ画像IMpの左上隅を座標軸の原点とし、幅方向をX軸に、スクロール方向をY軸とした場合、画像「C」を有する画像情報の左上隅の位置座標と右下の位置情報をそれぞれ座標(5,5)、(25,25)と定める。このように対角線上にある2つの位置情報を定めることにより、占有領域生成部114は、画像「C」を有する画像情報がページ画像IMp上で占める占有領域を生成する。他の画像を有する画像情報についても同様である。
画像結合部115は、ステップS107の処理が完了すると、それぞれの画像情報の配置とサイズを維持した状態で複数の画像同士を結合する(ステップS108)。この結果、複数の画像を有する1つの画像情報が生成される。
画像保存部116は、ステップS108の処理が完了すると、結合された複数の画像を一画像として占有領域、格納順序及び出力順序とともに画像ファイルに保存する(ステップS109)。画像保存部116は、占有領域及び出力順序を付加情報として保存する際に、メタデータとして保存するか、又は二次元コードとして保存するか、どちらかの保存形態を選択させる付加情報保存方法画面を操作パネル132に表示させる。付加情報保存方法画面は、図6(b)に示すように、メタデータ及び2次元コードの選択ボタン、OKボタンBt、キャンセルボタンBtを含んでいる。利用者はどちらかの保存形態(例えば、メタデータ)を選択し、OKボタンBtを押下すると、選択された保存形態に基づいた画像ファイルが生成される。生成された画像ファイルはHDD150に保存される。
次に、上述したコントローラ110の動作によって生成される画像ファイルを図7及び図8を参照して説明する。
図7は、付加情報がメタデータとして保存された画像ファイルの一例である。図8は、付加情報が二次元コードとして保存された画像ファイルの一例である。
図7及び図8に示すように、画像ファイルFは、ヘッダ部とデータ部とを備えている。
図7において、ヘッダ部はメタデータとヘッダデータを備えている。メタデータは、画像ごとに複数の領域に区切られている。各領域は、画像No、格納順序、出力順序及び占有領域を含んでいる。
画像Noは、画像に付与された識別番号、すなわち受付順序を示している。例えば画像No「3」は、3番目に受け付けた画像情報を意味し、画像「C」を有する画像情報を示している。格納順序は、画像情報がページ画像IMp上に格納された順序を示している。例えば画像No「3」の画像情報(画像「C」)は、2番目にページ画像IMp上に格納されたことを示している。出力順序は、その画像に対して設定された出力順序を示している。すなわち、画像No「3」の画像情報には出力順序「4」が設定されている。占有領域は、ページ画像IMp上に配置される画像情報の2つの位置座標を示している。画像No「3」の画像情報は、位置座標(5,5)、(25,25)によって定められる領域に配置されることを示している。他の画像情報の画像No、格納順序、出力順序、及び占有領域についても同様である。
このように、付加情報の保存形態としてメタデータが選択されると、格納順序等が画像ファイルFのメタデータとして保存される。尚、ヘッダデータには、例えば色情報やページ幅などの情報が格納される。また、画像ファイルFのデータ部には、複数の画像が結合されて一画像となった画像情報が保存される。
一方、図8において、ヘッダ部はヘッダデータを備えているが、図7に示す画像ファイルFと違ってメタデータを備えていない。ところが、図8に示すように、データ部は、複数の画像情報のほか、二次元コードCを有している。この二次元コードCには、上述した出力順序、占有領域、画像No、格納情報が埋め込まれている。二次元コードCは、例えばページ画像IMpの原点とその原点に最も近い画像との間にある隙間に配置される。このため、図8においては、二次元コードCはページ画像の左上に配置される。原点を左上以外の位置と定めた場合には、その原点に対応した位置に二次元コードCは配置される。また、二次元コードCは当該隙間に配置可能な大きさとなっている。このため、図8では理解のために誇張して示しているが、二次元コードCの占有領域は、例えば位置情報(1,1)及び(4,4)によって定められる領域となる。このように、メタデータに付加情報を保存せず、二次元コードに付加情報を埋め込んで保存するようにしてもよい。メタデータの場合に比べて画像ファイルの大きさが小さくなる。
次に、画像ファイルの出力までのコントローラ110の動作を図9を参照して説明する。
図9は、コントローラ110の出力動作の一例を示すフローチャートである。
まず、出力制御部117は、画像ファイルの出力指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS201)。当該判定処理は、例えば出力制御部117が操作パネル132にHDD150に保存された画像ファイルの画像を出力するか否かを選択させる選択画面(不図示)を表示させ、利用者からHDD150に保存された画像ファイルの画像を出力する旨の指示があったか否かによって行われる。出力制御部117は、利用者からHDD150に保存された画像ファイルを出力しない旨の指示があった場合(ステップS201:NO)、処理を終了する。
一方、出力制御部117は、画像ファイルの出力指示を受け付けたと判定した場合(ステップS201:YES)、ページ幅が設定に基づいて変更されたか否か判定する(ステップS202)。当該判定処理は、例えば出力制御部117が上述したページ幅設定画面(図5参照)を表示させ、画像ファイルに保存されたページ幅と異なるページ幅が設定されたか否かによって行われる。
出力制御部117は、ページ幅が設定に基づいて変更されたと判定した場合(ステップS202:YES)、出力順序及び占有領域を解析し(ステップS203)、画像の出力形式を変更する(ステップS204)。具体的には、画像ファイルにメタデータ若しくは二次元コードとして保存された出力順序及び占有領域並びに一画像を抽出し、占有領域に基づいて一画像を複数の画像に分割し、変更後のページ幅と抽出した出力順序とに基づいて、変更後のページに格納されるように複数の画像を並び替え、それぞれの画像に割り当てられた占有領域に基づいて、複数の画像をそれぞれ配置する。
出力制御部117は、ステップS204の処理が終了すると、変更後の画像を出力機構120に出力させる制御を行う(ステップS205)。尚、ステップS202の処理において、ページ幅が変更されなかったと判定した場合(ステップS202:NO)、画像ファイルに保存された画像の出力形式を維持した状態で、その画像を出力機構120に出力させる制御を行う(ステップS206)。
図10は、出力結果の一例である。尚、図10ではメタデータを含む画像ファイルの画像が記録紙Sに記録された場合を示している。
上述したように、ページ幅が変更されなかったと判定した場合、画像ファイルに保存された画像の出力形式を維持した状態で記録紙Sに画像が記録される。このため、図10(a)に示すように、画像ファイルFのデータ部に保存された画像(図7参照)がその配置を維持した状態で記録紙Sに記録される。尚、図10(a)に示す記録紙Sの幅は幅「JIS−A0」である。
一方、ページ幅が変更されたと判定した場合、画像ファイルに保存された画像の出力形式を変更した状態で記録紙Sに画像が記録される。例えば、ページ幅が幅「JIS−A0」から幅「JIS−A2」に変更されたと判定した場合、図10(b)に示すように、画像ファイルFのデータ部に保存された画像(図7参照)がその配置を変更した状態で記録紙Srに記録される。
具体的には、図10(b)に示すように、出力順序「1」の画像No「1」(画像「A」)が先頭に格納される。同様に、出力順序「2」の画像No「4」(画像「D E F」)が画像No「1」の占有領域から予め定めた隙間分だけ離れてその次に格納される。出力順序「3」の画像No「2」(画像「B」)が画像No「4」の占有領域から予め定めた隙間分だけ離れてその次に格納される。出力順序「4」の画像No「3」(画像「C」)が画像No「2」の占有領域から予め定めた隙間分だけ離れてその次に格納される。尚、図10(b)に示す記録紙Srはロール紙であって、記録紙Sの幅は幅「JIS−A2」である。
このように、本実施形態に係る画像形成装置100は、1つの画像ファイルの中に1つの画像しか格納できないファイルフォーマットを利用しつつも、複数の画像がその画像のサイズを変えずに格納された画像ファイルを生成する。また、生成された画像ファイルには出力順序や占有領域が保存されるため、これらの出力順序や占有領域を利用することで、複数の画像の出力形式を簡易に変えられる。尚、出力順序を設定しない場合、格納順序を出力順序として利用してもよい。出力順序を設定するための操作の手間が省かれつつ、画像を格納した順序で出力がなされる。
図11は、出力結果の他の一例である。図11(a)ではメタデータを含む画像ファイルの画像が記録紙Sに記録された場合を示している。図11(b)では二次元コードを含む画像ファイルの画像が記録紙Sに記録された場合を示している。いずれの図もページ幅が変更されなかったと判定した場合を示している。尚、図11(a)の説明は、図10(a)の説明と同様であるため省略する。
上述したように、ページ幅が変更されていなければ、図11(b)に示すように、画像ファイルFのデータ部に保存された画像(図8参照)がその配置を維持した状態で記録紙Sに記録される。このため、図11(b)においては、複数の画像だけでなく二次元コードCも格納された記録紙Sが出力される。
このように、利用者の選択により、出力順序や占有領域等の付加情報は、メタデータとしても二次元コードとしてもよい。メタデータを利用した場合には、記録Sや記録紙Srには複数の画像のみが記録されるため、二次元コードを利用した場合に比べて、利用者にとって認知不能な画像が視界に入ることを抑えられる。一方、二次元コードを利用した場合には、記録Sや記録紙Srには複数の画像とともに二次元コードも記録されるが、画像形成装置100に二次元コードに埋め込まれた情報を読み取る機能が構成されていれば、その機能を利用して出力順序や占有領域等の付加情報が失われることなく再現される。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態について図12及び図13を参照して説明する。
図12(a)は、コントローラ110の動作の他の一例を示すフローチャート、図12(b)は、出力形態を選択する選択画面の一例である。尚、図12(a)に示すフローチャートは、図4のステップS101とS102の間に含まれるフローチャートである。第2実施形態では、出力処理の際に複数のページとして処理するか否かを画像ファイル生成の際に選択し得る点で上述した第1実施形態と相違する。
まず、図12(a)に示すように、ステップS101の処理が終了すると、設定制御部111は、出力処理をする際の処理形態を選択させる選択画面を操作パネル132に表示させる(ステップS301)。選択画面は、図12(b)に示すように、出力処理の際に1ページとして処理するか、出力処理の際に複数ページとして処理するかを選択する選択ボタンBt、選択した内容を確定するためのOKボタンBt、選択した内容をキャンセルするためのキャンセルボタンBtを備えている。利用者は必要に応じて選択ボタンBtのいずれかを選択して、OKボタンBtを押下すると、選択された内容に応じた指示が設定制御部111に送信される。
設定制御部111は、選択された内容に応じた指示を受信すると、指示に基づいて、出力処理の際に複数ページとして処理するか否かを判定する(ステップS302)。設定制御部111が複数ページとして処理する旨が選択されたと判定した場合には(ステップS302:YES)、画像保存部116は、複数ページとして処理する旨を画像ファイルFに保存する(ステップS303)。一方、設定制御部111が1ページとして処理する旨が選択されたと判定した場合には(ステップS302:NO)、画像保存部116は、1ページとして処理する旨を画像ファイルFに保存する(ステップS304)。
図13は、出力処理形態が保存された画像ファイルFの一例である。尚、当該画像ファイルFは、データ部に二次元コードCを有する画像ファイルであるが、ヘッダ部にメタデータを有する画像ファイルであってもよい。
出力処理形態は、例えばヘッダ部のヘッダデータに保存される。図13では、出力処理形態として「複数ページ」が保存されたことを示している。例えば、画像保存部116が1ページとして処理する旨を画像ファイルFに保存した場合には、出力処理形態に「1ページ」が保存される。
このように第2実施形態によれば、出力処理の際に複数のページとして処理するか否かを画像ファイル生成の際に選択し得る。したがって、利用者は出力の際に複数ページとして出力させる予定がある場合には、その旨を選択すればよい。逆に、出力の際に1ページとして出力させる予定がある場合には、その旨を選択すればよい。ヘッダデータを読み込んだ画像形成装置100は、ヘッダデータの出力処理形態を解析することにより、出力の際に複数ページとして出力するか1ページとして出力するか判断し、判断結果に応じた出力処理を行う。
(第3実施形態)
続いて、本発明の第3実施形態について図14及び図15を参照して説明する。
図14(a)は、コントローラ110の動作の他の一例を示すフローチャート、図14(b)は、出力形態を選択する選択画面の一例である。尚、図14(a)に示すフローチャートは、図9のステップS201とS202の間に含まれるフローチャートである。第3実施形態では、出力処理の際に複数のページとして処理するか否かを出力処理の際に選択し得る点で上述した第1実施形態及び第2実施形態と相違する。
まず、図14(a)に示すように、ステップS201の処理が終了すると、出力制御部117は、出力処理をする際の処理形態を選択させる選択画面を操作パネル132に表示させる(ステップS401)。選択画面は、図14(b)に示すように、出力処理の際に1ページとして処理するか、出力処理の際に複数ページとして処理するかを選択する選択ボタンBt、選択した内容を確定するためのOKボタンBt、選択した内容をキャンセルするためのキャンセルボタンBtを備えている。利用者は必要に応じて選択ボタンBtのいずれかを選択して、OKボタンBtを押下すると、選択された内容に応じた指示が出力制御部117に送信される。
出力制御部117は、選択された内容に応じた指示を受信すると、指示に基づいて、出力処理の際に複数ページとして処理するか否かを判定する(ステップS402)。出力制御部117が複数ページとして処理する旨が選択されたと判定した場合には(ステップS402:YES)、出力制御部117は、複数ページとして処理する(ステップS403)。一方、出力制御部117が1ページとして処理する旨が選択されたと判定した場合には(ステップS402:NO)、出力制御部117は、1ページとして処理する(ステップS404)。
図15は、出力結果の他の一例である。尚、当該出力結果は、画像ファイルFにメタデータが保存されている場合の出力結果であるが、画像ファイルFのデータ部に二次元コードCが含まれる場合の出力結果であってもよい。
例えば上述した図14(a)のステップS402の場合において、出力の際に1ページとして処理する旨が選択された場合には、出力結果は、図15(a)に示すように、複数の画像「A」〜「D E F」が記録された記録紙Sとなる。一方、出力の際に複数ページとして処理する旨が選択された場合には、出力結果は、出力順序に基づいて、図15(b)に示すように、複数の画像「A」〜「D E F」がそれぞれ別のページに記録された記録紙Sとなる。
このように第3実施形態によれば、出力処理の際に複数のページとして処理するか否かを出力処理の際に選択し得る。したがって、利用者は出力の際に複数ページとして出力させる予定がある場合には、その旨を選択すればよい。逆に、出力の際に1ページとして出力させる予定がある場合には、その旨を選択すればよい。
尚、第3実施形態は、第1実施形態だけを単独で組み合わせてもよいし、第1実施形態及び第2実施形態の双方を組み合わせてもよい。この場合、例えば画像ファイルFに出力処理形態「複数ページ」又は「1ページ」がヘッダデータに保存されていても第3実施形態が優先され、ヘッダデータに保存された出力処理形態は無視される。
また、ステップS401とS402の間に出力順序を再設定させる処理を含めてもよい。例えば、画像ファイルに保存された画像を複数の画像に分割し、それぞれの画像を順に操作パネル132に表示させ、図6(a)に示すような出力順序設定画面も表示させ、利用者に表示された画像の出力順序を何番目とするか設定させてもよい。この結果、出力処理の際にも画像の出力順序が変更される。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、上述した第1から第3までの実施形態では、画像形成装置100の操作パネル132を操作することを一例として説明したが、例えば情報処理装置200の表示装置210に各種の設定画面、格納画面、選択画面等を表示させ、入力装置220からの指示に基づいて、コントローラ110が動作するようにしてもよい。上述した実施形態では、利用者自身の指を利用したタッチ操作としたが、マウスポインタによって表示装置210に表示された内容を指示するようにしてもよい。このような場合、本発明に係るプログラムを制御装置230のROMやHDDに保存すればよい。
100 画像形成装置
110 コントローラ
111 設定制御部
112 画像受付部
113 格納制御部
114 占有領域生成部
115 画像結合部
116 画像保存部
117 出力制御部
120 出力機構
130 操作部
131 操作ボタン
132 操作パネル

Claims (6)

  1. 複数の画像を格納するページの幅と前記複数の画像を出力させる場合の出力順序とを設定させる設定制御手段と、
    前記ページの幅の範囲内で、受け付けた複数の画像を前記ページに格納させる格納制御手段と、
    前記ページに格納された複数の画像のそれぞれの配置に基づいて、それぞれの画像がページ上で占める占有領域を生成する生成手段と、
    前記ページに格納された複数の画像を、それぞれの画像の配置とサイズを維持した状態で結合する結合手段と、
    前記結合手段によって結合された複数の画像を1つの画像として、前記出力順序及び前記占有領域とともに画像ファイルに保存する保存手段と、
    前記画像ファイルに保存された画像の出力指示を受け付けた場合であって、前記ページの幅が設定に基づいて変更されていたときに、前記出力順序及び前記占有領域に基づいて、前記画像ファイルに保存された画像の出力形式を変化させて出力機構に出力させる出力制御手段と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記保存手段は、前記出力順序及び前記占有領域をメタデータ若しくは二次元コードのいずれかにより保存することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記設定制御手段は、前記複数の画像を出力させる際に、1ページとして出力させるか、又は複数のページとして出力させるかのいずれかの処理形態を設定させ、
    前記保存手段は、設定された処理形態を前記画像ファイルに保存することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記設定制御手段は、前記画像ファイルに保存された1つの画像の出力指示を受け付けた場合に、1ページとして出力させるか、又は複数のページとして出力させるかのいずれかの処理形態を設定させ、
    前記出力制御手段は、設定された処理形態に基づいて、前記画像ファイルに保存された1つの画像を出力機構に出力させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記保存手段は、前記複数の画像を前記ページに格納する際の格納順序を前記画像ファイルの中に保存することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. コンピュータを、
    複数の画像を格納するページの幅と前記複数の画像を出力させる場合の出力順序とを設定させる設定制御手段、
    前記ページの幅の範囲内で、受け付けた複数の画像を前記ページに格納させる格納制御手段、
    前記ページに格納された複数の画像のそれぞれの配置に基づいて、それぞれの画像がページ上で占める占有領域を生成する生成手段、
    前記ページに格納された複数の画像を、それぞれの画像の配置とサイズを維持した状態で結合する結合手段、
    前記結合手段によって結合された複数の画像を1つの画像として、前記出力順序及び前記占有領域とともに画像ファイルに保存する保存手段、
    前記画像ファイルに保存された画像の出力指示を受け付けた場合であって、前記ページの幅が設定に基づいて変更されていたときに、前記出力順序及び前記占有領域に基づいて、前記画像ファイルに保存された画像の出力形式を変化させて出力機構に出力させる出力制御手段
    として機能させるためのプログラム。
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