JP2011135547A - メッセージ送信装置、メッセージ受信装置およびメッセージ配信システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】メッセージ送信装置1Bは、メッセージ受信装置5Bから通知された個別識別子を宛先とし、メッセージ受信装置5Bをグループ化するメッセージ制御情報を内容とした個別メッセージを送信し、さらに、メッセージ制御情報と、デジタル放送受信装置5Bをサブグループ化する部分識別子と、個別識別子における一部(部分識別子)の領域を特定するマスク情報とを宛先とし、メッセージ情報を内容とした共通メッセージを、当該共通メッセージを受信させるメッセージ受信装置5Bをサブグループ単位で切り替えるために部分識別子を更新しながら生成および送信する。
【選択図】図10
Description
このようなデジタル放送においては、放送番組の視聴を契約の有無により制限するため、放送番組の契約を行っていないデジタル放送受信装置(以下、受信装置という)において、画面上に契約を行っていない旨のメッセージを表示させる等の処理を行っている。
この個別の受信装置において視聴を制限する方法としては、受信装置ごとに予め付与されるICカード(CAS〔Conditional Access System〕カード)により制限する方法が一般的である(例えば、特許文献1参照)。
このように、現在は、個々の受信装置に配布されたICカードの識別子を用いて、放送事業者側から、個別のメッセージを配信することで、受信装置における視聴制限等の処理を行っている。
このように、従来のICカードを用いた方法では、管理コストやカード製造に係るコストが大きくなってしまうという問題がある。
これによって、メッセージ送信装置は、共通メッセージで、メッセージ制御情報によってグループ化し、部分識別子と、マスク情報と、によってサブグループ化したメッセージ受信装置に対してメッセージを送信することが可能になる。
これによって、メッセージ送信装置側で、メッセージ情報を処理する(メッセージを表示させる)メッセージ受信装置の数を管理することができる。
ここで、限定受信方式識別は、複数のメッセージから1つのメッセージを限定して受信するためのメッセージ受信装置に予め記憶されている識別子である。また、パケット識別子は、共通メッセージおよび個別メッセージを送信するパケットの識別子である。
また、サービス記述子は、メッセージ送信装置から、メッセージ送信を行っている(メッセージサービスを実施している)旨を示す識別子であって、限定受信方式識別や事業者の識別コードを含んだものである。
これによって、メッセージ受信装置側では、メッセージサービスが実施されていることを認識することができるとともに、同時に複数のメッセージが配信された場合であっても、自身へのメッセージを認識することができる。
さらに、この地域コードは、地域固有の文字列(例えば、「東京」)と対応しているため、個別識別子表示手段が、個別識別子を表示する際に、地域コードの部分のみを数字以外の文字で表示することも可能である。
そして、メッセージ受信装置は、メッセージ識別テーブル受信手段のサービス記述子解析手段によって、限定受信方式識別記憶手段に記憶されている限定受信方式識別と同じ識別子を、複数のサービス記述子において探索し、同一の限定受信方式識別が存在する場合に、メッセージ送信が行われていると判定する。
そして、メッセージ受信装置は、メッセージ識別テーブル受信手段の限定受信方式記述子解析手段によって、メッセージ送信が行われていると判定した際に、当該限定受信方式識別と同じ識別子を、複数の限定受信方式記述子において探索し、同一の限定受信方式識別に対応付けられているパケット識別子を抽出する。
そして、メッセージ受信装置は、放送受信手段によって、放送データから、限定受信方式記述子解析手段が抽出したパケット識別子を有するパケットデータを、当該メッセージ受信装置へのメッセージとして抽出する。
これによって、メッセージ送信装置は、共通メッセージで、メッセージ制御情報によってグループ化し、部分識別子と、マスク情報と、によってサブグループ化したメッセージ受信装置に対してメッセージを送信することが可能になる。また、メッセージ送信装置側で、メッセージ情報を処理する(メッセージを表示させる)メッセージ受信装置の数を管理することができる。
そして、メッセージ送信装置は、放送送信手段によって、メッセージ識別テーブルを放送データとして送信するとともに、複数の共通メッセージ生成手段および個別メッセージ生成手段ごとに異なるパケット識別子を付加して、生成したメッセージをパケットデータとして送信する。
そして、メッセージ受信装置は、メッセージ識別テーブル受信手段の限定受信方式記述子解析手段によって、メッセージ送信が行われていると判定した際に、当該限定受信方式識別と同じ識別子を、複数の限定受信方式記述子において探索し、同一の限定受信方式識別に対応付けられているパケット識別子を抽出する。
そして、メッセージ受信装置は、放送受信手段によって、放送データから、限定受信方式記述子解析手段が抽出したパケット識別子を有するパケットデータを、当該メッセージ受信装置へのメッセージとして抽出する。
これによって、メッセージ送信装置は、共通メッセージで、メッセージ制御情報によってグループ化し、部分識別子と、マスク情報と、によってサブグループ化したメッセージ受信装置に対してメッセージを送信することが可能になる。
これによって、メッセージ送信装置側で、メッセージ情報を処理する(メッセージを表示させる)メッセージ受信装置の数を管理することができる。
ここで、限定受信方式識別は、複数のメッセージから1つのメッセージを限定して受信するためのメッセージ受信装置に予め記憶されている識別子である。また、パケット識別子は、共通メッセージおよび個別メッセージを送信するパケットの識別子である。
また、サービス記述子は、メッセージ送信装置から、メッセージ送信を行っている(メッセージサービスを実施している)旨を示す識別子であって、限定受信方式識別や事業者の識別コードを含んだものである。
これによって、メッセージ受信装置側では、メッセージサービスが実施されていることを認識することができるとともに、同時に複数のメッセージが配信された場合であっても、自身へのメッセージを認識することができる。
そして、メッセージ受信装置は、メッセージ識別テーブル受信手段のサービス記述子解析手段によって、限定受信方式識別記憶手段に記憶されている限定受信方式識別と同じ識別子を、複数のサービス記述子において探索し、同一の限定受信方式識別が存在する場合に、メッセージ送信が行われていると判定する。
そして、メッセージ受信装置は、メッセージ識別テーブル受信手段の限定受信方式記述子解析手段によって、メッセージ送信が行われていると判定した際に、当該限定受信方式識別と同じ識別子を、複数の限定受信方式記述子において探索し、同一の限定受信方式識別に対応付けられているパケット識別子を抽出する。
そして、メッセージ受信装置は、放送受信手段によって、放送データから、限定受信方式記述子解析手段が抽出したパケット識別子を有するパケットデータを、当該メッセージ受信装置へのメッセージとして抽出する。
これによって、メッセージ送信装置は、共通メッセージで、メッセージ制御情報によってグループ化し、部分識別子と、マスク情報と、によってサブグループ化したメッセージ受信装置に対してメッセージを送信することが可能になる。また、メッセージ送信装置側で、メッセージ情報を処理する(メッセージを表示させる)メッセージ受信装置の数を管理することができる。
そして、メッセージ送信装置は、放送送信手段によって、メッセージ識別テーブルを放送データとして送信するとともに、複数の共通メッセージ生成手段および個別メッセージ生成手段ごとに異なるパケット識別子を付加して、生成したメッセージをパケットデータとして送信する。
そして、メッセージ受信装置は、メッセージ識別テーブル受信手段の限定受信方式記述子解析手段によって、メッセージ送信が行われていると判定した際に、当該限定受信方式識別と同じ識別子を、複数の限定受信方式記述子において探索し、同一の限定受信方式識別に対応付けられているパケット識別子を抽出する。
そして、メッセージ受信装置は、放送受信手段によって、放送データから、限定受信方式記述子解析手段が抽出したパケット識別子を有するパケットデータを、当該メッセージ受信装置へのメッセージとして抽出する。
これによって、メッセージ送信装置は、共通メッセージで、メッセージ制御情報によってグループ化し、部分識別子と、マスク情報と、によってサブグループ化したメッセージ受信装置に対してメッセージを送信することが可能になる。
これによって、メッセージ送信装置側で、メッセージ情報を処理する(メッセージを表示させる)メッセージ受信装置の数を管理することができる。
ここで、限定受信方式識別は、複数のメッセージから1つのメッセージを限定して受信するためのメッセージ受信装置に予め記憶されている識別子である。また、パケット識別子は、共通メッセージおよび個別メッセージを送信するパケットの識別子である。
また、サービス記述子は、メッセージ送信装置から、メッセージ送信を行っている(メッセージサービスを実施している)旨を示す識別子であって、限定受信方式識別や事業者の識別コードを含んだものである。
これによって、メッセージ受信装置側では、メッセージサービスが実施されていることを認識することができるとともに、同時に複数のメッセージが配信された場合であっても、自身へのメッセージを認識することができる。
さらに、この地域コードは、地域固有の文字列(例えば、「東京」)と対応しているため、個別識別子表示手段が、個別識別子を表示する際に、地域コードの部分のみを数字以外の文字で表示することも可能である。
そして、メッセージ受信装置は、メッセージ識別テーブル受信手段のサービス記述子解析手段によって、限定受信方式識別記憶手段に記憶されている限定受信方式識別と同じ識別子を、複数のサービス記述子において探索し、同一の限定受信方式識別が存在する場合に、メッセージ送信が行われていると判定する。
そして、メッセージ受信装置は、メッセージ識別テーブル受信手段の限定受信方式記述子解析手段によって、メッセージ送信が行われていると判定した際に、当該限定受信方式識別と同じ識別子を、複数の限定受信方式記述子において探索し、同一の限定受信方式識別に対応付けられているパケット識別子を抽出する。
そして、メッセージ受信装置は、放送受信手段によって、放送データから、限定受信方式記述子解析手段が抽出したパケット識別子を有するパケットデータを、当該メッセージ受信装置へのメッセージとして抽出する。
これによって、メッセージ送信装置は、共通メッセージで、メッセージ制御情報によってグループ化し、部分識別子と、マスク情報と、によってサブグループ化したメッセージ受信装置に対してメッセージを送信することが可能になる。また、メッセージ送信装置側で、メッセージ情報を処理する(メッセージを表示させる)メッセージ受信装置の数を管理することができる。
そして、メッセージ送信装置は、放送送信手段によって、メッセージ識別テーブルを放送データとして送信するとともに、複数の共通メッセージ生成手段および個別メッセージ生成手段ごとに異なるパケット識別子を付加して、生成したメッセージをパケットデータとして送信する。
そして、メッセージ受信装置は、メッセージ識別テーブル受信手段の限定受信方式記述子解析手段によって、メッセージ送信が行われていると判定した際に、当該限定受信方式識別と同じ識別子を、複数の限定受信方式記述子において探索し、同一の限定受信方式識別に対応付けられているパケット識別子を抽出する。
そして、メッセージ受信装置は、放送受信手段によって、放送データから、限定受信方式記述子解析手段が抽出したパケット識別子を有するパケットデータを、当該メッセージ受信装置へのメッセージとして抽出する。
請求項1〜7に記載の発明によれば、メッセージ受信装置から通知される個別識別子に対して、メッセージ送信装置が、個別メッセージを送信することができる。これによって、メッセージ受信装置では、従来のような放送事業者側が配布するICカードを用いることがなく、ICカードのコストを削減することができる。さらに、放送事業者側では、予めすべてのメッセージ受信装置の識別子を管理しておく必要がなく、個別識別子を通知してきたメッセージ受信装置を管理すればよいため、識別子を管理するコストを軽減させることができる。
[デジタル放送システムの概要]
最初に、図1を参照して、第1実施形態に係るデジタル放送システム(メッセージ配信システム)SAの構成の概要について説明する。
なお、ここでは、デジタル放送受信装置5Aの有する個別識別子ID2は、視聴者によって、電話等によって、放送事業者に通知され、デジタル放送送信装置1Aに登録されるものとする。
まず、視聴者は、デジタル放送受信装置5Aの表示画面に表示される個別識別子ID2を、電話、ハガキ、インターネット等によって、放送事業者に通知する(ステップSA1)。そして、放送事業者が、デジタル放送送信装置1Aに個別識別子ID2を登録する。そして、デジタル放送送信装置1Aは、以降の動作において、個別のデジタル放送受信装置5Aを個別識別子ID2によって特定し、個別のメッセージ(個別メッセージ)を送信することができる。
以下、第1実施形態に係るデジタル放送システムSAにおけるデジタル放送送信装置1Aおよびデジタル放送受信装置5Aの構成および動作について詳細に説明する。
まず、図3を参照(適宜図1参照)して、第1実施形態に係るデジタル放送送信装置の構成について説明する。ここでは、デジタル放送送信装置1Aは、個別識別子登録手段10と、メッセージ情報記憶手段11と、メッセージ制御情報記憶手段12と、メッセージ制御情報個別更新手段13と、識別子記憶手段14と、共通メッセージ生成手段15と、個別メッセージ生成手段16と、データ放送用データ記憶手段17と、データカルーセル符号化手段18と、放送送信手段19と、を備えている。なお、図3では、デジタル放送受信装置5Aを識別するための識別子および当該識別子を用いたメッセージ配信に関連する構成のみを図示し、一般的なデジタル放送送信装置の機能、例えば、コンテンツ配信に関連する構成については図示を省略している。
受信機種別PKは、デジタル放送受信装置5Aの種別を示すもので、例えば、図26(b)に示すように、「00:固定テレビ(液晶、PDP等)」、「01:チューナのみ」、「02:移動体テレビ」、「03:携帯電話テレビ」、「04:パソコンテレビ(USB型等)」、「05:録画機器」、「06〜99:未定義」等を設定しておく。なお、受信機種別PKには、複数の種別を記述する形態であっても構わない。また、この受信機種別PKは、図26(c)に示すように、ビットごとに種別を割り当てることとしてもよい。これによって、放送事業者側で、デジタル放送受信装置5Aの種別によって、メッセージ(メッセージ情報通知)を受信させるデジタル放送受信装置5Aをサブグループ化することができる。
また、ここでは、図示を省略するが、個別識別子ID2宛にメッセージ情報Msgを送信するための個別メッセージを生成する個別メッセージ情報通知生成手段を個別メッセージ生成手段16に備える構成としてもよい。
また、この受信機種別PKは、図26(c)に示すように、ビットごとに種別を割り当てることとしてもよい。これによって、複数の種別を一度に指定することができる。
なお、この受信機種別PKは、メッセージ情報通知を生成する際に、外部から入力することとしてもよいし、予めメッセージ情報記憶手段11にメッセージ情報と対応付けておいてもよい。
すなわち、メッセージ情報通知生成手段151は、図30に示すように、EMM共通メッセージセクション構造のEMMメッセージセクションヘッダ内の領域R1に、メッセージ制御情報Mcを記述し、EMMメッセージ本体の固定部の領域R2に部分識別子Pidを記述し、EMMメッセージ本体の固定部の領域R3にマスク情報Mskを記述し、EMMメッセージ本体のメッセージコード本体の領域R4にメッセージ情報Msgを記述することで、共通メッセージを生成する。
すなわち、メッセージ制御情報通知生成手段161は、図31に示すように、EMM個別メッセージセクション構造のEMMメッセージ本体(1,2,…,N)の識別子情報領域R5に、個別識別子ID2を記述し、EMMメッセージ本体(1,2,…,N)のメッセージコード領域R6にメッセージ制御情報Mcを記述することで、個別メッセージを生成する。
図3に戻って、デジタル放送送信装置1Aの構成について説明を続ける。
この個別識別子ID2を表示させるプログラムは、例えば、個別識別子ID2を、16進数表現で表示させたり、10進数表現で表示させたり等、その表示形式については、放送事業者が独自に決めることができる。
また、メッセージ制御情報Mcで、例えば放送チャンネル契約の有無によってデジタル放送受信装置5Aをグループ化することができる。さらに、部分識別子Pidと、マスク情報Mskと、で、メッセージ制御情報Mcで「放送チャンネル契約なし」にグループ化された受信装置グループのうちで、メッセージを表示させるデジタル放送受信装置5Aをサブグループ化することにより、放送チャンネルの契約がなされていないデジタル放送受信装置5Aの視聴者にも、放送番組を一時的に視聴させることが可能となる。またこのとき、部分識別子Pidを更新することにより、メッセージを表示させるデジタル放送受信装置5Aをサブグループ単位で切り替えることができる。これにより、放送事業者側で、視聴制限を行うデジタル放送受信装置5Aの数を管理することができるので、放送番組の視聴契約を希望する視聴者からの問い合わせが同時期に集中するのを回避することができる。
なお、デジタル放送送信装置1Aは、一般的なコンピュータを前記した各手段として機能させるプログラム(メッセージ送信プログラム)により動作させることができる。
次に、図4を参照(適宜図1参照)して、第1実施形態に係るデジタル放送受信装置の構成について説明する。ここでは、デジタル放送受信装置5Aは、放送受信手段50と、共通メッセージ処理手段51と、個別メッセージ処理手段52と、データカルーセル復号手段53と、記憶手段54と、表示手段55と、初期化手段56と、を備えている。なお、図4では、デジタル放送受信装置5Aを識別するための識別子および当該識別子を用いたメッセージ配信に関連する構成のみを図示し、一般的なデジタル放送受信装置の機能、例えば、コンテンツ受信に関連する構成については図示を省略している。
具体的には、メッセージ情報通知解析手段511は、メッセージ情報通知(図25(a)参照)の宛先であるメッセージ制御情報Mcが、記憶手段54に記憶されているメッセージ制御情報Mcと一致し、かつ、記憶手段54に記憶されている個別識別子ID2と、メッセージ情報通知の宛先であるマスク情報Mskと、を論理積演算(AND)した結果が、部分識別子Pidと一致する場合に、メッセージ情報通知の内容であるメッセージ情報Msgをメッセージ表示手段552に出力する。なお、メッセージ情報通知解析手段511は、マスク情報Mskが“0x00”の場合、無条件でメッセージ情報Msgをメッセージ表示手段552に出力する。
一方、放送チャンネルの契約がなされている受信装置グループにおいては、個別識別子ID2と、メッセージ情報通知の宛先であるマスク情報Mskと、を論理積演算(AND)した結果が、部分識別子Pidと一致するか否かを判定せずに、当該メッセージを表示画面に表示することがなく、視聴者は放送番組を視聴することができる。
例えば、メッセージ制御情報通知解析手段521は、個別メッセージの宛先が記憶手段54に記憶されている個別識別子と同一の個別識別子であって、個別メッセージの内容であるメッセージ制御情報が「放送チャンネル契約あり(0x0001)」であった場合、記憶手段54のメッセージ制御情報Mcに“0x0001”の値を書き込む。
これによって、登録処理が完了していないデジタル放送受信装置5Aにおいて、コンテンツの視聴を制限することができる。
これによって、放送事業者側で、デジタル放送送信装置1Aで登録を受け付けたデジタル放送受信装置5Aの種別の割合を把握することができる。
この画面上に表示された個別識別子ID2は、視聴者が、電話、ハガキ、インターネット等によって、氏名等の個人情報とともに放送事業者に通知することとする。
例えば、メッセージ表示手段552は、メッセージ情報通知解析手段511から入力されるメッセージとして、「このチャンネルは未契約です」等のメッセージを表示画面に表示する。
これによって、データ放送によって、個別識別子ID2の画面表示形態が、すべてのデジタル放送受信装置で共通化されることになる。
これによって、放送事業者は、視聴者の契約内容によって、デジタル放送受信装置5Aにおけるデータ放送の提示内容を変更することができる。
例えば、メッセージ制御情報Mcとして、“0x0000”が「放送チャンネル契約なし」、“0x0001”が「放送チャンネル契約あり」とした場合、初期化手段56は、メッセージ制御情報Mcを、初期値である“0x0000”に設定する。これによって、デジタル放送受信装置5Aの所有者が変わる場合であっても、デジタル放送受信装置5Aを初期状態に設定し直すことができる。
なお、デジタル放送受信装置5Aは、一般的なコンピュータを前記した各手段として機能させるプログラム(メッセージ受信プログラム)により動作させることができる。
次に、図5を参照(構成については、適宜図3,4参照)して、第1実施形態に係るデジタル放送システムSAの動作について説明する。
まず、デジタル放送受信装置5Aは、初期設定時において、表示手段55の個別識別子表示手段551によって、記憶手段54に記憶されている個別識別子ID2を読み出して、画面上に表示する(ステップS10)。
なお、このときの画面とは、デジタル放送受信装置5Aの設定画面、もしくは、データ放送の画面となる。
デジタル放送送信装置1Aは、ステップS10の前にデータカルーセル符号化手段18によって、データ放送として個別識別子ID2等を表示するためのBMLデータDtを送信する。そして、デジタル放送受信装置5Aは、データカルーセル符号化手段18によって、データ放送として個別識別子ID2等を表示するためのBMLデータDtを送信する。そして、デジタル放送受信装置5Aは、データカルーセル復号手段53によって、カルーセル伝送で送信されるデータ(DII、DDB)をBMLデータDtに復号し、BML復号手段553によって、記憶手段54から個別識別子ID2を読み出して、画面上に表示する(ステップS10)。なお、視聴者は、リモコン(図示せず)のdボタンを操作する等してデータ放送の画面に切り替えることによって、データ放送の画面に遷移することができる。
そして、視聴者は、画面上に表示された個別識別子ID2の値を、電話、ハガキ、インターネット等によって、氏名等の個人情報PDとともに放送事業者に通知する(ステップS11)。
そして、デジタル放送送信装置1Aは、個別メッセージ生成手段16のメッセージ制御情報通知生成手段161によって、ステップS13で入力された個別識別子ID2を宛先、メッセージ制御情報Mcを内容とした個別メッセージ(メッセージ制御情報通知)を生成する(ステップS15)。例えば、ここでは、このメッセージ制御情報通知のメッセージ制御情報Mcを、「放送チャンネル契約あり(0x0001)」とする。
そして、デジタル放送送信装置1Aは、放送送信手段19によって、ステップS15で生成された個別メッセージ(メッセージ制御情報通知)を、放送波Wを介して、デジタル放送受信装置5Aに送信する(ステップS16)。
これによって、デジタル放送受信装置5Aの記憶手段54には、メッセージ制御情報Mcとして、「放送チャンネル契約あり(0x0001)」が書き込まれることになる。
その後、デジタル放送送信装置1Aは、共通メッセージ生成手段15のメッセージ情報通知生成手段151によって、メッセージ情報を通知する共通メッセージを生成する(ステップS19)。例えば、ここでは、メッセージ情報通知生成手段151は、「放送チャンネル契約なし(0x0000)」のメッセージ制御情報と、個別識別子ID2の一部を示す識別子であって、メッセージ制御情報Mcでグループ化されたデジタル放送受信装置5Aのうち、メッセージ情報Msgを処理する対象となるデジタル放送受信装置5Aをサブグループ化する部分識別子(0x00)と、個別識別子ID2における一部の領域を特定するマスク情報(0xFF)と、を宛先、「このチャンネルは未契約です」のメッセージ情報を内容とする共通メッセージ(メッセージ情報通知)を生成する。
なおこのとき、デジタル放送送信装置1Aは、共通メッセージ生成手段15のメッセージ情報通知生成手段151によって、メッセージ情報通知を受信させるデジタル放送受信装置5Aを切り替えるために、部分識別子Pidを、メッセージ情報記憶手段11に記憶されている更新時間間隔Uiに応じて1ずつインクリメントして更新し、更新するごとに、更新後の部分識別子Pidを宛先として含んだ共通メッセージを順次生成する。
また、デジタル放送送信装置1Aは、すべてのデジタル放送受信装置5Aを、メッセージ情報Msgを処理する対象とする場合には、共通メッセージ生成手段15のメッセージ情報通知生成手段151によって、マスク情報Mskを“0x00”とする。
そして、デジタル放送送信装置1Aは、放送送信手段19によって、ステップS19で生成した共通メッセージ(メッセージ情報通知)を、放送波Wを介して、デジタル放送受信装置5Aに送信する(ステップS20)。
例えば、記憶手段54に記憶されているメッセージ制御情報Mcが、「放送チャンネル契約なし(0x0000)」、個別識別子ID2が“0x12345”であるときに、共通メッセージの宛先であるメッセージ制御情報Mcが「放送チャンネル契約なし(0x0000)」、部分識別子Pidが“0x45”、マスク情報Mskが「個別識別子ID2の下位1バイト」を示す“0xFF”、共通メッセージの内容であるメッセージ情報Msgが「このチャンネルは未契約です」のメッセージ情報通知を受信した場合、デジタル放送受信装置5Aは、メッセージ表示手段552によって、画面上に「このチャンネルは未契約です」を表示する。なお、共通メッセージとして送信されるメッセージ情報通知のフォーマットが、図26(a)で説明したフォーマットである場合、デジタル放送受信装置5Aは、メッセージ情報通知解析手段511によって、さらに、受信機種別PKが記憶手段54に記憶された当該デジタル放送受信装置5Aの種別と一致するか否かを判定し、両方が一致する場合にのみ、メッセージ表示手段552によって、画面上にメッセージを表示することとする。
次に、第1実施形態の変形例について説明する。図3のデジタル放送送信装置1Aでは、1つのメッセージ(個別メッセージ、共通メッセージ)を、デジタル放送受信装置5A(図4)に送信する形態としていた。
なお、この変形例におけるシステム構成は、図1に示したデジタル放送システムSAのデジタル放送送信装置1Aおよびデジタル放送受信装置5Aを、それぞれ後記するデジタル放送送信装置1A2(図6)およびデジタル放送受信装置5A2(図7)に置き換えた構成となる。
まず、図6を参照して、第1実施形態の変形例に係るデジタル放送送信装置の構成について説明する。ここでは、デジタル放送送信装置1A2は、図3で説明したデジタル放送送信装置1Aにおいて、共通メッセージや個別メッセージを生成するための構成(メッセージ生成手段70)を複数備え、さらに、各メッセージ生成手段70が生成するメッセージ情報を識別するための情報を付加するCAT生成手段71を備える構成とした。
なお、図6では、デジタル放送受信装置5A2(図7)を識別するための識別子および当該識別子を用いたメッセージ配信に関連する構成のみを図示し、一般的なデジタル放送送信装置の機能、例えば、データ放送以外のコンテンツ配信に関連する構成については図示を省略している。
このCAT生成手段71は、複数のメッセージから1つのメッセージを限定して受信するための受信装置側に予め記憶されている識別子である限定受信方式識別と、共通メッセージおよび個別メッセージを送信するパケットの識別子であるパケット識別子とを外部から複数入力し、限定受信方式識別ごとに、当該限定受信方式識別を含んでメッセージ送信を行っている旨を示すCAサービス記述子(サービス記述子)と、限定受信方式識別とパケット識別子とを対応付けた限定受信方式記述子とを複数含んだメッセージ識別テーブルを生成する。
このCAT生成手段71が生成するCATは、図32(a)に示すように、当該テーブルを識別するテーブル識別等を含んだセクションヘッダと、各種の記述子を配置する記述子領域と、CRC(チェックサム)とで構成される。
なお、この記述子領域には、後記するCAサービス記述子生成手段711が生成するCAサービス記述子や、限定受信方式記述子生成手段712が生成する限定受信方式記述子を複数配置することとする。
「事業体識別」は、メッセージサービスを実施する事業体を識別すための固有のコードである。このコードは、個々のCAサービス記述子生成手段7111,…,711nにおいて、それぞれ予め既知の情報であるものとする。
「限定受信方式識別」は、受信装置側における限定受信方式の種類を識別するための識別子(CA System id)である。この識別子は、外部から入力手段(図示せず)を介して、入力することとする。
なお、他のCAサービス記述子の内容については、一般的なCAサービス識別子の内容と同一であるため、説明を省略する。
「限定受信方式識別」は、図32(b)で説明した限定受信方式識別と同じ識別子(CA System id)である。この識別子は、外部から入力手段(図示せず)を介して、入力することとする。この識別子によって、限定受信方式記述子とCAサービス識別子とが対応付けられることになる。
「限定受信PID」は、受信装置側でメッセージを識別して受信するための識別子である。具体的には、限定受信PIDは、共通メッセージ生成手段15や個別メッセージ生成手段16が生成するEMMを、MPEG−2 TSで配信する際のパケット識別子(PID)とする。この識別子は、外部から入力手段(図示せず)を介して、入力することとする。この識別子によって、受信装置側では、どのPIDで配信されるEMMを受信するのかを識別することができる。
これによって、デジタル放送送信装置1A2は、異なるメッセージを異なるPIDで複数同時に送信することができる。
次に、図7を参照して、第1実施形態の変形例に係るデジタル放送受信装置の構成について説明する。ここでは、デジタル放送受信装置5A2は、放送受信手段50A(50)と、共通メッセージ処理手段51と、個別メッセージ処理手段52と、記憶手段53と、表示手段54と、初期化手段55と、記憶手段62と、CAT処理手段63と、を備えている。なお、図7では、デジタル放送受信装置5A2を識別するための識別子および当該識別子を用いたメッセージ配信に関連する構成のみを図示し、一般的なデジタル放送受信装置の機能、例えば、データ放送以外のコンテンツ受信に関連する構成については図示を省略している。
この放送受信手段50Aは、デジタル放送送信装置1A2(図6参照)から送信されたストリームデータから、CATを抽出し、抽出したCATを、CAT処理手段63に出力する。なお、放送受信手段50Aは、CATに予め定められているTSのPIDを探索することで、ストリームデータからCATを抽出することができる。
ここでは、CAT処理手段63は、CAサービス記述子解析手段631と、限定受信方式記述子解析手段632と、を備えている。
[デジタル放送システムの概要]
次に、図8を参照して、第2実施形態に係るデジタル放送システムSBの構成の概要について説明する。
まず、デジタル放送受信装置5Bが自ら生成した個別識別子を表示画面に表示し、視聴者は、その表示された個別識別子ID2を、電話、ハガキ、インターネット等によって、放送事業者に通知する(ステップSB1)。そして、放送事業者が、デジタル放送送信装置1Bに個別識別子ID2を登録する。そして、デジタル放送送信装置1Bは、以降の動作において、個別のデジタル放送受信装置5Bを個別識別子ID2によって特定し、個別のメッセージ(個別メッセージ)を送信する。
以下、第2実施形態に係るデジタル放送システムSBにおけるデジタル放送送信装置1Bおよびデジタル放送受信装置5Bの構成および動作について詳細に説明する。
まず、図10を参照(適宜図8参照)して、第2実施形態に係るデジタル放送送信装置の構成について説明する。ここでは、デジタル放送送信装置1Bは、メッセージ情報記憶手段11と、メッセージ制御情報記憶手段12と、メッセージ制御情報個別更新手段13と、識別子記憶手段14と、共通メッセージ生成手段15と、個別メッセージ生成手段16と、放送送信手段19と、識別子登録手段20と、データ放送用データ記憶手段17と、データカルーセル符号化手段18と、を備えている。
ここで、識別子登録手段20以外の構成は、図3で説明したデジタル放送送信装置1Aの構成と同一であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
一方、まだ個別識別子ID2が識別子記憶手段14に登録されていない場合、個別識別子重複判定手段201は、登録の指示を個別識別子登録手段202に通知する。
このように、デジタル放送送信装置1Bは、従来のCASカードのカード番号のように、放送事業者において、予め受信装置ごとに固有の識別子を管理しておく必要がない。
なお、デジタル放送送信装置1Bは、一般的なコンピュータを前記した各手段として機能させるプログラム(メッセージ送信プログラム)により動作させることができる。
この場合、デジタル放送送信装置1Bは、図6で説明したデジタル放送送信装置1A2と同様に、共通メッセージや個別メッセージを生成するための構成(メッセージ生成手段)を複数備え、さらに、各メッセージ生成手段が生成するメッセージ情報を識別するための情報を付加するCAT生成手段71を備えて構成すればよい。
これによって、デジタル放送送信装置1Bは、異なるメッセージを複数同時に送信することができる。
次に、図11を参照(適宜図8参照)して、第2実施形態に係るデジタル放送受信装置の構成について説明する。ここでは、デジタル放送受信装置5Bは、放送受信手段50と、共通メッセージ処理手段51と、個別メッセージ処理手段52と、データカルーセル復号手段53と、記憶手段54Bと、表示手段55と、初期化手段56と、個別識別子再設定手段57と、計時手段58と、個別識別子生成手段59と、を備えている。なお、図11では、デジタル放送受信装置5Bを識別するための識別子および当該識別子を用いたメッセージ配信に関連する構成のみを図示し、一般的なデジタル放送受信装置の機能、例えば、コンテンツ受信に関連する構成については図示を省略している。
ここで、記憶手段54B、個別識別子再設定手段57、計時手段58および個別識別子生成手段59以外の構成は、図4で説明したデジタル放送受信装置5Aの構成と同一であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
なお、個別識別子ID2は、予め識別子として用いない初期値を設定しておくものとする。例えば、各識別値の初期値として、値“0”を設定しておく。これによって、初期設定時前に、当該デジタル放送受信装置5B宛のメッセージでないメッセージを誤って受信することを防止することができる。
また、デジタル放送受信装置5Bは、デジタル放送受信装置5Bが生成する個別識別子により、デジタル放送受信装置5B固有のメッセージを受信することが可能になるため、従来のような受信装置ごとのCASカード等のICカードが不要となり、コストを軽減させることができる。
なお、デジタル放送受信装置5Bは、一般的なコンピュータを前記した各手段として機能させるプログラム(メッセージ受信プログラム)により動作させることができる。
この場合、デジタル放送受信装置5Bは、図7で説明したデジタル放送受信装置5A2と同様に、記憶手段62と、CAT処理手段63とをさらに備え、放送受信手段50を図7で説明した放送受信手段50Aに置き換えて構成すればよい。
これによって、デジタル放送受信装置5Bは、異なるメッセージから、自身へのメッセージを抽出して受信することができる。
次に、図13を参照(構成については、適宜図10,11参照)して、第2実施形態に係るデジタル放送システムSBの動作について説明する。
まず、デジタル放送受信装置5Bは、初期設定時において、個別識別子生成手段59によって、個別識別子ID2を生成する(ステップS10B)。具体的には、デジタル放送受信装置5Bは、まず、個別識別子生成手段59の乱数発生手段591によって、乱数を発生させる。そして、デジタル放送受信装置5Bは、仮識別子生成手段592によって、記憶手段54Bに記憶されている受信機情報Tiと、計時手段58で計時される現在時刻と、乱数発生手段591で発生させた乱数とを連結することで、仮識別子ID1を生成する。さらに、デジタル放送受信装置5Bは、ハッシュ関数演算手段593によって、仮識別子ID1のハッシュ値を演算することで個別識別子ID2を生成する。
次に、図12を参照(適宜図8参照)して、第2実施形態の変形例について説明する。図11のデジタル放送受信装置5Bでは、内部情報である乱数、現在時刻、受信機情報を用いて個別識別子を生成した。この図12に示したデジタル放送受信装置5B2では、当該受信装置が設置される地域固有のコード(地域コード)を、個別識別子に組み込むことで、視聴者が放送事業者に通知する個別識別子の数字の文字数を短くすることとした。
例えば、日本全国に受信装置を設置し、さらに、今後の出荷台数等を考慮した場合、それぞれの個別の値(ここでは個別識別子)を全国で一致しないようにするには、10進数で20桁の値が必要になると想定されている。この場合、図29(a)に示すように、乱数8バイトを用いれば10進数で20桁の値を実現することができる。この場合、デジタル放送受信装置において、視聴者が放送事業者に通知する個別識別子は、5桁のCRC(チェックサム)を含めると25桁となる。
このように、個別識別子を地域コードが付加された値とすることで、視聴者が放送事業者に通知する個別識別子の数値の文字数が短くなり、視聴者の読み取りミスを防止することができる。
以下、図12を参照して、第2実施形態の変形例であるデジタル放送受信装置の構成について説明する。ここでは、デジタル放送受信装置5B2は、放送受信手段50と、共通メッセージ処理手段51と、個別メッセージ処理手段52と、データカルーセル復号手段53と、記憶手段54Cと、表示手段55と、初期化手段56と、個別識別子再設定手段57と、計時手段58と、個別識別子生成手段59Bと、地域コード設定手段60と、を備えている。なお、図12では、デジタル放送受信装置5B2を識別するための識別子および当該識別子を用いたメッセージ配信に関連する構成のみを図示し、一般的なデジタル放送受信装置の機能、例えば、コンテンツ受信に関連する構成については図示を省略している。
ここで、記憶手段54C、個別識別子生成手段59B、地域コード設定手段60以外の構成は、図11で説明したデジタル放送受信装置5Bの構成と同一であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
これによって、地域コード付加手段594は、図29(b)に示すように、個別識別子ID2を地域コードと乱数からなる19桁の数字で生成することができ、受信装置の個別識別子を全国で一致しないようにした図29(a)の場合に比べ、短縮することができる。
これによって、個別識別子表示手段551は、図29(c)に示すように、個別識別子ID2の数字で表示する部分を、図29(b)に比べ、短縮して表示することができる。
この第2実施形態の変形例に係るデジタル放送システムの動作は、基本的に、図13で説明した動作と同じである。ただし、デジタル放送受信装置5Bが、図13のステップS10Cにおいて、個別識別子生成手段59によって、内部情報である乱数、現在時刻、受信機情報を用いて個別識別子を生成するのに対し、デジタル放送受信装置5B2では、個別識別子生成手段59Bによって、当該受信装置が設置される地域固有のコード(地域コード)を、個別識別子に組み込んで生成する点が異なっている。
以降の動作については、図13で説明したデジタル放送システムSBの動作と同一であるため、説明を省略する。
[デジタル放送システムの概要]
次に、図14を参照して、第3実施形態に係るデジタル放送システムSCの構成の概要について説明する。
このデジタル放送システムSCは、デジタル放送送信装置1Cが、識別子管理装置3が管理する識別子(指定識別子)を、デジタル放送受信装置5C,5C,…ごとに個別に配信し、その指定識別子を用いて、デジタル放送受信装置5C宛の個別のメッセージ情報を送信することを可能にしている。なお、この指定識別子は、前記した第1および第2実施形態で説明したデジタル受信装置で保持、あるいは生成される個別識別子とは異なり、放送事業者側で個々のデジタル受信装置を管理するために個々のデジタル受信装置に付与する識別子である。すなわち、この指定識別子は、放送事業者側で体系化された識別子である。
まず、視聴者は、デジタル放送受信装置5Cの表示画面に表示される個別識別子ID2を、電話、ハガキ、インターネット等によって、放送事業者に通知する(ステップSC1)。そして、放送事業者が、デジタル放送送信装置1Cに個別識別子ID2を登録することで、デジタル放送送信装置1Cは、新たな識別子(指定識別子ID3)を識別子管理装置3から取得する(ステップSC2)。そして、デジタル放送送信装置1Cは、個別識別子ID2を宛先とした個別メッセージで、デジタル放送受信装置5Cに指定識別子ID3を送信する(ステップSC3)。そして、デジタル放送送信装置1Cは、以降の動作において、個別のデジタル放送受信装置5Cを指定識別子ID3によって特定し、個別メッセージを送信する。
デジタル放送送信装置1Cは、識別子登録処理(ステップSC1)およびグループ化処理(ステップSC3、SC4)が行われたか否かによらず、デジタル放送受信装置5Cにメッセージを表示させるメッセージ表示処理(ステップSC5)を単独で随時行うことができる。これにより、識別子登録処理(ステップSC1)やグループ化処理(ステップSC3、SC4)が一度も行われていないデジタル放送受信装置5Cについても、放送事業者側で管理し、メッセージを表示させることが可能となる。この場合、デジタル放送受信装置5Cが、指定識別子ID3を有していないため、共通メッセージが送信されたデジタル放送受信装置5Cにおいて、部分識別子Pidが、個別識別子ID2の一部を示す識別子であると判断される。
以下、第3実施形態に係るデジタル放送システムSCにおけるデジタル放送送信装置1C、識別子管理装置3およびデジタル放送受信装置5Cの構成および動作について詳細に説明する。
まず、図16を参照(適宜図14参照)して、第3実施形態に係るデジタル放送送信装置の構成について説明する。ここでは、デジタル放送送信装置1Cは、個別識別子登録手段10Bと、メッセージ情報記憶手段11と、メッセージ制御情報記憶手段12と、メッセージ制御情報個別更新手段13Bと、識別子記憶手段14Bと、共通メッセージ生成手段15と、個別メッセージ生成手段16Bと、データ放送用データ記憶手段17と、データカルーセル符号化手段18と、放送送信手段19と、通信送受信手段21と、指定識別子取得手段22と、を備えている。
なお、個別識別子登録手段10Bは、個別識別子ID2と視聴者の個人情報PDとを入力された段階で、指定識別子取得手段22に対して、指定識別子ID3を取得する旨の指示を出力する。
ここでは、指定識別子通知生成手段162は、個別識別子ID2を宛先、指定識別子ID3を内容としたメッセージ(指定識別子通知)を生成する。すなわち、指定識別子通知生成手段162は、個別識別子ID2を保持しているデジタル放送受信装置5Cに対して個別のメッセージ(指定識別子通知)を生成する。この指定識別子ID3がデジタル放送受信装置5Cに送信されることで、以降の個別メッセージを、放送事業者側が管理する指定識別子ID3を宛先として配信することができる。
このメッセージ情報通知のフォーマットは、ARIBのSTD−B25で規格化されているEMM共通メッセージのデータ形式としてもよい。
このメッセージ制御情報通知および指定識別子通知のフォーマットは、STD−B25で規格化されているEMM個別メッセージのデータ形式としてもよい。
図16に戻って、デジタル放送送信装置1Cの構成について説明を続ける。
なお、指定識別子登録手段222は、指定識別子ID3を識別子記憶手段14Bの識別子データベースに登録した後、指定識別子ID3によりデジタル放送受信装置5Cを一元管理できるため、当該指定識別子ID3に対応する個別識別子ID2を初期化または無効化することとしてもよい。
なお、デジタル放送送信装置1Cは、一般的なコンピュータを前記した各手段として機能させるプログラム(メッセージ送信プログラム)により動作させることができる。
この場合、デジタル放送送信装置1Cは、図6で説明したデジタル放送送信装置1A2と同様に、共通メッセージや個別メッセージを生成するための構成(メッセージ生成手段)を複数備え、さらに、各メッセージ生成手段が生成するメッセージ情報を識別するための情報を付加するCAT生成手段71を備えて構成すればよい。
これによって、デジタル放送送信装置1Cは、異なるメッセージを複数同時に送信することができる。
次に、図17を参照(適宜図15参照)して、第3実施形態に係る識別子管理装置の構成について説明する。ここでは、識別子管理装置3は、通信送受信手段30と、指定識別子配信手段31と、指定識別子生成手段32と、指定識別子記憶手段33と、を備えている。
ここでは、指定識別子生成手段32は、指定識別子要求受信手段311から、指定識別子ID3を生成する旨の要求を入力した段階で、指定識別子ID3を生成し、指定識別子送信手段312に出力するとともに、指定識別子記憶手段33に書き込み記憶する。
このように、識別子管理装置3は、個々のデジタル放送送信装置1Cを識別するための識別子(指定識別子ID3)を、要求に応じて順次生成するため、ICカード(CASカード等)のカード番号のように予め識別子を管理しておく必要がなく、ICカードのコストやそれらを管理するコストを削減することができる。
次に、図18を参照(適宜図15参照)して、第3実施形態に係るデジタル放送受信装置の構成について説明する。ここでは、デジタル放送受信装置5Cは、放送受信手段50と、共通メッセージ処理手段51と、個別メッセージ処理手段52Bと、データカルーセル復号手段53と、記憶手段54Dと、表示手段55Bと、初期化手段56Bと、を備えている。なお、図18では、デジタル放送受信装置5Cを識別するための識別子および当該識別子を用いたメッセージ配信に関連する構成のみを図示し、一般的なデジタル放送受信装置の機能、例えば、コンテンツ受信に関連する構成については図示を省略している。
ここで、個別メッセージ処理手段52B、記憶手段54D、表示手段55Bおよび初期化手段56B以外の構成については、図4で説明したデジタル放送受信装置5Aの構成と同一のものであるため、説明を省略する。
例えば、メッセージ制御情報通知解析手段521Bは、個別メッセージの宛先が記憶手段54Dに記憶されている指定識別子と同一の指定識別子であって、個別メッセージの内容であるメッセージ制御情報が「放送チャンネル契約あり(0x0001)」であった場合、記憶手段54Dのメッセージ制御情報Mcに“0x0001”の値を書き込む。
なお、この指定識別子表示手段554は、指定識別子ID3が記憶手段54Dに登録された後に機能するものとする。
例えば、メッセージ制御情報Mcとして、“0x0000”が「放送チャンネル契約なし」、“0x0001”が「放送チャンネル契約あり」とした場合、初期化手段56Bは、メッセージ制御情報Mcを、初期値である“0x0000”に設定する。
なお、デジタル放送受信装置5Cは、一般的なコンピュータを前記した各手段として機能させるプログラム(メッセージ受信プログラム)により動作させることができる。
この場合、デジタル放送受信装置5Cは、図7で説明したデジタル放送受信装置5A2と同様に、記憶手段62と、CAT処理手段63とをさらに備え、放送受信手段50を図9で説明した放送受信手段50Aに置き換えて構成すればよい。
これによって、デジタル放送受信装置5Cは、異なるメッセージから、自身へのメッセージを抽出して受信することができる。
次に、図19を参照(構成については、適宜図16〜18参照)して、第3実施形態に係るデジタル放送システムSCの動作について説明する。
まず、デジタル放送受信装置5Cは、初期設定時において、表示手段55Bの個別識別子表示手段551によって、記憶手段54Dに記憶されている個別識別子ID2を読み出して、画面上に表示する(ステップS10)。なお、このときの画面とは、デジタル放送受信装置5Cの設定画面、もしくは、データ放送の画面となる。なお、データ放送の画面に個別識別子ID2を表示する動作については、図5で説明したデジタル放送システムSCの動作と基本的には同じであるので説明を省略する。そして、視聴者は、画面上に表示された個別識別子ID2の値を、電話、ハガキ、インターネット等によって、氏名等の個人情報PDとともに放送事業者に通知する(ステップS11)。
ステップS14で識別子記憶手段14Bの識別子データベースに個別識別子ID2が登録された後、デジタル放送送信装置1Cは、指定識別子取得手段22の指定識別子要求手段221によって、指定識別子ID3を取得する旨の要求(指定識別子要求)を生成し、通信送受信手段21を介して、識別子管理装置3に指定識別子要求を送信する(ステップS30)。
これによって、デジタル放送受信装置5Cの記憶手段54Dには、メッセージ制御情報Mcとして、「放送チャンネル契約あり(0x0001)」が書き込まれることになる。
その後、デジタル放送送信装置1Cは、共通メッセージ生成手段15のメッセージ情報通知生成手段151によって、メッセージ情報を通知する共通メッセージを生成する(ステップS42)。例えば、ここでは、共通メッセージ生成手段15は、「放送チャンネル契約なし(0x0000)」のメッセージ制御情報と、指定識別子ID3の一部を示す識別子であって、メッセージ情報Msgを処理する対象となるデジタル放送受信装置5Cをサブグループ化する部分識別子(0x00)と、指定識別子ID3における一部の領域を特定するマスク情報(0xFF)と、を宛先、「このチャンネルは未契約です」のメッセージ情報を内容とする共通メッセージ(メッセージ情報通知)を生成する。また、デジタル放送送信装置1Cは、共通メッセージ生成手段15のメッセージ情報通知生成手段151によって、メッセージ情報通知を受信させるデジタル放送受信装置5Cを切り替えるために、部分識別子Pidを、メッセージ情報記憶手段11に記憶されている更新時間間隔Uiに応じて更新し、更新するごとに、更新後の部分識別子Pidを宛先として含んだ共通メッセージを順次生成する。
このように、デジタル放送受信装置5Cは、メッセージ制御情報Mcによって、グループ化(ここでは、契約の有無によるグループ化)される。さらに、部分識別子Pidとマスク情報Mskとによって、メッセージ制御情報Mcによってグループ化されたデジタル放送受信装置5Cのうち、メッセージ表示を行うデジタル放送受信装置5Cがサブグループ化される。
なお、デジタル放送システムSCにおいて、メッセージ表示処理のみを行う場合には、デジタル放送システムSCの動作におけるステップS42から開始する。このとき、デジタル放送システムにおいて、ステップS10からステップS41をまだ行っていなければ、デジタル放送受信装置5Cの記憶手段54Dに指定識別子ID3が記憶されていないので、デジタル放送受信装置5Cは、ステップS44において、共通メッセージ処理手段51のメッセージ情報通知解析手段511によって、記憶手段54Dに記憶されているメッセージ制御情報Mcと、デジタル放送送信装置1Cから送信された共通メッセージの宛先であるメッセージ制御情報Mcと、が一致し、かつ、記憶手段54Dに記憶されている個別識別子ID2と、マスク情報Mskと、を論理積演算(AND)した結果が、共通メッセージの宛先である部分識別子Pidと一致する場合にのみ、共通メッセージが当該デジタル放送受信装置5C宛のメッセージであると判断し、当該共通メッセージを受信することとする。
[デジタル放送システムの概要]
次に、図20を参照して、第4実施形態に係るデジタル放送システムSDの構成の概要について説明する。
このデジタル放送システムSDは、識別子管理装置3が管理する識別子(指定識別子)を、デジタル放送受信装置5D,5D,…ごとに個別に配信し、その指定識別子を用いて、デジタル放送受信装置5D宛の個別のメッセージ情報を送信することを可能にしている。
なお、デジタル放送システムSDの動作の概要は、図14で説明したデジタル放送システムSCの動作と同様であるため説明を省略する。
まず、図21を参照(適宜図20参照)して、第4実施形態に係るデジタル放送送信装置の構成について説明する。ここでは、デジタル放送送信装置1Dは、メッセージ情報記憶手段11と、メッセージ制御情報記憶手段12と、メッセージ制御情報個別更新手段13Bと、識別子記憶手段14Bと、共通メッセージ生成手段15と、個別メッセージ生成手段16Bと、放送送信手段19と、識別子登録手段20Cと、通信送受信手段21と、指定識別子取得手段22と、データ放送用データ記憶手段17と、データカルーセル符号化手段18と、を備えている。
ここで、識別子登録手段20C以外の構成は、図16で説明したデジタル放送送信装置1Cの構成と同一であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
なお、デジタル放送送信装置1Dは、一般的なコンピュータを前記した各手段として機能させるプログラム(メッセージ送信プログラム)により動作させることができる。
この場合、デジタル放送送信装置1Dは、図6で説明したデジタル放送送信装置1A2と同様に、共通メッセージや個別メッセージを生成するための構成(メッセージ生成手段)を複数備え、さらに、各メッセージ生成手段が生成するメッセージ情報を識別するための情報を付加するCAT生成手段71を備えて構成すればよい。
これによって、デジタル放送送信装置1Dは、異なるメッセージを複数同時に送信することができる。
次に、図22を参照(適宜図20参照)して、第4実施形態に係るデジタル放送受信装置の構成について説明する。ここでは、デジタル放送受信装置5Dは、放送受信手段50と、共通メッセージ処理手段51と、個別メッセージ処理手段52Bと、データカルーセル復号手段53と、記憶手段54Dと、表示手段55Bと、初期化手段56Bと、個別識別子再設定手段57と、計時手段58と、個別識別子生成手段59と、を備えている。なお、図22では、デジタル放送受信装置5Dを識別するための識別子および当該識別子を用いたメッセージ配信に関連する構成のみを図示し、一般的なデジタル放送受信装置の機能、例えば、コンテンツ受信に関連する構成については図示を省略している。
また、個別識別子再設定手段57、計時手段58および個別識別子生成手段59については、図11で説明したデジタル放送受信装置5Bの構成と同一であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
また、デジタル放送受信装置5Dは、放送事業者が管理する指定識別子により、デジタル放送受信装置5D固有のメッセージを受信することが可能になるため、従来のような受信装置ごとのCASカード等のICカードが不要となり、コストを軽減させることができる。
なお、デジタル放送受信装置5Dは、一般的なコンピュータを前記した各手段として機能させるプログラム(メッセージ受信プログラム)により動作させることができる。
この場合、デジタル放送受信装置5Dは、図7で説明したデジタル放送受信装置5A2と同様に、記憶手段62と、CAT処理手段63とをさらに備え、放送受信手段50を図7で説明した放送受信手段50Aに置き換えて構成すればよい。
これによって、デジタル放送受信装置5Dは、異なるメッセージから、自身へのメッセージを抽出して受信することができる。
図24には、第4実施形態に係るデジタル放送システムSDの動作を示すフローチャートを示している。
ここで、ステップS10BからステップS14までの動作は、図13で説明したデジタル放送システムSBの動作と同一である。また、ステップS30以降の動作については、図19で説明したデジタル放送システムSCの動作と同一である。よって、ここでは、同一のステップ番号を付して説明を省略する。
次に、図23を参照(適宜図20参照)して、第4実施形態の変形例について説明する。図22のデジタル放送受信装置5Dでは、内部情報である乱数、現在時刻、受信機情報を用いて個別識別子を生成した。この図23に示したデジタル放送受信装置5D2では、当該受信装置が設置される地域固有のコード(地域コード)を、個別識別子に組み込むことで、視聴者が放送事業者に通知する個別識別子の数字の文字数を短くすることとした。表示する個別識別子の文字数を短くする仕組みについては、図12のデジタル放送受信装置5B2において説明したのと同様であるので、ここでは説明を省略する。
以下、図23を参照して、第4実施形態の変形例であるデジタル放送受信装置の構成について説明する。ここでは、デジタル放送受信装置5D2は、放送受信手段50と、共通メッセージ処理手段51と、個別メッセージ処理手段52Bと、データカルーセル復号手段53と、記憶手段54Eと、表示手段55Bと、初期化手段56Bと、個別識別子再設定手段57と、計時手段58と、個別識別子生成手段59Bと、地域コード設定手段60と、を備えている。
また、個別識別子再設定手段57、計時手段58、個別識別子生成手段59Bおよび地域コード設定手段60については、図12で説明したデジタル放送受信装置5B2の構成と同一であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
10 個別識別子登録手段
11 メッセージ情報記憶手段
12 メッセージ制御情報記憶手段
13 メッセージ制御情報個別更新手段
14 識別子記憶手段
15 共通メッセージ生成手段
151 メッセージ情報通知生成手段
16 個別メッセージ生成手段
161 メッセージ制御情報通知生成手段
162 指定識別子通知生成手段
17 データ放送用データ記憶手段
18 データカルーセル符号化手段
19 放送送信手段
20 識別子登録手段
201 個別識別子重複判定手段
202 個別識別子登録手段
21 通信送受信手段
22 指定識別子取得手段
221 指定識別子要求手段
222 指定識別子登録手段
3 識別子管理装置
30 通信送受信手段
31 指定識別子配信手段
311 指定識別子要求受信手段
312 指定識別子送信手段
32 指定識別子生成手段
33 指定識別子記憶手段
5 デジタル放送受信装置(メッセージ受信装置)
50 放送受信手段
51 共通メッセージ処理手段(共通メッセージ受信手段)
52 個別メッセージ処理手段(個別メッセージ受信手段)
521 メッセージ制御情報通知解析手段
522 指定識別子通知解析手段
53 データカルーセル復号手段
54 記憶手段(地域コード記憶手段)
55 表示手段
551 個別識別子表示手段
552 メッセージ表示手段
553 指定識別子表示手段
554 BML復号手段
56 初期化手段
57 個別識別子再設定手段
58 計時手段
59 個別識別子生成手段
591 乱数発生手段
592 仮識別子生成手段
593 ハッシュ関数演算手段
594 地域コード付加手段
60 地域コード設定手段
62 記憶手段(限定受信方式識別記憶手段)
63 CAT処理手段(メッセージ識別テーブル受信手段)
631 CAサービス記述子解析手段(サービス記述子解析手段)
632 限定受信方式記述子解析手段
70 メッセージ生成手段
71 CAT生成手段(メッセージ識別テーブル生成手段)
711 CAサービス記述子生成手段
712 限定受信方式記述子生成手段
Claims (20)
- メッセージ受信装置に対する共通のメッセージである共通メッセージを生成する共通メッセージ生成手段と、各メッセージ受信装置に対して個別に送信する個別メッセージを生成する個別メッセージ生成手段と、BMLデータをカルーセル伝送により伝送可能なセクションデータに符号化するデータカルーセル符号化手段と、を備え、放送送信手段を介して、符号化された前記BMLデータと、前記共通メッセージと、前記個別メッセージと、を放送データとして送信するメッセージ送信装置において、
前記メッセージ受信装置を識別する個別識別子を記憶するための識別子記憶手段と、
前記メッセージ受信装置の記憶手段に記憶されている前記個別識別子を読み出して予め定めた表示形式で画面上に表示させる指示が記述された、前記放送送信手段を介してデータ放送で送信するBMLデータを記憶するデータ放送用データ記憶手段と、
前記メッセージ受信装置で生成され、予め放送事業者側に通知された前記メッセージ受信装置を識別するための個別識別子と、前記メッセージ受信装置の使用者の個人情報とを外部から入力し、当該個別識別子が前記識別子記憶手段に記憶されているか否かを判定する個別識別子重複判定手段と、
この個別識別子重複判定手段において、当該個別識別子が記憶されていないと判定された場合に、当該個別識別子を前記個人情報とともに前記識別子記憶手段に書き込み記憶させる個別識別子登録手段と、を備え、
前記個別メッセージ生成手段は、前記共通メッセージで送信される予め定めたメッセージ情報を処理する対象となるメッセージ受信装置のグループを指定するメッセージ制御情報を付加したメッセージ制御情報通知を、外部から指定された個人情報に対応する前記個別識別子を宛先とした前記個別メッセージとして生成するメッセージ制御情報通知生成手段と、
前記共通メッセージ生成手段は、前記メッセージ制御情報と、前記個別識別子の一部を示す識別子であって、前記メッセージ制御情報によってグループ化されたメッセージ受信装置のうち、前記メッセージ情報を処理する対象となるメッセージ受信装置をサブグループ化する部分識別子と、前記個別識別子における前記一部の領域を特定するマスク情報とを宛先とし、前記メッセージ情報を内容とした共通メッセージであるメッセージ情報通知を生成するメッセージ情報通知生成手段を備え、
前記メッセージ情報通知生成手段は、前記メッセージ情報を処理する対象となるメッセージ受信装置をサブグループ単位で切り替えるために、前記部分識別子を所定時間ごとに更新し、当該更新後の前記部分識別子を含んだ前記メッセージ情報通知を順次生成することを特徴とするメッセージ送信装置。 - 複数のメッセージから1つのメッセージを限定して受信するための前記メッセージ受信装置に予め記憶されている識別子である限定受信方式識別と、前記共通メッセージおよび前記個別メッセージを送信するパケットの識別子であるパケット識別子とを外部から複数入力し、前記限定受信方式識別ごとに、当該限定受信方式識別を含んでメッセージ送信を行っている旨を示すサービス記述子と、前記限定受信方式識別と前記パケット識別子とを対応付けた限定受信方式記述子とを複数含んだメッセージ識別テーブルを生成するメッセージ識別テーブル生成手段をさらに備えるとともに、
前記共通メッセージ生成手段および前記個別メッセージ生成手段をそれぞれ複数備え、
前記放送送信手段が、前記メッセージ識別テーブルを放送データとして送信するとともに、複数の前記共通メッセージ生成手段および前記個別メッセージ生成手段ごとに異なる前記パケット識別子を付加して、生成したメッセージをパケットデータとして送信することを特徴とする請求項1に記載のメッセージ送信装置。 - メッセージ送信装置から放送データとして送信されるメッセージ受信装置に対して共通のメッセージである共通メッセージを、放送受信手段を介して受信する共通メッセージ受信手段と、各メッセージ受信装置に対して個別に送信される個別メッセージを、前記放送受信手段を介して受信する個別メッセージ受信手段と、を備えたメッセージ受信装置において、
当該メッセージ受信装置の内部情報に基づいて、当該メッセージ受信装置を個別に識別するための個別識別子を生成して記憶手段に書き込み記憶させる個別識別子生成手段と、
この個別識別子生成手段で生成された個別識別子を、放送事業者側に通知するための情報として表示する個別識別子表示手段と、
前記放送受信手段で受信したセクションデータから、BMLデータを復号するデータカルーセル復号手段と、
このデータカルーセル復号手段で復号されたBMLデータを復号し可視化するBML復号手段と、を備え、
前記BML復号手段は、前記BMLデータに記述されている指示に基づいて、前記記憶手段に記憶されている個別識別子を読み出して指示された表示形式で画面上に表示し、
前記個別メッセージ受信手段は、前記放送受信手段を介して受信した個別メッセージの宛先が、前記記憶手段に記憶されている個別識別子と一致し、内容が、前記メッセージ受信装置のグループを指定するメッセージ制御情報であるメッセージ制御情報通知を、当該メッセージ受信装置宛の前記個別メッセージとして受信した際に、前記メッセージ制御情報を前記記憶手段に書き込み記憶させるメッセージ制御情報通知解析手段を備え、
前記共通メッセージ受信手段は、前記メッセージ送信装置から、前記共通メッセージとして、前記メッセージ制御情報と、前記個別識別子の一部を示す識別子であって、前記メッセージ制御情報によってグループ化されたメッセージ受信装置のうち、前記メッセージ情報を処理する対象となるメッセージ受信装置をサブグループ化する部分識別子と、前記個別識別子における前記一部の領域を特定するマスク情報とを宛先とし、前記メッセージ情報を内容としたメッセージ情報通知が送信されたときに、当該共通メッセージの宛先である前記メッセージ制御情報が、前記記憶手段に記憶されている前記メッセージ制御情報と一致し、かつ、前記記憶手段に記憶されている前記個別識別子の前記マスク情報によって特定される一部の領域における値が、前記部分識別子と一致する場合に、当該共通メッセージに付加されているメッセージ情報を当該メッセージ受信装置宛のメッセージとして受信するメッセージ情報通知解析手段を備えることを特徴とするメッセージ受信装置。 - 当該メッセージ受信装置が設置された地域コードを地域コード記憶手段に書き込み設定する地域コード設定手段を、さらに備え、
前記個別識別子生成手段は、前記内部情報として、乱数発生手段で発生される乱数と、前記地域コード記憶手段に設定された地域コードとを連結することで前記個別識別子を生成することを特徴とする請求項3に記載のメッセージ受信装置。 - 複数のメッセージから1つのメッセージを限定して受信するための識別子である限定受信方式識別を予め記憶する限定受信方式識別記憶手段と、
限定受信方式識別を含んでメッセージ送信を行っている旨を示すサービス記述子と、当該限定受信方式識別とパケット識別子とを対応付けた限定受信方式記述子とを複数含んだメッセージ識別テーブルを、前記放送受信手段を介して受信するメッセージ識別テーブル受信手段と、を備え、
前記メッセージ識別テーブル受信手段は、
前記限定受信方式識別記憶手段に記憶されている限定受信方式識別と同じ識別子を、前記複数のサービス記述子において探索し、同一の限定受信方式識別が存在する場合に、メッセージ送信が行われていると判定するサービス記述子解析手段と、
このサービス記述子解析手段でメッセージ送信が行われていると判定した際に、当該限定受信方式識別と同じ識別子を、前記複数の限定受信方式記述子において探索し、同一の限定受信方式識別に対応付けられている前記パケット識別子を抽出する限定受信方式記述子解析手段と、を備え、
前記放送受信手段が、前記放送データから、前記限定受信方式記述子解析手段が抽出したパケット識別子を有するパケットデータを、当該メッセージ受信装置へのメッセージとして抽出することを特徴とする請求項3または請求項4に記載のメッセージ受信装置。 - 共通メッセージを生成する共通メッセージ生成手段と、個別メッセージを生成する個別メッセージ生成手段と、BMLデータをカルーセル伝送により伝送可能なセクションデータに符号化するデータカルーセル符号化手段と、を備え、放送送信手段を介して、前記符号化された前記BMLデータと、前記共通メッセージと、前記個別メッセージと、を放送データとして送信するメッセージ送信装置と、放送受信手段を介して、前記共通メッセージを受信する共通メッセージ受信手段と、前記放送受信手段を介して、前記個別メッセージを受信する個別メッセージ受信手段と、を備えたメッセージ受信装置と、を備え、メッセージの配信を行うメッセージ配信システムであって、
前記メッセージ送信装置は、
前記データカルーセル符号化手段において、前記メッセージ受信装置の記憶手段に記憶されている前記個別識別子を読み出して予め定めた表示形式で画面上に表示させる指示が記述された、前記放送送信手段を介して、データ放送で送信するBMLデータを符号化し、
前記個別メッセージ生成手段に、前記共通メッセージで送信される予め定めたメッセージ情報を処理する対象となるメッセージ受信装置のグループを指定するメッセージ制御情報を付加したメッセージ制御情報通知を、前記個別識別子を宛先とした前記個別メッセージとして生成するメッセージ制御情報通知生成手段を備え、
前記共通メッセージ生成手段に、前記メッセージ制御情報と、前記個別識別子の一部を示す識別子であって、前記メッセージ制御情報によってグループ化されたメッセージ受信装置のうち、前記メッセージ情報を処理する対象となるメッセージ受信装置をサブグループ化する部分識別子と、前記個別識別子における前記一部の領域を特定するマスク情報とを宛先とし、前記メッセージ情報を内容とした共通メッセージであるメッセージ情報通知を、前記部分識別子を所定時間ごとに更新しながら順次生成し、前記メッセージ受信装置に順次送信するメッセージ情報通知生成手段を備え、
前記メッセージ受信装置は、
当該メッセージ受信装置の内部情報に基づいて、当該メッセージ受信装置を個別に識別するための前記個別識別子を生成して記憶手段に書き込み記憶させる個別識別子生成手段と、
この個別識別子生成手段で生成された個別識別子を、放送事業者側に通知するための情報として表示する個別識別子表示手段と、
前記放送受信手段で受信したセクションデータから、BMLデータを復号するデータカルーセル復号手段と、
このデータカルーセル復号手段で復号されたBMLデータを復号し可視化するBML復号手段と、を備え、
前記BML復号手段が、前記BMLデータに記述されている指示に基づいて、前記記憶手段に記憶されている個別識別子を読み出して指示された表示形式で画面上に表示し、
前記個別メッセージ受信手段に、前記放送受信手段を介して受信した個別メッセージの宛先が、前記記憶手段に記憶されている個別識別子と一致し、内容が、前記メッセージ受信装置のグループを指定するメッセージ制御情報であるメッセージ制御情報通知を、当該メッセージ受信装置宛の前記個別メッセージとして受信した際に、前記メッセージ制御情報を前記記憶手段に書き込み記憶させるメッセージ制御情報通知解析手段を備え、
前記共通メッセージ受信手段に、前記メッセージ送信装置から、前記共通メッセージとして、前記メッセージ制御情報と、前記個別識別子の一部を示す識別子であって、前記メッセージ制御情報によってグループ化されたメッセージ受信装置のうち、前記メッセージ情報を処理する対象となるメッセージ受信装置をサブグループ化する部分識別子と、前記個別識別子における前記一部の領域を特定するマスク情報とを宛先とし、前記メッセージ情報を内容としたメッセージ情報通知が送信されたときに、当該共通メッセージの宛先である前記メッセージ制御情報が、前記記憶手段に記憶されている前記メッセージ制御情報と一致し、かつ、前記記憶手段に記憶されている前記個別識別子の前記マスク情報によって特定される一部の領域における値が、前記部分識別子と一致する場合に、当該共通メッセージに付加されているメッセージ情報を当該メッセージ受信装置宛のメッセージとして受信するメッセージ情報通知解析手段を備えることを特徴とするメッセージ配信システム。 - 前記メッセージ送信装置は、
複数のメッセージから1つのメッセージを限定して受信するための前記メッセージ受信装置に予め記憶されている識別子である限定受信方式識別と、前記共通メッセージおよび前記個別メッセージを送信するパケットの識別子であるパケット識別子とを外部から複数入力し、前記限定受信方式識別ごとに、当該限定受信方式識別を含んでメッセージ送信を行っている旨を示すサービス記述子と、前記限定受信方式識別と前記パケット識別子とを対応付けた限定受信方式記述子とを複数含んだメッセージ識別テーブルを生成するメッセージ識別テーブル生成手段をさらに備えるとともに、
前記共通メッセージ生成手段および前記個別メッセージ生成手段をそれぞれ複数備え、
前記放送送信手段が、前記メッセージ識別テーブルを放送データとして送信するとともに、複数の前記共通メッセージ生成手段および前記個別メッセージ生成手段ごとに異なる前記パケット識別子を付加して、生成したメッセージをパケットデータとして送信し、
前記メッセージ受信装置は、
複数のメッセージから1つのメッセージを限定して受信するための識別子である限定受信方式識別を予め記憶する限定受信方式識別記憶手段と、
限定受信方式識別を含んでメッセージ送信を行っている旨を示すサービス記述子と、当該限定受信方式識別とパケット識別子とを対応付けた限定受信方式記述子とを複数含んだメッセージ識別テーブルを、前記放送受信手段を介して受信するメッセージ識別テーブル受信手段と、を備え、
前記メッセージ識別テーブル受信手段は、
前記限定受信方式識別記憶手段に記憶されている限定受信方式識別と同じ識別子を、前記複数のサービス記述子において探索し、同一の限定受信方式識別が存在する場合に、メッセージ送信が行われていると判定するサービス記述子解析手段と、
このサービス記述子解析手段でメッセージ送信が行われていると判定した際に、当該限定受信方式識別と同じ識別子を、前記複数の限定受信方式記述子において探索し、同一の限定受信方式識別に対応付けられている前記パケット識別子を抽出する限定受信方式記述子解析手段と、を備え、
前記放送受信手段が、前記放送データから、前記限定受信方式記述子解析手段が抽出したパケット識別子を有するパケットデータを、当該メッセージ受信装置へのメッセージとして抽出することを特徴とする請求項6に記載のメッセージ配信システム。 - メッセージ受信装置に対する共通のメッセージである共通メッセージを生成する共通メッセージ生成手段と、各メッセージ受信装置に対して個別に送信する個別メッセージを生成する個別メッセージ生成手段と、BMLデータをカルーセル伝送により伝送可能なセクションデータに符号化するデータカルーセル符号化手段と、を備え、放送送信手段を介して、符号化された前記BMLデータと、前記共通メッセージと、前記個別メッセージと、を放送データとして送信するメッセージ送信装置において、
前記メッセージ受信装置を識別する識別子を記憶するための識別子記憶手段と、
前記メッセージ受信装置の記憶手段に記憶されている前記個別識別子を読み出して予め定めた表示形式で画面上に表示させる指示が記述された、前記放送送信手段を介してデータ放送で送信するBMLデータを記憶するデータ放送用データ記憶手段と、
予め放送事業者側に通知された前記メッセージ受信装置を識別するための個別識別子と、前記メッセージ受信装置の使用者の個人情報とを外部から入力し、当該個別識別子を前記個人情報と対応付けて前記識別子記憶手段に書き込み記憶させる個別識別子登録手段と、
前記個別識別子に対して、前記メッセージ受信装置を放送事業者側で個別に識別する新たな識別子である指定識別子を、前記個別識別子と対応付けて前記識別子記憶手段に書き込み記憶させる指定識別子登録手段と、を備え、
前記個別メッセージ生成手段は、前記個別識別子をメッセージの宛先とし、当該個別識別子に対応する指定識別子をメッセージの内容とする指定識別子通知を前記個別メッセージとして生成して送信する指定識別子通知生成手段と、
前記指定識別子通知を前記個別メッセージとして前記メッセージ受信装置に送信した後、外部から指定された個人情報に対応する前記指定識別子を宛先として、前記共通メッセージとして送信される予め定めたメッセージ情報を処理する対象となるメッセージ受信装置のグループを指定するメッセージ制御情報を付加したメッセージ制御情報通知を、前記個別メッセージとして生成するメッセージ制御情報通知生成手段とを備え、
前記共通メッセージ生成手段は、前記メッセージ制御情報と、前記個別識別子または前記指定識別子の一部を示す識別子であって、前記メッセージ情報を処理する対象となるメッセージ受信装置をサブグループ化する部分識別子と、前記個別識別子または前記指定識別子における前記一部の領域を特定するマスク情報とを宛先とし、前記メッセージ情報を内容とした共通メッセージであるメッセージ情報通知を生成するメッセージ情報通知生成手段を備え、
前記メッセージ情報通知生成手段は、前記メッセージ情報を処理する対象となるメッセージ受信装置をサブグループ単位で切り替えるために、前記部分識別子を所定時間ごとに更新し、当該更新後の前記部分識別子を含んだ前記メッセージ情報通知を順次生成することを特徴とするメッセージ送信装置。 - 複数のメッセージから1つのメッセージを限定して受信するための前記メッセージ受信装置に予め記憶されている識別子である限定受信方式識別と、前記共通メッセージおよび前記個別メッセージを送信するパケットの識別子であるパケット識別子とを外部から複数入力し、前記限定受信方式識別ごとに、当該限定受信方式識別を含んでメッセージ送信を行っている旨を示すサービス記述子と、前記限定受信方式識別と前記パケット識別子とを対応付けた限定受信方式記述子とを複数含んだメッセージ識別テーブルを生成するメッセージ識別テーブル生成手段をさらに備えるとともに、
前記共通メッセージ生成手段および前記個別メッセージ生成手段をそれぞれ複数備え、
前記放送送信手段が、前記メッセージ識別テーブルを放送データとして送信するとともに、複数の前記共通メッセージ生成手段および前記個別メッセージ生成手段ごとに異なる前記パケット識別子を付加して、生成したメッセージをパケットデータとして送信することを特徴とする請求項8に記載のメッセージ送信装置。 - メッセージ送信装置から放送データとして送信されるメッセージ受信装置に対して共通のメッセージである共通メッセージを、放送受信手段を介して受信する共通メッセージ受信手段と、各メッセージ受信装置に対して個別に送信される個別メッセージを、前記放送受信手段を介して受信する個別メッセージ受信手段とを備えたメッセージ受信装置において、
当該メッセージ受信装置を識別するための個別識別子を予め記憶する記憶手段と、
この記憶手段に記憶されている個別識別子を、放送事業者側に通知するための情報として表示する個別識別子表示手段と、
前記放送受信手段で受信したセクションデータから、BMLデータを復号するデータカルーセル復号手段と、
このデータカルーセル復号手段で復号されたBMLデータを復号し可視化するBML復号手段と、を備え、
前記BML復号手段は、前記BMLデータに記述されている指示に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記個別識別子を読み出して指示された表示形式で画面上に表示し、
前記個別メッセージ受信手段は、前記個別メッセージとして、前記個別識別子をメッセージの宛先とし、放送事業者側において前記個別識別子に対して生成した指定識別子をメッセージの内容とする指定識別子通知を受信した際に、前記指定識別子を前記記憶手段に書き込み記憶させる指定識別子解析手段と、
前記放送受信手段を介して受信した個別メッセージの宛先が、記憶手段に記憶されている指定識別子と一致し、内容が、前記メッセージ受信装置のグループを指定するメッセージ制御情報であるメッセージ制御情報通知を当該メッセージ受信装置宛の個別メッセージとして受信した際に、前記メッセージ制御情報を前記記憶手段に書き込み記憶させるメッセージ制御情報通知解析手段と、を備え、
前記共通メッセージ受信手段は、前記メッセージ送信装置から、前記共通メッセージとして、前記メッセージ制御情報と、前記個別識別子または前記指定識別子の一部を示す識別子であって、前記メッセージ制御情報によってグループ化されたメッセージ受信装置のうち、前記メッセージ情報を処理する対象となるメッセージ受信装置をサブグループ化する部分識別子と、前記個別識別子または前記指定識別子における前記一部の領域を特定するマスク情報とを宛先とし、前記メッセージ情報を内容としたメッセージ情報通知が送信されたときに、前記指定識別子が前記記憶手段に記憶されている場合、当該共通メッセージの宛先である前記メッセージ制御情報が、前記記憶手段に記憶されている前記メッセージ制御情報と一致し、かつ、前記記憶手段に記憶されている前記指定識別子の前記マスク情報によって特定される一部の領域における値が、前記部分識別子と一致する場合にのみ、当該共通メッセージに付加されているメッセージ情報を当該メッセージ受信装置宛のメッセージとして受信し、前記指定識別子が前記記憶手段に記憶されていない場合、当該共通メッセージの宛先が、前記メッセージ制御情報と一致し、かつ、前記個別識別子の前記マスク情報に基づいて特定される一部の領域における値が、前記部分識別子と一致する場合にのみ、当該共通メッセージに付加されているメッセージ情報を当該メッセージ受信装置宛のメッセージとして受信するメッセージ情報通知解析手段を備えることを特徴とするメッセージ受信装置。 - 複数のメッセージから1つのメッセージを限定して受信するための識別子である限定受信方式識別を予め記憶する限定受信方式識別記憶手段と、
限定受信方式識別を含んでメッセージ送信を行っている旨を示すサービス記述子と、当該限定受信方式識別とパケット識別子とを対応付けた限定受信方式記述子とを複数含んだメッセージ識別テーブルを、前記放送受信手段を介して受信するメッセージ識別テーブル受信手段と、を備え、
前記メッセージ識別テーブル受信手段は、
前記限定受信方式識別記憶手段に記憶されている限定受信方式識別と同じ識別子を、前記複数のサービス記述子において探索し、同一の限定受信方式識別が存在する場合に、メッセージ送信が行われていると判定するサービス記述子解析手段と、
このサービス記述子解析手段でメッセージ送信が行われていると判定した際に、当該限定受信方式識別と同じ識別子を、前記複数の限定受信方式記述子において探索し、同一の限定受信方式識別に対応付けられている前記パケット識別子を抽出する限定受信方式記述子解析手段と、を備え、
前記放送受信手段が、前記放送データから、前記限定受信方式記述子解析手段が抽出したパケット識別子を有するパケットデータを、当該メッセージ受信装置へのメッセージとして抽出することを特徴とする請求項10に記載のメッセージ受信装置。 - 共通メッセージを生成する共通メッセージ生成手段と、個別メッセージを生成する個別メッセージ生成手段と、BMLデータをカルーセル伝送により伝送可能なセクションデータに符号化するデータカルーセル符号化手段と、を備え、放送送信手段を介して、符号化された前記BMLデータと、前記共通メッセージと、前記個別メッセージと、を放送データとして送信するメッセージ送信装置と、放送受信手段を介して、前記共通メッセージを受信する共通メッセージ受信手段と、前記放送受信手段を介して、前記個別メッセージを受信する個別メッセージ受信手段と、を備えたメッセージ受信装置と、を備え、メッセージの配信を行うメッセージ配信システムであって、
前記メッセージ送信装置は、
前記データカルーセル符号化手段において、前記メッセージ受信装置の記憶手段に記憶されている前記個別識別子を読み出して予め定めた表示形式で画面上に表示させる指示が記述された、前記放送送信手段を介して、データ放送で送信するBMLデータを符号化し、
前記個別メッセージ生成手段に、予め放送事業者側に通知された前記メッセージ受信装置を識別するための個別識別子をメッセージの宛先とし、当該個別識別子に対応し、前記メッセージ受信装置を放送事業者側で識別する新たな識別子である指定識別子をメッセージの内容とする指定識別子通知を、前記個別メッセージとして生成して送信する指定識別子通知生成手段と、
前記指定識別子通知を前記個別メッセージとして前記メッセージ受信装置に送信した後、外部から指定された個人情報に対応する前記指定識別子を宛先として、前記共通メッセージとして送信される予め定めたメッセージ情報を処理する対象となるメッセージ受信装置のグループを指定するメッセージ制御情報を付加したメッセージ制御情報通知を、前記個別メッセージとして生成するメッセージ制御情報通知生成手段と、を備え、
前記共通メッセージ生成手段に、前記メッセージ制御情報と、前記個別識別子または前記指定識別子の一部を示す識別子であって、前記メッセージ情報を処理する対象となるメッセージ受信装置をサブグループ化する部分識別子と、前記個別識別子または前記指定識別子における前記一部の領域を特定するマスク情報とを宛先とし、前記メッセージ情報を内容とした共通メッセージであるメッセージ情報通知を、前記部分識別子を所定時間ごとに更新しながら順次生成し、前記メッセージ受信装置に順次送信するメッセージ情報通知生成手段を備え、
前記メッセージ受信装置は、
当該メッセージ受信装置を識別するための前記個別識別子を予め記憶する記憶手段と、
この記憶手段に記憶されている個別識別子を、放送事業者側に通知するための情報として表示する個別識別子表示手段と、
前記放送受信手段で受信したセクションデータから、BMLデータを復号するデータカルーセル復号手段と、
このデータカルーセル復号手段で復号されたBMLデータを復号し可視化するBML復号手段と、を備え、
前記BML復号手段が、前記BMLデータに記述されている指示に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記個別識別子を読み出して指示された表示形式で画面上に表示し、
前記個別メッセージ受信手段に、個別識別子をメッセージの宛先とし、放送事業者側において個別識別子に対応して生成した指定識別子をメッセージの内容とする個別メッセージである指定識別子通知を受信した際に、指定識別子を記憶手段に書き込み記憶する指定識別子解析手段と、
前記放送受信手段を介して受信した個別メッセージの宛先が、記憶手段に記憶されている指定識別子と一致し、内容が、前記メッセージ受信装置のグループを指定するメッセージ制御情報であるメッセージ制御情報通知を当該メッセージ受信装置宛の個別メッセージとして受信した際に、前記メッセージ制御情報を前記記憶手段に書き込み記憶させるメッセージ制御情報通知解析手段と、を備え、
前記共通メッセージ受信手段に、前記メッセージ送信装置から、前記共通メッセージとして、前記メッセージ制御情報と、前記個別識別子または前記指定識別子の一部を示す識別子であって、前記メッセージ制御情報によってグループ化されたメッセージ受信装置のうち、前記メッセージ情報を処理する対象となるメッセージ受信装置をサブグループ化する部分識別子と、前記個別識別子または前記指定識別子における前記一部の領域を特定するマスク情報とを宛先とし、前記メッセージ情報を内容としたメッセージ情報通知が送信されたときに、前記指定識別子が前記記憶手段に記憶されている場合、当該共通メッセージの宛先である前記メッセージ制御情報が、前記記憶手段に記憶されている前記メッセージ制御情報と一致し、かつ、前記記憶手段に記憶されている前記指定識別子の前記マスク情報によって特定される一部の領域における値が、前記部分識別子と一致する場合にのみ、当該共通メッセージに付加されているメッセージ情報を当該メッセージ受信装置宛のメッセージとして受信し、前記指定識別子が前記記憶手段に記憶されていない場合、当該共通メッセージの宛先が、前記メッセージ制御情報と一致し、かつ、前記個別識別子の前記マスク情報に基づいて特定される一部の領域における値が、前記部分識別子と一致する場合にのみ、当該共通メッセージに付加されているメッセージ情報を当該メッセージ受信装置宛のメッセージとして受信するメッセージ情報通知解析手段を備えることを特徴とするメッセージ配信システム。 - 前記メッセージ送信装置は、
複数のメッセージから1つのメッセージを限定して受信するための前記メッセージ受信装置に予め記憶されている識別子である限定受信方式識別と、前記共通メッセージおよび前記個別メッセージを送信するパケットの識別子であるパケット識別子とを外部から複数入力し、前記限定受信方式識別ごとに、当該限定受信方式識別を含んでメッセージ送信を行っている旨を示すサービス記述子と、前記限定受信方式識別と前記パケット識別子とを対応付けた限定受信方式記述子とを複数含んだメッセージ識別テーブルを生成するメッセージ識別テーブル生成手段をさらに備えるとともに、
前記共通メッセージ生成手段および前記個別メッセージ生成手段をそれぞれ複数備え、
前記放送送信手段が、前記メッセージ識別テーブルを放送データとして送信するとともに、複数の前記共通メッセージ生成手段および前記個別メッセージ生成手段ごとに異なる前記パケット識別子を付加して、生成したメッセージをパケットデータとして送信し、
前記メッセージ受信装置は、
複数のメッセージから1つのメッセージを限定して受信するための識別子である限定受信方式識別を予め記憶する限定受信方式識別記憶手段と、
限定受信方式識別を含んでメッセージ送信を行っている旨を示すサービス記述子と、当該限定受信方式識別とパケット識別子とを対応付けた限定受信方式記述子とを複数含んだメッセージ識別テーブルを、前記放送受信手段を介して受信するメッセージ識別テーブル受信手段と、を備え、
前記メッセージ識別テーブル受信手段は、
前記限定受信方式識別記憶手段に記憶されている限定受信方式識別と同じ識別子を、前記複数のサービス記述子において探索し、同一の限定受信方式識別が存在する場合に、メッセージ送信が行われていると判定するサービス記述子解析手段と、
このサービス記述子解析手段でメッセージ送信が行われていると判定した際に、当該限定受信方式識別と同じ識別子を、前記複数の限定受信方式記述子において探索し、同一の限定受信方式識別に対応付けられている前記パケット識別子を抽出する限定受信方式記述子解析手段と、を備え、
前記放送受信手段が、前記放送データから、前記限定受信方式記述子解析手段が抽出したパケット識別子を有するパケットデータを、当該メッセージ受信装置へのメッセージとして抽出することを特徴とする請求項12に記載のメッセージ配信システム。 - メッセージ受信装置に対する共通のメッセージである共通メッセージを生成する共通メッセージ生成手段と、各メッセージ受信装置に対して個別に送信する個別メッセージを生成する個別メッセージ生成手段と、BMLデータをカルーセル伝送により伝送可能なセクションデータに符号化するデータカルーセル符号化手段と、を備え、放送送信手段を介して、符号化された前記BMLデータと、前記共通メッセージと、前記個別メッセージと、を放送データとして送信するメッセージ送信装置において、
前記メッセージ受信装置を識別する識別子を記憶するための識別子記憶手段と、
前記メッセージ受信装置の記憶手段に記憶されている前記個別識別子を読み出して予め定めた表示形式で画面上に表示させる指示が記述された、前記放送送信手段を介してデータ放送で送信するBMLデータを記憶するデータ放送用データ記憶手段と、
前記メッセージ受信装置で生成され、予め放送事業者側に通知された前記メッセージ受信装置を識別するための個別識別子と、前記メッセージ受信装置の使用者の個人情報とを外部から入力し、当該個別識別子が前記識別子記憶手段に記憶されているか否かを判定する個別識別子重複判定手段と、
この個別識別子重複判定手段において、当該個別識別子が記憶されていないと判定された場合に、当該個別識別子を前記個人情報と対応付けて前記識別子記憶手段に書き込み記憶させる個別識別子登録手段と、
前記メッセージ受信装置を放送事業者側で個別に識別する新たな識別子である指定識別子を、前記個別識別子と対応付けて前記識別子記憶手段に書き込み記憶させる指定識別子登録手段と、を備え、
前記個別メッセージ生成手段は、前記個別識別子をメッセージの宛先とし、当該個別識別子に対応する指定識別子をメッセージの内容とする指定識別子通知を前記個別メッセージとして生成して送信する指定識別子通知生成手段と、
前記指定識別子通知を前記個別メッセージとして前記メッセージ受信装置に送信した後、外部から指定された個人情報に対応する前記指定識別子を宛先として、前記共通メッセージとして送信される予め定めたメッセージ情報を処理する対象となるメッセージ受信装置のグループを指定するメッセージ制御情報を付加したメッセージ制御情報通知を、前記個別メッセージとして生成するメッセージ制御情報通知生成手段とを備え、
前記共通メッセージ生成手段は、前記メッセージ制御情報と、前記個別識別子または前記指定識別子の一部を示す識別子であって、前記メッセージ制御情報によってグループ化されたメッセージ受信装置のうち、前記メッセージ情報を処理する対象となるメッセージ受信装置をサブグループ化する部分識別子と、前記個別識別子または前記指定識別子における前記一部の領域を特定するマスク情報とを宛先とし、前記メッセージ情報を内容とした共通メッセージであるメッセージ情報通知を生成するメッセージ情報通知生成手段を備え、
前記メッセージ情報通知生成手段は、前記メッセージ情報を処理する対象となるメッセージ受信装置をサブグループ単位で切り替えるために、前記部分識別子を所定時間ごとに更新し、当該更新後の前記部分識別子を含んだ前記メッセージ情報通知を順次生成することを特徴とするメッセージ送信装置。 - 複数のメッセージから1つのメッセージを限定して受信するための前記メッセージ受信装置に予め記憶されている識別子である限定受信方式識別と、前記共通メッセージおよび前記個別メッセージを送信するパケットの識別子であるパケット識別子とを外部から複数入力し、前記限定受信方式識別ごとに、当該限定受信方式識別を含んでメッセージ送信を行っている旨を示すサービス記述子と、前記限定受信方式識別と前記パケット識別子とを対応付けた限定受信方式記述子とを複数含んだメッセージ識別テーブルを生成するメッセージ識別テーブル生成手段をさらに備えるとともに、
前記共通メッセージ生成手段および前記個別メッセージ生成手段をそれぞれ複数備え、
前記放送送信手段が、前記メッセージ識別テーブルを放送データとして送信するとともに、複数の前記共通メッセージ生成手段および前記個別メッセージ生成手段ごとに異なる前記パケット識別子を付加して、生成したメッセージをパケットデータとして送信することを特徴とする請求項14に記載のメッセージ送信装置。 - メッセージ送信装置から放送データとして送信されるメッセージ受信装置に対して共通のメッセージである共通メッセージを、放送受信手段を介して受信する共通メッセージ受信手段と、各メッセージ受信装置に対して個別に送信される個別メッセージを、前記放送受信手段を介して受信する個別メッセージ受信手段とを備えたメッセージ受信装置において、
当該メッセージ受信装置の内部情報に基づいて、当該メッセージ受信装置を個別に識別するための個別識別子を生成する個別識別子生成手段と、
この個別識別子生成手段で生成された個別識別子を、放送事業者側に通知するための情報として表示する個別識別子表示手段と、
前記放送受信手段で受信したセクションデータから、BMLデータを復号するデータカルーセル復号手段と、
このデータカルーセル復号手段で復号されたBMLデータを復号し可視化するBML復号手段と、を備え、
前記BML復号手段は、前記BMLデータに記述されている指示に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記個別識別子または前記指定識別子を読み出して指示された表示形式で画面上に表示し、
前記個別メッセージ受信手段は、個別メッセージとして、前記個別識別子をメッセージの宛先とし、放送事業者側において前記個別識別子に対して生成した指定識別子をメッセージの内容とする指定識別子通知を受信した際に、前記指定識別子を記憶手段に書き込み記憶させる指定識別子解析手段と、
前記放送受信手段を介して受信した個別メッセージの宛先が、記憶手段に記憶されている指定識別子と一致し、内容が、前記メッセージ受信装置のグループを指定するメッセージ制御情報であるメッセージ制御情報通知を、当該メッセージ受信装置宛の個別メッセージとして受信した際に、前記メッセージ制御情報を前記記憶手段に書き込み記憶させるメッセージ制御情報通知解析手段と、を備え、
前記共通メッセージ受信手段は、前記メッセージ送信装置から、前記共通メッセージとして、前記メッセージ制御情報と、前記個別識別子または前記指定識別子の一部を示す識別子であって、前記メッセージ制御情報によってグループ化されたメッセージ受信装置のうち、前記メッセージ情報を処理する対象となるメッセージ受信装置をサブグループ化する部分識別子と、前記個別識別子または前記指定識別子における前記一部の領域を特定するマスク情報とを宛先とし、前記メッセージ情報を内容としたメッセージ情報通知が送信されたときに、前記指定識別子が前記記憶手段に記憶されている場合、当該共通メッセージの宛先である前記メッセージ制御情報が、前記記憶手段に記憶されている前記メッセージ制御情報と一致し、かつ、前記記憶手段に記憶されている前記指定識別子の前記マスク情報によって特定される一部の領域における値が、前記部分識別子と一致する場合にのみ、当該共通メッセージに付加されているメッセージ情報を当該メッセージ受信装置宛のメッセージとして受信し、前記指定識別子が前記記憶手段に記憶されていない場合、当該共通メッセージの宛先が、前記メッセージ制御情報と一致し、かつ、前記個別識別子の前記マスク情報に基づいて特定される一部の領域における値が、前記部分識別子と一致する場合にのみ、当該共通メッセージに付加されているメッセージ情報を当該メッセージ受信装置宛のメッセージとして受信するメッセージ情報通知解析手段を備えることを特徴とするメッセージ受信装置。 - 当該メッセージ受信装置が設置された地域コードを地域コード記憶手段に書き込み設定する地域コード設定手段を、さらに備え、
前記個別識別子生成手段は、前記内部情報として、乱数発生手段で発生される乱数と、前記地域コード記憶手段に設定された地域コードとを連結することで前記個別識別子を生成することを特徴とする請求項16に記載のメッセージ受信装置。 - 複数のメッセージから1つのメッセージを限定して受信するための識別子である限定受信方式識別を予め記憶する限定受信方式識別記憶手段と、
限定受信方式識別を含んでメッセージ送信を行っている旨を示すサービス記述子と、当該限定受信方式識別とパケット識別子とを対応付けた限定受信方式記述子とを複数含んだメッセージ識別テーブルを、前記放送受信手段を介して受信するメッセージ識別テーブル受信手段と、を備え、
前記メッセージ識別テーブル受信手段は、
前記限定受信方式識別記憶手段に記憶されている限定受信方式識別と同じ識別子を、前記複数のサービス記述子において探索し、同一の限定受信方式識別が存在する場合に、メッセージ送信が行われていると判定するサービス記述子解析手段と、
このサービス記述子解析手段でメッセージ送信が行われていると判定した際に、当該限定受信方式識別と同じ識別子を、前記複数の限定受信方式記述子において探索し、同一の限定受信方式識別に対応付けられている前記パケット識別子を抽出する限定受信方式記述子解析手段と、を備え、
前記放送受信手段が、前記放送データから、前記限定受信方式記述子解析手段が抽出したパケット識別子を有するパケットデータを、当該メッセージ受信装置へのメッセージとして抽出することを特徴とする請求項16または請求項17に記載のメッセージ受信装置。 - 共通メッセージを生成する共通メッセージ生成手段と、個別メッセージを生成する個別メッセージ生成手段と、BMLデータをカルーセル伝送により伝送可能なセクションデータに符号化するデータカルーセル符号化手段と、を備え、放送送信手段を介して、符号化された前記BMLデータと、前記共通メッセージと、前記個別メッセージと、を放送データとして送信するメッセージ送信装置と、放送受信手段を介して、前記共通メッセージを受信する共通メッセージ受信手段と、前記放送受信手段を介して、前記個別メッセージを受信する個別メッセージ受信手段とを備えたメッセージ受信装置と、を備え、メッセージの配信を行うメッセージ配信システムであって、
前記メッセージ送信装置は、
前記データカルーセル符号化手段において、前記メッセージ受信装置の記憶手段に記憶されている前記個別識別子を読み出して予め定めた表示形式で画面上に表示させる指示が記述された、前記放送送信手段を介して、データ放送で送信するBMLデータを符号化し、
前記個別メッセージ生成手段に、前記メッセージ受信装置で生成され、予め放送事業者側に通知された前記メッセージ受信装置を識別するための個別識別子をメッセージの宛先とし、当該個別識別子に対応し、前記メッセージ受信装置を放送事業者側で個別に識別する新たな識別子である指定識別子をメッセージの内容とする指定識別子通知をメッセージの内容とする指定識別子通知を、前記個別メッセージとして生成して送信する指定識別子通知生成手段と、
前記共通メッセージとして送信される予め定めたメッセージ情報を処理する対象となるメッセージ受信装置のグループを指定するメッセージ制御情報を付加したメッセージ制御情報通知を、前記指定識別子を宛先とした前記個別メッセージとして生成し、前記メッセージ受信装置に送信するメッセージ制御情報通知生成手段と、を備え、
前記共通メッセージ生成手段に、前記メッセージ制御情報と、前記個別識別子または前記指定識別子の一部を示す識別子であって、前記メッセージ制御情報によってグループ化されたメッセージ受信装置のうち、前記メッセージ情報を処理する対象となるメッセージ受信装置をサブグループ化する部分識別子と、前記個別識別子または前記指定識別子における前記一部の領域を特定するマスク情報とを宛先とし、前記メッセージ情報を内容とした共通メッセージであるメッセージ情報通知を、前記部分識別子を更新しながら生成し、前記メッセージ受信装置に順次送信するメッセージ情報通知生成手段を備え、
前記メッセージ受信装置は、
当該メッセージ受信装置の内部情報に基づいて、当該メッセージ受信装置を個別に識別するための前記個別識別子を生成する個別識別子生成手段と、
この個別識別子生成手段で生成された個別識別子を、放送事業者側に通知するための情報として表示する個別識別子表示手段と、
前記放送受信手段で受信したセクションデータから、BMLデータを復号するデータカルーセル復号手段と、
このデータカルーセル復号手段で復号されたBMLデータを復号し可視化するBML復号手段と、を備え、
前記BML復号手段が、前記BMLデータに記述されている指示に基づいて、前記記憶手段に記憶されている個別識別子を読み出して指示された表示形式で画面上に表示し、
前記個別メッセージ受信手段に、個別メッセージとして、前記個別識別子をメッセージの宛先とし、放送事業者側において前記個別識別子に対して生成した指定識別子をメッセージの内容とする指定識別子通知を受信した際に、前記指定識別子を記憶手段に書き込み記憶させる指定識別子解析手段と、
前記放送受信手段を介して受信した個別メッセージの宛先が、記憶手段に記憶されている指定識別子と一致し、内容が、前記メッセージ受信装置のグループを指定するメッセージ制御情報であるメッセージ制御情報通知を、当該メッセージ受信装置宛の個別メッセージとして受信した際に、前記メッセージ制御情報を前記記憶手段に書き込み記憶させるメッセージ制御情報通知解析手段と、を備え、
前記共通メッセージ受信手段は、前記メッセージ送信装置から、前記共通メッセージとして、前記メッセージ制御情報と、前記個別識別子または前記指定識別子の一部を示す識別子であって、前記メッセージ制御情報によってグループ化されたメッセージ受信装置のうち、前記メッセージ情報を処理する対象となるメッセージ受信装置をサブグループ化する部分識別子と、前記個別識別子または前記指定識別子における前記一部の領域を特定するマスク情報とを宛先とし、前記メッセージ情報を内容としたメッセージ情報通知が送信されたときに、前記指定識別子が前記記憶手段に記憶されている場合、当該共通メッセージの宛先である前記メッセージ制御情報が、前記記憶手段に記憶されている前記メッセージ制御情報と一致し、かつ、前記記憶手段に記憶されている前記指定識別子の前記マスク情報によって特定される一部の領域における値が、前記部分識別子と一致する場合にのみ、当該共通メッセージに付加されているメッセージ情報を当該メッセージ受信装置宛のメッセージとして受信し、前記指定識別子が前記記憶手段に記憶されていない場合、当該共通メッセージの宛先が、前記メッセージ制御情報と一致し、かつ、前記個別識別子の前記マスク情報に基づいて特定される一部の領域における値が、前記部分識別子と一致する場合にのみ、当該共通メッセージに付加されているメッセージ情報を当該メッセージ受信装置宛のメッセージとして受信するメッセージ情報通知解析手段を備えることを特徴とするメッセージ配信システム。 - 前記メッセージ送信装置は、
複数のメッセージから1つのメッセージを限定して受信するための前記メッセージ受信装置に予め記憶されている識別子である限定受信方式識別と、前記共通メッセージおよび前記個別メッセージを送信するパケットの識別子であるパケット識別子とを外部から複数入力し、前記限定受信方式識別ごとに、当該限定受信方式識別を含んでメッセージ送信を行っている旨を示すサービス記述子と、前記限定受信方式識別と前記パケット識別子とを対応付けた限定受信方式記述子とを複数含んだメッセージ識別テーブルを生成するメッセージ識別テーブル生成手段をさらに備えるとともに、
前記共通メッセージ生成手段および前記個別メッセージ生成手段をそれぞれ複数備え、
前記放送送信手段が、前記メッセージ識別テーブルを放送データとして送信するとともに、複数の前記共通メッセージ生成手段および前記個別メッセージ生成手段ごとに異なる前記パケット識別子を付加して、生成したメッセージをパケットデータとして送信し、
前記メッセージ受信装置は、
複数のメッセージから1つのメッセージを限定して受信するための識別子である限定受信方式識別を予め記憶する限定受信方式識別記憶手段と、
限定受信方式識別を含んでメッセージ送信を行っている旨を示すサービス記述子と、当該限定受信方式識別とパケット識別子とを対応付けた限定受信方式記述子とを複数含んだメッセージ識別テーブルを、前記放送受信手段を介して受信するメッセージ識別テーブル受信手段と、を備え、
前記メッセージ識別テーブル受信手段は、
前記限定受信方式識別記憶手段に記憶されている限定受信方式識別と同じ識別子を、前記複数のサービス記述子において探索し、同一の限定受信方式識別が存在する場合に、メッセージ送信が行われていると判定するサービス記述子解析手段と、
このサービス記述子解析手段でメッセージ送信が行われていると判定した際に、当該限定受信方式識別と同じ識別子を、前記複数の限定受信方式記述子において探索し、同一の限定受信方式識別に対応付けられている前記パケット識別子を抽出する限定受信方式記述子解析手段と、を備え、
前記放送受信手段が、前記放送データから、前記限定受信方式記述子解析手段が抽出したパケット識別子を有するパケットデータを、当該メッセージ受信装置へのメッセージとして抽出することを特徴とする請求項19に記載のメッセージ配信システム。
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