JP2010524941A - ピリミジノン誘導体およびそれらの使用方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、ピリミジノン誘導体、ピリミジノン誘導体を含む組成物、および患者における肥満、糖尿病、代謝障害、心臓脈管疾患またはGPR119の活性に関連する障害を処置または予防するためにピリミジノン誘導体を使用する方法に関する。本発明は、1種または複数種のピリミジノン誘導体、または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの有効量、および薬剤学的に許容できる担体を含む医薬組成物をさらに提供する。該組成物は、患者における状態を処置または予防するのに有用であり得る。
Description
本発明は、ピリミジノン誘導体、ピリミジノン誘導体を含む組成物、および患者における肥満、糖尿病、代謝障害、心臓脈管疾患またはGタンパク質共役受容体119(「GPR119」)の活性に関連する障害を処置または予防するためにピリミジノン誘導体を使用する方法に関する。
ヒトには多くの受容体クラスが存在するが、はるかに最も豊富であり治療上関係しているのは、Gタンパク質共役受容体(GPCRまたはGPCR(複数))クラスによって代表される。ヒトゲノム内に数十万の遺伝子があると推定され、これらのうち、およそ2%または2,000の遺伝子が、GPCRをコードすると推定される。内因性リガンドが同定されているGPCRを含めて、受容体は「公知」受容体と称される一方、内因性リガンドが同定されていない受容体は、「オーファン」受容体と称される。100種の公知GPCRのうちおよそ20種から医薬品が開発されているという事実によって証明されているように、GPCRは、医薬品の開発のための重要な領域を代表している。この特徴は、特にGPCRの場合において単なる語義ではない。したがって、オーファンGPCRは、医薬品業界にとっては、19世紀後半のカリフォルニアにとっての金−成長、拡大、増強、および発展を進める機会である。
GPCRは、共通の構造モチーフを共有している。これらの受容体は全て、7つのアルファへリックスを形成し、各へリックスが膜にまたがる(各スパンは数字で識別され、即ち、膜貫通1(TM−1)、膜貫通2(TM−2)など)22個から24個の疎水性アミノ酸の7つの配列を有する。膜貫通へリックスは、細胞膜の外部、つまり「細胞外」側で、膜貫通2および膜貫通3、膜貫通4および膜貫通5、ならびに膜貫通6および膜貫通7の間のアミノ酸の鎖によって連結している(これらは、それぞれ「細胞外」領域1、2および3(EC−1、EC−2およびEC−3)と称される)。膜貫通へリックスは、細胞膜の内部、つまり「細胞内」側で、膜貫通1および膜貫通2、膜貫通3および膜貫通4、ならびに膜貫通5および膜貫通6の間のアミノ酸の鎖によっても連結している(これらは、それぞれ「細胞内」領域1、2および3(IC−1、IC−2およびIC−3)と称される)。受容体の「カルボキシ」(「C」)末端は、細胞内の細胞内空間にあり、受容体の「アミノ」(「N」)末端は、細胞外部の細胞外空間にある。
一般に、内因性リガンドが受容体と結合する場合(しばしば、受容体の「活性化」と称される)、細胞内領域と細胞内「Gタンパク質」との間の共役(coupling)を可能にする細胞内領域の立体配座に変化がある。GPCRがGタンパク質に対して「無差別」である、即ち、GPCRが、1つより多いGタンパク質と相互作用することができることが報告されている。非特許文献1を参照されたい。他のGタンパク質も存在しているが、現在、Gq、Gs、Gi、およびGoが、同定されているGタンパク質である。Gタンパク質と共役する内因性リガンド活性化GPCRは、(「シグナル伝達(signal transduction)」と称される)シグナル伝達(signaling)カスケードプロセスを開始する。通常の条件下で、シグナル伝達の結果、最終的に細胞活性化または細胞阻害となる。IC−3ループならびに受容体のカルボキシ末端が、Gタンパク質と相互作用すると考えられる。
生理学的条件下で、GPCRは、2つの異なる立体配座の間に平衡状態:「不活性」状態および「活性」状態で、細胞膜に存在する。不活性状態の受容体は、細胞内シグナル伝達経路に連結して生物学的応答を生じさせることができない。受容体の立体配座を活性状態に変化させることにより、(Gタンパク質を介して)伝達経路への連結を可能にし、生物学的応答を生じさせる。受容体は、内因性リガンドまたは薬物などの化合物によって、活性状態に安定化させることができる。
Gタンパク質共役受容体の調節は、様々な代謝障害を制御するためによく研究されてきた。例えば、GenBank(例えば、受入番号(accession number)XM.sub.――066873およびAY288416を参照のこと)に記載されているGタンパク質共役受容体である受容体GPR119の小分子調節剤は、特定の代謝障害を処置または予防するのに有用であることが示された。GPR119は、膵臓β細胞上に選択的に発現するGタンパク質共役受容体である。GPR119活性化は、GPR119がGsに共役するのと一致して、細胞内cAMPのレベルの上昇をもたらす。GPR119に対するアゴニストは、グルコース依存性インスリン分泌をインビトロで刺激し、上昇した血液グルコースレベルをインビボで低下させる。例えば、各開示の全内容を参照により本明細書に組み込む、特許文献1および特許文献2、ならびにヨーロッパ特許出願第1338651号明細書を参照されたい。
特許文献3では、ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンエーテルおよび関連化合物をI型糖尿病、II型糖尿病、不十分なグルコース寛容、インスリン抵抗性、高血糖症、高脂質血症、高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、異脂肪血症またはシンドロームXなどの様々な代謝関連障害の処置に有用であるGPR119受容体の調節剤として開示している。該化合物は、体重増加の制御、食物摂取の制御および哺乳動物における満腹の誘発に有用であるとも報告されている。これらのGPR119調節剤の有望な性質は、改善された有効性および安全性のプロフィールを有する追加の小分子GPR119調節剤の技術的な要求を示唆している。この発明は、その要求に取り組む。
Kenakin、T.、Life Sciences 43:1095(1988年)
一態様において、本発明は、式(I)の化合物、ならびに薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルおよびプロドラッグを提供し、
Rは存在しないか、またはRは酸素であり、ただし、Rが酸素である場合、これはRが結合している窒素原子のN−オキシド体を表すと理解され、
R1は、−H、アルキル、ハロアルキル、−N(R9)2、−SR9、−S(O)qN(R6)2、−S(O)pR7、−OR9、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)n−ヘテロアリール、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニル、−C(O)−アリール、−C(O)−アルキル、−アルキレン−O−アリール、−アルキレン−O−アルキルまたは−C(O)NH2であり、ここで、任意のアリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アリール、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−S(O)pR7、−CN、−N(R6)2、−C(O)R5、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−NHC(O)R5、−NHS(O)qR7および−S(O)qN(R6)2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていてもよく、
R2は、アルキル、ハロアルキル、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)n−ヘテロアリール、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニル、−C(O)−アリール、−C(O)−アルキル、−アルキレン−O−ハロアルキル、−アルキレン−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−C(O)OR5、または−C(O)N(R6)2であり、ここで、任意のアリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アリール、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−S(O)pR7、−CN、−N(R6)2、−C(O)R5、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−NHC(O)R5、−NHS(O)qR7および−S(O)qN(R6)2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていてもよく、またはR2およびR3およびそれら両方が結合している炭素原子は合わさって、アリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基を形成し、これらの基のいずれもが非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−CN、−N(R6)2、−C(O)R5、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−NHC(O)R5、−NHS(O)qR7、−S(O)pR7および−S(O)qN(R6)2から選択される最大3個の置換基で置換されており、
R3は、アルキル、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)n−ヘテロアリール、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニル、−C(O)−アリール、−C(O)−アルキル、−アルキレン−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−C(O)OR5または−C(O)N(R6)2であり、ここで、任意のアリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アリール、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−S(O)pR7、−CN、−N(R6)2、−C(O)R5、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−NHC(O)R5、−NHS(O)qR7および−S(O)qN(R6)2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていてもよく、あるいはR2およびR3およびそれら両方が結合している炭素原子が合わさって、アリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基を形成し、これらの基のいずれもが非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−CN、−N(R6)2、−C(O)R5、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−NHC(O)R5、−NHS(O)qR7、−S(O)pR7および−S(O)qN(R6)2から選択される最大3個の置換基で置換されており、
R4は、H、アルキル、−C(O)R5、−S(O)qR7、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−アリール、−アルキレン−S−アルキル、−アルキレン−S−アリール、−アルキレン−NH−アルキル、−アルキレン−NH−アリール、−アルキレン−NC(O)O−アルキル、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−C(O)NH−OR8、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニルまたは−(アルキレン)n−ヘテロアリールであり、ここで、R4基の一部である任意のアリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、アルキル、アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、−アルキレン−O−アルキレン−Si(アルキル)3、−NH2、−NH−アルキル、−N(アルキル)2、−OH、−ヒドロキシアルキル、−アルキニレン−アリール、−S(O)pR7、−O−アルキル、−O−アリール、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−ハロアルキル、ハロ、−NO2、−CN、ヘテロアリール、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−ハロアルキル、−S(O)−ハロアルキルおよび−(アルキニレン)n−アリールから選択される最大3個の置換基で置換されていてもよく、R4基の一部であるシクロアルキル基はベンゼン環と縮合していてもよく、アルキレン基は、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールから選択される基で場合によって置換されていてもよく、
R5は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、−アルキレン−O−アリール、−アルキレン−S−アリール、−アルキレン−N(R8)C(O)O−アルキル、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニルまたは−(アルキレン)n−ヘテロアリールであり、ここで、任意のアリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−S−ハロアルキル、−アルキレン−O−アルキル、−CN、−N(R9)2、−C(O)H、−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)N(R9)2、−NHC(O)R9、−NHS(O)qR9、−S(O)pR9および−S(O)qN(R9)2から選択される最大4個の置換基で置換されていてもよく、
R6の各出現は、独立して、H、アルキル、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニルまたは−(アルキレン)n−ヘテロアリールであり、ここで、Hを除く上記基のいずれもが非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−CN、−N(R9)2、−C(O)H、−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)N(R9)2、−NHC(O)R9、−NHS(O)qR9、−S(O)pR9および−S(O)qN(R9)2から選択される1個から3個の置換基で置換されていてもよく、
R7の各出現は、独立して、アルキル、アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルであり、これらのいずれもが非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−CN、−N(R9)2、−C(O)H、−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)N(R9)2、−NHC(O)R9、−NHS(O)qR9、−S(O)pR9および−S(O)qN(R9)2から選択される1個から3個の置換基で置換されていてもよく、
R8の各出現は、独立して、Hまたはアルキルであり、
R9の各出現は、独立して、H、アルキル、−(アルキレン)n−アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルであり、
R10の各出現は、独立して、H、アルキル、−(アルキレン)n−アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルであり、
R11の各出現は、独立して、H、アルキル、−(アルキレン)n−アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルであるか、あるいは任意のR10およびR11は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、3員から7員の縮合環もしくはスピロ環、または4員から7員の架橋環を形成することができ、
R12は、H、アルキル、−(アルキレン)n−アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルコキシまたはヒドロキシアルキルであり、
nの各出現は、独立して、0または1であり、
pの各出現は、独立して、0、1または2であり、
qの各出現は、独立して、1または2であり、
ただし、式(I)の化合物は、下記式(II)を有する化合物ではない:
表A〜Dにおいて式(I)によって記載され、「X」によって定義されている化合物は、Rii列およびRi行の交差によって形成された欄内において「X」によって表される通りに、RiおよびRiiの定義を有し、本発明の範囲内ではない。表A〜Dの最上行における数字は、表Eにおいて定義されたRi基を表す。表A〜Dの最左列における数字は、表Fにおいて定義されたRii基を表す。表A〜Dにおいて式(I)で記載され、「X」を使用して示されている化合物は、本発明の範囲から明確に除外される。表A〜Dにおいて空欄によって表される化合物は、本発明の範囲から除外されない。
表Fにおける「キラル」という語の任意の出現により、「キラル」という語の直接下にあるR2基を表す。
式(I)の化合物または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ(本明細書において、「ピリミジノン誘導体」と称する)は、患者における肥満、糖尿病、メタボリック症候群、心臓脈管疾患またはGPR119の活性に関連する障害(それぞれ「状態(condition)」である)を処置または予防するのに有用であり得る。
本発明によって、1種または複数種のピリミジノン誘導体の有効量を患者に投与することを含む、患者における状態を処置または予防する方法も提供される。
本発明は、1種または複数種のピリミジノン誘導体、または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの有効量、および薬剤学的に許容できる担体(carrier)を含む医薬組成物をさらに提供する。該組成物は、患者における状態を処置または予防するのに有用であり得る。
本発明の詳細を下記の添付する詳細な記述において説明する。
本明細書に記載のものと同様の任意の方法および材料を本発明の実践または試験に使用することができるが、例証となる方法および材料をここに記載する。本発明の他の特徴、目的および利点は、本明細書および本特許請求の範囲から明らかである。この明細書において引用される全ての特許および刊行物を参照により本明細書に組み込む。
ある実施形態において、本発明は、式(I)のピリミジノン誘導体、1種または複数種のピリミジノン誘導体を含む医薬組成物、および患者における状態を処置または予防するためにピリミジノン誘導体を使用する方法を提供する。
定義および略語
上記およびこの開示全体で使用される場合、以下の用語は、別途記載していない限り、以下の意味を有することを理解されたい:
「患者」は、ヒトまたは非ヒトの哺乳動物である。一実施形態において、患者はヒトである。別の実施形態において、患者は、限定されることはないが、サル、イヌ、ヒヒ、アカゲザル、マウス、ラット、ウマ、ネコまたはウサギを含めて、非ヒト哺乳動物である。別の実施形態において、患者は、限定されることはないが、イヌ、ネコ、ウサギ、ウマまたはフェレットを含めて、コンパニオンアニマルである。一実施形態において、患者はイヌである。別の実施形態において、患者はネコである。
上記およびこの開示全体で使用される場合、以下の用語は、別途記載していない限り、以下の意味を有することを理解されたい:
「患者」は、ヒトまたは非ヒトの哺乳動物である。一実施形態において、患者はヒトである。別の実施形態において、患者は、限定されることはないが、サル、イヌ、ヒヒ、アカゲザル、マウス、ラット、ウマ、ネコまたはウサギを含めて、非ヒト哺乳動物である。別の実施形態において、患者は、限定されることはないが、イヌ、ネコ、ウサギ、ウマまたはフェレットを含めて、コンパニオンアニマルである。一実施形態において、患者はイヌである。別の実施形態において、患者はネコである。
「肥満」という用語は、本明細書で使用される場合、過体重であり、25以上の体容量指数(BMI)を有する患者を表す。一実施形態において、肥満患者は、約25以上のBMIを有する。別の実施形態において、肥満患者は、約25と約30との間のBMIを有する。別の実施形態において、肥満患者は、約35と約40との間のBMIを有する。また別の実施形態において、肥満患者は、40を超えるBMIを有する。
「肥満関連障害」という用語は、本明細書で使用される場合、(i)約25以上のBMIを有する患者に起因する障害、および(ii)摂食障害、および過度の食物摂取に伴う他の障害を表す。肥満関連障害の非限定的な例として、浮腫、息切れ、睡眠時無呼吸、皮膚障害および高血圧が挙げられる。
「メタボリック症候群」という用語は、本明細書で使用される場合、患者を心臓脈管疾患および/または2型糖尿病に、より罹りやすくする(succeptible)一連の危険因子を表す。本明細書において定義した通り、患者が以下の5つの危険因子の1つまたは複数を有するならば、患者はメタボリック症候群を有すると考えられる:
1)男性において40インチを超え、女性において35インチを超える胴回りによって測定される、中心性/腹部の肥満、
2)150mg/dL以上の空腹時トリグリセリドレベル、
3)男性で40mg/dL未満、または女性で50mg/dL未満のHDLコレステロールレベル、
4)130/85mmHg以上の血圧、ならびに
5)110mg/dL以上の空腹時グルコースレベル。
1)男性において40インチを超え、女性において35インチを超える胴回りによって測定される、中心性/腹部の肥満、
2)150mg/dL以上の空腹時トリグリセリドレベル、
3)男性で40mg/dL未満、または女性で50mg/dL未満のHDLコレステロールレベル、
4)130/85mmHg以上の血圧、ならびに
5)110mg/dL以上の空腹時グルコースレベル。
「有効量」という用語は、本明細書で使用される場合、状態を患う患者に投与する場合の、所望の治療効果、寛解効果、阻害効果または予防効果を生じるのに有効である、式(I)の化合物および/もしくは追加の治療剤またはその組成物の量を表す。本発明の組合せ治療において、有効量は、それぞれ個々の薬剤を表すか、または投与される全ての薬剤の量が一緒になって有効であるが、組合せの構成薬剤が個々に有効量で存在しなくてよい場合の全体としての組合せを表すことができる。
「アルキル」という用語は、本明細書で使用される場合、直鎖または分枝であってよく、約1個から約20個の炭素原子を含有する脂肪族炭化水素基を表す。一実施形態において、アルキル基は、約1個から約12個の炭素原子を含有する。別の実施形態において、アルキル基は、約1個から約6固の炭素原子を含有する。アルキル基の非限定的な例として、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、ネオペンチル、イソペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシルおよびネオヘキシルが挙げられる。アルキル基は、非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい1個または複数個の置換基によって置換されていてもよく、それぞれの置換基は、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シアノ、ヒドロキシ、−O−アルキル、−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、アルキルチオ、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NH(シクロアルキル)、−O−C(O)−アルキル、−O−C(O)−アリール、−O−C(O)−シクロアルキル、−C(O)OHおよび−C(O)O−アルキルからなる群から独立して選択される。一実施形態において、アルキル基は非置換である。別の実施形態において、アルキル基は直鎖である。別の実施形態において、アルキル基は分枝である。
「アルケニル」という用語は、本明細書で使用される場合、直鎖または分枝であってよく、約2個から約15個の炭素原子を含有する、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含有する脂肪族炭化水素基を表す。一実施形態において、アルケニル基は、約2個から約12個の炭素原子を含有する。別の実施形態において、アルケニル基は、約2個から約6個の炭素原子を含有する。アルケニル基の非限定的な例として、エテニル、プロペニル、n−ブテニル、3−メチルブト−2−エニル、n−ペンテニル、オクテニルおよびデセニルが挙げられる。アルケニル基は、非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい1個または複数個の置換基によって置換されていてもよく、それぞれの置換基は、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シアノ、アルコキシおよび−S(アルキル)からなる群から独立して選択される。一実施形態において、アルケニル基は非置換である。
「アルキニル」という用語は、本明細書で使用される場合、直鎖または分枝であってよく、約2個から約15個の炭素原子を含有する、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を含有する脂肪族炭化水素基を表す。一実施形態において、アルキニル基は、約2個から約12個の炭素原子を含有する。別の実施形態において、アルキニル基は、約2個から約6個の炭素原子を含有する。アルキニル基の非限定的な例として、エチニル、プロピニル、2−ブチニルおよび3−メチルブチニルが挙げられる。アルキニル基は、非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい1個または複数個の置換基によって置換されていてもよく、それぞれの置換基は、アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群から独立して選択される。一実施形態において、アルキニル基は非置換である。
「アルキレン」という用語は、本明細書で使用される場合、アルキル基の水素原子の1つが結合と置き換えられた、上記で定義した通りのアルキル基を表す。アルキレン基の非限定的な例として、−CH2−、−CH2CH2−、−CH2CH2CH2−、−CH2CH2CH2CH2−、−CH(CH3)CH2CH2−および−CH2CH(CH3)CH2−が挙げられる。アルキレン基は、非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい1個または複数個の置換基によって置換されていてもよく、それぞれの置換基は、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シアノ、アルコキシおよび−S(アルキル)からなる群から独立して選択される。一実施形態において、アルキレン基は非置換である。別の実施形態において、アルキレン基は1個から約6個の炭素原子を有する。別の実施形態において、アルキレン基は分枝である。また別の実施形態において、アルキレン基は直鎖である。
「アルケニレン」という用語は、本明細書で使用される場合、アルケニル基の水素原子の1つが結合と置き換えられた、上記で定義した通りのアルケニル基を表す。アルケニレン基の非限定的な例として、−CH=CH−、−CH2CH=CH−、−CH2CH=CHCH2−、−CH=CHCH2CH2−、−CH2CHCH=CH−、−CH(CH3)CH=CH−および−CH=C(CH3)CH2−が挙げられる。一実施形態において、アルケニレン基は、2個から約6固の炭素原子を有する。別の実施形態において、アルケニレン基は分枝である。別の実施形態において、アルケニレン基は直鎖である。
「アルキニレン」という用語は、本明細書で使用される場合、アルキニル基の水素原子の1つが結合で置き換えられている、上記で定義した通りのアルキニル基を表す。アルキニレン基の非限定的な例として、−C≡C−、−CH2C≡C−、−CH2C≡CCH2−、−C≡CCH2CH2−、−CH2CHC≡C−、−CH(CH3)C≡C−および−C≡CCH2−が挙げられる。一実施形態において、アルキニレン基は、2個から約6個の炭素原子を有する。別の実施形態において、アルキニレン基は分枝である。別の実施形態において、アルキニレン基は直鎖である。
「アリール」は、約6個から約14個の炭素原子を含む芳香族の単環式または多環式の環構造を意味する。一実施形態において、アリール基は、約6個から約10個の炭素原子を含有する。アリール基は、同じであっても異なっていてもよい1個または複数個の「環構造置換基」で場合によって置換されていてもよく、本明細書において下記に定義した通りである。アリール基の非限定的な例として、フェニルおよびナフチルが挙げられる。一実施形態において、アリール基は非置換である。別の実施形態において、アリール基はフェニルである。
「シクロアルキル」という用語は、本明細書で使用される場合、約3個から約10個の環炭素原子を含む非芳香族の単環式または多環式の環構造を表す。一実施形態において、シクロアルキルは、約3個から約7個の環炭素原子を含有する。別の実施形態において、シクロアルキルは、約5個から約7個の環原子を含有する。単環式シクロアルキルの非限定的な例として、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチルが挙げられる。多環式シクロアルキルの非限定的な例として、1−デカリニル、ノルボルニルおよびアダマンチルが挙げられる。シクロアルキル基は、同じであっても異なっていてもよい1個または複数個の「環構造置換基」で場合によって置換されていてもよく、本明細書において下記に定義した通りである。一実施形態において、シクロアルキル基は非置換である。
「シクロアルケニル」という用語は、本明細書で使用される場合、約3個から約10個の環炭素原子を含み、少なくとも1つの環内二重結合を含有する非芳香族の単環式または多環式の環構造を表す。一実施形態において、シクロアルケニルは、約5個から約10個の環炭素原子を含有する。別の実施形態において、シクロアルケニルは、5個または6個の環原子を含有する。単環式シクロアルケニルの非限定的な例として、シクロペンテニル、シクロヘキセニルおよびシクロヘプタ−1,3−ジエニルなどが挙げられる。シクロアルケニル基は、同じであっても異なっていてもよい1個または複数個の「環構造置換基」で場合によって置換されていてもよく、本明細書において下記に定義した通りである。一実施形態において、シクロアルケニル基は非置換である。別の実施形態において、シクロアルケニル基は、5員シクロアルケニルである。
「5員シクロアルケニル」という用語は、本明細書で使用される場合、5個の環炭素原子を有する、上記で定義した通りのシクロアルケニル基を表す。
「ヘテロアリール」という用語は、本明細書で使用される場合、約5個から約14個の環原子を含む芳香族の単環式または多環式の環構造を表し、環原子の1個から4個が、独立して、O、NまたはSであり、残りの環原子が炭素原子である。一実施形態において、ヘテロアリール基は、5個から10個の環原子を有する。別の実施形態において、ヘテロアリール基は単環式であり、5個または6個の環原子を有する。ヘテロアリール基は、同じであっても異なっていてもよい1個または複数個の「環構造置換基」により場合によって置換されていてもよく、本明細書において下記に定義した通りである。ヘテロアリール基は環炭素原子を介して連結しており、ヘテロアリールの任意の窒素原子は、場合によって、対応するN−オキシドに酸化することができる。「ヘテロアリール」という用語は、ベンゼン環に縮合された、上記で定義した通りのヘテロアリール基も包括する。ヘテロアリールの非限定的な例として、ピリジル、ピラジニル、フラニル、チエニル、ピリミジニル、(N置換ピリドンを含めて)ピリドン、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、フラザニル、ピロリル、トリアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、キノキサリニル、フタラジニル、オキシンドリル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、イミダゾ[2,1−b]チアゾリル、ベンゾフラザニル、インドリル、アザインドリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチエニル、キノリニル、イミダゾリル、チエノピリジル、キナゾリニル、チエノピリミジル、ピロロピリジル、イミダゾピリジル、イソキノリニル、ベンゾアザインドリル、1,2,4−トリアジニルおよびベンゾチアゾリルなどが挙げられる。「ヘテロアリール」という用語は、例えば、テトラヒドロイソキノリルおよびテトラヒドロキノリル等などの、部分飽和のヘテロアリール部分も表す。一実施形態において、ヘテロアリール基は非置換である。別の実施形態において、ヘテロアリール基は5員ヘテロアリールである。
「5員ヘテロアリール」という用語は、本明細書で使用される場合、5個の環原子を有する、上記で定義した通りのヘテロアリール基を表す。
「ヘテロシクロアルキル」という用語は、本明細書で使用される場合、3個から約10個の環原子を含む非芳香族の飽和した単環式または多環式の環構造を表し、環原子の1個から4個は、独立して、O、SまたはNであり、環原子の残部が炭素原子である。一実施形態において、ヘテロシクロアルキル基は、約5個から約10個の環原子を有する。別の実施形態において、ヘテロシクロアルキル基は、5個または6個の環原子を有する。環構造に存在する、隣接する酸素および/または硫黄原子はない。例えば−N(BOC)基、−N(Cbz)基および−N(Tos)基等など、ヘテロシクロアルキル環における任意の−NH基は、保護されて存在してもよく、こうした保護ヘテロシクロアルキル基は、この発明の一部であるとみなす。ヘテロシクロアルキル基は、同じであっても異なっていてもよい1個または複数個の「環構造置換基」により場合によって置換されていてもよく、本明細書において下記に定義した通りである。ヘテロシクロアルキルの窒素原子または硫黄原子は、場合によって、対応するN−オキシド、S−オキシドまたはS,S−ジオキシドに酸化することができる。単環式ヘテロシクロアルキル環の非限定的な例として、ピペリジル、ピロリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チアゾリジニル、1,4−ジオキサニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェ二ル、ラクタムおよびラクトンなどが挙げられる。ヘテロシクロアルキル基の環炭素原子は、カルボニル基として官能化することができる。こうしたヘテロシクロアルキル基の例示的な例は、ピロリドニルである:
「5員ヘテロシクロアルキル」という用語は、本明細書で使用される場合、5個の環原子を有する、上記で定義した通りのヘテロシクロアルキル基を表す。
「ヘテロシクロアルケニル」という用語は、本明細書で使用される場合、3個から10個の環原子および少なくとも1つの環内の炭素−炭素または炭素−窒素二重結合を含有する、上記で定義した通りのヘテロシクロアルキル基を表す。一実施形態において、ヘテロシクロアルケニル基は、5個から10個の環原子を有する。別の実施形態において、ヘテロシクロアルケニル基は単環式であり、5個または6個の環原子を有する。ヘテロシクロアルケニル基は、1個または複数個の環構造置換基により場合によって置換されていてもよく、「環構造置換基」は上記で定義した通りである。ヘテロシクロアルケニルの窒素原子または硫黄原子は、場合によって、対応するN−オキシド、S−オキシドまたはS,S−ジオキシドに酸化することができる。ヘテロシクロアルケニル基の非限定的な例として、1,2,3,4−テトラヒドロピリジニル、1,2−ジヒドロピリジニル、1,4−ジヒドロピリジニル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、1,4,5,6−テトラヒドロピリミジニル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、2−イミダゾリニル、2−ピラゾリニル、ジヒドロイミダゾリル、ジヒドロオキサゾリル、ジヒドロオキサジアゾリル、ジヒドロチアゾリル、3,4−ジヒドロ−2H−ピラニル、ジヒドロフラニル、フルオロ置換ジヒドロフラニル、7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプテニル、ジヒドロチオフェニル、およびジヒドロチオピラニルなどが挙げられる。ヘテロシクロアルケニル基の環炭素原子は、カルボニル基として官能化することができる。こうしたヘテロシクロアルケニル基の例示的な例は
一実施形態において、ヘテロシクロアルケニル基は非置換である。別の実施形態において、ヘテロシクロアルケニル基は、5員ヘテロシクロアルケニルである。
「5員ヘテロシクロアルケニル」という用語は、本明細書で使用される場合、5個の環原子を有する、上記で定義した通りのヘテロシクロアルケニル基を表す。
例えば、
「環構造置換基」という用語は、本明細書で使用される場合、例えば環構造上の利用可能な水素を置き換える、芳香族または非芳香族の環構造に結合する置換基を表す。環構造置換基は同じであっても異なっていてもよく、それぞれが、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、−アルキレン−アリール、−アルキレン−ヘテロアリール、−アルケニレン−ヘテロアリール、−アルキニレン−ヘテロアリール、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−O−アリール、アラルコキシ、アシル、アロイル、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−アリール、−C(O)O−アルケレン−アリール、−S(O)−アルキル、−S(O)2−アルキル、−S(O)−アリール、−S(O)2−アリール、−S(O)−ヘテロアリール、−S(O)2−ヘテロアリール、−S−アルキル、−S−アリール、−S−ヘテロアリール、−S−アルキレン−アリール、−S−アルキレン−ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、−O−C(O)−アルキル、−O−C(O)−アリール、−O−C(O)−シクロアルキル、−C(=N−CN)−NH2、−C(=NH)−NH2、−C(=NH)−NH(アルキル)、Y1Y2N−、Y1Y2N−アルキル−、Y1Y2NC(O)−およびY1Y2NSO2−からなる群から独立して選択され、式中、Y1およびY2は同じであっても異なっていてもよく、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、および−アルキレン−アリールからなる群から独立して選択される。「環構造置換基」は、環構造上で2個の隣接する炭素原子上の2個の利用可能な水素(各炭素上に1個のH)を同時に置き換える単一部分を意味することもある。こうした部分の例は、例えば、
「ハロ」は、−F、−Cl、−Brまたは−Iを意味する。一実施形態において、ハロは、−Clまたは−Brを表す。
「ハロアルキル」という用語は、本明細書で使用される場合、アルキル基の水素原子の1個または複数個がハロゲンと置き換えられた、上記で定義した通りのアルキル基を表す。一実施形態において、ハロアルキル基は、1個から6個の炭素原子を有する。別の実施形態において、ハロアルキル基は、1個から3個のF原子で置換されている。ハロアルキル基の非限定的な例として、−CH2F、−CHF2、−CF3、−CH2Clおよび−CCl3が挙げられる。
「ヒドロキシアルキル」という用語は、本明細書で使用される場合、アルキル基の水素原子の1個または複数個が−OH基で置き換えられた、上記で定義した通りのアルキル基を表す。一実施形態において、ヒドロキシアルキル基は、1個から6個の炭素原子を有する。ヒドロキシアルキル基の非限定的な例として、−CH2OH、−CH2CH2OH、−CH2CH2CH2OHおよび−CH2CH(OH)CH3が挙げられる。
「アルコキシ」という用語は、本明細書で使用される場合、アルキル基が上記で定義した通りである、−O−アルキル基を表す。アルコキシ基の非限定的な例として、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシおよびt−ブトキシが挙げられる。アルコキシ基は、その酸素原子を介して結合している。
「置換されている」という用語は、現行の環境下における指定された原子の通常の原子価を超えないこと、および置換の結果、安定な化合物となることを前提として、指定された原子上の1個または複数個の水素が、表示された基からの選択で置き換えられることを意味する。置換基および/または変量の組合せは、こうした組合せの結果、安定な化合物になる場合のみ許容される。「安定な化合物」または「安定な構造」は、反応混合物から有用な程度の純度への単離、および効果的治療剤への処方に耐えるのに十分強い化合物を意味する。
化合物に関して「精製される」「精製形態で」または「単離および精製形態で」という用語は、合成過程(例えば、反応混合物から)もしくは天然型供給源またはそれらの組合せから単離した後の化合物の物理的状態を表す。したがって、化合物に関して「精製される」「精製形態で」または「単離および精製形態で」という用語は、本明細書に記載されている、もしくは当業者によく知られている精製方法または(複数の)方法(例えば、クロマトグラフィーおよび再結晶など)から、本明細書に記載されている、または当業者によく知られている標準的分析技術によって性質決定が可能である十分な純度で得られた後の化合物の物理的状態を表す。
本明細書の本文、スキーム、実施例および表において満たされない原子価を有する任意の炭素原子ならびにヘテロ原子は、原子価を満たす十分な数の水素原子(複数可)を有すると想定されることも留意すべきである。
化合物における官能基が、「保護されている」と言われる場合、これは、該基が、化合物が反応を受ける場合に所望されない副反応を保護部位で防ぐ改変形態であることを意味する。適当な保護基は、当業者によって、ならびに例えばT. W. Greeneら、Protective Groups in Organic Synthesis(1991年)、Wiley、NewYorkなどの標準的教本を参照することによって認識される。
任意の変化(例えば、アリール、ヘテロ環、R2など)が任意の構成物質または式(I)において1回より多く起こる場合、各発生のその定義は、別途指定がない限り、あらゆる他の発生時のその定義とは無関係である。
本発明の化合物のプロドラッグおよび溶媒和物も、本明細書において意図される。プロドラッグの考察は、T. HiguchiおよびV. Stella、Pro-drugs as Novel Delivery Systems(1987年)the A.C.S. Symposium Seriesにおいて、およびBioreversible Carriers in Drug Designの14、(1987年)EdwardB. Roche、編集、American Pharmaceutical Association and Pergamon Pressにおいて提供されている。「プロドラッグ」という用語は、インビボにおいて変換して、ピリミジノン誘導体、または該化合物の薬剤学的に許容できる塩、水和物もしくは溶媒和物をもたらす化合物(例えば、薬物前駆体)を意味する。変換は、例えば血中における加水分解を介するなど、様々な機序によって(例えば、代謝プロセスまたは化学的プロセスによって)起こり得る。プロドラッグ使用の考察は、T.HiguchiおよびW. Stella、「Pro-drugs as Novel Delivery Systems」、A.C.S. Symposium Seriesの14巻によって、およびBioreversible Carriers in Drug Designの14巻、編集Edward B. Roche、American Pharmaceutical Association and Pergamon Press、1987年において提供されている。
例えば、ピリミジノン誘導体、または該化合物の薬剤学的に許容できる塩、水和物もしくは溶媒和物がカルボン酸官能基を含有していると、プロドラッグは、該酸基の水素原子を例えば、(C1〜C8)アルキル、(C2〜C12)アルカノイルオキシメチル、4個から9個の炭素原子を有する1−(アルカノイルオキシ)エチル、5個から10個の炭素原子を有する1−メチル−1−(アルカノイルオキシ)−エチル、3個から6個の炭素原子を有するアルコキシカルボニルオキシメチル、4個から7個の炭素原子を有する1−(アルコキシカルボニルオキシ)エチル、5個から8個の炭素原子を有する1−メチル−1−(アルコキシカルボニルオキシ)エチル、3個から9個の炭素原子を有するN−(アルコキシカルボニル)アミノメチル、4個から10個の炭素原子を有する1−(N−(アルコキシカルボニル)アミノ)エチル、3−フタリジル、4−クロトノラクトニル、γ−ブチロラクトン−4−イル、(β−ジメチルアミノエチルなどの)ジ−N,N−(C1〜C2)アルキルアミノ(C2〜C3)アルキル、カルバモイル−(C1〜C2)アルキル、N,N−ジ(C1〜C2)アルキルカルバモイル−(C1〜C2)アルキルおよびピペリジノ−、ピロリジノ−またはモルホリノ(C2〜C3)アルキル等などの基と置き換えることによって形成されるエステルを含むことができる。
同様に、ピリミジノン誘導体がアルコール官能基を含有していると、アルコール基の水素原子を例えば、(C1〜C6)アルカノイルオキシメチル、1−((C1〜C6)アルカノイルオキシ)エチル、1−メチル−1−((C1〜C6)アルカノイルオキシ)エチル、(C1〜C6)アルコキシカルボニルオキシメチル、N−(C1〜C6)アルコキシカルボニルアミノメチル、サクシノイル、(C1〜C6)アルカノイル、α−アミノ(C1〜C4)アルキル、α−アミノ(C1〜C4)アルキレン−アリール、アリールアシルおよびα−アミノアシル、またはα−アミノアシル−α−アミノアシル(式中、各α−アミノアシル基は、天然に存在するL−アミノ酸類、P(O)(OH)2、−P(O)(O(C1〜C6)アルキル)2またはグリコシル(炭水化物のヘミアセタール形態のヒドロキシル基の除去から生じる遊離基)から独立して選択される))等などの基と置き換えることによって、プロドラッグを形成することができる。
ピリミジノン誘導体がアミン官能基を組み込むと、アミン基における水素原子を例えばR−カルボニル、RO−カルボニル、NRR’−カルボニル(式中、RおよびR’は、それぞれ独立して、(C1〜C10)アルキル、(C3〜C7)シクロアルキル、ベンジルであるか、またはR−カルボニルは天然型α−アミノアシルである)、−C(OH)C(O)OY1(式中、Y1は、H、(C1〜C6)アルキルまたはベンジルである)、−C(OY2)Y3(式中、Y2は(C1〜C4)アルキルであり、Y3は(C1〜C6)アルキル、カルボキシ(C1〜C6)アルキル、アミノ(C1〜C4)アルキルまたはモノ−N−もしくはジ−N,N−(C1〜C6)アルキルアミノアルキルである)、および−C(Y4)Y5(式中、Y4は、Hまたはメチルであり、Y5は、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1〜C6)アルキルアミノモルホリノ、ピペリジン−1−イルまたはピロリジン−1−イルである)等などの基と置き換えることによって、プロドラッグを形成することができる。
本発明の1つまたは複数の化合物は、非溶媒和形態、ならびに水およびエタノール等などの薬剤学的に許容できる溶媒との溶媒和形態で存在することが可能であり、本発明が、溶媒和形態および非溶媒和形態の両方を包括することを意図する。「溶媒和物」は、この発明の化合物の、1個または複数個の溶媒分子との物理的会合を意味する。この物理的会合には、水素結合を含めて、様々な程度のイオン結合および共有結合が含まれる。特定の例において、例えば、1個または複数個の溶媒分子が結晶質固体の結晶格子中に組み込まれている場合、該溶媒和物は単離できる。「溶媒和物」は、溶液相および単離可能な溶媒和物の両方を包括する。溶媒和物の非限定的な例として、エタノレートおよびメタノレートなどが挙げられる。溶媒分子がH2Oである場合、「水和物」は溶媒和物である。
本発明の1つまたは複数の化合物は、場合によって溶媒和物に変換することができる。溶媒和物の調製は一般に知られている。したがって、例えば、M. Cairaら、J. Pharmaceutical Sci.、93(3)、601〜611頁(2004年)に、酢酸エチルにおける、ならびに水から、抗真菌薬フルコナゾールの溶媒和物の調製が記載されている。溶媒和物、半溶媒和物および水和物などの同様の調製が、E.C. van Tonderら、AAPS PharmSciTechours.、5(1)、アーティクル12(2004年)およびA.L. Binghamら、Chem. Commun.、603〜604頁(2001年)によって記載されている。典型的で非限定的な方法には、所望量の所望溶媒(有機もしくは水またはそれらの混合物)中に、周囲温度より高い温度で本発明化合物を溶解すること、および結晶を形成するのに十分な速度で溶液を冷却し、次いで、標準的方法によって単離することが含まれる。例えばIR分光法などの分析技術により、結晶中に溶媒(または水)の存在が、溶媒和物(または水和物)として示される。
ピリミジノン誘導体は塩を形成することができ、これもこの発明の範囲内である。本明細書におけるピリミジノン誘導体の参照は、別途指定がない限り、その塩の参照を含めると理解される。「塩(複数可)」という用語は、本明細書で使用される場合、無機酸および/または有機酸で形成される酸性塩、ならびに無機塩基および/または有機塩基で形成される塩基性塩を示す。さらに、ピリミジノン誘導体が、限定されることはないが、ピリジンまたはイミダゾールなどの塩基部分、および限定されることはないが、カルボン酸などの酸性部分の両方を含有する場合、両性イオン(「内塩」)が形成される場合があり、本明細書で使用される場合の用語「塩(複数可)」内に含まれる。他の塩も有用であるが、薬剤学的に許容できる(即ち、非毒性の、生理学的に許容できる)塩が好ましい。式(I)の化合物の塩は、例えば、ピリミジノン誘導体を当量などのある量の酸または塩基と、塩が析出するものなどの媒体中または水性媒体中で反応させた後、凍結乾燥することによって形成することができる。
例示的な酸付加塩として、酢酸塩、アスコルビン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、クエン酸塩、樟脳酸塩(camphorate)、樟脳スルホン酸塩(camphosulfonate)、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、硝酸塩、シュウ酸塩、リン酸塩、プロピオン酸塩、サリチル酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩(tartarate)、チオシアン酸塩およびトルエンスルホン酸塩(トシル酸塩(tosylate)としても知られている)などが挙げられる。加えて、塩基性医薬化合物から薬剤学的に有用な塩の形成に適当と一般に考えられる酸が、例えば、P. Stahlら、Camille G.(編集)Handbook of Pharmaceutical Salts, Properties, Selection and Use.(2002年)Zurich:Wiley- VCH;S. Bergeら、Journal of Pharmaceutical Sciences(1977年)66(1)、1〜19頁;P.Gould、InternationalJ. of Pharmaceutics(1986年)33、201〜217頁;Andersonら、The Practiceof Medicinal Chemistry(1996年)、Academic Press、New Yorkによって;および The Orange Book(ウェブサイト上のFood& Drug Administration、Washington, D. C.)の中で考察されている。これらの開示を参照により本明細書に組み込む。
例示的な塩基性塩として、アンモニウム塩、ナトリウム塩、リチウム塩およびカリウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム塩およびマグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩、ジシクロヘキシルアミン、t−ブチルアミンなどの有機塩基(例えば、有機アミン)との塩、ならびにアルギニンおよびリシンなどのアミノ酸との塩が挙げられる。塩基性窒素含有基は、低級ハロゲン化アルキル(例えば、メチル、エチルおよびブチルの塩化物、臭化物およびヨウ化物)、ジアルキル硫酸塩(例えば、ジメチル、ジエチルおよびジブチルの硫酸塩)、長鎖ハロゲン化物(例えば、デシル、ラウリルおよびステアリルの塩化物、臭化物およびヨウ化物)、アラルキルハロゲン化物(例えば、ベンジルおよびフェネチルの臭化物)および他などの薬剤で四級化する(quarternize)ことができる。
全てのこうした酸性塩および塩基性塩は、本発明の範囲内にある薬剤学的に許容できる塩であることを意図し、全ての酸性塩および塩基性塩は、本発明の目的に対応する化合物の遊離形態と同等であるとみなす。
本化合物の薬剤学的に許容できるエステルとして、以下の群が挙げられる:(1)エステル基のカルボン酸部分の非カルボニル部分が、直鎖または分枝鎖のアルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、t−ブチル、sec−ブチルまたはn−ブチル)、アルコキシアルキル(例えば、メトキシメチル)、アラルキル(例えば、ベンジル)、アリールオキシアルキル(例えば、フェノキシメチル)、アリール(例えば、ハロゲン、C1〜4アルキル、またはC1〜4アルコキシまたはアミノで場合によって置換されているフェニル)から選択される、ヒドロキシル化合物のヒドロキシ基のエステル化によって得られるカルボン酸エステル、(2)アルキル−またはアラルキルスルホニル(例えば、メタンスルホニル)などのスルホン酸エステル、(3)アミノ酸エステル(例えば、L−バリルまたはL−イソロイシル)、(4)ホスホン酸エステル、および(5)モノ−、ジ−またはトリリン酸エステル。リン酸エステルは、例えばC1〜20アルコールもしくはその反応性誘導体または2,3−ジ(C6〜24)アシルグリセロールによって、さらにエステル化することができる。
ジアステレオマーの混合物は、例えばクロマトグラフィーおよび/または分別晶出など、当業者によく知られている方法により、それらの物理的化学的相違に基づいて、それらの個々のジアステレオマーに分離することができる。エナンチオマーは、適当な光学活性化合物(例えば、キラルアルコールまたはモシャーの(Mosher’s)酸塩化物などのキラル補助物)との反応によりエナンチオマーの混合物をジアステレオマーの混合物に変換し、ジアステレオマーを分離し、個々のジアステレオマーを対応する純エナンチオマーに変換(例えば、加水分解)することによって分離することができる。立体化学的に(sterochemically)純粋な化合物も、キラル出発原料を使用すること、または塩分割(salt resolution)技術を利用することによって調製することができる。その上、ピリミジノン誘導体の一部は、アトロプ異性体(例えば、置換ビアリール)である場合があり、この発明の一部としてみなされる。エナンチオマーは、キラルHPLCカラムの使用によって分離することもできる。
ピリミジノン誘導体が、異なる互変異性型で存在する場合があることも可能であり、全てのこうした形態は本発明の範囲内に包括される。その上、例えば、該化合物の全てのケト−エノールおよびイミン−エナミン形態は、本発明に含まれる。
(不斉炭素の不在においてさえ存在することができる)エナンチオマーの形態、回転異性体形態、アトロプ異性体およびジアステレオマーの形態を含めて、様々な置換基上の不斉炭素のために存在することができるものなど、(化合物の塩、溶媒和物、水和物、エステルおよびプロドラッグ、ならびにプロドラッグの塩、溶媒和物およびエステルのものを含めて)本化合物の全ての立体異性体(例えば、幾何異性体および光学異性体など)は、(例えば、4−ピリジルおよび3−ピリジルなどの)位置異性体がそうであるように、この発明の範囲内であると企図される。(例えば、ピリミジノン誘導体が、二重結合または縮合環を組み込むと、シス形態およびトランス形態の両方ならびに混合物は、本発明の範囲内に包括される。その上、例えば、該化合物の全てのケト−エノール形態およびイミン−エナミン形態は、本発明に含まれる)。
本発明の化合物の個々の立体異性体は、例えば、他の異性体が実質的にない場合がある、あるいは例えばラセミ体として、または全ての他の立体異性体もしくは他の選択された立体異性体と混合している場合がある。本発明のキラル中心は、IUPAC 1974年勧告によって定義される通りのS配置またはR配置を有することができる。「塩」、「溶媒和物」、「エステル」および「プロドラッグ」などの用語の使用は、本発明化合物のエナンチオマー、立体異性体、回転異性体、互変異性体、位置異性体、ラセミ体またはプロドラッグの、塩、溶媒和物、エステルおよびプロドラッグと同様に適用されることを意図する。
本発明は、1個または複数個の原子が、通常天然に見出される原子質量または質量数と異なる原子質量または質量数を有する原子によって置き換えられるという事実を別にすれば、本明細書で述べたものと一致する本発明の同位体標識化合物も包括する。本発明の化合物に組み込むことができる同位体の例として、2H、3H、13C、14C、15N、18O、17O、31P、32P、35S、18F、および36Clなど、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素および塩素の同位体がそれぞれ挙げられる。
特定の同位体標識ピリミジノン誘導体(例えば、3Hおよび14Cで標識したもの)は、化合物および/または基質組織分布アッセイにおいて有用である。トリチウム標識同位体(即ち、3H)および炭素14同位体(即ち、14C)は、その調製の容易さおよび検出性(detectability)のため特に好ましい。さらに、重水素(即ち、2H)などの、より重い同位体での置換は、より高い代謝的安定性から生じる特定の治療的利点(例えば、増加したインビボ半減期または減少した投与量要求)を可能にすることができ、したがって、一部の状況で好ましいことがある。同位体標識ピリミジノン誘導体は、式(I)の化合物を作製するため本明細書において開示したものと類似の合成化学手順を用い、非同位体標識出発原料または試薬の代わりに適当な同位体標識出発原料または試薬を用いることによって、一般的に調製することができる。
ピリミジノン誘導体、ならびにピリミジノン誘導体の塩、溶媒和物、水和物、エステルおよびプロドラッグの多形性形態は、本発明に含まれることを意図する。
以下の略語は、下記で使用し、以下の意味を有する:Acはアセチルであり、AcOHは酢酸であり、BocまたはBOCは、−C(O)O−(t−ブチル)であり、n−BuLiはn−ブチルリチウムであり、t−ブチルは第三級ブチルであり、DASTは三フッ化ジエチルアミノ硫黄であり、dbaはジベンジリデンアセトンであり、DCEはジクロロエタンであり、DCMはジクロロメタンであり、DIADはジイソプロピルアゾジカルボキシレートであり、DIEAまたはDIPEAは、ジイソプロピルエチルアミンであり、DMEMはダルベッコ変法イーグル培地であり、DMFはN,N−ジメチルホルムアミドであり、DMSOはジメチルスルホキシドであり、dppfは1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンであり、EtOAcは酢酸エチルであり、EtOHはエタノールであり、Et3Nはトリエチルアミンであり、EtNH2はエチルアミンであり、HOBtは1−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾールであり、i−Prはイソプロピルであり、LCMSは液体クロマトグラフィー質量分析であり、LDAはリチウムジイソプロピルアミドであり、mCPBAはメタクロロ過安息香酸であり、MeOHはメタノールであり、MP−TsOHはマクロポーラスポリスチレンスルホン酸であり、NaOEtはナトリウムエトキシドであり、Na(OAc)3BHはトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムであり、NaOtBuはt−ブトキシナトリウムであり、NMMはN−メチルモルホリンであり、NMRは核磁気共鳴であり、PCCはピリジニウムクロロクロム酸であり、Pd/Cは炭素上のパラジウムであり、Phはフェニルであり、PhMeはトルエンであり、PS−EDCは、Polymer Laboratoriesから入手可能であるEDC−1−(ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド−で官能化されたポリスチレンであり、PS−DIEAは、ジイソプロピルエチルアミンで官能化されたポリスチレンであり、PS−NCOはポリスチレンベースのイソシアネート樹脂であり、PS−トリスアミンはポリスチレンベースのトリスアミン樹脂であり、TBAFはフッ化テトラ−n‐ブチルアンモニウムであり、THFはテトラヒドロフランであり、TLCは薄層クロマトグラフィーである。
式(I)のピリミジノン誘導体
本発明は、式(I)のピリミジノン誘導体、
本発明は、式(I)のピリミジノン誘導体、
式中、R、R1、R2、R3、R4、R10、R11およびR12は、式(I)の化合物について上記に定義している。
一実施形態において、Rは存在しない。
別の実施形態において、Rは酸素である。
一実施形態において、R1は−Hである。
別の実施形態において、R1はアルキルである。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2である。
さらに別の実施形態において、R1は−OR9である。
さらにまた別の実施形態において、R1は−SR9である。
一実施形態において、R1は−NH2である。
別の実施形態において、R1は−NH−アルキルである。
別の実施形態において、R1は−N(アルキル)2である。
さらに別の実施形態において、R1は−O−アルキルである。
さらなる実施形態において、R1は−S−アルキルである。
別の実施形態において、R1はアリールである。
さらに別の実施形態において、R1はシクロアルキルである。
さらにまた別の実施形態において、R1はシクロアルケニルである。
さらなる実施形態において、R1はヘテロシクロアルキルである。
別の実施形態において、R1はヘテロシクロアルケニルである。
別の実施形態において、R1はヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1は−アルキレン−アリールである。
さらに別の実施形態において、R1は−アルキレン−シクロアルキルである。
さらにまた別の実施形態において、R1は−アルキレン−シクロアルケニルである。
さらなる実施形態において、R1は−アルキレン−ヘテロシクロアルキルである。
別の実施形態において、R1は−アルキレン−ヘテロシクロアルケニルである。
別の実施形態において、R1は−アルキレン−ヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R1はハロアルキルである。
別の実施形態において、R1はフルオロメチルである。
別の実施形態において、R1はジフルオロメチルである。
別の実施形態において、R1はトリフルオロメチルである。
さらなる実施形態において、R1はシクロプロピルである。
別の実施形態において、R1はアルケニルである。
別の実施形態において、R1はアルキニルである。
さらにまた別の実施形態において、R1はプロピニルである。
一実施形態において、R1はメチルである。
別の実施形態において、R1はエチルである。
別の実施形態において、R1はn−プロピルである。
さらに別の実施形態において、R1はイソプロピルである。
さらなる実施形態において、R1はベンジルである。
別の実施形態において、R1はフェニルである。
一実施形態において、R2はアリールである。
別の実施形態において、R2はH以外である。
別の実施形態において、R2はヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R2はアルキルである。
別の実施形態において、R2はベンジルである。
さらにまた別の実施形態において、R2はシクロアルキルである。
別の実施形態において、R2は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである。
別の実施形態において、R2はヘテロシクロアルキルである。
さらなる実施形態において、R2は−C(O)−アリールである。
別の実施形態において、R2は−アルキレン−アリールである。
別の実施形態において、R2は−アルキレン−O−アリールである。
別の実施形態において、R2は−アルキレン−O−アルキルである。
さらに別の実施形態において、R2はメチルである。
別の実施形態において、R2はフェニルである。
さらにまた別の実施形態において、R2は4−トリフルオロメチル−フェニルである。
一実施形態において、R2は4−フルオロフェニルである。
別の実施形態において、R2は2−(4−フルオロフェニル)エチルである。
別の実施形態において、R2はピリジルである。
さらに別の実施形態において、R2は2−ピリジルである。
別の実施形態において、R2は−C(O)NH2である。
別の実施形態において、R2は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R2は−C(O)N(R9)2である。
さらに別の実施形態において、R2はトリフルオロメチルである。
さらにまた別の実施形態において、R2はシクロプロピルである。
さらに別の実施形態において、R2はシクロブチルである。
別の実施形態において、R2はシクロペンチルである。
一実施形態において、R2はシクロヘキシルである。
別の実施形態において、R2は−アルキレン−N(R9)2である。
別の実施形態において、R2は−CH2−O−フェニルである。
一実施形態において、R3はアリールである。
別の実施形態において、R3はヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R3はアルキルである。
別の実施形態において、R3はベンジルである。
さらにまた別の実施形態において、R3はシクロアルキルである。
別の実施形態において、R3は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである。
別の実施形態において、R3はヘテロシクロアルキルである。
さらなる実施形態において、R3は−C(O)−アリールである。
別の実施形態において、R3は−アルキレン−アリールである。
別の実施形態において、R3は−アルキレン−O−アリールである。
別の実施形態において、R3は−アルキレン−O−アルキルである。
さらに別の実施形態において、R3はメチルである。
別の実施形態において、R3はフェニルである。
さらにまた別の実施形態において、R3は4−トリフルオロメチル−フェニルである。
一実施形態において、R3は4−フルオロフェニルである。
別の実施形態において、R3は2−(4−フルオロフェニル)エチルである。
別の実施形態において、R3はピリジルである。
さらに別の実施形態において、R3は2−ピリジルである。
別の実施形態において、R3は−C(O)NH2である。
別の実施形態において、R3は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R3は−C(O)N(R9)2である。
さらに別の実施形態において、R3はトリフルオロメチルである。
さらにまた別の実施形態において、R3はシクロプロピルである。
さらに別の実施形態において、R3はシクロブチルである。
別の実施形態において、R3はシクロペンチルである。
一実施形態において、R3はシクロヘキシルである。
別の実施形態において、R3は−アルキレン−N(R9)2である。
別の実施形態において、R3は−CH2−O−フェニルである。
一実施形態において、R4はHである。
別の実施形態において、R4はアルキルである。
別の実施形態において、R4は−S(O)qR7である。
別の実施形態において、R4は−C(O)R5である。
さらに別の実施形態において、R4は−アルキレン−O−アルキルである。
さらにまた別の実施形態において、R4は−アルキレン−O−アリールである。
別の実施形態において、R4は−アルキレン−S−アルキルである。
別の実施形態において、R4は−アルキレン−S−アリールである。
別の実施形態において、R4は−アルキレン−NH−アルキルである。
さらにまた別の実施形態において、R4は−アルキレン−NH−アリールである。
さらなる実施形態において、R4はC(O)OR5である。
別の実施形態において、R4は−C(O)N(R6)2である。
別の実施形態において、R4は−アルキレン−アリールである。
別の実施形態において、R4は−アルキレン−シクロアルキルである。
さらに別の実施形態において、R4は−アルキレン−シクロアルケニルである。
さらにまた別の実施形態において、R4は−アルキレン−ヘテロシクロアルキルである。
さらなる実施形態において、R4は−アルキレン−ヘテロシクロアルケニルである。
別の実施形態において、R4は−アルキレン−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R4はアリールである。
別の実施形態において、R4はシクロアルキルである。
さらに別の実施形態において、R4はシクロアルケニルである。
さらにまた別の実施形態において、R4はヘテロシクロアルキルである。
さらなる実施形態において、R4はヘテロシクロアルケニルである。
別の実施形態において、R4はヘテロアリールである。
別の実施形態において、R4は−CH(アルキル)−アリールである。
別の実施形態において、R4は−CH(アルキル)−シクロアルキルである。
さらに別の実施形態において、R4は−CH(アルキル)−シクロアルケニルである。
さらにまた別の実施形態において、R4は−CH(アルキル)−ヘテロシクロアルキルである。
さらなる実施形態において、R4は−CH(アルキル)−ヘテロシクロアルケニルである。
別の実施形態において、R4は−CH(アルキル)−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R4は−CH(CH3)−アリールである。
別の実施形態において、R4は−CH(CH3)−シクロアルキルである。
さらに別の実施形態において、R4は−CH(CH3)−シクロアルケニルである。
さらにまた別の実施形態において、R4は−CH(CH3)−ヘテロシクロアルキルである。
さらなる実施形態において、R4は−CH(CH3)−ヘテロシクロアルケニルである。
別の実施形態において、R4は−CH(CH3)−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R4は−アルキレン−フェニルである。
別の実施形態において、R4は−CH(CH3)−フェニルである。
さらに別の実施形態において、R4は−CH2−アリールである。
別の実施形態において、R4は−CH2−ヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R4はフェニルである。
別の実施形態において、R4はベンジルである。
一実施形態において、R10の各出現はHである。
別の実施形態において、R11の各出現はHである。
別の実施形態において、R10およびR11の各出現はHである。
別の実施形態において、R10またはR11の1つの出現は水素以外である。
さらにまた別の実施形態において、R10またはR11の少なくとも1つの出現はアルキルである。
さらに別の実施形態において、R10またはR11の少なくとも1つの出現はメチルである。
別の実施形態において、R4は−ベンジルであり、ここで、前記ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R4は−CH(CH3)−フェニルであり、ここで、前記ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
さらに別の実施形態において、R4は
さらにまた別の実施形態において、R4は
一実施形態において、R4は−CH2−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R4は−CH2−チエニルまたは−CH2−ベンゾチエニル(benzthienyl)である。
一実施形態において、R4は−CH(CH3)−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R4は
一実施形態において、nの1つまたは複数の出現は1である。
別の実施形態において、nの1つまたは複数の出現は0である。
別の実施形態において、pの1つまたは複数の出現は0である。
さらに別の実施形態において、pの1つまたは複数の出現は1である。
さらにまた別の実施形態において、pの1つまたは複数の出現は2である。
一実施形態において、qの1つまたは複数の出現は1である。
別の実施形態において、qの1つまたは複数の出現は2である。
別の実施形態において、R2およびR3はそれぞれアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R2およびR3はそれぞれヘテロアリールである。
別の実施形態において、R2およびR3はそれぞれフェニルである。
別の実施形態において、R2はアリールであり、R3はヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R2はフェニルであり、R3はヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R2はフェニルであり、R3はピリジルである。
さらなる実施形態において、R2はフェニルであり、R3は2−ピリジルである。
別の実施形態において、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルである。
別の実施形態において、R2およびR3はそれぞれ4−トリフルオロメチルフェニルである。
別の実施形態において、R2およびR3はそれぞれ4−クロロフェニルである。
一実施形態において、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルである。
別の実施形態において、R2はアリールであり、R3はシクロアルキルである。
さらに別の実施形態において、R2はフェニルであり、R3はシクロアルキルである。
さらなる実施形態において、R2はフェニルであり、R3はシクロペンチルである。
別の実施形態において、R2はフェニルであり、R3はシクロブチルである。
別の実施形態において、R2はフェニルであり、R3はシクロプロピルである。
別の実施形態において、R2はフェニルであり、R3はシクロヘキシルである。
さらにまた別の実施形態において、R2はフェニルであり、R3はピリミジニルである。
さらに別の実施形態において、R2はフェニルであり、R3はチエニルである。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2はアリールであり、R3はヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3はヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3はピリジルである。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3は2−ピリジルである。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルである。
さらなる実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれアリールである。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルである。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−トリフルオロメチルフェニルである。
さらなる実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−クロロフェニルである。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルである。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2はアリールであり、R3はヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3はヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3はピリジルである。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3は2−ピリジルである。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルである。
さらなる実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれアリールである。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルである。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルである。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−トリフルオロメチルフェニルである。
さらなる実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−クロロフェニルである。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はアリールであり、R3はヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3はヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3はピリジルである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は2−ピリジルである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルである。
さらなる実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれアリールである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−トリフルオロメチルフェニルである。
さらなる実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−クロロフェニルである。
一実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルである。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は−アルキレン−アリールであり、ここで、該−アルキレン−アリール基のアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は−アルキレン−アリールであり、ここで、該−アルキレン−アリール基のアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は−アルキレン−アリールであり、ここで、該−アルキレン−アリール基のアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
さらに別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は−アルキレン−アリールであり、ここで、該−アルキレン−アリール基のアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は−アルキレン−ヘテロアリールであり、ここで、該−アルキレン−ヘテロアリール基のヘテロアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、アルキルおよびハロから選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は−アルキレン−ヘテロアリールであり、ここで、該−アルキレン−ヘテロアリール基のヘテロアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、アルキルおよびハロから選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は−アルキレン−ヘテロアリールであり、ここで、該−アルキレン−ヘテロアリール基のヘテロアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、アルキルおよびハロから選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
さらに別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は−アルキレン−ヘテロアリールであり、ここで、該−アルキレン−ヘテロアリール基のヘテロアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、アルキルおよびハロから選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−アルキレン−アリールであり、ここで、該−アルキレン−アリール基のアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−アルキレン−アリールであり、ここで、該−アルキレン−アリール基のアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−アルキレン−アリールであり、ここで、該−アルキレン−アリール基のアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
さらに別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−アルキレン−アリールであり、ここで、該−アルキレン−アリール基のアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−アルキレン−ヘテロアリールであり、ここで、該−アルキレン−ヘテロアリール基のヘテロアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、アルキルおよびハロから選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−アルキレン−ヘテロアリールであり、ここで、該−アルキレン−ヘテロアリール基のヘテロアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、アルキルおよびハロから選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−アルキレン−ヘテロアリールであり、ここで、該−アルキレン−ヘテロアリール基のヘテロアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、アルキルおよびハロから選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
さらに別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−アルキレン−ヘテロアリールであり、ここで、該−アルキレン−ヘテロアリール基のヘテロアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、アルキルおよびハロから選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−アルキレン−アリールであり、ここで、該−アルキレン−アリール基のアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−アルキレン−アリールであり、ここで、該−アルキレン−アリール基のアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−アルキレン−アリールであり、ここで、該−アルキレン−アリール基のアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
さらに別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−アルキレン−アリールであり、ここで、該−アルキレン−アリール基のアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−アルキレン−ヘテロアリールであり、ここで、該−アルキレン−ヘテロアリール基のヘテロアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、アルキルおよびハロから選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−アルキレン−ヘテロアリールであり、ここで、該−アルキレン−ヘテロアリール基のヘテロアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、アルキルおよびハロから選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−アルキレン−ヘテロアリールであり、ここで、該−アルキレン−ヘテロアリール基のヘテロアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、アルキルおよびハロから選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
さらに別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−アルキレン−ヘテロアリールであり、ここで、該−アルキレン−ヘテロアリール基のヘテロアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、アルキルおよびハロから選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−アルキレン−アリールであり、ここで、該−アルキレン−アリール基のアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−アルキレン−アリールであり、ここで、該−アルキレン−アリール基のアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−アルキレン−アリールであり、ここで、該−アルキレン−アリール基のアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
さらに別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−アルキレン−アリールであり、ここで、該−アルキレン−アリール基のアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−アルキレン−ヘテロアリールであり、ここで、該−アルキレン−ヘテロアリール基のヘテロアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、アルキルおよびハロから選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−アルキレン−ヘテロアリールであり、ここで、該−アルキレン−ヘテロアリール基のヘテロアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、アルキルおよびハロから選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−アルキレン−ヘテロアリールであり、ここで、該−アルキレン−ヘテロアリール基のヘテロアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、アルキルおよびハロから選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
さらに別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−アルキレン−ヘテロアリールであり、ここで、該−アルキレン−ヘテロアリール基のヘテロアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、アルキルおよびハロから選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2はピリジルであり、R3はフェニルであり、R4は−アルキレン−アリールであり、ここで、該−アルキレン−アリール基のアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2はピリジルであり、R3はフェニルであり、R4は−アルキレン−アリールであり、ここで、該−アルキレン−アリール基のアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2はピリジルであり、R3はフェニルであり、R4は−アルキレン−アリールであり、ここで、該−アルキレン−アリール基のアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
さらに別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はピリジルであり、R3はフェニルであり、R4は−アルキレン−アリールであり、ここで、該−アルキレン−アリール基のアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2はピリジルであり、R3はフェニルであり、R4は−アルキレン−ヘテロアリールであり、ここで、該−アルキレン−ヘテロアリール基のヘテロアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、アルキルおよびハロから選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2はピリジルであり、R3はフェニルであり、R4は−アルキレン−ヘテロアリールであり、ここで、該−アルキレン−ヘテロアリール基のヘテロアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、アルキルおよびハロから選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2はピリジルであり、R3はフェニルであり、R4は−アルキレン−ヘテロアリールであり、ここで、該−アルキレン−ヘテロアリール基のヘテロアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、アルキルおよびハロから選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
さらに別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はピリジルであり、R3はフェニルであり、R4は−アルキレン−ヘテロアリールであり、ここで、該−アルキレン−ヘテロアリール基のヘテロアリール環は、同じであっても異なっていてもよい、アルキルおよびハロから選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は−ベンジルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は−ベンジルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は−ベンジルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は−CH(CH3)−フェニルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は−CH(CH3)−フェニルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は−CH(CH3)−フェニルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は−CH2−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は−CH2−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は−CH2−ヘテロアリールである。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は−CH(CH3)−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は−CH(CH3)−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は−CH(CH3)−ヘテロアリールである。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3は、フェニル、ピリジルおよび4−フルオロフェニルから独立して選択され、R4は
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−ベンジルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−ベンジルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−ベンジルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−CH(CH3)−フェニルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−CH(CH3)−フェニルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−CH(CH3)−フェニルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−CH2−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−CH2−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−CH2−ヘテロアリールである。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−CH(CH3)−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−CH(CH3)−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−CH(CH3)−ヘテロアリールである。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−ベンジルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−ベンジルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−ベンジルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−CH(CH3)−フェニルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−CH(CH3)−フェニルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4はCH(CH3)−フェニルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−CH2−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−CH2−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−CH2−ヘテロアリールである。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−CH(CH3)−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−CH(CH3)−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−CH(CH3)−ヘテロアリールである。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3はピリジルであり、R4は−ベンジルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2はフェニルであり、R3はピリジルであり、R4は−ベンジルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3はピリジルであり、R4は−ベンジルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3はピリジルであり、R4は−CH(CH3)−フェニルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2はフェニルであり、R3はピリジルであり、R4は−CH(CH3)−フェニルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3はピリジルであり、R4は−CH(CH3)−フェニルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3はピリジルであり、R4は
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2はフェニルであり、R3はピリジルであり、R4は
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3はピリジルであり、R4は
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3はピリジルであり、R4は
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2はフェニルであり、R3はピリジルであり、R4は
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3はピリジルであり、R4は
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3はピリジルであり、R4は−CH2−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2はフェニルであり、R3はピリジルであり、R4は−CH2−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1は−NH2R2はフェニルであり、R3はピリジルであり、R4は−CH2−ヘテロアリールである。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3はピリジルであり、R4は−CH(CH3)−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2はフェニルであり、R3はピリジルであり、R4は−CH(CH3)−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3はピリジルであり、R4は−CH(CH3)−ヘテロアリールである。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3はピリジルであり、R4は
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2はフェニルであり、R3はピリジルであり、R4は
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3はピリジルであり、R4は
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−ベンジルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−ベンジルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−ベンジルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−CH(CH3)−フェニルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−CH(CH3)−フェニルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−CH(CH3)−フェニルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていることができる。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−CH2−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−CH2−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−CH2−ヘテロアリールである。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−CH(CH3)−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−CH(CH3)−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−CH(CH3)−ヘテロアリールである。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は
別の実施形態において、R1はメチルまたはエチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は
一実施形態において、式(I)の化合物では、変化物R、R1、R2、R3、R4、R10、R11およびR12は互いに独立して選択される。
一実施形態において、式(I)の化合物は精製された形態である。
式(I)のピリミジノン誘導体の非限定的な例としては、以下の通りの化合物1〜352:
式(I)の化合物の製造方法
式(I)のピリミジノン誘導体を製造するのに有用な方法を以下の実施例に記載しかつスキーム1〜7に一般化する。
式(I)のピリミジノン誘導体を製造するのに有用な方法を以下の実施例に記載しかつスキーム1〜7に一般化する。
スキーム1は、ピリミジノン誘導体を製造するのに有用な中間体である化合物Cを製造するのに有用な方法を示している。
スキーム1
スキーム2はピリミジノン誘導体の製造に有用な中間体である式Hの中間体ピペリジン塩酸塩化合物の製造方法を示している。
スキーム2
化合物Cは、式Dのアミジン塩酸塩化合物と反応させて、式Eのピリド−ピリミジン化合物を提供することができ、それは次いで、炭酸イオン塩基(carbonate base)の存在下で式Fの化合物と反応させて、式Gの置換ピリミジノン化合物を提供することができる。式Gの化合物のBOC保護基は、次いでHClを用いて除去して、式Hのピペリジン塩酸塩化合物を提供することができる。
スキーム3は、式Hの中間体化合物のピリミジノン誘導体への転換方法を示しており、ここで、R4はメチレン基を介して結合している。
スキーム3
式Hのアミン塩酸塩化合物は、式Ra−CHOのアルデヒドおよびNaBH(OAc)3と反応させて、式Jの化合物を提供することができ、それはR4がメチレン基を介して連結している置換基である式(I)の化合物に相当する。
スキーム4は、式Hの中間体化合物のピリミジノン誘導体への転換方法を示しており、ここで、R4は−SO2−基を介して結合している。
スキーム4
式Hのアミン塩酸塩化合物は、Et3Nなどの非求核塩基の存在下で式Ra−SO2Clのスルホニルクロリドと反応させて、式Kの化合物を提供することができ、それはR4が−S(O)2−基を介して連結している置換基である式(I)の化合物に相当する。
スキーム5は、式Hの中間体化合物のピリミジノン誘導体への転換方法を示しており、ここで、R4は−C(O)NH−基を介して結合している。
スキーム5
式Hのアミン塩酸塩化合物は、Et3Nなどの非求核塩基の存在下で式Ra−NCOのイソシアネートと反応させて、式Lの化合物を提供することができ、それはR4が−C(O)NH−基を介して連結している置換基である式(I)の化合物に相当する。
スキーム6は、式Hの中間体化合物のピリミジノン誘導体への転換方法を示しており、ここで、R4は−C(O)−基を介して結合している。
スキーム6
式Hのアミン塩酸塩化合物は、Et3Nなどの非求核塩基の存在下で式Ra−C(O)Clの酸塩化物または適当な混合無水物と反応させて、式Mの化合物を提供することができ、それはR4が−C(O)−基を介して連結している置換基である式(I)の化合物に相当する。
スキーム7は、式Hの中間体化合物のピリミジノン誘導体への転換方法を示しており、ここで、R4は−C(O)O−基を介して結合している。
スキーム7
式Hのアミン塩酸塩化合物は、Et3Nなどの非求核塩基の存在下で式Ra−OC(O)Clのクロロホルメートと反応させて、式Nの化合物を提供することができ、それはR4が−C(O)O−基を介して連結している置換基である式(I)の化合物に相当する。
スキーム1〜7に示された出発原料および試薬は、いずれもSigma−Aldrich(St.Louis、MO)およびAcros Organics Co.(Fair Lawn、NJ)などの商業的供給者から入手可能であるか、あるいは有機合成の分野の当業者に周知の方法を用いて調製可能である。
当業者は、式(I)の化合物の合成は、ある種の官能基の保護の必要性(即ち、特定の反応状態での化学的適合性の目的のための誘導体化)を必要とし得るということを認識する。式(I)の化合物の様々な官能基に対する適切な保護基ならびにそれらの導入および除去の方法は、Greeneら、Protective Groups in Organic Synthesis、Wiley-Interscience、NewYork、(1999年)に見られ得る。
以下の実施例は、本発明の化合物の説明に役立つ例を例証しており、本開示の範囲を制限するものと解釈されるべきではない。代わりの機構経路および類似の構造物が本発明の範囲内であることは、当業者には明白であり得る。
一般的方法
市販の溶媒、試薬、および中間体を入手し用いた。市販ではない試薬および中間体を下記の通りに調製した。1H NMRスペクトルはGemini AS−400(400MHz)で得られ、挿入的に示されたHertzでのプロトン数、多重度、およびカップリング定数を伴うMe4Siからの低磁場ppmとして示す。LC/MSデータがあるものは、分析をApplied Biosystems API−100質量分析計およびShimadzu SCL−10A LCカラムを用いて実行した:Altech platinum C18、3ミクロン、33mm×7mmID;勾配流:0分−10%CH3CN、5分−95%CH3CN、7分−95%CH3CN、7.5分−10%CH3CN、9分−停止。保持時間および観察された親イオンは所定のものである。
市販の溶媒、試薬、および中間体を入手し用いた。市販ではない試薬および中間体を下記の通りに調製した。1H NMRスペクトルはGemini AS−400(400MHz)で得られ、挿入的に示されたHertzでのプロトン数、多重度、およびカップリング定数を伴うMe4Siからの低磁場ppmとして示す。LC/MSデータがあるものは、分析をApplied Biosystems API−100質量分析計およびShimadzu SCL−10A LCカラムを用いて実行した:Altech platinum C18、3ミクロン、33mm×7mmID;勾配流:0分−10%CH3CN、5分−95%CH3CN、7分−95%CH3CN、7.5分−10%CH3CN、9分−停止。保持時間および観察された親イオンは所定のものである。
(実施例1)
化合物25の調製
化合物25の調製
1−ベンジル−3−カルボエトキシ−4−ピペリドン塩酸塩(1A)(10.0g、33.6mmol)のエタノール(800mL)溶液およびPd/C(1.0g、10重量/重量%)を室温で約15時間1気圧にて水素化した。反応が完了した後、トリエチルアミン(19mL、134.3mmol)および(Boc)2O(8.0g、36.9mmol)を混合物に加えた。得られた溶液を室温で16時間撹拌し、セライト(登録商標)を通して濾過することにより触媒を除去した。濾液を真空で濃縮し、得られた残渣をジクロロメタンに溶解し、水で洗浄することにより抽出した。有機相を分離し、Na2SO4で乾燥させ、真空で濃縮して、化合物1Bを得た(9.1g、100%)。
ステップ2−化合物1Cの合成
アセトアミジン塩酸塩(3.8g、40.3mmol)の水(18mL)およびメタノール(70mL)溶液に、炭酸カリウム(7.03g、50.9mmol)および化合物1B(9.1g、33.6mmol)を加えた。反応物を60℃で約15時間撹拌し、次いで室温に冷却し、1NのHClで中和し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機抽出物をMgSO4で乾燥させ、濾過し、ヘキサン類で摩砕した。生成した沈殿物を濾過し、集めて、化合物1Cを得た(5.5g、61%)。
アセトアミジン塩酸塩(3.8g、40.3mmol)の水(18mL)およびメタノール(70mL)溶液に、炭酸カリウム(7.03g、50.9mmol)および化合物1B(9.1g、33.6mmol)を加えた。反応物を60℃で約15時間撹拌し、次いで室温に冷却し、1NのHClで中和し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機抽出物をMgSO4で乾燥させ、濾過し、ヘキサン類で摩砕した。生成した沈殿物を濾過し、集めて、化合物1Cを得た(5.5g、61%)。
ステップ3−化合物25の合成
化合物1C(5.64g、21.3mmol)のTHF(50mL)溶液に、ベンズヒドリルブロミド(5.57g、22.4mmol)を続いてCs2CO3(10.4g、31.9mmol)を加え、得られた反応物を加熱還流させ、この温度で約15時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、水で希釈した。得られた溶液をEtOAcで抽出し、有機物をMgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して粗製物を得、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(20%アセトン/ヘキサン類)を用いてこれを精製し、化合物25を得た(3.96g、43%)。
化合物1C(5.64g、21.3mmol)のTHF(50mL)溶液に、ベンズヒドリルブロミド(5.57g、22.4mmol)を続いてCs2CO3(10.4g、31.9mmol)を加え、得られた反応物を加熱還流させ、この温度で約15時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、水で希釈した。得られた溶液をEtOAcで抽出し、有機物をMgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して粗製物を得、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(20%アセトン/ヘキサン類)を用いてこれを精製し、化合物25を得た(3.96g、43%)。
(実施例2)
化合物1の調製
化合物1の調製
化合物25(1.1g、2.5mmol)のEtOAc(11.0mL)溶液に、ジオキサン中4NのHCl(3.0mL)を加えた。溶液を室温で約15時間撹拌した。生成物が溶液から白色固体として沈殿した。懸濁液を濾過して、化合物1の塩酸塩を得た(0.90g、98%)。
化合物1の塩酸塩(0.25g、0.68mmol)を1NのNaOHで処理し、ジクロロメタンで数回抽出した。有機物を合わせ、MgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、化合物1を得た(0.225g、100%)。
(実施例3)
化合物4の調製
化合物4の調製
(実施例4)
化合物136の調製
化合物136の調製
(実施例5)
化合物26の調製
化合物26の調製
(実施例6)
化合物271の調製
化合物271の調製
2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドを4−アセチルベンズアルデヒドに代え、実施例4に記載した方法を用いて、化合物1から化合物270を調製した。
ステップ2−化合物271の合成
化合物270(0.025g、0.054mmol)のMeOH(1mL)溶液をN2下0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(0.006g、0.16mmol)を固体として加えた。1.5時間撹拌した後、反応混合物を真空で濃縮し、得られた残渣をジクロロメタンおよび水で希釈した。混合物をジクロロメタンで抽出し、合わせた有機物をMgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して粗製の残渣を得、分取用層クロマトグラフィー(5%MeOH/ジクロロメタン)を用いてこれを精製し、化合物271を得た(0.018g、70%)。
化合物270(0.025g、0.054mmol)のMeOH(1mL)溶液をN2下0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(0.006g、0.16mmol)を固体として加えた。1.5時間撹拌した後、反応混合物を真空で濃縮し、得られた残渣をジクロロメタンおよび水で希釈した。混合物をジクロロメタンで抽出し、合わせた有機物をMgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して粗製の残渣を得、分取用層クロマトグラフィー(5%MeOH/ジクロロメタン)を用いてこれを精製し、化合物271を得た(0.018g、70%)。
(実施例7)
化合物284の調製
化合物284の調製
2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドを4−ヒドロキシベンズアルデヒドに代え、実施例4に記載した方法を用いて、化合物1から化合物216を調製した。
ステップ2−化合物7Aの合成
化合物216(0.080g、0.18mmol)のCH3CN(9mL)溶液に、トリエチルアミン(0.05mL)およびN−フェニルトリフルオロメタンスルホンイミド(0.121g、0.33mmol)を加えた。反応物を室温で約15時間撹拌し、次いでEtOAcで希釈し、有機相を飽和NaHCO3水溶液およびブラインで順次洗浄した。次いで有機物をMgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して粗製物を得、20%アセトン/ヘキサン類でのシリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いてこれを精製し、化合物7Aを得た(0.090g、88%)。
化合物216(0.080g、0.18mmol)のCH3CN(9mL)溶液に、トリエチルアミン(0.05mL)およびN−フェニルトリフルオロメタンスルホンイミド(0.121g、0.33mmol)を加えた。反応物を室温で約15時間撹拌し、次いでEtOAcで希釈し、有機相を飽和NaHCO3水溶液およびブラインで順次洗浄した。次いで有機物をMgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して粗製物を得、20%アセトン/ヘキサン類でのシリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いてこれを精製し、化合物7Aを得た(0.090g、88%)。
ステップ2−化合物284の合成
化合物7A(0.090g、0.16mmol)のトリエチルアミン(2mL)溶液に、ジエチルホスファイト(0.03mL、0.024mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.018g)を加えた。反応物を120℃に加熱し、マイクロ波加熱炉(高吸収で作動するBiotage Optimizerマイクロ波)中この温度で40分間撹拌した。次いで反応物を水でクエンチし、1NのHClで中和し、EtOAcで抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して粗製物を得、分取用層クロマトグラフィー(5%MeOH/ジクロロメタン)を用いてこれを精製し、化合物284を得た(0.019g、21%)。
化合物7A(0.090g、0.16mmol)のトリエチルアミン(2mL)溶液に、ジエチルホスファイト(0.03mL、0.024mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.018g)を加えた。反応物を120℃に加熱し、マイクロ波加熱炉(高吸収で作動するBiotage Optimizerマイクロ波)中この温度で40分間撹拌した。次いで反応物を水でクエンチし、1NのHClで中和し、EtOAcで抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して粗製物を得、分取用層クロマトグラフィー(5%MeOH/ジクロロメタン)を用いてこれを精製し、化合物284を得た(0.019g、21%)。
(実施例8)
化合物285の調製
化合物285の調製
(実施例9)
化合物292の調製
化合物292の調製
(実施例10)
化合物287の調製
化合物287の調製
(実施例11)
化合物286の調製
化合物286の調製
(実施例12)
式12Aのカルバメート類を作製するためのライブラリー手順
式12Aのカルバメート類を作製するためのライブラリー手順
(実施例13)
式13Aのベンジルアミン類を作製するためのライブラリー手順
式13Aのベンジルアミン類を作製するためのライブラリー手順
(実施例14)
中間体14Dの調製
中間体14Dの調製
3−フルオロ−4−メチル安息香酸14A(3.00g、19.5mmol)、N−ブロモスクシンイミド(8.00g、44.8mmol)および過酸化ベンゾイル(0.24g、1.00mmol)の四塩化炭素(40mL)溶液を約15時間加熱還流させた。反応物を室温に冷却し、固体を濾別し、四塩化炭素で洗浄した。濾液および洗液を合わせ、真空で濃縮して、化合物14Bを得た(6.0g、100%)。
ステップ2−化合物14Cの合成
化合物14B(6.0g、19.5mmol)をEtOH(50mL)に溶解し、得られた溶液を50℃に加熱した。熱水(11mL)中の硝酸銀(6.8g、39.9mmol)を加温した溶液に5分かけて滴下添加した。反応物を50℃で50分間撹拌し、次いで室温に冷却した。反応混合物を1NのHCl(25mL)に注ぎ入れ、固体を濾過し、エタノールで洗浄した。濾液を真空で濃縮して約30mLとし、EtOAcで数回抽出した。有機物をブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、次いで真空で濃縮して、化合物14Cを得た(3.0g、92%)。
化合物14B(6.0g、19.5mmol)をEtOH(50mL)に溶解し、得られた溶液を50℃に加熱した。熱水(11mL)中の硝酸銀(6.8g、39.9mmol)を加温した溶液に5分かけて滴下添加した。反応物を50℃で50分間撹拌し、次いで室温に冷却した。反応混合物を1NのHCl(25mL)に注ぎ入れ、固体を濾過し、エタノールで洗浄した。濾液を真空で濃縮して約30mLとし、EtOAcで数回抽出した。有機物をブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、次いで真空で濃縮して、化合物14Cを得た(3.0g、92%)。
ステップ3−化合物14Dの合成
化合物14C(0.25g、1.49mmol)のDMF(4.5mL)溶液に、水素化ナトリウム(油中60%、0.069g、1.73mmol)を加えた。反応物をN2下に置き、30分間撹拌し、次いでヨードメタン(0.11mL、1.74mmol)を加え、反応物を室温で約15時間撹拌した。次いで反応混合物を1NのHClに注ぎ入れ、EtOAcで数回抽出した。有機物をブライン洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、化合物14Dを湿潤残渣として得、これを放置すると固化した(0.23g、85%)。
化合物14C(0.25g、1.49mmol)のDMF(4.5mL)溶液に、水素化ナトリウム(油中60%、0.069g、1.73mmol)を加えた。反応物をN2下に置き、30分間撹拌し、次いでヨードメタン(0.11mL、1.74mmol)を加え、反応物を室温で約15時間撹拌した。次いで反応混合物を1NのHClに注ぎ入れ、EtOAcで数回抽出した。有機物をブライン洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、化合物14Dを湿潤残渣として得、これを放置すると固化した(0.23g、85%)。
(実施例15)
化合物15Bの調製
化合物15Bの調製
(実施例16)
化合物16Aの調製
化合物16Aの調製
(実施例17)
化合物17Aの調製
化合物17Aの調製
(実施例18)
化合物18Cの調製
化合物18Cの調製
4−(トリフルオロメチル)シクロヘキサンカルボン酸18A(0.25g、1.3mmol)のTHF(2.5mL)0℃溶液に、ボラン−ジメチルスルフィド錯体(0.55mL、5.2mmol)を滴下添加し、反応物を室温に加温した。次いで反応物を96時間撹拌し、MeOHを加え、得られた溶液を加熱還流させ、この温度で3時間撹拌した。反応混合物を真空で濃縮し、得られた残渣に氷水を加えた。得られた溶液をEtOAc(3回)で抽出し、合わせた有機物を1NのHCl、次いでブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、化合物18Bを得(0.20g、86%)、これをさらには精製せずに使用した。
ステップ2−化合物18Cの合成
化合物18B(0.20g、1.06mmol)のジクロロメタン(5mL)溶液に、PCC(0.46g、2.11mmol)を加え、得られた反応物を室温で20時間撹拌した。次いでフロリジルを通して反応物を濾過し、エーテルで洗浄した。濾液を真空で濃縮して、化合物18Cとし(0.14g、72%)、これをさらには精製せずに使用した。
化合物18B(0.20g、1.06mmol)のジクロロメタン(5mL)溶液に、PCC(0.46g、2.11mmol)を加え、得られた反応物を室温で20時間撹拌した。次いでフロリジルを通して反応物を濾過し、エーテルで洗浄した。濾液を真空で濃縮して、化合物18Cとし(0.14g、72%)、これをさらには精製せずに使用した。
(実施例19)
化合物19Cの調製
化合物19Cの調製
4’−(トリフルオロメチル)アセトフェノン(19A)(0.507g、2.69mmol)をエタノール(27mL)に溶解し、得られた溶液に水素化ホウ素ナトリウム(0.120g、3.17mmol)を加えた。反応物を室温で約15時間撹拌し、次いで真空で濃縮して残渣を得、これをジクロロメタンに溶解した。有機相を水で数回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、化合物19Bを得(0.359g、71%)、これをさらには精製せずに使用した。
ステップ2−化合物19Cの合成
化合物19B(0.329g、1.73mmol)のジクロロメタン(4mL)0℃溶液に、トリエチルアミン(0.48mL、3.46mmol)を加え、続いて塩化メシル(0.17mL、2.25mmol)を加えた。反応物を30分間撹拌し、次いで水でクエンチした。反応混合物をジクロロメタンで抽出し、有機物を水、1NのHCl、飽和NaHCO3およびブラインで順次洗浄し、次いでMgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、化合物19Cを得(0.460g、99%)、これをさらには精製せずに使用した。
化合物19B(0.329g、1.73mmol)のジクロロメタン(4mL)0℃溶液に、トリエチルアミン(0.48mL、3.46mmol)を加え、続いて塩化メシル(0.17mL、2.25mmol)を加えた。反応物を30分間撹拌し、次いで水でクエンチした。反応混合物をジクロロメタンで抽出し、有機物を水、1NのHCl、飽和NaHCO3およびブラインで順次洗浄し、次いでMgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、化合物19Cを得(0.460g、99%)、これをさらには精製せずに使用した。
(実施例20)
化合物297および298の調製
化合物297および298の調製
(実施例21)
中間体化合物21Bの調製
中間体化合物21Bの調製
(実施例22)
化合物10の調製
化合物10の調製
1A(10.0g、33.6mmol)のメタノール(20mL)溶液に、アセトアミジン塩酸塩(3.8g、40.3mmol)、炭酸カリウム(6.96g、50.4mmol)、および水(75mL)を加えた。反応物を60℃で16時間撹拌した後、1NのHClで中和し、次いでジクロロメタンで抽出した。有機フラクションを乾燥(硫酸マグネシウム)させ、濾過し、真空で濃縮した。粗製の生成物をヘキサンで処理し、得られた白色固体を濾過して、22Bを得た(5.3g、55%収率)。
ステップ2−化合物10の合成
実施例1、ステップ3に記載した方法に従って、化合物21Bを化合物22Bと反応させることにより化合物10を調製した。
実施例1、ステップ3に記載した方法に従って、化合物21Bを化合物22Bと反応させることにより化合物10を調製した。
(実施例23)
化合物23Bの調製
化合物23Bの調製
化合物22B(1.0g、3.92mmol)のエタノールとメタノールとの1:1混合物(100mL)溶液に、10%Pd/Cを加えた。反応物を16時間1気圧で水素化した後、セライトを通して濾過した。濾液を真空で濃縮して化合物23Aを得、これをさらには精製せずに使用した。
ステップ2−化合物23Bの合成
化合物23A(0.32g、1.95mmol)のメタノール(15mL)溶液に、4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(0.51g、2.93mmol)、酢酸(0.2mL)、およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.18g、2.93mmol)を加え、反応物を室温で3時間撹拌した。溶媒を真空で除去した後、粗製の生成物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機フラクションを乾燥(硫酸マグネシウム)させ、濾過し、真空で濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中5%メタノール)を用いて精製し、化合物23Bを得た(0.46g、74%収率)。
化合物23A(0.32g、1.95mmol)のメタノール(15mL)溶液に、4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(0.51g、2.93mmol)、酢酸(0.2mL)、およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.18g、2.93mmol)を加え、反応物を室温で3時間撹拌した。溶媒を真空で除去した後、粗製の生成物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機フラクションを乾燥(硫酸マグネシウム)させ、濾過し、真空で濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中5%メタノール)を用いて精製し、化合物23Bを得た(0.46g、74%収率)。
(実施例24)
化合物24Aの調製
化合物24Aの調製
(実施例25)
中間体化合物25Bの調製
中間体化合物25Bの調製
(実施例26)
化合物288および289の調製
化合物288および289の調製
Chiralpak ODカラム(溶離剤はヘキサン類中12%イソプロピルアルコール)を用いて化合物26Aを分割して、化合物288および289を得た。
(実施例27)
化合物165の調製
化合物165の調製
実施例1、ステップ2におけるアセトアミジン塩酸塩をプロピオンアミジン塩酸塩に代え、実施例1および実施例2、ステップ1に示した方法を用いて化合物27Aを調製した。
ステップ2−化合物165の合成
実施例4に記載した方法を用いて、化合物27Aと4−トリフルオロメチルベンズアルデヒドとから化合物165を合成した。
実施例4に記載した方法を用いて、化合物27Aと4−トリフルオロメチルベンズアルデヒドとから化合物165を合成した。
(実施例28)
化合物166の調製
化合物166の調製
(実施例29)
化合物29Aの調製
化合物29Aの調製
(実施例30)
化合物30Aの調製
化合物30Aの調製
(実施例31)
化合物301の調製
化合物301の調製
化合物1B(0.81g、3.0mmol)のEtOH(5mL)溶液に、28%アンモニア(2.0mL、30mmol)を加えた。得られた反応物を18時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた残渣をEtOAcと水とで分配し、有機相を集め、ブラインで洗浄し、乾燥(MgSO4)させ、真空で濃縮して、化合物31Aを黄色油として得た。
ステップB−化合物31Bの合成
化合物31A(0.27g、1.0mmol)、ジフェニルメチルイソシアネート(1.19g、4.0mmol)、およびEt3N(0.05mL、0.5mmol)を密封管中トルエン(5mL)に溶解した。得られた反応物を100℃に加熱し、この温度で18時間撹拌し、次いで濾過した。濾液を真空で濃縮し、得られた残渣を分取用層クロマトグラフィーを用いて精製し、化合物31Bを白色固体として得た。
化合物31A(0.27g、1.0mmol)、ジフェニルメチルイソシアネート(1.19g、4.0mmol)、およびEt3N(0.05mL、0.5mmol)を密封管中トルエン(5mL)に溶解した。得られた反応物を100℃に加熱し、この温度で18時間撹拌し、次いで濾過した。濾液を真空で濃縮し、得られた残渣を分取用層クロマトグラフィーを用いて精製し、化合物31Bを白色固体として得た。
ステップC−化合物301の合成
NaH(油中60%、0.019g、0.50mmol)のEtOH溶液に、化合物31B(0.12g、0.25mmol)を加えた。得られた反応物を50℃に加熱し、この温度で2時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、次いでジオキサン中4MのHClで中和した。中性溶液を真空で濃縮し、得られた残渣を分取用層クロマトグラフィーを用いて精製し、化合物301を白色固体として得た。
NaH(油中60%、0.019g、0.50mmol)のEtOH溶液に、化合物31B(0.12g、0.25mmol)を加えた。得られた反応物を50℃に加熱し、この温度で2時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、次いでジオキサン中4MのHClで中和した。中性溶液を真空で濃縮し、得られた残渣を分取用層クロマトグラフィーを用いて精製し、化合物301を白色固体として得た。
(実施例32)
化合物300の調製
化合物300の調製
化合物301(0.60g、1.4mmol)のジクロロメタン(2.0mL)溶液に、ジオキサン中4.0MのHCl(10ml、40mmol)を加えた。得られた反応物を3時間撹拌し、次いで真空で濃縮して、化合物32Aを黄色固体として得た。
ステップB−化合物300の合成
化合物32A(0.060g、0.16mmol)、DIPEA(0.12mL、0.6mmol)および4−ブロモ−2−フルオロベンジルブロミド(0.043g、0.16mmol)をDMF(1.00mL)に溶解した。得られた反応物を90℃に加熱し、この温度で18時間撹拌した。次いで反応混合物を室温に冷却し、真空で濃縮し、得られた残渣を分取用層クロマトグラフィーを用いて精製し、化合物300を黄色固体として得た。
化合物32A(0.060g、0.16mmol)、DIPEA(0.12mL、0.6mmol)および4−ブロモ−2−フルオロベンジルブロミド(0.043g、0.16mmol)をDMF(1.00mL)に溶解した。得られた反応物を90℃に加熱し、この温度で18時間撹拌した。次いで反応混合物を室温に冷却し、真空で濃縮し、得られた残渣を分取用層クロマトグラフィーを用いて精製し、化合物300を黄色固体として得た。
(実施例33)
化合物28の調製
化合物28の調製
(実施例34)
化合物29の調製
化合物29の調製
(実施例35)
化合物31の調製
化合物31の調製
化合物31A(2.50g、9.3mmol)のジクロロメタン(30mL)0℃溶液に、NMM(1.1mL、10mmol)、次いでチオホスゲン(0.92ml、12mmol)を加えた。得られた反応物を0℃で3時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた残渣をエーテル(30mL)で希釈し、得られた溶液を濾過し、真空で濃縮した。得られた残渣をアセトニトリル(40mL)で希釈し、得られた溶液にベンズヒドリルアミン(2.4mL、13mmol)を加えた。得られた溶液を加熱還流させ、この温度で1時間撹拌し、次いで室温に冷却し、濾過した。集めた固体を真空下で乾燥させて、化合物35Aを白色固体として得た。
ステップB−化合物35Bの合成
化合物35A(0.50g、1.0mmol)のジオキサン(30mL)溶液にNaO−tBu(0.15g、1.5mmol)を加えた。反応物を60℃に加熱し、この温度で45分間撹拌し、次いで室温に冷却し、酢酸で中和した。得られた溶液をEtOAcで抽出し、有機相を1NのNaHCO3、次いでブラインで洗浄し、次いで乾燥(MgSO4)させ、真空で濃縮した。得られた残渣を分取用層クロマトグラフィーを用いて精製し、化合物35Bを黄色固体として得た。
化合物35A(0.50g、1.0mmol)のジオキサン(30mL)溶液にNaO−tBu(0.15g、1.5mmol)を加えた。反応物を60℃に加熱し、この温度で45分間撹拌し、次いで室温に冷却し、酢酸で中和した。得られた溶液をEtOAcで抽出し、有機相を1NのNaHCO3、次いでブラインで洗浄し、次いで乾燥(MgSO4)させ、真空で濃縮した。得られた残渣を分取用層クロマトグラフィーを用いて精製し、化合物35Bを黄色固体として得た。
ステップC−化合物35Cの合成
化合物35B(0.43g、0.96mmol)のTHF(4.0mL)溶液に、K2CO3(0.16g、1.1mmol)を加え、続いてヨードメタン(0.04mL、1.1mmol)を加えた。得られた反応物を18時間撹拌し、濾過し、次いで真空で濃縮して、化合物35Cを黄色固体として得た。
化合物35B(0.43g、0.96mmol)のTHF(4.0mL)溶液に、K2CO3(0.16g、1.1mmol)を加え、続いてヨードメタン(0.04mL、1.1mmol)を加えた。得られた反応物を18時間撹拌し、濾過し、次いで真空で濃縮して、化合物35Cを黄色固体として得た。
ステップD−化合物31の合成
化合物35C(0.20g、0.43mmol)およびK2CO3(0.12g、0.9mmol)のジクロロメタン(5.0mL)溶液にmCPBA(70%、0.15g、0.9mmol)を加えた。得られた反応物を2時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた白色固体残渣を2.0MのNH3/イソプロパノール(4.0mL、8.0mmol)で希釈した。および得られた反応物を密封管中に置き、80℃に加熱し、この温度で8時間置いた。次いで反応混合物を室温に冷却し、真空で濃縮して粗製の残渣を得、分取用層クロマトグラフィーを用いてこれを精製し、化合物31を白色固体として得た。
化合物35C(0.20g、0.43mmol)およびK2CO3(0.12g、0.9mmol)のジクロロメタン(5.0mL)溶液にmCPBA(70%、0.15g、0.9mmol)を加えた。得られた反応物を2時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた白色固体残渣を2.0MのNH3/イソプロパノール(4.0mL、8.0mmol)で希釈した。および得られた反応物を密封管中に置き、80℃に加熱し、この温度で8時間置いた。次いで反応混合物を室温に冷却し、真空で濃縮して粗製の残渣を得、分取用層クロマトグラフィーを用いてこれを精製し、化合物31を白色固体として得た。
(実施例36)
化合物32の調製
化合物32の調製
実施例32、ステップAに記載した方法を用いて、化合物31を化合物36Aに変換した。
ステップB−化合物32の合成
化合物36A(0.035g、0.010mmol)のジクロロメタン(2.0mL)溶液に、2−フルオロ−4−トリフルオロメチルベンズアルデヒド(0.024g、0.12mmol)、Et3N(0.026mL、0.2mmol)およびNa(OAc)3BH(0.10g、0.49mmol)を加えた。得られた反応物を3時間撹拌し、次いで真空で濃縮し、得られた残渣を分取用層クロマトグラフィーを用いて精製し、化合物32を黄色固体として得た。
化合物36A(0.035g、0.010mmol)のジクロロメタン(2.0mL)溶液に、2−フルオロ−4−トリフルオロメチルベンズアルデヒド(0.024g、0.12mmol)、Et3N(0.026mL、0.2mmol)およびNa(OAc)3BH(0.10g、0.49mmol)を加えた。得られた反応物を3時間撹拌し、次いで真空で濃縮し、得られた残渣を分取用層クロマトグラフィーを用いて精製し、化合物32を黄色固体として得た。
(実施例37)
化合物34の調製
化合物34の調製
(実施例38)
化合物35の調製
化合物35の調製
(実施例39)
化合物36の調製
化合物36の調製
(実施例40)
化合物40Aの調製
化合物40Aの調製
(実施例41)
化合物40および41の調製
化合物40および41の調製
実施例31、ステップAに記載した方法を用いて、化合物40Aを化合物41Aに変換した。
ステップB−化合物41Bの合成
実施例35、ステップAに記載した方法を用いて、化合物41Aを化合物41Bに変換した。
実施例35、ステップAに記載した方法を用いて、化合物41Aを化合物41Bに変換した。
ステップC−化合物41Cの合成
実施例35、ステップBに記載した方法を用いて、化合物41Bを化合物41Cに変換した。
実施例35、ステップBに記載した方法を用いて、化合物41Bを化合物41Cに変換した。
ステップD−化合物41Dの合成
実施例35、ステップCに記載した方法を用いて、化合物41Cを化合物41Dに変換した。
実施例35、ステップCに記載した方法を用いて、化合物41Cを化合物41Dに変換した。
ステップE−化合物41Eの合成
実施例35、ステップDに記載した方法を用いて、化合物41Dを化合物41Eに変換した。
実施例35、ステップDに記載した方法を用いて、化合物41Dを化合物41Eに変換した。
ステップF−化合物41Fの合成
実施例32、ステップAに記載した方法を用いて、化合物41Eを化合物41Fに変換した。
実施例32、ステップAに記載した方法を用いて、化合物41Eを化合物41Fに変換した。
ステップG−化合物40および41の合成
実施例39、ステップAに記載した方法を用いて、化合物41Fをジアステレオマー化合物40および41の混合物に変換し、分取用層クロマトグラフィーを用いてこれを分離し、個々のジアステレオマー化合物40および41をそれぞれ黄色固体として得た。
実施例39、ステップAに記載した方法を用いて、化合物41Fをジアステレオマー化合物40および41の混合物に変換し、分取用層クロマトグラフィーを用いてこれを分離し、個々のジアステレオマー化合物40および41をそれぞれ黄色固体として得た。
(実施例42)
化合物302、303、304、305、306、および307の調製
化合物302、303、304、305、306、および307の調製
60%NaH(1.27g、31.70mmol)のTHF(40mL)懸濁液に、−5℃でN−ベンジル−4−ピペリドン(3.0g、15.85mmol)を加えた。得られた溶液を1時間撹拌した後、浴温を0℃に維持しながらヨードメタン(1.98mL、31.70mmol)を滴下添加した。反応物を0℃で1時間、次いで室温で3時間撹拌し、その後飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機相をMgSO4で乾燥させ、真空で濃縮して粗製の黄色油を得、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン類中20%EtOAc)を用いてこれを精製し、化合物42A(1.7g)を黄色油として得た。
ステップB−化合物42B、302および303の合成
化合物42A(1.0g、4.61mmol)のTHF(40mL)溶液に、0℃でLHMDS(5.76mL、THF中1M、5.76mmol)を加えた。40分間撹拌した後、反応物を−78℃に冷却し、HMPA(0.81mL、4.61mmol)を加え、続いてCNCO2Et(0.58mmol、5.76mmol)を加えた。反応物を−78℃で30分間撹拌し、次いで反応混合物を0℃に加温し、この温度で2時間撹拌した。次いで反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、真空で濃縮して、化合物42Bを得た。実施例1に記載した方法を用いて、化合物42B(化合物42Cより)から化合物302および303を合成した。
化合物42A(1.0g、4.61mmol)のTHF(40mL)溶液に、0℃でLHMDS(5.76mL、THF中1M、5.76mmol)を加えた。40分間撹拌した後、反応物を−78℃に冷却し、HMPA(0.81mL、4.61mmol)を加え、続いてCNCO2Et(0.58mmol、5.76mmol)を加えた。反応物を−78℃で30分間撹拌し、次いで反応混合物を0℃に加温し、この温度で2時間撹拌した。次いで反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、真空で濃縮して、化合物42Bを得た。実施例1に記載した方法を用いて、化合物42B(化合物42Cより)から化合物302および303を合成した。
ステップC−化合物42E、304、305、306および307の合成
化合物42C(0.36g、1.27mmol)のMeOH(5mL)および酢酸(0.15mL)溶液に、10%Pd−C(50mg)を加えた。次いで得られた溶液を1気圧で16時間水素化した。次いで反応混合物をトリエチルアミン(1.25mL、8.91mmol)およびジ−tert−ブチルジカルボネート(540mg、2.5mmol)で処理し、さらに3時間撹拌し、次いでセライトを通して濾過した。濾液を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、真空で濃縮して粗製の黄色油を得、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中5%MeOH)を用いてこれを精製し、化合物42D(0.27g)を得た。化合物42DをベンズヒドリルブロミドでN−アルキル化し、続いて実施例1および2に記載した通りにBOC脱保護して、化合物42Eを得た。
化合物42C(0.36g、1.27mmol)のMeOH(5mL)および酢酸(0.15mL)溶液に、10%Pd−C(50mg)を加えた。次いで得られた溶液を1気圧で16時間水素化した。次いで反応混合物をトリエチルアミン(1.25mL、8.91mmol)およびジ−tert−ブチルジカルボネート(540mg、2.5mmol)で処理し、さらに3時間撹拌し、次いでセライトを通して濾過した。濾液を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、真空で濃縮して粗製の黄色油を得、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中5%MeOH)を用いてこれを精製し、化合物42D(0.27g)を得た。化合物42DをベンズヒドリルブロミドでN−アルキル化し、続いて実施例1および2に記載した通りにBOC脱保護して、化合物42Eを得た。
実施例4に記載した方法を用いて、化合物42Eを対応するアルデヒド類で還元アミノ化することにより、化合物304および307を調製した。
実施例11に記載した方法を用いて、化合物42Eを対応するメシレート類でN−アルキル化することにより、化合物305および306を調製した。
(実施例43)
化合物308の調製
化合物308の調製
(実施例44)
化合物309の調製
化合物309の調製
(実施例45)
化合物315の調製
化合物314(35mg、0.069mmol)のエタノール(0.5mL)およびTHF(0.5mL)溶液に、水酸化リチウム(15mg、0.35mmol)を加え、得られた反応物を室温で20時間撹拌した。次いで10%KHSO4水溶液を反応混合物に加え、得られた溶液を酢酸エチルで抽出した。有機相をMgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して粗製の残渣を得、これをDMF(3mL)で希釈し、得られた溶液にHOBT(22mg)およびイソプロパノール(0.05mL)を加え、続いてEDCl(30mg)を加えた。得られた溶液を20時間撹拌し、次いで水でクエンチし、酢酸エチルで抽出し、有機相をMgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗製の残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中20%アセトン)を用いて精製し、化合物315を得た。
化合物315の調製
化合物314(35mg、0.069mmol)のエタノール(0.5mL)およびTHF(0.5mL)溶液に、水酸化リチウム(15mg、0.35mmol)を加え、得られた反応物を室温で20時間撹拌した。次いで10%KHSO4水溶液を反応混合物に加え、得られた溶液を酢酸エチルで抽出した。有機相をMgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して粗製の残渣を得、これをDMF(3mL)で希釈し、得られた溶液にHOBT(22mg)およびイソプロパノール(0.05mL)を加え、続いてEDCl(30mg)を加えた。得られた溶液を20時間撹拌し、次いで水でクエンチし、酢酸エチルで抽出し、有機相をMgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗製の残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中20%アセトン)を用いて精製し、化合物315を得た。
(実施例46)
化合物317の調製
化合物317の調製
米国特許第4994471号(1991年)に記載されている通りに化合物46Aを合成した。実施例14、ステップDに記載した通りに、NaHおよびヨードメタンを用いて化合物46Aのヒドロキシ基をメチル化し、化合物46Bを得た。
ステップB−化合物46Dの合成
化合物46B(0.5g、1.89mmol)のアセトン(20mL)および水(1mL)溶液に、p−TsOH・H2O(0.9g、4.72mmol)を加えた。得られた反応物を加熱還流させ、この温度で6時間撹拌した後、冷却し、1NのNaOHで塩基性化し、エーテルで抽出し、合わせた有機フラクションを真空で濃縮した。得られた粗製の生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン類中50%酢酸エチル)を用いて精製し、ケトン46Cを得た(80%収率)。42Bを合成するための実施例42に記載した方法を用いて、化合物46Cを化合物46Dに変換した。
化合物46B(0.5g、1.89mmol)のアセトン(20mL)および水(1mL)溶液に、p−TsOH・H2O(0.9g、4.72mmol)を加えた。得られた反応物を加熱還流させ、この温度で6時間撹拌した後、冷却し、1NのNaOHで塩基性化し、エーテルで抽出し、合わせた有機フラクションを真空で濃縮した。得られた粗製の生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン類中50%酢酸エチル)を用いて精製し、ケトン46Cを得た(80%収率)。42Bを合成するための実施例42に記載した方法を用いて、化合物46Cを化合物46Dに変換した。
ステップC−化合物317の合成
実施例1に記載した方法を用いて、化合物46Dから化合物317を合成した。
実施例1に記載した方法を用いて、化合物46Dから化合物317を合成した。
(実施例47)
化合物318の調製
化合物318の調製
N−エチル−4−ピペリドン(0.76g、6.0mmol)のアセトン(6mL)溶液に、ヨードメタンを滴下添加した。反応物を周囲温度で5時間撹拌した後、0℃に冷却し、さらに30分間撹拌した。得られた黄色懸濁液を濾過し、固体をヘキサン類10mLおよびアセトン3mLで洗浄した。黄色固体を高真空下に乾燥させ、冷凍庫で20時間保管した後、次のステップに使用した。
(S)−1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]エチルアミン(0.89g、4.68mmol)のエタノール(10mL)溶液に、K2CO3(1.36g、9.88mmol)の水(1.5mL)溶液を加えた。溶液を90℃に加熱し、次いで化合物47A(1.4g、5.2mmol)の水(5mL)溶液を10分かけて加えた。反応物を90℃で2時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮して粗製の残渣を得、これをジクロロメタンで希釈し、有機層を水およびブラインで洗浄し、次いでMgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。得られた残渣をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中30%酢酸エチル)を用いて精製し、化合物47B(1.05g)を黄色がかった固体として得た。
ステップB−化合物47Cの合成
実施例42に記載した方法を用いて、化合物47Bを化合物47Cに変換した。実施例1に記載した方法を用いて、化合物47CをN−アルキル化した。
実施例42に記載した方法を用いて、化合物47Bを化合物47Cに変換した。実施例1に記載した方法を用いて、化合物47CをN−アルキル化した。
ステップC−化合物47Cの合成
47Cを47Dを用いてN−アルキル化し(Tetrahedron、1999年、55巻、10155頁に記載されている方法を用いて調製)、続いてTBAF/THFを用いてTBSの脱保護を行い、化合物318を得た。
47Cを47Dを用いてN−アルキル化し(Tetrahedron、1999年、55巻、10155頁に記載されている方法を用いて調製)、続いてTBAF/THFを用いてTBSの脱保護を行い、化合物318を得た。
(実施例48)
化合物319の調製
化合物319の調製
化合物48A(90mg、0.32mmol)のMeOH(7mL)溶液に、ギ酸アンモニウム(200mg、3.2mmol)およびPd(OH)2(70mg)を加えた。得られた反応物を加熱還流させ、この温度で2時間撹拌し、次いで室温に冷却し、セライトを通して濾過した。濾液を真空で濃縮し、得られた粗製の残渣をジクロロメタン10mLで希釈し、得られた溶液にo−フルオロ−p−トリフルオロメチルベンズアルデヒド(0.19g、0.96mmol)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.2g、0.96mmol)、および酢酸(0.06ml、0.96mmol)を加えた。得られた反応物を16時間撹拌し、次いで真空で濃縮し、得られた粗製の残渣を分取用TLC(ヘキサン類中20%アセトン)を用いて精製し、化合物48Bを得た。
ステップB−化合物319の合成
実施例1に記載した方法を用いて、化合物48Bを化合物319に変換した。
実施例1に記載した方法を用いて、化合物48Bを化合物319に変換した。
(実施例49)
化合物329の調製
化合物329の調製
化合物49A(3.74g、26mmol)のDMF(40mL)溶液に、トリフルオロエタノール(20.6g、206mmol)およびNaO−tBu(0.60g、6.2mmol)を加えた。得られた反応物を100℃に加熱し、この温度で18時間撹拌し、次いで室温に冷却し、エーテルと水とで分配した。エーテル層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、化合物49Bを黄色油として得た。
ステップB−化合物49Cの合成
化合物49B(2.54g、11.5mmol)のCH2Cl2(20mL)溶液に、0℃でMsCl(1.58g、13.8mmol)およびEt3N(1.40g、13.8mmol)を加え、得られた反応物を0℃で1時間撹拌した。反応物をエーテルと水とで分配し、エーテル層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。得られた油状残渣をi−PrOH中2NのNH3で希釈し、得られた溶液を密封管に置き、これを80℃浴中に置き、18時間放置した。反応混合物を室温に冷却し、真空で濃縮し、エーテルと水とで分配し、1NのHClで抽出した。抽出物を塩基性化し、エーテルで抽出し、エーテル相をMgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、化合物49Cを黄色油として得た。
化合物49B(2.54g、11.5mmol)のCH2Cl2(20mL)溶液に、0℃でMsCl(1.58g、13.8mmol)およびEt3N(1.40g、13.8mmol)を加え、得られた反応物を0℃で1時間撹拌した。反応物をエーテルと水とで分配し、エーテル層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。得られた油状残渣をi−PrOH中2NのNH3で希釈し、得られた溶液を密封管に置き、これを80℃浴中に置き、18時間放置した。反応混合物を室温に冷却し、真空で濃縮し、エーテルと水とで分配し、1NのHClで抽出した。抽出物を塩基性化し、エーテルで抽出し、エーテル相をMgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、化合物49Cを黄色油として得た。
ステップC−化合物329の合成
実施例35に記載した方法を用いて、化合物49Cを化合物329に変換した。
実施例35に記載した方法を用いて、化合物49Cを化合物329に変換した。
(実施例50)
化合物336の調製
化合物336の調製
(実施例51)
化合物344の調製
化合物344の調製
化合物51A(5.00g、22.3mmol)をMg削り屑(0.70g、29mmol)および触媒であるエーテル中のヨウ素(30mL)に滴下添加した。混合物を1時間撹拌し、0℃に冷却し、ベンズアルデヒド(2.08g、20.0mmol)で処理した。1時間後、飽和NH4Cl(100mL)を加えた。混合物をEt2Oで抽出し、乾燥(MgSO4)させ、濃縮して、粗製のアルコールを得た。CH2Cl2中のこの物質(40mL)をPCC(12.0g、55mmol)で処理し、4時間撹拌し、ヘキサン(30mL)で処理し、濾過し、ヘキサン層を分離し、濃縮して、51Bを黄色固体として得た。
ステップB−化合物51Cの合成
化合物51B(2.8g、14mmol)をギ酸(20mL)およびホルムアミド(50mL)と合わせた。混合物を150℃で4時間加熱し、冷却し、Et2Oで抽出し、乾燥(MgSO4)させ、濃縮した。残渣を濃HCl(30mL)と共に1時間還流状態で加熱し、濃縮した。残渣をエーテルと水との間で分配し、水溶液をNaOHで塩基性化し、エーテルで抽出し、乾燥(MgSO4)させ、真空で濃縮して、化合物51Cを無色油として得た。
化合物51B(2.8g、14mmol)をギ酸(20mL)およびホルムアミド(50mL)と合わせた。混合物を150℃で4時間加熱し、冷却し、Et2Oで抽出し、乾燥(MgSO4)させ、濃縮した。残渣を濃HCl(30mL)と共に1時間還流状態で加熱し、濃縮した。残渣をエーテルと水との間で分配し、水溶液をNaOHで塩基性化し、エーテルで抽出し、乾燥(MgSO4)させ、真空で濃縮して、化合物51Cを無色油として得た。
ステップC−化合物344の合成
実施例35に記載した方法を用いて、化合物51Cを化合物51Dに変換した。実施例11に記載した方法を用いて、化合物51Dを化合物344に変換した。
実施例35に記載した方法を用いて、化合物51Cを化合物51Dに変換した。実施例11に記載した方法を用いて、化合物51Dを化合物344に変換した。
(実施例52)
化合物325の調製
化合物325の調製
(実施例53)
化合物348および349の調製
化合物348および349の調製
1−シクロブチル−1−フェニルメタノール53A(4.1g、25.27mmol、市販)のエーテル(45.0mL)溶液に、ピリジン(1.0mL)を加え、得られた溶液を−10℃に冷却し、この温度で15分間撹拌した。次いでPBr3(3.18mL、33.87mmol)を反応混合物に滴下添加し、得られた反応物を0℃で1時間撹拌した。次いで反応混合物を氷に注ぎ入れ、エーテルで抽出した。有機相を飽和NaHCO3およびブラインで順次洗浄し、K2CO3で乾燥させ、真空で濃縮して、化合物53Bを得(約3.5gの粗製物)、これをさらには精製せずに使用した。
ステップB−化合物348および349の合成
実施例11および20それぞれに記載した方法を用いて、化合物53Bから化合物348および349を合成した。
実施例11および20それぞれに記載した方法を用いて、化合物53Bから化合物348および349を合成した。
(実施例54)
化合物352の調製
化合物352の調製
(実施例55)
化合物321、322、323、324の調製
実施例36の方法に従い、2−ブロモ−1−フェニルプロパンを用いて化合物36Aを化合物321に変換した。同様に、1−クロロ−1−(4−トリフルオロメチルフェニル)エタンを用いて化合物322を得た。1−クロロ−1−(4−トリフルオロメトキシフェニル)エタンを用いて化合物323を得、1−クロロインダンを用いて化合物324を得た。
化合物321、322、323、324の調製
実施例36の方法に従い、2−ブロモ−1−フェニルプロパンを用いて化合物36Aを化合物321に変換した。同様に、1−クロロ−1−(4−トリフルオロメチルフェニル)エタンを用いて化合物322を得た。1−クロロ−1−(4−トリフルオロメトキシフェニル)エタンを用いて化合物323を得、1−クロロインダンを用いて化合物324を得た。
(実施例56)
化合物330および331の調製
実施例19、ステップ2の方法を用いて、1−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル)エタノールをメシレートに変換し、次いで実施例36の方法を用いて化合物331を得た。同様に、1−(3−トリフルオロメチルフェニル)エタノールを対応するトリフルオロメタンスルホネートに変換し、次いで化合物330に変換した。
化合物330および331の調製
実施例19、ステップ2の方法を用いて、1−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル)エタノールをメシレートに変換し、次いで実施例36の方法を用いて化合物331を得た。同様に、1−(3−トリフルオロメチルフェニル)エタノールを対応するトリフルオロメタンスルホネートに変換し、次いで化合物330に変換した。
(実施例57)
化合物335、337、339、341および342の調製
実施例19の方法を用いて1−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル)エタノンをアルコールメシレートに変換し、次いで実施例36の方法を用いて化合物337を得た。同様に、エーテル中のMeMgBrを加えることにより4−(トリフルオロメチルチオ)ベンズアルデヒドを1−(4−トリフルオロメチルチオフェニル)エタノールに変換し、次いで実施例56の方法を用いて(the bmethod of)化合物335を得た。同様の方法により、3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドを化合物342に変換した。
化合物335、337、339、341および342の調製
実施例19の方法を用いて1−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル)エタノンをアルコールメシレートに変換し、次いで実施例36の方法を用いて化合物337を得た。同様に、エーテル中のMeMgBrを加えることにより4−(トリフルオロメチルチオ)ベンズアルデヒドを1−(4−トリフルオロメチルチオフェニル)エタノールに変換し、次いで実施例56の方法を用いて(the bmethod of)化合物335を得た。同様の方法により、3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドを化合物342に変換した。
化合物337のための方法に従うが、(S)−CBS還元剤を用いて、化合物339を得た。
化合物337のための方法を用いて、1−(4−ジフルオロメチルフェニル)エタノン(Stille反応により4−(ジフルオロメチル)ブロモベゼン(bromobezene)と1−エトキシビニルトリブチルスタンナンから得た)を化合物341に変換した。
(実施例58)
化合物343の調製
実施例57の1−(4−トリフルオロメチルチオフェニル)エタノール(0.096g、0.43mmol)をCH2Cl2(2mL)中のmCPBA(70%、0.128g、0.52mmol)で18時間酸化した。濃縮した混合物をPLCにより精製してスルホキシドを黄色油として得、実施例36の方法により化合物343を得た。
化合物343の調製
実施例57の1−(4−トリフルオロメチルチオフェニル)エタノール(0.096g、0.43mmol)をCH2Cl2(2mL)中のmCPBA(70%、0.128g、0.52mmol)で18時間酸化した。濃縮した混合物をPLCにより精製してスルホキシドを黄色油として得、実施例36の方法により化合物343を得た。
(実施例59)
化合物326および327の調製
化合物322をChiralcel ADカラム(シクロヘキサン中10%イソプロパノール)で分割すると、化合物326が、次いで化合物327が溶離した。
化合物326および327の調製
化合物322をChiralcel ADカラム(シクロヘキサン中10%イソプロパノール)で分割すると、化合物326が、次いで化合物327が溶離した。
(実施例60)
化合物333および334の調製
実施例2に従って化合物329を脱保護した。実施例19、ステップ2に従って(メシレートの精製はしないが)、このアミンを1−(4−トリフルオロメチルフェニル)エタノールと反応させ、次いで実施例36の方法により、化合物333および334を得た。
化合物333および334の調製
実施例2に従って化合物329を脱保護した。実施例19、ステップ2に従って(メシレートの精製はしないが)、このアミンを1−(4−トリフルオロメチルフェニル)エタノールと反応させ、次いで実施例36の方法により、化合物333および334を得た。
(実施例61)
化合物328の調製
実施例50に記載した方法を用いて、(S)−2−アミノ−1−メトキシ−3−フェニルプロパンを化合物328に変換した。
化合物328の調製
実施例50に記載した方法を用いて、(S)−2−アミノ−1−メトキシ−3−フェニルプロパンを化合物328に変換した。
(実施例62)
化合物332の調製
実施例50の方法を用いて、1−アミノジシクロブチルメタンを化合物332に変換した。
化合物332の調製
実施例50の方法を用いて、1−アミノジシクロブチルメタンを化合物332に変換した。
(実施例63)
化合物338の調製
実施例35の方法を用いて、1−アミノ−1−フェニルシクロブチルメタンを化合物338に変換した。
化合物338の調製
実施例35の方法を用いて、1−アミノ−1−フェニルシクロブチルメタンを化合物338に変換した。
(実施例64)
化合物340の調製
実施例57における化合物337のための方法を用いて、化合物338を化合物340に変換した。
化合物340の調製
実施例57における化合物337のための方法を用いて、化合物338を化合物340に変換した。
(実施例65)
選択した化合物についてのLCMSデータ
選択したピリミジノン誘導体についてのLCMSデータを以下の表1に提供し、ここで、化合物番号は上記明細書で規定した化合物番号付けに対応する。
選択した化合物についてのLCMSデータ
選択したピリミジノン誘導体についてのLCMSデータを以下の表1に提供し、ここで、化合物番号は上記明細書で規定した化合物番号付けに対応する。
cAMPアッセイ
GPR119を活性化するおよびcAMPレベルの上昇を刺激する本発明の例示的な化合物の能力をLANCETMcAMPキット(Perkin Elmer)を用いて決定することができる。ヒトGPR119を発現しているHEK293細胞を10%ウシ胎仔血清、100U/mlペニシリン/ストレプトマイシン、および0.5mg/mlジェネテシンを含むDMEM中で、37℃/5%CO2で培養フラスコ中で維持する。培池をOptimemに変え、細胞を37℃/5%CO2で約15時間インキュベートする。Optimemを次いで吸引し、細胞を室温ハンクス液(Hank’s balanced saline solution)(HBSS)を用いてフラスコから除去する。次に細胞を遠心分離(1300rpm、7分間、室温)を用いてペレット化し、次いで2.5×106細胞/mLで刺激バッファー(HBSS、0.1%BSA、5mM HEPES、15μM RO−20)に再懸濁する。Alexa Fluor 647−抗cAMP抗体(1:100)を次いで細胞懸濁液に加え、30分間インキュベートする。2%DMSOを含む刺激バッファー中の式(I)の典型化合物(複数可)(2×濃度で6μl)を次いで白色384ウェルMatrixプレートに加える。細胞懸濁液ミックス(6μl)を各ウェルに加え、式(I)の化合物と30分間インキュベートする。cAMP検量線もまた、キットのプロトコルに従って各アッセイにおいて作製する。刺激バッファー(6μl)中のcAMPの標準濃度を白色384ウェルプレートに加える。引き続いて、次に、6μlの1:100抗cAMP抗体を各ウェルに加える。30分のインキュベーション時間に続いて、12μlの検出ミックス(キット中に同梱)を全てのウェルに加え、室温で2〜3時間インキュベートする。プレート上の蛍光をEnvision装置を用いて検出することができる。各ウェルのcAMPのレベルは、次に、cAMP検量線からの外挿により決定することができる。
このアッセイを用いて、本発明の様々な説明に役立つピリミジノン誘導体についてのEC50値を計算し、約50nM〜約14000nMに及ぶ。
(実施例57)
経口的グルコース負荷試験での選択した化合物の効果
雄性C57Bl/6NCrlマウス(6〜8週齢)を一晩絶食し、経口経管栄養を介して担体(vehicle)(20%ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン)または本発明の典型化合物(3、10または30mg/kgで)のいずれかをランダムに投薬する(n=8マウス/群)。グルコースを投薬30分後に動物に投与する(3g/kg経口)。血中グルコースをハンドヘルドグルコメーター(Ascensia Elite、Bayer)を用いて、試験化合物およびグルコースの投与前、ならびにグルコース投与20分後で測定する。
経口的グルコース負荷試験での選択した化合物の効果
雄性C57Bl/6NCrlマウス(6〜8週齢)を一晩絶食し、経口経管栄養を介して担体(vehicle)(20%ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン)または本発明の典型化合物(3、10または30mg/kgで)のいずれかをランダムに投薬する(n=8マウス/群)。グルコースを投薬30分後に動物に投与する(3g/kg経口)。血中グルコースをハンドヘルドグルコメーター(Ascensia Elite、Bayer)を用いて、試験化合物およびグルコースの投与前、ならびにグルコース投与20分後で測定する。
上記方法を用いて、本発明の例示的なピリミジノン誘導体が評価され、この結果は本発明のピリミジノン誘導体がグルコース負荷に応じて血液グルコースレベルを下げるのに有用であることを示す。
(実施例58)
糖尿病の動物モデルでの本発明の化合物の効果
4週齢の雄性C57Bl/6NCrlマウスを前記のように(Metabolism47巻(6号):663〜668頁、1998年)2型糖尿病の非遺伝的モデルを作り出すのに用いることができる。つまり、マウスを高脂肪摂取により(脂肪としてkcalの60%)インスリン抵抗性にし、高血糖症を低用量のストレプトゾトシン(100mg/kg腹腔内)を用いて誘導する。ストレプトゾトシン投与8週間後、マウスを以下の処理を受ける4群のうちの1つに分ける(placed)(n=13/群):担体(20%ヒドロキシプロピル−β―シクロデキストリン経口)、本発明の化合物(30mg/kg経口)、グリピジド(20mg/kg経口)またはエキセンディン−4(10μg/kg腹腔内)。マウスに連続13日間1日1回投薬し、血液グルコースをハンドヘルドグルコメーター(Ascensia Elite、Bayer)を用いて毎日測定することができる。
糖尿病の動物モデルでの本発明の化合物の効果
4週齢の雄性C57Bl/6NCrlマウスを前記のように(Metabolism47巻(6号):663〜668頁、1998年)2型糖尿病の非遺伝的モデルを作り出すのに用いることができる。つまり、マウスを高脂肪摂取により(脂肪としてkcalの60%)インスリン抵抗性にし、高血糖症を低用量のストレプトゾトシン(100mg/kg腹腔内)を用いて誘導する。ストレプトゾトシン投与8週間後、マウスを以下の処理を受ける4群のうちの1つに分ける(placed)(n=13/群):担体(20%ヒドロキシプロピル−β―シクロデキストリン経口)、本発明の化合物(30mg/kg経口)、グリピジド(20mg/kg経口)またはエキセンディン−4(10μg/kg腹腔内)。マウスに連続13日間1日1回投薬し、血液グルコースをハンドヘルドグルコメーター(Ascensia Elite、Bayer)を用いて毎日測定することができる。
ピリミジノン誘導体の使用
ピリミジノン誘導体は、患者の状態を処置または予防するためのヒトおよび動物医薬で有用である。本発明に従って、ピリミジノン誘導体を状態の処置または予防を必要としている患者に投与することができる。
ピリミジノン誘導体は、患者の状態を処置または予防するためのヒトおよび動物医薬で有用である。本発明に従って、ピリミジノン誘導体を状態の処置または予防を必要としている患者に投与することができる。
肥満および肥満関連障害の処置
ピリミジノン誘導体は、患者の肥満または肥満関連障害を処置するのに有用となることができる。したがって、一実施形態で、本発明は、患者の肥満または肥満関連障害を処置するための方法を提供し、ここで、方法は1つまたは複数のピリミジノン誘導体、またはその薬剤学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの有効量を患者に投与することを含む。
ピリミジノン誘導体は、患者の肥満または肥満関連障害を処置するのに有用となることができる。したがって、一実施形態で、本発明は、患者の肥満または肥満関連障害を処置するための方法を提供し、ここで、方法は1つまたは複数のピリミジノン誘導体、またはその薬剤学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの有効量を患者に投与することを含む。
糖尿病の処置
ピリミジノン誘導体は、患者の糖尿病を処置するのに有用となることができる。したがって、一実施形態で、本発明は、1つまたは複数のピリミジノン誘導体の有効量を患者に投与することを含む、患者の糖尿病を処置するための方法を提供する。
ピリミジノン誘導体は、患者の糖尿病を処置するのに有用となることができる。したがって、一実施形態で、本発明は、1つまたは複数のピリミジノン誘導体の有効量を患者に投与することを含む、患者の糖尿病を処置するための方法を提供する。
ピリミジノン誘導体を用いて処置可能または予防可能な糖尿病の例は、I型糖尿病(インスリン依存性糖尿病)、II型糖尿病(インスリン非依存性糖尿病)、特発性I型糖尿病(Ib型)、成人での潜伏型自己免疫性(autoimmumne)糖尿病、早期発症(early−onset)2型糖尿病(EOD)、若年発症非定型糖尿病(YOAD)、若年発症成人型糖尿病(MODY)、栄養障害関連糖尿病、妊婦糖尿病、自己免疫糖尿病、インスリン異常症、膵疾患による糖尿病、他の内分泌疾患 (クッシング症候群、末端肥大症、褐色細胞腫、グルカゴン産生腫瘍、原発性アルドステロン症またはソマトスタチン産生腫瘍など)に関連する糖尿病、A型インスリン抵抗性症候群、B型インスリン抵抗性症候群、脂肪委縮性(lipatrophic)糖尿病およびβ細胞毒素により誘発された糖尿病を含むが、これらに限定されない。
糖尿病合併症の処置
ピリミジノン誘導体は、患者の糖尿病合併症を処置するのに有用となることができる。したがって、一実施形態で、本発明は、1つまたは複数のピリミジノン誘導体の有効量を患者に投与することを含む、患者の糖尿病合併症を処置するための方法を提供する。
ピリミジノン誘導体は、患者の糖尿病合併症を処置するのに有用となることができる。したがって、一実施形態で、本発明は、1つまたは複数のピリミジノン誘導体の有効量を患者に投与することを含む、患者の糖尿病合併症を処置するための方法を提供する。
ピリミジノン誘導体を用いて処置可能または予防可能な糖尿病合併症の例は、糖尿病性白内障、緑内障、網膜症、神経障害(aneuropathy)(糖尿病性神経障害、多発神経障害、単神経障害、自律神経障害、微量アルブミン尿症(microaluminuria)および進行性糖尿病性神経障害(neuropathyl)などの)、腎障害、足の壊疽、免疫複合体血管炎、全身性エリテマトーデス(lupsus erythematosus)(SLE)、アテローム硬化性冠動脈疾患、末梢動脈疾患、非ケトン性高血糖性高浸透圧性昏睡、足部潰瘍、関節障害、皮膚または粘膜合併症(感染、シンスポット(shin spot)、カンジダ感染または糖尿病性脂肪類壊死症肥満(necrobiosis lipoidica diabeticorumobesity)などの)、高脂質血症、白内障、高血圧、インスリン抵抗性症候群、冠動脈疾患、真菌感染、細菌感染、および心筋症を含むが、これらに限定されない。
代謝障害の処置
ピリミジノン誘導体は、患者の代謝障害を処置するのに有用となることができる。したがって、一実施形態で、本発明は患者の代謝障害を処置するための方法を提供し、ここで、方法は1つまたは複数のピリミジノン誘導体、またはその薬剤学的に許容される塩、溶媒和物、エステルまたはプロドラッグの有効量を患者に投与することを含む。
ピリミジノン誘導体は、患者の代謝障害を処置するのに有用となることができる。したがって、一実施形態で、本発明は患者の代謝障害を処置するための方法を提供し、ここで、方法は1つまたは複数のピリミジノン誘導体、またはその薬剤学的に許容される塩、溶媒和物、エステルまたはプロドラッグの有効量を患者に投与することを含む。
処置可能な代謝障害の例は、メタボリックシンドローム(「シンドロームX」として知られる)、グルコース寛容減損、空腹時グルコース減損、高コレステロール血症、高脂質血症、高トリグリセリド血症、低HDLレベル、高血圧、フェニルケトン尿症、食後脂肪血症、糖原病、ゴーシェ病、テイ・サックス病、ニーマン・ピック病、ケトーシスおよびアシドーシスを含むが、これらに限定されない。
一実施形態で、代謝障害は高コレステロール血症である。
別の実施形態で、代謝障害は高脂血症である。
別の実施形態で、代謝障害は高トリグリセリド血症である。
また別の実施形態で、代謝障害はメタボリックシンドロームである。
さらなる実施形態で、代謝障害は低HDLレベルである。
心臓脈管疾患の処置
ピリミジノン誘導体は、患者の心臓脈管疾患を処置するのに有用となることができる。したがって、一実施形態で、本発明は患者の心臓脈管疾患を処置するための方法を提供し、ここで、方法は1つまたは複数のピリミジノン誘導体、またはその薬剤学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの有効量を患者に投与することを含む。
ピリミジノン誘導体は、患者の心臓脈管疾患を処置するのに有用となることができる。したがって、一実施形態で、本発明は患者の心臓脈管疾患を処置するための方法を提供し、ここで、方法は1つまたは複数のピリミジノン誘導体、またはその薬剤学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの有効量を患者に投与することを含む。
本方法を用いて処置可能または予防可能な心臓脈管疾患の例は、アテローム硬化症、鬱血性心不全、循環性ショック、冠動脈疾患、左室肥大、狭心症、心筋症、心筋梗塞および心不整脈を含むが、これらに限定されない。
一実施形態で、心臓脈管疾患はアテローム硬化症である。
別の実施形態で、心臓脈管疾患は鬱血性心不全である。
組合せ治療
一実施形態で、本発明は患者の状態を処置するための方法を提供し、方法は1つまたは複数のピリミジノン誘導体、またはその薬剤学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグおよびピリミジノン誘導体ではない少なくとも1つの追加の治療剤を患者に投与することを含み、ここで、投与された量は状態を処置または予防するのに共に効果的である。
一実施形態で、本発明は患者の状態を処置するための方法を提供し、方法は1つまたは複数のピリミジノン誘導体、またはその薬剤学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグおよびピリミジノン誘導体ではない少なくとも1つの追加の治療剤を患者に投与することを含み、ここで、投与された量は状態を処置または予防するのに共に効果的である。
状態を処置または予防するための本方法で有用な追加の治療剤の非限定的な例は、抗肥満剤、抗糖尿病剤、メタボリックシンドロームを処置するのに有用な任意の薬剤、心臓脈管疾患を処置するのに有用な任意の薬剤、コレステロール生合成阻害剤、コレステロール吸収阻害剤、胆汁酸遮蔽剤、プロブコール誘導体、IBAT阻害剤、ニコチン酸受容体(NAR)アゴニスト、ACAT阻害剤、コレステロールエステル輸送タンパク質(CETP)阻害剤、低密度(low−denisity)リポタンパク質(LDL)活性剤、魚油、水溶性繊維、植物ステロール、植物スタノール、植物スタノールの脂肪酸エステル、またはこれらの追加の治療剤の2つ以上の任意の組合せを含む。
状態を処置するための本方法で有用な抗肥満剤の非限定的な例は、リモナバンのようなCB1アンタゴニストまたはインバースアゴニスト、ニューロペプチドYアンタゴニスト、MCR4アゴニスト、MCH受容体アンタゴニスト、ヒスタミンH3受容体アンタゴニストまたはインバースアゴニスト、代謝率エンハンサー、栄養吸収阻害剤、レプチン、食欲抑制剤およびリパーゼ阻害剤を含む。
状態を処置または予防するための本方法で有用な食欲抑制薬剤の非限定的な例は、カンナビノイド受容体1(CB1)アンタゴニストまたはインバースアゴニスト(例えば、リモナバン);ニューロペプチドY(NPY1、NPY2、NPY4およびNPY5)アンタゴニスト;代謝生成物産性グルタミン酸サブタイプ5受容体(mGluR5)アンタゴニスト(例えば、2−メチル−6−(フェニルエチニル)ピリジンおよび3[(2−メチル−1,4−チアゾール−4−イル)エチニル]ピリジン);メラニン凝集ホルモン受容体(MCH1RおよびMCH2R)アンタゴニスト;メラノコルチン受容体アゴニスト(例えば、メラノタン−IIおよびMc4rアゴニスト);セロトニン取り込み阻害剤(例えば、デクスフェンフルラミンおよびフルオキセチン);セロトニン(5HT)輸送阻害剤(例えば、パロキセチン、フルオキセチン、フェンフルラミン、フルボキサミン、セルトラリン(sertaline)およびイミプラミン);ノルエピネフリン(NE)輸送体阻害剤(例えば、デシプラミン、タルスプラムおよびノミフェンシン);グレリンアンタゴニスト;レプチンまたはその誘導体;オピオイドアンタゴニスト(例えば、ナルメフェン、3−メトキシナルトレキソン(methoxynaltrexone)、ナロキソンおよびナルトレキソン(nalterxone));オレキシンアンタゴニスト;ボンベシン受容体サブタイプ3(BRS3)アゴニスト;コレシストキニン−A(CCK−A)アゴニスト;毛様体神経栄養因子(CNTF)またはその誘導体(例えば、ブタビンジドおよびアクソカイン(axokine));モノアミン再取り込み阻害剤(例えば、シブトラミン);グルカゴン様ペプチド1(GLP−1)アゴニスト;トピラメート;ならびにフィトファーム(phytopharm)化合物57を含む。
状態を処置または予防するための本方法で有用な代謝率エンハンサーの非限定的な例は、アセチルCoAカルボキシラーゼ−2(ACC2)阻害剤;ベータアドレナリン作動性受容体3(β3)アゴニスト;ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ阻害剤(DGAT1およびDGAT2);脂肪酸合成酵素(FAS)阻害剤(例えば、セルレニン);ホスホジエステラーゼ(PDE)阻害薬(例えば、テオフィリン、ペントキシフィリン、ザプリナスト、シルデナフィル、アムリノン、ミルリノン、シロスタミド、ロリプラムおよびシロミラスト);甲状腺ホルモンβアゴニスト;脱共役タンパク質(uncoupling protein)活性剤(UCP−1、2または3)(例えば、フィタン酸、4−[(E)−2−(5,6,7,8−テトラメチル−2−ナフタレニル)−1−プロペニル]安息香酸およびレチノイン酸);アシル−エストロゲン(例えば、オレオイル−エストロン);グルココルチコイドアンタゴニスト;11−ベータヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ1型(11βHSD−1)阻害剤;メラノコルチン3受容体(Mc3r)アゴニスト;ならびにステアロイルCoA脱飽和酵素(CoA desaturase)−1(SCD−1)化合物を含む。
状態を処置または予防するための本方法で有用な栄養吸収阻害剤の非限定的な例は、リパーゼ阻害剤(例えば、オルリスタット、リプスタチン、テトラヒドロリプスタチン、テアサポニンおよびジエチルウンベリフェリルホスフェート);脂肪酸輸送体阻害剤;ジカルボキシレート輸送体阻害剤;グルコース輸送体阻害剤;ならびにホスフェート輸送体阻害剤を含む。
状態を処置または予防するための本方法で有用なコレステロール生合成阻害剤の非限定的な例は、HMG−CoA還元酵素阻害剤、スクアレン合成酵素阻害剤、スクアレンエポキシダーゼ阻害剤、およびその混合物を含む。
状態を処置または予防するための本方法で有用なコレステロール吸収阻害剤の非限定的な例は、エゼチミブを含む。一実施形態で、コレステロール吸収阻害剤はエゼチミブである。
状態を処置または予防するための本方法で有用なHMG−CoA還元酵素阻害剤は、ロバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、シンバスタチン、アトルバスタチン、セリバスタチン、CI−981、レスバスタチン(resuvastatin)、リバスタチン、ピタバスタチン、ロスバスタチンまたはL−659,699((E,E)−11−[3’R−(ヒドロキシ−メチル)−4’−オキソ−2’R−オクセタニル]−3,5,7R−トリメチル−2,4−ウンデカジエン酸)などのスタチン系薬剤を含むが、これらに限定されない。
状態を処置または予防するための本方法で有用なスクアレン合成阻害剤は、スクアレン合成酵素阻害剤;スクアレスタチン1;およびNB−598((E)−N−エチル−N−(6,6−ジメチル−2−ヘプテン−4−イニル)−3−[(3,3’−ビチオフェン−5−イル)メトキシ]ベンゼン−メタナミンハイドロクロライド)などのスクアレンエポキシダーゼ阻害剤を含むが、これらに限定されない。
状態を処置または予防するための本方法で有用な胆汁酸遮蔽剤は、コレスチラミン(Bristol−Myers Squibbから入手可能であるQUESTRAN(登録商標)またはQUESTRAN LIGHT(登録商標)コレスチラミンなどの、胆汁酸に結合する能力がある四級アンモニウム陽イオン基を含有するスチレン−ジビニルベンゼン共重合体)、コレスチポール(Pharmaciaから入手可能であるCOLESTID(登録商標)錠剤などの、ジエチレントリアミンと1−クロロ−2,3−エポキシプロパンの共重合体)、コレセベラム塩酸塩(Sankyoから入手可能であるWelChol(登録商標)錠剤(エピクロロヒドリンで架橋されかつ1−ブロモデカンおよび(6−ブロモヘキシル)トリメチルアンモニウムブロミドでアルキル化されたポリ(アリルアミン塩酸塩)などの)、3,3−イオエン、N−(シクロアルキル)アルキルアミンおよびポリグルサムなどの水溶性誘導体、不溶性四級化ポリスチレン、サポニンおよびその混合物を含むが、これらに限定されない。適切な無機のコレステロール遮蔽剤は、モンモリロナイト粘土を加えたサリチル酸ビスマス、水酸化アルミニウムおよび炭酸カルシウム制酸剤を含む。
状態を処置または予防するための本方法で有用なプロブコール誘導体は、AGI−1067ならびに米国特許第6,121,319号および第6,147,250号に開示された他のものを含むが、これらに限定されない。
状態を処置または予防するための本方法で有用なIBAT阻害剤は、国際公開第00/38727号に開示されているような2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾチエピン1,1−ジオキシド構造を含む治療化合物などのベンゾチエピンを含むが、これらに限定されない。
状態を処置または予防するための本方法で有用なニコチン酸受容体アゴニストは、利用可能な場合、酸性型、塩、エステル、両性イオンおよび互変異性体を含む、ピリジン−3−カルボキシレート構造またはピラジン−2−カルボキシレート構造を有するものを含むが、これらに限定されない。本方法で有用なニコチン酸受容体アゴニストの他の例は、ニコチン酸、ニセリトロール、ニコフラノースおよびアシピモックスを含む。適切なニコチン酸生成物の例は、Kos Pharmaceuticals、Inc.(Cranbury、NJ)から入手可能であるNIASPAN(登録商標)(ナイアシン徐放性錠剤)である。状態を処置または予防するための本方法で有用なさらなるニコチン酸受容体アゴニストは、米国特許公報第2006/0264489号および第2007/0066630号、ならびに米国特許出願第11/771538号(その各々は参照として本明細書に緩用される)に開示された化合物を含むが、これらに限定されない。
状態を処置または予防するための本方法で有用なACAT阻害剤は、アバシミブ、HL−004、レシミビドおよびCL−277082(N−(2,4−ジフルオロフェニル)−N−[[4−(2,2−ジメチルプロピル)フェニル]−メチル]−N−ヘプチル尿素)を含むが、これらに限定されない。P. Changら、「Current, New and Future Treatments in Dyslipidaemia andAtherosclerosis」、Drugs2000年7月;60巻(1号);55〜93頁(これは参照として本明細書に緩用される)を参照。
状態を処置または予防するための本方法で有用なCETP阻害剤は、国際公開第00/38721号および米国特許第6,147,090号(これは参照として本明細書に緩用される)に開示されたものを含むが、これらに限定されない。
状態を処置または予防するための本方法で有用なLDL受容体活性剤は、LDL受容体活性を直接刺激するイミダゾリジニル−ピリミジン誘導体であるHOE−402を含むが、これらに限定されない。M. Huettingerら、「Hypolipidemic activity of HOE-402 is Mediated byStimulation of the LDL Receptor Pathway」、Arterioscler. Thromb.1993年;13巻:1005〜12頁参照。
状態を処置または予防するための本方法で有用な天然の水溶性繊維は、サイリウム、ガウア(guar)、オートおよびペクチンを含むが、これらに限定されない。
状態を処置または予防するための本方法で有用な植物スタノールの脂肪酸エステルは、BENECOL(登録商標)マーガリン中で用いられるシトスタノールエステルを含むが、これらに限定されない。
状態を処置するための本方法で有用な抗糖尿病剤の非限定的な例は、インスリン感受性増強薬(insulin sensitizer)、β−グルコシダーゼ阻害剤、DPP−IV阻害剤、インスリン分泌促進物質、肝臓グルコース排出低下化合物、抗高血圧剤、ナトリウム・グルコース取込み輸送体2(SGLT−2)阻害剤、インスリンおよびインスリン含有組成物、ならびに上記の抗肥満剤を含む。
一実施形態で、抗糖尿病剤はインスリン分泌促進物質である。一実施形態で、インスリン分泌促進物質はスルホニルウレアである。
本方法で有用なスルホニルウレアの非限定的な例は、グリピジド、トルブタミド、グリブリド、グリメピリド、クロルプロパミド、アセトヘキサミド、グリアミリド、グリクラジド、グリキドン、グリベンクラミドおよびトラザミドを含む。
別の実施形態で、インスリン分泌促進物質はメグリチニドである。
状態を処置するための本方法で有用なメグリチニドの非限定的な例は、レパグリニド、ミチグリニド、およびナテグリニドを含む。
また別の実施形態で、インスリン分泌促進物質はGLP−1またはGLP−1模倣物である。
本方法で有用なGLP−1模倣物の非限定的な例は、バイエッタ−エクセナチド(Exanatide)、リラグルチニド、CJC−1131(ConjuChem、エクサナチド(Exanatide)−LAR(Amylin)、BIM−51077(Ipsen/LaRoche)、ZP−10(Zealand Pharmaceuticals)、および国際公開第00/07617号に開示された化合物を含む。
本方法で有用なインスリン分泌促進物質の他の非限定的な例は、エキセンディン、GIPおよびセクレチンを含む。
別の実施形態で、抗糖尿病剤はインスリン感受性増強薬である。
本方法で有用なインスリン感受性増強薬の非限定的な例は、トログリタゾン、ロシグリタゾン、ピオグリタゾンおよびエングリタゾンなどのPPAR活性剤またはアゴニスト;メトホルミンおよびフェンホルミンなどのビグアニジン;PTP−1B阻害剤;ならびにグルコキナーゼ活性剤を含む。
別の実施形態で、抗糖尿病剤はβ−グルコシダーゼ阻害剤である。
本方法で有用なβ−グルコシダーゼ阻害剤の非限定的な例は、ミグリトール、アカルボース、およびボグリボースを含む。
別の実施形態で、抗糖尿病剤は肝臓グルコース排出低下剤である。
本方法で有用な肝臓グルコース排出低下剤の非限定的な例は、グルコファージ(Glucophage)およびグルコファージXRを含む。
さらに別の実施形態で、抗糖尿病剤は、長時間作用型および短時間作用型のインスリンなどのインスリンの全ての処方物(formualtion)を含むインスリンである。
経口的に投与可能なインスリンおよびインスリン含有組成物の非限定的な例は、AutoImmuneからのAL−401ならびに米国特許第4,579,730号;第4,849,405号;第4,963,526号;第5,642,868号;第5,763,396号;第5,824,638号;第5,843,866号;第6,153,632号;第6,191,105号;および国際公開第85/05029号(その各々は参照として本明細書に緩用される)に開示された組成物を含む。
別の実施形態で、抗糖尿病剤はDPP−IV阻害剤である。
本方法で有用なDPP−IV阻害剤の非限定的な例は、シタグリプチン、サクサグリプチン(JanuviaTM、Merck)、デナグリプチン、ビルダグリプチン(GalvusTM、Novartis)、アログリプチン、安息香酸アログリプチン、ABT−279およびABT−341(Abbott)、ALS−2−0426(Alantos)、ARI−2243(Arisaph)、BI−AおよびBI−B(Boehringer Ingelheim)、SYR−322(Takeda)、MP−513(Mitsubishi)、DP−893(Pfizer)、RO−0730699(Roche)またはシタグリプチン/メトホルミンHClの組合せ(JanumetTM、Merck)を含む。
さらなる実施形態で、抗糖尿病剤はSGLT−2阻害剤である。
本方法で有用なSGLT−2阻害剤の非限定的な例は、ダパグリフロジンおよびセルグリフロジン、AVE2268(Sanofi−Aventis)ならびにT−1095(田辺製薬)を含む。
状態を処置するための本方法で有用な抗高血圧剤の非限定的な例は、β遮断薬およびカルシウムチャネル遮断薬(例えばジルチアゼム、ベラパミル、ニフェジピン、アムロジピン(amlopidine)、およびミベフラジル(mybefradil))、ACE阻害剤(例えばカプトプリル、リシノプリル、エナラプリル、スピラプリル、セラノプリル(ceranopril)、ゾフェノプリル(zefenopril)、ホシノプリル、シラザプリル(cilazopril)、およびキナプリル)、AT−1受容体アンタゴニスト(例えばロサルタン、イルベサルタン、およびバルサルタン)、レニン阻害剤ならびにエンドセリン受容体アンタゴニスト(例えばシタクスセンタン)を含む。
一実施形態で、抗糖尿病剤は、デンプンおよびある種の糖の分解を遅らせるまたは妨げる薬剤である。
デンプンおよびある種の糖の分解を遅らせるまたは妨げる、かつ本発明の組成物および方法で用いるのに適している抗糖尿病剤の非限定的な例は、アルファ−グルコシダーゼ阻害剤およびインスリン産生を増加するためのある種のペプチドを含む。アルファ−グルコシダーゼ阻害剤は、摂取した炭水化物の消化を遅らせることにより体が血糖を下げるのを助け、それにより食後の血中グルコース濃度のより小さな上昇という結果になる。適切なアルファ−グルコシダーゼ阻害剤の非限定的な例は、アカルボース;ミグリトール;カミグリボース;国際公開第01/47528号(参照として本明細書に緩用される)に開示されたようなある種のポリアミン;ボグリボースを含む。インスリン産生を増加させるための適切なペプチドの非限定的な例は、アムリンチド(AmylinからのCAS登録番号(Reg.No.)122384−88−7;プラムリンチド、エキセンディン、国際公開第00/07617号に開示されたようなグルカゴン様ペプチド−1(GLP−1)アゴニスト活性を有するある種の化合物を含んでいる。
状態を処置または予防するための本方法で有用な他の具体的な追加の治療剤は、リモナバン、2−メチル−6−(フェニルエチニル)−ピリジン、3[(2−メチル−1,4−チアゾール−4−イル)エチニル]ピリジン、メラノタン−II、デクスフェンフルラミン、フルオキセチン、パロキセチン、フェンフルラミン、フルボキサミン、セルトラリン(sertaline)、イミプラミン、デシプラミン、タルスプラム、ノミフェンシン、レプチン、ナルメフェン、3−メトキシナルトレキソン、ナロキソン、ナルトレキソン(nalterxone)、ブタビンジド、アクソカイン、シブトラミン、トピラメート、フィトファーム(phytopharm)化合物57、セルレニン、テオフィリン、ペントキシフィリン、ザプリナスト、シルデナフィル、アムリノン、ミルリノン、シロスタミド、ロリプラム、シロミラスト、フィタン酸、4−[(E)−2−(5,6,7,8−テトラメチル−2−ナフタレニル)−1−プロペニル]安息香酸、レチノイン酸、オレオイル−エストロン、オーリスタット、リプスタチン、テトラヒドロリプスタチン、テアサポニンおよびジエチルウンベリフェリルホスフェートを含むが、これらに限定されない。
一実施形態で、糖尿病を処置または予防するための本組合せ治療は、式(I)の化合物、抗糖尿病剤および/または抗肥満剤を投与することを含む。
別の実施形態で、糖尿病を処置または予防するための本組合せ治療は、式(I)の化合物および抗糖尿病剤を投与することを含む。
別の実施形態で、糖尿病を処置または予防するための本組合せ治療は、式(I)の化合物および抗肥満剤を投与することを含む。
一実施形態で、肥満を処置または予防するための本組合せ治療は、式(I)の化合物、抗糖尿病剤および/または抗肥満剤を投与することを含む。
別の実施形態で、肥満を処置または予防するための本組合せ治療は、式(I)の化合物および抗糖尿病剤を投与することを含む。
別の実施形態で、肥満を処置または予防するための本組合せ治療は、式(I)の化合物および抗肥満剤を投与することを含む。
一実施形態で、メタボリックシンドロームを処置または予防するための本組合せ治療は、式(I)の化合物ならびに抗肥満剤、抗糖尿病剤、メタボリックシンドロームを処置するのに有用な任意の薬剤、心臓脈管疾患を処置するのに有用な任意の薬剤、コレステロール生合成阻害剤、ステロール吸収阻害剤、胆汁酸遮蔽剤、プロブコール誘導体、IBAT阻害剤、ニコチン酸受容体(NAR)アゴニスト、ACAT阻害剤、コレステロールエステル転移タンパク質(cholesteryl ester transfer proten)(CETP)阻害剤、低密度リポタンパク質(LDL)活性剤、魚油、水溶性繊維、植物ステロール、植物スタノールおよび植物スタノールの脂肪酸エステルから選択される、1つまたは複数の追加の治療剤を投与することを含む。
一実施形態で、追加の治療剤はコレステロール生合成阻害剤である。別の実施形態で、コレステロール生合成阻害剤はスクアレン合成酵素阻害剤である。別の実施形態で、コレステロール生合成阻害剤はスクアレンエポキシダーゼ阻害剤である。また別の実施形態で、コレステロール生合成阻害剤はHMG−CoA還元酵素阻害剤である。別の実施形態で、HMG−CoA還元酵素阻害剤はスタチンである。さらに別の実施形態で、スタチンはロバスタチン、プラバスタチン、シンバスタチンまたはアトルバスタチンである。
一実施形態で、追加の治療剤はコレステロール吸収阻害剤である。別の実施形態で、コレステロール吸収阻害剤はエゼチミブである。
一実施形態で、追加の治療剤はコレステロール吸収阻害剤およびコレステロール生合成阻害剤を含む。別の実施形態で、追加の治療剤はコレステロール吸収阻害剤およびスタチンを含む。別の実施形態で、追加の治療剤はエゼチミブおよびスタチンを含む。別の実施形態で、追加の治療剤はエゼチミブおよびシンバスタチンを含む。
一実施形態で、メタボリックシンドロームを処置または予防するための本組合せ治療は、式(I)の化合物、抗糖尿病剤および/または抗肥満剤を投与することを含む。
別の実施形態で、メタボリックシンドロームを処置または予防するための本組合せ治療は、式(I)の化合物および抗糖尿病剤を投与することを含む。
別の実施形態で、メタボリックシンドロームを処置または予防するための本組合せ治療は、式(I)の化合物および抗肥満剤を投与することを含む。
一実施形態で、心臓脈管疾患を処置または予防するための本組合せ治療は、1つまたは複数の式(I)の化合物、および心臓脈管疾患を処置または予防するのに有用な追加の薬剤を投与することを含む。
このような投与を必要としている患者へ組合せ治療物を投与する場合、併用での治療薬、または治療薬を含む1つの医薬品組成物または複数の医薬品組成物は、例えば、連続して、同時に(concurrently)、共に、同時に(simultaneously)等のような任意の順番で投与され得る。このような組合せ治療での様々な活性成分の量は、異なる量(異なる投与量)または同じ量(同じ投与量)であり得る。
一実施形態で、1つまたは複数のピリミジノン誘導体は、(1つまたは複数の)追加の治療剤がそれらの予防的または治療的効果を発揮している期間内に投与され、またはその逆である。
別の実施形態で、1つまたは複数のピリミジノン誘導体および(1つまたは複数の)追加の治療剤は、このような薬剤が状態を処置するための単剤治療として用いられる場合に通常に採用された用量で投与される。
別の実施形態で、1つまたは複数のピリミジノン誘導体および(1つまたは複数の)追加の治療剤は、このような薬剤が状態を処置するための単剤治療として用いられる場合に通常に採用された用量よりも低い用量で投与される。
また別の実施形態で、1つまたは複数のピリミジノン誘導体および(1つまたは複数の)追加の治療剤は相乗的に作用しかつこのような薬剤が状態を処置するための単剤治療として用いられる場合に通常に採用された用量よりも低い用量で投与される。
一実施形態で、1つまたは複数のピリミジノン誘導体および(1つまたは複数の)追加の治療剤は、同じ組成物中に存在する。一実施形態で、この組成物は経口投与に適している。別の実施形態で、この組成物は静脈内投与に適している。
1つまたは複数のピリミジノン誘導体および(1つまたは複数の)追加の治療剤は、相加的にまたは相乗的に作用することができる。相乗的な併用は、1つまたは複数の薬剤のより低い投与量のおよび/または組合せ治療の1つまたは複数の薬剤の少ない頻度の投与の使用を可能とし得る。1つまたは複数の薬剤のより低い投与量または少ない頻度の投与は、治療の有効性を減少することなしに治療の毒性を低くし得る。
一実施形態で、1つまたは複数のピリミジノン誘導体および(1つまたは複数の)追加の治療剤の投与は、これらの薬剤に対する状態の抵抗性を阻害し得る。
一実施形態で、患者が糖尿病または糖尿病性合併症を処置される場合、追加の治療剤はピリミジノン誘導体ではない抗糖尿病剤である。別の実施形態で、追加の治療剤は、ピリミジノン誘導体の任意の潜在的な副作用を減少するのに有用な薬剤である。このような潜在的な副作用は、悪心、嘔吐、頭痛、発熱、嗜眠、筋肉痛、下痢、全身痛、および投与部位での疼痛を含むが、これらに限定されない。
一実施形態で、追加の治療剤はその公知の治療的有効量で用いられる。別の実施形態で、追加の治療剤はその普通に処方される投与量で用いられる。別の実施形態で、追加の治療剤はその普通に処方される投与量またはその公知の治療的有効量より少なく用いられる。
状態の処置または予防のための本発明の組合せ治療で用いられる他の薬剤の用量および投与計画は、認可された投与量および添付文書の投与計画;患者の年齢、性別および一般的な健康;ならびにウイルス感染または関連した疾患もしくは障害の種類および重篤度を考慮に入れて、主治医により決定されることができる。組合せで投与される場合、上記に掲載された疾患または状態を処置するための(1つまたは複数の)ピリミジノン誘導体および(1つまたは複数の)他の薬剤は、同時にまたは連続して投与されることができる。これは、組合せの成分が異なる投与スケジュールで与えられた場合、例えば、1つの成分が1日1回投与されかつ別のものが6時間ごとである、または好適な医薬組成物が異なる場合、例えば、1つが錠剤でありかつ1つがカプセルである、に特に有用である。別個の剤形を含むキットが、したがって有利である。
通常、1つまたは複数のピリミジノン誘導体および(1つまたは複数の)追加の治療剤の全1日の投与量は、組合せ治療として投与された場合、変動が治療の標的、患者および投与経路に依存して必然的に起こるが、1日あたり約0.1〜約2000mgの範囲である。一実施形態で、投与量は約0.2〜約100mg/日であり、単回投与または2〜4の分割投与で投与される。別の実施形態で、投与量は約1〜約500mg/日であり、単回投与または2〜4の分割投与で投与される。別の実施形態で、投与量は約1〜約200mg/日であり、単回投与または2〜4の分割投与で投与される。また別の実施形態で、投与量は約1〜約100mg/日であり、単回投与または2〜4の分割投与で投与される。さらに別の実施形態で、投与量は約1〜約50mg/日であり、単回投与または2〜4の分割投与で投与される。さらなる実施形態で、投与量は約1〜約20mg/日であり、単回投与または2〜4の分割投与で投与される。
組成物および投与
一実施形態で、本発明は、1つまたは複数の式(I)の化合物の有効量またはその薬剤学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および薬剤学的に許容される担体(carrier)を含む組成物を提供する。
一実施形態で、本発明は、1つまたは複数の式(I)の化合物の有効量またはその薬剤学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および薬剤学的に許容される担体(carrier)を含む組成物を提供する。
式(I)の化合物から医薬組成物を調製するための、不活性な、薬剤学的に許容される担体は、固形物または液体のいずれかであることができる。固体型調製物は、粉末、錠剤、分散性顆粒、カプセル、カシェ剤および坐薬を含む。粉末および錠剤は、約5〜約95パーセントの活性成分を含み得る。適切な固形担体は当技術分野で公知の、例えば、炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、糖またはラクトースである。錠剤、粉末、カシェ剤およびカプセルは、経口投与に適している固形物の剤形として用いられることができる。薬剤学的に許容される担体の例および様々な組成物を製造する方法は、A.Gennaro(編)、Remington's Pharmaceutical Sciences、第18版、(1990年)、Mack Publishing Co.、Easton、PAに見られ得る。
液体型調製物は、溶液、懸濁液およびエマルションを含む。例として、非経口注射のための水もしくは水−プロピレングリコール溶液または経口溶液、懸濁液およびエマルションのための甘味料および乳白剤の添加が言及され得る。液体型調製物はまた、鼻腔内投与に対する溶液を含み得る。
吸入に適しているエアロゾル調製物は、溶液および粉末形態の固形物を含み得、それは圧縮不活性ガス、例えば、窒素などの、薬剤学的に許容される担体との組合せであり得る。
また含まれるのは、使用するすぐ前に、経口または非経口投与のいずれかのための液体型調製物に転換することを意図した固体型調製物である。このような液体形態は、溶液、懸濁液およびエマルションを含む。
本発明の化合物は、経皮的にも送達可能であり得る。経皮的組成物はクリーム、ローション、エアロゾルおよび/またはエマルションの形態をとることができ、この目的のために当技術分野で標準であるマトリクスまたはリザーバー型の経皮的パッチに含有させることができる。
一実施形態で、ピリミジノン誘導体は経口的に投与される。
一実施形態で、医薬調製物は単位剤形である。このような形態で、調製物は、活性成分の適切な分量、例えば、望ましい目的を達成する有効量、を含んでいる適切な大きさの単位用量に分割されている。
調製物の単位用量中の活性化合物の分量は約0.1〜約2000mgである。変動が、治療の標的、患者および投与経路に依存して必然的に起こる。一実施形態で、単位用量投与量は約0.2〜約1000mgである。別の実施形態で、単位用量投与量は約1〜約500mgである。別の実施形態で、単位用量投与量は約1〜約100mg/日である。また別の実施形態で、単位用量投与量は約1〜約50mgである。さらに別の実施形態で、単位用量投与量は約1〜約10mgである。
採用された実際の投与量は、患者の必要量および処置されている状態の重篤度に依存して変化し得る。特定の状況に対する適切な投与計画の決定は、当技術分野の技術の範囲内である。便宜上、全1日の投与量は、必要に応じ1日の間で部分に分割され、投与され得る。
本発明の化合物および/またはその薬剤学的に許容される塩の投与の量および頻度は、患者の年齢、状態およびサイズまた処置されている症候の重篤度などの因子を考慮して、主治医の判断に従って調節される。経口投与に対する典型の推奨された1日の投与計画は、2〜4の分割投与で約1mg/日〜約300mg/日、好ましくは1mg/日〜75mg/日に及ぶことができる。
本発明が1つまたは複数のピリミジノン誘導体および追加の治療剤の組合せを含む場合、2つの活性成分は、同時にもしくは連続して共投与され得、または薬剤学的に許容される担体中の1つまたは複数のピリミジノン誘導体および追加の治療剤を含む単独の医薬組成物が投与されることができる。組合せの成分は、カプセル、錠剤、粉末、カシェ剤、懸濁液、溶液、坐薬、鼻腔内スプレー等などの任意の通常の剤形で、個々にまたは一緒に投与されることができる。追加の治療剤の投与量は、刊行された資料から決定することができ、投与あたり約1〜約1000mgの範囲であり得る。一実施形態で、組合せで用いられる場合、個々の成分の投与レベルは、組合せの有利な効果のおかげで推奨された個々の投与量よりも低くなる。
一実施形態で、組合せ治療計画の成分が同時に投与され、それらは薬剤学的に許容される担体との単独の組成物で投与されることができる。
別の実施形態で、組合せ治療計画の成分が別個にまたは連続して投与される場合、それらはそれぞれ薬剤学的に許容される担体を含む、別個の組成物で投与されることができる。
組合せ治療の成分は、カプセル、錠剤、粉末、カシェ剤、懸濁液、溶液、坐薬、鼻腔内スプレー等などの任意の通常の剤形で投与されることができる。
キット
一態様で、本発明は、1つまたは複数の式(I)の化合物の有効量、または化合物の薬剤学的に許容される塩もしくは溶媒和物および薬剤学的に許容される担体、媒体(vehicle)もしくは希釈剤を含むキットを提供する。
一態様で、本発明は、1つまたは複数の式(I)の化合物の有効量、または化合物の薬剤学的に許容される塩もしくは溶媒和物および薬剤学的に許容される担体、媒体(vehicle)もしくは希釈剤を含むキットを提供する。
別の態様で本発明は、1つまたは複数のピリミジノン誘導体の量、または化合物の薬剤学的に許容される塩もしくは溶媒和物および少なくとも1つの上記に掲載された追加の治療剤の量を含み、ここで、併用した量は、患者の糖尿病、糖尿病性合併症、グルコース寛容減損または空腹時グルコース減損を処置または予防するのに効果的であるキットを提供する。
組合せ治療計画の成分が複数の組成物で投与される場合、それらは、各組成物の活性成分が併用が治療的であるような量で存在している、それぞれが薬剤学的に許容される担体中の1つまたは複数のピリミジノン誘導体を含む1つまたは複数の容器、および薬剤学的に許容される担体中の追加の治療薬を含む別個の容器が、1つのパッケージに含まれているキットで提供されることができる。
本発明は、本発明のわずかな態様の例証のつもりである実施例で開示された具体的な実施形態に制限されるものではなく、機能的に均等な任意の実施形態が本発明の範囲内である。しかしながら、本明細書で示しかつ記載したものに加えて、本発明の様々な改変が当業者に明らかとなるであろうし、添付の特許請求の範囲の範囲内に収まることを意図している。
本明細書で引用されている多くの参考文献は、その全ての開示が参照として本明細書に緩用される。
Claims (90)
- 下記式を有する化合物または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ
Rは、不在であるか、またはRは酸素であり、ただし、Rが酸素である場合、これは、Rが結合している窒素原子のN−オキシド体を表すと理解され、
R1は、−H、アルキル、ハロアルキル、−N(R9)2、−SR9、−S(O)qN(R6)2、−S(O)pR7、−OR9、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)nヘテロアリール、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニル、−C(O)−アリール、−C(O)−アルキル、−アルキレン−O−アリール、−アルキレン−O−アルキルまたは−C(O)NH2であり、ここで、任意のアリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アリール、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−S(O)pR7、−CN、−N(R6)2、−C(O)R5、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−NHC(O)R5、−NHS(O)qR7および−S(O)qN(R6)2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていてもよく、
R2は、アルキル、ハロアルキル、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)n−ヘテロアリール、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニル、−C(O)−アリール、−C(O)−アルキル、−アルキレン−O−ハロアルキル、−アルキレン−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−C(O)OR5、または−C(O)N(R6)2であり、ここで、任意のアリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アリール、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−S(O)pR7、−CN、−N(R6)2、−C(O)R5、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−NHC(O)R5、−NHS(O)qR7および−S(O)qN(R6)2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていてもよく、あるいはR2およびR3ならびにそれらが両方とも結合している炭素原子が合わさって、アリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基を形成し、ただし、これらの基のいずれもが、非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−CN、−N(R6)2、−C(O)R5、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−NHC(O)R5、−NHS(O)qR7、−S(O)pR7および−−S(O)qN(R6)2から選択される最大3個の置換基で置換されており、
R3は、アルキル、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)n−ヘテロアリール、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニル、−C(O)−アリール、−C(O)−アルキル、−アルキレン−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−C(O)OR5、または−C(O)N(R6)2であり、ここで、任意のアリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アリール、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−S(O)pR7、−CN、−N(R6)2、−C(O)R5、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−NHC(O)R5、−NHS(O)qR7および−S(O)qN(R6)2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていてもよく、あるいはR2およびR3ならびにそれらが両方とも結合している炭素原子が合わさって、アリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基を形成し、ただし、これらの基のいずれもが、非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−CN、−N(R6)2、−C(O)R5、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−NHC(O)R5、−NHS(O)qR7、−S(O)pR7および−S(O)qN(R6)2から選択される最大3個の置換基で置換されており、
R4は、H、アルキル、−C(O)R5、−S(O)qR7、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−アリール、−アルキレン−S−アルキル、−アルキレン−S−アリール、−アルキレン−NH−アルキル、−アルキレン−NH−アリール、−アルキレン−NC(O)O−アルキル、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−C(O)NH−OR8、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニルまたは−(アルキレン)n−ヘテロアリールであり、ここで、R4基の一部である任意のアリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、アルキル、アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、−アルキレン−O−アルキレン−Si(アルキル)3、−NH2、−NH−アルキル、−N(アルキル)2、−OH、−ヒドロキシアルキル、−アルキニレン−アリール、−S(O)pR7、−O−アルキル、−O−アリール、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−ハロアルキル、ハロ、−NO2、−CN、ヘテロアリール、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−ハロアルキル、−S(O)−ハロアルキルおよび−(アルキニレン)n−アリールから選択される最大3個の置換基で置換されていてもよく、R4基の一部であるシクロアルキル基はベンゼン環と縮合していてもよく、アルキレン基は、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールから選択される基で場合によって置換されていてもよく、
R5は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、−アルキレン−O−アリール、−アルキレン−S−アリール、−アルキレン−N(R8)C(O)O−アルキル、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニルまたは−(アルキレン)n−ヘテロアリールであり、ここで、任意のアリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−S−ハロアルキル、−アルキレン−O−アルキル、−CN、−N(R9)2、−C(O)H、−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)N(R9)2、−NHC(O)R9、−NHS(O)qR9、−S(O)pR9および−S(O)qN(R9)2から選択される最大4個の置換基で置換されていてもよく、
R6の各出現は、独立して、H、アルキル、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニルまたは−(アルキレン)n−ヘテロアリールであり、ただし、Hを除く上記基のいずれもが非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−CN、−N(R9)2、−C(O)H、−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)N(R9)2、−NHC(O)R9、−NHS(O)qR9、−S(O)pR9および−S(O)qN(R9)2から選択される1個から3個の置換基で置換されていてもよく、
R7の各出現は、独立して、アルキル、アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルであり、そのいずれもが非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−CN、−N(R9)2、−C(O)H、−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)N(R9)2、−NHC(O)R9、−NHS(O)qR9、−S(O)pR9および−S(O)qN(R9)2から選択される1個から3個の置換基で置換されていてもよく、
R8の各出現は、独立して、Hまたはアルキルであり、
R9の各出現は、独立して、H、アルキル、−(アルキレン)n−アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルであり、
R10の各出現は、独立して、H、アルキル、−(アルキレン)n−アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルであり、
R11の各出現は、独立して、H、アルキル、−(アルキレン)n−アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルであるか、あるいは任意のR10およびR11は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、3員から7員の縮合環もしくはスピロ環、または4員から7員の架橋環を形成することができ、
R12は、H、アルキル、−(アルキレン)n−アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルコキシまたはヒドロキシアルキルであり、
nの各出現は、独立して、0または1であり、
pの各出現は、独立して、0、1または2であり、
qの各出現は、独立して、1または2であり、
ただし、式(I)の化合物は、下記式(II)を有する化合物ではない:
- R1がアルキルまたは−N(R9)2である、請求項1に記載の化合物。
- R1がメチルである、請求項2に記載の化合物。
- R1が−NH2である、請求項2に記載の化合物。
- R2が、アリール、ヘテロアリールまたはシクロアルキルであり、R3が、アリール、ヘテロアリールまたはシクロアルキルである、請求項1に記載の化合物。
- R2が、フェニル、4−フルオロフェニルまたはピリジルであり、R3が、フェニル、4−フルオロフェニルまたはピリジルである、請求項5に記載の化合物。
- R2およびR3が、それぞれフェニルである、請求項6に記載の化合物。
- R2がフェニルであり、R3がピリジルである、請求項6に記載の化合物。
- R2およびR3が、それぞれ4−フルオロフェニルである、請求項6に記載の化合物。
- R2がフェニルであり、R3が4−フルオロフェニルである、請求項6に記載の化合物。
- R4が−アルキレン−アリールである、請求項5に記載の化合物。
- R4が、−CH2−アリールまたは−CH(CH3)−アリールである、請求項11に記載の化合物。
- R4が、−CH2−フェニルまたは−CH(CH3)−フェニルであり、ここで、該フェニル基は、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、−C(O)O−アルキル、−S−ハロアルキルまたは−NO2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていてよい、請求項12に記載の化合物。
- R4が、
- R2が、フェニル、4−フルオロフェニルまたはピリジルであり、R3が、フェニル、4−フルオロフェニルまたはピリジルである、請求項14に記載の化合物。
- Rが不在であり、R1がメチルである、請求項15に記載の化合物。
- Rが不在であり、R1が−NH2である、請求項15に記載の化合物。
- R2およびR3が、それぞれフェニルである、請求項16に記載の化合物。
- R2およびR3が、それぞれ4−フルオロフェニルである、請求項16に記載の化合物。
- R2がフェニルであり、R3がピリジルである、請求項16に記載の化合物。
- R2がフェニルであり、R3が4−フルオロフェニルである、請求項16に記載の化合物。
- R2およびR3が、それぞれフェニルである、請求項17に記載の化合物。
- R2およびR3が、それぞれ4−フルオロフェニルである、請求項17に記載の化合物。
- R2がフェニルであり、R3がピリジルである、請求項17に記載の化合物。
- R2がフェニルであり、R3が4−フルオロフェニルである、請求項17に記載の化合物。
- R4が−アルキレン−ヘテロアリールである、請求項5に記載の化合物。
- R4が、−CH2−ヘテロアリールまたは−CH(CH3)−ヘテロアリールである、請求項26に記載の化合物。
- 前記ヘテロアリールが、チエニルまたはベンゾチエニルであり、チエニル基またはベンゾチエニル基が、同じであっても異なっていてもよい、ハロ、アルキルまたはハロアルキルから選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていてよい、請求項27に記載の化合物。
- R4が、
- R2が、フェニル、4−フルオロフェニルまたはピリジルであり、R3が、フェニル、4−フルオロフェニルまたはピリジルである、請求項29に記載の化合物。
- R2およびR3が、それぞれフェニルである、請求項29に記載の化合物。
- R2およびR3が、それぞれ4−フルオロフェニルである、請求項29に記載の化合物。
- R2がフェニルであり、R3がピリジルである、請求項29に記載の化合物。
- R2およびR3が、それぞれフェニルである、請求項30に記載の化合物。
- R2およびR3が、それぞれ4−フルオロフェニルである、請求項30に記載の化合物。
- R2がフェニルであり、R3がピリジルである、請求項30に記載の化合物。
- R2がフェニルであり、R3が4−フルオロフェニルである、請求項30に記載の化合物。
- 下記構造:
- 請求項1に記載の1つもしくは複数の化合物、または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬剤学的に許容できる担体を含む医薬組成物。
- 請求項38に記載の1つもしくは複数の化合物、または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬剤学的に許容できる担体を含む医薬組成物。
- 請求項1に記載の化合物と異なる、少なくとも1種の抗糖尿病剤および/または少なくとも1種の抗肥満剤をさらに含む、請求項39に記載の組成物。
- 請求項1に記載の化合物と異なる少なくとも1種の抗糖尿病剤を含む、請求項41に記載の組成物。
- 請求項1に記載の化合物と異なる少なくとも1種の抗肥満剤を含む、請求項41に記載の組成物。
- 請求項1に記載の1つもしくは複数の化合物、または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルまたはプロドラッグの有効量を患者に投与する工程を含む、該患者における糖尿病を処置する方法。
- 請求項38に記載の1つもしくは複数の化合物、または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの有効量を患者に投与する工程を含む、該患者における糖尿病を処置する方法。
- 請求項1に記載の1つもしくは複数の化合物、または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの有効量を患者に投与する工程を含む、該患者における肥満を処置する方法。
- 請求項38に記載の1つもしくは複数の化合物、または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの有効量を患者に投与する工程を含む、該患者における肥満を処置する方法。
- 請求項1に記載の1つもしくは複数の化合物、または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの有効量を患者に投与する工程を含む、該患者におけるメタボリック症候群を処置する方法。
- 請求項38に記載の1つもしくは複数の化合物、または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの有効量を患者に投与する工程を含む、該患者におけるメタボリック症候群を処置する方法。
- 請求項1に記載の化合物と異なる少なくとも1種の抗糖尿病剤および/または少なくとも1種の抗肥満剤を患者に投与する工程をさらに含み、該投与される量が一緒になって糖尿病を処置するのに有効である、請求項45に記載の方法。
- 請求項1に記載の化合物と異なる少なくとも1種の抗肥満剤を患者に投与する工程をさらに含み、該投与される量が一緒になって肥満を処置するのに有効である、請求項47に記載の方法。
- 請求項1に記載の化合物と異なる少なくとも1種の抗糖尿病剤および/または少なくとも1種の抗肥満剤を患者に投与する工程をさらに含み、該投与される量が一緒になってメタボリック症候群を処置するのに有効である、請求項49に記載の方法。
- 請求項1に記載の化合物と異なる少なくとも1種の抗糖尿病剤を投与する工程を含む、請求項50に記載の方法。
- 前記抗糖尿病剤が、インスリン感受性増強薬、β−グルコシダーゼ阻害剤、DPP−IV阻害剤、インスリン分泌促進物質、肝臓グルコース排出低下化合物、抗高血圧剤、ナトリウム・グルコース取込み輸送体2(SGLT−2)阻害剤、インスリン、インスリン含有組成物および抗肥満剤である、請求項53に記載の方法。
- 前記抗糖尿病剤がインスリン感受性増強薬である、請求項54に記載の方法。
- 前記インスリン感受性増強薬がPPAR活性化剤である、請求項55に記載の方法。
- 前記PPAR活性化剤がチアゾリジンジオンである、請求項56に記載の方法。
- 前記インスリン感受性増強薬がメトホルミンである、請求項55に記載の方法。
- 前記抗糖尿病剤がDPP−IV阻害剤である、請求項54に記載の方法。
- 前記DPP−IV阻害剤が、シタグリプチン、サクサグリプチン、デナグリプチン、ビルダグリプチンまたはアログリプチンである、請求項59に記載の方法。
- 前記抗糖尿病剤がインスリン分泌促進物質である、請求項54に記載の方法。
- 前記インスリン分泌促進物質が、スルホニルウレア、メグリチニド、GLP−1またはGLP−1模倣物である、請求項61に記載の方法。
- 前記インスリン分泌促進物質がGLP−1模倣物である、請求項62に記載の方法。
- 前記GLP−1模倣物が、バイエッタ−エキセナチド(Exanatide)またはリラグルチニドである、請求項63に記載の方法。
- 前記抗糖尿病剤がSGLT−2阻害剤である、請求項54に記載の方法。
- 前記SGLT−2阻害剤が、ダパグリフロジンまたはセルグリフロジンである、請求項65に記載の方法。
- 請求項1に記載の化合物と異なる少なくとも1種の抗肥満剤を投与する工程を含む、請求項50に記載の方法。
- 前記抗肥満剤が、ニューロペプチドYアンタゴニスト、MCR4アゴニスト、MCH受容体アンタゴニスト、タンパク質ホルモン、AMPキナーゼ活性化剤、CB1アンタゴニスト、GLP−1アゴニストまたはリパーゼ阻害剤である、請求項67に記載の方法。
- 前記抗肥満剤が、オルリスタット、レプチン、またはアディポネクチンである、請求項68に記載の方法。
- 前記糖尿病がI型糖尿病である、請求項44に記載の方法。
- 前記糖尿病がII型糖尿病である、請求項44に記載の方法。
- 前記抗肥満剤が、ニューロペプチドYアンタゴニスト、MCR4アゴニスト、MCH受容体アンタゴニスト、タンパク質ホルモン、AMPキナーゼ活性化剤、CB1アンタゴニスト、GLP−1アゴニストまたはリパーゼ阻害剤である、請求項51に記載の方法。
- 前記抗肥満剤が、オルリスタット、レプチンまたはアディポネクチンである、請求項72に記載の方法。
- 請求項1に記載の化合物と異なる少なくとも1種の抗糖尿病剤を投与する工程を含む、請求項52に記載の方法。
- 前記抗糖尿病剤が、インスリン感受性増強薬、β−グルコシダーゼ阻害剤、DPP−IV阻害剤、インスリン分泌促進物質、肝臓グルコース排出低下化合物、抗高血圧剤、ナトリウム・グルコース取込み輸送体2(SGLT−2)阻害剤、インスリン、インスリン含有組成物および抗肥満剤である、請求項74に記載の方法。
- 前記抗糖尿病剤がインスリン感受性増強薬である、請求項75に記載の方法。
- 前記インスリン感受性増強薬がPPAR活性化剤である、請求項76に記載の方法。
- 前記PPAR活性化剤がチアゾリジンジオンである、請求項77に記載の方法。
- 前記インスリン感受性増強薬がメトホルミンである、請求項76に記載の方法。
- 前記抗糖尿病剤がDPP−IV阻害剤である、請求項75に記載の方法。
- 前記DPP−IV阻害剤が、シタグリプチン、サクサグリプチン、デナグリプチン、ビルダグリプチンまたはアログリプチンである、請求項80に記載の方法。
- 前記抗糖尿病剤がインスリン分泌促進物質である、請求項75に記載の方法。
- 前記インスリン分泌促進物質が、スルホニルウレア、メグリチニド、GLP−1またはGLP−1模倣物である、請求項82に記載の方法。
- インスリン分泌促進物質がGLP−1模倣物である、請求項83に記載の方法。
- 前記GLP−1模倣物が、バイエッタ−エキセナチド(Exanatide)またはリラグルチニドである、請求項84に記載の方法。
- 前記抗糖尿病剤がSGLT−2阻害剤である、請求項75に記載の方法。
- 前記SGLT−2阻害剤が、ダパグリフロジンまたはセルグリフロジンである、請求項86に記載の方法。
- 請求項1に記載の化合物と異なる少なくとも1種の抗肥満剤を投与する工程を含む、請求項52に記載の方法。
- 前記抗肥満剤が、ニューロペプチドYアンタゴニスト、MCR4アゴニスト、MCH受容体アンタゴニスト、タンパク質ホルモン、AMPキナーゼ活性化剤、CB1アンタゴニスト、GLP−1アゴニストまたはリパーゼ阻害剤である、請求項88に記載の方法。
- 前記抗肥満剤が、オルリスタット、レプチンまたはアディポネクチンである、請求項89に記載の方法。
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