JP2010524940A - ピリミジノン誘導体およびそれらの使用方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、ピリミジノン誘導体、ピリミジノン誘導体を含む組成物、および患者における肥満、糖尿病、代謝障害、心臓脈管疾患またはGタンパク質共役受容体119(「GPR119」)の活性に関連する障害を処置または予防するためにピリミジノン誘導体を使用する方法に関する。式(I)の化合物または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ(本明細書において、「ピリミジノン誘導体」と称する)は、患者における肥満、糖尿病、メタボリック症候群、心臓脈管疾患またはGPR119の活性に関連する障害(それぞれ「状態(condition)」である)を処置または予防するのに有用であり得る。
Description
本発明は、ピリミジノン誘導体、ピリミジノン誘導体を含む組成物、および患者における肥満、糖尿病、代謝障害、心臓脈管疾患またはGタンパク質共役受容体119(「GPR119」)の活性に関連する障害を処置または予防するためにピリミジノン誘導体を使用する方法に関する。
ヒトには多くの受容体クラスが存在するが、はるかに最も豊富であり治療上関係しているのは、Gタンパク質共役受容体(GPCRまたはGPCR(複数))クラスによって代表される。ヒトゲノム内に数十万の遺伝子があると推定され、これらのうち、およそ2%または2,000の遺伝子が、GPCRをコードすると推定される。内因性リガンドが同定されているGPCRを含めて、受容体は「公知」受容体と称される一方、内因性リガンドが同定されていない受容体は、「オーファン」受容体と称される。100種の公知GPCRのうちおよそ20種から医薬品が開発されているという事実によって証明されているように、GPCRは、医薬品の開発のための重要な領域を代表している。この特徴は、特にGPCRの場合において単なる語義ではない。したがって、オーファンGPCRと医薬産業の関係は、金と19世紀後半のカリフォルニアの関係に等しく、成長、拡大、強化および発展を推進させる機会である。
GPCRは、共通の構造モチーフを共有している。これらの受容体は全て、7つのアルファへリックスを形成し、各へリックスが膜にまたがる(各スパンは数字で識別され、即ち、膜貫通1(TM−1)、膜貫通2(TM−2)など)22個から24個の疎水性アミノ酸の7つの配列を有する。膜貫通へリックスは、細胞膜の外部、つまり「細胞外」側で、膜貫通2および膜貫通3、膜貫通4および膜貫通5、ならびに膜貫通6および膜貫通7の間のアミノ酸の鎖によって連結している(これらは、それぞれ「細胞外」領域1、2および3(EC−1、EC−2およびEC−3)と称される)。膜貫通へリックスは、細胞膜の内部、つまり「細胞内」側で、膜貫通1および膜貫通2、膜貫通3および膜貫通4、ならびに膜貫通5および膜貫通6の間のアミノ酸の鎖によっても連結している(これらは、それぞれ「細胞内」領域1、2および3(IC−1、IC−2およびIC−3)と称される)。受容体の「カルボキシ」(「C」)末端は、細胞内の細胞内空間にあり、受容体の「アミノ」(「N」)末端は、細胞外部の細胞外空間にある。
一般に、内因性リガンドが受容体と結合する場合(しばしば、受容体の「活性化」と称される)、細胞内領域と細胞内「Gタンパク質」との間の共役(coupling)を可能にする細胞内領域の立体配座に変化がある。GPCRがGタンパク質に対して「無差別」である、即ち、GPCRが、1つより多いGタンパク質と相互作用することができることが報告されている。非特許文献1を参照されたい。他のGタンパク質も存在しているが、現在、Gq、Gs、Gi、およびGoが、同定されているGタンパク質である。Gタンパク質と共役する内因性リガンド活性化GPCRは、(「シグナル伝達(signal transduction)」と称される)シグナル伝達(signaling)カスケードプロセスを開始する。通常の条件下で、シグナル伝達の結果、最終的に細胞活性化または細胞阻害となる。IC−3ループならびに受容体のカルボキシ末端が、Gタンパク質と相互作用すると考えられる。
生理学的条件下で、GPCRは、2つの異なる立体配座の間に平衡状態:「不活性」状態および「活性」状態で、細胞膜に存在する。不活性状態の受容体は、細胞内シグナル伝達経路に連結して生物学的応答を生じさせることができない。受容体の立体配座を活性状態に変化させることにより、(Gタンパク質を介して)伝達経路への連結を可能にし、生物学的応答を生じさせる。受容体は、内因性リガンドまたは薬物などの化合物によって、活性状態に安定化させることができる。
Gタンパク質共役受容体の調節は、様々な代謝障害を制御するためによく研究されてきた。例えば、GenBank(例えば、受入番号(accession number)XM.sub.――066873およびAY288416を参照のこと)に記載されているGタンパク質共役受容体である受容体GPR119の小分子調節剤は、特定の代謝障害を処置または予防するのに有用であることが示された。GPR119は、膵臓β細胞上に選択的に発現するGタンパク質共役受容体である。GPR119活性化は、GPR119がGsに共役するのと一致して、細胞内cAMPのレベルの上昇をもたらす。GPR119に対するアゴニストは、グルコース依存性インスリン分泌をインビトロで刺激し、上昇した血液グルコースレベルをインビボで低下させる。例えば、各開示の全内容を参照により本明細書に組み込む、特許文献1および特許文献2、ならびにヨーロッパ特許出願第1338651号明細書を参照されたい。
特許文献3では、ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンエーテルおよび関連化合物をI型糖尿病、II型糖尿病、不十分なグルコース寛容、インスリン抵抗性、高血糖症、高脂質血症、高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、異脂肪血症またはシンドロームXなどの様々な代謝関連障害の処置に有用であるGPR119受容体の調節剤として開示している。該化合物は、体重増加の制御、食物摂取の制御および哺乳動物における満腹の誘発に有用であるとも報告されている。これらのGPR119調節剤の有望な性質は、改善された有効性および安全性のプロフィールを有する追加の小分子GPR119調節剤の技術的な要求を示唆している。この発明は、その要求に取り組む。
Kenakin、T.、Life Sciences 43:1095(1988年)
一態様において、本発明は、式(I)の化合物、ならびに薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルおよびプロドラッグを提供し、
Jは、単結合、−C(R10)(R11)−または−C(R10)(R11)−C(R10)(R11)−であり、
Gは、単結合、−C(R10)(R11)−または−C(R10)(R11)−C(R10)(R11)−であり、ただし、(i)Jが−C(R10)(R11)−である場合、Gは−C(R10)(R11)−または−C(R10)(R11)−C(R10)(R11)−であり、(ii)Jが−C(R10)(R11)−C(R10)(R11)−である場合、Gは単結合であり、
Rは不在であるか、またはRは酸素であり、ただし、Rが酸素である場合、これはRが結合している窒素原子のN−オキシド体を表すと理解され、
R1は、−H、アルキル、ハロアルキル、−N(R9)2、−SR9、−S(O)qN(R6)2、−S(O)pR7、−OR9、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)n−ヘテロアリール、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニル、−C(O)−アリール、−C(O)−アルキル、−アルキレン−O−アリール、−アルキレン−O−アルキルまたは−C(O)NH2であり、ここで、アリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アリール、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−S(O)pR7、−CN、−N(R6)2、−C(O)R5、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−NHC(O)R5、−NHS(O)qR7および−S(O)qN(R6)2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていてもよく、
R2は、アルキル、−アルケニル、−アルキニル、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)n−ヘテロアリール、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニル、−(アルキレン)n−OC(O)N(R6)2、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、−アルキレン−アルケニル、−C(O)−アリール、−C(O)−アルキル、−C(O)−ヘテロシクロアルキル、−C(O)−ヘテロアリール、−アルキレン−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−ハロアルキル、−C(O)OR5、または−C(O)N(R6)2であり、ここで、アリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アリール、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−Si(アルキル)3、−S(O)pR7、−CN、−N(R6)2、−C(O)R5、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−NHC(O)R5、−NHS(O)qR7および−S(O)qN(R6)2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていてもよく、ここで、シクロアルキル基は、ヘテロシクロアルキル基または別のシクロアルキル基と一緒になってスピロ環を形成してもよく、またはR2およびR3およびそれら両方が結合している炭素原子は合わさって、アリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基を形成し、これらの基のいずれもが非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−CN、−N(R6)2、−C(O)R5、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−NHC(O)R5、−NHS(O)qR7、−S(O)pR7および−S(O)qN(R6)2から選択される最大3個の置換基で置換されており、
R3は、アルキル、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)n−ヘテロアリール、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニル、−C(O)−アリール、−C(O)−アルキル、−アルキレン−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−C(O)OR5または−C(O)N(R6)2であり、ここで、アリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アリール、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−S(O)pR7、−CN、−N(R6)2、−C(O)R5、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−NHC(O)R5、−NHS(O)qR7および−S(O)qN(R6)2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていてもよく、あるいはR2およびR3およびそれら両方が結合している炭素原子が合わさって、アリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基を形成し、これらの基のいずれもが非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−CN、−N(R6)2、−C(O)R5、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−NHC(O)R5、−NHS(O)qR7、−S(O)pR7および−S(O)qN(R6)2から選択される最大3個の置換基で置換されており、
R4は、H、アルキル、アルケニル、−C(O)R5、−S(O)qR7、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−アリール、−アルキレン−S−アルキル、−アルキレン−S−アリール、−アルキレン−NH−アルキル、−アルキレン−NH−アリール、−アルキレン−NC(O)O−アルキル、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−C(O)NH−OR8、−アルキレン−O−ハロアルキル、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロアリール、−(アルケニレン)n−アリール、−(アルケニレン)n−シクロアルキル、−(アルケニレン)n−シクロアルケニル、−(アルケニレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルケニレン)n−ヘテロシクロアルケニルまたは−(アルケニレン)n−ヘテロアリールであり、ここで、任意のアルキレン基またはアルケニレン基は、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、−O−アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニルまたはヘテロアリールから独立して選択される1つまたは複数の置換基で場合によって置換されていてもよく、ここで、任意のアリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、同じであっても異なっていてもよい、アルキル、アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、−アルキレン−O−アルキレン−Si(アルキル)3、−NH2、−NH−アルキル、−N(アルキル)2、−OH、−ヒドロキシアルキル、−S(O)pR7、−O−アルキル、−O−アリール、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−ハロアルキル、ハロ、−NO2、−CN、ヘテロアリール、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、および−(アルキニレン)n−アリールから選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていてもよく、
R5は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、−アルキレン−O−アリール、−アルキレン−S−アリール、−アルキレン−N(R8)C(O)O−アルキル、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニルまたは−(アルキレン)n−ヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基は、ヘテロシクロアルキル基または別のシクロアルキル基と一緒になってスピロ環を形成してもよく、ここで、アリール基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−S−ハロアルキル、−アルキレン−O−アルキル、−CN、−N(R9)2、−C(O)H、−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)N(R9)2、−NHC(O)R9、−NHS(O)qR9、−S(O)pR9および−S(O)qN(R9)2から選択される最大4個の置換基で置換されていてもよく、
R6の各出現は、独立して、H、アルキル、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニルまたは−(アルキレン)n−ヘテロアリールであり、ここで、Hを除く上記基のいずれもが非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−CN、−N(R9)2、−C(O)H、−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)N(R9)2、−NHC(O)R9、−NHS(O)qR9、−S(O)pR9および−S(O)qN(R9)2から選択される1個から3個の置換基で置換されていてもよく、
R7の各出現は、独立して、アルキル、アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルであり、上記基のいずれもが非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−CN、−N(R9)2、−C(O)H、−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)N(R9)2、−NHC(O)R9、−NHS(O)qR9、−S(O)pR9および−S(O)qN(R9)2から選択される1個から3個の置換基で置換されていてもよく、
R8の各出現は、独立して、Hまたはアルキルであり、
R9の各出現は、独立して、H、アルキル、−(アルキレン)n−アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルであり、
R10の各出現は、独立して、H、アルキル、−(アルキレン)n−アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルであり、
R11の各出現は、独立して、H、アルキル、−(アルキレン)n−アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルであり、
nの各出現は、独立して、0または1であり、
pの各出現は、独立して、0、1または2であり、
qの各出現は、独立して、1または2である。
式(I)の化合物または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ(本明細書において、「ピリミジノン誘導体」と称する)は、患者における肥満、糖尿病、メタボリック症候群、心臓脈管疾患またはGPR119の活性に関連する障害(それぞれ「状態(condition)」である)を処置または予防するのに有用であり得る。
本発明によって、1種または複数種のピリミジノン誘導体の有効量を患者に投与することを含む、患者における状態を処置または予防する方法も提供される。
本発明は、1種または複数種のピリミジノン誘導体、または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの有効量、および薬剤学的に許容できる担体(carrier)を含む医薬組成物をさらに提供する。該組成物は、患者における状態を処置または予防するのに有用であり得る。
本発明の詳細を下記の添付する詳細な記述において説明する。
本明細書に記載のものと同様の任意の方法および材料を本発明の実践または試験に使用することができるが、例証となる方法および材料をここに記載する。本発明の他の特徴、目的および利点は、本明細書および本特許請求の範囲から明らかである。この明細書において引用される全ての特許および刊行物を参照により本明細書に組み込む。
ある実施形態において、本発明は、式(I)のピリミジノン誘導体、1種または複数種のピリミジノン誘導体を含む医薬組成物、および患者における状態を処置または予防するためにピリミジノン誘導体を使用する方法を提供する。
定義および略語
上記およびこの開示全体で使用される場合、以下の用語は、別途記載していない限り、以下の意味を有することを理解されたい:
「患者」は、ヒトまたは非ヒトの哺乳動物である。一実施形態において、患者はヒトである。別の実施形態において、患者は、限定されることはないが、サル、イヌ、ヒヒ、アカゲザル、マウス、ラット、ウマ、ネコまたはウサギを含めて、非ヒト哺乳動物である。別の実施形態において、患者は、限定されることはないが、イヌ、ネコ、ウサギ、ウマまたはフェレットを含めて、コンパニオンアニマルである。一実施形態において、患者はイヌである。別の実施形態において、患者はネコである。
上記およびこの開示全体で使用される場合、以下の用語は、別途記載していない限り、以下の意味を有することを理解されたい:
「患者」は、ヒトまたは非ヒトの哺乳動物である。一実施形態において、患者はヒトである。別の実施形態において、患者は、限定されることはないが、サル、イヌ、ヒヒ、アカゲザル、マウス、ラット、ウマ、ネコまたはウサギを含めて、非ヒト哺乳動物である。別の実施形態において、患者は、限定されることはないが、イヌ、ネコ、ウサギ、ウマまたはフェレットを含めて、コンパニオンアニマルである。一実施形態において、患者はイヌである。別の実施形態において、患者はネコである。
「肥満」という用語は、本明細書で使用される場合、過体重であり、25以上の体容量指数(BMI)を有する患者を表す。一実施形態において、肥満患者は、約25以上のBMIを有する。別の実施形態において、肥満患者は、約25と約30との間のBMIを有する。別の実施形態において、肥満患者は、約35と約40との間のBMIを有する。また別の実施形態において、肥満患者は、40を超えるBMIを有する。
「肥満関連障害」という用語は、本明細書で使用される場合、(i)約25以上のBMIを有する患者に起因する障害、および(ii)摂食障害、および過度の食物摂取に伴う他の障害を表す。肥満関連障害の非限定的な例として、浮腫、息切れ、睡眠時無呼吸、皮膚障害および高血圧が挙げられる。
「メタボリック症候群」という用語は、本明細書で使用される場合、患者を心臓脈管疾患および/または2型糖尿病に、より罹りやすくする(succeptible)一連の危険因子を表す。本明細書において定義した通り、患者が以下の5つの危険因子の1つまたは複数を有するならば、患者はメタボリック症候群を有すると考えられる:
1)男性において40インチを超え、女性において35インチを超える胴回りによって測定される、中心性/腹部の肥満、
2)150mg/dL以上の空腹時トリグリセリドレベル、
3)男性で40mg/dL未満、または女性で50mg/dL未満のHDLコレステロールレベル、
4)130/85mmHg以上の血圧、ならびに
5)110mg/dL以上の空腹時グルコースレベル。
1)男性において40インチを超え、女性において35インチを超える胴回りによって測定される、中心性/腹部の肥満、
2)150mg/dL以上の空腹時トリグリセリドレベル、
3)男性で40mg/dL未満、または女性で50mg/dL未満のHDLコレステロールレベル、
4)130/85mmHg以上の血圧、ならびに
5)110mg/dL以上の空腹時グルコースレベル。
「有効量」という用語は、本明細書で使用される場合、状態を患う患者に投与する場合の、所望の治療効果、寛解効果、阻害効果または予防効果を生じるのに有効である、式(I)の化合物および/もしくは追加の治療剤またはその組成物の量を表す。本発明の組合せ治療において、有効量は、それぞれ個々の薬剤を表すか、または投与される全ての薬剤の量が一緒になって有効であるが、組合せの構成薬剤が個々に有効量で存在しなくてよい場合の全体としての組合せを表すことができる。
「アルキル」という用語は、本明細書で使用される場合、直鎖または分枝であってよく、約1個から約20個の炭素原子を含有する脂肪族炭化水素基を表す。一実施形態において、アルキル基は、約1個から約12個の炭素原子を含有する。別の実施形態において、アルキル基は、約1個から約6固の炭素原子を含有する。アルキル基の非限定的な例として、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、ネオペンチル、イソペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシルおよびネオヘキシルが挙げられる。アルキル基は、非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい1個または複数個の置換基によって置換されていてもよく、それぞれの置換基は、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シアノ、ヒドロキシ、−O−アルキル、−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、アルキルチオ、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NH(シクロアルキル)、−O−C(O)−アルキル、−O−C(O)−アリール、−O−C(O)−シクロアルキル、−C(O)OHおよび−C(O)O−アルキルからなる群から独立して選択される。一実施形態において、アルキル基は非置換である。別の実施形態において、アルキル基は直鎖である。別の実施形態において、アルキル基は分枝である。
「アルケニル」という用語は、本明細書で使用される場合、直鎖または分枝であってよく、約2個から約15個の炭素原子を含有する、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含有する脂肪族炭化水素基を表す。一実施形態において、アルケニル基は、約2個から約12個の炭素原子を含有する。別の実施形態において、アルケニル基は、約2個から約6個の炭素原子を含有する。アルケニル基の非限定的な例として、エテニル、プロペニル、n−ブテニル、3−メチルブト−2−エニル、n−ペンテニル、オクテニルおよびデセニルが挙げられる。アルケニル基は、非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい1個または複数個の置換基によって置換されていてもよく、それぞれの置換基は、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シアノ、アルコキシおよび−S(アルキル)からなる群から独立して選択される。一実施形態において、アルケニル基は非置換である。
「アルキニル」という用語は、本明細書で使用される場合、直鎖または分枝であってよく、約2個から約15個の炭素原子を含有する、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を含有する脂肪族炭化水素基を表す。一実施形態において、アルキニル基は、約2個から約12個の炭素原子を含有する。別の実施形態において、アルキニル基は、約2個から約6個の炭素原子を含有する。アルキニル基の非限定的な例として、エチニル、プロピニル、2−ブチニルおよび3−メチルブチニルが挙げられる。アルキニル基は、非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい1個または複数個の置換基によって置換されていてもよく、それぞれの置換基は、アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群から独立して選択される。一実施形態において、アルキニル基は非置換である。
「アルキレン」という用語は、本明細書で使用される場合、アルキル基の水素原子の1つが結合と置き換えられた、上記で定義した通りのアルキル基を表す。アルキレン基の非限定的な例として、−CH2−、−CH2CH2−、−CH2CH2CH2−、−CH2CH2CH2CH2−、−CH(CH3)CH2CH2−および−CH2CH(CH3)CH2−が挙げられる。アルキレン基は、非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい1個または複数個の置換基によって置換されていてもよく、それぞれの置換基は、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シアノ、アルコキシおよび−S(アルキル)からなる群から独立して選択される。一実施形態において、アルキレン基は非置換である。別の実施形態において、アルキレン基は1個から約6個の炭素原子を有する。別の実施形態において、アルキレン基は分枝である。また別の実施形態において、アルキレン基は直鎖である。
「アルケニレン」という用語は、本明細書で使用される場合、アルケニル基の水素原子の1つが結合と置き換えられた、上記で定義した通りのアルケニル基を表す。アルケニレン基の非限定的な例として、−CH=CH−、−CH2CH=CH−、−CH2CH=CHCH2−、−CH=CHCH2CH2−、−CH2CHCH=CH−、−CH(CH3)CH=CH−および−CH=C(CH3)CH2−が挙げられる。一実施形態において、アルケニレン基は、2個から約6固の炭素原子を有する。別の実施形態において、アルケニレン基は分枝である。別の実施形態において、アルケニレン基は直鎖である。
「アルキニレン」という用語は、本明細書で使用される場合、アルキニル基の水素原子の1つが結合で置き換えられている、上記で定義した通りのアルキニル基を表す。アルキニレン基の非限定的な例として、−C≡C−、−CH2C≡C−、−CH2C≡CCH2−、−C≡CCH2CH2−、−CH2CHC≡C−、−CH(CH3)C≡C−および−C≡CCH2−が挙げられる。一実施形態において、アルキニレン基は、2個から約6個の炭素原子を有する。別の実施形態において、アルキニレン基は分枝である。別の実施形態において、アルキニレン基は直鎖である。
「アリール」は、約6個から約14個の炭素原子を含む芳香族の単環式または多環式の環構造を意味する。一実施形態において、アリール基は、約6個から約10個の炭素原子を含有する。アリール基は、同じであっても異なっていてもよい1個または複数個の「環構造置換基」で場合によって置換されていてもよく、本明細書において下記に定義した通りである。アリール基の非限定的な例として、フェニルおよびナフチルが挙げられる。一実施形態において、アリール基は非置換である。別の実施形態において、アリール基はフェニルである。
「シクロアルキル」という用語は、本明細書で使用される場合、約3個から約10個の環炭素原子を含む非芳香族の単環式または多環式の環構造を表す。一実施形態において、シクロアルキルは、約3個から約7個の環炭素原子を含有する。別の実施形態において、シクロアルキルは、約5個から約7個の環原子を含有する。単環式シクロアルキルの非限定的な例として、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチルが挙げられる。多環式シクロアルキルの非限定的な例として、1−デカリニル、ノルボルニルおよびアダマンチルが挙げられる。シクロアルキル基は、同じであっても異なっていてもよい1個または複数個の「環構造置換基」で場合によって置換されていてもよく、本明細書において下記に定義した通りである。シクロアルキル基は、その環炭素原子の1個または複数個がカルボニル基で置き換えられて、例えば、シクロペンタノイル基またはシクロヘキサノイル基を形成することもできる。一実施形態において、シクロアルキル基は非置換である。
「シクロアルケニル」という用語は、本明細書で使用される場合、約3個から約10個の環炭素原子を含み、少なくとも1つの環内二重結合を含有する非芳香族の単環式または多環式の環構造を表す。一実施形態において、シクロアルケニルは、約5個から約10個の環炭素原子を含有する。別の実施形態において、シクロアルケニルは、5個または6個の環原子を含有する。単環式シクロアルケニルの非限定的な例として、シクロペンテニル、シクロヘキセニルおよびシクロヘプタ−1,3−ジエニルなどが挙げられる。シクロアルケニル基は、同じであっても異なっていてもよい1個または複数個の「環構造置換基」で場合によって置換されていてもよく、本明細書において下記に定義した通りである。一実施形態において、シクロアルケニル基は非置換である。別の実施形態において、シクロアルケニル基は、5員シクロアルケニルである。
「5員シクロアルケニル」という用語は、本明細書で使用される場合、5個の環炭素原子を有する、上記で定義した通りのシクロアルケニル基を表す。
「ヘテロアリール」という用語は、本明細書で使用される場合、約5個から約14個の環原子を含む芳香族の単環式または多環式の環構造を表し、環原子の1個から4個が、独立して、O、NまたはSであり、残りの環原子が炭素原子である。一実施形態において、ヘテロアリール基は、5個から10個の環原子を有する。別の実施形態において、ヘテロアリール基は単環式であり、5個または6個の環原子を有する。ヘテロアリール基は、同じであっても異なっていてもよい1個または複数個の「環構造置換基」により場合によって置換されていてもよく、本明細書において下記に定義した通りである。ヘテロアリール基は環炭素原子を介して連結しており、ヘテロアリールの任意の窒素原子は、場合によって、対応するN−オキシドに酸化することができる。「ヘテロアリール」という用語は、ベンゼン環に縮合された、上記で定義した通りのヘテロアリール基も包括する。ヘテロアリールの非限定的な例として、ピリジル、ピラジニル、フラニル、チエニル、ピリミジニル、(N置換ピリドンを含めて)ピリドン、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、フラザニル、ピロリル、トリアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、キノキサリニル、フタラジニル、オキシンドリル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、イミダゾ[2,1−b]チアゾリル、ベンゾフラザニル、インドリル、アザインドリル、ベンゾイミダゾリル(benzimidazolyl)、ベンゾチエニル(benzothienyl)、キノリニル、イミダゾリル、チエノピリジル、キナゾリニル、チエノピリミジル、ピロロピリジル、イミダゾピリジル、イソキノリニル、ベンゾアザインドリル、1,2,4−トリアジニルおよびベンゾチアゾリル(benzothiazolyl)などが挙げられる。「ヘテロアリール」という用語は、例えば、テトラヒドロイソキノリルおよびテトラヒドロキノリル等などの、部分飽和のヘテロアリール部分も表す。一実施形態において、ヘテロアリール基は非置換である。別の実施形態において、ヘテロアリール基は5員ヘテロアリールである。
「5員ヘテロアリール」という用語は、本明細書で使用される場合、5個の環原子を有する、上記で定義した通りのヘテロアリール基を表す。
「ヘテロシクロアルキル」という用語は、本明細書で使用される場合、3個から約10個の環原子を含む非芳香族の飽和した単環式または多環式の環構造を表し、環原子の1個から4個は、独立して、O、SまたはNであり、環原子の残部が炭素原子である。一実施形態において、ヘテロシクロアルキル基は、約5個から約10個の環原子を有する。別の実施形態において、ヘテロシクロアルキル基は、5個または6個の環原子を有する。環構造に存在する、隣接する酸素および/または硫黄原子はない。例えば−N(BOC)基、−N(Cbz)基および−N(Tos)基等など、ヘテロシクロアルキル環における任意の−NH基は、保護されて存在してもよく、こうした保護ヘテロシクロアルキル基は、この発明の一部であるとみなす。ヘテロシクロアルキル基は、同じであっても異なっていてもよい1個または複数個の「環構造置換基」により場合によって置換されていてもよく、本明細書において下記に定義した通りである。ヘテロシクロアルキルの窒素原子または硫黄原子は、場合によって、対応するN−オキシド、S−オキシドまたはS,S−ジオキシドに酸化することができる。単環式ヘテロシクロアルキル環の非限定的な例として、ピペリジル、ピロリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チアゾリジニル、1,4−ジオキサニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェ二ル、ラクタムおよびラクトンなどが挙げられる。ヘテロシクロアルキル基の環炭素原子は、カルボニル基として官能化することができる。こうしたヘテロシクロアルキル基の例示的な例は、ピロリドニルである:
「5員ヘテロシクロアルキル」という用語は、本明細書で使用される場合、5個の環原子を有する、上記で定義した通りのヘテロシクロアルキル基を表す。
「ヘテロシクロアルケニル」という用語は、本明細書で使用される場合、3個から10個の環原子および少なくとも1つの環内の炭素−炭素または炭素−窒素二重結合を含有する、上記で定義した通りのヘテロシクロアルキル基を表す。一実施形態において、ヘテロシクロアルケニル基は、5個から10個の環原子を有する。別の実施形態において、ヘテロシクロアルケニル基は単環式であり、5個または6個の環原子を有する。ヘテロシクロアルケニル基は、1個または複数個の環構造置換基により場合によって置換されていてもよく、「環構造置換基」は上記で定義した通りである。ヘテロシクロアルケニルの窒素原子または硫黄原子は、場合によって、対応するN−オキシド、S−オキシドまたはS,S−ジオキシドに酸化することができる。ヘテロシクロアルケニル基の非限定的な例として、1,2,3,4−テトラヒドロピリジニル、1,2−ジヒドロピリジニル、1,4−ジヒドロピリジニル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、1,4,5,6−テトラヒドロピリミジニル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、2−イミダゾリニル、2−ピラゾリニル、ジヒドロイミダゾリル、ジヒドロオキサゾリル、ジヒドロオキサジアゾリル、ジヒドロチアゾリル、3,4−ジヒドロ−2H−ピラニル、ジヒドロフラニル、フルオロ置換ジヒドロフラニル、7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプテニル、ジヒドロチオフェニル、およびジヒドロチオピラニルなどが挙げられる。ヘテロシクロアルケニル基の環炭素原子は、カルボニル基として官能化することができる。こうしたヘテロシクロアルケニル基の例示的な例は
一実施形態において、ヘテロシクロアルケニル基は非置換である。別の実施形態において、ヘテロシクロアルケニル基は、5員ヘテロシクロアルケニルである。
「5員ヘテロシクロアルケニル」という用語は、本明細書で使用される場合、5個の環原子を有する、上記で定義した通りのヘテロシクロアルケニル基を表す。
例えば、
「環構造置換基」という用語は、本明細書で使用される場合、例えば環構造上の利用可能な水素を置き換える、芳香族または非芳香族の環構造に結合する置換基を表す。環構造置換基は同じであっても異なっていてもよく、それぞれが、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、−アルキレン−アリール、−アルキレン−ヘテロアリール、−アルケニレン−ヘテロアリール、−アルキニレン−ヘテロアリール、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−O−アリール、アラルコキシ、アシル、アロイル、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−アリール、−C(O)O−アルケレン−アリール、−S(O)−アルキル、−S(O)2−アルキル、−S(O)−アリール、−S(O)2−アリール、−S(O)−ヘテロアリール、−S(O)2−ヘテロアリール、−S−アルキル、−S−アリール、−S−ヘテロアリール、−S−アルキレン−アリール、−S−アルキレン−ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、−O−C(O)−アルキル、−O−C(O)−アリール、−O−C(O)−シクロアルキル、−C(=N−CN)−NH2、−C(=NH)−NH2、−C(=NH)−NH(アルキル)、Y1Y2N−、Y1Y2N−アルキル−、Y1Y2NC(O)−およびY1Y2NSO2−からなる群から独立して選択され、式中、Y1およびY2は同じであっても異なっていてもよく、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、および−アルキレン−アリールからなる群から独立して選択される。「環構造置換基」は、環構造上で2個の隣接する炭素原子上の2個の利用可能な水素(各炭素上に1個のH)を同時に置き換える単一部分を意味することもある。こうした部分の例は、例えば、
「ハロ」は、−F、−Cl、−Brまたは−Iを意味する。一実施形態において、ハロは、−Clまたは−Brを表す。
「ハロアルキル」という用語は、本明細書で使用される場合、アルキル基の水素原子の1個または複数個がハロゲンと置き換えられた、上記で定義した通りのアルキル基を表す。一実施形態において、ハロアルキル基は、1個から6個の炭素原子を有する。別の実施形態において、ハロアルキル基は、1個から6個のF原子で置換されている。別の実施形態において、ハロアルキル基は、1個から3個のF原子で置換されている。ハロアルキル基の非限定的な例として、−CH2F、−CHF2、−CF3、−CH2Clおよび−CCl3が挙げられる。
「ハロアルケニル」という用語は、本明細書で使用される場合、アルケニル基の水素原子の1個または複数個がハロゲンと置き換えられた、上記で定義した通りのアルケニル基を表す。一実施形態において、ハロアルケニル基は、1個から6個の炭素原子を有する。別の実施形態において、ハロアルケニル基は、1個から6個のF原子で置換されている。別の実施形態において、ハロアルケニル基は、1個から3個のF原子で置換されている。ハロアルケニル基の非限定的な例として、−CH=CF2および−CH=CHCF3が挙げられる。
「ヒドロキシアルキル」という用語は、本明細書で使用される場合、アルキル基の水素原子の1個または複数個が−OH基で置き換えられた、上記で定義した通りのアルキル基を表す。一実施形態において、ヒドロキシアルキル基は、1個から6個の炭素原子を有する。ヒドロキシアルキル基の非限定的な例として、−CH2OH、−CH2CH2OH、−CH2CH2CH2OHおよび−CH2CH(OH)CH3が挙げられる。
「アルコキシ」という用語は、本明細書で使用される場合、アルキル基が上記で定義した通りである、−O−アルキル基を表す。アルコキシ基の非限定的な例として、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシおよびt−ブトキシが挙げられる。アルコキシ基は、その酸素原子を介して結合している。
「置換されている」という用語は、現行の環境下における指定された原子の通常の原子価を超えないこと、および置換の結果、安定な化合物となることを前提として、指定された原子上の1個または複数個の水素が、表示された基からの選択で置き換えられることを意味する。置換基および/または変量の組合せは、こうした組合せの結果、安定な化合物になる場合のみ許容される。「安定な化合物」または「安定な構造」は、反応混合物から有用な程度の純度への単離、および効果的治療剤への処方に耐えるのに十分強い化合物を意味する。
化合物に関して「精製される」「精製形態で」または「単離および精製形態で」という用語は、合成過程(例えば、反応混合物から)もしくは天然型供給源またはそれらの組合せから単離した後の化合物の物理的状態を表す。したがって、化合物に関して「精製される」「精製形態で」または「単離および精製形態で」という用語は、本明細書に記載されている、もしくは当業者によく知られている精製方法または(複数の)方法(例えば、クロマトグラフィーおよび再結晶など)から、本明細書に記載されている、または当業者によく知られている標準的分析技術によって性質決定が可能である十分な純度で得られた後の化合物の物理的状態を表す。
本明細書の本文、スキーム、実施例および表において満たされない原子価を有する任意の炭素原子ならびにヘテロ原子は、原子価を満たす十分な数の水素原子(複数可)を有すると想定されることも留意すべきである。
化合物における官能基が、「保護されている」と言われる場合、これは、該基が、化合物が反応を受ける場合に所望されない副反応を保護部位で防ぐ改変形態であることを意味する。適当な保護基は、当業者によって、ならびに例えばT. W. Greeneら、Protective Groups in Organic Synthesis(1991年)、Wiley、New Yorkなどの標準的教本を参照することによって認識される。
任意の変化(例えば、アリール、ヘテロ環、R2など)が任意の構成物質または式(I)において1回より多く起こる場合、各発生のその定義は、別途指定がない限り、あらゆる他の発生時のその定義とは無関係である。
本発明の化合物のプロドラッグおよび溶媒和物も、本明細書において意図される。プロドラッグの考察は、T. HiguchiおよびV. Stella、Pro−drugs as Novel Delivery Systems(1987年)the A.C.S. Symposium Seriesにおいて、およびBioreversible Carriers in Drug Designの14、(1987年)Edward B. Roche、編集、American Pharmaceutical Association and Pergamon Pressにおいて提供されている。「プロドラッグ」という用語は、インビボにおいて変換して、ピリミジノン誘導体、または該化合物の薬剤学的に許容できる塩、水和物もしくは溶媒和物をもたらす化合物(例えば、薬物前駆体)を意味する。変換は、例えば血中における加水分解を介するなど、様々な機序によって(例えば、代謝プロセスまたは化学的プロセスによって)起こり得る。プロドラッグ使用の考察は、T. HiguchiおよびW. Stella、「Pro−drugs as Novel Delivery Systems」、A.C.S. Symposium Seriesの14巻によって、およびBioreversible Carriers in Drug Design、編集Edward B. Roche、American Pharmaceutical Association and Pergamon Press、1987年において提供されている。
例えば、ピリミジノン誘導体、または該化合物の薬剤学的に許容できる塩、水和物もしくは溶媒和物がカルボン酸官能基を含有していると、プロドラッグは、該酸基の水素原子を例えば、(C1〜C8)アルキル、(C2〜C12)アルカノイルオキシメチル、4個から9個の炭素原子を有する1−(アルカノイルオキシ)エチル、5個から10個の炭素原子を有する1−メチル−1−(アルカノイルオキシ)−エチル、3個から6個の炭素原子を有するアルコキシカルボニルオキシメチル、4個から7個の炭素原子を有する1−(アルコキシカルボニルオキシ)エチル、5個から8個の炭素原子を有する1−メチル−1−(アルコキシカルボニルオキシ)エチル、3個から9個の炭素原子を有するN−(アルコキシカルボニル)アミノメチル、4個から10個の炭素原子を有する1−(N−(アルコキシカルボニル)アミノ)エチル、3−フタリジル、4−クロトノラクトニル、γ−ブチロラクトン−4−イル、(β−ジメチルアミノエチルなどの)ジ−N,N−(C1〜C2)アルキルアミノ(C2〜C3)アルキル、カルバモイル−(C1〜C2)アルキル、N,N−ジ(C1〜C2)アルキルカルバモイル−(C1〜C2)アルキルおよびピペリジノ−、ピロリジノ−またはモルホリノ(C2〜C3)アルキル等などの基と置き換えることによって形成されるエステルを含むことができる。
同様に、ピリミジノン誘導体がアルコール官能基を含有していると、アルコール基の水素原子を例えば、(C1〜C6)アルカノイルオキシメチル、1−((C1〜C6)アルカノイルオキシ)エチル、1−メチル−1−((C1〜C6)アルカノイルオキシ)エチル、(C1〜C6)アルコキシカルボニルオキシメチル、N−(C1〜C6)アルコキシカルボニルアミノメチル、サクシノイル、(C1〜C6)アルカノイル、α−アミノ(C1〜C4)アルキル、α−アミノ(C1〜C4)アルキレン−アリール、アリールアシルおよびα−アミノアシル、またはα−アミノアシル−α−アミノアシル(式中、各α−アミノアシル基は、天然に存在するL−アミノ酸類、P(O)(OH)2、−P(O)(O(C1〜C6)アルキル)2またはグリコシル(炭水化物のヘミアセタール形態のヒドロキシル基の除去から生じる遊離基)から独立して選択される))等などの基と置き換えることによって、プロドラッグを形成することができる。
ピリミジノン誘導体がアミン官能基を組み込むと、アミン基における水素原子を例えばR−カルボニル、RO−カルボニル、NRR’−カルボニル(式中、RおよびR’は、それぞれ独立して、(C1〜C10)アルキル、(C3〜C7)シクロアルキル、ベンジルであるか、またはR−カルボニルは天然型α−アミノアシルである)、−C(OH)C(O)OY1(式中、Y1は、H、(C1〜C6)アルキルまたはベンジルである)、−C(OY2)Y3(式中、Y2は(C1〜C4)アルキルであり、Y3は(C1〜C6)アルキル、カルボキシ(C1〜C6)アルキル、アミノ(C1〜C4)アルキルまたはモノ−N−もしくはジ−N,N−(C1〜C6)アルキルアミノアルキルである)、および−C(Y4)Y5(式中、Y4は、Hまたはメチルであり、Y5は、モノ−N−もしくはジ−N,N−(C1〜C6)アルキルアミノモルホリノ、ピペリジン−1−イルまたはピロリジン−1−イルである)等などの基と置き換えることによって、プロドラッグを形成することができる。
本発明の1つまたは複数の化合物は、非溶媒和形態、ならびに水およびエタノール等などの薬剤学的に許容できる溶媒との溶媒和形態で存在することが可能であり、本発明が、溶媒和形態および非溶媒和形態の両方を包括することを意図する。「溶媒和物」は、この発明の化合物の、1個または複数個の溶媒分子との物理的会合を意味する。この物理的会合には、水素結合を含めて、様々な程度のイオン結合および共有結合が含まれる。特定の例において、例えば、1個または複数個の溶媒分子が結晶質固体の結晶格子中に組み込まれている場合、該溶媒和物は単離できる。「溶媒和物」は、溶液相および単離可能な溶媒和物の両方を包括する。溶媒和物の非限定的な例として、エタノレートおよびメタノレートなどが挙げられる。溶媒分子がH2Oである場合、「水和物」は溶媒和物である。
本発明の1つまたは複数の化合物は、場合によって溶媒和物に変換することができる。溶媒和物の調製は一般に知られている。したがって、例えば、M. Cairaら、J. Pharmaceutical Sci.、93(3)、601〜611頁(2004年)に、酢酸エチルにおける、ならびに水から、抗真菌薬フルコナゾールの溶媒和物の調製が記載されている。溶媒和物、半溶媒和物および水和物などの同様の調製が、E. C. van Tonderら、AAPS PharmSciTechours.、5(1)、アーティクル12(2004年)およびA. L. Binghamら、Chem. Commun.、603〜604頁(2001年)によって記載されている。典型的で非限定的な方法には、所望量の所望溶媒(有機もしくは水またはそれらの混合物)中に、周囲温度より高い温度で本発明化合物を溶解すること、および結晶を形成するのに十分な速度で溶液を冷却し、次いで、標準的方法によって単離することが含まれる。例えばIR分光法などの分析技術により、結晶中に溶媒(または水)の存在が、溶媒和物(または水和物)として示される。
ピリミジノン誘導体は塩を形成することができ、これもこの発明の範囲内である。本明細書におけるピリミジノン誘導体の参照は、別途指定がない限り、その塩の参照を含めると理解される。「塩(複数可)」という用語は、本明細書で使用される場合、無機酸および/または有機酸で形成される酸性塩、ならびに無機塩基および/または有機塩基で形成される塩基性塩を示す。さらに、ピリミジノン誘導体が、限定されることはないが、ピリジンまたはイミダゾールなどの塩基部分、および限定されることはないが、カルボン酸などの酸性部分の両方を含有する場合、両性イオン(「内塩」)が形成される場合があり、本明細書で使用される場合の用語「塩(複数可)」内に含まれる。他の塩も有用であるが、薬剤学的に許容できる(即ち、非毒性の、生理学的に許容できる)塩が好ましい。式(I)の化合物の塩は、例えば、ピリミジノン誘導体を当量などのある量の酸または塩基と、塩が析出するものなどの媒体中または水性媒体中で反応させた後、凍結乾燥することによって形成することができる。
例示的な酸付加塩として、酢酸塩、アスコルビン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、クエン酸塩、樟脳酸塩(camphorate)、樟脳スルホン酸塩(camphosulfonate)、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、硝酸塩、シュウ酸塩、リン酸塩、プロピオン酸塩、サリチル酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩(tartarate)、チオシアン酸塩およびトルエンスルホン酸塩(トシル酸塩(tosylate)としても知られている)などが挙げられる。加えて、塩基性医薬化合物から薬剤学的に有用な塩の形成に適当と一般に考えられる酸が、例えば、P. Stahlら、Camille G.(編集)Handbook of Pharmaceutical Salts, Properties, Selection and Use.(2002年)Zurich: Wiley− VCH;S. Bergeら、Journal of Pharmaceutical Sciences(1977年)66(1)、1〜19頁;P. Gould、InternationalJ. of Pharmaceutics(1986年)33、201〜217頁;Andersonら、The Practice of Medicinal Chemistry(1996年)、Academic Press、New Yorkによって;および The Orange Book(ウェブサイト上のFood & Drug Administration、Washington, D. C.)の中で考察されている。これらの開示を参照により本明細書に組み込む。
例示的な塩基性塩として、アンモニウム塩、ナトリウム塩、リチウム塩およびカリウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム塩およびマグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩、ジシクロヘキシルアミン、t−ブチルアミンなどの有機塩基(例えば、有機アミン)との塩、ならびにアルギニンおよびリシンなどのアミノ酸との塩が挙げられる。塩基性窒素含有基は、低級ハロゲン化アルキル(例えば、メチル、エチルおよびブチルの塩化物、臭化物およびヨウ化物)、ジアルキル硫酸塩(例えば、ジメチル、ジエチルおよびジブチルの硫酸塩)、長鎖ハロゲン化物(例えば、デシル、ラウリルおよびステアリルの塩化物、臭化物およびヨウ化物)、アラルキルハロゲン化物(例えば、ベンジルおよびフェネチルの臭化物)および他などの薬剤で四級化する(quarternize)ことができる。
全てのこうした酸性塩および塩基性塩は、本発明の範囲内にある薬剤学的に許容できる塩であることを意図し、全ての酸性塩および塩基性塩は、本発明の目的に対応する化合物の遊離形態と同等であるとみなす。
本化合物の薬剤学的に許容できるエステルとして、以下の群が挙げられる:(1)エステル基のカルボン酸部分の非カルボニル部分が、直鎖または分枝鎖のアルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、t−ブチル、sec−ブチルまたはn−ブチル)、アルコキシアルキル(例えば、メトキシメチル)、アラルキル(例えば、ベンジル)、アリールオキシアルキル(例えば、フェノキシメチル)、アリール(例えば、ハロゲン、C1〜4アルキル、またはC1〜4アルコキシまたはアミノで場合によって置換されているフェニル)から選択される、ヒドロキシル化合物のヒドロキシ基のエステル化によって得られるカルボン酸エステル、(2)アルキル−またはアラルキルスルホニル(例えば、メタンスルホニル)などのスルホン酸エステル、(3)アミノ酸エステル(例えば、L−バリルまたはL−イソロイシル)、(4)ホスホン酸エステル、および(5)モノ−、ジ−またはトリリン酸エステル。リン酸エステルは、例えばC1〜20アルコールもしくはその反応性誘導体または2,3−ジ(C6〜24)アシルグリセロールによって、さらにエステル化することができる。
ジアステレオマーの混合物は、例えばクロマトグラフィーおよび/または分別晶出など、当業者によく知られている方法により、それらの物理的化学的相違に基づいて、それらの個々のジアステレオマーに分離することができる。エナンチオマーは、適当な光学活性化合物(例えば、キラルアルコールまたはモシャーの(Mosher’s)酸塩化物などのキラル補助物)との反応によりエナンチオマーの混合物をジアステレオマーの混合物に変換し、ジアステレオマーを分離し、個々のジアステレオマーを対応する純エナンチオマーに変換(例えば、加水分解)することによって分離することができる。立体化学的に(sterochemically)純粋な化合物も、キラル出発原料を使用すること、または塩分割(salt resolution)技術を利用することによって調製することができる。その上、ピリミジノン誘導体の一部は、アトロプ異性体(例えば、置換ビアリール)である場合があり、この発明の一部としてみなされる。エナンチオマーは、キラルHPLCカラムの使用によって分離することもできる。
ピリミジノン誘導体が、異なる互変異性型で存在する場合があることも可能であり、全てのこうした形態は本発明の範囲内に包括される。その上、例えば、該化合物の全てのケト−エノールおよびイミン−エナミン形態は、本発明に含まれる。
(不斉炭素の不在においてさえ存在することができる)エナンチオマーの形態、回転異性体形態、アトロプ異性体およびジアステレオマーの形態を含めて、様々な置換基上の不斉炭素のために存在することができるものなど、(化合物の塩、溶媒和物、水和物、エステルおよびプロドラッグ、ならびにプロドラッグの塩、溶媒和物およびエステルのものを含めて)本化合物の全ての立体異性体(例えば、幾何異性体および光学異性体など)は、(例えば、4−ピリジルおよび3−ピリジルなどの)位置異性体がそうであるように、この発明の範囲内であると企図される。(例えば、ピリミジノン誘導体が、二重結合または縮合環を組み込むと、シス形態およびトランス形態の両方ならびに混合物は、本発明の範囲内に包括される。その上、例えば、該化合物の全てのケト−エノール形態およびイミン−エナミン形態は、本発明に含まれる)。
本発明の化合物の個々の立体異性体は、例えば、他の異性体が実質的にない場合がある、あるいは例えばラセミ体として、または全ての他の立体異性体もしくは他の選択された立体異性体と混合している場合がある。本発明のキラル中心は、IUPAC 1974年勧告によって定義される通りのS配置またはR配置を有することができる。「塩」、「溶媒和物」、「エステル」および「プロドラッグ」などの用語の使用は、本発明化合物のエナンチオマー、立体異性体、回転異性体、互変異性体、位置異性体、ラセミ体またはプロドラッグの、塩、溶媒和物、エステルおよびプロドラッグと同様に適用されることを意図する。
本発明は、1個または複数個の原子が、通常天然に見出される原子質量または質量数と異なる原子質量または質量数を有する原子によって置き換えられるという事実を別にすれば、本明細書で述べたものと一致する本発明の同位体標識化合物も包括する。本発明の化合物に組み込むことができる同位体の例として、2H、3H、13C、14C、15N、18O、17O、31P、32P、35S、18F、および36Clなど、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素および塩素の同位体がそれぞれ挙げられる。
特定の同位体標識ピリミジノン誘導体(例えば、3Hおよび14Cで標識したもの)は、化合物および/または基質組織分布アッセイにおいて有用である。トリチウム標識同位体(即ち、3H)および炭素14同位体(即ち、14C)は、その調製の容易さおよび検出性(detectability)のため特に好ましい。さらに、重水素(即ち、2H)などの、より重い同位体での置換は、より高い代謝的安定性から生じる特定の治療的利点(例えば、増加したインビボ半減期または減少した投与量要求)を可能にすることができ、したがって、一部の状況で好ましいことがある。同位体標識ピリミジノン誘導体は、式(I)の化合物を作製するため本明細書において開示したものと類似の合成化学手順を用い、非同位体標識出発原料または試薬の代わりに適当な同位体標識出発原料または試薬を用いることによって、一般的に調製することができる。
ピリミジノン誘導体、ならびにピリミジノン誘導体の塩、溶媒和物、水和物、エステルおよびプロドラッグの多形性形態は、本発明に含まれることを意図する。
以下の略語は、下記で使用し、以下の意味を有する:
AcOHは酢酸であり、BocまたはBOCは、−C(O)O−(t−ブチル)であり、n−BuLiはn−ブチルリチウムであり、t−ブチルは第三級ブチルであり、DASTは三フッ化ジエチルアミノ硫黄であり、dbaはジベンジリデンアセトンであり、DCEはジクロロエタンであり、DCMはジクロロメタンであり、DIADはジイソプロピルアゾジカルボキシレートであり、DIEAはジイソプロピルエチルアミンであり、DMEMはダルベッコ変法イーグル培地であり、DMFはN,N−ジメチルホルムアミドであり、DMSOはジメチルスルホキシドであり、dppfは1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンであり、EtOAcは酢酸エチルであり、EtOHはエタノールであり、Et3Nはトリエチルアミンであり、EtNH2はエチルアミンであり、HOBtは1−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾールであり、LCMSは液体クロマトグラフィー質量分析であり、LDAはリチウムジイソプロピルアミドであり、mCPBAはメタクロロ過安息香酸であり、MeOHはメタノールであり、NaOEtはナトリウムエトキシドであり、NaOtBuはt−ブトキシナトリウムであり、NMMはN−メチルモルホリンであり、NMRは核磁気共鳴であり、Phはフェニルであり、PhMeはトルエンであり、PLCは分取用層クロマトグラフィーであり、PS−EDCは、Polymer Laboratoriesから入手可能であるEDC−1−(ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド−で官能化されたポリスチレンであり、PS−DIEAは、ジイソプロピルエチルアミン(disopropylethylamine)で官能化されたポリスチレンであり、TBAFはフッ化テトラn‐ブチルアンモニウムであり、THFはテトラヒドロフランであり、TLCは薄層クロマトグラフィーである。
AcOHは酢酸であり、BocまたはBOCは、−C(O)O−(t−ブチル)であり、n−BuLiはn−ブチルリチウムであり、t−ブチルは第三級ブチルであり、DASTは三フッ化ジエチルアミノ硫黄であり、dbaはジベンジリデンアセトンであり、DCEはジクロロエタンであり、DCMはジクロロメタンであり、DIADはジイソプロピルアゾジカルボキシレートであり、DIEAはジイソプロピルエチルアミンであり、DMEMはダルベッコ変法イーグル培地であり、DMFはN,N−ジメチルホルムアミドであり、DMSOはジメチルスルホキシドであり、dppfは1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンであり、EtOAcは酢酸エチルであり、EtOHはエタノールであり、Et3Nはトリエチルアミンであり、EtNH2はエチルアミンであり、HOBtは1−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾールであり、LCMSは液体クロマトグラフィー質量分析であり、LDAはリチウムジイソプロピルアミドであり、mCPBAはメタクロロ過安息香酸であり、MeOHはメタノールであり、NaOEtはナトリウムエトキシドであり、NaOtBuはt−ブトキシナトリウムであり、NMMはN−メチルモルホリンであり、NMRは核磁気共鳴であり、Phはフェニルであり、PhMeはトルエンであり、PLCは分取用層クロマトグラフィーであり、PS−EDCは、Polymer Laboratoriesから入手可能であるEDC−1−(ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド−で官能化されたポリスチレンであり、PS−DIEAは、ジイソプロピルエチルアミン(disopropylethylamine)で官能化されたポリスチレンであり、TBAFはフッ化テトラn‐ブチルアンモニウムであり、THFはテトラヒドロフランであり、TLCは薄層クロマトグラフィーである。
式(I)のピリミジノン誘導体
本発明は、式(I)のピリミジノン誘導体、
本発明は、式(I)のピリミジノン誘導体、
一実施形態において、Jは単結合である。
別の実施形態において、Jは−C(R10)(R11)−であり、Gは単結合以外である。
別の実施形態において、Jは−C(R10)(R11)−C(R10)(R11)−であり、Gは−C(R10)(R11)−または−C(R10)(R11)−C(R10)(R11)−である。
さらに別の実施形態において、Jは−CH2−である。
別の実施形態において、Gは−C(R10)(R11)−である。
別の実施形態において、Gは−C(R10)(R11)−C(R10)(R11)−である。
さらに別の実施形態において、Gは−CH2−である。
一実施形態において、JおよびGはそれぞれ−C(R10)(R11)−である。
一実施形態において、JおよびGはそれぞれ−C(R10)(R11)−であり、R10およびR11の各出現はHである。
別の実施形態において、JおよびGはそれぞれ単結合である。
別の実施形態において、JおよびGはそれぞれ単結合であり、R10およびR11の各出現はHである。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−である。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R10およびR11の各出現はHである。
さらに別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−である。
さらに別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R10およびR11の各出現はHである。
一実施形態において、Rは存在しない。
別の実施形態において、Rは酸素である。
一実施形態において、R1は−Hである。
一実施形態において、R1は−H以外である。
別の実施形態において、R1はアルキルである。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2である。
さらに別の実施形態において、R1は−OR9である。
さらにまた別の実施形態において、R1は−SR9である。
一実施形態において、R1は−NH2である。
別の実施形態において、R1は−NH−アルキルである。
別の実施形態において、R1は−N(アルキル)2である。
さらに別の実施形態において、R1は−O−アルキルである。
さらなる実施形態において、R1は−S−アルキルである。
別の実施形態において、R1はアリールである。
さらに別の実施形態において、R1はシクロアルキルである。
さらにまた別の実施形態において、R1はシクロアルケニルである。
さらなる実施形態において、R1はヘテロシクロアルキルである。
別の実施形態において、R1はヘテロシクロアルケニルである。
別の実施形態において、R1はヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1は−(アルキレン)−アリールである。
さらに別の実施形態において、R1は−(アルキレン)−シクロアルキルである。
さらにまた別の実施形態において、R1は−(アルキレン)−シクロアルケニルである。
さらなる実施形態において、R1は−(アルキレン)−ヘテロシクロアルキルである。
別の実施形態において、R1は−(アルキレン)−ヘテロシクロアルケニルである。
別の実施形態において、R1は−(アルキレン)−ヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R1はハロアルキルである。
別の実施形態において、R1はフルオロメチルである。
別の実施形態において、R1はジフルオロメチルである。
さらなる実施形態において、R1はシクロプロピルである。
別の実施形態において、R1はアルケニルである。
別の実施形態において、R1はアルキニルである。
さらにまた別の実施形態において、R1はプロピニルである。
一実施形態において、R1はメチルである。
別の実施形態において、R1はエチルである。
別の実施形態において、R1はn−プロピルである。
さらに別の実施形態において、R1はイソプロピルである。
さらなる実施形態において、R1はベンジルである。
別の実施形態において、R1はフェニルである。
一実施形態において、R2はアリールである。
別の実施形態において、R2はヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R2はアルキルである。
別の実施形態において、R2はベンジルである。
さらにまた別の実施形態において、R2はシクロアルキルである。
別の実施形態において、R2は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである。
別の実施形態において、R2はヘテロシクロアルキルである。
さらなる実施形態において、R2は−C(O)−アリールである。
別の実施形態において、R2は−アルキレン−アリールである。
別の実施形態において、R2は−アルキレン−O−アリールである。
別の実施形態において、R2は−アルキレン−O−アルキルである。
さらに別の実施形態において、R2はメチルである。
別の実施形態において、R2はフェニルである。
さらにまた別の実施形態において、R2は4−トリフルオロメチル−フェニルである。
一実施形態において、R2は4−フルオロフェニルである。
別の実施形態において、R2は2−(4−フルオロフェニル)エチルである。
別の実施形態において、R2はピリジルである。
さらに別の実施形態において、R2は2−ピリジルである。
別の実施形態において、R2は−C(O)NH2である。
別の実施形態において、R2は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R2は−C(O)N(R6)2である。
一実施形態において、R2はC(O)O−アルキルである。
別の実施形態において、R2はC(O)O−シクロアルキルである。
別の実施形態において、R2はC(O)O−アルキレン−シクロアルキルである。
さらに別の実施形態において、R2はC(O)O−CH2−フェニルである。
一実施形態において、R2はC(O)NH−アルキルである。
別の実施形態において、R2はC(O)NH−シクロアルキルである。
別の実施形態において、R2はC(O)NH−アルキレン−シクロアルキルである。
さらに別の実施形態において、R2はC(O)NH−CH2−フェニルである。
別の実施形態において、R2はトリフルオロメチルである。
さらにまた別の実施形態において、R2はシクロプロピルである。
さらに別の実施形態において、R2はシクロブチルである。
別の実施形態において、R2はシクロペンチルである。
一実施形態において、R2はシクロヘキシルである。
別の実施形態において、R2は−アルキレン−N(R9)2である。
別の実施形態において、R2は−CH2−O−フェニルである。
一実施形態において、R3はアリールである。
別の実施形態において、R3はヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R3はアルキルである。
別の実施形態において、R3はベンジルである。
さらにまた別の実施形態において、R3はシクロアルキルである。
一実施形態において、R3は、フェニル、ピリジル、4−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、シクロプロピルメチル、エトキシメチル、トリフルオロエトキシメチル、n−ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである。
別の実施形態において、R3は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである。
別の実施形態において、R3はヘテロシクロアルキルである。
さらなる実施形態において、R3は−C(O)−アリールである。
別の実施形態において、R3は−アルキレン−アリールである。
別の実施形態において、R3は−アルキレン−O−アリールである。
別の実施形態において、R3は−アルキレン−O−アルキルである。
さらに別の実施形態において、R3はメチルである。
別の実施形態において、R3はフェニルである。
さらにまた別の実施形態において、R3は4−トリフルオロメチル−フェニルである。
一実施形態において、R3は4−フルオロフェニルである。
別の実施形態において、R3は2−(4−フルオロフェニル)エチルである。
別の実施形態において、R3はピリジルである。
さらに別の実施形態において、R3は2−ピリジルである。
別の実施形態において、R3は−C(O)NH2である。
別の実施形態において、R3は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R3は−C(O)N(R6)2である。
さらに別の実施形態において、R3はトリフルオロメチルである。
さらにまた別の実施形態において、R3はシクロプロピルである。
さらに別の実施形態において、R3はシクロブチルである。
別の実施形態において、R3はシクロペンチルである。
一実施形態において、R3はシクロヘキシルである。
別の実施形態において、R3は−アルキレン−N(R9)2である。
別の実施形態において、R3は−CH2−O−フェニルである。
一実施形態において、R4はHである。
別の実施形態において、R4はアルキルである。
別の実施形態において、R4は−S(O)qR7である。
別の実施形態において、R4は−C(O)R5である。
さらに別の実施形態において、R4は−アルキレン−O−アルキルである。
さらにまた別の実施形態において、R4は−アルキレン−O−アリールである。
別の実施形態において、R4は−アルキレン−S−アルキルである。
別の実施形態において、R4は−アルキレン−S−アリールである。
別の実施形態において、R4は−アルキレン−NH−アルキルである。
さらにまた別の実施形態において、R4は−アルキレン−NH−アリールである。
さらなる実施形態において、R4はC(O)OR5である。
一実施形態において、R4はC(O)O−(t−ブチル)である。
別の実施形態において、R4は−C(O)N(R6)2である。
別の実施形態において、R4は−(アルキレン)−アリールである。
別の実施形態において、R4は−(アルキレン)−シクロアルキルである。
さらに別の実施形態において、R4は−(アルキレン)−シクロアルケニルである。
さらにまた別の実施形態において、R4は−(アルキレン)−ヘテロシクロアルキルである。
さらなる実施形態において、R4は−(アルキレン)−ヘテロシクロアルケニルである。
別の実施形態において、R4は−(アルキレン)−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R4はアリールである。
別の実施形態において、R4はベンジルである。
別の実施形態において、R4はシクロアルキルである。
さらに別の実施形態において、R4はシクロアルケニルである。
さらにまた別の実施形態において、R4はヘテロシクロアルキルである。
さらなる実施形態において、R4はヘテロシクロアルケニルである。
別の実施形態において、R4はヘテロアリールである。
別の実施形態において、R4は−CH2−ヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R4はフェニルである。
さらにまた別の実施形態において、R4はピリミジニルである。
さらなる実施形態において、R4は4−トリフルオロメチル−フェニルである。
別の実施形態において、R4は−C(O)O−2,2,3,3−テトラフルオロシクロブチルである。
別の実施形態において、R4は−C(O)O−トランス−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシルである。
一実施形態において、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、アルキル、アリール、ハロアルキル、−アルキレン−アリール、−シクロアルキル、−アルキレン−O−アルキレン−アリール、−アルキレン−O−アルキルまたはアルキニルである。
別の実施形態において、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、tert−ブチル、−ネオペンチル、−CH2CH(−CH2CH3)−(CH2)3CH3、−CH2CH(CH3)2、n−ヘキシルまたは−CH2−C=CCH3である。
別の実施形態において、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
さらに別の実施形態において、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである。
さらにまた別の実施形態において、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5はベンジルまたは2−クロロベンジルである。
別の実施形態において、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は−(CH2)2−O−ベンジルまたは−(CH2)2−O−CH3である。
別の実施形態において、R4は−C(O)NHR5である。
さらに別の実施形態において、R4は−C(O)NH−アルキルである。
別の実施形態において、R4は−S(O)2R7である。
別の実施形態において、R4は−S(O)2−アルキルである。
さらに別の実施形態において、R4は−S(O)2−アリールである。
さらに別の実施形態において、R4は−S(O)2−フェニルである。
一実施形態において、R10の各出現はHである。
別の実施形態において、R11の各出現はHである。
別の実施形態において、R10およびR11の各出現はHである。
別の実施形態において、R10またはR11の1つの出現は水素以外である。
さらにまた別の実施形態において、R10またはR11の少なくとも1つの出現はアルキルである。
さらに別の実施形態において、R10またはR11の少なくとも1つの出現はメチルである。
別の実施形態において、R4はベンジルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は、非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、F、Br、Cl、−NO2、−CH3、−CF3、−SCF3、−C(O)O−アルキル、ピロリル、チアゾリル、−C≡C−フェニル、−OCHF2、ピペリジニル、ピリジル、ピロリジニル、ピラゾリル、メトキシ、ピペラジニル、モルホリニル、−OCF2CHF2、1,3,4−トリアゾリル、−CH(OH)CH3、−OH、−SO2CH3、−C(O)OHまたは−フェニルから選択される最大3個の置換基で置換されていることができる。
一実施形態において、R4は−CH2−ヘテロアリールであり、ここで、該ヘテロアリールは、チエニル、ベンゾチエニル(benzthienyl)、チアゾリル、ベンゾチアゾリル(benzthiazolyl)、フラニル、ベンゾフラニル、ピリジル、イソキサゾリルまたはベンゾイミダゾリル(benzimidazolyl)である。
一実施形態において、nの1つまたは複数の出現は1である。
別の実施形態において、nの1つまたは複数の出現は0である。
別の実施形態において、pの1つまたは複数の出現は0である。
さらに別の実施形態において、pの1つまたは複数の出現は1である。
さらにまた別の実施形態において、pの1つまたは複数の出現は2である。
一実施形態において、qの1つまたは複数の出現は1である。
別の実施形態において、qの1つまたは複数の出現は2である。
一実施形態において、R2およびR3はそれぞれ独立して、アリール、ヘテロアリールまたはシクロアルキルである。
別の実施形態において、R2およびR3はそれぞれアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R2およびR3はそれぞれヘテロアリールである。
別の実施形態において、R2およびR3はそれぞれフェニルである。
別の実施形態において、R2はアリールであり、R3はヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R2はフェニルであり、R3はヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R2はフェニルであり、R3はピリジルである。
さらなる実施形態において、R2はフェニルであり、R3は2−ピリジルである。
別の実施形態において、R2およびR3はそれぞれ4−トリフルオロメチルフェニルである。
別の実施形態において、R2およびR3はそれぞれ4−クロロフェニルである。
一実施形態において、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルである。
別の実施形態において、R2はアリールであり、R3はシクロアルキルである。
さらに別の実施形態において、R2はフェニルであり、R3はシクロアルキルである。
さらなる実施形態において、R2はフェニルであり、R3はシクロペンチルである。
別の実施形態において、R2はフェニルであり、R3はシクロブチルである。
さらに別の実施形態において、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルである。
さらにまた別の実施形態において、R2はフェニルであり、R3はピリミジニルである。
さらに別の実施形態において、R2はフェニルであり、R3はチエニルである。
別の実施形態において、R2は−C(O)OR5であり、R3はフェニルである。
別の実施形態において、R2は−C(O)N(R6)2であり、R3はフェニルである。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2はアリールであり、R3はヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3はヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3はピリジルである。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3は2−ピリジルである。
さらなる実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれアリールである。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルである。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−トリフルオロメチルフェニルである。
さらなる実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−クロロフェニルである。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルである。
さらに別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルである。
別の実施形態において、R1はベンジルであり、R2はアリールであり、R3はヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R1はベンジルであり、R2はフェニルであり、R3はヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1はベンジルであり、R2はフェニルであり、R3はピリジルである。
別の実施形態において、R1はベンジルであり、R2はフェニルであり、R3は2−ピリジルである。
別の実施形態において、R1はベンジルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルである。
さらなる実施形態において、R1はベンジルであり、R2およびR3はそれぞれアリールである。
別の実施形態において、R1はベンジルであり、R2およびR3はそれぞれヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1はベンジルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルである。
別の実施形態において、R1はベンジルであり、R2およびR3はそれぞれ4−トリフルオロメチルフェニルである。
さらなる実施形態において、R1はベンジルであり、R2およびR3はそれぞれ4−クロロフェニルである。
一実施形態において、R1はベンジルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルである。
一実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2はアリールであり、R3はヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1はN(R9)2であり、R2はフェニルであり、R3はヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2はフェニルであり、R3はピリジルである。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2はフェニルであり、R3は2−ピリジルである。
さらにまた別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルである。
さらなる実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれアリールである。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルである。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ4−トリフルオロメチルフェニルである。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ4−クロロフェニルである。
さらに別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルである。
一実施形態において、R1は−NH2であり、R2はアリールであり、R3はヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3はヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3はピリジルである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は2−ピリジルである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルである。
さらなる実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれアリールである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−トリフルオロメチルフェニルである。
さらなる実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−クロロフェニルである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルである。
一実施形態において、R1はメチルであり、R2はアリールであり、R3はヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3はヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3はピリジルである。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3は2−ピリジルである。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルである。
さらなる実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれアリールである。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルである。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルである。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−トリフルオロメチルフェニルである。
さらなる実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−クロロフェニルである。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルである。
一実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)O−アリールであり、ここで、該−C(O)O−アリール基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−アリールであり、ここで、該−C(O)O−アリール基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)O−アリールであり、ここで、該−C(O)O−アリール基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)O−アリールであり、ここで、該−C(O)O−アリール基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−アリールであり、ここで、該−C(O)O−アリール基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)O−アリールであり、ここで、該−C(O)O−アリール基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)O−アリールであり、ここで、該−C(O)O−アリール基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−アリールであり、ここで、該−C(O)O−アリール基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)O−アリールであり、ここで、該−C(O)O−アリール基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)O−アリールであり、ここで、該−C(O)O−アリール基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−アリールであり、ここで、該−C(O)O−アリール基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)であり、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−C(R10)(R11)−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロブチル、3−フルオロフェニル、シクロペンチルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロブチル、3−フルオロフェニル、シクロペンチルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロブチル、3−フルオロフェニル、シクロペンチルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、式(I)の化合物では、変化物J、G、R、R1、R2、R3、R4、R10およびR11は互いに独立して選択される。
別の実施形態において、式(I)の化合物は精製された形態である。
一実施形態において、式(I)の化合物は式(Ia)を有し、
一実施形態において、R1は−Hである。
一実施形態において、R1は−H以外である。
別の実施形態において、R1はアルキルである。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2である。
さらに別の実施形態において、R1は−OR9である。
さらにまた別の実施形態において、R1は−SR9である。
一実施形態において、R1は−NH2である。
別の実施形態において、R1は−NH−アルキルである。
別の実施形態において、R1は−N(アルキル)2である。
さらに別の実施形態において、R1は−O−アルキルである。
さらなる実施形態において、R1は−S−アルキルである。
別の実施形態において、R1はアリールである。
さらに別の実施形態において、R1はシクロアルキルである。
さらにまた別の実施形態において、R1はシクロアルケニルである。
さらなる実施形態において、R1はヘテロシクロアルキルである。
別の実施形態において、R1はヘテロシクロアルケニルである。
別の実施形態において、R1はヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1は−(アルキレン)−アリールである。
さらに別の実施形態において、R1は−(アルキレン)−シクロアルキルである。
さらにまた別の実施形態において、R1は−(アルキレン)−シクロアルケニルである。
さらなる実施形態において、R1は−(アルキレン)−ヘテロシクロアルキルである。
別の実施形態において、R1は−(アルキレン)−ヘテロシクロアルケニルである。
別の実施形態において、R1は−(アルキレン)−ヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R1はハロアルキルである。
別の実施形態において、R1はフルオロメチルである。
別の実施形態において、R1はジフルオロメチルである。
さらなる実施形態において、R1はシクロプロピルである。
別の実施形態において、R1はアルケニルである。
別の実施形態において、R1はアルキニルである。
さらにまた別の実施形態において、R1はプロピニルである。
一実施形態において、R1はメチルである。
別の実施形態において、R1はエチルである。
別の実施形態において、R1はn−プロピルである。
さらに別の実施形態において、R1はイソプロピルである。
さらなる実施形態において、R1はベンジルである。
別の実施形態において、R1はフェニルである。
一実施形態において、R2はアリールである。
別の実施形態において、R2はヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R2はアルキルである。
別の実施形態において、R2はベンジルである。
さらにまた別の実施形態において、R2はシクロアルキルである。
別の実施形態において、R2はシクロペンチルまたはシクロヘキシルである。
別の実施形態において、R2はヘテロシクロアルキルである。
さらなる実施形態において、R2は−C(O)−アリールである。
別の実施形態において、R2は−アルキレン−アリールである。
別の実施形態において、R2は−アルキレン−O−アリールである。
別の実施形態において、R2は−アルキレン−O−アルキルである。
さらに別の実施形態において、R2はメチルである。
一実施形態において、R2は、フェニル、ピリジルまたは4−フルオロフェニルである。
別の実施形態において、R2はフェニルである。
さらにまた別の実施形態において、R2は4−トリフルオロメチル−フェニルである。
一実施形態において、R2は4−フルオロフェニルである。
別の実施形態において、R2は2−(4−フルオロフェニル)エチルである。
別の実施形態において、R2はピリジルである。
さらに別の実施形態において、R2は2−ピリジルである。
一実施形態において、R2は、フェニル、ピリジル、4−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、シクロブチル、ベンジルまたは3,4−ジフルオロフェニルである。
別の実施形態において、R2は−C(O)NH2である。
別の実施形態において、R2は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R2は−C(O)N(R6)2である。
さらに別の実施形態において、R2はトリフルオロメチルである。
さらにまた別の実施形態において、R2はシクロプロピルである。
さらに別の実施形態において、R2はシクロブチルである。
別の実施形態において、R2はシクロペンチルである。
一実施形態において、R2はシクロヘキシルである。
別の実施形態において、R2は−アルキレン−N(R9)2である。
別の実施形態において、R2は−CH2−O−フェニルである。
一実施形態において、R3はアリールである。
別の実施形態において、R3はヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R3はアルキルである。
別の実施形態において、R3はベンジルである。
さらに別の実施形態において、R3はアルキルである。
さらにまた別の実施形態において、R3はシクロアルキルである。
別の実施形態において、R3はシクロペンチルまたはシクロヘキシルである。
別の実施形態において、R3はヘテロシクロアルキルである。
さらなる実施形態において、R3は−C(O)−アリールである。
別の実施形態において、R3は−アルキレン−アリールである。
別の実施形態において、R3は−アルキレン−O−アリールである。
別の実施形態において、R3は−アルキレン−O−アルキルである。
さらに別の実施形態において、R3はメチルである。
別の実施形態において、R3はフェニルである。
さらにまた別の実施形態において、R3は4−トリフルオロメチル−フェニルである。
一実施形態において、R3は4−フルオロフェニルである。
別の実施形態において、R3は2−(4−フルオロフェニル)エチルである。
別の実施形態において、R3はピリジルである。
さらに別の実施形態において、R3は2−ピリジルである。
別の実施形態において、R3は−C(O)NH2である。
別の実施形態において、R3は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R3は−C(O)N(R6)2である。
さらに別の実施形態において、R3はトリフルオロメチルである。
さらにまた別の実施形態において、R3はシクロプロピルである。
さらに別の実施形態において、R3はシクロブチルである。
別の実施形態において、R3はシクロペンチルである。
一実施形態において、R3はシクロヘキシルである。
別の実施形態において、R3は−アルキレン−N(R9)2である。
別の実施形態において、R3は−CH2−O−フェニルである。
一実施形態において、R4はHである。
別の実施形態において、R4はアルキルである。
別の実施形態において、R4は−S(O)qR7である。
別の実施形態において、R4は−C(O)R5である。
さらに別の実施形態において、R4は−アルキレン−O−アルキルである。
さらにまた別の実施形態において、R4は−アルキレン−O−アリールである。
別の実施形態において、R4は−アルキレン−S−アルキルである。
別の実施形態において、R4は−アルキレン−S−アリールである。
別の実施形態において、R4は−アルキレン−NH−アルキルである。
さらにまた別の実施形態において、R4は−アルキレン−NH−アリールである。
さらなる実施形態において、R4はC(O)OR5である。
別の実施形態において、R4は−C(O)N(R6)2である。
別の実施形態において、R4は−(アルキレン)−アリールである。
別の実施形態において、R4は−(アルキレン)−シクロアルキルである。
さらに別の実施形態において、R4は−(アルキレン)−シクロアルケニルである。
さらにまた別の実施形態において、R4は−(アルキレン)−ヘテロシクロアルキルである。
さらなる実施形態において、R4は−(アルキレン)−ヘテロシクロアルケニルである。
別の実施形態において、R4は−(アルキレン)−ヘテロアリールである。
別の実施形態において、R4はアリールである。
別の実施形態において、R4はベンジルである。
別の実施形態において、R4はシクロアルキルである。
さらに別の実施形態において、R4はシクロアルケニルである。
さらにまた別の実施形態において、R4はヘテロシクロアルキルである。
さらなる実施形態において、R4はヘテロシクロアルケニルである。
別の実施形態において、R4はヘテロアリールである。
別の実施形態において、R4は−CH2−ヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R4はフェニルである。
さらにまた別の実施形態において、R4はピリミジニルである。
別の実施形態において、R4は1、2、4−オキサジアゾリルである。
さらなる実施形態において、R4は4−トリフルオロメチル−フェニルである。
別の実施形態において、R4は−C(O)O−2,2,3,3−テトラフルオロシクロブチルである。
別の実施形態において、R4は−C(O)O−トランス−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシルである。
一実施形態において、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、アルキル、アリール、ハロアルキル、−アルキレン−アリール、−シクロアルキル、−アルキレン−O−アルキレン−アリール、−アルキレン−O−アルキルまたはアルキニルである。
別の実施形態において、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、tert−ブチル、−ネオペンチル、−CH2CH(−CH2CH3)−(CH2)3CH3、−CH2CH(CH3)2、n−ヘキシルまたは−CH2−C≡CCH3である。
別の実施形態において、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
さらに別の実施形態において、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである。
さらにまた別の実施形態において、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5はベンジルまたは2−クロロベンジルである。
別の実施形態において、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は−(CH2)2−O−ベンジルまたは−(CH2)2−O−CH3である。
別の実施形態において、R4は−C(O)NHR5である。
さらに別の実施形態において、R4は−C(O)NH−アルキルである。
別の実施形態において、R4は−S(O)2R7である。
別の実施形態において、R4は−S(O)2−アルキルである。
さらに別の実施形態において、R4は−S(O)2−アリールである。
さらに別の実施形態において、R4は−S(O)2−フェニルである。
一実施形態において、R10の各出現はHである。
別の実施形態において、R11の各出現はHである。
別の実施形態において、R10およびR11の各出現はHである。
別の実施形態において、R10またはR11の1つの出現は水素以外である。
さらにまた別の実施形態において、R10またはR11の少なくとも1つの出現はアルキルである。
さらに別の実施形態において、R10またはR11の少なくとも1つの出現はメチルである。
別の実施形態において、R4はベンジルであり、ここで、該ベンジル基のフェニル環は非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、F、Br、Cl、−NO2、−CH3、−CF3、−SCF3、−C(O)O−アルキル、ピロリル、チアゾリル、−C≡C−フェニル、−OCHF2、ピペリジニル、ピリジル、ピロリジニル、ピラゾリル、メトキシ、ピペラジニル、モルホリニル、−OCF2CHF2、1,3,4−トリアゾリル、−CH(OH)CH3、−OH、−SO2CH3、−C(O)OHまたは−フェニルから選択される最大3個の置換基で置換されていることができる。
一実施形態において、R4は−CH2−ヘテロアリールであり、ここで、該ヘテロアリールは、チエニル、ベンゾチエニル(benzthienyl)、チアゾリル、ベンゾチアゾリル(benzthiazolyl)、フラニル、ベンゾフラニル、ピリジル、イソキサゾリルまたはベンゾイミダゾリル(benzimidazolyl)である。
一実施形態において、nの1つまたは複数の出現は1である。
別の実施形態において、nの1つまたは複数の出現は0である。
別の実施形態において、pの1つまたは複数の出現は0である。
さらに別の実施形態において、pの1つまたは複数の出現は1である。
さらにまた別の実施形態において、pの1つまたは複数の出現は2である。
一実施形態において、qの1つまたは複数の出現は1である。
別の実施形態において、qの1つまたは複数の出現は2である。
別の実施形態において、R2およびR3はそれぞれアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R2およびR3はそれぞれヘテロアリールである。
別の実施形態において、R2およびR3はそれぞれフェニルである。
別の実施形態において、R2はアリールであり、R3はヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R2はフェニルであり、R3はヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R2はフェニルであり、R3はピリジルである。
さらなる実施形態において、R2はフェニルであり、R3は2−ピリジルである。
別の実施形態において、R2およびR3はそれぞれ4−トリフルオロメチルフェニルである。
別の実施形態において、R2およびR3はそれぞれ4−クロロフェニルである。
一実施形態において、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルである。
別の実施形態において、R2はアリールであり、R3はシクロアルキルである。
さらに別の実施形態において、R2はフェニルであり、R3はシクロアルキルである。
さらなる実施形態において、R2はフェニルであり、R3はシクロペンチルである。
別の実施形態において、R2はフェニルであり、R3はシクロブチルである。
さらに別の実施形態において、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルである。
さらにまた別の実施形態において、R2はフェニルであり、R3はピリミジニルである。
さらに別の実施形態において、R2はフェニルであり、R3はチエニルである。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2はアリールであり、R3はヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3はヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3はピリジルである。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルである。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3は2−ピリジルである。
さらなる実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれアリールである。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルである。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−トリフルオロメチルフェニルである。
さらなる実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−クロロフェニルである。
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルである。
さらに別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルである。
別の実施形態において、R1はベンジルであり、R2はアリールであり、R3はヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R1はベンジルであり、R2はフェニルであり、R3はヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1はベンジルであり、R2はフェニルであり、R3はピリジルである。
別の実施形態において、R1はベンジルであり、R2はフェニルであり、R3は2−ピリジルである。
別の実施形態において、R1はベンジルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルである。
さらなる実施形態において、R1はベンジルであり、R2およびR3はそれぞれアリールである。
別の実施形態において、R1はベンジルであり、R2およびR3はそれぞれヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1はベンジルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルである。
別の実施形態において、R1はベンジルであり、R2およびR3はそれぞれ4−トリフルオロメチルフェニルである。
さらなる実施形態において、R1はベンジルであり、R2およびR3はそれぞれ4−クロロフェニルである。
一実施形態において、R1はベンジルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルである。
一実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2はアリールであり、R3はヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2はフェニルであり、R3はヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2はフェニルであり、R3はピリジルである。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2はフェニルであり、R3は2−ピリジルである。
さらにまた別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルである。
さらなる実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれアリールである。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルである。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ4−トリフルオロメチルフェニルである。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ4−クロロフェニルである。
さらに別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルである。
一実施形態において、R1は−NH2であり、R2はアリールであり、R3はヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3はヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3はピリジルである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は2−ピリジルである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルである。
さらなる実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれアリールである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−トリフルオロメチルフェニルである。
さらなる実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−クロロフェニルである。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルである。
一実施形態において、R1はメチルであり、R2はアリールであり、R3はヘテロアリールである。
さらに別の実施形態において、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3はヘテロアリールである。
さらにまた別の実施形態において、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3はピリジルである。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3は2−ピリジルである。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルである。
さらなる実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれアリールである。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれヘテロアリールである。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルである。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−トリフルオロメチルフェニルである。
さらなる実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−クロロフェニルである。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルである。
一実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)O−アリールであり、ここで、該−C(O)O−アリール基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)O−アリールであり、ここで、該−C(O)O−アリール基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−アリールであり、ここで、該−C(O)O−アリール基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1はアルキルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)O−アリールであり、ここで、該−C(O)O−アリール基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−アリールであり、ここで、該−C(O)O−アリール基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1はメチルであり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)O−アリールであり、ここで、該−C(O)O−アリール基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)O−アリールであり、ここで、該−C(O)O−アリール基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−アリールであり、ここで、該−C(O)O−アリール基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1は−N(R9)2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)O−アリールであり、ここで、該−C(O)O−アリール基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ非置換または置換フェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)O−アリールであり、ここで、該−C(O)O−アリール基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−アリールであり、ここで、該−C(O)O−アリール基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2はフェニルであり、R3は4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ独立して、シクロペンチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5である。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)O−フェニルであり、ここで、該−C(O)O−フェニル基のフェニル部分は非置換であるか、またはアルキル、−C(O)O−アルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−S−アルキルまたは−O−アルキルから独立して選択される最大2個の置換基で置換されている。
別の実施形態において、R1は−NH2であり、R2およびR3はそれぞれ4−フルオロフェニルであり、R4は−C(O)OR5であり、ここで、R5は、−tert−ブチル、−CH2CCl3、−C(CH3)2CCl3、−CH2CF2CF3、−CH(CF3)2、−CH2CH(CF3)2、
一実施形態において、式(Ia)の化合物では、変化物R1、R2、R3、R4、R10およびR11は互いに独立して選択される。
別の実施形態において、式(Ia)の化合物は精製された形態である。
式(I)のピリミジノン誘導体の非限定的な例としては以下の化合物:
式(I)のピリミジノン誘導体の追加の非限定的な例としては以下の化合物:
ピリミジノン誘導体の製造方法
ピリミジノン誘導体を製造するのに有用な方法を以下の実施例に記載しかつスキーム1〜12に一般化する。代わりの合成経路および類似の構造は、当技術分野または有機合成の分野の当業者に明白である。
ピリミジノン誘導体を製造するのに有用な方法を以下の実施例に記載しかつスキーム1〜12に一般化する。代わりの合成経路および類似の構造は、当技術分野または有機合成の分野の当業者に明白である。
スキーム1は、ピリミジノン誘導体を製造するのに有用な中間体であって、ここで、Gは−CH2−であり、Jは単結合である化合物Cを製造するのに有用な方法を示している。
スキーム1
スキーム2はピリミジノン誘導体の製造に有用な中間体である式Hの中間体ピペリジン塩酸塩化合物の製造方法を示しており、ここで、Jは単結合であり、Gは−CH2−である。
スキーム2
化合物Cは、式Dのアミジン塩酸塩化合物と反応させて、式Eのピリミジノ−ピペリジン化合物を提供することができ、それは次いで、炭酸イオン塩基の存在下で式Fの化合物と反応させて、式Gの置換ピリミジノン化合物を提供することができる。式Gの化合物のBOC保護基は、次いでHClを用いて除去して、式Hのピペリジン塩酸塩化合物を提供することができる。
スキーム3は式Gの化合物の代わりの製造方法を図示しており、それはピリミジノン誘導体の製造に有用な中間体であり、ここで、Jは単結合であり、Gは−CH2−である。
スキーム3
ケトン化合物Jは、環境温度または高温でエタノールなどの溶媒中で酢酸アンモニウムまたはアンモニアと反応させて、エナミンKを提供することができる。化合物Kは、次いで通常はジクロロメタンなどの不活性溶媒中でN−メチルモルホリン(NMM)などのアミンの存在下で、式R1C(O)Clの塩化アシルを用いてアシル化されることができる。結果として生じる式Lのアミド化合物は、ジクロロメタン/ヘプタンなどの不活性溶媒中でトリメチルアルミニウムで処理して、式Mのベンゾオキサジノン化合物を提供し得、それは、次いで式R2R3CHNH2のアミンと反応させて、式Gの中間体化合物を提供することができる。あるいは、式Lの化合物は、トリメチルアルミニウムと反応させかつ結果として生じる反応混合物が式R2R3CHNH2のアミンと直接処理して、ワンポット法で式Gの化合物を提供し得る。
スキーム4は式Tの化合物の製造に有用な方法を図示しており、それはピリミジノン誘導体の製造に有用な中間体であり、ここで、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、およびR1はNH2、NH−アルキル、N(アルキル)2、SH、S−アルキル、またはS(O)p−アルキルである。
スキーム4
中間体Kは、N−メチルモルホリン(NMM)などの塩基の存在下においてチオホスゲンで処理して、イソチオシアネートNを提供することができる。式R2R3CHNH2のアミンとの反応は、式Pのチオウレア化合物を提供し、それは次いでNaO−tBuなどの強塩基を用いて環化させて、式Qの二環式中間体を提供することができる。式Qの化合物は、次いで、例えば、ハロゲン化アルキルおよびK2CO3などの塩基を用いてアルキル化されて、式Rの化合物を提供することができ、それは次いで酸化状態の選択に応じて対応する式Sのスルホキシドまたはスルホン化合物に酸化される。アンモニア、アルキルアミン、またはジアルキルアミンとの式Sのスルホンの反応は、式Tのアミンを提供する。
スキーム5は式Wの化合物の製造に有用な方法を図示しており、それはピリミジノン誘導体の製造に有用な中間体であり、ここで、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R1は−OR9である。
スキーム5
中間体Kは、トリエチルアミンなどの塩基の存在下においてホスゲンで処理して、式R2R3CHNH2のアミンの付加が続き、式Uのウレア化合物を提供する。式Uの化合物は、次いでNaOEtなどの強塩基での処理で環化させて、式Vの化合物を提供することができ、それはR1が−OHであるピリミジノン誘導体に相当する。式Vの化合物は、さらに周知の方法を用いて誘導体化されて、式Wの化合物を提供し得、それはR1が−OR9であり、R9がH以外であるピリミジノン誘導体に相当する。
スキーム6は式AAの置換ピペリジノン化合物の製造に有用な方法を図示しており、それはピリミジノン誘導体の製造に有用な中間体であり、ここで、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R11はH以外である。
スキーム6
公知の方法を用いて容易に入手できる式Xのβ−ケトエステルは、NaBH(OAc)3およびAcOHを用いてN−ベンジルグリシンエステルと還元的にアミノ化されて、式Yのアミノジエステル化合物を提供する。式Yの化合物は、次いでトルエンなどの非極性溶媒中でNaOEtなどの強塩基によって環化させて、式Zのピペリジノン化合物を提供することができる。Zからのベンジル保護基の除去、それに続く結果として生じるアミンのBOC保護は、式AAのピペリジノン中間体を提供する。
スキーム7は式EEの置換ピペリジノン化合物の製造に有用な方法を図示しており、それはピリミジノン誘導体の製造に有用な中間体であり、ここで、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R10はH以外である。
スキーム7
4−ブロモ酪酸エチルエステルは、式CCのα−ベンジルアミノ−エステルと反応させ、式DDのアミノジエステルを提供する。式DDの化合物は、次いで塩基媒介縮合を用いて式EEの化合物に環化させることができる。
スキーム8は、式Hの中間化合物の式GGのピリミジノン誘導体への転換方法を示しており、ここで、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R4はメチレン基を介して結合している。
スキーム8
式Hのアミン塩酸塩化合物は、式Ra−CHOのアルデヒドと反応させて、NaBH(OAc)3を用いて結果として生じるイミンの還元が続き、式GGの化合物を提供することができ、それはR4がメチレン基を介して連結している置換基である式(I)の化合物に相当する。
スキーム9は、式Hの中間化合物の式HHのピリミジノン誘導体への転換方法を示しており、ここで、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R4は−SO2−基を介して結合している。
スキーム9
式Hのアミン塩酸塩化合物は、Et3Nなどの非求核塩基の存在下で式Ra−SO2Clのスルホニルクロリドと反応させて、式HHの化合物を提供することができ、それはR4が−S(O)2−基を介して連結している置換基である式(I)の化合物に相当する。
スキーム10は、式Hの中間体化合物の式JJのピリミジノン誘導体への転換方法を示しており、ここで、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R4は−C(O)NH−基を介して結合している。
スキーム10
式Hのアミン塩酸塩化合物は、Et3Nなどの非求核塩基の存在下で式Ra−NCOのイソシアネートと反応させて、式JJの化合物を提供することができ、それはR4が−C(O)NH−基を介して連結している置換基である式(I)の化合物に相当する。
スキーム11は、式Hの中間体化合物の式KKのピリミジノン誘導体への転換方法を示しており、ここで、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R4は−C(O)−基を介して結合している。
スキーム11
式Hのアミン塩酸塩化合物は、Et3Nなどの非求核塩基の存在下で式Ra−C(O)Clの酸塩化物または適当な混合無水物と反応させて、式KKの化合物を提供することができ、それはR4が−C(O)−基を介して連結している置換基である式(I)の化合物に相当する。
スキーム12は、式Hの中間体化合物の式LLのピリミジノン誘導体への転換方法を示しており、ここで、Jは単結合であり、Gは−CH2−であり、R4は−C(O)O−基を介して結合している。
スキーム12
式Hのアミン塩酸塩化合物は、Et3Nなどの非求核塩基の存在下で式Ra−OC(O)Clのクロロホルメートと反応させて、式LLの化合物を提供することができ、それはR4が−C(O)O−基を介して連結している置換基である式(I)の化合物に相当する。
この方法の変型として、式Hの化合物は最初にホスゲンと、次いで式Ra−OHの化合物と反応させ得る。あるいは、Ra−OHは最初にホスゲンと反応させおよびこの反応の生成物は次いで式Hの化合物と反応させ得る。炭酸ジスクシンイミジルもまた、ホスゲンの代わりに用いられ得る。
スキーム1〜12に示された出発原料および試薬は、いずれもSigma−Aldrich(St.Louis、MO)およびAcros Organics Co.(Fair Lawn、NJ)などの商業的供給者から入手可能であるか、あるいは有機合成の分野の当業者に周知の方法を用いて調製可能である。
当業者は、式(I)の化合物の合成は、ある種の官能基の保護の必要性(即ち、特定の反応状態での化学的適合性の目的のための誘導体化)を必要とし得るということを認識する。式(I)の化合物の様々な官能基に対する適切な保護基ならびにそれらの導入および除去の方法は、Greeneら、Protective Groups in Organic Synthesis、Wiley−Interscience、New York、(1999年)に見出し得る。
以下の実施例は、本発明の化合物の説明に役立つ例を典型的に示しており、本開示の範囲を制限するものと解釈されるべきではない。本発明の範囲中の代わりの機構経路および類似の構造は、当業者に明白である。
一般的方法
市販の溶媒、試薬、および中間体を入手し用いた。市販ではない試薬および中間体を下記の通りに調製した。1H NMRスペクトルはGemini AS−400(400MHz)で得られ、挿入的に示されたHertzでのプロトン数、多重度、およびカップリング定数を伴うMe4Siからのppm低磁場として記録する。LC/MSデータがあるものは、分析をApplied Biosystems API−100質量分析計およびShimadzu SCL−10A LCカラムを用いて実行した:Altech platinum C18、3ミクロン、33mm×7mmID;勾配流:0分−10%CH3CN、5分−95%CH3CN、7分−95%CH3CN、7.5分−10%CH3CN、9分−停止。保持時間および観察された親イオンは所定のものである。
市販の溶媒、試薬、および中間体を入手し用いた。市販ではない試薬および中間体を下記の通りに調製した。1H NMRスペクトルはGemini AS−400(400MHz)で得られ、挿入的に示されたHertzでのプロトン数、多重度、およびカップリング定数を伴うMe4Siからのppm低磁場として記録する。LC/MSデータがあるものは、分析をApplied Biosystems API−100質量分析計およびShimadzu SCL−10A LCカラムを用いて実行した:Altech platinum C18、3ミクロン、33mm×7mmID;勾配流:0分−10%CH3CN、5分−95%CH3CN、7分−95%CH3CN、7.5分−10%CH3CN、9分−停止。保持時間および観察された親イオンは所定のものである。
(実施例1)
化合物1の調製
化合物1の調製
出発原料1A(5.0g、16.8mmol)のエタノール(50mL)溶液およびPd/C(0.5g、10重量/重量%)を室温で15時間1気圧で水素化した。次いで(BOC)2O(4.0g、18.3mmol)およびトリエチルアミン(2.6mL、18.6mmol)を反応混合物に加えた。得られた溶液を室温で約3時間撹拌し、次いでセライトを通して濾過した。濾液を真空で濃縮し、得られた残渣をCH2Cl2に再度溶解し、水で洗浄した。有機相を集め、Na2SO4で乾燥させ、真空で濃縮して、1Bを茶褐色油として得た(4.0g、88%)。
ステップB−中間体化合物1Cの合成
化合物1B(4.0g、14.7mmol)とK2CO3(2.96g、21.4mmol)との混合物をアセトアミジン塩酸塩(1.67g、17.7mmol)の水(32mL)およびメタノール(8mL)溶液で希釈した。得られた反応物を60℃で約15時間撹拌し、次いで室温に冷却した。反応混合物を1NのHClで中和し、有機相をCH2Cl2(20mL)で抽出した。有機抽出物をNa2SO4で乾燥させ、真空で濃縮して粗製の生成物を得、これをヘキサン類で摩砕して固化させて、化合物1Cを淡黄色固体として得た(3.0g、77%)。
化合物1B(4.0g、14.7mmol)とK2CO3(2.96g、21.4mmol)との混合物をアセトアミジン塩酸塩(1.67g、17.7mmol)の水(32mL)およびメタノール(8mL)溶液で希釈した。得られた反応物を60℃で約15時間撹拌し、次いで室温に冷却した。反応混合物を1NのHClで中和し、有機相をCH2Cl2(20mL)で抽出した。有機抽出物をNa2SO4で乾燥させ、真空で濃縮して粗製の生成物を得、これをヘキサン類で摩砕して固化させて、化合物1Cを淡黄色固体として得た(3.0g、77%)。
ステップC−中間体化合物1の合成
化合物1C(3.0g、11.3mmol)およびベンズヒドリルブロミド(4.7g、19.02mmol)およびCs2CO3(7.6g、23.3mmol)をTHF(180mL)で希釈し、得られた反応物を加熱還流させ、この温度で約15時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、CH2Cl2(100mL)で希釈し、得られた溶液をセライトを通して濾過した。濾液を真空で濃縮し、得られた残渣をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(20%アセトン−ヘキサン類)を用いて精製して、化合物1(3.5g、72%)を得た。
化合物1C(3.0g、11.3mmol)およびベンズヒドリルブロミド(4.7g、19.02mmol)およびCs2CO3(7.6g、23.3mmol)をTHF(180mL)で希釈し、得られた反応物を加熱還流させ、この温度で約15時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、CH2Cl2(100mL)で希釈し、得られた溶液をセライトを通して濾過した。濾液を真空で濃縮し、得られた残渣をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(20%アセトン−ヘキサン類)を用いて精製して、化合物1(3.5g、72%)を得た。
(実施例2)
化合物6の調製
化合物1A(4.00g、13.4mmol)のエタノール(10mL)溶液に、アセトアミジン塩酸塩(1.43g、15.1mmol)のエタノール(5mL)懸濁液を加え、続いて調製したてのNaOEt溶液(エタノール10mL中のナトリウム0.93g)を加えた。反応物を100℃で約15時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮して粗製の残渣を得、これを水に溶解した。1NのHClを用いて水溶液をpH11に調節すると、固体が溶液から沈殿してきた。次いで溶液を濾過して粗製の残渣を得、次いで実施例1、ステップCに記載した方法を用いてこれをベンジヒドリルブロミド(benzyhydryl bromide)と反応させて、化合物6を得た。
化合物6の調製
化合物1A(4.00g、13.4mmol)のエタノール(10mL)溶液に、アセトアミジン塩酸塩(1.43g、15.1mmol)のエタノール(5mL)懸濁液を加え、続いて調製したてのNaOEt溶液(エタノール10mL中のナトリウム0.93g)を加えた。反応物を100℃で約15時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮して粗製の残渣を得、これを水に溶解した。1NのHClを用いて水溶液をpH11に調節すると、固体が溶液から沈殿してきた。次いで溶液を濾過して粗製の残渣を得、次いで実施例1、ステップCに記載した方法を用いてこれをベンジヒドリルブロミド(benzyhydryl bromide)と反応させて、化合物6を得た。
(実施例3)
化合物2(HCl塩)の調製
化合物2(HCl塩)の調製
(実施例4)
化合物3の調製
化合物2のHCl塩(0.150g、0.41mmol)、p−トリフルオロメチルベンズアルデヒド(0.073mL、0.533mmol)および酢酸(0.120mL、2.0mmol)を1,2−ジクロロエタン(3.0mL)に溶解し、30分間撹拌した。次いで水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(0.3g、1.4mmol)を加え、反応混合物を終夜撹拌した。反応混合物をCH2Cl2で希釈し、NaHCO3で洗浄し、分取TLC(3〜5%メタノール/CH2Cl2)を用いて精製し、化合物3を得た(0.16g、80%)。
化合物3の調製
化合物2のHCl塩(0.150g、0.41mmol)、p−トリフルオロメチルベンズアルデヒド(0.073mL、0.533mmol)および酢酸(0.120mL、2.0mmol)を1,2−ジクロロエタン(3.0mL)に溶解し、30分間撹拌した。次いで水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(0.3g、1.4mmol)を加え、反応混合物を終夜撹拌した。反応混合物をCH2Cl2で希釈し、NaHCO3で洗浄し、分取TLC(3〜5%メタノール/CH2Cl2)を用いて精製し、化合物3を得た(0.16g、80%)。
(実施例5)
化合物14の調製
化合物2のHCl塩(0.020g、0.054mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.028mL、0.16mmol)のCH2Cl2溶液に、イソプロピルスルホニルクロリド(0.009mL、0.08mmol)を加え、3時間撹拌した。反応混合物を飽和NH4Clでクエンチし、CH2Cl2で抽出し、真空で濃縮した。3%メタノール/CH2Cl2での分取TLCを用いて反応物を精製し、化合物14を得た(0.021g、90%)。
化合物14の調製
化合物2のHCl塩(0.020g、0.054mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.028mL、0.16mmol)のCH2Cl2溶液に、イソプロピルスルホニルクロリド(0.009mL、0.08mmol)を加え、3時間撹拌した。反応混合物を飽和NH4Clでクエンチし、CH2Cl2で抽出し、真空で濃縮した。3%メタノール/CH2Cl2での分取TLCを用いて反応物を精製し、化合物14を得た(0.021g、90%)。
(実施例6)
化合物13の調製
化合物2のHCl塩(0.020g、0.054mmol)、tert−ブチルイソシアネート(0.009mL、0.078mmol)のCH2Cl2溶液に、トリエチルアミン(0.017mL、0.12mmol)を加え、4時間撹拌した。反応混合物を飽和NH4Clでクエンチし、CH2Cl2で抽出し、真空で濃縮した。分取TLC(3%メタノール/CH2Cl2)を用いて反応物を精製し、化合物13を得た(0.021g、90%)。
化合物13の調製
化合物2のHCl塩(0.020g、0.054mmol)、tert−ブチルイソシアネート(0.009mL、0.078mmol)のCH2Cl2溶液に、トリエチルアミン(0.017mL、0.12mmol)を加え、4時間撹拌した。反応混合物を飽和NH4Clでクエンチし、CH2Cl2で抽出し、真空で濃縮した。分取TLC(3%メタノール/CH2Cl2)を用いて反応物を精製し、化合物13を得た(0.021g、90%)。
(実施例7)
化合物15の調製
化合物2のHCl塩(0.020g、0.054mmol)およびトリエチルアミン(0.017mL、0.12mmol)のCH2Cl2溶液に、ピバロイルクロリド(0.008mL、0.065mmol)を加え、得られた反応物を4時間撹拌した。反応混合物を飽和NH4Clでクエンチし、CH2Cl2で抽出し、次いで真空で濃縮した。得られた残渣を分取TLC(3%メタノール/CH2Cl2)を用いて精製し、化合物15を得た(0.021g、95%)。
化合物15の調製
化合物2のHCl塩(0.020g、0.054mmol)およびトリエチルアミン(0.017mL、0.12mmol)のCH2Cl2溶液に、ピバロイルクロリド(0.008mL、0.065mmol)を加え、得られた反応物を4時間撹拌した。反応混合物を飽和NH4Clでクエンチし、CH2Cl2で抽出し、次いで真空で濃縮した。得られた残渣を分取TLC(3%メタノール/CH2Cl2)を用いて精製し、化合物15を得た(0.021g、95%)。
(実施例8)
化合物16の調製
化合物2のHCl塩(0.020g、0.054mmol)およびトリエチルアミン(0.017mL、0.12mmol)のCH2Cl2溶液に、クロロギ酸エチル(0.0054mL、0.059mmol)を加え、得られた反応物を4時間撹拌した。次いで反応混合物を飽和NH4Clでクエンチし、CH2Cl2で抽出し、有機層を乾燥させ、真空で濃縮した。得られた残渣を分取TLC(3%メタノール/CH2Cl2)を用いて精製し、化合物16を得た(0.020g、94%)。
化合物16の調製
化合物2のHCl塩(0.020g、0.054mmol)およびトリエチルアミン(0.017mL、0.12mmol)のCH2Cl2溶液に、クロロギ酸エチル(0.0054mL、0.059mmol)を加え、得られた反応物を4時間撹拌した。次いで反応混合物を飽和NH4Clでクエンチし、CH2Cl2で抽出し、有機層を乾燥させ、真空で濃縮した。得られた残渣を分取TLC(3%メタノール/CH2Cl2)を用いて精製し、化合物16を得た(0.020g、94%)。
(実施例9)
化合物157の調製
化合物64(0.020g、0.038mmol)のDMF(1.0mL)溶液に、NaH(0.008g、0.19mmol、60%)を加え、得られた反応物を15分間撹拌し、続いてMeI(0.005mL、0.076mmol)を加え、約15時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(5.0mL)に溶解し、飽和NH4Cl、ブラインおよび水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、有機物を真空で濃縮した。得られた残渣を分取TLC(3%メタノール/CH2Cl2)を用いて精製し、化合物157を得た(0.0165g、80%)。
化合物157の調製
化合物64(0.020g、0.038mmol)のDMF(1.0mL)溶液に、NaH(0.008g、0.19mmol、60%)を加え、得られた反応物を15分間撹拌し、続いてMeI(0.005mL、0.076mmol)を加え、約15時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(5.0mL)に溶解し、飽和NH4Cl、ブラインおよび水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、有機物を真空で濃縮した。得られた残渣を分取TLC(3%メタノール/CH2Cl2)を用いて精製し、化合物157を得た(0.0165g、80%)。
(実施例10)
化合物158の調製
化合物41(0.020g、0.038mmol)のDMF/H2O(0.5mL/0.012mL)溶液に、密封可能な管中でPd2(dba)3(0.0018g、1.9μmol、5mol%)、dppf(0.0026g、4.75μmol、12.5mol%)、Zn(OAc)2(0.0018g、0.011mmol)、亜鉛末(0.008g、0.011mmol)およびZn(CN)2(0.0032g、0.027mmol)を加えた。反応混合物にアルゴンを吹き込み、密封可能な管中100℃で4時間加熱した。次いで反応混合物を室温に冷却し、CH2Cl2で希釈した。有機相を水で洗浄し、乾燥させ、真空で濃縮した。得られた残渣をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(20%アセトン/ヘキサン類)を用いて精製し、化合物158を得た(0.0144g、80%)。
化合物158の調製
化合物41(0.020g、0.038mmol)のDMF/H2O(0.5mL/0.012mL)溶液に、密封可能な管中でPd2(dba)3(0.0018g、1.9μmol、5mol%)、dppf(0.0026g、4.75μmol、12.5mol%)、Zn(OAc)2(0.0018g、0.011mmol)、亜鉛末(0.008g、0.011mmol)およびZn(CN)2(0.0032g、0.027mmol)を加えた。反応混合物にアルゴンを吹き込み、密封可能な管中100℃で4時間加熱した。次いで反応混合物を室温に冷却し、CH2Cl2で希釈した。有機相を水で洗浄し、乾燥させ、真空で濃縮した。得られた残渣をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(20%アセトン/ヘキサン類)を用いて精製し、化合物158を得た(0.0144g、80%)。
(実施例11)
化合物159の調製
化合物41(0.05g、0.094mmol)のDMF(2.0mL)溶液に、密封可能な管中CuI(0.0054g、0.028mmol)、Pd(PPh3)4(0.011g、0.0095mmol)、TBAF(THF中1.0M、0.095mL)、トリメチルシリルプロピン(0.022mL、0.14mmol)およびトリエチルアミン(0.044mL、0.31mmol)を加えた。反応混合物を脱気し、次いで65℃に加熱し、この温度で約3時間撹拌した。次いで反応混合物を室温に冷却し、Pd(Cl)2(PPh3)2(10mol%)を加え、得られた反応物を約15時間撹拌した。次いで反応混合物を濾過し、真空で濃縮し、得られた残渣をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(20%アセトン/ヘキサン類)を用いて精製し、化合物159を得た(0.0276g、60%)。
化合物159の調製
化合物41(0.05g、0.094mmol)のDMF(2.0mL)溶液に、密封可能な管中CuI(0.0054g、0.028mmol)、Pd(PPh3)4(0.011g、0.0095mmol)、TBAF(THF中1.0M、0.095mL)、トリメチルシリルプロピン(0.022mL、0.14mmol)およびトリエチルアミン(0.044mL、0.31mmol)を加えた。反応混合物を脱気し、次いで65℃に加熱し、この温度で約3時間撹拌した。次いで反応混合物を室温に冷却し、Pd(Cl)2(PPh3)2(10mol%)を加え、得られた反応物を約15時間撹拌した。次いで反応混合物を濾過し、真空で濃縮し、得られた残渣をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(20%アセトン/ヘキサン類)を用いて精製し、化合物159を得た(0.0276g、60%)。
(実施例12)
化合物162および167の調製
CH3CN(4.0mL)に溶解した4−トリフルオロフェニルシクロヘキサノール(0.225g、1.34mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.56mL、4.02mmol)、次いでジスクシンイミジルカーボネート(0.307g、1.61mmol)を加えた。得られた混合物に、化合物2のHCl塩(0.15g、0.41mmol)のCH2Cl2(3.0mL)およびトリエチルアミン(0.1mL)溶液を滴下添加した。得られた反応物を室温で約3時間撹拌し、次いでCH2Cl2で希釈し、水で洗浄し、有機物を真空で濃縮した。得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(20%アセトン/ヘキサン類)を用いて精製し、主生成物が異性体167である別々の異性体化合物162と167(0.183g、合わせた収率85%)を得た。
化合物162および167の調製
CH3CN(4.0mL)に溶解した4−トリフルオロフェニルシクロヘキサノール(0.225g、1.34mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.56mL、4.02mmol)、次いでジスクシンイミジルカーボネート(0.307g、1.61mmol)を加えた。得られた混合物に、化合物2のHCl塩(0.15g、0.41mmol)のCH2Cl2(3.0mL)およびトリエチルアミン(0.1mL)溶液を滴下添加した。得られた反応物を室温で約3時間撹拌し、次いでCH2Cl2で希釈し、水で洗浄し、有機物を真空で濃縮した。得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(20%アセトン/ヘキサン類)を用いて精製し、主生成物が異性体167である別々の異性体化合物162と167(0.183g、合わせた収率85%)を得た。
(実施例13)
化合物168の調製
2−クロロベンゾオキサゾール(0.025g、0.163mmol)の乾燥THF(1.0mL)溶液を予め0℃に冷却した化合物2のHCl塩(0.066g、0.179mmol)およびトリエチルアミン(0.05mL)のTHF(1.0mL)溶液にアルゴン下で滴下添加した。得られた反応物を0℃で1時間、次いで室温でさらに2時間撹拌し、次いで濾過した。濾液を真空で濃縮し、得られた残渣をシリカ上でのカラムクロマトグラフィー(20%アセトン/ヘキサン類)を用いて精製し、化合物168を得た(0.0437g、54%)。
化合物168の調製
2−クロロベンゾオキサゾール(0.025g、0.163mmol)の乾燥THF(1.0mL)溶液を予め0℃に冷却した化合物2のHCl塩(0.066g、0.179mmol)およびトリエチルアミン(0.05mL)のTHF(1.0mL)溶液にアルゴン下で滴下添加した。得られた反応物を0℃で1時間、次いで室温でさらに2時間撹拌し、次いで濾過した。濾液を真空で濃縮し、得られた残渣をシリカ上でのカラムクロマトグラフィー(20%アセトン/ヘキサン類)を用いて精製し、化合物168を得た(0.0437g、54%)。
(実施例14)
化合物177の調製
1−(4−メトキシフェニル)−1−シアノシクロプロパン(1.0g、5.78mmol)のジクロロメタン(10mL)0℃溶液に、BBr3(10mL、CH2Cl2中1.0M)を滴下添加した。得られた反応物を2時間撹拌し、次いで水を加え、反応混合物をCH2Cl2で抽出し、有機相を乾燥させ、真空で濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(30%EtOAc/ヘキサン類)を用いて精製し、粗製の中間体生成物を得(0.85g、92%)、次いで実施例12に記載した方法を用いてこれをジスクシンイミジルカーボネートと反応させて、化合物177を得た。
化合物177の調製
1−(4−メトキシフェニル)−1−シアノシクロプロパン(1.0g、5.78mmol)のジクロロメタン(10mL)0℃溶液に、BBr3(10mL、CH2Cl2中1.0M)を滴下添加した。得られた反応物を2時間撹拌し、次いで水を加え、反応混合物をCH2Cl2で抽出し、有機相を乾燥させ、真空で濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(30%EtOAc/ヘキサン類)を用いて精製し、粗製の中間体生成物を得(0.85g、92%)、次いで実施例12に記載した方法を用いてこれをジスクシンイミジルカーボネートと反応させて、化合物177を得た。
(実施例15)
化合物178の調製
化合物2のHCl塩(0.100g、0.272mmol)のDMF(2.0mL)溶液に、密封可能な管中トリエチルアミン(0.2mL、1.43mmol)、次いで2−クロロ−6−フルオロ−5−トリフルオロメチル−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−ベンズイミダゾール(0.105g、0.28mmol)を加え、得られた反応物を100℃に加熱し、この温度で2時間撹拌した。次いで反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチル(5.0mL)に溶解し、有機相を飽和NH4Cl、ブラインおよび水で順次洗浄し、次いでNa2SO4で乾燥させ、真空で濃縮した。得られた残渣を分取TLC(3%メタノール/CH2Cl2)を用いて精製し、化合物178を得た(0.090g、50%)。
化合物178の調製
化合物2のHCl塩(0.100g、0.272mmol)のDMF(2.0mL)溶液に、密封可能な管中トリエチルアミン(0.2mL、1.43mmol)、次いで2−クロロ−6−フルオロ−5−トリフルオロメチル−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−ベンズイミダゾール(0.105g、0.28mmol)を加え、得られた反応物を100℃に加熱し、この温度で2時間撹拌した。次いで反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチル(5.0mL)に溶解し、有機相を飽和NH4Cl、ブラインおよび水で順次洗浄し、次いでNa2SO4で乾燥させ、真空で濃縮した。得られた残渣を分取TLC(3%メタノール/CH2Cl2)を用いて精製し、化合物178を得た(0.090g、50%)。
(実施例16)
化合物179の調製
化合物178(0.020g、0.03mmol)を1MのTBAF溶液(1mL)に溶解し、約15時間撹拌した。次いで反応混合物を分取TLC(20%アセトン/ヘキサン類)を用いて精製し、化合物179を得た(0.013g、80%)。
化合物179の調製
化合物178(0.020g、0.03mmol)を1MのTBAF溶液(1mL)に溶解し、約15時間撹拌した。次いで反応混合物を分取TLC(20%アセトン/ヘキサン類)を用いて精製し、化合物179を得た(0.013g、80%)。
(実施例17)
化合物195の調製
化合物192(0.050g、0.1mmol、実施例12に記載した方法に従って、化合物2と4−ヒドロキシシクロヘキサノンとを反応させることにより調製)のCH2Cl2(1.0mL)溶液に、オキシ−DAST(0.12g、0.5mmol)のCH2Cl2(0.5mL)溶液を加え、得られた反応物を室温で2時間撹拌した。次いでエタノール(0.0012mL、0.02mmol)を反応混合物に加え、TLC監視により完了したと示されるまで、得られた反応物を室温で撹拌した。完了した時点で、反応混合物を飽和NaHCO3に注ぎ入れ、CO2の発生が止んだ後、有機物をCH2Cl2で抽出し、Na2SO4で乾燥させ、真空で濃縮した。得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(20%アセトン/ヘキサン類)を用いて精製し、化合物195を得た(0.025g、50%)。
化合物195の調製
化合物192(0.050g、0.1mmol、実施例12に記載した方法に従って、化合物2と4−ヒドロキシシクロヘキサノンとを反応させることにより調製)のCH2Cl2(1.0mL)溶液に、オキシ−DAST(0.12g、0.5mmol)のCH2Cl2(0.5mL)溶液を加え、得られた反応物を室温で2時間撹拌した。次いでエタノール(0.0012mL、0.02mmol)を反応混合物に加え、TLC監視により完了したと示されるまで、得られた反応物を室温で撹拌した。完了した時点で、反応混合物を飽和NaHCO3に注ぎ入れ、CO2の発生が止んだ後、有機物をCH2Cl2で抽出し、Na2SO4で乾燥させ、真空で濃縮した。得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(20%アセトン/ヘキサン類)を用いて精製し、化合物195を得た(0.025g、50%)。
(実施例18)
化合物193および194の調製
化合物192(0.010g、0.02mmol、実施例12に記載した方法に従って、化合物2のHCl塩と4−ヒドロキシシクロヘキサノンとを反応させることにより調製)のメタノール(1.0mL)溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(0.006g、0.16mmol)を加え、得られた反応物をアルゴン雰囲気下に置き、室温で1時間撹拌した。次いで反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機物を乾燥(MgSO4)させ、濾過し、真空で濃縮して粗製の残渣を得、5%メタノール/CH2Cl2を用いる分取TLCを用いてこれを精製し、異性体化合物193および194を得た(0.009g、合わせた収率95%)。
化合物193および194の調製
化合物192(0.010g、0.02mmol、実施例12に記載した方法に従って、化合物2のHCl塩と4−ヒドロキシシクロヘキサノンとを反応させることにより調製)のメタノール(1.0mL)溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(0.006g、0.16mmol)を加え、得られた反応物をアルゴン雰囲気下に置き、室温で1時間撹拌した。次いで反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機物を乾燥(MgSO4)させ、濾過し、真空で濃縮して粗製の残渣を得、5%メタノール/CH2Cl2を用いる分取TLCを用いてこれを精製し、異性体化合物193および194を得た(0.009g、合わせた収率95%)。
(実施例18a)
中間体化合物18a2の調製
中間体化合物18a2の調製
有機合成の当業者は、実施例1に記載したN−アルキル化手順に用いた市販されていない臭素化物全てを調製するために、この方法を如何に使用するかを認識している。
(実施例19)
化合物199の調製
化合物2のHCl塩(0.1g、0.27mmol)のCH2Cl2(1.0mL)撹拌溶液に、NaHCO3(0.07g、0.82mmol)の水(0.5mL)溶液を加えた。得られた反応混合物を0℃までで激しく撹拌した。臭化シアン(0.035g、0.324mmol)のCH2Cl2(1.0mL)溶液を上記反応物に滴下添加し、得られた反応物を約15時間撹拌し、次いで中性のpHに到達するまでNa2CO3を加えた。得られた懸濁液を濾過し、集めた固体をCH2Cl2でリンスし、次いでフラッシュカラムクロマトグラフィー(40%アセトン/ヘキサン類)を用いて精製し、化合物199を得た(0.085g、86%)。
化合物199の調製
化合物2のHCl塩(0.1g、0.27mmol)のCH2Cl2(1.0mL)撹拌溶液に、NaHCO3(0.07g、0.82mmol)の水(0.5mL)溶液を加えた。得られた反応混合物を0℃までで激しく撹拌した。臭化シアン(0.035g、0.324mmol)のCH2Cl2(1.0mL)溶液を上記反応物に滴下添加し、得られた反応物を約15時間撹拌し、次いで中性のpHに到達するまでNa2CO3を加えた。得られた懸濁液を濾過し、集めた固体をCH2Cl2でリンスし、次いでフラッシュカラムクロマトグラフィー(40%アセトン/ヘキサン類)を用いて精製し、化合物199を得た(0.085g、86%)。
(実施例20)
化合物200の調製
ステップA−N−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオンイミドイルクロリドの合成
イソブチルアルデヒド(2.0mL、0.022mol)のメタノール(67.0mL)溶液に、アルゴン下NaHCO3(3.7g、0.044mol)とヒドロキシルアミン塩酸塩(3.1g、0.05mol)との混合物をゆっくり加えた。混合物を加熱還流させ、この温度で45分間撹拌し、次いで室温に冷却し、この温度でさらに1時間撹拌した。反応混合物をエーテルで希釈し、水で洗浄した。真空でエーテル抽出物を濃縮して粗製の残渣を得、これをジオキサン中4NのHCl(6.5mL)で希釈した。得られた溶液に、DMF(30mL)、次いでオキソン(8.0g)を加え、反応混合物を室温で約15時間撹拌した(わずかに発熱が観察された)。次いで反応混合物を冷水に注ぎ入れ、エーテルで抽出した。有機層を1NのHCl、ブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、真空で濃縮して、N−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオンイミドイルクロリド1.8gを得、これを直接次のステップに使用した。
化合物200の調製
ステップA−N−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオンイミドイルクロリドの合成
イソブチルアルデヒド(2.0mL、0.022mol)のメタノール(67.0mL)溶液に、アルゴン下NaHCO3(3.7g、0.044mol)とヒドロキシルアミン塩酸塩(3.1g、0.05mol)との混合物をゆっくり加えた。混合物を加熱還流させ、この温度で45分間撹拌し、次いで室温に冷却し、この温度でさらに1時間撹拌した。反応混合物をエーテルで希釈し、水で洗浄した。真空でエーテル抽出物を濃縮して粗製の残渣を得、これをジオキサン中4NのHCl(6.5mL)で希釈した。得られた溶液に、DMF(30mL)、次いでオキソン(8.0g)を加え、反応混合物を室温で約15時間撹拌した(わずかに発熱が観察された)。次いで反応混合物を冷水に注ぎ入れ、エーテルで抽出した。有機層を1NのHCl、ブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、真空で濃縮して、N−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオンイミドイルクロリド1.8gを得、これを直接次のステップに使用した。
ステップB−化合物200の合成
化合物199(0.04g、0.11mmol)およびN−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオンイミドイルクロリド(0.04g、0.33mmol)のエーテル(4.0mL)溶液に、トリエチルアミンをゆっくり加え、反応混合物を室温で約15時間撹拌した。次いで有機物をCH2Cl2で抽出し、水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、真空で濃縮した。得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(25%アセトン/ヘキサン類)を用いて精製し、化合物200を得た(4.8g、10%)。
化合物199(0.04g、0.11mmol)およびN−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオンイミドイルクロリド(0.04g、0.33mmol)のエーテル(4.0mL)溶液に、トリエチルアミンをゆっくり加え、反応混合物を室温で約15時間撹拌した。次いで有機物をCH2Cl2で抽出し、水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、真空で濃縮した。得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(25%アセトン/ヘキサン類)を用いて精製し、化合物200を得た(4.8g、10%)。
(実施例21)
化合物235の調製
溶媒として1,2−ジメトキシエタン中マイクロ波条件(100℃、10分)下ではあるが、同じp−ブロモフェニルクロロオキシムを使用し、実施例20、ステップBに記載した方法を用いて、化合物235を調製した。
化合物235の調製
溶媒として1,2−ジメトキシエタン中マイクロ波条件(100℃、10分)下ではあるが、同じp−ブロモフェニルクロロオキシムを使用し、実施例20、ステップBに記載した方法を用いて、化合物235を調製した。
(実施例22)
化合物210の調製
化合物199(0.04g、0.11mmol)のエタノール(4.0mL)溶液に、ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.021g、0.3mmol)、次いでK2CO3(0.028g、0.2mmol)を加え、反応物を約16時間還流状態で撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、真空で濃縮し、得られた残渣を無水トリメチル酢酸(3.0mL)を用いて0℃で処理し、次いで3時間還流状態で撹拌し、室温に冷却した。次いで残渣をCH2Cl2と飽和K2CO3水溶液との間で分配し、有機物を乾燥させ、真空で濃縮した。得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(20%アセトン/ヘキサン類)を用いて精製し、化合物210を得た(0.005g、10%)。
化合物210の調製
化合物199(0.04g、0.11mmol)のエタノール(4.0mL)溶液に、ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.021g、0.3mmol)、次いでK2CO3(0.028g、0.2mmol)を加え、反応物を約16時間還流状態で撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、真空で濃縮し、得られた残渣を無水トリメチル酢酸(3.0mL)を用いて0℃で処理し、次いで3時間還流状態で撹拌し、室温に冷却した。次いで残渣をCH2Cl2と飽和K2CO3水溶液との間で分配し、有機物を乾燥させ、真空で濃縮した。得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(20%アセトン/ヘキサン類)を用いて精製し、化合物210を得た(0.005g、10%)。
(実施例23)
化合物55、229および230の調製
ステップA−フェニル−ピリジン(pyridin)−2−イル−メタノールの合成
ピリジン−2−カルボキシアルデヒド(1.07g、10mmol)の乾燥THF(50mL)溶液に、フェニルマグネシウムブロミド(エーテル中3M、5mL、15mmol)を0℃で加えた。反応物を室温までに加温し、3時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチした。有機層を分離し、水およびブラインで洗浄した。カラムクロマトグラフィー(ヘキサン中50%酢酸エチル)により精製して、フェニル−ピリジン(pyridin)−2−イル−メタノールをおよそ75%の収率で得た。
化合物55、229および230の調製
ステップA−フェニル−ピリジン(pyridin)−2−イル−メタノールの合成
ピリジン−2−カルボキシアルデヒド(1.07g、10mmol)の乾燥THF(50mL)溶液に、フェニルマグネシウムブロミド(エーテル中3M、5mL、15mmol)を0℃で加えた。反応物を室温までに加温し、3時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチした。有機層を分離し、水およびブラインで洗浄した。カラムクロマトグラフィー(ヘキサン中50%酢酸エチル)により精製して、フェニル−ピリジン(pyridin)−2−イル−メタノールをおよそ75%の収率で得た。
ステップB−2−フェニル−2−ピリジルブロモメタンの合成
フェニル−ピリジン(pyridin)−2−イル−メタノール(500mg、2.7mmol)の乾燥ジクロロメタン(15mL)氷冷溶液に、臭化チオニル(0.27mL、3.5mmol)を加えた。氷浴を除去し、溶液を室温で4時間撹拌した後、溶媒を減圧除去した。得られた油をジクロロメタンに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で3回洗浄した。有機相をブラインで洗浄し、乾燥(硫酸マグネシウム)させ、濾過し、真空で濃縮して、2−フェニル−2−ピリジルブロモメタンを定量的収率で得た。
フェニル−ピリジン(pyridin)−2−イル−メタノール(500mg、2.7mmol)の乾燥ジクロロメタン(15mL)氷冷溶液に、臭化チオニル(0.27mL、3.5mmol)を加えた。氷浴を除去し、溶液を室温で4時間撹拌した後、溶媒を減圧除去した。得られた油をジクロロメタンに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で3回洗浄した。有機相をブラインで洗浄し、乾燥(硫酸マグネシウム)させ、濾過し、真空で濃縮して、2−フェニル−2−ピリジルブロモメタンを定量的収率で得た。
ステップC−化合物55の合成
実施例1に記載した手順を用いて、化合物1Cと2−フェニル−2−ピリジルブロモメタン(ステップBにて調製)とを反応させることにより、化合物55を合成した。
実施例1に記載した手順を用いて、化合物1Cと2−フェニル−2−ピリジルブロモメタン(ステップBにて調製)とを反応させることにより、化合物55を合成した。
ステップD−化合物229と230への化合物55の分離
化合物55を分離して、Chiralpak ADカラム(流速=75mL/分にてヘキサン中10%イソプロピルアルコール)を用いることにより、個々の鏡像異性体化合物229(保持時間約37分)および230(保持時間約44分)を得た。
化合物55を分離して、Chiralpak ADカラム(流速=75mL/分にてヘキサン中10%イソプロピルアルコール)を用いることにより、個々の鏡像異性体化合物229(保持時間約37分)および230(保持時間約44分)を得た。
(実施例24)
化合物56および57の調製
実施例3に記載した方法を用いて化合物55を脱保護し、次いで実施例8に記載した方法を用いて、得られた遊離アミンを対応するクロロギ酸塩で処理することにより、化合物56および57を合成した。
化合物56および57の調製
実施例3に記載した方法を用いて化合物55を脱保護し、次いで実施例8に記載した方法を用いて、得られた遊離アミンを対応するクロロギ酸塩で処理することにより、化合物56および57を合成した。
(実施例25)
化合物58の調製
実施例3に記載した方法を用いて、化合物55からBOC基を除去した。得られたアミン(20mg、0.05mmol)のメタノール2mL溶液に、4−トリフルオロメチル−ベンズアルデヒド(2当量)、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(2当量)および酢酸3滴を加えた。得られた反応物を室温で撹拌し、この間TLCにより監視した。出発原料全てが消費された後、反応混合物を1NのNaOH水溶液でクエンチした。有機層を分離し、水層をジクロロメタンで2回逆抽出した。合わせた有機物を乾燥させ、真空で濃縮して残渣を得、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中5%メタノール)を用いてこれを精製し、化合物58を得た。
化合物58の調製
実施例3に記載した方法を用いて、化合物55からBOC基を除去した。得られたアミン(20mg、0.05mmol)のメタノール2mL溶液に、4−トリフルオロメチル−ベンズアルデヒド(2当量)、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(2当量)および酢酸3滴を加えた。得られた反応物を室温で撹拌し、この間TLCにより監視した。出発原料全てが消費された後、反応混合物を1NのNaOH水溶液でクエンチした。有機層を分離し、水層をジクロロメタンで2回逆抽出した。合わせた有機物を乾燥させ、真空で濃縮して残渣を得、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中5%メタノール)を用いてこれを精製し、化合物58を得た。
(実施例26)
化合物174および175の調製
ステップA−ジ−(ピリジン(pyridin)−2−イル)−メタノールの合成
2−ブロモピリジン(3.0g、19.0mmol)のTHF(60mL)−78℃溶液に、n−BuLi(ヘキサン中2.5M、7.6mL、19.0mmol)を加えた。得られた反応物を−78℃で約15分間撹拌し、次いで2−ピリジンカルボキシアルデヒド(2.17mL、22.8mmol)を−78℃で滴下添加した。得られた反応混合物を−78℃で30分間、次いで室温で2時間撹拌し、その後反応物を飽和NH4Cl水溶液でクエンチした。反応混合物を酢酸エチルで希釈した後、有機層を分離し、水層を酢酸エチルで2回逆抽出した。合わせた有機フラクションをブラインで洗浄し、乾燥(硫酸マグネシウム)させ、濾過し、真空で濃縮して、ジ−ピリジン(pyridin)−2−イル−メタノールを70%収率で黄色油として得た。
化合物174および175の調製
ステップA−ジ−(ピリジン(pyridin)−2−イル)−メタノールの合成
2−ブロモピリジン(3.0g、19.0mmol)のTHF(60mL)−78℃溶液に、n−BuLi(ヘキサン中2.5M、7.6mL、19.0mmol)を加えた。得られた反応物を−78℃で約15分間撹拌し、次いで2−ピリジンカルボキシアルデヒド(2.17mL、22.8mmol)を−78℃で滴下添加した。得られた反応混合物を−78℃で30分間、次いで室温で2時間撹拌し、その後反応物を飽和NH4Cl水溶液でクエンチした。反応混合物を酢酸エチルで希釈した後、有機層を分離し、水層を酢酸エチルで2回逆抽出した。合わせた有機フラクションをブラインで洗浄し、乾燥(硫酸マグネシウム)させ、濾過し、真空で濃縮して、ジ−ピリジン(pyridin)−2−イル−メタノールを70%収率で黄色油として得た。
ステップB−ジ−(ピリジン(pyridin)−2−イル)−ブロモメタンの合成
ジ−(ピリジン(pyridin)−2−イル)−メタノール(0.64g、3.44mmol、ステップAにて調製)のジクロロメタン(10mL)0℃溶液に、トリエチルアミン(1.92mL、13.76mmol)、続いてメタンスルホニルクロリド(0.32mL、4.13mmol)を加えた。得られた反応物を0℃で15分間撹拌し、次いで酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を乾燥(硫酸マグネシウム)させ、濾過し、真空で濃縮して、中間体のメシレート化合物を得た。中間体のメシレート化合物をDMF(7mL)で希釈し、得られた溶液にLiBr(2.5g、28.7mmol)を加え、混合物を室温で約16時間撹拌した。次いで反応物を水でクエンチし、酢酸エチルで希釈した。有機層を分離し、水層を酢酸エチルで2回逆抽出した。合わせた有機フラクションをブラインで洗浄し、乾燥(硫酸マグネシウム)させ、濾過し、真空で濃縮して、ジ−ピリジン(pyridin)−ブロモメタン500mgを得、これをさらには精製せずに次のステップに使用した。
ジ−(ピリジン(pyridin)−2−イル)−メタノール(0.64g、3.44mmol、ステップAにて調製)のジクロロメタン(10mL)0℃溶液に、トリエチルアミン(1.92mL、13.76mmol)、続いてメタンスルホニルクロリド(0.32mL、4.13mmol)を加えた。得られた反応物を0℃で15分間撹拌し、次いで酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を乾燥(硫酸マグネシウム)させ、濾過し、真空で濃縮して、中間体のメシレート化合物を得た。中間体のメシレート化合物をDMF(7mL)で希釈し、得られた溶液にLiBr(2.5g、28.7mmol)を加え、混合物を室温で約16時間撹拌した。次いで反応物を水でクエンチし、酢酸エチルで希釈した。有機層を分離し、水層を酢酸エチルで2回逆抽出した。合わせた有機フラクションをブラインで洗浄し、乾燥(硫酸マグネシウム)させ、濾過し、真空で濃縮して、ジ−ピリジン(pyridin)−ブロモメタン500mgを得、これをさらには精製せずに次のステップに使用した。
ステップC−化合物174の合成
実施例1に記載した手順を用いて化合物1Cをジ−(ピリジン(pyridin)−2−イル)−ブロモメタンと反応させて、BOC保護化中間体を得、次いで実施例3に記載した方法を用いてこれを脱保護した。次いで実施例8に記載した方法を用いて、得られた遊離アミンを適当なクロロギ酸塩と反応させて、化合物174を得た。
実施例1に記載した手順を用いて化合物1Cをジ−(ピリジン(pyridin)−2−イル)−ブロモメタンと反応させて、BOC保護化中間体を得、次いで実施例3に記載した方法を用いてこれを脱保護した。次いで実施例8に記載した方法を用いて、得られた遊離アミンを適当なクロロギ酸塩と反応させて、化合物174を得た。
ステップD−化合物175の合成
実施例23のステップCにおける2−(ブロモメチル−フェニル)−ピリジンをジ−(ピリジン(pyridin)−2−イル)ブロモメタンに代えて、実施例23および25に記載した通りに化合物175を合成した。
実施例23のステップCにおける2−(ブロモメチル−フェニル)−ピリジンをジ−(ピリジン(pyridin)−2−イル)ブロモメタンに代えて、実施例23および25に記載した通りに化合物175を合成した。
(実施例27)
化合物183の調製
アセトアミジン塩酸塩をプロピオンアミジン塩酸塩に代え、実施例1に記載した方法を用いて化合物183を合成した。
化合物183の調製
アセトアミジン塩酸塩をプロピオンアミジン塩酸塩に代え、実施例1に記載した方法を用いて化合物183を合成した。
(実施例28)
化合物5の調製
化合物5の調製
化合物1B(14.0g、52mmol)のEtOH(60mL)溶液に、NH4OAc(10.0g、130mmol)を加えた。得られた反応物を50℃に加熱し、この温度で1時間撹拌し、次いで室温に冷却した。次いで反応混合物を真空で濃縮し、DCMと水とで分配した。有機相を集め、ブラインで洗浄し、乾燥(MgSO4)させ、真空で濃縮して、化合物28Aを白色固体として得た。
ステップB−化合物28Bの合成
化合物28A(0.224g、0.83mmol)、フェニルアセチルクロリド(0.13ml、0.99mmol)、およびピリジン(0.13ml、1.7mmol)をTHF(3mL)に溶解した。反応物を50℃に加熱し、この温度で18時間撹拌し、次いで室温に冷却した。次いで反応混合物を真空で濃縮し、分取用層クロマトグラフィーを用いて精製し、化合物28Bを油として得た。
化合物28A(0.224g、0.83mmol)、フェニルアセチルクロリド(0.13ml、0.99mmol)、およびピリジン(0.13ml、1.7mmol)をTHF(3mL)に溶解した。反応物を50℃に加熱し、この温度で18時間撹拌し、次いで室温に冷却した。次いで反応混合物を真空で濃縮し、分取用層クロマトグラフィーを用いて精製し、化合物28Bを油として得た。
ステップC−化合物28Cの合成
化合物28B(0.103g、0.27mmol)のDCM(1.0mL)溶液に、Me3Al(トルエン中2.0M、0.40ml=0.8mmol)を加えた。得られた反応物を40℃に加熱し、この温度で18時間撹拌し、次いで室温に冷却した。反応混合物を真空で濃縮し、エーテルと1NのHCl水溶液とで分配した。有機相を集め、乾燥(MgSO4)させ、真空で濃縮し、得られた残渣を分取用層クロマトグラフィー(chromatograph)を用いて精製し、化合物28Cを黄色固体として得た。
化合物28B(0.103g、0.27mmol)のDCM(1.0mL)溶液に、Me3Al(トルエン中2.0M、0.40ml=0.8mmol)を加えた。得られた反応物を40℃に加熱し、この温度で18時間撹拌し、次いで室温に冷却した。反応混合物を真空で濃縮し、エーテルと1NのHCl水溶液とで分配した。有機相を集め、乾燥(MgSO4)させ、真空で濃縮し、得られた残渣を分取用層クロマトグラフィー(chromatograph)を用いて精製し、化合物28Cを黄色固体として得た。
ステップD−化合物5の合成
化合物28C(0.040g、0.12mmol)のトルエン(2.0mL)溶液に、ベンジルアミン(0.025g、0.23mmol)を加えた。得られた反応物を90℃に加熱し、この温度で70時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた残渣を分取用層クロマトグラフィーを用いて精製し、化合物5を黄色固体として得た。
化合物28C(0.040g、0.12mmol)のトルエン(2.0mL)溶液に、ベンジルアミン(0.025g、0.23mmol)を加えた。得られた反応物を90℃に加熱し、この温度で70時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた残渣を分取用層クロマトグラフィーを用いて精製し、化合物5を黄色固体として得た。
(実施例29)
化合物9の調製
化合物9の調製
化合物28A(4.0g、15mmol)およびNMM(4.1ml、37mmol)のDCM(50mL)0℃溶液に、チオホスゲン(1.40ml、18mmol)を加えた。得られた反応物を0℃で1時間撹拌し、次いで真空で濃縮し、得られた残渣をシリカ上のフラッシュカラムクロマトグラフィー(MeOH/CH2Cl2)を用いて精製し、化合物29Aを黄色油として得た。
ステップB−化合物29Bの合成
化合物29A(0.85g、2.7mmol)、トリエチルアミン(0.38mL、2.77mmol)およびベンズヒドリルアミン(0.61mL、3.5mmol)のアセトニトリル(20mL)溶液を80℃に加熱し、この温度で18時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、真空で濃縮し、得られた残渣をヘキサン類で洗浄して、化合物29Bを黄色固体として得た。
化合物29A(0.85g、2.7mmol)、トリエチルアミン(0.38mL、2.77mmol)およびベンズヒドリルアミン(0.61mL、3.5mmol)のアセトニトリル(20mL)溶液を80℃に加熱し、この温度で18時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、真空で濃縮し、得られた残渣をヘキサン類で洗浄して、化合物29Bを黄色固体として得た。
ステップC−化合物9の合成
化合物29B(ステップBからの全収量)のアセトニトリル(20mL)溶液に、NaO−tBu(0.46g、4.8mmol)を加えた。得られた反応物を60℃に加熱し、この温度で1時間撹拌し、次いで反応混合物を室温に冷却し、EtOAcと1NのHClとで分配した。有機相を集め、乾燥(MgSO4)させ、真空で濃縮し、得られた残渣をシリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(MeOH/CH2Cl2)を用いて精製し、化合物9を黄色固体として得た。
化合物29B(ステップBからの全収量)のアセトニトリル(20mL)溶液に、NaO−tBu(0.46g、4.8mmol)を加えた。得られた反応物を60℃に加熱し、この温度で1時間撹拌し、次いで反応混合物を室温に冷却し、EtOAcと1NのHClとで分配した。有機相を集め、乾燥(MgSO4)させ、真空で濃縮し、得られた残渣をシリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(MeOH/CH2Cl2)を用いて精製し、化合物9を黄色固体として得た。
(実施例30)
化合物218の調製
実施例1に記載した方法を用いて化合物218を合成した。実施例23に記載した方法に従い、市販されている適当なアルコールと臭化チオニルとを反応させることにより、所用のブロモ中間体を合成した。
化合物218の調製
実施例1に記載した方法を用いて化合物218を合成した。実施例23に記載した方法に従い、市販されている適当なアルコールと臭化チオニルとを反応させることにより、所用のブロモ中間体を合成した。
(実施例31)
化合物189の調製
実施例24に記載した方法を用いて、化合物5から化合物189を合成した。
化合物189の調製
実施例24に記載した方法を用いて、化合物5から化合物189を合成した。
(実施例32)
化合物196の調製
実施例24に記載した方法を用いて、化合物183から化合物196を合成した。
化合物196の調製
実施例24に記載した方法を用いて、化合物183から化合物196を合成した。
(実施例33)
化合物197の調製
4−トリフルオロメチルベンズアルデヒドを2−フルオロ−4−トリフルオロメチルベンズアルデヒドに代え、実施例25に記載した方法を用いて、化合物183から化合物197を合成した。
化合物197の調製
4−トリフルオロメチルベンズアルデヒドを2−フルオロ−4−トリフルオロメチルベンズアルデヒドに代え、実施例25に記載した方法を用いて、化合物183から化合物197を合成した。
(実施例34)
化合物198の調製
実施例1、ステップCに記載した方法を用いて化合物198を合成した。実施例26、ステップBに記載した方法を用いて所用の臭化物を調製し、シクロペンチルマグネシウムブロミドとピリジン−2−カルボキシアルデヒドを用いて、実施例23に記載した方法を用いてアルコール前駆体を合成した。
化合物198の調製
実施例1、ステップCに記載した方法を用いて化合物198を合成した。実施例26、ステップBに記載した方法を用いて所用の臭化物を調製し、シクロペンチルマグネシウムブロミドとピリジン−2−カルボキシアルデヒドを用いて、実施例23に記載した方法を用いてアルコール前駆体を合成した。
(実施例35)
化合物256の調製
化合物256の調製
(実施例36)
化合物257の調製
化合物257の調製
化合物256、(0.74g、1.6mmol)のDCM(20mL)溶液を0℃に冷却し、mCPBA(70%、0.47g、1.9mmol)を加えた。得られた反応物を0℃で1時間撹拌し、K2CO3(1.0g)を加えた。反応物を室温で30分間撹拌し、次いで濾過し、真空で濃縮して、化合物36Aを白色固体として得た。
ステップB−化合物257の合成
化合物256(ステップAからの全収量)および2.0M NH3のイソプロパノール(4.0mL)溶液を密封管中に置き、管を80℃の油浴に置いた。反応物を浴中70時間撹拌し、次いで室温に冷却し、反応混合物を真空で濃縮した。得られた粗製の残渣を分取用層クロマトグラフィーを用いて精製し、化合物257を白色固体として得た。
化合物256(ステップAからの全収量)および2.0M NH3のイソプロパノール(4.0mL)溶液を密封管中に置き、管を80℃の油浴に置いた。反応物を浴中70時間撹拌し、次いで室温に冷却し、反応混合物を真空で濃縮した。得られた粗製の残渣を分取用層クロマトグラフィーを用いて精製し、化合物257を白色固体として得た。
(実施例37)
化合物208の調製
化合物1(0.1g、0.23mmol)のジクロロメタン3mL溶液に、m−クロロペルオキシ安息香酸(0.1g、0.46mmol)を加え、得られた反応物を室温で24時間撹拌した。反応物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液でクエンチし、有機層を分離し、乾燥(硫酸ナトリウム)させ、濾過し、真空で濃縮した。得られた残渣を分取TLC(ジクロロメタン中3%メタノール)を用いて精製し、化合物208を得た(40%収率)。
化合物208の調製
化合物1(0.1g、0.23mmol)のジクロロメタン3mL溶液に、m−クロロペルオキシ安息香酸(0.1g、0.46mmol)を加え、得られた反応物を室温で24時間撹拌した。反応物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液でクエンチし、有機層を分離し、乾燥(硫酸ナトリウム)させ、濾過し、真空で濃縮した。得られた残渣を分取TLC(ジクロロメタン中3%メタノール)を用いて精製し、化合物208を得た(40%収率)。
(実施例38)
化合物258の調製
化合物258の調製
(実施例39)
化合物211の調製
実施例51にて以下に記載した方法を用いて化合物211を合成した。実施例23、ステップBに記載した方法を用いて、市販されている相当するアルコールを臭素化することにより所用の臭化物を調製した。
化合物211の調製
実施例51にて以下に記載した方法を用いて化合物211を合成した。実施例23、ステップBに記載した方法を用いて、市販されている相当するアルコールを臭素化することにより所用の臭化物を調製した。
(実施例40)
化合物212の調製
実施例1に上記した方法を用いて化合物212を合成した。実施例23、ステップBに記載した方法を用いて、市販されている相当するアルコールを臭素化することにより所用の臭化物を調製した。
化合物212の調製
実施例1に上記した方法を用いて化合物212を合成した。実施例23、ステップBに記載した方法を用いて、市販されている相当するアルコールを臭素化することにより所用の臭化物を調製した。
(実施例41)
化合物215の調製
ステップA−2−ベンジルピラジンの合成
2−メチルスルファニル−ピラジン(1.26g、10mmol)のTHF(15mL)溶液に、ベンジル亜鉛ブロミド(THF中0.5M、40mL、20mmol)を加え、続いてPd(Ph3P)4(1.16g、1mmol)を加えた。得られた反応物を60℃に加熱し、この温度で2時間撹拌し、その後反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄した。有機フラクションを乾燥(硫酸ナトリウム)させ、濾過し、真空で濃縮して粗製の残渣を得、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中15%酢酸エチル)を用いてこれを精製し、2−ベンジルピラジンを得た(0.76g、45%収率)。
化合物215の調製
ステップA−2−ベンジルピラジンの合成
2−メチルスルファニル−ピラジン(1.26g、10mmol)のTHF(15mL)溶液に、ベンジル亜鉛ブロミド(THF中0.5M、40mL、20mmol)を加え、続いてPd(Ph3P)4(1.16g、1mmol)を加えた。得られた反応物を60℃に加熱し、この温度で2時間撹拌し、その後反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄した。有機フラクションを乾燥(硫酸ナトリウム)させ、濾過し、真空で濃縮して粗製の残渣を得、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中15%酢酸エチル)を用いてこれを精製し、2−ベンジルピラジンを得た(0.76g、45%収率)。
ステップB−1−フェニル−1−(2−ピラジニル)−ブロモメタンの合成
2−ベンジルピラジン(100mg、0.59mmol)のアセトニトリル5mL溶液に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(183mg、0.64mmol)を加え、反応物を65℃で3日間加熱した。溶媒を蒸発させ、粗製生成物を分取TLC(ヘキサン中20%アセトン)を用いて精製し、2−(1−ブロモフェニルメチル)−ピラジンを得(50mg、35%収率)、これを直ちに次のステップに使用した。
2−ベンジルピラジン(100mg、0.59mmol)のアセトニトリル5mL溶液に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(183mg、0.64mmol)を加え、反応物を65℃で3日間加熱した。溶媒を蒸発させ、粗製生成物を分取TLC(ヘキサン中20%アセトン)を用いて精製し、2−(1−ブロモフェニルメチル)−ピラジンを得(50mg、35%収率)、これを直ちに次のステップに使用した。
ステップC−化合物215の合成
ブロモ中間体として1−フェニル−1−(2−ピラジニル)−ブロモメタンを用い、実施例51に記載した方法を用いて化合物215を合成した。
ブロモ中間体として1−フェニル−1−(2−ピラジニル)−ブロモメタンを用い、実施例51に記載した方法を用いて化合物215を合成した。
(実施例42)
化合物216の調製
実施例51に記載した方法を用いて化合物216を合成した。ピリミジン−5−カルボキシアルデヒドおよびフェニルマグネシウムブロミドを用い、実施例23に記載した方法を用いて、所用のブロモ中間体を合成した。
化合物216の調製
実施例51に記載した方法を用いて化合物216を合成した。ピリミジン−5−カルボキシアルデヒドおよびフェニルマグネシウムブロミドを用い、実施例23に記載した方法を用いて、所用のブロモ中間体を合成した。
(実施例43)
化合物259の調製
化合物259の調製
(実施例44)
化合物219、223および232の調製
実施例1に記載した方法を用いて、化合物219、223および232を合成した。実施例23に記載した方法に従い、市販されている適当なアルコール類と臭化チオニルとを反応させることにより、これら化合物それぞれを作製するために所用のブロモ中間体を合成した。
化合物219、223および232の調製
実施例1に記載した方法を用いて、化合物219、223および232を合成した。実施例23に記載した方法に従い、市販されている適当なアルコール類と臭化チオニルとを反応させることにより、これら化合物それぞれを作製するために所用のブロモ中間体を合成した。
(実施例45)
化合物260の調製
化合物260の調製
(実施例46)
化合物224の調製
ステップA−フェニル−チエン−2−イル−メタノールの合成
フェニル−チオフェン−2−イル−メタノン(1.5g、7.98mmol)のTHF(17mL)溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(0.38g、10mmol)を加え、続いてH2O(0.5mL)を加えた。得られた反応物を加熱還流させ、この温度で3時間撹拌し、次いで室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機フラクションを乾燥(硫酸ナトリウム)させ、濾過し、真空で濃縮して、フェニル−チオフェン−2−イル−メタノールを定量的収率で得、これをさらには精製せずに次のステップに使用した。
化合物224の調製
ステップA−フェニル−チエン−2−イル−メタノールの合成
フェニル−チオフェン−2−イル−メタノン(1.5g、7.98mmol)のTHF(17mL)溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(0.38g、10mmol)を加え、続いてH2O(0.5mL)を加えた。得られた反応物を加熱還流させ、この温度で3時間撹拌し、次いで室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機フラクションを乾燥(硫酸ナトリウム)させ、濾過し、真空で濃縮して、フェニル−チオフェン−2−イル−メタノールを定量的収率で得、これをさらには精製せずに次のステップに使用した。
ステップB−化合物224の合成
トリフェニルホスフィン(150mg、0.57mmol)のTHF(3mL)0℃溶液に、DIAD(0.1mL、0.53mmol)を加え、溶液を0℃で30分間撹拌し、次いで−78℃に冷却した。得られた冷却黄色懸濁液に、化合物1C(50mg、0.19mmol)およびフェニル−チオフェン−2−イル−メタノール(36mg、0.19mmol)のTHF(2mL)溶液を滴下添加した。反応物を4時間撹拌し、次いで水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機フラクションを乾燥(硫酸ナトリウム)させ、濾過し、真空で濃縮して粗製の残渣を得、分取TLC(ヘキサン中20%アセトン)を用いてこれを精製し、化合物224を35%収率で得た。
トリフェニルホスフィン(150mg、0.57mmol)のTHF(3mL)0℃溶液に、DIAD(0.1mL、0.53mmol)を加え、溶液を0℃で30分間撹拌し、次いで−78℃に冷却した。得られた冷却黄色懸濁液に、化合物1C(50mg、0.19mmol)およびフェニル−チオフェン−2−イル−メタノール(36mg、0.19mmol)のTHF(2mL)溶液を滴下添加した。反応物を4時間撹拌し、次いで水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機フラクションを乾燥(硫酸ナトリウム)させ、濾過し、真空で濃縮して粗製の残渣を得、分取TLC(ヘキサン中20%アセトン)を用いてこれを精製し、化合物224を35%収率で得た。
(実施例47)
化合物225、226および231の調製
実施例51に記載した方法を用いて、化合物225、226および231を合成した。実施例23に記載した方法に従い、市販されている適当なアルコール類と臭化チオニルとを反応させることにより、これら化合物それぞれを作製するために所用のブロモ中間体を合成した。
化合物225、226および231の調製
実施例51に記載した方法を用いて、化合物225、226および231を合成した。実施例23に記載した方法に従い、市販されている適当なアルコール類と臭化チオニルとを反応させることにより、これら化合物それぞれを作製するために所用のブロモ中間体を合成した。
(実施例48)
化合物247の調製
最初のBF3・Et2O(3.23g、22.8mmol)のジエチルエーテル(6.0mL)溶液および第2のエチルジアゾアセテート(3.0g、26.3mmol)のジエチルエーテル(6.0mL)溶液をN−カルボエトキシ(carbethoxy)−4−ピペリドン(3.0g、17.3mmol)のジエチルエーテル(20.0mL)溶液に20分かけて同時におよび別々に加えた。ドライアイス−イソプロパノール浴を用いて、添加中の反応温度を−25℃から−30℃に維持した。添加完了後、得られた反応物を−25℃で1時間撹拌し、次いで室温に加温した。反応混合物を30%K2CO3(100mL)で洗浄し、EtOAc(3×100mL)で抽出した。合わせた有機物をNa2SO4で乾燥させ、真空で濃縮し、粗製のオレンジ色油を得、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(30%EtOAc/ヘキサン類)を用いてこれを精製し、中間体生成物を得た(3.7g、82%収率)。次いで得られた中間体生成物を6の調製にて用いた条件と同じ条件で処理し、化合物247を得た。
化合物247の調製
最初のBF3・Et2O(3.23g、22.8mmol)のジエチルエーテル(6.0mL)溶液および第2のエチルジアゾアセテート(3.0g、26.3mmol)のジエチルエーテル(6.0mL)溶液をN−カルボエトキシ(carbethoxy)−4−ピペリドン(3.0g、17.3mmol)のジエチルエーテル(20.0mL)溶液に20分かけて同時におよび別々に加えた。ドライアイス−イソプロパノール浴を用いて、添加中の反応温度を−25℃から−30℃に維持した。添加完了後、得られた反応物を−25℃で1時間撹拌し、次いで室温に加温した。反応混合物を30%K2CO3(100mL)で洗浄し、EtOAc(3×100mL)で抽出した。合わせた有機物をNa2SO4で乾燥させ、真空で濃縮し、粗製のオレンジ色油を得、シリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(30%EtOAc/ヘキサン類)を用いてこれを精製し、中間体生成物を得た(3.7g、82%収率)。次いで得られた中間体生成物を6の調製にて用いた条件と同じ条件で処理し、化合物247を得た。
(実施例49)
化合物248の調製
化合物248の調製
(実施例50)
化合物241、242および243の調製
実施例24に記載した方法を用いて、化合物229、230および223からそれぞれ化合物241、242および243を合成した。
化合物241、242および243の調製
実施例24に記載した方法を用いて、化合物229、230および223からそれぞれ化合物241、242および243を合成した。
(実施例51)
化合物211、215、216、225、226および231の調製
以下に示した方法を用いて、化合物211、215、216、225、226および231を調製した。
化合物211、215、216、225、226および231の調製
以下に示した方法を用いて、化合物211、215、216、225、226および231を調製した。
ステップA−7−ベンジル−2−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−3H−ピリド[3,4−d]ピリミジン(pyrimidin)−4−オンの合成
ステップB−(2−メチル−4−オキソ−4,5,6,8−テトラヒドロ−3H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボン酸4−ブロモフェニルエステル)の合成
ステップC−化合物211、215、216、225、226および231の調製
実施例1に記載した方法論を用いて、(2−メチル−4−オキソ−4,5,6,8−テトラヒドロ−3H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボン酸4−ブロモ−フェニルエステル)を適当なブロモ中間体と反応させて、化合物211、215、216、225、226および231を得た。
実施例1に記載した方法論を用いて、(2−メチル−4−オキソ−4,5,6,8−テトラヒドロ−3H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボン酸4−ブロモ−フェニルエステル)を適当なブロモ中間体と反応させて、化合物211、215、216、225、226および231を得た。
(実施例52)
化合物331および332の調製
化合物331および332の調製
(実施例53)
化合物334、335および336の調製
実施例52に記載した方法を用いて、化合物332から化合物334、335および336を調製した。
化合物334、335および336の調製
実施例52に記載した方法を用いて、化合物332から化合物334、335および336を調製した。
(実施例54)
化合物337〜356の調製(ライブラリー合成により)
化合物337〜356の調製(ライブラリー合成により)
(実施例55)
化合物357の調製
化合物52A(30mg、0.075mmol)のDMF(2mL)溶液に、DIEA(33μL、0.19mmol)、酢酸ヒドラジド(14mg、0.19mmol)を加え、続いてHATU(72mg、0.19mmol)を加えた。反応物を4時間撹拌した後、飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチした。酢酸エチルで抽出し、続いて濃縮して、暗黄色油を得た。粗製物のTHF(2mL)溶液に、PS−BEMP(170mg、0.37mmol)およびトシルクロリド(18mg、0.09mmol)を加えた。反応物を120℃で15分間マイクロ波照射した後、濾過し、濃縮した。精製(ヘキサン類中20%アセトン)して化合物357を得た。
化合物357の調製
化合物52A(30mg、0.075mmol)のDMF(2mL)溶液に、DIEA(33μL、0.19mmol)、酢酸ヒドラジド(14mg、0.19mmol)を加え、続いてHATU(72mg、0.19mmol)を加えた。反応物を4時間撹拌した後、飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチした。酢酸エチルで抽出し、続いて濃縮して、暗黄色油を得た。粗製物のTHF(2mL)溶液に、PS−BEMP(170mg、0.37mmol)およびトシルクロリド(18mg、0.09mmol)を加えた。反応物を120℃で15分間マイクロ波照射した後、濾過し、濃縮した。精製(ヘキサン類中20%アセトン)して化合物357を得た。
(実施例56)
化合物359の調製
化合物332のTHF(1.5mL)およびMeOH(0.5mL)溶液に、水素化ホウ素ナトリウム4mgを加えた。反応物を65℃に加熱し、この温度で16時間撹拌した。反応混合物を真空で濃縮し、得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン類中20%アセトン)を用いて精製し、化合物359を得た。
化合物359の調製
化合物332のTHF(1.5mL)およびMeOH(0.5mL)溶液に、水素化ホウ素ナトリウム4mgを加えた。反応物を65℃に加熱し、この温度で16時間撹拌した。反応混合物を真空で濃縮し、得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン類中20%アセトン)を用いて精製し、化合物359を得た。
(実施例57)
化合物360の調製
化合物52A(20mg、0.05mmol)のトルエン(2mL)溶液に、N,N−ジメチルホルムアミドジ−tert−ブチルアセタール(0.05mL、0.20mmol)を加えた。反応物を100℃に加熱し、この温度で30分間撹拌し、その後反応混合物を真空で濃縮した。得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン類中30%アセトン)を用いて精製し、化合物360を得た。
化合物360の調製
化合物52A(20mg、0.05mmol)のトルエン(2mL)溶液に、N,N−ジメチルホルムアミドジ−tert−ブチルアセタール(0.05mL、0.20mmol)を加えた。反応物を100℃に加熱し、この温度で30分間撹拌し、その後反応混合物を真空で濃縮した。得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン類中30%アセトン)を用いて精製し、化合物360を得た。
(実施例58)
化合物362の調製
化合物361(20mg、0.046mmol)のDMF(1mL)溶液に、NBS(11mg、0.062mmol)を加えた。反応物を室温で2時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン類中20%アセトン)を用いて精製し、化合物362を得た。
化合物362の調製
化合物361(20mg、0.046mmol)のDMF(1mL)溶液に、NBS(11mg、0.062mmol)を加えた。反応物を室温で2時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン類中20%アセトン)を用いて精製し、化合物362を得た。
(実施例59)
化合物363の調製
実施例3に記載した方法を用いて化合物332を脱保護し、実施例12に記載した方法を用いて脱保護化生成物を4−トリフルオロメトキシフェノールとカップリングさせることにより化合物363に変換した。
化合物363の調製
実施例3に記載した方法を用いて化合物332を脱保護し、実施例12に記載した方法を用いて脱保護化生成物を4−トリフルオロメトキシフェノールとカップリングさせることにより化合物363に変換した。
(実施例60)
化合物364および365の調製
実施例1に記載した方法を用いて化合物364を合成した。Tetrahedron、1999年、55巻、10155頁に記載されている通りに、対応する臭化物を調製した。TBAF/THFを用いて364をTBS脱保護し、化合物365を得た。
化合物364および365の調製
実施例1に記載した方法を用いて化合物364を合成した。Tetrahedron、1999年、55巻、10155頁に記載されている通りに、対応する臭化物を調製した。TBAF/THFを用いて364をTBS脱保護し、化合物365を得た。
(実施例61)
化合物367の調製
実施例59に記載した方法を用いて、化合物335から化合物367を調製した。
化合物367の調製
実施例59に記載した方法を用いて、化合物335から化合物367を調製した。
(実施例62)
化合物368の調製
化合物365のジクロロメタン2mL溶液に、2,6−ジ−tert−ブチルピリジン(17μL、0.078mmol)、銀トリフレート(20mg、0.078mmol)、およびヨウ化エチル(6μL、0.078mmol)を加えた。反応物を室温で20時間撹拌し、その後反応混合物を真空で濃縮した。得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン類中20%アセトン)を用いて精製し、化合物368を得た。
化合物368の調製
化合物365のジクロロメタン2mL溶液に、2,6−ジ−tert−ブチルピリジン(17μL、0.078mmol)、銀トリフレート(20mg、0.078mmol)、およびヨウ化エチル(6μL、0.078mmol)を加えた。反応物を室温で20時間撹拌し、その後反応混合物を真空で濃縮した。得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン類中20%アセトン)を用いて精製し、化合物368を得た。
(実施例63)
化合物370の調製
実施例59に記載した方法を用いて、化合物368から化合物370を調製した。
化合物370の調製
実施例59に記載した方法を用いて、化合物368から化合物370を調製した。
(実施例64)
化合物371の調製
実施例1に記載した通り、実施例23(ステップB)に記載した方法を用いて、市販されているアルコールから所用の臭化物を調製した。
化合物371の調製
実施例1に記載した通り、実施例23(ステップB)に記載した方法を用いて、市販されているアルコールから所用の臭化物を調製した。
(実施例65)
化合物374および375の調製
実施例62に記載した方法と類似の方法で化合物374を調製した。実施例12に記載した方法を用いて、化合物374から化合物375を調製した。
化合物374および375の調製
実施例62に記載した方法と類似の方法で化合物374を調製した。実施例12に記載した方法を用いて、化合物374から化合物375を調製した。
(実施例66)
化合物377の調製
実施例7に記載した方法を用いて、化合物371から化合物377を調製した。
化合物377の調製
実施例7に記載した方法を用いて、化合物371から化合物377を調製した。
(実施例67)
化合物381の調製
実施例12に記載した方法を用いて、化合物371から化合物381を調製した。
化合物381の調製
実施例12に記載した方法を用いて、化合物371から化合物381を調製した。
(実施例68)
化合物383の調製
化合物383の調製
実施例18に記載した手順を用いて、市販されている1−フェニル−3−ブテン−1−オールから化合物68Aを調製した。実施例1に記載した方法を用いて化合物68AをN−アルキル化し、化合物68Bを得た。
ステップB−化合物383の合成
1−メチル−3−ニトロ−1−ニトロソグアニジン(52mg、0.35mmol)のエーテル3mL溶液に、40%KOH水溶液(3mL)を0℃で滴下添加した。反応物を30分間撹拌し、その後エーテル層を68B(20mg、0.05mmol)およびPd(OAc)2(5mg)のエーテル3mL氷冷溶液に滴下添加した。反応物を室温で20時間撹拌し、次いで真空で濃縮して粗製の残渣を得、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン類中20%アセトン)を用いてこれを精製し、化合物383を得た。
1−メチル−3−ニトロ−1−ニトロソグアニジン(52mg、0.35mmol)のエーテル3mL溶液に、40%KOH水溶液(3mL)を0℃で滴下添加した。反応物を30分間撹拌し、その後エーテル層を68B(20mg、0.05mmol)およびPd(OAc)2(5mg)のエーテル3mL氷冷溶液に滴下添加した。反応物を室温で20時間撹拌し、次いで真空で濃縮して粗製の残渣を得、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン類中20%アセトン)を用いてこれを精製し、化合物383を得た。
(実施例69)
化合物389の調製
実施例12に記載した方法を用いて、化合物371から化合物389を調製した。
化合物389の調製
実施例12に記載した方法を用いて、化合物371から化合物389を調製した。
(実施例70)
化合物390の調製
化合物390の調製
化合物70A(1.0g、8.78mmol)のトルエン65mLおよびメタノール16mL溶液に、TMS−CH2N2(ヘキサン類中2M、6.6mL、13.2mmol)を加えた。反応物を1時間撹拌し、次いで真空で濃縮し、得られた残渣を乾燥ベンゼン40mLで希釈した。得られた溶液に、1,3−プロパンジオール(1.1mL、14.1mmol)およびp−トルエンスルホン酸(0.18g、0.94mmol)を加え、得られた反応物を加熱還流させ、この温度で3時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈し、有機層を集め、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および水で洗浄し、次いで乾燥させ、真空で濃縮して、暗黄色油(70Bおよび70C)を得、これを精製せずに次のステップに使用した。
ステップB−化合物70Dの調製
THF(80mL)中の上記からの粗製暗黄色油(70Bおよび70C)に、LAH(THF中1M、17.56mL、17.56mmol)を加え、反応物を16時間撹拌した後、水2.0mLで注意深くクエンチした。得られた溶液を1NのNaOH(2.0mL)で処理、次いで水6.0mLで処理した。混合物を0℃で30分間撹拌した後、これを真空下に濾過した。残渣をヘキサン類で洗浄し、得られた濾液を濃縮した。精製(ヘキサン類中の5%アセトン)して、アルコール70D(1.1g)を得た。
THF(80mL)中の上記からの粗製暗黄色油(70Bおよび70C)に、LAH(THF中1M、17.56mL、17.56mmol)を加え、反応物を16時間撹拌した後、水2.0mLで注意深くクエンチした。得られた溶液を1NのNaOH(2.0mL)で処理、次いで水6.0mLで処理した。混合物を0℃で30分間撹拌した後、これを真空下に濾過した。残渣をヘキサン類で洗浄し、得られた濾液を濃縮した。精製(ヘキサン類中の5%アセトン)して、アルコール70D(1.1g)を得た。
ステップC−化合物70Eの調製
化合物70D(1.1g、6.96mmol)のジクロロメタン80mL溶液に、炭酸水素ナトリウム(2.34g、27.84mmol)を加え、続いてデス−マーチンペルヨージナン(Dess−Martin periodinane)(4.45g、10.45mmol)を加えた。16時間撹拌した後、反応物を飽和NaHCO3および飽和Na2S2O3でクエンチした。さらに30分間撹拌した後、反応物をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機フラクションを乾燥させ、濃縮して、アルデヒド70Eを得、これを精製せずに次のステップに使用した。
化合物70D(1.1g、6.96mmol)のジクロロメタン80mL溶液に、炭酸水素ナトリウム(2.34g、27.84mmol)を加え、続いてデス−マーチンペルヨージナン(Dess−Martin periodinane)(4.45g、10.45mmol)を加えた。16時間撹拌した後、反応物を飽和NaHCO3および飽和Na2S2O3でクエンチした。さらに30分間撹拌した後、反応物をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機フラクションを乾燥させ、濃縮して、アルデヒド70Eを得、これを精製せずに次のステップに使用した。
ステップD−化合物70Fの調製
上記からの粗製の70E(約3.5mmol)のTHF(40mL)溶液に、フェニルマグネシウムブロミド(エーテル中3M、2.35mL、7.0mmol)を加えた。反応物を3時間撹拌した後、水でクエンチし、エーテルで抽出した。合わせた有機フラクションを乾燥させ、濃縮し、精製した(ヘキサン類中30%アセトン)。純粋なフラクションを集め、アルコール70Fを得た(280mg)。
上記からの粗製の70E(約3.5mmol)のTHF(40mL)溶液に、フェニルマグネシウムブロミド(エーテル中3M、2.35mL、7.0mmol)を加えた。反応物を3時間撹拌した後、水でクエンチし、エーテルで抽出した。合わせた有機フラクションを乾燥させ、濃縮し、精製した(ヘキサン類中30%アセトン)。純粋なフラクションを集め、アルコール70Fを得た(280mg)。
ステップE−化合物390の調製
化合物70F(280mg、1.2mmol)のジクロロメタン20ml溶液に、トリフェニルホスフィン(470mg、1.8mmol)を加えた。反応物を10分間撹拌した後、四臭化炭素(600mg、1.8mmol)のジクロロメタン3mL溶液を滴下添加した。反応物を室温で1時間撹拌した後、溶媒を除去した。精製(ジクロロメタン中20%アセトン)して、臭化物70Hを得、これを実施例1に記載したN−アルキル化に使用して、390を得た。
化合物70F(280mg、1.2mmol)のジクロロメタン20ml溶液に、トリフェニルホスフィン(470mg、1.8mmol)を加えた。反応物を10分間撹拌した後、四臭化炭素(600mg、1.8mmol)のジクロロメタン3mL溶液を滴下添加した。反応物を室温で1時間撹拌した後、溶媒を除去した。精製(ジクロロメタン中20%アセトン)して、臭化物70Hを得、これを実施例1に記載したN−アルキル化に使用して、390を得た。
(実施例71)
化合物391の調製
化合物391の調製
ケトン71A(85mg、0.66mmol)のTHF(2mL)およびMeOH(1.0mL)溶液に、0℃で水素化ホウ素ナトリウム(24mg、0.66mmol)を加えた。反応物を15分間撹拌し、次いで水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、化合物71Bを得、これをさらには精製せずに次のステップに使用した。
ステップB−化合物391の調製
実施例12に記載した方法を用いて、化合物71Bを化合物391に変換した。
実施例12に記載した方法を用いて、化合物71Bを化合物391に変換した。
(実施例72)
化合物393の調製
実施例23、ステップA〜Cに記載した方法を用いて、ベンズアルデヒドとp−フルオロフェニルマグネシウムブロミドから化合物297を合成した。化合物297に(実施例3に記載した方法を用いて)N−Bocの脱保護を行い、続いて実施例12に記載した方法を用いてカルバメート形成を行い、化合物393を得た。
化合物393の調製
実施例23、ステップA〜Cに記載した方法を用いて、ベンズアルデヒドとp−フルオロフェニルマグネシウムブロミドから化合物297を合成した。化合物297に(実施例3に記載した方法を用いて)N−Bocの脱保護を行い、続いて実施例12に記載した方法を用いてカルバメート形成を行い、化合物393を得た。
(実施例73)
化合物396の調製
化合物392(15mg、0.03mmol、実施例3および12に記載した方法を用いて化合物390から調製)のジクロロメタン3mL溶液に、DAST(15mg、0.09mmol)を加え、反応物を20時間撹拌した。水でクエンチした後、反応物をジクロロメタンで抽出し、有機相を乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、粗製の残渣を得、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン類中30%アセトン)を用いてこれを精製し、化合物396を得た。
化合物396の調製
化合物392(15mg、0.03mmol、実施例3および12に記載した方法を用いて化合物390から調製)のジクロロメタン3mL溶液に、DAST(15mg、0.09mmol)を加え、反応物を20時間撹拌した。水でクエンチした後、反応物をジクロロメタンで抽出し、有機相を乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、粗製の残渣を得、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン類中30%アセトン)を用いてこれを精製し、化合物396を得た。
(実施例74)
化合物397の調製
化合物394(110mg、0.22mmol、実施例69に記載した方法を用いて調製)のTHF(5mL)溶液に、水素化ホウ素リチウム(0.33mL、THF中2M、0.66mmol)を加えた。反応物を20時間撹拌し、その後水でクエンチし、次いで酢酸エチルで抽出した。有機相を乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、粗製の残渣を得、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中5%メタノール)を用いてこれを精製し、化合物397を得た。
化合物397の調製
化合物394(110mg、0.22mmol、実施例69に記載した方法を用いて調製)のTHF(5mL)溶液に、水素化ホウ素リチウム(0.33mL、THF中2M、0.66mmol)を加えた。反応物を20時間撹拌し、その後水でクエンチし、次いで酢酸エチルで抽出した。有機相を乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、粗製の残渣を得、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中5%メタノール)を用いてこれを精製し、化合物397を得た。
(実施例75)
化合物399、400、401および403の調製
化合物399、400、401および403の調製
化合物70A(1.0g、8.78mmol)のトルエン65mLおよびメタノール16mL溶液に、TMS−CH2N2(ヘキサン類中2M、6.6mL、13.2mmol)を加えた。反応物を1時間撹拌し、次いで真空で濃縮し、得られた残渣をメタノール60mLに希釈し、得られた溶液を−10℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(350mg、9.66mmol)を加えた。1時間撹拌した後、反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機相をMgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、黄色油を得、これをDMF(80mL)に希釈し、得られた溶液にTBDPSCl(3.62g、13.2mmol)およびイミダゾール(1.5g、22.0mmol)を加えた。反応物を16時間撹拌し、次いで水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機相をMgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、粗製の残渣を得、これをTHF(100mL)に希釈し、得られた溶液にLAH(THF中1M、13.26mL、13.26mmol)を加え、反応物を16時間撹拌し、次いで水2.0mLで注意深くクエンチした。得られた溶液を1NのNaOH(2.0mL)で処理し、次いで水6.0mLで希釈した。混合物を0℃に冷却し、この温度で30分間撹拌し、次いで濾過し、濾液を真空で濃縮した。得られた残渣をヘキサン類で洗浄し、得られた濾液を真空で濃縮し、粗製の生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン類中10%アセトン)を用いて精製し、化合物75Aを得た(2.4g)。
ステップB−化合物75Bの合成
化合物75A(200mg、0.58mmol)のTHF(8mL)溶液に、2−ニトロフェニルセレノシアネート(395mg、1.74mmol)を加え、続いてトリブチルホスフィン(0.43mL、1.74mmol)を滴下添加した。反応物を1時間撹拌し、次いで真空で濃縮し、ジクロロメタン10mLで希釈した。この溶液に、mCPBA(430mg、1.74mmol)を0℃で加えた。1時間撹拌した後、反応物を濃縮し、トルエン12mLで希釈した。この溶液にジイソプロピルアミン(0.25mL、1.74mmol)を加え、反応物を90℃で16時間加熱した。溶媒を除去した後、粗製物を精製(100%ヘキサン類)して、オレフィン75Bを得た(140mg)。
化合物75A(200mg、0.58mmol)のTHF(8mL)溶液に、2−ニトロフェニルセレノシアネート(395mg、1.74mmol)を加え、続いてトリブチルホスフィン(0.43mL、1.74mmol)を滴下添加した。反応物を1時間撹拌し、次いで真空で濃縮し、ジクロロメタン10mLで希釈した。この溶液に、mCPBA(430mg、1.74mmol)を0℃で加えた。1時間撹拌した後、反応物を濃縮し、トルエン12mLで希釈した。この溶液にジイソプロピルアミン(0.25mL、1.74mmol)を加え、反応物を90℃で16時間加熱した。溶媒を除去した後、粗製物を精製(100%ヘキサン類)して、オレフィン75Bを得た(140mg)。
ステップC−化合物75Cの合成
CH2Cl2(2mL)、CH3CN(2mL)、および水(3mL)の混合物中の化合物75B(140mg、0.44mmol)溶液に、過ヨウ素酸ナトリウム(530mg、2.46mmol)を加え、続いて三塩化ルテニウム1水和物(3mg)を加えた。反応物を20時間撹拌し、次いで真空で濃縮し、実施例69に記載した方法により水素化ホウ素ナトリウムを用いて、得られた粗製の生成物を化合物75Cに還元した。
CH2Cl2(2mL)、CH3CN(2mL)、および水(3mL)の混合物中の化合物75B(140mg、0.44mmol)溶液に、過ヨウ素酸ナトリウム(530mg、2.46mmol)を加え、続いて三塩化ルテニウム1水和物(3mg)を加えた。反応物を20時間撹拌し、次いで真空で濃縮し、実施例69に記載した方法により水素化ホウ素ナトリウムを用いて、得られた粗製の生成物を化合物75Cに還元した。
化合物399、400、401および403の合成
実施例60に記載した手順を用いて、化合物75Dから化合物399を調製した。実施例70に記載した方法を用いて、化合物399から化合物400を調製した。実施例73に記載した方法を用いて、化合物400から化合物401を調製した。実施例73に記載した方法を用いて、化合物399から化合物403を調製した。
実施例60に記載した手順を用いて、化合物75Dから化合物399を調製した。実施例70に記載した方法を用いて、化合物399から化合物400を調製した。実施例73に記載した方法を用いて、化合物400から化合物401を調製した。実施例73に記載した方法を用いて、化合物399から化合物403を調製した。
(実施例76)
化合物402の調製
化合物399(18mg、0.04mmol)のアセトニトリル1mL溶液に、Ag2O(40mg、0.17mmol)を加え、続いてMeI(0.015mL、0.24mmol)を加えた。反応物を加熱還流させ、この温度で20時間撹拌し、次いで反応混合物を室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン類中20%アセトン)を用いて精製し、402を得た(15mg)。
化合物402の調製
化合物399(18mg、0.04mmol)のアセトニトリル1mL溶液に、Ag2O(40mg、0.17mmol)を加え、続いてMeI(0.015mL、0.24mmol)を加えた。反応物を加熱還流させ、この温度で20時間撹拌し、次いで反応混合物を室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン類中20%アセトン)を用いて精製し、402を得た(15mg)。
(実施例77)
化合物404および405の調製
化合物404および405の調製
化合物404および405の合成
396を合成するため実施例73に記載した方法を用いて、化合物77Aから化合物404を調製した。実施例71に記載した方法を用いて77Aを還元し、化合物405を得た。
396を合成するため実施例73に記載した方法を用いて、化合物77Aから化合物404を調製した。実施例71に記載した方法を用いて77Aを還元し、化合物405を得た。
(実施例78)
化合物406の調製
実施例76に記載した方法を用いて、化合物405をO−メチル化することにより化合物406を調製した。
化合物406の調製
実施例76に記載した方法を用いて、化合物405をO−メチル化することにより化合物406を調製した。
(実施例79)
化合物407の調製
化合物407の調製
(実施例80)
化合物447の調製
化合物447の調製
(実施例81)
化合物410の調製
化合物410の調製
(実施例82)
化合物411の調製
化合物411の調製
(実施例83)
化合物415の調製
化合物415の調製
化合物83A(8.00g、24.9mmol)をトルエン(100mL)中Na(0.86g、37.4mg)およびEtOH(0.20mL)と合わせ、18時間加熱還流させた。反応物を冷却し、次いでHOAc(10mL)で酸性化し、エーテルと水とで分配し、1NのNaHCO3で洗浄し、乾燥させ、濃縮し、シリカ上でのクロマトグラフィー(20%EtOAc/ヘキサン)をおこない、化合物83Bを黄色油として得た。
ステップB−化合物83Cの合成
化合物83B(2.00g、7.3mmol)を1NのHCl水溶液(10mL)と共にEtOH(20mL)中の10%Pd/C(0.70g)を用いて16時間水素化し、混合物を濾過し、濃縮した。残渣をEtOH(30mL)中のEt3N(2.0mL)およびBoc2O(2.06g、9.4mmol)で処理した。18時間後、溶液を濃縮し、エーテルと水とで分配し、1NのHClで洗浄した。エーテルを乾燥させ、濃縮して、粗製の化合物83Cを黄色油として得た。
化合物83B(2.00g、7.3mmol)を1NのHCl水溶液(10mL)と共にEtOH(20mL)中の10%Pd/C(0.70g)を用いて16時間水素化し、混合物を濾過し、濃縮した。残渣をEtOH(30mL)中のEt3N(2.0mL)およびBoc2O(2.06g、9.4mmol)で処理した。18時間後、溶液を濃縮し、エーテルと水とで分配し、1NのHClで洗浄した。エーテルを乾燥させ、濃縮して、粗製の化合物83Cを黄色油として得た。
ステップC−化合物415の合成
実施例28、29、35、および36の手順に従い、化合物83Cを白色固体である415に変換した。
実施例28、29、35、および36の手順に従い、化合物83Cを白色固体である415に変換した。
(実施例84)
化合物429の調製
化合物429の調製
(実施例85)
化合物430の調製
化合物430の調製
(実施例86)
化合物440の調製
化合物440の調製
DMF(40mL)中の化合物86A(3.74g、32mmol)をトリフルオロエタノール(15mL、20.6g、206mmol)およびNaO−tBu(0.60g、6.3mmol)で処理した。反応物を密封管中100℃で18時間加熱し、エーテルと水とで分配し、乾燥させ、濃縮して、化合物86Bを黄色油として得た。
ステップB−化合物86Cの合成
化合物86B(2.54g、11.5mmol)のCH2Cl2(20mL)溶液に、0℃でMsCl(1.58g、13.8mmol)およびEt3N(1.40g、13.8mmol)を加え、得られた反応物を0℃で3時間撹拌した。反応物を濃縮し、エーテルで処理し、濾過し、真空で濃縮した。得られた油状残渣をTHF(10mL)に溶解し、濃NH3水溶液(20mL)で希釈し、得られた溶液を密封管中に置き、70℃で18時間加熱した。反応混合物を冷却し、エーテルと水とで分配し、1NのHClで抽出した。抽出物をNaOHで塩基性化し、エーテルで抽出し、エーテル相を乾燥(MgSO4)させ、濾過し、真空で濃縮して、化合物86Cを黄色油として得た。
化合物86B(2.54g、11.5mmol)のCH2Cl2(20mL)溶液に、0℃でMsCl(1.58g、13.8mmol)およびEt3N(1.40g、13.8mmol)を加え、得られた反応物を0℃で3時間撹拌した。反応物を濃縮し、エーテルで処理し、濾過し、真空で濃縮した。得られた油状残渣をTHF(10mL)に溶解し、濃NH3水溶液(20mL)で希釈し、得られた溶液を密封管中に置き、70℃で18時間加熱した。反応混合物を冷却し、エーテルと水とで分配し、1NのHClで抽出した。抽出物をNaOHで塩基性化し、エーテルで抽出し、エーテル相を乾燥(MgSO4)させ、濾過し、真空で濃縮して、化合物86Cを黄色油として得た。
ステップC−化合物440の合成
実施例29および35の手順を用いて、化合物86Cを化合物440に変換した。
実施例29および35の手順を用いて、化合物86Cを化合物440に変換した。
(実施例87)
化合物443の調製
化合物443の調製
ステップB−化合物443の合成
実施例3に記載した方法を用いて、化合物87Aを脱保護した。CH2Cl2(12mL)中の得られたHCl塩(0.030g、0.086mmol)をトルエン(0.055mL)およびEt3N(0.036mL)中の20%COCl2で処理した。2時間後、混合物を濃縮し、エーテルで処理し、濾過し、濃縮し、THF(2mL)に溶解した。その溶液に、ヘキサフルオロ−2−プロパノール(0.043g、0.26mmol)およびNaO−tBu(0.025g、0.26mmol)を加えた。2時間後、混合物を濃縮し、PLC(3%MeOH/CH2Cl2)により精製して、化合物443を黄色固体として得た。
実施例3に記載した方法を用いて、化合物87Aを脱保護した。CH2Cl2(12mL)中の得られたHCl塩(0.030g、0.086mmol)をトルエン(0.055mL)およびEt3N(0.036mL)中の20%COCl2で処理した。2時間後、混合物を濃縮し、エーテルで処理し、濾過し、濃縮し、THF(2mL)に溶解した。その溶液に、ヘキサフルオロ−2−プロパノール(0.043g、0.26mmol)およびNaO−tBu(0.025g、0.26mmol)を加えた。2時間後、混合物を濃縮し、PLC(3%MeOH/CH2Cl2)により精製して、化合物443を黄色固体として得た。
(実施例88)
化合物457の調製
化合物457の調製
(実施例89)
化合物458の調製
化合物458の調製
(実施例90)
化合物486の調製
化合物486の調製
4−(トリフルオロメチル)ピペリジン塩酸塩を用いて、白色固体である化合物487に導いた。4−(トリフルオロメチル)アニリン(加熱時間18時間)を用いて、白色固体である化合物495に導いた。
(実施例91)
化合物496の調製
化合物496の調製
化合物91A(5.0g、22mol)をMg削り屑(0.70g、29mg)および触媒量のエーテル中のヨウ素(30mL)に加えた。1時間後、反応物を0℃に冷却し、ベンズアルデヒド(2.08g、20mmol)で処理した。1時間後、飽和NH4Cl(100mL)を加えた。エーテルを濃縮して黄色油を残し、CH2Cl2(40mL)に溶解し、PCC(12.0g、56mmol)で4時間処理した。ヘキサン(30ml)を加え、固体を濾過し、濃縮して、粗製の化合物91Bを黄色固体として得た。
ステップB−化合物91Cの合成
化合物91B(2.80g、13.8mmol)をギ酸(20mL)とホルムアミド(50mL)との混合物中150℃で4時間加熱した。粗製の生成物をエーテル抽出により単離し、濃HCl(20mL)を用いて1時間加熱還流させた。混合物を濃縮し、エーテルと水とで分配し、水溶液をNaOHで塩基性化し、エーテルで抽出し、乾燥(MgSO4)させ、濃縮して、化合物91Cを無色油として得た。
化合物91B(2.80g、13.8mmol)をギ酸(20mL)とホルムアミド(50mL)との混合物中150℃で4時間加熱した。粗製の生成物をエーテル抽出により単離し、濃HCl(20mL)を用いて1時間加熱還流させた。混合物を濃縮し、エーテルと水とで分配し、水溶液をNaOHで塩基性化し、エーテルで抽出し、乾燥(MgSO4)させ、濃縮して、化合物91Cを無色油として得た。
ステップC−化合物496の合成
実施例29、35および36の手順を用いて、化合物91Cを496に変換した。
実施例29、35および36の手順を用いて、化合物91Cを496に変換した。
(実施例92)
化合物502の調製
化合物502の調製
ステップB−化合物92Cの合成
実施例90、ステップBと同様に、化合物92Bを変換して、化合物92Cを黄色油として得た。
実施例90、ステップBと同様に、化合物92Bを変換して、化合物92Cを黄色油として得た。
ステップC−化合物502の合成
実施例29、35および36の手順を用いて、化合物92Cを化合物502に変換した。
実施例29、35および36の手順を用いて、化合物92Cを化合物502に変換した。
(実施例93)
化合物513の調製
化合物513の調製
(実施例94)
化合物518の調製
化合物518の調製
化合物94A(3.70g、17mmol)およびEt3N(2.84mL)のアセトン(40mL)溶液を0℃にてEtOCOCl(1.82mL)で処理した。2時間後、水(20mL)中のNaN3(1.88g、29mmol)を滴下添加した。3時間後、反応物をエーテルと水との間で分配した。エーテル相を乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して油を得、これをトルエン(20mL)で希釈し、80℃で18時間加熱した。濃HCl(20mL)を加え、混合物を18時間撹拌した。次いで反応混合物をエーテルと水との間で分配した。水溶液をNaOHで塩基性化し、エーテルで抽出し、乾燥させ、濃縮して、化合物94Bを黄色油として得た。
ステップB−化合物518の合成
実施例29、35および36の手順を用いて、化合物94Bを化合物518に変換した。
実施例29、35および36の手順を用いて、化合物94Bを化合物518に変換した。
(実施例95)
化合物528の調製
アセトアミジンをフルオロアセトアミジンに置き換え、実施例1において化合物1の調製に使用した方法により、化合物528を調製した。
化合物528の調製
アセトアミジンをフルオロアセトアミジンに置き換え、実施例1において化合物1の調製に使用した方法により、化合物528を調製した。
(実施例96)
化合物529の調製
(実施例3における方法を用いて)528を脱保護し、実施例12に記載した方法を用いて脱保護した物質を2,2,3,3,テトラフルオロシクロブタノールと反応させることにより得られたアミンから、化合物529を調製した。
化合物529の調製
(実施例3における方法を用いて)528を脱保護し、実施例12に記載した方法を用いて脱保護した物質を2,2,3,3,テトラフルオロシクロブタノールと反応させることにより得られたアミンから、化合物529を調製した。
(実施例97)
化合物530の調製
(実施例3に記載した脱保護化方法を用いて)化合物528を脱保護し、実施例12に記載した方法によりアミンを4−トリフルオロメチルフェノールで処理することにより得られたアミンから、化合物530を調製した。
化合物530の調製
(実施例3に記載した脱保護化方法を用いて)化合物528を脱保護し、実施例12に記載した方法によりアミンを4−トリフルオロメチルフェノールで処理することにより得られたアミンから、化合物530を調製した。
(実施例98)
化合物531の調製
化合物199(0.06g、0.168mmol)およびN’−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメトキシ)ベンズイミダミド(0.048g、0.22mmol)のEtOAc(1.0mL)溶液に、ZnCl2溶液(エーテル中1N、0.22mL)を滴下添加した。添加に合わせて沈殿物が生成した。反応物を15時間撹拌し、上澄み液をデカント除去し、濾過し、得られた残渣をエーテルで2回リンスした。集めた沈殿物を真空乾燥させ、濃HCl(0.5mL)およびエタノール(1.0mL)に溶解した。得られた反応物を加熱還流させ、この温度で1時間撹拌した。次いで反応混合物を冷却し、固体のNa2CO3を加えて溶液を塩基性化した。得られた溶液をジクロロメタンで抽出し、有機相を乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(40%アセトン/ヘキサン類)により精製し、実施例1、ステップCに記載した方法を用いて、得られた生成物をCs2CO3およびベンズヒドリルブロミドと反応させて、化合物531(12.0mg、13%収率)を主生成物として得た。
化合物531の調製
化合物199(0.06g、0.168mmol)およびN’−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメトキシ)ベンズイミダミド(0.048g、0.22mmol)のEtOAc(1.0mL)溶液に、ZnCl2溶液(エーテル中1N、0.22mL)を滴下添加した。添加に合わせて沈殿物が生成した。反応物を15時間撹拌し、上澄み液をデカント除去し、濾過し、得られた残渣をエーテルで2回リンスした。集めた沈殿物を真空乾燥させ、濃HCl(0.5mL)およびエタノール(1.0mL)に溶解した。得られた反応物を加熱還流させ、この温度で1時間撹拌した。次いで反応混合物を冷却し、固体のNa2CO3を加えて溶液を塩基性化した。得られた溶液をジクロロメタンで抽出し、有機相を乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(40%アセトン/ヘキサン類)により精製し、実施例1、ステップCに記載した方法を用いて、得られた生成物をCs2CO3およびベンズヒドリルブロミドと反応させて、化合物531(12.0mg、13%収率)を主生成物として得た。
(実施例99)
化合物534および535の調製
実施例96に記載した方法を用い、市販されている対応するアルドキシム類を用いることにより、化合物531と類似して化合物534および535を調製した。
化合物534および535の調製
実施例96に記載した方法を用い、市販されている対応するアルドキシム類を用いることにより、化合物531と類似して化合物534および535を調製した。
(実施例100)
化合物584、540、541および542の調製
ステップA−化合物584の合成
実施例48に記載した方法を用いて、tert−ブチル4−オキソアゼパン−1−カルボキシレートから化合物584を調製した。
化合物584、540、541および542の調製
ステップA−化合物584の合成
実施例48に記載した方法を用いて、tert−ブチル4−オキソアゼパン−1−カルボキシレートから化合物584を調製した。
ステップB−化合物540の合成
実施例3に記載した方法を用いて化合物584を脱保護し、得られたアミン(0.15g、0.58mmol)、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(0.097g、0.69mmol)および1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチルメタンスルホネート(0.311g、1.16mmol)をアセトニトリルに溶解し、得られた反応物を加熱還流させ、この温度で3時間撹拌した。次いで反応混合物を室温に冷却し、標準の後処理を行った後、カラムクロマトグラフィー(4%MeOH/CH2Cl2)により精製して、化合物540を得た(0.025g、8.3%収率)。
実施例3に記載した方法を用いて化合物584を脱保護し、得られたアミン(0.15g、0.58mmol)、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(0.097g、0.69mmol)および1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチルメタンスルホネート(0.311g、1.16mmol)をアセトニトリルに溶解し、得られた反応物を加熱還流させ、この温度で3時間撹拌した。次いで反応混合物を室温に冷却し、標準の後処理を行った後、カラムクロマトグラフィー(4%MeOH/CH2Cl2)により精製して、化合物540を得た(0.025g、8.3%収率)。
ステップC−化合物541および542の合成
ラセミ体化合物540を5%イソプロパノール/ヘプタン類を用いるChiralPak ADカラムで分割し、鏡像異性体化合物541および542を得た。
ラセミ体化合物540を5%イソプロパノール/ヘプタン類を用いるChiralPak ADカラムで分割し、鏡像異性体化合物541および542を得た。
(実施例101)
化合物408、465、466、475および508の調製
実施例36および103、ステップCに記載した方法を用いて、化合物109(実施例29および35に記載した方法を用いて、1−アミノ−1−フェニルシクロブチルメタンから調製)を化合物408に変換した。
化合物408、465、466、475および508の調製
実施例36および103、ステップCに記載した方法を用いて、化合物109(実施例29および35に記載した方法を用いて、1−アミノ−1−フェニルシクロブチルメタンから調製)を化合物408に変換した。
実施例36および12に記載した方法を用いて、化合物109を化合物465および466および508にも変換した。同じ手順により、化合物508を生成した。
実施例36および93に記載した方法を用いて、化合物109を化合物475にも変換した。
(実施例102)
化合物409の調製
実施例87、ステップBに記載した方法を用いて、化合物257を化合物409に変換した。
化合物409の調製
実施例87、ステップBに記載した方法を用いて、化合物257を化合物409に変換した。
(実施例103)
化合物412の調製
化合物412の調製
化合物203A(3.0g、14.1mmol)およびTMS−CF3(3.24mL)のTHF(10mL)溶液に、THF中1.0MのTBAF溶液(14.2mL、14.2mmol)を加えた。反応物を18時間撹拌し、次いでヘキサンを加え、有機相を2NのHClで3回洗浄した。有機相を乾燥(MgSO4)させ、真空で濃縮し、化合物203Bを黄色固体として得た。
ステップB−化合物203Cの合成
化合物203B(3.2g、11.3mmol)のトルエン(60mL)溶液に、SOCl2(1.65mL)およびピリジン(0.10mL)を加えた。反応物を70℃に加熱し、この温度で3時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。次いで得られた残渣をエーテルに溶解し、1NのHClで洗浄し、乾燥(MgSO4)させ、真空で濃縮して黄色固体の残渣を得、これを1:1のMeOH/EtOAc(30mL)に溶解し、次いで10%Pd/C(0.3g)を加え、反応物を45℃で6時間水素化した。反応混合物を濾過し、濾液を真空で濃縮して、化合物203Cを黄色固体として得た。
化合物203B(3.2g、11.3mmol)のトルエン(60mL)溶液に、SOCl2(1.65mL)およびピリジン(0.10mL)を加えた。反応物を70℃に加熱し、この温度で3時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。次いで得られた残渣をエーテルに溶解し、1NのHClで洗浄し、乾燥(MgSO4)させ、真空で濃縮して黄色固体の残渣を得、これを1:1のMeOH/EtOAc(30mL)に溶解し、次いで10%Pd/C(0.3g)を加え、反応物を45℃で6時間水素化した。反応混合物を濾過し、濾液を真空で濃縮して、化合物203Cを黄色固体として得た。
ステップC−化合物412の合成
実施例3に記載した方法を用いて化合物257を脱保護し、得られた生成物(0.030g、0.082mmol)をCH2Cl2(2mL)で希釈し、得られた溶液にトルエン(0.086mL)およびEt3N(0.025mL)中の20%COCl2を加えた。反応物を1時間撹拌し、次いで化合物103C(0.029g、0.16mmol)およびEt3N(0.050mL)を加えた。得られた反応物を18時間撹拌し、次いで真空で濃縮し、PLC(3%MeOH/CH2Cl2)を用いて精製し、化合物412を白色固体として得た。
実施例3に記載した方法を用いて化合物257を脱保護し、得られた生成物(0.030g、0.082mmol)をCH2Cl2(2mL)で希釈し、得られた溶液にトルエン(0.086mL)およびEt3N(0.025mL)中の20%COCl2を加えた。反応物を1時間撹拌し、次いで化合物103C(0.029g、0.16mmol)およびEt3N(0.050mL)を加えた。得られた反応物を18時間撹拌し、次いで真空で濃縮し、PLC(3%MeOH/CH2Cl2)を用いて精製し、化合物412を白色固体として得た。
(実施例104)
化合物413の調製
実施例101と同様の方法で、化合物109および103Cを用いて、化合物413を白色固体として生成した。
化合物413の調製
実施例101と同様の方法で、化合物109および103Cを用いて、化合物413を白色固体として生成した。
(実施例105)
化合物414、516、および517の調製
実施例101に記載した方法を用い、1−(4−フルオロフェニル)−1−アミノフェニルメタンおよび化合物103Cを用いて、化合物414を白色固体として調製した。1−(4−フルオロフェニル)−1−アミノフェニルメタンおよび実施例12に記載した方法を用い、化合物516および517を調製した。
化合物414、516、および517の調製
実施例101に記載した方法を用い、1−(4−フルオロフェニル)−1−アミノフェニルメタンおよび化合物103Cを用いて、化合物414を白色固体として調製した。1−(4−フルオロフェニル)−1−アミノフェニルメタンおよび実施例12に記載した方法を用い、化合物516および517を調製した。
(実施例106)
化合物416の調製
化合物416の調製
化合物206A(2.14g、8.3mmol)をDMSO(10mL)中のPdCl2(dppf)(0.20g、0.25mmol)、ビス(ピナコラート(pinicolato))ジボロン(2.52g、9.9mmol)、およびKOAc(2.43g、24mmol)と合わせた。混合物をN2雰囲気下に置き、100℃に加熱し、この温度で4時間撹拌し、次いで水と1:1のEtOAc/ヘキサンとで分配した。有機相を乾燥(MgSO4)させ、真空で濃縮し、得られた残渣をシリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10%EtOAc/ヘキサン)を用いて精製して、化合物206Bを白色固体として得た。
ステップB−化合物206Cの合成
化合物206B(0.79g、2.6mmol)をEtOH(10mL)に溶解し、得られた溶液に50%H2O2(0.15mL)を加えた。反応物を0.5時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた残渣をPLCで精製して、化合物206Cを黄色油として得た。
化合物206B(0.79g、2.6mmol)をEtOH(10mL)に溶解し、得られた溶液に50%H2O2(0.15mL)を加えた。反応物を0.5時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた残渣をPLCで精製して、化合物206Cを黄色油として得た。
ステップC−化合物416の合成
実施例203、ステップCと同様の方法で、化合物57および化合物106Cを用いて、化合物416を白色固体として生成した。
実施例203、ステップCと同様の方法で、化合物57および化合物106Cを用いて、化合物416を白色固体として生成した。
(実施例107)
化合物417および418の調製
実施例203、ステップCに記載した手順で化合物257と4−(トリフルオロメチル)ベンジルアルコールとを用いて、化合物417を黄色固体として得た。同様に、4−(トリフルオロメトキシ)ベンジルアルコールで同じ手順を用いて、化合物418を白色固体として得た。
化合物417および418の調製
実施例203、ステップCに記載した手順で化合物257と4−(トリフルオロメチル)ベンジルアルコールとを用いて、化合物417を黄色固体として得た。同様に、4−(トリフルオロメトキシ)ベンジルアルコールで同じ手順を用いて、化合物418を白色固体として得た。
(実施例108)
化合物419、420、および422の調製
実施例3に記載した方法を用いて化合物257を脱保護し、生成物にトルエン(0.051mL)およびEt3N(0.034mL)中の20%COCl2を加えた。得られた反応物を30分間撹拌し、真空で濃縮し、1:1のEtOAc/エーテルで処理し、濾過し、再度濃縮した。得られた残渣をTHF(1.5mL)に溶解し、得られた溶液に(トリフルオロメチル)ベンジルアルコール(0.043g、0.24mmol)およびNaO−tBu(0.024g、0.24mmol)を加えた。反応物を30分間撹拌し、真空で濃縮し、得られた残渣をPLCを用いて精製し、化合物419を黄色固体として得た。
化合物419、420、および422の調製
実施例3に記載した方法を用いて化合物257を脱保護し、生成物にトルエン(0.051mL)およびEt3N(0.034mL)中の20%COCl2を加えた。得られた反応物を30分間撹拌し、真空で濃縮し、1:1のEtOAc/エーテルで処理し、濾過し、再度濃縮した。得られた残渣をTHF(1.5mL)に溶解し、得られた溶液に(トリフルオロメチル)ベンジルアルコール(0.043g、0.24mmol)およびNaO−tBu(0.024g、0.24mmol)を加えた。反応物を30分間撹拌し、真空で濃縮し、得られた残渣をPLCを用いて精製し、化合物419を黄色固体として得た。
化合物257を4−(トリフルオロメトキシ)ベンジルアルコールに代え、上記方法を用いて、化合物420を黄色固体として得た。同様に、化合物257に代えて1−フェニルエタノールを用い、化合物422を黄色固体として得た。
(実施例109)
化合物421の調製
化合物421の調製
THF(40mL)中の化合物209A(4.00g、27mmol)に、Mg削り屑(0.64g、27mg)を加え、溶液を70℃に加熱し、この温度で2時間撹拌した。次いでベンゾニトリル(2.28mL)およびCuCl(0.046g)を加え、反応物をさらに2時間撹拌した。次いでLiAlH4(THF中1.0M、27mL)を加え、反応物をさらに5時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、18時間撹拌し、次いで反応混合物(5mL)に水を滴下添加し、続いて1NのNaOH(50mL)を加えた。得られた混合物をEtOAcで抽出し、抽出物を1NのHCl(3×25mL)で洗浄した。水溶液をNaOHでpH10に塩基性化し、エーテルで抽出した。エーテル層を乾燥(MgSO4)させ、真空で濃縮して、化合物209Bを黄色油として得た。
ステップB−化合物421の合成
実施例29、35および36に記載した方法を用いて、化合物209Bから化合物421を白色固体として調製した。
実施例29、35および36に記載した方法を用いて、化合物209Bから化合物421を白色固体として調製した。
(実施例110)
化合物423の調製
実施例103、ステップCの方法を用いて、化合物421から化合物423を白色固体として調製した。
化合物423の調製
実施例103、ステップCの方法を用いて、化合物421から化合物423を白色固体として調製した。
(実施例111)
化合物424および425の調製
実施例29、35および365に記載した方法を用いて、1,2−ジフェニルプロパンから化合物424を調製した。次いで実施例103、ステップCに記載した方法を用いて、これを化合物425に変換した。
化合物424および425の調製
実施例29、35および365に記載した方法を用いて、1,2−ジフェニルプロパンから化合物424を調製した。次いで実施例103、ステップCに記載した方法を用いて、これを化合物425に変換した。
(実施例112)
化合物426および428の調製
化合物426および428の調製
実施例209、ステップAに記載した方法を用い、化合物212A(2.50g、31mmol)およびベンジルマグネシウムブロミド(1.0M、37mL)を用いて、化合物212Bを褐色油として得た。
ステップB−化合物426の合成
実施例29、35および36に記載した方法を用いて、化合物212Bから化合物426を黄色固体として調製した。実施例103、ステップCの方法を用いて、これを化合物428(白色固体)に変換した。
実施例29、35および36に記載した方法を用いて、化合物212Bから化合物426を黄色固体として調製した。実施例103、ステップCの方法を用いて、これを化合物428(白色固体)に変換した。
(実施例113)
化合物427、434、445、446、454、459、489、501、509、510、および524の調製
実施例103、ステップCの方法を用いて、シクロブタノールから化合物427を黄色固体として調製した。同様に、化合物434を4−(ジフルオロメトキシ)フェノールから、化合物445を4,4,4−トリフルオロブト−2−エン−1−オールから、化合物446を1,3−ジフルオロプロパン−2−オールから、化合物454を2,4,4,4−テトラフルオロブト−2−エン−1−オールから、化合物459を(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メタノールから、化合物489をシス−(3−トリフルオロメチル)シクロヘキサノールから、化合物501を4,4−ジメチルシクロヘキサノールから、化合物509を4,4−ビス(トリフルオロメチル)シクロヘキサノールから、化合物510を4−トランス−(メチルスルホニル)シクロヘキサノールから、および化合物524を3,3−ジメチルシクロブタノールから調製した。
化合物427、434、445、446、454、459、489、501、509、510、および524の調製
実施例103、ステップCの方法を用いて、シクロブタノールから化合物427を黄色固体として調製した。同様に、化合物434を4−(ジフルオロメトキシ)フェノールから、化合物445を4,4,4−トリフルオロブト−2−エン−1−オールから、化合物446を1,3−ジフルオロプロパン−2−オールから、化合物454を2,4,4,4−テトラフルオロブト−2−エン−1−オールから、化合物459を(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メタノールから、化合物489をシス−(3−トリフルオロメチル)シクロヘキサノールから、化合物501を4,4−ジメチルシクロヘキサノールから、化合物509を4,4−ビス(トリフルオロメチル)シクロヘキサノールから、化合物510を4−トランス−(メチルスルホニル)シクロヘキサノールから、および化合物524を3,3−ジメチルシクロブタノールから調製した。
(実施例114)
化合物431、432、433、441、442、444、463、および464の調製
実施例36に記載した方法を用いて、化合物430から化合物431および432を調製した。実施例103、ステップCに記載した方法を用いて、化合物431から化合物433を白色固体として調製した。
化合物431、432、433、441、442、444、463、および464の調製
実施例36に記載した方法を用いて、化合物430から化合物431および432を調製した。実施例103、ステップCに記載した方法を用いて、化合物431から化合物433を白色固体として調製した。
同様の方法で、化合物440を化合物441および442に変換し、化合物441を化合物444に変換した。
実施例12に記載した方法を用いて、化合物441を化合物463および464にも変換した。
(実施例115)
化合物519、520、および521の調製
実施例12に記載した方法を用いて、化合物518を化合物519および520に変換した。実施例103、ステップCに記載した方法を用いて、化合物521を生成した。
化合物519、520、および521の調製
実施例12に記載した方法を用いて、化合物518を化合物519および520に変換した。実施例103、ステップCに記載した方法を用いて、化合物521を生成した。
(実施例116)
化合物435、436、439、449、451、461、および462の調製
実施例29および35に記載した方法を用いて、1,1−ジ(シクロブチル)アミノメタンから化合物435を調製した。実施例103、ステップCに記載した方法を用いて、これを化合物436に変換した。実施例87、ステップBに記載した方法を用いて、化合物435を化合物451に変換し、実施例12に記載した方法を用いて、化合物435を化合物461および462に変換した。
化合物435、436、439、449、451、461、および462の調製
実施例29および35に記載した方法を用いて、1,1−ジ(シクロブチル)アミノメタンから化合物435を調製した。実施例103、ステップCに記載した方法を用いて、これを化合物436に変換した。実施例87、ステップBに記載した方法を用いて、化合物435を化合物451に変換し、実施例12に記載した方法を用いて、化合物435を化合物461および462に変換した。
同様に、(S)−2−アミノ−1−メトキシ−3−フェニルプロパンを出発物として化合物439を調製し、引き続き化合物449に変換した。
(実施例117)
化合物497、498、499、および500の調製
実施例12に記載した方法を用いて、化合物496を化合物498および499に変換し、実施例87、ステップBに記載した方法を用いて、化合物496を化合物500に、ならびに実施例93に記載した方法を用いて、化合物496を化合物497に変換した。
化合物497、498、499、および500の調製
実施例12に記載した方法を用いて、化合物496を化合物498および499に変換し、実施例87、ステップBに記載した方法を用いて、化合物496を化合物500に、ならびに実施例93に記載した方法を用いて、化合物496を化合物497に変換した。
(実施例118)
化合物503、504、505、506、および507の調製
実施例12に記載した方法を用いて、化合物502を化合物503および504に、実施例103、ステップCに記載した方法を用いて、化合物507に変換した。実施例87、ステップBに記載した方法を用いて、化合物502を化合物506に変換し、および実施例93に記載した方法を用いて、化合物502を化合物505に変換した。
化合物503、504、505、506、および507の調製
実施例12に記載した方法を用いて、化合物502を化合物503および504に、実施例103、ステップCに記載した方法を用いて、化合物507に変換した。実施例87、ステップBに記載した方法を用いて、化合物502を化合物506に変換し、および実施例93に記載した方法を用いて、化合物502を化合物505に変換した。
(実施例119)
化合物455、476、514、および515の調製
実施例201に記載した方法を用い、出発原料として1−アミノ−1−(4−フルオロフェニル)シクロブチルメタンを用いて、化合物455を調製した。
化合物455、476、514、および515の調製
実施例201に記載した方法を用い、出発原料として1−アミノ−1−(4−フルオロフェニル)シクロブチルメタンを用いて、化合物455を調製した。
化合物455を調製するために使用したアミン塩酸塩ならびに実施例12の試薬および方法論を用いて、化合物514および515を調製した。実施例93の方法で、この同じアミンおよび3−トリフルオロメチル−4,4,4−トリフルオロブタン酸を用いて、化合物476を調製した。
(実施例120)
化合物444、463、464、および477の調製
実施例12に記載した方法を用いて、化合物441を化合物463および464に変換した。化合物441を化合物444にも変換した。実施例103、ステップCで化合物441を変換した。実施例93に記載した方法を用いて、化合物441を化合物477に変換した。
化合物444、463、464、および477の調製
実施例12に記載した方法を用いて、化合物441を化合物463および464に変換した。化合物441を化合物444にも変換した。実施例103、ステップCで化合物441を変換した。実施例93に記載した方法を用いて、化合物441を化合物477に変換した。
(実施例121)
化合物491の調製
実施例29、35、および36に上記記載した方法を用いて、1−アミノ−1−フェニル−2−シクロプロピルエタン(WO2004/033440に記載されている通りに調製)を化合物491に変換した。
化合物491の調製
実施例29、35、および36に上記記載した方法を用いて、1−アミノ−1−フェニル−2−シクロプロピルエタン(WO2004/033440に記載されている通りに調製)を化合物491に変換した。
(実施例122)
化合物492、494、511、および512の調製
実施例12に記載した方法を用いて、化合物491を化合物511および512に変換し、実施例87、ステップBに記載した方法を用いて、化合物491を化合物494に変換し、実施例93に記載した方法を用いて、化合物491を化合物492に変換した。
化合物492、494、511、および512の調製
実施例12に記載した方法を用いて、化合物491を化合物511および512に変換し、実施例87、ステップBに記載した方法を用いて、化合物491を化合物494に変換し、実施例93に記載した方法を用いて、化合物491を化合物492に変換した。
(実施例123)
化合物522および523の調製
実施例29、35、および36に記載した方法を用いて、1−アミノ−1−(4−フルオロフェニル)シクロプロピルメタン(実施例120に記載した方法を用いて、(4−フルオロフェニル)シクロプロピルケトンから調製)を化合物522に変換した。実施例12に記載した方法を用いて、化合物522を化合物523に変換した。
化合物522および523の調製
実施例29、35、および36に記載した方法を用いて、1−アミノ−1−(4−フルオロフェニル)シクロプロピルメタン(実施例120に記載した方法を用いて、(4−フルオロフェニル)シクロプロピルケトンから調製)を化合物522に変換した。実施例12に記載した方法を用いて、化合物522を化合物523に変換した。
(実施例124)
化合物485の調製
実施例3に記載した方法を用いて化合物257を脱保護し、得られた生成物(0.100g、0.27mmol)をTHF(1mL)に溶解し、得られた溶液にトルエン(0.0.17mL)およびEt3N(0.23mL)中の20%COCl2を加え、反応物を30分間撹拌した。次いでBoc−ヒドラジド(0.071g、0.53mmol)を加え、反応物をさらに20時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた残渣をPLCを用いて精製して白色固体を得、これをジオキサン中4MのHCl(2.0mL)で希釈した。得られた溶液を2時間撹拌し、次いで真空で濃縮して、黄色固体残渣を得た。
化合物485の調製
実施例3に記載した方法を用いて化合物257を脱保護し、得られた生成物(0.100g、0.27mmol)をTHF(1mL)に溶解し、得られた溶液にトルエン(0.0.17mL)およびEt3N(0.23mL)中の20%COCl2を加え、反応物を30分間撹拌した。次いでBoc−ヒドラジド(0.071g、0.53mmol)を加え、反応物をさらに20時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた残渣をPLCを用いて精製して白色固体を得、これをジオキサン中4MのHCl(2.0mL)で希釈した。得られた溶液を2時間撹拌し、次いで真空で濃縮して、黄色固体残渣を得た。
黄色固体残渣(0.025g、0.056mmol)をCH2Cl2(1mL)に溶解し、得られた溶液にイソブチリルクロリド(0.010mL)およびEt3Nを加えた。反応物を1時間撹拌し、次いで真空で濃縮して残渣を得、これをClCH2CH2Cl(3mL)で希釈した。得られた溶液にPOCl3(0.050mL)およびピリジン(0.025mL)を加え、得られた反応物を70℃で加熱し、この温度で18時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、次いで真空で濃縮して粗製の残渣を得、PLCを用いてこれを精製して化合物485を得た。
(実施例125)
化合物448、450、452、453および456の調製
実施例80に記載した方法を用いて、化合物80Aを適当なハロゲン化物反応剤(3−(クロロメチル)−5−フェニル−1,2,4−オキサジアゾールの代わり)と反応させて、化合物448、450、452、453および456を得た。
化合物448、450、452、453および456の調製
実施例80に記載した方法を用いて、化合物80Aを適当なハロゲン化物反応剤(3−(クロロメチル)−5−フェニル−1,2,4−オキサジアゾールの代わり)と反応させて、化合物448、450、452、453および456を得た。
(実施例126)
化合物257からのアミド類の調製
実施例93に記載した方法を用いて、2−オキソ−4−メチルペンタン酸の代わりに、示したカルボン酸を用いて化合物を調製した。
シクロブタンカルボン酸により化合物437を得た;
3−シクロペンチルプロパン酸により化合物438を得た;
3−トリフルオロメチル−4,4,4−トリフルオロブタン酸により化合物460を得た;
2,2−ジフルオロシクロプロパンカルボン酸により化合物467を得た;
トランス−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキサンカルボン酸により化合物468を得た;
2−(トリフルオロメチル)シクロプロパンカルボン酸により化合物469を得た;
4−(トリフルオロメチル)安息香酸により化合物470を得た;
4−(トリフルオロメトキシ)安息香酸により化合物471を得た;
1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンカルボン酸により化合物472を得た;
2−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピルオキシ)酢酸により化合物473を得た;
4,4,4,−トリフルオロブタン酸により化合物474を得た;
2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)安息香酸により化合物478を得た;
3,5−ビス(トリフルオロメチル)安息香酸により化合物479を得た;
2−フルオロ−4−(トリフルオロメトキシ)安息香酸により化合物480を得た;
3−(トリフルオロメトキシ)安息香酸により化合物481を得た;
3−(トリフルオロメチル)安息香酸により化合物482を得た;
4−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)安息香酸により化合物483を得た;
3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)安息香酸により化合物484を得た;
3−フェニル−4,4,4−トリフルオロブト−2−エン酸により化合物488を得た;
3−フェニル−4,4,4−トリフルオロブタン酸により化合物490を得た;
3−メチル−4,4,4−トリフルオロブタン酸により化合物493を得た;および2−オキソ−4’−(トリフルオロメチル)フェニル酢酸により化合物525を得た。
化合物257からのアミド類の調製
実施例93に記載した方法を用いて、2−オキソ−4−メチルペンタン酸の代わりに、示したカルボン酸を用いて化合物を調製した。
シクロブタンカルボン酸により化合物437を得た;
3−シクロペンチルプロパン酸により化合物438を得た;
3−トリフルオロメチル−4,4,4−トリフルオロブタン酸により化合物460を得た;
2,2−ジフルオロシクロプロパンカルボン酸により化合物467を得た;
トランス−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキサンカルボン酸により化合物468を得た;
2−(トリフルオロメチル)シクロプロパンカルボン酸により化合物469を得た;
4−(トリフルオロメチル)安息香酸により化合物470を得た;
4−(トリフルオロメトキシ)安息香酸により化合物471を得た;
1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンカルボン酸により化合物472を得た;
2−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピルオキシ)酢酸により化合物473を得た;
4,4,4,−トリフルオロブタン酸により化合物474を得た;
2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)安息香酸により化合物478を得た;
3,5−ビス(トリフルオロメチル)安息香酸により化合物479を得た;
2−フルオロ−4−(トリフルオロメトキシ)安息香酸により化合物480を得た;
3−(トリフルオロメトキシ)安息香酸により化合物481を得た;
3−(トリフルオロメチル)安息香酸により化合物482を得た;
4−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)安息香酸により化合物483を得た;
3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)安息香酸により化合物484を得た;
3−フェニル−4,4,4−トリフルオロブト−2−エン酸により化合物488を得た;
3−フェニル−4,4,4−トリフルオロブタン酸により化合物490を得た;
3−メチル−4,4,4−トリフルオロブタン酸により化合物493を得た;および2−オキソ−4’−(トリフルオロメチル)フェニル酢酸により化合物525を得た。
(実施例127)
R4でのアミド類のライブラリーを作製するための手順
化合物2のHCl塩(0.64g、1.93mmol)を3級アミン樹脂(ジエチルアミノメチルポリスチレン)で中和し、次いでMeCN:THF(3:2、100mL)に樹脂混合物を溶解することにより保存溶液を調製した。次いでPS−EDC樹脂(0.038g、0.058mmol)を深型ウェルのポリプロピレン製マイクロタイタープレート96ウェルに加え、続いて化合物2(0.0193mmol)およびHOBT(0.029mmol)の保存溶液(1mL)を加えた。化合物2から種々のアミド類を調製するために使用した個々のカルボン酸カップリングパートナー(0.023mL、0.023mmol)それぞれの1M保存溶液をウェルに加え、次いでこれを密封し、25℃で20時間振盪した。得られた溶液をPS−イソシアネート樹脂(3当量、0.058mmol)およびPS−トリスアミン樹脂(6当量、0.116mmol)を含む第2のマイクロタイタープレート中へポリプロピレン製フリットを通して濾過した。トッププレートをMeCN(0.5mL/ウェル)で洗浄した後、トッププレートを除去し、底のマイクロタイタープレートを密封し、次いで25℃で16時間振盪した。次いで96ウェルのコレクションプレート中へポリプロピレン製フリットを通して、得られた溶液を濾過した。トッププレートのウェルをMeCN(0.5mL/ウェル)で洗浄し、トッププレートを除去した。コレクションプレート中で得られた溶液をバイアルに移し、SpeedVacを用いて真空で濃縮した。得られたアミド類をLCMSを用いて分析し、>70%純度のアミド類をさらなる分析用に提出した。
R4でのアミド類のライブラリーを作製するための手順
化合物2のHCl塩(0.64g、1.93mmol)を3級アミン樹脂(ジエチルアミノメチルポリスチレン)で中和し、次いでMeCN:THF(3:2、100mL)に樹脂混合物を溶解することにより保存溶液を調製した。次いでPS−EDC樹脂(0.038g、0.058mmol)を深型ウェルのポリプロピレン製マイクロタイタープレート96ウェルに加え、続いて化合物2(0.0193mmol)およびHOBT(0.029mmol)の保存溶液(1mL)を加えた。化合物2から種々のアミド類を調製するために使用した個々のカルボン酸カップリングパートナー(0.023mL、0.023mmol)それぞれの1M保存溶液をウェルに加え、次いでこれを密封し、25℃で20時間振盪した。得られた溶液をPS−イソシアネート樹脂(3当量、0.058mmol)およびPS−トリスアミン樹脂(6当量、0.116mmol)を含む第2のマイクロタイタープレート中へポリプロピレン製フリットを通して濾過した。トッププレートをMeCN(0.5mL/ウェル)で洗浄した後、トッププレートを除去し、底のマイクロタイタープレートを密封し、次いで25℃で16時間振盪した。次いで96ウェルのコレクションプレート中へポリプロピレン製フリットを通して、得られた溶液を濾過した。トッププレートのウェルをMeCN(0.5mL/ウェル)で洗浄し、トッププレートを除去した。コレクションプレート中で得られた溶液をバイアルに移し、SpeedVacを用いて真空で濃縮した。得られたアミド類をLCMSを用いて分析し、>70%純度のアミド類をさらなる分析用に提出した。
(実施例128)
R4でのカルバメート類のライブラリーを作製するための手順
化合物2(0.280g、0.76mmol)を1,2−ジクロロエタン(35.0mL)に溶解することにより保存溶液を調製した。次いで化合物2の保存溶液(1.0mL、0.022mmol)を深型ウェルのポリプロピレン製マイクロタイタープレート32ウェルに加え、続いてそれぞれのウェルにPS−DIEA(3.51mmol/g、0.042g)を加えた。化合物2を用いてカルバメート類を作製するために使用した個々のクロロホルメートカップリングパートナー(DCE中1.0M、2.0当量、0.05mL)それぞれの1M保存溶液をウェルに加え、次いでこれを密封し、25℃で20時間振盪した。PS−イソシアネート樹脂(3当量、0.066mmol)およびPS−トリスアミン樹脂(6当量、0.132mmol)を含む第2のマイクロタイタープレート中へポリプロピレン製フリットを通して溶液を濾過した。トッププレートをMeCN(0.5mL/ウェル)で洗浄した後、トッププレートを除去し、底のマイクロタイタープレートを密封し、25℃で16時間振盪した。32ウェルのコレクションプレート中へポリプロピレン製フリットを通して溶液を濾過した。次いでトッププレートのウェルをMeCN(0.5mL/ウェル)で洗浄し、トッププレートを除去した。コレクションプレート中で得られた溶液をバイアルに移し、SpeedVacを用いて真空で濃縮した。得られた粗製のカルバメート類をLCMSを用いて分析し、>70%純度のカルバメート類をさらなる分析用に提出した。
R4でのカルバメート類のライブラリーを作製するための手順
化合物2(0.280g、0.76mmol)を1,2−ジクロロエタン(35.0mL)に溶解することにより保存溶液を調製した。次いで化合物2の保存溶液(1.0mL、0.022mmol)を深型ウェルのポリプロピレン製マイクロタイタープレート32ウェルに加え、続いてそれぞれのウェルにPS−DIEA(3.51mmol/g、0.042g)を加えた。化合物2を用いてカルバメート類を作製するために使用した個々のクロロホルメートカップリングパートナー(DCE中1.0M、2.0当量、0.05mL)それぞれの1M保存溶液をウェルに加え、次いでこれを密封し、25℃で20時間振盪した。PS−イソシアネート樹脂(3当量、0.066mmol)およびPS−トリスアミン樹脂(6当量、0.132mmol)を含む第2のマイクロタイタープレート中へポリプロピレン製フリットを通して溶液を濾過した。トッププレートをMeCN(0.5mL/ウェル)で洗浄した後、トッププレートを除去し、底のマイクロタイタープレートを密封し、25℃で16時間振盪した。32ウェルのコレクションプレート中へポリプロピレン製フリットを通して溶液を濾過した。次いでトッププレートのウェルをMeCN(0.5mL/ウェル)で洗浄し、トッププレートを除去した。コレクションプレート中で得られた溶液をバイアルに移し、SpeedVacを用いて真空で濃縮した。得られた粗製のカルバメート類をLCMSを用いて分析し、>70%純度のカルバメート類をさらなる分析用に提出した。
(実施例129)
選択した化合物についてのLCMSデータ
選択したピリミジノン誘導体についてのLCMSデータを以下の表1に提供し、ここで、化合物番号は上記明細書で規定した化合物番号付けに対応する。
選択した化合物についてのLCMSデータ
選択したピリミジノン誘導体についてのLCMSデータを以下の表1に提供し、ここで、化合物番号は上記明細書で規定した化合物番号付けに対応する。
cAMPアッセイ
GPR119を活性化するおよびcAMPレベルの上昇を刺激するピリミジノン誘導体の能力をLANCETMcAMPキット(Perkin Elmer)を用いて決定した。ヒトGPR119を発現しているHEK293細胞を10%ウシ胎仔血清、100U/mlペニシリン/ストレプトマイシン、および0.5mg/mlジェネテシンを含むDMEM中で、37℃/5%CO2で培養フラスコ中で維持した。培池をOptimemに変え、細胞を37℃/5%CO2で一晩インキュベートした。Optimemを次いで吸引し、細胞を室温ハンクス液(Hank’s balanced saline solution)(HBSS)を用いてフラスコから除去した。細胞を遠心分離(1300rpm、7分間、室温)を用いてペレット化し、次いで2.5×106細胞/mLで刺激バッファー(HBSS、0.1%BSA、5mM HEPES、15μM RO−20)に再懸濁した。Alexa Fluor 647−抗cAMP抗体(1:100)を次いで細胞懸濁液に加え、30分間インキュベートした。2%DMSOを含む刺激バッファー中の式(I)の典型化合物(2×濃度で6μl)を次いで白色384ウェルMatrixプレートに加えた。細胞懸濁液ミックス(6μl)を各ウェルに加え、式(I)の化合物と30分間インキュベートした。cAMP検量線もまた、キットのプロトコルに従って各アッセイにおいて作製した。刺激バッファー(6μl)中のcAMPの標準濃度を白色384ウェルプレートに加えた。引き続いて、6μlの1:100抗cAMP抗体を各ウェルに加えた。30分のインキュベーション時間に続いて、12μlの検出ミックス(キット中に同梱)を全てのウェルに加え、室温で2〜3時間インキュベートした。プレート上の蛍光をEnvision装置を用いて検出した。各ウェルのcAMPのレベルは、cAMP検量線からの外挿により決定される。
このアッセイを用いて、本発明の様々な説明に役立つピリミジノン誘導体についてのEC50値を計算し、約50nM〜約14000nMに及ぶ。
(実施例131)
経口的グルコース負荷試験でのピリミジノン誘導体の効果
雄性C57Bl/6NCrlマウス(6〜8週齢)を一晩絶食し、経口経管栄養を介して担体(vehicle)(20%ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン)または本発明の典型化合物(3、10または30mg/kgで)のいずれかをランダムに投薬した(n=8マウス/群)。グルコースを投薬30分後に動物に投与した(3g/kg経口)。血中グルコースをハンドヘルドグルコメーター(Ascensia Elite、Bayer)を用いて、試験化合物およびグルコースの投与前、ならびにグルコース投与20分後で測定した。
経口的グルコース負荷試験でのピリミジノン誘導体の効果
雄性C57Bl/6NCrlマウス(6〜8週齢)を一晩絶食し、経口経管栄養を介して担体(vehicle)(20%ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン)または本発明の典型化合物(3、10または30mg/kgで)のいずれかをランダムに投薬した(n=8マウス/群)。グルコースを投薬30分後に動物に投与した(3g/kg経口)。血中グルコースをハンドヘルドグルコメーター(Ascensia Elite、Bayer)を用いて、試験化合物およびグルコースの投与前、ならびにグルコース投与20分後で測定した。
このプロトコルを用いて、本発明の例示的なピリミジノン誘導体の効果が測定され、ピリミジノン誘導体がグルコース負荷後の血液グルコースレベルを下げるのに効果的であることを示す。
(実施例132)
糖尿病の動物モデルでのピリミジノン誘導体の効果
4週齢の雄性C57Bl/6NCrlマウスを前記のように(Metabolism47巻(6号):663〜668頁、1998年)2型糖尿病の非遺伝的モデルを作り出すのに用いた。つまり、マウスを高脂肪摂取により(脂肪としてkcalの60%)インスリン抵抗性にし、高血糖症を低用量のストレプトゾトシン(100mg/kg腹腔内)で誘導した。ストレプトゾトシン投与8週間後、マウスを以下の処置を受ける4群のうちの1つに分けた(placed)(n=13/群):担体(20%ヒドロキシプロピル−β―シクロデキストリン経口)、本発明の化合物(30mg/kg経口)、グリピジド(20mg/kg経口)またはエキセンディン−4(10μg/kg腹腔内)。マウスに連続13日間1日1回投薬し、血液グルコースをハンドヘルドグルコメーター(Ascensia Elite、Bayer)を用いて毎日測定した。
糖尿病の動物モデルでのピリミジノン誘導体の効果
4週齢の雄性C57Bl/6NCrlマウスを前記のように(Metabolism47巻(6号):663〜668頁、1998年)2型糖尿病の非遺伝的モデルを作り出すのに用いた。つまり、マウスを高脂肪摂取により(脂肪としてkcalの60%)インスリン抵抗性にし、高血糖症を低用量のストレプトゾトシン(100mg/kg腹腔内)で誘導した。ストレプトゾトシン投与8週間後、マウスを以下の処置を受ける4群のうちの1つに分けた(placed)(n=13/群):担体(20%ヒドロキシプロピル−β―シクロデキストリン経口)、本発明の化合物(30mg/kg経口)、グリピジド(20mg/kg経口)またはエキセンディン−4(10μg/kg腹腔内)。マウスに連続13日間1日1回投薬し、血液グルコースをハンドヘルドグルコメーター(Ascensia Elite、Bayer)を用いて毎日測定した。
このプロトコルを用いて、例示的なピリミジノン誘導体は血液グルコースの持続的な減少を生じさせるということが実証された。したがって、本発明の化合物は、糖尿病を処置するのに有用である。
ピリミジノン誘導体の使用
ピリミジノン誘導体は、患者の状態を処置または予防するためのヒトおよび動物医薬で有用である。本発明に従って、ピリミジノン誘導体を状態の処置または予防を必要としている患者に投与することができる。
ピリミジノン誘導体は、患者の状態を処置または予防するためのヒトおよび動物医薬で有用である。本発明に従って、ピリミジノン誘導体を状態の処置または予防を必要としている患者に投与することができる。
肥満および肥満関連障害の処置
ピリミジノン誘導体は、患者の肥満または肥満関連障害を処置するのに有用となることができる。したがって、一実施形態で、本発明は、患者の肥満または肥満関連障害を処置するための方法を提供し、ここで、方法は1つまたは複数のピリミジノン誘導体、またはその薬剤学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの有効量を患者に投与することを含む。
ピリミジノン誘導体は、患者の肥満または肥満関連障害を処置するのに有用となることができる。したがって、一実施形態で、本発明は、患者の肥満または肥満関連障害を処置するための方法を提供し、ここで、方法は1つまたは複数のピリミジノン誘導体、またはその薬剤学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの有効量を患者に投与することを含む。
糖尿病の処置
ピリミジノン誘導体は、患者の糖尿病を処置するのに有用となることができる。したがって、一実施形態で、本発明は、1つまたは複数のピリミジノン誘導体の有効量を患者に投与することを含む、患者の糖尿病を処置するための方法を提供する。
ピリミジノン誘導体は、患者の糖尿病を処置するのに有用となることができる。したがって、一実施形態で、本発明は、1つまたは複数のピリミジノン誘導体の有効量を患者に投与することを含む、患者の糖尿病を処置するための方法を提供する。
ピリミジノン誘導体を用いて処置可能または予防可能な糖尿病の例は、I型糖尿病(インスリン依存性糖尿病)、II型糖尿病(インスリン非依存性糖尿病)、特発性I型糖尿病(Ib型)、成人での潜伏型自己免疫性(autoimmumne)糖尿病、早期発症(early−onset)2型糖尿病(EOD)、若年発症非定型糖尿病(YOAD)、若年発症成人型糖尿病(MODY)、栄養障害関連糖尿病、妊婦糖尿病、自己免疫糖尿病、インスリン異常症、膵疾患による糖尿病、他の内分泌疾患に関連する糖尿病 (クッシング症候群、末端肥大症、褐色脂肪腫、グルカゴン産生腫瘍、原発性アルドステロン症またはソマトスタチン産生腫瘍などの)、A型インスリン抵抗性症候群、B型インスリン抵抗性症候群、脂肪委縮性(lipatrophic)糖尿病およびβ細胞毒素により誘発された糖尿病を含むが、これらに限定されない。
糖尿病合併症の処置
ピリミジノン誘導体は、患者の糖尿病合併症を処置するのに有用となることができる。したがって、一実施形態で、本発明は、1つまたは複数のピリミジノン誘導体の有効量を患者に投与することを含む、患者の糖尿病合併症を処置するための方法を提供する。
ピリミジノン誘導体は、患者の糖尿病合併症を処置するのに有用となることができる。したがって、一実施形態で、本発明は、1つまたは複数のピリミジノン誘導体の有効量を患者に投与することを含む、患者の糖尿病合併症を処置するための方法を提供する。
ピリミジノン誘導体を用いて処置可能または予防可能な糖尿病合併症の例は、糖尿病性白内障、緑内障、網膜症、神経障害(aneuropathy)(糖尿病性神経障害、多発神経障害、単神経障害、自律神経障害、微量アルブミン尿症(microaluminuria)および進行性糖尿病性神経障害(neuropathyl)などの)、腎障害、足の壊疽、免疫複合体血管炎、全身性エリテマトーデス(systemic lupsus erythematosus)(SLE)、アテローム硬化性冠動脈疾患、末梢動脈疾患、非ケトン性高血糖性高浸透圧性昏睡、足部潰瘍、関節障害、皮膚または粘膜合併症(感染、シンスポット(shin spot)、カンジダ感染または糖尿病性脂肪類壊死症肥満(necrobiosis lipoidica diabeticorumobesity)などの)、高脂質血症、白内障、高血圧、インスリン抵抗性症候群、冠動脈疾患、真菌感染、細菌感染、および心筋症を含むが、これらに限定されない。
代謝障害の処置
ピリミジノン誘導体は、患者の代謝障害を処置するのに有用となることができる。したがって、一実施形態で、本発明は患者の代謝障害を処置するための方法を提供し、ここで、方法は1つまたは複数のピリミジノン誘導体、またはその薬剤学的に許容される塩、溶媒和物、エステルまたはプロドラッグの有効量を患者に投与することを含む。
ピリミジノン誘導体は、患者の代謝障害を処置するのに有用となることができる。したがって、一実施形態で、本発明は患者の代謝障害を処置するための方法を提供し、ここで、方法は1つまたは複数のピリミジノン誘導体、またはその薬剤学的に許容される塩、溶媒和物、エステルまたはプロドラッグの有効量を患者に投与することを含む。
処置可能な代謝障害の例は、メタボリックシンドローム(「シンドロームX」として知られる)、グルコース寛容減損、空腹時グルコース減損、高コレステロール血症、高脂質血症、高トリグリセリド血症、低HDLレベル、高血圧、フェニルケトン尿症、食後脂肪血症、糖原病、ゴーシェ病、テイ・サックス病、ニーマン・ピック病、ケトーシスおよびアシドーシスを含むが、これらに限定されない。
一実施形態で、代謝障害は高コレステロール血症である。
別の実施形態で、代謝障害は高脂血症である。
別の実施形態で、代謝障害は高トリグリセリド血症である。
また別の実施形態で、代謝障害はメタボリックシンドロームである。
さらなる実施形態で、代謝障害は低HDLレベルである。
心臓脈管疾患の処置
ピリミジノン誘導体は、患者の心臓脈管疾患を処置するのに有用となることができる。したがって、一実施形態で、本発明は患者の心臓脈管疾患を処置するための方法を提供し、ここで、方法は1つまたは複数のピリミジノン誘導体、またはその薬剤学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの有効量を患者に投与することを含む。
ピリミジノン誘導体は、患者の心臓脈管疾患を処置するのに有用となることができる。したがって、一実施形態で、本発明は患者の心臓脈管疾患を処置するための方法を提供し、ここで、方法は1つまたは複数のピリミジノン誘導体、またはその薬剤学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの有効量を患者に投与することを含む。
本方法を用いて処置可能または予防可能な心臓脈管疾患の例は、アテローム硬化症、鬱血性心不全、循環性ショック、冠動脈疾患、左室肥大、狭心症、心筋症、心筋梗塞および心不整脈を含むが、これらに限定されない。
一実施形態で、心臓脈管疾患はアテローム硬化症である。
別の実施形態で、心臓脈管疾患は鬱血性心不全である。
組合せ治療
一実施形態で、本発明は患者の状態を処置するための方法を提供し、方法は1つまたは複数のピリミジノン誘導体、またはその薬剤学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグおよびピリミジノン誘導体ではない少なくとも1つの追加の治療剤を患者に投与することを含み、ここで、投与された量は状態を処置または予防するのに共に効果的である。
一実施形態で、本発明は患者の状態を処置するための方法を提供し、方法は1つまたは複数のピリミジノン誘導体、またはその薬剤学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグおよびピリミジノン誘導体ではない少なくとも1つの追加の治療剤を患者に投与することを含み、ここで、投与された量は状態を処置または予防するのに共に効果的である。
状態を処置または予防するための本方法で有用な追加の治療剤の非限定的な例は、抗肥満剤、抗糖尿病剤、メタボリックシンドロームを処置するのに有用な任意の薬剤、心臓脈管疾患を処置するのに有用な任意の薬剤、コレステロール生合成阻害剤、コレステロール吸収阻害剤、胆汁酸遮蔽剤、プロブコール誘導体、IBAT阻害剤、ニコチン酸受容体(NAR)アゴニスト、ACAT阻害剤、コレステロールエステル輸送タンパク質(CETP)阻害剤、低密度(low−denisity)リポタンパク質(LDL)活性剤、魚油、水溶性繊維、植物ステロール、植物スタノール、植物スタノールの脂肪酸エステル、またはこれらの追加の治療剤の2つ以上の任意の組合せを含む。
状態を処置するための本方法で有用な抗肥満剤の非限定的な例は、リモナバンのようなCB1アンタゴニストまたはインバースアゴニスト、ニューロペプチドYアンタゴニスト、MCR4アゴニスト、MCH受容体アンタゴニスト、ヒスタミンH3受容体アンタゴニストまたはインバースアゴニスト、代謝率エンハンサー、栄養吸収阻害剤、レプチン、食欲抑制剤およびリパーゼ阻害剤を含む。
状態を処置または予防するための本方法で有用な食欲抑制薬剤の非限定的な例は、カンナビノイド受容体1(CB1)アンタゴニストまたはインバースアゴニスト(例えば、リモナバン);ニューロペプチドY(NPY1、NPY2、NPY4およびNPY5)アンタゴニスト;代謝生成物産性グルタミン酸サブタイプ5受容体(mGluR5)アンタゴニスト(例えば、2−メチル−6−(フェニルエチニル)ピリジンおよび3[(2−メチル−1,4−チアゾール−4−イル)エチニル]ピリジン);メラニン凝集ホルモン受容体(MCH1RおよびMCH2R)アンタゴニスト;メラノコルチン受容体アゴニスト(例えば、メラノタン−IIおよびMc4rアゴニスト);セロトニン取り込み阻害剤(例えば、デクスフェンフルラミンおよびフルオキセチン);セロトニン(5HT)輸送阻害剤(例えば、パロキセチン、フルオキセチン、フェンフルラミン、フルボキサミン、セルトラリン(sertaline)およびイミプラミン);ノルエピネフリン(NE)輸送体阻害剤(例えば、デシプラミン、タルスプラムおよびノミフェンシン);グレリンアンタゴニスト;レプチンまたはその誘導体;オピオイドアンタゴニスト(例えば、ナルメフェン、3−メトキシナルトレキソン(methoxynaltrexone)、ナロキソンおよびナルトレキソン(nalterxone));オレキシンアンタゴニスト;ボンベシン受容体サブタイプ3(BRS3)アゴニスト;コレシストキニン−A(CCK−A)アゴニスト;毛様体神経栄養因子(CNTF)またはその誘導体(例えば、ブタビンジドおよびアクソカイン(axokine));モノアミン再取り込み阻害剤(例えば、シブトラミン);グルカゴン様ペプチド1(GLP−1)アゴニスト;トピラメート;ならびにフィトファーム(phytopharm)化合物57を含む。
状態を処置または予防するための本方法で有用な代謝率エンハンサーの非限定的な例は、アセチルCoAカルボキシラーゼ−2(ACC2)阻害剤;ベータアドレナリン作動性受容体3(β3)アゴニスト;ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ阻害剤(DGAT1およびDGAT2);脂肪酸合成酵素(FAS)阻害剤(例えば、セルレニン);ホスホジエステラーゼ(PDE)阻害薬(例えば、テオフィリン、ペントキシフィリン、ザプリナスト、シルデナフィル、アムリノン、ミルリノン、シロスタミド、ロリプラムおよびシロミラスト);甲状腺ホルモンβアゴニスト;脱共役(uncoupling protein)タンパク質活性剤(UCP−1、2または3)(例えば、フィタン酸、4−[(E)−2−(5,6,7,8−テトラメチル−2−ナフタレニル)−1−プロペニル]安息香酸およびレチノイン酸);アシル−エストロゲン(例えば、オレオイル−エストロン);グルココルチコイドアンタゴニスト;11−ベータヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ1型(11βHSD−1)阻害剤;メラノコルチン3受容体(Mc3r)アゴニスト;ならびにステアロイルCoA脱飽和酵素−1(SCD−1)化合物を含む。
状態を処置または予防するための本方法で有用な栄養吸収阻害剤の非限定的な例は、リパーゼ阻害剤(例えば、オルリスタット、リプスタチン、テトラヒドロリプスタチン、テアサポニンおよびジエチルウンベリフェリルホスフェート);脂肪酸輸送体阻害剤;ジカルボキシレート輸送体阻害剤;グルコース輸送体阻害剤;ならびにホスフェート輸送体阻害剤を含む。
状態を処置または予防するための本方法で有用なコレステロール生合成阻害剤の非限定的な例は、HMG−CoA還元酵素阻害剤、スクアレン合成酵素阻害剤、スクアレンエポキシダーゼ阻害剤、およびその混合物を含む。
状態を処置または予防するための本方法で有用なコレステロール吸収阻害剤の非限定的な例は、エゼチミブを含む。一実施形態で、コレステロール吸収阻害剤はエゼチミブである。
状態を処置または予防するための本方法で有用なHMG−CoA還元酵素阻害剤は、ロバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、シンバスタチン、アトルバスタチン、セリバスタチン、CI−981、レスバスタチン(resuvastatin)、リバスタチン、ピタバスタチン、ロスバスタチンまたはL−659,699((E,E)−11−[3’R−(ヒドロキシ−メチル)−4’−オキソ−2’R−オクセタニル]−3,5,7R−トリメチル−2,4−ウンデカジエン酸)などのスタチン系薬剤を含むが、これらに限定されない。
状態を処置または予防するための本方法で有用なスクアレン合成阻害剤は、スクアレン合成酵素阻害剤;スクアレスタチン1;およびNB−598((E)−N−エチル−N−(6,6−ジメチル−2−ヘプテン−4−イニル)−3−[(3,3’−ビチオフェン−5−イル)メトキシ]ベンゼン−メタナミンハイドロクロライド)などのスクアレンエポキシダーゼ阻害剤を含むが、これらに限定されない。
状態を処置または予防するための本方法で有用な胆汁酸遮蔽剤は、コレスチラミン(Bristol−Myers Squibbから入手可能であるQUESTRAN(登録商標)またはQUESTRAN LIGHT(登録商標)コレスチラミンなどの、胆汁酸に結合する能力がある四級アンモニウム陽イオン基を含有するスチレン−ジビニルベンゼン共重合体)、コレスチポール(Pharmaciaから入手可能であるCOLESTID(登録商標)錠剤などの、ジエチレントリアミンと1−クロロ−2,3−エポキシプロパンの共重合体)、コレセベラム塩酸塩(Sankyoから入手可能であるWelChol(登録商標)錠剤(エピクロロヒドリンで架橋されかつ1−ブロモデカンおよび(6−ブロモヘキシル)トリメチルアンモニウムブロミドでアルキル化されたポリ(アリルアミン塩酸塩)などの)、3,3−イオエン、N−(シクロアルキル)アルキルアミンおよびポリグルサムなどの水溶性誘導体、不溶性四級化ポリスチレン、サポニンおよびその混合物を含むが、これらに限定されない。適切な無機のコレステロール遮蔽剤は、モンモリロナイト粘土を加えたサリチル酸ビスマス、水酸化アルミニウムおよび炭酸カルシウム制酸剤を含む。
状態を処置または予防するための本方法で有用なプロブコール誘導体は、AGI−1067ならびに米国特許第6,121,319号および第6,147,250号に開示された他のものを含むが、これらに限定されない。
状態を処置または予防するための本方法で有用なIBAT阻害剤は、国際公開第00/38727号に開示されているような2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾチエピン1,1−ジオキシド構造を含む治療化合物などのベンゾチエピンを含むが、これらに限定されない。
状態を処置または予防するための本方法で有用なニコチン酸受容体アゴニストは、利用可能な場合、酸性型、塩、エステル、両性イオンおよび互変異性体を含む、ピリジン−3−カルボキシレート構造またはピラジン−2−カルボキシレート構造を有するものを含むが、これらに限定されない。本方法で有用なニコチン酸受容体アゴニストの他の例は、ニコチン酸、ニセリトロール、ニコフラノースおよびアシピモックスを含む。適切なニコチン酸生成物の例は、Kos Pharmaceuticals、Inc.(Cranbury、NJ)から入手可能であるNIASPAN(登録商標)(ナイアシン徐放性錠剤)である。状態を処置または予防するための本方法で有用なさらなるニコチン酸受容体アゴニストは、米国特許公報第2006/0264489号および第2007/0066630号、ならびに米国特許出願第11/771538号(その各々は参照として本明細書に緩用される)に開示された化合物を含むが、これらに限定されない。
状態を処置または予防するための本方法で有用なACAT阻害剤は、アバシミブ、HL−004、レシミビドおよびCL−277082(N−(2,4−ジフルオロフェニル)−N−[[4−(2,2−ジメチルプロピル)フェニル]−メチル]−N−ヘプチル尿素)を含むが、これらに限定されない。P. Changら、「Current, New and Future Treatments in Dyslipidaemia and Atherosclerosis」、Drugs2000年7月;60巻(1号);55〜93頁(これは参照として本明細書に緩用される)を参照。
状態を処置または予防するための本方法で有用なCETP阻害剤は、国際公開第00/38721号および米国特許第6,147,090号(これは参照として本明細書に緩用される)に開示されたものを含むが、これらに限定されない。
状態を処置または予防するための本方法で有用なLDL受容体活性剤は、LDL受容体活性を直接刺激するイミダゾリジニル−ピリミジン誘導体であるHOE−402を含むが、これらに限定されない。M. Huettingerら、「Hypolipidemic activity of HOE−402 is Mediated by Stimulation of the LDL Receptor Pathway」、Arterioscler. Thromb.1993年;13巻:1005〜12頁参照。
状態を処置または予防するための本方法で有用な天然の水溶性繊維は、サイリウム、ガウア(guar)、オートおよびペクチンを含むが、これらに限定されない。
状態を処置または予防するための本方法で有用な植物スタノールの脂肪酸エステルは、BENECOL(登録商標)マーガリン中で用いられるシトスタノールエステルを含むが、これらに限定されない。
状態を処置するための本方法で有用な抗糖尿病剤の非限定的な例は、インスリン感受性増強薬(insulin sensitizer)、β−グルコシダーゼ阻害剤、DPP−IV阻害剤、インスリン分泌促進物質、肝臓グルコース排出低下化合物、抗高血圧剤、ナトリウム・グルコース取込み輸送体2(SGLT−2)阻害剤、インスリンおよびインスリン含有組成物、ならびに上記の抗肥満剤を含む。
一実施形態で、抗糖尿病剤はインスリン分泌促進物質である。一実施形態で、インスリン分泌促進物質はスルホニルウレアである。
本方法で有用なスルホニルウレアの非限定的な例は、グリピジド、トルブタミド、グリブリド、グリメピリド、クロルプロパミド、アセトヘキサミド、グリアミリド、グリクラジド、グリキドン、グリベンクラミドおよびトラザミドを含む。
別の実施形態で、インスリン分泌促進物質はメグリチニドである。
状態を処置するための本方法で有用なメグリチニドの非限定的な例は、レパグリニド、ミチグリニド、およびナテグリニドを含む。
また別の実施形態で、インスリン分泌促進物質はGLP−1またはGLP−1模倣物である。
本方法で有用なGLP−1模倣物の非限定的な例は、バイエッタ−エクセナチド(Exanatide)、リラグルチニド、CJC−1131(ConjuChem、エクサナチド(Exanatide)−LAR(Amylin)、BIM−51077(Ipsen/LaRoche)、ZP−10(Zealand Pharmaceuticals)、および国際公開第00/07617号に開示された化合物を含む。
本方法で有用なインスリン分泌促進物質の他の非限定的な例は、エキセンディン、GIPおよびセクレチンを含む。
別の実施形態で、抗糖尿病剤はインスリン感受性増強薬である。
本方法で有用なインスリン感受性増強薬の非限定的な例は、トログリタゾン、ロシグリタゾン、ピオグリタゾンおよびエングリタゾンなどのPPAR活性剤またはアゴニスト;メトホルミンおよびフェンホルミンなどのビグアニジン;PTP−1B阻害剤;ならびにグルコキナーゼ活性剤を含む。
別の実施形態で、抗糖尿病剤はβ−グルコシダーゼ阻害剤である。
本方法で有用なβ−グルコシダーゼ阻害剤の非限定的な例は、ミグリトール、アカルボース、およびボグリボースを含む。
別の実施形態で、抗糖尿病剤は肝臓グルコース排出低下剤である。
本方法で有用な肝臓グルコース排出低下剤の非限定的な例は、グルコファージ(Glucophage)およびグルコファージXRを含む。
さらに別の実施形態で、抗糖尿病剤は、長時間作用型および短時間作用型のインスリンなどのインスリンの全ての処方物(formualtion)を含むインスリンである。
経口的に投与可能なインスリンおよびインスリン含有組成物の非限定的な例は、AutoImmuneからのAL−401ならびに米国特許第4,579,730号;第4,849,405号;第4,963,526号;第5,642,868号;第5,763,396号;第5,824,638号;第5,843,866号;第6,153,632号;第6,191,105号;および国際公開第85/05029号(その各々は参照として本明細書に緩用される)に開示された組成物を含む。
別の実施形態で、抗糖尿病剤はDPP−IV阻害剤である。
本方法で有用なDPP−IV阻害剤の非限定的な例は、シタグリプチン、サクサグリプチン(JanuviaTM、Merck)、デナグリプチン、ビルダグリプチン(GalvusTM、Novartis)、アログリプチン、安息香酸アログリプチン、ABT−279およびABT−341(Abbott)、ALS−2−0426(Alantos)、ARI−2243(Arisaph)、BI−AおよびBI−B(Boehringer Ingelheim)、SYR−322(Takeda)、MP−513(Mitsubishi)、DP−893(Pfizer)、RO−0730699(Roche)またはシタグリプチン/メトホルミンHClの組合せ(JanumetTM、Merck)を含む。
さらなる実施形態で、抗糖尿病剤はSGLT−2阻害剤である。
本方法で有用なSGLT−2阻害剤の非限定的な例は、ダパグリフロジンおよびセルグリフロジン、AVE2268(Sanofi−Aventis)ならびにT−1095(Tanabe Seiyaku)を含む。
状態を処置するための本方法で有用な抗高血圧剤の非限定的な例は、β遮断薬およびカルシウムチャネル遮断薬(例えばジルチアゼム、ベラパミル、ニフェジピン、アムロジピン(amlopidine)、およびミベフラジル(mybefradil))、ACE阻害剤(例えばカプトプリル、リシノプリル、エナラプリル、スピラプリル、セラノプリル(ceranopril)、ゾフェノプリル(zefenopril)、ホシノプリル、シラザプリル(cilazopril)、およびキナプリル)、AT−1受容体アンタゴニスト(例えばロサルタン、イルベサルタン、およびバルサルタン)、レニン阻害剤ならびにエンドセリン受容体アンタゴニスト(例えばシタクスセンタン)を含む。
一実施形態で、抗糖尿病剤は、デンプンおよびある種の糖の分解を遅らせるまたは妨げる薬剤である。
デンプンおよびある種の糖の分解を遅らせるまたは妨げる、かつ本発明の組成物および方法で用いるのに適している抗糖尿病剤の非限定的な例は、アルファ−グルコシダーゼ阻害剤およびインスリン産生を増加するためのある種のぺプチドを含む。アルファ−グルコシダーゼ阻害剤は、摂取した炭水化物の消化を遅らせることにより体が血糖を下げるのを助け、それにより食後の血中グルコース濃度のより小さな上昇という結果になる。適切なアルファ−グルコシダーゼ阻害剤の非限定的な例は、アカルボース;ミグリトール;カミグリボース;国際公開第01/47528号(参照として本明細書に緩用される)に開示されたようなある種のポリアミン;ボグリボースを含む。インスリン産生を増加させるための適切なペプチドの非限定的な例は、アムリンチド(AmylinからのCAS登録番号(Reg.No.)122384−88−7;プラムリンチド、エキセンディン、国際公開第00/07617号に開示されたようなグルカゴン様ペプチド−1(GLP−1)アゴニスト活性を有するある種の化合物を含んでいる。
状態を処置または予防するための本方法で有用な他の具体的な追加の治療剤は、リモナバン、2−メチル−6−(フェニルエチニル)−ピリジン、3[(2−メチル−1,4−チアゾール−4−イル)エチニル]ピリジン、メラノタン−II、デクスフェンフルラミン、フルオキセチン、パロキセチン、フェンフルラミン、フルボキサミン、セルトラリン(sertaline)、イミプラミン、デシプラミン、タルスプラム、ノミフェンシン、レプチン、ナルメフェン、3−メトキシナルトレキソン、ナロキソン、ナルトレキソン(nalterxone)、ブタビンジド、アクソカイン、シブトラミン、トピラメート、フィトファーム(phytopharm)化合物57、セルレニン、テオフィリン、ペントキシフィリン、ザプリナスト、シルデナフィル、アムリノン、ミルリノン、シロスタミド、ロリプラム、シロミラスト、フィタン酸、4−[(E)−2−(5,6,7,8−テトラメチル−2−ナフタレニル)−1−プロペニル]安息香酸、レチノイン酸、オレオイル−エストロン、オーリスタット、リプスタチン、テトラヒドロリプスタチン、テアサポニンおよびジエチルウンベリフェリルホスフェートを含むが、これらに限定されない。
一実施形態で、糖尿病を処置または予防するための本組合せ治療は、式(I)の化合物、抗糖尿病剤および/または抗肥満剤を投与することを含む。
別の実施形態で、糖尿病を処置または予防するための本組合せ治療は、式(I)の化合物および抗糖尿病剤を投与することを含む。
別の実施形態で、糖尿病を処置または予防するための本組合せ治療は、式(I)の化合物および抗肥満剤を投与することを含む。
一実施形態で、肥満を処置または予防するための本組合せ治療は、式(I)の化合物、抗糖尿病剤および/または抗肥満剤を投与することを含む。
別の実施形態で、肥満を処置または予防するための本組合せ治療は、式(I)の化合物および抗糖尿病剤を投与することを含む。
別の実施形態で、肥満を処置または予防するための本組合せ治療は、式(I)の化合物および抗肥満剤を投与することを含む。
一実施形態で、メタボリックシンドロームを処置または予防するための本組合せ治療は、式(I)の化合物ならびに抗肥満剤、抗糖尿病剤、メタボリックシンドロームを処置するのに有用な任意の薬剤、心臓脈管疾患を処置するのに有用な任意の薬剤、コレステロール生合成阻害剤、ステロール吸収阻害剤、胆汁酸遮蔽剤、プロブコール誘導体、IBAT阻害剤、ニコチン酸受容体(NAR)アゴニスト、ACAT阻害剤、コレステロールエステル転移タンパク質(cholesteryl ester transfer proten)(CETP)阻害剤、低密度リポタンパク質(LDL)活性剤、魚油、水溶性繊維、植物ステロール、植物スタノールおよび植物スタノールの脂肪酸エステルから選択される、1つまたは複数の追加の治療剤を投与することを含む。
一実施形態で、追加の治療剤はコレステロール生合成阻害剤である。別の実施形態で、コレステロール生合成阻害剤はスクアレン合成酵素阻害剤である。別の実施形態で、コレステロール生合成阻害剤はスクアレンエポキシダーゼ阻害剤である。また別の実施形態で、コレステロール生合成阻害剤はHMG−CoA還元酵素阻害剤である。別の実施形態で、HMG−CoA還元酵素阻害剤はスタチンである。さらに別の実施形態で、スタチンはロバスタチン、プラバスタチン、シンバスタチンまたはアトルバスタチンである。
一実施形態で、追加の治療剤はコレステロール吸収阻害剤である。別の実施形態で、コレステロール吸収阻害剤はエゼチミブである。
一実施形態で、追加の治療剤はコレステロール吸収阻害剤およびコレステロール生合成阻害剤を含む。別の実施形態で、追加の治療剤はコレステロール吸収阻害剤およびスタチンを含む。別の実施形態で、追加の治療剤はエゼチミブおよびスタチンを含む。別の実施形態で、追加の治療剤はエゼチミブおよびシンバスタチンを含む。
一実施形態で、メタボリックシンドロームを処置または予防するための本組合せ治療は、式(I)の化合物、抗糖尿病剤および/または抗肥満剤を投与することを含む。
別の実施形態で、メタボリックシンドロームを処置または予防するための本組合せ治療は、式(I)の化合物および抗糖尿病剤を投与することを含む。
別の実施形態で、メタボリックシンドロームを処置または予防するための本組合せ治療は、式(I)の化合物および抗肥満剤を投与することを含む。
一実施形態で、心臓脈管疾患を処置または予防するための本組合せ治療は、1つまたは複数の式(I)の化合物、および心臓脈管疾患を処置または予防するのに有用な追加の薬剤を投与することを含む。
このような投与を必要としている患者へ組合せ治療を投与する場合、併用での治療薬、または治療薬を含む1つの医薬品組成物または複数の医薬品組成物は、例えば、連続して、同時に(concurrently)、共に、同時に(simultaneously)等のような任意の順番で投与され得る。このような組合せ治療での様々な活性成分の量は、異なる量(異なる投与量)または同じ量(同じ投与量)であり得る。
一実施形態で、1つまたは複数のピリミジノン誘導体は、(1つまたは複数の)追加の治療剤がそれらの予防的または治療的効果を発揮している期間内に投与され、またはその逆である。
別の実施形態で、1つまたは複数のピリミジノン誘導体および(1つまたは複数の)追加の治療剤は、このような薬剤が状態を処置するための単剤治療として用いられる場合に通常に採用された用量で投与される。
別の実施形態で、1つまたは複数のピリミジノン誘導体および(1つまたは複数の)追加の治療剤は、このような薬剤が状態を処置するための単剤治療として用いられる場合に通常に採用された用量よりも低い用量で投与される。
また別の実施形態で、1つまたは複数のピリミジノン誘導体および(1つまたは複数の)追加の治療剤は相乗的に作用しかつこのような薬剤が状態を処置するための単剤治療として用いられる場合に通常に採用された用量よりも低い用量で投与される。
一実施形態で、1つまたは複数のピリミジノン誘導体および(1つまたは複数の)追加の治療剤は、同じ組成物中に存在する。一実施形態で、この組成物は経口投与に適している。別の実施形態で、この組成物は静脈内投与に適している。
1つまたは複数のピリミジノン誘導体および(1つまたは複数の)追加の治療剤は、相加的にまたは相乗的に作用することができる。相乗的な併用は、1つまたは複数の薬剤のより低い投与量のおよび/または組合せ治療の1つまたは複数の薬剤の少ない頻度の投与の使用を可能とし得る。1つまたは複数の薬剤のより低い投与量または少ない頻度の投与は、治療の有効性を減少することなしに治療の毒性を低くし得る。
一実施形態で、1つまたは複数のピリミジノン誘導体および(1つまたは複数の)追加の治療剤の投与は、これらの薬剤に対する状態の抵抗性を阻害し得る。
一実施形態で、患者が糖尿病または糖尿病性合併症を処置される場合、追加の治療剤はピリミジノン誘導体ではない抗糖尿病剤である。別の実施形態で、追加の治療剤は、ピリミジノン誘導体の任意の潜在的な副作用を減少するのに有用な薬剤である。このような潜在的な副作用は、悪心、嘔吐、頭痛、発熱、嗜眠、筋肉痛、下痢、全身痛、および投与部位での疼痛を含むが、これらに限定されない。
一実施形態で、追加の治療剤はその公知の治療的有効量で用いられる。別の実施形態で、追加の治療剤はその普通に処方される投与量で用いられる。別の実施形態で、追加の治療剤はその普通に処方される投与量またはその公知の治療的有効量より少なく用いられる。
状態の処置または予防のための本発明の組合せ治療で用いられる他の薬剤の用量および投与計画は、認可された投与量および添付文書の投与計画;患者の年齢、性別および一般的な健康;ならびにウイルス感染または関連した疾患もしくは障害の種類および重篤度を考慮に入れて、主治医により決定されることができる。組合せで投与される場合、上記に掲載された疾患または状態を処置するための(1つまたは複数の)ピリミジノン誘導体および(1つまたは複数の)他の薬剤は、同時にまたは連続して投与されることができる。これは、組合せの成分が異なる投与スケジュールで与えられた場合、例えば、1つの成分が1日1回投与されかつ別のものが6時間ごとである、または好適な医薬組成物が異なる場合、例えば、1つが錠剤でありかつ1つがカプセルである、に特に有用である。別個の剤形を含むキットが、したがって有利である。
通常、1つまたは複数のピリミジノン誘導体および(1つまたは複数の)追加の治療剤の全1日の投与量は、組合せ治療として投与された場合、変動が治療の標的、患者および投与経路に依存して必然的に起こるが、1日あたり約0.1〜約2000mgの範囲である。一実施形態で、投与量は約0.2〜約100mg/日であり、単回投与または2〜4の分割投与で投与される。別の実施形態で、投与量は約1〜約500mg/日であり、単回投与または2〜4の分割投与で投与される。別の実施形態で、投与量は約1〜約200mg/日であり、単回投与または2〜4の分割投与で投与される。また別の実施形態で、投与量は約1〜約100mg/日であり、単回投与または2〜4の分割投与で投与される。さらに別の実施形態で、投与量は約1〜約50mg/日であり、単回投与または2〜4の分割投与で投与される。さらなる実施形態で、投与量は約1〜約20mg/日であり、単回投与または2〜4の分割投与で投与される。
組成物および投与
一実施形態で、本発明は、1つまたは複数の式(I)の化合物の有効量またはその薬剤学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および薬剤学的に許容される担体(carrier)を含む組成物を提供する。
一実施形態で、本発明は、1つまたは複数の式(I)の化合物の有効量またはその薬剤学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および薬剤学的に許容される担体(carrier)を含む組成物を提供する。
式(I)の化合物から医薬組成物を調製するための、不活性な、薬剤学的に許容される担体は、固形物または液体のいずれかであることができる。固体型調製物は、粉末、錠剤、分散性顆粒、カプセル、カシェ剤および坐薬を含む。粉末および錠剤は、約5〜約95パーセントの活性成分を含み得る。適切な固形担体は当技術分野で公知の、例えば、炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、糖またはラクトースである。錠剤、粉末、カシェ剤およびカプセルは、経口投与に適している固形物の剤形として用いられることができる。薬剤学的に許容される担体の例および様々な組成物を製造する方法は、A. Gennaro(編)、Remington’s Pharmaceutical Sciences、第18版、(1990年)、Mack Publishing Co.、Easton、PAに見られ得る。
液体型調製物は、溶液、懸濁液およびエマルションを含む。例として、非経口注射のための水もしくは水−プロピレングリコール溶液または経口溶液、懸濁液およびエマルションのための甘味料および乳白剤の添加が言及され得る。液体型調製物はまた、鼻腔内投与に対する溶液を含み得る。
吸入に適しているエアロゾル調製物は、溶液および粉末形態の固形物を含み得、それは圧縮不活性ガス、例えば、窒素などの、薬剤学的に許容される担体との組合せであり得る。
また含まれるのは、使用するすぐ前に、経口または非経口投与のいずれかのための液体型調製物に転換することを意図した固体型調製物である。このような液体形態は、溶液、懸濁液およびエマルションを含む。
本発明の化合物は、経皮的にも送達可能であり得る。経皮的組成物はクリーム、ローション、エアロゾルおよび/またはエマルションの形態をとることができ、この目的のために当技術分野で標準であるマトリクスまたはリザーバー型の経皮的パッチに含有させることができる。
一実施形態で、ピリミジノン誘導体は経口的に投与される。
一実施形態で、医薬製調製物は単位剤形である。このような形態で、調製物は、活性成分の適切な分量、例えば、望ましい目的を達成する有効量、を含んでいる適切な大きさの単位用量に分割されている。
調製物の単位用量中の活性化合物の分量は約0.1〜約2000mgである。変動が、治療の標的、患者および投与経路に依存して必然的に起こる。一実施形態で、単位用量投与量は約0.2〜約1000mgである。別の実施形態で、単位用量投与量は約1〜約500mgである。別の実施形態で、単位用量投与量は約1〜約100mg/日である。また別の実施形態で、単位用量投与量は約1〜約50mgである。さらに別の実施形態で、単位用量投与量は約1〜約10mgである。
採用された実際の投与量は、患者の必要量および処置されている状態の重篤度に依存して変化し得る。特定の状況に対する適切な投与計画の決定は、当技術分野の技術の範囲内である。便宜上、全1日の投与量は、必要に応じ1日の間で部分に分割され、投与され得る。
本発明の化合物および/またはその薬剤学的に許容される塩の投与の量および頻度は、患者の年齢、状態およびサイズまた処置されている症候の重篤度などの因子を考慮して、主治医の判断に従って調節される。経口投与に対する典型の推奨された1日の投与計画は、2〜4の分割投与で約1mg/日〜約300mg/日、好ましくは1mg/日〜75mg/日に及ぶことができる。
本発明が1つまたは複数のピリミジノン誘導体および追加の治療剤の組合せを含む場合、2つの活性成分は、同時にもしくは連続して共投与され得、または薬剤学的に許容される担体中の1つまたは複数のピリミジノン誘導体および追加の治療剤を含む単独の医薬組成物が投与されることができる。組合せの成分は、カプセル、錠剤、粉末、カシェ剤、懸濁液、溶液、坐薬、鼻腔内スプレー等などの任意の通常の剤形で、個々にまたは一緒に投与されることができる。追加の治療剤の投与量は、刊行された資料から決定することができ、投与あたり約1〜約1000mgの範囲であり得る。一実施形態で、組合せで用いられる場合、個々の成分の投与量レベルは、組合せの有利な効果のおかげで推奨された個々の投与量よりも低くなる。
一実施形態で、組合せ治療計画の成分が同時に投与され、それらは薬剤学的に許容される担体との単独の組成物で投与されることができる。
別の実施形態で、組合せ治療計画の成分が別個にまたは連続して投与される場合、それらはそれぞれ薬剤学的に許容される担体を含む、別個の組成物で投与されることができる。
組合せ治療の成分は、カプセル、錠剤、粉末、カシェ剤、懸濁液、溶液、坐薬、鼻腔内スプレー等などの任意の通常の剤形で投与されることができる。
キット
一態様で、本発明は、1つまたは複数の式(I)の化合物の有効量、または化合物の薬剤学的に許容される塩もしくは溶媒和物および薬剤学的に許容される担体、媒体(vehicle)もしくは希釈剤を含むキットを提供する。
一態様で、本発明は、1つまたは複数の式(I)の化合物の有効量、または化合物の薬剤学的に許容される塩もしくは溶媒和物および薬剤学的に許容される担体、媒体(vehicle)もしくは希釈剤を含むキットを提供する。
別の態様で本発明は、1つまたは複数のピリミジノン誘導体の量、または化合物の薬剤学的に許容される塩もしくは溶媒和物および少なくとも1つの上記に掲載された追加の治療剤の量を含み、ここで、併用した量は、患者の糖尿病、糖尿病性合併症、グルコース寛容減損または空腹時グルコース減損を処置または予防するのに効果的であるキットを提供する。
組合せ治療計画の成分が複数の組成物で投与される場合、それらは、各組成物の活性成分が併用が治療的であるような量で存在している、それぞれが薬剤学的に許容される担体中の1つまたは複数のピリミジノン誘導体を含む1つまたは複数の容器、および薬剤学的に許容される担体中の追加の治療薬を含む別個の容器が、1つのパッケージに含まれているキットで提供されることができる。
本発明は、本発明のわずかな態様の例証のつもりである実施例で開示された具体的な実施形態に制限されるものではなく、機能的に均等な任意の実施形態が本発明の範囲内である。しかしながら、本明細書で示しかつ記載したものに加えて、本発明の様々な改変が当業者に明らかとなるであろうし、添付の特許請求の範囲の範囲内に収まることを意図している。
本明細書で引用されている多くの参考文献は、その全ての開示が参照として本明細書に緩用される。
Claims (87)
- 下記式を有する化合物または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ
Jは、単結合、−C(R10)(R11)−または−C(R10)(R11)−C(R10)(R11)−であり、
Gは、単結合、−C(R10)(R11)−または−C(R10)(R11)−C(R10)(R11)−であり、ただし、(i)Jが−C(R10)(R11)−である場合、Gは−C(R10)(R11)−または−C(R10)(R11)−C(R10)(R11)−であり、(ii)Jが−C(R10)(R11)−C(R10)(R11)−である場合、Gは単結合であり、
Rは不在であるか、またはRは酸素であり、ただし、Rが酸素である場合、これはRが結合している窒素原子のN−オキシド体を表すと理解され、
R1は、−H、アルキル、ハロアルキル、−N(R9)2、−SR9、−S(O)qN(R6)2、−S(O)pR7、−OR9、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)n−ヘテロアリール、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニル、−C(O)−アリール、−C(O)−アルキル、−アルキレン−O−アリール、−アルキレン−O−アルキルまたは−C(O)NH2であり、ここで、アリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アリール、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−S(O)pR7、−CN、−N(R6)2、−C(O)R5、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−NHC(O)R5、−NHS(O)qR7および−S(O)qN(R6)2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていてもよく、
R2は、アルキル、−アルケニル、−アルキニル、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)n−ヘテロアリール、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニル、−(アルキレン)n−OC(O)N(R6)2、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、−アルキレン−アルケニル、−C(O)−アリール、−C(O)−アルキル、−C(O)−ヘテロシクロアルキル、−C(O)−ヘテロアリール、−アルキレン−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−ハロアルキル、−C(O)OR5、または−C(O)N(R6)2であり、ここで、アリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アリール、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−Si(アルキル)3、−S(O)pR7、−CN、−N(R6)2、−C(O)R5、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−NHC(O)R5、−NHS(O)qR7および−S(O)qN(R6)2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていてもよく、ここで、シクロアルキル基は、ヘテロシクロアルキル基または別のシクロアルキル基と一緒になってスピロ環を形成してもよく、またはR2およびR3およびそれら両方が結合している炭素原子は合わさって、アリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基を形成し、これらの基のいずれもが非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−CN、−N(R6)2、−C(O)R5、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−NHC(O)R5、−NHS(O)qR7、−S(O)pR7および−S(O)qN(R6)2から選択される最大3個の置換基で置換されており、
R3は、アルキル、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)n−ヘテロアリール、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニル、−C(O)−アリール、−C(O)−アルキル、−アルキレン−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−C(O)OR5または−C(O)N(R6)2であり、ここで、アリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アリール、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−S(O)pR7、−CN、−N(R6)2、−C(O)R5、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−NHC(O)R5、−NHS(O)qR7および−S(O)qN(R6)2から選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていてもよく、あるいはR2およびR3およびそれら両方が結合している炭素原子が合わさって、アリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基を形成し、これらの基のいずれもが非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−CN、−N(R6)2、−C(O)R5、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−NHC(O)R5、−NHS(O)qR7、−S(O)pR7および−S(O)qN(R6)2から選択される最大3個の置換基で置換されており、
R4は、H、アルキル、アルケニル、−C(O)R5、−S(O)qR7、−アルキレン−O−アルキル、−アルキレン−O−アリール、−アルキレン−S−アルキル、−アルキレン−S−アリール、−アルキレン−NH−アルキル、−アルキレン−NH−アリール、−アルキレン−NC(O)O−アルキル、−C(O)OR5、−C(O)N(R6)2、−C(O)NH−OR8、−アルキレン−O−ハロアルキル、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロアリール、−(アルケニレン)n−アリール、−(アルケニレン)n−シクロアルキル、−(アルケニレン)n−シクロアルケニル、−(アルケニレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルケニレン)n−ヘテロシクロアルケニルまたは−(アルケニレン)n−ヘテロアリールであり、ここで、任意のアルキレン基またはアルケニレン基は、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、−O−アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニルまたはヘテロアリールから独立して選択される1つまたは複数の置換基で場合によって置換されていてもよく、ここで、任意のアリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、同じであっても異なっていてもよい、アルキル、アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、−アルキレン−O−アルキレン−Si(アルキル)3、−NH2、−NH−アルキル、−N(アルキル)2、−OH、−ヒドロキシアルキル、−S(O)pR7、−O−アルキル、−O−アリール、−C(O)O−アルキル、−C(O)O−ハロアルキル、ハロ、−NO2、−CN、ヘテロアリール、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、および−(アルキニレン)n−アリールから選択される最大3個の置換基で場合によって置換されていてもよく、
R5は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、−アルキレン−O−アリール、−アルキレン−S−アリール、−アルキレン−N(R8)C(O)O−アルキル、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニルまたは−(アルキレン)n−ヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基は、ヘテロシクロアルキル基または別のシクロアルキル基と一緒になってスピロ環を形成してもよく、ここで、アリール基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−S−ハロアルキル、−アルキレン−O−アルキル、−CN、−N(R9)2、−C(O)H、−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)N(R9)2、−NHC(O)R9、−NHS(O)qR9、−S(O)pR9および−S(O)qN(R9)2から選択される最大4個の置換基で置換されていてもよく、
R6の各出現は、独立して、H、アルキル、−(アルキレン)n−アリール、−(アルキレン)n−シクロアルキル、−(アルキレン)n−シクロアルケニル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)n−ヘテロシクロアルケニルまたは−(アルキレン)n−ヘテロアリールであり、ここで、Hを除く上記基のいずれもが非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−CN、−N(R9)2、−C(O)H、−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)N(R9)2、−NHC(O)R9、−NHS(O)qR9、−S(O)pR9および−S(O)qN(R9)2から選択される1個から3個の置換基で置換されていてもよく、
R7の各出現は、独立して、アルキル、アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルであり、上記基のいずれもが非置換であるか、または同じであっても異なっていてもよい、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ハロ、−OH、−O−ハロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−アルキレン−O−アルキル、−CN、−N(R9)2、−C(O)H、−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)N(R9)2、−NHC(O)R9、−NHS(O)qR9、−S(O)pR9および−S(O)qN(R9)2から選択される1個から3個の置換基で置換されていてもよく、
R8の各出現は、独立して、Hまたはアルキルであり、
R9の各出現は、独立して、H、アルキル、−(アルキレン)n−アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルであり、
R10の各出現は、独立して、H、アルキル、−(アルキレン)n−アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルであり、
R11の各出現は、独立して、H、アルキル、−(アルキレン)n−アリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロアルキルであり、
nの各出現は、独立して、0または1であり、
pの各出現は、独立して、0、1または2であり、および
qの各出現は、独立して、1または2である)。 - Jが単結合であり、Gが−C(R10)(R11)−である、請求項1に記載の化合物。
- Gが−CH2−である、請求項2に記載の化合物。
- R1がアルキルである、請求項1に記載の化合物。
- R1がメチルである、請求項4に記載の化合物。
- R1がフルオロメチルである、請求項1に記載の化合物。
- R1が−N(R9)2である、請求項1に記載の化合物。
- R1が−NH2である、請求項7に記載の化合物。
- R2およびR3が、それぞれ独立して、アリール、ヘテロアリールまたはシクロアルキルである、請求項2に記載の化合物。
- R2が、フェニル、ピリジル、4−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、シクロブチル、ベンジルまたは3,4−ジフルオロフェニルである、請求項9に記載の化合物。
- R3が、フェニル、ピリジル、4−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、シクロプロピルメチル、エトキシメチル、トリフルオロエトキシメチル、n−ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである、請求項9に記載の化合物。
- R2およびR3が、それぞれフェニルである、請求項11に記載の化合物。
- R2およびR3が、それぞれ4−フルオロフェニルである、請求項11に記載の化合物。
- R2がフェニルであり、R3が4−フルオロフェニルである、請求項11に記載の化合物。
- R4が、−C(O)R5または−C(O)OR5である、請求項9に記載の化合物。
- R2が、フェニルまたはピリジルであり、R3が、フェニル、ピリジル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルであり、R4が、−C(O)R5または−C(O)OR5である、請求項2に記載の化合物。
- R2が、フェニルまたはピリジルである、請求項16に記載の化合物。
- R3がフェニルである、請求項17に記載の化合物。
- R1がメチルである、請求項16に記載の化合物。
- R1がメチルである、請求項18に記載の化合物。
- R4が−C(O)OR5である、請求項16に記載の化合物。
- R5が、アルキル、ハロアルキル、アリール、−アルキレン−アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたは−CH2−シクロアルキルである、請求項21に記載の化合物。
- R5が−CH2CH(CF3)2である、請求項22に記載の化合物。
- R4がヘテロアリールである、請求項9に記載の化合物。
- R4が1,2,4−オキサジアゾリルである、請求項24に記載の化合物。
- R5がハロアルキルである、請求項22に記載の化合物。
- R1が−NH2である、請求項16に記載の化合物。
- R1が−NH2である、請求項18に記載の化合物。
- R4が−C(O)OR5である、請求項27に記載の化合物。
- R5が、アルキル、ハロアルキル、アリール、−アルキレン−アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたは−CH2−シクロアルキルである、請求項29に記載の化合物。
- R2およびR3が、それぞれフェニルである、請求項21に記載の化合物。
- R2およびR3が、それぞれ4−フルオロフェニルである、請求項22に記載の化合物。
- R2がフェニルであり、R3が4−フルオロフェニルである、請求項22に記載の化合物。
- 請求項1に記載の1つもしくは複数の化合物、または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬剤学的に許容できる担体を含む医薬組成物。
- 請求項35に記載の1つもしくは複数の化合物、または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬剤学的に許容できる担体を含む医薬組成物。
- 請求項1に記載の化合物と異なる、少なくとも1種の抗糖尿病剤および/または少なくとも1種の抗肥満剤をさらに含む、請求項36に記載の組成物。
- 請求項1に記載の化合物と異なる少なくとも1種の抗糖尿病剤を含む、請求項38に記載の組成物。
- 請求項1に記載の化合物と異なる少なくとも1種の抗肥満剤を含む、請求項29に記載の組成物。
- 請求項1に記載の1つもしくは複数の化合物、または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルまたはプロドラッグの有効量を患者に投与する工程を含む、該患者における糖尿病を処置する方法。
- 請求項35に記載の1つもしくは複数の化合物、または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの有効量を患者に投与する工程を含む、該患者における糖尿病を処置する方法。
- 請求項1に記載の1つもしくは複数の化合物、または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの有効量を患者に投与する工程を含む、該患者における肥満を処置する方法。
- 請求項35に記載の1つもしくは複数の化合物、または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの有効量を患者に投与する工程を含む、該患者における肥満を処置する方法。
- 請求項1に記載の1つもしくは複数の化合物、または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの有効量を患者に投与する工程を含む、該患者におけるメタボリック症候群を処置する方法。
- 請求項35に記載の1つもしくは複数の化合物、または薬剤学的に許容できるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの有効量を患者に投与する工程を含む、該患者におけるメタボリック症候群を処置する方法。
- 請求項1に記載の化合物と異なる少なくとも1種の抗糖尿病剤および/または少なくとも1種の抗肥満剤を前記患者に投与する工程をさらに含み、該投与される量が一緒になって糖尿病を処置するのに有効である、請求項41に記載の方法。
- 請求項1に記載の化合物と異なる少なくとも1種の抗肥満剤を前記患者に投与する工程をさらに含み、該投与される量が一緒になって肥満を処置するのに有効である、請求項43に記載の方法。
- 請求項1に記載の化合物と異なる少なくとも1種の抗糖尿病剤および/または少なくとも1種の抗肥満剤を前記患者に投与する工程をさらに含み、該投与される量が一緒になってメタボリック症候群を処置するのに有効である、請求項45に記載の方法。
- 請求項1に記載の化合物と異なる少なくとも1種の抗糖尿病剤を投与する工程を含む、請求項41に記載の方法。
- 前記抗糖尿病剤が、インスリン感受性増強薬、β−グルコシダーゼ阻害剤、DPP−IV阻害剤、インスリン分泌促進物質、肝臓グルコース排出低下化合物、抗高血圧剤、ナトリウム・グルコース取込み輸送体2(SGLT−2)阻害剤、インスリン、インスリン含有組成物および抗肥満剤である、請求項50に記載の方法。
- 前記抗糖尿病剤がインスリン感受性増強薬である、請求項51に記載の方法。
- 前記インスリン感受性増強薬がPPAR活性化剤である、請求項52に記載の方法。
- 前記PPAR活性化剤がチアゾリジンジオンである、請求項53に記載の方法。
- 前記インスリン感受性増強薬がメトホルミンである、請求項52に記載の方法。
- 前記抗糖尿病剤がDPP−IV阻害剤である、請求項51に記載の方法。
- 前記DPP−IV阻害剤が、シタグリプチン、サクサグリプチン、デナグリプチン、ビルダグリプチンまたはアログリプチンである、請求項56に記載の方法。
- 前記抗糖尿病剤がインスリン分泌促進物質である、請求項51に記載の方法。
- 前記インスリン分泌促進物質が、スルホニルウレア、メグリチニド、GLP−1またはGLP−1模倣物である、請求項58に記載の方法。
- 前記インスリン分泌促進物質がGLP−1模倣物である、請求項59に記載の方法。
- 前記GLP−1模倣物が、バイエッタ−エクセナチド(Byetta−Exanatide)またはリラグルチニドである、請求項50に記載の方法。
- 前記抗糖尿病剤がSGLT−2阻害剤である、請求項51に記載の方法。
- 前記SGLT−2阻害剤が、ダパグリフロジンまたはセルグリフロジンである、請求項62に記載の方法。
- 請求項1に記載の化合物と異なる少なくとも1種の抗肥満剤を投与する工程を含む、請求項47に記載の方法。
- 前記抗肥満剤が、ニューロペプチドYアンタゴニスト、MCR4アゴニスト、MCH受容体アンタゴニスト、タンパク質ホルモン、AMPキナーゼ活性化剤、CB1アンタゴニスト、GLP−1アゴニストまたはリパーゼ阻害剤である、請求項64に記載の方法。
- 前記抗肥満剤が、オルリスタット、レプチン、またはアディポネクチンである、請求項65に記載の方法。
- 前記糖尿病がI型糖尿病である、請求項41に記載の方法。
- 前記糖尿病がII型糖尿病である、請求項41に記載の方法。
- 前記抗肥満剤が、ニューロペプチドYアンタゴニスト、MCR4アゴニスト、MCH受容体アンタゴニスト、タンパク質ホルモン、AMPキナーゼ活性化剤、CB1アンタゴニスト、GLP−1アゴニストまたはリパーゼ阻害剤である、請求項48に記載の方法。
- 前記抗肥満剤が、オルリスタット、レプチンまたはアディポネクチンである、請求項69に記載の方法。
- 請求項1に記載の化合物と異なる少なくとも1種の抗糖尿病剤を投与する工程を含む、請求項49に記載の方法。
- 前記抗糖尿病剤が、インスリン感受性増強薬、β−グルコシダーゼ阻害剤、DPP−IV阻害剤、インスリン分泌促進物質、肝臓グルコース排出低下化合物、抗高血圧剤、ナトリウム・グルコース取込み輸送体2(SGLT−2)阻害剤、インスリン、インスリン含有組成物および抗肥満剤である、請求項71に記載の方法。
- 前記抗糖尿病剤がインスリン感受性増強薬である、請求項72に記載の方法。
- 前記インスリン感受性増強薬がPPAR活性化剤である、請求項73に記載の方法。
- 前記PPAR活性化剤がチアゾリジンジオンである、請求項74に記載の方法。
- 前記インスリン感受性増強薬がメトホルミンである、請求項73に記載の方法。
- 前記抗糖尿病剤がDPP−IV阻害剤である、請求項71に記載の方法。
- 前記DPP−IV阻害剤が、シタグリプチン、サクサグリプチン、デナグリプチン、ビルダグリプチンまたはアログリプチンである、請求項77に記載の方法。
- 前記抗糖尿病剤がインスリン分泌促進物質である、請求項72に記載の方法。
- 前記インスリン分泌促進物質が、スルホニルウレア、メグリチニド、GLP−1またはGLP−1模倣物である、請求項79に記載の方法。
- 前記インスリン分泌促進物質がGLP−1模倣物である、請求項80に記載の方法。
- 前記GLP−1模倣物が、バイエッタ−エクセナチド(Byetta−Exanatide)またはリラグルチニドである、請求項81に記載の方法。
- 前記抗糖尿病剤がSGLT−2阻害剤である、請求項72に記載の方法。
- 前記SGLT−2阻害剤が、ダパグリフロジンまたはセルグリフロジンである、請求項83に記載の方法。
- 請求項1に記載の化合物と異なる少なくとも1種の抗肥満剤を投与する工程を含む、請求項49に記載の方法。
- 前記抗肥満剤が、ニューロペプチドYアンタゴニスト、MCR4アゴニスト、MCH受容体アンタゴニスト、タンパク質ホルモン、AMPキナーゼ活性化剤、CB1アンタゴニスト、GLP−1アゴニストまたはリパーゼ阻害剤である、請求項85に記載の方法。
- 前記抗肥満剤が、オルリスタット、レプチンまたはアディポネクチンである、請求項86に記載の方法。
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