以下、本発明の電気電子機器のボタン効率増大方法に対して詳細に説明する。
本出願は、コンピューターのキーボード、電話機類のキーボード、電子計算機のキーボードなどのボタン作業を行うときの不具合を改善し、利便性と効率を増大するために、次のような4つの分野の改善案を整理したものである。
第一に、計算機と電話機類の使用頻度が高いボタンをディスプレイ部の近くに配置する。
第二に、コンピューターのキーボードの組み合わせ誘導ボタンを上側に配置する。
第三に、コンピューターのトグルキーの使用方法を改善する。
第四に、その他の電子機器ボタンの組み合わせによって新しい作業を創出する(特に、文字入力方法に重点を置く)。
以下の説明で、上述した4つの分野の改善案を順次的にAAA部、BBB部、CCC部、DDD部として表現する。
理解を助けるために、背景技術と本発明の構成及び効果も従来技術と比較しながら記述する。
上述した1番目の改善案(以下、‘AAA部'という)の用語を下記のように定義する。
まず、計算機の例を挙げてみる。
1.ディスプレイ部:通常の液晶画面がディスプレイ部に属する。
2.数字ボタン部:0〜9の数字が割り当てられた各ボタンが位置した区域。
3.四則演算記号ボタン部:足し算、引き算、掛け算、割り算、ENTER(=イコール)ボタンが位置した区域。
4.数字ボタン−四則演算記号ボタン部:数字ボタン部と四則演算記号ボタン部とを統合して称する用語。
5.その他のボタン部:数字ボタンと四則演算ボタンを除いた機能ボタン及び関数ボタンなどが位置した区域。
6.ボタン部:数字ボタン−四則演算記号ボタン部またはその他のボタン部のように、特性が類似したもの同士に分類したボタン群が位置した区域。
7.各ボタン部:ディスプレイ部を除いた、すなわち、各ボタンが位置した全ての区域。
また、電話機類の例を挙げてみる。
1.ディスプレイ部:通常の液晶画面がディスプレイ部に属する。
2.文字:文字、数字及び記号などを統合して称する用語。
3.機能:文字表示作業を除いた作業を行う能力。
5.文字ボタン部:文字を書くための各ボタンが位置した区域(0〜9、*、#が代表文字として割り当てられた、通常の12個のボタンが位置した区域)。
6.機能ボタン部:文字を書く作業以外の作業を行うための各ボタンが位置した区域。
7.ボタン部:文字ボタン部または機能ボタン部のように、特性が類似したもの同士に分類したボタン群が位置した区域。
8.各ボタン部:ディスプレイ部を除いた、すなわち、各ボタンが位置した全ての区域。
9.電話機類:家庭用電話機、携帯電話及びPDAなどを統合して称する用語。
上述した2番目の改善案(以下、‘BBB部'という)の用語は、下記のように定義する。
1.組み合わせ誘導ボタン:シフト(shift)、コントロール(ctrl)、オルト(alt)キーなどのように、単独では如何なる機能も行うことができなくて、自身と他のキーとの組み合わせによって何らかの機能を発揮するキーである。主に、自身が押された状態で他のキーを押すと、何らかの機能を行うようになる。例えば、コントロールキーが押された状態でPボタンを押すと、印刷メニューがポップアップされる。このように、プログラムの数多いメニューは、ほとんど組み合わせ誘導ボタンを必要とする短縮キーによって使用可能になっている。通常、キーボードの右側と左側にシフト、コントロール、オルトキーが1セットずつある。
2.左側の組み合わせ誘導ボタン:キーボードの左側に位置して割り当てられた組み合わせ誘導ボタン。
3.右側の組み合わせ誘導ボタン:キーボードの右側に位置して割り当てられた組み合わせ誘導ボタン。
4.組み合わせ誘導ボタンの作業:組み合わせ誘導ボタンを通して何らかの命令をしたいとき、組み合わせ誘導ボタンと他のキーを押す作業。
5.親指以外:親指を除いた小指、薬指、中指、人差し指を統合して称する用語。
上述した3番目の改善案(以下、‘CCC部'という)の用語は、下記のように定義する。
1.文字:文字、数字、記号及びスペースなどを統合して称する用語。
2.トグルキー:1つのキーが2つ以上のモード転換などの機能を行うキー。
例)韓英キー(ハングル、英文転換キー)などの文字モード転換キー。
CAPS LOCKキー:英文大文字モードと英文小文字モードの転換キー。
NUM LOCKキー:キーボードの右側コーナーにある3行3列の別途の数字パッドでキーを押すときの数字モードと方向モードの転換キー。
SCROLL LOCKキー:スクロール機能の設定、解除の転換キー。
INSERTキー:文字入力時の挿入、修正の転換キー。
3.押し方式:キーの押し方。
例)短打:短く一回押す
ダブルクリック:短く二回連続的に速く押す。
トリプルクリック:短く三回連続的に速く押す。
長打:長く(約1秒以上)押し状態を維持しながら押す。
4.AキーとBキーの同時押し:Aキーを押した状態でBキーを押す、押し方。
5.オン(ON):接点が維持されている状態。
6.オフ(OFF):接点が分離されている状態。
7.組み合わせ状況:キーの単独作用または他のキーとの組み合わせ状況、または、組み合わせるときにオンになった順序、押し方などの状況。
8.組み合わせ誘導ボタン:コントロールキー、オルトキー、シフトキーなどのように他のキーとの組み合わせをもたらすボタン。
9.モード確認装置:現在のモードが如何なるモードであるかを表示するランプなどの装置。
上述した4番目の改善案(以下、‘DDD部'という)の用語は、下記のように定義する。
1.オン(ON):接点が維持されている状態。
2.オフ(OFF):接点が分離されている状態。
3.文字:文字、数字及び記号などを統合して称する用語。
4.機能:作業を進める能力(状況によって、文字表示作業を除いた作業を行う能力を称することもある)。
5.文字ボタン:オンにして文字を書くためのボタンまたは0〜9、*、#からなる12個のボタン。
6.機能ボタン:オンにして文字を書く作業以外の作業を行うためのボタン。
7.組み合わせ誘導ボタン:自身がオンになった後、オフになる前まで(またはオフになった後)、他のボタンがオンになる組み合わせによって何らかの作業を行ったり、他のボタンがオンになった後、オフになる前まで(またはオフになった後)、自身がオンになる組み合わせによって何らかの作業を行うためのボタン。
すなわち、組み合わせ誘導ボタンを先にまたは後で使用することは、製造者または製造者でない者が任意に決定する。
そして、当然に自身のみがオンになって(またはオフになった後)何らかの作業を行うボタン、すなわち、従来方式では組み合わせ誘導ボタンでないが、本発明の方法によって組み合わせ誘導ボタン化されたものを称する場合もある。
このような状況以外にも、19番で言及する組み合わせ状況をもたらす機能を有する各ボタンを統合して称する用語である。
8.組み合わせ誘導のみを専ら行うボタン(シフトボタン類):シフトボタン、コントロールボタン、オルトボタンなどの組み合わせ誘導ボタンとして、単独では作業が不可能なボタン。
9.ボタン+数字(例えば、ボタン3は、3が割り当てられたボタンまたは3が割り当てられたボタンを押すことを意味する)。
10.押し方式:短押し、長押し、ダブルクリック、トリプルクリック等の押す回数などをいう。
11.組み合わせ状況:ボタンの単独作用、または他のボタンとの組み合わせ状況、または組み合わせられたときのオンになった順序、押し方などの状況。
12.作業:機器で変化がある全ての状況をいう。例えば、カーソルが動くこと、文字が書かれることも作業に属する。
13.予め特定の作業が指定された各ボタンの組み合わせ:既存に行われていた作業の短縮キーであるか、新しい作業を行う組み合わせである。
14.既存のボタン使用方法:使用者が所望の作業を行うのに必要な既存製品の各ボタンの位置、各ボタンに割り当てられた文字、ボタン組み合わせなどをいい、本発明と関連があるボタンのオンまたはオフ調節は考慮しない方法。
15.T9など:単語DBを活用してスペリングが確定されていない状態で入力しても、オンになった各ボタンに割り当てられた各スペリングの組み合わせによって、形成可能な1つ以上の単語を使用者に提示し、使用者がそのうち所望の単語を選択する、従来の方式を総称する用語である。
より詳細に説明すると、例えば、文字入力方式のうち、1つのボタンに多数の文字が割り当てられているにもかかわらず、1回だけ押す方式などでスペリングを確定していない候補文字状態でスペリングを入力し、入力された各スペリングによって形成可能な1つ以上の単語を機器が使用者に提示すると、使用者は、自分が望むスペリングを有する単語を選択する方式の文字入力方式である。サムスンでは‘T9モード’と称し、モトローラでは‘iTAPモード’と称し、ノキアでは‘PREDICTIVE TEXT INPUTモード’と称するなど、携帯電話の製造社ごとに方式と名称が多少異なる。例えば、‘T9方式’の場合、‘4663’の各数字ボタンを押すと、‘4’には‘GHI’が割り当てられており、‘6’には‘MNO’が割り当てられており、‘3’には‘DEF’が割り当てられているので、これらの組み合わせを辞典データベースで機器が検索し、使用頻度順に‘GONE’、‘HOME’、‘HOOD’、‘HOOF’、‘HONE’、‘GOOF’を機器が提示すると、使用者が所望の単語にカーソルをおいて、所望の単語を選択する形式である。
16.確定文字:‘T9など’の文字入力方式を改善するために本発明で使用する方法として、‘T9など’の文字入力モードでもスペリングが確定されて入力された文字。
17.候補文字:従来の‘T9など’の入力方式の場合と同様に、いずれかの文字ボタンをオンにしたとき、そのボタンに割り当てられたいくつかの文字。例えば、ボタン4をオンにすると、‘G’、‘H’、‘I’が候補文字になる。
18.未知文字:‘T9など’の文字入力方式を改善するために本発明で使用する方法として、全ての文字ボタンに割り当てられた全ての文字が候補になり得る文字で、コンピューターで検索するときには主に‘*’または‘?’を使用する。1つの未知文字が2文字以上の連続した文字に取り替えられるように規定することもできる。
19.組み合わせ:今まで、組み合わせは、2つのボタンが同時にオンになる時点が存在するときのみをいうものと見なされたが、組み合わせボタンを多く使用すると、未だに熟達していない場合、すなわち、2つのボタンを順次的にオンにしながら同時にオフにすることの連続が難しい場合に備えて、先にオンになったボタンがオフになった時刻と、後でオンになったボタンがオンになった時刻が所定の時間間隔以内であるときに組み合わせと認識することもできる。このとき、2つのボタンをオン・オフにして2つの文字を入力したい場合、すなわち、2つのボタンの全てを文字ボタンとして作用させるためには、先にオンになったボタンがオフになった時刻と、後でオンになったボタンがオンになった時刻を所定の時間間隔以上で操作すべきである。
そして、ボリューム調節ボタンやインターネット連結ボタンを含む文字入力モードでは、オンにしても何らの応答がないボタンを組み合わせ誘導ボタンとして指定する場合、組み合わせ誘導ボタンと組み合わせ対象になるボタンが同一時点でオンになる状態がなく、先にオンになったボタンがオフになった時刻と、後でオンになったボタンがオンになった時刻との時間間隔の制限がない場合にも各ボタン間の組み合わせと見なすことができる。
20.アルファベット:英語のアルファベット、それと類似したヨーロッパ圏の文字またはハングルなどを含む全ての表音文字の音素を称するが、全ての文字を称することもある。
21.ボタン:有形のボタンのみならず、タッチパッド、レーザーパッドなどの無形のボタンを統合して称する。
22.文字:記号や数字でないアルファベット、ハングル、日本文字または漢字などを統合して称するが、日常生活で使われる記号や数字を含む全ての文字を称することもある。
以下、上記のAAA部に対して具体的に説明する。
ディスプレイ部及び各ボタン部を有する機器において、ディスプレイ部及び各ボタン部のうち、使用頻度が高い各ボタン部の間に使用頻度が低いボタン部が挟まれており、機器のボタンを押してディスプレイ部を確認する過程を反復するとき、目の焦点の移動範囲が広くて不便であり、疲れによってタイピングミスも生じやすくなり、ディスプレイ部による確認も難しくなり、作業時間も長くかかる。
以下、計算機を例に挙げて説明する。
本発明の方法を説明するため、従来の計算機における外形部を大きく三つの構成要素に区分すると、ディスプレイ部、数字ボタン−四則演算記号ボタン部及びその他のボタン部に分けられる。計算機の使用において、数字ボタン−四則演算記号ボタン部の使用頻度がその他のボタン部に比べ遥かに高い。そのため、数字ボタン−四則演算記号ボタン部と、入力された内容を表示するディスプレイ部に視線が集中する。ところが、従来の計算機における各構成要素の配置を見ると、ディスプレイ部が上側に位置し、その他のボタン部が中間に位置し、数字ボタン−四則演算記号ボタン部が下側に位置しているので、目の移動範囲が上側から下側、すなわち、広い範囲に亘る場合が多い。そのため、疲労を感じやすくなり、不便さのためにタイピングミスが生じやすくなり、またディスプレイ部による検算・確認が難しくなり、作業時間も長くなる。
また、電話機類を例に挙げて説明する。
従来の電話機類において本発明の方法を説明するため、外形部の構成要素を大きく三つに区分すると、ディスプレイ部、文字ボタン部及び機能ボタン部になる。
第一に、電話機類の使用において、文字ボタン部の使用頻度が機能ボタン部の使用頻度に比べ遥かに高い。そのため、文字ボタン部と、入力された内容を表示するディスプレイ部に視線が集中する。ところが、従来の電話機類における各構成要素の配置を見ると、ディスプレイ部が上側に位置し、機能ボタン部が中間に位置し、文字ボタン部が下側に位置しているので、目の移動範囲が上側から下側、すなわち、広い範囲に亘る場合が多い。そのため、疲労を感じやすくなり、不便さによってタイピングミスが生じやすくなり、またディスプレイ部による確認が難しくなり、作業時間も長くなる。
第二に、電話機類の機器をつかむ行為と文字ボタンを押す行為を片手で同時に行う場合、文字ボタン部が下側に位置するので親指で文字ボタン部を押すと、電話機類の下側部分に対するつかみが不安定になる。また、電話機類の中間をつかむと、親指を下側へ過分に曲げるようになる。下側部分をつかむことは、機器の一部のみをつかむことを意味し、つかみ状態の維持に対する安定感が低下し、機器を落としやすいし、実際に落とす事例も多い。さらに、機器の中間をつかんで文字ボタン部を押すときには、親指を過度に曲げる場合が多く、依然としてつかみ状態の維持に対する安定感も低下し、文字ボタン部のうち下側のボタンを押すとき、より一層不便を感じる。結局、‘*’、‘#’、‘0’が割り当てられたボタンを押すときに最も不便となる。
以下、上述したAAA部の問題点を解決するための方法を説明する。
ディスプレイ部及び各ボタン部を有する機器において、各ボタン部のうち使用頻度の高いボタンをディスプレイ部の近くに配置する方法である。
A.計算機の例
従来の問題点を解決するために、ディスプレイ部と使用頻度の高い数字ボタン−四則演算記号ボタン部との距離を短くする。すなわち、問題解決方法の一例としてディスプレイ部を上側に配置し、数字ボタン−四則演算記号ボタン部を中間に配置し、その他のボタン部を下側に配置する。
B.電話機類の例
従来の問題点を解決するために、ディスプレイ部と使用頻度の高い文字ボタン部との距離を短くし、従って文字ボタン部を機器の下側に配置する従来の方法は採らない。すなわち、問題解決策の一例としてディスプレイ部を上側に配置し、文字ボタン部を中間に配置し、機能ボタン部を下側に配置する。
以下、上記のBBB部に対して具体的に説明する。
コンピューターのキーボードを使用する場合、組み合わせ誘導ボタンで作業を行うときには2つ以上のキーを押すべきである。両手で1つずつキーを押すと問題がないが、片手でマウスを持つ場合のように片手を使用できない場合、または片手のみを使用したいときには、組み合わせ誘導ボタンがキーボードの下側に位置するから不便である。その理由は、組み合わせ誘導ボタンの位置が人体工学的に割り当てられてないからである。
キーボードのキーを押すために指をキーボードの上で広げると、親指以外の指は自分の胸から遠く位置するようになる。図12を参照すると、親指以外の指先は1行側に近くなり、親指は6行側に近くなる。
そのため、6行にあるスペースキーを親指で押すのは便利である。すなわち、親指の指先が6行側にあるので、6行にあるスペースキーを押すことが便利である。
しかしながら、従来のキーボードにおいては、組み合わせ誘導ボタンが5行(シフトキー)や6行(コントロールキーまたはオルトキー)にあるので、組み合わせ誘導ボタン作業を片手で行う場合、以下のように2つの問題点が発生する。
第一に、キーボードの左側に位置した組み合わせ誘導ボタンで組み合わせ誘導ボタン作業を行うときの問題点として、左手の親指で組み合わせ誘導ボタンを押した状態で左手の親指以外の指で他のキーを押すためには、手首などを無理な角度で右側に回すべきであり、右手の親指で組み合わせ誘導ボタンを押した状態で右手の親指以外の指で他のキーを押すと、右手の親指で組み合わせ誘導ボタンを押す瞬間にキーボードの左側部分が右手の甲によって隠れてしまい、左手の親指以外の指で組み合わせ誘導ボタンを押した状態で左手の親指で他のキーを押すことは事実上に不可能である。そのため、左手の親指以外の指のうち子指で組み合わせ誘導ボタンを押した状態または非常に不便な姿勢で左手の人差し指で他のキーを押すことができ、右手の親指以外の指で組み合わせ誘導ボタンを押した状態で右手の親指で他のキーを押すことは事実上に不可能である。
第二に、キーボードの右側に位置した組み合わせ誘導ボタンで組み合わせ誘導ボタン作業を行うときの問題点は、上述した第一の問題点で言及した内容における右と左という単語を互いに変えると分かる。
以下、上述したBBB部の問題点を解決するための方法を説明する。
組み合わせ誘導ボタンをキーボードの1行または2行など、すなわち、キーボードの上側に配置し、組み合わせ誘導ボタンを親指以外(親指以外のうち特に子指)の指で押し、他のキーを親指で押す方法で、片手でも組み合わせ誘導ボタン作業を容易に行う方法である。
また、図12に示すように、従来のコンピューターのキーボードのうち、特にデスクトップ用に多く用いられるキーボードのボタン配列を、下記の説明のために‘A’(文字ボタン部)、‘B’(方向ボタン部)、‘C’(補助数字ボタン部)と称して分けてみると、‘A’部分の四角枠線内の中心側にある各文字ボタンが‘A’部分のみにあるので、文字を入力した後、キーボードの右側に置いて使用するマウスまでの右手の移動距離が長い。これは、ほとんどの人が右利きであるためである。
すなわち、従来のキーボードの配列は、マウスが存在しないときに考案された配列であり、今のようにマウスを使用する環境では左利き用であると見なすべきである。
なぜなら、従来のキーボードの配列によると、右利きの場合、右手の作業負荷が左手の作業負荷に比べて遥かに大きい。左手は少数の組み合わせ誘導ボタン、機能ボタン及び左手が担当する文字ボタンのみを担当すればよいが、右手は、左手がする同じ種類の作業の他に、図12の‘B’部分や‘C’部分にあるボタンとマウスまで担当している。
そのため、各文字ボタンの位置が従来には‘A’部分であったが、本出願では‘B’部分や‘C’部分を含む他の位置に分散し、右手と左手の作業負荷を同等にすることを提案する。実際に製品を生産するときには、文字ボタンのみを移すより、図13のように‘A’部分の四角枠内の全てのボタンと‘B’部分や‘C’部分の各ボタンとの相互の全面的な位置変えが美観的及び機能的な改善となることを提案する。すなわち、従来には、図12に示すように‘ABC’順序の配列であったが、本発明の方法を用いることで、‘BAC’、‘CAB’、‘BCA’または‘CBA’の順序にすることが可能となる。‘BAC’または‘CAB’より‘BCA’または‘CBA’の順序がさらに好ましい。その結果、‘B’部分や‘C’部分のボタン作業とマウス作業があるとき、左手では‘B’部分や‘C’部分のボタン作業を行い、右手でマウス作業を行うと非常に便利である。従来のキーボードでは、このような負荷の分配が容易でない。
以下、上記のCCC部に対して具体的に説明する。
コンピューター、電話機、携帯電話、PDAなどのキーボードのキーのうち、トグルキーの使用方式では従来のモード変更信号は同じである(短打に依存している)。そのため、自身がモード変更信号を与えたときにも、自身が所望のモードに変わったかどうかを確信できない場合が非常に多い。したがって、キーボードにNUM LOCKキー、CAPS LOCKキー、SCROLL LOCKキーに対応するNUM LOCKランプ、CAPS LOCKランプ、SCROLL LOCKランプという各ランプの点灯または消灯の可否によって現在如何なるモードであるかを確認する場合が多い。そして、韓英キーに対しては、モニター上に、現在の文字モードがハングルであると‘韓’などの文字モード表示を確認し、英文モードであると‘A’などの文字モード表示を確認する場合が多い。このようなモード確認装置があるにもかかわらず、相変らず自分の望むモードと実際のモードとが異なり、誤作業を行う場合が多いので、所望のモードにモードを変えてから再び作業を行うべき場合が多い。なぜなら、現在のモード判断が正確でないにもかかわらず、自身は現在のモードを正確に判断したと錯覚し、モード確認装置による確認を行わず誤ったモードで作業を進めたり、特に短打で誤ったモードに変えて作業を進めることで、誤作業を行う場合が非常に多い。そのため、確認装置があるにもかかわらず、モード変更作業を100%確実に行うことができない。作業ウィンドウを常に最大にするために、ウィンドウズ背景画面のタスクバーメニューで作業表示バーを自動的に隠すモードに設定し、活性のプログラムウインドウを最大化した状態ではタスクバーが消えてしまうので、タスクバーに表示される文字モードも当然に見えなくなり、タスクバーを自動的に隠すモードで作業ウィンドウを最大化した状態でインターネットサイトを開いて作業するときには、常に文字モードを知ることができなく、メモ帳などの一部のプログラムではプログラム自体で文字モードを表示しないので、文字モードを確認することができない。そのため、現在の文字モードが確実に判断できないにもかかわらず、マウスポインターをモニター画面の下側に移動させ、タスクバーにある文字モードを確認することが煩わしく、現在の文字モードが自分が望む文字モードである可能性を高く判断し、文字モードを確認せずに文字を入力したが、不幸にも自分が望む文字モードでなかった理由で誤作業になる場合も多い。また、インターネットサイトで会員登録をするときにIDやパスワードを入力すると、文字モードがハングルモードになっており、エラーメッセージが表れるので、英文モードに変えた後、再び入力する煩わしさがある。また、英文小文字で入力すべきであるが、現在の文字モードが英文の大文字モードになっており、エラーメッセージが表れるので、英文小文字モードに変えた後、 再び入力するという煩わしいこともある。英文大文字モードでも入力可能なサイトに会員加入するとき、自分は英文小文字でIDやパスワードを入力しようとしたが、そのときの文字モードが英文大文字モードであったため、英文大文字に誤って入力してしまい、後に英文小文字でログインしようとしたとき、ログインできない場合もある。ワードプロセッサーなどの文書作業、インターネットでの検索語入力などのようにキーボードで作業を行う全ての場合には、上述した誤作業が頻繁に発生しており、コンピューター作業の時間が膨大に必要になるので、ストレスが加重される。
以下、上述したCCC部の問題点を解決するための方法を説明する。
上述した従来のエラーは、同じ信号(主に短打)によってモード変更信号が与えられることから発生する。これを解決するための方法として、モード別に異なるモード変更信号を与える方法を提案する。それで、自分の意志通りに確実にモード変更を行えるようになる。そのため、現在のモードに対する判断ができないと考えられると、まず、自分が望むモードの信号を与えてから作業を進めればよい。したがって、ランプなどのモード確認装置は、事実上に必要ないし、互いに異なるモード変更信号と特定のモードとのマッチングを確実に認識できない状態や、モード変更信号を与えた後に現在のモードを確認するときのみ必要である。
以下、他の信号を与える方法に関して説明する。
第一に、従来の1つのトグルキーの代わりに、モード別に異なるキーを割り当てる方法がある。
この方法は、例えば、韓英トグルキーの代わりに、ハングルモードキーと英文モードキーを別途に置いて割り当てるように、文字モード転換トグルキーの代わりに文字種類ごとに別途に文字モードキーを置いて割り当てたり、CAPS LOCKトグルキーの代わりに、英文大文字モードキーと英文小文字モードキーを別途に置いて割り当てたり、NUM LOCKトグルキーの代わりに、数字モードキーと方向モードキーを別途に置いて割り当てたり、SCROLL LOCKトグルキーの代わりに、スクロール機能設定モードキーとスクロール機能解除モードキーを別途に置いて割り当てたり、INSERTトグルキーの代わりに、挿入モードキーと修正モードキーを別途に置いて割り当てる方法である。
第二に、従来のトグルキーをそのまま置いた状態でモード別に短打、ダブルクリック、トリプルクリック、長打などの互いに異なる押し方を割り当てた方法がある。
この方法は、例えば、韓英トグルキーで、短打はハングルモード、ダブルクリックは英文モードに割り当てる場合のように、文字モード転換トグルキーで文字の種類ごとに別途に押し方を割り当てたり、CAPS LOCKトグルキーで短打は英文小文字モード、ダブルクリックは英文大文字モードに割り当てたり、NUM LOCKトグルキーで短打は数字モード、ダブルクリックは方向モードに割り当てたり、SCROLL LOCKトグルキーで短打はスクロール機能設定モード、ダブルクリックはスクロール機能解除モードに割り当てたり、INSERTトグルキーで短打は挿入モード、ダブルクリックは修正モードに割り当てる方法である。
第三に、従来のトグルキーをそのまま置いた状態でモード別にトグルキーと他のキーとの組み合わせを割り当てた方法がある。以下、例としてA、Bの2つの方法を説明する。
A.シフトキー、コントロールキー、オルトキーなどの組み合わせ誘導ボタンを先に押した状態でトグルキーを同時に押す方法。
例えば、韓英トグルキーの単独短打はハングルモード、シフトキーと韓英トグルキーの同時押しは英文モードに割り当てる場合のように、文字転換トグルキーで文字の種類ごとに文字モード転換トグルキー単独短打または組み合わせ誘導ボタンと文字転換トグルキーとの同時押し方を割り当てたり、CAPS LOCKトグルキーの単独短打は英文小文字モード、シフトキーと韓英トグルキーとの同時押しは英文大文字モードに割り当てたり、NUM LOCKトグルキーの単独短打は数字モード、シフトキーとNUM LOCKトグルキーとの同時押しは方向モードに割り当てたり、SCROLL LOCKトグルキーの単独短打はスクロール機能設定モード、シフトキーとSCROLL LOCKトグルキーとの同時押しはスクロール機能解除モードに割り当てたり、INSERTトグルキーの単独短打は挿入モード、シフトキーとINSERTトグルキーとの同時押しは修正モードに割り当てる方法。
B.トグルキーと任意の全てのキー(または特定のキー)とを同時に押す方法。
トグルキー単独で押す方法と、トグルキーと他の任意の全てのキー(または特定のキー)とを同時に押す方法。
この場合、トグルキーによる信号は、トグルキーがオンになるときに確定される方式でなく、オフになるまでの他のキーとの組み合わせ状況によって決定される。
例えば、韓英トグルキーの単独短打はハングルモード、韓英トグルキーと他の任意の全てのキー(または特定のキー)との同時押しは英文モードに割り当てる場合のように、文字モード転換トグルキーで文字の種類ごとに文字モード転換トグルキーの単独短打または文字モード転換トグルキーと他の任意の全てのキー(または特定のキー)とを同時に押す方法を割り当てたり、CAPS LOCKトグルキーの単独短打は英文小文字モード、CAPS LOCKトグルキーと他の任意の全てのキー(または特定のキー)との同時押しは英文大文字モードに割り当てたり、NUM LOCKトグルキーの単独短打は数字モード、NUM LOCKトグルキーと他の任意の全てのキー(または特定のキー)との同時押しは方向モードに割り当てたり、SCROLL LOCKトグルキーの単独短打はスクロール機能設定モード、SCROLL LOCKトグルキーと他の任意の全てのキー(または特定のキー)との同時押しはスクロール機能解除モードに割り当てたり、INSERTトグルキーの単独短打は挿入モード、INSERTトグルキーと他の任意の全てのキー(または特定のキー)との同時押しは修正モードに割り当てる方法。
第四に、音声認識装置を通してモード別に異なる音声命令を割り当てる方法がある。
第五に、動きをセンシングして動作を認識する動作認識装置を通して、モード別に異なる身体動作を割り当てる方法がある。
例えば、舌を出す動作には自国語モードを割り当て、下唇を噛む動作には英文モードを割り当てる。
第六に、表示ランプを置いて、点灯または消灯で各トグルキーのモードを表示する方法がある。
以下、上記のDDD部に対して具体的に説明する。
作業種類よりボタン数が少ないときの機器のボタン使用効率増大方法に関するものとして、片手でも操作が可能になるように、既存の方式である各ボタンを押し方(短押し、長押し、ダブルクリック、トリプルクリック等の押す回数など)をそのまま維持しながら本発明の方法によっても作業を行うことで、既存の製品にボタンなどのハードウェア的な部品を追加することなく、ほとんどプログラムのみを追加し、既存のボタン使用方法をそのまま使用しながら別途の方法を提供する。その結果、既存の作業を容易に行うこともでき、新しい作業を行えるようにすることで、ボタンの多機能化を増大し、作業時間を減少させ、利便性を向上させることができる。
本発明の方法によって、組み合わせ誘導ボタンでない機能ボタンまたは文字ボタンであるとしても、本来の機能以外に組み合わせ誘導ボタンとしての機能を行うことができる。すなわち、何れのボタンであっても組み合わせ誘導ボタン化することができるので、組み合わせ誘導ボタン、機能ボタン及び文字ボタンの区分がなくなる。
以下、その具体的な例を挙げて説明する。
ここで、コンピューターも例で説明した理由は、本発明が現在のコンピューターにも適用可能な、すなわち、現在のコンピューターにもない独創的な方法であるが、現在のコンピューターにもその効果が大きいとは言いきれない。
まず、コンピューターを見ると、従来には、ボタンが比較的に多いコンピューターのキーボードであっても、別途のシフト(Shift)、コントロール(Ctrl)、オルト(Alt)のような組み合わせ誘導ボタンが最初にオンになるときのみ他のボタンとの組み合わせが行われ、次のような作業を行う。
第一に、いずれかの作業を短縮キーで指定し、その作業を容易にする(例えば、コンピューター画面をそのまま複写するためには、オルトボタンとプリントスクリーンボタンとの組み合わせで、印刷命令はコントロールボタンと‘P’が割り当てられたボタンとの組み合わせで短縮キーを形成する)。
以下では、予め特定の作業が指定された各ボタンの組み合わせとして、範囲がより大きい表現を使用している。
第二に、組み合わせ誘導ボタンがオンになった状態で、その次にオンになるボタンとの組み合わせによって特定の作業が行われる(例えば、ハングル入力で
を表すときには、シフトボタンと
が割り当てられたボタンを押すべきである)。
上記のような従来の問題点は、組み合わせ誘導のみを専ら行うボタンとの組み合わせによらない限り、機能ボタンまたは文字ボタンを押すと常に何らかの機能が行われたり、文字のみが表示される。すなわち、いずれかの機能ボタンまたは文字ボタンがオンになった後、オフになる前まで、他のボタンがオンになっても、その組み合わせで本来の機能または文字入力以外の新しい作業は行われない。
以下、本発明を適用する。
まず、‘a’過程として、‘S’が割り当てられたボタンに本来の機能以外にシフトボタンと同じ機能を追加し、‘C’が割り当てられたボタンに本来の機能以外にコントロールボタンと同じ機能を追加し、‘A’が割り当てられたボタンに本来の機能以外にオルトボタンと同じ機能を追加することを予め指定したと仮定した状態で説明する。
以下の説明では、‘a’過程条件のみで説明したが、上記の条件の、文字‘S’が割り当てられたボタンの代わりに図12の‘A’部分の全てのボタンを代入し、文字‘C’が割り当てられたボタンの代わりに図12の‘B’部分の全てのボタンを代入し、文字‘A’が割り当てられたボタンの代わりに図12の‘C’部分の全てのボタンを代入することで、結果的には、従来の組み合わせ誘導のみを専ら行うコントロール、シフト、オルトボタンが要らなくなり、各組み合わせ誘導専用ボタンと同じ機能をするボタン数が多くなるので、キーボードを見ない状態で組み合わせ誘導専用ボタンを押すべきである作業を行うとき、誤作業の確率をほぼゼロにすることができる。
上記の‘S’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになる前まで、他の文字ボタンがオンにならず、他の作業が指定された組み合わせをなすボタンでない別のボタンがオンになると、現在の文字モードに対応する、‘S’が割り当てられたボタンの文字を表示し、他の文字ボタンがオンになると、シフトと同じ機能を行うようにすることもできる。例えば、ハングルモードで‘S’が割り当てられたボタン(ハングルとしては
が割り当てられている)をオンにし、オフにした後、‘P’が割り当てられたボタン(ハングルの下文字として
、シフトに対応する文字として
が割り当てられている)をオンにすると、
が書かれる。また、‘S’が割り当てられたボタン(ハングルとしては
が割り当てられている)をオンにした後、オフにする前に、‘P’が割り当てられたボタン(ハングルの下文字としては
、シフトに対応する文字としては
が割り当てられている)をオンにすると、完全な文字でない
のみが表示される。組み合わせ誘導ボタンを組み合わせ対象ボタンの動作後に動作させる方式を適用すると、‘P’が割り当てられたボタン(ハングルの下文字としては
、シフトに対応する文字としては
が割り当てられている)をオンにした後、オフになる前まで、‘S’が割り当てられたボタン(ハングルとしては
が割り当てられている)をオンにすると、
が表示される。また、‘P’が割り当てられたボタンがオフになり、‘S’が割り当てられたボタンをオンにすると、
(下文字)と
が表示される。
そして、‘b’過程で上述した‘a’の仮定を拡大して適用すると、キーボードにボタンを追加することなく、現在の文字ボタンに新しい概念の組み合わせ誘導ボタン機能を追加することもできる。
例えば、‘S’、‘C’または‘A’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになる前まで、シフトボタン、コントロールボタンまたはオルトボタンと組み合わせられたとき、文字表示以外の予め指定された作業を行うように予め指定されたボタンがオンになると、予め指定された作業を行うようになる(組み合わせ誘導ボタンを組み合わせ対象ボタンの動作後に動作させる方式を適用すると、シフトボタン、コントロールボタンまたはオルトボタンと組み合わせられたとき、文字表示以外の予め指定された機能を行うように予め指定されたボタンがオンになった後、オフになるまで、‘S’、‘C’または‘A’が割り当てられたボタンをオンにすると、予め指定された作業を行うこともできる)。
‘S’、‘C’または‘A’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになる前まで、シフトボタン、コントロールボタンまたはオルトボタンと組み合わせられたとき、予め指定された作業を行うように予め指定されたボタンがオンにならず、他の作業が指定された組み合わせをなすボタンでない別のボタンがオンになると、現在の文字モードに適した‘S’、‘C’または‘A’が割り当てられたボタンの文字を入力しながら、次にオンになったボタンは、そのボタンがオフになる前までの他のボタンとの組み合わせ状況によって作業を定めることもできる。
また、‘c’過程で、本来のEsc機能以外に、Escボタンがオンになった後、オフになる前まで、ホームボタンがオンになると、直前の作業を取り消す作業をEscボタンに予め指定したとき、Escボタンがオンになった後、オフになる前まで、ホームボタンがオンになると、直前の作業を取り消す作業が行われる。また、Escボタンがオンになった後、オフになる前まで、ホームボタンがオンにならず、他の作業が指定された組み合わせをなすボタンでない別のボタンがオンになると、本来の作業であるEsc作業を行うようになる。次にオンになったボタンは、そのボタンがオフになる前までの他のボタンとの組み合わせ状況によってそのボタンによる作業を定めることもできる。
このようにして、本来から、オンになるときに作業を行わないコントロールボタン、シフトボタンまたはオルトボタンを除いた、オンになるときに作業を行う機能ボタンまたは文字ボタンもオンになった後、オフになるまで、次にオンになる他のボタンとの組み合わせ状況で他の作業を行えるようにすることもできる。
以下、‘携帯電話、PDA、電話機などの通信端末機’の場合に対して説明する(場合によっては、通信端末機の範囲を逸脱して本発明の方法を用いることもできる)。
通常、携帯電話には、約13個の機器前面または側面にある機能ボタンと、前面のみにある3列4行の12個のボタン(10個の0〜9数字、文字及び記号が割り当てられた文字ボタン、‘*’が割り当てられた1つのボタン、‘#’が割り当てられた1つのボタン)などの総25個のボタンがある。
従来の方式において、機能ボタンは同じ位置のボタンであるとしても、現在のモードが何かによってその機能が異なることもある(例えば、右側方向ボタンは、初期画面では電話帳メニューに直ぐ移動するが、メニュー画面または手紙を書いている途中などではカーソルを移す機能をする)。
現在のモードと関連した作業がないと、ボタンを押しても全く動作しない(例えば、インターネット連結ボタンは、初期状態ではインターネットに連結される作業を行い、MP3モードでは歌を選択する機能があるが、手紙入力モードでは押しても全く反応がない)。
現在のモードと関係なしに同じ機能を行うこともある(例えば、終了ボタンは、現在のモードと関係なしに初期画面に変わるか、初期画面に変わるというメッセージを表示して受諾すると、初期画面に変わるようにする)。
そして、コンピューターの場合と同様に、文字ボタンは、オンにすると直ぐに文字のみが表示され、いずれかの文字ボタンがオンになり、オフになる前まで、他のボタンがオンになっても、文字表示以外の作業は行われない。
そして、1つのボタンに多数の文字が割り当てられている場合を説明する。
通常、最初の文字は、該当のボタンを短く押すと表示されるが、2番目や3番目の文字は、その文字が表示されるときまでダブルクリック、トリプルクリックなどのように複数回押したり(複数回を押す方法では、複数回を押すだけで文字が決定されるのではなく、他の文字ボタンを押したり、既に表示されたその文字を選択するという意思を伝達するボタン(例えば、方向ボタン)を押したり、約2秒待つと、自らその文字が選択されながらカーソルが移動する)、長く押す方法を適用して表示する。
また、本発明の方法と類似した形態で提示された方法としては、‘*’が割り当てられたボタンをオン・オフにした後、または、オンになった状態で各文字が割り当てられたボタンをオンにすると、そのボタンに割り当てられた2番目の文字が表示され、‘#’が割り当てられたボタンをオン・オフにした後、または、オンになった状態で各文字が割り当てられたボタンをオンにすると、そのボタンに割り当てられた3番目の文字が表示されるようにする方法も提案されているが、この方法は、いくつかの問題点がある。
まず、‘*’または‘#’に文字が割り当てられていない場合のみに、‘*’または‘#’を、他のボタンに割り当てられた特定順番の文字を書く組み合わせ誘導ボタン化することができる(その理由の一例を説明すると、‘*’ボタンに文字が割り当てられた状態で他のボタンに割り当てられた2番目の文字が書かれるようにする組み合わせ誘導ボタンとして作用するとき、‘*’ボタンに割り当てられた2番目の文字が書かれるようにする組み合わせ誘導ボタンがないのである)。
また、‘*’が割り当てられたボタンを押した状態で‘7’が割り当てられたボタンを押すときと、‘#’が割り当てられたボタンを押した状態で‘9’が割り当てられたボタンを押すときには、‘*’が割り当てられたボタンと‘7’が割り当てられたボタン、そして、‘#’が割り当てられたボタンと‘9’が割り当てられたボタン、各ペーアーの2つのボタンが縦方向に連続しているので、両側の親指どうしの接触及び干渉が生じ、文字入力が非常に不便である。
特に、‘*’が割り当てられたボタンを左手の親指で押した状態で‘7’が割り当てられたボタンを右手の親指で押すときと、‘#’が割り当てられたボタンを右手の親指で押した状態で‘9’が割り当てられたボタンを左手の親指で押すときには、両側の親指どうしの接触及び干渉がさらに深化される。
また、親指の移動範囲は、本発明による方法の場合が遥かに少ない。
指の移動範囲に関して話す理由は、従来の場合、文字を入力する途中で、文字ボタン部を多少逸脱した矢印ボタンや取り消しボタンなどの機能ボタンを押すときにも、相当な不便さを感じる、次に説明される本発明の方法によると、文字ボタン部内のみで比較しても、従来の方法に比べて指の移動範囲を相当に減少できるためである。
本発明の方法を用いると、矢印ボタンや取り消しボタンなどの文字入力際に頻繁に使用される機能ボタンの機能を文字ボタン部に追加的に割り当て、特殊文字も追加的に割り当てることで、文字モードの変更なしに2打以内で文字ボタン部でも機能ボタンの機能ができたり、特殊文字を入力できるためである。
なぜなら、本発明の場合、組み合わせ誘導ボタンとして1列と3列にあるボタンのみを指定した場合、文字入力時に、左手の親指は1、2列のみ(または1列のみ)、右手の親指は3列のみ(または2、3列のみ)を担当してもよいが、*または#を組み合わせ誘導ボタンとして指定すると、文字入力時に、左手の親指、右手の親指が全て1、2、3列を担当しなければならない。
そして、本発明の場合、組み合わせ誘導ボタンとして1〜3行に属しているボタンのみを指定し、4行に文字ボタンが0ボタンだけあると、親指は、ほぼ1行から3行のみに動くようになるが、*または#を組み合わせ誘導ボタンとして指定すると、文字ボタンを押すとき、左手の親指、右手の親指の全てが常に1、2、3、4行を動くようになる。
そして、以下で説明するが、‘*’または‘#’では、2つの順番の文字を書けるようにする組み合わせボタンのみが指定可能であるので、完全には1番目と2番目の文字、不完全には2番目と3番目の文字を書けるようにする組み合わせ誘導ボタンとして指定可能で、完全には20文字、不完全には30文字まで2打以内で文字を入力できるが、本発明の方法では、文字が割り当てられた0〜9ボタンも組み合わせ誘導ボタンとして指定可能であるので、より多い文字を2打以内で入力することができる。3打以上または長く押すことになると、2打の場合に比べて不便である。
上記の‘不完全’という用語は、下記のようなマルチタップ方式またはマルチタップ方式と組み合わせボタンを併用するとき、最初の文字を書けるようにする組み合わせ誘導ボタンを指定していないとき、不便を解消できないことを意味する。以下、英文とハングルを入力するときの例をみる。
1.英文:連続したアルファベットが同一の文字ボタンに割り当てられている場合、確定するという意味で約2秒待ったり、右側の矢印を押してカーソルを移す。これは、最初の文字にも適用可能である。そうしない場合、‘aa’を書こうとしても‘b’のみが書かれるようになる。
2.ハングル:前文字に終声があるとき、前文字の終声と後文字の初声が同一のボタンに割り当てられている場合、前文字の終声を確定するという意味で約2秒待ったり、右側矢印を押してカーソルを移す。そうしない場合、
という文字を書こうとしても
に書かれるようになる。
実際に、このようなハングルの現象も、1番の連続したアルファベットの場合に含まれているといえる。
そして、書こうとする文字が割り当てられたボタンの隣の上側、下側、左側及び右側のボタンを組み合わせ誘導ボタン化する‘隣接キー入力方式’も開発されている。これには利点もあるが、書こうとする文字が割り当てられたボタンと直ぐ近くの‘*’、‘#’を含む組み合わせ誘導ボタン化された他の文字ボタンとを組み合わせるとき、上下に連続している場合が、‘*’、‘#’のみを組み合わせ誘導ボタンとして指定するときよりさらに頻繁に、両側の指の干渉が発生する場合が多い。
また、隣接するボタンを両手の親指で押すことによって、キーボードが多く隠れてしまう問題が発生し、文字ボタンを押すとき、両手の親指の全てが1、2、3列を担当しなければならない。
そして、隣接キー入力方式は、入力しようとする文字が割り当てられたボタンで所望の文字が何番目に割り当てられているかによって、いずれの組み合わせ誘導ボタンを選べるかが決定されるので、使用者が所望の文字を入力するために、如何なるボタンを組み合わせ誘導ボタンとして用いるかが混同されやすい。
例えば、1つのボタンに3つの文字が割り当てられる場合、所望の文字が割り当てられたボタンは、短打で2番目(=中間)に割り当てられる文字を入力し、所望の文字が割り当てられているボタンの左側のボタンは、所望の文字が割り当てられているボタンに割り当てられた最初の文字を入力する組み合わせ誘導ボタンになり、所望の文字が割り当てられているボタンの右側のボタンは、所望の文字が割り当てられているボタンに割り当てられた3番目の文字を入力する組み合わせ誘導ボタンになるように指定したとき、ボタン4に‘G、H、I’が割り当てられていると、‘H’を入力しようとする場合、ボタン4を短打で入力すればよく、‘I’を入力しようとする場合、右側のボタン5を組み合わせ誘導ボタンとしてボタン4との組み合わせで入力するが、‘G’を入力しようとする場合、左側のボタンを組み合わせ誘導ボタンとしてボタン4との組み合わせで入力しようとしても、左側にはボタンがないので、上側のボタン1を組み合わせ誘導ボタン化する方法しかないため、一貫性が低下してしまう(そのため、左側ボタンまたは上側ボタンを、最初の文字を入力する組み合わせ誘導ボタンとする一般的な規定が生じる)。
すなわち、1列にあるボタン1、4、7には、上記のような問題が生じる。
また、3列にあるボタン3、6、9は、右側のボタンがないので、下側のボタンを3番目の文字が書かれる組み合わせ誘導ボタンとして使用する方法しかなく、一貫性が低下してしまう(そのため、右側ボタンまたは下側ボタンを、3番目の文字を入力する組み合わせ誘導ボタンとする一般的な規定が生じる)。
すなわち、1列のボタンに割り当てられた最初の文字を入力するときと、3列のボタンに割り当てられた3番目の文字を入力するときには、組み合わせ誘導ボタンとしていずれのボタンを用いるかが熟達者でないと混同されやすい。
さらに、ボタン1のような場合には、左側ボタンもなく、上側ボタンもないことから、左側文字(=1番目の文字)を書ける方法がないので、ボタン1には2つの文字だけが割り当て可能である。
そのため、いずれかのボタンが組み合わせ誘導ボタンとして作用するとき、文字が割り当てられたボタンで何番目にある文字を入力するかによって、所望の文字が割り当てられたボタンと組み合わせ誘導ボタンとの空間的位置関係を考慮して組み合わせ誘導ボタンを選定しなければならなく、同一のボタンが組み合わせ誘導ボタンとして作用するときの組み合わせ誘導機能が変わるようになり、一貫性がなくなる問題点も発生する。
例えば、ボタン2は、ボタン1の右側にあるので、ボタン1に割り当てられた3番目の文字が書かれるようにする組み合わせ誘導ボタンとしての機能を行うが、ボタン3の左側にもあるので、ボタン3に割り当てられた最初の文字が書かれるようにする組み合わせ誘導ボタンとしての機能もある、たから、所望の文字が割り当てられたボタンの何番目の文字であるかをよく確認し、組み合わせ誘導ボタンを定めるべきである。
そして、スライド型の携帯電話では、左手の親指でボタン4を押している状態で右手の親指でボタン1を押すとき、液晶のある上側スライドに右手の親指が塞がれてボタン1を押すことが難しく、右手の親指でボタン6を押している状態で左手の親指でボタン3を押すとき、液晶のある上側スライドに左手の親指が塞がれてボタン3を押すことが難しい。
しかしながら、本発明の場合、組み合わせ誘導ボタンが所望の文字が割り当てられたボタンとの空間的な位置関係によって選ばれるのではなく、従来のボタン*及びボタン#を1番目(または2番目)と3番目の文字が書かれる組み合わせ誘導ボタンとして確定する場合のように、ボタン1、3は2番目(または1番目)の文字が書かれる組み合わせ誘導ボタンとして指定し、ボタン4、6は3番目(または2番目)の文字が書かれる組み合わせ誘導ボタンとして指定し、ボタン7、9は4番目(または3番目)の文字が書かれる組み合わせ誘導ボタンとして指定し、ボタン*、#は5番目(または4番目)の文字が書かれる組み合わせ誘導ボタンとして指定し、ボタン2、8は6番目(または5番目)の文字が書かれる組み合わせ誘導ボタンとして指定し、ボタン5、0は7番目(または6番目)の文字が書かれる組み合わせ誘導ボタンとして指定できるので、各ボタンに割り当てられた文字数(特殊文字を含む)を大幅に増加できるとともに、全ての文字を2打以内に入力することができ、組み合わせ誘導ボタンの機能も一貫性を持たす。
もちろん、上記で、ボタン*、#に文字が割り当てられておらず、指の移動範囲が広くなり、指の干渉が生じることを考慮すると、ボタン*及びボタン#を互いに異なる機能を行う組み合わせ誘導ボタンに設定できるので、ボタン#は、8番目(または7番目)の文字が書かれる組み合わせ誘導ボタンとして指定することもできる。
また、ボタン*、ボタン#は、組み合わせ誘導ボタンとしての機能が文字ボタンに先行または後行するので、ボタン*は、文字ボタンに後行して9番目(または8番目)の文字が書かれる組み合わせ誘導ボタンとして指定し、ボタン#は、文字ボタンに後行して10番目(または9番目)の文字が書かれる組み合わせ誘導ボタンとして指定することができる。
上述した例をより一般的な状況で特許請求の範囲に記載された内容をサポートして記述すると、下記の通りである。
いずれかのボタンが、そのボタンと別のボタンとが組み合わされる場合に、特殊な作用(例えば、別のボタンに付与された第2の文字をタイピング可能とする作用)をもたらす組み合わせ誘導ボタンに指定されも、それでもやはりその特殊な作用と同じ作用を引き起こすその他のボタンが上述の別のボタンと組み合わされる場合にも、同じ作用が行われることができる。すなわち、同じ作用をもたらす2つ以上の組み合わせ誘導ボタンを製造者または非製造者が指定でき、その方法は1通り以上指定できる。
ここで、いずれかのボタンが組み合わせ誘導ボタンとして作用するときもたらす作業の種類が、他のボタンとの空間的位置関係によって変わらず、空間的な位置とは関係なしに常に同一に指定する方法である。
以下、具体的な例で説明する。
文字ボタンに0〜9、*、#及びその他の文字(0〜9、*、#を代表文字とする)が割り当てられた通常の電話機類のボタンと類似したボタンにおいて、各文字ボタンがオンになった後、オフになるまで、他の文字ボタンがオンになると、先にオンになった文字ボタンが、後でオンになった文字ボタンに割り当てられた1番目の文字を書けるようにする組み合わせ誘導ボタンとして作用したり、後でオンになった文字ボタンが、先にオンになった文字ボタンに割り当てられた1番目の文字を書けるようにする組み合わせ誘導ボタンとして作用する、任意の2つのボタン(第1ボタン及び第2ボタン)を指定する。
また、先にオンになった文字ボタンが、後でオンになった文字ボタンに割り当てられた2番目の文字を書けるようにする組み合わせ誘導ボタンとして作用したり、後でオンになった文字ボタンが、先にオンになった文字ボタンに割り当てられた2番目の文字を書けるようにする組み合わせ誘導ボタンとして作用する、第1ボタン及び第2ボタンを除いた任意の2つのボタン(第3ボタン及び第4ボタン)を指定する。
また、先にオンになった文字ボタンが、後でオンになった文字ボタンに割り当てられた3番目の文字を書けるようにする組み合わせ誘導ボタンとして作用したり、後でオンになった文字ボタンが、先にオンになった文字ボタンに割り当てられた3番目の文字を書けるようにする組み合わせ誘導ボタンとして作用する、第1ボタン乃至第4ボタンを除いた任意の2つのボタン(第5ボタン及び第6ボタン)を指定する。
また、先にオンになった文字ボタンが、後でオンになった文字ボタンに割り当てられた4番目の文字を書けるようにする組み合わせ誘導ボタンとして作用したり、後でオンになった文字ボタンが、先にオンになった文字ボタンに割り当てられた4番目の文字を書けるようにする組み合わせ誘導ボタンとして作用する、第1ボタン乃至第6ボタンを除いた任意の2つのボタン(第7ボタン及び第8ボタン)を指定する。
また、先にオンになった文字ボタンが、後でオンになった文字ボタンに割り当てられた5番目の文字を書けるようにする組み合わせ誘導ボタンとして作用したり、後でオンになった文字ボタンが、先にオンになった文字ボタンに割り当てられた5番目の文字を書けるようにする組み合わせ誘導ボタンとして作用する、第1ボタン乃至第8ボタンを除いた任意の2つのボタン(第9ボタン及び第10ボタン)を指定する。
また、先にオンになった文字ボタンが、後でオンになった文字ボタンに割り当てられた6番目の文字を書けるようにする組み合わせ誘導ボタンとして作用したり、後でオンになった文字ボタンが、先にオンになった文字ボタンに割り当てられた6番目の文字を書けるようにする組み合わせ誘導ボタンとして作用する、第1ボタン乃至第10ボタンを除いた任意の2つのボタン(第11ボタン及び第12ボタン)を製造者または非製造者が任意に指定する方法を含む、同じ作用をもたらす2つ以上の組み合わせ誘導ボタンを指定できる全ての方法を用いることができる。
以下、上記の方法の具体的な実施例であるいくつかの表を示す。
図2と図3は、第1ボタン乃至第4ボタンになり得る多くの組み合わせのうちいくつかの組み合わせ表で、図4と図5は、第1ボタン乃至第6ボタンになり得る多くの組み合わせのうちいくつかの組み合わせ表で、図6と図7は、第1ボタン乃至第8ボタンになり得る多くの組み合わせのうちいくつかの組み合わせ表で、それ以上のボタン組み合わせは、本発明の内容が理解できれば、表で開示しなくても当業者であれば分かる。
図2乃至図7の表では、0〜9、*、#及びその他の文字のうち0〜9、*、#を代表文字とし、代表文字は、図1のような一般的な4行3列キーボードでの位置を意味するもので、文字自体を意味するものでないことが分かる。そのため、4行3列が90度回転したような3行4列キーボードで、ボタンの割り当て位置は、表の‘利用行列’欄の‘行’という単語を‘列’という単語に変えて、‘列’という単語を‘行’という単語に変えて用いればよい。もちろん、この場合にも、代表文字は、3行4列の位置を意味するもので、文字自体を意味するものではない。
このように、本発明の方法を用いると、オンにしたボタンの任意の順番の文字が書かれるようにする組み合わせ誘導ボタンを2つ以上ずつ文字ボタンにも設定できるので、指どうしの接触・干渉が生じないようにし、指の移動範囲も狭くし、全てのボタンに同じ個数の文字を割り当てながら、*ボタンと#ボタンを文字を書く組み合わせ誘導ボタンとして指定していないときには、他の機能(従来のモード別に行っていた別途の機能を含む)を行うボタンとして使用できるという利点がある。後述する例で詳細に説明する。
一方、既存の携帯電話の場合、ボタンがオンになると、直ぐに何らかの作業を行う。ここで、本発明の方法を用いると、ボタンがオンになった後、オフになるまで、予め特定の作業が指定された組み合わせのボタンがオンになると、予め指定された特定の作業を行い、それ以外はボタンの本来の作業を行うこともできる。
a.具体的な例をみると、既存には、メニューボタンをオンにすると同時にメニュー画面が開けるが、本発明の方法を用いて、メニューボタンがオンになった後、オフになるまで、右側方向のボタンがオンになると、保留メッセージの画面が表示されるようにし、限定された空間に限定された数のボタンという環境だから、1つの機能ボタンのみでは、直ぐに使用頻度が少ない保留メッセージを表示できないが、各ボタンの組み合わせによって保留メッセージの画面に変わるようにし、メニューボタンがオンになった後、オフになるまで、右側方向ボタンもオンにならず、他の作業が指定された組み合わせをなすボタンでもない、他のボタンがオンになると、メニュー画面を表示する。その次に、オンになったボタンは、そのボタンがオフになるまで、オンになった他のボタンとの組み合わせ状況によってそのボタンによる作業が決定できる。
このように、文字が割り当てられたボタンを組み合わせ誘導ボタン化することもできる。
b.‘1’が割り当てられたボタンと‘3’が割り当てられたボタンを、そのボタンに割り当てられた文字が書かれる本来の機能とは別に、‘1’が割り当てられたボタンまたは‘3’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになるまで、別の文字ボタンがオンになると、別の文字ボタンの2番目の文字が書かれるように組み合わせ誘導ボタンとして予め指定したとき、‘1’が割り当てられたボタンまたは‘3’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになるまで、別の文字ボタンがオンになると、別の文字ボタンの2番目の文字が書かれるようにし、‘1’が割り当てられたボタンまたは‘3’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになるまで、別の文字ボタンもオンにならず、別の作業が指定された組み合わせをなすボタンでもない、他のボタンがオンになると、本来の作業である現在の文字モードに対した‘1’が割り当てられたボタンまたは‘3’が割り当てられたボタンの最初の文字が書かれながら、次にオンになったボタンは、そのボタンがオフになるまで、オンになった他のボタンとの組み合わせ状況によってそのボタンによる作業が決まる。
c.‘1’が割り当てられたボタンを、そのボタンに割り当てられた文字が書かれる本来の機能とは別に、‘1’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになるまで、メニューボタンがオンになると、保留メッセージの画面が表示されるように予め指定したとき、‘1’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになるまで、メニューボタンがオンになると、保留メッセージの画面が表示されるようになり、‘1’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになるまで、メニューボタンもオンにならず、別の作業が指定された組み合わせをなすボタンでもない、他のボタンがオンになると、本来の作業である現在の文字モードに対した‘1’が割り当てられたボタンの最初の文字が書かれながら、次にオンになったボタンは、そのボタンがオフになるまで、オンになった別のボタンとの組み合わせ状況によってそのボタンによる作業が決まる。
d.また、‘4’が割り当てられたボタンと‘6’が割り当てられたボタンを、そのボタンに割り当てられた文字が書かれる本来の機能とは別に、‘4’が割り当てられたボタンまたは‘6’が割り当てられたボタンがオンになった後、別の文字ボタンがオンになると、別の文字ボタンの3番目の文字が書かれるようにもたらす組み合わせ誘導ボタンに予め指定したとき、‘4’が割り当てられたボタンまたは‘6’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになるまで、他の文字ボタンがオンになると、他の文字ボタンの3番目の文字が書かれるようにし、‘4’が割り当てられたボタンまたは‘6’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになるまで、別の文字ボタンもオンにならず、別の作業が指定された組み合わせをなすボタンでもない、他のボタンがオンになると、本来の作業である現在の文字モードに対する‘4’が割り当てられたボタンまたは‘6’が割り当てられたボタンの最初の文字が書かれながら、次にオンになったボタンは、そのボタンがオフになるまで、オンになった他のボタンとの組み合わせ状況によってそのボタンによる作業が決まる。
e.‘7’が割り当てられたボタンと‘9’が割り当てられたボタンを、そのボタンに割り当てられた文字が書かれる本来の機能とは別に、‘7’が割り当てられたボタンまたは‘9’が割り当てられたボタンがオンになった後、別の文字ボタンがオンになると、別の文字ボタンを長く押したときの作業(そのボタンに割り当てられた数字が書かれると仮定する)をもたらす組み合わせ誘導ボタンとして予め指定したとき、‘7’が割り当てられたボタンまたは‘9’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになるまで、別の文字ボタンがオンになると、別の文字ボタンに割り当てられた数字が書かれるようにし、‘7’が割り当てられたボタンまたは‘9’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになるまで、別の文字ボタンもオンにならず、別の作業が指定された組み合わせをなすボタンでもない、他のボタンがオンになると、現在の文字モードに対する‘7’が割り当てられたボタンまたは‘9’が割り当てられたボタンの最初の文字が書かれながら、次にオンになったボタンは、そのボタンがオフになるまで、オンになった他のボタンとの組み合わせ状況によってそのボタンによる作業が決まる。
f.文字入力モードで各文字ボタンが文字を書く機能とは別に、各文字ボタンがオンになった後、オフになるまで、方向ボタンがオンになると、その文字ボタンに割り当てられた数字の回数分、方向ボタンを押した作業を行うように予め指定したとき、各文字ボタンがオンになった後、オフになるまで、方向ボタンがオンになると、その文字ボタンに割り当てられた数字の回数分、方向ボタンを押した作業を行えばよく、各文字ボタンがオンになった後、オフになるまで方向ボタンもオンにならず、別の作業が指定された組み合わせをなすボタンでもない、他のボタンがオンになると、その文字ボタンの本来の作業である現在の文字モードに対する文字ボタンの最初の文字が書かれながら、次にオンになったボタンは、そのボタンがオフになるまで、オンになった他のボタンとの組み合わせ状況によってそのボタンによる作業が決まる。
g.文字入力モードで‘7’が割り当てられたボタンを、そのボタンに割り当てられた文字が書かれる機能とは別に、‘7’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになるまで、通話ボタンがオンになると、現在のカーソルに書かれる特定の特殊文字グループ画面が表示されるように予め指定したとき、‘7’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになるまで、通話ボタンがオンになると、特定の特殊文字グループの画面が表示されるようになり、‘7’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになるまで、通話ボタンもオンにならず、別の作業が指定された組み合わせをなすボタンでもない、他のボタンがオンになると、その文字ボタンの本来の作業である現在の文字モードに対する‘7’が割り当てられたボタンの最初の文字が書かれながら、次にオンになったボタンは、そのボタンがオフになるまで、オンになった他のボタンとの組み合わせ状況によってそのボタンによる作業が決まる。
h.文字入力モードで‘7’が割り当てられたボタンを、そのボタンに割り当てられた文字が書かれる本来の機能とは別に、‘7’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになるまで、通話ボタンがオンになると、現在のカーソルに書かれる特定の特殊文字が書かれるように予め指定したとき、‘7’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになるまで、通話ボタンがオンになると、特定の特殊文字が書かれ、‘7’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになるまで、通話ボタンもオンにならず、別の作業が指定された組み合わせをなすボタンでもない、他のボタンがオンになると、その文字ボタンの本来の作業である現在の文字モードに対する‘7’が割り当てられたボタンの最初の文字が書かれながら、次にオンになったボタンは、そのボタンがオフになるまで、オンになった他のボタンとの組み合わせ状況によってそのボタンによる作業が決まる。
i.また、予め指定した作業を名前または番号としても保存できるようにし、文字入力モードで‘7’が割り当てられたボタンを、そのボタンに割り当てられた文字が書かれる本来の機能とは別に、‘7’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになるまで、確認ボタンがオンになると、予め指定した作業名または作業番号の入力を指示するメッセージが出て、その作業名または作業番号を入力すると、予め指定した作業を行うように予め指定したとき、‘7’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになるまで、確認ボタンがオンになると、予め指定した作業名または作業番号の入力を指示するメッセージが出て、その作業名または作業番号を入力すると、予め指定した作業を行い、‘7’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになるまで、確認ボタンもオンにならず、他の作業が指定された組み合わせをなすボタンでもない、他のボタンがオンになると、その文字ボタンの本来の作業である現在の文字モードに対する‘7’が割り当てられたボタンの最初の文字が書かれながら、次にオンになったボタンは、そのボタンがオフになるまで、オンになった他のボタンとの組み合わせ状況によってそのボタンによる作業が決まる。
以下、携帯電話において、既存方式と本発明を用いた方法の例を比べながら説明する。
携帯電話で‘I LOVE YOU FOR EVER 赤いハート記号’という文字メッセージを送る場合、図1のような既存の携帯電話方式(製造社:サムスン電子)では、文字送り画面に入って英文大文字モードに変換した後、下記のように行う。
1.ボタン4:Gをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
2.ボタン4:Hをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
3.ボタン4:Iをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
4.右側方向ボタンまたは2秒待つ:Iを選択するようになる。
5.右側方向ボタン:スペースを置く。
6.ボタン5:Jをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
7.ボタン5:Kをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
8.ボタン5:Lをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させながら、次のボタンがオンになるときに確定される)。
9.ボタン6:Mをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
10.ボタン6:Nをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
11.ボタン6:Oをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させながら、次のボタンがオンになるときに確定される)。
12.ボタン8:Tをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
13.ボタン8:Uをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
14.ボタン8:Vをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させながら、次のボタンがオンになるときに確定される)。
15.ボタン3:Dをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
16.ボタン3:Eをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
17.右側方向ボタンまたは2秒待つ:Eを選択するようになる。
18.右側方向ボタン:スペースを置く。
19.ボタン9:Wをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
20.ボタン9:Xをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
21.ボタン9:Yをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させながら、次のボタンがオンになるときに確定される)。
22.ボタン6:Mをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
23.ボタン6:Nをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
24.ボタン6:Oをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させながら、次のボタンがオンになるときに確定される)。
25.ボタン8:Tをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
26.ボタン8:Uをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
27.右側方向ボタンまたは2秒待つ:Uを選択するようになる。
28.右側方向ボタン:スペースを置く。
29.ボタン3:Dをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
30.ボタン3:Eをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
31.ボタン3:Fをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させながら、次のボタンがオンになるときに確定される)。
32.ボタン6:Mをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
33.ボタン6:Nをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
34.ボタン6:Oをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させながら、次のボタンがオンになるときに確定される)。
35.ボタン7:Pをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
36.ボタン7:Rをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
37.右側方向ボタンまたは2秒待つ:Rを選択するようになる。
38.右側方向ボタン:スペースを置く。
39.ボタン3:Dをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
40.ボタン3:Eをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させながら、次のボタンがオンになるときに確定される)。
41.ボタン8:Tをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
42.ボタン8:Uをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
43.ボタン8:Vをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させながら、次のボタンがオンになるときに確定される)。
44.ボタン3:Dをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
45.ボタン3:Eをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させながら、次のボタンがオンになるときに確定される)。
46.ボタン7:Pをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
47.ボタン7:Rをディスプレイ(確定されていない状態でカーソルのみを点滅させる)。
48.右側方向ボタンまたは2秒待つ:Rを選択するようになる。
49.右側方向ボタン:スペースを置く。
50.ボタン*:英文大文字から特殊文字にモード変更。
51.下側方向ボタンの12回押し:赤いハート記号が属したグループに移動。
63.(=51+12)ボタン5:赤いハート記号選択(赤いハート記号が属したグループが表示される画面でボタン5を押すと、赤いハート記号が選択されるシステムである)。
その反面、本発明の方法を用いた場合の一例を説明する際に、以下は、先行条件を説明する。
A.
−‘1’が割り当てられたボタンと‘3’が割り当てられたボタンを、そのボタンに割り当てられた文字が書かれる本来の機能とは別に、‘1’が割り当てられたボタンまたは‘3’が割り当てられたボタンがオンになった後、別の文字ボタンがオンになると、別の文字ボタンの2番目の文字が書かれるようにもたらす組み合わせ誘導ボタンとして予め指定し、‘1’が割り当てられたボタンまたは‘3’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになるまで、別の文字ボタンがオンになると、他の文字ボタンの2番目の文字が書かれるようにし、‘1’が割り当てられたボタンまたは‘3’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになるまで、別の文字ボタンもオンにならず、別の作業が指定された組み合わせをなすボタンでもない、他のボタンがオンになると、本来の作業である現在の文字モードに対する‘1’が割り当てられたボタンまたは‘3’が割り当てられたボタンの最初の文字が書かれながら、次にオンになったボタンは、そのボタンがオフになるまで、オンになった他のボタンとの組み合わせ状況によってそのボタンによる作業が決まる。
−‘4’が割り当てられたボタンと‘6’が割り当てられたボタンを、そのボタンに割り当てられた文字が書かれる本来の機能とは別に、‘4’が割り当てられたボタンまたは‘6’が割り当てられたボタンがオンになった後、別の文字ボタンがオンになると、別の文字ボタンの3番目の文字が書かれるようにもたらす組み合わせ誘導ボタンとして予め指定し、‘4’が割り当てられたボタンまたは‘6’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになるまで、別の文字ボタンがオンになると、別の文字ボタンの3番目の文字が書かれるようにし、‘4’が割り当てられたボタンまたは‘6’が割り当てられたボタンがオンになった後、オフになるまで、別の文字ボタンもオンにならず、別の作業が指定された組み合わせをなすボタンでもない、他のボタンがオンになると、本来の作業である現在の文字モードに対する‘4’が割り当てられたボタンまたは‘6’が割り当てられたボタンの最初の文字が書かれながら、次にオンになったボタンは、そのボタンがオフになるまで、オンになった他のボタンとの組み合わせ状況によってそのボタンによる作業が決まる。
B.文字メッセージ送りモードで‘1’が割り当てられたボタンを、そのボタンに割り当てられた文字が書かれる本来の機能とは別に、‘1’が割り当てられたボタンがオンなり、オフになるまで、メニューボタンがオンになると、現在のカーソルに赤いハート記号を表示することをもたらす組み合わせ誘導ボタンとして予め指定し、‘1’が割り当てられたボタンがオンなり、オフになるまで、メニューボタンがオンになると、現在のカーソルに赤いハート記号を表示し、‘1’が割り当てられたボタンがオンなり、オフになるまで、メニューボタンもオンにならず、別の作業が指定された組み合わせをなすボタンでもない、他のボタンがオンになると、現在のモードに対する最初の文字が書かれながら、次にオンになったボタンは、そのボタンがオフになるまで、オンになった他のボタンとの組み合わせ状況によってそのボタンによる作業が決まる。
C.文字メッセージ送りモードで‘1’が割り当てられたボタンを、そのボタンに割り当てられた文字が書かれる本来の機能とは別に、‘1’が割り当てられたボタンがオンなり、オフになるまで、取り消しボタンがオンになると、現在のカーソルに赤いハート記号が属した特殊文字グループを表示する作業をもたらす組み合わせ誘導ボタンとして予め指定し、‘1’が割り当てられたボタンがオンになり、オフになるまで、取り消しボタンがオンになると、現在のカーソルに赤いハート記号が属した特殊文字グループを表示し、‘1’が割り当てられたボタンがオンになり、オフになるまで、取り消しボタンもオンにならず、別の作業が指定された組み合わせをなすボタンでもない、他のボタンがオンになると、現在のモードに対する最初の文字が書かれながら、次にオンになったボタンは、そのボタンがオフになるまで、オンになった他のボタンとの組み合わせ状況によってそのボタンによる作業が決まる。
D.いずれのモードの場合においても、数字が割り当てられたボタンがオンになり、オフになるに、方向ボタンがオンになると、その方向ボタンを数字が割り当てられたボタンに割り当てられた数字の回数分、方向ボタンを押した作業を行い、数字が割り当てられたボタンがオンになり、オフになる前に、方向ボタンもオンにならず、別の作業が指定された組み合わせをなすボタンでない他のボタンがオンになると、現在のモードに対する最初の文字を入力しながら、次にオンになったボタンは、そのボタンがオフになるまで、オンになった他のボタンとの組み合わせ状況によってそのボタンによる作業が決まる。
以下、本発明による方法として上述した先行条件を考慮しながら‘I LOVE YOU FOR EVER 赤いハート記号’を記載する過程を説明するし、まず、英文大文字モードの場合を説明する。
1.ボタン6:順序2でオンにするボタン4の3番目の文字が‘I’であるので、ボタン6を、次にオンになる文字ボタンに割り当てられた3番目の文字を選択する組み合わせ誘導ボタン化するために、順序2のボタン4がオンになるまでオン状態に維持する(ボタン4も、ボタン6の場合のように、次にオンになる文字ボタンの3番目の文字を選択する組み合わせ誘導ボタンとしての機能も行うが、ボタン4をオン状態に維持しながら順序2でボタン4を再びオンにすることができないので、ボタン6のみをオン状態に維持する)。
2.ボタン4:Iが選択される(ボタン6は、そのままオン状態になっているので)。
3.右側方向ボタン:スペースを置く。
4.ボタン4:順序5でオンにするボタン5の3番目の文字が‘L’で、順序6でオンにするボタン6の3番目の文字が‘O’で、順序7でオンにするボタン8の3番目の文字が‘V’であるので、ボタン4を、次にオンになるボタンに割り当てられた3番目の文字が選択されるようにする組み合わせ誘導ボタン化し、順序5のボタン5、順序6のボタン6、順序7のボタン8がオンになるまでボタン4をオン状態に維持する。
ボタン4のように、次にオンになるボタンに割り当てられた3番目の文字が選択されるようにする組み合わせ誘導ボタン化できるボタン6を組み合わせ誘導ボタンとして使用する場合、ボタン6をオン状態に維持しながら順序6でボタン6を再びオンにすることができないので、ボタン6を組み合わせ誘導ボタンとして使用すると、より増加する手順で‘OV’を書けるようになるので、この方法は勧めない。
5.ボタン5:Lが選択される(ボタン4はそのままオン状態になっているので)。
6.ボタン6:Oが選択される(ボタン4はそのままオン状態になっているので)。
7.ボタン8:Vが選択される(ボタン4はそのままオン状態になっているので)。
8.ボタン1:順序9でオンにするボタン3の2番目の文字が‘E’であるので、ボタン1を、次にオンになる文字ボタンに割り当てられた2番目の文字を選択する組み合わせ誘導ボタン化するために、順序9のボタン3がオンになるまでオン状態に維持する(ボタン3も、ボタン1の場合のように、次にオンになる文字ボタンの2番目の文字を選択する組み合わせ誘導ボタンとしての機能も行うが、ボタン3をオン状態に維持しながら順序9でボタン3を再びオンにすることができないので、ボタン1のみをオン状態に維持する)。
9.ボタン3:Eが選択される(ボタン1はそのままオン状態になっているので)。
10.右側方向ボタン:スペースを置く。
11.ボタン4:順序12でオンにするボタン9の3番目の文字が‘Y’で、順序13でオンにするボタン6の3番目の文字が‘O’であるので、ボタン4を、次にオンになるボタンに割り当てられた3番目の文字が選択されるようにする組み合わせ誘導ボタン化し、順序12のボタン9、順序13のボタン6がオンになるまでボタン4をオン状態に維持する。
ボタン4のように、次にオンになるボタンに割り当てられた3番目の文字が選択されるようにする組み合わせ誘導ボタン化できるボタン6を組み合わせ誘導ボタンとして使用する場合、ボタン6をオン状態に維持しながら順序13でボタン6をオンにすることができないので、ボタン6を組み合わせ誘導ボタンとして使用すると、より増加する手順で‘O’を書けるようになるので、この方法は勧めない。
12.ボタン9:Yが選択される(ボタン4はそのままオン状態になっているので)。
13.ボタン6:Oが選択される(ボタン4はそのままオン状態になっているので)。
14.ボタン1またはボタン3:順序15でオンにするボタン8の2番目の文字が‘U’であるので、ボタン1またはボタン3を、次にオンになるボタンに割り当てられた2番目の文字が選択されるようにする組み合わせ誘導ボタン化するために、順序15のボタン8がオンになるまでオン状態に維持する。ボタン1とボタン3の機能は同じであるので、ボタン1またはボタン3をオンにする。
15.ボタン8:Uが選択される。
16.右側方向ボタン:スペースを置く。
17.ボタン4:順序18でオンにするボタン3の3番目の文字が‘F’で、順序19でオンにするボタン6の3番目の文字が‘O’であるので、ボタン4を、次にオンになるボタンに割り当てられた3番目の文字が選択されるようにする組み合わせ誘導ボタン化し、順序18のボタン3、順序19のボタン6がオンになるまでボタン4をオン状態に維持する。
ボタン4のように、次にオンになるボタンに割り当てられた3番目の文字が選択されるようにする組み合わせ誘導ボタン化できるボタン6を組み合わせ誘導ボタンとして使用する場合、ボタン6をオン状態に維持しながら順序19でボタン6を再びオンにすることができないので、ボタン6を組み合わせ誘導ボタンとして使用すると、より増加する手順で‘O’を書けるようになるので、この方法は勧めない。
18.ボタン3:Fが選択される(ボタン4はそのままオン状態になっているので)。
19.ボタン6:Oが選択される(ボタン4はそのままオン状態になっているので)。
20.ボタン3:順序21でオンにするボタン7の2番目の文字が‘R’であるので、ボタン3を、次にオンになるボタンに割り当てられた2番目の文字が選択されるようにする組み合わせ誘導ボタン化するために、順序21のボタン7がオンになるまでボタン3をオン状態に維持する。
ボタン3のように、次にオンになるボタンに割り当てられた2番目の文字が選択されるようにする組み合わせ誘導ボタン化できるボタン1を組み合わせ誘導ボタンとして使用する場合、ボタン1をオン状態に維持しながら順序21でボタン7をオンにするとき、ボタン1を押しているとボタン7がよく見えないという問題点が発生する。
21.ボタン7:Rが選択される(ボタン3はそのままオン状態になっているので)。
22.右側方向ボタン:スペースを置く。
23.ボタン1:順序24でオンにするボタン3の2番目の文字が‘E’であるので、ボタン1を、次にオンになる文字ボタンに割り当てられた2番目の文字を選択する組み合わせ誘導ボタン化するために、順序24のボタン3がオンになるまでボタン1をオン状態に維持する(ボタン3も、ボタン1の場合のように、次にオンになる文字ボタンの2番目の文字を選択する組み合わせ誘導ボタンとしての機能も行うが、順序24でボタン3をオン状態に維持しながらボタン3を再びオンにすることができないので、ボタン1のみをオン状態に維持する)。
24.ボタン3:Eが選択される(ボタン1はそのままオン状態になっているので)。
25.ボタン4またはボタン6:順序26でオンにするボタン8の3番目の文字が‘V’であるので、ボタン4またはボタン6を、次にオンになるボタンに割り当てられた3番目の文字が選択されるようにする組み合わせ誘導ボタン化するために、順序26のボタン8がオンになるまでオン状態に維持する。ボタン4とボタン6の機能は同じであるので、ボタン4またはボタン6をオンにする。
26.ボタン8:Vが選択される(ボタン4またはボタン6はそのままオン状態になっているので)。
27.ボタン1:順序28でオンにするボタン3の2番目の文字が‘E’であるので、ボタン1を、次にオンになる文字ボタンに割り当てられた2番目の文字を選択する組み合わせ誘導ボタン化するために、順序28のボタン3がオンになるまでオン状態に維持する(ボタン3も、ボタン1の場合のように、次にオンになる文字ボタンの2番目の文字を選択する組み合わせ誘導ボタンとしての機能も行うが、順序28でボタン3をオン状態に維持しながらボタン3を再びオンにすることができないので、ボタン1のみをオン状態に維持する)。
28.ボタン3:Eが選択される(ボタン1はそのままオン状態になっているので)。
29.ボタン3:順序30でオンにするボタン7の2番目の文字が‘R’であるので、ボタン3を、次にオンになるボタンに割り当てられた2番目の文字が選択されるようにする組み合わせ誘導ボタン化するために、順序30のボタン7がオンになるまでボタン3をオン状態に維持する。
ボタン3のように、次にオンになるボタンに割り当てられた2番目の文字が選択されるようにする組み合わせ誘導ボタン化できるボタン1を組み合わせ誘導ボタンとして使用する場合、ボタン1をオン状態に維持しながら順序21でボタン7をオンにするとき、ボタン1を押しているとボタン7がよく見えないという問題点が発生する。
30.ボタン7:Rが選択される(ボタン1またはボタン3はそのままオン状態になっているので)。
31.右側方向ボタン:スペースを置く。
32.ボタン1:ボタン1を、ボタン1が割り当てられたボタンがオンになり、オフになるまで、メニューボタンがオンになると、現在のカーソルに赤いハート記号を表示することをもたらす組み合わせ誘導ボタン化するために、順序33のメニューボタンがオンになるまでオン状態に維持する。先行条件‘B’を用いた方法である。
33.メニューボタン:赤いハート記号が表示される(ボタン1はそのままオン状態になっているので)。
上記の順序33の作業は、次の2つの方法によって行うこともできる。
まず、先行条件‘C’を用いた方法を説明すると、下記の通りである。
a.ボタン1がオンになった状態で取り消しボタンをオンにする:赤いハート記号が属した特殊文字グループを表示する。
b.ボタン5:赤いハート記号選択(赤いハートが5番目に表示されているので)。
また、先行条件‘D’を用いた方法を説明すると、下記の通りである。
a.ボタン*:英文大文字モードから特殊文字にモード変更。
b.ボタン9をオンにした状態で下側方向ボタンをオンにする:下側方向ボタンを9回押した効果がある。
c.ボタン3をオンにした状態で下側方向ボタンをオンにする:下側方向ボタンを3回押した効果がある(結局、下側方向ボタンを12回押したことになるので、赤いハート記号が属した特殊文字グループを表示する)。
d.ボタン5:赤いハート記号選択(赤いハートが5番目に表示されているので)。
例の結果をまとめると、‘I LOVE YOU FOR EVER’という文字のみを書くとき、既存の方式ではボタンを48回押したが、本発明の方法を用いた場合はボタンを30回だけ押せばよいし、右手と左手のバランスも良くなる。また、組み合わせ誘導ボタンとの組み合わせは、両手を用いて2回押すので、操作にかかる時間がダブルクリックのように片手で2回押す時間より、短打のように短押し時間により近いので(理論的には、片手で100回を押す時間や、両手でそれぞれ100回ずつ、総200回を押す時間は同じである。そのため、両手で組み合わせて押す方法は、2打というより、短打または1泊子と表現してもよい)、単純に30/48の時間でなく、より短い時間に文字入力作業を行うことができる。
以上は英語のアルファベットに対する入力例であったが、日本語入力に適用すると、さらに高い効果を得ることができる。英語のアルファベットに適用するときには、下記のいくつかの単語で開示した効果を含むいくつかの利点があるが、特に3打以上のみで入力可能な文字を2打で入力できるのが最も大きいな効果である。
日本文字は、50文字として、1つのボタンに5文字ずつ割り当てられるが、4または5打でのみ入力可能であった文字も、本発明の方法を用いると2打で入力できるので、作業時間が英文のアルファベットの場合である30/48(62.5%)程度の減少ではなく、約20〜30%になると予想される。
46個の文字からなるヒンディー語においても日本語と類似した効果があり、76個の文字からなるタイ語においては日本語より遥かに大きな効果がある。
すなわち、要素文字の個数が多い文字体系であるほど、大きな効果を得ることを意味する。
そして、同一のボタンに割り当てられたアルファベットの連続を含む各単語を入力するときには、先に書かれたアルファベットを確定する行為として、右側矢印を押してカーソルを移したり、約2秒間待ってたりしなくても良いので、その効果がより高くなる。
例えば、‘DEFACE’という単語における‘DEF’及び‘AC’、‘TUVALU’という単語における‘TU’、‘SPRING’という単語における‘SPR’、‘CABBAGE’という単語における‘CABBA’、‘BACCY’という単語における‘BACC’、‘BABOON’という単語における‘BAB’及び‘OON’、‘AFTERNOON’という単語における‘NOON’は、同一のボタンに割り当てられたアルファベットの連続であるにもかかわらず、従来のマルチタップ方式の場合のように確定する行為が不必要になる(その理由は既に説明した)。
このように、文字の入力速度を向上できるので、最近開発されたコンピューターのキーボードのように多くのボタンを有する携帯電話の文字の入力速度とほぼ同等の速度になると予想される。
そして、タッチスクリーン方式では、キーボードが画面に表れるとき、ほとんどの画面を隠すタイプもあるが、本発明による方法は、ボタンに文字が割り当てられるので、そのような現象は当然発生しない。
赤いハート記号を書く場合も、既存の方式ではボタンを14回押したが、本発明の方法では最小の場合、ボタンを2回だけ押せばよい。すなわち、特殊文字を書く場合、組み合わせの指定方法によって、文字を書くときに比べ時間短縮の比率を大きくすることができる。
‘*’、‘#’または他の機能ボタンより、文字ボタンを組み合わせ誘導ボタン化すると、指の移動範囲を狭くすることができ、また、文字を書くときに頻繁に使用する右側方向ボタン機能及び取り消しボタン(発音単位または音素単位取り消し)機能なども文字ボタンに割り当てておくと、指の移動範囲を狭くすることができる。
以下、マルチタップ方式と比べたときの本発明の利点を整理する。
第一に、全ての文字(略100文字以内)を2打以内で入力することができる。
第二に、同一のボタンに割り当てられた文字を連続的に入力するとき、先に書かれた文字を確定するための右側矢印を押してカーソルを移したり、約2秒待つ行為をなくすことができ、それにより指の移動範囲も減少する。
第三に、別のボタンに割り当てられた、同一の順番(2番目以後でも)に割り当てられた文字を書くときには、1打で入力可能な場合もある(例えば、‘I LOVE FOR EVER’の本発明の適用例の5、6、7番過程)。
第四に、上述した‘携帯電話、PDA及び電話機などの通信端末機’の書き出しで説明した利点などがある。
ここで、より詳しく説明すると、例えば、文字ボタン間の組み合わせのみで特定の作業が行われる、組み合わせを予め指定しておくと、モードを変更せずに英文大文字及び英文小文字を表現することもでき、ハングルでの子音ボタンまたは母音ボタンの音素割り当ての変化、または、他の外国語ボタンでもボタンに割り当てられた文字を使用者が便利に書ける音素割り当ての変化を容易に行うことができる。
また、既存の方式である長押し、ダブルクリック、トリプルクリックなどの押し方まで含ませて組み合わせをなすと、非常に多数の作業をメニュー画面を通さずに行うことができる。
そして、‘T9など’の文字入力モードに本発明の方法を用いて、一部または全部のスペリングを確定して入力すると、機器がディスプレイする各候補単語の数字が少なくなり、使用者が単語をスピーディに入力することができる。
以下で説明する本発明の方法は、日本語のひらがなまたはカタカナを含む表音文字の音素ではなく、日本の固有文字からなる検索語で、固有文字または漢字からなるデータを検索するときには、以下で使用されるスペリングまたはアルファベットという単語を固有文字に変えて適用すればよい。
これは日本文字のみではなく、表音文字の中で音素ではない、他の固有文字または特殊文字などの文字を使用するときにも同じように考えてよい。
実際には、以前の説明でも同じように適用できるのが容易に想到でき別途に説明してないが、想到できない場合もあるので、以下で説明する。
例えば、‘T9など’の方式の場合、使用者が‘HOOD’を入力しようとするとき、従来には‘4663’ボタンを押すと、‘4’には‘GHI’が割り当てられており、‘6’には‘MNO’が割り当てられており、‘3’には‘DEF’が割り当てられているので、それらの組み合わせを辞典データベースから機器が検索し、使用頻度が高い順に‘GONE’、‘HOME’、‘HOOD’、‘HOOF’、‘HONE’、‘GOOF’を機器がディスプレイすると、使用者が‘HOOD’にカーソルを移して選択すべきであるが、本発明の方法を用いて‘HOOD’の‘D’を確定して入力すると、機器は‘HOOD’という1つの単語のみをディスプレイするので、使用者は、カーソルを移す必要なしに選択すればよい。従来の‘T9など’の方式を使用すると、経験上に何番目のスペリングを確定すると便利であることを会得できるためである。例えば、使用頻度の少ないアルファベットを確定するほど、各候補の数がより減少する。
本発明の方法でスペリングを確定する方法の一例として、ボタン1またはボタン3を次にオンになるボタンに割り当てられた最初の文字を書くようにする組み合わせ誘導ボタンとして指定し、ボタン4またはボタン6を、次にオンになるボタンに割り当てられた2番目の文字を書くようにする組み合わせ誘導ボタンとして指定し、ボタン7またはボタン9を、次にオンになるボタンに割り当てられた3番目の文字を書くようにする組み合わせ誘導ボタンとして指定し、スペリングを‘D’に確定したくないときには、ボタン3を単独で押せばよく、スペリングを‘D’に確定したいときには、ボタン1を押した状態でボタン3を押せばよい。
そして、一部のスペリングを確定して候補単語の数をより減少させることができるので、単語を完成するのに必要なスペリングの数だけの候補文字(スペリングが確定されていない状態、すなわち、押したボタンに割り当てられたいくつかの文字)、確定文字(スペリングが確定された状態)または未知文字(全くスペリングを予測できない状態、コンピューターでは、主に‘*’または‘?’を使用して単語を検索する)を入力せずに単語の一部分のみを入力しても、機器がディスプレイする候補単語がそれほど多くならず、使用者も一部分のみを入力すればよいので便利になる。
そして、以下で説明する英文、中国語などの文字入力改善方法に‘*’、‘#’、‘,’、‘%’などの特殊文字が多く用いられるので、文字ボタンに文字以外の特殊文字を割り当てておき、文字モードの変更なしに特殊文字も直ぐに入力できるようにすると好ましい。
そして、文字メッセージ作成に頻繁に使用される他の特殊文字を割り当てておくと、さらに好ましい。
通常、‘T9など’の方式では、文字が入力されると現在まで入力された文字数に当る、最も頻度数の多い単語を連続的にディスプレイしているので、単語の一部のスペリング(候補文字、確定文字または未知文字)のみを入力し、所望の単語が含まれた各候補単語がディスプレイされるようにする際に、使用者は一部のスペリングのみを入力したことを表す信号を機器に別途与えるべきである。
一部のスペリングのみを入力したことを表す信号を与える理由は、何らの信号もない場合、使用者が望む単語のスペリング数と同じ数のスペリングを入力したと機器が自動的に判断するような論理を使用しているためであり、何らの信号もない場合、使用者が望む単語のスペリング数より少ない数のスペリングが入力されると機器が自動的に判断して、入力されたスペリングを含む全ての単語または句(=単語の連続)を候補単語または候補句としてディスプレイするが、スペリング数が同じであるという信号を与えると各候補の数を減少させることができる。また、スペリング数が不足しているか、それとも同じ数であるかに対する全ての信号を与えることもできる。このようにスペリング数が少ないか、スペリング数が同じであるかを知らせる信号を与える方式を、製造者または使用者が任意に決定できることは、以下でも同じに適用できる。
以上で説明した‘T9など’の方式では、通常の場合、文字が入力されると現在まで入力された文字の数に当る、最も頻度数の多い単語を連続的にディスプレイしている、例えば、使用者が‘ HOOD’という単語を書くためにボタン4を押すと、ボタン4に割り当てられた‘G、H、I’のうち最初の文字であり、最も頻度数の多い‘G’が初めにディスプレイされ、引き続いてボタン6を押すと、先に押したボタン4(G、H、I)とボタン6(M、N、O)との組み合わせで最も頻度の多い‘IO’が初めにディスプレイされ、引き続いてボタン6を押すと、ボタン4(G、H、I)、ボタン6(M、N、O)及びボタン6(M、N、O)の組み合わせで最も頻度の多い‘HON’が初めにディスプレイされ、引き続いてボタン3を押すと、ボタン4(G、H、I)、ボタン6(M、N、O)、ボタン6(M、N、O)及びボタン3(D、E、F)の組み合わせで最も頻度の多い‘GONE’が初めにディスプレイされるが、使用頻度順によって、その後にディスプレイされる‘HOME’、‘HOOF’の次にある‘HOOD’にカーソルを移して選択する(頻度またはディスプレイされる文字は任意に書いた)。
単語の完成に必要なスペリング数の分だけの候補文字(スペリングが確定されていない状態、すなわち、押したボタンに割り当てられたいくつかの文字)、確定文字(スペリングが確定された状態)または未知文字(全くスペリングを予測できない状態、コンピューターでは、主に‘*’または‘?’を使用して単語を検索する)を入力せずに、単語の一部のみを入力しても機器がディスプレイされることの一例は、次の通りである。
使用者が‘HOMEPORT’という単語を入力したいとき、既存の‘T9など’の方式では、ボタン4(G、H、I)、ボタン6(M、N、O)、ボタン6(M、N、O)、ボタン3(D、E、F)、ボタン7(P、R、S)、ボタン6(M、N、O)、ボタン7(P、R、S)、ボタン8(T、U、V)の全てを入力したときに、‘HOMEPORT’が候補単語として含まれている候補単語グループがディスプレイされるが、本発明を用いると、使用者は、組み合わせ誘導ボタン+ボタン4(‘H’に確定)、ボタン6(M、N、O)、組み合わせ誘導ボタン+ボタン6(‘M’に確定)、ボタン3(D、E、F)、組み合わせ誘導ボタン+ボタン7(‘P’に確定)で入力し、単語の一部のスペリングのみが入力されたことを表す信号を与えると、ボタン3までによって、4桁は‘HOME’にほぼ確定され(もちろん、‘HOME’という単語のそれぞれの文字を全て確定するとより確実である)、次に入力される‘P’によって、機器が使用者に候補単語として‘HOMEPLATE’と‘HOMEPORT’をディスプレイし、使用者は所望の‘HOMEPORT’を選択することができる。もちろん、‘P’まで入力する途中に未知文字の信号を与えることもできる(例えば、ボタン3に、‘*’または他の記号で他の未知文字であることを表示することもできる)。
‘P’を確定せずに、使用者が単語の一部のスペリングのみが入力されたことを表す信号を与えると、‘HOME’が確定された状態のみでボタン7が‘P’であるか、‘R’であるか、‘S’であるかを分からないので、‘P’、‘R’、‘S’が含まれた多数の単語が候補単語になる、すなわち、HOMEPLATE、HOMEPORT、HOMER、HOMERANGE、HOMERIC、HOMERULE、HOMERUN、HOMESCHOOLING、HOMESCREEN、HOMESECRETARY、HOMESELLING、HOMESICK、HOMESIGAL、HOMESITE、HOMESPUN、HOMESTAND、HOMESTAY、HOMESTEAD、HOMESTEADER、HOMESTEADING、HOMESTRETCH、HOMESTUDYなどの非常に多くの単語が候補単語としてディスプレイされた状態で、使用者が所望の単語を選択しなければならない。
以上説明した例は、必ずそのまま実現されることを意味するものでなく、概念のみを説明するために頻度数、ディスプレイされる候補単語などを任意に設定した。
従来の‘T9など’の方法では、‘HOME’も確定していないので、実際に候補単語が本発明に比べ遥かに多い。多数の候補単語がある場合、所望の単語がアルファベット順または頻度順によって後半部にあると、カーソル移動ボタンを複数回押さなければならない。
そして、‘T9など’の入力方式モードであるにもかかわらず、‘T9など’の入力方式を使用しない場合のように、単語の全てのスペリングを確定して入力するときにも、それほど多くの時間が必要でない。2つのボタンを組み合わせてスペリングを入力するとき、両手を使用して、片手が1つのボタンを担当するので、慣れると、ほぼ1つのボタンのみを短打で押す速度とほぼ同じ時間で入力することができ、‘T9など’のスペリング入力方法において、必須的なディスプレイされた各候補単語のうち所望の単語にカーソルを移す行為は不必要であり、そのまま選択すればよいので、従来の‘T9など’と比べ、所望の単語を入力するまでにかかる時間が減少する。
また、全てのスペリングが確定されて入力されると、選択を省略するようなプログラミングもできる。
‘T9など’において、本発明の方法と従来の方法を並行して使用する方法を‘HOMEPORT’という単語の入力を一例として説明する。‘T9など’の文字入力モードで何らかの単語を入力するとき、それぞれのスペリングを従来の方法、本発明による方法または本発明と類似した方法などの多様な方法をモードの変更なしに組み合わせることで入力できる。これを特徴とする方法も、本発明では新規性を有すると主張している(従来の‘T9など’では、入力しようとする単語がDBにない場合、マルチタップモードに転換し、所望の単語を完全に入力した後、再び‘T9など’のモードに復帰しなければならない不具合がある。特に、URL、固有名詞、電子メール住所、多様な人名、外国の単語、技術的な単語などを入力するときにそうである)。
上述した各候補単語がディスプレイされるように文字を入力する多様な方法とは、下記の1と2の方法を組み合わせた方法である。
1.文字の種類として、‘AA’(確定文字)、‘BB’(候補文字)または‘CC’(未知文字)。
2.入力するスペリング数として、完全な単語を構成するのに必要な‘DD’(全のスペリング数)または‘EE’(不足したスペリング数)。
1と2で組み合わせ可能な場合の数は、AA+DD、AA+EE、BB+DD、BB+EE、CC+DD、CC+EE、AA+BB+DD、AA+BB+EE、BB+CC+DD、BB+CC+EE、AA+CC+DD、AA+CC+EE、AA+BB+CC+DD、AA+BB+CC+EEなど、多様な場合の数があるが、以下では、単純な文字メッセージを書くとき及び検索するときのうち、いくつかの例を挙げてみる。
以下、文字メッセージを作成するときの具体的な例をいくつか挙げてみる(‘HOMEPORT’を入力する例も説明する。英語のアルファベットは確定文字、数字は候補文字、‘*’は未知文字とする)。
第一に、従来の‘T9など’の方法である‘BB’と‘DD’の組み合わせで入力する方法がある。
各候補単語がディスプレイされるように‘46637678’を入力する。すなわち、ボタン4(G、H、I)、ボタン6(M、N、O)、ボタン6(M、N、O)、ボタン3(D、E、F)、ボタン7(P、R、S)、ボタン6(M、N、O)、ボタン7(P、R、S)、ボタン8(T、U、V)の形態で入力することを意味する。以下、このような詳しい説明は省略する。
第二に、‘BB’と‘EE’の組み合わせで入力する方法がある。
各候補単語がディスプレイされるように‘46637’を入力した後、スペリング数が不足であることを表す信号を与える。上述した通り、入力したスペリング数に対して信号を与える場合と方式は、製造者または使用者が任意に決定することができ、電話帳などの少ないレコードを有するDBでは、入力したスペリングを含む各候補が多くないので、スペリング数が不足であるときには特別な信号を与えなく、スペリング数が同じであるときのみに同じであることを表す信号を与えることがより好ましい。以下の場合においても同様である。
第三に、‘AA’と‘EE’の組み合わせで入力する方法がある。
各候補単語がディスプレイされるように‘HOMEP’のように確定して入力した後、スペリング数が不足であることを表す信号を与える。
第四に、‘AA’と‘DD’の組み合わせで入力する方法がある。
‘HOMEPORT’として全てのスペリングを確定して入力するので、候補単語は1つだけ存在し、選択する必要もない。
第五に、‘AA’と‘BB’と‘CC’と‘DD’の組み合わせで入力する方法がある。
各候補単語がディスプレイされるように、‘H6*EP67T’に所望の単語のスペリング数を合わせて入力する。
第六に、‘AA’と‘BB’と‘CC’と‘EE’の組み合わせで入力する方法がある。
各候補単語がディスプレイされるように‘H6*EP6’を入力した後、スペリング数が不足であることを表す信号を与えたり、‘*EP6’を入力した後、スペリング数が不足であることを表す信号を与える。
ここで、用語の定義において、1つの未知文字(以下では‘%’を例に挙げた)が2文字以上の連続した文字に取り替えられるように規定することもできることの例として、所望の単語の任意の部分を区切り文字で区分し、検索語を入力する方法を追加的に提案する。
この方法が有用な理由を説明すると、下記の通りである。
第一に、英語の場合、音のみでは、スペリングだけでなく、スペリング数も正確に分からないとき、自分がスペリングを正確に知っている部分のみを検索語として入力することもできる。
第二に、英語の場合、頭部分(=主に語根)は同じで、語尾部のスペリング変化によって多様な品詞の単語に変わる傾向がある。このときには、第一の方法の1つの応用例として、単語を語尾部とそれ以外の部に区分し、‘AA’から‘EE’の方法を組み合わせてスペリングを入力することもできる。1つの未知文字が2文字以上の連続した文字に取り替えられるので、未知文字を所望の単語を語尾部とそれ以外の部に区分する区切り文字として用いる。すなわち、語尾部を入力する前後に、語尾部が入力されることを表す特殊記号など(例えば、%)の信号を与えて語尾部を入力すればよい。
‘SENS’が含まれた単語としては、SENSE、SENSEFUL、SENSをESS、SENSをESSLY、SENSIBILITY、SENSIBLY、SENSITIVE、SENSITIVITY、SENSITIZE、SENSOR、SENSORIAL、SENSORY、SENSUAL、SENSSUALITY、SENSUALLY、SENSUOUS、SENSUALIST、SENSSULISM、SENSUALIZE、SENSUALITYなどがある。
これらをみると、語根‘SENS’と語尾部のみを入力することによっても各候補単語を減少できることが分かる。これは、英語のような単語は、語尾部のスペリングによる変形が多いためである。
以下、入力しようとする所望の単語が‘SENSUALIST’であるときの検索語入力方法の例をいくつかみる。
第一の方法による検索語の例は、次の通りである。
1.S%N%U%LIST
2.SE%SU%*7T
3.NS%ALなどに検索語を入力し、‘SENSUALIST’が含まれた各候補単語を生成することができる。
第二の方法による検索語の例は、次の通りである。
1.SENS%IST
2.7367%478
3.S3*7%*7T
4.S3*7%7T
5.S3*7%T
6.S3*7%8
7.3*7%8などにも入力し、‘SENSUALIST’が含まれた各候補単語を生成することもできる。
また、以上のように、上述した‘AA’から‘EE’を組み合わせてスペリングを入力する方法を用いるとき、携帯電話の電話帳のように言語辞典などに比べて著しく少ない数のレコード(ここで、レコードとは、2つ以上の単語からなる句であると考えば理解しやすい)を有するDBで所望の項目を検索する場合、文字入力時に非常に有効に活用することができる。レコードの数が少ないので、多様な単語で構成されたレコードを検索するときにも、候補レコードの数が少なくて有効である。この方法は、文字ボタンの多少とは関係なしに、レコードのみが少ないときに有効な場合があるので、コンピューターのキーボードのように多いボタンを有する機器においても有効である。もちろん、‘T9など’の改善方法にも適用することができる。以下では、適用方法を説明する。
1.英語のように、1つの文字(またはカーソル)に1つのスペリングのみがある場合において、文字を入力する方法。
‘VOLFGANG AMADEUS VON MOZART’を探すいくつかの例をみる。ここでも、英語のアルファベットは確定文字、数字は候補文字、‘*’は未知文字として表現する。実際に数字であるものは、数字の前後にスラッシュ(/)を付けて表現する。分かち書きは実際に分かち書きで表現する。各文字間の区切り文字は、‘,’または‘#’で表現する。実務に適用するときには、未知文字、実際の数字、分かち書きまたは文字間の区切り文字を他の記号に取り替えることができる。
第一に、‘BB’と‘DD’の組み合わせで入力する方法がある。
例えば、各候補レコードがディスプレイされるように、最終的に選択しようとするレコードの各単語のうち検索用単語を1つ以上選定し、選定した単語に対しては完全なスペリング数を合わせて候補文字を入力する(‘MOZART’という単語で検索するために‘661278’を入力したり、‘AMADEUS VON’という単語で検索するために‘2623387 866’を入力したりする。
第二に、‘BB’と‘EE’の組み合わせで入力する方法がある。
例えば、各単語の最初の文字のみを入力する(‘8 2 8 6’を入力した後、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与える)。
また、各単語の最初の文字以上を入力する(‘86 26 8 661’を入力した後、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与える)。
または、自分が望む単語の一部のみを入力する。ここでは、‘AMADEUS’の‘EUS’という単語で検索するために‘387’を入力した後、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与える。
第三に、‘AA’と‘EE’の組み合わせで入力する方法がある。
例えば、各単語の最初の文字のみを確定して入力する(‘V A V M’を入力した後、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与える)。
また、各単語の最初の文字以上を確定して入力する(‘VO AM V MOZ’を入力した後、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与える)。
また、各候補レコードがディスプレイされるように、最終的に選択しようとするレコードの各単語のうち検索用単語を1つ以上選定し、選定した単語に対しては不足したスペリング数で確定文字を入力する(‘MOZART’という単語のみで検索するために‘MOZ’のみを入力した後、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与える)。
第四に、‘AA’と‘DD’の組み合わせで入力する方法がある。
例えば、各候補レコードがディスプレイされるように、最終的に選択しようとするレコードの各単語のうち検索用単語を1つ以上選定し、選定した単語に対しては完全なスペリング数を合わせて確定文字を入力する(‘MOZART’という単語で検索するために‘MOZART’を入力したり、‘AMADEUS VON’という単語で検索するために‘AMADEUS VON’を入力する)。
第五に、‘AA’と‘BB’と‘CC’と‘DD’の組み合わせで入力する方法がある。
例えば、各候補レコードがディスプレイされるように、最終的に選択しようとするレコードの各単語のうち検索用単語を1つ以上選定し、選定した単語に対しては完全なスペリング数を合わせて確定文字、候補文字または未知文字を入力する(‘MOZART’という単語で検索するために‘M6*2*T’を入力したり、‘AMADEUS VON’という単語で検索するために‘A6*3E8SV*6’を入力する)。
第六に、‘AA’と‘BB’と‘CC’と‘EE’の組み合わせで入力する方法がある。
例えば、各候補レコードがディスプレイされるように、最終的に選択しようとするレコードの各単語のうち検索用単語を1つ以上選定し、選定した単語に対しては不足したスペリング数で確定文字、候補文字または未知文字を入力する(‘MOZART’という単語で検索するために‘M6*2’を入力したり、‘AMADEUS VON’という単語で検索するために‘A6*3E V*’を入力した後、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与える。また、‘EUS VON’という単語で検索するために‘*8SV*’を入力した後、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与える)。
2.ハングル、中国語または日本語のように、文字(通常、1つのカーソルが割り当てられる。以下、文字は固有文字を意味する場合が多い)ごとに固有の音があり、その音を出すために1つ以上のアルファベットスペリングの組み合わせで表現する場合に文字を入力する方法。
中国語や日本語などの場合、その国の固有の文字がレコードのフィールドの内容に含まれて入力されており、その固有の文字が自動的に英語のアルファベットと類似したピン音表記などで解析される場合に可能である。以下で説明する上記の例‘3’と類似した形態で、‘中華民国 大統領’としてDBにあるデータを英語のアルファベットと類似したピン音記号で検索する場合、機器の内部で自動的に‘JUNG,HWA、MIN,GUK DE,TONG,LIONG’と解釈し検索されると仮定すれば可能である。ハングルは、ハングル音素アルファベットとしてピン音化されると考えて適用すればよい。
検索語の入力において英語と異なるのは、1つの文字を入力するために多数のスペリングを入力する際、区切り文字で文字単位に分ける表示をすることにある。下記の説明では、検索語として入力されたスペリング数が所望の固有文字のスペリング数より少ないことを知らせる文字間の区切り文字として‘,’を用いて(ハングルの場合には、初声のみを入力すると、当然に文字が変わったことを知ることができるので、文字間の区切り文字を入力しないこともある)、スペリング数が所望の固有文字と同じであるとき、文字間の区切り文字として‘#’を用いたが、これら2つの場合における文字間の区切り文字は、如何なる記号でも(区切り文字がない場合や空白も含む)可能である。単語間の区切り文字も一つの空白としたが、文字間の区切り文字を1つの空白とした場合、単語間の区切り文字を2つの空白とすることもでき、他の記号にすることもできる。
と‘中華民国 大統領’を探す例として、上述した英語の第三例と第六例のみをみる(ここでも、ハングル、アルファベットは確定文字、数字は候補文字、‘*’は未知文字として表現する。実際に数字であるものは、数字の前後にスラッシュ(/)を付けて表現する。分かち書きは、実際に分かち書きで表現する。文字間の区切り文字は、‘,’または‘#’で表現する。実際に適用するときには、未知文字、実際の数字、分かち書きまたは文字間の区切り文字を異なる記号に取り替えることができる)。
第三に、‘AA’と‘EE’の組み合わせで入力する方法がある。
例えば、各単語の最初の文字のみを確定して入力する。
を入力した後、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与える。‘J D’を入力した後、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与える。
また、各単語の最初の文字以上を確定して入力する。
または
を入力した後、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与える。
‘JHMG DTL’、‘J,H,M,G D,T,L’または‘J,H D,T,L’を入力した後、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与える。
反対的な概念で、連続したスペリングの後に文字間の区切り文字である‘,’があると、所望の単語の固有文字のピン音化により、任意の文字単位の任意の位置から連続したスペリングが順序的に入力されたことを表す信号になり、‘,’がないと、所望の単語の固有文字のピン音化により、各固有文字に対応するアルファベットの最初のアルファベットのみが入力されたことを表す信号になる(ハングルと同じ方法である)という論理も可能である。
例えば、‘JHMG,’または‘JH,’は、最後の部分に‘,’があるので、各アルファベットは、漢字をピン音化したもののアルファベットを順序的に入力したものと見なして、‘JUNG,HWA、MIN,GUK DE,TONG、LIONG’の検索が可能でない。‘JUN,、JUN,H’または‘JUN,H、MIN’として任意の位置から連続したアルファベットの後に‘,’を付けると検索可能である。
‘JHMG’または‘JH’は、最後の部分に‘,’がないので、各アルファベットは、漢字をピン音化したものの任意の文字単位に対するアルファベットの最初のアルファベットであると見なして、‘JUNG,HWA,MIN,GUK DE,TONG,LIONG’の検索が可能である。以下の場合も同様である。
また、各候補レコードがディスプレイされるように、最終的に選択しようとするレコードの各単語のうち、検索用単語を1つ以上選定し、選定した単語に対しては不足したスペリング数で確定文字を入力する。
という単語のみで検索するために
または
のみを入力し、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与える。
‘DE,TONG,LIONG’という単語のみで検索するために‘D,T’、‘D,T,L’または‘DTL’のみを入力した後、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与える。
また、
を検索しようとしながら一部のみ(
)を入力する場合、
または
を入力した後、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与えるか、
または
のみを入力した後、スペリングが不足した単語があることを表す信号を与える。
また、‘TONG’を検索しようとしながら一部のみ(‘TO’)を入力する場合、‘D,TO,L’を入力した後、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与える。
もし
による
を検索してはならない場合には、
のスペリング数と同じであることを表示する#を区切り文字として使用し、
または
を入力した後、
または
のためにスペリングが不足した単語があることを表す信号を与える。この場合には、
を検索することができなく、結果的に
を検索することができない。
もし‘TO’による‘TONG’を検索してはならない場合には、‘TO’のスペリング数と同じであることを表示する#を区切り文字として使用し、‘D,TO#L’を入力した後、‘D’または‘L’のためにスペリングが不足した単語があることを表す信号を与える。この場合には、‘TONG’を検索することができなく、結果的に、‘JUNG,HWA,MINGUK DE,TONG,LIONG’を検索することができない。
第六に、‘AA’と‘BB’と‘CC’と‘EE’の組み合わせで入力する方法がある。
例えば、各候補レコードがディスプレイされるように、最終的に選択しようとするレコードの各単語のうち検索用単語を1つ以上選定し、選定した単語に対しては不足したスペリングで数を合わせて確定文字、候補文字または未知文字を入力する(
)という単語で検索するために
または
を入力した後、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与える。
また、
という単語で検索するために
(‘/’は、’2‘が候補文字でなく、実際に数字であることを表す)を入力した後、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与える。
‘DE,TONG、LIONG’という単語で検索するために‘D,*,5’、‘DE,T*N,5’、‘DE,TO*4#5’または‘*E,TO*G#,L*6’を入力した後、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与える。
3.当初から単語の中に1つ以上の区切り文字を用いて入力し、検索するときに活用できる方法で、英語と類似した言語にも適用可能であるが、活用の利点は少なく、中国語のように固有の文字ごとに固有の音がある場合、その音を英語のアルファベットと類似したピン音などで入力するとき、その国の固有の文字単位または使用者が望む位置に区切り文字を用いて入力した後、検索時に入力した形式に合わせて検索語を入力する方法。
例えば、中国語で‘中華民国 大統領’をどのように読むかは知らないが、‘中華民国 大統領’と読むと仮定し、使用者がDBに保存するとき、漢字で保存せずに、ピン音形式である‘JUNGHWAMINGUK DETONGLIONG’に入力しようとしたが、後で検索しやすいように文字間の区切り文字である‘,’を使用して‘JUNG,HWA、MINGUK DE,TONG,LIONG’に入力したとする。このとき、‘JUNGHWAMINGUK’の‘MINGUK’は、区切り文字なしに入力した。
‘JUNG,HWA、MINGUK DE,TONG,LIONG’が、選択候補としてディスプレイされるようにする多様な検索語入力方法があるが、以下では、上述した例のうち英語の第三例と第六例のみを例として見る(ここでも、アルファベットは確定文字、数字は候補文字、‘*’は未知文字で表現する。実際に数字であるものは、数字の前後にスラッシュ(/)を付けて表現する。分かち書きは、実際に分かち書きで表現する。文字間の区切り文字は、‘,’または‘#’で表現する。実際に適用するときには、未知文字、実際の数字、分かち書きまたは文字間の区切り文字を他の記号に取り替えることができる)。
第三に、‘AA’と‘EE’の組み合わせで入力する方法がある。
例えば、各単語の最初の文字のみを確定して入力する(‘J D’を入力した後、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与える)。
また、各単語の最初の文字以上を確定して入力する(‘J,H,M D,T,L’を入力した後、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与える)。
また、各候補レコードがディスプレイされるように、最終的に選択しようとするレコードの各単語のうち検索用単語を1つ以上選定し、選定した単語に対しては不足したスペリング数で確定文字を入力する。
‘JUNG,HWA,MINGUK’という単語のみで検索するために、‘J,H’または‘J,H,M’のみを入力した後、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与える。
また、‘MINGUK’を検索するようにしながら一部のみ(‘MING’)を入力しようとする場合、‘J,H,MING’に入力した後、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与えたり、‘H,MING’または‘HW,MING’に入力した後、スペリングが不足した単語があることを表す信号を与える。
‘MING’による‘MINGUK’を検索してはならない場合には、‘MING’のスペリング数と同じであることを表示する#を区切り文字として使用して、‘J,H,MING#’または‘JUN,H,MING#’に入力した後、スペリングが不足した単語があることを表す信号を与える。
この場合にも、‘MINGUK’を検索することができなく、結果的に‘JUNG,HWA,MINGUK DE,TONG,LIONG’を検索できなくなる。
第六に、‘AA’と‘BB’と‘CC’と‘EE’の組み合わせで入力する方法がある。
例えば、各候補レコードがディスプレイされるように、最終的に選択しようとするレコードの各単語のうち、検索用単語を1つ以上選定し、選定した単語に対しては不足したスペリング数で確定文字、候補文字または未知文字を入力する。
‘JUNG,HWA,MINGUK’という単語で検索するために‘J,*,6’、‘JUN,H*A,6’、‘JUNG,**A#6’または‘JUNG,A,6’などを入力した後、スペリング数が不足した単語があることを表す信号を与える。
そして、組み合わせ誘導ボタン(同じ機能を行う組み合わせ誘導ボタンを2つ以上指定することもある)を活用して、短打または他のボタンとの組み合わせで発生できる信号の数を最大化させることもできる。
ここで、信号とは、必ず文字を書くようにする機能だけでなく、他の機能も行うようにするものである。このとき、押すべきの2つのボタンが縦方向に連続しており、発生する指間の干渉は考慮しない。以下での説明は、文字ボタンが組み合わせ誘導ボタンと組み合わせられるときに、一般的な場合のように、組み合わせ誘導ボタンが文字ボタンより先行して1つのみがオンになる場合を言う。これは、それだけでも、充分な数の信号を発生できるためである。商品に適用するときには、互いに異なる機能を行う組み合わせ誘導ボタン(または組み合わせ誘導ボタン化したボタン)の2つ以上が文字ボタンより先あるいは後でオンになる状況を区分して活用したり、1つの組み合わせ誘導ボタンが文字ボタンより後でオンになるようにするとき、他の信号を発生させることもできる(特に、以下の説明で、文字が割り当てられていないボタンを組み合わせ誘導ボタン化するときにそうである)。
最大化する最も大きな理由は、国家ごとにボタンに割り当てるべき文字が、英語の場合の26個より多く、1つのボタンに3つ以上の文字を割り当てる場合、特定の文字を入力しようとすると、同一のボタンを何度も押す不具合、または入力方式を改善しても変わらず不便な点を解消するためである。
ロシア語33個、ブルガリア語30個、ヒンディー語46個、日本語50個、ミャンマー語44個、ヒンディー語46個、タイ語76個(実際には62個のみが必要である)などのように国ごとに必要な文字数が異なるためである。次の表を理解するために、一例として英語のアルファベットのように9個のボタンのみに文字が割り当てられており、‘*,0,#’には文字が割り当てられていない場合を考慮する。
このとき、短打は、各ボタンに割り当てられた最初の文字が書かれるようにし、‘*’は、各ボタンに割り当てられた2番目の文字が書かれるようにする組み合わせ誘導ボタンとして使用し(もちろん、ダブルクリックしても表現可能である)、‘0’は、各ボタンに割り当てられた3番目の文字が書かれるようにする組み合わせ誘導ボタンとして使用し(もちろん、トリプルクリックしても表現可能である。)、‘#’は、各ボタンに割り当てられた4番目の文字が書かれるようにする組み合わせ誘導ボタンとして使用し、1〜9までのボタンも組み合わせ誘導ボタン化しようとするが、既に文字が割り当てられているので、同じ機能、すなわち、そのボタンに割り当てられた特定の順序の文字が書かれるようにする機能を行う組み合わせ誘導ボタンを2つ以上ずつ指定しなければならない。そのため、1〜9までの9個のボタンを2で分けると4.5になり、切削すると4になる。このようにして、1〜9までのボタンのうち8個に各ボタンに割り当てられた5、6、7、8番目の文字が書かれるようにする組み合わせ誘導ボタンを2つずつ指定することができ、余分として1つが残る。そうすると、1つのボタン当たり8個の文字ずつ割り当てることができ、そのようなボタンが9個であるので、総72個の文字を1〜9のボタンに割り当て、短打またはボタン2つの組み合わせで書けるようになる。既存の方式は、8番目の文字を書こうとする場合、同一のボタンを8回押す方式であった。
以下、数学的に一般的な例をみる。
‘A'は、‘文字が割り当てられたボタンの個数'という(上記で説明した例では、A=9である)。
‘B'は、‘文字が割り当てられていないボタンの個数'という(上記で説明した例では、B=3である)。
‘D'は、‘1つのボタンに割り当て可能な文字数'といい、D=B+切削(A/2)+1である(上記で説明した例では、D=3+切削(9/2)+1=8である)。
‘E'は、‘割り当て可能な総文字数'といい、E=A*Dである(上記で説明した例では、E=9*8=72である)。
以下、A、B、D、Eの場合の数を表に示している。
上記の表で、文字が割り当てられていないボタンを組み合わせ誘導ボタンとして使用するとき、書こうとする文字が、割り当てられたボタンより先にオンになるときと、後でオンになるときとを区分すると、D=2B+切削(A/2)+1になり、さらに大きい数のDまたはEが導出される。
特に、英語のアルファベット26個に順位2の方法を用いることもできる。なぜなら、3つのボタンにそれぞれ11個の文字を割り当て、ボタンに割り当てられた最初の文字が書かれるようにすることを短打で行い、2番目から10番目までの文字が書かれるようにする組み合わせ誘導ボタンとして文字が割り当てられていない9個のボタンを指定し、11番目の文字が書かれるようにする組み合わせ誘導ボタンとして文字が割り当てられた3つのボタンのうち2つのボタンを指定できるためである。
‘T9など’に比べると、このような点も利点である。なぜなら、‘T9など’の方法において、1つのボタンに割り当てられたスペリングの個数が多いほど、候補単語の数が幾何級数的に増加し、使用することが不可能になるためである。もちろん、他の言語などの信号においても同様である。
ハングルも、33個の文字と見なして、順位2方法を無理に適用することができる。ハングル33個の文字とは、基本子音14(
)、硬音5個(
)、基本母音10個(
)、拡張母音4個(
)をいう(しかし、ハングルは、拡張母音の個数をさらに追加し、後述するように40個ともいえる場合などのように、分類形式によってその個数が異なる)。
タイ語62個の文字は、上記の表の順位6番から11番までの方法を用いて表現することができる。これは、順位6番から11番までの‘E'値が62以上であるためである。順位6番の方法を用いることは、7個のボタンに9文字ずつ割り当て、63個の文字を短打または他の組み合わせ誘導ボタンとの組み合わせで書けることで、順位11番の方法を用いることは、12個のボタンに7文字ずつ割り当て、84個の文字を短打または他の組み合わせ誘導ボタンとの組み合わせで書けることである。もちろん、12個のボタンに5または6文字ずつ割り当て、62個の文字を短打または他の組み合わせ誘導ボタンとの組み合わせで書くこともできる。
また、英語の場合、モードの変更なしに、1つのボタンに大文字3つ、小文字3つ、数字1つを割り当てて入力したい場合、順位6番から11番までの方法を用いてもよい。これは、大文字総26個、小文字総26個、数字総10個を合わせた62個で、タイ語の場合と同じであるためである。しかし、最も推薦する方法は、順位8である。なぜなら、順位8によって、一般的な英文キーボードをそのまま実現できるためである。
まとめると、携帯電話において、本発明の方法を用いると、携帯電話製造社でも、文字の使用頻度、母音子音の関係、右手と左手の均等な使用を追求するなどの形態で、利便性と効率を極大化する方法でボタンを構成できるようになる。
3.デジタルカメラ
通常、デジタルカメラは、文字ボタンがなく、機能ボタンのみがある。
機能ボタンは、同じ位置のボタンであっても、現在のモードが何かによってその機能が異なることもある(例えば、右側方向キーは、写真を撮影するモードではフラッシュのオン・オフ有無を判断するトグルーボタンになり、撮影した写真を液晶画面を通して見るモードでは次の写真に変える役割をする)。
現在のモードと関連した作業がないと、ボタンを押しても全く動作しない(例えば、下方向ボタンは、メニューモードでは下方向にカーソルを移動させるが、写真を見るモードでは全く反応がない)。
現在のモードと関係なしに、常に同じ作業を行うこともある(例えば、POWERボタンは、現在のモードと関係なしに、常に写真機をオン・オフにするトグルーボタンになる)。
各ボタンがオンになるとき、直ぐに作業を行ってしまうので、ボタンとボタンとの組み合わせで新しい作業を指定できないという問題が生じる。
コンピューターで本発明の適用例(EscボタンとHomeボタン)のように、いずれかの機能ボタンが、本来の作業以外に追加的に、その機能ボタンがオンになった後、オフになる前まで、他のボタンがオンになると、その組み合わせで更に他の作業を行うように予め指定された場合、その機能ボタンがオンになった後、オフになる前まで、他の作業が指定された組み合わせをなすボタンがオンになると、その組み合わせで更に他の作業を行えばよく、その機能ボタンがオンになった後、オフになる前まで、他の作業が指定された組み合わせをなすボタンがオンにならないと、本来の機能を行えるようにすればよい。そのようにすることで、1つのモードでは1つの機能のみを行っていたボタンが、各ボタン間の組み合わせで多様な作業を行うことができる。
最後に、ボタンに文字を割り当てる実際の例を、ハングルと英文に対していくつかみる。
まず、ハングルと英語のアルファベットの使用頻度順位を説明する(統計を出すデータによって多少異なるが、ほぼ類似している)。
頻度順位を説明する理由は、文字を割り当てるとき、使用頻度の高いものを各ボタンに割り当てる多数の文字のうち先の順位に割り当て、マルチタップ方式でも効果的に入力するためであり、本発明の方法によっても、初めに割り当てられた文字は、組み合わせ方式でない短打で入力され、2番目の文字からはボタン組み合わせで入力されるので、短打で入力されるものが多いことから、本発明の効果をより向上できるためである。
1.ハングルの使用頻度順(使用回数が多いものから少ないもの順)。
子音(19個):
単母音(10個):
(ところが、母音頻度順は重要でないこともある。これは、単母音が10個なので、0〜9までの10個のボタンに1つずつ割り当てるとよいためである)。
複母音(11個):
(単母音と類似した形状で、頻度順が重要でなく、頻度順に並べなかった)。
2.英文のアルファベットの使用頻度順(使用回数が多いものから少ないもの順)。
26個:統計方法によりいくつかが存在する。
E、T、A、O、S、N、I、R、H、D、L、C、M、U、P、F、G、W、Y、B、V、K、X、J、Q、Z。
E、T、A、O、I、N、S、R、H、L、D、U、F、M、W、Y、G、P、C、B、V、K、X、J、Q、Z。
E、T、O、A、N、I、R、S、H、D、L、U、C、M、P、F、Y、W、G、B、V、K、J、X、Z、Q。
次に、ハングル割り当てに関して説明する。
本発明の方法によって、1つのボタンに多数の文字が割り当てられる場合にも、2つのボタンの組み合わせによって両手で一拍子に入力できるので、子音19個、単母音10個、複母音11個の総40個を0〜9の各ボタンに4個ずつ割り当てるとしても、一拍子(=組み合わせによる2打)に入力可能で、既存の文字入力速度より遥かに速く、天地人の母音入力方式で最も激しい複母音入力時のタイピングミス(例えば、
を入力しようとしたが、
を入力してしまう場合)がほぼ発生しない。
また、各ボタンに最も多く使用する特殊文字を約2つずつ追加的に割り当てることもできる。
以下、各ボタンに割り当てられた6個の文字(4つのハングル文字、2つの特殊文字)を入力する方法の例をみる(如何なる言語においても、文字と特殊文字の個数の合計が6である場合には、下記のように適用可能である)。
最初の文字を入力することは、短打でできる。
‘T9など’の入力モードでは、文字を確定して入力するとき、入力しようとする文字が、割り当てられたボタンより先にオンになる、すなわち、いずれかのボタンの最初の文字が入力されるようにする先行組み合わせ誘導ボタンとしてボタン1及びボタン3を定める。
2番目の文字が入力されるようにする先行組み合わせ誘導ボタンとしてボタン4及びボタン6を定める。
3番目の文字が入力されるようにする先行組み合わせ誘導ボタンとしてボタン7及びボタン9を定める。
4番目の文字が入力されるようにする先行組み合わせ誘導ボタンとしてボタン*及びボタン#を定める(ボタン*とボタン#に文字が割り当てられていない場合、指の干渉または指の移動範囲が広くなることを気にしない場合、ボタン*とボタン#を互いに異なる機能を行う組み合わせ誘導ボタンとして定めることもできる)。
5番目の文字である最初の特殊文字が入力されるようにする先行組み合わせ誘導ボタンとしてボタン2及びボタン8を定める(または、特殊文字は、文字を書く途中に使用度が低いので、指の干渉を考慮しない場合、組み合わせ誘導ボタンを1つだけ置いてもよいので、後行組み合わせ誘導ボタンとしてボタン*を定めることもできる。これは、ボタン*に文字が割り当てられていないときに可能である)。
6番目の文字である2番目の特殊文字が入力されるようにする先行組み合わせ誘導ボタンとしてボタン5及びボタン0を定める(または、特殊文字は、文字を書く途中に使用度が低いので、指の干渉を考慮しない場合、組み合わせ誘導ボタンを1つだけ置いてもよいので、後行組み合わせ誘導ボタンとしてボタン#を定めることもできる。これは、ボタン#に文字が割り当てられていないときに可能である)。
そして、最後に、いずれかのボタンに割り当てられた数字が入力されるようにする後行組み合わせ誘導ボタンとして、ボタン*及びボタン#を定めることもできる。これは、ボタン*とボタン#に文字が割り当てられていないときに可能である。
もちろん、上記で、1〜6番目の文字を入力することは、マルチタップ方式、すなわち、連続して押す回数によって、数字を長く押して入力するなどの従来の方法も併行できることは自明である。
ボタン*とボタン#の短打は、他の機能(従来の機能:例えば、文字モード変更、ハングル画順追加など)を行うようになる。
*または#ボタンにも文字を割り当てる。従来の商用化された方法には、文字を入力するとき、組み合わせボタンで入力する方法がないので、0〜9までの10個のボタンのみに文字を割り当てると、最大10個の文字のみを短打で入力することができ、*または#を短打のみで操作するのは、文字モードを変えるための特殊機能キーとして使用するしかない。しかし、組み合わせボタンとしてその機能を行う場合、*または#にも文字を積極的に割り当て、0〜9、*及び#に文字を割り当てることで、最大12個の文字を短打で入力できるようにした。
従来に、機能ボタンとして、文字入力モードでは短打でいかなる機能を行っていた*と#は文字を書くときには使用頻度が文字ボタンより低いので、そのボタンにも文字を優先的に割り当て、短打で行っていた機能を組み合わせ誘導ボタン化し*または#ボタンとの組み合わせ、もしくは、複数回押すことで行うようにし、優先的に文字を書くと効率的である。
このとき、文字を書くとき、両手を使用する組み合わせボタンで行いたくない場合、片手を使用するマルチタップ方式でも書くことができるが、従来の*または#の機能をマルチタップで行う場合、既に*または#ボタンに文字が優先的に割り当てられており、文字が先に書かれるので、組み合わせボタンとすることが効率的である。ところが、両手によっても従来の*または#ボタンの機能を行うためには、組み合わせ誘導ボタンとして何らかの文字ボタンを指定することもできるが、片手でも可能になるように、文字入力モードでは何らの応答もないボリューム調節ボタンやインターネット連結ボタンなどを同じ機能を行う追加的な組み合わせ誘導ボタンとして指定し、ボリューム調節ボタンやインターネット連結ボタンなどのような組み合わせ誘導ボタンがオンになり、オフになる前に、または、オンになり、オフになった後に、*または#ボタンがオンになると、従来の*または#ボタンの機能を行えるようにしたり、*または#ボタンがオンになった後、オフになる前に、または、オンになり、オフになった後に、ボリューム調節ボタンやインターネット連結ボタンなどのような組み合わせ誘導ボタンがオンになると、従来の*または#ボタンの機能を行えるようにすることもできる。さらに、そのままボリューム調節ボタンやインターネット連結ボタンなどが従来の*または#ボタンの機能を行うように指定することもできる。
英文に対しては、アルファベット数が多くないし、母音がハングルに比べて少ないので、文字使用頻度を考慮して、マルチタップ方式で文字を入力するときに利便性を向上させ、本発明の方法によっても、最初に割り当てられた文字は組み合わせ方式でない短打で入力されることもあるので、下記のように考察してみる。
1.頻度のみを考慮して、ボタンに1番目、2番目、3番目の文字を割り当てる。
2.頻度のみを考慮すると、電話機類に認識されたボタン割り当て形式から大いに離れ、使用者が混同する恐れがあるので、既に商用化された割り当て組み合わせは可能であれば維持し、そのボタン内のみで頻度順に順序を割り当てる(各ボタンに割り当てられた文字のうち、アルファベット暗記歌に出てくる順位が先の文字の色を異ならせるなどの標識を行うと、使用者が、そのボタンに割り当てられたアルファベットが何から何までであるかが分かりやすくなり好ましい。下記の例では大文字で表示した)。
3.同一のボタンに‘N’、‘M’及び‘O’が同時に割り当てられた場合には、‘N’と‘O’の使用頻度が非常に高いので、‘NM’と‘O’を別途に割り当ててみることにした(‘O’の使用頻度が‘N’より高く、‘N’の使用頻度は‘M’より高いためである)。
同一のボタンに‘P’、‘Q’、‘R’及び‘S’が同時に割り当てられた場合には、‘R’と‘S’の使用頻度が非常に高いので、‘PQR’と‘S’を別途に割り当ててみることにした(‘R’の使用頻度は‘S’より低いときもあり、‘S’より高いときもあるが、‘P’や‘Q’よりは高い)。
4.以下で示す表3(f)または表5(e)のように、*または#ボタンにも文字を割り当ててみた。
*または#ボタンに文字を割り当てる利点と、従来の不具合に対する解決案は、上記のハングルの例で記述したので、詳しい説明は省略する。
表3(f)の割り当ても好ましい。なぜなら、各ボタンに割り当てられた最初の文字が、‘W’以外は使用頻度が最も高い11個の文字であるためである。
‘I’をボタンの最初に割り当てる場合にも大文字で書かない理由は、大文字‘I’は、小文字‘l’と混同されやすいためである。事実上、ボタンに1つの文字のみが割り当てられた場合(表3(f)ではD、I、O、S)においては、大文字または小文字と関係なしに、使用者は、そのボタンに割り当てられた文字がどの文字であるかを混同しない。その理由は、1つの文字のみがあるためである。
5.‘P、Q、R、S、T’の頻度順位は、‘T、S、R、P、Q’であるか、‘T、R、S、P、Q’であり、‘V、W、X、Y、Z’の頻度順位は、‘W、Y、V、X、Z’であるか、‘Y、W、V、X、Z’であるので、下記の表で、‘Wyx’の順で割り当てられたものを‘yWx’に変えたり、‘srP’の順で割り当てられたものを‘rsP’に変えたり、‘srPq’の順で割り当てられたものを‘rsPq’に変えたり、‘Wyxz’の順で割り当てられたものを‘yWxz’に変えて割り当てることもできる。
すなわち、どの国の文字であっても、頻度順で並べることを意味する。
本発明による改善案に比べると非効率的ではあるが、製造者の意向により、ボタンに割り当てられた文字組み合わせは本発明による改善案に従い、各ボタンに割り当てられた文字順序はアルファベット暗記ソングの順に(例えば、本発明による改善案−LKJ、アルファベット暗記ソング順−JKL)しても、従来のボタン割り当てに比べて好ましい。
*英文割り当ての従来の方式と本発明の比較例
*従来のサムスン携帯電話
上述した全ての例は、例に過ぎないもので、本発明による方法の全てではないことを明らかにし、当業者であれば、記述した内容によって多様な変形、修正及び組み合わせが容易にできる。
そして、本発明で開示した全ての方法は、製造者が任意に機器に設定することもできるが、製造者でない者が自分の利便性に基づいて任意に設定できるように機器を製造することもできる。
一貫した内容のための特許請求の範囲の分類及び順序は、下記の通りである。
1.主に電話機類に適用すると効果が大きい請求項
80、38、5、6、7、65、20、21、8、9、52、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、88、60、22、23、24、94、83、84、25、26、27、28、29、30、31、61、62、63、64、53、75、76、77、78、89、90、91、79、85、86、87、54、55、56、57、58、59、74、51、1、2、3、4、40、41、42、43、48、49、50、67
2.主に電子計算機に適用すると効果が大きい請求項
66
3.主にコンピューターのキーボードに適用すると効果が大きい請求項
68、81、92、82、37、80、5
4.主にトグルキーに適用すると効果が大きい請求項
69、70、71、72、73、95