JP2001325064A - 画面表示式キー入力装置 - Google Patents

画面表示式キー入力装置

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JP2001325064A JP2000212756A JP2000212756A JP2001325064A JP 2001325064 A JP2001325064 A JP 2001325064A JP 2000212756 A JP2000212756 A JP 2000212756A JP 2000212756 A JP2000212756 A JP 2000212756A JP 2001325064 A JP2001325064 A JP 2001325064A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画面上にキーを表示して文字等をタッチ式で
入力する際に、画面に表示するキー数を少なくできてか
つ操作性も高い画面表示式キー入力装置を提供するこ
と。 【解決手段】 画面表示式キー入力装置は、画面に表示
されるキー21〜32をペン等でタッチして入力するも
のであり、タッチの仕方の違いを判別する判定手段と、
判別されたタッチの仕方で各キー21〜32に設定され
た文字や記号から選択して出力する文字選択手段とを備
える。判定手段を、ペンがキー21〜32の領域内で最
初にタッチした点を交点SとしてX−Y軸を設定し、ペ
ンが交点Sをタッチしたまま所定長さ以上移動しない第
1タッチ操作と、交点Sから左下領域76、右下領域7
7、右上領域78に向かってそれぞれ所定長さ以上移動
する第2、3、4タッチ操作とを判別可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字入力装置ない
し入力方法の分野で利用される入力装置に係わり、詳し
くは、携帯電話、小型の電子手帳、小型のワードプロセ
ッサ(ワープロ)やパーソナルコンピュータ(パソコ
ン)等の画面上にキー(ソフトキー)を表示し、そのキ
ーをペンや指先等で直接タッチしてキーに表示された文
字や記号など入力する画面表示式キー入力装置に関する
ものである。
【0002】
【背景技術】近年、急速に普及しつつあるB5やB6サ
イズ以下に小型化された携帯用パソコン(モバイルパソ
コン)や携帯情報端末(PDA)では、小型化の妨げに
なる「キー入力」に見切りをつけ、液晶画面を「ペン」
を用いてタッチして入力を行うペン入力が主流となって
いる。
【0003】このペン入力には、通常2通りの入力方法
がある。すなわち、画面に直接文字を書き込む「手書き
入力」と、画面に小型の仮想キーボードを表示し、その
キーをペンでタッチして入力する「ソフトキー入力」で
ある。いずれも、物理的なキーボードを用いる必要が無
く、かさばらずに小型化でき、携帯などには便利であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来のペン入力方法では次のような問題点があった。
すなわち、「手書き入力」では、予め手書き入力用の認
識プログラムを各文字毎に設定しなければならず、現
在、手書き入力において各種の文字・数字・記号のすべ
てを識別することができず、すべての文字・数字・記号
を「手書き入力」のみで入力することができないという
問題があった。さらに、手書き入力はキーボード入力が
苦手な人にとっても利用できる点で便利さもあるが、文
字の入力や文字認識に時間がかかるために、スピードを
要する入力や長い文章の長時間入力には適していないと
いう問題があった。
【0005】また、「ソフトキー入力」の仮想キーボー
ドは、従来のキーボードの形状をそのまま受け継いでい
るので、ソフトキーが小さすぎてタッチしにくいという
問題があった。このため、「ソフトキー入力」において
も、入力操作が難しくなり、スピードを要する入力や長
い文章の長時間入力には適していないという問題があっ
た。
【0006】本発明の目的は、画面上に表示されたキー
をペン等でタッチして入力する画面表示式キー入力装置
において、画面に表示するキー数を少なくできてかつ操
作性も高い画面表示式キー入力装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の画面表示式キー
入力装置は、図面を参照して説明すると、画面3に表示
されるキー21〜32をタッチ式入力手段71によって
選択して入力する画面表示式キー入力装置1において、
前記タッチ式入力手段によるタッチの仕方の違いを判別
する判定手段72と、前記判定手段によって判別された
タッチの仕方に応じて各キーに設定された複数種類の文
字や記号から選択して出力する文字選択手段73と、を
備えて構成されるとともに、前記判定手段は、前記タッ
チ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッチした点
Sからタッチしたまま所定長さ以上移動しない第1タッ
チ操作と、前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で
最初にタッチした点から下方に向かって所定長さ以上移
動する第2タッチ操作と、前記タッチ式入力手段が前記
キーの領域内で最初にタッチした点から右下に向かって
所定長さ以上移動する第3タッチ操作と、前記タッチ式
入力手段が前記キーの領域内で最初にタッチした点から
右上に向かって所定長さ以上移動する第4タッチ操作
と、を判別可能に構成されていることを特徴とするもの
である。
【0008】このような本発明では、判定手段72は各
キー21〜32毎に4種類のタッチ操作の違いを認識で
き、文字選択手段73ではそれらの4種類のタッチ操作
の違いに応じて文字を選択して出力することができる。
このため、1つのキー21〜32に4種類の文字や記号
を設定することができる。このため、例えば12個と少
ないキー21〜32であっても、最大48種類の文字を
設定できる。従って、ローマ字入力による日本語入力
と、英語入力との両方を実現するためのアルファベット
26文字と、各種番号などの入力用の数字0〜9の10
文字等とを各キー21〜32に設定して入力することが
できる。従って、従来の「ソフトキー入力」に比べてキ
ー数を少なくでき、各キー21〜32を大型化できた
り、操作時の移動距離を小さくできるため、入力操作性
を向上することができる。また、「手書き入力」に比べ
ても、入力スピードを向上でき、迅速にかつ長時間の入
力が可能になる。
【0009】さらに、移動するタッチ操作(バータッチ
操作)として、下、右下、右上の3種類の移動方向で判
別するようにしているため、入力操作性をより一層向上
することができる。すなわち、バータッチ操作として
は、上記3種類のほかに、左上、上、右横、左下、左横
等への移動も考えられる。しかしながら、日本語(漢
字、ひらがな、カタカナ)や英語等の文字をペンで書く
場合、左上、上、左横の移動は殆ど無く、タッチ入力に
おいてもそのような移動は操作し難い。これに対し、下
方、右下、右上の3つの操作は、文字を書くときの動作
にもあるため、非常にリズミカルで入力しやすい。その
上、これら3種類の移動方向は、互いに大きく異なるた
め、各タッチ操作を容易に判別することができ、誤認識
を無くすことができる。すなわち、本発明は、下、右
下、右上の3つの移動方向によって各第2〜4タッチ操
作を判別しているので、タッチした状態で移動しないタ
ッチ操作(ピンタッチ操作)と含めて、4種類ものタッ
チ操作の入力が非常に簡単に行え、かつ誤検出も少なく
でき、入力者にとって操作性がよくて負担を掛けない画
面表示式キー入力装置とすることができる。
【0010】ここで、バータッチ操作による移動方向で
ある「下方」、「右下」、「右上」はほぼその方向に移
動すればよく、各方向はある程度の角度範囲を持たせて
設定すればよい。このため、例えば、前記判定手段は、
前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッ
チした点から左方向に延びる第1軸85と、前記点から
前記第1軸に対して95〜115度の角度内(例えば1
05度)でかつ右斜め下方向に延びる第2軸86と、前
記点から右方向に延びる第3軸87と、前記点から上方
向に延びる第4軸88とを設定し、かつ、前記タッチ式
入力手段がタッチしたまま所定長さ以上移動しない時に
は第1タッチ操作と判別し、前記タッチ式入力手段が前
記タッチした点から前記第1軸および第2軸で区画され
る領域76に向かって所定長さ以上移動した時には第2
タッチ操作と判別し、前記タッチ式入力手段が前記タッ
チした点から前記第2軸および第3軸で区画される領域
77に向かって所定長さ以上移動した時には第3タッチ
操作と判別し、前記タッチ式入力手段が前記タッチした
点から前記第3軸および弟4軸で区画される領域78に
向かって所定長さ以上移動した時には第4タッチ操作と
判別するように構成されていることが好ましい。
【0011】このように各領域を設定すれば、判定手段
72は各キー21〜32毎に4種類のタッチ操作の違い
を容易に認識できる。その上、移動方向にずれがあって
も、上記領域内で移動すれば認識できるため、操作者毎
の移動方向のズレなども吸収できて移動方向を確実に認
識することができ、入力操作性を向上できる。
【0012】また、本発明の画面表示式キー入力装置
は、画面に表示されるキーをタッチ式入力手段によって
選択して入力する画面表示式キー入力装置において、前
記タッチ式入力手段によるタッチの仕方の違いを判別す
る判定手段と、前記判定手段によって判別されたタッチ
の仕方に応じて各キーに設定された複数種類の文字や記
号から選択して出力する文字選択手段と、を備えて構成
されるとともに、前記判定手段は、前記タッチ式入力手
段が前記キーの領域内で最初にタッチした点からタッチ
したまま所定長さ以上移動しない第1タッチ操作と、前
記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッチ
した点から左下に向かって所定長さ以上移動する第2タ
ッチ操作と、前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内
で最初にタッチした点から右下に向かって所定長さ以上
移動する第3タッチ操作と、前記タッチ式入力手段が前
記キーの領域内で最初にタッチした点から右上に向かっ
て所定長さ以上移動する第4タッチ操作と、を判別可能
に構成されていることを特徴とするものでもよい。
【0013】このような本発明においても、判定手段7
2は各キー21〜32毎に4種類のタッチ操作の違いを
認識でき、文字選択手段73ではそれらの4種類のタッ
チ操作の違いに応じて文字を選択して出力することがで
きる。このため、1つのキー21〜32に4種類の文字
や記号を設定することができる。このため、例えば12
個と少ないキー21〜32であっても、最大48種類の
文字を設定できる。従って、ローマ字入力による日本語
入力と、英語入力との両方を実現するためのアルファベ
ット26文字と、各種番号などの入力用の数字0〜9の
10文字とを各キー21〜32に設定して入力すること
ができる。従って、従来の「ソフトキー入力」に比べて
キー数を少なくでき、各キー21〜32を大型化できた
り、操作時の移動距離を小さくできるため、入力操作性
を向上することができる。また、「手書き入力」に比べ
ても、入力スピードを向上でき、迅速にかつ長時間の入
力が可能になる。
【0014】さらに、移動するタッチ操作(バータッチ
操作)として、左下、右下、右上の3種類の移動方向で
判別するようにしているため、入力操作性をより一層向
上することができる。すなわち、左下、右下、右上の3
つの操作は、文字を書くときの動作にもあるため、非常
にリズミカルで入力しやすい。その上、これら3種類の
移動方向は、互いにより大きく異なるため、各タッチ操
作を容易に判別することができ、誤認識を無くすことが
できる。すなわち、本発明は、左下、右下、右上の3つ
の移動方向によって各第2〜4タッチ操作を判別してい
るので、タッチした状態で移動しないピンタッチと含め
て、4種類ものタッチ操作の入力が非常に簡単に行え、
かつ誤検出も少なくでき、入力者にとって操作性がよく
て負担を掛けない画面表示式キー入力装置とすることが
できる。
【0015】この場合も、バータッチ操作による移動方
向である「左下」、「右下」、「右上」はほぼその方向
に移動すればよく、ある程度の角度範囲内で移動すれば
よい。このため、例えば、前記判定手段は、前記タッチ
式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッチした点か
ら左方向に延びる第1軸と、前記点から下方向に延びる
第2軸と、前記点から右方向に延びる第3軸と、前記点
から上方向に延びる第4軸とを設定し、かつ、前記タッ
チ式入力手段がタッチしたまま所定長さ以上移動しない
時には第1タッチ操作と判別し、前記タッチ式入力手段
が前記タッチした点から前記第1軸および第2軸で区画
される領域に向かって所定長さ以上移動した時には第2
タッチ操作と判別し、前記タッチ式入力手段が前記タッ
チした点から前記第2軸および第3軸で区画される領域
に向かって所定長さ以上移動した時には第3タッチ操作
と判別し、前記タッチ式入力手段が前記タッチした点か
ら前記第3軸および弟4軸で区画される領域に向かって
所定長さ以上移動した時には第4タッチ操作と判別する
ように構成されていることが好ましい。
【0016】このように各領域を設定した場合も、判定
手段72は各キー21〜32毎に4種類のタッチ操作の
違いを容易に認識できる。その上、移動方向にずれがあ
っても、上記領域内で移動すれば認識できるため、操作
者毎の移動方向のズレなども吸収できて移動方向を確実
に認識することができ、入力操作性を向上できる。
【0017】この際、前記判定手段72は、画面3にタ
ッチされた前記タッチ式入力手段71の先端の移動距離
が所定寸法(例えば1mm)未満であれば第1タッチ操作
と判別し、所定寸法(例えば1mm)以上であれば最初に
タッチされた交点から所定寸法(例えば1mm)移動する
までの方向によって前記第2〜4タッチ操作を判別する
ものでもよい。
【0018】ペンなどのタッチ式入力手段71を用いた
場合、ペン先を1mm以上移動させるには、通常、入力者
が意識して行う必要がある。従って、入力者の操作とし
て、画面3にタッチのみして横移動しないつまり普通に
点(・)を打つように画面にタッチするピンタッチと、
画面3にタッチした後にそのまま画面上を移動させて短
い線(バー)を書くように画面3にタッチするバータッ
チとの各操作を判断する際に、タッチ式入力手段71の
先端が1mm以上移動したか否かで判断すれば、タッチ操
作の違いを高精度に検出することができる。
【0019】また、前記判定手段72は、各キーの領域
内に含まれる各ピクセル81をタッチ式入力手段71で
タッチされたか否かを判別可能に構成され、前記タッチ
式入力手段71でタッチされたピクセル数が所定数以内
であれば前記第1タッチ操作と判別し、前記タッチ式入
力手段71でタッチされたピクセル数が所定数以上であ
れば、最初にタッチされたピクセル81と、その後にタ
ッチされた各ピクセル81の相対位置に応じて前記第2
〜4タッチ操作を判別するように構成されていることが
好ましい。液晶画面3等をペン等でタッチした際に、そ
の画面3の各ピクセル(画素)がタッチされたか否かで
各タッチ操作を判別すれば、判定手段72の構成を簡易
にすることができる。
【0020】前記タッチ式入力手段71としては、タッ
チペンや指先等が利用できるが、特に多くの人にとって
利用しやすく、細かな操作も行えるタッチペンを用いる
ことが好ましい。
【0021】ここで、前記画面3には少なくとも上下4
段左右3列の12個のキー21〜32が表示され、第1
段3個のキー21〜23には左側から数字「1」、数字
「2」、数字「3」が設定され、第2段3個のキー24
〜26には左側から数字「4」、数字「5」、数字
「6」が設定され、第3段3個のキー27〜29には左
側から数字「7」、数字「8」、数字「9」が設定さ
れ、第4段3個のキー30〜32には左側から記号
「*」、数字「0」、記号「#」が設定されているとと
もに、前記第1段の中央および右側のキー22,23に
は、それぞれ「ABC」および「DEF」の3つの文字
が設定され、第2段3個のキー24〜26には左側のキ
ーからそれぞれ「GHI」、「JKL」、「MNO」の
3つの文字が設定され、第3段3個のキー27〜29に
は左側のキーからそれぞれ「PRS」、「TUV」、
「WXY」の3つの文字が設定され、第4段3個の中央
のキー31には「QZ」の2つの文字が設定されてお
り、前記文字選択手段73は、予め設定された前記第1
〜4タッチ操作のいずれかを操作することにより前記各
数字および記号と、各文字を選択して入力可能に構成さ
れていることを特徴とするものである。
【0022】ここで、前記文字選択手段73は、各キー
21〜32に設定された文字、数字、記号から、前記第
1タッチ操作により「A,D,G,J,M,P,T,
W,Q」を選択して入力し、第2タッチ操作により
「B,E,H,K,N,R,U,X,Z」を選択して入
力し、第3タッチ操作により「C,F,I,L,O,
S,V,Y」を選択して入力し、第4タッチ操作により
「1,2,3,4,5,6,7,8,9,0,*,#」
を選択して入力可能に構成されていることが好ましい。
【0023】このようなキー配列にすれば、いわゆる携
帯電話やPHS(Personal Handy phone System)にお
けるキー配列と同一になるため、本発明の画面表示式キ
ー入力装置を携帯電話等にも適用することができるとと
もに、携帯電話のキー配列に慣れている利用者がキー配
列を容易に把握することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の第1実施形態
である画面表示式キー入力装置1が示されている。画面
表示式キー入力装置1は、携帯情報端末(PDA)とし
ても利用可能な携帯電話であり、本体2の表面には液晶
画面3が設けられている。
【0025】液晶画面3には、入力あるいは受信した番
号や文字等が表示されるデータ表示領域10と、各数字
や文字が設定されたキー21〜32が表示されるキー入
力領域12とが設けられている。なお、このキー入力領
域12は、常時表示されるようにしてもよいが、所定の
キー等を操作することで、前記表示領域10が画面3の
ほぼ全域に渡って表示されるようにしてもよい。この場
合には、表示領域10を大きくできて情報量を多くで
き、特に携帯電話でインターネットや電子メールを利用
する際のそれらの情報を表示させる時に利用しやすくで
きる。
【0026】この画面表示式キー入力装置1には、図示
しないが、タッチ式入力手段として用いられるペンが付
属している。このため、本体2には、ペンを保持するホ
ルダなどを設けておき、ペンの紛失を防止できるように
されていることが好ましい。そして、画面表示式キー入
力装置1を使用する場合には、本体2を左手(右手)で
持ってあるいは机などの上に置いて、ペンを右手(左
手)で握って操作すればよい。
【0027】キー入力領域12には、上下4段左右3列
の12個のキー21〜32が表示されている。これらの
各キー21〜32には、携帯電話として広く利用されて
いる携帯電話用配列が設定されている。
【0028】具体的には、第1段3個のキー21〜23
には左側のキーから順にキー21に数字「1」が、キー
22に数字「2」が、キー23に数字「3」が設定さ
れ、第2段3個のキー24〜26には左側からキー24
に数字「4」が、キー25に数字「5」が、キー26に
数字「6」が設定され、第3段3個のキー27〜29に
は左側からキー27に数字「7」が、キー28に数字
「8」が、キー29に数字「9」が設定され、第4段3
個のキー30〜32には左側からキー30に記号「*」
が、キー31に数字「0」が、キー32に記号「#」が
設定されている。
【0029】また、前記第1段の中央キー22には「A
BC」の3つの文字が設定され、キー23には「DE
F」の3つの文字が設定されている。さらに、第2段3
個のキー24〜26には左側からキー24に「GHI」
が、キー25に「JKL」が、キー26に「MNO」の
3つの文字がそれぞれ設定され、第3段3個のキー27
〜29には左側からキー27に「PRS」が、キー28
に「TUV」が、キー29に「WXY」の3つの文字が
それぞれ設定され、第4段3個の中央のキー31には
「QZ」の2つの文字が設定されている。さらに、キー
30,32には、それぞれ左方向および右方向にカーソ
ルを移動するカーソルキーが設定されている。
【0030】次に、画面表示式キー入力装置1を実現す
る内部構成について、図2を参照して説明する。図2
は、画面表示式キー入力装置1を実現する内部構成のブ
ロック図である。画面表示式キー入力装置1は、タッチ
式入力手段71と、判定手段72と、文字選択手段73
とを備えて構成されている。
【0031】本実施形態におけるタッチ式入力手段71
は、前述のとおりペンを備えており、キー入力領域12
において、ペンによるタッチ入力があるかをチェックし
ている。
【0032】この際、本実施形態においては、各メイン
キー21〜32に4種類の文字、記号、数字が設定され
ているため、ペンによって4種類のタッチ入力操作を使
い分け、その入力操作の違いを判定手段72で判定する
ことで各文字、記号、数字を入力するようにされてい
る。
【0033】すなわち、図3に示すように、判定手段7
2は、ペンが各キー21〜32をタッチした際の操作の
違いを検出して、各キー21〜32の左位置(図3では
「J」)、中央位置(図3では「K」)、右位置(図3
では「L」)、右上位置(図3では数字「5」)のいず
れか1つが選択されたことを判定している。
【0034】この際のタッチ操作の違いを判断する方法
としては、図4,5に示すような方法で行われる。すな
わち、各キー21〜32の表示領域内において、最初に
ペンでタッチされた点を交点Sとし、この交点Sを中心
点として第1〜4軸85〜88を設定する。なお、本実
施形態では、交点Sから右方向に第1軸85を設定し、
右下方向に第2軸86を設定し、右方向に第3軸87を
設定し、上方向に第4軸88を設定している。なお、第
2軸86は、第1軸85に対して角度θ1が105度と
なるように設定されている。
【0035】そして、図5に示すように、ペンの先端
が、この交点Sから所定寸法L(例えば1mm)の円周7
5内に位置したままであれば、判定手段72はピンタッ
チ操作が行われたと判定して第1タッチ操作を認識す
る。
【0036】一方、ペンの先端が交点Sから各方向に移
動して円周75の位置まで達すると、判定手段72はバ
ータッチと判定するとともに、その移動方向に応じて第
2〜4タッチ操作を判別する。具体的には、判定手段7
2は、第1〜4軸85〜88で区分される各領域76〜
79において、交点Sから下の領域76(第1軸85お
よび第2軸86で区分される領域)に向かってペンが移
動すれば、第2タッチ操作と判定する。また、交点Sか
ら右下の領域77(第2軸86および第3軸87で区分
される領域)に向かってペンが移動すれば、第3タッチ
操作と判定する。さらに、交点Sから右上の領域78
(第3軸87および第4軸88で区分される領域)に向
かってペンが移動すれば、第4タッチ操作と判定する。
なお、本実施形態では、交点Sから左上の領域79(第
4軸88および第1軸85で区分される領域)に向かっ
てペンが移動した際には、入力をキャンセルしている。
【0037】そして、図5に示すように、ペンが円周7
5まで移動した時点で判定手段72は、各タッチ操作を
判別するため、ペンがその後どのような方向に移動して
もかまわない。
【0038】このような各操作の判定は、具体的には、
図6に示すように、各キー21〜32の表示領域内に含
まれるピクセル(画素)81毎のタッチの有無で判定す
ることができる。すなわち、図6のように、各キーの
表示領域内に縦10列、横10行の計100個のピクセ
ル81が設定されている場合に、判定手段72は、ペン
が各キー21〜35の表示領域内の所定数以内、例えば
各キー21〜32の表示領域内の1つ、またはその1つ
のピクセル81とその周囲のピクセル81(図6で
「+」記号で表示されている部分)内のピクセル81の
みをタッチした場合(ポイントタッチした場合)には、
ペン先の移動が所定長さL以内、つまり第1タッチ操作
(ピンタッチ)で入力されたと判断する。
【0039】また、判定手段72は、図6のように、
最初にタッチされた交点Sから下方向に向かって3つ以
上のピクセル81をタッチした場合(短い線を書くよう
にタッチした場合であり「+」記号部分も含んでもよ
い)には、下方向バータッチ、つまり第2タッチ操作で
入力されたと判断する。さらに、図6のように、最初
にタッチされた交点Sから右下方向に向かって3つ以上
のピクセル81をタッチした場合には、判定手段72は
右下方向バータッチ、つまり第3タッチ操作で入力され
たと判断し、図6のように、交点Sから右上に向かっ
て3つ以上のピクセル81をタッチした場合には、判定
手段72は右上方向バータッチ、つまり第4タッチ操作
で入力されたと判断する。
【0040】なお、タッチ入力の起点Sは、各キー21
〜32の領域内であればどの位置でもよく、タッチ(バ
ー)の端末がキー領域からはみ出してもよい。また、判
断基準となるピクセル81の数は3つ以上および未満の
場合に限らず、特に表示領域内のピクセル81の数等に
応じて設定すればよい。例えば、ピクセル81の数を縦
5列、横5行の計25個に設定した場合には、2つ以上
のピクセル81がタッチされたらバータッチであると判
断してもよい。
【0041】文字選択手段73は、判定手段72でピン
タッチ(第1タッチ操作)と判定されれば、キー21〜
32の最も左側に位置する文字のコード「A,D,G,
J,M,P,T,W,Q」を選択して入力する。また、
下方向バータッチ(第2タッチ操作)と判定されれば、
キー21〜32の中央に位置する文字のコード「B,
E,H,K,N,R,U,X,Z」を選択して入力す
る。さらに、右下方向バータッチ(第3タッチ操作)と
判定されれば、キー21〜32の右側に位置する文字の
コード「C,F,I,L,O,S,V,Y」を選択して
入力し、右上方向バータッチ(第4タッチ操作)と判定
されれば、キー21〜32の左上の数字・記号コード
「1,2,3,4,5,6,7,8,9,0,*,#」
を選択して入力する。なお、キー30,32でピンタッ
チ入力が行われた場合には、カーソル移動処理が行われ
る。
【0042】この文字選択手段73で選択された文字・
記号は、液晶画面の表示領域10に表示される。以上に
より、各タッチ入力に対する処理が完了し、次のタッチ
入力があれば以上の処理を繰り返して順次タッチ入力を
行う。
【0043】このような本実施形態によれば次のような
効果がある。 (1) 各キー21〜32に最大4つの文字(アルファベッ
ト)や記号を設定できるため、従来の仮想キーボードの
ように、1つのキーに1つの文字を設定していた場合に
比べてキーの数を少なくすることができる。例えば、図
1のように、12個のメインキー21〜32しか設けら
れていなくても、各キー21〜32に最大で4つのキー
コードつまり全体で48個のキーコードを設定すること
ができる。従って、日本語のローマ字入力や英語入力に
用いるアルファベット26文字に加えて、数字0〜9
や、電話で利用される記号「*」、「#」、さらにはカ
ーソル移動機能等の頻度の高い数字や記号を含めてキー
21〜32に設定でき、少ないキー数でも日本語入力や
英語入力に十分対応できる。
【0044】(2) このため、従来の仮想キーボードに比
べて大幅に少ない12個のメインキー21〜32を用い
てローマ字入力や英語入力を行うことができ、携帯電話
のように小型の電子機器にも充分に組み込むことができ
る。さらに、このような小型の電子機器に組み込んだ場
合でも、キー数が少ないために、各キー21〜32の大
きさを比較的大きくでき、キー21〜32をペンや指先
で簡単にタッチすることができ、タッチ入力の操作性を
向上することができる。
【0045】(3) さらに、従来より広く利用されて慣れ
親しまれている携帯電話配列に応じたキー配列にしてい
るので、携帯電話に慣れた多くの人にとっては本実施形
態のキー配列を容易に覚えることができ、画面表示式キ
ー入力装置1を即座にかつ簡単に利用することができ
る。
【0046】(4) また、各キー21〜32に表示された
4つの文字や記号を入力するには、ペンの移動方向や移
動距離を異ならせるだけで、4種類の操作を行うことが
できるため、タッチ入力の操作性を向上することができ
る。
【0047】(5) バータッチの種類を、下、右下、右上
の3種類の移動方向で判別しており、これらの移動は互
いに大きく異なるため、各タッチ操作を容易に判別する
ことができ、誤認識を無くすことができる。その上、上
記3種類の移動は、ペンで文字を書く場合にも行う動作
であり、入力者にとって操作しやすいため、入力操作性
をより一層向上することができる。
【0048】(6) さらに、キーの領域内で最初にタッチ
した点Sを基準に、タッチ方向などを判別しているた
め、入力操作性を向上することができる。特に、キー領
域内に固定的に各領域を設定した場合には、最初にペン
タッチする際の位置を注意しなければならず、入力しに
くいが、本実施形態では、最初はキー領域のどの部分を
タッチしてもよいため、入力時にそれほど注意深くする
必要が無く、入力操作性を向上することができる。
【0049】(7) ピンタッチであるか、バータッチであ
るかを、ペン先が所定寸法L=1mm以上移動したか否か
で判別しているため、ピンタッチとバータッチとを容易
に判別することができる。特に、ペン先の1mmの移動
は、通常、入力者が意識しなければ行えないため、入力
者の意図通りに入力することができ、入力操作性をより
一層向上することができる。その上、ペン先を最低1mm
移動させれば、ピンタッチおよびバータッチの入力を判
別でき、ペン先の移動量も最小限に押さえることができ
るため、入力操作を迅速に行うことができる。
【0050】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。本実施形態は、前記第1実施形態のキー入力領域
12におけるキー配列を、図7に示すキー配列に設定し
たものである。このキー配列は、特に日本語のローマ字
入力を効率的に行えるように考慮されたものである。
【0051】具体的には、第1タッチ操作を行った際に
入力される文字として、最上段(1段目)の3個のキー
21〜23には左側から順に「A」、「I」、「U」が
設定され、2段目の左から2つのキー24,25には左
側から順に「E」、「O」が設定されている。一方、各
キー27〜32には、第1タッチ操作を行った際に入力
される文字として、日本語の子音を表す「K」、
「S」、「T」、「N」、「H」、「R」の子音キーが
設定され、キー26には、子音キー「Y」が設定されて
いる。これらの配列は、「か」行、「さ」行、「た」
行、「な」行、「は」行、「ら」行、「や」行の子音が
ほぼアカサタナ順に並ぶように配慮して構成されたもの
である。
【0052】また、キー32、26には、第2タッチ操
作時に入力される文字として、「M」、「W」の子音キ
ーが配列されている。この配列は、残りの「ま」行、
「わ」行が並ぶようにしたものである。
【0053】また、キー27〜29、31には、第2タ
ッチ操作時に入力される文字として、「G」、「Z」、
「D」、「B」の各子音キーが配列されている。すなわ
ち、「が」行、「ざ」行、「だ」行、「ば」行を入力す
る子音「G」、「Z」、「D」、「B」が清音「か」
行、「さ」行、「た」行、「は」行を入力する「K」、
「S」、「T」、「H」に対応して設定されて清音と濁
音とが対応するように配列されている。
【0054】また、「は」行、「ば」行を入力する
「H」、「B」が設定されたキー31には、第3タッチ
操作時に入力される文字として「ぱ」行を入力するため
の「P」が設定され、「ぱ」行の入力も覚えやすく、か
つ、操作性よく行えるようになっている。
【0055】また、「な」行を入力する「N」が設定さ
れたキー30は、ローマ字入力においては、撥音「ん」
を入力するキーとしても利用されている。
【0056】さらに、「A」、「E」が設定された母音
キー21、24は、第2タッチ操作時に、長音「ー」、
促音「っ」がそれぞれ入力されるように設定されてい
る。
【0057】また、キー26〜29には、第3タッチ操
作時に入力される文字として「X」、「F」、「J」、
「V」がそれぞれ設定されている。さらに、キー30
は、英語入力モード時に第2タッチ操作をすると「C」
が入力され、第3タッチ操作をすると「Q」が入力され
るよう設定されている。また、キー32は、第3タッチ
操作で「L」が入力されるように設定されている。
【0058】従って、アルファベット26文字に関して
は、12個のメインキー21〜32の内、5個のキー2
1〜25に母音「A」、「I」、「U」、「E」、
「O」が単独で設定され、他のキー26〜32に、他の
21文字が3文字ずつ設定されている。具体的には、キ
ー26に「YWX」、キー27に「KGF」、キー28
に「SZJ」、キー29に「TDV」、キー30に「N
CQ」、キー31に「HBP」、キー32に「RML」
がそれぞれ設定されている。
【0059】また、各キー21〜32には、第4タッチ
操作によって入力される数字配列として、上段左側から
順にキー21に数字「1」が、キー22に数字「2」
が、キー23に数字「3」が、キー24に数字「4」
が、キー25に数字「5」が、キー26に数字「6」
が、キー27に数字「7」が、キー28に数字「8」
が、キー29に数字「9」が、キー30に数字「0」
が、キー31に記号「,」が、キー32に記号「.」が
設定され、携帯電話と同様のキー配列とされている。
【0060】このようなキー配列を有する本実施形態に
おいても、ピンタッチ(第1タッチ操作)や各バータッ
チ(第2〜4タッチ操作)を行うことで、各キー21〜
32に設定された各文字や数字などを選択して入力でき
る。
【0061】このようなキー配列を備えた第2実施形態
によれば、前記第1実施形態の(1),〜(7) の作用効果を
奏することができる上、次のような効果が得られる。 (8) 日本語でも英語でも最も使用頻度の高い母音つまり
「A」、「I」、「U」、「E」、「O」を独立したキ
ー21〜25に設定したため、これらの文字はキーをピ
ンタッチするだけで入力できる。このため、母音入力時
の操作を簡単にでき、入力操作等の操作性を向上でき
る。
【0062】(9)子音「K」〜「W」が設定されたキー
26〜32と、母音「A」〜「O」が設定されたキー2
1〜25とに分けてキーを設定したので、「子音+母
音」のローマ字入力で日本語を入力することができる。
このため、日本語を入力する場合、2回キーをタッチす
る操作を行えば入力することができ、入力操作性を向上
でき、ひいては文字入力効率を向上できる。同様に、英
語においても、子音と母音とは交互に出現する確率が高
いため、子音と母音とを分けてキー設定したことで、英
語入力時においてもタッチ数を少なくすることができ、
入力操作性を向上できる。
【0063】(10)母音「A」、[I」、「U」、
「E」、「O」が第1段目から第2段目に向かってかつ
左から右に向かって配置されているため、各母音のキー
位置を覚えやすく、より操作性を向上できる。
【0064】(11)各キー26〜32に設定された子音
は、日本語においても、英語においても比較的頻度が高
い文字をピンタッチで入力できるように設定しているの
で、タッチ操作を効率的に行え、文字入力効率をより一
層向上できる。
【0065】(12)「G」、「Z」、「D」、「B」を用
いて濁音を入力したり、「子音+Y+母音」で拗音を入
力しており、従来の一般的なキーボードにおけるローマ
字入力に準じた文字の組み合わせで濁音等を入力してい
るので、入力操作を迅速に習得することができ、入力操
作性も向上できる。
【0066】(13)ローマ字入力において、「か」行を入
力する「K」と「が」行を入力する「G」とをキー27
に、「さ」行を入力する「S」と「ざ」行を入力する
「Z」とをキー28に、「た」行を入力する「T」と
「だ」行を入力する「D」とをキー29に、「は」行を
入力する「H」と「ば」行を入力する「B」とをキー3
1にそれぞれ設定したので、関連する清音と濁音とを同
じキーを用いてタッチ操作の仕方のみを変えて入力する
ことができる。このため、濁音用のキー位置を簡単に把
握でき、入力操作も覚えやすくなり、文字入力効率を向
上できる。
【0067】(14)各キー21〜32には、数字も設定さ
れているので、文字入力だけではなく、数字入力も行う
ことができる。このため、電卓としての計算処理や、携
帯電話、腕時計、電子手帳等の電話帳などに宛名と電話
番号とを入力することができる。すなわち、12個のキ
ー21〜32で、電卓用や電話等で番号を入力するため
の数字入力と、ローマ字入力による日本語入力と、英語
入力との3つの入力モードを実現することができ、様々
な入力に適用でき、汎用性の高いキー入力装置とするこ
とができる。
【0068】(15)母音が設定された5個の母音キー21
〜25のうちの1つの母音キー21に長音「ー」を設定
し、キー24に促音「っ」を設定し、それぞれ第2タッ
チ操作で入力できるように構成したので、日本語入力に
おいて使用頻度が高い長音「ー」および促音「っ」の入
力を容易にでき、文字入力効率を向上できる。
【0069】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。本実施形態は、例えば、図8に示すような携帯情
報端末(PDA)100や、携帯電話、さらにはノート
パソコンなどに組み込まれるものであり、特に携帯電話
機能を有するPDAなどに適したものである。
【0070】具体的には、携帯情報端末100には、液
晶画面3が設けられ、その液晶画面3の一部(下部側な
ど)には、図9〜14に示すように、データ表示領域1
0と、キー入力領域12と、モード切替用等の機能キー
が表示された機能キーエリア13と、各機能キーが表示
された機能キーエリア14とが設けられている。
【0071】機能キーエリア13には、各入力モードの
切替等を行う8つの機能キー51〜58が表示されてい
る。これらのキー51〜58においてピンタッチを行う
と、各キー入力領域12や機能キーエリア14が、図9
に示すかなモード、図10,11に示す英字モード、図
12に示す数字モード(テンキーモード)、図13に示
す記号モード、図14に示す電卓モードにそれぞれ切り
換えられるようになっている。
【0072】具体的には、かな(カナ)キー57をピン
タッチすると、図9に示すかなモードに切り替わる。ま
た、英小(英大)キー53をピンタッチすると、図10
に示す英字モード1に切り替わる。さらに、数字キー5
6をピンタッチすると、図12に示す数字モードに切り
替わり、記号キー55をピンタッチすると、図13に示
す記号モードに切り替わる。
【0073】なお、かな(カナ)キー57および英小
(英大)キー53には、それぞれ「かな(ひらがな)モ
ード」と「カナ(カタカナ)モード」、および「英小
(英小文字)モード」と「英大(英大文字)モード」の
各2種類のモードが設定されているため、各キー53,
57においてピンタッチを繰り返すことで2種類のモー
ドが交互に切り替わるように設定されている。さらに、
各キー53,57を最初にピンタッチすると、それぞれ
キー表面の下側に表記された「英小」や「かな」モード
が選択されるが、各キー53,57を直接右上バータッ
チすると、直接「英大」や「カナ」モードが選択される
ようになっている。
【0074】一方、英字が携帯電話の配列に合わせて設
定された図11に示す英字モード2は、英小(英大)キ
ー53をタッチして図10に示す英字モード1を選択し
た後、切替キー58をピンタッチすることで選択できる
ようにされている。また、図14に示す電卓モードは、
数字キー56をピンタッチして図12に示す数字モード
を選択した後、切替キー58をピンタッチすることで選
択できるようにされている。
【0075】なお、各モードを選択して画面表示が切り
替わると、各機能キー51〜58、61〜70には、カ
ーソルキーや、各種機能キーが表示、設定される。そし
て、これらの各キー51〜58,61〜70をピンタッ
チすることで、そのキーに表示された各種の機能が実行
されるようになっている。
【0076】また、各モードを選択して画面表示が切り
替わると、キー入力領域12のキー21〜32にも、選
択モードに対応した英字、数字、記号等が表示される。
そして、これらの各キー21〜32には、最大で4種類
の文字、数字、記号が設定されているため、ピンタッチ
および3種類のバータッチ(下、右下、右上)でそれぞ
れ入力し分けることができる。
【0077】なお、各キー入力領域12は、各入力モー
ドによって適宜切り換えられて表示されるが、図9の
「かなモード」および図10の「英字モード1」では、
基本的には図7に示す第2実施形態の配列と同じキー配
列が表示される。但し、図9の「かなモード」では、キ
ー22,23,25には下バータッチ(第2タッチ操
作)で入力される「、」、「・」、「「」や右下バータ
ッチ(第3タッチ操作)で入力される「。」、「〜」、
「」」が追加設定されている。さらに、キー30には、
日本語のローマ字入力では使用されない「C」、「Q」
の代わりに「ん(撥音)」が設定され、下バータッチ操
作で入力されるようになっている。
【0078】また、キー21,24には、下バータッチ
(第2タッチ操作)で入力される「ー」、「っ」が設定
されている。本実施形態では、このキー21,24にお
いて第2タッチ操作で入力される「ー(長音)」、「っ
(促音)」は、キー21,24を2回ピンタッチするこ
とでも入力できるように構成されている。
【0079】さらに、図10の「英字モード1」では、
キー22,23,24,25には下バータッチ(第2タ
ッチ操作)で入力される「:」、「_」、「^」、
「/」が追加設定されている。
【0080】図11の「英字モード2」では、キー入力
領域12は、第1実施形態の携帯電話のキー配列と同一
とされている。但し、キー21には「,」、「.」が追
加され、キー30,32には、カーソルキーの代わり
に、「−、:、/」や「@、^、_」が設定されてい
る。また、図12,14の数字(テンキー)モード、電
卓モードでは、図示したように各数字および
「・」、「,」等の各種記号等が設定されている。
【0081】さらに、図13の「記号モード」では、図
示したように各記号が設定されている。この記号モード
では、各キー21〜32に2個の記号が設定されている
ので、ピンタッチおよびバータッチ(右下バータッチや
右上バータッチ)の2種類のタッチ操作で選択入力でき
るようにされている。
【0082】また、図14の電卓モードでは、機能キー
51〜58,61〜70には、四則演算記号(/,*,
−,+,=)や「C(クリア)」、「AC(オールクリ
ア)」やその他の電卓用の機能(%、√、M、M−、M
+)等の電卓で利用される各機能が設定されている。
【0083】このような本実施形態においても、前記各
実施形態と同様の作用効果を奏することができる。さら
に、様々な入力モードに切り換えることで画面表示も切
り換えられるため、記号や数字なども効率よく入力する
ことができる。例えば、表計算ソフトのように数字のみ
を入力することが多い場合には、数字モードに切り換え
ることで、各数字をピンタッチで入力することができ、
入力操作性を向上することができる。
【0084】また、各モードにおいて、機能キー51〜
54、61〜70はそのモードに適したものに変更され
るため、入力者にとって分かりやすくでき、操作性を向
上できる。さらに、キー21〜32においては、例え
ば、図9と図10に示すように、かなモード(日本語入
力)や英字モードで共通した配列を採用することもで
き、キー配列を把握し易くできて操作性をより向上でき
る。
【0085】また、30個のキー21〜32、51〜5
6、61〜70のみで、アルファベット26文字、数
字、記号の入力や、各種機能の実行を行えるため、省ス
ペースで小型の機器にも容易に組み込めるとともに、タ
ッチ入力操作も容易に行うことができる。
【0086】次に、本発明の第4実施形態について説明
する。本実施形態は、前記第3実施形態と同様な携帯情
報端末100などに組み込まれるものである。なお、本
実施形態において、前記第3実施形態と同様の構成に
は、同一符号を付し、説明を省略あるいは簡略する。
【0087】本実施形態では、図15のかなモード(ひ
らがな、カタカナの両モード共通)、図16の英字モー
ド(英大文字、英小文字共通)、図17の数字モード、
図18の記号モードの4種類のモードに切替可能に構成
されている。そして、本実施形態においても、キー入力
領域12に設けられた12個の文字キー21〜32と、
機能キーエリア13に設けられた8個の機能キー51〜
58と、機能キーエリア14に設けられた10個の機能
キー61〜70との、計30個に集約されたキーが設け
られている。
【0088】12個の文字キー21〜32には、最大3
個の文字、記号が設定されているため、ピンタッチ(第
1タッチ操作)および3種類のバータッチ(第2〜4タ
ッチ操作)の内の3種類のタッチ操作(例えば、ピンタ
ッチ、右下バータッチおよび右上バータッチの3種類)
を使って各キー21〜32に表記された各文字、数字、
記号を選択して入力するように構成されている。
【0089】また、各機能キー51〜58,61〜70
には、最大で2つの機能が設定されているため、ピンタ
ッチ(第1タッチ操作)または右上バータッチ(第4タ
ッチ操作)等で各機能を選択するようにされている。各
機能キー61〜70には、図15〜18に示すように、
前記第3実施形態と同様な各種機能キー(カーソルキー
やBS、Space、変換、Enter キー(改行キー)等)が
設定されている。
【0090】このような本実施形態においても、前記各
実施形態と同様の作用効果を奏することができる。さら
に、図15〜18に示す各モードにおいて、各機能キー
51〜58,61〜70は共通しているため、キー配列
を憶えやすく、操作性を向上できる。
【0091】次に、本発明の第5実施形態について説明
する。本実施形態は、PDAや携帯電話、さらにはノー
トパソコンなどに組み込まれるものであり、特にパソコ
ン用のOSとして広く利用されているWindows (登録商
標)にも適用可能なように形成されたものである。
【0092】具体的には、図19〜24に示すように、
液晶画面3には、データ表示領域10とキー入力領域1
2の他に、モード切替用機能キーが表示されたモード機
能キーエリア13と、各機能キーが表示された機能キー
エリア14とが設けられている。モード機能キーエリア
13には、各入力モードの切替を行う4つのキー51〜
54が表示されている。これらのキー51〜54におい
てピンタッチを行うと、各キー入力領域12や機能キー
エリア14が、図22に示すテンキーモード(数字モー
ド)、図20,21に示す英字モード、図19に示すか
なモード、図22に示す記号モードにそれぞれ切り換え
られるようになっている。また、各キー51〜54にお
いて右上バータッチ(第4タッチ操作)を行うと、半角
入力、CapsLock(大文字入力)、カタカナ入力、かな漢
字変換入力(日本語IME起動)が設定されるようにな
っている。
【0093】また、各キー入力領域12は、各入力モー
ドによって適宜切り換えられて表示される。すなわち、
図19の「かなモード」および図21の「英字モード」
では、英字は図7の配列と同じキー配列とされ、数字は
図12,17のテンキー配列と同じとされている。な
お、「かなモード」では、キー22,23,25には右
下バータッチ(第2タッチ操作)で入力される「、」、
「。」、「・」が設定されている。
【0094】また、図20の「英字モード」では、キー
入力領域12は、第1実施形態の携帯電話のキー配列と
同一とされている。また、図22,24のテンキーモー
ド、電卓モード(データ表示領域10の左側の電卓キー
55をタッチすることで切り換えられる)では、図示し
たように各数字および「・」が設定されている。さら
に、図22の「記号モード」では、図示したように各記
号が設定されている。
【0095】なお、図21の「英字モード」は、機能キ
ー54を右上バータッチしてかな漢字変換モード(日本
語IMEモード)となっているため、かな漢字変換が可
能な、つまり英字が入力されるが、入力直後は未確定状
態となっており、変換キーを押すと漢字や英小文字、大
文字、半角、全角などの後変換が可能なモードに設定さ
れている。一方、図20の「英字モード」は、かな漢字
変換モードが選択されていないため、入力した文字が直
接カーソル位置等に入力される直接入力モードとされて
いる。
【0096】このような直接入力モードおよびかな漢字
変換モードは、英字モード時だけでなく、「かな(ひら
がな入力)モード」、「カナ(カタカナ入力)モー
ド」、「テンキー(数字)モード」、「記号モード」に
おいても設定できるようにされている。なお、テンキー
モードや記号モードにおいてかな漢字変換モードを設定
すると、全角および半角の後変換が可能となる。
【0097】さらに、機能キーエリア14には、7個の
機能キー61〜67が設定されている。図19〜23の
各モードにおいては、機能キー61,62には、それぞ
れカーソル機能が設定され、キー63には「Back Spac
e」、「Del 」が設定され、キー64には「Esc 」、「I
ns 」が設定され、キー65には「Shift」、「Fn」が設
定され、キー66には「Enter 」キーが設定され、キー
67には「Space/ 変換」機能が設定されている。これ
らの機能キー61〜67では、ピンタッチにより下側に
表示された機能が実行され、右上バータッチ(第4タッ
チ操作)により上側に表示された機能が実行されるよう
に構成されている。
【0098】なお、図23の記号モードでは、各キー2
1〜32に3個の記号が設定されているので、第1〜3
タッチ操作等の3種類のタッチ操作で選択入力できるよ
うにされている。
【0099】また、図24の電卓モードでは、キー61
〜67には、四則演算記号(/,*,−,+,=)や
「C(クリア)」、「AC(オールクリア)」等の電卓
で利用される各機能が設定されている。また、電卓モー
ドでは、各キー51〜54にも、電卓用の機能(%、
√、MC、MR、M−、M+)が設定されている。
【0100】なお、「Menu」キー56をタッチすると、
各種設定メニューなどが液晶画面3に表示されて設定で
きるように構成されている。例えば、英字モード(直接
入力モードおよびかな漢字変換モード)時に、図20、
21に示す2種類の英字モードのどちらを標準で表示す
るかを設定したり、かなモードにおいても、図19の配
列や図20の携帯電話用のキー配列のいずれかを標準に
するかなどが設定できる。
【0101】このような本実施形態においても、前記各
実施形態と同様の作用効果を奏することができる。ま
た、25個のキー21〜32、51〜56、61〜67
のみで、アルファベット26文字、数字、記号を設定で
きるため、省スペースでより小型の機器にも容易に組み
込めるとともに、タッチ入力操作も容易に行うことがで
きる。
【0102】次に、本発明の第6実施形態について、図
25〜30を参照して説明する。本実施形態も、前記第
5実施形態と同様に、PDA、携帯電話、ノートパソコ
ンなどに組み込まれるものである。なお、本実施形態に
おいて、前記第3実施形態と同様の構成には、同一符号
を付し、説明を省略あるいは簡略する。
【0103】本実施形態においては、キー入力領域12
に設けられた12個(図28に示す数字モードの場合は
11個)の文字キー21〜32と、モード機能キーエリ
ア13に設けられた4個の機能キー51〜54と、機能
キーエリア14に設けられた5個の機能キー56、61
〜64との、計21個に集約されたキーが設けられてい
る。
【0104】12個の文字キー21〜32は、ピンタッ
チ(第1タッチ操作)と、3種類のバータッチ(第2〜
4タッチ操作)とを使って各キー21〜32に表記され
た各文字、数字、記号を選択して入力し、9個の機能キ
ー51〜54,56,61〜64は、ピンタッチ(第1
タッチ操作)または右上バータッチ(第4タッチ操作)
で各機能を選択するようにされている。
【0105】すなわち、モード機能キーエリア13のキ
ー51〜54においてピンタッチを行うと、半角入力、
英大文字入力、数字入力、ひらがな入力の各モードが適
宜設定される。また、各キー51〜54において右上バ
ータッチ(第4タッチ操作)を行うと、直接入力、英小
文字入力、記号入力、カタカナ入力が設定される。
【0106】なお、直接入力モードは、前記第3実施形
態と同様に、入力した文字をカーソルなどの入力位置に
直接入力(固定入力)するモードである。但し、本実施
形態では、メニューキー56によって予め直接入力モー
ド時に、半角英小文字の入力モードで、かつ画面表示は
携帯電話配列になるように設定されている。従って、キ
ー51において右上バータッチ操作をして直接入力モー
ドを選択するだけで、図26に示すキー配列になるよう
にされている。
【0107】また、半角入力は、半角入力ができないひ
らがな入力モード以外の入力モードで設定できるように
されており、この半角入力が設定されていると入力文字
が半角になり、半角入力が解除されると全角で入力され
るようになっている。なお、直接入力や半角入力の設
定、解除は、そのそれぞれの選択操作を繰り返すたび
に、設定および解除が行われるようになっている。
【0108】そして、各キー51〜54をピンタッチあ
るいは右上バータッチして各入力モードを選択すると、
キー入力領域12はその入力モードに応じて表示が切り
替わるようにされている。すなわち、「かな」モードを
選択すると図25に示す「かなモード」となり、「英
大」モードを選択すると図27の「英字モード」とな
り、「数字」モードを選択すると図28の「数字モード
(テンキー配列)」となり、「記号」モードを選択する
と図29の「記号モード」となる。また、「カナ」モー
ド選択時は、出力文字はカタカナになるが、キー配列は
図25と同じある。「英小」モード選択時は、出力文字
は英小文字になるが、キー配列は図27と同じである。
【0109】なお、この「直接」モード選択時や、英字
(英大、英小)、日本語(かな、カナ)の入力モードを
選択した場合、前記第3実施形態と同様に、図25,2
7に示すような配列を表示するか、図26に示すような
携帯電話配列を表示するかなどの初期設定は、「Menu」
キー56をタッチすると表示される設定メニューで設定
できるようにされている。
【0110】また、これらの各モードにおいて、各機能
キー61〜64には、図25〜29に示すように、前記
第5実施形態と同様な各種機能キーが設定されている。
なお、キー63は「Enter 」キー(改行キー)を、キー
64の四角形はスペースキーを表している。
【0111】さらに、「Menu」キー56で選択できる
「電卓」モードでは、図30に示すように、各キーには
数字や演算・電卓機能が設定されている。
【0112】このような本実施形態においても、前記各
実施形態と同様の作用効果を奏することができる。さら
に、前記各実施形態に比べても、さらにキー数を少なく
しているので、より小型の機器にも適用できるととも
に、同じ大きさの機器に設ける場合には、各キーの大き
さを大きくすることができ、タッチ入力操作性をより一
層向上できる。
【0113】なお、本発明は前記各実施形態に記載され
たものに限らない。例えば、各メインキー21〜32の
キー配列も前記実施形態の携帯電話配列や図7に示す配
列に限らず、50音式の配列などでもよく、さらには各
国の言語などに対応して適宜設定すればよい。
【0114】また、前記実施形態では、第1〜4の4種
類のタッチ操作で入力を切り換えていたが、例えば、交
点S右横(→)や、左下等に移動する、つまりペンで文
字を書く場合に行う移動動作に応じた各バータッチ操作
を適宜追加して組み込んでもよい。このような操作を増
やせば、各キーに設定できる文字の種類などを増やすこ
とができ、キー数の削減や入力できる文字種の増加がは
かれる。例えば、図31〜34に示すように、前記第1
実施形態では、下方向の移動であった第2タッチ操作
を、左下への移動にしてもよい。この場合には、図3
2,33に示すように、第2軸86を交点Sから下方向
に設定し、第1軸85、第2軸86で区画された交点S
の左下側の領域76への移動であれば、第2タッチ操作
であると判定すればよい。このような左下方向への移動
も、ペンで文字を書く場合に行う動作であるため、第2
タッチ操作を左下への移動(バータッチ)に変更して
も、入力操作性を低減することはない。
【0115】さらに、前記第1実施形態では、第1軸8
5に対する第2軸86の角度θ1を105度にしていた
が、例えば、95度〜115度の範囲内で設定してもよ
い。さらに、この角度範囲以外でもよく、実施にあたっ
て適宜設定すればよい。但し、角度θ1が95度よりも
小さいと、下方向の移動を行っても第3タッチ操作と誤
認してしまうおそれがあり、また、角度θ1が115度
よりも大きいと、右下方向の移動を行っても第2タッチ
操作と誤認してしまうおそれがあるため、上記角度範囲
内で設定することが好ましい。
【0116】また、バータッチの認識手段としては、前
記図6に示すピクセル81のタッチの有無を利用したも
のに限らず、ペンの移動方向および距離(ベクトル)を
検出してタッチ操作を認識してもよい。要するに、各タ
ッチ操作を判別できる方法であればよい。なお、前記第
1実施形態では、ペンの移動距離の判定をL=1mmと設
定して行っていたが、例えば2mmに設定してもよく、こ
の寸法は実施に応じて適宜設定すればよく、さらには使
用者が適宜変更できるようにしてもよい。
【0117】また、タッチ式入力手段としては、ペンを
用いたペン式入力手段ではなく、指先等で画面のキー入
力領域をタッチするタッチスクリーン式入力手段を利用
してもよい。なお、タッチ式入力手段においてペンや指
のタッチを認識する手段としては、画面種類などに応じ
て静電容量型、光学型、抵抗型等の各種手段が利用で
き、前記タッチ式入力手段もこれら認識手段に応じて適
宜選択すればよい。
【0118】さらに、各キーのキー配列は、実施に応じ
て適宜設定すればよく、その一部のキーに設定された文
字、数字、記号や機能を、入れ替えたりしてもよい。例
えば、前記第3実施形態の図9〜14に示すキー配列の
代わりに、図35〜40に示すキー配列にしてもよい
し、第4実施形態の図15〜18に示すキー配列の代わ
りに、図41〜44に示すキー配列にしてもよい。
【0119】この際、これらのキー配列は、特に各入力
モードに応じて設定することが好ましい。例えば、図4
1に示す「かなモード」では、図42に示す「英字モー
ド」の場合に対し、日本語入力(ローマ字入力)では使
用しない「CQ」、「X」、「L」の代わりに、
「ん」、「、」、「。」を配置することで入力効率を向
上している。
【0120】また、図42に示す「英字モード」では、
同じ母音の連続が少ない「A」、「I」、「U」の隣に
インターネットで使用されることの多い記号「@」、
「_」、「/」、「:」等を配置することで、インター
ネット使用時においても入力効率を向上している。
【0121】また、図43に示す「数字モード」では、
キー21〜23,26,29において、数字の右上に表
計算等で使用される演算記号を配置し、これらの演算記
号を例えば、シフトキー58を入力した後に、各キー2
1〜23,26,29を1回タッチして入力できるよう
に設定されており、これにより表計算ソフト等での入力
効率を向上している。さらに、「数字モード」では、数
字入力の後に「変換」キー67を入力することで、漢数
字を入力できるようにされている。
【0122】さらに、図44に示す「記号モード」にお
いて、キー23に設定された鍵カッコ「」は、英字モー
ドから記号モードに切り替わった場合には、コの字カッ
コ[]となり、日本語入力で使用される鍵カッコと、英
語入力で使用されるコの字カッコとを適宜切り替えるこ
とができるように構成されている。なお、この2種類の
カッコ入力はシフトキー58で切り替わるように設定さ
れている。
【0123】また、各記号入力において、次候補および
前候補は、上下の矢印キー68,70によって切り替わ
るようにされている。さらに、図42,44の「英字モ
ード」、「記号モード」では、キー67に「Pause 」機
能と「Repeat」機能とが設定されている。そして、「英
字モード」、「記号モード」では、同一キーに設定され
た文字、記号の入力が続く場合には、キー67を1回タ
ッチして、つまり「Pause 」機能を実行して入力を区切
ってから、再度同じキーをタッチすることで入力できる
ようにされている。また、キー67を2回タッチ(ある
いは第2タッチ操作に設定されたバータッチ)して「Re
peat」機能を実行すると、直前の文字や記号が繰り返し
入力されるようにされている。
【0124】また、前記各実施形態では、入力操作を、
第1〜第4タッチ操作の4通りに区分けしていたが、例
えば、図41、42、44に示す各モードのように、1
つのキーに3つの文字、記号、数字などが設定されてい
る場合には、図45に示すように、3種類のタッチ操作
で入力するようにすればよい。すなわち、ピンタッチで
第1タッチ操作が行われ、右上方向バータッチで第2タ
ッチ操作が行われ、右下方向バータッチで第3タッチ操
作が行われて、それぞれキーの左、中央、右の各文字、
記号、数字が入力されるようにしてもよい。さらに、各
キーに2つの文字、記号、数字などが設定されている場
合には、2種類のタッチ操作で区分けすればよいし、5
つ以上の文字、記号、数字などが設定されている場合に
は、5種類のタッチ操作で区分けすればよい。
【0125】さらに、入力操作としては、ピンタッチお
よび各バータッチを組み合わせたものに限らず、ピンタ
ッチ操作を1〜3回等と繰り返すことで、各操作を区分
けしてもよい。
【0126】また、文字キー数は、前記実施形態のよう
な12個に限らず、11個以下でもよいし、13個以上
でもよい。例えば、図46〜49に示すように、上下3
段左右5列あるいは上下5段左右3列の15個のキー2
1〜35を設定し、これらの各キー21〜35のうちの
5個のキーにそれぞれ母音「A」、「I」、「U」、
「E」、「O」を単独で設し、他の10個のキーに、日
本語の子音を表す「K」、「S」、「T」、「N」、
「H」、「M」、「Y」、「R」、「W」の各子音をそ
れぞれ設定してもよい。
【0127】また、図48,49に示すように、
「K」、「S」、「T」、「N」、「H」が設定された
キーに、第2タッチ操作や第3タッチ操作等で入力され
る「G」、「Z」、「D」、「ん」、「B」、「P」
(濁音、半濁音、撥音の入力に用いられる子音)を設定
してもよい。また、母音「A」、「E」が設定されたキ
ーには第2タッチ操作等で入力される長音「ー」、促音
「っ」を設定してもよい。
【0128】さらに、各母音「A」、「I」、「U」、
「E」、「O」や子音が設定されるキーの相対位置関係
は、前記各実施形態のものに限らず、例えば、図50に
示すように、上下4段左右3列の12個のキー21〜3
2があった場合に、2,3段目のキー24〜28に各母
音「A」、「I」、「U」、「E」、「O」を設定し、
1段目および4段目のキー21〜23,30〜32と、
キー29とに子音を設定してもよい。また、例えば、1
段目および4段目のキー21〜23,30,31に各母
音を設定し、他のキーに子音を設定してもよいし、各母
音キーを1段目および3段目に設定したり、2段目およ
び4段目に設定してもよい。さらには、1,2列目のキ
ーや、2,3列目のキー、1,3列目のキーのそれぞれ
8つのキーのうちの5個のキーに各母音を設定し、他の
キーに子音を設定してもよい。要するに、本発明におい
ては、各母音が各々単独で5つのキーに設定され、子音
が他のキーに設定されていればよく、その具体的な配列
はキー数やキーの配置などに応じて適宜設定すればよ
い。
【0129】これらの図35〜50に示す各キー配列の
場合においても、前記各実施形態と同様の作用効果を奏
することができる。
【0130】
【発明の効果】このような本発明の画面表示式キー入力
装置によれば、画面上に表示されたキーをペンや指等で
選択して入力する画面表示式キー入力装置において、画
面に表示するキー数を少なくできて操作性を向上するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の画面表示式キー入力装
置を示す平面図である。
【図2】画面表示式キー入力装置の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図3】第1実施形態における判定手段の作用を説明す
る説明図である。
【図4】第1実施形態におけるタッチ操作の判定方法を
説明する説明図である。
【図5】第1実施形態におけるタッチ操作の判定方法を
説明する説明図である。
【図6】第1実施形態におけるタッチ操作の判定方法を
説明する説明図である。
【図7】本発明の第2実施形態の画面表示式キー入力装
置におけるキー配列を示す図である。
【図8】本発明の第3実施形態の画面表示式キー入力装
置を示す概略斜視図である。
【図9】第3実施形態におけるかなモード用のキー配列
を示す図である。
【図10】第3実施形態における英字モード1用のキー
配列を示す図である。
【図11】第3実施形態における英字モード2用のキー
配列を示す図である。
【図12】第3実施形態における数字モード用のキー配
列を示す図である。
【図13】第3実施形態における記号モード用のキー配
列を示す図である。
【図14】第3実施形態における電卓モード用のキー配
列を示す図である。
【図15】本発明の第4実施形態の画面表示キー入力装
置におけるかなモード用のキー配列を示す図である。
【図16】第4実施形態における英字モード用のキー配
列を示す図である。
【図17】第4実施形態における数字モード用のキー配
列を示す図である。
【図18】第4実施形態における記号モード用のキー配
列を示す図である。
【図19】本発明の第5実施形態の画面表示式キー入力
装置におけるかなモード用のキー配列を示す図である。
【図20】第5実施形態における英字モード用のキー配
列を示す図である。
【図21】第5実施形態における英字モード用の他のキ
ー配列を示す図である。
【図22】第5実施形態におけるテンキーモード用のキ
ー配列を示す図である。
【図23】第5実施形態における記号モード用のキー配
列を示す図である。
【図24】第5実施形態における電卓モード用のキー配
列を示す図である。
【図25】本発明の第6実施形態の画面表示式キー入力
装置におけるかなモード用のキー配列を示す図である。
【図26】第6実施形態における直接入力モード用のキ
ー配列を示す図である。
【図27】第6実施形態における英字モード用のキー配
列を示す図である。
【図28】第6実施形態における数字モード用のキー配
列を示す図である。
【図29】第6実施形態における記号モード用のキー配
列を示す図である。
【図30】第6実施形態における電卓モード用のキー配
列を示す図である。
【図31】本発明の変形例における判定手段の作用を説
明する説明図である。
【図32】変形例におけるタッチ操作の判定方法を説明
する説明図である。
【図33】変形例におけるタッチ操作の判定方法を説明
する説明図である。
【図34】変形例におけるタッチ操作の判定方法を説明
する説明図である。
【図35】第3実施形態の変形例におけるかなモード用
のキー配列を示す図である。
【図36】第3実施形態の変形例における英字モード1
用のキー配列を示す図である。
【図37】第3実施形態の変形例における英字モード2
用のキー配列を示す図である。
【図38】第3実施形態の変形例における数字モード用
のキー配列を示す図である。
【図39】第3実施形態の変形例における記号モード用
のキー配列を示す図である。
【図40】第3実施形態の変形例における電卓モード用
のキー配列を示す図である。
【図41】第4実施形態の変形例におけるかなモード用
のキー配列を示す図である。
【図42】第4実施形態の変形例における英字モード用
のキー配列を示す図である。
【図43】第4実施形態の変形例における数字モード用
のキー配列を示す図である。
【図44】第4実施形態の変形例における記号モード用
のキー配列を示す図である。
【図45】変形例におけるタッチ操作の判定方法の一例
を説明する説明図である。
【図46】他の変形例におけるキー配列を示す図であ
る。
【図47】他の変形例におけるキー配列を示す図であ
る。
【図48】他の変形例におけるキー配列を示す図であ
る。
【図49】他の変形例におけるキー配列を示す図であ
る。
【図50】他の変形例におけるキー配列を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 画面表示式キー入力装置 2 本体 3 液晶画面 10 データ表示領域 12 キー入力領域 13 機能キーエリア 14 機能キーエリア 21〜35 キー 51〜58 機能キー 61〜70 機能キー 71 キー入力手段 72 判定手段 73 文字選択手段 75 円周 76〜79 領域 81 ピクセル 85 第1軸 86 第2軸 87 第3軸 88 第4軸 100 携帯情報端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B019 DA08 HA06 5B020 BB02 CC12 DD30 FF12 FF17 5B068 CC02 CC06 CC17 5K027 AA11 BB02 BB14 EE00 FF01 FF21

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面に表示されるキーをタッチ式入力手
    段によって選択して入力する画面表示式キー入力装置に
    おいて、 前記タッチ式入力手段によるタッチの仕方の違いを判別
    する判定手段と、 前記判定手段によって判別されたタッチの仕方に応じて
    各キーに設定された複数種類の文字や記号から選択して
    出力する文字選択手段と、を備えて構成されるととも
    に、 前記判定手段は、 前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッ
    チした点からタッチしたまま所定長さ以上移動しない第
    1タッチ操作と、 前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッ
    チした点から下方に向かって所定長さ以上移動する第2
    タッチ操作と、 前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッ
    チした点から右下に向かって所定長さ以上移動する第3
    タッチ操作と、 前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッ
    チした点から右上に向かって所定長さ以上移動する第4
    タッチ操作と、 を判別可能に構成されていることを特徴とする画面表示
    式キー入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画面表示式キー入力装
    置において、 前記判定手段は、前記タッチ式入力手段が前記キーの領
    域内で最初にタッチした点から左方向に延びる第1軸
    と、前記点から前記第1軸に対して95〜115度の範
    囲内の角度でかつ右斜め下方向に延びる第2軸と、前記
    点から右方向に延びる第3軸と、前記点から上方向に延
    びる第4軸とを設定し、かつ、 前記タッチ式入力手段がタッチしたまま所定長さ以上移
    動しない時には第1タッチ操作と判別し、 前記タッチ式入力手段が前記タッチした点から前記第1
    軸および第2軸で区画される領域に向かって所定長さ以
    上移動した時には第2タッチ操作と判別し、 前記タッチ式入力手段が前記タッチした点から前記第2
    軸および第3軸で区画される領域に向かって所定長さ以
    上移動した時には第3タッチ操作と判別し、 前記タッチ式入力手段が前記タッチした点から前記第3
    軸および弟4軸で区画される領域に向かって所定長さ以
    上移動した時には第4タッチ操作と判別するように構成
    されていることを特徴とする画面表示式キー入力装置。
  3. 【請求項3】 画面に表示されるキーをタッチ式入力手
    段によって選択して入力する画面表示式キー入力装置に
    おいて、 前記タッチ式入力手段によるタッチの仕方の違いを判別
    する判定手段と、 前記判定手段によって判別されたタッチの仕方に応じて
    各キーに設定された複数種類の文字や記号から選択して
    出力する文字選択手段と、を備えて構成されるととも
    に、 前記判定手段は、 前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッ
    チした点からタッチしたまま所定長さ以上移動しない第
    1タッチ操作と、 前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッ
    チした点から左下に向かって所定長さ以上移動する第2
    タッチ操作と、 前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッ
    チした点から右下に向かって所定長さ以上移動する第3
    タッチ操作と、 前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッ
    チした点から右上に向かって所定長さ以上移動する第4
    タッチ操作と、 を判別可能に構成されていることを特徴とする画面表示
    式キー入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の画面表示式キー入力装
    置において、 前記判定手段は、前記タッチ式入力手段が前記キーの領
    域内で最初にタッチした点から左方向に延びる第1軸
    と、前記点から下方向に延びる第2軸と、前記点から右
    方向に延びる第3軸と、前記点から上方向に延びる第4
    軸とを設定し、かつ、 前記タッチ式入力手段がタッチしたまま所定長さ以上移
    動しない時には第1タッチ操作と判別し、 前記タッチ式入力手段が前記タッチした点から前記第1
    軸および第2軸で区画される領域に向かって所定長さ以
    上移動した時には第2タッチ操作と判別し、 前記タッチ式入力手段が前記タッチした点から前記第2
    軸および第3軸で区画される領域に向かって所定長さ以
    上移動した時には第3タッチ操作と判別し、 前記タッチ式入力手段が前記タッチした点から前記第3
    軸および弟4軸で区画される領域に向かって所定長さ以
    上移動した時には第4タッチ操作と判別するように構成
    されていることを特徴とする画面表示式キー入力装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の画面表
    示式キー入力装置において、 前記判定手段は、画面にタッチされた前記タッチ式入力
    手段の先端の移動距離が所定長さ未満であれば第1タッ
    チ操作と判別し、所定長さ以上であれば最初にタッチさ
    れた交点から所定長さ移動するまでの方向によって前記
    第2〜4タッチ操作を判別することを特徴とする画面表
    示式キー入力装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画面表示式キー入力装
    置において、 タッチ操作を判別する基準となる前記所定長さは、1mm
    であることを特徴とする画面表示式キー入力装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の画面表
    示式キー入力装置において、 前記判定手段は、各キーの領域内に含まれる各ピクセル
    をタッチ式入力手段でタッチされたか否かを判別可能に
    構成され、 前記タッチ式入力手段でタッチされたピクセル数が所定
    数以内であれば前記第1タッチ操作と判別し、 前記タッチ式入力手段でタッチされたピクセル数が所定
    数以上であれば、最初にタッチされたピクセルと、その
    後にタッチされた各ピクセルの相対位置に応じて前記第
    2〜4タッチ操作を判別するように構成されていること
    を特徴とする画面表示式キー入力装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の画面表
    示式キー入力装置において、 前記タッチ式入力手段は、タッチペンを備えて構成され
    ていることを特徴とする画面表示式キー入力装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の画面表
    示式キー入力装置において、 前記画面には少なくとも上下4段左右3列の12個のキ
    ーが表示され、第1段3個のキーには左側から数字
    「1」、数字「2」、数字「3」が設定され、第2段3
    個のキーには左側から数字「4」、数字「5」、数字
    「6」が設定され、第3段3個のキーには左側から数字
    「7」、数字「8」、数字「9」が設定され、第4段3
    個のキーには左側から記号「*」、数字「0」、記号
    「#」が設定されているとともに、 前記第1段の中央および右側のキーには、それぞれ「A
    BC」および「DEF」の3つの文字が設定され、第2
    段3個のキーには左側のキーからそれぞれ「GHI」、
    「JKL」、「MNO」の3つの文字が設定され、第3
    段3個のキーには左側のキーからそれぞれ「PRS」、
    「TUV」、「WXY」の3つの文字が設定され、第4
    段3個の中央のキーには「QZ」の2つの文字が設定さ
    れており、 前記文字選択手段は、予め設定された前記第1〜4タッ
    チ操作のいずれかを操作することにより前記各数字およ
    び記号と、各文字とを選択して入力可能に構成されてい
    ることを特徴とする画面表示式キー入力装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の画面表示式キー入力
    装置において、 前記文字選択手段は、各キーに設定された文字、数字、
    記号から、前記第1タッチ操作により「A,D,G,
    J,M,P,T,W,Q」を選択して入力し、第2タッ
    チ操作により「B,E,H,K,N,R,U,X,Z」
    を選択して入力し、第3タッチ操作により「C,F,
    I,L,O,S,V,Y」を選択して入力し、第4タッ
    チ操作により「1,2,3,4,5,6,7,8,9,
    0,*,#」を選択して入力可能に構成されていること
    を特徴とする画面表示式キー入力装置。
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