JP2010183401A - 画像符号化装置および、その方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常の画像符号化方式と互換性を持たせたままで、回路規模、メモリ容量、メモリバンド幅を殆ど増加させずに高ビット精度の画像符号化を実現する。
【解決手段】標本値入力部101から入力される標本値は、量子化条件生成部203に入力されて、その標本値に対する量子化条件(最低値M、量子化幅Q)が求められる。入力された標本値は減算器201において、量子化条件生成部203で生成される最低値Mを減算される。最低値Mを減算された標本値は、量子化部202において、量子化条件生成部203で生成される量子化幅Qに従って量子化されて出力部から出力される。また量子化されたデータは逆量子化部206で伸張され、加算器205で最低値Mを加算されて標本値に復元される。
【選択図】図2

Description

本発明は、入力される画像や音声の標本値をフレームメモリに蓄積する際、当該フレームメモリに適したビット精度に圧縮することで、画像または音声の符号化効率を向上させる画像符号化装置および、その方法に関する。
近年、デジタル信号処理技術の進歩と低コスト化に伴い、アナログ信号で入力される画像信号や音声信号を、所定のサンプリング周期で標本化し、デジタル信号として処理するようになってきている。この標本化した結果、得られるデジタル信号は、所定のビット精度を持つ標本値に変換されて扱われる。例えば標準方式のTV信号の輝度信号は、サンプリング周期が13.5MHzで標本化され、各画素を8ビットのビット精度を有する標本値に変換して扱われる。また、このような画像信号は、通常一旦フレームメモリに記憶され、その後必要に応じてフレームメモリから読み出され、高画質化処理や画像符号化処理を実施される。
しかしながら、TV放送の高精細化等により、単位時間当たりに上記フレームメモリに入力される標本値の数が大幅に増加してきているため、前述の入力標本値を記憶するフレームメモリも非常に高速で、しかも大容量である必要がある。このため処理の装置化には、より高性能な高コストのフレームメモリが必要となる。またソフトウエアで処理する場合についても、プロセッサとフレームメモリとのアクセス量が大きくなるため、処理が遅くなってしまうという課題が発生する。
また画像符号化処理においては、MPEG符号化のように標本値を水平16画素、垂直16画素からなるブロック単位で圧縮する方法が広く用いられている。この場合、上記フレームメモリと、16個の標本値が1単位でアクセスすることになるが、1個の標本値が有するビット精度が2のべき乗で無い場合には、16個の標本値の総ビット数が2のべき乗でなくなる。例えば1個の標本値のビット精度が10ビットの場合には、16個の標本値の総ビット数は160ビットとなり、フレームメモリの1ワードが16ビットの場合には、10ワードとなる。しかし、高速にDRAMとデータをやり取りするためには、8ワードの倍数単位である必要がある。そのため、上記10ワードの読み出しには、16ワードのアクセスを必要としてしまう。このため画像符号化の処理が遅くなってしまう。更に高速化のため、DRAMを追加して1ワードを32ビットで扱う場合には、2つのDRAMが必要になるため回路コストが大幅に上がることになる。
以上の課題に対し特許文献1では、図6のように、まずイメージセンサ601からの入力をAD変換部602で標本値に変換し、DPCM部603で差分符号化(以下、DPCM;Differential Pulse Code Modulationと称す。)を用いて圧縮し、メモリ604に記憶する。次にメモリ604から読み出したデータをDPCM部603で再び標本値に復号し、これを画像符号化部605で圧縮してから記録メディア606に記録する。ここで、図6ではDPCMを用いているが、入力標本値をリアルタイムで圧縮するために、簡単な構成で高速に圧縮できる方式が必要なためである。
次に、図7に特許文献1のDPCMの構成を示す。標本値入力部701から入力される標本値は、減算器702で予測器703から出力される予測値を減算されて予測誤差に変換される。予測誤差は量子化部704で所定の量子化幅で量子化されて出力部705から出力される。また量子化された予測誤差は、逆量子化部706で逆変換されて、加算器707で予測値を加算されて、標本値に復号され、予測器703に入力される。予測器703では標本値入力部701から入力される次の標本値に対する予測値を生成する。ここで予測器は入力標本値の直前の標本値を利用することも可能である。画像や音声の標本値は、当該標本値と近接する標本値とほぼ同じ値を取るため、近接する標本値を予測値として減算することによって、通常はその予測誤差は標本値よりも小さくなる。この小さくなった予測誤差を量子化することによって標本値の圧縮が可能となる。
このような構成によって、入力標本値をメモリに記憶する際に、DPCMを用いて標本値を圧縮し、メモリの容量、アクセス速度を低減することができる。
特許第3034552号公報
しかしながら、図6および、図7の従来の方式で用いるDPCMでは、標本値と予測値の差分値(予測誤差)を用いるが、この差分処理によって予測誤差は入力される標本値の2倍のダイナミックレンジを有することになる。例えば入力標本値、予測値がそれぞれ8ビットの正数で表されるとき、入力標本値よりも予測値が大きいと、それらの差分値(予測誤差)が負の値になるため、9ビットのダイナミックレンジが必要となる。このため、変化の大きい画像や音声では、予測誤差の値が入力標本値よりも大きな値となり、圧縮が困難になる。また大きな予測誤差を量子化で無理に圧縮すると量子化による歪みが大きくなり、画質劣化を招くという問題がある。
本発明は、上記課題を考慮し、DPCMと同様に簡単な構成でありながら、圧縮による歪みを小さくする画像符号化装置、およびその方法を提供することを目的とする。
上記目的を解決するために、本発明は、連続して入力される標本値の符号化を行う画像符号化装置であって、前記標本値を第1のビット精度を有する第1標本値に圧縮する圧縮部と、前記第1標本値を蓄積する蓄積部と、前記蓄積部に蓄積される第1標本値を、前記圧縮部において圧縮される前のビット精度を有する標本値に伸張する伸張部と、前記伸張部において伸張して得られる標本値を、所定の方式で符号化を行う符号化部とを備えることを特徴としている。
また、本発明は、連続して入力される標本値の符号化を行う画像符号化装置であって、前記標本値のビット精度を検出するビット精度検出手段と、前記標本値を第1のビット精度を有する第1標本値に圧縮する圧縮部と、前記第1標本値を蓄積する蓄積部と、前記蓄積部に蓄積された第1標本値を、前記圧縮部において圧縮される前のビット精度を有する標本値に伸張を行う伸張部と、前記ビット精度検出手段において検出したビット精度に応じて、前記伸張部から出力される標本値を、所定の方式で符号化を行う符号化部とを備える構成にしても構わない。
本発明は、入力される標本値のビット精度が、フレームメモリが効率的に扱えるビット数でない場合であっても、従来の符号化方式と、フレームメモリとの構成をほとんど変更することなく、画像符号化を行うことが可能となる効果を奏する。
本発明の実施の形態においては、連続して入力される標本値の符号化を行う画像符号化装置であって、前記標本値を第1のビット精度を有する第1標本値に圧縮する圧縮部と、前記第1標本値を蓄積する蓄積部と、前記蓄積部に蓄積される第1標本値を、前記圧縮部において圧縮される前のビット精度を有する標本値に伸張する伸張部と、前記伸張部において伸張して得られる標本値を、所定の方式で符号化を行う符号化部とを備えることを特徴としている。
これにより、入力される標本値のビット精度が、フレームメモリが効率的に扱えるビット数でない場合であっても、従来の符号化方式と、フレームメモリとの構成をほとんど変更することなく、画像符号化を行うことが可能となる効果を奏する。
また、連続して入力される標本値の符号化を行う画像符号化装置であって、前記標本値のビット精度を検出するビット精度検出手段と、前記標本値を第1のビット精度を有する第1標本値に圧縮する圧縮部と、前記第1標本値を蓄積する蓄積部と、前記蓄積部に蓄積された第1標本値を、前記圧縮部において圧縮される前のビット精度を有する標本値に伸張を行う伸張部と、前記ビット精度検出手段において検出したビット精度に応じて、前記伸張部から出力される標本値を、所定の方式で符号化を行う符号化部とを備える構成にしても構わない。
これにより、入力される標本値のビット精度が、フレームメモリが効率的に扱えるビット数でない場合であっても、従来の符号化方式と、フレームメモリとの構成をほとんど変更することなく、入力されるビット精度に合わせた画像符号化を行うことが可能となる効果を奏する。
また、前記圧縮部は、量子化幅Qと、量子化する際の最低値Mとを基に、前記連続して入力される標本値の量子化を行う量子化手段と、前記連続して入力される標本値をS、当該S以外の前記連続して入力される標本値のうち既に圧縮された標本値から生成される当該Sに対する予測値をP、前記第1のビット精度をnとする場合、当該Sと、当該Pと、当該nとに関する数式M≦P、かつ、数式M+Q×2n≧S を満たす前記Mと、前記Qとを生成する量子化条件生成手段とを備え、前記量子化手段で量子化された結果と、前記Qと前記Mとに関連する情報とを出力する構成にしても構わない。
これにより、量子化する際の最低値Mを、連続して入力される標本値から減算することで、量子化する差分値のダイナミックレンジが小さくなるため、同じビット数に量子化してもその誤差を小さくすることが可能となる効果を奏する。
また、前記量子化条件生成手段において生成される量子化幅Qは、複数の前記連続して入力される標本値を基に生成される構成にしても構わない。
これにより、複数の標本値に対してひとつの量子化幅Qを割り当てるため、1標本値当たりの量子化幅Qのデータ量を削減することが可能となる。これによって、メモリ占有量を低減することが可能となる効果を奏する。
また、前記量子化条件生成手段において生成されるQは、2のべき乗である構成にしても構わない。
また、前記量子化条件生成手段において生成されるQは、前記Mと、前記Sと、前記nとに関する数式M+Q×2n≧S を満たす最小の値である構成にしても構わない。
また、前記量子化条件生成手段において生成されるMは、前記Pと、前記Qと、前記nとに関する数式P−Q×2n-1 を満たす構成にしても構わない。
また、前記量子化条件生成手段において生成されるMは、前記Pと、前記Qと、前記nとに関する数式P−Q×2n-1 と、前記量子化手段において量子化を行う標本値が取り得る最小値とのうち、大きい値である構成にしても構わない。
また、前記量子化条件生成手段において生成されるMは、前記Pと、前記Qと、前記nとに関する数式P−Q×2n-1 と前記量子化手段において量子化される標本値が取り得る最小値とのうち大きい値と、当該量子化される標本値が取り得る最大値に1を加えた値から、前記Qと、前記nに関する数式Q×2n を減算した値とのうち、小さい値である構成にしても構わない。
また、前記量子化手段は、前記Qと、前記Mと、前記Sとを基に、数式(S−M)/Qを用いて算出される値を整数化したものを量子化値とする構成にしても構わない。
また、前記伸張部は、前記Mと、前記Qと、当該Mと当該Qとに関連する情報とを基に、伸張を行う構成にしても構わない。
以下、本発明の実施の形態に関して、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
(画像符号化装置100について)
図1は、本発明の実施の形態1における画像符号化装置のブロック図を示す。本発明の画像符号化装置100は、標本値入力部101、圧縮部102、フレームメモリ103、伸張部104、画像符号化部105で構成されている。なお、本発明の実施の形態1において、標本値入力部101において入力される標本値は、10ビット精度を有するデータとし、圧縮部102は、10ビット精度の標本値を、8標本値に圧縮を行う構成とする。
標本値入力部101は、標本値が入力可能となっている。入力される標本値は、どのようなビット精度を有するデータであっても良く、例えば、フレームメモリ103が効率的に動作可能なビット精度のデータや、10ビット精度を有する標本値であっても構わない。
圧縮部102は、上記標本値入力部101から入力された標本値を、フレームメモリ103が効率的に動作可能なビット精度を有する標本値に量子化し、量子化された標本値と、量子化する際に必要となる量子化幅Qと、量子化する際に入力された標本値が取り得る最低値Mと、量子化幅Qと最低値Mとに関する情報であるクラス値Cとをフレームメモリ103に蓄積する。
フレームメモリ103は、圧縮部102において圧縮された標本値を一時蓄積する。本発明の実施の形態1においては、当該フレームメモリ103が効率的に動作するビット精度を8ビットとしているが、この構成に限定されるものではなく、16ビット等どのようなものを用いても構わない。このフレームメモリ103は、DRAM(dynamic random access memory)、SDRAM(static random access memory)、フラッシュメモリ、または強誘電体メモリ等の蓄積可能な手段であれば良い。また、符号化画像の蓄積に特化したメモリであっても構わない。
伸張部104は、フレームメモリ103に蓄積されている標本値を読み出し、当該標本値を量子化する際に必要となった量子化幅Qと、最低値Mと、クラス値Cとを基に標本値入力部101から入力されたときのビット精度を有する標本値に伸張する。そして、伸張した標本値を画像符号化部105に出力する。
画像符号化部105は、伸張部104から出力された標本値を所定の符号化方式で符号化を行う。なお、所定の符号化方式は、例えばMPEG2符合化規格や、H.264/AVC規格等、画像符号化方式であればどのようなものを用いても構わない。
(圧縮部102について)
以下、圧縮部102の構成に関して、図面を参照しながら説明する。
図2は、圧縮部102のブロック図を示す。本実施の形態1における圧縮部102は、減算器201、量子化部202、量子化条件生成部203、予測器204、加算器205、逆量子化部206で構成されている。
減算器201は、標本値入力部101から入力される標本値から、量子化条件生成部203において生成される最低値Mを減算し、量子化部202に減算結果を出力する。
量子化部202は、減算器201から減算結果が入力されると、量子化条件生成部203で生成される最低値Mから量子化幅Q毎に離散的に値を取る離散値に量子化される。なお、本発明の実施の形態1において、例えば、最低値Mが0であり、量子化幅Qが1とする場合、量子化後の標本値は0から255までの値で表現されることになる。
量子化条件生成部203は、標本値入力部101から入力される標本値と、予測器204から入力される当該標本値に対する予測値を用いて、量子化部202における最低値Mと量子化幅Qを算出する。また、決定された最低値M、量子化幅Qに関する情報をクラス値Cとして、量子化部202で量子化された標本値と共に出力する。このクラス値Cをフレームメモリ103に蓄積することによって、フレームメモリ103から圧縮された標本値を読み出した場合、その標本値に対応する最低値Mと、量子化幅Qとを再現することが可能となる。また図2の実施の形態では量子化値をそのまま圧縮データとして出力しているが、別のビット列に符号化して出力することも可能である。
予測器204は、加算器205から入力される過去に量子化された標本値を基に、現在入力されている標本値に対する予測値を生成する。
加算器205は、逆量子化部206から入力される逆量子化された標本値に、量子化条件生成部203において生成される最低値Mを加算し、加算結果を予測器204に出力する。
逆量子化部206は、量子化条件生成部203において生成された量子化幅Qを基に、量子化部202において量子化された標本値の逆量子化を行い、算出結果を加算器205に出力する。
(量子化条件生成部203について)
次に、量子化条件生成部203の処理について、図面を参照しながら説明する。
図3は、量子化条件生成部203の処理を示すフローチャートである。なお、本実施の形態1においては、標本値入力部101から入力される標本値をS、当該標本値に対して、予測器204において予測される予測値をPとし、量子化後のビット数をnとする。
まず、ステップ301において、処理の初期設定として、標本値の最大値をH、標本値の最小値をL、クラス値Cを0、量子化幅Qを1と設定し、ステップ302に進む。例えば、標本値が10ビットで表される場合には、Hを1023、Lを0と設定することが可能である。また、クラス値Cを0、量子化幅Qを1と設定したが、この値に限定されるものではなく、どのような値を設定しても構わない。
次に、ステップ302では、予測値PからQ×2n-1を減算した値を最低値Mの初期値とし、ステップ303に進む。なお、nビットの量子化で表現できる範囲は、最低値M以上、M+Q×2n未満となる。
次に、ステップ303では、M+Q×2nとHとを比較し、当該M+Q×2nによって算出される値が、H以上である場合、ステップ304に進む。Hよりも小さい場合は、ステップ305に進む。
次に、ステップ304では、ステップ303においてM+Q×2nによって算出される値が、H以上であると判定されたため、つまり、圧縮部102が標本値を圧縮した後に取りうる値の最大値を超えているため、最低値MをH−Q×2n+1に置き換えステップ305に進む。
次に、ステップ305では、最低値MとLを比較し、最低値MがLより小さい場合は、ステップ306に進み、最低値MがL以上の場合は、ステップ307に進む。
次に、ステップ306では、ステップ305において、最低値MはLより小さいと判定されたため、つまり、量子化可能範囲が標本値の最小値を下回っていることになるため、最低値Mの値をLに置き換え、ステップ307に進む。
次に、ステップ307では、入力標本値Sが量子化可能範囲の最低値M以上、かつ、最大値のM+Q×2n未満の範囲にあるかどうかを判定し、範囲内である場合には、ステップ309に進む。そうではない場合は、ステップ308に進む。
次に、ステップ309では、ステップ307で判定される最低値Mと、量子化幅Qと、クラス値Cとを、量子化条件生成部203の結果として出力する。
一方、ステップ308では、入力標本値Sが量子化可能な範囲に入っていない場合には、クラス値Cに1加算し、量子化幅Qを2倍の値にした上で、再びステップ302から同じ処理を実行する。
以上の処理をステップ309から出力が可能となるまで、ステップ308で量子化幅を大きくしながら繰り返し、入力標本値を最小の誤差で量子化するための、量子化部202において量子化後に取りうる値の最低値Mと、量子化幅Qを生成することができる。ここで選択された量子化幅等をクラス値Cで代表してメモリに記憶する。さらに、図3ではステップ308で常に量子化幅を2倍ずつ変更させているが、クラス値C毎に任意の量子化幅を設定し、変更する構成にしても構わない。また、量子化条件生成処理は図3のステップの順番以外の方法も可能である。
本発明の実施の形態1によれば、標本値入力部101から連続して入力されるmビット精度を持つ第1標本値を、圧縮部102において、nビット精度を持つ第2標本値に圧縮し、圧縮部102において圧縮して得られる第2標本値をフレームメモリ103に蓄積し、フレームメモリ103に蓄積される第2標本値を、伸張部104において第1標本値に伸張し、伸張部104において伸張して得られる第1標本値を、所定の方式で符号化を行うことを特徴としている。
これより、入力される標本値のビット精度が、フレームメモリが効率的に扱えるビット数でない場合であっても、従来の符号化方式と、フレームメモリとの構成をほとんど変更することなく、画像符号化を行うことが可能となる効果を奏する。
また、本発明の実施の形態1における圧縮部102のように、量子化値が取り得る最低値Mを、標本値入力部101から入力される標本値から減算することで、量子化する差分値のダイナミックレンジが小さくなるため、同じビット数に量子化してもその誤差を小さくすることが可能となる効果を奏する。
実施の形態1では上記のように、入力される標本値を予測値から得られる最低値を減算してから量子化する。ここで入力標本値が正値で表されるとすると、最低値を常に入力される標本値よりも小さい値に設定することによって、標本値の減算の結果は必ず正の値になり、しかも標本値よりも小さい値となる。つまり例えば入力標本値が10ビットの場合には、減算結果も10ビットで表される。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2について図面を参照しながら説明する。
本実施の形態2において、実施の形態1と異なる点は、圧縮部102における量子化条件生成部203の量子化条件生成処理を、複数の標本値単位で動作する構成にした点が異なる。
図4は、本実施の形態2における量子化条件生成処理を説明するフローチャートである。なお、図4では、連続する2つの輝度標本値と、青色差標本値、赤色差標本値の合計4つの隣接する標本値をひとつの単位として、量子化部202において取り得る最低値M、量子化幅Qおよび、クラス値Cを生成する。
まず、ステップ401では、標本値入力部101から2つの輝度標本値、青色差標本値と、赤色差標本値とが入力され、予測器204から当該青色差標本値と、赤色差標本値とに対する予測値が入力され、ステップ402に進む。
次に、ステップ402では、入力された上記4つの各標本値のそれぞれに対して、図3に示すステップ301からステップ309を行い、量子化幅Qを算出し、ステップ403に進む。
次に、ステップ403では、ステップ402で生成された4つの標本値のそれぞれから算出された量子化幅Qから、最大の量子化幅Qを選択し、これを上記4つの標本値に対する代表の量子化幅Qとし、ステップ404に進む。
次に、ステップ404では、ステップ403において算出された最大の量子化幅Qを基に、上記4つの各標本値に対して図3に示すステップ301から309を行い、当該最大の量子化幅Qに対応する最低値Mを算出する。このようにして得られた、4つの入力標本値に対するそれぞれの量子化幅Qと、最低値Mと、クラス値Cとをステップ405で出力する。
本実施の形態2においては、複数の標本値に対してひとつのクラス値Cを割り当てるため、1標本値当たりのクラス値Cのデータ量を削減することが可能となる。これによって、メモリ占有量を低減することが可能となる効果を奏する。
なお、任意の標本値、標本値数の組み合わせ毎に、クラス値Cを割り当てる構成にしても構わない。この構成により、例えば、輝度標本値、青色差標本値、赤色差標本値の歪みに対する人間の視覚感度が異なる等の場合であっても、各標本値の利用可能な量子化幅の組み合わせを定め、それをクラス値Cに対応させておくことにより、輝度標本値に対する量子化幅を青色差標本値、赤色差標本値に対する量子化幅に対して小さな値を設定することも可能となる効果を奏する。
なお、基本的に予測値は過去に標本値圧縮した復元値を用いるが、複数の標本値から同時に量子化幅等を決定する場合には、まだ復元できていない標本値を利用する構成にしても構わない。この構成では、標本値入力部101から入力される標本値を用いて、仮の予測値を生成して利用する動作となる。仮の予測値は、実際の復元値を用いた予測値に対して、量子化による誤差の影響で値が異なることになるが、この誤差の影響の最大値を考慮して、図3に示される量子化幅生成処理を実施することによって、画質劣化を殆ど発生せずに量子化幅Qを生成することが可能となる効果を奏する。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3について、図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態1および、実施の形態2と同様の構成を有する部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態3において、実施の形態1および、実施の形態2と相違する点は、標本値入力部101から入力される標本値のビット精度を検出するビット精度検出部と、当該ビット精度検出手段が検出したビット精度によって符号化方法を変更する画像符号化部とを備える点である。
図5は、実施の形態3における画像符号化装置のブロック図を示す。本実施の形態3における画像符号化装置は、ビット精度検出部501、画像符号化部500を備える構成となっている。
ビット精度検出部501は、標本値入力部101から入力される標本値のビット精度を検出し、検出した結果を画像符号化部500におけるビット精度予測誤差生成部502に出力する。なお、ビット精度の検出方法は単にビット精度を検出すれば良く、どのような方法を用いても構わない。
画像符号化部500は、伸張部104から入力される伸張された標本値を、ビット精度検出部501において検出したビット精度に応じた符号化方法で画像符号化を行う。
(画像符号化部500について)
以下、画像符号化部500の構成に関して、図面を参照しながら説明する。なお、本説明においては、ビット精度検出部501においては、10ビット精度の標本値が検出され、伸張部104から10ビット精度を持つ標本値が入力されるものとする。
図5に示すように、本実施の形態3における画像符号化部500は、ビット精度予測誤差生成部502、8ビット精度予測値生成部503、直交変換量子化部504、可変長符号化部505、逆量子化逆直交変換部506、8ビット精度復号値生成部507、8ビット精度メモリ508を備える構成となっている。
ビット精度予測誤差生成部502は、伸張部104から出力される標本値と、8ビット精度予測値生成部503で生成される同一ピクチャ内、または異なるピクチャの標本値の復号値から得られる8ビット精度の予測値との差分を算出し、当該伸張部104から入力される標本値に対する予測誤差を算出し、直交変換量子化部504に出力する。ビット精度予測誤差生成部502では、入力される標本値が10ビットなのに対し、8ビット精度予測値生成部503で生成される予測値は8ビットであるため、それぞれの上位8ビットの桁位置を合わせて減算を行う。これによって予測誤差の上位8ビットは8ビットの入力標本値の場合と同じになり、下位2ビットが10ビット精度の誤差値を表すことになる。
8ビット精度予測値生成部503は、8ビット精度メモリ508に蓄積される復号値を読出し、当該復号値を基にビット精度予測誤差生成部502に入力される標本値の予測値を算出し、ビット精度予測誤差生成部502と、8ビット精度復号値生成部507とに当該予測値の出力を行う。
直交変換量子化部504は、ビット精度予測誤差生成部502から出力される予測誤差を、直交変換後量子化し、可変長符号化部505と、逆量子化逆直交変換部506とに処理結果を出力する。
可変長符号化部505は、直交変換量子化部504から出力される量子化された予測誤差の可変長符号化を行う。なお、可変長符号化方式は、例えば、算術符号化や、適応符号化、ランレングス符号化または、ハフマン符号化等、どのような符号化方式を利用しても構わない。
逆量子化逆直交変換部506は、直交変換量子化部504から出力される量子化された予測誤差を逆量子化後逆直交変換し、8ビット精度復号値生成部507に出力する。
8ビット精度復号値生成部507は、逆量子化逆直交変換部506から出力される予測誤差と、8ビット精度予測値生成部503から出力される予測値とを加算して復号値に変換する。このように算出された復号値は、8ビット精度に丸められて8ビット精度メモリ508に蓄積され、それ以後の8ビット精度予測値生成部503における予測値生成に利用される。
8ビット精度メモリ508は、8ビット精度復号値生成部507から出力される復号値を蓄積する。
以上のような構成によって、10ビット精度の画像符号化が効率的に実現できるが、画像符号化部500における8ビット精度メモリ508は、8ビット精度の画像符号化の場合と同じ構成となる。このため回路規模、メモリ量を殆ど増加させずに8ビット精度の画像符号化装置を10ビット精度に改善することが可能となる。特にJPEG、MPEG、H.264等の画像符号化では16標本値を圧縮の基本単位として処理するため、連続する16標本値が高速メモリのアクセス単位の倍数となる必要がある。例えば10ビット精度の16標本値は20バイトとなるため、16バイトを基本アクセス単位とするメモリでは、16×2=32バイトのアクセスが必要となり、非常に効率が悪くなる。これに対して、本画像符号化装置を用いることによって、入力標本値のビット数に関わらず、メモリへのアクセス単位(例えば16バイト)に低減することが可能となるため、これまでの8ビット精度の標本値の場合と同じメモリ構成を利用できる効果を奏する。
なお、本発明においては、メモリに効率的にアクセス可能なビット精度が8ビットとしたため、圧縮部102においては8ビット精度のデータに圧縮し、画像符号化部500においては8ビット精度で入力される標本値の処理を行っていたが、この構成に限定されるものではなく、メモリに対して効率的にアクセス可能なビット精度であれば、どのようなものを用いても構わない。
以上複数の実施の形態を用いて本発明を説明したが、本発明に用いる標本値圧縮方法、画像符号化方法の構成はこれら以外の構成による実施も可能である。また任意のビット精度の標本値への対応も可能であり、処理の一部のみを適用して簡略化した実装も可能である。更に本発明の処理をソフトウエアを用いたプロッセッサでの実現も可能であり、大規模集積回路の一部の機能として実装することも可能である。
本発明の画像符号化装置は、デジタルテレビ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタルビデオレコーダなどに実装される装置等として有用であり、特に、すでに伝送方式が決定されている放送規格や記録方式が決定されている記録規格に対し、互換性を保ったまま高ビット精度の画像を伝送・記録したものを受信・再生するAVデータを記録するデジタルテレビ、デジタルビデオカメラ、デジタルビデオレコーダに実装される装置に適している。
実施の形態1の画像符号化装置のブロック図 実施の形態1の標本値圧縮部のブロック図 実施の形態1の量子化条件生成処理のフローチャート 実施の形態2の量子化条件生成処理のフローチャート 実施の形態3の画像符号化装置のブロック図 従来の画像符号化装置のブロック図 従来のDPCMのブロック図
101 標本値入力部
102 圧縮部
103 フレームメモリ
104 伸張部
105 実施の形態1における画像符号化部
201 減算器
202 量子化部
203 量子化条件生成部
204 予測器
205 加算器
206 逆量子化部
500 実施の形態3における画像符号化部
501 ビット精度検出部
502 ビット精度予測誤差生成部
503 8ビット精度予測値生成部
504 直交変換量子化部
505 可変長符号化部
506 逆量子化逆直交変換部
507 8ビット精度復号値生成部
508 8ビット精度メモリ
601 イメージセンサ
602 AD変換部
603 DPCM部
604 メモリ
605 画像符号化部
606 記録メディア
701 標本値入力部
702 減算器
703 予測器
704 量子化部
705 出力部
706 逆量子化部
707 加算器

Claims (11)

  1. 連続して入力される標本値の符号化を行う画像符号化装置であって、
    前記標本値を第1のビット精度を有する第1標本値に圧縮する圧縮部と、
    前記第1標本値を蓄積する蓄積部と、
    前記蓄積部に蓄積される第1標本値を、前記圧縮部において圧縮される前のビット精度を有する標本値に伸張する伸張部と、
    前記伸張部において伸張して得られる標本値を、所定の方式で符号化を行う符号化部と、
    を備える画像符号化装置。
  2. 連続して入力される標本値の符号化を行う画像符号化装置であって、
    前記標本値のビット精度を検出するビット精度検出手段と、
    前記標本値を第1のビット精度を有する第1標本値に圧縮する圧縮部と、
    前記第1標本値を蓄積する蓄積部と、
    前記蓄積部に蓄積された第1標本値を、前記圧縮部において圧縮される前のビット精度を有する標本値に伸張を行う伸張部と、
    前記ビット精度検出手段において検出したビット精度に応じて、前記伸張部から出力される標本値を、所定の方式で符号化を行う符号化部と、
    を備える画像符号化装置。
  3. 前記圧縮部は、量子化幅Qと、量子化する際の最低値Mとを基に、前記連続して入力される標本値の量子化を行う量子化手段と、
    前記連続して入力される標本値をS、当該S以外の前記連続して入力される標本値のうち既に圧縮された標本値から生成される当該Sに対する予測値をP、前記第1のビット精度をnとする場合、当該Sと、当該Pと、当該nとに関する数式M≦P、かつ、数式M+Q×2n≧S を満たす前記Mと、前記Qとを生成する量子化条件生成手段と、
    を備え、前記量子化手段で量子化された結果と、前記Qと前記Mとに関連する情報とを出力することを特徴とする請求項1および、請求項2に記載の画像符号化装置。
  4. 前記量子化条件生成手段において生成される量子化幅Qは、複数の前記連続して入力される標本値を基に生成されることを特徴とする請求項3に記載の画像符号化装置。
  5. 前記量子化条件生成手段において生成されるQは、2のべき乗であることを特徴とする請求項3に記載の画像符号化装置。
  6. 前記量子化条件生成手段において生成されるQは、前記Mと、前記Sと、前記nとに関する数式M+Q×2n≧S を満たす最小の値であることを特徴とする請求項5に記載の画像符号化装置。
  7. 前記量子化条件生成手段において生成されるMは、前記Pと、前記Qと、前記nとに関する数式P−Q×2n-1 を満たすことを特徴とする請求項3に記載の画像符号化装置。
  8. 前記量子化条件生成手段において生成されるMは、前記Pと、前記Qと、前記nとに関する数式P−Q×2n-1 と、前記量子化手段において量子化を行う標本値が取り得る最小値とのうち、大きい値であることを特徴とする請求項7に記載の画像符号化装置。
  9. 前記量子化条件生成手段において生成されるMは、前記Pと、前記Qと、前記nとに関する数式P−Q×2n-1 と前記量子化手段において量子化される標本値が取り得る最小値とのうち大きい値と、当該量子化される標本値が取り得る最大値に1を加えた値から、前記Qと、前記nに関する数式Q×2n を減算した値とのうち、小さい値であることを特徴とする請求項8に記載の画像符号化装置。
  10. 前記量子化手段は、前記Qと、前記Mと、前記Sとを基に、数式(S−M)/Q を用いて算出される値を整数化したものを量子化値とすることを特徴とする請求項3に記載の画像符号化装置。
  11. 前記伸張部は、前記Mと、前記Qと、当該Mと当該Qとに関連する情報とを基に、伸張を行うことを特徴とする請求項3に記載の画像符号化装置。
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