JP2009171180A - 画像復号化装置及び画像復号化方法 - Google Patents

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Hiroaki Shimazaki
浩昭 島崎
Tatsuro Shigesato
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Abstract

【課題】従来規格準拠のまま、高ビット精度対応を回路規模、メモリ容量を抑えて実現。
【解決手段】画像復号化装置100は、符号化データを可変長復号化する可変長復号化部2と、可変長復号化部2の出力を逆量子化及び逆直交変換し11ビット精度の差分画素値を生成する逆量子化逆直交変換部13と、11ビット精度の差分画素値を9ビット精度に変換する画像データ変換部11と、8ビット精度の参照画像を保持するメモリ81と、参照画像と9ビット精度の差分画素値とを加算し、メモリ81に参照画像として保持させる加算部4と、メモリ81に保持される参照画像と11ビット精度の差分画素値とを加算し10ビット精度の画像データを生成する加算部14と、10ビット精度の画像データと8ビット精度の画像データの差分2ビットを保持するメモリ82とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像復号化装置及び画像復号化方法に関し、特に、第1のビット精度の画像データの入出力が規定された画像符号化規格に準拠する画像復号化装置であり、かつ第1のビット精度より精度の高い第2のビット精度の画像データが符号化された符号化データを第2のビット精度の画像データに復号化する画像復号化装置に関する。
近年、カメラによって得られた動画像を符号化処理して得られた圧縮ストリームを、地上波放送、衛星放送またはインターネットなどで配信するサービスが普及している。また、カメラによって得られた動画像を符号化処理して得られた圧縮ストリームを、デジタル信号のまま記録媒体に記録するデジタルビデオカメラ及びデジタルビデオレコーダが普及している。このような符号化処理に用いられる方法として、MPEG2(ISO/IEC 13818−2)、MPEG4(ISO/IEC 14496−2)、及びH.264(ITU−T Rec.H.264)などの動き検出及び動き補償を用いた画像符号化方法がある。これらの画像符号化方法では、フレーム内での隣接画素間の相関に加え、動画におけるフレーム間またはフィールド間の時間的な相関も利用して画像符号化を行う。
このような画像符号化を行う画像符号化装置として、例えば、非特許文献1に記載の画像復号化装置が知られている。
以下、従来の画像符号化装置について説明する。
図5は、従来の画像符号化装置の構成を示すブロック図である。
図5に示す従来の画像符号化装置400は、画像入力部51と、減算部52と、直交変換量子化部53と、可変長符号化部54と、符号出力部55と、逆量子化逆直交変換部56と、加算部57と、メモリ58と、動き補償部59とを備える。
画像入力部51は、8ビット精度の入力画像データのフレーム順の並び替えを行う。また、画像入力部51は、フレーム単位の入力画像データから、動き補償処理及び直交変換処理に用いられるマクロブロック単位の入力画像データを切り出す。
減算部52は、画像入力部51により切り出された入力画像データから、動き補償部59から出力される8ビット精度の予測画像データを減算することで9ビット精度の差分画素値を生成する。
直交変換量子化部53は、減算部52により生成された9ビット精度の差分画素値に直交変換処理及び量子化処理を行うことで、量子化直交変換係数を生成する。
可変長符号化部54は、直交変換量子化部53により生成された量子化直交変換係数を可変長符号化する。
符号出力部55は、可変長符号化部54により可変長符号化された符号化データを圧縮ストリームとして出力する。符号出力部55から出力された符号化データは、伝送及び記録に用いられる。
逆量子化逆直交変換部56は、直交変換量子化部53により生成された量子化直交変換係数に、逆量子化処理及び逆直交変換処理を行うことで、9ビット精度の差分画素値を生成する。
加算部57は、逆量子化逆直交変換部56により生成された9ビット精度の差分画素値と、動き補償部59から出力される8ビット精度の予測画像データとを加算することで、8ビット精度のマクロブロック単位のローカルデコード画像を生成する。
メモリ58は、加算部57により生成されたローカルデコード画像を蓄積する。メモリ58は、複数のマクロブロック単位のローカルデコード画像をフレーム単位の参照画像フレームとして蓄積する。
動き補償部59は、メモリ58に蓄積される参照画像フレームを用いて、後から入力されるフレームの画像に対する8ビット精度のマクロブロック単位の予測画像データを生成する。
以上により、従来の画像符号化装置400は、8ビット精度の入力画像データを符号化し、符号化データを出力する。
次に、従来の画像復号化装置について説明する。
図6は、従来の画像復号化装置の構成を示すブロック図である。
図6に示す画像復号化装置は、図5に示す画像符号化装置400により生成された符号化データを復号化する。画像復号化装置500は、符号入力部1と、可変長復号化部2と、逆量子化逆直交変換部3と、加算部4と、メモリ5と、動き補償部6と、画像出力部7とを備える。
符号入力部1は、図5に示す画像符号化装置400から出力された符号データを蓄積する。また、符号入力部1は、画像符号化装置400から出力された符号データに対して、ヘッダの分離及び解析を行う。
可変長復号化部2は、符号入力部1によりヘッダの分離及び解析が行われた符号化データを可変長復号化し、量子化直交変換係数を生成する。
逆量子化逆直交変換部3は、可変長復号化部2により生成された量子化直交変換係数に、逆量子化処理及び逆直交変換処理を行うことで、9ビット精度の差分画素値を生成する。
加算部4は、逆量子化逆直交変換部3により生成された9ビット精度の差分画素値と、動き補償部6から出力される8ビット精度の予測画像データとを加算することで、8ビット精度のマクロブロック単位のデコード画像データを生成する。
メモリ5は、加算部4により生成されたデコード画像データを蓄積する。メモリ5は、複数のマクロブロック単位のデコード画像データをフレーム単位またはフィールド単位のデコード画像として蓄積する。
動き補償部6は、メモリ5に蓄積されるデコード画像を用いて、後から入力されるフレームの画像に対する8ビット精度のマクロブロック単位の予測画像データを生成する。
ここで、加算部4、メモリ5及び動き補償部6からなるループ状の処理は、画像符号化装置400の加算部57、メモリ58及び動き補償部59からなるループ状の処理と、入力信号、処理内容及びビット精度が同一である。これにより、加算部57により生成されるローカルデコード画像と、加算部4により生成されるデコード画像とが一致する。
画像出力部7は、メモリ5に蓄積されるフレーム単位またはフィールド単位のデコード画像を8ビット精度の画像データとして出力する。
以上により、従来の画像復号化装置500は、8ビット精度の画像データが符号化された符号化データを復号化し8ビット精度の画像データを出力する。
また、従来の画像符号化装置及び画像復号化装置として、8ビット精度の画像符号化方式と互換性を持たせつつ、10ビット精度の画像データの符号化処理及び復号化処理を行う画像符号化装置及び画像復号化装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1記載の画像符号化装置及び画像復号化装置は、画像符号化規格に準拠し、かつ高画質な符号化及び復号化を行うことができる。
図7は、特許文献1記載の従来の画像符号化装置の構成を示すブロック図である。なお、図5と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
図7に示す画像符号化装置600は、画像入力部61と、減算部62と、直交変換量子化部63と、可変長符号化部54と、符号出力部55と、逆量子化逆直交変換部56と、加算部57と、メモリ58と、動き補償部59とを備える。
画像入力部61は、10ビット精度の入力画像データのフレーム順の並び替えを行う。また、画像入力部61は、フレーム単位の入力画像データから、動き補償処理及び直交変換処理に用いられるマクロブロック単位の入力画像データを切り出す。
減算部62は、画像入力部61により切り出された入力画像データから、動き補償部59から出力される8ビット精度の予測画像データを減算することで11ビット精度の差分画素値を生成する。
直交変換量子化部63は、減算部62により生成された11ビット精度の差分画素値に直交変換処理及び量子化処理を行うことで、量子化直交変換係数を生成する。
可変長符号化部54は、直交変換量子化部63により生成された量子化直交変換係数を可変長符号化する。
符号出力部55は、可変長符号化部54により可変長符号化された符号化データを圧縮ストリームとして出力する。符号出力部55から出力された符号化データは、伝送及び記録に用いられる。
逆量子化逆直交変換部56は、直交変換量子化部63により生成された量子化直交変換係数に、逆量子化処理及び逆直交変換処理を行うことで、9ビット精度の差分画素値を生成する。
以上により、従来の画像符号化装置600は、8ビット精度の予測画像データを用いて10ビット精度の画像データを符号化し、符号化データを出力する。これにより、画像符号化装置600の加算部57、メモリ58及び動き補償部59からなるループ状の処理は、画像復号化装置500の加算部4、メモリ5及び動き補償部6からなるループ状の処理と、入力信号、処理内容及びビット精度が同一である。よって、加算部57により生成されるローカルデコード画像と、加算部4により生成されるデコード画像とが一致する。これにより、画像符号化装置600により符号化された符号化データを、図6に示す従来の画像復号化装置500で復号化することができる。すなわち、画像符号化装置600は、10ビット精度の画像データを、8ビット精度の画像データの入出力が規定された画像符号化規格に準拠して符号化することができる。
次に、画像符号化装置600により符号化された符号化データを復号化する従来の画像復号化装置について説明する。
図8は、画像符号化装置600により符号化された符号化データを復号化する従来の画像復号化装置の構成を示すブロック図である。図8に示す画像復号化装置700は、符号入力部1と、可変長復号化部2と、逆量子化逆直交変換部13と、画像データ変換部11と、加算部4と、メモリ5と、動き補償部6と、加算部14と、メモリ15と、画像出力部17とを備える。なお、図6と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
符号入力部1は、図7に示す画像符号化装置600から出力された符号データを蓄積する。また、符号入力部1は、画像符号化装置600から出力された符号データに対して、ヘッダの分離及び解析を行う。
可変長復号化部2は、符号入力部1によりヘッダの分離及び解析が行われた符号化データを可変長復号化し、量子化直交変換係数を生成する。
逆量子化逆直交変換部13は、可変長復号化部2により生成された量子化直交変換係数に、逆量子化処理及び逆直交変換処理を行うことで、11ビット精度の差分画素値を生成する。
画像データ変換部11は、逆量子化逆直交変換部13により生成された11ビット精度の差分画素値を9ビット精度の差分画素値に変換する。
加算部4は、画像データ変換部11により変換された9ビット精度の差分画素値と、動き補償部6から出力される8ビット精度の予測画像データとを加算することで、8ビット精度のマクロブロック単位のデコード画像データを生成する。
メモリ5は、加算部4により生成されたデコード画像データを蓄積する。メモリ5は、複数のマクロブロック単位のデコード画像データをフレーム単位またはフィールド単位の参照画像として蓄積する。
動き補償部6は、メモリ5に蓄積される参照画像を用いて、後から入力されるフレームの画像に対する8ビット精度のマクロブロック単位の予測画像データを生成する。
ここで、加算部4、メモリ5及び動き補償部6からなるループ状の処理は、画像符号化装置600の加算部57、メモリ58及び動き補償部59からなるループ状の処理と、入力信号、処理内容及びビット精度が同一である。これにより、加算部57により生成されるローカルデコード画像と、加算部4により生成されるデコード画像とが一致する。
加算部14は、逆量子化逆直交変換部13により生成された11ビット精度の差分画素値と、動き補償部6から出力される8ビット精度の予測画像データとを加算することで、10ビット精度のマクロブロック単位のデコード画像データを生成する。
メモリ15は、加算部14により生成されたデコード画像データを蓄積する。メモリ15は、複数のマクロブロック単位のデコード画像データをフレーム単位またはフィールド単位のデコード画像として蓄積する。
画像出力部17は、メモリ15に蓄積されるフレーム単位またはフィールド単位のデコード画像を10ビット精度の画像データとして出力する。
以上により、従来の画像復号化装置700は、10ビット精度の画像データが、8ビット精度の画像データの入出力が規定された画像符号化規格に準拠して符号化された符号化データを復号化し10ビット精度の画像データを出力する。
株式会社アスキー「最新MPEG教科書」p138、1994 特開2000−175200号公報
しかしながら、図6に示す8ビット精度の従来の画像復号化装置500に対し、図8に示す10ビット精度の従来の画像復号化装置700では回路規模が大きくなるという問題がある。特に、マクロブロック単位の画像信号をフレーム単位の画像信号に変換するためのフレームメモリが図8におけるメモリ5及びメモリ15のように2つ必要となり、メモリ容量が大幅に増加する。また、メモリ5及びメモリ15をLSIの外付けメモリに格納した場合、LSIと外付けメモリの間の転送バンド幅が大幅に増加する。
そこで、本発明は、従来の8ビット精度の画像データの入出力が規定された画像符号化規格に準拠したままで、高ビット精度(例えば10ビット)の画像の復号化を行う復号化装置を少ないメモリ容量、小さいバンド幅OLE_LINK1OLE_LINK1で実現可能とした画像復号化装置及び画像復号化方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像復号化装置は、符号化データを可変長復号化することで量子化直交変換係数を生成する可変長復号化手段と、前記量子化直交変換係数を逆量子化及び逆直交変換することで、第1のビット精度の差分画素値及び前記第1のビット精度よりも精度の高い第2のビット精度の差分画素値を生成する逆量子化逆直交変換手段と、前記第1のビット精度の参照画像を1以上保持する第1メモリ手段と、前記逆量子化逆直交変換手段により生成された前記第1のビット精度の前記差分画素値に対応する、前記第1メモリ手段に保持される参照画像と、当該差分画素値とを加算し、前記第1メモリ手段に参照画像として保持させる第1加算手段と、前記逆量子化逆直交変換手段により生成された前記第2のビット精度の前記差分画素値に対応する、前記第1メモリ手段に保持される参照画像と、当該差分画素値とを加算することにより、前記第2のビット精度の画像データを生成する第2加算手段と、前記第2加算手段により生成された画像データと前記第1加算手段により生成された画像データとの差分を計算し、差分画像データとして出力する減算手段と、前記減算手段から出力される前記差分画像データを保持する第2メモリ手段と、前記第1メモリ手段に保持される前記参照画像と、前記第2メモリ手段に保持される差分画像データとを加算して前記第2のビット精度の画像を出力する第3の加算手段とを備える。
この構成によれば、第2メモリ手段には、第1のビット精度と第2のビット精度の差分ビット分のみが保持される。例えば、第1のビット精度が8ビット、第2のビット精度が10ビットとすると、従来の画像復号化装置では、8ビット精度の第1メモリ手段と、10ビット精度の第2メモリ手段が必要になるのに対して、本発明に係る画像復号化装置は、第2メモリ手段として2ビット精度のメモリを備えればよく、第2メモリ手段のメモリ容量を1/5に低減することができる。
また、本発明に係る画像復号化装置は、符号化データを可変長復号化することで量子化直交変換係数を生成する可変長復号化手段と、前記量子化直交変換係数を逆量子化及び逆直交変換することで、第2のビット精度の差分画素値を生成する逆量子化逆直交変換手段と、前記第2のビット精度の参照画像を1以上保持する第3メモリ手段と、前記逆量子化逆直交変換手段により生成された前記第2のビット精度の前記差分画素値に対応する、前記第3メモリ手段に保持される参照画像から、上位ビットのみを切り出して、前記第2のビット精度よりも精度の低い第1のビット精度の参照画像データを生成し、当該第2のビット精度の差分画素値と加算して、前記第2のビット精度の参照画像を生成し、前記第3メモリ手段に保持させる加算手段と、前記第3メモリ手段に保持される前記第2のビット精度の参照画像を出力する出力手段とを備える。
この構成によれば、第2のビット精度の下位ビットを切り離すだけで差分ビット分を生成することができ、差分画像データを生成するための特別な構成、例えば前記第1のビット精度の前記差分画素値に対応する参照画像と、当該差分画素値とを加算し、前記第1メモリ手段に参照画像として保持させる第1加算手段や、前記第2加算手段により生成された画像データと前記第1加算手段により生成された画像データとの差分を計算し、出力する減算手段や、前記第1メモリ手段に保持される前記1以上の参照画像と、前記第2メモリ手段に保持される差分画像データとを加算して前記第2のビット精度の画像を出力する第3の加算手段といった構成が不要になり、回路規模を低減することができる。
また、前記画像復号化装置は、さらに、前記加算手段により加算された画像データのマクロブロック境界のノイズを低減するデブロックフィルタを備え、前記第3メモリ手段は、前記デブロックフィルタによりノイズを低減された画像データを参照画像として保持してもよい。
この構成によれば、本発明に係る画像復号化装置は、H.264規格の画像データを復号化することができる。
また、本発明に係る画像復号化方法は、符号化データを可変長復号化することで量子化直交変換係数を生成する可変長復号化ステップと、前記量子化直交変換係数を逆量子化及び逆直交変換することで、第1のビット精度の差分画素値及び前記第1のビット精度よりも精度の高い第2のビット精度の差分画素値を生成する逆量子化逆直交変換ステップと、前記第1のビット精度の参照画像を第1メモリ手段に1以上保持する第1の蓄積ステップと、前記逆量子化逆直交変換ステップで生成された前記第1のビット精度の前記差分画素値に対応する、前記第1メモリ手段に保持される参照画像と、当該差分画素値とを加算し、前記第1メモリ手段に参照画像として保持させる第1加算ステップと、前記逆量子化逆直交変換ステップで生成された前記第2のビット精度の前記差分画素値に対応する、前記第1メモリ手段に保持される参照画像と、当該差分画素値とを加算することにより、前記第2のビット精度の画像データを生成する第2加算ステップと、前記第2加算ステップにより生成された画像データと前記第1加算ステップにより生成された画像データとの差分を計算し、差分画像データとして出力する減算ステップと、前記減算ステップから出力された前記差分画像データを第2メモリ手段に保持させる第2の蓄積ステップと、前記第1メモリ手段に保持される前記参照画像と、前記第2メモリ手段に保持される差分画像データとを加算して前記第2のビット精度の画像を出力する第3の加算ステップとを含む。。
これによれば、第2メモリ手段には、第1のビット精度と第2のビット精度の差分ビット分のみが保持される。これにより、例えば、第1のビット精度が8ビット、第2のビット精度が10ビットとすると、従来の画像復号化方法では、8ビット精度の第1メモリ手段と、10ビット精度の第2メモリ手段が必要になるのに対して、本発明に係る画像復号化方法は、第2メモリ手段として2ビット精度のメモリを備えればよく、第2メモリ手段のメモリ容量を1/5に低減することができる。
また、本発明に係る集積回路は、符号化データを可変長復号化することで量子化直交変換係数を生成する可変長復号化手段と、前記量子化直交変換係数を逆量子化及び逆直交変換することで、第1のビット精度の差分画素値及び前記第1のビット精度よりも精度の高い第2のビット精度の差分画素値を生成する逆量子化逆直交変換手段と、前記第1のビット精度の参照画像を1以上保持する第1メモリ手段と、前記逆量子化逆直交変換手段により生成された前記第1のビット精度の前記差分画素値に対応する、前記第1メモリ手段に保持される参照画像と、当該差分画素値とを加算し、前記第1メモリ手段に参照画像として保持させる第1加算手段と、前記逆量子化逆直交変換手段により生成された前記第2のビット精度の前記差分画素値に対応する、前記第1メモリ手段に保持される参照画像と、当該差分画素値とを加算することにより、前記第2のビット精度の画像データを生成する第2加算手段と、前記第2加算手段により生成された画像データと前記第1加算手段により生成された画像データとの差分を計算し、差分画像データとして出力する減算手段と、前記減算手段から出力される前記差分画像データを保持する第2メモリ手段と、前記第1メモリ手段に保持される参照画像と、前記第2メモリ手段に保持される差分画像データとを加算して前記第2のビット精度の画像を出力する第3の加算手段とを備える。
この構成によれば、第2メモリ手段には、第1のビット精度と第2のビット精度の差分ビット分のみが保持される。これにより、例えば、第1のビット精度が8ビット、第2のビット精度が10ビットとすると、従来の集積回路では、8ビット精度の第1メモリ手段と、10ビット精度の第2メモリ手段が必要になるのに対して、本発明に係る集積回路法は、第2メモリ手段として2ビット精度のメモリを備えればよく、第2メモリ手段のメモリ容量を1/5に低減することができる。
なお、本発明は、このような画像復号化装置及び画像復号化方法として実現することができるだけでなく、画像復号化方法に含まれる特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
本発明は、従来の8ビット精度の画像データの入出力が規定された画像符号化規格に準拠したままで、高ビット精度(例えば10ビット)の画像の復号化を行う復号化装置を少ないメモリ容量、小さいバンド幅で実現可能とした画像復号化装置及び画像復号化方法を提供することができる。
以下、本発明に係る画像復号化装置の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る画像復号化装置は、10ビット精度の第2の加算部の出力から8ビット精度の第1の加算部の出力を減算し、下位2ビットの差分画像データとしてメモリに保存する。これにより、メモリの容量を小さくすることができる。
まず、本発明の実施の形態に係る画像復号化装置の構成を説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像復号化装置の構成を示すブロック図である。なお、図8と同様の要素には同一の符号を付している。
図1に示す画像復号化装置100は、8ビット精度の画像データの入出力が規定された画像符号化規格(例えば、MPEG2)に準拠した画像復号化装置であり、8ビット精度の画像データを符号化して得られた符号データを復号化する。また、画像復号化装置100は、8ビット精度の画像データの入出力が規定された画像符号化規格に準拠しつつ、10ビット精度の画像データを符号化して得られた符号化データを復号化し、10ビット精度の画像データを出力する。
例えば、画像復号化装置100は、図7に示す画像符号化装置600により符号化された符号化データを10ビット精度の画像データに復号化し出力する。同時に、画像復号化装置100は、8ビット精度の画像データが入力された場合にも、画像データを10ビット精度で出力する。例えば、画像復号化装置100は、図5に示す画像符号化装置400により符号化された符号化データを10ビット精度の画像データに復号化し出力する。
画像復号化装置100は、符号入力部1と、可変長復号化部2と、逆量子化逆直交変換部13と、画像データ変換部11と、第1の加算部4と、メモリ81と、動き補償部6と、第2の加算部14と、減算部80と、メモリ82と、第3の加算部83と、画像出力部17とを備える。
符号入力部1は、図7に示す画像符号化装置600から出力された圧縮ストリームに含まれる符号データを蓄積する。また、符号入力部1は、画像符号化装置600から出力された符号データに対して、ヘッダの分離及び解析を行う。
可変長復号化部2は、符号入力部1によりヘッダの分離及び解析が行われた符号化データを可変長復号化することで、マクロブロック単位の量子化直交変換係数を生成する。
逆量子化逆直交変換部13は、可変長復号化部2により生成された量子化直交変換係数に、逆量子化処理及び逆直交変換処理を行うことで、11ビット精度のマクロブロック単位の差分画素値を生成する。
画像データ変換部11は、逆量子化逆直交変換部13により生成された11ビット精度の差分画素値を9ビット精度の差分画素値に変換することで、9ビット精度のマクロブロック単位の差分画素値を生成する。具体的には、画像データ変換部11は、11ビット精度の差分画素値の下位2ビットを丸めることで、9ビット精度の差分画素値を生成する。
動き補償部6は、メモリ81に蓄積される8ビット精度の参照画像を用いて、後から入力されるフレームの画像に対する8ビット精度のマクロブロック単位の予測画像データを生成する。具体的には、動き補償部6は、逆量子化逆直交変換部13により生成された9ビット精度の差分画素値に対応する参照画像フレームから、当該差分画素値のマクロブロックに対応する8ビット精度の予測画像データを生成し、第1の加算部4及び第2の加算部14に出力する。
第1の加算部4は、画像データ変換部11により生成された9ビット精度の差分画素値と、動き補償部6から出力される8ビット精度の予測画像データとを加算することで、8ビット精度のマクロブロック単位の画像データであるデコード画像データを生成する。
メモリ81は、加算部4により生成されたデコード画像データを蓄積する。メモリ81は、複数のマクロブロック単位の8ビット精度のデコード画像データを蓄積し、フレーム単位またはフィールド単位の参照画像として保持する。
ここで、加算部4、メモリ81及び動き補償部6からなるループ状の処理は、画像符号化装置600の加算部57、メモリ58及び動き補償部59からなるループ状の処理と、入力信号、処理内容及びビット精度が同一である。これにより、加算部57により生成されるローカルデコード画像と、第1の加算部4により生成されるデコード画像データとは一致する。
第2の加算部14は、逆量子化逆直交変換部13により生成された11ビット精度の差分画素値と、動き補償部6から出力される8ビット精度の予測画像データとを加算することで、10ビット精度のマクロブロック単位のデコード画像データを生成する。
演算部80は、第2の加算部14が生成した10ビット精度のマクロブロック単位のデコード画像データから、第1の加算部4が生成した8ビット精度のマクロブロック単位のデコード画像データを減算し、差分2ビットを出力する。
メモリ82は減算部80が生成した差分2ビットを蓄積する。これにより、フレーム単位またはフィールド単位のデコード画像の上位8ビットがメモリ81に、下位2ビットがメモリ82にそれぞれ蓄積される。
第3の加算部83はメモリ81に蓄積された上位8ビットと、メモリ82に蓄積された下位2ビットとを加算して、10ビット精度のフレーム単位またはフィールド単位のデコード画像を生成する。画像出力部17は、第3の加算部83が生成した10ビット精度のデコード画像を出力する。
以上より、本発明の実施の形態1に係る画像復号化装置100は、符号化データを、8ビット精度の予測画像データを用いて復号化し、10ビット精度の画像データを出力する。すなわち、画像復号化装置100の第1の加算部4、メモリ81及び動き補償部6からなるループ状の処理は、画像符号化装置600の加算部57、メモリ58及び動き補償部59からなるループ状の処理と、入力信号、処理内容及びビット精度が同一である。よって、加算部57により生成されるローカルデコード画像と、第1の加算部4により生成されるデコード画像とは一致する。これにより、画像復号化装置100は、画像符号化装置600により符号化された符号化データを復号化することができる。すなわち、画像復号化装置100は、10ビット精度の画像データが、8ビット精度の画像データの入出力が規定された画像符号化規格に準拠して符号化された符号化データを復号化することができる。
また、画像復号化装置100の加算部4、メモリ81及び動き補償部6からなるループ状の処理は、画像符号化装置400の加算部57、メモリ58及び動き補償部59からなるループ状の処理と、入力信号、処理内容及びビット精度が同一である。よって、加算部57により生成されるローカルデコード画像と、第1の加算部4により生成されるデコード画像とは一致する。これにより、画像復号化装置100は、画像符号化装置400により符号化された符号化データを復号化することができる。すなわち、画像復号化装置100は、8ビット精度の画像データが、8ビット精度の画像データの入出力が規定された画像符号化規格に準拠して符号化された符号化データを復号化することができる。
すなわち、本発明の実施の形態1に係る画像復号化装置100は、通常の符号化方式との互換性を維持したまま(規格準拠したまま)で、高ビット精度の画像を復号化することができる。よって、本発明の実施の形態1に係る画像復号化装置100を備える再生装置は、符号化方式が既に規格化された放送及び記録メディアであっても、従来の再生装置と互換性を損なうことなく、より高精度かつ圧縮歪の少ない良好な画像の送受信または記録再生が可能となる。
さらに、本発明の実施の形態1に係る画像復号化装置100は、第2の加算部14が生成する10ビット精度のデコード画像データをそのまま蓄積せず、第1の加算部4が生成する8ビット精度のデコード画像データとの差分2ビットのみを蓄積することで、メモリ82の容量を大幅に削減することができる。
さらに、メモリ81とメモリ82には画像データの同じ画素における上位8ビットと下位2ビットが蓄積される。従って、蓄積する際に同じ画素のデータが関連性のあるメモリアドレスに格納されるようにすることで、第3の加算部83が読み出すときの読み出し制御を簡略化することができ、メモリ容量だけでなく読み出し制御の回路規模を削減することが可能である。
なお、本発明の実施の形態1において、逆量子化逆直交変換部13は10ビット精度のマクロブロック単位の差分画素値を生成し、画像データ変換部11にて10ビット精度の差分画素値から9ビット精度の差分画素値を生成し、第2の加算部14は10ビット精度の差分画素値を受け付けるように構成しても構わない。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る画像復号化装置は、実施の形態1に係る画像復号化装置100の変形例である。本発明の実施の形態2に係る画像復号化装置は、高ビット精度のデコード画像データを蓄積するメモリ容量を削減するという本発明の特徴を変更せずに、画像復号化装置の構成を変更した例である。
図2は、本発明の実施の形態2に係る画像復号化装置の構成を示すブロック図である。なお、図1と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
図2に示す画像復号化装置200は、図1に示す画像復号化装置100に対して、
11ビット精度の差分画素値を9ビット精度の差分画素値に変換して別の加算器で処理する代わりに、11ビット精度のデコード画像の上位8ビットをそのまま8ビット精度のデコード画像として用いることで、第1の加算部4などを省略し、回路規模を削減することができる。
画像復号化装置200は、8ビット精度の画像データの入出力が規定された画像符号化規格(例えば、MPEG2)に準拠した画像復号化装置であり、8ビット精度の画像データを符号化して得られた符号データを復号化する。また、画像復号化装置200は、10ビット精度で可変長符号化された画像データを復号化し、10ビット精度の画像データを出力する。例えば、画像復号化装置200は、図7に示す画像符号化装置600により符号化された符号化データを10ビット精度の画像データに復号化し出力する。
画像復号化装置200は、符号入力部1と、可変長復号化部2と、逆量子化逆直交変換部13と、加算部14と、メモリ81と、動き補償部6と、メモリ82と、画像出力部17とを備える。
加算部14は、逆量子化逆直交変換部13により生成された11ビット精度の差分画素値と、動き補償部6から出力される8ビット精度の予測画像データとを加算することで、10ビット精度のマクロブロック単位のデコード画像データを生成する。
メモリ81及びメモリ82は加算部14が生成した10ビット精度のデコード画像データを上位8ビットと下位2ビットに分割してそれぞれ蓄積する。ここでは、図1の減算部80のような演算回路を用いず、単純に10ビットを上位8ビットと下位2ビットに切り分けて蓄積する。動き補償部6はメモリ81に蓄積された上位8ビットのみを用いて8ビット精度の予測画像データを生成する。
画像出力部17は、メモリ81に蓄積された上位8ビットと、メモリ82に蓄積された下位2ビットとを読み出し、上位下位を組み合わせて10ビット精度のフレーム単位またはフィールド単位のデコード画像として出力する。この際、図1における第3の加算部83のような演算回路を用いず、単純に上位下位を組み合わせてデコード画像データを生成する。
以上の構成より、本発明の実施の形態2に係る画像復号化装置200は、実施の形態1に係る画像復号化装置100と同様に、通常の符号化方式との互換性を維持したままで、高ビット精度の画像を復号化することができる。また、本発明の実施の形態2に係る画像復号化装置200は、加算部14が生成する10ビット精度のデコード画像データの上位8ビットを、画像複合化装置100における第1の加算部4が生成する8ビット精度のデコード画像データの代わりに用い、下位2ビットのみを別途蓄積することで、メモリ82の容量を大幅に削減するとともに、構成を単純化して回路規模を減らすことができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る画像復号化装置は、実施の形態2に係る画像復号化装置200の変形例である。本発明の実施の形態3では、高ビット精度のデコード画像データを蓄積するメモリ容量を削減するという本発明の特徴を変更せずに、デブロックフィルタを用いた画像符号化規格(例えば、H.264規格)に対応する画像復号化装置について説明する。
まず、H.264規格に対応した画像符号化装置について説明する。
図3は、H.264規格に対応した画像符号化装置の構成を示すブロック図である。なお、図7と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
図5に示す画像符号化装置601は、図7に示す画像符号化装置600の構成に加え、さらに、デブロックフィルタ71を備える。
デブロックフィルタ71は、加算部57により生成されたローカルデコード画像のマクロブロック境界に生じるノイズを低減する。デブロックフィルタ71のフィルタ特性は画像符号化装置601が決定し、その特性を示すフィルタ特性データが画像符号化データとともに画像符号化装置601から出力される。
メモリ58は、デブロックフィルタ71によりノイズを低減されたローカルデコード画像を蓄積する。
以上の構成により、画像符号化装置601は、H.264規格に対応した10ビット精度の画像データを符号化し、符号化データを出力する。
次に、本発明の実施の形態3に係る画像復号化装置について説明する。
図4は、本発明の実施の形態3に係る画像復号化装置の構成を示すブロック図である。なお、図2と同様の要素には同一の符号を付しており詳細な説明は省略する。
図4に示す画像復号化装置300は、図2に示す画像復号化装置200の構成に加えて、さらに、デブロックフィルタ31を備える。
図4に示す画像復号化装置300は、H.264規格の、8ビット精度の画像データの入出力が規定されたプロファイルに準拠した画像復号化装置である。すなわち、画像復号化装置300は、8ビット精度の画像データがH.264により符号化された符号データを復号化する。また、画像復号化装置300は、10ビット精度で可変長符号化された画像データを復号化し、10ビット精度の画像データを出力する。例えば、画像復号化装置300は、図3に示す画像符号化装置601により符号化された符号化データを復号化し10ビット精度の画像データを出力する。
画像復号化装置300は、符号入力部1と、可変長復号化部2と、逆量子化逆直交変換部13と、加算部14と、デブロックフィルタ31と、メモリ81と、動き補償部6と、メモリ82と、画像出力部17とを備える。
デブロックフィルタ31は、加算部14により生成されたデコード画像データのマクロブロック境界に生じるノイズを低減する。このとき、画像復号化装置300は、画像符号化装置601から出力されたフィルタ特性データを用いて、デブロックフィルタ31のフィルタ特性を決定する。従って、画像符号化装置601におけるデブロックフィルタ71のフィルタ特性と、画像復号化装置300におけるデブロックフィルタ31のフィルタ特性とが一致する。
メモリ81は、デブロックフィルタ31によりノイズを低減されたデコード画像データを蓄積する。
ここで、加算部14、デブロックフィルタ31、メモリ81及び動き補償部6からなるループ状の処理は、画像符号化装置601の加算部57、デブロックフィルタ71、メモリ58及び動き補償部59からなるループ状の処理と、入力信号、処理内容及びビット精度が同一である。これにより、加算部57により生成されるローカルデコード画像と、加算部14により生成されるデコード画像データとは一致する。
以上の構成より、本発明の実施の形態3に係る画像復号化装置300は、H.264規格に対応した復号化を行うことができる。
また、本発明の実施の形態3に係る画像復号化装置300は、実施の形態2に係る画像復号化装置200と同様に、通常の符号化方式との互換性を維持したままで、高ビット精度の画像を復号化することができる。
また、本発明の実施の形態3に係る画像復号化装置300は、加算部14が生成する10ビット精度のデコード画像データの上位8ビットを、画像復号化装置200における第1の加算部4が生成する8ビット精度のデコード画像データの代わりに用い、下位2ビットのみを別途蓄積することで、メモリ82の容量を大幅に削減するとともに、構成を単純化して回路規模を減らすことができる。
なお、本発明の実施の形態3においては、画像復号化装置200にデブロックフィルタ31を追加した構成を示したが、実施の形態1に係る画像復号化装置100の変形例として、画像復号化装置100の第1の加算部4と、メモリ81及び減算部80との間にデブロックフィルタを追加した構成としてもよい。
本発明は、画像復号化装置に適用でき、特に、デジタルテレビ、デジタルビデオカメラ及びデジタルビデオレコーダに用いられる画像復号化装置として適用できる。
本発明の実施の形態1に係る画像復号化装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る画像復号化装置の構成を示すブロック図 H.264規格に対応した画像符号化装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係る画像復号化装置の構成を示すブロック図 従来の画像符号化装置の構成を示すブロック図 従来の画像復号化装置の構成を示すブロック図 画像符号化規格に準拠し、かつ高いビット精度での符号化を行う従来の画像符号化装置の構成を示すブロック図 画像符号化規格に準拠し、かつ高いビット精度での復号化を行う従来の画像復号化装置の構成を示すブロック図
符号の説明
1 符号入力部
2 可変長復号化部
3、13、56 逆量子化逆直交変換部
4、14、57 加算部
5、15、58 メモリ
6、59 動き補償部
7、17 画像出力部
11 画像データ変換部
31、71 デブロックフィルタ
51、61 画像入力部
52、62 減算部
53、63 直交変換量子化部
54 可変長符号化部
55 符号出力部
80 減算部
81、82 メモリ
83 第3の加算部
100、200、300、500、700 画像復号化装置
400、600、601 画像符号化装置

Claims (8)

  1. 符号化データを可変長復号化することで量子化直交変換係数を生成する可変長復号化手段と、
    前記量子化直交変換係数を逆量子化及び逆直交変換することで、第1のビット精度の差分画素値及び前記第1のビット精度よりも精度の高い第2のビット精度の差分画素値を生成する逆量子化逆直交変換手段と、
    前記第1のビット精度の参照画像を1以上保持する第1メモリ手段と、
    前記逆量子化逆直交変換手段により生成された前記第1のビット精度の前記差分画素値に対応する、前記第1メモリ手段に保持される参照画像と、当該差分画素値とを加算し、前記第1メモリ手段に参照画像として保持させる第1加算手段と、
    前記逆量子化逆直交変換手段により生成された前記第2のビット精度の前記差分画素値に対応する、前記第1メモリ手段に保持される参照画像と、当該差分画素値とを加算することにより、前記第2のビット精度の画像データを生成する第2加算手段と、
    前記第2加算手段により生成された画像データと前記第1加算手段により生成された画像データとの差分を計算し、差分画像データとして出力する減算手段と、
    前記減算手段から出力される前記差分画像データを保持する第2メモリ手段と、
    前記第1メモリ手段に保持される前記参照画像と、前記第2メモリ手段に保持される差分画像データとを加算して前記第2のビット精度の画像を出力する第3の加算手段とを備える
    ことを特徴とする画像復号化装置。
  2. 前記逆量子化逆直交変換手段は、
    前記量子化直交変換係数を逆量子化及び逆直交変換することで、前記第2のビット精度の前記差分画素値を生成する第1逆量子化逆直交変換手段と、
    前記第1逆量子化逆直交変換手段により生成された前記第2のビット精度の前記差分画素値を、前記第1のビット精度の差分画素値に変換する変換手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の画像復号化装置。
  3. 前記画像復号化装置は、さらに、
    前記第1加算手段により加算された画像データのマクロブロック境界のノイズを低減するデブロックフィルタを備え、
    前記第1メモリ手段は、前記デブロックフィルタによりノイズを低減された画像データを参照画像として保持する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像復号化装置。
  4. 符号化データを可変長復号化することで量子化直交変換係数を生成する可変長復号化手段と、
    前記量子化直交変換係数を逆量子化及び逆直交変換することで、第2のビット精度の差分画素値を生成する逆量子化逆直交変換手段と、
    前記第2のビット精度の参照画像を1以上保持する第3メモリ手段と、
    前記逆量子化逆直交変換手段により生成された前記第2のビット精度の前記差分画素値に対応する、前記第3メモリ手段に保持される参照画像から、上位ビットのみを切り出して、前記第2のビット精度よりも精度の低い第1のビット精度の参照画像データを生成し、当該第2のビット精度の差分画素値と加算して、前記第2のビット精度の参照画像を生成し、前記第3メモリ手段に保持させる加算手段と、
    前記第3メモリ手段に保持される前記第2のビット精度の参照画像を出力する出力手段とを備える
    ことを特徴とする画像復号化装置。
  5. 前記画像復号化装置は、さらに、
    前記加算手段により加算された画像データのマクロブロック境界のノイズを低減するデブロックフィルタを備え、
    前記第3メモリ手段は、前記デブロックフィルタによりノイズを低減された画像データを参照画像として保持する
    ことを特徴とする請求項4記載の画像復号化装置。
  6. 符号化データを可変長復号化することで量子化直交変換係数を生成する可変長復号化ステップと、
    前記量子化直交変換係数を逆量子化及び逆直交変換することで、第1のビット精度の差分画素値及び前記第1のビット精度よりも精度の高い第2のビット精度の差分画素値を生成する逆量子化逆直交変換ステップと、
    前記第1のビット精度の参照画像を第1メモリ手段に1以上保持する第1の蓄積ステップと、
    前記逆量子化逆直交変換ステップで生成された前記第1のビット精度の前記差分画素値に対応する、前記第1メモリ手段に保持される参照画像と、当該差分画素値とを加算し、前記第1メモリ手段に参照画像として保持させる第1加算ステップと、
    前記逆量子化逆直交変換ステップで生成された前記第2のビット精度の前記差分画素値に対応する、前記第1メモリ手段に保持される参照画像と、当該差分画素値とを加算することにより、前記第2のビット精度の画像データを生成する第2加算ステップと、
    前記第2加算ステップにより生成された画像データと前記第1加算ステップにより生成された画像データとの差分を計算し、差分画像データとして出力する減算ステップと、
    前記減算ステップから出力された前記差分画像データを第2メモリ手段に保持させる第2の蓄積ステップと、
    前記第1メモリ手段に保持される前記参照画像と、前記第2メモリ手段に保持される差分画像データとを加算して前記第2のビット精度の画像を出力する第3の加算ステップとを含む
    ことを特徴とする画像復号化方法。
  7. 符号化データを可変長復号化することで量子化直交変換係数を生成する可変長復号化ステップと、
    前記量子化直交変換係数を逆量子化及び逆直交変換することで、第1のビット精度の差分画素値及び前記第1のビット精度よりも精度の高い第2のビット精度の差分画素値を生成する逆量子化逆直交変換ステップと、
    前記第1のビット精度の参照画像を第1メモリ手段に1以上保持する第1の蓄積ステップと、
    前記逆量子化逆直交変換ステップで生成された前記第1のビット精度の前記差分画素値に対応する、前記第1メモリ手段に保持される参照画像と、当該差分画素値とを加算し、前記第1メモリ手段に参照画像として保持させる第1加算ステップと、
    前記逆量子化逆直交変換ステップで生成された前記第2のビット精度の前記差分画素値に対応する、前記第1メモリ手段に保持される参照画像と、当該差分画素値とを加算することで、前記第2のビット精度の画像データを生成する第2加算ステップと、
    前記第2加算ステップで生成された画像データと前記第1加算ステップにより生成された画像データとの差分を計算し、差分画像データとして出力する減算ステップと、
    前記減算ステップで生成された前記差分画像データを第2メモリ手段に保持させる第2の蓄積ステップと、
    前記第1メモリ手段に保持される前記参照画像と、前記第2メモリ手段に保持される差分画像データとを加算して前記第2のビット精度の画像を出力する第3の加算ステップとをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
  8. 符号化データを可変長復号化することで量子化直交変換係数を生成する可変長復号化手段と、
    前記量子化直交変換係数を逆量子化及び逆直交変換することで、第1のビット精度の差分画素値及び前記第1のビット精度よりも精度の高い第2のビット精度の差分画素値を生成する逆量子化逆直交変換手段と、
    前記第1のビット精度の参照画像を1以上保持する第1メモリ手段と、
    前記逆量子化逆直交変換手段により生成された前記第1のビット精度の前記差分画素値に対応する、前記第1メモリ手段に保持される参照画像と、当該差分画素値とを加算し、前記第1メモリ手段に参照画像として保持させる第1加算手段と、
    前記逆量子化逆直交変換手段により生成された前記第2のビット精度の前記差分画素値に対応する、前記第1メモリ手段に保持される参照画像と、当該差分画素値とを加算することにより、前記第2のビット精度の画像データを生成する第2加算手段と、
    前記第2加算手段により生成された画像データと前記第1加算手段により生成された画像データとの差分を計算し、差分画像データとして出力する減算手段と、
    前記減算手段から出力される前記差分画像データを保持する第2メモリ手段と、
    前記第1メモリ手段に保持される参照画像と、前記第2メモリ手段に保持される差分画像データとを加算して前記第2のビット精度の画像を出力する第3の加算手段とを備える
    ことを特徴とする集積回路。
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