JP2009542009A - キャリアエンベロープ位相を制御する方法および装置 - Google Patents

キャリアエンベロープ位相を制御する方法および装置 Download PDF

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Abstract

チャープパルス増幅レーザーシステムである。システムは一般にレーザー源(12)、パルス変換装置(18)で分離距離だけ離れている第1および第2パルス変換要素を含むもの、位置決め要素(24s)、測定機器(22)、およびフィードバック制御器(26)から構成される。レーザー源(12)はレーザーパルスを発生させることができ、パルス変換装置はレーザーパルスの少なくとも一部を変換することができる。位置決め要素(24s)はパルス変換装置の少なくとも一部を再配置することができ分離距離を変える。測定機器(22)は発生したレーザーパルスのキャリアエンベロープ位相を測定することができ、さらにフィードバック制御器(26)は測定されたキャリアエンベロープ位相に基づいて位置決め要素を制御することができ、パルス変換要素の分離距離を変えかつレーザー源により発生されたレーザーパルスのキャリアエンベロープ位相を制御する。

Description

仮出願ではない本出願明細書は2006年7月23日出願の「格子分離のフィードバック制御によるキャリアエンベロープ位相の安定化」と題する米国仮出願明細書第60/805717号による利益を主張する。特定仮出願明細書を特定指示により本願に引用して本明細書とする。
本発明は米国政府の支援によるエネルギー省裁定の補助金交付番号DE−FG02−86ER13491および国立科学財団裁定の補助金交付番号0457269により開発されたものである。したがって、米国政府は本発明に特定の権利を保有する。
本発明による実施態様は広くキャリアエンベロープ位相を制御する方法および装置に関係する。とりわけ、本発明による種々の実施態様は格子分離を制御することによるキャリアエンベロープ位相を制御する方法および装置に関係する。
チャープパルス増幅(CPA)レーザーシステムはしばしばレーザーパルスをミリジュールレベル以上のエネルギーに増幅するために使用される。例えば、CPAレーザーシステムは高出力レーザーパルスを発生するために用いることが可能で、アト(10−18)秒パルスの発生、超限界電離(above threshold ionization)、および分子解離のような原子物理学の種々の側面が研究できる。発生されたレーザーパルスのキャリアエンベロープ位相を安定させることは測定誤差を防ぐためにしばしば必要になる。CPAシステムに用いられるオシレータにフィードバックループを加えることによりキャリアエンベロープ位相を安定化できることは知られている。残念ながら、オシレータにフィードバックループを加えることはオシレータの出力を乱しフィードバックのバンド幅を制限し、これによりCPAレーザーシステムの出力を妨害する場合がある。
本発明による実施態様は上に記載した問題を解決しさらに確かな前進をキャリアエンベロープ位相の制御技術にもたらす。より具体的には、本発明による種々の実施態様は格子分離を制御することによるキャリアエンベロープ位相の制御方法および装置を提供する。
種々の実施態様の中で本発明はチャープパルス増幅レーザーシステムを提供し、これはレーザー源、分離距離だけ離れている第1および第2パルス変換要素を含むパルス変換装置、位置決め要素、測定機器、およびフィードバック制御器から構成されている。レーザー源はレーザーパルスを発生させることができパルス変換装置はレーザーパルスの少なくとも一部を変換することができる。位置決め要素はパルス変換装置の少なくとも一部を再配置し分離距離を変えることができる。測定機器は発生されたレーザーパルスのキャリアエンベロープ位相を測定することができ、フィードバック制御器は測定したキャリアエンベロープ位相に基づき位置決め要素を制御することができパルス変換要素の分離距離を変えることによりレーザー源により発生された少なくとも1つのレーザーパルスのキャリアエンベロープ位相を制御する。
上述の概要および以降の詳細記述は典型的および説明的なもののみであり、したがって必ずしも主張する発明を制限するものでないことは当然である。添付した図面は明細書に組み込まれかつその一部を構成するもので、本発明による実施態様を説明すると共に概要と相まって本発明の理念を説明するものである。
本発明による実施態様は添付した図面を参照しながら上に詳細に記載されているが、ここに:
本発明による種々の実施態様にしたがって設定されたレーザーシステムのブロック図である。 本発明による実施態様で活用することができる格子コンプレッサの概略図である。 本発明による実施態様で活用することができるプリズムコンプレッサの概略図である。 本発明による実施態様で活用することができる格子ストレッチャの概略図である。 本発明による実施態様で活用することができるもう一つの格子ストレッチャの概略図である。 キャリアエンベロープ位相を描いたグラフである。 本発明による実施態様で活用することができるフィードバック制御器の概念図である。
図面の形態は本発明をここに開示および記載した特定の実施態様に限定するものではない。図面は必ずしも縮尺どおりではなく、むしろ本発明による種々の実施態様を明確に描くことに重点をおいている。
本発明による種々の実施態様に関する以下の詳細な記述は本発明を実施できる特定の実施態様を描いた添付図面を参照文献としている。実施態様は本発明の態様を十分詳細に記載することにより同業者が本発明を実施することが可能になることを意図している。本発明の領域から逸脱することなく他の実施態様を活用することも変更を加えることも可能である。したがって以下の詳細な説明は制限的な感覚で解釈されるべきではない。本発明による領域は添付した請求項と共に、このような請求項に与えられた権利の全域によってのみ定義される。
本発明による種々の実施態様は図1に図解するようにレーザーシステム10を活用している。幾つかの実施態様においてレーザーシステム10はチャープパルス増幅(CPA)レーザーシステムとして設定され、これはレーザーパルスを引き伸ばすおよび/または圧縮することができるパルス変換装置を含んでいる。
技術的に知られているように、CPAレーザーシステムは一般にチャープ機能を果たす部品を用いることにより高出力レーザーパルスをつくり出す。レーザー源は多波長の放射線を含むエネルギーの短持続パルスをつくり出す。パルスの持続期間は、例えば数10フェムト(10×10-14)秒台で、エネルギーは例えば、ナノジュール台である。レーザーパルスはストレッチャおよびコンプレッサを含むチャープシステムに組み込まれる。ストレッチャの機能は暫定的にレーザーパルスを引き伸ばし、またはパルスを分散することで;これによりパルスの異なる波長成分を異なる割合で遅延させ、一般には短めの波長の方が長めの波長より多く遅延するようになる。かくして、短めの波長の方が長めの波長より時間的に遅くストレッチャから出る。ストレッチャを出た後、パルスの持続期間はストレッチャに入るときの約1万倍の大きさである。パルスの持続期間を引き伸ばすことは同時に波形の出力を同じ割合で減少させる効果もある。パルスがチャープされたと称する。
チャープパルスは次に1つ以上の段階の増加媒体を介して10倍以上に増幅される。増幅されたチャープパルスはコンプレッサに入り、ここではレーザーパルスを暫定的にストレッチャとは等しくかつ逆の方法で圧縮する。かくして、長めの波長は短めの波長に比べより遅延するため、レーザーパルスの持続期間はチャープ化の前とほぼ同じ状態に減少する。同様に重大なことは、パルスのピーク出力が同じ倍率で増加することで、パルスの出力は約1012Wとなる。
幾つかの実施態様においては、レーザーシステム10はレーザー源12、オシレータ14、ストレッチャ16、増幅器18、コンプレッサ20、測定機器22、位置決め要素24sおよび24c、およびフィードバック制御器26を含む場合がある。下でより詳細に議論されるが、レーザーシステム10はストレッチャ16および/またはコンプレッサ20が採用する分離距離を調整することにより全体として安定したキャリアエンベロープ(CE)位相のレーザーパルスを発生することができる。
オシレータ14のようなレーザーから放たれる放射線の電界は、一般に図6に示されるように特徴づけられ、高めの周波数のキャリア波40が低めの周波数のエンベロープ42の内部に接している。CE位相、ψCEはエンベロープ波42のピークおよびキャリア波40の直近のピークの間の時間差である。
レーザー源12、オシレータ14、および増幅器18は上に述べたように一般に標準的なCPAレーザーシステムの構成要素であるとしてよい。かくして、例えばレーザー源12は、レーザー光を発生または励起することができるどのような要素または要素の組合せを含んでいてもかまわない。レーザー源12はVerdi6レーザーのような励起レーザーおよび/または、本願に引用して本明細書とする米国特許US7050474号に開示されているレーザー源を含む場合もある。レーザー源12はさらに信号の出力を変調してレーザー信号のオフセット周波数を安定化させる音響光学変調器(AOM)を含む場合もある。種々の実施態様において、レーザー源12はオシレータ14を含む場合がある。
オシレータ14は希望する波長、振幅、および持続期間のレーザーパルスを発生することができる全ての要素または要素の組合せを含むことができる。幾つかの実施態様において、オシレータ14は技術に知られている全ての標準的なキャリア位相エンベロープの安定化技法を活用することができる。オシレータ14はチャープ反射鏡補正Ti:サファイヤフェムト秒オシレータを含むこともできる。当然ながら、レーザー源12およびオシレータ14は複数のレーザーパルスを発生することができる場合もある。
レーザーシステム10から高い出力を得るために、オシレータ14から同じキャリアエンベロープ位相を持つパルスを選定するためにポッケルセル(PC)を活用する場合がある。PCは選定されたパルスを引き伸ばすためにストレッチャに供給することができる。同じまたは類似のキャリアエンベロープ位相を有するパルスをストレッチャ16に供給することは測定を簡略化し、キャリアエンベロープ位相をより手軽に修正できるようにするので望ましい。
オシレータ14はさらにMach−Zehnderタイプのf−から−2f光学干渉計およびMenlosystemsGmbH社が製造したフェムト秒位相安定化ユニットXPS800のようなロッキング電子ユニットを含む場合もある。通常、光学干渉計はオシレータ自身から信号を受信しこれから光学干渉計はキャリアエンベロープのオフセット周波数を発生する。ロッキング電子ユニットはオフセット周波数を受け取りレーザー源12のAOMにフィードバックすることができるエラー信号を発生しこれがレーザー源12の信号を変調させる。
ストレッチャ16はレーザーパルスを引き伸ばしレーザーパルスの持続時間を増加することができ、このため回折格子(単に格子としても知られる)、プリズム、反射鏡、レンズ、これらの組合せなどのようなパルス変調要素を1つ以上活用している。例えば、パルスはほぼ80ps(ピコセカンド10−12秒)まで引き伸ばされ、以降でより詳細に議論するように増幅器16による増幅を促進することができる。ストレッチャ16は技術的に知られている全ての引き伸ばしの形態を活用することができる。
典型的な格子が図2に30fおよび30gとして拡大した形で示されている。見て判るように、各々の格子30f、30gは一般にはガラスにエッチングした複数の平行かつ等間隔の溝を含む。溝には図2に示すように溝間隔がdであり、それは約1μm程度である。
幾つかの実施態様においては、図4および5に描かれているように、ストレッチャ16が回折格子ストレッチャ(単に格子ストレッチャとしても知られる)であり、1つ以上の格子を活用してレーザーパルスを引き伸ばす場合もある。図4の格子ストレッチャ16はレンズをベースとした望遠鏡を使用しさらに2つの格子30aおよび30b、および32a、32bのような1つ以上のレンズ32を含み、レーザーパルスを引き伸ばす。
図5による格子ストレッチャの実施態様は反射鏡をベースとした望遠鏡を使用しここでは格子30d、30eおよび反射鏡34a、34b、および34cのような1つ以上の反射鏡を含み、レーザーパルスを引き伸ばす。当業者には当然解るように、ストレッチャ16は全てのパルス変調要素の組合せを活用してレーザーパルスを少なくとも部分的に引き伸ばすことができるのでストレッチャ16は上に列挙した特定の例には限定されない。
ストレッチャ16で引き伸ばされたレーザーパルスは増幅のために増幅器18に供給される。上で議論したように、増幅器18は一般に標準的な増幅要素を活用して引き伸ばしたレーザーパルスを希望するどの様な出力レベルにも増幅することができる。例えば、増幅器18は3nJ、80psのレーザーパルスを5mJレーザーパルスまで増幅することができる。幾つかの実施態様においては、増幅器18は14パスのTi:サファイヤー結晶増幅器を活用してパルスを増幅することができる。増幅器18はさらに液体窒素冷却を活用して希望するレベルまで増幅を促進することおよび技術的に知られている全ての標準的なキャリア位相エンベロープ安定化技法を活用することができる。
コンプレッサ20はストレッチャ16で引き伸ばされかつ増幅器18により増幅されているレーザーパルスを圧縮することができる。格子30、プリズム36、反射鏡34、レンズ32、これらの組合せおよびその他のような1つ以上のパルス変更要素を使用して、増幅したレーザーパルスを希望する持続期間に圧縮するために活用できる。幾つかの実施態様においては、コンプレッサ20は増幅器で増幅された80psのレーザーパルスを25fsまで圧縮することができる。コンプレッサ20は技術的に知られている全てのコンプレッサ形態を使用することができる。
図2に描かれているように、幾つかの実施態様においてコンプレッサ20は少なくとも2つの格子30f、30gを活用してレーザーパルスを圧縮する格子コンプレッサを含む場合もある。格子30f、30gは描かれている分離距離G だけ離されている。他の実施態様においては、図3に描かれているようにコンプレッサ20はプリズムコンプレッサを含むことも可能で、プリズム36a、36bのような少なくとも2つのプリズム36を活用してレーザーパルスを圧縮する。プリズム36a、36bの頂点も同様に分離距離Gだけ離されている。
コンプレッサ20により圧縮されたレーザーパルスはターゲットなどの流出口へ向けることができ、これには1つ以上のパルス修正要素および/または通常の標準的な方法を活用して1つ以上の増幅されたパルスをターゲットに当てる。
種々の実施態様において、測定機器22は1つ以上の圧縮されたレーザーパルスを測定できるように構成され圧縮されたレーザーパルスのキャリアエンベロープ位相を識別する。測定機器22はビームスプリッターを含む場合があり、これはコンプレッサ20により発生された出力パルスの一部を同一直線上のf−から−2f光学干渉計に供給し、複数のレーザーパルスのキャリアエンベロープ位相、またはその変形を測定することができる。しかしながら、測定機器22は発生された1つ以上のレーザーパルスのキャリアエンベロープ位相を計ることができる全ての要素または要素の組合せを含むことができ、例えば超限界電離信号の空間的非対称性の測定をベースとした位相計のようなものがある。
フィードバック制御器26は測定機器22から信号を受信し次いで出力制御信号を位置決め要素24s、24cに送信することができる。フィードバック制御器26はコンピュータまたは他のデータ処理要素のような電子信号処理装置を含む場合があり、これらは特注のソフトウェアアプリケーション、マイクロプロセッサー、マイクロコントローラー、またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)のような汎用電子回路、もしくは特定用途向け集積回路、またはこれらの組合せを実行することができる。
一般に、フィードバック制御器26は測定機器22から入力電子信号を受信し次いで1つ以上の電子信号を位置決め要素24s、24cに出力する。フィードバック制御器26はさらに図7に示すように、負のフィードバック制御系の仕組みを含む場合もある。測定機器22からのフィードバック信号は負の入力として加算要素50に接続される。望ましいCE位相は加算要素50に対する正の入力である。加算素子50の出力は制御要素52に接続される。制御要素には比例−積分−微分(PID)制御器のような、ハードウェアおよびソフトウェアの両方で実装できる種々の制御回路の形態が可能である。制御要素52の出力は位置決め要素24s、24cに接続される。
位置決め要素24s、24cはレンズ、反射鏡、および格子のようなストレッチャ16およびコンプレッサ20の構成要素の部品の位置を制御することができる。位置決め要素24s、24cはレンズ、反射鏡、格子、その他を組み込むことができる圧電変換器(PZT)要素付の電子駆動平行移動台を含む場合もある。PZT台の例としてはThorlabs社の製作によるMax311がある。位置決め要素は一般に信号をフィードバック制御器26から受けることによりストレッチャ16および圧縮器20の構成要素を1つの直線軸に沿って何れの方向に移動することも可能である。幾つかの実施態様においては、レーザーシステム10は位置決め要素24s、24cの一方のみしか含まない場合もある。
位置決め要素24sはストレッチャ16と共に用いられる。種々の実施態様において、位置決め要素24sは図5に示すように反射鏡34aと一体になっている。他の実施態様においては、位置決め要素24sは格子30dまたは格子30eのいずれかと一体になっている。位置決め要素24cはコンプレッサ20と共に用いられる。種々の実施態様において、位置決め要素24cは図2に示すように格子30gと一体となっている。他の実施態様においては、位置決め要素24cは格子30fと一体となっている場合もある。しかしながら、下でより詳細に議論するとおり、位置決め要素24s、24cはストレッチャ16および/またはコンプレッサ20の何れの部分と一体になることもできる。
種々の実施態様において、システム10は次のように機能する。レーザーオシレータ14はAOMで調整された数サイクルのパルスを発生する。パルスのCE位相オフセット周波数であるfはオシレータの反復率、frepのある割合、例えば25%にロックすることができ、ここにfrep(モード間隔周波数)は80MHz程度である。オシレータの出力は分割され、分割された出力の一部はf−から−2f光学干渉計に入力され、ここでオフセット周波数が抽出されロッキング電子ユニットに出力される。オフセット周波数から、ロッキング電子ユニットは誤差信号εを測定するが、ここにε=f−frep/4である。誤差信号の値は電子信号に変換されてAOMにフィードバックされ、これはレーザーの出力を変調しオフセット周波数を安定化させる。
同じCE位相のパルスはPCにより希望する反復速度、例えば1kHzで選択される。これらのパルスはストレッチャ16へ先送りされる。図4または図5のストレッチャ実施態様を用いることができるが、全ての周知のストレッチャの形態を用いることもできる。図4の格子分離距離Gは格子30bおよび像30cの間の距離であり、さらに図5では格子30dおよび30eの間のそれである。距離は次のように与えることができる:
Figure 2009542009
(1)
ここにleffは図4の格子30bおよび30cの間の、および図5の格子30dおよび30eの間の有効直線距離である。gは入射角であり、qは入射波および回折波の間の鋭角であり、および( g+ q)は回折角である。
2つのレンズ32a、32bが焦点を共有するかまたは2つの反射鏡34a、34bが焦点を共有するならば、leffは次のように与えられる:
Figure 2009542009
(2)
ここにfおよびfは格子30b、30cまたは30d、30eの間で望遠鏡を構成するレンズまたは反射鏡の焦点距離でlは2つの格子30b、30cまたは30d,30eの間の幾何学的距離である。実施態様においてf=f=fであるなら、上の式は次のように簡略化される:
Figure 2009542009
(3)
式3を式1に代入した結果は次のようになる:
Figure 2009542009
(4)
かくして、格子分離は格子間の距離(l)および反射鏡またはレンズの焦点距離(f)に依存している。
時間的に引き延ばされたパルスはストレッチャ16から出力され次いで増幅器18内で何桁もの大きさで増幅される。増幅されたパルスはそれからコンプレッサ20に入力される。プリズムをベースとした図3の実施態様をコンプレッサ20として用いることができるが、しかしながら、格子をベースとした図2の実施態様がより高いエネルギーのレーザーパルスをつくり出すので一般により高い出力を要する場合に用いられる。コンプレッサ20の格子分離距離Gは図2の実施態様にラベル表示されているように、直線距離Gである。
圧縮されたパルスはコンプレッサから出力されそのエネルギーの一部分(一般に1μJ未満)が、通常はビームスプリッターで、分割され、測定機器22と接続される。測定機器22の同一直線上のf−から−2f光学干渉計が出力パルスの相対的CE位相を測定する。光学干渉計が相対的CE位相を電圧レベルに変換しこれがフィードバック制御器26に供給される。
本発明による実施態様では希望するCE位相をフィードバック制御器に対する入力として構築することが可能になる。一例として、電圧レベルがフィードバック制御器26に対するフィードバック信号入力として用いられている。フィードバック制御器26内の加算要素50は、希望するCE位相の値を正数として負数である測定機器22からの測定CE位相の値に加える。結果は希望するCE位相と実際のCE位相との間の差でこれは制御要素52に入力される。差の大きさに基づき、制御要素52は位置決め要素24c、24sに信号を送り必要に応じて、パルス変換要素を移動する。
コンプレッサ20に対しては、パルスのスペクトル位相は次のように与えられる:
Figure 2009542009
(5)
ここにωはパルスの周波数成分でτは群遅延である。位相速度および群速度の差がコンプレッサ内にCE位相を導入し、次のように与えられる:
Figure 2009542009
(6)
ここに jCE’は出口のCE位相であり、格子間の分離が温度差による熱ドリフトおよび機械的振動によりΔGの量だけ変化した場合、その結果生ずるCE位相の変動は次のようになる:
Figure 2009542009
(7)
入射角が格子の効率が最もよいリトロー角に近い場合、θ(ω)≒0で、式7は次のように単純化される:
Figure 2009542009
(8)
かくして、コンプレッサ20のCE位相は回折格子の溝間隔dに依存しこれは一定であるが、それよりも重要なことは格子間の分離距離であるGに依存する。
種々の実施態様において、位置決め要素24cは一方または両方のパルス変換要素、格子30f、30gと一体化している場合がある。さらに位置決め要素24cも格子30f、30gの一方または両方を移動し、格子間の分離距離を直接制御しこれにより式8に表されているCE位相を制御することができる。しかしながら上で議論した通り、位置決め要素24cはコンプレッサ20のどの部分と一体となることも可能で、したがって必ずしも格子30f、30gと一体とはならない。例えば、位置決め要素24cは種々のレンズ32と一体となる場合もある。
ストレッチャ16に関しては、上のコンプレッサ20の式5〜8に示したものに類似した誘導によりCE位相について次の表現を得る:
Figure 2009542009
(9)
式3を式9に代入して次を得る:
Figure 2009542009
(10)
かくして、CE位相は回折格子の溝間隔dに依存し、これは一定でコンプレッサ20の回折格子の溝間隔定数とは異なる場合もある。CE位相はさらに格子(l)間の有効距離およびレンズまたは反射鏡の焦点距離(f)にも依存している。
種々の実施態様において、位置決め要素24sは格子30a、30b、30d、30eのようなパルス変換要素に接続している場合もある。位置決め要素24sは格子の間の分離距離を直接制御し、これにより式10のlを制御することでCE位相を制御するために格子30a、30b、30d、30eの1つ以上を移動することができる。
しかしながら、上で議論したように、位置決め要素24sはストレッチャ16のどの部分とも一体となることが可能で必ずしも格子30a、30b、30d、または30eと一体とはならない。例えば、位置決め要素24sはストレッチャ16の反射鏡34a、34bに接続することもでき反射鏡を加算的にまたはその反対に動かすことができ、これらもまた式10のfを制御することによりCE位相を制御する。反射鏡(または特定の実施態様においてはレンズ)の動きを制御することは、一般に反射鏡やレンズが格子よりも重量が軽いから有利かもしれない。
当然ながら、ここに記載した方法および装置は発生させたレーザーパルスのキャリアエンベロープ位相の制御が要望される他のチャープパルス増幅レーザーシステムに応用できるであろう。かくして、上に提示した典型的な式は使用する特定のストレッチャ16またはコンプレッサ20の形態により変化する場合がある。
本発明による実施態様および付随する利点の多くは前記の説明により理解され、さらに種々の変更が形状、構造およびこれら構成要素の配置において本発明の範囲と精神から離れることなくまたはその物質的な利点を犠牲にすることなく行えることは明らかであろう。これまでに記載した形態は単にこれらの説明的な実施態様であり、このような変更を網羅し含むことが以下の特許請求範囲の意図するところである。
本発明による種々の実施態様をかく記載し、新規かつ特許状により保護されることを希望する主張は以下の特許請求の範囲を含む:

Claims (23)

  1. 次のものから構成される、チャープパルス増幅レーザーシステム:
    レーザーパルスを発生することができるレーザー源;
    レーザーパルスの少なくとも一部を変換することができるパルス変換装置で、分離距離だけ離れた第1および第2パルス変換要素から構成されるパルス変換装置;
    パルス変換装置と一体となりかつ少なくともパルス変換装置の一部を再配置し分離距離を変えることができる位置決め要素;
    発生したレーザーパルスのキャリアエンベロープ位相を測定することができる測定機器;および
    位置決め要素および測定機器と一体となったフィードバック制御器で、位置決め要素をキャリアエンベロープ位相に基づいて制御することによりパルス変換要素間の分離距離を変化させかつレーザー源が発生した少なくとも1つのレーザーパルスのキャリアエンベロープ位相を制御することができるフィードバック制御器。
  2. パルス変換要素が格子、プリズム、およびこれらの組合せから選択されている、請求項1に記載のシステム。
  3. パルス変換装置がレーザーパルスの少なくとも一部を引き伸ばすことができる格子ストレッチャとして設定されかつ第1および第2パルス変換要素が一対の格子を含む、請求項1に記載のシステム。
  4. 位置決め要素が格子の1つと一体となりかつ格子を再配置して格子間の分離距離を変えることができる、請求項3に記載のシステム。
  5. パルス変換装置がさらに格子と関連するレンズを含みかつ位置決め要素がレンズと一体となっていてレンズを再配置することにより格子間の分離距離を変えることができる、請求項3に記載のシステム。
  6. パルス変換装置がさらに格子と関連する反射鏡を含みかつ位置決め要素が反射鏡と一体となっていて反射鏡を再配置して格子間の分離距離を変えることができる、請求項3に記載のシステム。
  7. パルス変換装置がレーザーパルスの少なくとも一部を圧縮することができる格子コンプレッサとして作られかつ第1および第2パルス変換要素が一対の格子を含む、請求項1に記載のシステム。
  8. 位置決め要素が格子の1つと一体となりかつ格子を再配置することができて分離距離を変える、請求項7に記載のシステム。
  9. パルス変換装置がさらに格子と関連するレンズを含みかつ位置決め要素がレンズと一体となりレンズを再配置することができて格子間の分離距離を変える、請求項7に記載のシステム。
  10. 位置決め要素が圧電変換器を含む、請求項1に記載のシステム。
  11. 測定機器がf−から−2fの光学干渉計を含む、請求項1に記載のシステム。
  12. フィードバック制御器が発生されたレーザーパルスの少なくとも1つのキャリアエンベロープ位相を希望する値に変えることができる、請求項1に記載のシステム。
  13. 次のものから構成される、チャープパルス増幅レーザーシステム:
    レーザーパルスを発生することができるレーザー源;
    レーザーパルスの少なくとも一部を引き伸ばすことができる格子ストレッチャで、分離距離だけ離れた一対の格子から構成される格子ストレッチャ;
    格子ストレッチャと一体となりかつ格子ストレッチャの少なくとも一部を再配置して分離距離を変えることができる圧電変換器;
    発生したレーザーパルスのキャリアエンベロープ位相を測定することができるf−から−2f光学干渉計;および
    圧電変換器および光学干渉計と一体となっているフィードバック制御器で、測定したキャリアエンベロープ位相に基づき圧電変換器を制御し、格子の分離距離を変えることによりレーザー源により発生された少なくとも1つのレーザーパルスのキャリアエンベロープ位相を制御できるフィードバック制御器。
  14. 圧電変換器が格子の1つと一体となっていてかつ格子を再配置し分離距離を変えることができる、請求項13に記載のシステム。
  15. 格子ストレッチャがさらに格子と関連するレンズを含みかつ圧電変換器がレンズと一体となっていて、格子間の分離距離を変えるようにレンズを再配置することができる、請求項13に記載のシステム。
  16. 格子ストレッチャがさらに格子と関係する反射鏡を含みかつ圧電変換器が反射鏡と一体となっていて、格子間の分離距離を変えるように反射鏡を再配置することができる、請求項13に記載のシステム。
  17. さらに次のものを含む、請求項13に記載のシステム:
    格子ストレッチャにより引き伸ばされたレーザーパルスの少なくとも一部を圧縮することができる格子コンプレッサで、分離距離だけ離れた第2の対の格子から構成されている格子コンプレッサ、および
    格子コンプレッサと一体となっていてかつ格子コンプレッサの少なくとも一部を再配置して第2の対の格子の分離距離を変えることができる第2の圧電変換器、
    フィードバック制御器で、第2圧電変換器と一体になっていてかつ測定されたキャリアエンベロープ位相に基づき第2圧電変換器を制御することができ、第2の対の格子の分離距離を変えることによりレーザー源により発生された少なくとも1つのレーザーパルスにおけるキャリアエンベロープ位相を安定化させる、フィードバック制御器。
  18. 格子コンプレッサがさらに第2の対の格子に関連するレンズを含み、かつシステムがさらにレンズと一体となった第3の圧電変換器を含み、フィードバック制御器が第1、第2、および第3圧電変換器を制御することができてレーザー源により発生された少なくとも1つのレーザーパルスのキャリアエンベロープ位相を安定化させる、請求項17に記載のシステム。
  19. フィードバック制御器が少なくとも1つの発生したレーザーパルスのキャリアエンベロープ位相を希望する値に変えることができる、請求項13に記載のシステム。
  20. チャープパルス増幅レーザーシステム内のキャリアエンベロープ位相を安定化させる方法で、次のものから構成される方法;
    発生させたレーザーパルスのキャリアエンベロープ位相の捕捉;および
    レーザーパルスのキャリアエンベロープ位相を制御するためにレーザーシステムに使用されている第1および第2のパルス変換要素の分離距離を変更することで、このパルス変換要素は発生されたレーザーパルスを引き伸ばしまたは圧縮することができる。
  21. キャリアエンベロープ位相が発生されたレーザーパルスの測定を通じて得られる、請求項20に記載の方法。
  22. 分離距離が第1および第2パルス変換要素の何れかを再配置することにより変えられる、請求項20に記載の方法。
  23. 複数の発生されたレーザーパルスのキャリアエンベロープ位相の捕捉およびパルス変換要素の分離距離の変更をさらに含んで、少なくとも幾つかの発生されたレーザーパルスのキャリアエンベロープ位相を安定化させる、請求項20に記載の方法。
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