JP2009135795A - 通信システム及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザにとって簡単かつ低コストで、ユーザの指示に基づいたメールの処理を行うことができる通信システム及び通信方法を提供する。
【解決手段】インターネット網で接続された複数のコンピュータ1と、各コンピュータ1と夫々接続されて、ユーザが送受信するメールが蓄積されるメールサーバ2とを有する通信ネットワーク14を備えた通信システムである。判定手段6と、制御手段7と、接続手段8と、解析手段9と、処理手段10と、送信手段12とを備えた中継サーバ3を通信ネットワーク外に配設して、コンピュータ1とメールサーバ2との通信を行う通信経路4を構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信システム及び通信方法に関するものである。
電子メールの普及に伴って、ウィルスメールやスパムメール等、ユーザにとって受信を希望しない不要メールがユーザに送信されるという現象が急増している。例えば、ユーザがウィルスメールを受信し、それを誤って開封した場合には、ユーザが使用するコンピュータがウィルスに感染するおそれがある。また、スパムメールが送信されると、ユーザは必要なメールであるか否かを判別するためにメールを開封して、内容を吟味しなければならない。このため、ウィルスメールやスパムメールが届いたことをユーザが一見して判別できるように対策を講じる必要がある。
ところで、不要メールを排除する手段として、不要メールがユーザのメールサーバに届いた場合には、不要メールをメールサーバから画一的に削除する方法が提案されている(特許文献1)。すなわち、メールサーバに、予めスパムメールをデータベース化して登録する。そして、メールサーバにメールが到着すると、メールサーバは到着メールとスパムメールのデータベースの内容とを比較し、スパムメールと同一又は類似している場合には、その到着メールをメールサーバから削除するものである。
また、前記したもの以外にも、ユーザが使用するコンピュータに、不要メールを削除するためのソフトウェアをインストールする方法がある。さらに、メールが不要メールであるか否かの判定を行って、不要メールであると判定された場合にはメールを削除する機材をインターネット網内に設ける方法もある。
特開2003−348161号公報
前記特許文献1のように、不要メールであるか否かの判別を行う機能をメールサーバに付加するものでは、メールサーバ自体を変更する必要がある。このため、ユーザが不要メールを排除する機能の追加を希望する場合には、ユーザは既存のメールサーバをそのまま使用することができない。また、不要メールを排除するソフトウェアをメールサーバに導入しようとすると、高度な技術が必要となるため、一般のユーザは容易に導入することができない。
また、ユーザが使用するコンピュータに、不要メールを排除するためのソフトウェアを導入すると、ユーザが使用するコンピュータの空き容量及びCPUパワー等のリソースが少なくなり、コンピュータの動きが鈍くなる。
さらに、不要メールを排除する機材をインターネット網内に設けるものも、高度な技術が必要となって、一般のユーザは容易に導入することはできない。また、新たな機材の導入が必要となってコスト高となる。通常、このような機材はメールサーバ毎に必要であり、メールサーバと一体であるべきものとしてインターネット網内に置くのが一般的であった。このため、不要メールの判別を行う機材を、他のインターネット網内のユーザと共有することができなかった。
本発明は、上記課題に鑑みて、ユーザにとって簡単かつ低コストで、ユーザの指示に基づいたメールの処理を行うことができる通信システム及び通信方法を提供する。
本発明の通信システムは、インターネット網に接続された複数のコンピュータと、各コンピュータと夫々接続されて、ユーザが送受信するメールが蓄積されるメールサーバとを有する通信ネットワークを備えた通信システムであって、ユーザがメールを送受信する際に、ユーザが使用するコンピュータから取得したユーザ情報に基づいて、ユーザ情報が記録された利用者情報を検索して、ユーザ情報の存否を判定する判定手段と、ユーザが使用するメールサーバにユーザ情報を送信して、このユーザのメールサーバの使用権限の有無を確認する制御手段と、前記使用権限の有無に基づいて、ユーザにメールサーバの使用権限が有る場合は、メールサーバとの通信を行い、ユーザにメールサーバの使用権限が無い場合は、コンピュータとの通信を遮断する接続手段と、ユーザがメールを送受信する際に、予めユーザが設定した条件にメールが該当するか否かの解析を行う解析手段と、その条件に該当する場合は、予めユーザが設定した指示に基づいてメールを処理する処理手段と、メールサーバに蓄積されたメールをコンピュータに送信、又はコンピュータに存在するメールをメールサーバに送信する送信手段とを備えた中継サーバを、前記通信ネットワーク外に配設して、コンピュータとメールサーバとの通信を行う通信経路を構成したものである。
本発明の通信システムによれば、中継サーバを、コンピュータとメールサーバとの通信ネットワーク外に設けることにより、複数人が中継サーバを共有することができ、社内ネットワーク等にメール解析のための機材を導入する必要がなくなる。また、中継サーバを、メールサーバとは別途設けることにより、既存のメールサーバをそのまま使用することができ、メールサーバや、ユーザの使用するコンピュータにソフトウェアを導入する必要がない。さらに、ユーザがメールを送受信する場合、メールは中継サーバを通過することになるため、中継サーバがメールを解析することができる。
前記解析手段は、ユーザが受信するメールが不要メールであるか否かの解析を行い、不要メールである場合は、処理手段がメールの改変を行うことができる。すなわち、受信メールが不要メールであっても、メールを削除することなく改変を行い、改変後のメールを一旦ユーザに送信することができる。
前記解析手段は、ユーザが送信するメールに含まれる文字列が、予めユーザが指定した条件に該当するか否かの解析を行い、条件に該当しない場合は、処理手段が当該メールの送信を中止することができる。
前記中継サーバをメールが通過する際に、メールの内容を記録することができる記録手段を設けることができる。これにより、中継サーバを通過するメールを全て保存することができる。
本発明の通信方法は、インターネット網で接続された複数のコンピュータと、各コンピュータと夫々接続されて、ユーザが送受信するメールが蓄積されるメールサーバとで通信を行う通信方法であって、インターネット網外に中継サーバを配設して、ユーザがメールを送受信する際に、ユーザが使用するコンピュータから取得したユーザ情報に基づいて、ユーザ情報が記録された利用者情報を検索して、ユーザ情報の存否を判定し、ユーザが使用するメールサーバにユーザ情報を送信して、このユーザのメールサーバの使用権限の有無を確認し、ユーザにメールサーバの使用権限が有る場合は、中継サーバとメールサーバとの通信を行い、ユーザにメールサーバの使用権限が無い場合は、コンピュータと中継サーバとの通信を遮断し、ユーザがメールを送受信する際に、予めユーザが設定した条件にメールが該当するか否かの解析を行い、その条件に該当する場合は、予めユーザが設定した指示に基づいてメールを処理し、メールサーバに蓄積されたメールをコンピュータに送信、又はコンピュータに存在するメールをメールサーバに送信し、前記通信を、前記通信ネットワーク外で行うものである。
ユーザが受信するメールが不要メールであるか否かの解析を行って、不要メールである場合はメールの改変を行うことができる。また、ユーザが送信するメールに含まれる文字列が、予めユーザが指定した条件に該当するか否かの解析を行い、条件に該当しない場合は、処理手段が当該メールの送信を中止することができる。さらには、中継サーバをメールが通過する際に、メールの内容を記録することもできる。
本発明の通信システム及び通信方法は、社内ネットワーク等にメール解析のための機材を導入する必要がなくなるとともに、メールサーバや、ユーザの使用するコンピュータにソフトウェアを導入する必要がない。このため、ユーザにとって、簡単かつ低コストでメールの解析を行うことができる。さらに、中継サーバは、メールの解析を行ってユーザが指示した通りの適切な処置を施すことができるため、ユーザは、ユーザの指示に基づいたメールの送受信を行うことができる。
前記中継サーバは、ユーザが受信するメールが不要メールである場合はメールの改変を行うことができるため、ユーザは受信メールを一見して不要メールであると判別することができる。また、不要メールであっても一旦ユーザに送信されることにより、万一、必要なメールを不要メールであると誤判定した場合であっても、中継サーバはメールを削除することがない。これにより、必要なメールが誤って削除されるという不具合を防止することができる。
前記中継サーバは、ユーザが送信するメールが、予めユーザが指定した条件に該当しない場合は、メールの送信を中止するため、誤った相手にメールを送信するのを防止することができて、ユーザが指定した相手に正確にメールを送ることが可能となる。
中継サーバを通過するメールを全て保存することができるため、ユーザの使用するコンピュータからメールを削除しても、この保存メールを確認すれば内容を確認することができる。また、全てのメールの履歴を残すことによって、情報漏洩等の不適切なメールの利用を抑止できる利点もある。
以下本発明の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
本発明の通信システムは、図1に示すように、インターネット網で接続されたコンピュータ1と、コンピュータ1と接続されて、ユーザが送受信するメールが蓄積されるメールサーバ2とを有する通信ネットワーク14を備え、この通信ネットワーク外に中継サーバ3を配設して、コンピュータ1とメールサーバ2との通信を行う通信経路4を構成している。
コンピュータ1は、ユーザがメール送受信時に操作するものであり、メールを作成したり、メールを取り出したりする際に使用する。
メールサーバ2は、ユーザが作成したメールをコンピュータ1から受け取り、また、ユーザ宛に届いたメールをユーザに提供して、一時的にメールを蓄積するものである。
中継サーバ3は、図1に示すように、コンピュータ1とメールサーバ2との間に介在するものであり、コンピュータ1とメールサーバ2とで構成される通信ネットワーク14の外に配設している。これにより、コンピュータ1とメールサーバ2との通信を行う通信経路4を別途構成している。中継サーバ3は、ユーザ情報の存否の判定を行う判定手段6と、判定手段6の判定に基づいてメールサーバ2の使用権限の有無の確認又は通信の遮断を行う制御手段7と、メールサーバ2との通信又は通信の遮断を行う接続手段8と、ユーザが送受信するメールの解析を行う解析手段9と、解析手段9の解析に基づいてメールを処理する処理手段10と、メールの内容を記録することができる記録手段11と、メールをコンピュータ1又はメールサーバ2に送信する送信手段12とを備えている。
利用者情報5は、中継サーバ3の使用権限を有するユーザ情報が登録されたものである。この場合、ユーザ情報とは、各ユーザが保有するアカウントIDをいう。
判定手段6は、ユーザがメールを送受信する際に、コンピュータ1から取得したユーザ情報から、ユーザ情報が記録された利用者情報5を検索するものである。。
制御手段7は、前記判定に基づいて、メールサーバ2の使用権限の有無の確認又は通信の遮断を行うものである。すなわち、利用者情報5にユーザのアカウントIDが存在する場合は、ユーザが使用するメールサーバ2にユーザ情報を送信して、このユーザのメールサーバ2の使用権限の有無を確認する。一方、利用者情報5にユーザのアカウントIDが無い場合は、ユーザのアカウントIDから接続情報を自動作成する。
接続手段8は、前記確認に基づいて、中継サーバ3とメールサーバ2との通信又は通信の遮断を行うものである。すなわち、前記制御手段7の確認により、ユーザがメールサーバ2の使用権限を有する場合には、中継サーバ3とメールサーバ2との通信を維持する。一方、制御手段7の確認により、ユーザにメールサーバ2の使用権限がない場合には、コンピュータ1と中継サーバ3との通信を遮断し、コンピュータ1にエラーメッセージを送信する。
解析手段9は、ユーザが送受信するメールが、予めユーザの設定した条件に該当するか否かの解析を行うものである。すなわち、ユーザがメールを受信する際に、受信メールがスパムメールやウィルスメール等の不要メールに該当するか否かの解析を希望する場合には、解析手段9は、受信メールが不要メールであるか否かの解析を行う。また、ユーザがメールを送信する際に、送信メールの件名やアドレスが、ユーザの指定した条件に該当するか否かの解析を希望する場合には、解析手段9は、送信メールが予めユーザの指定した条件に該当するか否かの解析を行う。
処理手段10は、前記解析手段9の解析に基づいて、メールがユーザの設定した条件に該当する場合には、予めユーザが設定した指示に基づいてメールを処理するものである。すなわち、ユーザがメールを受信する際に、受信メールが不要メールである場合には、一見してその判別ができるような表記を行うことをユーザが希望すれば、処理手段10はメールに不要メールである旨の表記を行う。また、ユーザがメールを送信する際に、送信メールにユーザが指定した文字列を含まない場合には、メールの送信を中止することをユーザが希望すれば、処理手段10はメールの送信を中止する。
記録手段11は、メールが中継サーバ3を通過する際にメール内容を保存する、いわゆるアーカイブ機能を有するものである。
送信手段12は、メールをコンピュータ1又はメールサーバ2に送信するものである。すなわち、ユーザがメールを受信する場合には、送信手段8がメールサーバ2に蓄積されたメールをコンピュータ1に送信する。ユーザがメールを送信する場合には、コンピュータ1に存在するメールをメールサーバ2に送信する。
次に、この通信システムを用いた通信方法について、例えば1名のユーザが本システムを使用する場合について説明する。図2は、本発明の通信方法によりメールを受信する手順を示すフローチャートである。まず、ユーザは、コンピュータ1と通信を行うサーバを中継サーバ3に設定する(ステップS101)。具体的には、ユーザ(受信者)はコンピュータ1にて、POP3サーバ2を中継サーバ3に変更する設定を行う。そして、中継サーバ3にコンピュータ1からのPOP3ポートへのソケット接続を行い、接続後、POP3プロトコルにおける初期のメッセージのやり取り(+OK等)を行う。また、ユーザは、受信するメールがウィルスメール及びスパムメールであるか否かの解析を行うように設定すると共に、ウィルスメールである場合は、元のメール内容の全文を添付ファイルに変換して付加し、スパムメールである場合は、メールの件名にその旨の表記を行うようにコンピュータ1にて設定する(ステップS102)。
中継サーバ3はコンピュータ1からユーザのユーザ情報(アカウントID)を取得し(ステップS103)、判定手段6が、このアカウントIDから利用者情報5を検索する(ステップS104、ステップS105)。利用者情報5にアカウントIDが存在する場合は、ユーザに中継サーバ3の使用権限が有するものとして中継サーバ3の使用を許容する判定を行う。
利用者情報5にアカウントIDが存在しない場合は、制御手段7は、アカウントIDから接続情報を自動作成する(ステップS107)。その後、制御手段7は、コンピュータ1から取得したユーザ情報に基づいて、ユーザのメールサーバ2の使用権限の有無を確認する(ステップS106)。具体的には、制御手段3が、ユーザが使用するメールサーバ2にアカウントIDやパスワードを送信して、このユーザのメールサーバ2の使用権限の有無を確認する。
前記確認に基づいて、ユーザにメールサーバ2の使用権限が有る場合は、接続手段8は、中継サーバ3とメールサーバ2との通信を維持し、利用者情報5に、POP3アクセス成功の日時としてその日時を保存する(ステップS108)。そして、POP3プロトコルのメール内容受信メッセージ(RETRメッセージ)が送信された場合、記録手段11がメール内容の保存を行う(ステップS110)。一方、ユーザにメールサーバの使用権限が無い場合は、接続手段9は、コンピュータ1と中継サーバ3との通信を遮断し、コンピュータ1にエラーメッセージを送信する(ステップS109)。
その後、解析手段9は、ユーザが予め設定したメールの解析条件を抽出して、受信メールの解析を行う(ステップS111)。すなわち、本実施形態の場合、ユーザはウィルスメール及びスパムメールの判別を指示しているため、解析手段9は、受信メールがウィルスメールに該当するか否かの解析を行って(ステップS112)、次に受信メールがスパムメールに該当するか否かの解析を行う(ステップS114)。
ウィルスメールであるか否かの解析は、例えば次のような手法により行う。解析手段9が、受信メールにウィルスが混在していると判定した場合は、処理手段10がメール内容をウィルスが混在している旨の文言に変更し、元のメール内容の全文を添付ファイルに変換し付加する(ステップS113)。これにより、万一、ユーザがウィルスメールを開封しても、添付ファイルを開封しない限りは、コンピュータ1がウィルスに感染することを防止することができる。
スパムメールであるか否かの解析は、例えば次のような手法により行う。まず、ユーザが、特定の文字列を含むメールアドレスから送信されたメールをスパムメールであると判定すると指示している場合、このメールアドレスから送信されたメールは、解析手段9にてスパムメールであると判定する。そして、処理手段10は、メールヘッダのsubject項目にスパムメールである旨の表示(例えば、[SPAM])との表記を追加するとともに、メールヘッダにもスパムである旨(X-Spam-Status: 1等)の項目を追加する(ステップS115)。また、解析手段9は、ユーザが予め指定したブラックリストサーバ(例えば、SURBLサーバやRBLサーバ)を特定する。一方、受信メールのヘッダ情報及びメールの本文情報から、IPアドレスと、ドメインを抽出する。抽出されたIPアドレスを、RBLサーバーホストに対して、ネームサーバーからIPアドレスが取得されるか否かを解析する。また、抽出されたドメインをSURBLサーバーホストに対して、ネームサーバーからIPアドレスが取得されるか解析する。これにより、IPアドレスが取得された場合は、受信メールをスパムメールであると判定する。スパムメールであると判定された場合は、メールヘッダのsubject項目にスパムである旨([SPAM])を追加するとともに、メールヘッダにもスパムである旨(X-Spam-Status: 1等)の項目を追加する(ステップS115)。これにより、ユーザは、受信メールを一見してスパムメールであると判別することができる。
このような解析及び処理を各メール毎に行い、送信手段8がコンピュータ1にメールの送信を行う(ステップS116)。その後、POP3プロトコルの終了メッセージ(QUITメッセージ)が送信されれば、正常終了コードを返答し、接続を切断して終了する。
次に、本発明の通信方法によりメールを送信する手順を図3に基づいて説明する。まず、ユーザは、コンピュータ1と通信を行うサーバを中継サーバ3に設定する(ステップS201)。具体的には、ユーザ(送信者)はコンピュータ1にて、SMTPサーバ2を中継サーバ3に変更する設定を行う。そして、中継サーバ3にコンピュータ1からのSMTPポートへのソケット接続を行い、接続後、SMTPプロトコルにおける初期のメッセージのやり取り(HELOメッセージ等)を行う。また、ユーザは、送信メールの件名やアドレスや本文に、ユーザの指定した文字列が含まれるか否かの解析を行うように設定すると共に、含まれない場合には、送信メールの送信を中止するようにコンピュータ1にて設定する(ステップS202)。なお、ユーザの指定した文字列が含まれない場合、送信の中止に限らず、他のメールアドレスにメールを転送する設定とすることもできる。
中継サーバ3はコンピュータ1からユーザのユーザ情報(アカウントID)を取得し(ステップS203)、判定手段6は、このアカウントIDから利用者情報5を検索する(ステップS204、ステップS205)。利用者情報5にアカウントIDが存在する場合は、ユーザに中継サーバ3の使用権限が有るものとして中継サーバ3の使用を許容する判定を行う。
利用者情報5にアカウントIDが存在しない場合は、制御手段7は、アカウントIDから接続情報を自動作成する(ステップS207)。その後、制御手段7は、ユーザのメールサーバ2の使用権限の有無を確認する。
具体的には、制御手段7は、ユーザがPOP3にて中継サーバ3にアクセスしてから5分以内であるか否かを判断する(ステップS206)。ユーザがPOP3にて中継サーバ3にアクセスしてから5分を経過している場合は、接続手段8がコンピュータ1と中継サーバ3との通信を遮断し、コンピュータ1にエラーメッセージを送信する(ステップS208)。一方、5分以内である場合は、接続手段8はコンピュータ1から取得したユーザ情報に基づいて、ユーザが使用するメールサーバ2と中継サーバ3とを接続する(ステップS209)。
また、制御手段7が、ユーザが使用するメールサーバ2にアカウントIDやパスワードを送信して、このユーザのメールサーバ2の使用権限の有無を確認する。ユーザがメールサーバの使用権限を有する場合は、接続手段8は、中継サーバ3とメールサーバ2との通信を維持する。一方、ユーザがメールサーバの使用権限が無い場合は、コンピュータ1と中継サーバ3との通信を遮断し、コンピュータ1にエラーメッセージを送信する(ステップS210)。
次に、SMTPプロトコルのメール内容送信メッセージ(DATAメッセージ)が送信された場合、解析手段9は、ユーザが予め設定したメールの解析条件を抽出して、受信メールの解析を行う(ステップS211)。すなわち、本実施形態の場合、送信メールの件名やアドレスに、ユーザの指定した文字列が含まれるか否かの解析を指示しているため、解析手段9は、送信メールの件名やアドレスや本文にユーザの指定した文字列が含まれるか否かの解析を行う(ステップS212)。
送信メールの件名やアドレスに、ユーザの指定した文字列が含まれる場合には、記録手段11がメール内容の保存を行う(ステップS213)。一方、送信メールの件名やアドレスに、ユーザの指定した文字列が含まれない場合は、処理手段10がメールの送信を中止する(ステップS214)。
このような解析及び処理を各メール毎に行い、送信手段8が送信先にメールの送信を行う(ステップS215)。SMTPプロトコルの終了メッセージ(QUITメッセージ)が送信されれば、正常終了コードを返答し、接続を切断して終了する。
このように、本発明の通信システム及び通信方法によれば、複数人が中継サーバ3を共有することができ、社内ネットワーク等にメール解析のための機材を導入する必要がなくなり、また、メールサーバや、ユーザの使用するコンピュータにソフトウェアを導入する必要がない。このため、ユーザにとって、簡単かつ低コストでメールの解析を行うことができる。さらに、中継サーバ3は、メールの解析を行ってユーザが指示した通りの適切な処置を施すことができるため、ユーザは、ユーザの指示に基づいたメールの送受信を行うことができる。
前記中継サーバ3は、ユーザが受信するメールが不要メールである場合はメールの改変を行うことができるため、ユーザは受信メールを一見して不要メールであると判別することができる。また、不要メールであっても一旦ユーザに送信されることにより、万一、必要なメールを不要メールであると誤判定した場合であっても、中継サーバ3はメールを削除することがない。これにより、必要なメールが誤って削除されるという不具合を防止することができる。
前記中継サーバ3は、ユーザが送信するメールが、予めユーザが指定した条件に該当しない場合は、メールの送信を中止するため、誤った相手にメールを送信するのを防止することができて、ユーザが指定した相手に正確にメールを送ることが可能となる。
中継サーバ3を通過するメールを全て保存することができるため、ユーザの使用するコンピュータからメールを削除しても、この保存メールを確認すれば内容を確認することができる。また、全てのメールの履歴を残すことによって、情報漏洩等の不適切なメールの利用を抑止できる利点もある。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、中継サーバ3の数としては任意であって、複数のサーバに判定手段6、制御手段7、接続手段8、解析手段9、処理手段10、記録手段11、及び送信手段12を分散させて設けてもよい。要はこれらの手段を通信ネットワーク外の通信経路4に設けるものであればよい。ウィルスやスパムの判定方法としては、実施形態のものに限られず、他の公知公用の方法を使用してもよい。ステップS101(ステップS201)とステップS102(ステップS202)の手順としては、逆であってもよい。メール受信時にスパム判定のみを行ったり、ウィルス判定のみを行ったりすることができる。解析条件や処理条件はユーザが任意に設定することができる。例えば、ブラックリストサーバをユーザが任意に設定したり、スパムである旨の記載を他の方法としたりすることができる。実施形態ではユーザの数を1人として説明したが、ユーザの数は複数とすることができる。実施形態ではユーザ情報は、アカウントIDのみであったが、ユーザを特定できるものであれば他の情報でもよく、1人のユーザを、複数の情報(例えば、ID及びパスワード)にて特定してもよい。
利用者情報5にユーザのアカウントIDが無い場合は、ユーザに中継サーバ3の利用権限が無いものとして、コンピュータ1と中継サーバ3との通信を遮断し、コンピュータ1にエラーメッセージを送信することもできる。また、実施形態では、メール送信時において、メールの件名やアドレスや本文に、ユーザの指定した文字列が含まれるか否かの解析を行って、含まれる場合にメールの送信を中止するように設定したが、逆に、ユーザの指定した文字列が含まれない場合にメールの送信を中止する設定とすることもできる。
本発明の通信システムを示すブロック図である。 本発明の通信方法によりメールを受信する手順を示すフローチャートである。 本発明の通信方法によりメールを送信する手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 コンピュータ
2 メールサーバ
3 中継サーバ
4 通信経路
5 利用者情報
6 判定手段
7 制御手段
8 接続手段
9 解析手段
10 処理手段
11 記録手段
12 送信手段
14 通信ネットワーク

Claims (8)

  1. インターネット網に接続された複数のコンピュータと、各コンピュータと夫々接続されて、ユーザが送受信するメールが蓄積されるメールサーバとを有する通信ネットワークを備えた通信システムであって、
    ユーザがメールを送受信する際に、ユーザが使用するコンピュータから取得したユーザ情報に基づいて、ユーザ情報が記録された利用者情報を検索して、ユーザ情報の存否を判定する判定手段と、
    ユーザが使用するメールサーバにユーザ情報を送信して、このユーザのメールサーバの使用権限の有無を確認する制御手段と、
    前記使用権限の有無に基づいて、ユーザにメールサーバの使用権限が有る場合は、メールサーバとの通信を行い、ユーザにメールサーバの使用権限が無い場合は、コンピュータとの通信を遮断する接続手段と、
    ユーザがメールを送受信する際に、予めユーザが設定した条件にメールが該当するか否かの解析を行う解析手段と、
    その条件に該当する場合は、予めユーザが設定した指示に基づいてメールを処理する処理手段と、
    メールサーバに蓄積されたメールをコンピュータに送信、又はコンピュータに存在するメールをメールサーバに送信する送信手段とを備えた中継サーバを、前記通信ネットワーク外に配設して、コンピュータとメールサーバとの通信を行う通信経路を構成したことを特徴とする通信システム。
  2. 前記解析手段は、ユーザが受信するメールが不要メールであるか否かの解析を行い、不要メールである場合は、処理手段が当該メールの改変を行うことを特徴とする請求項1の通信システム。
  3. 前記解析手段は、ユーザが送信するメールに含まれる文字列が、予めユーザが指定した条件に該当するか否かの解析を行い、条件に該当しない場合は、処理手段が当該メールの送信を中止することを特徴とする請求項1の通信システム。
  4. 前記中継サーバをメールが通過する際に、メールの内容を記録することができる記録手段を中継サーバに設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一に記載の通信システム。
  5. インターネット網で接続された複数のコンピュータと、各コンピュータと夫々接続されて、ユーザが送受信するメールが蓄積されるメールサーバとで通信を行う通信方法であって、
    インターネット網外に中継サーバを配設して、
    ユーザがメールを送受信する際に、ユーザが使用するコンピュータから取得したユーザ情報に基づいて、ユーザ情報が記録された利用者情報を検索して、ユーザ情報の存否を判定し、
    ユーザが使用するメールサーバにユーザ情報を送信して、このユーザのメールサーバの使用権限の有無を確認し、
    ユーザにメールサーバの使用権限が有る場合は、中継サーバとメールサーバとの通信を行い、ユーザにメールサーバの使用権限が無い場合は、コンピュータと中継サーバとの通信を遮断し、
    ユーザがメールを送受信する際に、予めユーザが設定した条件にメールが該当するか否かの解析を行い、
    その条件に該当する場合は、予めユーザが設定した指示に基づいてメールを処理し、
    メールサーバに蓄積されたメールをコンピュータに送信、又はコンピュータに存在するメールをメールサーバに送信し、
    前記通信を、前記通信ネットワーク外で行うことを特徴とする通信方法。
  6. ユーザが受信するメールが不要メールであるか否かの解析を行い、不要メールである場合はメールの改変を行うことを特徴とする請求項5の通信方法。
  7. ユーザが送信するメールに含まれる文字列が、予めユーザが指定した条件に該当するか否かの解析を行い、条件に該当しない場合は、処理手段が当該メールの送信を中止することを特徴とする請求項5の通信方法。
  8. 前記中継サーバをメールが通過する際に、中継サーバがメールの内容を記録することを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれか一に記載の通信方法。
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