JP2009118174A - 情報処理装置、承認方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、承認方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】承認者が容易に電子メールの承認を行うことができるようにする。
【解決手段】電子メールの承認を行う情報処理装置が、第1のメールアドレスを送信元とし、第2のメールアドレスを宛先として設定した電子メールである承認依頼メールを電子メールの承認者に送信する承認依頼メール送信部と、承認依頼メールに対して承認者から返信された電子メールである返信メールを取得する返信メール取得部と、返信メールの宛先に第1および第2のメールアドレスの両方が含まれている場合、および返信メールの宛先に第1のメールアドレスのみが含まれている場合のいずれか一方の場合に承認と判定し、他方の場合に非承認と判定する承認判定部と、を備える。
【選択図】図20

Description

本発明は、情報処理装置、承認方法、およびプログラムに関する。
情報伝達の手段として電子メールが普及している。電子メールにどのような内容を記載するかは送信者の責任であり、送信者の勘違いや操作ミスによって、例えば社外秘情報などの情報が受信者に送信されると情報漏洩につながる。そこで、電子メールの送信前に承認者による承認が行われている(特許文献1および2参照)。
特開2007−65787号公報 特開2005−346643号公報
しかしながら、特許文献1に開示される技術では、承認者に承認を行うように電子メールが送信されるが、承認者は、その電子メールに記載されたURLにWebブラウザを操作してアクセスし、Webブラウザを操作して承認を行う必要があるので手間がかかる。また、特許文献2に開示される技術では、承認者は、承認要請メールデータを受信し、それを所定の承認用または否認用のメールアドレスに転送することによって承認を行うことができるが、転送先として所定の承認用または否認用のメールアドレスを選択する手間がかかる。
本発明は、このような背景を鑑みてなされたものであり、承認者が容易に電子メールの承認を行うことができる情報処理装置、承認方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、電子メールの承認を行う情報処理装置であって、第1のメールアドレスを送信元とし、第2のメールアドレスを宛先として設定した電子メールである承認依頼メールを電子メールの承認者に送信する承認依頼メール送信部と、前記承認依頼メールに対して前記承認者から返信された電子メールである返信メールを取得する返信メール取得部と、前記返信メールの宛先に前記第1および第2のメールアドレスの両方が含まれている場合、および前記返信メールの宛先に前記第1のメールアドレスのみが含まれている場合のいずれか一方の場合に承認と判定し、他方の場合に非承認と判定する承認判定部と、を備えることとする。
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、承認者が容易に電子メールの承認を行うことができる。
==システム構成==
以下、本発明の一実施形態に係る電子メールを送信するメールシステムについて説明する。本実施形態のメールシステムでは、電子メールの送信時に、電子メールの送信者とは異なる承認者からの承認を受けることを想定している。
図1は、本実施形態の係るメールシステムの全体構成を示す図である。同図に示すように、本実施形態のメールシステムは、メールサーバ10、ユーザ端末20、および承認者端末30を含んで構成されている。ユーザ端末20、承認者端末30、およびメールサーバ10はそれぞれ通信ネットワーク140に接続されており、通信ネットワーク140を介して互いに通信が可能である。通信ネットワーク140は、例えば、インターネットやLAN(Local Area Network)などであり、イーサネット(登録商標)や公衆電話回線網、無線通信網などにより構築される。本実施形態では、通信ネットワーク140上では、TCP/IPによる通信が行われるものとする。
ユーザ端末20は、電子メールの送受信を行うユーザ(電子メールの送信者または受信者である。以下、ユーザ端末20を操作するユーザをドメインユーザという。)が操作する、例えばパーソナルコンピュータやワークステーション、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話端末などのコンピュータである。ユーザ端末20では、電子メールの送受信を行うアプリケーションソフト動作しており、いわゆるMUA(Mail User Agent)として機能している。ドメインユーザはMUAを操作して電子メールの作成や送受信を行う。
承認者端末30は、ユーザ端末20から送信された電子メール(以下、配送メールという。)の配送を承認するユーザ(以下、承認者という。)が操作する、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション、PDA、携帯電話端末などのコンピュータである。承認者端末30もMUAの機能を提供している。後述するように、承認者はMUAを操作して電子メールを送信することにより承認処理を行う。本実施形態では、承認者のメールアドレス(以下、承認者アドレスという。)を送信元として、一般的な電子メールの送信は行われないものとし、承認者から送信される電子メールは、承認処理のためにのみ用いられるものとする。なお、承認者による電子メール送信の承認処理の詳細については後述する。
メールサーバ10は、ユーザ端末20や承認者端末30から送信される電子メールの配送を行う、いわゆるMTA(Mail Transfer Agent)の機能を提供する、例えばパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータである。メールサーバ10は、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)に規定されたデータとして、ユーザ端末20や承認者端末30から電子メールを受け付け、受け付けた電子メールの宛先がドメインユーザのメールアドレス(以下、ドメインユーザアドレスという。)または承認者アドレスであれば、電子メールを所定の記憶領域(以下、メールボックスという。)に記憶し、それ以外であれば、電子メールを他のコンピュータに転送することにより電子メールの配送を行う。なお、メールアドレスが、ドメインユーザアドレスまたは承認者アドレスであるかどうかは、例えば、所定のドメインに所属しているか否かにより判定することができる。本実施形態では、「domain1」または「domain2」がドメインとして設定されているメールアドレスは、ドメインユーザアドレスまたは承認者アドレスであるものとする。
また、メールサーバ10は、ユーザ端末20や承認者端末30からPOP(Post Office Protocol)に規定されたメール取得要求などのコマンドを受け付けて、メール取得要求に応じて、メールボックスに記憶されている電子メールの読み書きを行う。
なお、本実施形態では、メールサーバ10が全てのユーザおよび承認者からの電子メールの配送を行う。ユーザ端末20および承認者端末30が電子メールの送信を行う場合には、電子メールをメールサーバ10に送信し、電子メールの受信を行う場合には、電子メールを取得するコマンド(以下、メール取得要求という。)をメールサーバ10に送信するものとする。
本実施形態では、メールサーバ10は、配送すべき電子メール(以下、配送メールという。)の配送時に承認者による承認を受けることを想定している。
メールサーバ10は、配送メールを配送してもよいかどうかを問い合わせる電子メール(以下、承認依頼メールという。)を承認者宛てに作成してメールボックスに格納する。承認依頼メールのヘッダには、承認者アドレスが宛先(To)フィールドに設定され、所定のメールアドレスである第1の管理者アドレス(admin01@domain1)が送信元(From)のフィールドに設定され、さらに、所定のメールアドレスである第2の管理者アドレス(admin02@domain1)が宛先(ToまたはCc)として設定される。
これに対する承認者からの返信の電子メールには、宛先として承認依頼メールの送信元である第1の管理者アドレスが設定される。ここで、宛先に第2の管理者アドレスも加えられている場合、メールサーバ10は、配送メールの配送が承認されたと判断する。逆に第1の管理者アドレスのみが宛先となっている場合には、メールサーバ10は、配送メールの配送が承認されなかったと判断する。
一般的なMUAは、受信した電子メールの送信元(FromフィールドまたはReply−Toフィールドに設定されている返信先)に対して返信する電子メール(以下、返信メールという。)を送信する「返信」機能と、送信元、宛先およびカーボンコピーの全てに対して応答メールを送信する「全員に返信」機能とを備えている。
したがって、承認者は、承認依頼メールに対して、MUAの「全員に返信」機能により返信した場合には、配送メールの配送を承認したことになり、MUAの「返信」機能により返信した場合には、配送メールの配送を承認しなかったことになる。このように、本実施形態のメールシステムでは、一般的なMUAの機能を利用して、承認者が容易に承認処理を行うことができるようにしている。
以下、詳細について説明する。
==ハードウェア==
図2は、本実施形態のメールシステムのハードウェア構成を示す図である。
同図に示すように、メールサーバ10は、CPU108、主記憶装置101、通信インタフェース109、ディスクインタフェース110、およびディスクインタフェース110に接続されたハードディスク装置114を備えている。
ハードディスク装置114は、各種のプログラムやデータを記憶する記憶装置である。ハードディスク装置114に代えて、フラッシュメモリやCD−ROMドライブなどの記憶装置を採用するようにしてもよい。主記憶装置101には、サーバプログラム102が記憶されている。サーバプログラム102は、ハードディスク装置114から主記憶装置101に読み出すようにしてもよいし、通信ネットワーク140を介して他のコンピュータから受信するようにしてもよい。CPU108は、主記憶装置101に記憶されているサーバプログラム102などのプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。
通信インタフェース109は、通信ネットワーク140に接続するためのインタフェースであり、例えば、イーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタや、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信網に接続するための無線通信装置などである。
ディスクインタフェース110は、ハードディスク装置114と接続するためのインタフェースであり、例えば、SCSI(Small Computer System Interface)やIDE(Integrated Drive Electronics)、SAN(Storage Area Network)などのプロトコルに従ってハードディスク装置114にアクセスする。CPU108は、ディスクインタフェース110を介してハードディスク装置114に対するデータの入出力を行う。
なお、ハードディスク装置114は、メールサーバに内蔵する形態としてもよいし、メールサーバ10とは別体の独立した記憶装置としてもよい。また、NAS(Network Attached Storage)のように、他のコンピュータが管理する記憶装置にアクセスするようにしてもよい。
ユーザ端末20および承認者端末30は、同じハードウェア構成である。図2に示すように、ユーザ端末20および承認者端末30はそれぞれ、CPU127、主記憶装置121、通信インタフェース128、ディスクインタフェース129、入出力インタフェース130、ディスクインタフェース129に接続されたハードディスク装置133および入出力インタフェース130に接続された入出力装置132を備えている。
入出力装置132は、データの入出力を行う、例えば、キーボードやマウス、タッチパネル、ディスプレイ、プリンタなどである。ユーザ端末20および承認者端末30は、通常キーボード、マウスおよびディスプレイなどの複数の入出力装置132を備える。
==ソフトウェア==
図3は、本実施形態のメールシステムの機能構成を示す図である。
ユーザ端末20および承認者端末30は同じ機能を有し、それぞれ制御部123、メール表示部124、メール受信部125、メール送信部126、およびメールデータ記憶部131を備えている。
メール表示部124、メール受信部125およびメール送信部126は、ユーザ端末20および承認者端末30が備えるCPU127が主記憶装置121に記憶されているクライアントプログラム122を実行することにより実現される。また、メールデータ記憶部131は、ユーザ端末20および承認者端末30が備える主記憶装置121やハードディスク装置133が提供する記憶領域として実現される。なお、制御部123、メール表示部124、メール受信部125、メール送信部126、およびメールデータ記憶部131は、一般的なMUAの機能である。
制御部123は、メール表示部124、メール受信部125、メール送信部126の制御を行う。
ユーザが入出力装置132において電子メールの送信を指示するコマンドを入力した場合、制御部123は、ユーザが入出力装置132において入力した電子メールの内容(以下、メールデータという。)を、入出力インタフェース130を介して受け付ける。制御部123は、受け付けたメールデータをメール送信部126に渡す。メール送信部126は制御部123から受け取ったメールデータを記述した電子メールを作成し、作成した電子メールを、通信インタフェース128を介してメールサーバ10に送信する。なお、メール送信部126は、SMTPに規定される電子メールの送信要求として電子メールを送信する。
ユーザが入出力装置132において電子メールの受信を指示するコマンドを入力した場合、制御部123は、ユーザが入出力装置132において入力した、ユーザを特定するユーザIDやパスワードを、入出力インタフェース130を介して受け付ける。なお、ユーザIDやパスワードは、主記憶装置121やハードディスク装置133などに予め記憶しておくようにしてもよい。制御部123は、ユーザIDおよびパスワードをメール受信部125に渡す。メール受信部125は、ユーザIDおよびパスワードを設定したメール取得要求をメールサーバ10に送信し、メールサーバ10がメール取得要求に応じて送信する電子メールを受信して、受信した電子メールをメールデータとして、ディスクインタフェース129を介してメールデータ記憶部131に記憶する。
ユーザが入出力装置132において電子メールの表示を指示するコマンド(以下、メール表示要求という。)を入力した場合、制御部123は、メール表示要求をメール表示部124に通知する。メール表示部124は、メールデータ記憶部131からメールデータを読み出し、読み出したメールデータを、入出力インタフェース130を介して入出力装置132に渡して、入出力装置132が受け取ったメールデータを出力する。これにより、ユーザは電子メールの内容を閲覧することができる。なお、電子メールの受信を指示するコマンドを受け付けた場合に、電子メールの受信と表示との両方の処理を行ってもよい。
メールサーバ10は、制御部103、メール受付部104、メール送信部105、承認処理部106、監視処理部107、メールボックス111、承認者テーブル112、承認待ちテーブル113、および送信待ちキュー114を備えている。
制御部103、メール受付部104、メール送信部105、承認処理部106、および監視処理部107(本発明のタイムアウト監視部に該当する。)は、メールサーバ10が備えるCPU108が、主記憶装置101に記憶されるサーバプログラム102を実行することにより実現される。メールボックス111、承認者テーブル112、承認待ちテーブル113、および送信待ちキュー114は、メールサーバ10が備える主記憶装置101やハードディスク装置114が提供する記憶領域として実現される。
メール送信部105(本発明の電子メール送信部に該当する。)は、電子メールの配送を行う。メール送信部105は、電子メールの宛先がドメインユーザアドレスまたは承認者アドレスである場合には、宛先のメールアドレスに対応付けてメールボックス111に電子メールを格納し、宛先がそれ以外のアドレスである場合には、他のMTAや中継サーバなどに電子メールを転送することにより、電子メールの配送を行う。
メール受付部104(本発明の電子メール受信部に該当する。)は、通信ネットワーク140を介して、ユーザ端末20や承認者端末30、他のMTA、中継サーバなどから送信される電子メールを受信する。メール受付部104は電子メールを受信すると、電子メールを受け付けた旨を制御部103に通知する。
制御部103は、メールを受け付けた旨の通知(受付通知)を検知し、承認処理部106に、メール受付部104が受信した電子メールを渡す。
承認処理部106は、制御部103から受け取った電子メール(以下、受信メールという。)を解析し、この受信メールの配送に承認が必要であるかどうかを判定する。承認が必要であるか否かは、受信メールの送信先に設定されているメールアドレスが、ドメインユーザアドレスであるか否か、および、受信メールの送信者に対応する承認者が登録されているか否かに応じて判断される。
送信者に対応する承認者は承認者テーブル112に登録される。図4は、承認者テーブル112の構成例を示す図である。同図に示すように、承認者テーブル112は、送信者のメールアドレス811に対応付けて、承認者アドレス812を記憶している。
本実施形態では、承認処理部106は、電子メールの送信先がドメインユーザである場合か、送信者に対応する承認者が承認者テーブル112に登録されていない場合に、受信メールの承認は不要と判定する。
承認処理部106が受信メールについて承認不要と判断した場合、メール送信部105は、受信メールの配送を行う。
承認処理部106は、承認が必要であると判断した受信メール(以下、配送メールという。)を送信待ちキュー114に格納する。
図5は、受信メール900の構成例を説明する図である。配送メール900は、エンベロープ情報901、ヘッダ部902およびボディ部903により構成されている。図4の例では、配送メール900のボディ部903には、本文904が含まれている。
エンベロープ情報901は、SMTPでやりとりされる際に電子メールに付帯される情報であり、電子メールの送信元(エンベロープFrom)と送信先(エンベロープTo)とが記述される。
ヘッダ部902およびボディ部903は、メールサーバ10においてメールボックス111に記憶される情報であり、ユーザ端末20および承認者端末30においてメールデータ記憶部131に登録され、メール表示部124により出力される情報である。ヘッダ部902にも、送信元(From)と送信先(To)とが設定されるが、MTAにおいて送信元とエンベロープToとが異なり、あるいは送信先とエンベロープToとが異なるように書き換わることもある。ヘッダ部902には、題名(Subject)など各種のフィールドが含まれる。ボディ部903には、本文904や添付ファイルなど、電子メールの内容となる各種の情報が記述される。
図6は、送信待ちキュー114(本発明の電子メール記憶部に該当する。)の構成例を示す図である。送信待ちキュー114に格納される配送メールには識別情報(以下、キューIDという。)が割り当てられる。本実施形態では、送信待ちキュー114は、ファイルシステムにおけるディレクトリとして実現され、送信待ちキュー114には、配送メールがキューIDをファイル名としたファイルとして格納されるものとする。
承認処理部106は、送信待ちキュー114に格納した配送メールについて、承認者に承認依頼メールを送信し、承認待ちの状態になった配送メールに関する情報(以下、承認待ち情報という。)を承認待ちテーブル113に登録する。
図7は、承認待ちテーブル113に登録される承認待ち情報の構成例を示す図である。同図に示すように、承認待ち情報は、承認依頼メールの識別情報(メッセージID;Message-ID)801に対応付けて、配送メールのキューID802、配送メールの送信者803、承認者アドレス804、および、承認待ち情報を登録した日時(受付日時)805を含んでいる。承認待ちテーブル113に登録されているキューIDが示す配送メールは、承認者による承認を待っている状態であることを示す。
承認処理部106は、承認者からの返信メールに応じて、承認されたか否かを判定する。なお、承認処理部106による配送メールの承認処理の詳細については後述する。
承認処理部106が配送メールについて配送が承認されたと判定した場合には、メール送信部105は、配送メールを配送する。
承認待ちテーブル113に登録された承認待ち情報は、登録されてから所定時間経過後に監視処理部107により削除される。図8は、監視処理部107による承認待ち情報の監視処理の流れを示す図である。
監視処理部107は、登録から所定時間(例えば、3時間や6時間、24時間など、任意に設定できるものとする。)経過した承認待ち情報、すなわち、受付日時から所定時間後の日時よりも現在日時が後になるものを、承認待ちテーブル113から取得し(ステップ700)、取得した承認待ち情報のそれぞれについて以下の処理を行う(ステップ701)。
監視処理部107は、承認待ち情報の送信者803を宛先として、所定時間内に承認がなかった旨のメッセージを本文として設定した電子メールを作成し、メール送信部105が、この電子メールを配送する(ステップ702)。
また、監視処理部107は、承認待ち情報の承認者804を宛先として、承認依頼メールへの回答がなかった旨のメッセージを本文として設定した電子メールを作成し、メール送信部105が、この電子メールを配送する(ステップ703)。
監視処理部107は、承認待ち情報のキューID802が示すファイルを送信待ちキュー114から削除し(ステップ704)、承認待ち情報を承認待ちテーブル113から削除する(ステップ705)。
監視処理部107が以上の処理を繰り返して、登録から所定時間を経過した承認待ち情報を削除する。
==承認処理==
図9は、承認処理部106の詳細構成を示す図である。承認処理部106は、承認結果判定処理部200、承認判定処理部201、承認依頼メール作成処理部202、および通知メール作成処理部203を備えている。
承認結果判定処理部200(本発明の返信メール取得部および承認判定部に該当する。)は、受信メールと承認待ちテーブル113の承認待ち情報とを比較して、受信メールが返信メールであるか否かを判定し、受信メールが返信メールであると判断した場合は、承認の結果を通知メール作成処理部203に渡す。通知メール作成処理部203(本発明の第1および第2のエラー通知部に該当する。)は、承認の結果を通知する電子メールを作成し、メール送信部105がその電子メールを配送する。
承認結果判定処理部200が、受信メールが承認者からの返信メールではないと判断した場合には、承認依頼判定処理部201が、受信メールについて承認が必要であるか否かを判断する。承認依頼判定処理部201は、承認必要と判断した場合、受信メールを配送メールとして送信待ちキュー114に格納するとともに、承認待ちテーブル113へ承認待ち情報を登録する。
さらに承認依頼判定処理部201は、配信メールの送信者に対応する承認者アドレスを承認者テーブル112から取得し、取得した承認者アドレスを承認依頼メール作成処理部202に渡す。
承認依頼メール作成部202(本発明の承認依頼メール送信部に該当する。)は、受け取った承認者アドレスを宛先とした承認依頼メールを作成し、メール送信部105は、承認依頼メールを配送する。
承認依頼判定処理部201は、受信メールが承認不要と判断した場合には、受信メールをメール送信部105に渡し、メール送信部105が受信メールを配送する。
以下、承認処理部106による承認処理について詳述する。
図10は、承認結果判定処理部200が、受信メールの宛先に応じて、受信メールが承認者からの返信メールであるか否かを判定する処理の流れを示す図である。
承認結果判定処理部200は、受信メールのエンベロープ情報に含まれている宛先(エンベロープTo)がなくなるまでステップ302の処理を繰り返す(ステップ300)。
承認結果判定処理部200は、エンベロープToに設定されている宛先のメールアドレス(以下、受信者アドレスという。)を取得し(ステップ301)、取得した受信者アドレスが第1の管理者アドレス(admin01@domain1)であるか否かを判定する(ステップ302;承認回答判定部)。
受信者アドレスが第1の管理者アドレスであれば(ステップ302:YES)、受信メールは承認者からの返信メールと判定され、承認結果判定処理部200は後述の図19のステップ320に進み、承認者による承認結果に応じた処理を行う。
一方、すべての受信者アドレスが第1の管理者アドレスでなければ(ステップ302:NO)、図11のステップ310に進む。
図11は、承認結果判定処理部200が受信メールの解析を行い、受信メールがどのような電子メールであるのかを判定する処理の流れを示す図である。
承認結果判定処理部200は、受信メールに含まれるReferencesヘッダからMessage-IDを取得する(ステップ310;返信先取得部)。承認結果判定処理部200は、ReferenceヘッダからMessage-IDを取得できた場合(ステップ311:YES)、取得したMessage-IDが承認待ちテーブル113に登録されているか否かを判定し(ステップ312)、登録されていれば(ステップ312:YES)、後述のステップ317に進み、登録されていなければ(ステップ312:NO)、ステップ313に進む。
承認結果判定処理部200は、ReferencesヘッダからMessage-IDを取得できなかった場合(ステップ311:NO)または、取得したMessage-IDが承認待ちテーブル113に登録されていなかった場合(ステップ312:NO)には、受信メールのヘッダ情報に含まれるIn-Reply-ToヘッダからMessage-IDを取得する。
承認結果判定処理部200は、In-Reply-ToヘッダからMessage-IDを取得できた場合(ステップ314:YES)、取得したMessage-IDが承認待ちテーブル113に登録されているか否かを判定する(ステップ315)。
承認結果判定処理部200は、In-Reply-Toヘッダにも、承認依頼メールのMessage-IDが設定されていない場合(ステップ315:NO)、には、図12に示す承認依頼判定処理部201による処理が行われる(ステップ316)。
図12は、承認依頼判定処理部201が受信メールの解析を行い、受信メールに承認が必要か否かの判定を行う処理の流れを示す図である。
承認依頼判定処理部201は、受信メールのエンベロープ情報に含まれるエンベロープToがなくなるまで以下の処理を繰り返す(ステップ400)。
承認依頼判定処理部201は、受信メールのエンベロープ情報に含まれるエンベロープToに設定されている受信者アドレスを取得し(ステップ401)、取得した受信者アドレスが所属するドメインが、「domain1」および「domain2」のいずれでもないか否かにより、承認が必要か否かを判定する(ステップ402;承認要否決定部)。なお、受信者アドレスに応じて承認が必要か否かを判断することに限らず、本文や添付ファイルの内容などに応じて承認が必要か否かを判断するようにしてもよい。
承認依頼判定処理部201は、すべての受信者アドレスについて承認が不要と判断した場合には(ステップ402:YES)、受信メールをメール送信部105に渡し、メール送信部105が受信メールを配送する(ステップ403)。
一方、承認依頼判定処理部201は、受信者アドレスのいずれかについて承認が必要と判断した場合には(ステップ402:NO)、エンベロープ情報から送信元(エンベロープFrom)のメールアドレス(以下、送信者アドレスとう。)を取得し(ステップ404)、送信者アドレスに対応する承認者アドレスを承認者テーブル112から検索する。
承認依頼判定処理部201は、送信者アドレスに対応する承認者アドレスが見つからなかった場合には(ステップ405:NO)、受信メールの承認は不要として、受信メールをメール送信部105に渡し、メール送信部105が受信メールを配送する(ステップ406)。なお、ステップ402において承認が必要と判定された場合には、ステップ405における判定処理を行わずに、ステップ407に進むようにしてもよいし、受信メールの送信者やメールシステムの管理者宛てに、承認者テーブル112に承認者が設定されていない旨を示す電子メールを送信するようにしてもよい。
一方、送信者アドレスに対応する承認者アドレスが見つかった場合には(ステップ405:YES)、承認が必要と判断され、図13に示す承認依頼メール作成処理部の処理が行われる。
図13は、承認依頼メール作成処理部202による承認依頼メールの作成処理の流れを説明する図である。
承認依頼メール作成処理部202は、受信メールにユニークなキューIDを割り当て、割り当てたキューIDをファイル名にして受信メールを配送メールとして送信待ちキュー114に格納する(ステップ500)。
承認依頼メール作成処理部202は、承認依頼判定処理部201がステップ405で取得した承認者アドレスをヘッダのToフィールドに設定し、第1の管理アドレス(admin01@domain1)をヘッダのFromフィールドに設定し、第2の管理アドレス(admin02@domain1)をヘッダのCcフィールドに設定し、ユニークなMessage-IDを生成してヘッダに設定した承認依頼メールを新規に作成する(ステップ501)。
図14は、承認依頼メール作成処理部202が作成する承認依頼メール910の構成例を示す図である。承認依頼メール910も、通常の電子メールと同じくエンベロープ情報911、ヘッダ部912、およびボディ部913から構成される。
エンベロープ情報911に含まれるエンベロープFromには、第1の管理者アドレス(admin01@domain1)が設定される。承認依頼メール910の配送時にエラーが発生した場合には、第1の管理者アドレス宛に承認依頼メール910が転送される。エンベロープ情報911に含まれるエンベロープToには、承認依頼判定処理部201がステップ405で取得した、送信者アドレス(aaa@domain1)に対応する承認者アドレス(zzz@domain1)が設定される。
ヘッダ部912には、承認依頼メール910の識別情報であるMessage-IDや、送信元(From)フィールド、宛先(To)フィールド、カーボンコピー(Cc)フィールドなどが含まれる。Message-IDは、一般ユーザに容易に推測されないように、例えば、乱数などを用いて作成する。
Fromフィールドには、上記エンベロープFromと同様に、第1の管理者アドレス(admin01@domain1)が設定される。したがって、承認者がこの承認依頼メール910に対して返信をした場合には、宛先に第1の管理者アドレスが含まれることになり、上述したように、図10の処理において、Fromフィールドに第1の管理者アドレスが設定されているか否かにより、メールサーバ10が受信した電子メールが承認者からの返信メールであるか否かが判定される。
Toフィールドには、エンベロープToと同じく、承認者アドレス(zzz@domain1)が設定される。
Ccフィールドには、第2の管理者アドレス(admin02@domain1)が設定される。承認者がMUAの「全員に返信」機能を用いて承認依頼メールに対して返信を行った場合には、Ccフィールドに設定されていた第2の管理者アドレスも、返信メールのToフィールドあるいはCcフィールドに設定される。後述するように、本実施形態のメールサーバ10は、承認者からの返信メールの宛先(ToフィールドおよびCcフィールド)に第1の管理者アドレスのみが設定されている場合には「非承認」、宛先に第1および第2の管理者アドレスの両方が設定されている場合には「承認」と判定する。
なお、第2の管理者アドレスは、「admin02@domain1」に限らず、例えば、承認者が「承認」の返信を行うことが容易に確認できるような名称、例えば「SYOUNIN.OK@domain」のようにしてもよい。これにより、承認者は、「承認」とする結果を返信しようとしていることをMUAにおいて容易に確認することができるので、承認者の作業ミスを減らすことができる。
件名(Subject)フィールドには、承認者に対して承認依頼要求が来ていることがわかるような文字列を設定することが望ましい。
ボディ部913には、本文914および添付ファイル915が含まれる。
本文914には、承認者に承認依頼が来ていることを示すメッセージと、承認の対象となる配送メールのエンベロープ情報とが記載される。また、本文914には、配送を承認する場合は「全員へ返信」により返信を行い、非承認とする場合は「返信」により返信を行うように指示するインストラクションを記述する。これにより承認者の作業ミスを減らすことができる。
添付ファイル915は、承認の対象となる配送メールである。このように承認が必要となった配送メール自体を添付することで、承認者がその電子メールの本文の内容や添付ファイル、宛先のメールアドレスなどを確認することができる。
図11に戻り、Referencesヘッダに含まれるMessage-IDが承認待ちテーブル113に登録されている場合(ステップ312:YES)またはIn-Reply-Toに含まれるMessage-IDが承認待ちテーブル113に登録されている場合(ステップ315:YES)には、第1の管理者アドレスが設定されていないにも関わらず、承認依頼メールへの返信として送信された電子メールが受信されたことになる。例えば、承認者がMUAにおいて返信の操作をした際に、第1の管理者アドレスを宛先から除外してしまったような場合に、このような電子メールが受信されることになる。承認結果判定処理部200は、不正な電子メールを受信したと判定し(ステップ317)、図15に示す、通知メール作成処理部203によるエラー処理が行われる(ステップ318)。
図15は、通知メール作成処理部203によるエラー処理の流れを示す図である。
通知メール作成処理部203は、承認待ちテーブル113から、承認結果判定処理部200が上記図11のステップ310またはステップ313で取得したMessage-IDに対応する承認待ち情報を取得する(ステップ600)。通知メール作成処理部203は、承認待ち情報の送信者803を宛先として、エラーが発生した旨を示すメッセージを含む電子メール(以下、エラーメールという。)を送信する(ステップ601)。
図16は、通知メール作成処理部203が作成するエラーメール940の構成例を示す図である。エラーメール940には、エンベロープ情報941、ヘッダ部942、ボディ部943が含まれる。エンベロープ情報941に含まれるエンベロープFromには、第1の管理者アドレス(admin01@domain1)が設定される。エンベロープToには、承認待ち情報のキューID802が示すファイルに格納されている配送メールの送信者(承認待ち情報の送信者803)が設定される。ヘッダ部942に含まれる件名(Subject)フィールドには、エラーが発生した旨の示す文字列が記載される。ボディ部943にふくまれる本文944には、どのようなメールアドレスを宛先とした配送メールに対しての承認が失敗したかを示すメッセージや、配送メールの件名、送信日時などを記載する。添付ファイル945には、配信メールである。これにより、配送メールの送信者は、エラーが発生した電子メールを容易に確認することができる。
次に通知メール作成処理部203は、承認待ち情報のキューID802が示すファイルを送信待ちキュー114から削除し(ステップ602)、承認待ち情報を承認待ちテーブル113から削除する(ステップ603)。すなわち、承認待ち状態であった配送メールが破棄されたことになる。
以上のようにして、承認依頼メール910が承認者に配送されると、承認者は配送メールの配送の承認、非承認を判断する。
承認者は、配送を非承認とする場合には、MUAの「返信」機能を用いて、承認依頼メール910のFromフィールドに設定されていた第1の管理者アドレス(admin01@domain1)のみを宛先とした返信メールをメールサーバ10に送信する。非承認を表す返信メール920の構成例を図17に示す。非承認の返信メール920には、エンベロープ情報921、ヘッダ部922、およびボディ部923が含まれ、エンベロープ情報921に含まれるエンベロープFromには承認者アドレスが設定され、エンベロープToには、第1の管理者アドレス(admin01@domain1)のみ設定される。また、ヘッダ部931に含まれるReferencesヘッダ(またはIn-Reply-Toヘッダ)には承認依頼メール910のMessage-IDが設定される。これによりメールサーバ10は、返信メール920が承認依頼メール910に対する返信と判断することができる。なお、承認者は、非承認とする理由を入力し、入力した理由をボディ部923に含まれる本文924として設定するようにしてもよい。この場合、送信者が非承認の理由を知ることができる。なお、ここで承認者は、送信者を宛先やカーボンコピーに追加するようにしてもよい。これにより、非承認の理由を直接送信者に送信することができる。
一方、承認者が配送を承認する場合には、MUAの「全員に返信」機能を用いて、承認依頼メール910のFromフィールドおよびCcフィールドに設定されていた第1および第2の管理者アドレス(admin01@domain1およびadmin02@domain1)を宛先として設定した返信メールを返信する。承認を表す返信メール930の構成例を図18に示す。返信メール930には、エンベロープ情報931、ヘッダ部932、およびボディ部933が含まれる。エンベロープ情報931に含まれるエンベロープFromには承認者アドレスが設定され、エンベロープToには第1の管理者アドレス(admin01@domain1)および第2の管理者アドレス(admin02@domain1)の両方が設定される。ヘッダ部932に含まれるReferencesヘッダ(またはIn-Reply-Toヘッダ)には、承認依頼メール910のMessage-IDが設定される。これによりメールサーバ10は、返信メール930が承認依頼メール910に対する返信であることを判断することができる。
ここで図10に戻り、受信メールの受信者アドレスに第1の管理者アドレスが含まれていた場合には(ステップ302:YES)、受信メールは承認者からの返信メールとして、図19のステップ320に進む。
図19は、承認結果判定処理部200が返信メールの解析を行い、返信メールがどのようなメールであるのかを判定する処理の流れを示す図である。
承認結果判定処理部200は、返信メールに含まれるReferencesヘッダからMessage-IDを取得する(ステップ320)。承認結果判定処理部200は、ReferenceヘッダからMessage-IDを取得できた場合(ステップ321:YES)、取得したMessage-IDが承認待ちテーブル113に登録されているか否かを判定する(ステップ322)。
承認結果判定処理部200は、ReferencesヘッダからMessage-IDを取得できなかった場合(ステップ321:NO)または、取得したMessage-IDが承認待ちテーブル113に登録されていなかった場合(ステップ322:NO)には、返信メールに含まれるIn-Reply-ToヘッダからMessage-IDを取得する(ステップ323)。
承認結果判定処理部200は、In-Reply-ToヘッダからMessage-IDを取得できた場合(ステップ324:YES)、取得したMessage-IDが承認待ちテーブル113に登録されているか否かを判定する(ステップ325)。
承認結果判定処理部200は、In-Reply-ToヘッダからもMessage-IDを取得できなかった場合(ステップ324:NO)、すなわち、返信メールの宛先に第1の管理者アドレスが設定されていたにも関わらず、返信メールの返信先を取得できなかった場合、または、In-Reply-Toヘッダから取得したMessage-IDが承認待ちテーブル113に登録されていない場合(ステップ325:NO)、すなわち、返信先の承認依頼メールに対応する配信メールが存在しない場合には、不正な返信メールを取得したと判定して、当該返信メールを破棄して処理を終了する(ステップ326)。なお、返信先の承認依頼メールに対応する配信メールが存在しない場合とは、例えば、監視処理部107により、所定時間内に承認、非承認の判定がなされなかった配送メールおよび対応する承認待ち情報が削除された場合である。
承認結果判定処理部200は、ReferencesヘッダまたはIn-Reply-Toヘッダから取得したMessage-IDが承認待ちテーブル113に登録されている場合(ステップ322:YESまたはステップ325:YES)、取得したMessage-IDに対応する承認者804を承認待ちテーブル113から取得し(ステップ327)、図20のステップ330に進む。
図20は、承認結果判定処理部200が返信メールの解析を行い、承認または非承認の判定を行う処理の流れを示す図である。
承認結果判定処理部200は、返信メールのエンベロープ情報から送信元(エンベロープFrom)の送信者アドレスを取得する(ステップ330)。承認結果判定処理部200は、取得した送信者アドレスと、図19のステップ327で取得した承認者アドレスとを比較する(ステップ331)。これらが一致しなければ(ステップ331:NO)、上述した図15の通知メール作成処理部203によるエラー処理が行われる(ステップ332)。
承認結果判定処理部200は、返信メールのエンベロープ情報に含まれているエンベロープToがなくなるまで、ステップ334およびステップ335の処理を繰り返す(ステップ333)。
承認結果判定処理部200は、返信メールのエンベロープ情報に含まれるエンベロープToから受信者アドレスを取得し(ステップ334)、取得した受信者アドレスが第2の管理者アドレス(admin02@domain1)と一致するか否かを判定する(ステップ335)。
エンベロープToに第2の管理者アドレスが含まれていない場合には(ステップ335:NO)、図21に示す通知メール作成処理部203による非承認処理が行われる(ステップ336)。
図21は、通知メール作成処理部203による非承認処理の流れを示す図である。
通知メール作成処理部203は、上記図19の処理において承認結果判定処理部200が取得したMessage-IDに対応する承認待ち情報を、承認待ちテーブル113から取得する(ステップ610)。通知メール作成処理部203は、承認待ち情報の送信者803を宛先として、配信メールが非承認であった旨を示すメッセージを含む電子メール(以下、非承認メールという。)を送信し(ステップ612)、承認待ち情報を承認待ちテーブル113から削除する。
上記非承認処理により作成される非承認メール950の構成例を図22に示す。
非承認メール950は、エンベロープ情報951、ヘッダ部952およびボディ部953を含んでいる。エンベロープ情報951に含まれるエンベロープFromには、第1の管理者アドレス(admin01@domain1)が設定される。エンベロープToには、承認待ち情報のキューID802が示すファイル名に格納されている配送メールの送信元(Fromフィールドに設定されているメールアドレス)を設定する。
ヘッダ部952に含まれる件名フィールドには、送信者が承認結果をすぐに認識できるように「非承認」である旨を記載する。
ボディ部953に含まれる本文924には、配送メールの宛先や、件名、送信日時など、送信者が配送メールを特定しやすい情報を記述する。また、承認者からの返信メールの本文に非承認とした理由が含まれている場合には、その理由を本文924にも記載するようにする。また、返信メールを添付ファイルとしてボディ部953に含めるようにしてもよい。さらに、配送メールを添付ファイルとしてボディ部953に含めるようにしてもよい。これによりどのような内容の配信メールが非承認とされたのかを送信者が容易に把握することができる。
一方、図20の処理において、返信メールのエンベロープToに第2の管理者アドレスが含まれていた場合には(ステップ335:YES)、図23に示す、通知メール作成処理部203による承認処理が行われる(ステップ337)。
図23は、通知メール作成処理部203による承認処理の流れを示す図である。
通知メール作成処理部203は、上記図19の処理において承認結果判定処理部200が取得したMessage-IDに対応する承認待ち情報を、承認待ちテーブル113から取得する(ステップ620)。通知メール作成処理部203は、承認待ち情報の送信者803を宛先として、配信メールが承認された旨を示すメッセージを含む電子メール(以下、承認メールという。)を送信し(ステップ622)、承認待ち情報のキューID802をメール送信部105に通知して、メール送信部105は、キューIDが示すファイルに格納されている配送メールを配送する(ステップ623)。通知メール作成処理部203は、承認待ち情報を承認待ちテーブル113から削除する。
図23の承認処理において作成される承認メール960の構成例を図24に示す。
承認メール960は、エンベロープ情報961、ヘッダ部962およびボディ部963を含んでいる。エンベロープ情報961に含まれるエンベロープFromには、第1の管理者アドレス(admin01@domain1)が設定される。エンベロープToには、承認待ち情報のキューID802が示すファイル名に格納されている配送メールの送信元(Fromフィールドに設定されているメールアドレス)を設定する。
ヘッダ部962に含まれる件名フィールドには、送信者が承認結果をすぐに認識できるように「承認」の旨を記載する。
ボディ部963に含まれる本文964には、配送メールの宛先や、件名、送信日時など、送信者が配送メールを特定しやすい情報を記述する。また、返信メールを添付ファイルとしてボディ部963に含めるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態のメールシステムによれば、承認者からの返信メールの宛先に、第1および第2の管理アドレスが含まれている場合には承認と判定し、返信メールの宛先に第1の管理アドレスのみが含まれている場合には非承認と判定することができる。一般的なMUAでは、送信者(Reply-Toヘッダがある場合はそのメールアドレス、ない場合はFromヘッダのメールアドレス)にのみ返信する「返信」機能と、送信者と同報者(ToヘッダやCcヘッダのメールアドレス)のすべてに返信する「全員に返信」機能とが提供されているので、承認者は、一般的なMUAを用いて、承認する場合には、承認依頼メールに対して「全員に返信」機能を用いて返信し、非承認とする場合には、承認依頼メールに対して「返信」機能を用いて返信すればよい。したがって、一般的なMUAが備える「全員に返信」および「返信」の機能を利用して、承認者が承認および非承認の指定を容易に行うことができる。
なお、本実施形態では、返信メールに第1および第2の管理者アドレスの両方が含まれていた場合に承認と判定し、第1の管理者アドレスのみが含まれていた場合に非承認と判定するものとしたが、逆に、第1および第2の管理者アドレスの両方が含まれている場合に非承認と判定し、第1の管理者アドレスのみが含まれている場合に承認と判定するようにしてもよい。
また、本実施形態では、受信メールの配送に承認が必要であるか否かは、送信先がドメインユーザアドレスであるか否か、および、送信者に対応する承認者が登録されているか否かにより決定されるものとしたが、これに限らず、送信先のユーザごとに、承認が必要であるか否かを管理するテーブルを用意し、そのテーブルを参照して承認の要否を判定するようにしてもよいし、電子メールの内容に所定のキーワードが含まれているか否かにより判定するようにしてもよい。また、電子メールに添付ファイルが含まれているか否かなどにより判定するようにしてもよい。
また、本実施形態では、受信メールの配送に承認が必要であるか否かは、受信メールごとに判定するものとしたが、受信メールの宛先が複数ある場合には、受信者アドレスごとに承認が必要か否かを判定するようにしてもよい。この場合、受信者アドレスごとに、承認依頼メールが承認者に送信される。
また、本実施形態では、承認者テーブル112には送信者ごとに承認者が登録されるものとしたが、宛先になるメールアドレスに対する条件と、承認者アドレスとを対応付けて記憶しておき、受信メールの宛先にマッチする条件に対応する承認者に対して、承認依頼メールを送信するようにしてもよい。また、全ての受信メールについての承認依頼メールを所定の承認者に送信するようにしてもよい。
また、本実施形態では、配送メールはユーザ端末20から送信されることを前提としたが、他のMTAから受信し、他のドメイン宛に電子メールを転送する場合の電子メールの承認を行うようにしてもよい。
また、本実施形態のメールシステムでは、MTAの機能を提供するメールサーバ10が受信メールの承認、非承認を判定するものとしたが、複数のMTAの間で電子メールの中継を行う中継サーバが行うようにしてもよい。この場合のメールシステムの全体構成を図25に示す。
図25に示すように、中継サーバにおいて承認を行うメールシステムは、メールサーバ160と、複数の中継サーバ150および170とを含んで構成されている。
中継サーバ150および170はそれぞれ、上述したメールサーバ10が備えていた、承認処理部106、監視処理部107、承認者テーブル112、承認待ちテーブル113、送信待ちキュー114を備えており、制御部103、メール受付部104、およびメール送信部105に代えて、制御部151、メール受付部152、およびメール送信部153を備えている。
中継サーバ150および170のハードウェア構成は、図2に示すメールサーバ10の構成と同じであり、承認処理部106、監視処理部107、承認者テーブル112、承認待ちテーブル113および送信待ちキュー114も上述のメールサーバ10と同じ機能を提供する。
中継サーバ150のメール受付部152は、メールサーバ160および中継サーバ170から電子メールを受信する。中継サーバ150のメール送信部153は、メールサーバ160から受信した電子メールは中継サーバ170に送信し、中継サーバ170から受信した電子メールはメールサーバ160に送信し、中継サーバ150が生成した電子メールはメールサーバ160に送信する。
また、中継サーバ170は、他の中継サーバまたはメールサーバ(不図示)とも接続されているものとし、中継サーバ170のメール受付部152は、他の中継サーバまたはメールサーバと中継サーバ150との両方から電子メールを受信する。中継サーバ170のメール送信部153は、中継サーバ150から受信した電子メールは他の中継サーバまたはメールサーバに送信し、他の中継サーバまたはメールサーバから受信した電子メールは中継サーバ150に送信する。
以下、中継サーバ150が備える制御部151、メール受付部152およびメール送信部153の動作を説明する。なお、中継サーバ170についても、電子メールの送信元や送信先が異なるものの動作は同じである。
メール受付部152は、メールサーバ160または中継サーバ170から送信される電子メールを受け付ける。メール受付部152は、電子メールを受け付けたことを制御部151に通知する。
制御部151は、メール受付部152からの通知が届くと、承認処理部106に取得した電子メールを渡し、承認処理部106が電子メールの承認、非承認を判定する。
メール送信部153は、承認処理部106により承認された配送メールを、配送メールの受信元に応じて、通信ネットワーク140を介して、中継サーバ170またはメールサーバ160に送信する。また、メール送信部153は、承認処理部106により生成された承認メールや非承認メール、エラーメールなどの電子メールを、通信ネットワーク140を介して、メールサーバ160に送信する。
このように、メールサーバ10の機能を中継サーバが備えるようにすることもできる。これにより、数多くの電子メールを配送するメールサーバにおいて承認に係る処理負荷を上げることなく、電子メールの承認を行うことができる。
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
本実施形態の係るメールシステムの全体構成を示す図である。 本実施形態のメールシステムのハードウェア構成を示す図である。 本実施形態のメールシステムの機能構成を示す図である。 承認者テーブル112の構成例を示す図である。 受信メール900の構成例を説明する図である。 送信待ちキュー114の構成例を示す図である。 承認待ちテーブル113に登録される承認待ち情報の構成例を示す図である。 監視処理部107による承認待ち情報の監視処理の流れを示す図である。 承認処理部106の詳細構成を示す図である。 受信メールの宛先に応じて、受信メールが承認者からの返信メールであるか否かを判定する処理の流れを示す図である。 受信メールがどのような電子メールであるのかを判定する処理の流れを示す図である。 受信メールに承認が必要か否かの判定を行う処理の流れを示す図である。 承認依頼メールの作成処理の流れを説明する図である。 承認依頼メール作成処理部202が作成する承認依頼メール910の構成例を示す図である。 エラー処理の流れを示す図である。 エラーメール940の構成例を示す図である。 非承認を表す返信メール920の構成例を示す図である。 承認を表す返信メール930の構成例を示す図である。 返信メールがどのようなメールであるのかを判定する処理の流れを示す図である。 返信メールに基づいて承認または非承認の判定を行う処理の流れを示す図である。 非承認処理の流れを示す図である。 非承認処理により作成される非承認メール950の構成例を示す図である。 承認処理の流れを示す図である。 承認処理において作成される承認メール960の構成例を示す図である。 中継サーバで承認、非承認の判定を行う場合のメールシステムの全体構成を示す図である。
符号の説明
10 メールサーバ 20 ユーザ端末
30 承認者端末 101 主記憶装置
102 サーバプログラム 103 制御部
104 メール受付部 105 メール送信部
106 承認処理部 107 監視処理部
108 CPU 109 通信インタフェース
110 ディスクインタフェース 111 メールボックス
112 承認者テーブル 113 承認待ちテーブル
121 主記憶装置 122 クライアントプログラム
123 制御部 124 メール表示部
125 メール受信部 126 メール送信部
127 CPU 128 通信インタフェース
129 ディスクインタフェース 130 入出力インタフェース
131 メールデータ記憶部 132 入出力装置
140 通信ネットワーク 150 中継サーバ
151 制御部 152 メール受付部
153 メール送信部 160 メールサーバ
170 中継サーバ

Claims (10)

  1. 電子メールの承認を行う情報処理装置であって、
    第1のメールアドレスを送信元とし、第2のメールアドレスを宛先として設定した電子メールである承認依頼メールを電子メールの承認者に送信する承認依頼メール送信部と、
    前記承認依頼メールに対して前記承認者から返信された電子メールである返信メールを取得する返信メール取得部と、
    前記返信メールの宛先に前記第1および第2のメールアドレスの両方が含まれている場合、および前記返信メールの宛先に前記第1のメールアドレスのみが含まれている場合のいずれか一方の場合に承認と判定し、他方の場合に非承認と判定する承認判定部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記承認者のメールアドレスを記憶する承認者記憶部と、
    電子メールを受信する電子メール受信部と、を備え、
    前記返信メール取得部は、前記電子メール受信部が受信した前記電子メールの送信元が前記承認者のメールアドレスと一致した場合に、当該電子メールを前記返信メールとすること、
    を特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記承認依頼メールを特定する電子メールIDに対応付けて、承認対象となる前記電子メールを記憶する電子メール記憶部と、
    前記返信メールの返信先の前記承認依頼メールを特定する前記電子メールIDを取得する返信先取得部と、
    前記承認判定部が承認と判定した場合にのみ、取得した前記電子メールIDに対応する前記電子メールを前記電子メール記憶部から読み出して送信する電子メール送信部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項3に記載の情報処理装置であって、
    前記電子メール送信部は、前記承認判定部が非承認と判定した場合に、前記取得した電子メールIDに対応する前記電子メールを前記電子メール記憶部から削除すること、
    を特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記承認依頼メールを特定する電子メールIDに対応付けて、前記承認者のメールアドレスおよび前記電子メールを記憶する電子メール記憶部と、
    電子メールを受信する電子メール受信部と、
    前記電子メール受信部が受信した前記電子メールに、返信先の電子メールを特定する電子メールIDである返信先メールIDが含まれており、前記返信先メールIDに対応する前記メールアドレスおよび前記電子メールが前記電子メール記憶部に記憶されており、かつ、前記電子メール受信部が受信した前記電子メールの宛先に前記第1および第2のメールアドレスのいずれも含まれていない場合に、前記返信先メールIDに対応する前記メールアドレスを宛先として、エラーを示す情報を含む電子メールを送信するエラーメール送信部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記電子メールの送信元となるメールアドレスに対応付けて、前記承認者を特定する承認者特定情報を記憶する承認者記憶部と、
    前記電子メールを受信する電子メール受信部と、
    受信した前記電子メールの送信元に対応する前記承認者特定情報を前記承認者記憶部から読み出す承認者取得部と、
    を備え、
    前記承認依頼メール送信部は、前記承認依頼メールを、読み出した前記承認者特定情報により特定される前記承認者に送信すること、
    を特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項6に記載の情報処理装置であって、
    前記承認依頼メールを特定する電子メールIDに対応付けて、前記承認者特定情報および前記電子メールを記憶する電子メール記憶部と、
    前記電子メール受信部が受信した前記電子メールの宛先に前記第1のメールアドレスが含まれており、前記電子メール受信部が受信した前記電子メールの返信先の電子メールを特定する電子メールIDが含まれており、前記電子メール受信部が受信した前記電子メールに含まれる前記電子メールIDが前記電子メール記憶部に記憶されており、かつ、前記電子メール受信部が受信した前記電子メールの送信元が、前記電子メールIDに対応する前記承認者特定情報により特定される前記承認者でない場合に、当該承認者に対して不正なユーザから承認の回答を受信した旨を示す情報を含む電子メールを送信するエラーメール送信部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  8. 電子メールの送信元となるメールアドレスに対応付けて、前記電子メールの承認者を特定する承認者特定情報を記憶する承認者記憶部と、
    電子メールを受信する電子メール受信部と、
    前記電子メール受信部が受信した前記電子メールである受信メールの宛先に第1のメールアドレスが含まれているか否かにより、前記受信メールが前記承認者からの回答であるか否かを判定する承認回答判定部と、
    前記受信メールが前記承認者からの回答でないと判定した場合に、前記受信メールに承認が必要か否かを決定する承認要否決定部と、
    前記受信メールに承認が必要であると判定した場合に、前記受信メールの送信元に対応する前記承認者特定情報を前記承認者記憶部から取得する承認者取得部と、
    前記受信メールに承認が必要であると判定した場合に、前記第1のメールアドレスを送信元とし、第2のメールアドレスを宛先として設定した電子メールである承認依頼メールを、取得した前記承認者特定情報により特定される前記承認者に送信する承認依頼メール送信部と、
    前記承認依頼メールを特定する電子メールIDおよび前記承認者特定情報に対応付けて、承認が必要であると判定した前記受信メールを、配送待ち電子メールとして記憶する配送メール記憶部と、
    前記配送メール記憶部を参照し、前記配送待ちメールが登録された日時から所定時間を経過したものを特定し、特定した前記配送待ちメールを削除するタイムアウト監視部と、
    前記受信メールが前記承認者からの回答であると判定された場合に、前記受信メールの返信先の電子メールを特定する電子メールIDである返信先メールIDを取得する返信先取得部と、
    前記返信先メールIDに対応する前記配送待ち電子メールが前記配送メール記憶部に記憶されていない場合に、前記受信メールの送信元を宛先として、エラーを表す情報を含む電子メールを送信する第1のエラー通知部と、
    前記返信先メールIDに対応する前記配送待ち電子メールが前記配送メール記憶部に記憶されており、かつ、前記返信先メールIDに対応する前記承認者特定情報により特定される前記承認者と前記受信メールの送信元とが一致しない場合に、エラーを表す情報を含む電子メールを前記承認者に送信する第2のエラー通知部と、
    前記返信先メールIDに対応する前記配送待ち電子メールが前記配送メール記憶部に記憶されている場合に、当該配送待ちメールについて、前記受信メールの宛先に前記第1および第2のメールアドレスが含まれているとき、および前記受信メールの宛先に前記第1のメールアドレスのみが含まれているときいずれか一方のときに承認と判定し、他方のときに非承認と判定する承認判定部と、
    前記配送待ちメールについて承認と判定した場合にのみ、前記配送待ちメールを配送する電子メール配送部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  9. 電子メールの承認を行う方法であって、
    情報処理装置が、
    第1のメールアドレスを送信元とし、第2のメールアドレスを宛先として設定した電子メールである承認依頼メールを電子メールの承認者に送信し、
    前記承認依頼メールに対して前記承認者から返信された電子メールである返信メールを取得し、
    前記返信メールの宛先に前記第1および第2のメールアドレスの両方が含まれている場合、および前記返信メールの宛先に前記第1のメールアドレスのみが含まれている場合のいずれか一方の場合に承認と判定し、他方の場合に非承認と判定すること、
    を特徴とする承認方法。
  10. 電子メールの承認を行うためのプログラムであって、
    コンピュータに、
    第1のメールアドレスを送信元とし、第2のメールアドレスを宛先として設定した電子メールである承認依頼メールを電子メールの承認者に送信するステップと、
    前記承認依頼メールに対して前記承認者から返信された電子メールである返信メールを取得するステップと、
    前記返信メールの宛先に前記第1および第2のメールアドレスの両方が含まれている場合、および前記返信メールの宛先に前記第1のメールアドレスのみが含まれている場合のいずれか一方の場合に承認と判定し、他方の場合に非承認と判定するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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