JP2009116839A - コンテンツ転送システムとその方法およびホームサーバ - Google Patents

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Kiyotake Kumazawa
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Akira Yamamoto
山本  彰
Masaaki Iwasaki
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Abstract

【課題】全てのバックアップ対象コンテンツを転送することなく、全てのバックアップ対象コンテンツをバックアップすることができるコンテンツ転送システムとその方法およびホームサーバを提供する。
【解決手段】ホーム・ストレージ0101aと、オンライン・ストレージ0109を備え、ホーム・ストレージ0101aは、バックアップ対象コンテンツのバックアップをオンライン・ストレージ0109に要求するときに、オンライン・ストレージ0109に対してバックアップ対象コンテンツの識別情報を転送するとともに、バックアップ対象コンテンツと同一のコンテンツの存在の有無の判定を要求し、オンライン・ストレージ0109に同一のコンテンツが存在するときには、メタデータをオンライン・ストレージ0109に転送し、それ以外のときのみバックアップ対象コンテンツをオンライン・ストレージ0109に転送する。
【選択図】図1

Description

本発明は、第1のストレージから第2のストレージに対して、通信ネットワークを介してコンテンツのバックアップを要求するときに、第1のストレージから第2のストレージへのデータ転送量を減らすことで、第1のストレージが必要とする通信ネットワークへの接続回線帯域の利用料支払いを削減することができるコンテンツ転送技術に関する。
近年、放送されているテレビ番組や映画などの動画コンテンツの品質の向上に伴ってコンテンツのデータ・サイズが増加している。また家庭でも数TBもの大容量のストレージを安価に利用できるようになり、大量の動画コンテンツを録画し、ホーム・ストレージ内に蓄積しつつある。
特許文献1には、家庭内のミュージックサーバ、ホームサーバ、テレビジョンなど、ユーザからアップロードされたコンテンツを蓄積するコンテンツ保管サービスサイト内のオンライン・ストレージ、ダウンロードサイトと連携して課金決済サービスを行う課金決済サービスプロバイダがインターネットを介して接続されるシステムが開示されている。
また、特許文献2には、多数の家電機器が接続されたホームネットワークを制御・管理するホームサーバに更新・蓄積されたデータを、インターネットにより接続されたポータルサーバに周期的に伝送してデータバックアップを行うことによって、ホームサーバの機能障害のときに、ポータルサーバにバックアップされたデータを利用して損失されたデータを自動修復するようにした技術が開示されている。
一方、インターネット上の新しいサービスとして、オンライン・ストレージ・サービスが登場してきた。このサービスはインターネットを介して利用できる有料もしくは無料のストレージ容量貸し出しサービスである。例えば、家庭内のコンテンツをオンライン・ストレージにコピーしておくことで、コンテンツのバックアップが可能になる。コンテンツをオンライン・ストレージに移動すれば、ホーム・ストレージ側のコンテンツを削除できるので、ホーム・ストレージ側のストレージ空き容量を増やすことも可能になる。
家庭内のホーム・ストレージは、家庭が通信業者と契約した回線を利用してインターネットに接続する。回線のブロードバンド化により、数Mbpsから数十Mbpsもの大量の帯域を利用できるようになった。しかし家庭がインターネットに接続する回線は、データのダウンロード側の速度は速いが、データをインターネット上のサーバにアップロードする速度は遅い。これは家庭でのインターネットの主な利用例が、コンテンツのダウンロードであったからである。
ホーム・ストレージに日々蓄積される動画コンテンツを、インターネット経由でオンライン・ストレージにバックアップする場合、回線のアップロード側の帯域が狭いために、録画したデータをすべてバックアップできないという問題が生じている。例えば、一日20GBもの動画コンテンツを録画し、これを1.5Mbpsのアップロード速度を持つ回線を使ってバックアップする場合、バックアップの完了に30時間必要とし、バックアップが一日で完了せず運用として破綻する。
従来、この問題を解決する技術としては、送信データの圧縮や重要データのみの送信などによって解決してきた。
特開2005−31804号公報 特開2004−192602号公報
しかしながら、送信データの圧縮は、動画コンテンツ自体が既に圧縮されており、圧縮率が高くならないことや、圧縮率を上げるには動画データの品質を下げる必要がある。
また、重要データのみバックアップする方法では、全データのバックアップが不可能になる。
本発明の目的は、一定の条件の下にバックアップ対象コンテンツのデータを通信ネットワークを介して転送するだけで、全てのバックアップ対象コンテンツを転送することなく、全てのバックアップ対象コンテンツをバックアップすることができるコンテンツ転送システムとその方法およびホームサーバを提供することにある。
本発明は、テレビ番組や映画、購入した音楽などのコンテンツをバックアップする場合、これらコンテンツを多数のユーザが保有していることに着目したものである。すなわち、多数のユーザのうち、誰か1人でもコンテンツをバックアップ用ストレージにバックアップしているときには、他のユーザが同じコンテンツをバックアップしたい場合には、既に同じコンテンツがバックアップ用ストレージに存在している。
そこで、第1のストレージを利用するユーザが、バックアップ用ストレージである第2のストレージに対して、バックアップ対象コンテンツのバックアップを要求するときには、第1のストレージから、第2のストレージに対してバックアップ対象コンテンツの識別情報を転送するとともに、バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツの存在の有無の判定を要求し、バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツが第2のストレージに存在しているときには、バックアップ対象コンテンツの転送の代わりに、バックアップ対象コンテンツのバックアップの管理に用いる管理情報を第2のストレージに転送し、バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツが第2のコンテンツに存在しない、という一定の条件の下にのみバックアップ対象コンテンツを第2のストレージに転送する。
従って、バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツが第2のストレージに存在しないときにのみ通信ネットワークのアップロード回線を用いてバックアップ対象コンテンツの転送が行われるので、通信ネットワークのアップロード回線の帯域が狭くても目的を達成することができる。
本発明によれば、全てのバックアップ対象コンテンツを転送することなく、全てのバックアップ対象コンテンツをバックアップすることができる。
(第一の実施形態)
以下、発明の第一の実施形態にかかるコンテンツ転送システムについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、コンテンツ転送システムの概要について説明したものである。
コンテンツ転送システムは、ホーム・ストレージ0101a,0101b、オンライン・ストレージ0109、コンテンツ・プロバイダ・サーバ0116、及び、それらをネットワークで接続するインターネット0108から構成されている。
ホーム・ストレージ0101a,0101bは、第1のコンテンツを記録する第1のストレージ(ストレージ装置)あるいはホームサーバとして、ユーザがテレビ番組を録画して蓄積したり、視聴したり、オンライン・ストレージ0109へのコンテンツのバックアップ・リストアを指示したりするコンピュータで構成され、図では省略しているが、ディスプレイやリモコンなどのインタフェースを備え、ネットワーク・インタフェース・カードでインターネット0108に接続する。
ホーム・ストレージ0101a,0101bは、コンテンツ記録機能0102、コンテンツ閲覧機能0103、バックアップ機能0104、リストア機能0105、コンテンツ削除機能0121、コンテンツなどのデータを蓄積するためのストレージ0107を有するとともに、ストレージ内のコンテンツやオンライン・ストレージ内のコンテンツを管理する個人用コンテンツ管理テーブル0106を有する。
オンライン・ストレージ0109は、第2のコンテンツを記録するとともに、ホーム・ストレージ0101a、0101bの第1のコンテンツを管理する第2のストレージあるいは管理サーバ(オンラインサーバ)として、ホーム・ストレージ0101a,0101bから送られてきたコンテンツを格納したり、ホーム・ストレージ0101a,0101bからの要求に基づき、バックアップしたコンテンツをホーム・ストレージ側にリストアしたりする機能を有する。また、オンライン・ストレージ0109は、コンテンツ・プロバイダ・サーバ0116からコンテンツを取得・格納する場合もある。
オンライン・ストレージ0109は、オンライン・ストレージ0109のコンテンツ配信機能0110、バックアップ機能0111、テーブル・リストア機能0112を有し、オンライン・ストレージ0109からホーム・ストレージ0101a,0101bやコンテンツ・プロバイダ・サーバ0116からリードしたコンテンツをストレージ0115に格納する。オンライン・ストレージ0109は、ストレージ0115に格納したコンテンツを管理するためのオリジナル・コンテンツ管理テーブル0113を有するとともに、ホーム・ストレージ0101a,0101bから送られてきたバックアップを管理するためのバックアップ管理テーブル0114を有する。
コンテンツ・プロバイダ・サーバ0116は、第3のコンテンツを保有する第3のストレージあるいは、ホーム・ストレージ0101a,0101bにコンテンツを配信するサーバとして構成されている。このコンテンツの配信は、放送会社によるテレビ番組の放送やインターネット上のサーバによるコンテンツ配信などが該当する。ただしテレビ番組の方法の場合、ホーム・ストレージへのコンテンツの配信はインターネットを利用する必要はない。地上デジタル放送やワンセグ放送などの手段でも良い。また本特許ではコンテンツ・プロバイダ・サーバ0116は必ずしもインターネット0108に接続している必要はない。
コンテンツ・プロバイダ・サーバ0116は、コンテンツ・プロバイダ0116のコンテンツ配信機能0117、コンテンツ存在確認機能0118と、ストレージ内のコンテンツを管理するためのマスター・コンテンツ管理テーブル0119を有し、ホーム・ストレージ0101a、0101bに配信するコンテンツをストレージ0120に格納する。
ここでコンテンツに関する用語について整理すると、通常コンテンツと行った場合、ホーム・ストレージ0101a,0101bが格納しているコンテンツを意味する。オリジナル・コンテンツとは、オンライン・ストレージ0109が格納するコンテンツを意味する。マスター・コンテンツとはコンテンツ・プロバイダ・サーバ0116が格納するコンテンツを意味する。
マスター・コンテンツとは、一番品質の高いフォーマットとビットレートで保存されるコンテンツである。コンテンツ・プロバイダ・サーバ0116は、マスター・コンテンツをホームサーバに放送可能なフォーマットとビットレートに変換して放送する。ホームサーバは、受信したコンテンツをストレージに格納可能なフォーマットとビットレートに変換して格納する。コンテンツをバックアップする場合は、ストレージに格納したコンテンツをオンライン・ストレージ0109に送信する。
オリジナル・コンテンツは、ホームサーバであるホーム・ストレージ0101a,0101bがバックアップしたコンテンツである。同じ内容のコンテンツであり、フォーマットとビットレート、録画の開始終了時間のみが異なるコンテンツが複数あり、それらをホーム・ストレージ0101a,0101bからオンライン・ストレージ0109にバックアップする場合、オンライン・ストレージ側ではそれらコンテンツの中で一番品質が高いフォーマットとビットレートのコンテンツのみを格納する。
図2は、オンライン・ストレージ0109が管理するオリジナル・コンテンツ管理テーブル0113の例である。オリジナル・コンテンツ管理テーブル0113は、オンライン・ストレージ0109が格納しているオリジナル・コンテンツに関する情報を管理するためのテーブルであって、格納しているオリジナル・コンテンツ毎に、エントリ番号0201、種別0202、ソース0203、録画開始時間0204、録画終了時間0205、フォーマット0206、ビットレート0207、格納場所0208などの情報を管理する。コンテンツは、種別0202、ソース0203、録画開始時間0204、録画終了時間0205によって識別する。
コンテンツが録画したテレビ番組の場合、利用者すべてに同じ時刻に同じ内容のコンテンツを放送している。そのため、地デジやワンセグなどの放送種別とチャンネル番号、番組の開始終了時間が一致する二つのコンテンツが存在する場合、それら二つのコンテンツの内容は一致すると考える事ができる。そこでそれら情報をコンテンツの内容の識別に利用する。
例えば、コンテンツがDVDからリッピングした映画の場合、種別0202はDVDを識別するIDとなり、ソース0203は映画を識別するIDとなる。この場合、録画開始時間0204と録画終了時間0205は、映画の開始時点を00において、00において、00とし、そこからの相対的な時刻とする。コンテンツがCDからリッピングした音楽の場合、種別0202はCDを識別するIDとなり、ソース0203はCDアルバムを識別するIDとアルバム内のトラックの番号をセットにした情報になる。この場合、録画開始時刻0204と録画終了時刻0205は、一曲(1トラック分)の開始時点を00において、00において、00とし、そこからの相対的な時刻とする。
フォーマット0206とビットレート0207は、コンテンツを保管する場合のコンテンツの記録形式と圧縮率を示している。これらはコンテンツの映像品質に影響する。ビットレート0207が低い場合、品質が悪いことを意味する。ビットレート0207が高いコンテンツをビットレート0207の低いコンテンツに変換することは可能であるが、逆は不可能である。また異なる種類のフォーマット間にも、映像品質に関して以下の関係がある。これについては図19で後に説明する。最後に格納場所0208とは、そのコンテンツがオンライン・ストレージ0109内のストレージ0115にどのファイル名で保管しているかを示している。
図3は、オンライン・ストレージ0109が管理するバックアップ管理テーブル0114の例である。バックアップ管理テーブル0114は、どのユーザがどのコンテンツをどのフォーマットやビットレートでバックアップしたかを管理するためのテーブルである。またコンテンツと合わせてコンテンツのメタデータ0313もバックアップするため、バックアップしたメタデータ0313の内容も管理する。
具体的には、バックアップ管理テーブル0114は、エントリ番号0301、ユーザ名0302、コンテンツ基本情報0312として、種別0303、ソース0304、録画開始時間0305、録画終了時間0306、フォーマット0307、ビットレート0308、メタデータ0313として、未視聴フラグ0309、再生回数0310、説明0311などの情報を管理する。この際、バックアップしたコンテンツ毎に、一つのエントリが対応し、ユーザ名0302はコンテンツをバックアップしたユーザを識別する情報である。種別0303、ソース0304、録画開始時間0305、録画終了時間0306は、コンテンツを識別する情報である。フォーマット0307とビットレート0308は、ユーザがバックアップしたコンテンツがどのフォーマットとビットレートで保管されていたかを記録するためのものである。
ここで注意が必要なのは、バックアップしたコンテンツの録画開始時間0305と録画終了時間0306は、オリジナル・コンテンツの録画開始時間と録画終了時間とは必ずしも一致せず、オリジナル・コンテンツの録画時間の方がバックアップ・したコンテンツを必ず含む関係になっている点である。
ただし、バックアップしたコンテンツが複数のオリジナル・コンテンツに分かれる場合も存在する。またオリジナル・コンテンツの映像品質は必ずバックアップしたコンテンツの映像品質以上である。バックアップしたコンテンツの映像品質がオリジナル・コンテンツの映像品質よりも低い場合、該バックアップ・コンテンツをホーム・ストレージ側にバックアップしたり、配信したりする際に、オリジナル・コンテンツの品質をバックアップ管理テーブル0114に記録した品質に変換することで、バックアップしたときと同じ映像品質での視聴が可能になる。
メタデータ0313としては、映像コンテンツをユーザが再生したかどうかを示す未視聴フラグ0309や、ユーザが同じコンテンツを何回再生したのか再生回数0310や、コンテンツの内容の説明情報0311などを含むがこの限りではない。EPG(Electronic Program Guide)で受信できるコンテンツに関する情報もメタデータとして含むこともできる。
バックアップ管理テーブル0114は、誰がどのコンテンツをどの品質でバックアップしたかを管理する目的で利用するため、コンテンツの実体がストレージのどのファイルに対応しているかは管理しない。オンライン・ストレージ0109は、バックアップ管理テーブル0114からコンテンツの識別情報を得て、その識別情報に一致するオリジナル・コンテンツをオリジナル・コンテンツ管理テーブル0114から見つけることで、コンテンツの実体との対応関係を知る事ができる。
図4は、ホーム・ストレージ0101a、0101b側で管理する個人用コンテンツ管理テーブル0106の例である。このテーブル0106は、ユーザがどういったコンテンツをどういった形式でどこに(ホーム・ストレージ内かオンライン・ストレージ内か)格納しているかを管理する目的で利用される。
個人用コンテンツ管理テーブル0106は、エントリ番号0401、コンテンツ基本情報0412として、種別0403、ソース0404、録画開始時間0405、録画終了時間0406、フォーマット0407、ビットレート0408、メタデータ0413として、未視聴フラグ0409、再生回数0410、説明0411、最後に格納場所0414とバックアップ時刻0415などの情報を管理する。なお、コンテンツ基本情報とメタデータの構成は、バックアップ管理テーブル0114と同様であるので、その説明を省略する。
格納場所とは、コンテンツがホーム・ストレージ0101a,0101b内かオンライン・ストレージ0109内のどちらに格納されているかを示す。ホーム・ストレージ0101a、0101b内の場合、ホーム・ストレージ0101a、0101bのストレージ0107に、どのファイル名でコンテンツが保管されているかを示す。オンライン・ストレージ0109の場合、オンライン・ストレージ0109を識別する情報(ホスト名など)を入れる。バックアップ時刻0415は、コンテンツをバックアップしたかどうか、バックアップした場合、いつバックアップしたか時刻を示す。バックアップ未実施の場合、「未実施」となる。コンテンツが更新された場合も「未実施」となる。
図5(a)は、ホーム・ストレージ0101aがコンテンツをストレージに記録するコンテンツ記録機能0102の処理フローを示す。本フローはユーザや事前に設定した録画予約によって記録開始時にコールされる。
ステップ0501において、ホーム・ストレージ(コンピュータ)0101aは、個人用コンテンツ管理テーブル0106にエントリを新規に追加する。ステップ 0502において、ホーム・ストレージ0101aは、録画するコンテンツの種別0403、ソース0404、録画開始時刻0405、フォーマット0407、ビットレート0408、未視聴フラグ0409、再生回数0410、説明0411、バックアップ時刻0415を個人用コンテンツ管理テーブル0106に記録する。種別0403、ソース0404、録画開始時刻0405、フォーマット0407、ビットレート0408は録画予約の情報を基に設定する。未視聴フラグ0409はON、再生回数0410はゼロ、説明0411はEPGの情報を使い、バックアップ時刻0415は「未実施」とする。
ステップ0503において、ホーム・ストレージ0101aは、コンテンツをローカル・ストレージ0107にファイルとして格納する際に使うユニークなファイル名を決定し、ファイル名を個人用コンテンツ管理テーブル0106の格納場所欄0414に記載する。ステップ0504において、ホーム・ストレージ0101aはコンテンツの記録を開始する。受信した映像は指定されたフォーマットとビットレートに変換されたうえで、ファイルにデータが書き込まれる。
図5(b)には、ホーム・ストレージ0101aがコンテンツの記録を終了するコンテンツ記録機能0102の処理フローを示す。本フローはユーザや事前に設定した録画予約によって記録終了時にコールされる。
ステップ0505において、ホーム・ストレージ0101aは、個人用コンテンツ管理テーブル0106の録画終了時刻0406を現時刻で設定する。
図6は、ホーム・ストレージ0101aがユーザの要求に対してコンテンツをディスプレイ上で再生するコンテンツ再生機能0103の処理フローを示す。本フローは、ホーム・ストレージ0101aが個人用コンテンツ管理テーブル0106を基に作成したコンテンツのリストをディスプレイ上に表示し、ユーザが視聴したいコンテンツをリモコン等で選択することによって、開始される。
ステップ0601において、ホーム・ストレージ(コンピュータ)0101aは、個人用コンテンツ管理テーブル0106から再生するコンテンツに対応するエントリを検索する。ステップ0602において、ホーム・ストレージ0101aは、エントリの格納場所を参照し(判定)し、格納場所がローカル・ストレージ0107だった場合、ステップ0603に進み、格納場所がオンライン・ストレージ0109だった場合、ステップ0604に進む。
ステップ0603において、ホーム・ストレージ0101aは、ローカル・ストレージ0107から格納場所に記されたファイルをリードし、ディスプレイにコンテンツを表示する。次にステップ0606に進む。ステップ0604において、ホーム・ストレージ0101aは、オンライン・ストレージ0109に対してコンテンツのリード要求を発行する。その結果、対応するコンテンツを受信する。ホーム・ストレージ0101aは、受信したコンテンツをディスプレイ上に表示する。
ステップ0605はオプションのステップである。ホーム・ストレージ0101aはオンライン・ストレージ0109からリードしたファイルをローカル・ストレージ0107に格納し、個人用コンテンツ管理テーブル0106の格納場所をローカル・ストレージ0107でコンテンツ格納に使ったファイル名で更新する。
ステップ0606において、ホーム・ストレージ0101aは、個人用コンテンツ管理テーブル0106の未視聴フラグ0409をOFFにし、再生回数0410を1インクリメントする。
図7は、図6のステップ0604において、ホーム・ストレージ0101aがオンライン・ストレージ0109に対してコンテンツのリードを要求する場合のフォーマットの例を示している。
コンテンツ・リード要求は、要求種別0701、ユーザ名0702、種別0703、ソース0704、録画開始時間0705、録画終了時間0706、フォーマット0707、ビットレート0708を指定する。要求種別0701は、「コンテンツ・リード」を指定する。ユーザ名0702はオンライン・ストレージ0109をホーム・ストレージ0101aが利用する場合のユーザ・アカウント名である。種別0703、ソース0704、録画開始0705・終了時刻0706はどのコンテンツをリードするかを指定する目的で利用する。フォーマット0707とビットレート0708は、どんなフォーマットとビットレートでコンテンツを視聴したいかを指定する。コンテンツをオンライン・ストレージ0109に移動した場合、そのコンテンツの品質より低い品質に変換してからコンテンツをリードすることもできる。録画開始0705・終了時間0706も、移動したコンテンツの録画開始・終了時間内であれば任意の時間帯を指定できる。
図8は、ホームサーバとしてのホーム・ストレージ0101aがコンテンツをオンライン・ストレージ0109にバックアップする際のバックアップ機能0104の処理フローを説明する。本処理は、バックアップのスケジューラに従って定期的にコールされるか、コンテンツが作成されたタイミングでコールされるか、ユーザ契機でコールされる。
ステップ0801において、ホーム・ストレージ(コンピュータ)0101aは、個人用コンテンツ管理テーブル0106の全エントリに対してバックアップ時刻0415を参照し、「未実施」となっているエントリを抜き出す。これらがバックアップ対象となる。ステップ0802において、ホーム・ストレージ0101aは、各エントリについてコンテンツ基本情報0412をオンライン・ストレージ0109に送信する。ステップ0803において、ホーム・ストレージ0101aは、オンライン・ストレージ0109から応答を受け取る。
ステップ0804において、ホーム・ストレージ0101aは、応答結果を見て、バックアップ対象のコンテンツをオンライン・ストレージ0109に送信する必要があるかどうかを判断し、送信必要な場合はステップ0805に進み、必要なければステップ0807に進む。必要がないとは、オンライン・ストレージ0109側で、すでに内容が同じコンテンツを格納していることを意味する。その場合でもメタデータは個人によって異なる為、メタデータのみをバックアップすることになる。
ステップ0805において、ホーム・ストレージ0101aは、コンテンツをオンライン・ストレージ0109に送信する。ステップ0806において、ホーム・ストレージ0101aは、オンライン・ストレージ0109から応答を受領する。ステップ0807において、ホーム・ストレージ0101aは、バックアップ対象のコンテンツに付随するメタデータをオンライン・ストレージ0109に送信する。ステップ0808において、ホーム・ストレージ0101aは、オンライン・ストレージ0109から応答を受領する。
ステップ0809において、ホーム・ストレージ0101aは、個人用コンテンツ管理テーブル0106の該エントリのバックアップ時刻0415を、現時刻で更新する。ステップ0810において、ホーム・ストレージ0101aは、バックアップ対象の全データにつき上記処理を完了したかどうか判定し、まだ完了していない場合は、次のコンテンツに対してステップ0802から繰り返し、完了していれば処理を終える。
バックアップではなく、ホーム・ストレージ0101aからオンライン・ストレージ0109へのコンテンツの移動であった場合、バックアップ成功後の任意の時点で、ホーム・ストレージ0101a側のコンテンツを削除する実施例もありうる。
図9は、図8のステップ0802において、ホーム・ストレージ0101aがコンテンツの基本情報0412をオンライン・ストレージ0109に送信する場合に利用する要求フォーマットの一例を示している。
基本情報送信用の要求フォーマットは、要求種別0901、ユーザ名0902、種別0903、ソース0904、録画開始・終了時間0905、0906、フォーマット0907、ビットレート0908を指定する。これら情報は個人用コンテンツ管理テーブル0106から作成する。要求種別は「コンテンツ基本情報取得」である。
図10は、図8のステップ0807において、ホーム・ストレージ0101aがコンテンツのメタデータをオンライン・ストレージ0109に送信する場合に利用する要求フォーマットの一例を示している。
本要求のフォーマットは、要求種別1001、ユーザ名1002、バックアップの識別子1003、未視聴フラグ1115、視聴回数1116、説明1117などの情報を指定する。
図11は、ホーム・ストレージ0101aが故障し、新しいホーム・ストレージにコンテンツをリストアするリストア機能0105の処理フローの例を示している。
ステップ1101において、ホーム・ストレージ(コンピュータ)0101aは、オンライン・ストレージ0109に対して、指定したユーザ名でバックアップしたコンテンツのリストを要求する。ステップ1102において、ホーム・ストレージ0109は、オンライン・ストレージ0101aから、コンテンツ・リストを受け取る。ステップ1103において、ホーム・ストレージ0109は、受け取ったコンテンツ・リストを基に、個人用コンテンツ管理テーブル0106を回復する。その際、格納場所はオンライン・ストレージ0109のストレージ0115とする。
ステップ1104において、ホーム・ストレージ0101aは、リストアしたコンテンツのエントリのバックアップ時刻0415を現在時刻に設定する。ステップ1105において、ホーム・ストレージ0101aは、リストア対象のコンテンツのリストをディスプレイに表示し、ローカル・ストレージ0107にコピーするコンテンツをユーザに選択させる。
ステップ1106において、ホーム・ストレージ0101aは、ユーザが選択したリストア・コンテンツのリストを受け取る。ホーム・ストレージ0101aは指定されたコンテンツのみ、オンライン・ストレージ0109からリードし、ローカル・ストレージ0107にコピーする。ステップ1107において、ホーム・ストレージ0101aは、リストア対象の全コンテンツに関してステップ1108以下を繰り返す。
ステップ1108において、ホーム・ストレージ0101aは、リストア・コンテンツをローカル・ストレージ0107にファイルとして格納するために、ファイル名を決定する。決定したファイル名を個人用コンテンツ管理テーブル0106の該当エントリの格納場所に記録する。
ステップ1109において、ホーム・ストレージ0101aは、オンライン・ストレージ0109からリストアするコンテンツをリードする。ステップ1110において、ホーム・ストレージ0101aは、受領したコンテンツをローカル・ストレージ0107に格納する。ステップ 1111において、ホーム・ストレージ0101aは、すべてのコンテンツをリストアしたかどうか判定し、完了していなければステップ1108から繰り返し、完了していれば処理を終える。
図12は、図11のステップ1101にて、ホーム・ストレージ0101aがオンライン・ストレージ0109に対して、所有するコンテンツのリストを得るための要求フォーマットの例を示す。
本要求は、要求種別1201とユーザ名1202から成る。要求種別には「所有コンテンツ・リスト要求」を指定する。ユーザ名には、コンテンツのバックアップ時に指定したユーザ名を指定する。得られるコンテンツ・リストは、該ユーザで格納したコンテンツがすべてリストアップされる。
図13は、オンライン・ストレージ0109のコンテンツ配信機能0110の処理フローについて説明している。本処理は、ホーム・ストレージ0101aが要求するコンテンツをホーム・ストレージ0101aに送信する機能を実現する。
ステップ1301において、オンライン・ストレージ0109は、ホーム・ストレージ0101aからコンテンツ配信要求を受領する(図7のコンテンツ・リード要求フォーマット参照)。ステップ1302において、オンライン・ストレージ0109は、要求の中で指定されているコンテンツの識別情報(種別0703、ソース0704、録画開始0705・終了時刻0706)を参照し、バックアップ管理テーブル0114の中に、該当エントリが存在しているか否か(要求されたコンテンツをユーザが所有しているか否か)をチェックする。
この場合、種別0703とソース0704とユーザ名0702が一致し、録画開始0705・終了時刻0706がバックアップ管理テーブル0114内の録画開始0305・終了時刻0306の時間内に含まれており、ビットレート0708とフォーマット0707で決まる映像品質がバックアップ管理テーブル0114内のビットレート0308とフォーマット0307で決まる映像品質以下であることが条件となる。
ステップ1303において、存在しない場合は、オンライン・ストレージ0109はエラーをホーム・ストレージ0101aに応答する。ステップ1304において、オンライン・ストレージ0109は、要求されたコンテンツに対応するオリジナル・コンテンツをストレージ0115からリードする。ステップ1305において、オンライン・ストレージ0109は、要求されたフォーマットとビットレートに合わせて、オリジナル・コンテンツを変換する。この場合、オンライン・ストレージ0109は、要求されたフォーマットとビットレートに合わせる代わりに、バックアップされたコンテンツの映像品質をバックアップ時の映像品質よりも高くするために、フォーマットとビットビットを変更し、変更されたコンテンツをオリジナル・コンテンツにすることも可能である。
バックアップ時よりも品質の高いコンテンツを視聴する場合には、オンライン・ストレージはユーザに対して課金を行うステップを追加することも可能である。ステップ1306において、オンライン・ストレージ0109は、変換したコンテンツをホーム・ストレージ0101aに送信する。
図14は、オンライン・ストレージ0109によるコンテンツ・バックアップ機能0111の処理フローを示す。本処理は、ホーム・ストレージ0109がバックアップを要求するコンテンツが、すでにオンライン・ストレージ0109内にあるかどうかを判定し、あればコンテンツの送信は実施しないなどの処理を行う。
ステップ1401において、オンライン・ストレージ0109は、ホーム・ストレージ0101aからコンテンツ基本情報を受領する(図9のコンテンツ基本情報送信フォーマット参照)。ステップ1402において、オンライン・ストレージ0109は、バックアップ管理テーブル0114に新規エントリを追加する。その際、ユーザ名0302、種別0303、ソース0304、録画開始・終了時刻0305、0306、フォーマット0307、ビットレート0308の情報をコンテンツ基本情報0312を参照して記録する。
ステップ1403において、オンライン・ストレージ0109は、システム内でユニークなバックアップ処理用識別子を割り当てる。識別子は任意の値である。この識別子を使って、現在処理対象になっている一連のバックアップ処理と他のバックアップ処理との区別をつける。
ステップ1404において、オンライン・ストレージ0109は、オリジナル・コンテンツ管理テーブル0113を参照し、バックアップしようとしているコンテンツが既にオンライン・ストレージ0109内に存在するかどうかを判断し、あればステップ1405に進み、なければステップ1406に進む。ここで後述するように、ホームサーバであるホーム・ストレージ0101aから送ってもらうコンテンツはフル・レングスでなくても良い。オリジナル・コンテンツに足りない時間帯分のみ送信すれば良い。
ステップ1404において、バックアップしようとしているコンテンツが既にオンライン・ストレージ0109内に存在するかどうかを判断するためにコンテンツ基本情報を使って判定を行う。しかしユーザがコンテンツ基本情報を偽造し、所有しているコンテンツの品質より高い品質でコンテンツを所有しているとオンライン・ストレージに報告する可能性もありうる。
この不正を検出するために、オンライン・ストレージはホーム・ストレージに対して所有している映像コンテンツからランダムに選択した映像フレームを一個以上送信することをホーム・ストレージに要求する。そして受け取った映像フレームを、オンライン・ストレージが格納しているオリジナル・コンテンツの対応する箇所の映像フレームと内容を比較し、すべての映像フレームの内容が一致していることを確認することで、バックアップしようとしているコンテンツが既にオンライン・ストレージ0109内に存在するかどうかの判定を検証することもできる。加えて、ホーム・ストレージとオンライン・ストレージは互い認証を行うことで、オンライン・ストレージは正しいホーム・ストレージと通信していることを確認しても良い。
ステップ1405において、オンライン・ストレージ0109は、オリジナル・コンテンツとバックアップ対象のコンテンツの品質を比較し、オリジナルの方が、品質が良いかどうかを判定し、オリジナルの方の品質が良ければ、バックアップ対象のコンテンツをホーム・ストレージ0101aへ転送する必要はないので、ステップ1410に進み、品質が悪ければステップ1408に進む。
ステップ1406において、オンライン・ストレージ0109は、オリジナル・コンテンツ管理テーブル0113に新規エントリを追加し、種別0202、ソース0203、録画開始・終了時刻0204、0205、フォーマット0206、ビットレート0207をコンテンツ基本情報に従って記録する。
ステップ1407において、オンライン・ストレージ0109は、バックアップするコンテンツをストレージ0115に格納するために、ファイル名を決定し、新規エントリの格納場所欄に記録する。ステップ1408において、オンライン・ストレージ0109は、ホーム・ストレージ0101aに対して、コンテンツの送信を要求する。ステップ1409において、オンライン・ストレージ0109は、コンテンツを受領する。この際、本当にそのコンテンツのフォーマットやビットレートが正しいか、確認するステップを入れても良い。
ステップ1410において、オンライン・ストレージ0109は、コンテンツをストレージ0115に格納する。ステップ1411において、オンライン・ストレージ0109は、バックアップ対象コンテンツに付随するメタ・データの送信をホーム・ストレージ0101aに要求する。
ステップ1412において、オンライン・ストレージ0109は、ホーム・ストレージ0101aからメタ・データを受領する。ステップ1413において、オンライン・ストレージ0109は、メタデータをバックアップ管理テーブル0114に設定する。ステップ1414において、オンライン・ストレージ0109は、ホーム・ストレージ0101aにバックアップの成功を応答する。
図15は、図14のAで囲った処理の別の実施例を示している。この処理では、オンライン・ストレージ0109側にオリジナル・コンテンツがなかった場合に、ホーム・ストレージ0101aからコンテンツをリードする前に、コンテンツ・プロバイダ・サーバ0116に該当コンテンツがあるかどうかをチェックする。あればホーム・ストレージ0101aからではなく、コンテンツ・プロバイダ・サーバ0116からコンテンツをリードする。これによりホームサーバであるホーム・ストレージ0101a側のネットワーク帯域を節約できる。
ステップ1501において、オンライン・ストレージ0109は、コンテンツ・プロバイダ・サーバ0116にホーム・ストレージ0101aがバックアップを要求しているコンテンツを持っているかを確認する。ステップ1502において、オンライン・ストレージ0109は、コンテンツ・プロバイダ・サーバ0116から応答を受領する。
ステップ1503において、オンライン・ストレージ0109は、応答結果の内容を見て、コンテンツ・プロバイダ・サーバ0116がコンテンツを持っているかどうかをチェックし、持っていればステップ1504に進み、持っていなければステップ1506に進む。ステップ1504において、オンライン・ストレージ0109は、コンテンツ・サービス・プロバイダ0116にコンテンツのリード要求を行う。
ステップ1505において、オンライン・ストレージ0109は、コンテンツ・サービス・プロバイダ0116からコンテンツを受領する。ステップ1506において、オンライン・ストレージ0109は、ホーム・ストレージ0101aに対して、コンテンツの送信を要求する。
ステップ1507において、オンライン・ストレージ0109は、コンテンツを受領する。ステップ1508において、オンライン・ストレージ0109は、受領したコンテンツをストレージ0115に格納する。
図16は、図15のステップ1501において、オンライン・ストレージ0109がコンテンツ・プロバイダ・サーバ0116に対して、コンテンツの有無を問い合わせるときに使うフォーマット例である。
本要求は、要求種別1601、種別1602、ソース1603、録画開始・終了時刻1604、1605、フォーマット1606、ビットレート1607を指定する。
図17は、オンライン・ストレージ0109のテーブル・リストア機能0112の処理フローを示している。この機能は、バックアップ管理テーブル0114から、指定されたユーザが所有するコンテンツのコンテンツ基本情報0312とメタデータ0313をセットにしてホーム・ストレージ0101aに返す。
ステップ1701において、オンライン・ストレージ0109は、ホーム・ストレージ0101aから所有コンテンツ・リストの要求を受け取る。ステップ1702において、オンライン・ストレージ0109は、バックアップ管理テーブル0114からユーザ名が一致するエントリをすべて抜き出し、リストにする。ステップ 1703において、オンライン・ストレージ0109は、作成したコンテンツ・リストをホーム・ストレージ0101aに返す。
図18は、コンテンツ・プロバイダ・サーバ0116のコンテンツ存在確認機能の処理フローを示している。この機能は、指定されたコンテンツをコンテンツ・プロバイダ・サーバ0116が格納しているかどうかをチェックする目的で利用する。
ステップ1801において、コンテンツ・プロバイダ・サーバ0116は、オンライン・ストレージ0109からコンテンツ存在確認要求を受領する。ステップ1802において、コンテンツ・プロバイダ・サーバ0116は、マスター・コンテンツ管理テーブル0119に指定されたコンテンツが存在しているかどうかをチェックし、あればステップ1803に進み、なければステップ1804に進む。この場合、種別とソースとユーザ名が一致し、録画開始・終了時刻がバックアップ管理テーブル0114内の録画開始・終了時刻0305、0306の時間内に含まれており、ビットレートとフォーマットで決まる映像品質がバックアップ管理テーブル0114内のビットレート0308とフォーマット0307で決まる映像品質以下であることが条件となる。
ステップ1803において、コンテンツ・プロバイダ・サーバ0116はYESを応答する。ステップ1804において、コンテンツ・プロバイダ・サーバ0116はNOを応答する。
図19は、オンライン・ストレージ0109やコンテンツ・プロバイダ・サーバ0116がコンテンツの品質をチェックする際に利用するフォーマットの優先順位を示すテーブルである。優先順位毎に、コンテンツのフォーマットが並んでいる。例えば一番品質が良いフォーマットはAVI(Audio Video Interleaving)形式であることを示す。
オンライン・ストレージ0109やコンテンツ・プロバイダ・サーバ0116が品質を比較する場合は、まずビットレートを比較する。フォーマットによらずビットレートの低い方が、品質が悪いと決定する。次にビットレートが同じ場合は、フォーマットを比較する。図19のテーブルを見て、フォーマット間の品質の違いを比較する。
図20は、オンライン・ストレージ0109がデータのバックアップ要求を処理するときに、バックアップ対象コンテンツのどの部分はオリジナル・コンテンツをそのまま利用し、どの部分はコンテンツ・プロバイダ・サーバ0116からリードし、どの部分はホーム・ストレージ0101aからリードするか、状況による違いの例を説明している。
この例では、ホーム・ストレージ0101a内にあるバックアップ対象コンテンツは1.5Mbpsのビットレートで変換されている。バックアップ対象コンテンツは、(1)から(4)の4つのパートに分離できる。
バックアップ対象コンテンツのパート(1)は、すでにオリジナル・コンテンツAがオンライン・ストレージ0109内にある場合を示している。オンライン・ストレージ0109は、オリジナル・コンテンツ管理テーブル0113を参照し、ビットレート0207はオリジナルの方が高く、録画開始終了時間0204、0205もオリジナル・コンテンツAが包含しているため、パート(1)についてはコンテンツの送信は必要ないと判定する。
バックアップ対象コンテンツのパート(2)は、すでに同じ時間帯でオリジナル・コンテンツBが存在するが、ビットレートが300Kbpsとバックアップ対象コンテンツの1.5Mbpsよりも低く、オリジナル・コンテンツBは品質が悪く利用できないことを示している。一方、バックアップ対象コンテンツのパート(2)はコンテンツ・プロバイダ・サーバ0116がコンテンツCとして持っており、ビットレートもコンテンツCの方が高い。そのため、オンライン・ストレージ0109は、バックアップ対象コンテンツのパート(2)に対応する箇所をコンテンツ・プロバイダ・サーバ0116からリードする。
バックアップ対象コンテンツのパート(3)は、オリジナル・コンテンツがなく、マスター・コンテンツCが存在する場合である。このとき、オンライン・ストレージ0109は、バックアップ対象コンテンツのパート(3)に対応する箇所をコンテンツ・プロバイダ・サーバ0116からリードする。
バックアップ対象コンテンツのパート(4)は、オリジナル・コンテンツもマスター・コンテンツもない時間帯であることを示している。この場合、オンライン・ストレージ0109は、バックアップ対象コンテンツのパート(4)をホーム・ストレージ0101aからリードする。
すなわち、オンライン・ストレージ0109は、バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツ(同一のコンテンツ)がオンライン・ストレージ0109に存在すると判定したときには、当該存在するコンテンツをバックアップ対象コンテンツとして管理し、バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツ(同一のコンテンツ)がオンライン・ストレージ0109に存在せず、コンテンツ・プロバイダ・サーバ0116に存在すると判定したときには、当該存在するコンテンツをバックアップ対象コンテンツとして管理し、バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツ(同一のコンテンツ)がオンライン・ストレージ0109とコンテンツ・プロバイダ・サーバ0116に存在しないと判定したときにはホーム・ストレージ0101aに存在するバックアップ対象コンテンツをホーム・ストレージ0101aからリードしてストレージ0115に記録するようになっている。
図21は、ホーム・ストレージ0101aがユーザが指定したコンテンツを削除するコンテンツ削除機能0121の処理フローを示している。
ステップ2101において、ホーム・ストレージ0101aは個人用コンテンツ管理テーブル0106から削除対象コンテンツのエントリを検索する。ステップ2102において、ホーム・ストレージ0101aはエントリの格納場所欄を参照し、ローカル・ストレージ0107に削除対象のコンテンツがあるかどうかをチェックする。
ステップ2103において、削除対象のコンテンツがあれば、ホーム・ストレージ0101aはローカル・ストレージ0107からコンテンツに対応するファイルを削除する。ステップ2104において、ホーム・ストレージ0101aは、格納場所とバックアップ時刻を参照し、オンライン・ストレージ0109にコンテンツがあるかどうかをチェックする。
ステップ2105において、ホーム・ストレージ0101aは、オンライン・ストレージ0109に対してコンテンツの削除要求を出す。ステップ2106において、ホーム・ストレージ0101aは、応答結果を待つ。ステップ2107において、ホーム・ストレージ0101aは、個人用コンテンツ管理テーブル0106から該当エントリを削除する。
図22は、オンライン・ストレージ0109が、ホーム・ストレージ0101aの要求に従い、コンテンツを削除するコンテンツ削除機能0122の処理フローを示している。
ステップ2201において、オンライン・ストレージ0109は、バックアップ管理テーブル0114を参照し、削除対象となるコンテンツのバックアップが存在するかどうかをチェックする。ステップ2202において、もし存在すればオンライン・ストレージ0109は、バックアップ管理テーブル0114から該当エントリを削除する。
ステップ2203において、オンライン・ストレージ0109は、オリジナル・コンテンツ管理テーブル0113を参照し、バックアップ管理テーブル0114から参照されないコンテンツが存在するかどうかをチェックする。ステップ2204において、オンライン・ストレージ0109は、オリジナル・コンテンツ管理テーブル0113の格納場所からファイル名を特定し、該ファイルをストレージから削除する。ステップ2205において、オンライン・ストレージ0109は、オリジナル・コンテンツ管理テーブル0113から削除したコンテンツに対応するエントリを削除する。
尚、オリジナル・コンテンツのビットレートが、そのオリジナル・コンテンツを参照しているバックアップ管理テーブル0114内のコンテンツのビットレートの最大値と一致するように、バックアップ・データを削除するタイミングでビットレートを変更するアイデアもある。
以上のように、本実施形態によれば、ホーム・ストレージ0101a、0101bが接続するインターネット0108の回線速度が遅くても、映像品質を落とすことなくホーム・ストレージ0101a、0101b内の全データをオンライン・ストレージ0109にバックアップすることが可能になる。
また、本実施形態によれば、バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツ(同一のコンテンツ)がオンライン・ストレージ0109に存在しないときにのみインターネット0108のアップロード回線を用いてバックアップ対象コンテンツをオンライン・ストレージ0109に転送するようにしたので、インターネット0108のアップロード回線の帯域が狭くても、全てのバックアップ対象コンテンツをオンライン・ストレージ0109に転送することなく、全てのバックアップ対象コンテンツをオンライン・ストレージ0109でバックアップすることができる。
(第二の実施形態)
図23に、コンテンツ転送システムの第二の実施の形態のシステム構成図を示す。
本コンテンツ転送システムは、一台以上のホーム・ストレージ0101a、0101b、オンライン・ストレージ0109、及び、コンテンツ・プロバイダ・サーバ0116から構成される。これら構成要素はインターネット0108で接続され、互いに通信が可能である。個々の構成要素の役割については前述した第一の実施の形態にて説明しているので、第二の実施の形態では説明を省略する。
ホーム・ストレージは、コンテンツ記録機能X102、コンテンツ再生機能X103、バックアップ機能(クライアント側)X104、リストア機能(クライアント側)X105、バックアップ削除機能(クライアント側)X106、及び、ローカル・ストレージ0107から成る。
オンライン・ストレージは、バックアップ機能(サーバ側)X107、リストア機能(サーバ側)X108、バックアップ削除機能(サーバ側)X109、オリジナル・コンテンツ管理テーブルX110、バックアップ管理テーブルX111、及び、ストレージ0115から成る。
コンテンツ・プロバイダ・サーバは、コンテンツ・プロバイダのコンテンツ配信機能0117、コンテンツ基本情報及びメタデータ付与機能X112、マスター・コンテンツ管理テーブルX113、及び、ストレージ010から成る。
本実施例では、ホーム・ストレージ側で利用するコンテンツ記録機能やコンテンツ再生機能、バックアップ機能、リストア機能、バックアップ削除機能などは、一般的なハードディスク・レコーダーやパソコンで利用できる機能やソフトウェアの利用を前提としている。そのため、前記までの実施例で説明したホーム・ストレージとオンライン・ストレージが連携することによるコンテンツの送信要否チェックを実施することはできないことが前提となる。
すなわち、第二の実施の形態では、コンテンツをオンライン・ストレージにバックアップするタイミングで、ホーム・ストレージはバックアップ対象コンテンツをオンライン・ストレージに一先ず送信し、オンライン・ストレージ側で該コンテンツをストレージに格納するかどうかをコンテンツの重複性で判断する構成となっている。
なお、この場合、コンテンツが重複していてもコンテンツはホーム・ストレージからオンライン・ストレージへ送信されるためネットワークのコストを低減したり、実時間内でコンテンツをオンライン・ストレージに送信完了することについては課題を解決できない反面、オンライン・ストレージ側でコンテンツを格納するのに必要な容量を削減できるという効果がある。
前述した第一の実施の形態では、ホーム・ストレージ側でコンテンツの重複チェックに必要なコンテンツ基本情報を生成する機能を実現していたが、第二の実施の形態ではホーム・ストレージ側にそのような機能を期待することはできない。そこで、コンテンツ・プロバイダ・サーバとオンライン・ストレージが連携することで、この問題を解決した。
コンテンツ・プロバイダ・サーバがホーム・ストレージに配信するコンテンツのファイル・フォーマットX201を図24に示す。コンテンツのファイル・フォーマットは、大きくヘッダーX202とコンテンツ自体X205から成る。さらにヘッダーはコンテンツ基本情報X203とメタデータX204から成る。コンテンツ・プロバイダ・サーバは、配信するコンテンツに付与する形でコンテンツの重複をチェックする情報を埋め込むことで、オンライン・ストレージ側でコンテンツの重複をチェックすることを可能としている。コンテンツの重複性チェックには、コンテンツ基本情報内のコンテンツIDX206を用いる。コンテンツIDX206はグローバルにユニークなIDであり、コンテンツ・プロバイダ・サーバがコンテンツ生成時や配信時にコンテンツに付与するIDである。同じ内容のコンテンツであれば、コンテンツIDX206が一致する。
コンテンツ基本情報は、コンテンツIDX206、フォーマットX207、及び、ビットレートX208から成る。またメタデータは、未視聴フラグX209、再生回数X210)、及び、説明X211から成る。これらの情報のうち、コンテンツID、フォーマット、ビットレート、及び、説明はコンテンツ・プロバイダ・サーバがコンテンツ配信前に設定する情報である。これら情報のうち、少なくともコンテンツIDはホーム・ストレージ含めて誰も一度設定した内容を変更することはできない。これを実現するためには、動画データに取り外し不可能な透かし情報を埋め込む電子透かし技術が利用できる。電子透かし技術を使えば、例えコンテンツのビットレートやフォーマットが変わっても、コンテンツIDは変わらないようにできる。未視聴フラグと再生回数は、ホーム・サーバが設定可能な情報である。ホーム・サーバがコンテンツのファイル・フォーマットに基づいて未視聴フラグと再生回数を設定しても良い。
コンテンツ基本情報のコンテンツIDは、配信時からホーム・ストレージ内ストレージへの格納時、オンライン・ストレージへのバックアップ時を通じて変更不可能であるため、コンテンツIDを使ってコンテンツの重複性をチェックできる。
図25に、オンライン・ストレージが管理するバックアップ管理テーブルX111の例を示す。バックアップ管理テーブルの利用目的は、前記の実施例と同じである。
バックアップ管理テーブルは、エントリ番号X301、ユーザ名X302、コンテンツ基本情報X303、及び、メタデータX308から成る。エントリは、コンテンツ一個のバックアップに対応する。コンテンツ基本情報は、コンテンツIDX305、フォーマットX306、及び、ビットレートX307から成り、コンテンツをバックアップする際にコンテンツのヘッダー情報から値をコピーして設定する。メタデータは、未視聴フラグX309、再生回数X310、及び、説明X311から成り、これもコンテンツ基本情報と同様に、このコンテンツをバックアップする際にコンテンツのヘッダー情報から値をコピーして設定する。
図26に、オンライン・ストレージが管理するオリジナル・コンテンツ管理テーブルX110の例を示す。オリジナル・コンテンツ管理テーブルの利用目的は、前記の実施例と同じである。
オリジナル・コンテンツ管理テーブルは、エントリ番号X401、コンテンツIDX402、フォーマットX403、ビットレートX404、及び、格納場所X405から成る。これら情報は、新しくコンテンツをストレージに格納する際や格納してあるコンテンツより品質の良いコンテンツを格納する際に、格納するコンテンツのヘッダー情報を参照して設定される。格納場所は、前記実施例と同様な方法で設定する。
図27に、コンテンツ・プロバイダ・サーバが管理するマスター・コンテンツ管理テーブルX113の例を示す。マスター・コンテンツ管理テーブルの利用目的は、前記の実施例と同じである。
マスター・コンテンツ管理テーブルは、エントリ番号X501、コンテンツIDX502、フォーマットX503、ビットレートX504、説明X505、及び、格納場所X506から成る。コンテンツ・プロバイダ・サーバは配信コンテンツを登録する際に、コンテンツの情報に基づきこれら情報を設定する。コンテンツIDはグローバルにユニークになるように決定する。
図28は、コンテンツ配信時から、該コンテンツがホーム・ストレージに格納され、さらに該コンテンツがオンライン・ストレージにバックアップするまでの処理フローを示している。本処理フローを用いて、図23で出てきたコンテンツ基本情報及びメタデータ付与機能、コンテンツ・プロバイダのコンテンツ配信機能、コンテンツ記録機能、コンテンツ再生機能、バックアップ機能(クライアント側)、及び、バックアップ機能(サーバ側)を説明する。
(コンテンツ・プロバイダ)
ステップX601では、コンテンツを配信する前に、コンテンツ・ファイルのヘッダにコンテンツ基本情報とメタデータを設定する。この際、マスター・コンテンツ管理テーブルの内容もヘッダーへの設定内容に従って設定する。
次のステップX602では、コンテンツ・プロバイダ・サーバは、コンテンツをホーム・ストレージに配信する。この際、ヘッダー情報がくっついたコンテンツ・ファイルがホーム・ストレージに配信され、コンテンツ・プロバイダ・サーバでの処理は完了する。
(ホーム・ストレージ)
ステップX601によるホーム・ストレージへの配信により、ステップX603では、コンテンツ・プロバイダ・サーバから受信したコンテンツをローカル・ストレージに格納する。
次いで、ステップX604では、もしユーザがコンテンツを視聴した場合には、コンテンツのファイル・ヘッダーにある未視聴フラグや再生回数の値を変更しても良い。またコンテンツのフォーマットやビットレートを変更しても良い。
次のステップX605では、コンテンツをバックアップするために、コンテンツをオンライン・ストレージに送信する。
(オンライン・ストレージ)
ステップ605によるコンテンツ送信に基づき、オンラインストレージでは、ステップX606において、オンライン・ストレージは、コンテンツを受信する。
次いで、ステップX607でオンライン・ストレージは、バックアップ管理テーブルに新規エントリを追加し、コンテンツに付随するヘッダー情報を元に、バックアップ管理テーブルのコンテンツ基本情報とメタデータを設定して、ステップX608へ移行する。
ステップX608では、オリジナル・コンテンツ管理テーブルのコンテンツID欄を参照し、バックアップしたコンテンツが既にオンライン・ストレージに格納されているかどうかを判定する。
ステップX608において否定判定、すなわちもし格納されておらず新規コンテンツであった場合には、ステップX609へ移行して、オンライン・ストレージはオリジナル・コンテンツ管理テーブルに新しいエントリを追加し、コンテンツのヘッダー情報を元に情報を設定し、ステップX610へ移行する。
ステップX610では、コンテンツを格納するための場所を決定し、ステップX611へ移行して、コンテンツ格納場所にコンテンツを格納し、さらに、ステップX612へ移行して、ホーム・ストレージにバックアップ完了を伝え、オンライン・ストレージの処理は完了する。
一方、前記ステップX608において、肯定判定、既にオリジナル・コンテンツが存在していた場合には、ステップX613へ移行して、前述した実施の形態と同様の方法を用いて、映像品質がオリジナル・コンテンツの方が良ければ、何もせずバックアップを完了する(ステップX612へ移行)。もし新規に受信したコンテンツの方が映像品質が良ければ、そのコンテンツで既にあるオリジナル・コンテンツを更新し、オリジナル・コンテンツ管理テーブルの設定情報を更新する(ステップX611での処理と同様の処理)。
図29を使って、コンテンツのリストア時の処理フローについて説明する。この図X7では、リストア機能(クライアント側)とリストア機能(サーバ側)との通信プロトコルを説明している。
ステップX701(ホーム・ストレージ)では、オンライン・ストレージに対して自分がバックアップしたコンテンツの一覧表示を要求する。
この要求により、オンライン・ストレージでは、ステップX702において、バックアップ管理テーブルを参照し、要求してきたユーザがバックアップしたコンテンツのリストをホーム・ストレージに返す。
この返信に基づいて、ホーム・ストレージデハ、ステップX703において、ホーム・ストレージを利用するユーザが、表示されたコンテンツのリストを参照して、リストアするコンテンツを決定し、次いでステップステップX704へ移行して、オンライン・ストレージに対してユーザが指定したコンテンツのリストアを要求(発行)する。
この要求を受けて、オンライン・ストレージでは、ステップX705において、コンテンツのリストア要求をホーム・ストレージから受領する。
次いで、ステップX706では、オンライン・ストレージは、該ユーザがリストアを要求したファイルがバックアップとして存在しているかどうかを確認する。
ステップX706で肯定されると、ステップX707へ移行して、オンライン・ストレージは、リストア・コンテンツに対応するオリジナル・コンテンツをリードし、次いでステップX708へ移行して、バックアップ管理テーブルを参照し、リストアするコンテンツをバックアップした際のそのコンテンツのビットレートやフォーマットにコンテンツを変換し、ステップX709へ移行する。
ステップX709では、変換したコンテンツをホーム・ストレージに送信する。
この送信を受けたホーム・ストレージでは、ステップX711において、受信したコンテンツをローカル・ストレージに格納することでリストアを完了する。
一方、前記ステップX706で否定判定、すなわち、バックアップが存在していないコンテンツに対してリストア要求を受領したら、オンライン・ストレージはエラーをホーム・ストレージに返す(ステップX710)。
図30は、ホーム・ストレージがオンライン・ストレージ内のバックアップ・コンテンツを削除する際の処理フローを示している。これによりバックアップ削除機能(クライアント側)及びバックアップ削除機能(サーバ側)について説明できる。
ホーム・ストレージにおいて、ステップX801では、ユーザからの指示などに基づき、指示されたコンテンツのバックアップ・データを削除する要求をオンライン・ストレージに発行する。
この発行を受けて、オンライン・ストレージでは、ステップX802において、バックアップ管理テーブルを参照し、指示を出したユーザが削除対象バックアップ・データを削除可能かどうかを判定する。
ステップX802で肯定判定、すなわちもし削除可能であれば、ステップX803へ移行して、オンライン・ストレージはバックアップ管理テーブルから該当エントリを削除し、ステップX804へ移行する。また、ステップX802で否定判定の場合は、ステップX804へ移行する。
ステップX804では、バックアップ管理テーブルとオリジナル・コンテンツ管理テーブルを参照し、どのバックアップ・データからも参照されていないオリジナル・コンテンツが存在するかどうかをチェックする。
このステップX804で否定判定、すなわちもしそのようなオリジナル・コンテンツが存在した場合には、ステップX805へ移行して、オンライン・ストレージはオリジナル・コンテンツを削除し、次いで、ステップX806へ移行して、オリジナル・コンテンツ管理テーブルから削除したコンテンツに対応するエントリを削除して、ステップX807へ移行する。また、ステップX804で肯定判定されると、ステップX807へ移行する。
ステップX807では、ホーム・ストレージに対してバックアップ・データの削除完了を通知し、オンライン・ストレージの処理は完了する。
尚、第一の実施例、第二の実施例は実施形態の一例であって実施形態はこれらの実施例に限定されるものではない。
例えば、ある家庭のホーム・ストレージからバックアップ要求を受けているバックアップ対象のコンテンツが既にオンライン・ストレージに格納されているかどうかをオンライン・ストレージが確認する際に、オンライン・ストレージに格納されている全てのコンテンツを対象として検索処理を実行するのではなく、過去に別の家庭の同じタイプのホーム・ストレージからバックアップされたコンテンツのみを対象として検索処理を実行することも可能である。ここで、「同じタイプのホーム・ストレージ」の例としては、同じメーカによって製造されたホーム・ストレージ、同じ製品名のホーム・ストレージ、同じ製品型番のホーム・ストレージ等が考えられる。
このためには、各ホーム・ストレージがメーカ名、製品名、製品型番等を有する装置タイプ情報をROM等に有しており、各ホーム・ストレージがオンライン・ストレージにバックアップを要求する際には装置タイプ情報も併せてオンライン・ストレージに送信するようにすれば良い。オンライン・ストレージはホーム・ストレージから受信した装置タイプ情報をオリジナル・コンテンツ管理テーブルを用いて管理することで、どのコンテンツがどの装置タイプ情報を持つホーム・ストレージからバックアップされたのかを管理できる。オンライン・ストレージがホーム・ストレージからバックアップの要求を受けた場合には、当該バックアップ要求と共にホーム・ストレージから受信した装置タイプ情報を用いてオリジナル・コンテンツ管理テーブルを参照し、検索対象を同じ装置タイプ情報を有するホーム・ストレージからバックアップされたコンテンツに限定することができる。この結果、検索速度が向上できるので、コンテンツの同一性チェックを高速化することができる。尚、装置タイプ情報にメーカ名、製品名、製品型番が含まれるのは一例であって、これらの情報の内一部のみが含まれるのでも良いし、他の情報が含まれていても良い。
別の例としては、ホーム・ストレージとオンライン・ストレージ間の通信プロトコルとしてDLNA(Digital Living Network Alliance)を用いる実施例がある。バックアップ時、オンライン・ストレージがDLNAサーバとなり、ホーム・ストレージがDLNAクライアントとなり、オンライン・ストレージはDLNAプロトコルで規定されているファイル・フォーマット(もしくはコーデック)でコンテンツをリードすることでデータのバックアップを行う事ができる。この場合、標準フォーマットでファイルが記録されているため、オンライン・ストレージ側でコンテンツの中身の一致性を確認するプログラムの実装を簡単にできる。バックアップする際、コンテンツ基本情報をDLNAで規定されているメタデータを取得するインタフェースでファイル取得時に合わせて取得しても良い。尚、オンライン・ストレージとホーム・ストレージの間にプロトコル変換器を設置し、ホーム・ストレージとプロトコル変換器の間はDLNAプロトコルを利用し、プロトコル変換器内に第一の実施例や第二の実施例で説明したバックアップ機能やリストア機能を実現し、プロトコル変換器はDLNAプロトコルでコンテンツをホーム・ストレージからリードし、プロトコル変換器はリードしたコンテンツを第一の実施例や第二の実施例で説明した手段でオンライン・ストレージにバックアップしても良い。
本発明の一実施形態を示すコンテンツ転送システムの構成図である。 オリジナル・コンテンツ管理テーブル構成図である。 バックアップ管理テーブル構成図である。 個人用コンテンツ管理テーブル構成図である。 コンテンツ記録準備・完了処理を説明するためのフローチャートである。 コンテンツ再生処理を説明するためのフローチャートである。 コンテンツ・リード要求フォーマットの構成図である。 コンテンツ・バックアップ処理を説明するためのフローチャートである。 コンテンツ基本情報送信フォーマットの構成図である。 メタデータ送信フォーマットの構成図である。 コンテンツのリストア処理を説明するためのフローチャートである。 所有コンテンツ・リストの要求フォーマットの構成図である。 コンテンツ配信処理を説明するためのフローチャートである。 コンテンツ・バックアップ処理を説明するためのフローチャートである。 他のバックアップ処理を説明するためのフローチャートである。 コンテンツ存在確認要求フォーマットの構成図である。 テーブル・リストア処理を説明するためのフローチャートである。 コンテンツ存在確認処理を説明するためのフローチャートである。 フォーマットの優先順位を示す構成図である。 コンテンツ・バックアップ処理を説明するための説明補助図である。 コンテンツ削除処理を説明するためのフローチャートである。 コンテンツ削除処理を説明するためのフローチャートである。 コンテンツ転送システムの他の実施の形態のシステム構成図である。 コンテンツ・プロバイダ・サーバがホーム・ストレージに配信するコンテンツのファイル・フォーマットの構成図である。 オンライン・ストレージが管理するバックアップ管理テーブルである。 オンライン・ストレージが管理するオリジナル・コンテンツ管理テーブルである。 コンテンツ・プロバイダ・サーバが管理するマスター・コンテンツ管理テーブルである。 コンテンツ配信時から、該コンテンツがホーム・ストレージに格納され、さらに該コンテンツがオンライン・ストレージにバックアップするまでのフローチャートである。 コンテンツのリストア時のフローチャートである。 ホーム・ストレージがオンライン・ストレージ内のバックアップ・コンテンツを削除する際のフローチャートである。
符号の説明
0101 ホーム・ストレージ
0109 オンライン・ストレージ
0116 コンテンツ・プロバイダ・サーバ

Claims (22)

  1. 第1のコンテンツを記録する第1のストレージと、第2のコンテンツを記録するとともに前記第1のコンテンツを管理する第2のストレージとを備え、前記第1のストレージと前記第2のストレージとの間で通信ネットワークを介して前記各コンテンツに関する情報の授受を行うコンテンツ転送システムにおいて、
    前記第1のストレージは、前記第1のコンテンツのうちバックアップ対象コンテンツのバックアップを前記第2のストレージに要求するときに、前記第2のストレージに対して前記バックアップ対象コンテンツの識別情報を転送するとともに、前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツの存在の有無の判定を要求し、
    前記第2のストレージから前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツが前記第2のコンテンツに存在するとの返信を受けたときには前記バックアップ対象コンテンツの転送の代わりに、前記バックアップ対象コンテンツのバックアアップの管理に用いる管理情報を前記第2のストレージに転送し、
    前記第2のストレージは、前記第1のストレージからの要求に応答して、前記バックアップ対象コンテンツの識別情報を基に前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツの存在の有無を判定し、
    当該判定結果を前記第1のストレージに転送してなる、コンテンツ転送システム。
  2. 前記通信ネットワークに接続されて第3のコンテンツを記録する第3のストレージを備え、
    前記第2のストレージは、前記第1のストレージからの要求に応答して、前記バックアップ対象コンテンツの識別情報を基に前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツが前記第2のコンテンツに存在しないと判定したときには、前記第3のストレージに対して前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツの転送を要求し、
    前記第3のストレージから前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツの転送を受けたことを条件に、前記第1のストレージに対して前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツは存在する旨の判定結果を転送してなる、請求項1に記載のコンテンツ転送システム。
  3. 前記第1のストレージは、前記第2のストレージから前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツが前記第2のコンテンツに存在しない旨の判定結果を受けたことを条件に、前記バックアップ対象コンテンツを前記第2のストレージに転送してなる、請求項1に記載のコンテンツ転送システム。
  4. 前記バックアップ対象コンテンツの識別情報は、前記バックアップ対象コンテンツを録画した録画元を示すソースと録画開始時間および録画終了時間を含み、前記第2のストレージは、前記ソースと録画開始時間および録画終了時間を基に前記バックアップ対象コンテンツと内容の一致するコンテンツが第2のコンテンツに存在するか否かを判定してなる、請求項1に記載のコンテンツ転送システム。
  5. 前記バックアップ対象コンテンツの識別情報は、前記バックアップ対象コンテンツを録画した録画元を示すソースと録画開始時間と録画終了時間とフォーマットおよびビットレートを含み、前記第2のストレージは、前記フォーマットとビットレートが異なっていても前記ソースと録画開始時間および録画終了時間が同一のコンテンツが第2のコンテンツに存在するときには前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツが前記第2のコンテンツに存在すると判定し、それ以外のときには前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツが前記第2のコンテンツに存在しないと判定してなる、請求項1に記載のコンテンツ転送システム。
  6. 前記第2のストレージは、前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツが前記第2のコンテンツに存在すると判定したときでも、当該第2のコンテンツに存在するコンテンツの映像品質が前記バックアップ対象コンテンツの映像品質より悪いときには、第1のストレージに対して前記バックアップ対象コンテンツの転送を要求してなる、請求項1に記載のコンテンツ転送システム。
  7. 前記第2のストレージは、前記第1のストレージから前記バックアップ対象コンテンツが転送される毎にその映像品質を管理して格納し、
    前記第1のストレージから格納済みコンテンツの転送を要求されたときに、前記格納済みコンテンツの映像品質が前記第1のストレージから転送されたときの映像品質と異なるときには、前記格納済みのコンテンツの映像品質を前記第1のストレージから転送されたときの映像品質に変換し、当該映像品質の変換されたコンテンツを前記第1のストレージに転送してなる、請求項1に記載のコンテンツ転送システム。
  8. 前記バックアップ対象コンテンツのバックアアップの管理に用いる管理情報は、前記バックアップ対象コンテンツに付随するメタデータで構成されてなる、請求項1に記載のコンテンツ転送システム。
  9. 第1のコンテンツを記録する第1のストレージと、第2のコンテンツを記録するとともに前記第1のコンテンツを管理する第2のストレージと、第3のコンテンツを記録する第3のストレージを備え、前記第1のストレージと前記第2のストレージおよび前記第3のストレージ間で通信ネットワークを介して前記各コンテンツに関する情報の授受を行うコンテンツ転送システムにおいて、
    前記第1のストレージは、前記第1のコンテンツのうちバックアップ対象コンテンツのバックアップを前記第2のストレージに要求するときに、前記第2のストレージに対して前記バックアップ対象コンテンツの識別情報を転送し、
    前記第2のストレージは、前記第1のストレージからのバックアップ要求に応答して、前記バックアップ対象コンテンツの識別情報を基に前記第1のコンテンツのうちバックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツが前記第2のコンテンツに存在すると判定したときには当該存在するコンテンツを前記バックアップ対象コンテンツとして管理し、
    前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツが前記第2のコンテンツに存在せず、前記第3のコンテンツに存在すると判定したときには当該存在するコンテンツを前記バックアップ対象コンテンツとして管理し、
    前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツが前記第2のコンテンツと前記第3のコンテンツのいずれにも存在しないと判定したときには前記第1のコンテンツに存在する前記バックアップ対象コンテンツを前記第1のストレージからリードして記録してなる、コンテンツ転送システム。
  10. 第1のコンテンツを記録する第1のストレージと、第2のコンテンツを記録するとともに前記第1のコンテンツを管理する第2のストレージとを備え、前記第1のストレージと前記第2のストレージとの間で通信ネットワークを介して前記各コンテンツに関する情報の授受を行うコンテンツ転送方法において、
    前記第1のストレージは、
    前記第1のコンテンツのうちバックアップ対象コンテンツのバックアップを前記第2のストレージに要求するときに、前記第2のストレージに対して前記バックアップ対象コンテンツの識別情報を転送するステップと、前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツの存在の有無の判定を要求するステップと、
    前記第2のストレージから前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツが前記第2のコンテンツに存在するとの返信を受けたときには前記バックアップ対象コンテンツの転送の代わりに、前記バックアップ対象コンテンツのバックアアップの管理に用いる管理情報を前記第2のストレージに転送するステップを実行し、
    前記第2のストレージは、
    前記第1のストレージからの要求に応答して、前記バックアップ対象コンテンツの識別
    情報を基に前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツの存在の有無を判定するステップと、
    当該判定結果を前記第1のストレージに転送するステップを実行する、コンテンツ転送方法。
  11. 前記第2のストレージは、
    前記第1のストレージからの要求に応答して、前記バックアップ対象コンテンツの識別情報を基に前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツが前記第2のコンテンツに存在しないと判定したときには、前記通信ネットワークに接続された第3のストレージに対して前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツの転送を要求するステップと、
    前記第3のストレージから前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツの転送を受けたことを条件に、前記第1のストレージに対して前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツは存在する旨の判定結果を転送するステップを実行する、請求項10に記載のコンテンツ転送方法。
  12. 前記第1のストレージは、
    前記第2のストレージから前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツが前記第2のコンテンツに存在しない旨の判定結果を受けたことを条件に、前記バックアップ対象コンテンツを前記第2のストレージに転送するステップを実行する、請求項10に記載のコンテンツ転送方法。
  13. 前記バックアップ対象コンテンツの識別情報は、前記バックアップ対象コンテンツを録画した録画元を示すソースと録画開始時間および録画終了時間を含み、
    前記第2のストレージは、前記ソースと録画開始時間および録画終了時間を基に前記バックアップ対象コンテンツと内容の一致するコンテンツが第2のコンテンツに存在するか否かを判定するステップを実行する、請求項10に記載のコンテンツ転送方法。
  14. 前記バックアップ対象コンテンツの識別情報は、前記バックアップ対象コンテンツを録画した録画元を示すソースと録画開始時間と録画終了時間とフォーマットおよびビットレートを含み、
    前記第2のストレージは、
    前記フォーマットとビットレートが異なっていても前記ソースと録画開始時間および録画終了時間が同一のコンテンツが第2のコンテンツに存在するときには前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツが前記第2のコンテンツに存在すると判定するステップと、
    それ以外のときには前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツが前記第2のコンテンツに存在しないと判定するステップを実行する、請求項10に記載のコンテンツ転送方法。
  15. 前記第2のストレージは、
    前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツが前記第2のコンテンツに存在すると判定したときでも、当該第2のコンテンツに存在するコンテンツの映像品質が前記バックアップ対象コンテンツの映像品質より悪いときには、第1のストレージに対して前記バックアップ対象コンテンツの転送を要求するステップを実行する、請求項10に記載のコンテンツ転送方法。
  16. 前記第2のストレージは、
    前記第1のストレージから前記バックアップ対象コンテンツが転送される毎にその映像品質を管理して格納するステップと、
    前記第1のストレージから格納済みコンテンツの転送を要求されたときに、前記格納済みコンテンツの映像品質が前記第1のストレージから転送されたときの映像品質と異なるときには、前記格納済みのコンテンツの映像品質を前記第1のストレージから転送されたときの映像品質に変換するステップと、
    当該映像品質の変換されたコンテンツを前記第1のストレージに転送するステップを実行する、請求項10に記載のコンテンツ転送方法。
  17. 前記バックアップ対象コンテンツのバックアアップの管理に用いる管理情報は、前記バックアップ対象コンテンツに付随するメタデータで構成されてなる、請求項10に記載の
    コンテンツ転送方法。
  18. 第1のコンテンツを記録する第1のストレージと、第2のコンテンツを記録するとともに前記第1のコンテンツを管理する第2のストレージと、第3のコンテンツを記録する第3のストレージを備え、前記第1のストレージと前記第2のストレージおよび前記第3のストレージ間で通信ネットワークを介して前記各コンテンツに関する情報の授受を行うコンテンツ転送方法において、
    前記第1のストレージは、
    前記第1のコンテンツのうちバックアップ対象コンテンツのバックアップを前記第2のストレージに要求するときに、前記第2のストレージに対して前記バックアップ対象コンテンツの識別情報を転送するステップを実行し、
    前記第2のストレージは、
    前記第1のストレージからのバックアップ要求に応答して、前記バックアップ対象コンテンツの識別情報を基に前記第1のコンテンツのうちバックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツが前記第2のコンテンツに存在すると判定したときには当該存在するコンテンツを前記バックアップ対象コンテンツとして管理するステップと、
    前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツが前記第2のコンテンツに存在せず、前記第3のコンテンツに存在すると判定したときには当該存在するコンテンツを前記バックアップ対象コンテンツとして管理するステップと、
    前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツが前記第2のコンテンツと前記第3のコンテンツのいずれにも存在しないと判定したときには前記第1のコンテンツに存在する前記バックアップ対象コンテンツを前記第1のストレージからリードして記録するステップを実行する、コンテンツ転送方法。
  19. コンテンツを記録するローカルストレージと、前記コンテンツを管理するコンピュータを備え、前記コンピュータは、管理サーバと通信ネットワークを介して前記コンテンツに関する情報の授受を行うホームサーバにおいて、
    前記コンピュータは、前記コンテンツのうちバックアップ対象コンテンツのバックアップを前記管理サーバに要求するときに、前記管理サーバに対して前記バックアップ対象コンテンツの識別情報を転送するとともに、前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツの存在の有無の判定を要求し、前記管理サーバから前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツが前記管理サーバに存在するとの返信を受けたときには前記バックアップ対象コンテンツの転送の代わりに、前記バックアップ対象コンテンツのバックアアップの管理に用いる管理情報を前記管理サーバに転送してなる、ホームサーバ。
  20. 前記コンピュータは、前記管理サーバから前記バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツが前記管理サーバに存在しない旨の返信を受けたことを条件に、前記バックアップ対象コンテンツを前記管理サーバに転送してなる、ホームサーバ。
  21. 第1のコンテンツを記録する第1のストレージと、この第1のストレージから送信されるバックアップ対象コンテンツを含む第2のコンテンツを記録する第2のストレージと、前記第1のコンテンツを前記第1のストレージからの要求で配信する第3のストレージとの間で通信ネットワークを介して前記第1のコンテンツ及び第2のコンテンツに関する情報の授受を行うコンテンツ転送システムにおいて、
    前記第3のストレージは、前記第1のストレージに対して第1のコンテンツを配信する際に、当該第1のコンテンツを識別し、かつ書換不可処理が施された識別情報を付加して配信し、
    前記第2のストレージは、前記第1のストレージからバックアップ対象コンテンツを受信した際に、当該受信したバックアップ対象コンテンツから前記識別情報を抽出し、この識別情報と、既に記録されている第2のコンテンツのそれぞれ固有の識別情報とを照合して、バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツの存在を判定し、存在を確認した場合は、何れか一方を格納対象に設定すると共に、前記第1のストレージに対して格納完了を報知する、ことを特徴としたコンテンツ転送システム。
  22. 第1のコンテンツを記録する第1のストレージと、この第1のストレージから送信されるバックアップ対象コンテンツを含む第2のコンテンツを記録する第2のストレージと、前記第1のコンテンツを前記第1のストレージからの要求で配信する第3のストレージとの間で通信ネットワークを介して前記第1のコンテンツ及び第2のコンテンツに関する情報の授受を行うコンテンツ転送方法において、
    前記第3のストレージは、
    前記第1のストレージに対して第1のコンテンツを配信する際に、当該第1のコンテンツを識別し、かつ書換不可処理が施された識別情報を付加して配信するステップを実行し、
    前記第2のストレージは、
    前記第1のストレージからバックアップ対象コンテンツを受信した際に、当該受信したバックアップ対象コンテンツから前記識別情報を抽出するステップと、
    前記抽出した識別情報と、既に記録されている第2のコンテンツのそれぞれ固有の識別情報とを照合するステップと、
    照合の結果、バックアップ対象コンテンツに相当するコンテンツの存在を判定し、存在を確認した場合は、何れか一方を格納対象に設定するステップと、
    格納対象が設定された時点で、前記第1のストレージに対して格納完了を報知するステップと、を実行することを特徴としたコンテンツ転送方法。
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