JP2008196531A - 自動変速機用制御装置の動作制御装置 - Google Patents

自動変速機用制御装置の動作制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】走行中に何らかの異常で油温が上昇、または極低温時の走行開始時においても、ATCUの動作保証温度を超えたという情報を確実に記憶し、自動変速機用制御装置の出力指令を完全に停止させATCUが暴走することのない、自動変速機用制御装置の動作制御装置を提供することにある。
【解決手段】温度センサ2は、自動変速機用制御装置の内部またはその周辺の温度を検出する。電気的に書換え可能な読み出し専用の不揮発性メモリであるフラッシュメモリ4Cを備える。動作制御装置3は、温度センサによって検出された温度Tcが、高温側の第1の設定温度Tu2よりも高いか、低温側の第1の設定温度Td2より低いとき、その情報を、フラッシュメモリ4C内の制御プログラムが記憶されていない領域に書き込む。
【選択図】図3

Description

本発明は、動作制御装置に係り、特に、自動変速機の内部に自動変速機用制御装置を内蔵する機電一体型の自動変速機に用いるに好適な動作制御装置に関する。
従来の自動変速機用制御装置の動作制御装置としては、自動変速機用制御装置(ATCU)を、例えばコントロールバルブユニット内やオイル中に配置する場合、何らかの異常で油温が上昇し(例えば、油温T=150℃以上)、ATCUが破壊され、温度条件が保障範囲内に復帰した後も、ATCUが暴走するのを防止するために、油温が保証温度を超えたときには、電源ラインを切断し、更にインジケータに異常発生を表示することで、ATCUの暴走を防止するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−136872号公報
しかしながら、特開2000−136872号公報記載のものでは、ATCUの動作保証温度を超えたかという情報の記憶手段として、電源が外れても記憶内容が消えない不揮発性メモリの1つであるEEPROMを設けて記憶しておくことでなされていることが多いが、EEPROMを設けることでコストアップが発生する。
さらに、従来EEPROM等の不揮発性メモリへの記憶方法としては、イグニッションSWがOFFされた後でも一定期間中はバッテリから電源を供給し、その期間中に書き込みを行う方法が多くとられてきた。しかし、前記方法ではイグニッションSWと同時にバッテリもOFFとなった場合にはEEPROMへの書き込みを行うことができないという問題があった。
本発明の目的は、走行中に何らかの異常で油温が上昇、または極低温時の走行開始時においても、ATCUの動作保証温度を超えたという情報を確実に記憶し、自動変速機用制御装置の出力指令を完全に停止させATCUが暴走することのない、自動変速機用制御装置の動作制御装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、自動変速機を制御する自動変速機用制御装置に対して、その動作を制御する動作制御装置であって、前記自動変速機用制御装置の内部またはその周辺の温度を検出する温度検出手段と、電気的に書換え可能な読み出し専用の不揮発性メモリと、前記温度検出手段によって検出された温度Tcが、高温側の第1の設定温度Tu2よりも高いか、低温側の第1の設定温度Td2より低いとき、その情報を、前記不揮発性メモリであるフラッシュメモリ内の制御プログラムが記憶されていない領域に書き込むデータ書換え手段を備えるようにしたものである。
かかる構成により、走行中に何らかの異常で油温が上昇、または極低温時の走行開始時においても、ATCUの動作保証温度を超えたという情報を確実に記憶し、自動変速機用制御装置の出力指令を完全に停止させATCUが暴走することを防止し得るものとなる。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記データ書換え手段は、前記温度検出手段によって検出された温度Tcが、高温側の第1の設定温度Tu2よりも高いか、低温側の第1の設定温度Td2より低いとき、その情報を、所定時間毎に定期的に実行される制御プログラム実行中に不揮発性メモリへ書き込みを行い、書き込み後再度制御プログラムに戻るようにしたものである。
(3)上記(1)において、好ましくは、前記温度検出手段によって検出された温度Tcが、高温側の第2の設定温度Tu1(<Tu2)よりも高いか、低温側の第2の設定温度Td1(>td2)より低いとき、前記自動変速機用制御装置からの出力を停止させる制御手段を備えるようにしたものである。
(4)上記(3)において、好ましくは、前記制御手段は、前記温度検出手段によって検出された温度Tcが、高温側の第1の設定温度Tu2よりも高いか、低温側の第1の設定温度Td2より低いとき、前記自動変速機用制御装置の電源ラインを切断して機能を完全に停止させるようにしたものである。
本発明によれば、走行中に何らかの異常で油温が上昇、または極低温時の走行開始時においても、ATCUの動作保証温度を超えたという情報を確実に記憶し、自動変速機用制御装置の出力指令を完全に停止させATCUが暴走するのを防止できるものとなる。
以下、図1〜図6を用いて、本発明の一実施形態による自動変速機用制御装置の動作制御装置の構成及び動作について説明する。
最初に、図1を用いて、本実施形態による動作制御装置を用いる自動変速機システムの構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による動作制御装置を用いる自動変速機システムの構成を示すブロック図である。
自動変速機用制御装置(ATCU)1は、自動変速機本体のレイアウト上、自動変速機内のオイルOLの内部に配置された機電一体型の構成である。ATCU1は、電源Vに接続された電源回路10を備えている。ATCU1は、例えば、スロットル開度及び車速などの入力に基づき、車両走行状態に応じた最適な変速段を決定し、図示しないコントロールバルブユニット内の各ソレノイドを制御することにより、変速機ユニットを制御する。一般に、電子制御による自動変速機は、ATCU1が停止した場合でも、油圧回路などの構成から、所定変速段による前進走行またはRレンジ位置による後退走行が確保されるように設計されている。
温度センサ2は、ATCU1の内部または周辺に配置されており、ATCU1の内部または周辺の温度Tcを定期的に検出し、自動変速機用制御装置の動作制御装置3に出力する。
自動変速機用制御装置の動作制御装置3は、マイクロコンピュータ(マイコン)4により、温度センサ2からの検出温度Tcに基づき、ATCU1の動作を制御する。具体的には、自動変速機用制御装置の動作制御装置3には、予め高温側判定用温度である第1温度Tu1(例えば、120℃)及び第2温度Tu2(例えば、140℃)(Tu1<Tu2)と、低温側温度である第3温度Td1(例えば、−20℃)及び第4温度Td2(例えば、−40℃)(Td1>Td2)が設定されており、これらの設定温度Tu1,Tu2,Td1,Td2に基づいてATCU1の動作を制御する。
動作制御装置3は、油温Tcが第1温度Tu1以上または第3温度Td1以下になる場合、ATCU1に対する出力停止信号Soを出力する。また、動作制御装置3は、油温Tcが第1温度Tu1以上または第3温度Td1以下になる場合、ATCU1に対するリセット信号Srを出力する。さらに、動作制御装置3は、検出温度Tcが第2温度Tu2以上または第4温度Td2以下になる場合、ATCU1の電源回路10に対して切断信号Svを出力する。
インジケータ6は、自動変速機用制御装置の動作制御装置3からの信号Siに基づいて、検出温度Tcが第2温度Tu2以上または第4温度Td2以下となる際にATCU1機能が完全に停止したことを運転者に警告するための表示手段である。
次に、図2を用いて、本実施形態による動作制御装置に用いるマイコン4の構成について説明する。
図2は、本発明の一実施形態による動作制御装置に用いるマイコンの構成を示すブロック図である。
マイコン4は、その内部に、CPU4Aと、RAM4Bと、不揮発性メモリ4Cであるフラッシュメモリとを備える。不揮発性メモリ4Cには、制御プログラムならびにフラッシュメモリ書き換え用プログラムが記憶されている。
CPU4Aは、不揮発性メモリ4Cから制御プログラムならびにフラッシュメモリ書き換え用プログラムを読み出し、RAM4Bに一旦格納した上で、各プログラムに従って処理を実行する。
次に、図3を用いて、本実施形態による動作制御装置に用いるマイコン4の中のRAM4Bとフラッシュメモリ4Cの構成について説明する。
図3は、本発明の一実施形態による動作制御装置に用いるマイコンの中のRAMとフラッシュメモリの構成を示すブロック図である。
図3(A)に示すように、不揮発性メモリ4Cには、制御プログラムならびにフラッシュメモリ書き換え用プログラムが記憶されている。制御プログラムならびにフラッシュメモリ書き換え用プログラムが記憶されるフラッシュメモリは全てがプログラムに使われているということは少なく、空き領域が存在している。空き領域には、通常、「0xFF」のデータが書き込まれている。
RAM4Bは、制御プログラムを格納する制御用RAM領域の他に、フラッシュメモリ書き換え用プログラムを格納するためなどに使える未使用RAM領域を備えている。
図3(B)を用いて後述するように、フラッシュメモリ書き換え用プログラムは、RAM4Bの未使用RAM領域に格納され、制御プログラムによってATCUの動作保証温度を超えたことが検出されると、ATCUの動作保証温度を超えたという情報(「0xFF」以外の、例えば、「0x00」というデータ)を、フラッシュメモリの空き領域に書き込むことで、EEPROMを設けなくても、ATCUの動作保証温度が超えたという情報の記憶が可能である。
次に、図4〜図6を用いて、本実施形態による動作制御装置の動作について説明する。
図4及び図5は、本発明の一実施形態による動作制御装置の動作を示すフローチャートである。図6は、本発明の一実施形態による動作制御装置の動作を示すタイムチャートである。図6において、横軸は時間を示し、図6(A)の縦軸は油温Tcを示し、図6(B)の縦軸はATCU1の出力状態を示し、図6(C)の縦軸は電源10のオンオフ状態を示している。また、図6(A)において、実線は油温Tcが高温側に上昇した場合を示し、一点鎖線は油温Tcが極低温側に下降した場合を示している。なお、本制御は、温度センサ2からの入力に基づいて、自動変速機用制御装置の動作制御装置3が、所定時間毎に定期的に実行する。
図4のステップS10において、動作制御装置3は、温度センサ2からATCU1の温度Tcを検出する。
次に、ステップS20において、動作制御装置3は、検出温度Tcが過去に一度でも第2温度Tu2以上または第4温度Td2以下になったことがあるかどうかを判定する。ここで、一度でも第2温度Tu2以上または第4温度Td2以下になることがあったと判定される場合は、ステップ70に進み、そうでない場合にはステップS30に進む。
過去に一度でも第2温度Tu2以上または第4温度Td2以下になった場合には、ステップS70において、動作制御装置3は、フラッシュメモリ4Cに記憶済みが否かを判定し、記憶済みでない場合には、ステップS80にて、フラッシュメモリ4Cに記憶する。記憶の仕方は、フラッシュメモリ書き換え用プログラムによって、ATCUの動作保証温度を超えたという情報(例えば、「0x00」というデータ)を、フラッシュメモリ4Cの空き領域に書き込む。そして、ステップS30に進む。
ここで、図5を用いて、ステップS80における、ATCUの動作保証温度を超えたという情報の、フラッシュメモリ4Cの空き領域への書き込み処理について説明する。
フラッシュメモリを書き換えるにあたっては、最初に、ステップS81において、図3(B)に示すように、フラッシュメモリを書き換えるプログラムをRAM4Bの未使用領域へ転送する。
次に、ステップS83において、フラッシュメモリ4Cを動作モードから書き込みモードに切り換える。
次に、ステップS85において、RAMに転送されたフラッシュメモリ書き込み用プログラムを動作させ、フラッシュメモリの予め決められた領域の1バイトを初期値である「0xFF」以外の、例えば、「0x00」に書き換える。
この結果、図3(B)に示すように、フラッシュメモリならびにRAMの内容はなるが、ここでRAMの空き領域を使用してフラッシュメモリを書き換えているので、制御用RAMは以前の状態が保たれていることになる。
したがって、次に、ステップS87において、フラッシュROMを動作モードとした後、ステップS89において、フラッシュメモリに戻り制御プログラム処理を続けることが可能となる。
また、この領域を書き換えるのは一度のみであり以後、制御プログラムは所定時間毎に定期的に実行される間、このフラッシュメモリの予め決められた領域を参照し0xFF以外に変化したかどうかでATCU動作保証温度を超えたということを判断することが可能となる。
次に、図4のステップS30において、動作制御装置3は、フラッシュメモリ4CにATCUの動作保証温度を超えたという情報が記憶されているか否かを判定する。
ATCUの動作保証温度を超えたという情報が記憶されていない場合には、ステップS40において、動作制御装置3は、検出温度Tcが第1温度Tu1以上になるかどうか、または第3温度Td1以下になるかどうかを判定する。検出温度Tcが第1温度Tu1以上または第3温度Td1以下になる場合、ATCU1が熱によって誤作動を生じたと判断してステップS60に進み、検出温度Tcが第1温度Tu1未満または第3温度Td1を超える場合、ステップS50に進む。
出温度Tcが第1温度Tu1未満または第3温度Td1を超える場合は、ステップS50において、動作制御装置3は、ATCU1に対する出力停止信号Soの出力を停止する。
検出温度Tcが第1温度Tu1以上または第3温度Td1以下になる場合は、ステップS60において、動作制御装置3は、ATCU1に対して出力停止信号Soを出力し、検出温度Tcが第1温度Tu1未満または第3温度Td1を上まわるまで、ATCU1の機能を一時停止させる。
ステップS40において、検出温度Tcが第1温度Tu1以上または第3温度Td1以下にならなければ、ステップs50に移行し、ATCU1に対する出力停止信号Soの出力を停止する。これにより、検出温度Tcが第1温度Tu1未満か第3温度Td1を上まわる場合には、ATCU1に対してリセット信号Srを出力し、ATCU1を再び動作させる。
一方、ステップS30の判定で、フラッシュメモリ4CにATCUの動作保証温度を超えたという情報が記憶されている場合、ステップS90において、動作制御装置3は、ATCU1の電源回路10に対して切断信号Svを出力し、ATCU1の機能を完全に停止する。この場合、ATCU1の検出温度Tcが第2温度Tu2を下まわるまたは第4温度Td2を超えても、ATCU1を新たに交換するまでATCU1を動作できない構成とする。
次に、ステップS100において、動作制御装置3は、ATCU1の機能が完全に停止したことをインジケータ6の表示により警告し、運転者にATCU1の交換を促す。この場合、ATCU1の交換が必要であることを容易に理解させることができる。
以上の動作により、例えば、図6(A)に示すように、油温Tcが変化した場合について説明する。最初に、油温が高温状態になったときの動作について説明する。正常走行時には、油温Tcはある一定温度で保たれるが、走行中に何らかの異常が生じると、油温が上昇し、時刻t1において、温度条件が油温Tc≧Tu1となると、動作制御装置3は、図6(B)に示すように、ATCU1の出力指令を一時停止させる。その後、異常となった原因が一時的に解除され、油温が低下し、時刻t2において、温度条件が動作保証内である油温Tc≦Tu1となると、ATCU1の出力を再開する。再度、何らかの異常が発生し、油温が上昇し続け、時刻t3において、温度条件が油温Tc≧Tu1となると、再度、動作制御装置3は、図6(B)に示すように、ATCU1の出力指令を一時停止させる。そして、油温がさらに上昇し、時刻t4において、温度条件が油温Tc≧Tu2となると、図6(C)に示すように、電源を切断し、ATCU1をシャットダウンさせることでATCUの暴走防止を図ることができる。
次に、油温が極低温状態になったときの動作について説明する。正常走行時には、油温Tcはある一定温度で保たれるが、極低温で走行をした際、油温が低下し、時刻t1において、温度条件が油温Tc≦Td1となると、動作制御装置3は、図6(B)に示すように、ATCU1の出力指令を一時停止させる。その後、油温が上昇し、時刻t2において、温度条件が動作保証内である油温Tc≧Td1となると、ATCU1の出力を再開する。再度、油温が低下し、時刻t3において、温度条件が油温Tc≦Td1となると、再度、動作制御装置3は、図6(B)に示すように、ATCU1の出力指令を一時停止させる。そして、油温がさらに低下し、時刻t4において、温度条件が油温Tc≦Td2となると、図6(C)に示すように、電源を切断し、ATCU1をシャットダウンさせることでATCUの暴走防止を図ることができる。
以上のようにして、EEPROMを設けることなく、検出された温度が過去に一度でも第1設定温度以上または、第2設定温度以下となった時は自動変速機用制御装置の電源ラインを切断して自動変速機用制御装置の機能を完全に停止する。
また、所定時間毎に定期的に実行される制御プログラム実行中に検出した温度が第1設定温度以上または、第2設定温度以下の時となったときは、ATCU動作保証温度を超えたという情報を不揮発性メモリであるフラッシュメモリ内の制御プログラムが記憶されていない領域に書き込んでおくことで、イグニッションSWがOFFと同時にバッテリが外された場合でも、既にフラッシュメモリの情報は失われないため、情報を保持可能である。
この書き込み領域については、自動変速機用制御装置の動作制御装置へ制御プログラムを書き込む際にフラッシュメモリを消去された状態と同一となるように0xFFで初期化しておけば良く、フラッシュメモリ書き込み前に消去するといったことは必要ない。つまり、所定時間毎に定期的に実行される制御プログラム実行中に、フラッシュメモリの予め決められた領域の内容が0xFFのデータから0xFF以外のデータへ変化したならATCU動作保証温度を超えたと判断すればよいものである。
フラッシュメモリへの書き込み手段についてであるが、通常フラッシュメモリに記憶された制御プログラム実行中はフラッシュメモリが動作モードであるためフラッシュメモリへの書き込みは行えない。そこで検出した温度が前記ATCU動作保証温度を超えたなら、予めフラッシュメモリ内に準備した書き込み用プログラムをRAMの未使用領域へ転送し、フラッシュメモリを書き込みモードとしRAM上で書き込み用プログラムを動作させることで書き込みが可能となる。通常、フラッシュメモリを書き換える場合に多くの時間を要すのは消去する場合であるが、本実施形態では、消去は必要とせず、書き込み用プログラムのRAMへの転送と、その転送された書き込みプログラムによるフラッシュメモリの書き込み実行のみの処理となるため、瞬時にフラッシュメモリ書き込みが完了する。
ここで、制御プログラム実行前に予め書き込み用プログラムをRAMの未使用領域に転送しておけば、ATCUの動作保証温度を超えたという情報の書き込み処理時間をさらに短縮させることができる。
以上説明したように、本実施形態では、EPROMを用いずに、フラッシュメモリの空き領域を利用し、フラッシュメモリの予め決められた領域を参照し、0xFF以外に変化したかどうかでATCU動作保証温度を超えたということを判断することが可能となる。
本発明の一実施形態による動作制御装置を用いる自動変速機システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による動作制御装置に用いるマイコンの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による動作制御装置に用いるマイコンの中のRAMとフラッシュメモリの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による動作制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による動作制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による動作制御装置の動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
1…自動変速機用制御装置(ATCU)
2…温度センサ
3…自動変速機用制御装置の動作制御装置(機能制御手段)
4…マイクロコンピュータ
6…インジケータ
10…電源回路
V…電源
St…油温センサ信号ライン
Sr…リセット信号ライン
Sv…電源切断信号ライン
Si…インジケータ信号ライン
So…出力停止信号ライン

Claims (4)

  1. 自動変速機を制御する自動変速機用制御装置に対して、その動作を制御する動作制御装置であって、
    前記自動変速機用制御装置の内部またはその周辺の温度を検出する温度検出手段と、
    電気的に書換え可能な読み出し専用の不揮発性メモリと、
    前記温度検出手段によって検出された温度Tcが、高温側の第1の設定温度Tu2よりも高いか、低温側の第1の設定温度Td2より低いとき、その情報を、前記不揮発性メモリであるフラッシュメモリ内の制御プログラムが記憶されていない領域に書き込むデータ書換え手段を備えることを特徴とする動作制御装置。
  2. 請求項1記載の動作制御装置において、
    前記データ書換え手段は、前記温度検出手段によって検出された温度Tcが、高温側の第1の設定温度Tu2よりも高いか、低温側の第1の設定温度Td2より低いとき、その情報を、所定時間毎に定期的に実行される制御プログラム実行中に不揮発性メモリへ書き込みを行い、書き込み後再度制御プログラムに戻ることを特徴とする動作制御装置。
  3. 請求項1記載の動作制御装置において、
    前記温度検出手段によって検出された温度Tcが、高温側の第2の設定温度Tu1(<Tu2)よりも高いか、低温側の第2の設定温度Td1(>td2)より低いとき、前記自動変速機用制御装置からの出力を停止させる制御手段を備えることを特徴とする動作制御装置。
  4. 請求項3記載の動作制御装置において、
    前記制御手段は、前記温度検出手段によって検出された温度Tcが、高温側の第1の設定温度Tu2よりも高いか、低温側の第1の設定温度Td2より低いとき、前記自動変速機用制御装置の電源ラインを切断して機能を完全に停止させることを特徴とする動作制御装置。
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