JP2007267197A - 画像処理方法、画像処理装置、および印刷物 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、および印刷物 Download PDF

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Abstract

【課題】画像を正しい方向で処理することを課題とする。
【解決手段】画像処理装置のエンコーダ側では、所定のフォーマットで生成された原画像データに副情報(例えば、16ビット構成のコード)を埋め込むとともに、方向検知情報(例えば、隣接する2つのブロックで、かつ、互いに大小関係となる特徴量を有するペアブロック)を画像における中心点の対称となる少なくとも2つの領域内に複数個配置し、印刷物などとして出力する。一方、画像処理装置のデコーダ側は、画像の方向が「正立」の場合または「倒立」の場合のいずれの場合においても、方向検知情報のブロックのみを方向検知情報のブロックとして認識し、方向検知情報の特徴量の大小関係に基づき画像の方向を判定し、例えば、画像データに配置されている方向検知情報が「倒立」であれば、画像データを反転して、副情報を取り出す。
【選択図】 図1

Description

この発明は、画像の方向を検知するための方向検知情報を当該画像内に配置する工程を含んだ画像処理方法、画像処理装置、および印刷物に関する。
従来より、原画像(主情報)内に人間には知覚できないような別情報(副情報)を埋め込み、この画像を取得した側で副情報を取り出すステガノグラフィーという技術が知られている。
例えば、特許文献1に開示された画像処理装置では、エンコーダ側の処理として、原画像データを複数のブロックに分割し、各ブロックが有する特徴量(例えば、平均濃度、粒状度、彩度、濃度重心または分散など)の大小関係を用いて副情報を埋め込んでいる。一方、デコーダでは、再び複数のブロックに分割した後、各ブロックが有する特徴量の大小関係に基づいて副情報を取り出している。
特開2004−349879号公報
ところで、上記した従来の技術では、以下に説明するように、画像を正しい方向で処理できないという課題があった。
具体的に説明すると、上記した従来の技術では、原画像データに副情報を埋め込む時(エンコードする時)の画像の方向と、副情報を埋め込まれた画像データから副情報を取り出す時(デコードする時)の画像の方向とが異なると、画像処理装置が、各ブロックが有する特徴量の大小関係を正しく抽出できず、画像を正しい方向で処理できないという課題があった。
このような課題を解決するため、原画像データに、原画像データの方向を検知するための情報を埋め込む方法がある。具体的には、画像処理装置が原画像データをエンコードする時、副情報のみならず原画像データの方向を検知するための情報(方向検知情報)をも埋め込み、デコードする時にこの方向検知情報を用いて画像の方向を検知し、画像を処理する方法である。ここでいう方向検知情報の埋め込みとは、例えば、「上」を意味する特徴量の大小関係を定め、この定めに従い、原画像データの「上」領域内のブロックが有する特徴量を変更することである。
しかしながら、この方法では、方向検知情報以外のブロックが有する特徴量の大小関係と、「上」を意味する方向検知情報のブロックが有する特徴量の大小関係とが一致すると、その方向検知情報以外のブロックの存在場所によっては、画像処理装置が方向検知情報以外のブロックを方向検知情報のブロックと誤認識し、画像の方向を誤判してしまい、結局、各ブロックが有する特徴量の大小関係を正しく抽出できず、画像を正しい方向で処理できないという課題がある。
なお、上記した課題は、ステガノグラフィーに限られた問題ではなく、特徴量の大小関係を用いていないその他の画像処理装置(例えば、OCR(Optical Character Reader)など)でも生じうる課題である。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、画像を正しい方向で処理することが可能な画像処理方法、画像処理装置、および印刷物を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、前記画像における中心点の対称となる少なくとも2つの位置に前記方向検知情報を配置する方向検知情報配置工程を含んだことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、前記画像における中心点の対称となる少なくとも2つの位置に前記方向検知情報が配置された画像から、当該方向検知情報を用いて当該画像の方向を検知する方向検知工程を含んだことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、前記画像における中心点の対称となる少なくとも2つの位置に前記方向検知情報を配置する方向検知情報配置手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、前記画像における中心点の対称となる少なくとも2つの位置に前記方向検知情報が配置された画像から、当該方向検知情報を用いて当該画像の方向を検知する方向検知手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記の発明における方法によって生成された画像が印刷された印刷物であることを特徴とする。
請求項1、3、5の発明によれば、画像における中心点の対称となる少なくとも2つの位置に方向検知情報を配置するので、デコーダ側では、この方向検知情報を用いて画像の方向を検知することで、画像の方向が「正立」の場合または「倒立」の場合のいずれの場合においても、方向検知情報のブロックのみを方向検知情報のブロックとして認識し、方向検知情報以外のブロックを方向検知情報のブロックと誤認識することはなく、180度単位の画像の方向を誤判しなくなる結果、画像を正しい方向で処理することが可能になる。
また、請求項2、4の発明によれば、画像における中心点の対称となる少なくとも2つの位置に方向検知情報が配置された画像から、方向検知情報を用いて画像の方向を検知するので、デコーダは、画像の方向が「正立」の場合または「倒立」の場合のいずれの場合においても、方向検知情報のブロックのみを方向検知情報のブロックとして認識し、方向検知情報以外のブロックを方向検知情報のブロックと誤認識することはなく、180度単位の画像の方向を誤判しなくなる結果、画像を正しい方向で処理することが可能になる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る画像処理方法、画像処理装置、および印刷物の実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本実施例で用いる主要な用語(0:用語の説明)、本実施例に係る画像処理装置の概要および特徴(1:画像処理装置の概要および特徴)、画像処理装置の構成および処理の流れ(2:画像処理装置のエンコーダの構成、3:画像処理装置のデコーダの構成、4:画像処理装置にエンコーダによる処理、5:画像処理装置のデコーダによる処理)を順に説明し、最後に本実施例に対する種々の変形例を説明する。
[0:用語の説明]
まず最初に、本実施例で用いる主要な用語を説明する。本実施例で用いる「主情報」とは、原画像データのことである。従来より、原画像データ内に人間には知覚できないような別情報を埋め込み、この画像を取得した側で別情報を取り出すステガノグラフィーという技術が知られている。このような技術において、別情報を埋め込まれる側となるデータが、主情報である。
また、本実施例で用いる「副情報」とは、主情報に埋め込まれる別情報のことである。例えば、主情報である写真に埋め込まれた固有の別情報は、この写真が不正にコピーされた時、コピーの結果得られた写真が不正コピーであることの証拠として利用されうる。なお、本実施例における副情報は、例えば、「1010110101001010」などで表される16ビット構成のコードである。
[1:画像処理装置の概要および特徴(実施例1)]
まず最初に、図1〜図3を用いて、実施例1に係る画像処理装置の概要および特徴を説明する。図1〜図3は、実施例1に係る画像処理装置の概要および特徴を説明するための図である。
実施例1に係る画像処理装置は、画像の方向を検知するための方向検知情報を当該画像内に配置するものであり、画像を正しい方向で処理できるようにしている点に主たる特徴がある。
この主たる特徴について簡単に説明すると、図1に示すように、画像処理装置は、エンコーダ側の処理として、副情報に、例えば、「1010110101001010」で表される16ビット構成のコードを設定する(図1の(1)を参照)。また、画像処理装置は、エンコーダ側の処理として、原画像データ(主情報)を読み込む(図1の(2)を参照)。なお、原画像データは、所定のフォーマット(JPEG(Joint Photographic Expert Group)、GIF(Graphics Interchange Format)など)で生成された画像データである。そして、画像処理装置は、エンコーダ側の処理として、原画像データをブロックに分割する(図1の(3)を参照)。
続いて、画像処理装置は、エンコーダ側の処理として、主情報に副情報を埋め込む(図1の(4)を参照)。ここで、本実施例においては、16ビット構成のコードにおける1つのビットを、隣接する2つのブロックで、かつ、互いに大小関係となる特徴量を有するペアブロックで表現する。すなわち、例えば、「1」を、「左側のブロック<右側のブロック」となる特徴量を有するペアブロックで表現し、「0」を、「左側のブロック>右側のブロック」となる特徴量を有するペアブロックで表現する。そこで、「1010110101001010」の16ビット構成のコードを埋め込むために、16個のペアブロックにおける左右のブロックの特徴量を、「1」または「0」に対応する大小関係となるように変更する。また、図1の(4)は、画像処理装置が主情報に副情報を埋め込んだ状態を、説明の便宜上から視覚的に表したものであるが、実際は、各ブロックにおける特徴量を、原画像データの品質を大きく劣化させることがない程度に変更しているのみであるので、画像の一部に特徴量を変更されているブロックが存在しているものの、肉眼では見分けがつかない状態である。
次に、画像処理装置は、エンコーダ側の処理として、主情報に方向検知情報を配置する(図1の(5)を参照)。ここで、本実施例においては、画像データが「正立」であることを表す情報として、例えば、「1」のビットを、画像における上端部および下端部に複数個配置する。すなわち、上記したように、「1」のビットを、「左側のブロック<右側のブロック」となる特徴量を有するペアブロックで表現し、画像における上端部および下端部の複数個のペアブロックについて、左右のブロックの特徴量を「1」に対応する大小関係となるように変更する。また、図1の(5)は、画像処理装置が方向検知情報を配置した状態を、説明の便宜上から視覚的に表したものであるが、実際は、各ブロックにおける特徴量を、原画像データの品質を大きく劣化させることがない程度に変更しているのみであるので、画像の一部に特徴量を変更されているブロックが存在しているものの、肉眼では見分けがつかない状態である。
こうして、画像処理装置は、エンコーダ側の処理として、主情報に各種情報(副情報および方向検知情報)を埋め込んだ画像データを印刷物などとして出力する(図1の(6)を参照)。
次に、図2に示すように、主情報に各種情報を埋め込んだ画像データは、カメラ付携帯電話に付属されているカメラなどによって画像処理装置のデコーダに読み込まれる(図2の(1)を参照)。図2の(1)の場合、主情報に各種情報が埋め込まれた画像データは、カメラ付携帯電話に付属されているカメラによって正面から撮影されているので、画像処理装置のデコーダは、画像の方向が「正立」の画像データを取得する。しかし、画像処理装置のデコーダは、取得した画像データの画像の方向が「正立」であることを、この段階では検知していない。そして、画像処理装置のデコーダは、画像データをブロックに分割する(図2の(2)を参照)。
続いて、画像処理装置のデコーダは、画像データにおける上端部および下端部に複数個配置されている方向検知情報を用いて、画像データの画像の方向を検知する(図2の(3)を参照)。すなわち、上記したように、本実施例においては、画像の方向が「正立」であることを表す情報として「1」のビットを配置しているので、画像処理装置のデコーダは、画像データにおける上端部および下端部に複数個配置されている「1」のビットを表現するペアブロックを用いて、画像データの画像の方向が「正立」であることを検知する。ここで、画像処理装置のデコーダは、画像の方向が「正立」の場合または「倒立」の場合のいずれの場合においても、方向検知情報のブロックのみを方向検知情報のブロックとして認識し、方向検知情報以外のブロックを方向検知情報のブロックと誤認識することはない。
こうして、画像処理装置のデコーダは、この検知に基づいて、画像データから副情報である16ビット構成のコード(「1010110101001010」)を取り出し(図2の(4)を参照)、副情報を出力する(図2の(5)を参照)。
また、図3に示すように、主情報に各種情報を埋め込んだ画像データが、カメラ付携帯電話に付属されているカメラなどによって正面からではなく背面から撮影されている場合には、画像処理装置のデコーダは、画像の方向が「倒立」の画像データを取得する(図3の(1)を参照)。しかし、画像処理装置のデコーダは、取得した画像データの画像の方向が「倒立」であることを、この段階では検知していない。そして、画像処理装置のデコーダは、画像データをブロックに分割する(図3の(2)を参照)。
続いて、画像データの画像の方向が「正立」の場合と同様に、画像処理装置のデコーダは、画像データにおける上端部および下端部に複数個配置されている方向検知情報を用いて、画像データの画像の方向を検知する(図2の(3)を参照)。すると、本実施例においては、画像データが「正立」であることを表す情報として「1」のビットを配置しているのにも関わらず、画像処理装置のデコーダは、画像データにおける上端部および下端部に複数個配置されている「0」のビットを検知する。これによって、画像処理装置のデコーダは、画像データの画像の方向が「倒立」であることを検知する。
こうして、画像処理装置のデコーダは、この検知に基づいて、画像データを反転し、画像データから副情報である16ビット構成のコード(「1010110101001010」)を取り出し(図3の(4)を参照)、副情報を出力する(図3の(5)を参照)。
このようなことから、実施例1に係る画像処理装置は、画像の方向が「正立」の場合または「倒立」の場合のいずれの場合においても、方向検知情報のブロックのみを方向検知情報のブロックとして認識し、方向検知情報以外のブロックを方向検知情報のブロックと誤認識することはなく、180度単位の画像の方向を誤判しなくなるので、上記した主たる特徴の通り、画像を正しい方向で処理することが可能になる。
[2:画像処理装置のエンコーダの構成(実施例1)]
続いて、図4〜図12を用いて、実施例1に係るエンコーダの構成を説明する。図4は、実施例1に係るエンコーダの構成を示すブロック図であり、図5は、原画像データを説明するための図であり、図6は、副情報埋め込み済画像データを説明するための図であり、図7は、各種情報埋め込み済画像データを説明するための図であり、図8は、実施例1に係る副情報埋め込み部の構成を示すブロック図であり、図9は、ブロックに分割した画像データを説明するための図であり、図10は、生成された印刷物を説明するための図であり、図11は、上端部および下端部に方向検知情報を配置した画像データを説明するための図であり、図12は、実施例1に係る方向検知情報配置部の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、エンコーダ10は、入力部11と、出力部12と、入出力制御IF部13と、記憶部14と、制御部15とから構成される。
入力部11は、主情報および副情報を入力する入力手段である。具体的には、主情報を入力する入力手段とは、所定のフォーマット(JPEG(Joint Photographic Expert Group)、GIF(Graphics Interchange Format)など)で生成された原画像データを、スキャナ、記憶媒体、または通信などによって入力する入力手段のことであり、また、副情報を入力する入力手段とは、例えば、「1010110101001010」などで表される16ビット構成のコードを、キーボードなどによって入力する入力手段のことである。なお、入力部11によって入力された原画像データは、後述する原画像データ記憶部141に記憶され、また、入力部11によって入力された副情報は、後述する副情報記憶部142に記憶される。
出力部12は、主情報に各種情報(副情報および方向検知情報)を埋め込んだ画像データを出力する出力手段である。すなわち、後述する各種情報埋め込み済画像データ記憶部144に記憶されている画像データであり、例えば、副情報として、「1010110101001010」などで表される16ビット構成のコードを埋め込み、かつ、方向検知情報として、「1」のビットを画像における上端部および下端部に複数個配置した画像データを、印刷物としてプリンタに出力したり、モニタなどに出力する出力手段である。
入出力制御IF部13は、入力部11および出力部12と、記憶部14および制御部15との間におけるデータ転送を制御する手段である。
記憶部14は、制御部15による各種処理に用いるデータを記憶する記憶手段であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図4に示すように、原画像データ記憶部141と、副情報記憶部142と、副情報埋め込み済画像データ記憶部143と、各種情報埋め込み済画像データ記憶部144とを備える。
かかる記憶部14のなかで、原画像データ記憶部141は、エンコーダ10がエンコードの対象とする原画像データであって、入力部11によって入力された原画像データを記憶する記憶手段である。具体的には、図5に例示するように、所定のフォーマット(JPEG(Joint Photographic Expert Group)、GIF(Graphics Interchange Format)など)で生成された原画像データを記憶する。
副情報記憶部142は、原画像データに埋め込まれる副情報であって、入力部11によって入力された副情報を記憶する記憶手段である。例えば、「1010110101001010」などで表される16ビット構成のコードを記憶する。
副情報埋め込み済画像データ記憶部143は、原画像データに副情報が埋め込まれた画像データを記憶する記憶手段である。すなわち、後述する副情報埋め込み部151によって副情報を埋め込まれた画像データを記憶する。具体的には、図6に例示するように、副情報を埋め込まれた画像データには、画像における上端部および下端部を除くブロックに、例えば、「1010110101001010」などで表される16ビット構成のコードが繰り返し埋め込まれている。
各種情報埋め込み済画像データ記憶部144は、原画像データに各種情報(副情報および方向検知情報)が埋め込まれた画像データを記憶する記憶手段である。すなわち、後述する方向検知情報配置部152によって方向検知情報を配置された画像データを記憶する。具体的には、図7に例示するように、各種情報を埋め込まれた画像データには、画像における上端部および下端部を除くブロックに、例えば、「1010110101001010」などで表される16ビット構成のコードが繰り返し埋め込まれており、また、画像における上端部および下端部のブロックに、例えば、原画像データが「正立」であることを表す情報として、「1」のビットが複数個配置されている。
制御部15は、エンコーダ10を制御して各種処理を実行する制御手段であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図4に示すように、副情報埋め込み部151と、方向検知情報配置部152とを備える。なお、方向検知情報配置部152は、特許請求の範囲に記載の「方向検知情報配置工程」に対応する。
かかる制御部15のなかで、副情報埋め込み部151は、原画像データに副情報を埋め込む処理部である。具体的には、原画像データ記憶部141に記憶されている原画像データに、副情報記憶部142に記憶されている副情報を埋め込み、副情報埋め込み済画像データ記憶部143に記憶させる。
ここで、副情報埋め込み部151の構成を、図8を用いて具体的に説明する。副情報埋め込み部151は、図8に示すように、ブロック分割部151aと、ブロック抽出部151bと、平均化部151cと、レジスタ151dと、比較部151eと、エンコード部151fとを備える。
かかる副情報埋め込み部151を具体的に説明すると、ブロック分割部151aは、原画像データ記憶部141が記憶する原画像データを、図9に示すように、N行×M列のブロックに分割する。
ブロック抽出部151bは、ブロック分割部151aによってブロックに分割されている原画像データにおける上端部および下端部を除くブロックから、隣接する2つのブロックで、かつ、互いに大小関係となる特徴量を有するペアブロックを順次抽出し、左側のブロックおよび右側のブロックのそれぞれにおける濃度分布をブロック濃度データとして出力する。
平均化部151cは、ブロック抽出部151bによって出力されたブロック濃度データに基づいて、左側のブロックの平均濃度データと、右側のブロックの平均濃度データとを求め、それぞれの値をそれぞれに対応するレジスタ151dに順次格納する。
比較部151eは、レジスタ151dに格納されている左側のブロックの平均濃度データと、レジスタ151dに格納されている右側のブロックの平均濃度データとの大小関係から、対応するビットを判定し、この判定結果と、副情報記憶部142に記憶されている副情報である16ビット構成のコードにおけるビットとを比較する。すなわち、本実施例においては、「1」を、「左側のブロック<右側のブロック」となる特徴量を有するペアブロックで表現し、「0」を、「左側のブロック>右側のブロック」となる特徴量を有するペアブロックで表現するので、「左側のブロックの平均濃度<右側のブロックの平均濃度」となるペアブロックを、「1」とビット判定し、「左側のブロックの平均濃度>右側のブロックの平均濃度」となるペアブロックを、「0」とビット判定し、この判定結果と、16ビット構成のコード「1010110101001010」のビットとを順次比較する。
エンコード部151fは、比較部151eの比較結果に基づいて、原画像データに16ビット構成のコードを埋め込むための処理を実行する。具体的には、エンコード151fは、比較部151eの比較結果が「一致」である場合、左側のブロックの平均濃度と右側のブロックの平均濃度との大小関係を維持し、一方、比較結果が「不一致」である場合、コードのビットを表す大小関係となるよう、濃度を変更し、このようにして生成された画像データを、副情報埋め込み済画像データ記憶部143に記憶させる。ここで、濃度を変更するとは、比較部151eの比較結果が「不一致」である場合、ペアブロックにおける左右のブロックの濃度を、「1」または「0」に対応する大小関係となるように変更することである。ただし、エンコード部151fは、左側のブロックと右側のブロックとの濃度差が、あらかじめ設定された上限しきい値以下であるか否かを判断し、上限しきい値以下である場合には、濃度を変更するが、上限しきい値を超える場合には、濃度を変更しない。この結果、図6は、原画像データに副情報を埋め込んだ画像データを、説明の便宜上から視覚的に表したものであるが、実際は、各ブロックにおける濃度を、原画像の品質を大きく劣化させることがない程度に変更しているのみであるので、図10に例示するように、画像の一部に濃度を変更されているブロックが存在しているものの、肉眼では見分けがつかない状態である。
ここで、図4に戻ると、方向検知情報配置部152は、エンコーダ10がエンコードの対象とする原画像データに方向検知情報を配置する処理部である。具体的には、副情報埋め込み済画像データ記憶部143に記憶されている画像データに、方向検知情報を配置し、各種情報埋め込み済画像データ記憶部144に記憶させる。本実施例においては、原画像データが「正立」であることを表す方向検知情報として、「1」のビットを画像における上端部および下端部に複数個配置する。そして、上記したように、「1」のビットを、「左側のブロック<右側のブロック」となる特徴量を有するペアブロックで表現するので、方向検知情報を視覚的に表すと、図11のように示される。
ここで、方向検知情報配置部152の構成を、図12を用いて具体的に説明する。方向検知情報配置部152は、図12に示すように、ブロック抽出部152aと、平均化部152bと、レジスタ152cと、比較部152dと、エンコード部152eとを備える。
かかる方向検知情報配置部152を具体的に説明すると、ブロック抽出部152aは、ブロック分割部151aによってブロックに分割されている原画像データにおける上端部および下端部から、隣接する2つのブロックで、かつ、互いに大小関係となる特徴量を有するペアブロックを順次抽出し、左側のブロックおよび右側のブロックのそれぞれにおける濃度分布をブロック濃度データとして出力する。
平均化部152bは、ブロック抽出部152aによって出力されたブロック濃度データに基づいて、左側のブロックの平均濃度データと、右側のブロックの平均濃度データとを求め、それぞれの値をそれぞれに対応するレジスタ152cに順次格納する。
比較部152dは、レジスタ152cに格納されている左側のブロックの平均濃度データと、レジスタ152cに格納されている右側のブロックの平均濃度データとの大小関係から、対応するビットを判定し、この判定結果と、方向検知情報のビットとを比較する。ここで、本実施例においては、原画像データが「正立」であることを表す情報として、「1」のビットを、画像における上端部および下端部に複数個配置する。したがって、上記したように、「左側のブロックの平均濃度<右側のブロックの平均濃度」となるペアブロックを、「1」とビット判定し、「左側のブロックの平均濃度>右側のブロックの平均濃度」となるペアブロックを、「0」とビット判定し、この判定結果と、方向検知情報「11111111」のビットとを順次比較する。
エンコード部152eは、比較部152dの比較結果に基づいて、画像データに方向検知情報を配置するための処理を実行する。具体的には、エンコード部152eは、比較部152dの比較結果が「一致」である場合、左側のブロックの平均濃度と右側のブロックの平均濃度との大小関係を維持し、一方、比較結果が「不一致」である場合、「1」のビットを表す大小関係となるよう、濃度を変更し、このようにして生成された画像データを、各種情報埋め込み済画像データ記憶部144に記憶させる。ここで、濃度を変更するとは、比較部152dの比較結果が「不一致」である場合、ペアブロックにおける左右のブロックの濃度を、「1」に対応する大小関係となるように変更することである。ただし、エンコード部152eは、左側のブロックと右側のブロックとの濃度差が、あらかじめ設定された上限しきい値以下であるか否かを判断し、上限しきい値以下である場合には、濃度を変更するが、上限しきい値を超える場合には、濃度を変更しない。この結果、図7は、原画像データに各種情報(副情報および方向検知情報)を埋め込んだ画像データを、説明の便宜上から視覚的に表したものであるが、実際は、各ブロックにおける濃度を、原画像の品質を大きく劣化させることがない程度に変更しているのみであるので、図10に例示するように、画像の一部に濃度を変更されているブロックが存在しているものの、肉眼では見分けがつかない状態である。
[3:画像処理装置のデコーダの構成(実施例1)]
続いて、図7、図9、および図13〜図15を用いて、実施例1に係るデコーダの構成を説明する。図7は、各種情報埋め込み済画像データを説明するための図であり、図9は、ブロックに分割した画像データを説明するための図であり、図13は、実施例1に係るデコーダの構成を示すブロック図であり、図14は、実施例1に係る方向検知部の構成を示すブロック図であり、図15は、実施例1に係る副情報取り出し部の構成を示すブロック図である。なお、デコーダは、カメラ付携帯電話、パーソナルコンピュータなどで構成される。
図13に示すように、デコーダ20は、入力部21と、出力部22と、入出力制御IF部23と、記憶部24と、制御部25とから構成される。
入力部21は、各種情報埋め込み済画像データを入力する入力手段である。具体的には、画像処理装置のエンコーダ10側の処理として原画像データに各種情報(副情報および方向検知情報)を埋め込まれた画像データを、カメラ付携帯電話に付属しているカメラ、デジタルカメラ、スキャナなどによって入力する入力手段のことである。なお、入力部21によって入力された各種情報埋め込み済画像データは、後述する各種情報埋め込み済画像データ記憶部241に記憶される。
出力部22は、副情報を出力する出力手段である。すなわち、後述する副情報記憶部243に記憶されている副情報であり、例えば、「1010110101001010」などで表される16ビット構成のコードを、カメラ付携帯電話のディスプレイや、PCのモニタなどに出力する出力手段のことである。
入出力制御IF部23は、入力部21および出力部22と、記憶部24および制御部25との間におけるデータ転送を制御する手段のことである。
記憶部24は、制御部25による各種処理に用いるデータを記憶する記憶手段であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図13に示すように、各種情報埋め込み済画像データ記憶部241と、方向検知情報記憶部242と、副情報記憶部243とを備える。
かかる記憶部24のなかで、各種情報埋め込み済画像データ記憶部241は、エンコーダ10側の処理として原画像データに各種情報(副情報および方向検知情報)を埋め込まれた画像データであって、入力部21によって入力された各種情報埋め込み済画像データを記憶する記憶手段である。具体的には、図7に例示するように、各種情報を埋め込まれた画像データには、画像における上端部および下端部を除くブロックに、例えば、「1010110101001010」などで表される16ビット構成のコードが繰り返し埋め込まれており、また、画像における上端部および下端部のブロックに、例えば、原画像データが「正立」であることを表す情報として、「1」のビットが複数個配置されている。
方向検知情報記憶部242は、画像データの画像の方向に関する情報を記憶する記憶手段である。すなわち、後述する方向検知部251によって検知された画像の方向に関する情報(例えば、「正立」、「倒立」、「不明」など)を記憶する。
副情報記憶部243は、エンコーダ10側の処理として原画像データに埋め込まれた副情報を記憶する記憶手段である。すなわち、後述する副情報取り出し部252によって取り出された副情報を記憶する。具体的には、例えば、「1010110101001010」などで表される16ビット構成のコードである。
制御部25は、デコーダ20を制御して各種処理を実行する制御手段であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図13に示すように、方向検知部251と、副情報取り出し部252とを備える。なお、方向検知部251は、特許請求の範囲に記載の「方向検知工程」に対応する。
かかる制御部25のなかで、方向検知部251は、各種情報(副情報および方向検知情報)を埋め込まれた画像データから、方向検知情報を用いて、画像データの画像の方向を検知する処理部である。具体的には、各種情報埋め込み済画像データ記憶部241に記憶されている画像データから、例えば、画像の方向が「正立」であることを表す情報である方向検知情報を用いて、画像データの画像の方向を判定し、判定した画像の方向検知情報(例えば、「正立」、「倒立」、「不明」など)を、方向検知情報記憶部242に記憶させる。
ここで、方向検知部251の構成を、図14を用いて具体的に説明する。方向検知部251は、図14に示すように、画像切出部251aと、ブロック分割部251bと、ブロック抽出部251cと、平均化部251dと、レジスタ251eと、カウント部251fと、判定部251gとを備える。
かかる方向検知部251を具体的に説明すると、画像切出部251aは、画像データの周囲に、デコードの対象とならない画像データ(例えば、余白部分など)を含む場合、全体から、有効な画像データを切り出す機能を備えている。
ブロック分割部251bは、図9に示した原画像データの分割と同様に、画像切出部251aから切り出された画像データを、N行×M列のブロックに分割する。
ブロック抽出部251cは、ブロック分割部251bによってブロックに分割されている画像データにおける上端部および下端部から、隣接する2つのブロックで、かつ、互いに大小関係となる特徴量を有するペアブロックを順次抽出し、左側のブロックおよび右側のブロックのそれぞれにおける濃度分布をブロック濃度データとして出力する。
平均化部251dは、ブロック抽出部251cによって出力されたブロック濃度データに基づいて、左側のブロックの平均濃度データと、右側のブロックの平均濃度データとを求め、それぞれの値をそれぞれに対応するレジスタ251eに順次格納する。
カウント部251fは、レジスタ251eに格納されている左側のブロックの平均濃度データと、レジスタ251eに格納されている右側のブロックの平均濃度データとの大小関係から、対応するビットを判定し、カウントする。ここで、カウントするとは、本実施例においては、「1」を、「左側のブロック<右側のブロック」となる特徴量を有するペアブロックで表現し、「0」を、「左側のブロック>右側のブロック」となる特徴量を有するペアブロックで表現し、また、画像データが「正立」であることを表す方向検知情報として、「1」のビットを用いているので、左側のブロックの特徴量と右側のブロックの特徴量との大小関係を記録するカウンタを準備し、「左側のブロックの平均濃度<右側のブロックの平均濃度」となるペアブロックがあれば、すなわち、「1」とビット判定されるペアブロックがあれば、カウンタの値を1増加させることである。これを、方向検知情報のペアブロック全てについて行う。
判定部251gは、カウント部251fで記録されたカウンタの値が、全ての方向検知情報のペアブロック数の半数より多ければ、画像データの画像の方向は「正立」、全ての方向検知情報のペアブロック数の半数よりも少なければ、画像データの画像の方向は「倒立」、それ以外の場合を、画像データの画像の方向は「不明」であると判定し、判定した画像の方向検知情報(例えば、「正立」、「倒立」、「不明」など)を、方向検知情報記憶部242に記憶させる。
ここで、図13に戻ると、副情報取り出し部252は、各種情報(副情報および方向検知情報)を埋め込まれた画像データと、方向検知情報とを用いて、各種情報を埋め込まれた画像データから副情報を取り出す処理部である。具体的には、各種情報埋め込み済画像データ記憶部241に記憶されている画像データと、方向検知情報記憶部242に記憶されている方向検知情報とを用いて、例えば、方向検知情報が「倒立」であれば、各種情報を埋め込まれた画像データを反転した後、副情報を取り出し、副情報記憶部243に記憶させる。
ここで、副情報取り出し部252の構成を、図15を用いて具体的に説明する。副情報取り出し部252は、図15に示すように、ブロック抽出部252a、平均化部252b、レジスタ252c、比較部252d、デコード部252eとを備える。
かかる副情報取り出し部252を具体的に説明すると、ブロック抽出部252aは、ブロック分割部251bによってブロックに分割されている画像データにおける上端部および下端部を除くブロックから、隣接する2つのブロックで、かつ、互いに大小関係となる特徴量を有するペアブロックを順次抽出し、左側のブロックおよび右側のブロックのそれぞれにおける濃度分布をブロック濃度データとして出力する。
平均化部252bは、ブロック抽出部252aによって出力されたブロック濃度データに基づいて、左側のブロックの平均濃度データと、右側のブロックの平均濃度データとを求め、それぞれの値をそれぞれに対応するレジスタ252cに順次格納する。
比較部252dは、レジスタ252cに格納されている左側のブロックの平均濃度データと、レジスタ252cに格納されている右側のブロックの平均濃度データとの大小関係から、対応するビットを判定する。なお、副情報は画像データに繰り返し埋め込まれているので、判定結果は複数存在する。
デコード部252eは、比較部252dで判定された複数の判定結果において、ビット単位で多数決をとり、各ビットを確定させ、確定した結果を、副情報として、副情報記憶部243に記憶させる。
[4:画像処理装置のエンコーダによる処理(実施例1)]
次に、図16および図17を用いて、実施例1におけるエンコーダによる処理を説明する。図16は、実施例1におけるエンコード処理の手順を示すフローチャートであり、図17は、実施例1における方向検知情報配置処理の手順を示すフローチャートである。
図16に示すように、エンコーダ10は、副情報(例えば、「1010110101001010」などで表される16ビット構成のコード)の設定を入力部から受け付け、受け付けた情報を副情報記憶部142に記憶する(ステップS1601)。
また、エンコーダ10は、主情報である原画像データを入力部から読み込み、原画像データ記憶部141に記憶する(ステップS1602)。
そして、副情報埋め込み部151は、原画像データ記憶部141に記憶されている原画像データに、副情報記憶部142に記憶されている副情報を埋め込み、副情報埋め込み済画像データ記憶部143に記憶する(ステップS1603)。
そして、方向検知情報配置部152は、副情報埋め込み済画像データ記憶部143に記憶されている画像データに、方向検知情報を配置し、各種情報埋め込み済画像データ記憶部144に記憶し(ステップS1604)、出力部から印刷物などとして出力する(ステップS1605)。
ここで、方向検知情報配置処理の手順を、図17を用いて具体的に説明する。図17に示すように、ブロック抽出部152aは、副情報埋め込み済画像データ記憶部143に記憶されている画像データにおける上端部および下端部から、隣接する2つのブロックで、かつ、互いに大小関係となる特徴量を有するペアブロックを順次抽出し、左側のブロックおよび右側のブロックのそれぞれにおける濃度分布をブロック濃度データとして出力する(ステップS1701)。
次に、平均化部152bは、出力されたブロック濃度データに基づいて、左側のブロックの平均濃度データと、右側のブロックの平均濃度データとを求め(ステップS1702)、それぞれの値をそれぞれに対応するレジスタ152cに順次格納する(ステップS1703)。
そして、比較部152dは、レジスタ152cに格納されている左側のブロックの平均濃度データと、レジスタ152cに格納されている右側のブロックの平均濃度データとの大小関係から、対応するビットを判定し(ステップS1704)、この判定結果と、方向検知情報のビットとを比較する。
そして、エンコード部152eは、比較部152dの比較結果が「不一致」である場合、左側のブロックと右側のブロックとの濃度差が、予め設定された上限しきい値以下であるかを判断し(ステップS1705)、上限しきい値以下である場合には、濃度を変更する(ステップS1706)が、上限しきい値を超える場合には、濃度を変更しない。
また、エンコード部152eは、比較部152dの比較結果が「一致」である場合、左側のブロックの平均濃度と右側のブロックの平均濃度との大小関係を維持し、その後、方向検知情報配置部152は、上記したステップS1701から1707の処理を繰り返し、副情報埋め込み済画像データ記憶部143に記憶されている画像データにおける方向検知情報ブロックが終了した場合に(ステップS1707肯定)、方向検知情報配置処理を終了する。
[5:画像処理装置のデコーダによる処理(実施例1)]
次に、図18および図19を用いて、実施例1におけるデコーダによる処理を説明する。図18は、実施例1におけるデコード処理の手順を示すフローチャートであり、図19は、実施例1における方向検知処理の手順を示すフローチャートである。
図18に示すように、デコーダ20は、各種情報が埋め込まれた画像データを読み込み、各種情報埋め込み済画像データ記憶部241に記憶する(ステップS1801)。
そして、方向検知部251は、各種埋め込み済画像データ記憶部241に記憶されている画像データから、方向検知情報を用いて、画像データの画像の方向を判定し、判定した画像の方向検知情報を、方向検知情報記憶部242に記憶する(ステップS1802)。
そして、副情報取り出し部252は、各種埋め込み済画像データ記憶部241に記憶されている画像データと、方向検知情報記憶部242に記憶されている方向検知情報とを用いて、各種情報を埋め込まれた画像から副情報を取り出し、副情報記憶部243に記憶し(ステップS1803)、出力部から出力する(ステップS1804)。
ここで、方向検知処理の手順を、図19を用いて具体的に説明する。図19に示すように、画像切出部251aは、各種情報埋め込み済画像データ記憶部241に記憶されている画像データの周囲に、デコードの対象とならない画像データ(例えば、余白部分など)を含む場合、全体から、有効な画像データを切り出す(ステップS1901)。
次に、ブロック分割部251bは、画像切出部251aから切り出された画像データを、N行×M列のブロックに分割する(ステップS1902)。
そして、ブロック抽出部251cは、ブロック分割部251bによってブロックに分割されている画像データにおける上端部および下端部から、隣接する2つのブロックで、かつ、互いに大小関係となる特徴量を有するペアブロックを順次抽出し、左側のブロックおよび右側のブロックのそれぞれにおける濃度分布をブロック濃度データとして出力する(ステップS1903)。
そして、平均化部251dは、ブロック抽出部251cによって出力されたブロック濃度データに基づいて、左側のブロックの平均濃度データと、右側のブロックの平均濃度データとを求め(ステップS1904)、それぞれの値をそれぞれに対応するレジスタ251eに格納する(ステップS1905)。
次に、カウント部251fは、レジスタ251eに格納されている左側のブロックの平均濃度データと、レジスタ251eに格納されている右側のブロックの平均濃度データとの大小関係から、対応するビットを判定し、カウントする(ステップS1906)。ここで、「左側のブロックの平均濃度<右側のブロックの平均濃度」となるペアブロックがあれば、すなわち、「1」とビット判定されるペアブロックがあれば(ステップS1907)、カウンタの値を1増加させる(ステップS1908)。
その後、カウント部251fは、上記したステップS1907からS1908の処理を繰り返し、各種埋め込み済画像データ記憶部241に記憶されている画像データにおける方向検知情報ブロックが終了した場合に(ステップS1909肯定)、カウント処理を終了する。
そして、判定部251gは、カウント部251fで記録されたカウンタの値が、全ての方向検知情報のペアブロック数の半数より多ければ、画像データの画像の方向は「正立」(ステップS1910肯定)、全ての方向検知情報のペアブロック数の半数よりも少なければ、画像データの画像の方向は「倒立」(ステップS1911肯定)、それ以外の場合を、画像データの画像の方向は「不明」であると判定し(ステップS1911否定)、判定する。
[実施例1の効果]
上述してきたように、実施例1によれば、画像における中心点の対称となる少なくとも2つの位置に方向検知情報を配置するので、デコーダ側では、この方向検知情報を用いて画像の方向を検知することで、画像の方向が「正立」の場合または「倒立」の場合のいずれの場合においても、方向検知情報のブロックのみを方向検知情報のブロックとして認識し、方向検知情報以外のブロックを方向検知情報のブロックと誤認識することはなく、180度単位の画像の方向を誤判しなくなる結果、画像を正しい方向で処理することが可能になる。
また、実施例1によれば、方向検知情報として、隣接する2つのブロックで、かつ、互いに大小関係となる特徴量を有するペアブロックを配置するので、画像処理プログラムは、近くに存在する画像データ同士で特に特徴量(例えば、平均濃度、粒状度、彩度、濃度重心または分散など)が近似するという特性を利用して方向検知情報を配置する結果、原画像データの品質を大きく劣化させることなく方向検知情報を配置することが可能になる。一方、デコーダ側では、この方向検知情報を用いて画像の方向を検知することで、特徴量の大小関係さえ判別できれば画像を正しい方向で処理することができる結果、画像を簡単に比較するだけで正しい方向で処理することが可能になる。また、画像の方向が180度単位で反転すれば、少なくとも2つの位置に配置される方向検知情報の大小関係は逆になる結果、画像を確実に正しい方向で処理することが可能になる。さらに、原画像データ内に人間には知覚できないような別情報(例えば、コードなど)を埋め込む手法として、隣接する2つのブロックで、かつ、互いに大小関係となる特徴量を有するペアブロックを利用する手法があるが、画像処理プログラムは、この手法と類似したアルゴリズムによって方向検知情報を埋め込むことができる結果、当該手法を用いた技術に対する親和性を高く維持したまま、画像を正しい方向で処理することが可能になる。
また、実施例1によれば、方向検知情報を、画像における中心点の対称となる領域内に複数個配置するので、デコーダ側では、この方向検知情報を用いて画像の方向を検知することで、デコーダが取得した画像データの画質が一部劣化し、判断が不可能な方向検知情報が生じたり、あるいは、誤判を招く方向検知情報が生じても、残りの方向検知情報を用いて画像の方向を検知することができる結果、画像を精度高く正しい方向で処理することが可能になる。
また、実施例1によれば、画像における中心点の対称となる少なくとも2つの位置に方向検知情報が配置された画像から、方向検知情報を用いて画像の方向を検知するので、デコーダは、画像の方向が「正立」の場合または「倒立」の場合のいずれの場合においても、方向検知情報のブロックのみを方向検知情報のブロックとして認識し、方向検知情報以外のブロックを方向検知情報のブロックと誤認識することはなく、180度単位の画像の方向を誤判しなくなる結果、画像を正しい方向で処理することが可能になる。
また、実施例1によれば、方向検知情報として、隣接する2つのブロックで、かつ、互いに大小関係となる特徴量を有するペアブロックを用いて、画像の方向を検知するので、デコーダは、特徴量の大小関係さえ判別できれば画像を正しい方向で処理することができる結果、画像を簡単に比較するだけで正しい方向で処理することが可能になる。また、画像の方向が180度単位で反転すれば、少なくとも2つの位置に配置される方向検知情報の大小関係は逆になる結果、画像を確実に正しい方向で処理することが可能になる。
また、実施例1によれば、この印刷物を用いれば、デコーダ側では、この方向検知情報を用いて画像の方向を検知することで、画像の方向が「正立」の場合または「倒立」の場合のいずれの場合においても、方向検知情報のブロックのみを方向検知情報のブロックとして認識し、方向検知情報以外のブロックを方向検知情報のブロックと誤認識することはなく、180度単位の画像の方向を誤判しなくなる結果、画像を正しい方向で処理することが可能になる。
ところで、これまで実施例1に係る画像処理装置について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、実施例2に係る画像処理装置として、異なる実施例を説明する。
(1)方向検知情報
上記の実施例1では、方向検知情報として、隣接する2つのブロックで、かつ、互いに大小関係となる特徴量を有するペアブロックを用いた場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、隣接しない2つのブロックでもよい。
また、上記の実施例1では、特徴量として平均濃度を用いた場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、粒状度、彩度、濃度重心、分散等の画像から求められる他の特徴量を用いてもよい。
(2)方向検知情報の配置
上記の実施例1では、方向検知情報を、画像における中心点の対称となる領域内に複数個配置する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、中心点の対称となる少なくとも2つの領域内に1個ずつ配置してもよい。
また、上記の実施例1では、方向検知情報を、画像における上端部および下端部に配置する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図20に示すように、画像における中央部に配置してもよい。
この場合には、方向検知情報を、画像における中央部に配置するので、画像処理装置のエンコーダ側では、2つの方向検知情報を、連結した1つのものとして配置することができる結果、方向を検知するための方向検知情報に用いる原画像データを節約し、別情報の埋め込みに多くの原画像データを利用できるようになり、デコーダは、一つにまとまった少ない画像データで方向を判別することができ、これによって、画像を効率的に正しい方向で処理することが可能になる。
また、上記の実施例1では、方向検知情報を、画像における上端部および下端部に配置する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図21に示すように、画像における左端部および右端部に配置してもよい。
この場合には、方向検知情報を、画像における左端部および右端部に配置するので、画像処理装置のエンコーダ側では、原画像データの上端部および下端部に別情報(原画像データ内に人間には知覚できないように埋め込まれるコードなど)の埋め込みができない画像に対しても、方向検知情報を配置することが可能になり、デコーダが、これを検知することが可能になる。
また、上記の実施例1では、方向検知情報を、画像における上端部および下端部に配置する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図22に示すように、画像における四隅に配置してもよい。
この場合には、方向検知情報を、画像における四隅に配置するので、画像処理装置のエンコーダ側では、原画像データの上端部および下端部に別情報(原画像データ内に人間には知覚できないように埋め込まれるコードなど)の埋め込みができない画像や原画像データの左端部および右端部に別情報の埋め込みができない画像などに対しても、方向検知情報を配置することが可能になり、デコーダが、これを検知することが可能になる。
また、上記の実施例1では、方向検知情報を、画像における中心点の対称となる2つの位置に配置する場合を説明したが、図23に示すように、画像における2軸の対称となる少なくとも4つの位置に配置してもよい。
この場合には、方向検知情報を、画像における2軸の対称となる少なくとも4つの位置に配置するので、画像処理装置のデコーダは、画像の方向が「正立」の場合、「倒立」の場合、「右90度回転」の場合、または「左90度回転」の場合のいずれの場合においても、方向検知情報のブロックのみを方向検知情報のブロックとして認識し、方向検知情報以外のブロックを方向検知情報のブロックと語認識することはなく、90度単位の画像の方向を誤判しなくなる結果、画像を正しい方向で処理することが可能になる。
また、上記の実施例1では、方向検知情報を、画像における中心点の対称となる2つの位置に配置する場合を説明したが、図24に示すように、画像における3軸の対称となる少なくとも6つの位置に配置してもよい。
この場合には、方向検知情報を、画像における3軸の対称となる少なくとも6つの位置に配置するので、画像処理装置のデコーダは、画像の方向が「正立」の場合、「倒立」の場合、「右60度回転」の場合、「右120度回転」の場合、「左120度回転」の場合、または「左60度回転」の場合のいずれの場合においても、方向検知情報のブロックのみを方向検知情報のブロックとして認識し、方向検知情報以外のブロックを方向検知情報のブロックと誤認識することはなく、60度単位の画像の方向を誤判しなくなる結果、画像を正しい方向で処理することが可能になる。
(3)OCRなどの技術により画像を処理する場合
上記の実施例1では、原画像(主情報)内に人間には知覚できないような別情報(副情報)を埋め込み、この画像を取得した側で副情報を取り出すステガノグラフィーという技術に適用する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図25に示すように、OCR(Optical Character Reader)などの技術により画像を処理する場合にも本発明を同様に適用することができる。
そこで、以下では、OCR技術により画像を処理する場合を説明する。図25は、実施例2に係る画像処理装置の概要および特徴を説明するための図である。
この主たる特徴について説明すると、図25に示す、アルファベットの「T」を含む文書は、実施例2に係る画像処理装置のエンコーダ側の処理として、方向検知情報を配置された画像データである。この方向検知情報を配置された画像データは、スキャナなどによって画像処理装置のデコーダに読み込まれる(図25の(1)を参照)。図25の(1)の左図の場合、アルファベットの「T」を含む文書は、スキャナによって正立の方向で読み込まれているので、画像処理装置のデコーダは、画像の方向が「正立」の画像データを取得する。しかし、画像処理装置のデコーダは、取得した画像データの画像の方向が「正立」であることを、この段階では検知していない。一方、図25の(1)の右図の場合、アルファベットの「T」を含む文書は、スキャナによって倒立の方向で読み込まれているので、画像処理装置のデコーダは、画像の方向が「倒立」の画像データを取得する。しかし、画像処理装置のデコーダは、取得した画像データの方向が「倒立」であることを、この段階では検知していない。そして、画像処理装置のデコーダは、画像データをブロックに分割する(図25の(2)を参照)。
続いて、画像処理装置のデコーダは、画像データにおける上端部および下端部に複数個配置されている方向検知情報を用いて、画像データの画像の方向を検知する(図25の(3)を参照)。すなわち、本実施例においては、原画像データが「正立」であることを表す情報として「1」のビットを配置しているので、図25の(3)の左図では、画像処理装置のデコーダは、画像データにおける上端部および下端部に複数個配置されている「1」のビットを表すペアブロックを用いて、画像データの画像の方向が「正立」であることを検知する。一方、本実施例においては、原画像データが「倒立」であることを表す情報として「0」のビットを配置しているので、図25の(3)の右図では、画像処理装置のデコーダは、画像データにおける上端部および下端部に複数個配置されている「0」のビットを表すペアブロックを用いて、原画像データが「倒立」であることを検知する。ここで、画像処理装置のデコーダは、画像の方向が「正立」の場合または「倒立」の場合のいずれの場合においても、方向検知情報のブロックのみを方向検知情報のブロックとして認識し、方向検知情報以外のブロックを方向検知情報のブロックと誤認識することはない。
こうして、画像処理装置のデコーダは、図25の(4)の左図に示すように、画像データの画像の方向が「正立」の場合は、そのままOCR技術により、アルファベットの「T」と判別し、図25の(4)の右図に示すように、画像データの画像の方向が「倒立」の場合は、画像を反転してから、OCR技術により、アルファベットの「T」と判別する。
(4)プログラム
ところで、上記の実施例1で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図26および図27を用いて、上記の実施例1と同様の機能を有する画像処理プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図26は、エンコーダプログラムを実行するコンピュータを示す図であり、図27は、デコーダプログラムを実行するコンピュータを示す図である。
図26に示すように、エンコーダとしてのコンピュータ30は、キャッシュ31、RAM32、HDD33、ROM34およびCPU35をバス36で接続して構成される。ここで、ROM34には、上記の実施例1と同様の機能を発揮するエンコーダプログラム、つまり、図26に示すように、副情報埋め込みプログラム34aと方向検知情報配置プログラム34bとがあらかじめ記憶されている。
そして、CPU35は、これらのプログラム34aおよび34bを読み出して実行することで、図26に示すように、各プログラム34aおよび34bは、副情報埋め込みプロセス35aおよび方向検知情報配置プロセス35bとなる。なお、各プロセス35aおよび35bは、図4に示した、副情報埋め込み部151および方向検知情報配置部152にそれぞれ対応する。
また、HDD33には、図26に示すように、原画像データ記憶テーブル33a、副情報記憶テーブル33b、副情報埋め込み済画像データ記憶テーブル33c、および各種情報埋め込み済画像データ記憶テーブル33dが設けられる。なお、各テーブル33a、33b、33c、および33dは、図4に示した、原画像データ記憶部141、副情報記憶部142、副情報埋め込み済画像データ記憶部143、および各種情報埋め込み済画像データ記憶部144にそれぞれ対応する。
ところで、上記した各プログラム34aおよび34bについては、必ずしもROM34に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ30に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータ30の内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ30に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」に記憶させておき、コンピュータ30がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
次に、図27に示すように、デコーダとしてのコンピュータ40は、キャッシュ41、RAM42、HDD43、ROM44およびCPU45をバス46で接続して構成される。ここで、ROM44には、上記の実施例1と同様の機能を発揮するデコーダプログラム、つまり、図27に示すように、方向検知プログラム44aと副情報取り出しプログラム44bとがあらかじめ記憶されている。
そして、CPU45は、これらのプログラム44aおよび44bを読み出して実行することで、図27に示すように、各プログラム44aおよび44bは、方向検知プロセス45aおよび副情報取り出しプロセス45bとなる。なお、各プロセス45aおよび45bは、図13に示した、方向検知部251および副情報取り出し部252にそれぞれ対応する。
また、RAM42には、図27に示すように、方向検知情報記憶テーブル42aが設けられる。なお、テーブル42aは、図13に示した、方向検知情報記憶部242に対応する。
そして、HDD43には、図27に示すように、各種情報埋め込み済画像データ記憶テーブル43aおよび副情報記憶テーブル43bが設けられる。なお、テーブル43aおよび43bは、図13に示した、各種情報埋め込み済画像データ記憶部241および方向検知情報記憶部242にそれぞれ対応する。
ところで、上記した各プログラム44aおよび44bについては、必ずしもROM44に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ40に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータ40の内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ40に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」に記憶させておき、コンピュータ40がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(付記1)画像の方向を検知するための方向検知情報を当該画像内に配置する画像処理方法であって、
前記画像における中心点の対称となる少なくとも2つの位置に前記方向検知情報を配置する方向検知情報配置工程を含んだことを特徴とする画像処理方法。
(付記2)前記方向検知情報配置工程は、前記方向検知情報として、隣接する2つのブロックで、かつ、互いに大小関係となる特徴量を有するペアブロックを配置することを特徴とする付記1に記載の画像処理方法。
(付記3)前記方向検知情報配置工程は、前記方向検知情報を、前記画像における中心点の対称となる領域内に複数個配置することを特徴とする付記1または2に記載の画像処理方法。
(付記4)前記方向検知情報配置工程は、前記方向検知情報を、前記画像における上端部および下端部に配置することを特徴とする付記1、2または3に記載の画像処理方法。
(付記5)前記方向検知情報配置工程は、前記方向検知情報を、前記画像における中央部に配置することを特徴とする付記1、2または3に記載の画像処理方法。
(付記6)前記方向検知情報配置工程は、前記方向検知情報を、前記画像における左端部および右端部に配置することを特徴とする付記1、2または3に記載の画像処理方法。
(付記7)前記方向検知情報配置工程は、前記方向検知情報を、前記画像における四隅に配置することを特徴とする付記1、2または3に記載の画像処理方法。
(付記8)前記方向検知情報配置工程は、前記方向検知情報を、前記画像における2軸の対称となる少なくとも4つの位置に配置することを特徴とする付記1、2または3に記載の画像処理方法。
(付記9)前記方向検知情報配置工程は、前記方向検知情報を、前記画像における3軸の対称となる少なくとも6つの位置に配置することを特徴とする付記1、2または3に記載の画像処理方法。
(付記10)画像内に配置された方向を検知するための方向検知情報を用いて、当該画像の方向を検知する画像処理方法であって、
前記画像における中心点の対称となる少なくとも2つの位置に前記方向検知情報が配置された画像から、当該方向検知情報を用いて当該画像の方向を検知する方向検知工程を含んだことを特徴とする画像処理方法。
(付記11)前記方向検知工程は、前記方向検知情報として、隣接する2つのブロックで、かつ、互いに大小関係となる特徴量を有するペアブロックを用いて、前記画像の方向を検知することを特徴とするとする付記10に記載の画像処理方法。
(付記12)前記方向検知工程は、前記画像における中心点の対称となる領域内に複数個配置された前記方向検知情報を用いて、前記画像の方向を検知することを特徴とするとする付記10または11に記載の画像処理方法。
(付記13)前記方向検知工程は、前記画像における上端部および下端部に配置された前記方向検知情報を用いて、当該画像の方向を検知することを特徴とするとする付記10、11または12に記載の画像処理方法。
(付記14)前記方向検知工程は、前記画像における中央部に配置された前記方向検知情報を用いて、当該画像の方向を検知することを特徴とするとする付記10、11または12に記載の画像処理方法。
(付記15)前記方向検知工程は、前記画像における左端部および右端部に配置された前記方向検知情報を用いて、当該画像の方向を検知することを特徴とするとする付記10、11または12に記載の画像処理方法。
(付記16)前記方向検知工程は、前記画像における四隅に配置された前記方向検知情報を用いて、当該画像の方向を検知することを特徴とするとする付記10、11または12に記載の画像処理方法。
(付記17)前記方向検知工程は、前記画像における2軸の対称となる少なくとも4つの位置に配置された前記方向検知情報を用いて、当該画像の方向を検知することを特徴とするとする付記10、11または12に記載の画像処理方法。
(付記18)前記方向検知工程は、前記画像における3軸の対称となる少なくとも6つの位置に配置された前記方向検知情報を用いて、当該画像の方向を検知することを特徴とするとする付記10、11または12に記載の画像処理方法。
(付記19)画像の方向を検知するための方向検知情報を当該画像内に配置する画像処理装置であって、
前記画像における中心点の対称となる少なくとも2つの位置に前記方向検知情報を配置する方向検知情報配置手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
(付記20)画像内に配置された方向を検知するための方向検知情報を用いて、当該画像の方向を検知する画像処理装置であって、
前記画像における中心点の対称となる少なくとも2つの位置に前記方向検知情報が配置された画像から、当該方向検知情報を用いて当該画像の方向を検知する方向検知手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
(付記21)前記付記1に記載の画像処理方法によって生成された画像が印刷された印刷物。
(付記22)画像の方向を検知するための方向検知情報を当該画像内に配置する方法をコンピュータに実行させる画像処理プログラムであって、
前記画像における中心点の対称となる少なくとも2つの位置に前記方向検知情報を配置する方向検知情報配置手順をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
(付記23)画像内に配置された方向を検知するための方向検知情報を用いて、当該画像の方向を検知する方法をコンピュータに実行させる画像処理プログラムであって、
前記画像における中心点の対称となる少なくとも2つの位置に前記方向検知情報が配置された画像から、当該方向検知情報を用いて当該画像の方向を検知する方向検知手順をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
以上のように、本発明に係る画像処理方法、画像処理装置、および印刷物は、画像の方向を検知するための方向検知情報を当該画像内に配置する場合に有用であり、特に、画像を正しい方向で処理することに適する。
実施例1に係る画像処理装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係る画像処理装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係る画像処理装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係るエンコーダの構成を示すブロック図である。 原画像データを説明するための図である。 副情報埋め込み済画像データを説明するための図である。 各種情報埋め込み済画像データを説明するための図である。 実施例1に係る副情報埋め込み部の構成を示すブロック図である。 ブロックに分割した画像データを説明するための図である。 生成された印刷物を説明するための図である。 上端部および下端部に方向検知情報を配置した画像データを説明するための図である。 実施例1に係る方向検知情報配置部の構成を示すブロック図である。 実施例1に係るデコーダの構成を示すブロック図である。 実施例1に係る方向検知部の構成を示すブロック図である。 実施例1に係る副情報取り出し部の構成を示すブロック図である。 実施例1におけるエンコード処理の手順を示すフローチャートである。 実施例1における方向検知情報配置処理の手順を示すフローチャートである。 実施例1におけるデコード処理の手順を示すフローチャートである。 実施例1における方向検知処理の手順を示すフローチャートである。 中央部に方向検知情報を配置した画像データを説明するための図である。 左端部および右端部に方向検知情報を配置した画像データを説明するための図である。 四隅に方向検知情報を配置した画像データを説明するための図である。 2軸の対称となる位置に方向検知情報を配置した画像データを説明するための図である。 3軸の対称となる位置に方向検知情報を配置した画像データを説明するための図である。 実施例2に係る画像処理装置の概要および特徴を説明するための図である。 エンコーダプログラムを実行するコンピュータを示す図である。 デコーダプログラムを実行するコンピュータを示す図である。
符号の説明
10 エンコーダ
11 入力部
12 出力部
13 入出力制御IF部
14 記憶部
141 原画像データ記憶部
142 副情報記憶部
143 副情報埋め込み済画像データ記憶部
144 各種情報埋め込み済画像データ記憶部
15 制御部
151 副情報埋め込み部
151a ブロック分割部
151b ブロック抽出部
151c 平均化部
151d レジスタ
151e 比較部
151f エンコード部
152 方向検知情報配置部
152a ブロック抽出部
152b 平均化部
152c レジスタ
152d 比較部
152e エンコード部
20 デコーダ
21 入力部
22 出力部
23 入出力制御IF部
24 記憶部
241 各種情報埋め込み済画像データ記憶部
242 方向検知情報記憶部
243 副情報記憶部
25 制御部
251 方向検知部
251a 画像切出部
251b ブロック分割部
251c ブロック抽出部
251d 平均化部
251e レジスタ
251f カウント部
251g 判定部
252 副情報取り出し部
252a ブロック抽出部
252b 平均化部
252c レジスタ
252d 比較部
252e デコード部
30 エンコーダ(コンピュータ)
31 キャッシュ
32 RAM
33 HDD
34 ROM
35 CPU
36 バス
40 デコーダ(コンピュータ)
41 キャッシュ
42 RAM
43 HDD
44 ROM
45 CPU
46 バス

Claims (5)

  1. 画像の方向を検知するための方向検知情報を当該画像内に配置する画像処理方法であって、
    前記画像における中心点の対称となる少なくとも2つの位置に前記方向検知情報を配置する方向検知情報配置工程を含んだことを特徴とする画像処理方法。
  2. 画像内に配置された方向を検知するための方向検知情報を用いて、当該画像の方向を検知する画像処理方法であって、
    前記画像における中心点の対称となる少なくとも2つの位置に前記方向検知情報が配置された画像から、当該方向検知情報を用いて当該画像の方向を検知する方向検知工程を含んだことを特徴とする画像処理方法。
  3. 画像の方向を検知するための方向検知情報を当該画像内に配置する画像処理装置であって、
    前記画像における中心点の対称となる少なくとも2つの位置に前記方向検知情報を配置する方向検知情報配置手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  4. 画像内に配置された方向を検知するための方向検知情報を用いて、当該画像の方向を検知する画像処理装置であって、
    前記画像における中心点の対称となる少なくとも2つの位置に前記方向検知情報が配置された画像から、当該方向検知情報を用いて当該画像の方向を検知する方向検知手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  5. 前記請求項1に記載の画像処理方法によって生成された画像が印刷された印刷物。
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