JP2007197324A - 2,4,5−置換−1,3−アゾール誘導体 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、強力なシクロオキシゲナーゼ阻害作用を有する2,4,5−置換−1,3−アゾール誘導体およびその医薬用途に関するものである。
アラキドン酸がシクロオキシゲナーゼ(以下、COXと表記することがある。)の作用によりプロスタグランジンに代謝されることは広く知られている。このプロスタグランジンは炎症、発熱および疼痛の発生に関与していることが知られている。一般に非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)はアラキドン酸の代謝経路の中でシクロオキシゲナーゼを阻害し、炎症に関与するプロスタグランジン(主にプロスタグランジンG2、プロスタグランジンH2、プロスタグランジンE2)の生成を抑制することにより、消炎鎮痛作用に寄与し、炎症、発熱および疼痛の抑制のためにしばしば使用される。例えば、慢性関節リウマチ、リウマチ熱、変形性関節症、強直性脊椎炎、変形性脊椎症、頸肩腕症候群、関節周囲炎、結合織炎、急性中耳炎、症候性神経痛、膀胱炎、前立腺炎、歯槽骨膜炎、多形滲出性紅斑、結節性紅斑、術後疼痛、歯痛、関節痛、腰痛症、筋肉痛、ねんざ痛、打撲痛、痛風による痛み、頭痛、月経痛、痛風発作など、種々の疾患に対する治療薬として用いられる。
本発明者らは、新たな消炎鎮痛剤を創出すべく種々検討した結果、強力なシクロオキシゲナーゼ阻害作用を有する2,4,5−置換−1,3−アゾール誘導体を見出した。
本発明化合物に類似の化合物が、非特許文献1〜3および特許文献1〜3に開示されている。これらのなかで、特に非特許文献1および非特許文献2には本発明化合物に類似の式(Ih)
特許文献2の請求の範囲に本発明に類似の化合物が含まれるが、シクロオキシゲナーゼ阻害作用に関する記述はない。
その他、本発明化合物と類似の化合物が開示されている特許文献1は呈色試薬および多層分析用途に関するものであり、非特許文献3および特許文献3は色素用途に関するものであり、本発明を何ら示唆するものではない。
Arch. Pharm. (1953), 286, 13-19 Veroffentl. Wiss. Photolab. AGFA (Wolfen) (1961), 9, 133-149 Journal fuer Praktische Chemie (Leipzig) (1982), 324(6), 873-881 特開昭63−255659号公報
米国特許第5342851号明細書
DD150203(旧東ドイツ)
その他、本発明化合物と類似の化合物が開示されている特許文献1は呈色試薬および多層分析用途に関するものであり、非特許文献3および特許文献3は色素用途に関するものであり、本発明を何ら示唆するものではない。
Arch. Pharm. (1953), 286, 13-19 Veroffentl. Wiss. Photolab. AGFA (Wolfen) (1961), 9, 133-149 Journal fuer Praktische Chemie (Leipzig) (1982), 324(6), 873-881
本発明は、強力なシクロオキシゲナーゼ阻害作用を有する化合物を提供することを目的とする。
本発明は以下の発明を包含する。
(1)一般式(I)
(1)一般式(I)
Aは原子価結合、C1〜C6の二価非芳香族炭化水素基、C4〜C10の二価芳香族基またはC1〜C4のアルキレンオキシ−C4〜C10の二価芳香族基(ここで、二価芳香族基は一個または複数のフッ素原子または塩素原子で置換されていてもよい。)を表し、Bは、下式(Ia)〜(Iee)のいずれか一つを表し、
(2)XがOまたはSを表す前記(1)に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(3)Aが原子価結合、−(CH2)n−(n は1〜4の整数を表す。)、式(If)
(4)R1、R2、R3およびR4がそれぞれ、水素原子、フッ素原子、塩素原子、ヒドロキシル基、C1〜C6の非芳香族炭化水素基、C1〜C6のパーフルオロアルキル基、C1〜C6の非芳香族炭化水素−オキシ基、C1〜C6のパーフルオロアルキルオキシ基、−SO2R16(式中、R16はC1〜C6の非芳香族炭化水素基を表す。)、カルボキシル基、−SR17(式中、R17はC1〜C6の非芳香族炭化水素基を表す。)またはニトリル基を表す(ただしXがSの時は、R1、R2、R3およびR4が同時に水素原子となる化合物を除く。)前記(3)に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(5)R1、R2、R3およびR4がそれぞれ、水素原子、フッ素原子、塩素原子、ヒドロキシル基、メチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、トリフルオロメトキシ基、−SO2CH3、カルボキシル基、−SCH3またはニトリル基を表し(ただしXがSの時は、R1、R2、R3、R4が同時に水素原子となる化合物を除く。)、R8およびR13がそれぞれ、水素原子、メチル基、tert-ブチル基またはフェニル基を表し、R9およびR10がそれぞれ、水素原子、メチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、モノクロロメチル基、トリフルオロメチル基、−CH2COOH、−CH2OMe、3-フリル基または4-ピリジル基を表し、R11およびR12がそれぞれ、水素原子、フッ素原子、塩素原子、メチル基、−CH2COOHまたは−COOR15(式中、R15はC1〜C6の非芳香族炭化水素基を表す。)を表す前記(4)に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(6)Yは−CH=CH−を表し、実線と破線からなる二重線は二重結合を表す前記(5)に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(7)前記(1)〜(6)のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を含有する医薬組成物。
(8)前記(1)〜(6)のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を含有するシクロオキシゲナーゼ阻害剤。
(9)前記(1)〜(6)のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を含有する消炎鎮痛剤。
本発明の一般式(I)で表される2,4,5−置換−1,3−アゾール誘導体は、強力なシクロオキシゲナーゼ阻害作用を有し、消炎鎮痛剤として有用である。
式(I)
Aで表される「C1〜C6の二価非芳香族炭化水素基」とは、直鎖、分枝状、環状の炭素数1〜6の飽和または不飽和の二価非芳香族炭化水素基であり、例えば、−(CH2)n−(nは1〜6の整数を表す。)、−CHMe(CH2)n−(nは0〜4の整数を表し、置換の向きはどちらでもよい。)、シクロへキシレン基等の直鎖、分枝状、環状のアルキレン基;−(CH=CH)−(CH2)n−(nは0〜4の整数を表し、置換の向きはどちらでもよい。)、−(CMe=CH)−(CH2)n−(nは0〜3の整数を表し、置換の向きはどちらでもよい。)、シクロへキセニレン基等の直鎖、分枝状、環状のアルケニレン基;−C≡C−(CH2)n−(nは0〜4の整数を表し、置換の向きはどちらでもよい。)、−C≡C−(CH2)nCHMe−(nは0〜2の整数を表し、置換の向きはどちらでもよい。)等の直鎖、分枝状のアルキニレン基などが挙げられる。
Aで表される「C4〜C10の二価芳香族基」とは、ヘテロ原子を0〜1個含む炭素数4〜10の二価芳香族基であり、例えば、フェニレン基、ナフタレンジイル基等のアリーレン基;ピリジンジイル基、フランジイル基、チオフェンジイル基、ピロールジイル基等のヘテロアリーレン基などが挙げられる。
Aで表されるC1〜C4のアルキレンオキシ−C4〜C10の二価芳香族基とは、C1〜C4のアルキレンオキシ基とC4〜C10の二価芳香族基とが結合した二価の基である。該C1〜C4のアルキレンオキシ基におけるアルキレン基としては、好ましくは−(CH2)n−(nは1〜4の整数を表す。)が挙げられる。該二価芳香族基としては、一個または複数のフッ素原子または塩素原子で置換されていてもよい、ヘテロ原子を0〜1個含む炭素数4〜10の二価芳香族基であり、例えば、フェニレン基、フルオロフェニレン基、ナフタレンジイル基等のアリーレン基;ピリジンジイル基、フランジイル基、チオフェンジイル基、ピロールジイル基等のヘテロアリーレン基などが挙げられる。
Aとしては原子価結合、−(CH2)n−(nは1〜4の整数を表す。)、式(If)
Bは式(Ia)、(Iaa)、(Ibb)、(Ic)、(Icc)、(Id)、(Idd)、(Ie)または(Iee)で表されるが、(Ia)、(Iaa)、(Ibb)、(Icc)、(Idd)または(Iee)が好ましい。
R1、R2、R3、R4、R8、R9、R10、R11、R12で表される「ハロゲン原子」、およびR6、R7、R11、R12、R13で表されるハロゲン原子で置換されたC1〜C6の非芳香族炭化水素基における「ハロゲン原子」とはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子である。
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17で表される「C1〜C6の非芳香族炭化水素基」とは、直鎖、分枝状、環状の炭素数1〜6の飽和または不飽和の非芳香族炭化水素基であり、例えば、メチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、n-ペンチル基、n-へキシル基等の直鎖、分枝状のC1〜C6のアルキル基;シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のC3〜C6のシクロアルキル基;ビニル基、プロペニル基、ブテニル基等の直鎖、分枝状のC2〜C6のアルケニル基;シクロヘキセニル基等のシクロアルケニル基;アセチレン基、プロピレン基等のC2〜C6のアルキニル基などが挙げられる。
R1、R2、R3、R4、R6、R7、R8、R13で表される「1個または複数のハロゲン原子で置換されたC1〜C6の非芳香族炭化水素基」とは、前記「C1〜C6の非芳香族炭化水素基」の水素原子が1個または置換可能なかぎり任意の数だけ前記「ハロゲン原子」で置換されていてもよいことを表し、置換している前記「ハロゲン原子」は同一または異なっていてもよい。例えば、モノフルオロメチル基、モノクロロメチル基、トリフルオロメチル基、パーフルオロエチル基、パーフルオロn-ブチル基、パーフルオロtert-ブチル基、パーフルオロシクロヘキシル基、トリクロロメチル基、ジフルオロメチル基、クロロフルオロメチル基などが挙げられる。
R1、R2、R3、R4で表される「C1〜C6の非芳香族炭化水素−オキシ基」とは、ヒドロキシル基の水素原子が前記「C1〜C6の非芳香族炭化水素基」で置換された基であり、例えば、メトキシ基、エトキシ基、n-プロポキシ基、イソプロポキシ基、n-ブトキシ基、sec-ブトキシ基、tert-ブトキシ基、n-ペンチルオキシ基、n-へキシルオキシ基等の直鎖、分枝状のC1〜C6のアルキルオキシ基;シクロプロポキシ基、シクロブチルオキシ基、シクロペンチルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基等のC3〜C6のシクロアルキルオキシ基;ビニルオキシ基、プロペニルオキシ基、ブテニルオキシ基等の直鎖、分枝状のC2〜C6のアルケニルオキシ基;シクロヘキセニルオキシ基等のシクロアルケニルオキシ基などが挙げられる。
R1、R2、R3、R4で表される「1個または複数のハロゲン原子で置換されたC1〜C6の非芳香族炭化水素−オキシ基」とは、前記「C1〜C6の非芳香族炭化水素−オキシ基」の水素原子が1個または置換可能なかぎり任意の数だけ前記「ハロゲン原子」で置換されていてもよいことを表し、置換している前記「ハロゲン原子」は同一または異なっていてもよい。例えば、モノフルオロメトキシ基、モノクロロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、パーフルオロエトキシ基、パーフルオロn-ブトキシ基、パーフルオロtert-ブチルオキシ基、パーフルオロシクロヘキシルオキシ基、トリクロロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、クロロフルオロメトキシ基などが挙げられる。
R1、R2、R3、R4で表される「C1〜C6のパーフルオロアルキル基」とは、前記の直鎖、分枝状の「C1〜C6のアルキル基」または「C3〜C6のシクロアルキル基」の水素原子が全てフッ素原子で置換されていることを表し、例えば、トリフルオロメチル基、パーフルオロエチル基、パーフルオロn-ブチル基、パーフルオロtert-ブチル基、パーフルオロシクロヘキシル基などが挙げられる。
R1、R2、R3、R4で表される「C1〜C6のパーフルオロアルキルオキシ基」とは、前記の直鎖、分枝状の「C1〜C6のアルキルオキシ基」または「C3〜C6のシクロアルキルオキシ基」の水素原子が全てフッ素原子で置換されていることを表し、例えば、トリフルオロメトキシ基、パーフルオロエトキシ基、パーフルオロn-ブトキシ基、パーフルオロtert-ブチルオキシ基、パーフルオロシクロヘキシルオキシ基などが挙げられる。
R1、R2、R3、R4としては、水素原子、フッ素原子、塩素原子、ヒドロキシル基、メチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、トリフルオロメトキシ基、−SO2CH3、カルボキシル基、−SCH3またはニトリル基が好ましい。ただし、XがSの時は、少なくともいずれか一つは水素原子でない。
R6、R7としては、メチル基、トリフルオロメチル基が好ましく、とりわけメチル基が好ましい。
R5、R14、R15、R16、R17としては、メチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、tert-ブチル基、シクロヘキシル基が好ましく、とりわけメチル基およびエチル基が好ましい。
R8、R9、R10、R11、R12、R13で表される「C4〜C10の芳香族基」とは、ヘテロ原子を0〜1個含む炭素数4〜10の芳香族基であり、例えば、フェニル基、フリル基、ピリジル基、チエニル基、ピロリル基、ナフチル基などが挙げられる。
R9、R10、R11、R12で表される「1個のハロゲン原子で置換されたメチル基」とは、モノフルオロメチル基、モノクロロメチル基、モノブロモメチル基、モノヨードメチル基である。
R9、R10、R11、R12で表される「2個以上のハロゲン原子で置換されたC1〜C6のアルキル基」とは、前記の直鎖、分枝状の「C1〜C6のアルキル基」または「C3〜C6のシクロアルキル基」の水素原子が前記「ハロゲン原子」で2個以上であればいくつ置換されていてもよく、置換している前記「ハロゲン原子」は同一または異なっていてもよい。例えば、トリフルオロメチル基、パーフルオロエチル基、パーフルオロn-ブチル基、パーフルオロtert-ブチル基、パーフルオロシクロヘキシル基、トリクロロメチル基、ジフルオロメチル基、クロロフルオロメチル基などが挙げられる。
R8、R13としては、水素原子、メチル基、tert-ブチル基またはフェニル基が好ましい。
R9、R10としては、水素原子、メチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、モノクロロメチル基、トリフルオロメチル基、−CH2COOH、−CH2OCH3、3-フリル基または4-ピリジル基が好ましい。
R9、R10としては、水素原子、メチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、モノクロロメチル基、トリフルオロメチル基、−CH2COOH、−CH2OCH3、3-フリル基または4-ピリジル基が好ましい。
R11、R12としては、水素原子、フッ素原子、塩素原子、メチル基、−CH2COOH、−COOCH3または−COOC2H5が好ましい。
YはO、S、−CH2CH2−または−CH=CH−を表すが、S、−CH2CH2−または−CH=CH−を表すのが好ましい。
実線と破線からなる二重線は単結合または二重結合を表す。
本発明化合物中、互変異性体がある場合には、それぞれの互変異性体および両互変異性体の混合物のいずれもが本発明に包含されるものである。
本明細書中でいう互変異性体とは、例えばBが、式(IIa)
本発明化合物中、互変異性体がある場合には、それぞれの互変異性体および両互変異性体の混合物のいずれもが本発明に包含されるものである。
本明細書中でいう互変異性体とは、例えばBが、式(IIa)
本発明化合物中、不斉炭素が存在する場合にはそれぞれの鏡像異性体および両鏡像異性体の混合物のいずれもが本発明に包含されるものである。
本発明化合物中、立体異性体が存在する場合にはそれぞれの立体異性体および両立体異性体の混合物のいずれもが本発明に包含されるものである。
薬学的に許容される塩は本発明の場合、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩、臭化水素塩等の無機酸塩、シュウ酸塩、マロン酸塩、クエン酸塩、フマル酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、アスコルビン酸塩、メタンスルホン酸塩等の有機酸塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩などの無機塩基塩およびメチルアミン塩、ジエチルアミン塩、トリエチルアミン塩、トリエタノールアミン塩、エチレンジアミン塩、グアニジン塩等の有機塩基塩が挙げられる。なかでも無機塩基塩が好ましく、とりわけナトリウム塩、カリウム塩が好ましい。
ナトリウム塩などの無機塩基塩は、エノールフォームを形成した時、例えば式(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)のような時、生じた水酸基と共に塩基塩を形成する。例えば(IIIa)のナトリウム塩の場合、式
本発明の一般式(I)の化合物のうち、好ましい具体例を表1から表6に示す。これらは本発明を限定するものではない。
次に本発明化合物(I)またはその塩の製造法について述べる。以下の製法説明は本発明化合物(I)のみならず、その塩にも適用されるが、以下の説明では単に本発明化合物(I)と略称することもある。
式(I)においてBが(Iaa)を表す化合物の中で、具体的にはAが原子価結合を表し、実線と破線からなる二重線が二重結合を表し、Yが−CH=CH−を表す化合物(I-Iaa)
[反応工程式1]
化合物(IVa)と化合物(IVb)またはその塩との反応は、反応を阻害しない溶媒中もしくは無溶媒下で行うことができ、中間体(IVc)を合成することができる。本反応において化合物(IVb)またはその塩に対して化合物(IVa)を1から5倍量(モル比)反応させるのが好ましく、1から2倍量(モル比)反応させるのがより好ましい。反応を阻害しない溶媒としては、例えば、メタノール、エタノールなどのアルコール類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、アセトニトリルなどのニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、酢酸エチルなどのエステル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類などが用いられる。これらの溶媒は一種のみを用いてもよく、二種以上を適当な割合で混合して用いてもよい。反応温度は−10から100℃が好ましく、0〜60℃がより好ましい。反応時間は0.5から24時間が好ましく、0.5から12時間がより好ましい。
中間体(IVc)と化合物(IVd)との反応は、反応を阻害しない溶媒中もしくは無溶媒下で行うことができ、中間体(IVe)を合成することができる。化合物(IVd)において、Zはハロゲン原子を表すが、塩素原子、臭素原子が好ましい。本反応において中間体(IVc)に対して化合物(IVd)を1から5倍量(モル比)反応させるのが好ましく、1から2倍量(モル比)反応させるのがより好ましい。反応を阻害しない溶媒としては、例えば、メタノール、エタノールなどのアルコール類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、アセトニトリルなどのニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、酢酸エチルなどのエステル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類などが用いられる。これらの溶媒は一種のみを用いてもよく、二種以上を適当な割合で混合して用いてもよい。また、中間体(IVc)を合成する工程と同一溶媒でそのまま反応させてもよいし、異なる溶媒であってもよい。反応温度は−10から100℃が好ましく、0〜60℃がより好ましい。反応時間は0.5から24時間が好ましく、0.5から12時間がより好ましい。
中間体(IVe)の環化反応は、アンモニアの酸性塩存在下に酸溶媒中、もしくはアンモニアの酸性塩および酸存在下に反応を阻害しない溶媒中で行うことができ、化合物(I-Iaa)を合成することができる。本反応において中間体(IVe)に対してアンモニアの酸性塩を1から100倍量(モル比)反応させるのが好ましく、1から20倍量(モル比)反応させるのがより好ましい。アンモニア酸性塩としては、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩、クエン酸塩、酢酸塩、メタンスルホン酸塩などが用いられる。酸溶媒としては、例えば、酢酸などのカルボン酸類、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸などのスルホン酸類などが用いられる。酸としては、塩酸、酢酸、p-トルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸などが用いられる。反応を阻害しない溶媒としては、例えば、メタノール、エタノールなどのアルコール類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、アセトニトリルなどのニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、酢酸エチルなどのエステル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類などが用いられる。これらの溶媒は一種のみを用いてもよく、二種以上を適当な割合で混合して用いてもよい。また、中間体(IVe)を合成する工程と同一溶媒でそのまま反応させてもよいし、異なる溶媒であってもよい。反応温度は−10から200℃が好ましく、0〜150℃がより好ましい。反応時間は0.5から48時間が好ましく、0.5から24時間がより好ましい。
本反応の生成物はそれぞれ単一の化合物として、または混合物として製造されてもよい。また、本反応における生成物である化合物(I-Iaa)の互変異性体も同様の方法で製造され、それぞれ単一の化合物として、または混合物として製造されてもよい。また、化合物(I-Iaa)は当業者には既知の方法、例えばArch. Pharm. (1953), 286, 13-19頁、Veroffentl. Wiss. Photolab. AGFA (Wolfen) (1961), 9, 133-149頁またはJ. Indian. Chem. Soc., (1989), 66, 282頁およびJ. Indian. Chem. Soc., (1997), 74, 206頁に記載されている方法、もしくはそれに準ずる方法でも製造することができる。
化合物(IVd)は市販されているものはそれを用い、市販されていないものは、式(IVf)
化合物(IVf)は市販されているものはそれを用い、市販されていないものは、式(IVg)
本反応工程式における化合物(IVa)、(IVb)はそれ自体公知であるか当業者には既知の方法および/またはそれらの組み合わせにより製造することができる。
化合物(I-Iaa)においてXがOで表される化合物、すなわち式(I-Iaa-O)
[反応工程式2]
化合物(IVk)とヒドラジン一水和物との反応は、反応を阻害しない溶媒中もしくは無溶媒下で行うことができ、中間体(IVl)を合成することができる。本反応において化合物(IVk)に対してヒドラジン一水和物を1から1000倍量(モル比)反応させるのが好ましく、1から100倍量(モル比)反応させるのがより好ましい。反応を阻害しない溶媒としては、例えば、メタノール、エタノールなどのアルコール類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、アセトニトリルなどのニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類などが用いられる。これらの溶媒は一種のみを用いてもよく、二種以上を適当な割合で混合して用いてもよい。反応温度は0から150℃が好ましく、25〜100℃がより好ましい。反応時間は0.25から24時間が好ましく、0.25から6時間がより好ましい。
化合物(IVl)と化合物(IVa)の反応は、有機酸のナトリウム塩存在下に酸溶媒中、もしくは有機酸のナトリウム塩および酸存在下に反応を阻害しない溶媒中で行うことができ、化合物(I-Iaa-O)を合成することができる。本反応において化合物(IVl)に対して化合物(IVa)を1から5倍量(モル比)反応させるのが好ましく、1から2倍量(モル比)反応させるのがより好ましい。該有機酸のナトリウム塩は化合物(IVl)に対して1から100倍量(モル比)反応させるのが好ましく、1から20倍量(モル比)反応させるのがより好ましい。有機酸のナトリウム塩としては、酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、メタンスルホン酸ナトリウムなどが用いられる。酸溶媒としては、例えば、酢酸、トリフルオロ酢酸などのカルボン酸類、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸などのスルホン酸類などが用いられる。酸としては、塩酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸などが用いられる。反応を阻害しない溶媒としては、例えば、メタノール、エタノールなどのアルコール類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、アセトニトリルなどのニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類などが用いられる。これらの溶媒は一種のみを用いてもよく、二種以上を適当な割合で混合して用いてもよい。反応温度は0から200℃が好ましく、50〜150℃がより好ましい。反応時間は0.5から24時間が好ましく、0.5から12時間がより好ましい。
本反応の生成物はそれぞれ単一の化合物として、または混合物として製造されてもよい。また、本反応における生成物である化合物(I-Iaa-O)の互変異性体も同様の方法で製造され、それぞれ単一の化合物として、または混合物として製造されてもよい。また、化合物(I-Iaa-O)は反応工程式3に示す方法でも合成することができる。
化合物(IVk)は当業者には既知の方法、例えばJ. Org. Chem. USSR(Engl Trasl), 9, 2206-2208 (1973)やHelv. Chim. Acta. 60, 342-347 (1977)およびChem. Ber.,92, 1928-1934 (1959)に記載の方法によって製造することができる。また、本反応工程式におけるヒドラジン一水和物および化合物(IVa)は、それ自体公知であるか当業者には既知の方法および/またはそれらの組み合わせにより製造することができる。
次に、式(IVm)
[反応工程式3]
化合物(IVkk)と化合物(IVp)との反応は、塩基の存在下または非存在下に、反応を阻害しない溶媒中もしくは無溶媒下で行うことができる。本反応において化合物(IVkk)に対して化合物(IVp)を1から5倍量(モル比)反応させるのが好ましく、1から2倍量(モル比)反応させるのがより好ましい。該塩基としては、例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸セシウム、水酸化ナトリウム、水素化ナトリウムなどの無機塩基、トリエチルアミン、ピリジン、ジイソプロピルエチルアミン、ジメチルアミノピリジンなどの有機塩基などを用いることができ、とりわけ炭酸カリウム、炭酸セシウムなどの無機塩基が好ましく用いられる。塩基を存在させる場合の使用量は、化合物(IVkk)に対して、0.5から5倍量(モル比)が好ましく、0.9から2倍量(モル比)がより好ましい。化合物(IVkk)と化合物(IVp)との反応に用いられる反応を阻害しない溶媒としては、例えば、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、アセトニトリルなどのニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類などが用いられる。これらの溶媒は一種のみを用いてもよく、二種以上を適当な割合で混合して用いてもよい。反応温度は0から150℃が好ましく、50〜100℃がより好ましい。反応時間は0.25から48時間が好ましく、1から24時間がより好ましい。
本反応における生成物である化合物(IVm)、(IVn)および(IVo)はそれぞれ単一の化合物として、または混合物として製造されてもよい。また、化合物(IVm)および(IVo)の互変異性体も同様の方法で製造され、それぞれ単一の化合物として、または混合物として製造されてもよい。
化合物(IVp)はそれ自体公知であるか当業者には既知の方法および/またはそれらの組み合わせにより製造することができる。
式(IVq)
[反応工程式4]
化合物(IVt)と化合物(IVp)との反応は、Gが塩素原子、臭素原子または沃素原子の場合は、塩基の存在下または非存在下に、Gがヒドロキシル基の場合はトリフェニルホスフィン/ジイソプロピルアゾジカルボキシラートの存在下または非存在下に、反応を阻害しない溶媒中もしくは無溶媒下で行うことができる。本反応において化合物(IVt)に対して化合物(IVp)を1から5倍量(モル比)反応させるのが好ましく、1から2倍量(モル比)反応させるのがより好ましい。該塩基としては、例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸セシウム、水酸化ナトリウム、水素化ナトリウムなどの無機塩基、トリエチルアミン、ピリジン、ジイソプロピルエチルアミン、ジメチルアミノピリジンなどの有機塩基などを用いることができ、とりわけ炭酸カリウム、炭酸セシウムなどの無機塩基が好ましく用いられる。塩基を存在させる場合の使用量は、化合物(IVp)に対して、0.5から10倍量(モル比)が好ましく、0.9から5倍量(モル比)がより好ましい。化合物(IVt)と化合物(IVp)との反応に用いられる反応を阻害しない溶媒としては、例えば、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、アセトニトリルなどのニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類などが用いられる。これらの溶媒は一種のみを用いてもよく、二種以上を適当な割合で混合して用いてもよい。反応温度はGが塩素原子、臭素原子または沃素原子の場合は、0から150℃が好ましく、50〜100℃がより好ましく、Gがヒドロキシル基の場合は−10から100℃が好ましく、−10〜50℃がより好ましい。反応時間は0.25から24時間が好ましく、1から12時間がより好ましい。
本反応における生成物である化合物(IVq)、(IVr)および(IVs)はそれぞれ単一の化合物として、または混合物として製造されてもよい。また、化合物(IVq)および(IVs)の互変異性体も同様の方法で製造され、それぞれ単一の化合物として、または混合物として製造されてもよい。
化合物(IVt)は当業者には既知の方法、例えばJ. Org. Chem., 25, 1151, (1960)や J. Chem. Soc., 4823, (1952)に記載の方法またはこれに準ずる方法および/または他の当業者には既知の方法の組み合わせで製造することができる。
式(I)においてBが(Ia)、(Ic)、(Id)、(Ie)で表される化合物はBが(Iaa)、(Icc)、(Idd)、(Iee)で表される化合物をそれぞれ当業者には既知の方法により還元するか、もしくは中間体、例えば中間体(IVe)を当業者には既知の方法により還元後、環化することにより製造することができる。
式(IVu)
[反応工程式5]
式(IVx)で表される化合物は、式(IVw)で表される化合物から当業者には既知の方法、すなわちアルドール反応それに続く脱水反応および水素添加による還元により合成できる。式(IVu)で表される化合物は、式(IVx)で表される化合物から種々のヒドラジン誘導体と当業者には既知の方法、例えばSynth Commun. 20, (20), 3213-3218 (1990)に記載の方法またはこれに準ずる方法により合成できる。
式(IVy)で表される化合物は、式(IVw)で表される化合物から当業者には既知の方法、すなわちアルドール反応および酸化反応により合成できる。式(IVu)、(IVv)で表される化合物は、それぞれ式(IVx)、(IVy)で表される化合物から種々のヒドラジン誘導体と当業者には既知の方法、例えばSynth Commun. 20, (20), 3213-3218 (1990)に記載の方法またはこれに準ずる方法により合成できる。
本反応工程式における生成物はそれぞれ単一の化合物として、または混合物として製造されてもよい。また、本反応工程式における生成物である化合物(IVu)および(IVv)の互変異性体も同様の方法で製造され、それぞれ単一の化合物として、または混合物として製造されてもよい。
化合物(IVw)で表される化合物は、当業者には既知の方法、例えばJ. Chem. Soc., 4823, (1952)に記載の方法またはそれに準ずる方法および/または他の当業者には既知の方法および/またはそれらの組み合わせにより製造することができる。また、本反応工程式で用いる他の試薬は、それ自体公知であるか当業者には既知の方法および/またはそれらの組み合わせにより製造することができる。
式(IVz)
[反応工程式6]
反応工程式6において、各反応とも当業者には既知の方法であり、保護基Pとしては、ベンジル基、アセチル基、tert-ブチルカーバメート基が挙げられるが、とりわけtert-ブチルカーバメート基が好ましい。
本反応工程式における生成物はそれぞれ単一の化合物として、または混合物として製造されてもよい。また、本反応工程式における生成物である化合物(IVz)および(Va)の互変異性体も同様の方法で製造され、それぞれ単一の化合物として、または混合物として製造されてもよい。
化合物(Vb)は当業者には既知の方法、例えば、J. Chem. Soc., 4823 (1952)およびJ. Org. Chem., 25, 1151 (1960) に記載の方法で得ることができる。また、本反応工程式で用いる他の試薬はそれ自体公知であるか当業者には既知の方法および/またはそれらの組み合わせにより製造することができる。
本発明化合物のうち、置換基R1、R2、R3、R4、R9、R10、R11、R12にカルボキシル基を含む化合物は、カルボン酸エステルとして、反応工程式1から6のいずれかの方法に従って合成され、最後に当業者には既知の方法により加水分解することによって得ることができる。
本発明化合物の塩は、当業者には既知の方法により塩化することによって得ることができる。
本明細書中の各反応において、反応生成物は、反応混合物から自体公知の手段、例えば抽出、濃縮、中和、濾過、結晶化、再結晶、常圧下または減圧下における蒸留、シリカゲルを用いた高速液体クロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、あるいはカラムクロマトグラフィーまたは洗浄などの手段を用いることによって、単離、精製することができる。精製は各反応ごとに行ってもよいし、いくつかの反応終了後に行ってもよい。
次に薬理試験法について述べる。
本発明化合物のCOX-1阻害活性の測定には、精製したCOX-1やCOX-1を含有する細胞、血液等を試験材料として用いる。試験材料として、例えば血小板を用いる場合は、アラキドン酸やイオノフォア等で刺激し、産生されたTXB2量をCOX-1活性の指標とすることができる。TXB2の定量には、RIA法もしくはEIA法を用いるが、これには限定されない。
本発明化合物のCOX-1阻害活性の測定には、精製したCOX-1やCOX-1を含有する細胞、血液等を試験材料として用いる。試験材料として、例えば血小板を用いる場合は、アラキドン酸やイオノフォア等で刺激し、産生されたTXB2量をCOX-1活性の指標とすることができる。TXB2の定量には、RIA法もしくはEIA法を用いるが、これには限定されない。
本発明による化合物は医薬として使用することができる。例えば、本発明化合物はシクロオキシゲナーゼ阻害作用を有しているため消炎鎮痛作用が期待でき、慢性関節リウマチ、リウマチ熱、変形性関節症、強直性脊椎炎、変形性脊椎症、頸肩腕症候群、関節周囲炎、結合織炎、急性中耳炎、症候性神経痛、膀胱炎、前立腺炎、歯槽骨膜炎、多形滲出性紅斑、結節性紅斑、術後疼痛、歯痛、症候性神経痛、関節痛、腰痛症、筋肉痛、ねんざ痛、打撲痛、痛風による痛み、頭痛、月経痛、痛風発作などに対する治療に使用することができる。
本発明の化合物は単独で投与することができるが、しかしながら一般的には薬剤の形、すなわち、有効物質と適当な医薬担体または希釈剤との混合物として投与される。化合物または薬剤は経口投与または非経口投与することができるが、経口投与の方が望ましい。
本明細書でいう、本発明化合物を有効成分とする薬剤とは、次のようなものがあるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明化合物に対して1当量または2当量のα-、β-、γ-シクロデキストリン、HP-β-シクロデキストリンまたはスルホニルブチルシクロデキストリンあるいはこれらの混合物を加えることによってシクロデキストリン包接化合物を得ることができる。これにより、安定性が増大し、また水溶性が大きくなるため、薬剤として使用する際、合理的である。
薬剤の種類および医薬担体あるいは希釈剤の種類は所望の投与方法によって変化する。経口剤は例えば錠剤またはカプセルとすることができ、例えば、シロップ、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アラビアゴム、ゼラチン、ソルビット、トラガントゴム、またはポリビニルピロリドンのような結合剤、例えば乳糖、しょ糖、トウモロコシデンプン、リン酸カルシウム、ソルビット、結晶セルロース、またはグリセリンのような充填剤、例えばステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレングリコールまたは酸化ケイ素のような滑沢剤、例えばデンプン、カルボキシメチルセルロースNaのような崩壊剤、例えばラウリン硫酸ナトリウムのような湿潤剤のような常用の賦形剤を含んでいることができる。経口液体製剤は水性または油性の懸濁液、溶液、エマルジョン、シロップ、エリキシルまたはスプレー等とすることができ、あるいはまたは乾燥粉剤として水またはその他の適当な担体で再溶解するようにすることもできる。このような液体製剤は常用の添加剤、例えば懸濁化剤、甘味剤、希釈剤または乳化剤を含んでいることもできる。非経口投与には溶液または懸濁液に常用の医薬担体を加えればよい。
投与量は、年齢、体重、症状、治療効果、投与方法、処理時間等により異なる。通常、成人一人あたり、一回につき、1mgから1000mgの範囲で一日一回から数回経口投与されるか、または成人一人あたり、一回につき100μgから100mgの範囲で、一日一回から数回非経口投与されるか、または、一日1時間から24時間の範囲で静脈内に持続投与される。もちろん前記したように、投与量は種々の条件により変動するので、前記投与量より少ない量で充分な場合もあるし、また範囲を超えて投与の必要な場合もある。
以下、参考例および実施例によって本発明を詳述するが、本発明はこれらに限定されるものではない。クロマトグラフィーによる分離の箇所に示されるカッコ内の溶媒は溶出溶媒を示し、割合は体積を表す。NMRの箇所に示されているカッコ内の溶媒は、測定に使用した溶媒を示している。
400 MHz NMRスペクトルは、日本電子製JNM-AL400型核磁気共鳴装置を用いて測定した。ケミカルシフトはテトラメチルシランを基準として、δ(単位:ppm)で表し、シグナルはそれぞれs(一重線)、d(二重線)、t(三重線)、q(四重線)、m(多重線)、br(幅広)で表した。ESI-MSスペクトルは、Waters社製Micromass ZQ2Kを用い測定した。溶媒は全て市販のものを用いた。シリカゲルカラムクロマトグラフィーでは、Merck社製Silica gel 60 1.090385.9025 (230-400 mesh)を用いた。
参考例1
1-(4-クロロフェニル)-2-(4-(メチルチオ)フェニル)エタノン(57)
1-(4-クロロフェニル)-2-(4-(メチルチオ)フェニル)エタノン(57)
1H-NMR(400MHz,CDCl3) δ: 7.93 (2H, d, J=8.3Hz), 7.43 (2H, d, J=8.5 Hz), 7.22 (2H, d, J=8.3Hz), 7.16 (2H, d, J=7.0Hz), 4.21 (2H, s), 2.46 (3H, s).
参考例1と同様の方法で表7記載の化合物57から73を合成した。
参考例2
2-(4-メトキシカルボニルベンゾイル)-フェニル酢酸メチル(74)
2-(4-メトキシカルボニルベンゾイル)-フェニル酢酸メチル(74)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 8.07 (2H, d, J=8.5 Hz), 7.99 (2H, d, J=8.5 Hz), 7.36-7.38 (5H, m), 5.61 (1H, s), 3.93 (3H, s), 3.77 (3H, s).
参考例3
4-フェニルアセチル安息香酸メチル(75)
4-フェニルアセチル安息香酸メチル(75)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 8.11 (2H, m), 8.05 (2H, m), 7.24-7.36 (5H, m), 4.31 (2H, s), 3.95 (3H, s).
参考例4
1-(4-メトキシフェニル)-2-(4-メチルスルホニルフェニル)エタノン(76)
1-(4-メトキシフェニル)-2-(4-メチルスルホニルフェニル)エタノン(76)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.99 (2H, d, J=9.0 Hz), 7.91 (2H, d, J=8.3 Hz), 7.47 (2H, d, J=8.3 Hz), 6.97 (2H, d, J=9.0 Hz), 4.35 (2H, s), 3.89 (3H, s), 3.05 (3H, s).
参考例5
2-ブロモ-1-(4-クロロフェニル)-2-(4-(メチルチオ)フェニル)エタノン(77)
2-ブロモ-1-(4-クロロフェニル)-2-(4-(メチルチオ)フェニル)エタノン(77)
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.92 (2H, d, J=8.5Hz), 7.44-7.40 (4H, m), 7.22 (2H, d, J=8.6Hz), 6.28 (1H, s), 2.47 (3H, s).
参考例5と同様にして、表8記載の化合物77から103を合成した。
実施例1
1-(4-(4-クロロフェニル)-5-p-トリルチアゾール-2-イル)-3-メチル-1H-ピラゾール-5(4H)-オン(1)
1-(4-(4-クロロフェニル)-5-p-トリルチアゾール-2-イル)-3-メチル-1H-ピラゾール-5(4H)-オン(1)
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.49 (1H,s), 7.52 (2H, d, J=8.5Hz), 7.42 (2H, d, J=8.5Hz), 7.26 (2H, d, J=8.2Hz), 7.22 (2H, d, J=8.2Hz), 5.27 (1H, s), 2.33 (3H, s), 2.23(3H, s).
IR (KBr, cm-1): 2919, 1627, 1509, 1392, 1363, 1315, 1185, 1091, 1016, 993, 831, 813, 770, 698.
EI-MS m/e 382 (M+1).
実施例1と同様にして、表9記載の化合物を合成した。
実施例2
ナトリウム1-(4-(4-クロロフェニル)-5-p-トリルチアゾール-2-イル)-3-メチル-1H-ピラゾール-5-オレート(107)
ナトリウム1-(4-(4-クロロフェニル)-5-p-トリルチアゾール-2-イル)-3-メチル-1H-ピラゾール-5-オレート(107)
表9記載の化合物(ただし、化合物104, 105, 106は除く)は同様にしてナトリウム塩とした。
実施例3
2-(1-(4-(4-クロロフェニル)-5-p-トリルチアゾール-2-イル)-5-オキソ-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾール-3-イル)酢酸(21)
2-(1-(4-(4-クロロフェニル)-5-p-トリルチアゾール-2-イル)-5-オキソ-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾール-3-イル)酢酸(21)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 12.73 (1H, br), 7.53 (2H, d, J=8.5 Hz), 7.42 (2H, d, J=8.5 Hz), 7.27 (2H, d, J=8.3 Hz), 7.23 (2H, d, J=8.3 Hz), 5.42 (1H, br), 3.63 (2H, br), 2.33 (3H, s).
IR (KBr, cm-1): 3457, 3169, 1698, 1522, 1486, 1384, 1238.
実施例4
4-(2-(3-メチル-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラゾール-1-イル)-5-フェニルチアゾール-4-イル)安息香酸(19)
4-(2-(3-メチル-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラゾール-1-イル)-5-フェニルチアゾール-4-イル)安息香酸(19)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 12.99 (1H, br), 12.54 (1H, br), 7.89 (2H, d, J=8.5 Hz), 7.62 (2H, d, J=8.5 Hz), 7.42-7.36 (5H, m), 5.29 (1H, br), 2.25 (3H, s).
IR (KBr, cm-1): 3435, 1684, 1608, 1522, 1281.
実施例5
2-(1-(4-(4-クロロフェニル)-5-p-トリルチアゾール-2-イル)-3-メチル-5-オキソ-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾール-4-イル)酢酸(24)
2-(1-(4-(4-クロロフェニル)-5-p-トリルチアゾール-2-イル)-3-メチル-5-オキソ-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾール-4-イル)酢酸(24)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.36 (2H, d, J=8.5 Hz), 7.25 (2H, d, J=8.5 Hz), 7.20 (2H, d, J=8.0 Hz), 7.14 (2H, d, J=8.0 Hz), 3.41 (2H, s), 2.36 (3H, s), 2.19 (3H, s).
IR (KBr, cm-1): 3410, 1713, 1644, 1634, 1504.
参考例6
エチル3-(2-(4-(4-クロロフェニル)-5-p-トリルチアゾール-2-イル)ヒドラジニル)ブタノエート(108)
エチル3-(2-(4-(4-クロロフェニル)-5-p-トリルチアゾール-2-イル)ヒドラジニル)ブタノエート(108)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.39 (2H, d, J=8.5 Hz), 7.21 (2H, d, J=8.5 Hz), 7.16 (2H, d, J=8.3 Hz), 7.09 (2H, d, J=8.3 Hz), 4.16 (2H, q, J=7.1Hz), 3.45 (1H, m), 2.55 (1H, dd, J=7.3, 15.9 Hz), 2.44 (1H, dd, J=5.4, 15.9 Hz), 2.34 (3H, s), 1.26 (3H, t, J=7.1 Hz), 1.21 (3H, d, J= 7.1 Hz).
実施例6
2-(4-(4-クロロフェニル)-5-p-トリルチアゾール-2-イル)-5-メチルピラゾリジン-3-オン(41)
2-(4-(4-クロロフェニル)-5-p-トリルチアゾール-2-イル)-5-メチルピラゾリジン-3-オン(41)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.46 (2H, d, J=8.5 Hz), 7.23 (2H, d, J=8.5 Hz), 7.21 (2H, d, J=8.0 Hz), 7.12 (2H, d, J=8.0 Hz), 5.19 (1H, br), 3.99 (1H, m), 2.93 (1H, dd, J=7.1, 16.8 Hz), 2.57 (1H, dd, J=9.5, 16.8 Hz), 2.36 (3H, s), 1.44 (3H, d, J=6.3 Hz).
IR (KBr, cm-1): 3261, 1698, 1513.
参考例7
4,5-ジフェニルオキサゾール-2(3H)-オン(109)
4,5-ジフェニルオキサゾール-2(3H)-オン(109)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 11.34 (1H, br), 7.48-7.44 (5H, m), 7.37-7.30 (5H, m).
IR (KBr, cm-1): 3367, 1749.
参考例8
4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2(3H)-オン(110)
4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2(3H)-オン(110)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 7.38 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.30 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.00 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.93 (2H, d, J=8.8 Hz), 3.79 (3H, s), 3.76 (3H, s).
参考例9
2-クロロ-4,5-ジフェニルオキサゾール(111)
2-クロロ-4,5-ジフェニルオキサゾール(111)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.64-7.61 (2H, m), 7.59-7.56 (2H, m), 7.38-7.34 (5H, m).
参考例10
2-クロロ-4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール(112)
2-クロロ-4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール(112)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.54 (2H, d, J=8.5 Hz), 7.49 (2H, d, J=8.5 Hz), 6.91-6.88 (4H, m), 3.84 (3H, s), 3.83 (3H, s).
実施例7
1-(4,5-ジフェニルオキサゾール-2-イル)-3-メチル-1H-ピラゾール-5(4H)-オン(44)
1-(4,5-ジフェニルオキサゾール-2-イル)-3-メチル-1H-ピラゾール-5(4H)-オン(44)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 12.01 (1H, br), 7.62 (2H, dd, J=1.7, 8.3 Hz), 7.57 (2H, dd, J=1.7 8.3 Hz), 7.50-7.38 (6H, m), 5.42 (1H, br), 2.15 (3H, s).
実施例8
1-(4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イル)-5-メチル-1,2-ジヒドロピラゾール-3-オン(N-付加体)(46)
5-(4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イルオキシ)-3-メチル-1H-ピラゾール(O-付加体)(45)
1-(4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イル)-5-メチル-1,2-ジヒドロピラゾール-3-オン(N-付加体)(46)
5-(4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イルオキシ)-3-メチル-1H-ピラゾール(O-付加体)(45)
装置:RAXIS RAPIDイメージングプレート単結晶自動X線構造解析装置「リガク電機」
X線源:CuKα線、結晶モノクロメータ(グラファイト)使用
出力:50kv/40mA
(N-付加体)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.69 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.64 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.94-6.90 (4H, m), 5.79 (1H, s), 3.86 (3H, s), 3.85 (3H, s), 2.69 (3H, s).
IR (KBr, cm-1): 3440, 1609, 1521, 1503, 1250.
結晶データ、R因子:
分子式 :C21H19N3O4
結晶系 :三斜晶系
空間群 :P-1
Z値 :2
格子定数 :a=6.047 (1) Å
b=8.650 (2) Å
c=18.138 (3) Å
α=87.06 (1) °
β=88.97 (1) °
γ=80.04 (1) °
V=932.2 (3) Å3
密度(Dcalc):1.343 g/cm3
R因子 :R1=0.063
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.69 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.64 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.94-6.90 (4H, m), 5.79 (1H, s), 3.86 (3H, s), 3.85 (3H, s), 2.69 (3H, s).
IR (KBr, cm-1): 3440, 1609, 1521, 1503, 1250.
結晶データ、R因子:
分子式 :C21H19N3O4
結晶系 :三斜晶系
空間群 :P-1
Z値 :2
格子定数 :a=6.047 (1) Å
b=8.650 (2) Å
c=18.138 (3) Å
α=87.06 (1) °
β=88.97 (1) °
γ=80.04 (1) °
V=932.2 (3) Å3
密度(Dcalc):1.343 g/cm3
R因子 :R1=0.063
(O-付加体)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 9.62 (1H, br), 7.55 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.48 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.89-6.86 (4H, m), 6.18 (1H, s), 3.83 (3H, s), 3.82 (3H, s), 2.94 (3H, s).
IR (KBr, cm-1): 1603, 1573, 1519, 1462, 1373, 1344, 1252, 1176.
結晶データ、R因子:
分子式 :C21H19N3O4
結晶系 :単斜晶系
空間群 :P21/c
Z値 :4
格子定数 :a=11.3665 (9) Å
b=6.8046 (5) Å
c=23.564 (2) Å
β=95.427 (4) °
V=1814.4 (2) Å3
密度(Dcalc):1.381 g/cm3
R因子 :R1=0.066
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 9.62 (1H, br), 7.55 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.48 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.89-6.86 (4H, m), 6.18 (1H, s), 3.83 (3H, s), 3.82 (3H, s), 2.94 (3H, s).
IR (KBr, cm-1): 1603, 1573, 1519, 1462, 1373, 1344, 1252, 1176.
結晶データ、R因子:
分子式 :C21H19N3O4
結晶系 :単斜晶系
空間群 :P21/c
Z値 :4
格子定数 :a=11.3665 (9) Å
b=6.8046 (5) Å
c=23.564 (2) Å
β=95.427 (4) °
V=1814.4 (2) Å3
密度(Dcalc):1.381 g/cm3
R因子 :R1=0.066
参考例11
アセトキシ酢酸[1,2-ビス(4-メトキシフェニル)-2-オキソエチル] (113)
アセトキシ酢酸[1,2-ビス(4-メトキシフェニル)-2-オキソエチル] (113)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.90 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.37 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.89-6.85 (5H, m), 4.80 (1H, d, J=16.0 Hz), 4.74 (1H, d, J=16.0 Hz), 3.82 (3H, s), 3.78 (3H, s), 2.14 (3H, s).
IR (neat, cm-1): 2940, 2841, 1751, 1686, 1601, 1511, 1421, 1389, 1172, 1082, 1032, 964, 834.
EI-MS m/e 395 (M+Na).
参考例12
2-アセトキシメチル-4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール(114)
2-アセトキシメチル-4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール(114)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.56 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.52 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.90 (4H, d, J=8.8 Hz), 5.22 (2H, s), 3.84 (3H, s), 3.83 (3H, s), 2.17 (3H, s).
IR (KBr, cm-1): 2954, 2839, 1748, 1612, 1520, 1498, 1465, 1361, 1303, 1253, 1176, 1059, 1032, 964, 830.
EI-MS m/e 376 (M+Na).
参考例13
(4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イル)メタノール(115)
(4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イル)メタノール(115)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.55 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.50 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.88-6.91 (4H, m), 4.79 (2H, d, J=6.6 Hz), 3.83 (6H, s), 3.00 (1H, t, J=6.6 Hz).
EI-MS m/e 312 (M+1).
実施例9
1-((4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イル)メチル)-3-メチル-1H-ピラゾール-5(4H)-オン(47)
1-((4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イル)メチル)-3-メチル-1H-ピラゾール-5(4H)-オン(47)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 8.84 (1H, br), 7.57 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.53 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.87-6.91 (4H, m), 5.61 (1H, s), 5.31 (2H, s), 3.83 (6H, s), 2.25 (3H, s).
EI-MS m/e 392 (M+1).
参考例14
2-(3-ブロモプロピル)-4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール(116)
2-(3-ブロモプロピル)-4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール(116)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.55 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.50 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.90 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.89 (2H, d, J=8.8 Hz), 3.84 (3H, s), 3.83 (3H, s), 3.58 (2H, t, J=6.8 Hz), 3.01 (2H, t, J=6.8 Hz), 2.41 (2H, quin, J=6.8 Hz).
IR (KBr, cm-1): 2958, 2836, 1611, 1599, 1587, 1571, 1518, 1500, 1297, 1249, 1178, 1029, 960, 832.
EI-MS m/e 404 (M+3), 402 (M+1).
実施例10
2-{3-[4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イル]プロピル}-5-メチル-2H-ピラゾール-3-オール(48)
2-{3-[4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イル]プロピル}-5-メチル-2H-ピラゾール-3-オール(48)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.55 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.49 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.89 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.88 (2H, d, J=8.8 Hz), 5.49 (1H, s), 4.26 (2H, t, J=7.2 Hz), 3.83 (6H, s), 3.01 (2H, t, J=7.2 Hz), 2.31 (2H, quin, J=7.2 Hz), 2.23 (3H, s).
IR (KBr, cm-1): 3418, 3142, 2982, 1581, 1501, 1467, 1254, 1178, 1034, 829.
EI-MS m/e 442 (M+Na), 420 (M+1).
参考例15
4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-カルバルデヒド(117)
4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-カルバルデヒド(117)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 9.77 (1H, s), 7.66 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.60 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.95 (2H, d, J=8.8 Hz), 3.86 (3H, s), 3.85 (3H, s).
IR (KBr, cm-1): 3436, 2959, 2840, 1691, 1611, 1520, 1492, 1256, 1175, 1031, 833, 784.
EI-MS m/e 310 (M+1).
参考例16
2-[4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イルメチル]-3-オキソ酪酸メチル(118)
2-[4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イルメチル]-3-オキソ酪酸メチル(118)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.52 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.47 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.88 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.87 (2H, d, J=8.8 Hz), 4.30 (1H, dd, J=8.4, 6.8 Hz), 3.83 (3H, s), 3.82 (3H, s), 3.79 (3H, s), 3.45 (1H, dd, J=17.2, 8.4 Hz), 3.32 (1H, dd, J=17.2, 6.8 Hz), 2.44 (3H, s).
IR (KBr, cm-1): 3441, 2953, 2838, 1745, 1720, 1612, 1599, 1584, 1520, 1500, 1437, 1358, 1297, 1250, 1176, 1030, 835.
EI-MS m/e 432 (M+Na), 410 (M+1).
実施例11
4-[4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イルメチル]-5-メチル-2H-ピラゾール-3-オール(49)
4-[4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イルメチル]-5-メチル-2H-ピラゾール-3-オール(49)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 7.46 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.41 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.00 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.95 (2H, d, J=8.4 Hz), 3.78 (6H, s), 3.77 (3H, s), 2.13 (3H, s).
IR (KBr, cm-1): 3127, 2935, 2839, 1609, 1519, 1500, 1466, 1296, 1252, 1176, 1032, 835.
EI-MS m/e 392 (M+1).
実施例12
4-[4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イルメチル]-2,5-ジメチル-2H-ピラゾール-3-オール(50)
4-[4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イルメチル]-2,5-ジメチル-2H-ピラゾール-3-オール(50)
1H-NMR (400 MHz,CDCl3) δ: 12.5 (1H, brs), 7.51 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.50 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.93 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.91 (2H, d, J=8.8 Hz), 3.99 (2H, s), 3.85 (6H, s), 3.62 (3H, s), 2.17 (3H, s).
IR (KBr, cm-1): 3405, 2938, 2836, 1599, 1520, 1500, 1462, 1297, 1252, 1176, 1031, 834.
EI-MS m/e 406 (M+1).
実施例13
4-[4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イルメチル]-5-メチル-2-フェニル-2H-ピラゾール-3-オール(51)
4-[4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イルメチル]-5-メチル-2-フェニル-2H-ピラゾール-3-オール(51)
1H-NMR (400 MHz,CDCl3) δ: 13.0 (1H, brs), 7.79 (2H, d, J=7.6 Hz), 7.51 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.50 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.41 (2H, t, J=7.6 Hz), 7.23 (1H, t, J=7.6 Hz), 6.91 (4H, d, J=8.8 Hz), 4.07 (2H, s), 3.85 (3H, s), 3.84 (3H, s), 2.27 (3H, s).
IR (KBr, cm-1): 3418, 2932, 2837, 1601, 1519, 1500, 1459, 1415, 1365, 1350, 1299, 1251, 1176, 1112, 1033, 833, 748, 688.
EI-MS m/e 468 (M+1).
実施例14
4-[4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イルメチル]-2-tert-ブチル-5-メチル-2H-ピラゾール-3-オール(52)
4-[4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イルメチル]-2-tert-ブチル-5-メチル-2H-ピラゾール-3-オール(52)
1H-NMR (400 MHz,CDCl3) δ: 12.2 (1H, brs), 7.51 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.50 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.93 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.91 (2H, d, J=8.8 Hz), 3.96 (2H, s), 3.85 (3H, s), 3.84 (3H, s), 2.18 (3H, s), 1.61 (9H, s).
IR (KBr, cm-1): 3409, 2975, 2837, 1715, 1598, 1520, 1500, 1366, 1298, 1252, 1176, 1031, 834.
EI-MS m/e 448 (M+1).
参考例17
3-[4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イル]-3-ヒドロキシプロピオン酸エチル(119)
3-[4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イル]-3-ヒドロキシプロピオン酸エチル(119)
1H-NMR (400 MHz,CDCl3) δ: 7.55 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.51 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.90 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.89 (2H, d, J=8.8 Hz), 5.27 (1H, q, J=6.0 Hz), 4.22 (2H, q, J=7.2 Hz), 3.84 (3H, s), 3.83 (3H, s), 3.58 (1H, d, J=6.0 z), 3.06 (1H, d, J=6.0 z), 1.29 (3H, t, J=7.2 Hz).
IR (neat, cm-1): 3449, 2980, 2838, 1736, 1611, 1521, 1500, 1464, 1373, 1247, 1174, 1107, 1032, 964, 835.
EI-MS m/e 398 (M+1).
参考例18
3-[4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イル]-3-オキソプロピオン酸エチル(120)
3-[4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イル]-3-オキソプロピオン酸エチル(120)
1H-NMR (400 MHz,CDCl3) δ: 7.63 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.58 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.94 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.91 (2H, d, J=8.8 Hz), 4.24 (2H, q, J=7.1 Hz), 4.13 (2H, s), 3.86 (3H, s), 3.85 (3H, s), 1.28 (3H, t, J=7.1 Hz).
IR (KBr, cm-1): 2980, 2939, 1740, 1691, 1605, 1521, 1489, 1301, 1258, 1178, 1029, 836.
EI-MS m/e 418 (M+Na), 396 (M+1).
実施例15
5-[4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イル]-2H-ピラゾール-3-オール(53)
5-[4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イル]-2H-ピラゾール-3-オール(53)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.54 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.49 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.00 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.88 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.24 (1H, s), 3.89 (3H, s), 3.83 (3H, s).
IR (KBr, cm-1): 3121, 2934, 2836, 1612, 1520, 1499, 1463, 1367, 1250, 1176, 1109, 1031, 966, 833, 729.
EI-MS m/e 386 (M+Na).
実施例16
5-[4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イル]-2-メチル-2H-ピラゾール-3-オール(54)
5-[4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イル]-2-メチル-2H-ピラゾール-3-オール(54)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.59 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.58 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.93 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.90 (2H, d, J=8.4 Hz), 3.85 (6H, s), 3.78 (3H, s), 3.47 (3H, s).
IR (KBr, cm-1): 2942, 2837, 1572, 1522, 1501, 1464, 1389, 1300, 1252, 1179, 1032, 835.
EI-MS m/e 400 (M+Na), 378 (M+1).
参考例19
4,5-ビス(4-メトキシフェニル)-2-メチルオキサゾール(121)
4,5-ビス(4-メトキシフェニル)-2-メチルオキサゾール(121)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.55 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.49 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.89 (4H, d, J=8.8 Hz), 3.83 (6H, s), 2.57 (3H, s)
参考例20
4,5-ビス(4-メトキシフェニル)-2-ブロモメチルオキサゾール(122)
4,5-ビス(4-メトキシフェニル)-2-ブロモメチルオキサゾール(122)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.55 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.53 (2H, d, J=8.8 Hz), 6.90 (4H, d, J=8.8 Hz), 4.53 (2H, s), 3.84 (3H, s), 3.83 (3H, s)
参考例21
4,5-ビス(4-メトキシフェニル)-2-((3-ニトロフェノキシ)メチル)オキサゾール(123)
4,5-ビス(4-メトキシフェニル)-2-((3-ニトロフェノキシ)メチル)オキサゾール(123)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.99 (1H, t, J=2.2 Hz), 7.89 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.57 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.53 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.47 (1H, t, J=8.1 Hz), 7.40 (1H, dd, J=2.2., 8.1 Hz), 6.89-6.92 (4H, m), 5.27 (2H, s), 3.84 (3H, s), 3.84 (3H, s).
EI-MS m/e 433 (M+1).
参考例22
4,5-ビス(4-メトキシフェニル)-2-((3-アミノフェノキシ)メチル)オキサゾール(124)
4,5-ビス(4-メトキシフェニル)-2-((3-アミノフェノキシ)メチル)オキサゾール(124)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 7.50 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.48 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.34 (1H, t, J=8.1 Hz), 7.04-6.97 (5H, m), 6.88 (1H, m), 6.82 (1H, t, J=8.1 Hz), 5.29 (2H, s), 3.80 (3H, s), 3.78 (3H, s).
実施例17
1-(3-((4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イル)メチルオキシ)フェニル)-3-メチル-1H-ピラゾール-5(4H)-オン(55)
1-(3-((4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イル)メチルオキシ)フェニル)-3-メチル-1H-ピラゾール-5(4H)-オン(55)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.66 (1H, s), 7.59-7.52 (5H, m), 7.32 (1H, t, J=8.3 Hz), 6.92-6.88 (5H, m), 5.21 (2H, s), 3.84 (3H, s), 3.83 (3H, s), 3.44 (2H, s), 2.20 (3H, s).
IR (KBr, cm-1): 1717, 1603, 1520, 1498, 1252.
EI-MS m/e 484 (M+1), 482 (M-1).
参考例23
3-ベンジルオキシ-5-(1,2-ビスtert-ブトキシカルボニル)ヒドラジノ-1-フルオロベンゼン(125)
3-ベンジルオキシ-5-(1,2-ビスtert-ブトキシカルボニル)ヒドラジノ-1-フルオロベンゼン(125)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.42-7.30 (5H, m), 6.97 (1H, m), 6.86 (1H, m), 6.66 (1H, br), 6.48 (1H, m), 5.02 (2H, s), 1.51 (18H, m).
EI-MS m/e 231 (M+1).
参考例24
3-ヒドロキシ-5-(1,2-ビスtert-ブトキシカルボニル)ヒドラジノ-1-フルオロベンゼン(126)
3-ヒドロキシ-5-(1,2-ビスtert-ブトキシカルボニル)ヒドラジノ-1-フルオロベンゼン(126)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 6.82-6.74 (3H, m), 6.35 (1H, d, J=10.0 Hz), 5.98 (1H, br), 1.50 (18H, m).
EI-MS m/e 343 (M+1).
参考例25
4,5-ビス(4-メトキシフェニル)-2-((3-フルオロ-5-(1,2-ビスtert-ブトキシカルボニル)ヒドラジノフェノキシ)メチル)オキサゾール(127)
4,5-ビス(4-メトキシフェニル)-2-((3-フルオロ-5-(1,2-ビスtert-ブトキシカルボニル)ヒドラジノフェノキシ)メチル)オキサゾール(127)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.57 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.53 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.04 (1H, br), 6.92-6.88 (5H, m), 6.68 (1H, br), 6.60 (1H, d, J=10.0 Hz), 5.15 (2H, s), 3.84 (6H, s), 1.58 (9H,s), 1.51 (9H, s).
EI-MS m/e 636 (M+1).
実施例18
1-(3-((4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イル)メトキシ)-5-フルオロフェニル)-3-メチル-1H-ピラゾール-5(4H)-オン(56)
1-(3-((4,5-ビス(4-メトキシフェニル)オキサゾール-2-イル)メトキシ)-5-フルオロフェニル)-3-メチル-1H-ピラゾール-5(4H)-オン(56)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 7.59-7.51 (5H, m), 7.39 (1H, td, J=2.0, 10.7 Hz), 6.92-6.88 (4H, m), 6.62 (1H, td, J=2.0, 10.7 Hz), 5.19 (2H, s), 3.84 (3H, s), 3.83 (3H, s), 3.44 (2H, s), 2.20 (3H, s).
IR (KBr, cm-1): 1718, 1614, 1520, 1252.
次に、本発明化合物の薬理活性について記載する。
実施例19
COX-1阻害効果の測定
COX-1阻害活性は、ヒト洗浄血小板からのTXB2産生量を指標として評価した。健常人ボランティア肘静脈から1/10容量のacid citrate dextrose存在下で採血し、遠心分離後、多血小板血漿(PRP)を得た。さらにPRPを緩衝液にて洗浄し、HEPES buffer(10 mM HEPES、145 mM NaCl、5 mM KCl、10 mM D-glucose、0.1% BSA 、pHを7.4)にて2×107個/mLの洗浄血小板懸濁液を調製し、終濃度が1mMとなるようMgCl2とCaCl2を添加した。次に、Ionomycinを加え、37℃、30分間インキュベーションした。終了後、氷冷下で反応を停止し、4℃で10分間、2500rpmの遠心分離後に上清を回収した。上清中のTXB2はELISA法(Thromboxane B2 EIA Kit、Cayman CHEMICAL)にて測定し、測定結果からPrism 4(Graph Pad Software, Inc.)を用いてIC50値を算出した。本発明の化合物はIonomycin添加前に37℃で15分間、洗浄血小板懸濁液とプレインキュベーションした。
COX-1阻害効果の測定
COX-1阻害活性は、ヒト洗浄血小板からのTXB2産生量を指標として評価した。健常人ボランティア肘静脈から1/10容量のacid citrate dextrose存在下で採血し、遠心分離後、多血小板血漿(PRP)を得た。さらにPRPを緩衝液にて洗浄し、HEPES buffer(10 mM HEPES、145 mM NaCl、5 mM KCl、10 mM D-glucose、0.1% BSA 、pHを7.4)にて2×107個/mLの洗浄血小板懸濁液を調製し、終濃度が1mMとなるようMgCl2とCaCl2を添加した。次に、Ionomycinを加え、37℃、30分間インキュベーションした。終了後、氷冷下で反応を停止し、4℃で10分間、2500rpmの遠心分離後に上清を回収した。上清中のTXB2はELISA法(Thromboxane B2 EIA Kit、Cayman CHEMICAL)にて測定し、測定結果からPrism 4(Graph Pad Software, Inc.)を用いてIC50値を算出した。本発明の化合物はIonomycin添加前に37℃で15分間、洗浄血小板懸濁液とプレインキュベーションした。
表10に示す通り、本発明化合物は非特許文献1および非特許文献2に記載の化合物(Ih)と比較して、強力なCOX-1阻害活性を有する。
Claims (9)
- 一般式(I)
Aは原子価結合、C1〜C6の二価非芳香族炭化水素基、C4〜C10の二価芳香族基またはC1〜C4のアルキレンオキシ−C4〜C10の二価芳香族基(ここで、二価芳香族基は一個または複数のフッ素原子または塩素原子で置換されていてもよい。)を表し、
Bは、下式(Ia)〜(Iee)のいずれか一つを表し、
R8およびR13はそれぞれ、水素原子、C1〜C6の非芳香族炭化水素基、1個または複数のハロゲン原子で置換されたC1〜C6の非芳香族炭化水素基またはC4〜C10の芳香族基を表し、
R9およびR10はそれぞれ、水素原子、C1〜C6の非芳香族炭化水素基、1個のハロゲン原子で置換されたメチル基、2個以上のハロゲン原子で置換されたC1〜C6のアルキル基、−CH2COOH、−CH2OR14(式中、R14はC1〜C6の非芳香族炭化水素基を表す。)またはC4〜C10の芳香族基を表し、
R11およびR12はそれぞれ、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C6の非芳香族炭化水素基、1個のハロゲン原子で置換されたメチル基、2個以上のハロゲン原子で置換されたC1〜C6のアルキル基、−CH2COOH、−COOR15(式中、R15はC1〜C6の非芳香族炭化水素基を表す。)またはC4〜C10の芳香族基を表し、
YはO、S、−CH2CH2−または−CH=CH−を表し、
実線と破線からなる二重線は単結合または二重結合を表す。]
で示される化合物またはその薬学的に許容される塩。 - XがOまたはSを表す請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
- R1、R2、R3およびR4がそれぞれ、水素原子、フッ素原子、塩素原子、ヒドロキシル基、C1〜C6の非芳香族炭化水素基、C1〜C6のパーフルオロアルキル基、C1〜C6の非芳香族炭化水素−オキシ基、C1〜C6のパーフルオロアルキルオキシ基、−SO2R16(式中、R16はC1〜C6の非芳香族炭化水素基を表す。)、カルボキシル基、−SR17(式中、R17はC1〜C6の非芳香族炭化水素基を表す。)またはニトリル基を表す(ただしXがSの時は、R1、R2、R3およびR4が同時に水素原子となる化合物を除く。)請求項3記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
- R1、R2、R3およびR4がそれぞれ、水素原子、フッ素原子、塩素原子、ヒドロキシル基、メチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、トリフルオロメトキシ基、−SO2CH3、カルボキシル基、−SCH3またはニトリル基を表し(ただしXがSの時は、R1、R2、R3、R4が同時に水素原子となる化合物を除く。)、
R8およびR13がそれぞれ、水素原子、メチル基、tert-ブチル基またはフェニル基を表し、
R9およびR10がそれぞれ、水素原子、メチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、モノクロロメチル基、トリフルオロメチル基、−CH2COOH、−CH2OMe、3-フリル基または4-ピリジル基を表し、
R11およびR12がそれぞれ、水素原子、フッ素原子、塩素原子、メチル基、−CH2COOHまたは−COOR15(式中、R15はC1〜C6の非芳香族炭化水素基を表す。)を表す請求項4記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。 - Yは−CH=CH−を表し、
実線と破線からなる二重線は二重結合を表す請求項5記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を含有する医薬組成物。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を含有するシクロオキシゲナーゼ阻害剤。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を含有する消炎鎮痛剤。
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- 2006-01-23 JP JP2006014082A patent/JP2007197324A/ja active Pending
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