JP2007175435A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技の進行上継続して表示するべき演出情報と、遊技状態に応じて遊技者に報知するべき案内情報とを同時期に表示する必要がある場合に、異なる2種類の情報を同時表示形態を確立することで、表示に関する遊技者への不利益を軽減する。
【解決手段】LCD313の表示領域に、演出情報画像を表示する時期と、案内情報画像を表示する時期とがあるため、基本的には案内情報画像を優先するといった優先度合いをつけて表示するようにしているが、演出情報画像には、複数回の遊技にまたがって1つのストーリーが展開する予告が存在し、途中で途切れるとかえって遊技者に不利益となるような場合に、LCD313の表示領域を分割して演出情報画像と案内情報画像とを同時に表示可能とした。このように遊技情報に応じて、表示形態を変更する表示制御を確立することで、遊技者への不利益を軽減することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、メダル、コイン、遊技球等を遊技媒体として使用するパチスロ機、パロット機、パチンコ機等の遊技機に関するものである。
従来より、遊技機、特にパチスロ機では、所定枚数のメダルを投入し、始動レバーを操作することで、抽選を実行し、周面に複数の図柄が表示された複数列(通常3列)の図柄変動リール(図柄列表示手段)を回転させるようにしている。
始動レバーによって回転を開始した図柄変動リールは、それぞれに対応して設けられた停止ボタンを操作することで、基本的に、ほぼ遊技者の意図する時期に停止させることができる。
パチスロ機は、前記始動レバーの操作時に、内部抽選が実行され、大役、小役等の何れかの役への当たり/外れが決められており、遊技者が停止ボタンにより各図柄変動リールの停止操作を行い、当該内部抽選で何れかの役に当選している場合に、当該当選役に対応する図柄が揃った時点で権利行使がなされる。
当たりには、大きく分けて小役と大役とがあり、小役当選の権利行使は、予め設定された遊技媒体の配当、投入されたものと同数の遊技媒体を使用した再遊技、又は遊技状態の変更が実行される。
一方、大役当選の権利行使は、当該役に対して予め設定された遊技媒体の配当が実行された後、上記通常遊技状態から所謂ボーナスゲーム(レギュラーボーナス(RB)とビッグボーナス(BB)とがある)と称される、所定回数の特別遊技状態に移行する。
ところで、上記のように内部抽選により当たり/外れが決定し、何れかの役に当選した場合にのみ当該当選役に対応する当たり図柄を揃えるという遊技仕様の他、所定の条件が成立した場合に、この内部抽選に関係なく、遊技者が狙った小役(図柄)を入賞させることができる特別遊技仕様を持ったものがある(特許文献1参照)。このような特別遊技仕様を、「チャレンジタイム(CT)ゲームといい、以下、大役に属することとする。
上記のようなパチスロ機において、大役(RB、BB、CT)では、それぞれ遊技仕様が異なるため、遊技仕様に関する情報を、液晶表示装置を用いそれぞれの情報を案内報知することが提案されている。
液晶表示装置には、この遊技機の遊技仕様等の説明表示を案内するための案内項目であるガイドメニューが階層毎に分類されて、関連するガイドメニューがそれぞれ樹枝状に連結された所謂ツリー表示がなされ、遊技者はこのツリー表示された階層をたどることで(手動操作による)、目的の情報を液晶表示装置に表示することができる(特許文献2参照)。
なお、液晶表示装置では、遊技の進行に応じて、演出画像が表示されているが、演出画像が表示されているときにメニュー画面を読み出せるか否かについては言及していない。
特願2004−134081公報 特開2003−305164公報
しかしながら、液晶表示装置では、遊技の進行に応じて、演出画像が表示されているが、演出画像が表示されているときにメニュー画面を読み出せるか否かについては言及しておらず、特に、演出画像(演出情報)が、複数回の遊技にまたがってストーリー展開するような場合、中断して案内情報を表示することは遊技進行上好ましくない。
本発明は上記事実を考慮し、遊技の進行上継続して表示するべき演出情報と、遊技状態に応じて遊技者に報知するべき案内情報とを同時期に表示する必要がある場合に、異なる2種類の情報を同時表示させることで、表示に関する遊技者への不利益を軽減することができる遊技機を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、遊技機本体と、当該遊技機本体を制御して所定の遊技操作に基づいて始動し終結するまでを1回の遊技とする遊技を繰り返し進行させる遊技制御装置と、当該遊技制御装置により進行する遊技に関する演出情報を表示する表示部と、を備えた遊技機であって、前記遊技制御装置による制御により進行する種々な遊技状態に関わる複数の演出情報を記憶する演出情報記憶手段と、前記遊技制御装置による制御により進行する種々な遊技状態に関わる複数の案内情報を所定の項目別に集約して記憶する案内情報記憶手段と、前記遊技状態に基づいて前記演出情報記憶手段に記憶された所定の演出情報を読出し、該当する演出情報を前記表示部に表示する演出情報表示制御手段と、前記案内情報記憶手段に記憶された項目を特定することで、当該特定された項目に関する案内情報を前記表示部に表示する案内情報表示制御手段と、所定条件が成立した場合に、前記表示部に対する前記演出情報表示制御手段による演出情報の表示と、前記案内情報表示制御手段による案内情報の表示を同時に実行する同時表示実行手段と、を有している。
請求項1に記載の発明によれば、演出情報表示制御手段では、遊技状態に基づいて演出情報記憶手段に記憶された所定の演出情報を読出し、表示部に表示する。
また、案内情報表示制御手段では、案内情報記憶手段に記憶された項目を特定することで、当該特定された項目に関する案内情報を表示部に表示する。
一方、遊技機本体の物理的スペースの制約のため、また、遊技者が遊技に集中するための視線を分散させないため、同じ表示部に演出情報と案内情報を交互に表示しているため、それぞれに優先順位をつける必要があった。
そこで、所定の条件が成立した場合には、表示領域を拡大することなく、同時表示実行手段では、上記2種類の異なる情報(演出情報と案内情報)を同時に表示することで、演出と途切れさせることなく、遊技者にとって有益な情報をリアルタイムに報知することができる。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1記載の発明において、前記所定条件が、前記演出情報が複数回の遊技にまたがってストーリー展開する演出情報であり、かつ、前記案内情報の表示指示があった場合であることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、所定条件の1つとして、演出情報が複数回の遊技にまたがってストーリー展開する演出情報の場合がある。すなわち、ストーリー展開が複数回の遊技にまたがる場合は、その途中で案内情報を表示することは、かえって遊技者に不利益となり得る。
そこで、このような複数回の遊技にまたがる演出情報の表示中に、案内情報の表示指示(例えば、遊技者の指示操作等)があった場合(他の1つの所定条件)に、同時表示実行手段による同時表示を実行する。これにより、遊技者への不利益を回避することができる。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2記載の発明において、前記同時表示実行手段による同時表示の形態が、表示部の表示領域を分割して表示する分割表示、前記演出情報と前記案内情報とをそれぞれ階層毎に表示する階層表示の何れかであり、前記同時表示実行手段による同時表示の際に、少なくとも一方の表示領域が単独表示の際の縦横比を維持することを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、同時表示の形態としては、分割表示と階層表示のいずれであってもよく、前記同時表示実行手段による同時表示の際に、少なくとも一方の表示領域が単独表示の際の縦横比を維持することで、遊技者に対して見易さを強調することができる。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記遊技制御装置が、遊技媒体の投入後の始動操作を契機に役抽選、並びに複数列の図柄変動が開始され、図柄変動の停止操作によって前記役抽選の結果を報知する遊技を前記1回の遊技とし、当該役抽選の結果が当選、かつ所定の図柄配列で停止した場合に、停止図柄に応じた遊技媒体の払い出しを実行する小役、並びに小役の当選確率が高くなった状態で遊技を進行し得る大役、の何れかを権利行使することを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、所謂パチスロ機の遊技仕様であり、当該パチスロ機における1回の遊技を特定することで、同時表示のための所定条件を明確にすることができる。
以上説明した如く本発明では、遊技の進行上継続して表示するべき演出情報と、遊技状態に応じて遊技者に報知するべき案内情報とを同時期に表示する必要がある場合に、異なる2種類の情報の同時表示形態を確立することで、表示に関する遊技者への不利益を軽減することができるという優れた効果を有する。
(パチスロ機の概略構成)
図1に示される如く、パチスロ機300は、本体302と、本体302の正面に設けられた開閉カバーとしての操作兼装飾部303とを備えて構成されている。
操作兼装飾部303は、上から装飾部304、操作部306、払出部310とに分類することができる。
装飾部304は、内部でバックライト部(図示省略)が点灯することで、印刷された絵や文字が透過照明される表示パネル部312が取り付けられている。また、装飾部304の一部として、前記装飾部304の上部には、立体的な装飾ランプ304Aも左右方向に設けられている。また、装飾ランプ304近傍には、演出用の音声等を再生するためのスピーカ305R、305Lが設けられている。
装飾部304の表示パネル部312は、演出用の動画像を表示するための液晶表示装置(LCD)313と、回胴表示図柄を表示するための表示窓314とを備えている。表示窓314は、前記表示パネル部312と一体成型される透明領域で構成されている。
この表示窓314の内部には、3個の回胴リール350A、350B、350Cを主要部として構成された図柄変動部316が配設されている。
また、表示窓314の下部には、このパチスロ機300の遊技媒体であるメダルの払出枚数を表示する7セグメント表示部315A、ジャックゲーム残回数や遊技状態の設定(6段階)表示等を行なう表示部315B、クレジット枚数を表示する7セグメント表示部315Cが設けられている。
操作部306は、その上部が手前に突き出ており、この突き出し部分の上面の右端部にはメダル投入部320が設けられ、また、上面左端部からは順にクレジットの払い戻しをする際に押下操作される精算ボタン103、1枚ベット(投入)ボタン352A、マックスベット(最大投入)ボタン352Bが設けられている。また、突き出し部分の前面左端部からは、順に始動レバー354、停止ボタン356A、356B、356C等が設けられている。
払出部310は、メダル排出口326と、このメダル排出口326から排出されるメダルを受取る受け皿328とを備えている。
3個のリール350A、350B、350Cは、回転することで図柄が順次前記表示窓314から見えるようになっている。回転方向は、表示窓314では、図1の上から下に移動するように見える。
ここで、回転を停止した場合に表示窓314から見える図柄のうち、中行に並んだ図柄の中心を結ぶライン、上行に並んだ図柄の中心を結ぶライン、下行に並んだ図柄の中心を結ぶラインと、2本の対角線上に並んだ図柄の中心をそれぞれ結ぶ2本のラインと、の5本の有効ライン上に停止した図柄の組み合わせが遊技の結果を示す。
なお、5本のラインのうち、どのラインが有効ラインとされるかはメダルの投資数によって決まり、1枚のメダルがベットされた場合は中行に並んだ図柄の中心を結ぶラインが有効ラインとされ、3枚のメダルがベットされた場合は全てのラインが有効ラインとされる。
前記停止ボタン356A、356B、356Cは、図柄変動部316下部に設けられており、各リール350A、350B、350Cに対応している。すなわち、対応するそれぞれのリール350A、350B、350Cの回転を遊技者による停止ボタン356A、356B、356Cの操作で停止させることができる。
また、この停止ボタン356A、356B、356Cの左側に設けられた始動レバー354を操作(傾倒)することで、各リール350A、350B、350Cが回転を開始するようになっている。なお、この回転は、通常は3個のリール350A、350B、350Cが同時に回転を開始するようになっている。
さらに、この始動レバー354による操作タイミングは、後述する内部抽選のタイミングとなっており、当該始動レバー354の操作によって、当たり(役当選)/外れが決定するようになっている。
また、前記ラインの内、上行に横一直線に並ぶラインを、後述する停止制御(滑り制御を含む)の基準ラインとしている。すなわち、この基準ラインと、当該基準ライン上に位置する図柄の中心線との位置関係で、停止制御を行っている。
図柄と図柄の間でリール350A、350B、350Cが停止することはなく、必ず図柄ピッチで停止制御されるようになっている。
さらに、詳しくは、現在、基準ライン上にある第1の図柄の中心線が基準ラインを超えた時点で停止操作があった場合は、リール350A、350B、350Cを逆転させることはできないので、超えた直後から次の第2の図柄の中心線が基準ラインと一致するまでの間は、当該第2の図柄を停止させる制御(最大図柄ピッチ未満)が所謂ビタ止めの基準となる。
(制御系)
図2には、上記パチスロ機300の動作を制御するための制御ブロック図が概略的に示されている。
パチスロ機300の制御系は、主制御部100を中心に構成されており、この主制御部100には、メダル投入部320から投入されたメダルを識別し、メダルの投入数や種類(不正又は純正)等を出力するメダルセレクタ102が接続されると共に、始動レバー354、上述したリール350A、350B、350Cのそれぞれに対応する停止ボタン356A、356B、356C、MAXベットボタン352B、1枚ベットボタン352A並びに遊技を中止する際に遊技機内部に貯留(クレジット)したメダルを戻すための精算ボタン103が、それぞれ操作状態を検出する不図示のセンサ等を介して接続されている。
また、主制御部100は、CPUを含んで構成される主制御回路110を備えており、主制御回路110には、主として遊技の進行状況等を一時的に記憶するRAM128と、各種プログラム等が記憶されたROM130と、が接続されると共に、主制御回路110の動作の基準となるクロックパルスを生成するクロックパルス発生回路124が分周器126を介して接続されている。
また、主制御回路110には、乱数発生器120及び乱数ラッチ回路122が接続されている。主制御回路110は、分周器126を介して入力されたクロックパルスに同期して乱数発生器120を制御して順次乱数を発生させ、乱数ラッチ回路122では、当該乱数発生器120により発生された乱数をラッチして取得する。
パチスロ機300では、始動レバー354による操作タイミングで大役、小役等の当落を決定する内部抽選が主制御部100により行われるようになっており、主制御回路110では、始動レバー354が操作されると、乱数発生器120で生成されている乱数値を乱数ラッチ回路122によって値を取得する。そして、その乱数に応じて抽選結果を導出する。
なお、内部抽選が当たり(役当選)の場合は、その後の停止ボタン356A、356B、356Cによる停止操作により当たり図柄が揃うと、遊技者は各図柄に応じた数のメダルを獲得できるほか、揃った図柄に応じて遊技者に有利な遊技状態となる。
ここで、役には小役と大役とがある。このうち、大役には、CTゲーム、ビッグボーナス(以下、適宜「BB」という)及びレギュラーボーナス(以下、適宜「RB」という)があり、それぞれに対応する遊技においては遊技者に対する有利さの度合いが異なる。RBに対応する遊技(以下、適宜「RBゲーム」という)は複数回の小役ゲームにより構成されており、BBに対応する遊技(以下、適宜「BBゲーム」という)は、その遊技中に、獲得したメダル数が上限値を超えない範囲で複数回入賞可能なRBゲームを含んで構成されている。このため、当然、小役ゲームよりもRBゲームの方が、RBゲームよりもBBゲームの方が、遊技者にとってより有利な遊技状態となる。なお、CTゲームについては、後述する。
また、主制御部100には、モータ駆動回路132が接続されており、当該モータ駆動回路132には、左(L)、中(C)、右(R)用の各リールモータ106A、106B、106Cを介してそれぞれ左、中、右の各リール350A、350B、350Cが接続されている。
さらに、主制御部100には、3個のリール350A、350B、350Cの回転位置を検出するためのリール位置検出回路134が接続されており、主制御部100では、各リール350A、350B、350Cの位置を常時把握することができるようになっている。
また、パチスロ機300では、上記始動レバー354による操作タイミングで図柄変動部316による図柄変動を開始するようになっており、主制御部100は、始動レバー354が操作されると、モータ駆動回路132を介したリールモータ106A、106B、106Cの駆動をそれぞれ開始し、3個のリール350A、350B、350Cをそれぞれ回転させると共に、その後の停止ボタン356A、356B、356Cによる操作に基づいて、3個のリール350A、350B、350Cの回転を停止させる。
ここで、主制御部100では、上記停止ボタン356A、356B、356Cによる停止操作に基づいてリール350A、350B、350Cの回転を停止させる際、内部抽選の結果に応じて、所定コマ数の滑り制御を実行するようになっている。
すなわち、内部抽選が外れのとき、当りの場合のみ停止する図柄が有効ライン上に停止する停止タイミングで停止ボタン356A、356B、356Cが操作された場合、意図的にこの図柄での停止を回避するため、停止位置をずらし(蹴飛ばし)、外れ図柄配列で停止するように制御する。
また、内部抽選が当りのとき、遊技者が操作した停止タイミングでは当り図柄が停止しない場合でも、所定時間もしくは所定図柄数内であれば、意図的にこの当たり図柄が有効ライン上に揃って停止するように停止位置をずらす(引き込み)制御を行う。
上記蹴飛ばし、引き込みを行うことで、内部抽選の結果と遊技の結果との統一性を持たせることができると共に、若干停止操作タイミングがずれても当り図柄を揃えることが可能となることで、遊技者の取りこぼしを可能な範囲で防いでいる。
ここで、上記のような蹴飛ばし、引き込みを含む滑り制御は、内部抽選の結果により、滑り量(滑りコマ数)が異なることになる。
また、既に停止しているリール(一般には、中リール350Bを停止するときは左リール350Aは停止状態であり、右リール350Cを停止するときは左リール350A、中リール350Bは停止状態である。)の図柄の配列(上段、中段、下段)の状態によっても、滑り量が異なる。
従って、主制御回路では、それぞれの内部抽選の結果、並びに確定している図柄列毎に、停止ボタン356A、356B、356Cによる停止操作タイミング(前述の基準ラインにビタ止めする図柄の特定)と滑りコマ数とを対応付けた滑り制御テーブル(本実施の形態では、ビットデータテーブル)を格納し、当該内部抽選の結果、並びに確定図柄列に基づいて該当する滑り制御テーブルを読み出し、滑り制御を実行するようにしている。
また、主制御部100には、パチスロ機300内部に設けられたホッパー138を作動させるためのホッパー駆動回路136が接続されている。ホッパー138にはメダルが貯留されており、主制御部100では、リール位置検出回路134からの出力により特定された停止図柄に応じて、ホッパー駆動回路136を介したホッパー138からのメダルの払い出しが実行される。
さらに、ホッパー138近傍には、ホッパー138から払出されるメダルを検出するメダル検出センサ140が配設されており、払出完了信号回路142を介して主制御部100に接続されている。払出完了信号回路142では、メダル検出センサ140からの検出信号に基づいて払出が完了したか否かが判定され、払出が完了したと判定された時点で払出完了信号が生成されて主制御部100に入力される。
主制御部100では、払出完了信号回路142から払出完了信号が入力されるとホッパー駆動回路136を介してホッパー138によるメダルの払出しを終了する。
さらに、主制御部100には、表示ランプ駆動回路144が接続されており、当該表示ランプ駆動回路144を介して前述した7セグメント表示部315A、表示部315B、7セグメント表示部315C及び有効化ライン等の表示ランプ146の点灯及び消灯を制御する。
一方、主制御部100には、副制御部150が接続されており、主制御部100は副制御部150に対して、随時制御状態を示すコマンド信号を入力する。なお、本実施の形態では、主制御部100と副制御部150との間の通信としては、主制御部100から副制御部150に対する一方的な通信だけが実行され、副制御部150から主制御部100に対する通信は一切行うことができない構成となっている。
副制御部150には、液晶制御回路152が接続されており、液晶制御回路152では、演出のために設けられた液晶表示装置(LCD)313の表示状態を制御する。
また、副制御部150には、ランプ駆動回路156が接続されており、当該ランプ駆動回路156を介して装飾ランプ304Aに内蔵されているランプ112や、リール350A、350B、350Cの内部に設けられ、表示窓314に表示されるリール350A、350B、350C周面の図柄に対向する位置に向けて発光するバックライト158等の発光を制御する。
さらに、副制御部150には、スピーカ駆動回路154が接続され、スピーカ305L、305Rからの音声(効果音)出力を制御する。
副制御部150では、主制御部100のパチスロ機300の制御状態に応じて、LCD313、スピーカ305L、305R及びバックライト158や装飾ランプ304Aに内蔵されたランプ112等による報知演出を実行する。
特に、LCD313では、始動レバー354が操作されときに実行される役抽選の結果に応じて、当該遊技に関わる予告演出を実行する場合があり、遊技者はこの予告演出を見ることで、当該遊技の役抽選における当選への期待感を持つことができる。
図3は、本実施の形態に係る主制御部100における遊技制御のための制御系を機能的に示したブロック図である。
主制御部100は、抽選部180を含んで構成されており、当該抽選部180には、始動レバー354が操作されたことを示す操作信号が入力されるようになっている。抽選部180は、所定数のメダルの投入(ベット)がなされた後の始動レバー354の操作をトリガとして、内部抽選を実行するようになっている。
抽選部180では、始動レバー354の操作に同期して乱数値を取得し、当該乱数値をテーブル選択部182を経由して当選役・図柄決定部184へ送出する。
テーブル選択部182には、抽選部180により取得され得る数値に対応する役・図柄を示す情報がパチスロ機300の遊技状態毎に記憶された役・図柄テーブル(図4参照)が格納されている。なお、パチスロ機300の遊技状態としては、例えば、通常遊技、BB内部当選中、RB内部当選中、BB作動時の通常遊技、BB作動時のRB内部当選中、RB遊技等があげられる。
テーブル選択部182では、遊技状態制御部186から現在の遊技状態(一般遊技中、RTゲーム中、大役フラグ成立中、大役(BB、RB)中、CT(チャレンジタイム)中等)を示す情報を得て、上記遊技状態毎に設けられた役・図柄テーブルから役・図柄を決定すべき役・図柄テーブルを選択する。
このテーブル選択部182で選択された役・図柄テーブルに基づいて、当選役・図柄決定部184は、当選役(小役(リプレイを含む)、大役(RB、BB、CT))及び当選図柄を決定し、決定した当選役及び当選図柄を遊技状態制御部186に入力する。
遊技状態制御部186には、パチスロ機300の遊技状態に応じた各種プログラムを示すデータが記憶された遊技プログラムメモリ188が接続されている。遊技状態制御部186は、主として遊技実行制御部186Aにより遊技プログラムメモリ188から遊技状態に応じた遊技プログラムデータを適宜読み出して実行することにより、遊技状態を制御するようになっている。
なお、遊技プログラムメモリ188には、通常遊技プログラムを示すデータ及び大役遊技プログラムを示すデータがそれぞれ記憶されており、例えば、通常遊技状態の場合は、遊技プログラムメモリ188から通常遊技プログラムデータが読み出され、大役遊技状態の場合はBB、RBの内部当選状態、BB、RBの各遊技状態に応じて、大役遊技プログラムデータが読み出され、それぞれのプログラムデータに基づいて処理が実行される。また、大役遊技プログラムにCTゲームを処理させてもよいし、大役遊技と別に、CTゲームを制御するCTプログラムを遊技プログラムメモリ188に記憶していてもよい。
一方、主制御部100は、リール駆動制御部194を含んで構成されており、始動レバー354の始動操作に基づき、前回の遊技の開始後、4.1秒を経過した後、モータ駆動部132を介してリールモータ106A、106B、106Cを駆動させてリール350A、350B、350Cの回転を開始する。
また、リール駆動制御部194は、停止ボタン356A、356B、356Cの操作に基づいてリール350A、350B、350Cの回転を停止させる停止制御を行う。
また、リール350A、350B、350Cには、それぞれ位置検出センサ198A、198B、198Cが取り付けられており、リール位置検出回路134を介してリール駆動制御部194に接続されている。リール駆動制御部194では、リール350A、350B、350Cのそれぞれの回転位置を認識し、前記滑り制御を加味した状態でリール350A、350B、350Cを停止させると共に、停止したリール350A、350B、350Cの図柄配列を遊技状態制御部186へ送出する。
この停止したリール350A、350B、350Cの図柄配列により、遊技状態制御部186では、何らかの役に入賞したか否かが確認され、小役の入賞であれば所定の配当が行われると共に、入賞した役がリプレイであればリプレイ制御が実行され、大役であれば遊技実行制御部186Aにより大役遊技プログラムが遊技プログラムメモリ188から読み出され、CTゲーム役であればCTゲーム仕様プログラムが読み出されて実行される。
また、大役プログラムには、レギュラーボーナスゲームプログラム及びビッグボーナスゲームプログラムが、それぞれ別個に記憶されており、当選した大役に基づいて選択的に読み出されるようになっている。
レギュラーボーナスプログラムでは、権利行使として小役の抽選確率が通常遊技中の抽選確率よりも高い状態で最高12回の遊技(最大遊技回数)を実行可能である。この12回の遊技の間で何らかの小役に最高8回入賞(最大入賞回数)すると、レギュラーボーナスゲームは終了する。
一方、ビッグボーナスプログラムでは、権利行使としてレギュラーボーナスゲームが高確率に実行可能であり、ビッグボーナスゲームにおける獲得枚数が予め設定された上限枚数に到達すれば、レギュラーボーナスゲームの実行中であってもビッグボーナスゲームは終了する。なお、本実施の形態では、ビッグボーナスゲーム中における小役の当選確率は、通常遊技とほぼ同じとなっている。
CTゲームでは、少なくとも予め定めた1つ以上のリール制御に関して、前述の第1の制御状態である滑り制御(リール350A、350B、350Cの停止制御における補助)は一切禁止、あるいは通常遊技よりも停止制御における補助を厳しく制限される第2の制御状態となり、遊技者が停止ボタン356A、356B、356Cを操作した時期に対して忠実に停止制御が実行されるリールが1つ以上発生するようになっている。また、始動レバー354の操作があっても抽選は実行されず、または、抽選がなされても遊技状態制御部160はその役・図柄の決定結果を無視することにより(言い換えれば、CTゲーム中は、全ての小役のフラグが成立)、純粋に遊技者の操作技術により小役図柄を揃えることが可能となる。上記実施の形態では、当選しなくとも成立可能な役は小役のみとするが、もちろん小役に限らず、大役を含む全ての役がその役に当選しなくとも成立可能としてもよい。
また、遊技状態制御部186には、フラグ管理制御部190を介してフラグメモリ192が接続されており、上述した内部抽選の当選結果に応じた役の内部当選状態をフラグの状態によって管理している。
各フラグは、内部抽選により当選することにより成立し、一般に、小役のフラグの状態は1回の遊技で消滅(フラグ不成立)するが(当選の無効)、大役のフラグの状態はその後各リール350A、350B、350Cが停止して表示窓314に大役図柄が所定の配列で表示されることにより大役に入賞するまで維持される(当選の持ち越し)。
なお、フラグメモリ192は、上述したリール駆動制御部194に接続されており、当該フラグメモリ192に記憶されたフラグの状態は、リール駆動制御部194による停止ボタン356A、356B、356Cの操作に基づく停止制御の際の引き込みまたは蹴飛ばしの滑り制御のパラメータとして適用される。
ここで、前述したLCD313では、副制御部150の制御により始動レバー354が操作されときに実行される役抽選の結果に応じて、当該遊技に関わる予告演出を画像で表示する(演出情報画像表示)という機能に加え、遊技仕様等各遊技に関する様々な情報を文字や画像、あるいはそれらの組み合わせにより案内表示して提供(案内情報画像表示)する機能を有している。
また、これらの情報(演出情報、案内情報)の内、演出情報は、1回の遊技で終結する動画と、複数回の遊技で終結する動画とが後述する演出情報メモリ275に記憶されており、遊技状態に応じて演出情報読出部258により読み出され表示されLCD313に表示される(図6(A)参照)。
一方、案内情報は、それぞれの情報の内容、所謂コンテンツが階層化されて後述する案内情報メモリ272に記憶され、遊技者からの十字キー222及び設定キー224の操作による選択指示を受けて案愛情報読出部268により読み出されLCD313に表示される(図6(B)参照)。
図5は、LCD313に表示される、階層化されたコンテンツ(案内情報)の構築形態の一例を示したものである。
メインメニューフォルダ200には、下位下層としてのサブメニューAフォルダ202とサブメニューBフォルダ204とが設けられている。
なお、枝線205の分岐点に付与された連結記号206の「+」は、下位下層が表示されないで存在していることを示し、連結記号206の「−」は、下位下層が全て表示されていることを示している。
すなわち、図5の実施形態によれば、サブメニューBフォルダ204では、下位下層の全てである、出玉データフォルダ208、ボーナス関連フォルダ210、CT関連フォルダ212がLCD313に案内情報画像として表示されている。
また、出玉データフォルダ208は、連結記号206の「−」で連結されているため、表示されている本日データフォルダ214、過去3日データフォルダ216が全ての下位下層となる。
ボーナス関連フォルダ210は、連結記号206の「+」で連結されているため、表示されていない下位下層(BBゲームフォルダやRBゲームフォルダ、並びにさらにこれらの下位下層等)が存在する。
さらに、CT関連フォルダ212は、連結記号206の「−」で連結されているため、表示されている最大メダル獲得フォルダ218、小役獲得フォルダ220が全ての下位下層となる。なお、本実施の形態では、CT関連フォルダ212を独立させたが、上記ボーナス関連フォルダ210の下位下層の1つとして登録してもよい。
図1及び図6に示される如く、LCD313の近傍には、各フォルダを選択可能な十字キー222と、選択されたフォルダを開く(内部の情報を表示する)ための決定キー224とが設けられている。この十字キー222及び決定キー224の操作に応じて、LCD313に表示される構成を変更することができる。
例えば、図6(B)に示される如く、操作手順としては、図5に示されるような上記階層化されたコンテンツを選択するためのメインメニューフォルダ200を含む複数の選択フォルダが表示され(基本画面)、メインメニューフォルダ200をキー操作で選択、決定すると、コンテンツのサブメニューフォルダ(図5のサブメニューAフォルダ202及びサブメニューBフォルダ204)の一覧が表示される、といったように、同一階層毎のフォルダがグループとなって表示されるようになっている。
ここで、十字キー222、決定キー224を操作することで、メインメニューフォルダ200→サブメニューBフォルダ204→・・・を順次選択し、決定することで、徐々に下位階層の画像に切り替えられるようになっている。
ところで、図6(A)に示す演出情報画像の表示中に、案内情報の表示指示があった場合、表示領域(LCD313)が同一であるため、何れか一方(従来は、案内情報)を優先して表示する必要があった。遊技者の指示が最優先されるべきであるからである。
また、演出情報画像の中には、複数回の遊技にまたがって1つのストーリーが展開し、何らかの予告をする場合がある。このような連続演出の途中で画像が途切れることは、遊技者にとって不利益であった。
そこで、本実施の形態では、図6(C)に示される如く、演出情報画像と、案内情報画像とをLCD313の表示領域に分割して表示する機能、並びにその実行タイミングを確立した。
図7には、演出制御部150における上記LCD313への表示制御並びに分割タイミング制御を実現するための機能ブロック図が示されている。
LCD313の近傍には、十字キー222と決定キー224とが設けられており、これらは、演出制御部150のキー操作指示内容判別部250に接続されている。
キー操作指示内容判別部250では、上記十字キー222と決定キー224が操作有効時に操作されると、LCD313に表示されている状態の下での指示内容を判別する。このために、キー操作指示内容判別部250は、後述する表示画像構築部252と接続され、常に、LCD313の表示状態を把握している(キー操作と表示画像との同期をとっている)。なお、十字キー222と決定キー224の操作によって、前記キー操作指示内容判別部250で判別する内容としては、遊技状態に応じた案内情報毎に設定された項目の選択である。
前記キー操作指示内容判別部250では、十字キー222で選択された内容を決定キー224の操作をトリガとして、表示内容実行制御部254へ送出する。表示内容実行制御部254には、階層移行制御部260が接続されている。
階層移行制御部260では、十字キー222及び決定キー224を用いた手動操作に基づく階層や項目が選択され、その情報が案内情報読出部268へ送出されるようになっている。案内情報読出部268には、案内情報メモリ272が接続されており、入力された階層や項目データに基づいて、情報が取得される。
案内情報読出部268で取得した情報は、表示画像構築部252へ送出される。表示画像構築部252では、LCD313に表示されるように画像が構築され、表示ドライバ274を介してLCD313へ表示される。
一方、主制御部100の遊技状態制御部186(図3参照)からは遊技状態を示す情報が、遊技状態解析部270へ入力されるようになっている。
この遊技状態解析部270では、現在の遊技状態が解析され、その結果を演出要否判別部256へ送出する。
演出要否判別部256では、演出の有無(有りの場合は演出内容を特定する識別番号を含む)を判別する。当該判別結果に基づいて、演出要否判別部256は、演出情報読出部258へ演出有(演出内容特定のための識別番号)を送出すると共に演出内容が連続演出(複数回の遊技にまたがって1つのストーリーを展開し予告する演出)である場合には、表示画像構築部252へ分割要否指示信号を送出する。
演出情報読出部258には、演出情報メモリ275が接続されており、演出情報演出部読出258では、識別番号に基づいて演出情報メモリ275から該当する演出情報(データ)が読み出され、表示画像構築部252へ送出される。
ここで、表示画像構築部252では、前記分割要否指示信号に基づいて、LCD313の表示領域を、(1)演出情報画像として占有(図6(A)参照)、(2)案内情報画像として占有(図6(B)参照)、(3)演出情報画像と案内情報画像とを所定の割合で割当て(図6(C)参照)、の何れかに設定し、画像を構築して前記表示ドライバ274へ送出する。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
まず、通常遊技の流れについて説明する。
メダルがクレジットされている状態(或いは、メダル投入部320からメダルを投入した状態)で、1枚ベットボタン352A、またはマックスベットボタン352Bの操作によりメダルのベットが完了するか、或いは、メダル投入部320からメダルを投入することによりベットが完了すると、始動レバー354の操作が可能となる。
始動レバー354が操作されると、この操作と同時に抽選部180により役の内部抽選がなされると共に、リール駆動制御部194の制御により、リール350A、350B、350Cが回転を開始する。
上記内部抽選の結果は、当選役・図柄決定部184から遊技状態制御部186に伝えられる。遊技状態制御部186は、フラグ管理制御部190を介してフラグメモリ192のフラグの状態を内部抽選の結果に応じて更新記憶させる。
その後、遊技者が、停止ボタン356A、356B、356Cを操作すると、この停止操作によってリール350A、350B、350Cの回転を停止させるが、フラグメモリ192に記憶されているフラグに従って、滑り制御を加味して該当する図柄を所定位置に引き込むように、或いは所定位置から蹴飛ばすようにリール350A、350B、350Cの停止制御が実行される。すなわち、リール駆動制御部194は、フラグメモリ192に記憶されたフラグの状態及び遊技状態制御部186による遊技状態に応じて停止制御テーブルを選択するようにしており、前記フラグが成立している場合には、的確な目押しタイミングによって当たり図柄を停止させることができる。また、多少の停止操作タイミングのずれは滑り制御によって矯正される。逆に、フラグが成立していない場合には、目押しを行っても、リール350A、350B、350Cの回転に滑りを生じさせ、当り図柄では停止しないようにする。
次に、全てのリール350A、350B、350Cが停止すると、停止図柄に基づいて入賞したか否かの入賞判定が行われる。なお、入賞した場合には入賞した役の判定も行う。
この判定により、大役に入賞したと判定された場合には、その停止図柄に従って、ビッグボーナス(BB)又はレギュラーボーナス(RB)のボーナスゲーム制御を実行し(権利行使)、小役と判定された場合には、当該小役に予め設定されている所定の払出し制御を実行する。
また、上記判定において、CTゲーム役に当選したと判定された場合には、次の遊技からCTゲームが実行される。
ここで、前記リール350A、350B、350Cの回転、停止状態を見るための表示窓314の上部には、LCD313が設けられており、通常は、抽選の結果の予告等の画像(演出情報画像)が表示されるが、遊技者によるキー操作(十字キー222、決定キー224)により、前記様々な遊技状態に応じたコンテンツ(案内情報画像)を表示させることができる。
ところで、上記コンテンツの表示に際して、遊技者の指示であることを鑑みて、演出情報画像に優先して、目的のコンテンツを表示させるようにしていた。
しかしこのような一方的な表示画像を選択は、例えば、演出情報画像による予告が、複数回の遊技にまたがってストーリーが展開されて予告するような場合、その途中が途切れることが、かえって、遊技者に不利益となる場合があった。
そこで、本実施の形態では、遊技状態に基づいて自動的に、演出情報画像を表示するか、案内情報画像のみを表示するか、或いは、画像領域を分割して同時に両方の画像を表示するかを、選択する表示制御技術(分割要否、分割タイミング)を確立した。
以下、図8フローチャートに従い、情報表示制御について説明する。
ステップ10では、遊技が開始されたか(例えば、始動レバー354が操作されたか)否かが判断され、否定判定の場合にはこのルーチンは終了する。
また、ステップ10で肯定判定されると、ステップ12へ移行して、当該遊技に関して演出が有るか否かが判断される。
ステップ12で肯定判定された場合には、ステップ14へ移行して演出情報を読み出し、ステップ18へ移行する。また、ステップ12で否定判定された場合には、ステップ16へ移行してフラグFをセット(1)してステップ18へ移行する。
ステップ18では、十字キー222や決定キー224の操作による案内情報表示指示が有るか否かが判断される。
ステップ18で肯定判定されると、ステップ20へ移行して案内情報を読み出し、ステップ22へ移行し、フラグFがセットされているか否かが判断される。
また、ステップ18で否定判定されると、ステップ24へ移行してフラグFがセットされているか否かが判断される。
上記工程により、以下の4個のパターンが判別されることになる。
(1) 演出有り、案内有り(ステップ22の否定判定)
(2) 演出無し、案内有り(ステップ22の肯定判定)
(3) 演出有り、案内無し(ステップ24の否定判定)
(4) 演出無し、案内無し(ステップ24の肯定判定)
すなわち、ステップ22で否定判定されると、上記(1)の状態であり、ステップ26へ移行して分割表示処理(LCD313の表示領域をそれぞれに割り当てて構築)を実行し、次いでステップ28へ移行して演出情報、案内情報を同時表示するように制御し(図6(C)参照)、このルーチンは終了する。
また、ステップ22で肯定判定されると、上記(2)の状態であり、ステップ30へ移行してフラグFをリセット(0)し、次いでステップ32へ移行して案内情報を表示するように制御し(図6(B)参照)、このルーチンは終了する。
さらに、ステップ24で否定判定されると、上記(3)の状態であり、ステップ34へ移行して、演出情報を表示するように制御し(図6(A)参照)、このルーチンは終了する。
最後に、ステップ24で肯定判定されると、上記(4)の状態であり、ステップ36へ移行してフラグFをリセット(0)し、このルーチンは終了する。
以上説明したように本実施の形態では、LCD313の表示領域に、演出情報画像を表示する時期と、案内情報画像を表示する時期とがあるため、基本的には案内情報画像を優先するといった優先度合いをつけて表示するようにしているが、演出情報画像には、複数回の遊技にまたがって1つのストーリーが展開する予告が存在し、途中で途切れるとかえって遊技者に不利益となるような場合に、LCD313の表示領域を分割して演出情報画像と案内情報画像とを同時に表示可能とした。このように遊技情報に応じて、表示形態を変更する表示制御を確立することで、遊技者への不利益を軽減することができる。
なお、本実施の形態では、LCD313を演出情報画像領域として2/3、案内情報画像領域として1/3を割り当てたが、このような分割に限られるものではない。
例えば、図9(A)及び(B)のように主従の関係を持たせ、一方を通常どおり表示し、他方を画像領域よりも小さい領域313Aに表示するようにしてもよい。また、図9(C)のように所謂ウィンドウ313Bを重ね合わせて表示するようにしてもよい。
上記図9(A)乃至(C)では、十字キー222や決定キー224の操作によって、主従の関係を切り替えたり、ウィンドウの前後関係を切り替える機能を持たせることが好ましい。
また、LCD313の表示内容(メニュー)の切り替えの操作手段として、十字キー222、決定キー224を用いたが、キーの形状等は限定されるものではない。また、LCD313自体をタッチパネルとしてもよい。
本実施の形態に係るパチスロ機の斜視図である。 パチスロ機の制御系の概略図である。 主制御部における通常遊技制御のための制御系を機能的に示したブロック図である。 各遊技状態毎に分類された当選エリアマップである。 本実施の形態に係る階層構造のメインメニュー構築状態を示す概念図である。 LCDの正面図であり、(A)は演出情報画像表示、(B)は案内情報画像表示、(C)は演出情報画像と案内情報画像を同時表示(分割表示)した場合の正面図である。 演出制御部におけるLCDへの表示制御並びに分割タイミング制御を実現するための機能ブロック図である。 本実施の形態に係るLCDへの表示制御ルーチンを示すフローチャートである。 (A)乃至(C)は、変形例に係るLCDへの表示形態のバリエーションを示す正面図である。
符号の説明
100 主制御部
150 副制御部(表示制御手段)
152 液晶制御回路
186 遊技状態制御部
194 リール駆動制御部
222 十字キー
224 決定キー
250 キー操作指示内容判別部
252 表示画像構築部(演出情報表示制御手段、案内情報表示制御手段)
254 表示内容実行制御部
256 演出要否判別部(同時表示実行手段)
258 演出情報読出部(演出情報表示制御手段)
260 階層移行制御部
268 案内情報読出部(案内情報表示制御手段)
270 遊技状態解析部
272 案内情報メモリ(案内情報記憶手段)
274 表示ドライバ
275 演出情報メモリ(演出情報記憶手段)
313 LCD
352B マックスベットボタン
354 始動レバー
350A、350B、350C リール
356A、356B、356C 停止ボタン

Claims (4)

  1. 遊技機本体と、当該遊技機本体を制御して所定の遊技操作に基づいて始動し終結するまでを1回の遊技とする遊技を繰り返し進行させる遊技制御装置と、当該遊技制御装置により進行する遊技に関する演出情報を表示する表示部と、を備えた遊技機であって、
    前記遊技制御装置による制御により進行する種々な遊技状態に関わる複数の演出情報を記憶する演出情報記憶手段と、
    前記遊技制御装置による制御により進行する種々な遊技状態に関わる複数の案内情報を所定の項目別に集約して記憶する案内情報記憶手段と、
    前記遊技状態に基づいて前記演出情報記憶手段に記憶された所定の演出情報を読出し、該当する演出情報を前記表示部に表示する演出情報表示制御手段と、
    前記案内情報記憶手段に記憶された項目を特定することで、当該特定された項目に関する案内情報を前記表示部に表示する案内情報表示制御手段と、
    所定条件が成立した場合に、前記表示部に対する前記演出情報表示制御手段による演出情報の表示と、前記案内情報表示制御手段による案内情報の表示を同時に実行する同時表示実行手段と、
    を有する遊技機。
  2. 前記所定条件が、前記演出情報が複数回の遊技にまたがってストーリー展開する演出情報であり、かつ、前記案内情報の表示指示があった場合であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記同時表示実行手段による同時表示の形態が、表示部の表示領域を分割して表示する分割表示、前記演出情報と前記案内情報とをそれぞれ階層毎に表示する階層表示の何れかであり、前記同時表示実行手段による同時表示の際に、少なくとも一方の表示領域が単独表示の際の縦横比を維持することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 前記遊技制御装置が、遊技媒体の投入後の始動操作を契機に役抽選、並びに複数列の図柄変動が開始され、図柄変動の停止操作によって前記役抽選の結果を報知する遊技を前記1回の遊技とし、当該役抽選の結果が当選、かつ所定の図柄配列で停止した場合に、停止図柄に応じた遊技媒体の払い出しを実行する小役、並びに小役の当選確率が高くなった状態で遊技を進行し得る大役、の何れかを権利行使することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の遊技機。
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