JP2006279942A - Electroacoustic transducer with holder - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電子機器に組み込まれるホルダ付き電気音響変換器、例えばパーソナルコンピュータ、携帯電話、ページャー等の携帯電子機器に組み込まれる小型のホルダ付きマイクロホン、ホルダ付きレシーバ、ホルダ付きサウンダに関する。 The present invention relates to an electroacoustic transducer with a holder incorporated in an electronic device, for example, a small microphone with a holder, a receiver with a holder, and a sounder with a holder incorporated into a portable electronic device such as a personal computer, a mobile phone, and a pager.
従来、例えば携帯電話等に組み込まれた小型のマイクロホンとして、特許文献1にはハウリングや振動ノイズの発生防止のために音孔を除いてマイクロホンをゴムによって囲む構造のマイクロホンホルダが開示されている。また、日本国特許第3000742号(以下、特許文献2と呼ぶ)にはマイクロホンユニットと基板のジャンパー線同士をつなぎ、このジャンパー線を軸にしてマイクロホンユニットの取り付け姿勢を調整する実装方法が開示されている。
しかしながら、上述の特許文献1、2に代表されるような従来技術においては、マイクロホンを収納するマイクロホンホルダを形成した上で、マイクロホンの姿勢を例えば縦置きとか横置きにできるようにマイクロホンホルダを調整可能にする技術の開示はない。従って、縦置きの場合は縦置き専用のマイクロホンホルダ、横置きの場合は横置き専用のマイクロホンホルダが必要となる。
従って、例えば携帯電話等の機種の変化に伴うマイクロホンの搭載姿勢の変化に伴い、種々の姿勢変化に応じられるマイクロホンを形成することによって、搭載姿勢の変化にも対応可能な汎用なホルダ付きマイクロホンが望まれる。
However, in the conventional techniques represented by the above-mentioned Patent Documents 1 and 2, after the microphone holder for storing the microphone is formed, the microphone holder is adjusted so that the posture of the microphone can be set vertically or horizontally, for example. There is no disclosure of the technology that makes it possible. Accordingly, a microphone holder dedicated to the vertical installation is required for the vertical installation, and a microphone holder dedicated to the horizontal installation is required for the horizontal installation.
Therefore, for example, a microphone with a general-purpose holder that can cope with a change in mounting posture is formed by forming a microphone that responds to various posture changes in accordance with a change in the mounting posture of the microphone accompanying a change in the model of a mobile phone or the like. desired.
本発明は、上述の問題点に鑑み発明されたもので、種々の姿勢変化に応じられる汎用なホルダ付き電気音響変換器を提供することを目的とする。 This invention is invented in view of the above-mentioned problem, and it aims at providing the general-purpose electroacoustic transducer with a holder which responds to various attitude | position changes.
この発明によるホルダ付き電気音響変換器は、
複数の端子電極を有する電気音響変換器と、
複数の面を有し、その1つの面に開口を有する上記電気音響変換器を収容した収容室が形成されたブロック状のホルダと、
上記収容室の底壁面に設けられ、上記複数の端子電極とそれぞれ接続された複数の接続電極と、
上記ホルダの上記複数の面のそれぞれに上記複数の接続電極と対応して設けられた複数の取付け用電極と、
上記ホルダに設けられ、各上記接続電極と、それに対応する、上記複数の面上のそれぞれの上記取付け用電極とを電気的に接続する配線部、
とを含むように構成されている。
An electroacoustic transducer with a holder according to the present invention comprises:
An electroacoustic transducer having a plurality of terminal electrodes;
A block-shaped holder having a plurality of surfaces, in which a housing chamber containing the electroacoustic transducer having an opening on one surface is formed;
A plurality of connection electrodes provided on the bottom wall surface of the storage chamber and connected to the plurality of terminal electrodes, respectively;
A plurality of mounting electrodes provided corresponding to the plurality of connection electrodes on each of the plurality of surfaces of the holder;
A wiring portion that is provided in the holder and electrically connects each of the connection electrodes and the corresponding mounting electrodes on the plurality of surfaces;
Are included.
本発明によれば、電気音響変換器の複数の端子電極に接続される複数の取付け用電極をホルダの少なくとも2面のそれぞれに設けているのでどちらの面でも電子機器に取り付けることができ、この結果種々の姿勢変化に応じられる汎用なマイクロホンを得ることができる。 According to the present invention, since a plurality of mounting electrodes connected to a plurality of terminal electrodes of the electroacoustic transducer are provided on each of at least two surfaces of the holder, either surface can be mounted on an electronic device. As a result, a general-purpose microphone that can respond to various posture changes can be obtained.
〔第1実施例〕
図1A、B,Cは、この発明によるホルダ付き電気音響変換器の第1実施例であるホルダ付きマイクロホン(以下、マイクロホンアセンブリと呼ぶ)のホルダをそれぞれ異なる方向から見た斜視図である。このホルダ10は、シリコンゴムのような耐熱性弾性体から全体としてほぼブロック状に成形され、互いに平行に対向する前面(上面)11aと背面11b、それら前面と背面に直角で、互いに平行に対向する側面11cと11d、それら前面、背面、側面と直角で、互いに平行に対向する先端面11eと後端面11fを有している。
[First embodiment]
1A, 1B and 1C are perspective views of holders of a microphone with a holder (hereinafter referred to as a microphone assembly), which is a first embodiment of an electroacoustic transducer with a holder according to the present invention, as seen from different directions. The
この実施例では更に、ホルダ10の向きを示すために、側面11c、11dと先端面11eが交差する稜を切り取るように斜面11g、11hが形成されている。ホルダ10を耐熱性樹脂により形成することにより、リフロー槽による半田付け処理が可能となり、例えば電気音響変換器としての後述のマイクロホン本体20の端子電極27と接続電極8とでリフロー処理による半田付けが可能となる。また、ホルダ10を弾性体としたのは、電気音響変換器を電子機器に装着するための収納空間に応じて変形が可能であり、更には後述するようにマイクロホン本体20の前面と、マイクロホンアセンブリが取り付けられる例えば携帯電話のハウジング内壁面との間に形成される音孔空間をホルダ10のシーリング部5でシーリングする密着性を向上させることができるためである。また、シリコンゴム等絶縁性を有する弾性体であれば、配線部間あるいは取付け用電極間、マイクロホン本体と他の部分の絶縁性を得ることができる。
In this embodiment, in order to indicate the orientation of the
ホルダ10は、例えば図2A,Bに示すようなマイクロホン本体20の形状(ここでは扁平円筒形)に合わせてその前面11aに開口を有し背面11bの近くに達する円筒状の収容室3を有している。この収容室3の背面11b側の底壁4に収容室3と同心でかつマイクロホン本体20の径より小さい径の穴3aが形成されている。底壁4には、穴3aの周囲に等角度間隔で4つの接続電極8Eが穴3aの中心に向かって侵入するように取り付けられている。ホルダ10の前面11aには収容室3を囲むように環状のシーリング部5が突出して形成されている。穴3aは例えば接続電極8Eと後述のマイクロホン本体20の端子電極との接続作業に使用される。
The
収容室3内には、図2A,Bに示すマイクロホン本体20が収納される。マイクロホン本体20は、前面21aが閉じられた円筒状ケース21と、その背面を閉じるように嵌合挿入された基板25とを有し、基板25はケース21の下端のかしめ部21Fでケース21内に固定されている。この場合、マイクロホン本体20の音孔26が形成された前面21aがホルダ10の前面11aとほぼ同一面となり、マイクロホン本体20の端子電極27Eが形成された基板25が底壁4側に位置するように収納される。図2A,Bに示すマイクロホン本体20は、4個の端子電極27E1, 27E2, 27E3, 27E4を有する場合であり、ディジタルエレクトレットコンデンサマイクロホンを念頭に置けば、端子電極27Eは電源、アース、出力信号、クロックの4端子となる。従来のアナログエレクトレットコンデンサマイクロホンの場合には、電源、アース、出力信号の3端子の場合、あるいはアース、出力信号の2端子の場合、等の端子数に対し、この電極数で足りることになる。
A
図1に戻り、ホルダ10には、マイクロホン本体20が収容室3に収納された状態で、マイクロホン本体20の端子電極27Eと接触する複数(図では4個)の接続電極8Eが底壁4から突出して配置され、この接続電極8Eが複数の配線部8Lによって引き回され複数の取付け用電極8Tのそれぞれ対応するものと連結されている。即ち、各接続電極8Eは、対応する配線部8Lにより前面11a、背面11b、後端面11fのそれぞれにて露出する4つの取付け用電極8Tと接続されている(この配線部の詳細は図3を参照して後述する)。
Returning to FIG. 1, a plurality (four in the figure) of
この接続電極8E、配線部8L、取付け用電極8Tは、例えば金メッキされたSUS板あるいは真鍮板にて一体に形成され、図3に示すように打ち抜きあるいは折り曲げられて形成される。この打ち抜き折り曲げられた接続電極8E、配線部8L、取付け用電極8Tの一体物を用いてシリコンゴムによる例えばインサート成型にて図1A,Bに示すような接続電極8E、配線部8L、取付け用電極8Tをホルダ10上に引き回すことができる。なお、図1A,Bでは、接続電極8E、配線部8L、取付け用電極8Tの接続状態を図示するため、配線部8Lを破線で図示しているが、実際には配線部8Lの部分はインサート成型によってホルダ10を形成するシリコンゴム内に埋め込まれる状態となる。従って、弾性を有するホルダ10が多少の弾性変形を受けても配線部が外れてしまうことはない。
The
図3は、打ち抜き折り曲げにより一体の部材として形成された接続電極8Eと、配線部8Lと、複数の取付け用電極8Tとの組を、各接続電極8E毎に形成したものを図示する。この図3ならびに図4A〜E、図5A,Bにあって、4つの接続電極8Eはそれぞれ8E1、8E2、8E3、8E4で表され、4つの配線部8Lはそれぞれ8L1,8L2,8L3,8L4で表され、それぞれの配線部に接続された複数の取付け用電極8Tは8Ta1, 8Tb1, 8Tf1; 8Ta2, 8Tb2, 8Tf2, 8Ta3, 8Tb3, 8Tf3; 8Ta4, 8Tb4, 8Tf4で表されている。
FIG. 3 illustrates a
図1A,Bにおけるホルダ10の背面11bには、後端面11fから先端面11eにわたって2本の配線部8L3、8L4が橋渡されており、更にこの配線部8L3、8L4は先端面11eを立ち上がって前面11aまで至っている。また、ホルダ10の背面11bには、底壁4の縁から後端面11fにわたって2本の配線部8L1、8L2が橋渡されており、この配線部8L1、8L2は後端面11fを立ち上がって前面11aまで至っている。配線部8L4には、その両端及び途中に取付け用電極8Tf4, 8Ta4, 8Tb4が折り曲げて形成され、配線部8L3には、その両端及び途中に取付け用電極8Tf3, 8Ta3, 8Tb3が折り曲げて形成され、更に、配線部8L1には、その端及び途中2箇所に取付け用電極8Ta1, 8Tf1, 8Tb1が折り曲げて形成され、配線部8L2には、その端及び途中2箇所に取付け用電極8Ta2, 8Tf2, 8Tb2が折り曲げて形成される。
1A and 1B, two wiring portions 8L3 and 8L4 are bridged from the
この結果、ホルダ10の前面11aには、取付け用電極8Ta4, 8Ta3, 8Ta1, 8Ta2が位置し、後端面11fには、取付け用電極8Tf4, 8Tf3, 8Tf1, 8Tf2が位置し、ホルダ10の背面11bには、取付け用電極8Tb4, 8Tb3, 8Tb1, 8Tb2が位置することになる。また、取付け用電極8Ta4と8Ta1、8Ta3と8Ta2、8Tb4と8Tb1、8Tb3と8Tb2が先端面11e側と後端面11f側とで対向して位置する構成となっている。ここで、取付け用電極8Ta1、8Ta2や8Tb1、8Tb2を後端面11f側に、取付け用電極8Ta4、8Ta3や8Tb4、8Tb3を先端面11e側にそれぞれ配置し、取付け用電極8Tf1、8Tf2を前面11a側、取付け用電極8Tf4、8Tf3を背面側にそれぞれ配置したのは、取付け用電極を互いに広く相互に離して配置することにより、ホルダ10の配置の安定性を取るためである。従って、ホルダ10の配置の安定性が得られれば、例えば、取付け用電極8Tf4と8Tf3とに揃うように取付け用電極8Tf1、8Tf2を取付け用電極8Tb1、8Tb2に隣接して形成してもよく、また、取付け用電極8Tb1、8Tb2に揃うように取付け用電極8Tb4、8Tb3を取付け用電極8Tf4、8Tf3に隣接して形成してもよい。
As a result, the mounting electrodes 8Ta4, 8Ta3, 8Ta1, and 8Ta2 are positioned on the
また、配線部8L4、8L3の途中より分岐して及び配線部8L1、8L2の端にて、各配線部8L4、8L3、8L1、8L2は、ホルダ10の背面11bより穴3aの縁に沿って立ち上がり、底壁4の前面にて接続電極8E4、8E3、8E1、8E2に連結されている。
図4A〜Eは、ホルダ10に配線部8Lと、接続電極8Eと、3つの取付け用電極8Tとの一体構成部材が4つ取り付けられた状態での左側面、上面、右側面、正面及び背面を示す。従って、接続電極8Eとして4つの電極8E1〜8E4が設けられ、配線部8Lとして4つの配線部8L1〜8L4が設けられ、取付け用電極8Tとして4組の取付け用電極8Ta1, 8Tb1, 8Tf1; 8Ta2, 8Tb2, 8Tf2; 8Ta3,8Tb3, 8Tf3; 8Ta4, 8Tb4, 8Tf4が設けられている。
Further, the wiring portions 8L4, 8L3, 8L1, and 8L2 are branched from the middle of the wiring portions 8L4 and 8L3 and at the ends of the wiring portions 8L1 and 8L2, and rise from the
4A to 4E show the left side surface, the top surface, the right side surface, the front surface, and the back surface in a state where four integral components of the
なお、図4A〜Eにおいてホルダ10の後端面11fには、その表面に若干の凹凸が形成されている。これは、このホルダ10が回路基板(図示省略)に垂直に載せられた状態で、回路基板に対しホルダ10が後端面11fで安定して直立できるように配線部8L1、8L2、取付け用電極8Tf3, 8Tf4以外の部分をわずかな凸部11fPに形成したものである。また、図4B(及び図5Bも参照)の上面図にて明示されるように底壁4の前面側内周縁には凸状段差部4aが形成されており、例えばエレクトレットコンデンサマイクロホンのようにマイクロホン本体20のケース21のかしめ部分21F(図2B参照)の厚さ以上の凸状段差部4aによって、接続電極8E1〜8E4上にマイクロホン本体20の端子電極27E1〜27E4が接続され、同時に底壁4にマイクロホン本体20を確実に置くようにしている。
4A to 4E, the
図5A,Bは、図4B,Eにおけるホルダ10の5A−5A断面及び5B−5B断面を示す。この5B−5B断面によって、取付け用電極8Ta2, 8Ta3, 8Tb2, 8Tb3, 8Tf2の露出状態、接続電極8E2、8E3の配置状態、ならびに配線部8L2、8L3のシリコンゴム内への埋め込み状態を示している。また5A−5A断面によって、取付け用電極8Tf4の露出状態、配線部8L4の埋め込み状態を示している。
図6、図7、図8は、ホルダ付きマイクロホン、即ちマイクロホンアセンブリを携帯電話に搭載する場合の使用状態を表す。図6A,B,Cは、携帯電話30の回路基板31上にマイクロホンアセンブリ32をいわゆる横置きに取り付ける場合の例を示している。即ち、マイクロホンアセンブリ32のホルダ10の背面11bを回路基板31上に載せ、ホルダ10の取付け用電極8Tb1, 8Tb2, 8Tb3, 8Tb4を回路基板31上に備えた電極34E1, 34E2, 34E3, 34E4に半田付けする。この場合、携帯電話30のハウジング33を回路基板31に被せた状態でハウジング33の内壁面はホルダ10のシーリング部5を押圧する。シーリング部5は弾性を有しているので、ハウジング33の内壁面と密着し、ハウジング内壁面とマイクロホン本体20の前面21aとの間に形成される音響空間のシーリングが行われる。
5A and 5B show a 5A-5A section and a 5B-5B section of the
6, 7, and 8 illustrate a use state when a microphone with a holder, that is, a microphone assembly is mounted on a mobile phone. 6A, 6B, and 6C show examples in which the
図7A,B,Cは、携帯電話30の回路基板31上にマイクロホンアセンブリ32をいわゆる縦置きに取り付ける場合を示す。即ち、マイクロホンアセンブリ32のホルダ10の後端面11fを回路基板31上に載せ、ホルダ10の取付け用電極8Tf1, 8Tf2, 8Tf3, 8Tf4を回路基板31上に形成された電極34E1, 34E2, 34E3, 34E4に半田付けする。この場合、携帯電話30のハウジング33を回路基板31に被せた状態でハウジング33の側部内壁面はホルダ10のシーリング部5を押圧することになり、マイクロホン本体20の前面21aと側壁面との間の音響空間のシーリングが行われる。また、この縦置きの状態では、回路基板31からの振動の影響を受けにくいという特長ももたらす。
7A, 7B, and 7C show the case where the
また、図8A〜Dは、携帯電話30の回路基板31の裏側からマイクロホンアセンブリ32を取り付け、ホルダ10のシーリング部5を回路基板31の丸穴31aに密着挿入させたものである。ホルダ10の取付け用電極8Ta1〜8Ta4は回路基板31背面に備えた電極34E1〜34E4に半田付けされる。ホルダ10のシーリング部5は、回路基板31の背面に押圧固定されるが、更に携帯電話30のハウジング33を回路基板31に被せた状態でキーパッド35もシーリングの役目を有する。またこのマイクロホンアセンブリ32の取り付け構造では、回路基板31の裏側にマイクロホンアセンブリ32が位置するのでハウジングのスペースの有効利用が図れる。
8A to 8D show the
図6、図7、図8は、ホルダ10の取付け用電極を回路基板31の電極34E1〜34E4に半田付けした場合を示したが、この接続の方法については種々の変形が可能であり、例えば図9A,Bに示すように取付け用電極8Tに板ばね12を取り付ける構造、図9C,Dに示すように取付け用電極8Tにコイルばね13を取り付ける構造、図9E,Fに示すように取付け用電極8Tにフレキシブルプリント配線板14の端子を接続する構造、図9G,Hに示すように取付け用電極8Tにリード線15の端子を接続する構造が挙げられる。なお、図9A,C,E,Gは、ホルダ10の後端面11fの取付け用電極8T(8Tf1〜8Tf4)にばねや端子を接続した状態を示し、図9B,D,F,Hは、ホルダ10の背面11bの取付け用電極8T(8Tb1〜8Tb4)にばねや端子を接続した状態を示している。
〔第2実施例〕
これまでの説明は、ホルダ10を塊状の耐熱性弾性体としてシリコンゴムを用いた例を挙げてきたが、この耐熱性弾性体の代わりに耐熱性樹脂を用いてもよい。この場合、シーリング部5は音孔空間のシールという機能上弾性体が望ましい。このため、図10では、ホルダ10をシーリング部5とそれ以外の部分(ここでは収納本体10’という)とに分離して形成し、これらを接続して一体化する構造を例示する。即ち、図10は、例えばポリブチレンテレフタノールやリキッドクリスタルポリマー等の耐熱性樹脂からなる収納本体10’の前面に例えばシリコンゴム等からなるつば部5aを有するシーリング部5が配置された構造を示す。図11A,Bは、この図10のホルダ10の分解斜視図及び分解正面を示す。この図11A,Bの例は、つば部5aを含むシーリング部5が、収納本体10’の収容室3にはまり込む大きさを有し、換言すればマイクロホン本体20の前面上に貼り付けられる大きさを有する。シーリング部5がマイクロホン本体20に貼り付けられた状態で、マイクロホン本体20の音孔26を囲むようにシーリング部5が配置されることになる。ここでは、マイクロホン本体20にシーリング部5を貼り付けた例を示したが、収納本体10’の前面11aに収容室3を囲むようにシーリング部5を貼り付けるようにしてもよい。
〔第3実施例〕
図12A〜Dは、第3実施例を示す。この実施例では、マイクロホン本体20の端子電極27Eが形成されている基板25に音孔26が形成されている。ホルダ10の構造は図3,図4A〜Eにおける前面11a側の取付け用電極8Ta1〜8Ta4を省き、後端面11f上において取付け用電極8Tf1, 8Tf2を背面11b側に配置し、取付け用電極8Tf3, 8Tf4を前面11a側に配置した構造と同じである。従って、マイクロホン本体20の端子電極27Eと音孔26はホルダ10の背面11b側に位置することになる。図12A〜Dの例において、シーリング部5はホルダ10の背面側において収容室3の周囲に形成する構造としてもよい。もっとも、ホルダ10がシリコンゴム等の弾性体にて形成された場合には、ホルダ10の背面11bにてシーリング部を形成しなくても背面11bをマイクロホンアセンブリが取り付けられる配線基板の表面に押圧することにより穴3aの内側で基板25の前方に形成される音孔空間のシーリングが可能となる。
6, 7, and 8 show the case where the mounting electrode of the
[Second Embodiment]
In the description so far, an example has been given in which silicon rubber is used with the
[Third embodiment]
12A to 12D show a third embodiment. In this embodiment, a
これまでの説明では、雑音の回り込み防止のためシーリング部を設ける例を示したが、ホルダ10に使用される弾性体の材質として低硬度材料を使用する場合には、シーリング部を設けなくとも、ホルダ10の表面をマイクロホンが取り付けられる配線基板の表面に圧接することによりシーリング機能を果たすことが可能である。
また、本発明では、多数のホルダを連ねてマイクロホン本体を順次実装するようにすれば、即ち、いわゆるテープ&リールを導入することにより、自動実装が可能となる。また、多数のマイクロホンアセンブリ32をテープ&リールに配列して載せ、マイクロホンアセンブリ32を携帯電話等の回路基板へ順次自動実装することも可能となる。
In the description so far, an example in which a sealing portion is provided to prevent noise from wrapping around has been shown, but when using a low-hardness material as the material of the elastic body used for the
Further, in the present invention, automatic mounting is possible by connecting a large number of holders and sequentially mounting the microphone body, that is, by introducing a so-called tape and reel. It is also possible to mount a large number of
上述のホルダ付きマイクロホンの例は携帯電話を対象にして説明してきたが、PDA等の小型情報通信機器、デジタルカメラ等に適用可能である。
[第4実施例]
前述した第1〜第3実施例では電気音響変換器としてマイクロホンを使用した場合について説明したが、以下に説明するように他の電気音響変換器に適用できる。
図13Aは電気音響変換器として音声や楽音以外の単純な音を発生するサウンダを使用して本発明を適用した場合のホルダ付きサウンダを構成するサウンダ40とホルダ10を分離して示し、図13Bは図13Aを上下反転して示している。サウンダ40のケース41は耐熱性樹脂により直方体に形成されており、その上面の中央に音孔46が形成されている。ケース41の背面をなす基板45の四隅には端子電極47E1〜47E4が設けられている。サウンダ40を電気信号により駆動するには2端子あればよいが、バランスを良くするため4つの端子電極47E1〜47E4を設けている。これらのうち、例えば端子電極47E1と47E2間及び端子電極47E3と47E4間はケース41内で配線部により互いに接続されている。
Although the example of the microphone with a holder described above has been described for a mobile phone, it can be applied to a small information communication device such as a PDA, a digital camera, or the like.
[Fourth embodiment]
In the first to third embodiments described above, the case where a microphone is used as the electroacoustic transducer has been described. However, the present invention can be applied to other electroacoustic transducers as described below.
FIG. 13A shows separately the sounder 40 and the
ホルダ10はサウンダ40の形状に合わせてブロック状に形成されており、サウンダ40を収容する四角形の収容室3が上面11aから背面11bに向かって形成されている。上面11aには収容室3を囲んで上方に突出する四角形のシーリング部5が形成されている。収容室3は背面11b側で底壁4により閉じられており、その底面の四隅に四角形の穴3a1〜3a4が底壁4に形成されている。サウンダ40の端子電極47E1〜47E3と接続固定する接続電極8E1〜8E4が穴3a1〜3a4の上に突出して配置されている。この実施例ではホルダ10の上面11a、背面11f、先端面11e、後端面11fのいずれにおいてでも電子機器に取り付け可能なように、取付け用電極がそれぞれの面に設けられている。即ち、上面11aには取付け用電極8Ta1〜8Ta4が、先端面11eには取付け用電極8Te31, 8Te32, 8Te41, 8Te42が、後端面11fには取付け用電極8Tf11, 8Tf12, 8Tf21, 8Tf22が、背面11bには取付け用電極8Tb1〜8Tb4が設けられている。
The
図13A,Bから理解されるように、接続電極8E1は背面11bに導出され、背面11bに沿って折り曲げられ取付け用電極8Tb1が形成されている。取付け用電極8Tb1の延長部は背面11fで折り曲げられて取付け用電極8Tf11が形成されている。更に、取付け用電極8Tf11は折り曲げられて破線で示す配線部8L1として壁中を延び、再び背面11fに導出されて取付け用電極8Tf12が形成され、その取付け用電極8Tf12が上面11aで折り曲げられて取付け用電極8Ta1とされている。電極8Tf11, 8Tf12, 8Ta1, 8Tb1, 8E1及び配線部8L1の組は金属板から打ち抜き折り曲げ加工により一体形成され、インサート成型によりホルダ10に取り付けられている。他の電極8Tf21, 8Tf22, 8Ta2, 8Tb2, 8E2及び配線部8L2の組、電極8Te31, 8Te32, 8Ta3, 8Tb3, 8E3及び配線部8L3の組、電極8Te41, 8Te42, 8Ta4, 8Tb4, 8E4及び配線部8L4の組もそれぞれ同様に一体形成されている。
As understood from FIGS. 13A and 13B, the connection electrode 8E1 is led out to the
サウンダ40の端子電極47E1と47E4は互いに接続されており、電極47E2と47E3も互いに接続されているので、サウンダ40がホルダ10に組み込まれた状態では、ホルダ10の電極8Tb1, 8Tf11, 8Tf12, 8Ta1と電極8Tb4, 8Te41, 8Te42, 8Ta4は互いに電気的に接続されており、電極8Tb2, 8Tf21, 8Tf22, 8Ta2と電極8Tb3, 8Te31, 8Te32, 8Ta3は互いに電気的に接続されている。したがって、上面11a、背面11b、先端面11e、後端面11fのいずれにおいても電気的に分離した少なくとも2つの電極が設けられていることになり、これらのいずれの面でも電子機器にホルダ付きサウンダを取り付けることができる。
Since the terminal electrodes 47E1 and 47E4 of the sounder 40 are connected to each other, and the electrodes 47E2 and 47E3 are also connected to each other, the electrodes 8Tb1, 8Tf11, 8Tf12, 8Ta1 of the
図14Aは電気音響変換器として音声や楽音を再生するレシーバ(ヘッドセットなどで使用される小型スピーカ)を使用して本発明を適用した場合のホルダ付きレシーバを構成するレシーバ50とホルダ10を分離して示し、図14Bは図14Aを上下反転して示している。レシーバ50のケース51は耐熱性樹脂により細長い直方体に形成されており、その長方形の上面の中央に長辺方向に並んで複数の音孔56が形成されている。ケース51の背面の基板55には長辺方向の両端に端子電極57E1, 57E2が設けられている。
ホルダ10はレシーバ50の形状に合わせて四角い収容室3が形成された細長いブロック状であり、底壁4に長手方向に並んだ2つの穴3a1,3a2が形成されている。接続電極8E1〜8E4、取付け用電極8Ta1〜8Ta4, 8Tb1〜8Tb4, 8Tf11, 8Tf12, 8Tf21, 8Tf22, 8Te31, 8Te32, 8Te41, 8Te42、配線部8L1〜8L4などの構成と配置は図13A,Bにおけるホルダ10の例と同様なので説明を省略する。
FIG. 14A shows a
The
このホルダ付きレシーバもホルダ10の上面11a、背面11b、先端面11e、後端面11fのいずれによっても電子機器に取り付け可能である。
This receiver with a holder can also be attached to an electronic device by any of the
Claims (10)
複数の面を有し、その1つの面に開口を有する上記電気音響変換器を収容した収容室が形成されたブロック状のホルダと、
上記収容室の底壁面に設けられ、上記複数の端子電極とそれぞれ接続された複数の接続電極と、
上記ホルダの上記複数の面のそれぞれに上記複数の接続電極と対応して設けられた複数の取付け用電極と、
上記ホルダに設けられ、各上記接続電極と、それに対応する、上記複数の面上のそれぞれの上記取付け用電極とを電気的に接続する配線部、
とを含むことを特徴とするホルダ付き電気音響変換器。 An electroacoustic transducer having a plurality of terminal electrodes;
A block-shaped holder having a plurality of surfaces, in which a housing chamber containing the electroacoustic transducer having an opening on one surface is formed;
A plurality of connection electrodes provided on the bottom wall surface of the storage chamber and connected to the plurality of terminal electrodes, respectively;
A plurality of mounting electrodes provided corresponding to the plurality of connection electrodes on each of the plurality of surfaces of the holder;
A wiring portion that is provided in the holder and electrically connects each of the connection electrodes and the corresponding mounting electrodes on the plurality of surfaces;
And an electroacoustic transducer with a holder.
The electroacoustic transducer with a holder according to any one of claims 1, 2, 4, and 7, wherein the electroacoustic transducer is a receiver.
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