JP2006242429A - 空調機シミュレーター、空調機シミュレーションシステムおよび空調機シミュレーションプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 運転状態を変更させた場合における空調機1の動作を把握するための空調機シミュレーター100であって、入力部10と、データベース60と、表示部70と、制御部30とを備えている。入力部10は、運転状態を定める設定入力条件を受け付ける。データベース60は、設定入力条件に応じた空調機1の動作制御を行うための制御条件データを格納している。表示部70は、空調機1の動作に関する表示データを出力する。制御部30は、データベース60に格納されている制御条件データの中から設定入力条件に対応する対応制御条件データを選択して、設定入力条件と対応制御条件データとに基づいて空調機1の動作手順が反映されたシミュレーションプログラムを実行し、得られた実行結果を表示データとして表示部70に出力させる。
【選択図】 図1
Description
これに対して、空調業者は、空調機の有する機能や各部の動作等の説明を視覚的によりわかりやすくすることができるように、空調機およびリモコンにそれぞれマイコンを内蔵させた説明用のモデルを作成することがある。これにより、空調機のユーザーは、リモコンからの命令に応じて動作する空調機の様子や機能等を容易に把握できるようになっている。また、例えば、空調業者は、このようなリモコンからの空調機の動作等に関する命令を、リモコンの表示部に同時に表示させることで、機能等の把握がより容易になるように工夫している(例えば、以下に示す特許文献1参照)。
ところが、このように実物とは異なるモデルを新たに作成するには、コストおよび制作時間が別途必要となる。また、モデルのコンパクト化にも限度があり、空調業者が現地まで運搬する際の手間は残ってしまう。
これに対して第1発明の空調機シミュレーターでは、制御手段は、設定入力条件とこれに対応するデータ記憶手段の制御条件データとに基づいて、空調機の動作手順についてシミュレーションを行うことができる。また、制御手段は、シミュレーションによって得られた表示データを表示手段に出力することができる。このため、空調機の設定入力条件に応じた動作等を知りたい者は、実物の空調機を実際に駆動させることなく、その設定入力条件において行われる空調機の動作を視覚的に把握することが可能になる。このため、空調機の実物や模擬的なモデルが無くても、空調機の設定入力条件に応じた動作を視覚的に把握することができるようになる。
第2発明に係る空調機シミュレーターは、第1発明の空調機シミュレーターであって、設定入力条件として、温度条件、湿度条件、風量条件、外気温度条件、外気湿度条件、冷房運転と暖房運転と加湿運転と除湿運転と超音波運転と癒し運転とを含む運転モード条件のいずれか1つの条件を少なくとも含んでいる条件を想定している。そして、データ記憶手段は、設定入力条件に対応した、空調機を構成する熱交換器や吐出管やフィンや吹出し温度の温度制御条件データと、空調機を構成する各パーツの動作異常を示すための異常制御条件データとの少なくともいずれか1つの制御条件データを格納している。
ここでは、データ記憶手段に、第1空調機と第2空調機とについての異なる制御条件データが設けられており、制御手段が、設定入力条件に応じて第1制御条件データもしくは第2制御データに基づいたシミュレーションを行うことができる。このため、1台のシミュレーターによって、制御条件データが相違する複数の機種の空調機についてのシミュレーションを行うことができるようになる。
第5発明に係る空調機シミュレーターは、第1発明から第4発明のいずれかの空調機シミュレーターであって、データ記憶手段は、空調機の動作制御の様子を示す三次元グラフィックスデータをさらに格納している。制御手段は、対応制御条件データに対応した空調機の動作制御の様子を示す三次元グラフィックスデータを、シミュレーションプログラム実行結果の出力を行うタイミングと合わせて、表示手段に出力させる。なお、ここでの三次元グラフィックスデータは、静止画像であっても動画であってもよい。
また、従来のようにコスト面から一部省略された疑似的なモデルを使う場合と比較して、この空調機シミュレーターによると、三次元グラフィックスデータの表示は安価に実現できるため、よりリアルな動きを説明することができるようになる。例えば、従来の空調機モデルでは高価な部材等は省略されて作成されていない場合があるが、シミュレーターにおける三次元グラフィックスデータの作成に関しては、空調機の部材の価格は関係なく、例え高価な部材であっても同様にグラフィックスデータを作成することができる。このため、擬似的なモデルによる説明と比較して、空調機シミュレーターによる空調機能や動作の説明のほうが、より詳細にすることができるようになる。
第6発明に係る空調機シミュレーターは、第1発明から第5発明のいずれかの空調機シミュレーターであって、データ記憶手段は、空調機の動作制御の内容に対応した空気質をイメージ化させたイメージデータをさらに格納している。制御手段は、対応制御条件データに対応した空気質を示すイメージデータを、シミュレーションプログラム実行結果の出力を行うタイミングと合わせて、表示手段に出力させる。
これに対して、第7発明のシミュレーターでは、予め、データ記憶手段において、所要時間を要する制御動作について所要時間データを制御条件と対応させて格納している。このため、実物を駆動させて説明しようとする場合には所定時間の間待機しなければならない種類の制御動作であっても、短縮設定入力を受け付けた制御部が、待機時間の間のシミュレーションを短縮、省略させることができる。このため、機能等の説明のための待機時間を短縮したり無くしたりすることが可能になり、より迅速に機能等の説明ができ、操作性を向上させることができる。
これに対して第9発明の空調機シミュレーターでは、読み取り手段が、シミュレーションを行おうとする空調機をコントロールするためのコントローラーから送信される設定入力条件信号を読み取ることができる。そして、制御手段は、設定入力条件とこれに対応するデータ記憶手段の制御条件データとに基づいて、空調機の動作手順についてシミュレーションを行うことができる。また、制御手段は、シミュレーションによって得られた表示データを表示手段に出力することができる。このため、空調機の設定入力条件に応じた動作等を知りたい者は、実物の空調機を実際に駆動させることなく、その設定入力条件において行われる空調機の動作を視覚的に把握することが可能になる。このため、空調機の実物や模擬的なモデルや設定条件を入力するボタン等が無くても、空調機の設定入力条件に応じた動作を視覚的に把握することができるようになる。また、実際にシミュレーションを行おうとする空調機のシミュレーションについて、対応する実物のコントローラーを操作しながら把握することができるようになり、空調機の機能や操作設定等を容易に把握することができるようになる。
なお、上記シミュレーションプログラムは、コントローラーのマイコン制御プログラムは流用していないものであって、シミュレーションの対象となる空調機のマイコン制御プログラムのみを流用したプログラムとした場合には、シミュレーターにおいて実行されるプログラムを簡素化させることができる。
これに対して第10発明の空調機シミュレーションシステムでは、制御装置は、設定入力条件とこれに対応するデータ記憶装置の制御条件データとに基づいて、プログラム記憶装置のシミュレーションプログラムを実行させることで、空調機の動作手順についてシミュレーションを行うことができる。また、制御装置は、シミュレーションによって得られた表示データを表示装置に出力させることができる。このため、空調機の設定入力条件に応じた動作等を知りたい者は、実物の空調機を実際に駆動させることなく、その設定入力条件において行われる空調機の動作を視覚的に把握することが可能になる。このため、空調機の実物や模擬的なモデルが無くても、空調機の設定入力条件に応じた動作を視覚的に把握することができるようになる。
第11発明に係る空調機シミュレーションプログラムは、運転状態を変更させた場合における空調機の動作を把握するための空調機シミュレーションプログラムであって、設定入力条件に応じた空調機の動作制御を行うための制御条件データを格納しているデータ記憶手段と、空調機の動作に関する表示データを出力する表示手段とを備えたコンピュータにおいて、以下のステップを実行させるためのプログラムである。すなわち、この空調機シミュレーションプログラムは、上記コンピュータに、運転状態を定める設定入力条件を受け付けるステップを実行させ、データ記憶手段に格納されている制御条件データの中から設定入力条件に対応する対応制御条件データを選択するステップを実行させ、設定入力条件と対応制御条件データとに基づいて空調機の動作手順に従ったシミュレーションを実行させ、得られた実行結果を表示データとして表示手段に出力させる。
これに対して第11発明の空調機シミュレーションプログラムでは、コンピュータに読み込まれて以下の各ステップを実行させることができる。すなわち、空調機シミュレーションプログラムは、データ記憶手段に格納されている制御条件データの中から設定入力条件に対応する対応制御条件データを選択するステップを上記コンピュータに実行させることができる。また、空調機シミュレーションプログラムは、設定入力条件と対応制御条件データとに基づいて空調機の動作手順に従ったシミュレーションを上記コンピュータに実行させ、得られた表示データを上記コンピュータの備える表示手段に出力させることができる。このため、空調機の設定入力条件に応じた動作等を知りたい者は、実物の空調機を実際に駆動させることなく、その設定入力条件において行われる空調機の動作を上記コンピュータの表示手段を介して視覚的に把握することが可能になる。このため、空調機の実物や模擬的なモデルが無くても、空調機の設定入力条件に応じた動作を視覚的に把握するための表示データを作成することができるようになる。
第2発明に係る空調機シミュレーターでは、設定入力条件に応じた温度制御によるシミュレーション、もしくは、設定入力条件に応じた異常検知通報制御によるシミュレーションが可能となる。
第4発明に係る空調機シミュレーターでは、シミュレーションで表現しようとする空調機およびコントローラーの処理手順を定めたマイコンソフトができあがっている場合において、これらの通信手順を定めることで、リアルなシミュレーションを実現できるシミュレーションを容易に作成して、実行することができる。
第6発明に係る空調機シミュレーターでは、視覚によって把握することが困難な空気質を図形や文字によってイメージ化して表現したイメージデータについても、シミュレーションの実行結果の出力に合わせて表示することができる。
第8発明に係る空調機シミュレーターでは、コントローラーの表示部における実際に入力した設定入力条件や運転モード等を視覚で把握しながら、このコントローラーの表示部に表示されている条件やモードに従った空調機のシミュレーション動作を把握することができるようになるため、コントローラーの表示部における表示と空調機の動作の相関を容易に把握することができるようになる。
第10発明に係る空調機シミュレーションシステムでは、空調機の実物や模擬的なモデルが無くても、空調機の設定入力条件に応じた動作を視覚的に把握することができるようになる。
本発明は、運転状態を変更させた場合における空調機の動作を把握するための空調機シミュレーター等を提供する。本発明の空調機シミュレーターには、入力される運転条件に対応する制御条件データや空調機に関するグラフィックスデータが格納されているデータベースや、シミュレーション結果を表示するための表示部が設けられている。また、この空調機シミュレーターには、運転条件および対応する制御条件に従ってシミュレーションプログラムを実行して、得られた結果をグラフィック出力と同期させて表示部に出力する制御部が設けられている。以上の構成において、シミュレーションを実行しようとする者が、運転条件を入力すると、制御部は、データベースから運転条件に対応する制御条件データを選択し、運転条件と制御条件とに基づいて空調機のシミュレーションを実行する。そして、制御部は、シミュレーション結果を表示部に出力する。このように本発明のシミュレーターによると、空調機の実物や模擬的な空調機モデルが無い場合であっても、空調機の説明等のために実物モデルを作成することなく、空調機の操作や機能について容易に説明できるという点に特徴がある。
図2に、本発明の一実施形態が採用された空調機シミュレーター100のブロック構成概略図を示す。
空調機シミュレーター100は、図2に示すように、入力部10と、PC20と、表示部70等から構成されている。この空調機シミュレーター100は、入力部10によってシミュレーションを行う空調機についての設定入力条件が入力されると、PC20が、入力条件に沿ってシミュレーションを行い、表示部70がシミュレーション結果を出力するという仕組みになっている。
シミュレーションプログラム40は、シミュレーションの対象となる空調機1の室外機2の室外機マイコン制御プログラム2Pと、室内機3の室内機マイコン制御プログラム3Pと、空調機1のリモコン4のマイコン制御プログラム4Pとのそれぞれを流用して、プログラムの処理手順の一部としている。これらのプログラム言語は、全て同一であり、例えば、C言語(Visual C++等)によって統一されている。なお、ここでのシミュレーションプログラム40は、空調機1およびリモコン4の全体が既に完成している場合に限らず、処理手順を定めたマイコン制御プログラムのみが完成している程度の段階であっても、単に内蔵プログラム流用することにより作成される。これにより、実物の動作に対応したリアルなシミュレーションが可能なシミュレーションプログラムを容易に作成できる。
なお、従来の空調機能の説明方法においては、模擬的なモデルを用いて空調機能を説明する際に、コスト面等から一部の空調機能や動作が省略されたモデルが作成されることがある。このため、空調機能等の全体を十分に把握できない場合がある。しかし、このシミュレーターでは、空調機1やリモコン4のマイコン制御プログラムをそのまま流用するだけで作成でき、しかも、従来のような空調機能等の省略を無くすることができ、より実物に近いシミュレーションを再現することができるようになっている。
機種別制御条件データ61は、空調機1の機種別に分けられ、入力部10から入力される設定入力条件に対応した制御条件に沿うような各種パラメータに関する運転条件データを有している。機種毎の制御条件としては、例えば、空調機1を構成する熱交換器や吐出管やフィンや吹出し温度の温度制御条等が含まれている。また、空調機1に関する異常状態を説明するための異常制御条件等も含まれている。この異常制御条件に沿ったシミュレーションが実行されることで、空調機1に関する異常を経験したことが無い者であっても様々な態様の異常状態を容易に把握することができる。
図3に、本実施形態の空調機シミュレーター100によるシミュレーションの実行フローチャートを示す。
ステップS10では、制御部30が、入力部10から、設定入力データを受け付ける。例えば、図4に示すように、表示部70に表示されているリモコン4の操作ボタンに対してマウス等でカーソルを合わせて設定条件データが入力される。もしくは、図5に示すように、「センサー入力」の画面表示を選択し、各センサーにおいて検知される温度等の値を定めることで設定条件データが入力される。
ステップS30では、制御部30は、受け付けた設定入力データに基づいて、ステップS20で特定した空調機1の機種について、運転モード、設定温度条件等、異常運転モードを把握する。例えば、図6に示すように、「エラー入力」の画面表示を選択し、「コンプレッサーロック」の異常状態を選択した場合には、コンプレッサーがロックした場合に生じうる異常の様子についてのシミュレーションを行うことができる。この場合において、「配管系統図」の画面表示を選択した場合には、図7に示すように、コンプレッサーがロックした場合に配管系統において生じうる異常について冷媒の流れの様子と共に異常を把握することができる。また、「グラフ」の画面表示を選択すると、ユーザーは、図8に示すように、上述した運転モード、設定温度条件等においてシミュレーションを実行した場合に、想定される室内温度、吐出管温度等をシミュレーションによって把握することができる。
ステップS80では、制御部30が、ステップS70で受け付けた時短モードについて、データベース60のガードタイマーデータ64から対応する制御の短縮時間データを読み出して、当該短縮時間におけるシミュレーションを省略させる処理もしくは早送りさせる処理を行ってステップS90に移行する。例えば、図9に示すように、マイナスイオンを発生させるシミュレーションでは、実際には、マイナスイオンの発生までにしばらく時間を要するので、マウスを用いて画面上の「時短」にカーソルを合わせてクリックしてチェックを入れることにより(ステップS70で判断)、発生までの所要時間におけるシミュレーションを省略することができる。また、図13に示すように、圧縮機の動作シミュレーションについても、同様である。
ステップS100では、制御部30は、ステップS50において実行したシミュレーション結果を、ステップS40で読み出した動画像データもしくはステップS60で読み出した空気質データと同期させて、計測数値が変動していく様子、空調機1の部材が稼働する様子、配管系統における冷媒の流れの様子等を表示部70に表示させる。
<本実施形態の空調気シミュレーターの特徴>
(1)
従来、空調機の機能等の説明は、実物とは異なる説明用のモデルを新たに作成して、現地まで持ち運んで行われている。このため、モデル作成コストおよび制作時間が別途必要になったり、運搬する際の手間が掛かったりしてしまう。
(2)
上記実施形態における空調機シミュレーター100では、実物を用いた場合であっても視覚的に説明することが困難なマイナスイオンや酸素発生等の機能についても、図9に示すように、イメージ図形を用いて表現することができる。ここでは、予め、機能に対応するイメージデータをデータベース60の空気質データ63として格納しておくことで、制御部30が、シミュレーション実行に際して、制御条件や運転モードに対応する空気質のイメージデータを選択して表示することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態の空調機シミュレーター100では、シミュレーションを行う対象となる空調機1とコントローラー4との両方のマイコン制御プログラムが備えられて、それぞれシミュレーションできるようになっている。
変形例(A)に係る空調機シミュレーター200の本体側シミュレーションプログラム240としては、図14に示すように、シミュレーションの対象となる空調機1の室外機2の室外機マイコン制御プログラム2Pと、室内機3の室内機マイコン制御プログラム3Pとを流用してプログラムの処理手順の一部としたプログラムであって、空調機1のリモコン4のマイコン制御プログラム4Pを流用していないものであってもよい。
(B)
上記実施形態の空調機シミュレーター100では、図2のブロック構成図に示すように、入力部10や、データベース60、制御部30等の各構成を全て備えたシミュレーターについて、例に挙げて説明した。
例えば、インターネット等を介した通信機能を備えたシミュレーターであれば、シミュレーションプログラム40や制御条件データ61等を有していなくても、外部の情報センター等から、シミュレーションプログラム40や制御条件データ61をダウンロードして、シミュレーションを実行することができる。
上記実施形態の空調機シミュレーター100では、図4等において示すように、シミュレーションの設定入力条件や、実行結果が日本語により表示される場合を例に挙げて説明した。
しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、日本語の設定入力条件や実行結果に対する複数種類の外国語訳のデータをデータベースに格納させておき、表示シミュレーションプログラム40の実行ステップの初期段階で、これらの言語の種類を選択できる手順を設けてもよい。
なお、上述したシミュレーションプログラム40やデータベース60の内容の送信は、ネットワークを介した通信による送信に限られず、シミュレーションプログラム40やデータベース60を記録した記録媒体を送信することにより行ってもよい。
上記実施形態の空調機シミュレーター100では、シミュレーションプログラム40を基本プログラムとして、データベース60に格納されている機種毎のデータによって、シミュレーションプログラム40をアレンジしながらシミュレーションを実行する場合について例に挙げて説明した。
20 PC
30 制御部
40 シミュレーションプログラム
50 メモリ
60 データベース
61 機種別制御条件データベース
62 動画像データ
63 空気質データ
64 ガードタイマーデータ
70 表示部
100 シミュレーター
Claims (11)
- 運転状態を変更させた場合における空調機の動作を把握するための空調機シミュレーター(100)であって、
前記運転状態を定める設定入力条件を受け付ける入力手段(10)と、
前記設定入力条件に応じた前記空調機の動作制御を行うための制御条件データ(61)を格納しているデータ記憶手段(60)と、
前記空調機の動作に関する表示データを出力する表示手段(70)と、
前記データ記憶手段(60)に格納されている制御条件データ(61)の中から前記設定入力条件に対応する対応制御条件データ(5D)を選択して、前記空調機の動作手順が反映されたシミュレーションプログラム(40)を前記設定入力条件と前記対応制御条件データ(5D)とに基づいて実行し、得られた実行結果を前記表示データとして前記表示手段(70)に出力させる制御手段(30)と、
を備えた空調機シミュレーター(100)。 - 前記データ記憶手段(60)は、温度条件、湿度条件、風量条件、外気温度条件、外気湿度条件、冷房運転と暖房運転と加湿運転と除湿運転と超音波運転と癒し運転とを含む運転モード条件のいずれか1つの条件を少なくとも含んでいる前記設定入力条件に対応した、前記空調機を構成する熱交換器や吐出管やフィンや吹出し温度の温度制御条件データ(61)と、前記空調機を構成する各パーツ動作の異常を判断するための異常検知通報制御条件データ(61)との少なくともいずれか1つの前記制御条件データ(61)を格納している、
請求項1に記載の空調機シミュレーター(100)。 - 前記データ記憶手段(60)が記憶している制御条件データ(61)には、第1空調機の第1制御条件データと、第2空調機の第2制御条件データが含まれている、
請求項1に記載の空調機シミュレーター(100)。 - 前記シミュレーションプログラム(40)は、シミュレーションの対象となる前記空調機のマイコン制御プログラム(2P、3P)と、シミュレーションの対象となるコントローラーのマイコン制御プログラム(4P)とを流用したプログラムであり、
前記シミュレーションプログラム(40)の処理手順は、前記空調機と前記コントローラーとのデータ通信に用いられるプロトコルに対応した処理手順を含んでいる、
請求項1から3のいずれか1項に記載の空調機シミュレーター(100)。 - 前記データ記憶手段(60)は、前記空調機の動作制御の様子を示す三次元グラフィックスデータ(62)をさらに格納しており、
前記制御手段(30)は、前記対応制御条件データ(5D)に対応した前記空調機の動作制御の様子を示す三次元グラフィックスデータ(62)を、前記シミュレーションプログラム(40)実行結果の出力を行うタイミングと合わせて、前記表示手段(70)に出力させる、
請求項1から4のいずれか1項に記載の空調機シミュレーター(100)。 - 前記データ記憶手段(60)は、前記空調機の動作制御の内容に対応した空気質をイメージ化させたイメージデータ(63)をさらに格納しており、
前記制御手段(30)は、前記対応制御条件データ(5D)に対応した空気質を示すイメージデータ(63)を、前記シミュレーションプログラム(40)実行結果の出力を行うタイミングと合わせて、前記表示手段(70)に出力させる、
請求項1から5のいずれか1項に記載の空調機シミュレーター(100)。 - 前記データ記憶手段(60)は、前記制御条件データ(5D)に対応して制御に要する所要時間に関する所要時間データ(64)を格納しており、
前記入力手段(10)は、前記所要時間におけるシミュレーションの実行を短縮または省略させるための短縮設定入力を受け付け、
前記制御手段(30)は、前記入力手段(10)が前記短縮設定入力を受け付けた場合に、対応する制御条件データ(5D)に基づいて前記シミュレーションプログラム(40)を実行する際に、対応する所要時間データ(64)に基づいて前記所要時間に実行されるシミュレーションを短縮または省略する、
請求項1から6のいずれか1項に記載の空調機シミュレーター(100)。 - 前記データ記憶手段(60)は、前記設定入力条件および/または前記空調機の動作制御の内容を表示する表示部を有するコントローラーのグラフィックスデータ(65)をさらに格納しており、
前記制御手段(30)は、前記対応制御条件データ(5D)に対応した前記コントローラーのグラフィックスデータ(65)を、前記シミュレーションプログラム(40)実行結果の出力を行うタイミングと合わせて、前記表示手段(70)に出力させる、
請求項1から7のいずれか1項に記載の空調機シミュレーター(100)。 - 運転状態を変更させた場合における空調機の動作を把握するための空調機シミュレーター(200)であって、
前記空調機の運転状態を定めるために前記空調機に対して設定入力条件信号を送信するコントローラー(3)から、前記設定入力条件信号を読み取る読み取り手段(210)と、
前記設定入力条件に応じた前記空調機の動作制御を行うための制御条件データ(61)を格納しているデータ記憶手段(60)と、
前記空調機の動作に関する表示データを出力する表示手段(70)と、
前記データ記憶装置に格納されている制御条件データ(61)の中から前記設定入力条件に対応する対応制御条件データ(5D)を選択して、前記設定入力条件と前記対応制御条件データ(5D)とに基づいて前記空調機の動作手順が反映されたシミュレーションプログラム(240)を実行し、得られた実行結果を前記表示データとして前記表示手段(70)に出力させる制御手段(30)と、
を備えた空調機シミュレーター(200)。 - 運転状態を変更させた場合における空調機の動作を把握するための空調機シミュレーションシステムであって、
前記運転状態を定める設定入力条件を入力するための入力装置(10)と、
前記設定入力条件に応じた前記空調機の動作制御を行うための制御条件データ(61)を格納しているデータ記憶装置(60)と、
前記空調機の動作手順が反映されたシミュレーションプログラム(40)を格納しているプログラム記憶装置と、
前記空調機の動作に関する表示データを出力する表示装置(70)と、
前記データ記憶装置に格納されている制御条件データ(61)の中から前記設定入力条件に対応する対応制御条件データ(5D)を選択して、前記シミュレーションプログラム(40)を前記設定入力条件と前記対応制御条件データ(5D)とに基づいて実行し、得られた実行結果を前記表示データとして前記表示装置(70)に出力させる制御装置(30)と、
を備えた空調機シミュレーションシステム。 - 運転状態を変更させた場合における空調機の動作を把握するための空調機シミュレーションプログラム(40)であって、
前記設定入力条件に応じた前記空調機の動作制御を行うための制御条件データ(61)を格納しているデータ記憶手段(60)と、前記空調機の動作に関する表示データを出力する表示手段(70)とを備えたコンピュータ(20)に、
前記運転状態を定める設定入力条件を受け付けるステップと、
前記データ記憶手段(60)に格納されている制御条件データ(61)の中から前記設定入力条件に対応する対応制御条件データ(5D)を選択するステップと、
前記空調機の動作手順に従ったシミュレーションを前記設定入力条件と前記対応制御条件データ(5D)とに基づいて実行し、得られた実行結果を前記表示データとして前記表示手段(70)に出力させるステップと、
を実行させるための空調機シミュレーションプログラム(40)。
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