JP2006109885A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】演出制御手段73は、役抽選手段61で特定役に当選し、全てのストップスイッチ42が操作される前に、特定役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止することが確定したとき又は特定役の当選に対応する特有の出目が出現したときは、全てのストップスイッチ42が操作される前に、特定役の入賞時の演出を出力するように制御する。
【選択図】図1
Description
したがって、本発明が解決しようとする課題は、役の入賞時等の演出に変化を与えることで、演出に意外性を持たせることである。
(請求項1)
請求項1の発明は、役に対応する図柄を表示した複数のリールと、前記リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、遊技中における演出を出力するための演出出力機器と、特定役を含む役の抽選を行う役抽選手段と、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記演出出力機器から演出を出力するように制御する演出制御手段と、前記ストップスイッチが操作されたときに、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記リールを停止制御するリール停止制御手段とを備え、前記リール停止制御手段は、前記役抽選手段で前記特定役に当選したときに、少なくとも前記ストップスイッチが所定の操作順番で操作されれば、前記特定役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するように又は前記特定役の当選に対応する特有の出目が出現するように前記リールを停止制御し、前記演出制御手段は、前記役抽選手段で前記特定役に当選し、少なくとも前記ストップスイッチが前記所定の操作順番で操作されることにより、全ての前記ストップスイッチが操作される前に、前記特定役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止することが確定したとき又は前記特定役の当選に対応する特有の出目が出現したときは、全ての前記ストップスイッチが操作される前に、前記特定役の入賞に基づく利益を付与する旨の演出を出力するように制御することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のスロットマシンにおいて、前記特定役の当選に対応する特有の出目は、第1番目の前記リールの停止時に出現する出目であって前記特定役の当選確定を意味する第1リール確定目、又は第1番目及び第2番目の前記リールの停止時に出現する出目であって前記特定役の当選確定を意味する第2リール確定目であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、前記特定役は、遊技者にとって有利となる特別遊技に移行させるための特別役であり、前記演出制御手段は、前記役抽選手段で前記特別役に当選し、少なくとも前記ストップスイッチが前記所定の操作順番で操作されることにより、全ての前記ストップスイッチが操作される前に、前記特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止することが確定したとき又は前記特別役の当選に対応する特有の出目が出現したときは、全ての前記ストップスイッチが操作される前に、前記特別遊技を開始する旨の演出を出力するように制御することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載のスロットマシンにおいて、前記演出制御手段により前記特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止する前に前記特別遊技を開始する旨の演出が出力されたときであっても、前記特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止した遊技の次遊技から、前記特別遊技を開始するように制御することを特徴とする。
したがって、演出と遊技の進行とは、分けて行われる。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときに、その役に対応する遊技媒体の払出しを行う払出し手段を備え、前記払出し手段は、前記演出制御手段により前記特定役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止する前に前記特定役の入賞に基づく利益を付与する旨の演出が出力されたときであっても、前記特定役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止した後に、前記特定役に対応する遊技媒体の払出しを行うことを特徴とする。
したがって、遊技媒体の払出しは、演出とは別個に行われる。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記演出制御手段は、前記役抽選手段で前記特定役に当選し、少なくとも前記ストップスイッチが前記所定の操作順番で操作されることにより、全ての前記ストップスイッチが操作される前に、前記特定役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止することが確定したときは、全ての前記ストップスイッチが操作される前に、前記特定役が入賞した旨の演出を出力するように制御することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記リール停止制御手段は、前記役抽選手段で前記特定役に当選したときは、前記ストップスイッチの操作順番にかかわらず、前記特定役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御し、前記演出制御手段は、前記役抽選手段で前記特定役に当選し、第1番目又は第2番目の前記ストップスイッチが操作されたときは、全ての前記ストップスイッチが操作される前に前記特定役の入賞に基づく利益を付与する旨の演出を出力するように制御することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記リール停止制御手段は、前記役抽選手段で前記特定役に当選した場合において、前記ストップスイッチが前記所定の操作順番で操作されたときは、前記特定役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御するとともに、前記ストップスイッチが前記所定の操作順番以外の操作順番で操作されたときは、前記特定役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように制御し、前記演出制御手段は、前記役抽選手段で前記特定役に当選した場合において、第1番目又は第2番目の前記ストップスイッチが前記所定の操作順番で操作されたときは、全ての前記ストップスイッチが操作される前に前記特定役の入賞に基づく利益を付与する旨の演出を出力するように制御するとともに、第1番目又は第2番目の前記ストップスイッチが前記所定の操作順番以外の操作順番で操作されたときは、全ての前記ストップスイッチが操作される前に前記特定役の入賞に基づく利益を付与する旨の演出を出力しないように制御することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、特定役の入賞が確定する前に、特定役の入賞後に出力されるべき演出を出力することができる。これにより、演出に意外性を与え、遊技者には驚きを与えることができる。
請求項2の発明によれば、当選が確定した出目が出現した時点で、特定役の入賞後に出力されるべき演出を出力することができる。
(請求項3)
請求項3の発明によれば、特別役が入賞する前に、特別遊技を開始する旨の演出を出力することができる。
請求項4の発明によれば、演出と遊技の進行とを分けて行うことができる。
(請求項5)
請求項5の発明によれば、遊技媒体の払出しを演出とは別個に行うことができる。
(請求項6)
請求項6の発明によれば、全てのリールの停止前に入賞時の演出を出力することができる。
請求項7の発明によれば、特定役の当選時には、第1番目又は第2番目のストップスイッチが操作された時点で、特定役の入賞に基づく利益を付与する旨の演出を出力することができる。
請求項8の発明によれば、特定役の当選時には、第1番目又は第2番目のストップスイッチが所定の操作順番で操作された時点で、特定役の入賞に基づく利益を付与する旨の演出を出力することができる。
(遊技制御手段)
スロットマシン10の遊技制御手段60は、スロットマシン10の遊技の進行や演出等を含むスロットマシン10全体を統括制御する手段であり、役の抽選、リール31の駆動制御、及び入賞時の払出し等の遊技の進行や、演出の出力等を制御するものである。遊技制御手段60は、制御基板上に設けられており、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROM、CPUが各種の制御を行うときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
図1に示すように、遊技制御手段60の入力側(図1中、左側)には、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42が電気的に接続されている。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを投入するときに操作するスイッチであって、その操作によって有効ラインが有効化されるスイッチである。なお、図1では、メダル投入口を図示していないが、メダル投入口は、ベットスイッチ40と同様に、有効ラインを有効化するために実際にメダルを投入する部分である。
さらにまた、ストップスイッチ42は、3つのリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
遊技制御手段60の出力側(図1中、右側)には、以下に示すモータ32等の周辺機器が電気的に接続されている。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、リール31の回転中心部に連結され、遊技制御手段60によって制御される。
リール31は、リング状のものであって、その外周面には複数種類の図柄(役に対応する図柄の組合せを構成している図柄等)を印刷したリールテープを貼付したものである。
さらにまた、遊技制御手段60の出力側には、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23の演出出力機器が電気的に接続されている。なお、演出出力機器は、これらに限定されるものではない。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶画像表示装置やドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像や所定の情報等を表示するものである。
図示しないが、スロットマシン10の表示窓を含む部分には、図柄組合せライン(有効ライン)が設けられている。
ここで、「図柄組合せライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させるラインである。本実施形態では、水平方向の中段、上段及び下段にそれぞれ設けられたラインと、右下がり及び左下がりの斜め方向の各ラインの合計5本から構成されている。そして、各リール31の上下に連続する3図柄は、それぞれ1以上の図柄組合せライン上に位置している。
ここで、「有効ライン」とは、本実施形態では、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。
図2は、本実施形態における役の種類、当選確率、及び払出し枚数等を示す図である。本実施形態における役の種類としては、特別役、小役、リプレイ、移行役及び所定役が設けられている。
特別役とは、特別遊技(通常遊技以上にメダルの獲得が期待できる、遊技者にとって有利となる遊技)を実行させるための役である。図2に示すように、本実施形態では、特別役として、BB(ビックボーナス)及びRB(レギュラーボーナス)が設けられている。
なお、他の特別役としては、SB(シングルボーナス)が挙げられるが、本実施形態ではBB及びRBのみが設けられており、SBは設けていない。
さらに、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技でのメダルの投入枚数(ベット枚数)を維持した再遊技を行うことができるようにした役である。
ここで、通常遊技には、非内部中及び内部中と称する概念が設けられている。非内部中とは、特別役に当選していない遊技状態をいう。これに対し、内部中とは、当該遊技又はそれ以前の遊技において特別役に当選しているが、当選した特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止していない(入賞していない)遊技状態をいう。
一方、通常遊技中(内部中)の役は、上記の非内部中の通常遊技中の役から、特別役を除いた役である。すなわち、通常遊技において、非内部中は特別役の抽選が行われるが、特別役に当選して内部中になったときは、特別役の抽選は行われない。
さらに、BB遊技の第2遊技中、及びRB遊技中の役として、所定役が設けられている。所定役は、小役と同様に、所定枚数(本実施形態では15枚)のメダルが払い出される役である。
持ち越される役としては、特別役(BB及びRB)が挙げられる。特別役は、後述する役抽選手段61による役の抽選において当選したときは、その特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止し、その特別役の入賞となるまでの遊技において、その特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
なお、特別役に当選したときは、その特別役が入賞するまで、その特別役に係る当選フラグ(後述する特別役フラグ63a)がオンにされる。
役抽選手段61は、役(上述した特別役、小役、リプレイ等)の抽選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハードウェア乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
役抽選テーブル62は、抽選される役の種類と、各役の当選確率とを定めたものである。また、役抽選テーブル62は、遊技状態(通常遊技又は特別遊技)ごとに、特有の役抽選テーブル62を備えている。
各役抽選テーブル62は、それぞれ所定の範囲の抽選領域を有するとともに、この抽選領域は、各役の当選領域及び非当選領域に分けられているとともに、抽選される役が、予め設定された当選確率となるように所定の割合に設定されている。
特別役当選持越し手段63は、特別役(BB又はRB)に当選したときに、特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまで(特別役が入賞するまで)の遊技において、その特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御するものである。
本実施形態では、特別役に当選したときは、その特別役の当選を記憶しておくため、特別役フラグ63aを備える。
なお、本実施形態では、特別役当選持越し手段63により当選が持ち越されているときは、特別役当選時の遊技、又は特別役当選後における小役やリプレイの非当選の遊技で、その特別役が入賞可能となる。
リール停止制御手段64は、ストップスイッチ42が操作されたときに、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作されたときのタイミングとに基づいて、後述する停止位置決定テーブル65を参照してそのストップスイッチ42に対応するリール31の停止位置を決定するとともに、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にそのリール31を停止させるように制御するものである。
停止位置決定テーブル65は、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置に基づいて、リール31の停止位置(リール31の停止時における有効ライン上の図柄)を定めたものである。
停止位置決定テーブル65は、BB又はRBの当選時等にそれぞれ用いられるBBテーブル又はRBテーブル、小役1〜小役3のそれぞれの当選時に用いられる小役1テーブル、小役2テーブル又は小役3テーブル、リプレイの当選時に用いられるリプレイテーブル、非当選時に用いられる非当選テーブル、移行役の当選時に用いられる移行役テーブル、及び所定役の当選時に用いられる所定役テーブルを備える。
さらにまた、移行役テーブルは、BB遊技の第1遊技において移行役の当選時に用いられ、リール31の停止可能位置の範囲内において移行役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、移行役以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
停止図柄判別手段66は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判別するものである。停止図柄判別手段66は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判別する。
払出し手段67は、停止図柄判別手段66により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致すると判別され、その役の入賞となったときに、その入賞役に応じた所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。また、リプレイの入賞時は、メダルを払い出すことなく、当該遊技で投入されたメダル枚数を自動投入するように制御する。
特別遊技制御手段68は、通常遊技(内部中の遊技)から特別遊技(BB遊技、又はRB遊技)への移行、特別遊技中の遊技の進行、及び特別遊技の終了等を制御するものである。
特別遊技制御手段68は、BB遊技においては、最初に第1遊技を開始させる。この第1遊技は、通常遊技と同様に、所定枚数(例えば3枚)以内のメダルを投入して遊技を行う。
そして、特別遊技制御手段68は、第1遊技中に、有効ライン上に停止した図柄の組合せが、移行役に対応する図柄の組合せと一致し、移行役が入賞したことを条件として、第1遊技から第2遊技に移行させる。
特別遊技制御手段68は、第2遊技での所定役の入賞回数又は遊技回数が規定回数に到達したときに、その第2遊技を終了させて、BB遊技の終了条件を満たしていないことを条件として、再度、第1遊技に戻るように制御する。
したがって、特別遊技制御手段68は、RB遊技において、所定役の入賞回数又は遊技回数が規定回数に到達したときは、RB遊技の終了条件を満たすと判断し、RB遊技を終了するように制御する。
演出パターン選択手段71は、遊技ごとに、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、演出パターンを選択するものである。特に本実施形態では、複数種類の演出パターンが予め設けられており、それらは、演出パターンデータテーブル72に記憶されている。そして、演出パターン選択手段71は、遊技の開始時に、役抽選手段61による役の抽選が行われた後、ソフトウェア乱数を用いた抽選によっていずれか1つの演出パターンを選択する。
なお、演出パターン選択手段71は、特定演出パターンが選択されたことを記憶しておくため、特定演出フラグ71aを備える。特定演出フラグ71aは、特定演出パターンが選択されたときにオンにされるとともに、特定演出パターンに基づく演出が出力された後にオフにされるフラグである。なお、特定演出フラグ71aのオン/オフは、後述する演出制御手段73により行われる。
ここで、「特別遊技を開始する旨の演出」とは、特別役に当選していること、又は特別役に当選している可能性を有することを告知(報知)する演出とは異なり、特別遊技の開始時(特別遊技への移行時)に出力される演出であって、通常は、特別役が入賞し、入賞時のメダルの払出しが行われたとき及びその直後に出力される演出である。
ただし、BB遊技とRB遊技とで、特別遊技を開始する旨の演出を同一にしても良いのは勿論である。
ここで、第1リール確定目とは、いずれか1つのリール31の停止時の出目であって、特別役の当選確定を意味する出目、すなわち特別役に当選しているとき(特別役を入賞させることが可能であるとき)のみ出現する場合がある出目である。例えば左リール31に、上下に連続する3図柄としてBBやRBの図柄の組合せを構成する図柄である「BAR」、「7」、「7」と並べ、この「BAR」、「7」、「7」の図柄が表示窓枠内に停止したものを第1リール確定目に設定することが挙げられる。
第2リール確定目とは、上記第1リール確定目と同様に、2つのリール31(例えば左リール31と中リール31、又は左リール31と右リール31)の停止時の出目であって、特別役の当選確定を意味する出目である。例えば左リール31及び右リール31の停止時に、左リール31及び右リール31の水平方向中段の有効ラインにそれぞれ「7」の図柄が停止したものを第2リール確定目に設定することが挙げられる。
2つのリール31(例えば中リール31及び右リール31)については、リール31の停止可能位置の範囲内(5図柄以内)の間隔で、特別役を構成する図柄が配置されており、いずれの位置でストップスイッチ42が操作されても、所望の有効ラインにその特別役を構成する図柄を停止制御できるように設定されているものとする。
第1番目のリール31の停止時には、上記第1の条件である第1リール確定目が出現したか否かを判別する。
例えば、第1リール確定目については、そのリール31に係るストップスイッチ42が最初に操作されたときにその出目が出現すれば、第1リール確定目となるが、2番目又は3番目にそのリール31に係るストップスイッチ42が操作されたときにその出目が出現しても第1リール確定目にはならない場合がある。
なお、ストップスイッチ42の操作順番にかかわらず、いかなる操作順番でリール31が停止しても上記3条件がそれぞれ満たされる場合には、ストップスイッチ42の操作順番は要件にはならない。
演出制御手段73は、演出パターン選択手段71で選択された演出パターンに基づいて、遊技中における各種の演出の出力を制御するものであり、選択された演出パターンに基づいて、上述した演出出力機器(ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23)からの演出の出力を制御する。
図3及び図4は、通常遊技中における遊技の流れを示すフローチャートである。また、図4は、図3に続くフローチャートである。
先ず、ステップS1において、遊技制御手段60は、メダルが投入されたか否かを検知し続ける。貯留メダルを有する状態でベットスイッチ40が操作されたとき、又はメダル投入口からメダルが投入されたときは、メダルが投入されたと判別し、ステップS2に進む。ステップS2では、スタートスイッチ41がオンされたか否かを検知し続ける。そして、オンが検知されたときは、投入されたメダル枚数に応じた有効ラインを有効化するとともに、各リール31の回転を開始させ、次のステップS3に進む。
特定演出フラグ71aがオンであり、かつ第1番目又は第2番目のリール31が停止したと判別されたときはステップS11に進み、そうでないと判別されたときはステップS15(図4)に進む。
ステップS15では、遊技制御手段60は、全てのリール31が停止したか否かを判別し、停止したと判別したときはステップS16に進む。一方、全てのリール31が未だ停止していないと判別したときは、ステップS8に戻る。
ステップS21では、特別遊技制御手段68は、入賞した特別役(BB又はRB)に応じて、特別遊技(BB遊技又はRB遊技)を開始するように制御する。
(1)本実施形態では遊技媒体としてメダルを用いたが、例えば遊技球等、メダル以外の遊技媒体を用いるスロットマシンであっても本発明を適用することができる。
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
60 遊技制御手段
61 役抽選手段
62 役抽選テーブル
63 特別役当選持越し手段
63a 特別役フラグ
64 リール停止制御手段
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判別手段
67 払出し手段
68 特別遊技制御手段
71 演出パターン選択手段
71a 特定演出フラグ
72 演出データテーブル
73 演出制御手段
Claims (8)
- 役に対応する図柄を表示した複数のリールと、
前記リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
遊技中における演出を出力するための演出出力機器と、
特定役を含む役の抽選を行う役抽選手段と、
前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記演出出力機器から演出を出力するように制御する演出制御手段と、
前記ストップスイッチが操作されたときに、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記リールを停止制御するリール停止制御手段と
を備え、
前記リール停止制御手段は、前記役抽選手段で前記特定役に当選したときに、少なくとも前記ストップスイッチが所定の操作順番で操作されれば、前記特定役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するように又は前記特定役の当選に対応する特有の出目が出現するように前記リールを停止制御し、
前記演出制御手段は、前記役抽選手段で前記特定役に当選し、少なくとも前記ストップスイッチが前記所定の操作順番で操作されることにより、全ての前記ストップスイッチが操作される前に、前記特定役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止することが確定したとき又は前記特定役の当選に対応する特有の出目が出現したときは、全ての前記ストップスイッチが操作される前に、前記特定役の入賞に基づく利益を付与する旨の演出を出力するように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
前記特定役の当選に対応する特有の出目は、第1番目の前記リールの停止時に出現する出目であって前記特定役の当選確定を意味する第1リール確定目、又は第1番目及び第2番目の前記リールの停止時に出現する出目であって前記特定役の当選確定を意味する第2リール確定目である
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
前記特定役は、遊技者にとって有利となる特別遊技に移行させるための特別役であり、
前記演出制御手段は、前記役抽選手段で前記特別役に当選し、少なくとも前記ストップスイッチが前記所定の操作順番で操作されることにより、全ての前記ストップスイッチが操作される前に、前記特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止することが確定したとき又は前記特別役の当選に対応する特有の出目が出現したときは、全ての前記ストップスイッチが操作される前に、前記特別遊技を開始する旨の演出を出力するように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項3に記載のスロットマシンにおいて、
前記演出制御手段により前記特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止する前に前記特別遊技を開始する旨の演出が出力されたときであっても、前記特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止した遊技の次遊技から、前記特別遊技を開始するように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときに、その役に対応する遊技媒体の払出しを行う払出し手段を備え、
前記払出し手段は、前記演出制御手段により前記特定役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止する前に前記特定役の入賞に基づく利益を付与する旨の演出が出力されたときであっても、前記特定役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止した後に、前記特定役に対応する遊技媒体の払出しを行う
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
前記演出制御手段は、前記役抽選手段で前記特定役に当選し、少なくとも前記ストップスイッチが前記所定の操作順番で操作されることにより、全ての前記ストップスイッチが操作される前に、前記特定役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止することが確定したときは、全ての前記ストップスイッチが操作される前に、前記特定役が入賞した旨の演出を出力するように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
前記リール停止制御手段は、前記役抽選手段で前記特定役に当選したときは、前記ストップスイッチの操作順番にかかわらず、前記特定役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御し、
前記演出制御手段は、前記役抽選手段で前記特定役に当選し、第1番目又は第2番目の前記ストップスイッチが操作されたときは、全ての前記ストップスイッチが操作される前に前記特定役の入賞に基づく利益を付与する旨の演出を出力するように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
前記リール停止制御手段は、前記役抽選手段で前記特定役に当選した場合において、前記ストップスイッチが前記所定の操作順番で操作されたときは、前記特定役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御するとともに、前記ストップスイッチが前記所定の操作順番以外の操作順番で操作されたときは、前記特定役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように制御し、
前記演出制御手段は、前記役抽選手段で前記特定役に当選した場合において、第1番目又は第2番目の前記ストップスイッチが前記所定の操作順番で操作されたときは、全ての前記ストップスイッチが操作される前に前記特定役の入賞に基づく利益を付与する旨の演出を出力するように制御するとともに、第1番目又は第2番目の前記ストップスイッチが前記所定の操作順番以外の操作順番で操作されたときは、全ての前記ストップスイッチが操作される前に前記特定役の入賞に基づく利益を付与する旨の演出を出力しないように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2006109885A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017108812A (ja) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | 株式会社オリンピア | 遊技機 |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001310018A (ja) * | 2000-04-28 | 2001-11-06 | Sankyo Kk | スロットマシン |
JP2004105623A (ja) * | 2002-09-20 | 2004-04-08 | Samii Kk | スロットマシン |
JP2004105613A (ja) * | 2002-09-20 | 2004-04-08 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
JP2004243096A (ja) * | 2002-12-20 | 2004-09-02 | Snk Playmore Corp | スロットマシン、及びスロットマシンの制御方法、並びにスロットマシンに利用されるプログラム |
JP2004255094A (ja) * | 2003-02-27 | 2004-09-16 | Aruze Corp | 遊技機 |
-
2004
- 2004-10-12 JP JP2004297239A patent/JP2006109885A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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