JP2005332063A - 触覚機能付き入力装置、情報入力方法及び電子機器 - Google Patents

触覚機能付き入力装置、情報入力方法及び電子機器 Download PDF

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Abstract


【課題】 表示手段上の入力検出面における操作体の押下操作に対応した確実な触覚を取得できるようにする。
【解決手段】 表示画面上の入力検出面における操作体の押下操作に対して触覚を与える触覚機能付き入力装置90であって、入力情報を表示する表示手段29と、この表示手段29上に入力検出面を有して、当該入力検出面における操作体の押下位置の加圧力を検出すると共に、当該押下位置に表示された入力情報を入力する入力検出手段45と、この入力検出手段45によって検出された操作体の加圧力に対応する振動パターンに基づいて入力検出面を振動するアクチュエータ25a〜25fとを備えるものである。この構成によって、操作者の指等による押下操作に対応した振動パターン(振幅と周波数と振動回数)により複数種類の振動を発生させることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、表示画面上の入力検出面を摺動接触操作して情報を入力するデジタルカメラや、情報処理装置、携帯電話機、情報携帯端末装置等に適用して好適な触覚機能付き入力装置、情報入力方法及び電子機器に関する。詳しくは、表示画面上の入力検出面における操作体の押下操作に対して触覚を与える場合に、その入力検出面における操作体の押下位置の加圧力に対応した振動パターンに基づいて当該入力検出面を振動する振動手段を備え、操作体となる操作者の指等による押下操作に対応した振動パターン(振幅と周波数と振動回数)により複数種類の振動を発生できるようにしたものである。
近年、ユーザ(操作者)は、多種類の動作モードを装備したデジタルカメラを使用して被写体を撮影したり、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)等の携帯端末装置に様々なコンテンツを取り込み、それを利用する場合が多くなってきた。これらのデジタルカメラや携帯端末装置等には入力装置が具備される。入力装置にはキーボードや、JOGダイヤル等の入力手段、表示部を合わせたタッチパネルなどが使用される場合が多い。
この種のデジタルカメラや携帯端末装置等に関連して特許文献1には、携帯情報端末及びプログラムが開示されている。この携帯情報端末によれば、端末装置本体に表示部と、本体のほぼ中央にJOGダイヤルとを備える。JOGダイヤルは、表示部とは別の位置に設けられる。このJOGダイヤルは、時計方向又は反時計方向に回転され、この回転に連動して表示部に表示された画像が回転するようになされる。
しかも、JOGダイヤルを本体の方向に押下すると、クリック感を伴って画像範囲を変更するようになされる。このように情報端末装置を構成すると、より快適に各種の操作を実行できるというものである。つまり、JOGダイヤルは、メカ的な構造を採用することによって、操作者に、表示部において、入力項目を選択する毎に、表示部の変化と同期した触覚を操作者に与えられる。
また、他の触覚入力機能付きの携帯端末装置には、各種方式のタッチパネルと表示部とを合わせた入力機能付表示部を備えたものがある。この種の携帯端末装置によれば、操作者の視覚からみて、表示部の奥行方向(以下Z方向という)以外のX,Y方向において、アイコン表示位置を直接タッチして入力項目を選択するようになされる。このように、操作者は、表示部に表示される各種アイコン等を直接さわる(入力する、タッチする)等の感覚で、入力操作を行うことができ、目の移動量も、JOGダイヤル方式に比べて少なく、より直接的に入力項目を選択することができるというものである。
特開2003−256120号公報(第2乃至3頁 第1図)
ところで、従来例に係る触覚入力機能付きのデジタルカメラや、情報処理装置、携帯電話機、情報携帯端末装置等の電子機器によれば、以下のような問題がある。
i.入力動作に関して“押し込む”という操作に対して、特許文献1に見られるような表示部とJOGダイヤルとが分離配置された携帯情報端末によれば、Z方向への押圧力に対して、機械的な構造が発生せしめる単一クリック感等の触覚のみしか与えておらず、操作者に採って、インパクトのある触覚となっていないのが現状である。
ii.また、各種方式のタッチパネルと表示部とを合わせた入力機能付きの携帯端末装置によれば、表示部でボタンアイコンを選択した際に、その選択と同期した触覚を操作者に与えることができていない。しかも、Z方向への加圧力に応じた複数の入力情報内容を設定していないので、単一の入力情報内容及び単一の触覚を与えることしかできない。
因みに、アイコン画面上に表示されたボタンアイコンを押圧決定する場合を想定すると、実際のキーボード等の入力装置のクリック特性によれば、キーの押し込みストロークに関して、各々反力が設定されている。この種の入力装置では、あるキーのストロークにおいて、一定のクリック感(反力)を返すような仕組みになっている。また、機械式のボタンスイッチ(アナログスイッチ)によれば、一定のストローク、例えば、3mmのストロークに相当する加圧力でクリック感を返すようになされる。
iii.入力動作に関して“なぞる”という操作に対して、複数の振動体と入力手段とを組み合わせて触覚機能付きの入力装置を構成し、その入力操作面上を直線的に接触操作して触覚を得ようとした場合に、タッチパネルと表示部とを合わせた入力機能付きの携帯端末装置によれば、Z方向への押圧力を伴った摺動接触操作が考慮されておらず、操作者に対して、最適な触覚を与えることができない事態が予想される。
例えば、ある加圧力を保持して摺動接触操作する場合を想定したとき、Z方向への加圧力が変わると、指に伝わる触覚が異なることが実験で確かめられている。具体例でいうと、女性による摺動接触操作の場合であって、そのZ方向への加圧力が小さい場合は、手に伝わる触覚の振幅が大きくなることが実験で確かめられている。このことで、触覚が操作者に不快感を与えてしまうおそれがある。
反対に、男性による摺動接触操作の場合であって、Z方向への加圧力が大きい場合は、手に伝わる触覚の振幅が小さくなることが実験で確かめられている。これは、振動パターンによる触覚が加圧力によって打ち消されてしまうためである。これにより、操作者に対して十分な触覚が与えられない事態が懸念され、触覚のイメージダウンが予想され、次世代の入力装置の妨げとなる。
そこで、この発明は、このような従来の課題を解決したものであって、表示手段上の入力検出面における操作体の押下操作に対応した確実な触覚を取得できるようにした触覚機能付き入力装置、情報入力方法及び電子機器を提供することを目的とする。
上述した課題は、表示画面上の入力検出面における操作体の押下操作に対して触覚を与える触覚機能付き入力装置であって、入力情報を表示する表示手段と、この表示手段上に入力検出面を有して、当該入力検出面における操作体の押下位置の加圧力を検出すると共に、当該押下位置に表示された入力情報を入力する入力検出手段と、この入力検出手段によって検出された操作体の加圧力に対応する振動パターンに基づいて入力検出面を振動する振動手段とを備えることを特徴とする触覚機能付き入力装置によって解決される。
本発明に係る触覚機能付き入力装置によれば、表示手段上の入力検出面における操作体の押下操作に対して触覚を与える場合に、表示手段は、入力情報を表示する。この表示手段上には入力検出面を有した入力検出手段が備えられる。これを前提にして、入力検出手段は、当該入力検出面における操作体の押下位置の加圧力を検出すると共に、当該押下位置に表示された入力情報を入力する。振動手段は、入力検出手段によって検出された操作体の加圧力に対応する振動パターンに基づいて入力検出面を振動するようになされる。
従って、操作体となる操作者の指等による押下操作に対応した振動パターン(振幅と周波数と振動回数)により複数種類の振動を発生させることができる。これにより、表示手段上の入力検出面における操作体の押下操作に対応した確実な触覚を取得できるようになる。
本発明に係る情報入力方法は、表示画面上の入力検出面に操作体を押下操作して情報を入力する方法であって、入力検出面上に入力情報を表示する行程と、入力検出面における操作体の押下位置の加圧力を検出すると共に、当該押下位置に表示された入力情報を入力する行程と、検出された操作体の加圧力に対応する振動パターンに基づいて入力検出面を振動する行程とを有することを特徴とするものである。
本発明に係る情報入力方法によれば、表示画面上の入力検出面に操作体を押下操作して情報を入力する場合に、操作体となる操作者の指等による押下操作に対応した振動パターンにより複数種類の振動を発生させることができる。従って、操作体となる操作者の指等による押下操作に対応した振動パターン(振幅と周波数と振動回数)により複数種類の振動を発生させることができる。これにより、表示手段上の入力検出面における操作体の押下操作に対応した確実な触覚を取得できるようになる。
本発明に係る電子機器は、表示画面上の入力検出面を押下操作される触覚機能付きの入力装置を備えた電子機器であって、入力装置は、入力情報を表示する表示手段と、この表示手段上に入力検出面を有して、当該入力検出面における操作体の押下位置の加圧力を検出すると共に、当該押下位置に表示された入力情報を入力する入力検出手段と、この入力検出手段によって検出された操作体の加圧力に対応する振動パターンに基づいて入力検出面を振動する振動手段とを有することを特徴とするものである。
本発明に係る電子機器によれば、本発明に係る触覚機能付き入力装置が応用されるので、表示画面上の入力検出面を押下操作して情報を入力する場合に、操作体となる操作者の指等による押下操作に対応した振動パターン(振幅と周波数と振動回数)により複数種類の振動を発生させることができる。これにより、表示手段上の入力検出面における操作体の押下操作に対応した確実な触覚を取得できるようになる。
本発明に係る触覚機能付き入力装置によれば、表示手段上の入力検出面における操作体の押下操作に対して触覚を与える場合に、その入力検出面における操作体の押下位置の加圧力に対応した振動パターンに基づいて当該入力検出面を振動する振動手段を備えるものである。
この構成によって、操作体となる操作者の指等による押下操作に対応した振動パターン(振幅と周波数と振動回数)により複数種類の振動を発生させることができる。これにより、表示手段上の入力検出面における操作体の押下操作に対応した確実な触覚を付与できるようになる。
本発明に係る情報入力方法によれば、表示画面上の入力検出面に操作体を摺動操作して情報を入力する場合に、その入力検出面における操作体の押下位置の加圧力に対応した振動パターンに基づいて当該入力検出面を振動するようになされる。
この構成によって、操作体となる操作者の指等による押下操作に対応した振動パターンにより複数種類の振動を発生させることができる。これにより、入力検出面における操作体の押下操作に対応した確実な触覚を付与できるようになる。
本発明に係る電子機器によれば、本発明に係る触覚機能付き入力装置が応用されるので、表示画面上の入力検出面を摺動するように接触操作して情報を入力する場合に、操作体となる操作者の指等による押下操作に対応した振動パターンにより複数種類の振動を発生させることができる。これにより、携帯電話機やデジタルカメラ等に応用した場合に、表示手段上の入力検出面における操作体の押下操作に対応した確実な触覚を取得できるようになる。
続いて、この発明に係る触覚機能付き入力装置、情報入力方法及び電子機器の一実施例について、図面を参照しながら説明をする。
図1は、本発明に係る第1の実施例としての触覚入力機能付き携帯電話機100の構成例を示す斜視図である。
この実施例では、表示手段上の入力検出面において、操作体が押下した位置の加圧力に対応した振動パターンに基づいて当該入力検出面を振動する振動手段を備え、その入力検出面における操作体の押下操作に対して触覚を付与できるようにすると共に、表示手段に表示されたボタンアイコン等の入力を確定できるようにしたものである。
図1に示す携帯電話機100は電子機器の一例であり、表示画面上の入力検出面を摺動接触操作される触覚機能付きの入力装置90を有している。携帯電話機100は下部筐体10及び上部筐体20を備え、これらの筐体10及び20間は、回転レンジ機構11によって可動自在に係合されている。この回転レンジ機構によれば、下部筐体10の操作面の一端に設けられた図示しない軸部と、下部筐体10の裏面の一端に設けられた図示しない軸受け部とが回転自在に係合され、上部筐体20は下部筐体10に対して角度±180°の回転自由度を有して面結合されている。
下部筐体10には、複数の押しボタンスイッチ12から成る操作パネル18が設けられる。押しボタンスイッチ12は、「0」〜「9」数字キー、「*」や「#」等の記号キー、「オン」や「オフ」等のフックボタン、メニューキー等から構成される。下部筐体10において、操作パネル面の下方には、通話用のマイクロフォン13が取り付けられ、送話器として機能するようになされる。
また、下部筐体10の下端部には、モジュール型のアンテナ16が取り付けられ、その上端内部側面には、大音響用のスピーカー36aが設けられ、着信メロディ等を放音するようになされる。下部筐体10には、バッテリー16や回路基板17等が設けられ、下部筐体10の裏面にはカメラ34が取り付けられている。
上述の下部筐体10に対して、回転レンジ機構11によって可動自在に係合された上部筐体20には、その表面の上方に通話用のスピーカー36bが取り付けられ、受話器として機能するようになされる。上部筐体20のスピーカー取り付け面の下方には、触覚機能付き入力装置90が設けられる。入力装置90は、入力検出手段45及び表示手段29を有しており、表示画面上の入力検出面における操作体の押下操作に対して触覚を与えるものである。表示手段29には、複数のボタンアイコン等の入力情報が表示される。
図2は、触覚機能付きの入力装置90の構成例を示す斜視図である。図2に示す入力装置90は、長さがLcm程度で、幅がWcm程度の入力手段24と、この下方に、入力手段24よりも一回り小さな液晶表示ディスプレイから成る表示手段29とが積層され、更に、表示手段29の周囲には、例えば、4個の力検出手段55a〜55dが取り付けられて構成され、当該入力検出面における操作体の押下位置の加圧力を検出すると共に、当該押下位置に表示された入力情報を入力する。
入力検出手段45は、入力手段24及び4個の力検出手段55a〜55dから構成される。この例では、入力検出手段45の入力検出面の一方をX方向とし、当該X方向と直交する他方をY方向とし、X及びY方向と直交する方向をZ方向とする。入力手段24はボタンアイコンの選択位置を検出するようになされる。入力手段24には蓄積電極となる透明電極をマトリクス状に配置したタッチパネルが使用される。タッチパネルは、静電容量シートとしての静電容量方式の入力デバイスである。入力手段24から得られる入力情報には位置情報が含まれる。位置情報はボタンアイコン押下時の位置検出信号S1により得られる。
力検出手段55a〜55dは、表示手段29の同一平面の四隅に設けられ、当該入力検出面における操作体の押下位置の加圧力Fを検出する。力検出手段55aは、例えば、右下隅の入力量(力)として、例えば、当該アイコン選択時の力検出信号Sfaを検出する。同様にして、力検出手段55bは、右上隅の入力量(力)として、当該アイコン選択時の力検出信号Sfbを検出し、力検出手段55cは、左上隅の入力量(力)として、当該アイコン選択時の力検出信号Sfcを検出し、力検出手段55dは、左下隅の入力量(力)として、当該アイコン選択時の力検出信号Sfdを各々検出する。これら4個の力検出手段55a〜55dは、並列に接続され、これら4つの力検出信号Sfa+Sfb+Sfc+Sfdを制御手段15に出力する。以下、この合算した信号を入力検出信号S2とする。
表示手段29の周囲には、力検出手段55a〜55dの他に振動手段の一例となる4個のアクチュエータ25a〜25dが取り付けられ、表示手段29に表示されるボタンアイコンの選択操作に基づいて表示画面を振動するようになされる。アクチュエータ25a〜25dは圧電素子から構成される。アクチュエータ25aには制御手段15から振動制御信号Saが供給される。アクチュエータ25bには同様にして振動制御信号Sbが供給され、アクチュエータ25cには振動制御信号Scが供給され、アクチュエータ25dには振動制御信号Sdが各々供給される。振動制御信号Sa〜Sdは、複数の振動パターンを発生するための信号である。
アクチュエータ25a〜25dは、力検出手段55a〜55dによって検出された操作体の加圧力Fに対応する振動パターンに基づいて入力検出面を振動する。この例で、アクチュエータ25a〜25dは、予め準備された加圧力Fに対応する振動パターンにより異なった触覚を与えるようになされる。
上述の入力手段24、表示手段29、4個のアクチュエータ25a〜25d及び力検出手段55a〜55dには制御手段15が接続される。制御手段15には記憶手段35が接続され、入力項目選択用の表示画面を、例えば、3次元的に表示するための表示データD4や、当該表示データD4に対応したアイコンの選択位置及び振動モードに関する制御情報Dc等が表示画面毎に記憶される。
制御情報Dcには、表示手段29におけるアプリケーション(3次元的な表示や、各種表示内容)に同期した複数の異なった触覚を発生でき、その触覚を発生せしめる複数の具体的な振動波形、及び、アプリケーション毎の具体的な触覚発生モードを設定するアルゴリズムが含まれる。記憶手段35には、EEPROMや、ROM、RAM等が使用される。
この例で制御手段15は、入力手段24から出力される位置情報に基づいて表示手段29の表示制御及びアクチュエータ25a〜25dの出力制御をする。例えば、制御手段15は、入力手段24から得られる位置検出信号S1及び力検出手段55a〜55dから得られる入力検出信号S2に基づいて記憶手段35から制御情報Dcを読み出してアクチュエータ25a〜25dに振動制御信号Sa〜Sdを供給する。
また、制御手段15は、表示画面中のボタンアイコンを奥行方向に遠近感を有して3次元的に表示するように表示手段29を表示制御する。このように構成された入力装置90は、例えば、入力項目選択用の表示画面に表示された複数のボタンアイコンの1つを押下(接触)して当該表示画面上で入力手段24をZ方向に押下すると触覚を伴って画面入力操作されるものである。
図3A及びBは、アクチュエータ25a〜25d、力検出手段55a及び55b等の配置例を示す断面の構成図である。
図3Aに示す入力装置90は、図2に示したように上部筐体20において、入力手段24、表示手段29及び力検出手段55a、55b、バックライト49等から成る3層構造を有している。
最上層には、入力手段24が設けられ、ボタンアイコンの選択位置を検出するようになされる。入力手段24の下層には、アクチュエータ25a〜25d、力検出手段55a〜55d及び表示手段29が同一面上に設けられる。図3Aにおいては、4個のアクチュエータ25a〜25dの内のアクチュエータ25aと、4個の力検出手段55a〜55dのうちの力検出手段55a及び55bのみを示している。
力検出手段55a及び55b等は、表示手段29の保護枠となる図示しないシャーシの四隅に組み込まれ、入力手段24の入力検出面における操作体の押下位置の加圧力Fを検出するようになされる。アクチュエータ25a等はそのシャーシに設けられた凹部に組み込まれ、表示手段29に表示されるボタンアイコンの選択操作に基づいて表示画面を振動するようになされる。なお、表示手段29の下層にはバックライト49が設けられる。
また、Z方向の加圧力Fを検出する入力装置は、このような3層構造に限られることはなく、図3Bに示すように、入力手段24及び力検出手段55から成る2層構造の場合に適用してもよい。2層構造の入力装置90’では、入力手段24の背面全体を包含する大きさの領域を有した力検出手段55が配置される。操作者の指30aの接触位置、接触加圧力及び摺動速度に応じて入力情報を確定するようになされる。アクチュエータ25e及び25fは、上部筐体20において、力検出手段55に隣接して設けられる。
なお、入力装置90’では、表示手段29が、例えば、他の操作面に配置され、モニタとして使用される。このような入力装置90’は、デジタルカメラ等におけるスライド入力スイッチに好適に適用できる(図17参照)。このような入力装置90及び90’は、入力操作に不都合を生じさせることなく、また、触覚が変化したことを感じさせることなく、より多種類の入力形態に対応した、各種電子機器に導入できるようになる。
図4は、ボタンアイコン29a等の表示例を示す図である。図4に示すボタンアイコン29a等は、表示手段29に表示され、入力手段24を通して目視できるようになされる。操作者は、入力検出面上のボタンアイコン29a等をZ方向に親指等で押下するようになされる。入力手段24は、ボタンアイコン29aの選択位置を検出し、図3A等に示した力検出手段55a及び55b等は、その入力検出面における操作者の指30a等の押下位置の加圧力Fを検出するようになされる。
図5A及びBは力検出手段55a等の内部構成例を示す図である。力検出手段55a等には、図5Aに示すホイトストーンブリッジ回路が応用される。この例では、入力装置90のZ方向の加圧力Fがホイトストーンブリッジ回路における抵抗値Rxの変化により得られるものとすると、抵抗値Rxは、R1・R3/R2により演算される。加圧力Fは抵抗値Rxを電気変換することで求められる。
また、力検出手段55a等にはフォースセンサが使用され、その検出原理は図5Bに示す拡散抵抗の変化から求められる。例えば、単結晶シリコン上にダイヤフラム(受圧部)を形成し、そのダイヤフラム上にゲージ抵抗となる拡散抵抗を配置する。ダイヤフラムが加圧されると、その加圧により受ける応力によって拡散抵抗が変化する。この抵抗変化を電気信号に変換することで加圧力Fが求められる。
次に、触覚入力機能付きの携帯電話機100の内部構成例及び感触フィードバック入力方法について説明をする。図6は、触覚入力機能付き携帯電話機100の内部構成例を示すブロック図である。
図6に示す携帯電話機100は、下部筐体10の回路基板17に各機能のブロックを実装して構成される。なお、図1〜図5に示した各部及び手段と対応する部分は、同一符号で示している。携帯電話機100は、制御手段15、操作パネル18、受信部21、送信部22、アンテナ共用器23、入力検出手段45、アクチュエータ25a〜25d、表示手段29、電源ユニット33、カメラ34及び記憶手段35を有している。
図6に示す入力検出手段45は、図2では静電容量方式の入力デバイスを説明したが、カーソリングと選択の機能を区別できるものであれば何でも良く、例えば、抵抗膜方式、表面波弾性方式(SAW)、光方式、複数段方式タクトスイッチ等の入力デバイスであっても良く、好ましくは位置情報と力情報を制御手段15に与えられる構成の入力デバイスであれば良い。上述の入力検出手段45は操作者30の指30aを介して少なくとも位置検出信号S1および入力量(押圧力;加圧力F)となる入力検出信号S2が入力される。
制御手段15は、A/Dドライバ31、CPU32、画像処理部26及びアクチュエータ駆動回路37を有している。A/Dドライバ31には、入力検出手段45からの位置検出信号S1および入力検出信号S2が供給される。A/Dドライバ31ではカーソリングとアイコン選択の機能を区別するために位置検出信号S1および入力検出信号S2よりなるアナログ信号をデジタルデータに変換する。この他にA/Dドライバ31は、このデジタルデータを演算処理して、カーソリング入力かアイコン選択情報かを検出し、カーソリング入力かアイコン選択かを区別するフラグデータD3あるいは位置情報D1または入力検出情報D2をCPU32に供給するようになされる。これらの演算はCPU32内で実行してもよい。
A/Dドライバ31にはCPU32が接続される。CPU32はシステムプログラムに基づいて当該電話機全体を制御するようになされる。記憶手段35には当該電話器全体を制御するためのシステムプログラムデータが格納される。図示しないRAMはワークメモリとして使用される。CPU32は電源オンと共に、記憶手段35からシステムプログラムデータを読み出してRAMに展開し、当該システムを立ち上げて携帯電話機全体を制御するようになされる。例えば、CPU32は、A/Dドライバ31からの入力データD1〜D3を受けて所定の指令データDを電源ユニット33や、カメラ34、記憶手段35、アクチュエータ駆動部37、映像&音声処理部44等のデバイスに供給したり、受信部21からの受信データを取り込んだり、送信部2へ送信データを転送するように制御する。
この例で、CPU32は、入力検出手段45から得られる入力検出情報D2と予め設定された押下判定閾値Fthとを比較し、当該比較結果に基づいてアクチュエータ25a〜25d等を振動制御するようにアクチュエータ駆動部37を制御する。例えば、入力検出手段45の押下位置における入力検出面から伝播される触覚をA及びBとすると、触覚Aは、その押下位置における操作者の指30aの加圧力Fに応じた入力検出面を低周波数かつ小振幅の振動パターンから、高周波数かつ大振幅の振動パターンに変化させることによって得られる。また、触覚Bは、その押下位置における操作者の指30aの加圧力Fに応じた入力検出面を高周波数かつ大振幅の振動パターンから、低周波数かつ小振幅の振動パターンに変化させることよって得られる。
CPU32は、入力検出手段45が押下判定閾値Fthを越える入力検出情報D2を検出したとき、触覚Aを起動し、その後、押下判定閾値Fthを下回る入力検出情報D2を検出したとき、触覚Bを起動するようにアクチュエータ駆動回路37を制御する。このようにすると、操作者の指30a等の”加圧力”に合わせた異なる振動パターンを発生させることができる。
CPU32には、アクチュエータ駆動部37が接続され、CPU32からの制御情報Dcに基づいて振動制御信号Sa〜Sdを発生する。振動制御信号Sa〜Sdは、正弦波形からなる出力波形を有している。アクチュエータ駆動部37には複数のアクチュエータ25a、25b、25c、25dが接続され、各々の振動制御信号Sa〜Sdに基づいて振動するようになされる。
この例で、アクチュエータ駆動部37は、各アプリケーションに対応する押下判定閾値Fthを記憶する。例えば、押下判定閾値Fthはトリガーパラメータとしてアクチュエータ駆動回路37に設けられたROM等に予め格納される。アクチュエータ駆動回路37は、CPU32の制御を受けて、入力検出情報D2を入力し、予め設定された押下判定閾値Fthと、入力検出情報D2から得られる加圧力Fとを比較し、Fth>Fの判定処理や、Fth≦F等の判定処理を実行する。
この例で、押下判定閾値Fth=100[gf]を設定すると、クラシックスイッチの触覚を得るための振動パターンに基づいて入力検出面を振動するようになされる。また、押下判定閾値Fth=20[gf]を設定すると、サイバースイッチの触覚を得るための振動パターンに基づいて入力検出面を振動するようになされる。
CPU32にはアクチュエータ駆動部37の他に画像処理部26が接続され、ボタンアイコン29a等を3次元的に表示するための表示情報D4を画像処理するようになされる。画像処理後の表示情報D4を表示手段29に供給するようになされる。
操作者30は、指30aに振動を受けて触感として、ボタンアイコン毎の振動を感じる。また、表示手段29の表示内容は操作者の目による視覚により、スピーカー36a、36b等からの放音は、操作者の耳による聴覚により各機能を判断するようになされる。上述のCPU32には操作パネル18が接続され、例えば、相手方の電話番号を手動入力する際に使用される。表示手段29には上述のアイコン選択画面の他に映像信号Svに基づいて着信映像を表示するようにしてもよい。
また、図6に示すアンテナ16は、アンテナ共用器23に接続され、着呼時、相手方からの無線電波を基地局等から受信する。アンテナ共用器23には受信部21が接続され、アンテナ16から導かれる受信データを受信して映像や音声等を復調処理し、復調後の映像及び音声データDinをCPU32等に出力するようになされる。受信部21には、CPU32を通じて映像&音声処理部44が接続され、デジタルの音声データをデジタル/アナログ変換して音声信号Soutを出力したり、デジタルの映像データをデジタル/アナログ変換して映像信号Svを出力するようになされる。
映像&音声処理部44には大音響用及び受話器を構成するスピーカー36a、36bが接続される。スピーカー36aは、着呼時、着信音や着信メロディ等を鳴動するようになされる。スピーカー36bは、音声信号Sinを入力して相手方の話声30d等を拡大するようになされる。この映像&音声処理部44にはスピーカー36a、36bの他に、送話器を構成するマイクロフォン13が接続され、操作者の声を集音して音声信号Soutを出力するようになされる。映像&音声処理部44は、発呼時、相手方へ送るためのアナログの音声信号Sinをアナログ/デジタル変換してデジタルの音声データを出力したり、アナログの映像信号Svをアナログ/デジタル変換してデジタルの映像データを出力するようになされる。
CPU32には受信部21の他に、送信部22が接続され、相手方へ送るための映像及び音声データDout等を変調処理し、変調後の送信データをアンテナ共用器23を通じアンテナ16に供給するようになされる。アンテナ16は、アンテナ共用器23から供給される無線電波を基地局等に向けて輻射するようになされる。
上述のCPU32には送信部22の他に、カメラ34が接続され、被写体を撮影して、例えば、静止画情報や動作情報を送信部22を通じて相手方に送信するようになされる。電源ユニット33は、バッテリー14を有しており、CPU3215、操作パネル18、受信部21、送信部22、入力検出手段45、アクチュエータ25a〜25d、表示手段29、カメラ34及び記憶手段35にDC電源を供給するようになされる。
図7A及びBは、触覚A及びBに係る振動パターン例を示す波形図である。図7A及びBにおいて、いずれも横軸は、時間tである。縦軸は振動制御信号Sa〜Sd等の電圧(振幅Ax)[V]である。この例では、ボタンアイコン29a等において、それを押し込む時は触覚Aを与え、それを離す時は触覚Bを与える場合を前提とする。
図7Aに示す第1の振動パターンPaは触覚Aを与える波形である。その触覚Aの駆動条件aは、ボタンアイコン29a等が押し込まれたとき、押下判定閾値Fthと加圧力Fとの関係がFth<Fとなる場合であって、第1段階iで約0.1秒間、周波数fx=50Hz、振幅Ax=5μm、回数Nx=2回の振動パターンで振動する。以下[fx Ax Nx]=[50 5 2]と表記する。同様にして、第2段階iiでは、約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[100 10 2]の振動パターンで振動するようになされる。
図7Bに示す第2の振動パターンPbは触覚Bを与える波形である。その触覚Bの駆動条件bは、ボタンアイコン29a等が押し込まれた後に、そのボタンアイコン29aが放されたとき、押下判定閾値Fthと加圧力Fとの関係がFth>Fとなる場合であって、第1段階iで約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[80 8 2]で振動し、同様にして、第2段階iiでは、約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[40 8 2]の振動パターンで振動する。このような振動パターンに基づいて入力検出面を振動すると、サイバースイッチ等の触覚を得ることができる。
図8A及びBは、加圧力Fと振動パターンとの関係例(その1)を示す図である。図8Aにおいて、縦軸は加圧力Fであり、入力検出信号S2(二値化後は入力検出情報D2)から得られる。図8Bにおいて、縦軸は振動制御信号Sa等の電圧(振幅)である。図8A及びBにおいて、横軸はいずれも時間tである。
一般に、ボタンスイッチ操作等において、入力モーションピークが存在する。設計通りの押下速度(操作入力速度)である場合、その加圧力Fは30[gf]乃至240[gf]程度であることが知られている。図8Aに示す加圧力分布波形Iは、入力装置設計時に基準とした、Z方向への押下速度による加圧力Fを反映したものである。
この例で入力検出手段45から得られる入力検出信号S2に対して予め押下判定閾値Fthが設定され、CPU32は、入力検出信号S2の立ち上がり波形が押下判定閾値Fthを横切る時刻t11に第1の振動パターンPaを発生し、入力検出信号S2の立ち下がり波形が押下判定閾値Fthを横切る時刻t21に第2の振動パターンPbを発生するようにアクチュエータ振動回路37を制御する。
このようにすると、入力検出手段45が入力装置設計時に基準とした加圧力Fを検出し、CPU32等が押下判定閾値Fth<加圧力Fを検出したとき、触覚Aを起動することができ、押下判定閾値Fth>加圧力Fを検出したとき、触覚Bを起動することができる。なお、振動パターンPaと振動パターンPbとの間には、無振動の空白期間Tx=T1が設けられる。この空白期間Txは、Z方向への押圧速度に応じて可変するようになされる。
図9A及びBは、加圧力Fと振動パターンとの関係例(その2)を示す図である。図9Aにおいて、縦軸は加圧力Fであり、入力検出信号S2(二値化後は入力検出情報D2)から得られる。図9Bにおいて、縦軸は振動制御信号Sa等の電圧(振幅)である。図9A及びBにおいて、横軸はいずれも時間tである。
図9Aに示す加圧力分布波形IIは、図8Aに示した基準押下速度よりも早くボタンアイコン等を押下した場合の加圧力Fを反映したものである。この例でも、図8Aと同様にして、入力検出手段45から得られる入力検出信号S2に対して予め押下判定閾値Fthが設定され、CPU32は、入力検出信号S2の立ち上がり波形が押下判定閾値Fthを横切る時刻t12に振動パターンPaを発生し、入力検出信号S2の立ち下がり波形が押下判定閾値Fthを横切る時刻t22に振動パターンPbを発生するようにアクチュエータ振動回路37を制御する。
このようにすると、入力検出手段45が基準押下速度よりも早くボタンアイコン等が押下された場合の加圧力Fを検出し、CPU32等が押下判定閾値Fth<加圧力Fを検出したとき、触覚Aを起動することができる。また、CPU32等が押下判定閾値Fth>加圧力Fを検出したとき、触覚Bを起動することができる。なお、振動パターンPaと振動パターンPbとの間には、無振動の空白期間Tx=T2(T2<T1)が設けられる。
このように、設計時の押下速度よりも早い押下速度である場合であっても、前半で触覚Aが伝わり、クリック感のある荷重に到達させることができ、その後半で、触覚Bが伝わり、クリック感のあるストロークに到達させることができる。この例で押下判定閾値Fth=100[gf]を設定すると、クラシックスイッチの触覚を得ることができる。
図10A及びBは、加圧力Fと振動パターンとの関係例(その3)を示す図である。図10Aにおいて、縦軸は加圧力Fであり、入力検出信号S2(二値化後は入力検出情報D2)から得られる。図10Bにおいて、縦軸は振動制御信号Sa等の電圧(振幅)である。図10A及びBに示す横軸はいずれも時間tである。
図10Aに示す加圧力分布波形IIIは、図8Aに示した基準押下速度よりも遅くボタンアイコン等を押下した場合の加圧力Fを反映したものである。この例でも、図8Aと同様にして、入力検出手段45から得られる入力検出信号S2に対して予め押下判定閾値Fthが設定され、CPU32は、入力検出信号S2の立ち上がり波形が押下判定閾値Fthを横切る時刻t13に振動パターンPaを発生し、入力検出信号S2の立ち下がり波形が押下判定閾値Fthを横切る時刻t23に振動パターンPbを発生するようにアクチュエータ振動回路37を制御する。
このようにすると、入力検出手段45が基準押下速度よりも遅くボタンアイコン等が押下された場合の加圧力Fを検出し、CPU32等が押下判定閾値Fth<加圧力Fを検出したとき、触覚Aを起動することができ、押下判定閾値Fth>加圧力Fを検出したとき、触覚Bを起動することができる。なお、振動パターンPaと振動パターンPbとの間には、無振動の空白期間Tx=T3(T3>T1)が設けられる。
このように、設計時の押下速度よりも遅い押下速度である場合であっても、前半で触覚Aが伝わり、クリック感のある荷重に到達させることができ、その後半で、触覚Bが伝わり、クリック感のあるストロークに到達させることができる。この例で押下判定閾値Fth=20[gf]を設定すると、サイバースイッチの触覚を得ることができる。
図11A及びBは、加圧力Fと振動パターンとの関係例(その4)を示す図である。図11Aにおいて、縦軸は加圧力Fであり、入力検出信号S2(二値化後は入力検出情報D2)から得られる。図11Bにおいて、縦軸は振動制御信号Sa等の電圧(振幅)である。横軸はいずれも時間tである。
図11Aに示す加圧力分布波形IVは、図10Aに示した押下速度よりも、更に遅く、つまり、ボタンアイコン等をいわゆる長押した場合の加圧力Fを反映したものである。この例でも、図8Aと同様にして、入力検出手段45から得られる入力検出信号S2に対して予め押下判定閾値Fthが設定され、CPU32は、入力検出信号S2の立ち上がり波形が押下判定閾値Fthを横切る時刻t14に振動パターンPaを発生し、入力検出信号S2の立ち下がり波形が押下判定閾値Fthを横切る時刻t24に振動パターンPbを発生するようにアクチュエータ振動回路37を制御する。
このようにすると、入力検出手段45がボタンアイコン等が長押しされた場合の加圧力Fを検出し、CPU32等が押下判定閾値Fth<加圧力Fを検出したとき、触覚Aを起動することができ、押下判定閾値Fth>加圧力Fを検出したとき、触覚Bを起動することができる。なお、振動パターンPaと振動パターンPbとの間には、無振動の空白期間Tx=T3(T4>T3)が設けられ、押し込んだまま状態では、触覚が得られないようにしている。このように、加圧力Fを検出し、この加圧力Fを反映した入力検出情報D2をパラメータとして触覚発生アルゴリズムに加えることで、実際のスイッチの入力触覚に対応した触覚を発生させることが可能になる。
続いて、携帯電話機100における情報処理例について説明をする。図12は、第1の実施例に係る携帯電話機100における情報処理例を示すフローチャートである。
この例では、操作者の指30aで携帯電話機100の表示画面上の入力検出面を押下操作して情報を入力する場合を前提とする。携帯電話機100には、同一振動モード内において、操作者の指30a等による加圧力Fをパラメータにして波形を加工する機能(アルゴリズム)が備えられる。CPU32は、入力検出情報D2から加圧力Fを算出し、図8Aに示したような駆動条件a,bに対応して判別を行い、その判別結果で、同一の振動モード内において、いかなる種類の入力に対しても、入力動作中の動きに対応した触覚を発生できるようにした。
これらを情報処理条件にして、CPU32は、図12に示すフローチャートのステップG1で電源オンを待機する。例えば、CPU32は電源オン情報を検出してシステムを起動する。電源オン情報は通常、時計機能等が稼働し、スリーピング状態にある携帯電話機等の電源スイッチをオンされたときに発生する。
そして、ステップG2に移行してCPU32は、アイコン画面を表示するように表示手段29を制御する。例えば、CPU32は、表示手段29に表示データD4を供給して表示画面に入力情報を表示する。表示画面に表示された入力情報は、入力検出面を有した入力検出手段45を通じて目視可能になされる。そして、ステップG3に移行してCPU32は、ボタンアイコン入力モード又はその他の処理モードに基づいて制御を分岐する。ボタンアイコン入力モードとは、ボタンアイコン選択時に入力検出面上のアイコンボタン29a等を押下する入力操作をいう。
ボタンアイコン入力モードが設定された場合、ボタンアイコン29a等が押し込まれるので、ステップG4に移行してCPU32は入力検出情報D2に基づいて加圧力Fを算出する。このとき、力検出手段55a〜55dは、入力検出面における操作者の指30aの押下位置の加圧力Fを検出し、入力検出信号S2をA/Dドライバ31に出力する。A/Dドライバ31は入力検出信号S2をA/D変換し、そのA/D変換後の入力検出情報D2をCPU32に転送する。
そして、ステップG5に移行して、CPU32は加圧力Fと押下判定閾値Fthとを比較し、これらの関係がF>Fthとなるか否かを判別する。これらの関係がF>Fthとなる場合は、ステップG6に移行して触覚Aを起動する。触覚Aは、アクチュエータ25a〜25dによって、操作者の指30aの加圧力Fに対応した振動パターンPaに基づいて入力検出面を振動することで得られる。例えば、触覚Aは、図7Aに示した周波数fx、振幅Ax及び回数Nxに関して、第1段階iで約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[50 5 2]の振動パターンで振動し、第2段階iiでは、約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[100 10 2]の振動パターンで振動する。このようにすると、操作者の”加圧力”に合わせた異なる振動パターンを発生させることができる(駆動条件a)。
その後、ステップG7に移行してCPU32は更に加圧力Fを検出する。加圧力Fは、力検出手段55a〜55dによってボタンアイコン29aの押し込みに続いてボタンアイコン29aから離れる状態が検出される。このとき、力検出手段55a〜55dは、入力検出面における操作者の指30aの押下位置から離れるときの加圧力Fを検出し、入力検出信号S2をA/Dドライバ31に出力する。A/Dドライバ31は入力検出信号S2をA/D変換し、そのA/D変換後の入力検出情報D2をCPU32に転送する。
そして、ステップG8に移行してCPU32は、加圧力Fと押下判定閾値Fthとを比較し、これらの関係がF<Fthか否かを判別する。これらの関係がF<Fthとなる場合は、触覚Bを起動する。触覚Bは、アクチュエータ25a〜25dによって、操作者の指30aの加圧力Fに対応した振動パターンPbに基づいて入力検出面を振動することで得られる。そのボタンアイコン29aが放された触覚Bは、例えば、図7Bに示した第1段階iで約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[80 8 2]の振動パターンで振動し、第2段階iiでは、約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[40 8 2]の振動パターンで振動する。このようにすると、操作者の”加圧力”に合わせた異なる振動パターンを発生させることができる(駆動条件b)。
その後、ステップG10に移行して入力を確定する。このとき、入力手段24は、当該押下位置に表示された入力情報を入力する。そして、ステップG12に移行する。なお、ステップG3で他の処理モードが選択された場合は、ステップG11に移行して他の処理モードを実行する。他の処理モードには、電話モードやメール作成、送信表示モード等が含まれる。電話モードには、相手方に電話を発信する操作が含まれる。ボタンアイコン29a等は、電話モード選択時の文字入力項目が含まれる。他の処理モードを実行した後は、ステップG12に移行する。
ステップG12でCPU32は終了判断をする。例えば、電源オフ情報を検出して情報処理を終了する。電源オフ情報が検出されない場合は、ステップG2に戻って、メニュー等のアイコン画面を表示し、上述した処理を繰り返すようになされる。
このように、第1の実施例としての触覚機能付き入力装置を応用した携帯電話機及び情報入力方法によれば、本発明に係る触覚機能付き入力装置90が応用され、表示手段29上の入力検出面における操作者の指30aの押下操作に対して触覚を与える場合に、入力検出手段45を構成する力検出手段55a〜55dは、当該入力検出面における操作者の指30aの押下位置の加圧力Fを検出し、入力手段24は、当該押下位置に表示された入力情報を入力する。アクチュエータ25a〜25dは、力検出手段55a〜55dによって検出された操作者の指30aの加圧力Fに対応する振動パターンに基づいて入力検出面を振動するようになされる。
従って、操作者の指30a等による押下操作に対応した振動パターン(振幅と周波数と振動回数)により複数種類の振動を発生させることができる。これにより、表示手段29上の入力検出面における操作者の指30aの押下操作に対応した、アナログスイッチや、サイバースイッチ等の触覚を取得できるようになる。
図13は本発明に係る第2の実施例としての触覚機能付き入力装置を応用したデジタルカメラ200の構成例を示す斜視図である。
この実施例では、入力検出面における操作者の指30aの接触位置及び当該操作者の指30aの加圧力Fに基づいて演算された振動パターンにより当該入力検出面を振動するアクチュエータ25a〜25fを備え、CPU32は、操作者の指30aが入力検出面上を摺動するように接触操作される場合であって、操作者の指30aの摺動接触操作に対応して、入力検出手段45’から得られる加圧力情報に基づき、アクチュエータ25a〜25fの出力を制御するようにした。
図13に示すデジタルカメラ200は、電子機器の一例であり、本発明に係る触覚機能付き入力装置90’を応用したものである。このデジタルカメラ200は、カメラ本体60を有している。カメラ本体60は筐体62から構成される。筐体62は、略箱型の前面ケース61A及び後面ケース61Bの開口部を互いに略方形状のゴムなどからなる衝撃吸収材63を間に挟んだ状態で突き合わせて組み立てられる。
筐体62を構成する上面板には、触覚機能付きの入力装置90’を構成する入力検出手段45’が設けられる。入力検出手段45’は入力検出面を有しており、スライド入力モード時に操作される。スライド入力モードとは、再生/早送りモード、ズームアウトモード、ズームインモード、ボリューム調整モード等のモード切換時に、その表示画面上の入力検出面を摺動するように接触入力する操作をいう。この例では、スライド入力モードの他に、他の処理モードが準備される。他の処理モードには、シャッタボタン操作、消去ボタン操作、電源ボタン操作、標準モード又はスナップモードの切り替え操作等が含まれる。入力検出手段45’には、長方形状の静電入力シートが使用される。
また、前面ケース61Aの内面であって、入力検出手段45’の長手方向に沿って、振動手段を構成するアクチュエータ25a及び25bが所定の間隔を空けて設けられ、所望の振動パターンに基づいて入力検出面を振動するようになされる。同様にして、後面ケース61Bの内面であって、入力検出手段45’の長手方向に沿って、アクチュエータ25c及び25dが所定の間隔を空けて設けられ、所望の振動パターンに基づいて入力検出面を振動するようになされる。この例で、アクチュエータ25aとアクチュエータ25cとが対向し、アクチュエータ25bとアクチュエータ25dとが対向するように配置される。振動を強めるためである。
この他に前面ケース61Aには、図13に示すレンズ66が取り付けられ、ズーム機能を有して被写体撮影時に結像するようになされる。また、前面ケース61Aの右隅には、外部インターフェース用端子39が設けられ、外部機器と接続し、情報をやりとりできるようになされている。
図14は、カメラ本体60の背面の構成例を示す斜視図である。図14に示す後面ケース61Bには表示手段29’が設けられ、入力検出手段45’によって入力された情報に基づく表示画面を表示するようになされる。表示手段29’はモニタ機能の他にファインダー等の機能を果たすようになされる。表示手段29’には、640画素×480画素程度の解像度を有する液晶表示ディスプレイ(LCD)が使用される。
図15Aは、カメラ本体60を底面から見た断面図である。図15Aに示すカメラ本体60を底面から見ると、筐体62の内部には、レンズ66や表示手段29’の他に基板実装部品27やバッテリー28等が内装されている。
図15Bは、カメラ本体60を上面から見た断面図である。図15Bに示すカメラ本体60を上面から見ると、筐体62の内部には、入力検出手段45’及びアクチュエータ25a〜25fが実装されている。図15Bに示す入力検出手段45’は、静電容量入力シートによって構成される。1枚の静電容量入力シートは、略矩形状のシートで構成され、上述の各モードボタンの複数機能は、1枚の静電容量入力シートの複数の所定部位を押圧することで各機能動作が行われる。
この例で入力検出手段45’の左右の下方には、前面ケース61Aおよび後面ケース61Bの内面に設けられたアクチュエータ25a〜25dの他に、アクチュエータ25e及び25fが設けられ、所望の振動パターンに基づいて、例えば、操作方向に振動が移動するように、入力検出面を振動するようになされる。各々のアクチュエータ25a〜25fは、圧電シートあるいは圧電素子から構成される。
次に、触覚入力機能付きのデジタルカメラ200及び感触フィードバック入力方法について説明をする。図16は、デジタルカメラ200の内部構成例を示すブロック図であり、図13〜図15に示した筐体内の基板実装部品27等から構成される各機能の要部のブロックを示している。図16で図13〜図15と対応する部分には同一符号を付している。
図16に示すデジタルカメラ200は、入力検出手段45’、表示手段29’、A/Dドライバ31、CPU32、電源ユニット33、カメラ34、記憶手段35、スピーカー36、振動手段40を備えている。
入力検出手段45’は、図14等に示したような入力検出面を有しており、操作体としての操作者の指30aの接触位置及び当該操作者の指30aのスライド(動速)度を検出するようになされる。この入力検出手段45’に関して、図14では静電容量シートとしての静電容量方式の入力デバイスを説明したが、これに限られることはなく、カーソリングと選択の機能を区別できるものであれば何でも良い。
例えば、入力検出手段45’は、抵抗膜方式、表面波弾性方式(AW)、光方式、複数段方式タクトスイッチ等の入力デバイスであっても良い。好ましくは、位置情報と力情報をCPU32に与えられる構成の入力デバイスであれば良い。上述の入力検出手段45’は、操作者の指30aを介して少なくとも位置検出信号S1および入力量(加圧力F)となる入力検出信号S2が入力される。
表示手段29’は、入力検出手段45’によって入力された情報に基づく表示画面を表示するようになされる。表示手段29’はモニタ機能の他にファインダー等の機能を果たすようになされる。例えば、表示手段29’はCPU32からの制御情報(指令D)に基づいてズームイン、ズームアウト、再生/早送りモード、ボリューム(Vol)調整モード等のアイコンを表示するようになされる。
入力検出手段45’にはA/Dドライバ31が接続され、入力検出手段45’から出力される位置検出信号S1(位置情報)および入力検出信号S2(入力量)を入力してアナログ・デジタル変換をするようになされる。例えば、A/Dドライバ31は、カーソリングと選択機能とを区別するために位置検出信号S1および入力検出信号S2をデジタルデータに変換する。これと共に、A/Dドライバ31は、演算を行ってカーソリング入力か選択情報かを検出し、カーソリングか選択かのフラグからなるデータD3あるいは位置検出情報D1及び入力検出情報D2をCPU32に供給する。これらの演算はCPU32内で実行してもよい。
A/Dドライバ31には、第1の実施例と同様にして、CPU32が接続され、A/Dドライバ31からの位置検出情報D1及び入力検出情報D2を受けて指令Dを電源ユニット33、カメラ部34、その他のデバイス35、表示手段29’、スピーカー36、アクチュエータ駆動部37等の各デバイスに供給する。
例えば、CPU32には、同一振動モード内において、操作者30のスライド速度をパラメータにして、アクチュエータ駆動回路37で発生させる正弦波形を加工する機能(アルゴリズム)が備えられる。CPU32は、入力検出手段45’から得られる入力検出(加圧力)情報D2と予め設定された下限判定閾値Fth1及び上限判定閾値Fth2とを比較し、当該比較結果で加圧力情報が上限判定閾値Fth2を越える場合は、触覚の強さを上昇するように振動パターンを補正する。
反対に、加圧力情報が下限判定閾値Fth1を下回る場合は、触覚の強さを降下するように振動パターンを補正する。このようにすると、上限判定閾値を越える加圧力Fで入力検出面を摺動操作する場合も、下限判定閾値を下回る加圧力Fで入力検出面を摺動操作する場合も、操作者の指30aに対して一定の触覚を与えることができる。
また、CPU32は入力検出手段45’によって検出されたスライド速度に基づく振動パターンを演算するようになされる。この例でCPU32は、操作者の指30aが入力検出面に接触した位置から遠ざかるに従って、入力検出面を低周波数かつ小振幅の振動から、高周波数かつ大振幅の振動を発生するような振動パターンを演算する。
振動手段40は、アクチュエータ駆動回路37及びアクチュエータ25a〜25fから構成され、CPU32によって演算された振動パターンに基づいて操作方向に振動が移動するように入力検出面を振動する。上述のCPU32には、アクチュエータ駆動回路37が接続され、CPU32からの指令D及び入力検出情報D2に従って、振動制御信号Sa〜Sfを発生し、複数のアクチュエータ25a、25b、25c、25d、26e、26fに振動制御信号Sa〜Sfを供給するようになされる。振動制御信号Sa〜Sfは、例えば、正弦波形からなる出力波形W1〜W3・・・を有している。6個のアクチュエータ25a〜25fを駆動するためである。
また、CPU32にはカメラ34が接続され、指令Dに基づいて上述したレンズ66を通じて被写体を撮影するようになされる。カメラ34には、図示しない撮像装置(CCD装置)が使用され、被写体撮影により得られた撮影データを出力するようになされる。
記憶手段35は、CPU32からの指令Dに基づいて撮影データを格納したり、その撮影データを読み出すようになされる。なお、図13に示した外部インターフェース端子39は、プリンタ等の外部機器に接続される。CPU32は、記憶手段35から指令Dを読み出して外部機器に出力し、図示しないプリンタモードを実行するようになされる。スピーカー36はCPU32からの指令Dに基づいてアイコン確認音や、機器取り扱いアナウンス音等を放音するようになされる。
電源ユニット33は先に説明したバッテリー28に接続され、入力検出手段45’、表示手段29’、A/Dドライバ31、CPU32、カメラ34、その他のデバイス(記憶手段35、外部端子等)及び振動手段40等に電源を供給するようになされる。
このようにデジタルカメラ200を構成すると、操作者の指30aが入力検出面上を摺動するように接触操作される場合であって、操作者の指30aの摺動接触操作に対応して、入力検出手段45’から得られる入力検出情報D2に基づき、CPU32が、アクチュエータ駆動回路37を通じてアクチュエータ25a〜25dの出力を制御できるようになる。例えば、操作者の指30aの加圧力F及び摺動接触操作に対応した、操作者毎に異なる振動パターン(振幅と周波数と振動回数)を有する複数種類の振動を発生させることができる。操作者30は指30aに振動を受けて触感としてCPU32からの機能毎の振動を感じる。また表示手段29’の表示内容は操作者の目による視覚により、スピーカー36からの放音は操作者の耳による聴覚により各機能を判断するようになされる。
次に、操作者が指30aを使って入力操作面をスライドさせながら、カメラ本体60からの触覚を得る動作例について説明をする。図17は、第2の実施例としての入力検出手段45’における操作例を示す斜視図である。
図17に示す入力検出手段45’は、入力操作面PRを有している。入力操作面PRは、図中、波線で囲んだ領域であって、入力検出手段45’を投影する筐体上面を含むものとする。この例で、入力検出手段45’は、図3Bに示したように入力手段24及び力検出手段55が積層されて構成される。
この例では、入力手段24は、入力操作面PR上を摺動接触操作する操作者の指30aの接触位置及び操作速度を検出するようになされる。入力手段24には蓄積電極となる透明電極をマトリクス状に配置したタッチパネルが使用される。タッチパネルは、静電容量シートとしての静電容量方式の入力デバイスである。入力手段24から得られる入力情報には位置情報が含まれる。位置情報は入力操作面PR上を摺動接触操作時の位置検出信号S1により得られる。力検出手段55は、入力手段24の下方に積層され、当該入力検出面PRにおける操作者の指30aの押下位置の加圧力Fを検出するようになされる。
この入力操作面PRに操作者の指30aを一定の力で接触した状態で、例えば、図中、左斜め下部から右斜め上部に向けて所定の速度でスライドする(なぞる)ように操作される。この例では、入力検出面PRに指30aを置き、ある一定の加圧力FをZ方向に与えながら、指30aをX,Y方向(左右)になぞるようにスライドさせる。このとき、加圧力Fに無関係に振動パターンを一定にすると、加圧力Fが小さい場合に、手に伝わる触覚の振幅が大きくなる。また、反対に、加圧力Fが大きい場合は、手に伝わる触覚の振幅が小さくなる。つまり、Z方向の加圧力Fが変わると、指30aに伝わる触覚が異なることとなる。
図18〜図20は、摺動接触操作時の加圧力Fに応じた触覚例を示す図である。図18A及びBは、基準押圧時の触覚例及び振動パターンの波形例を示す図である。図18Aにおいて、縦軸は、手に伝わる触覚(力)[N]である。図18Bにおいて、縦軸は、振動制御信号Sa等の電圧(振幅)[V]である。横軸はいずれも時間tである。
図18Aに示す触覚波形S(t)は、指30aのZ方向への加圧力をFとし、設計時の基準押圧力(Normale)をfとしたとき、F=fを満たす場合に得られる。この触覚波形S(t)は、基準押圧力fに対応した振幅Axを有している。図18Bに示す振動パターンP1は、指30aのZ方向への加圧力をFとし、設計時の基準押圧力(Normale)をfとしたとき、F=fを満たす入力検出情報D2が得られた場合に発生される。つまり、図18Aに示した触覚を得るための振動パターンP1である。
この例では、振動パターンP1の周波数fx、振幅Ax及び回数Nxに関して、第1段階iで約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[50 1 1]で振動し、第2段階iiでは、約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[100 2 1]で振動し、第3段階iiiでは約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[150 3 1]で振動し、第4段階ivでは、約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[200 4 1]で振動する。このような振動制御信号Saがアクチュエータ25aに供給される。他のアクチュエータ25b〜25fにも、同様な振動制御信号Sb〜Sfが供給される。
図19A及びBは、F=2f押圧時の触覚例及び振動パターンの波形例を示す図である。図19Aにおいて、縦軸は、手に伝わる触覚(力)[N]である。図19Bにおいて、縦軸は、振動制御信号Sa等の電圧(振幅)[V]である。横軸はいずれも時間tである。
図19Aに示す触覚波形2×S(t)は、加圧力Fと基準押圧力fとの関係がF=2fを満たすような強い押圧接触操作がなされた場合に得られる。触覚波形は、F・S(t)/f=2×S(t)により得られる。図19Bに示す振動パターンP2は、F=2fを満たす入力検出情報D2が得られた場合に発生される。つまり、振動パターンP2は、図19Aに示した触覚を得るために、図18Bに示した振動パターンP1を2倍に補正したものである。
この例では、振動パターンP2の周波数fx、振幅Ax及び回数Nxに関して、第1段階iで約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[50 2 1]で振動し、第2段階iiでは、約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[100 4 1]で振動し、第3段階iiiでは約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[150 6 1]で振動し、第4段階ivでは、約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[200 8 1]で振動する。このような振動制御信号Saがアクチュエータ25aに供給される。他のアクチュエータ25b〜25fにも、同様な振動制御信号Sb〜Sfが供給される。
図20A及びBは、F=1/2f押圧時の触覚例及び振動パターンの波形例を示す図である。図20Aにおいて、縦軸は、手に伝わる触覚(力)[N]である。図20Bにおいて、縦軸は、振動制御信号Sa等の電圧(振幅)[V]である。横軸はいずれも時間tである。
図20Aに示す触覚波形0.5×S(t)は、加圧力Fと基準押圧力fとの関係がF=f/2を満たすような弱い押圧接触操作がなされた場合に得られる。触覚波形は、F・S(t)/f=0.5×S(t)により得られる。図20Bに示す振動パターンP3は、F=2fを満たす入力検出情報D2が得られた場合に発生される。つまり、振動パターンP3は、図20Aに示した触覚を得るために、図18Bに示した振動パターンP1を1/2倍に補正したものである。
この例で、振動パターンP3の周波数fx、振幅Ax及び回数Nxに関して、第1段階iでは約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[50 0.5 1]で振動し、第2段階iiでは、約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[100 1 1]で振動し、第3段階iiiで約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[150 1.5 1]で振動し、第4段階ivでは、約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[200 2 1]で振動する。このような振動制御信号Saがアクチュエータ25aに供給される。他のアクチュエータ25b〜25fにも、同様な振動制御信号Sb〜Sfが供給される。
図21は、加圧力Fと上限・下限判定閾値との関係例を示す図である。図21において、縦軸は加圧力Fであり、入力検出情報D2から得られる。横軸は時間tである。
この例で、加圧力Fに対して2つの閾値が設定される。Fth1は下限判定閾値であり、Fth2は上限判定閾値である。また、F1は、基準押圧時の力分布であり、任意のサンプル期間Ts(t2−t1)を設定し、そのサンプル期間Tsにおいて、Fth1<F<Fth2の範囲内にある。F2は、F=2f押圧時の力分布であり、同サンプル期間Tsにおいて、F>Fth2の範囲にある。F3は、F=f/2押圧時の力分布であり、同サンプル期間Tsにおいて、F<Fth1の範囲にある。
CPU32は、入力検出手段45’から得られる入力検出(加圧力)情報D2と予め設定された下限判定閾値Fth1及び上限判定閾値Fth2とを比較し、当該比較結果で入力検出情報D2に基づく加圧力Fが上限判定閾値Fth2を越える場合は、触覚の強さを上昇するように振動パターンを補正する。
反対に、入力検出情報D2に基づく加圧力Fが下限判定閾値Fth1を下回る場合は、触覚の強さを降下するように振動パターンを補正する。このようにすると、上限判定閾値Fth2を越える加圧力Fで入力検出面PRを摺動操作する場合も、下限判定閾値Fth1を下回る加圧力Fで入力検出面PRを摺動操作する場合も、操作者の指30aに対して一定の触覚を与えることができる。
続いて、デジタルカメラ200の動作例について説明をする。図22は、第2の実施例に係るデジタルカメラ200における情報処理例を示すフローチャートである。
この例では、操作者の指30aでデジタルカメラ200の入力検出手段45’
入力操作面PRを摺動接触操作して情報を入力する場合を前提とする。デジタルカメラ200には、同一振動モード内において、操作者の指30a等による加圧力Fをパラメータにして波形を加工する機能(アルゴリズム)が備えられる。CPU32は、操作者の指30aの摺動接触操作に対応して検出される入力検出情報(加圧力情報)D2に基づき、入力検出面PRを振動するようにアクチュエータ駆動回路37を制御する。
この例でCPU32は、入力検出手段45’の検出によって得られる入力検出情報D2と予め設定された下限判定閾値Fth1及び上限判定閾値Fth2とを比較し、入力検出情報D2が上限判定閾値Fth2を越える場合は、触覚の強さを上昇するように基準の振動パターンP1を補正して振動パターンP2とする。また、当該比較結果で入力検出情報D2が下限判定閾値Fth1を下回る場合は、触覚の強さを降下するように基準の振動パターンP1を補正して振動パターンP3とする。Fth1<F<Fth2となる場合は、基準の振動パターンP1を発生するようにアクチュエータ駆動回路37を制御する場合を例に挙げる。
これらを情報処理条件にして、CPU32は、図12に示すフローチャートのステップH1で電源オンを待機する。例えば、CPU32は電源オン情報を検出してシステムを起動する。電源オン情報は通常、時計機能等が稼働し、スリーピング状態にあるデジタルカメラ等の電源スイッチをオンされたときに発生する。
そして、ステップH2に移行してCPU32は、モニタ画面を表示するように表示手段29を制御する。例えば、CPU32は、表示手段29に表示データD4を供給して表示画面に標準モード又はスナップモード等の入力情報を表示する。表示画面に表示された入力情報は、入力検出面を有した入力検出手段45’を通じて入力選択可能になされる。そして、ステップH3に移行してCPU32は、スライド(なぞり)入力モード又はその他の処理モードに基づいて制御を分岐する。スライド入力モードとは、表示画面上の入力情報選択時に入力検出面PRを摺動接触操作する動作をいう。
スライド入力モードが設定された場合、入力検出面PRが摺動接触操作されるので、ステップH4に移行してCPU32は入力検出情報D2に基づいて加圧力Fを算出する。このとき、図17に示した力検出手段55は、入力検出面PRにおける操作者の指30aの押下位置の加圧力Fを検出し、入力検出信号S2をA/Dドライバ31に出力する。A/Dドライバ31は入力検出信号S2をA/D変換し、そのA/D変換後の入力検出情報D2をCPU32に転送する。ここで、F=2fを満たす入力検出情報D2が得られた場合を例に採る。
そして、ステップH5に移行して、CPU32は加圧力Fと上限判定閾値Fth2とを比較し、これらの関係がF>Fth2となるか否かを判別する。これらの関係がF>Fth2となる場合は、ステップH6に移行してアクチュエータ駆動回路37又はCPU32は、F・S(t)/fを起動して、触覚波形=2×S(t)を与える振動パターンP2を発生する。このとき、アクチュエータ駆動回路37又はCPU32は、図18Bに示した振動パターンP1を2倍に補正して振動パターンP2を発生する。
この例では、振動パターンP2の周波数fx、振幅Ax及び回数Nxに関して、第1段階iで約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[50 2 1]で振動し、第2段階iiでは、約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[100 4 1]で振動し、第3段階iiiでは約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[150 6 1]で振動し、第4段階ivでは、約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[200 8 1]で振動する。このような振動制御信号Saがアクチュエータ25aに供給される。他のアクチュエータ25b〜25fにも、同様な振動制御信号Sb〜Sfが供給される。その後、ステップH4に戻る。
また、ステップH5で加圧力Fと上限判定閾値Fth2との関係がF>Fth2とならない場合は、ステップH7に移行する。ここで、F=f/2を満たす入力検出情報D2が得られた場合を例に採ると、ステップH7では、加圧力Fと下限判定閾値Fth1との関係がF<Fth1となるか否かを判別する。これらの関係がF<Fth1となる場合は、ステップH8に移行してアクチュエータ駆動回路37又はCPU32は、F・S(t)/fを起動して、触覚波形=0.5×S(t)を与える振動パターンP3を発生する。このとき、アクチュエータ駆動回路37又はCPU32は、図18Bに示した振動パターンP1を1/2倍に補正して振動パターンP3を発生する。
この例で、振動パターンP3の周波数fx、振幅Ax及び回数Nxに関して、第1段階iでは約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[50 0.5 1]で振動し、第2段階iiでは、約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[100 1 1]で振動し、第3段階iiiで約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[150 1.5 1]で振動し、第4段階ivでは、約0.1秒間、[fx Ax Nx]=[200 2 1]で振動する。このような振動制御信号Saがアクチュエータ25aに供給される。他のアクチュエータ25b〜25fにも、同様な振動制御信号Sb〜Sfが供給される。その後、ステップH4に戻る。
なお、ステップH7で、加圧力Fと下限判定閾値Fth1との関係がF<Fth1とならない場合、つまり、Fth1<F<Fth2となる場合は、ステップH9に移行して振動パターンP1を発生して基準触覚波形S(t)を起動する。その後、ステップH10に移行して入力を確定する。このとき、入力手段24は、当該押下位置に表示された入力情報を入力する。そして、ステップH12に移行する。
また、ステップH3で他の処理モードが選択された場合は、ステップH11に移行して他の処理モードを実行する。他の処理モードでは、シャッタボタン操作、消去ボタン操作、電源ボタン操作、標準モード又はスナップモードの切り替え操作等が実行される。他の処理モードを実行した後は、ステップH12に移行する。ステップH12でCPU32は終了判断をする。例えば、電源オフ情報を検出して情報処理を終了する。電源オフ情報が検出されない場合は、ステップH2に戻って、モニタ画面を表示し、上述した処理を繰り返すようになされる。
このように、第2の実施例としての触覚機能付き入力装置を応用したデジタルカメラ及び情報入力方法によれば、本発明に係る触覚機能付き入力装置90’が応用され、入力検出面PRにおける操作者の指30aの接触位置及び当該操作者の指30aの加圧力Fに基づいて演算された振動パターンにより当該入力検出面PRを振動するアクチュエータ25a〜25fを備え、CPU32は、操作者の指30aが入力検出面PR上を摺動接触操作される場合であって、その摺動接触操作に対応して、入力検出手段45’から得られる入力検出情報D2に基づき、振動パターンを補正し、補正後の振動制御信号Sa〜Sf等に基づいてアクチュエータ25a〜25fの出力を制御するようになされる。
従って、操作者の摺動接触操作による加圧力Fが基準押圧力に比べて大きい場合は、基準の振動パターンP1を図19Bに示したような振動パターンP2に補正し、手に伝わる触覚の振幅を大きく補正することができる。また、加圧力Fが基準押圧力に比べて小さい場合、基準の振動パターンP1を図20Bに示したような振動パターンP3に補正し、手に伝わる触覚の振幅を小さく補正することができる。
つまり、操作者に違和感を与えることなく、Z方向の加圧力Fに応じた、触覚を指30aに伝えることができる。これにより、それぞれの加圧力Fに対応した異なる複数の入力状態に対して、確実な触覚を発生させることができる。従って、触覚付き入力装置90’を導入する範囲をデジタルカメラに限られることはなく、入力行為が多岐多用に渡るようなパソコン、電子辞書、ゲーム機等の他の電子機器にも拡張することができる。
図23は第3の実施例としての3次元文字入力機能付きの携帯電話機300の構成例を示す概念図である。
この実施例では、操作者の指30aによって、入力検出面のX方向及びY方向に摺動するように接触操作される場合であって、その操作者の指30aの摺動接触操作を停止した位置における押下操作によって、入力検出手段45から得られるZ方向の入力検出情報(加圧力情報)と、予め設定された複数の押下判定閾値とを順次比較し、当該比較結果に基づいてアクチュエータ25a〜25d及び表示手段29の出力を制御するようになされる。
図23に示す携帯電話機300は、3次元文字入力機能を有しており、図2〜図6に示した携帯電話機100の構成がそのまま応用される。携帯電話機300の表示手段29には、文字入力操作画面が表示され、この文字入力操作画面には、文字情報が立体表示される。文字入力操作画面の上部には、表示領域w1が割り当てられ、文字入力時の文字変換候補の内容を記述するようになされる。表示領域w1の下方には、文字変換ボックスBX1が表示され、文字変換候補となった文字情報を格納するようになされる。
文字変換ボックスBX1の下方には、文字情報表示領域w2が割り当てられ、例えば、間口方向には「あ行、か行、さ行・・・」が表示される。「あ行」の奥行方向には、母音「あ」に続く「いうえお」が隠れて表示される。同様にして「か行」の奥行方向には、「か」に続く「きくけこ」が隠れて表示される。「さ行」の奥行方向には、「さ」に続く「しすせそ」が隠れて表示される。
文字情報表示領域w2の下方には、文字決定ボックスBX2が表示され、文字変換決定となった文字情報を格納するようになされる。文字決定ボックスBX2の下方には、表示領域w3が割り当てられ、決定後の文字(文章)内容を記述するようになされる。この例では、表示手段29上の入力検出面の一方をX方向とし、当該X方向と直交する他方をY方向とし、X及びY方向と直交する方向をZ方向とする。
図24は、文字入力操作時の加圧力Fと複数の押下判定閾値Fthiとの関係例を示す図である。図24において、縦軸は加圧力Fであり、入力検出情報D2から得られる。横軸は時間tである。F0は、文字入力操作時の力分布である。
この例で、加圧力Fに対して5つの押下判定閾値Fthi(i=1〜5)が設定される。Fth1は母音「あ」を判定する押下判定閾値であり、例えば、押下判定閾値Fth1は20[gf]に設定される。Fth2は母音「い」を判定する押下判定閾値であり、例えば、押下判定閾値Fth2は40[gf]に設定される。Fth3は母音「う」を判定する押下判定閾値であり、例えば、押下判定閾値Fth3は60[gf]に設定される。Fth4は母音「え」を判定する押下判定閾値であり、例えば、押下判定閾値Fth4は80[gf]に設定される。Fth5は母音「お」を判定する押下判定閾値であり、例えば、押下判定閾値Fth5は100[gf]に設定される。
図6に示したCPU32は、操作者の指30aを入力検出面のX方向及びY方向に摺動するように接触操作される場合であって、その操作者の指30aの摺動接触操作を停止した位置における押下操作によって、入力検出手段45から得られるZ方向の入力検出情報D2と、予め設定された複数の押下判定閾値Fthi(i=1〜n)とを順次比較し、当該比較結果に基づいてアクチュエータ25a〜25d及び表示手段29の出力を制御するようになされる。
例えば、CPU32は、入力検出手段45から前回の検出によって得られた入力検出情報D2と今回の検出によって得られた入力検出情報D2との差分を演算し、この差分に基づいてアクチュエータ25a〜25d及び表示手段29の出力を制御する。このようにすると、操作者の指30aの摺動接触操作を停止した位置における奥行の入力情報を触覚を伴って3次元表示することができる。ユニークな文字入力表示機能を実現できるようになる。
図25A及びBは文字入力時の表示手段29における表示例を示す図である。図25Aは、子音「か行」の「き」の文字のボタンアイコン押込み前の表示例を示す図である。図25Aに示すZ方向は、3次元表示された文字ボタンアイコンを押し込む方向である(各行の文字選択操作)。
例えば、文字入力しようとする「今」の文字に続いて、子音「か行」の「か」、「き」、「く」の各々の文字を順次選択する場合を例に挙げる。この場合、図23に示した表示手段29の文字表示領域w2において、操作者は、入力検出面のX方向又は/及びY方向に指30aを摺動して、図23に示す子音「か行」を選択する。ここで選択された子音「か」の文字は、押下判定閾値fth1を越え、押下判定閾値fth2以下の加圧力Fを与えることで、決定ボックスBX2に格納される。このとき、他の行の母音「あ」及び子音「さ」の文字は、決定ボックスBX2に格納されることなく、例えば、表示領域w2で他の文字の整列位置から外され、スケルトン表示等がなされる。
その後、子音「か行」の選択位置で、更に、Z方向に力を加える。この加圧力Fは力検出手段55a〜55dによって検出される。ここで、操作者は、押下判定閾値fth2を越え、押下判定閾値fth3以下の加圧力Fを与える。力検出手段55a〜55dは、A/Dドライバ31に入力検出信号S2を出力する。A/Dドライバ31は、入力検出信号S2をA/D変換し、A/D変換後の入力検出情報D2をCPU32に出力する。
CPU32は、入力検出情報D2に基づいて表示手段29を制御する。表示手段29は、ここで選択された子音「き」の文字を他の文字に比べて大きく表示する。つまり、奥の文字「くけこ」の各々の文字は、選択された子音「き」の文字をよりも小さく表示される。なお、表示領域w3には、「今か・・・」等の決定後の文章が記述される。また、決定ボックスBX2内で、1つ前に選択された文字、この例では、子音「か」の文字を薄く表示するようになされる(スケルトン表示)。
図25Bは、子音「か行」の「き」の文字のボタンアイコン押込み後の表示例を示す図である。
上述の例で、子音「か行」の「き」の文字を選択する。ここで選択された子音「き」の文字は、押下判定閾値fth2を越え、押下判定閾値fth3以下の加圧力Fを与えることで、決定ボックスBX2に格納される。このとき、他の行の母音「い」及び子音「し」の文字は、決定ボックスBX2に格納されることなく、表示領域w2で他の文字の整列位置から外され、スケルトン表示等がなされる。
その後、子音「か行」の選択位置で、更に、Z方向に力を加える。この加圧力Fは力検出手段55a〜55dによって検出される。ここで、操作者は、押下判定閾値fth3を越え、押下判定閾値fth4以下の加圧力Fを与える。力検出手段55a〜55dは、A/Dドライバ31に入力検出信号S2を出力する。A/Dドライバ31は、入力検出信号S2をA/D変換し、A/D変換後の入力検出情報D2をCPU32に出力する。
CPU32は、入力検出情報D2に基づいて表示手段29を制御する。表示手段29は、ここで選択された子音「く」の文字を他の文字に比べて大きく表示する。つまり、奥の文字「けこ」の各々の文字は、選択された子音「く」の文字よりも小さく表示される。なお、表示領域w3には、「今かき・・・」等の決定後の文章が記述される。また、決定ボックスBX2内で、1つ前に選択された文字、この例では、子音「き」の文字を薄く表示するようになされる。もちろん、2つ前に選択された文字、この例では、「か」の文字を薄く表示するようにしてよい(スケルトン表示)。
図26は第3の実施例に係る振動パターン、入力情報内容、振動条件及び具体的波形例を示す表図である。この例で、CPU32は、押下操作位置における「あいうえお」等の母音奥移動処理を実行する。この母音奥移動処理では、母音と母音の境界で触覚を発生するようになされる。
図26に示す表図によれば、3次元文字入力機能付きの携帯電話機300において、その記憶手段35には、8通りの振動パターンP11,P21,P31,P41,P51,P61,P71,P81が予め準備される。振動パターンP11は、入力情報内容として「決定」ボタンアイコン等を選択する際に右欄に示す触覚波形を与える。「決定」ボタンアイコンは、決定ボックスBX2を押下した際に入力が確定される。その際の振動条件は、周波数fx[Hz]、振幅Ax「μm]及び回数Nx[回]に関して[fx Ax Nx]=[200 30 1]、[250 5 4]、及び[200 30 1]である。
振動パターンP21は、入力情報内容として「変換」ボタンアイコン等を選択する際に右欄に示す触覚波形(目安)を与える。「決定」ボタンアイコンは、変換ボックスBX1を押下した際に入力が確定される。その際の振動条件は、[fx Ax Nx]=[80 15 4]、[280 30 4]、85msの空白期間(無振動)、[fx Ax Nx]=[280 30 4]及び[160 15 4]である。
振動パターンP31は、入力情報内容として「右移動」の摺動接触操作をする際に右欄に示す触覚波形を与える。「右移動」の摺動接触操作では、入力検出面を+X方向に操作体をスライドした選択位置の入力が確定される。その際の振動条件は、[fx Ax Nx]=[400 30 1]、[450 5 1]、[500 10 2]、[600 20 4]及び[800 30 8]である。
振動パターンP41は、入力情報内容として「左移動」の摺動接触操作をする際に右欄に示す触覚波形を与える。「左移動」の摺動接触操作では、入力検出面を−X方向に操作体をスライドした選択位置の入力が確定される。その際の振動条件は、[fx Ax Nx]=[400 30 1]、[450 5 1]、[500 10 2]、[600 20 4]及び[800 30 8]である。
振動パターンP51は、入力情報内容として「あ→い又はあ←い」への奥移動操作をする際に右欄に示す触覚波形を与える。「あ→い又はあ←い」への奥移動操作では、入力検出面をZ方向に操作体を押下し、加圧力Fに応じた文字情報「あ」又は母音「い」の入力が確定される。その際の振動条件は、[fx Ax Nx]=[400 30 1]及び[450 5 1]である。
振動パターンP61は、入力情報内容として「い→う又はい←う」への奥移動操作をする際に右欄に示す触覚波形を与える。「い→う又はい←う」への奥移動操作では、入力検出面をZ方向に操作体を押下し、加圧力Fに応じた文字情報「い」又は母音「う」の入力が確定される。その際の振動条件は、[fx Ax Nx]=[400 30 1]、[450 5 1]及び[500 10 2]である。
振動パターンP71は、入力情報内容として「う→え又はう←え」への奥移動操作をする際に右欄に示す触覚波形を与える。「う→え又はう←え」への奥移動操作では、入力検出面をZ方向に操作体を押下し、加圧力Fに応じた文字情報「う」又は母音「え」の入力が確定される。その際の振動条件は、[fx Ax Nx]=[400 30 1]、[450 5 1]、[500 10 2]及び[600 20 4]である。
振動パターンP81は、入力情報内容として「え→お又はえ←お」への奥移動操作をする際に右欄に示す触覚波形を与える。「え→お又はえ←お」への奥移動操作では、入力検出面をZ方向に操作体を押下し、加圧力Fに応じた文字情報「え」又は母音「お」の入力が確定される。その際の振動条件は、[fx Ax Nx]=[400 30 1]、[450 5 1]、[500 10 2]、[600 20 4]及び[800 30 8]である。
これらの振動パターンP11,P21,P31,P41,P51,P61,P71,P81は記憶手段35に格納され、例えば、振動パターンP11に基づく振動制御信号Sa〜Sfがアクチュエータ駆動回路37からアクチュエータ25a〜25fに供給される。同様にして他の振動パターンP21,P31,P41,P51,P61,P71,P81に基づく振動制御信号Sa〜Sfがアクチュエータ駆動回路37からアクチュエータ25a〜25fに供給される。これにより、文字入力時等において、文字情報に関して変換、決定、左・右移動、奥移動等において、触覚を得ることができる。
図27〜図30は、第3の実施例としての携帯電話機300における情報処理例(その1〜4)を示すフローチャートである。
この例では、入力検出面のX方向及びY方向に操作者の指30aを摺動する場合であって、操作者の指30aの摺動接触操作を停止した位置における押下操作によって検出されるZ方向の入力検出情報D2と、予め設定された5個の押下判定閾値Fth1〜Fth5とを順次比較し、当該比較結果に基づいて入力検出面を振動及び入力情報を表示制御する場合を例に挙げる。
例えば、CPU32は、入力検出手段45から前回の検出によって得られた入力検出情報D2と今回の検出によって得られた入力検出情報D2との差分を演算し、この差分に基づいてアクチュエータ25a〜25d及び表示手段29の出力を制御する。図2に示した入力検出手段45は、入力手段24及び力検出手段55a〜55dから構成されることは前述した通りである。入力手段24は、操作者の指30aのX方向及びY方向への移動量を測定する。この例で、指30aのXY方向における入力位置をx,yとし、ある時刻からX方向及びY方向への指30aの移動量の総和をそれぞれΣx、Σyとすると、入力手段24は、Σx、Σyを検出する。
また、前記のサンプリングの際に検出された指30aのZ方向への押圧力をZf[gf]とし、さらに、今回のサンプリングの際に検出されるZ方向への押圧力をZf’とする。この例では、指30aのZ方向への押圧力Zfは押下判定領域が設定されており、押圧力Zfに対応する押下判定領域の値をFとし、Zf’に対応する押下判定領域の値をF’とする。
このZ方向への力関係において、入力手段24が、Z方向の入力を検出することができる最小の押圧力をα[gf]とする。また、入力手段24には、横(X)移動及び縦(Y)移動に関して閾値が設定されており、それぞれの閾値をLx、Lyとする。
更にまた、力検出手段55a〜55dには、5段階の押下判定閾値が設定されている。それぞれの押下判定閾値は、α=Fth1、A=Fth2、B=Fth3、C=Fth4、D=Fth5[gf]であり、これらの5つの押下判定閾値α、A、B、C、Dの間には、α<A<B<C<Dなる関係に設定される。これらの5つの押下判定閾値α、A、B、C、Dの関係は、A<α<B<C<Dであってもよい。
力検出手段55a〜55dには、5つの押下判定閾値α、A、B、C、Dを運用する5つの押下判定領域が設定され、それぞれを第1〜第5判定領域とし、これらの第1〜第5判定領域は値を持ち、次のような値に設定する。第1判定領域では、その判定条件が、α<Zf<Aでその値(F)が「1」である。第2判定領域ではその判定条件が、A<Zf<Bでその値(F)が「2」である。第3判定領域ではその判定条件が、B<Zf<Cでその値(F)が「4」である。第4判定領域ではその判定条件が、C<Zf<Dでその値(F)が「7」である。第5判定領域ではその判定条件が、D<Zでその値(F)が「11」である。
このように入力装置90を構成すると、操作者の指30aの摺動接触操作を停止した位置におけるZ方向(奥行)の入力検出情報D2に基づいて、3次元表示された文字情報を触覚を伴って入力することができる。ユニークな文字入力表示機能を実現できるようになる。
これらを情報処理条件にして、CPU32は、図27に示すフローチャートのステップK1で電源オンを待機する。例えば、CPU32は電源オン情報を検出してシステムを起動する。電源オン情報は通常、時計機能等が稼働し、スリーピング状態にある携帯電話機等の電源スイッチをオンされたときに発生する。
そして、ステップK2に移行してCPU32は、アイコン画面を表示するように表示手段29を制御する。例えば、CPU32は、表示手段29に表示データD4を供給して表示画面に、メニュー入力情報等を表示する。このメニュー入力情報にはメール作成が含まれ、このメール作成には、文字入力モードが含まれる。この表示画面に表示された入力情報は、入力検出面を有した入力検出手段45を通じて目視可能になされる。そして、ステップK3に移行してCPU32は、文字入力モード又はその他の処理モードに基づいて制御を分岐する。
文字入力モードが設定された場合、CPU32は、ステップK4に移行して文字入力画面を表示するように表示手段29を制御する。このとき、表示手段29は図23に示したような母音「あ行」、子音「か行」及び「さ行」等の文字入力画面を表示する。「あ行」、「か行」、「さ行」等のボタンアイコンは、メール作成時に使用される。
そして、ステップK5に移行してCPU32は、指30aのZ方向への押圧力Zfと、入力手段24における最小の押圧力αとに関して、第1判定閾値αを越える押圧力Zf(Zf>α)が検出されたか否かを判別する。押圧力Zfは力検出手段55a〜55dから出力される入力検出信号S2をA/Dドライバ31によりA/D変換し、そのA/D変換後の入力検出情報D2によって得られる。指30aのZ方向への押圧力Zfと、入力手段24における最小の押圧力αとに関して、Z>αとならない場合は、力検出手段55a〜55dにおける押圧力Zfの監視を継続する。
ステップK5で、Z>αとなった場合は、ステップK6に移行して、CPU32は、X,Yの移動量検出をリセットして指30aのX方向及びY方向への検出を開始する。このとき、入力手段24は、操作者の指30aのX方向及びY方向への移動量を測定する。この例で、指30aのXY方向における入力位置をx,yとし、ある時刻からX方向及びY方向への指30aの移動量の総和をそれぞれΣx、Σyとすると、入力手段24は、Σx、Σyを検出する。
そして、CPU32は、ステップK7に移行してY方向への指30aの移動量の総和Σyに関して、閾値Lyと比較し、その閾値Lyを越える総和Σy(Σy>Ly)が検出されたか否かを判別する。Σy>Lyとなる場合は、ステップK8に移行して振動パターンP11を発振する(決定)。その後、ステップK9に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。
そして、図28に示すステップK32に移行して、CPU32は、文字入力終了か否かを判別する。文字入力終了か否かは、例えば、その他の処理モードで送信表示モードが選択されることで識別される。文字入力処理が全部終了した場合は、ステップK34に移行するが、文字入力処理が全部終了していない場合は、図27に示したステップK5に戻る。その後、ステップK6の処理を実行する。
次に、上述のステップK7でY方向への指30aの移動量の総和Σyと、閾値Lyとの関係がΣy>Lyとならない場合は、図29に示すステップK10に移行する。ステップK10で、CPU32は、−Y方向への指30aの移動量の総和Σyに関して、閾値−Lyと比較し、その閾値−Lyを下回る総和Σy(Σy<−Ly)が検出されたか否かを判別する。Σy<−Lyとなる場合は、ステップK11に移行して振動パターンP21を発振する(変換)。その後、ステップK12に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。そして、ステップK32に移行して、文字入力処理が全部終了していない場合、CPU32はステップK5に戻り、その後、ステップK6、K7を経由してステップK10に移行する。
ステップK10でΣy<−Lyとならない場合は、ステップK13に移行する。ステップK13で、CPU32は、X方向への指30aの移動量の総和Σxに関して、閾値Lxと比較し、その閾値Lxを越える総和Σx(Σx>Lx)が検出されたか否かを判別する。Σx>Lxである場合は、ステップK14に移行して振動パターンP31を発振する(子音変更右移動変換)。その後、ステップK15に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。そして、ステップK32に移行して、文字入力処理が全部終了していない場合は、CPU32はステップK5に戻り、その後、ステップK6、K7、K10を経由してステップK13に移行する。
ステップK13でΣx>Lxとならない場合は、ステップK16に移行してCPU32は、−X方向への指30aの移動量の総和Σxに関して、閾値−Lxと比較し、その閾値−Lxを下回る総和Σx(Σx<−Lx)が検出されたか否かを判別する。Σx<−Lxである場合は、ステップK17に移行して振動パターンP41を発振する(子音変更左移動)。その後、ステップK18に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。そして、ステップK32に移行して、文字入力処理が全部終了していない場合は、CPU32はステップK5に戻り、その後、ステップK6、K7、K10、K13を経由してステップK16に移行する。
ステップK16でΣx<−Lxとならない場合は、図30に示すステップK19に移行してCPU32は、前回のサンプリングの際に検出された指30aのZ方向への押圧力Zf[gf]と、今回のサンプリングの際に検出されるZ方向への押圧力Zf’に関して、|F’−F|を演算する。この例でFは、前回のサンプリング時の押圧力Zfに対応する押下判定領域の値である。F’は、今回のサンプリング時の押圧力Zf’に対応する押下判定領域の値である。第1判定領域では、その判定条件が、α<Zf<Aでその値(F)が「1」である。ここで、前回の押下判定領域の値Fを「1」とし、今回の押下判定領域の値F’を「2」とすると、|F’−F|の演算結果は「1」となる。
この例ではステップK20に移行してCPU32は、|F’−F|の演算結果が「1」か否かを判別する。|F’−F|の演算結果が「1」である場合は、ステップK21に移行して振動パターンP51を発振する(母音変更奥移動)。その後、ステップK22に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。そして、ステップK32に移行して、文字入力処理が全部終了していない場合は、CPU32はステップK5に戻り、その後、ステップK6、K7、K10、K13、K16を経由してステップK19に移行する。
ステップK20で|F’−F|の演算結果が「1」とならない場合は、ステップK23に移行して、|F’−F|の演算結果が「2」か否かを判別する。ここで、前回の押下判定領域の値Fを「2」とし、今回の押下判定領域の値F’を「4」とすると、|F’−F|の演算結果は「2」となる。このように|F’−F|の演算結果が「2」である場合は、ステップK24に移行して振動パターンP61を発振する(母音変更奥移動)。その後、ステップK25に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。そして、ステップK32に移行して、文字入力処理が全部終了していない場合は、CPU32はステップK5に戻り、その後、ステップK6、K7、K10、K13、K16、K20を経由してステップK23に移行する。
また、ステップK23で|F’−F|の演算結果が「2」とならない場合は、ステップK26に移行して、|F’−F|の演算結果が「3」か否かを判別する。ここで、前回の押下判定領域の値Fを「4」とし、今回の押下判定領域の値F’を「7」とすると、|F’−F|の演算結果は「3」となる。このように|F’−F|の演算結果が「3」である場合は、ステップK27に移行して振動パターンP71を発振する(母音変更奥移動)。その後、ステップK28に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。そして、ステップK32に移行して、文字入力処理が全部終了していない場合は、CPU32はステップK5に戻り、その後、ステップK6、K7、K10、K13、K16、K20、K23を経由してステップK26に移行する。
更に、ステップK26で|F’−F|の演算結果が「3」とならない場合は、ステップK29に移行して、|F’−F|の演算結果が「4」か否かを判別する。ここで、前回の押下判定領域の値Fを「7」とし、今回の押下判定領域の値F’を「11」とすると、|F’−F|の演算結果は「4」となる。このように|F’−F|の演算結果が「4」である場合は、ステップK30に移行して振動パターンP81を発振する(子音変更奥移動)。
その後、ステップK31に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。そして、ステップK32に移行して、文字入力処理が全部終了していない場合は、CPU32はステップK5に戻り、その後、ステップK6、K7、K10、K13、K16、K20、K23、K26を経由してステップK29に移行する。なお、ステップK29で|F’−F|の演算結果が「0」の場合は、ステップK30をパスして、ステップK31に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。そして、図28に示したステップK32に移行し、文字入力処理の終了によりステップK34に移行する。
また、上述のステップK3で他の処理モードが選択された場合は、ステップK33に移行して他の処理モードを実行する。他の処理モードには、電話モードや送信表示モード等が含まれる。電話モードには、相手方に電話を発信する操作が含まれる。他の処理モードを実行した後は、ステップK34に移行する。ステップK34でCPU32は終了判断をする。例えば、電源オフ情報を検出して情報処理を終了する。電源オフ情報が検出されない場合は、ステップK2に戻って、メニュー等のアイコン画面を表示し、上述した処理を繰り返すようになされる。
このように、第3の実施例に係る3次元文字入力機能付きの携帯電話機によれば、操作者の指30aによって、入力検出面のX方向及びY方向に摺動するように接触操作される場合であって、その操作者の指30aの摺動接触操作を停止した位置における押下操作によって、入力検出手段45から得られるZ方向の入力検出情報D2と、予め設定された5つの押下判定閾値α、A,B,C,Dとを順次比較し、当該比較結果に基づいてアクチュエータ25a〜25d及び表示手段29の出力を制御するようになされる。
従って、操作者の指30aの摺動接触操作を停止した位置におけるZ方向(奥行)の入力検出情報D2に基づいて、3次元表示された文字情報を触覚を伴って入力することができる。ユニークな文字入力表示機能を実現できるようになる。
図31は、第4の実施例としての振動パターン、入力情報内容、振動条件及び具体的波形例を示す表図である。この例でも、CPU32が押下操作位置における「あいうえお」等の母音奥移動処理を実行するが、この母音奥移動処理では、母音を選択する毎に触覚を発生するようになされる。
図31に示す表図によれば、3次元文字入力機能付きの携帯電話機300において、その記憶手段35には、9通りの振動パターンP12,P22,P32,P42,P52,P62,P72,P82,P92が予め準備される。振動パターンP12,P22,P32,P42は、入力情報内容、振動条件及び具体的波形例共に第3の実施例に係る振動パターンP11,P21,P31,P41と同様であるのでその説明を省略する。
振動パターンP52は、入力情報内容として文字母音「あ」の奥移動操作をする際に右欄に示す触覚波形を与える。文字母音「あ」の奥移動操作では、入力検出面をZ方向に操作体を押下し、加圧力Fに応じた文字情報「あ」の入力が確定される。その際の振動条件は、周波数fx[Hz]、振幅Ax[μm]及び回数Nx[回]に関して[fx Ax Nx]=[50 15 連続]である。振動パターンP62は、入力情報内容として文字母音「い」の奥移動操作をする際に右欄に示す触覚波形を与える。文字母音「い」の奥移動操作では、入力検出面をZ方向に操作体を押下し、加圧力Fに応じた文字情報「い」の入力が確定される。その際の振動条件は、[fx Ax Nx]=[100 15 連続]である。
振動パターンP72は、入力情報内容として文字母音「う」の奥移動操作をする際に右欄に示す触覚波形を与える。文字母音「う」の奥移動操作では、入力検出面をZ方向に操作体を押下し、加圧力Fに応じた文字情報「う」の入力が確定される。その際の振動条件は、[fx Ax Nx]=[200 15 連続]である。振動パターンP82は、入力情報内容として文字母音「え」の奥移動操作をする際に右欄に示す触覚波形を与える。文字母音「え」の奥移動操作では、入力検出面をZ方向に操作体を押下し、加圧力Fに応じた文字情報「え」の入力が確定される。その際の振動条件は、[fx Ax Nx]=[400 15 連続]である。
振動パターンP92は、入力情報内容として文字母音「お」の奥移動操作をする際に右欄に示す触覚波形を与える。文字母音「お」の奥移動操作では、入力検出面をZ方向に操作体を押下し、加圧力Fに応じた文字情報「お」の入力が確定される。その際の振動条件は、[fx Ax Nx]=[800 15 連続]である。
このような振動パターンP12,P22,P32,P42,P52,P62,P72,P82,P92は記憶手段35に格納され、これらの振動パターンP12,P22,P32,P42,P52,P62,P72,P82,P92に基づく振動制御信号Sa〜Sfがアクチュエータ駆動回路37からアクチュエータ25a〜25fに供給される。これにより、文字入力時等において、文字情報に関して変換、決定、左・右移動、奥移動等において、母音を選択する毎に触覚を得ることができる。
図32〜図35は、第4の実施例としての携帯電話機400の情報処理例(その1〜4)を示すフローチャートである。
この実施例は、第3の実施例と異なり、母音を選択する毎にアクチュエータ駆動回路37は振動パターンを発生し、その母音である「あいうえお」毎に触覚を変化させる場合を前提とする。その他の条件は第3の実施例と同様である。
これらを情報処理条件にして、CPU32は、図32に示すフローチャートのステップQ1で電源オンを待機する。例えば、CPU32は電源オン情報を検出してシステムを起動する。電源オン情報は通常、時計機能等が稼働し、スリーピング状態にある携帯電話機等の電源スイッチをオンされたときに発生する。
そして、ステップQ2に移行してCPU32は、アイコン画面を表示するように表示手段29を制御する。例えば、CPU32は、表示手段29に表示データD4を供給して表示画面に、メニュー入力情報等を表示する。このメニュー入力情報にはメール作成が含まれ、このメール作成には、文字入力モードが含まれる。この表示画面に表示された入力情報は、入力検出面を有した入力検出手段45を通じて目視可能になされる。そして、ステップQ3に移行してCPU32は、文字入力モード又はその他の処理モードに基づいて制御を分岐する。
文字入力モードが設定された場合、CPU32は、ステップQ4に移行して文字入力画面を表示するように表示手段29を制御する。このとき、表示手段29は図23に示したような母音「あ行」、子音「か行」及び「さ行」等の文字入力画面を表示する。「あ行」、「か行」、「さ行」等のボタンアイコンは、メール作成時に使用される。
そして、ステップQ5に移行してCPU32は、指30aのZ方向への押圧力Zfと、入力手段24における最小の押圧力αとに関して、第1判定閾値αを越える押圧力Zf(Zf>α)が検出されたか否かを判別する。押圧力Zfは力検出手段55a〜55dから出力される入力検出信号S2をA/Dドライバ31によりA/D変換し、そのA/D変換後の入力検出情報D2によって得られる。指30aのZ方向への押圧力Zfと、入力手段24における最小の押圧力αとに関して、Z>αとならない場合は、力検出手段55a〜55dにおける押圧力Zfの監視を継続する。
ステップQ5で、Z>αとなった場合は、ステップQ6に移行して、CPU32は、X,Yの移動量検出をリセットして指30aのX方向及びY方向への検出を開始する。このとき、入力手段24は、操作者の指30aのX方向及びY方向への移動量を測定する。この例で、指30aのXY方向における入力位置をx,yとし、ある時刻からX方向及びY方向への指30aの移動量の総和をそれぞれΣx、Σyとすると、入力手段24は、Σx、Σyを検出する。
そして、CPU32は、ステップQ7に移行してY方向への指30aの移動量の総和Σyに関して、閾値Lyと比較し、その閾値Lyを越える総和Σy(Σy>Ly)が検出されたか否かを判別する。Σy>Lyとなる場合は、ステップQ8に移行して振動パターンP11を発振する(決定)。その後、ステップQ9に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。
そして、図33に示すステップQ35に移行して、CPU32は、文字入力終了か否かを判別する。文字入力終了か否かは、例えば、その他の処理モードで送信表示モードが選択されることで識別される。文字入力処理が全部終了した場合は、ステップQ37に移行するが、文字入力処理が全部終了していない場合は、図32に示したステップQ5に戻る。その後、ステップQ6の処理を実行する。
次に、上述のステップQ7でY方向への指30aの移動量の総和Σyと、閾値Lyとの関係がΣy>Lyとならない場合は、図34に示すステップQ10に移行する。ステップQ10で、CPU32は、−Y方向への指30aの移動量の総和Σyに関して、閾値−Lyと比較し、その閾値−Lyを下回る総和Σy(Σy<−Ly)が検出されたか否かを判別する。Σy<−Lyとなる場合は、ステップQ11に移行して振動パターンP22を発振する(変換)。その後、ステップQ12に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。そして、ステップQ35に移行して、文字入力処理が全部終了していない場合、CPU32はステップQ5に戻り、その後、ステップQ6、Q7を経由してステップQ10に移行する。
ステップQ10でΣy<−Lyとならない場合は、ステップQ13に移行する。ステップQ13で、CPU32は、X方向への指30aの移動量の総和Σxに関して、閾値Lxと比較し、その閾値Lxを越える総和Σx(Σx>Lx)が検出されたか否かを判別する。Σx>Lxである場合は、ステップQ14に移行して振動パターンP31を発振する(子音変更右移動変換)。その後、ステップQ15に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。そして、ステップQ35に移行して、文字入力処理が全部終了していない場合は、CPU32はステップQ5に戻り、その後、ステップQ6、Q7、Q10を経由してステップQ13に移行する。
ステップQ13でΣx>Lxとならない場合は、ステップQ16に移行してCPU32は、−X方向への指30aの移動量の総和Σxに関して、閾値−Lxと比較し、その閾値−Lxを下回る総和Σx(Σx<−Lx)が検出されたか否かを判別する。Σx<−Lxである場合は、ステップQ17に移行して振動パターンP42を発振する(子音変更左移動)。その後、ステップQ18に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。そして、ステップQ35に移行して、文字入力処理が全部終了していない場合は、CPU32はステップQ5に戻り、その後、ステップQ6、Q7、Q10、Q13を経由してステップQ16に移行する。
ステップQ16でΣx<−Lxとならない場合は、図35に示すステップQ19に移行してCPU32は、押圧力Zfに対応する押下判定領域の値Fの演算処理を実行する。この例でも第1判定領域では、その判定条件が、α<Zf<Aでその値(F)が「1」である。
この例ではステップQ20に移行してCPU32は押圧力Zfに対応する押下判定領域の値Fの演算結果が「1」か否かを判別する。押下判定領域の値Fの演算結果が「1」である場合は、ステップQ21に移行して振動パターンP52を発振する(母音変更奥移動)。その後、ステップQ22に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。そして、ステップQ35に移行して、文字入力処理が全部終了していない場合は、CPU32はステップQ5に戻り、その後、ステップQ6、Q7、Q10、Q13、Q16、Q19を経由してステップQ20に移行する。
ステップQ20で押下判定領域の値Fの演算結果が「1」とならない場合は、ステップQ23に移行して、押下判定領域の値Fの演算結果が「2」か否かを判別する。この例でも第2判定領域では、その判定条件が、A<Zf<Bでその値(F)が「2」である。このように押下判定領域の値Fの演算結果が「2」である場合は、ステップQ24に移行して振動パターンP62を発振する(母音変更奥移動)。その後、ステップQ25に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。そして、ステップQ35に移行して、文字入力処理が全部終了していない場合は、CPU32はステップQ5に戻り、その後、ステップQ6、Q7、Q10、Q13、Q16、Q19、Q20を経由してステップQ23に移行する。
また、ステップQ23で押下判定領域の値Fの演算結果が「2」とならない場合は、ステップQ26に移行して、押下判定領域の値Fの演算結果が「4」か否かを判別する。この例でも第3判定領域では、その判定条件が、B<Zf<Cでその値(F)が「4」である。このように押下判定領域の値Fの演算結果が「4」である場合は、ステップQ27に移行して振動パターンP72を発振する(母音変更奥移動)。その後、ステップQ28に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。そして、ステップQ32に移行して、文字入力処理が全部終了していない場合は、CPU32はステップQ5に戻り、その後、ステップQ6、Q7、Q10、Q13、Q16、Q19、Q20、Q23を経由してステップQ26に移行する。
更に、ステップQ26で押下判定領域の値Fの演算結果が「4」とならない場合は、ステップQ29に移行して、押下判定領域の値Fの演算結果が「7」か否かを判別する。この例でも第4判定領域では、その判定条件が、C<Zf<Dでその値(F)が「7」である。このように押下判定領域の値Fの演算結果が「7」である場合は、ステップQ30に移行して振動パターンP82を発振する(母音変更奥移動)。その後、ステップQ31に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。そして、ステップQ35に移行して、文字入力処理が全部終了していない場合は、CPU32はステップQ5に戻り、その後、ステップQ6、Q7、Q10、Q13、Q16、Q19、Q20、Q23、Q26を経由してステップQ29に移行する。
なお、ステップQ29で押下判定領域の値Fの演算結果が「7」とならない場合は、図33に示すステップQ32に移行して、押下判定領域の値Fの演算結果が「11」か否かを判別する。この例でも第5判定領域では、その判定条件が、Zf>Dでその値(F)が「11」である。このように押下判定領域の値Fの演算結果が「11」である場合は、ステップQ33に移行して振動パターンP92を発振する(母音変更奥移動)。
その後、ステップQ34に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。そして、ステップQ35に移行して、文字入力処理が全部終了していない場合は、CPU32はステップQ5に戻り、その後、ステップQ6、Q7、Q10、Q13、Q16、Q19、Q20、Q23、Q26、Q29を経由してステップQ32に移行する。このステップQ32で押下判定領域の値Fの演算結果が「11」とならない場合は、ステップQ33をパスして、ステップQ34に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。そして、ステップQ35に移行し、文字入力処理の終了によりステップQ37に移行する。
また、上述のステップQ3で他の処理モードが選択された場合は、ステップQ36に移行して他の処理モードを実行する。他の処理モードには、電話モードや送信表示モード等が含まれる。電話モードには、相手方に電話を発信する操作が含まれる。他の処理モードを実行した後は、ステップQ37に移行する。ステップQ37でCPU32は終了判断をする。例えば、電源オフ情報を検出して情報処理を終了する。電源オフ情報が検出されない場合は、ステップQ2に戻って、メニュー等のアイコン画面を表示し、上述した処理を繰り返すようになされる。
このように、第4の実施例に係る3次元文字入力機能付きの携帯電話機400によれば、操作者の指30aによって、入力検出面のX方向及びY方向に摺動するように接触操作される場合であって、その操作者の指30aの摺動接触操作を停止した位置における押下操作によって、入力検出手段45から得られるZ方向の入力検出情報D2と、予め設定された5つの押下判定閾値α、A,B,C,Dとを順次比較し、当該比較結果に基づいてアクチュエータ25a〜25d及び表示手段29の出力を制御するようになされる。
従って、母音を選択する毎にアクチュエータ駆動回路37ではP12,P22,P32,P42,P52,P62,P72,P82,P92に基づく振動制御信号Sa〜Sfがアクチュエータ駆動回路37からアクチュエータ25a〜25fに供給される。これにより、操作者の指30aの摺動接触操作を停止した位置におけるZ方向(奥行)の入力検出情報D2に基づいて、3次元表示されたその母音である「あいうえお」毎に触覚を変化させることができ、文字情報を触覚を伴って入力することができる。第3の実施例と同様にして、ユニークな文字入力表示機能を実現できるようになる。
図36は、第5の実施例に係るゲーム機能付きの携帯電話機500の構成例を示す概念図である。
この実施例では、携帯電話機500にゲーム機能が備えられる。例えば、ゲーム機能として、「なでなでゲームモード」が選択可能となされる。このゲームモードでは、表示手段29にキャラクタ操作入力画面が表示され、この操作入力画面を強くタッチしたり、柔らかくタッチしたりするようになされる。
図36に示す携帯電話機500は、3次元触覚入力映像表示機能を有しており、図2〜図6に示した携帯電話機100の構成がそのまま応用される。携帯電話機500の表示手段29には、「なでなでゲームモード」選択時に、「モグラ」等のキャラクタ操作入力画面が表示される。このキャラクタ操作入力画面では、立体表示されたモグラ等のキャラクタをなでると、そのなで方によって、そのモグラの表情が変化するようになされる。
この「なでなでゲームモード」では、例えば、優しくモグラの頭をなでると「なでられて嬉しい」表現をする。また、頭を強く押したり、キャラクタ操作入力画面を強く押した状態でなでると「お、重い・・・!」あるいは「痛い!」等の表情をする。
つまり、操作者の指30aをキャラクタ操作入力画面(入力検出面)のX方向及びY方向を摺動するように接触操作される場合であって、入力検出手段45は、キャラクタ操作入力画面における操作者の指30aの移動速度を検出すると共に、押下位置のZ方向の加圧力Fを検出し、CPU32は、操作者の指30aの移動速度及び押下位置の加圧力Fに基づいてアクチュエータ25a〜25d及び表示手段29の出力を制御する。例えば、CPU32は、入力検出手段45で検出された入力検出情報D2と予め設定された押下判定閾値とを比較し、当該比較結果に基づいて入力検出面を振動するようにアクチュエータ駆動回路37を制御する。
図37は、第5の実施例に係る振動パターン、入力情報内容、振動条件及び具体的波形例を示す表図である。この例で、CPU32は、押下操作位置における「モグラ」等のキャラクタ操作入力画面で表示及び振動制御を実行するが、「なでなでゲームモード」が選択された場合に、その摺動接触操作(なで方)によって、そのモグラの表情が変化するようになされる。
図37に示す表図によれば、ゲーム機能付きの携帯電話機500において、その記憶手段35には、6通りの振動パターンP13,P23,P33,P43,P53,P63が予め準備され格納される。
振動パターンP13は、入力情報内容として「なでられて嬉しい」を表現する場合であって、その摺動接触操作をする際に右欄に示す触覚波形を与える。「なでられて嬉しい」の摺動接触操作では、入力検出面を判定閾値Kth以下の移動速度HtでZ方向に操作体を押下し、その第1の押下判定領域内で検出される加圧力Fに応じて、「なでられて嬉しい」の入力が確定される。その際の振動条件は、周波数fx[Hz]、振幅Ax[μm]及び回数Nx[回]に関して[fx Ax Nx]=[50 30 1]である。
振動パターンP23は、入力情報内容として「正常反応(1)」を表現する場合であって、その摺動接触操作をする際に右欄に示す触覚波形を与える。「正常反応(1)」の摺動接触操作では、入力検出面を判定閾値Kth以下の移動速度HtでZ方向に操作体を押下し、第2の押下判定領域内で検出される加圧力Fに応じて、「正常反応(1)」を表現する入力が確定される。その際の振動条件は、[fx Ax Nx]=[200 30 1]、[250 5 4]及び、[400 30 1]である。
振動パターンP33は、入力情報内容として「お、重い・・・」を表現する場合であって、その摺動接触操作をする際に右欄に示す触覚波形を与える。「お、重い・・・」の摺動接触操作では、入力検出面を判定閾値Kth以下の移動速度HtでZ方向に操作体を押下し、第3押下判定閾値を越える加圧力Fに応じて、「お、重い・・・」を表現する入力が確定される。その際の振動条件は、[fx Ax Nx]=[500 15 連続]である。
振動パターンP43は、入力情報内容として「あれ、誰かさわったかな?」を表現する場合であって、その摺動接触操作をする際に右欄に示す触覚波形を与える。「あれ、誰かさわったかな?」の摺動接触操作では、入力検出面を判定閾値Kthを越える移動速度HtでZ方向に操作体を押下し、第1の押下判定領域内で検出される加圧力Fに応じて、「あれ、誰かさわったかな?」を表現する入力が確定される。その際の振動条件は、[fx Ax Nx]=[400 30 1]、[450 5 1]、[500 10 2]、[600 20 4]及び[800 30 8]である。
振動パターンP53は、入力情報内容として「正常反応(2)」を表現する場合であって、その摺動接触操作をする際に右欄に示す触覚波形を与える。「正常反応(2)」の摺動接触操作では、入力検出面を判定閾値Kthを越える移動速度HtでZ方向に操作体を押下し、第2の押下判定領域内で検出される加圧力Fに応じて、「正常反応(2)」を表現する入力が確定される。その際の振動条件は、[fx Ax Nx]=[80 15 4]、[280 30 4]、空白期間85ms(無振動)、[fx Ax Nx]=[280 30 4]及び[160 15 4]である。
振動パターンP63は、入力情報内容として「痛い!」を表現する場合であって、その摺動接触操作をする際に右欄に示す触覚波形を与える。「痛い!」の摺動接触操作では、入力検出面を判定閾値Kthを越える移動速度HtでZ方向に操作体を押下し、第3の押下判定領域内で検出される加圧力Fに応じて、「痛い!」を表現する入力が確定される。その際の振動条件は、[fx Ax Nx]=[1000 30 1]、空白期間300ms(無振動)、[fx Ax Nx]=[2000 30 1]及び空白期間700ms(無振動)であって、これらを連続する。
このような振動パターンP13,P23,P33,P43,P53,P63は記憶手段35に格納され、これらの振動パターンP13,P23,P33,P43,P53,P63に基づく振動制御信号Sa〜Sfがアクチュエータ駆動回路37からアクチュエータ25a〜25fに供給される。これにより、「なでなでゲームモード」が選択された場合に、その摺動接触操作(なで方)によって、そのモグラの表情が変化し、しかも、操作者の指30aに触覚を与えることができる。
図38〜図41は、第5の実施例としての携帯電話機500の情報処理例(その1〜4)を示すフローチャートである。
この例では、キャラクタ操作入力画面(入力検出面)のX方向及びY方向に、操作者の指30aを摺動する場合であって、入力検出面における操作者の指30aの移動速度を検出すると共に、押下位置のZ方向の加圧力Fを検出し、操作者の指30aの移動速度及び押下位置の加圧力Fに基づいて入力検出面を振動及び入力情報を表示制御する場合を例に挙げる。
例えば、CPU32は、入力検出手段45から前回の検出によって得られた入力検出情報D2と今回の検出によって得られた入力検出情報D2との差分を演算し、この差分に基づいてアクチュエータ25a〜25d及び表示手段29の出力を制御する。図2に示した入力検出手段45は、入力手段24及び力検出手段55a〜55dから構成されることは前述した通りである。入力手段24は、操作者の指30aのX方向及びY方向への移動量を測定する。この例で、指30aのXY方向における入力位置をx,yとし、ある時刻からX方向及びY方向への指30aの移動量の総和をそれぞれΣx、Σyとすると、入力手段24は、Σx、Σyを検出する。
また、前記のサンプリングの際に検出された指30aのZ方向への押圧力をZf[gf]とし、さらに、今回のサンプリングの際に検出されるZ方向への押圧力をZf’とする。この例では、指30aのZ方向への押圧力Zfは押下判定領域が設定されており、押圧力Zfに対応する押下判定領域の値をFとし、Zf’に対応する押下判定領域の値をF’とする。
このZ方向への力関係において、入力手段24が、Z方向の入力を検出することができる最小の押圧力をα[gf]とする。また、入力手段24は、指30aの横(X)移動及びその縦(Y)移動を検出するが、そのX及びY移動における移動量の合計をHとすると、移動量Hは、H=(Σx+Σy)/2である。
この移動量Hには誤動作防止のために閾値が設定され、その閾値をJthとする。また、単位時間当たりの移動量をHtとする。なお、触覚区別のために、単位時間当たりの移動量Htには閾値が設定されており、それをKthとする。
更にまた、力検出手段55a〜55dには、3段階の押下判定閾値が設定されている。それぞれの押下判定閾値は、α=Fth1、A=Fth2、B=Fth3[gf]であり、これらの3つの押下判定閾値α、A、Bの間には、α<A<Bなる関係に設定される。これらの3つの押下判定閾値α、A、Bの関係は、A<α<Bであってもよい。
力検出手段55a〜55dには、3つの押下判定閾値α、A、Bを運用する3つの押下判定領域が設定され、それぞれを第1〜第3判定領域とし、これらの第1〜第3判定領域は値を持ち、次のような値に設定する。第1判定領域では、その判定条件が、α<Zf<Aでその値(F)が「1」である。第2判定領域ではその判定条件が、A<Zf<Bでその値(F)が「2」である。第3判定領域ではその判定条件が、Zf>Bでその値(F)が「3」である。このように入力装置90を構成すると、操作者の指30aの摺動接触操作を停止した位置におけるZ方向(奥行)の入力検出情報D2に基づいて、3次元表示された文字情報を触覚を伴って入力することができる。ユニークな「なでなでゲーム」モード等のゲーム機能を実現できるようになる。
これらを情報処理条件にして、CPU32は、図38に示すフローチャートのステップST1で電源オンを待機する。例えば、CPU32は電源オン情報を検出してシステムを起動する。電源オン情報は通常、時計機能等が稼働し、スリーピング状態にある携帯電話機等の電源スイッチをオンされたときに発生する。
そして、ステップST2に移行してCPU32は、メニュー画面を表示するように表示手段29を制御する。例えば、CPU32は、表示手段29に表示データD4を供給して表示画面に、メニュー画面を表示する。このメニュー画面には「なでなでゲーム」モードが含まれる。このメニュー画面に表示された入力情報は、入力検出面を有した入力検出手段45を通じて目視可能になされる。そして、ステップST3に移行してCPU32は、「なでなでゲーム」モード又はその他の処理モードに基づいて制御を分岐する。
「なでなでゲーム」モードが設定された場合、CPU32は、ステップST4に移行して「なでなでゲーム」画面を表示するように表示手段29を制御する。このとき、表示手段29は図36に示したような土中から顔を出しているモグラ等のキャラクタ操作入力画面を表示する。
そして、ステップST5に移行してCPU32は、指30aのZ方向への押圧力Zfと、入力手段24における最小の押圧力αとに関して、第1判定閾値αを越える押圧力Zf(Zf>α)、かつ、指30aのX,Y方向への移動量Hに関して、閾値Jthを越える移動量H(H>Jth)が検出されたか否かを判別する。この閾値Jthは、移動量Hの誤動作防止のために設定される。入力手段24では、操作者の指30aのX方向及びY方向への移動量が測定される。
この例で、指30aのXY方向における入力位置をx,yとし、ある時刻からX方向及びY方向への指30aの移動量の総和をそれぞれΣx、Σyとすると、入力手段24は、Σx、Σyを検出する。指30aのX方向への移動及びそのY方向への移動における合計の移動量Hは、H=(Σx+Σy)1/2で与えられる。
この移動量Hは入力手段24から出力される位置検出信号S1をA/Dドライバ31によりA/D変換し、そのA/D変換後の位置検出情報D1によって得られる。押圧力Zfは力検出手段55a〜55dから出力される入力検出信号S2をA/Dドライバ31によりA/D変換し、そのA/D変換後の入力検出情報D2によって得られる。
指30aのZ方向への押圧力Zfと、入力手段24における最小の押圧力αとに関して、Z>αとならない場合、かつ、指30aのX,Y方向への移動量H及びその閾値Jthに関して、H>Jthとならない場合は、入力手段24における移動量4及び力検出手段55a〜55dにおける押圧力Zfの監視を継続する。
上述のステップST5で、Z>αかつH>Jthとなった場合は、ステップST6に移行して、CPU32は、単位時間当たりの移動量(移動速度)Htを演算処理する。移動量Htは移動時間をTとすると、Ht=H/Tで与えられる。触覚区別のために、単位時間当たりの移動量Htには閾値Kthが設定される。
そして、CPU32は、ステップST7に移行して単位時間当たりの移動量Htと、その判定閾値Kthに関して、判定閾値Kthを越える移動量Ht(Ht>Kth)が検出されたか否かを判別する。Ht>Kthとなる場合は、図39に示すステップST8に移行してCPU32は、前回のサンプリングの際に検出された指30aのZ方向への押圧力Zf[gf]と、今回のサンプリングの際に検出されるZ方向への押圧力Zf’に関して、|F’−F|を演算する。
この例でFは、前回のサンプリング時の押圧力Zfに対応する押下判定領域の値である。F’は、今回のサンプリング時の押圧力Zf’に対応する押下判定領域の値である。例えば、第1判定領域では、その判定条件が、α<Zf<Aでその値(F)が「1」である。ここで、前回の押下判定領域の値Fを「1」とし、今回の押下判定領域の値F’を「1」とすると、|F’−F|の演算結果は「0」となる。
そして、ステップST9に移行して、上述の演算結果が|F’−F|=0となるかを検出する。この演算結果が|F’−F|=0となる場合は、ステップST10に移行して、振動パターンP13を発振する。入力情報内容は「なでられて嬉しい」である。その後、ステップST11に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。
その後、図41に示すステップST28に移行して、CPU32は、「なでなでゲーム」終了か否かを判別する。「なでなでゲーム」終了か否かは、例えば、図示しないゲーム終了ボタンの押下を検出することで識別される。ゲーム処理を終了する場合は、ステップST30に移行するが、ゲーム処理を終了しない場合は、図38に示したステップST5に戻る。その後、ステップST6〜ST9の処理を実行する。
上述のステップST9で演算結果が、|F’−F|=0とならない場合は、ステップST12に移行して、上述の演算結果が、|F’−F|=1となるかを検出する。例えば、第2判定領域では、その判定条件が、A<Zf<Bでその値(F)が「2」である。ここで、前回の押下判定領域の値Fを「1」とし、今回の押下判定領域の値F’を「2」とすると、|F’−F|の演算結果は「1」となる。
従って、演算結果が|F’−F|=1となる場合は、ステップST13に移行して振動パターンP23を発振する。入力情報内容は「正常反応(1)」である。その後、ステップST14に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。そして、ステップST28に移行して、ゲーム処理を終了していない場合、CPU32はステップST5に戻り、その後、ステップST6〜ST9を経由してステップST12に移行する。
このステップST12で上述の演算結果が、|F’−F|=1とならない場合は、ステップST15に移行して、上述の演算結果が|F’−F|=2となるかを検出する。例えば、第3判定領域では、その判定条件が、Zf>Bでその値(F)が「3」である。ここで、前回の押下判定領域の値Fを「1」とし、今回の押下判定領域の値F’を「3」とすると、|F’−F|の演算結果は「2」となる。
従って、演算結果が|F’−F|=2となる場合は、ステップST16に移行して振動パターンP33を発振する。入力情報内容は、「お、重い・・・」である。その後、ステップST16に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。そして、ステップST28に移行して、ゲーム処理を終了していない場合、CPU32はステップST5に戻り、その後、ステップST6〜ST9及びST12を経由してステップST15に移行する。
このステップST15で上述の演算結果が、|F’−F|=2とならない場合は、ステップST16をパスしてX,Yの移動量検出をリセットする。そして、ステップST28に移行して、ゲーム処理を終了していない場合、CPU32はステップST5に戻り、その後、ステップST6を経由してステップST7に移行する。
このステップST7で単位時間当たりの移動量Htと、その判定閾値Kthに関して、移動量Htが判定閾値Kth以下(Ht≦Kth)となる場合は、図40に示すステップST18に移行してCPU32は、前回のサンプリングの際に検出された指30aのZ方向への押圧力Zf[gf]と、今回のサンプリングの際に検出されるZ方向への押圧力Zf’に関して、|F’−F|を演算して、|F’−F|=0となるかを検出する。
この例でFは、前回のサンプリング時の押圧力Zfに対応する押下判定領域の値である。F’は、今回のサンプリング時の押圧力Zf’に対応する押下判定領域の値である。例えば、第1判定領域では、その判定条件が、α<Zf<Aでその値(F)が「1」である。ここで、前回の押下判定領域の値Fを「1」とし、今回の押下判定領域の値F’を「1」とすると、|F’−F|の演算結果は「0」となる。
従って、演算結果で|F’−F|=0となる場合は、ステップST20に移行して、振動パターンP43を発振する。入力情報内容は、「あれ、誰かさわったかな?」である。その後、ステップST9に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。そして、図41に示すステップST28に移行して、ゲーム処理を終了していない場合、CPU32はステップST5に戻り、その後、ステップST6、ST7、ステップST18を経由してステップST19に移行する。
ステップST19で|F’−F|=0とならない場合は、ステップST22に移行して、上述の演算結果が、|F’−F|=1となるかを検出する。例えば、第2判定領域では、その判定条件が、A<Zf<Bでその値(F)が「2」である。ここで、前回の押下判定領域の値Fを「1」とし、今回の押下判定領域の値F’を「2」とすると、|F’−F|の演算結果は「1」となる。
従って、演算結果が|F’−F|=1となる場合は、ステップST23に移行して振動パターンP53を発振する。入力情報内容は、「正常反応(2)」である。その後、ステップST24に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。そして、ステップST28に移行して、ゲーム処理を終了していない場合、CPU32はステップST5に戻り、その後、ステップST6、ST7、ST18、ST19を経由してステップST22に移行する。
このステップST22で上述の演算結果が、|F’−F|=1とならない場合は、ステップST25に移行して、上述の演算結果が|F’−F|=2となるかを検出する。例えば、第3判定領域では、その判定条件が、Zf>Bでその値(F)が「3」である。ここで、前回の押下判定領域の値Fを「1」とし、今回の押下判定領域の値F’を「3」とすると、|F’−F|の演算結果は「2」となる。
従って、演算結果が|F’−F|=2となる場合は、ステップST26に移行して振動パターンP63を発振する。入力情報内容は、「お、痛い!」である。その後、ステップST27に移行してX,Yの移動量検出をリセットする。そして、ステップST28に移行して、ゲーム処理を終了していない場合、CPU32はステップST5に戻り、その後、ステップST6、ST7、ST18、ST19及びステップST22を経由してステップST25に移行する。
このステップST25で上述の演算結果が、|F’−F|=2とならない場合は、ステップST26をパスしてX,Yの移動量検出をリセットする。そして、ステップST28に移行して、ゲーム処理の終了を判別する。ゲーム処理の終了によりステップST30に移行する。
なお、上述のステップST3で他の処理モードが選択された場合は、ステップST29に移行して他の処理モードを実行する。他の処理モードには、電話モードや送信表示モード等が含まれる。電話モードには、相手方に電話を発信する操作が含まれる。他の処理モードを実行した後は、ステップST30に移行する。ステップST30でCPU32は、電源オフ情報を検出して情報処理を終了する。電源オフ情報が検出されない場合は、ステップST2に戻って、メニュー等のアイコン画面を表示し、上述した処理を繰り返すようになされる。
このように、第5の実施例に係るゲーム機能付きの携帯電話機500によれば、キャラクタ操作入力画面のX方向及びY方向に、操作者の指30aを摺動する場合であって、キャラクタ操作入力画面における操作者の指30aの単位時間当たりの移動量(移動速度)を検出すると共に、押下位置のZ方向の加圧力Fを検出し、操作者の指30aの移動速度及び押下位置の加圧力Fに基づいて入力検出面を振動及び入力情報を表示制御するようになされる。
従って、表示手段29に表示されたキャラクタ操作入力画面を強くタッチしたり、柔らかくタッチしたりする毎に、アクチュエータ駆動回路37では振動パターンP13,P23,P33,P43,P53,P63に基づく振動制御信号Sa〜Sfがアクチュエータ駆動回路37からアクチュエータ25a〜25fに供給される。これにより、操作者の指30aの摺動接触操作を停止した位置におけるZ方向(奥行)の入力検出情報D2に基づいて、3次元表示されたモグラ等のキャラクタから、「なでられて嬉しい」、「お、重い・・・」「あれ、誰かさわったかな?」、「あお、痛い」等の表情映像と共に、あたかも、そのモグラからの触覚を得ることができ、キャラクタ操作情報を触覚を伴って入力することができる。
この発明は、入力検出面上を摺動するように接触操作して情報を入力するデジタルカメラや、情報処理装置、携帯電話機、情報携帯端末装置等に適用して極めて好適である。
本発明に係る第1の実施例としての触覚入力機能付き携帯電話機100の構成例を示す斜視図である。 触覚機能付きの入力装置90の構成例を示す斜視図である。 A及びBは、アクチュエータ25a〜25d、力検出手段55a及び55b等の配置例を示す断面の構成図である。 ボタンアイコン29a等の表示例を示す図である。 A及びBは力検出手段55a等の内部構成例を示す図である。 触覚入力機能付き携帯電話機100の内部構成例を示すブロック図である。 A及びBは、触覚A及びBに係る振動パターン例を示す波形図である。 A及びBは、加圧力Fと振動パターンとの関係例(その1)を示す図である。 A及びBは、加圧力Fと振動パターンとの関係例(その2)を示す図である。 A及びBは、加圧力Fと振動パターンとの関係例(その3)を示す図である。 A及びBは、加圧力Fと振動パターンとの関係例(その4)を示す図である。 第1の実施例に係る携帯電話機100における情報処理例を示すフローチャートである。 第2の実施例としての触覚機能付き入力装置を応用したデジタルカメラ200の構成例を示す斜視図である。 カメラ本体60の背面の構成例を示す斜視図である。 A及びBは、カメラ本体60を底面及び上面から見た構成例を示す断面図である。 デジタルカメラ200の内部構成例を示すブロック図である。 第2の実施例としての入力検出手段45’における操作例を示す斜視図である。 A及びBは、基準押圧時の触覚例及び振動パターンの波形例を示す図である。 A及びBは、F=2f押圧時の触覚例及び振動パターンの波形例を示す図である。 A及びBは、F=f/2押圧時の触覚例及び振動パターンの波形例を示す図である。 加圧力Fと上限・下限判定閾値との関係例を示す図である。 第2の実施例に係るデジタルカメラ200における情報処理例を示すフローチャートである。 第3の実施例としての3次元文字入力機能付きの携帯電話機300の構成例を示す概念図である。 文字入力操作時の加圧力Fと複数の押下判定閾値Fthiとの関係例を示す図である。 A及びBは、文字入力時の表示手段29における表示例を示す図である。 第3の実施例に係る振動パターン、入力情報内容、振動条件及び具体的波形例を示す表図である。 第3の実施例としての携帯電話機300における情報処理例(その1)を示すフローチャートである。 その携帯電話機300における情報処理例(その2)を示すフローチャートである。 その携帯電話機300における情報処理例(その3)を示すフローチャートである。 その携帯電話機300における情報処理例(その4)を示すフローチャートである。 第4の実施例に係る振動パターン、入力情報内容、振動条件及び具体的波形例を示す表図である。 第4の実施例としての携帯電話機400の情報処理例(その1)を示すフローチャートである。 その携帯電話機400の情報処理例(その2)を示すフローチャートである。 その携帯電話機400の情報処理例(その3)を示すフローチャートである。 その携帯電話機400の情報処理例(その4)を示すフローチャートである。 第5の実施例に係るゲーム機能付きの携帯電話機500の構成例を示す概念図である。 第5の実施例に係る振動パターン、入力情報内容、振動条件及び具体的波形例を示す表図である。 第5の実施例としてのゲーム機能付きの携帯電話機500の情報処理例(その1)を示すフローチャートである。 その携帯電話機500の情報処理例(その2)を示すフローチャートである。 その携帯電話機500の情報処理例(その3)を示すフローチャートである。 その携帯電話機500の情報処理例(その4)を示すフローチャートである。
符号の説明
15・・・制御手段、20・・・上部筐体、24・・・入力手段、25a〜25f・・・アクチュエータ(振動手段)、29,29’・・・表示手段、32・・・CPU(制御手段)、35・・・記憶手段、37・・・アクチュエータ駆動回路、40・・・振動手段、45,45’・・・入力検出手段、60・・・カメラ本体、61A・・・前面ケース、61B・・・後面ケース、62・・・筐体、90,90’・・・入力装置、100・・・携帯電話機(電子機器)、200・・・デジタルカメラ(電子機器)

Claims (26)

  1. 表示画面上の入力検出面における操作体の押下操作に対して触覚を与える触覚機能付き入力装置であって、
    入力情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段上に入力検出面を有して、当該入力検出面における操作体の押下位置の加圧力を検出すると共に、当該押下位置に表示された入力情報を入力する入力検出手段と、
    前記入力検出手段によって検出された前記操作体の加圧力に対応する振動パターンに基づいて前記入力検出面を振動する振動手段とを備えることを特徴とする触覚機能付き入力装置。
  2. 前記入力検出手段から得られる加圧力情報と予め設定された押下判定閾値とを比較し、当該比較結果に基づいて前記振動手段を出力制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の触覚機能付き入力装置。
  3. 前記押下位置における操作体の加圧力に応じた前記入力検出面を低周波数かつ小振幅の振動パターンから、高周波数かつ大振幅の振動パターンに変化させることによって得られる触覚をAとし、
    前記押下位置における操作体の加圧力に応じた前記入力検出面を高周波数かつ大振幅の振動パターンから、低周波数かつ小振幅の振動パターンに変化させることよって得られる触覚をBとしたとき、
    前記制御手段は、
    前記入力検出手段が押下判定閾値を越える加圧力情報を検出したとき、前記触覚Aを起動し、その後、前記押下判定閾値を下回る加圧力情報を検出したとき、触覚Bを起動することを特徴とする請求項1に記載の触覚機能付き入力装置。
  4. 前記入力検出手段から得られる入力検出信号に対して予め押下判定閾値が設定され、
    前記制御手段は、
    前記入力検出信号の立ち上がり波形が前記押下判定閾値を横切る時刻に第1の振動パターンを発生し、
    前記入力検出信号の立ち下がり波形が前記押下判定閾値を横切る時刻に第2の振動パターンを発生するように前記振動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の触覚機能付き入力装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記操作体によって入力検出面上を摺動接触操作される場合であって、
    前記操作体の摺動接触操作に対応して、前記入力検出手段から得られる加圧力情報に基づき、前記振動手段の出力を制御することを特徴とする請求項1に記載の触覚機能付き入力装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記入力検出手段から得られる加圧力情報と予め設定された第1及び第2の判定閾値とを比較し、
    当該比較結果で前記加圧力情報が第1の判定閾値を下回る場合は、基準の触覚の強さよりも当該触覚の強さを降下するように前記振動パターンを補正し、
    前記加圧力情報が第2の判定閾値を越える場合は、基準の触覚の強さよりも当該触覚の強さを上昇するように前記振動パターンを補正することを特徴とする請求項5に記載の触覚機能付き入力装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記入力検出面の一方をX方向とし、当該X方向と直交する他方をY方向とし、前記X及びY方向と直交する方向をZ方向としたとき、
    前記操作体を入力検出面のX方向及びY方向を摺動するように接触操作される場合であって、
    前記操作体の摺動接触操作を停止した位置における押下操作によって、前記入力検出手段から得られるZ方向の加圧力情報と、予め設定された複数の押下判定閾値とを順次比較し、当該比較結果に基づいて前記振動手段及び前記表示手段の出力を制御することを特徴とする請求項1に記載の触覚機能付き入力装置。
  8. 前記制御手段は、
    前記入力検出手段から前回の検出によって得られた加圧力情報と今回の検出によって得られた加圧力情報との差分を演算し、
    前記加圧力情報の差分に基づいて前記振動手段及び前記表示手段の出力を制御することを特徴とする請求項1に記載の触覚機能付き入力装置。
  9. 前記操作体を入力検出面のX方向及びY方向を摺動するように接触操作される場合であって、
    前記入力検出手段は、
    前記入力検出面における操作体の移動速度を検出すると共に、前記押下位置のZ方向の加圧力を検出し、
    前記制御手段は、
    前記操作体の移動速度及び前記押下位置の加圧力に基づいて前記振動手段及び前記表示手段の出力を制御することを特徴とする請求項1に記載の触覚機能付き入力装置。
  10. 表示画面上の入力検出面に操作体を押下操作して情報を入力する方法であって、
    前記入力検出面上に入力情報を表示する行程と、
    前記入力検出面における操作体の押下位置の加圧力を検出すると共に、当該押下位置に表示された入力情報を入力する行程と、
    検出された前記操作体の加圧力に対応する振動パターンに基づいて前記入力検出面を振動する行程とを有することを特徴とする情報入力方法。
  11. 前記押下位置で検出された前記加圧力情報と予め設定された押下判定閾値とを比較し、当該比較結果に基づいて前記入力検出面を振動することを特徴とする請求項10に記載の情報入力方法。
  12. 前記押下位置における操作体の加圧力に応じた前記入力検出面を低周波数かつ小振幅の振動パターンから、高周波数かつ大振幅の振動パターンに変化させることによって得られる触覚をAとし、
    前記押下位置における操作体の加圧力に応じた前記入力検出面を高周波数かつ大振幅の振動パターンから、低周波数かつ小振幅の振動パターンに変化させることよって得られる触覚をBとしたとき、
    前記押下判定閾値を越える加圧力情報を検出したとき、前記触覚Aを起動し、その後、前記押下判定閾値を下回る加圧力情報を検出したとき、触覚Bを起動することを特徴とする請求項10に記載の情報入力方法。
  13. 前記操作体を入力検出面上に摺動する場合であって、
    前記操作体の摺動接触操作に対応して検出される加圧力情報に基づき、前記入力検出面を振動することを特徴とする請求項10に記載の情報入力方法。
  14. 前記押下位置の検出によって得られる前記加圧力情報と予め設定された第1及び第2の判定閾値とを比較し、
    当該比較結果で前記加圧力情報が第1の判定閾値を下回る場合は、基準の触覚の強さよりも当該触覚の強さを降下するように前記振動パターンを補正し、
    前記加圧力情報が第2の判定閾値を越える場合は、基準の触覚の強さよりも当該触覚の強さを上昇するように前記振動パターンを補正することを特徴とする請求項10に記載の情報入力方法。
  15. 前記入力検出面の一方をX方向とし、当該X方向と直交する他方をY方向とし、前記X及びY方向と直交する方向をZ方向としたとき、当該入力検出面のX方向及びY方向に前記操作体を摺動する場合であって、
    前記操作体の摺動接触操作を停止した位置における押下操作によって検出されるZ方向の加圧力情報と、予め設定された複数の押下判定閾値とを順次比較し、当該比較結果に基づいて前記入力検出面を振動及び入力情報を表示することを特徴とする請求項10に記載の情報入力方法。
  16. 前記入力検出面のX方向及びY方向を前記操作体を摺動する場合であって、
    前記入力検出面における操作体の移動速度を検出すると共に、前記押下位置のZ方向の加圧力を検出し、
    前記操作体の移動速度及び前記押下位置の加圧力に基づいて前記入力検出面を振動及び入力情報を表示することを特徴とする請求項15に記載の情報入力方法。
  17. 前記押下位置における操作体の前回の検出によって得られた前記加圧力情報と今回の検出によって得られた前記加圧力情報との差分を演算し、
    前記加圧力情報の差分に基づいて前記入力検出面を振動及び入力情報を表示することを特徴とする請求項10に記載の情報入力方法。
  18. 表示画面上の入力検出面を押下操作される触覚機能付きの入力装置を備えた電子機器であって、
    前記入力装置は、
    前記入力情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段上に入力検出面を有して、当該入力検出面における操作体の押下位置の加圧力を検出すると共に、当該押下位置に表示された入力情報を入力する入力検出手段と、
    前記入力検出手段によって検出された前記操作体の加圧力に対応する振動パターンに基づいて前記入力検出面を振動する振動手段とを有することを特徴とする電子機器。
  19. 前記入力検出手段から得られる加圧力情報と予め設定された押下判定閾値とを比較し、当該比較結果に基づいて前記振動手段を出力制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項18に記載の電子機器。
  20. 前記押下位置における操作体の加圧力に応じた前記入力検出面を低周波数かつ小振幅の振動パターンから、高周波数かつ大振幅の振動パターンに変化させることによって得られる触覚をAとし、
    前記押下位置における操作体の加圧力に応じた前記入力検出面を高周波数かつ大振幅の振動パターンから、低周波数かつ小振幅の振動パターンに変化させることよって得られる触覚をBとしたとき、
    前記制御手段は、
    前記入力検出手段が押下判定閾値を越える加圧力情報を検出したとき、前記触覚Aを起動し、その後、前記押下判定閾値を下回る加圧力情報を検出したとき、触覚Bを起動することを特徴とする請求項18に記載の電子機器。
  21. 前記入力検出手段から得られる入力検出信号に対して予め押下判定閾値が設定され、
    前記制御手段は、
    前記入力検出信号の立ち上がり波形が前記押下判定閾値を横切る時刻に第1の振動パターンを発生し、
    前記入力検出信号の立ち下がり波形が前記押下判定閾値を横切る時刻に第2の振動パターンを発生するように前記振動手段を制御することを特徴とする請求項18に記載の電子機器。
  22. 前記制御手段は、
    前記操作体が入力検出面上を摺動するように接触操作される場合であって、
    前記操作体の摺動接触操作に対応して、前記入力検出手段から得られる加圧力情報に基づき、前記振動手段の出力を制御することを特徴とする請求項18に記載の電子機器。
  23. 前記制御手段は、
    前記入力検出手段から得られる加圧力情報と予め設定された第1及び第2の判定閾値とを比較し、
    当該比較結果で前記加圧力情報が第1の判定閾値を下回る場合は、基準の触覚の強さよりも当該触覚の強さを降下するように前記振動パターンを補正し、
    前記加圧力情報が第2の判定閾値を越える場合は、基準の触覚の強さよりも当該触覚の強さを上昇するように前記振動パターンを補正することを特徴とする請求項18に記載の電子機器。
  24. 前記制御手段は、
    前記入力検出面の一方をX方向とし、当該X方向と直交する他方をY方向とし、前記X及びY方向と直交する方向をZ方向としたとき、前記操作体によって入力検出面のX方向及びY方向に摺動接触操作される場合であって、
    前記操作体の摺動接触操作を停止した位置における押下操作によって、前記入力検出手段から得られるZ方向の加圧力情報と、予め設定された複数の押下判定閾値とを順次比較し、当該比較結果に基づいて前記振動手段及び前記表示手段の出力を制御することを特徴とする請求項18に記載の電子機器。
  25. 前記制御手段は、
    前記入力検出手段から前回の検出によって得られた加圧力情報と今回の検出によって得られた加圧力情報との差分を演算し、
    前記加圧力情報の差分に基づいて前記振動手段及び前記表示手段の出力を制御することを特徴とする請求項18に記載の電子機器。
  26. 前記操作体を入力検出面のX方向及びY方向を摺動するように接触操作される場合であって、
    前記入力検出手段は、
    前記入力検出面における操作体の移動速度を検出すると共に、前記押下位置のZ方向の加圧力を検出し、
    前記制御手段は、
    前記操作体の移動速度及び前記押下位置の加圧力に基づいて前記振動手段及び前記表示手段の出力を制御することを特徴とする請求項18に記載の電子機器。
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