JP2005303309A - 波長可変光源、及び波長可変光源を動作させる方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】モードホッピングなしに、所定の周波数範囲にわたって迅速に、且つ連続的に掃引可能な出力ビームを生成することができる光源の実現
【解決手段】一態様では、波長可変光源(10)は、共振光経路、光学利得媒体(18)、光学回折格子(20)、第1の音響光学偏向器(24)、及び第2の音響光学偏向器(26)を含む。別の態様では、光源は、所定の周波数範囲にわたって出力波長プロファイルを有する出力光ビームをチューニングするための第1及び第2の音響光学装置(24,26)を含む共振光経路を有する。第1の音響光学装置(24)は、第1の時変周波数プロファイルを有する第1の信号で駆動される。第2の音響光学装置(26)は、第2の時変周波数プロファイルを有する第2の信号で駆動され、この場合、第2の時変周波数プロファイルは、出力波長プロファイルの時間変化率に実質的に比例する量だけ、第1の時変周波数プロファイルと異なる。
【選択図】図1
【解決手段】一態様では、波長可変光源(10)は、共振光経路、光学利得媒体(18)、光学回折格子(20)、第1の音響光学偏向器(24)、及び第2の音響光学偏向器(26)を含む。別の態様では、光源は、所定の周波数範囲にわたって出力波長プロファイルを有する出力光ビームをチューニングするための第1及び第2の音響光学装置(24,26)を含む共振光経路を有する。第1の音響光学装置(24)は、第1の時変周波数プロファイルを有する第1の信号で駆動される。第2の音響光学装置(26)は、第2の時変周波数プロファイルを有する第2の信号で駆動され、この場合、第2の時変周波数プロファイルは、出力波長プロファイルの時間変化率に実質的に比例する量だけ、第1の時変周波数プロファイルと異なる。
【選択図】図1
Description
本願発明は、波長可変光源、及び波長可変光源を動作させる方法に関する。
多くの波長可変光源には、1つの光学利得要素と、1つ又は複数のフィルタ要素を含む共振光空洞が含まれる。光学共振光空洞により、光の発振が、均等な間隔を有する光学モードの別個の組に量子化され、この大部分がフィルタ要素によって消滅する。多くの用途において、指定された範囲の周波数にわたって、モードホッピングなしに光源を連続的にチューニング(同調)できるように、単一光学モードにおいて単一波長の出力ビームを生成することが望ましい。この結果を得るためには、光源の共振空洞の光学モードとフィルタ要素の周波数応答を同時にチューニングしなければならない。また、高いモード安定性を実現するには、光学モードの間隔に対するフィルタの帯域幅の比率を比較的小さくする必要がある。
いくつかのタイプの波長可変光源は、可動ミラー回折格子を使用して光源をチューニングし、特定波長の出力ビームを生成する。例えば、いわゆる「リトロー(Littrow)」構成という一手法では、半導体レーザのファセットと回折格子との間に光共振器が形成される。レーザによって生成される光ビームは、コリメーティングレンズによって回折格子(グレーティング)上に集束される。ファセットと回折格子によって形成された共振器内には、回折格子に入射する光の角度が回折格子から回折される光の角度と同一であるという条件を正確に満足する単一波長(即ち、「リトロー波長」)の光だけが存在する。このように、リトロー波長、又はこの波長に非常に近い波長の光のみが、ファセットと回折格子との間で発振する。このリトロー波長は、回折格子を回転させると同時に、ファセットに向かって又はファセットから離れる方向に回折格子を移動させることにより、変化する。
他のタイプの光源は、可変音響光学装置を使用して特定波長の出力ビームを生成する。音響光学装置は一般に、光学媒体内において音波を生成するためのトランスデューサを含む。光学媒体内に導入された光は、これらの音波と相互作用し、導入された光の特性が変更される。例えば、音響光学変調器では、光学媒体内を伝播する音波を使用して、導入された光の強度を変調する。音響光学偏向器の場合には、音波により、その音響周波数と共に変化する量だけ、導入された光ビームが偏向される。音響光学波長可変フィルタの場合には、狭い波長通過帯域内の導入光のみが1つの偏光から別の偏光に変換され、偏光フィルタが、この変換された偏光を有する光を選択的に通過させる。この波長通過帯域は、音響光学偏向器に適用される音響周波数によって決定される。
上述した音響光学装置のそれぞれは、ビームにおけるドップラー周波数シフトを含んでおり、この場合、シフトの方向は、光ビームに対する音波の伝播方向によって決まる。単一の音響光学装置によって引き起こされるドップラー周波数シフトは、光ビームが光源の共振空洞内で発振する際に蓄積され、光源の単一周波数動作が妨げられる。このため、多くの音響光学方式の光源には、実質的に相殺するドップラー周波数シフトを生成する、少なくとも一対の音響光学装置が含まれる。
一手法において、レーザ又は他の光共振器内に一対の音響光学装置を使用して、正味の周波数シフトを招くことなく、波長に依存する光の偏向を生成する。この手法では、透過の際の音響光学装置の分散特性が、反射回折格子の代わりとして使用される。それぞれの音響光学装置ごとに、入射及び回折ビームがほぼブラッグ角になるように、2つのミラー、1つの出力カプラ、利得媒体、及び2つの音響光学装置は、最大効率を得るために構成される。このように、音響光学装置の音響周波数により、出力波長が決定される。
別の手法では、光をレーザから2つ以上の音響光学波長可変フィルタを介してレーザに戻すように供給することにより、外部共振器レーザが形成される。フィルタによって導入されるドップラーシフトは完全に相殺されない。フィルタによって生じた正味のドップラーシフトは、連続的にチューニングされ、レーザの共振周波数のシフトにフィルタの帯域通過が追従するようにしてモードホッピングを減少させている。
従って、本発明の課題は、上述した技術的な課題を克服、或いは少なくとも緩和することにある。
本発明は、波長可変光源、及び波長可変光源を動作させる方法を特徴とする。本発明によれば、モードホッピングなしに、所定の周波数範囲にわたって迅速に、且つ連続的に掃引可能な出力ビームを生成することができる光源を設計することが可能になる。また、本発明によれば、光源の光学モードとフィルタ周波数応答を同時にチューニングし、所定の周波数範囲にわたって光源の連続的なチューニングを実現する光源を動作させる方法も可能になる。
一態様において、本発明は、共振光経路、光学利得媒体、1つ又は複数の光学回折格子、第1の音響光学偏向器、及び第2の音響光学偏向器を含む波長可変光源を特徴にしている。共振光経路は、少なくとも1つの縦モードの光の発振をサポートする。光学利得媒体は、共振光経路内に配置される。光学回折格子は、回折格子表面に対してある入射角で光経路に沿って入射光を受光し、この入射角とは異なる、回折格子表面に対する回折角で光経路に沿って光を回折するように構成された回折格子表面を有する。第1の音響光学偏向器は、光経路に沿って光を遮るように配置される。第1の音響光学偏向器は、この遮られた光を偏向させ、縦モード周波数の第1のドップラーシフトを生じさせるように動作可能である。第2の音響光学偏向器は光経路に沿って光を遮るように配置される。第2の音響光学偏向器は、この遮られた光を偏向させ、縦モード周波数の第2のドップラーシフトを生じさせるように動作可能であり、この場合、第1及び第2のドップラーシフトは方向が反対である。
別の態様において、本発明は、光源を波長チューニングする方法を特徴にしている。この光源は、少なくとも1つの縦モードをサポートする共振光経路を有する。この共振光経路には、所定の周波数範囲にわたって出力波長プロファイルを有する出力光ビームをチューニングするための第1及び第2の音響光学装置が含まれる。それぞれの音響光学装置は、共振光経路によってサポートされている縦モード周波数の個々のドップラー周波数シフトを生じさせ、この場合、第1の音響光学装置によって生じたドップラー周波数シフトは、第2の音響光学装置によって生じたドップラー周波数シフトを実質的に相殺する。本発明の方法によれば、第1の音響光学装置は、第1の時変周波数プロファイルを有する第1の信号で駆動される。第2の音響光学装置は、第2の時変周波数プロファイルを有する第2の信号で駆動され、この場合、第2の時変周波数プロファイルは、出力波長プロファイルの時間変化率に実質的に比例する量だけ、第1の時変周波数プロファイルと異なっている。このように、出力光ビームは、縦モード間における観察可能なホッピングなしに、所定の周波数範囲にわたってチューニング可能である。
本発明の他の特徴及び利点は、添付図面、及び特許請求の範囲を含む以下の説明から明らかになろう。
本発明によれば、モードホッピングなしに、所定の周波数範囲にわたって迅速に、且つ連続的に掃引可能な出力ビームを生成することができる光源を設計することが可能になる。また、本発明によれば、光源の光学モードとフィルタ周波数応答を同時にチューニングし、所定の周波数範囲にわたって光源の連続的なチューニングを実現する光源を動作させる方法も可能になる。
以下の説明においては、同様の参照符号を使用して類似の要素を特定する。更に、図面は、例示的な実施形態の主要な特徴を図によって示すことを意図している。これらの図面は、実際の実施形態のすべての特徴、又は図示された要素の相対的な寸法を図示することを意図するものではなく、一律の縮尺に従わずに描かれている。
図1は、波長可変光源10の実施形態を示し、その波長可変光源10は、第1のミラー14と第2のミラー16との間に画定された共振光経路12を含み、光学利得媒体18、第1及び第2の光学回折格子20、22、並びに第1及び第2の音響光学偏向器24、26を含む。
光学利得媒体18は、光経路12に沿って発振する光を増幅するように構成された任意のタイプの光学利得媒体とすることができる。例示された実施形態において、光学利得媒体は、半導体増幅器であり、これは、PN接合部内の正孔と電子の光学的誘導再結合により、光を増幅する。この半導体増幅器から放出された光は、半導体増幅器の活性領域材料のバンドギャップエネルギーの近くに中心がある光子エネルギーの有限な広がりによって特徴付けられる。第1のコリメーティングレンズ2は、利得媒体からの発散光ビーム4を平行光ビームに変換する。同様に、第2のコリメーティングレンズ6は、発散光ビーム8を平行光ビームに変換する。
例示された実施形態において、光学回折格子20、22のそれぞれは、微細で平行であり均等に間隔を置いて配置された溝(「刻線(ruling)」)のアレイを含む回折表面を有する反射性基板を含む。入射光ビームに応答して、これらの溝は、反射光を離散的な方向(しばしば、「次数」又は「スペクトル次数」と呼ばれる)に集中させる回折および相互干渉の効果を生じる。溝の寸法と溝の間隔(又は、「ピッチ」)は、光源10によって生成される出力光のターゲット波長の大きさである。他の実施形態では、図1に示されている反射タイプの光学回折格子を透過タイプの光学回折格子によって置換することができる。
音響光学偏向器24、26のそれぞれは、複屈折結晶基板28、30(例えば、二酸化テルル、又はニオブ酸リチウム)と、例えば、単一の圧電トランスデューサ又は圧電トランスデューサのアレイによって実施可能な電気機械式トランスデューサ32、34とを個々に含む。これらのトランスデューサ32、34は、単一のRF発生器または複数の個々のRF発生器によって駆動され得る。トランスデューサ32、34は、整合回路によって1つ又は複数のRF発生器に結合される。受信したRF駆動信号に応答して、トランスデューサ32、34はそれぞれ、複屈折結晶基板28、30において、そのRF駆動信号の周波数に対応する音響周波数の音波36、38を生成する。音響光学偏向器24、26は、これらの音波36、38によって基板28、30を通じて伝わる光に生じた光の偏向とドップラー周波数シフトの方向が反対になるように、構成される。
また、例示された実施形態には、図示されたように、図1の面に平行なものから図1の面に垂直なもの(及び逆もまた同じ)に発振光の偏光を回転させるように光経路12内に配置された第1及び第2の半波長板40、42も含まれる。更に、第1の音響光学偏向器24と第2の音響光学偏向器26との間には、オプションの偏光子44が配置されている。他の実施形態は、第1及び第2の半波長板40、42、並びに偏光子44を含まなくてもよい。
例示された実施形態において、第1の回折格子20と第1の音響光学偏向器24は、第1の光周波数関数を生成するように、光経路12の第1のセグメント内に配列されており、第2の回折格子22及び第2の音響光学偏向器26は、第1の光周波数フィルタ関数と実質的に同一の第2の光周波数関数を生成するように、光経路12の第2のセグメント内に配列される。この実施形態においては、第1の光経路セグメントは、図1の面に垂直であって偏光子44の場所において光ビームに垂直に向けられている鏡面45によって反射された第2の光経路の鏡像に実質的に対応する。第1及び第2の光セグメントの対称的な構成により、もしそうでなければ光経路12に沿った適切な光の発振を妨げることになる音響光学偏向器24、26による光の分散が補正される。
動作中、半導体増幅器の利得媒体18が、水平偏光を有する光を生成し、この光は、図1の面に平行である。この水平に偏光された光は、コリメーティングレンズ2に向かって発散し、このレンズにより、光は平行なビームに変換される。第1の光学回折格子20は、回折格子表面に対して入射角θ1で、入射平行ビームを遮り、回折格子表面に対して回折角α1で、光経路12に沿って光を回折する。この場合、回折角α1は、入射角θ1とは異なっている。入射および回折光ビームに対する第1の光学回折格子20のこの構成により、モードホッピングに対する光源10の全体的な抵抗力に寄与する狭いフィルタ通過帯域が生じる。第1の半波長板40は、第1の光学回折格子20から回折されたビームの偏光を垂直偏光に回転させ、この垂直偏光は、図1の面に対して垂直である。
垂直に偏光したビームは、第1の音響光学偏向器24に入射し、この偏向器により、ビームは、トランスデューサ32から離れるように偏向され、音波36の音響周波数に対応する量だけ、垂直偏光ビームの周波数がシフトアップされる。偏向及びシフトアップされたビームは、垂直入射で第1の音響光学偏向器24の平らな面50を出射して、偏光フィルタ44を通過する。次いで、フィルタリングされたビームは、垂直入射で第2の音響光学偏向器24の平らな面52に入る。この第2の音響光学偏向器24は、トランスデューサ34の方へビームを偏向させ、音波38の音響周波数に対応する量だけ、ビームの周波数をシフトダウンする。いくつかの具現化形態では、第1の音響光学偏向器24による光ビームのスペクトルのシフティングを実質的に相殺するように、第2の音響光学偏向器24が駆動される。
第2の半波長板42は、第2の音響光学偏向器26によって偏向されたビームの垂直偏光を水平偏光に回転させ、この水平偏光は、図1の面に平行である。第2の光学回折格子22は、回折格子表面に対して入射角α2で、入射平行ビームを遮り、入射角α2とは異なる回折角θ2で、光経路12に沿って光を回折する。このような入射および回折光ビームに対する第2の光学回折格子22の構成により、マルチモード発振に対する光源10の全体的な抵抗力に寄与する狭いフィルタ通過帯域が生成される。第2のミラー16は、第2の光学回折格子22によって回折されたビームを遮り、この遮られたビームを第2の光学回折格子22に向かって反射して戻す。
復路においては、光ビームは、同一の光ビーム経路12を通過して利得媒体18に戻り、利得媒体18により、リターンビームが増幅される。この増幅されたビームは、半導体増幅器の利得媒体18から第2のコリメーティングレンズ6に向かって発散し、第2のコリメーティングレンズ6により、光は平行ビームに変換される。第1のミラー14は、この平行ビームを遮り、この遮られたビームを同一のビーム経路に沿って第2のコリメーティングレンズ6に向かって反射して戻し、これにより共振光経路12が完成する。出力ビームは、任意の好都合な場所において光経路から抽出され得る。一具現化形態において、抽出された出力ビームは、第2の光学回折格子22からの鏡面反射に対応する。
第1及び第2のミラー14、16は、共振光経路12に沿って前後に動いて光を発振させる高い反射性ミラーである。光学場の位相が1回の往復伝播の後に連続していなければならないので、共振光経路12により、発振している光(以降、発振光と称する)は、共振光周波数の別個の組に制約される。これらの共振周波数は、間隔c/(L)だけ均等に間隔を置かれ、ここで、cは光の速度であり、Lは光経路12の往復伝播光路長である。本明細書において、「縦モード」及び「光学モード」という用語は、共振光経路12の共振周波数を意味するように交換可能に使用される。図2Aは、発振光の波長の関数として規定された例示的な縦モードの組を示す。
1つの動作モードにおいて、音響光学偏向器24、26及びこれらの結果として起こるドップラーシフトにより、非常に好都合な態様で、共振器モードをチューニングすることが可能になる。特に、同一音響周波数の駆動信号を第1及び第2のトランスデューサ32、34に印加し、駆動信号間の位相差を調節することにより、共振器モードはチューニングされる。ミラー14、16によって画定される定在波共振器の場合には、πラジアンの位相差ごとに、共振器は、1つのモード間隔だけチューニングされる。一方、図5に示されているようなリング共振器の場合には、2πラジアンの位相差ごとに、共振器モードは、1つのモード間隔だけチューニングされる。この「位相チューニング」技術は、例えば、100又は100未満のモード間隔などの限定されたチューニング範囲にわたって動作することが既に実証済みである。しかしながら、モードホッピングが不可避的に発生し、即ち、この時に、それまで発振していたモードが消滅し、別のモードが始動する。この種のモードホッピングを防止するために、音響光学装置用の2つの駆動周波数が等しいという制約を排除する。これらの周波数の等しくない駆動信号は、発振している光学モードの位相チューニングと同期してチューニングされる。これらの等しくない駆動周波数を後述する態様で変化させた場合には、広範囲の周波数範囲にわたってモードホッピングのない連続的なチューニングが結果として生じ、この後述する態様によれば、任意の所与の時点において、第1及び第2の音響光学偏向器24、26のトランスデューサ32、34に対して異なる周波数が適用される。
第1及び第2の音響光学偏向器24、26による組み合わされたビーム偏向と、第1及び第2の光学回折格子20、22による波長に依存したビームの回折とが、ビーム経路12を構成し、それにより単一波長の光のみが増幅用の利得媒体18の最適な場所に正確に投影される。異なる波長の光の像は、利得媒体18の最適な増幅場所から変位する。ひとたびこの変位が利得媒体18の横断面を越えれば、もはやそれは増幅されない。このように、フィルタ通過帯域は、第1及び第2の光学回折格子20、22のピッチ、共振光経路内のコンポーネントの物理的なレイアウト、並びに第1及び第2の音響光学偏向器24、26の音響光学特性と連係してこの横断面により、設定される。
図2Bは、利得媒体18の全体的な利得46の例示的なプロットを示す。更に、図2Bは、光経路の往復伝播ごとの正味の光学利得48の例示的なプロットも示し、これは、光学回折格子20、22及び音響光学偏向器24、26によって生成されるフィルタ関数と全体的な利得46との積である。図2Bに示されるように、フィルタ関数により、光源10によって増幅される波長の狭い通過帯域が生成される。この通過帯域には、図2Bに図示されているように、限られた数の縦モードのみが含まれる。多くの場合、任意の所与の時点において共振光経路12内で発振する、フィルタ関数通過帯域内の共振器モードが、1つのみであることが望ましい。フィルタ関数通過帯域内の光学モードの数が比較的少ない(例えば、1〜10個の光学モード)ことにより、光源10の能力が向上し、単一の縦モードに対応する出力が確実に生成される。
第1及び第2の音響光学偏向器24、26に印加されるRF駆動信号により、フィルタ関数通過帯域がチューニングされる。従って、第1及び第2の音響光学偏向器24、26をチューニングすることにより、光源10内で発振する光のモードが選択される。例えば、例示的な一具現化形態において、共振光経路および音響光学偏向器の幾何学的な形態は、両方の音響トランスデューサ32、34が50MHzで振動している場合に、発振光の波長が約1550nmになるように構成される。発振光の周波数は、音響光学偏向器のチューニングを変化させることにより、周波数の所定の範囲にわたって連続的にチューニングされ得る。例えば、上述した例示的な具現化形態においては、音響周波数が30MHzである場合に、発振光の波長は約1600nmであり、音響周波数が70MHzの場合には、発振光の波長は約1500nmである。発振光の周波数は、共振縦モードがフィルタ透過スペクトル内の同一ポイントに常に留まるように、共振器モードとフィルタ周波数を同時にチューニングすることにより、モードホッピングなしに連続的にチューニングされ得る。
いくつかの具現化形態においては、それぞれわずかに異なる音響周波数f1及びf2で第1及び第2の音響光学偏向器を駆動することにより、発振光の連続した周波数チューニングを実現することができる。これらの具現化形態においては、音響光学偏向器24、26による発振光のドップラーシフトは、正確に相殺されない。駆動周波数f1及びf2が一定に(しかし、異なって)保持された場合には、共振モードは、最終的にフィルタ関数通過帯域外でチューニングすることになる。従って、連続的なチューニングを実現するために、共振モードを追跡するように、第1及び第2の音響光学偏向器24、26の絶対駆動周波数を同時に調節しなければならない。
図3は、光源10内で発振している光の波長を連続的にチューニングする方法を示す。この方法によれば、第1の音響光学偏向器24は、第1の時変周波数プロファイル(又は、シグネチャー)を有する第1の信号でもって駆動される(ブロック60)。第2の音響光学偏向器26は、第2の時変周波数プロファイルを有する第2の信号でもって駆動される(ブロック62)。第1及び第2の時変周波数プロファイルは、以下に詳細に説明されるように、所望の出力波長プロファイルの時間変化率に比例した量だけ異なる。例えば、出力波長プロファイルの時間変化率が一定である(例えば、ランプ波長プロファイル)具現化形態の場合には、第2の時変周波数プロファイルは、第1の時変周波数プロファイルの時間シフトされたバージョンに対応することができる。
「線形」又は「定在波」光源10の場合の連続チューニング条件は、式(1)によって与えられる。即ち、
dν/dt=2(f1−f2)/T (1)
この式において、f1及びf2は、2つの音響光学偏向器の音響周波数であり、Tは、ビームが共振器を1回進む(所与の開始位置から同じ位置に戻る)ための時間であり、dν/dtは、光周波数の時間に応じた変化率である。従って、安定状態においては、2つの音響光学偏向器は、同一周波数で動作するが、光周波数を変更しながら連続チューニングを維持するべきである場合には、音響光学偏向器は、異なる周波数で動作しなければならず、これらの周波数は、上記の式(1)を満足しなければならない。光学波長(λ)の観点から、式(1)は、次のように書き換えられ得る。即ち、
α(dλ/dt)=2・(f2−f1) (2)
ここで、αは、次のとおりである。即ち、
α=L/λ2 (3)
dν/dt=2(f1−f2)/T (1)
この式において、f1及びf2は、2つの音響光学偏向器の音響周波数であり、Tは、ビームが共振器を1回進む(所与の開始位置から同じ位置に戻る)ための時間であり、dν/dtは、光周波数の時間に応じた変化率である。従って、安定状態においては、2つの音響光学偏向器は、同一周波数で動作するが、光周波数を変更しながら連続チューニングを維持するべきである場合には、音響光学偏向器は、異なる周波数で動作しなければならず、これらの周波数は、上記の式(1)を満足しなければならない。光学波長(λ)の観点から、式(1)は、次のように書き換えられ得る。即ち、
α(dλ/dt)=2・(f2−f1) (2)
ここで、αは、次のとおりである。即ち、
α=L/λ2 (3)
Lは、光往復伝播の共振器長である。450mmの往復伝播の共振器長と1.5μmの発振光の波長の場合には、α=2×105μm−1である。従って、所望の波長プロファイルが時間の関数として与えられた場合に、この式は、連続チューニングを確保するのに必要な2つの音響周波数間の差を指定する。
フィルタの光通過周波数と音響AOD駆動周波数との間の関係を記述する第2の式も、λをf1及びf2に関連付ける。この第2の式は、次の形態を有する。即ち、
(1/2)(f2+f1)=A+Bλ (4)
ここで、A及びBは、共振器および音響光学偏向器の設計によって決定される定数である。これらの定数A及びBは、同じ駆動周波数(fDRIVE)をトランスデューサ32、34のそれぞれに適用し、選択された周波数範囲にわたってfDRIVEを変化させた際に出力波長(λOUT)を監視することにより、求められ得る。駆動周波数および出力波長は、次の線形関係に準拠しなくてはならない。即ち、
fDRIVE=A+BλOUT (5)
従って、定数A及びBは、式(5)から直接的に取得可能である。30MHzの音響周波数が1600nmの波長に対応し、70MHzの周波数が1500nmの波長に対応している上述した例示的な具現化形態においては、A=670MHzであり、B=−400MHz/μmである。
(1/2)(f2+f1)=A+Bλ (4)
ここで、A及びBは、共振器および音響光学偏向器の設計によって決定される定数である。これらの定数A及びBは、同じ駆動周波数(fDRIVE)をトランスデューサ32、34のそれぞれに適用し、選択された周波数範囲にわたってfDRIVEを変化させた際に出力波長(λOUT)を監視することにより、求められ得る。駆動周波数および出力波長は、次の線形関係に準拠しなくてはならない。即ち、
fDRIVE=A+BλOUT (5)
従って、定数A及びBは、式(5)から直接的に取得可能である。30MHzの音響周波数が1600nmの波長に対応し、70MHzの周波数が1500nmの波長に対応している上述した例示的な具現化形態においては、A=670MHzであり、B=−400MHz/μmである。
式(2)及び式(4)を同時に解いて、音響駆動周波数f1及びf2の直接的な式を与えることができる。これらの結果は、次のとおりである。即ち、
f2=A+Bλ+(α/4)(dλ/dt) (6)
f1=A+Bλ−(α/4)(dλ/dt) (7)
従って、式(6)及び式(7)は、所与の波長プロファル(時間の関数としてのλ)の場合に、如何にして連続チューニングを保証する一対の音響周波数プロファイルを算出するかを規定する。第1及び第2の周波数プロファイルは、dλ/dtに比例する量だけ異なり、これは、所望の出力波長プロファイルλの時間変化率である。
f2=A+Bλ+(α/4)(dλ/dt) (6)
f1=A+Bλ−(α/4)(dλ/dt) (7)
従って、式(6)及び式(7)は、所与の波長プロファル(時間の関数としてのλ)の場合に、如何にして連続チューニングを保証する一対の音響周波数プロファイルを算出するかを規定する。第1及び第2の周波数プロファイルは、dλ/dtに比例する量だけ異なり、これは、所望の出力波長プロファイルλの時間変化率である。
第1の例として、光源は、連続線形チャープである出力を供給することが必要とされる。即ち、瞬間波長が、次の関係に従って、時間と共に直線的に増大する。
ここで、λm及びλのドットは、時間t=0における波長とチャープレートをそれぞれ表す定数である。これらの条件の下に、第1の音響光学偏向器に適用される駆動波形は、単純に第2の音響光学偏向器に適用される駆動波形の時間がずれたバージョン、即ち次式となる。
f2(t)=f1(t+Δt) (9)
ここで、Δtは、2つの波形間における時間遅延である。これを実証するために、式(6)及び式(7)に、式(8)及び式(9)を代入すると、次式が得られる。
f2(t)=f1(t+Δt) (9)
ここで、Δtは、2つの波形間における時間遅延である。これを実証するために、式(6)及び式(7)に、式(8)及び式(9)を代入すると、次式が得られる。
この式を単純化することにより、以下の結果になる。即ち、
Δt=α/2B (11)
α及びBはいずれも定数であるので、これは、線形チャープの場合に、駆動波形間の遅延が、実際に(α/2B)という大きさを有する定数であることを証明する。一般的な場合には、2つの音響光学偏向器の1つに適用される駆動波形が、もう一方の音響光学偏向器に適用される波形の時間がずれたバージョンであるということは、必ずしも当てはまらない。しかしながら、実際には、これは、ほとんど変わらずにほぼその状態である。
Δt=α/2B (11)
α及びBはいずれも定数であるので、これは、線形チャープの場合に、駆動波形間の遅延が、実際に(α/2B)という大きさを有する定数であることを証明する。一般的な場合には、2つの音響光学偏向器の1つに適用される駆動波形が、もう一方の音響光学偏向器に適用される波形の時間がずれたバージョンであるということは、必ずしも当てはまらない。しかしながら、実際には、これは、ほとんど変わらずにほぼその状態である。
この点を例証する第2の例として、波長が式(12)に従って時間と共に正弦波的に変化すると仮定する。即ち、
λ=λm+(Δλ/2)sinΩt (12)
ここで、λmは中心波長であり、Δλは波長範囲であり、Ωは波長変動の角周波数である。この場合、必要な音響周波数プロファイルは、次のとおりである。即ち、
f2=A+Bλm+Csin(Ωt+φ) (13)
f1=A+Bλm+Csin(Ωt−φ) (14)
ここで、C及びφは次のとおりである。即ち、
C=(Δλ/2)(B2+(αΩ/4)2)1/2 (15)
φ=tan−1(αΩ/4B) (16)
λ=λm+(Δλ/2)sinΩt (12)
ここで、λmは中心波長であり、Δλは波長範囲であり、Ωは波長変動の角周波数である。この場合、必要な音響周波数プロファイルは、次のとおりである。即ち、
f2=A+Bλm+Csin(Ωt+φ) (13)
f1=A+Bλm+Csin(Ωt−φ) (14)
ここで、C及びφは次のとおりである。即ち、
C=(Δλ/2)(B2+(αΩ/4)2)1/2 (15)
φ=tan−1(αΩ/4B) (16)
実際には、位相角度φは、90°よりも格段に小さいことが非常に多い。これにより、音響周波数は、次式のように厳密に近似することが可能になる。即ち、
f2=A+B[λm+(Δλ/2)sinΩ(t+α/4B)] (17)
f1=A+B[λm+(Δλ/2)sinΩ(t−α/4B)] (18)
f2=A+B[λm+(Δλ/2)sinΩ(t+α/4B)] (17)
f1=A+B[λm+(Δλ/2)sinΩ(t−α/4B)] (18)
従って、図4に示されるように、2つの音響周波数は、いずれも、正弦波的に変化する。これらの正弦波的な変動は、位相がずれており、時間差は、(α/2B)である。ここで仮定されている値の場合には、この時間差は、2×105/(2×400)=250μsである。5msの走査時間(Ω=200πラジアン/秒に対応する)について、音響駆動の周波数プロファイルが下に示されている。
上述した例においては、トランスデューサ駆動信号に正弦波の波長プロファイルを使用していた。所定の連続的にチューニングされる波長プロファイルを生成する音響周波数プロファイルを算出するための前述した技術は、一般的である。従って、音響周波数駆動信号プロファイルは、以下に限定されないが、正弦波、鋸歯、及び線形ランプのプロファイルを含む任意のタイプの時変プロファイルとすることができる。
図3に示された波長チューニング方法は、音響光学偏向器、音響光学変調器、及び音響光学透過フィルタを含む任意のタイプの音響光学チューニング装置を有する共振光経路を含む任意のタイプの光源に適用され得る。
図5は、光学利得媒体74、第1及び第2の光学回折格子76、78、並びに第1及び第2の音響光学偏向器80、82を含む循環(又は、リング形状)共振光経路72を含む波長可変光源70の実施形態を示す。第1のコリメーティングレンズ84は、光学利得媒体74から出射する発散光ビームを平行ビームに変換し、第2のコリメーティングレンズ86は、到来する平行光ビームを光学利得媒体74上に集束させる。光アイソレータ88により、矢印90の方向に進む光のみが共振光経路72を循環することが可能になる。また、この例示された実施形態には、図示のように、発振光の偏光を図5の面に平行なものから図5の面に垂直なものに、及び図5の面に垂直なものから図5の面に平行なものに回転させるように、光経路72内に配置された第1及び第2の半波長板92、94も含まれる。他の実施形態は、これらの第1及び第2の半波長板92、94を含まない場合もある。更に、第1及び第2の折り返しミラー96、98が、循環する共振光経路72の光を折り返すために、第1の音響光学偏向器80と第2の音響光学偏向器82との間に配置される。光源70のコンポーネントは、光源10に関連して上述した対応するコンポーネントと同じ態様で実施され得る。
動作中、光が利得媒体74の右側の面から発散して第1のコリメーティングレンズ84に入射し、このレンズにより、発散光が平行ビームに変換される。この平行ビームはアイソレータ88を通過し、このアイソレータは、光が反時計方向にのみ共振光経路72を循環するように、矢印90の方向に進む光のみを透過することを許容する。
次に、このビームは、回折格子表面に対して約13.5°の入射角で第1の回折格子76に当たる。例示的な一具現化形態において、光源70は、1550nmの波長(これは、約193.4THzの光周波数に対応する)で発振するようにチューニングされ、回折格子76は、900溝/mmで刻線されている。従って、この例示的な具現化形態の場合には、1次回折ビーム(図5に示されている)は、回折格子表面に対して約65°の角度をなす。入射光の約90%は、この1次ビームに回折され、約10%が、出力ビーム100として反射され、出力ビーム100は入射ビームの0次反射に対応する。
この段階において、これらの光ビームはすべて、図5の面に平行な面において水平に偏光されている。例示された実施形態において、第1の半波長板92が、水平に偏光された光の偏光を図5の面に垂直な面において偏光された垂直ビームに回転させる。
次いで、垂直に偏光されたビームは、約44°の角度で、第1の音響光学偏向器80の表面に入射する。第1の音響光学偏向器80の音響トランスデューサ102は、整合回路を介して印加されるRF信号によってパワーを供給されている。このRF信号の周波数は、音響周波数に等しい。一具現化形態において、印加されるRFパワーは、約2ワットである。光経路72内において、1550nmで光を発振させる場合には、RF信号の周波数を約50MHzに設定する。音響光学偏向器80内において誘導される音波104の1つの効果は、図5に概略的に示されているように、約4.6°だけ入力光ビームを偏向することである。この偏向された光は、光が共振光経路72内で発振するすべての波長に対して、垂直の入射角で第1の音響光学偏向器80の出射面を通過する。
上述したように、入力光ビームと音波104との間の相互作用の第2の効果は、入力光ビームの光周波数のシフティングである。上述した例示的な具現化形態においては、音波104と遭遇する前の光の光周波数は、正確に193.4THz、即ち193,400,000MHzである。第1の音響光学偏向器80内において、音波104は、超音波源から離れるように光ビームを偏向させるように、光ビームと相互作用する。その結果、偏向された光ビームの光周波数は、50MHzだけ上昇(又は、シフトアップ)し、193,400,050MHzになる。
2つの折り返しミラー96、98から反射された後に、光は、共振光経路72の左側半分を通過し、これは、図5の面に垂直な鏡面106によって反射された右側半分の「鏡像」に実質的に対応する。対称になっていないのは、共振器の左側半分にはアイソレータ88に対応するアイソレータが存在していないこと、及び第2の音響光学偏向器82のトランスデューサ108の場所が非対称になっていることのみである。第2の音響光学偏向器82において、光ビームは、超音波源の方へ偏向される。従って、上述した例示的な具現化形態に関して、50MHzの音響周波数の場合には、到来する193,400,050MHzの光の光周波数は、193,400,000MHzに減少する。従って、利得媒体74に戻ってきた光の光周波数は、利得媒体74から出て行った光の光周波数と同じである。
上述したように、光は、反時計方向において共振光経路72を循環する。一具現化形態において、共振器および音響光学偏向器の幾何学的な形態は、両方の音響トランスデューサ102、104が50MHzで振動している場合に発振光の波長が約1550nmとなるように設計される。音響光学偏向器内における光ビームの偏向は、この音響周波数において約4.6°である。
発振光の波長は、音響トランスデューサ102、108に適用されるRF信号の周波数によって制御される。上述した例示的な具現化形態においては、30MHzの駆動信号がトランスデューサ102、108に印加された場合に、発振光の波長は、約1600nmであり、音響光学偏向器内の偏向は、約3.6°である。70MHzの駆動信号をトランスデューサ102、108に印加した場合には、発振光の波長は、約1500nmであり、音響光学偏向器内の偏向は、約5.5°である。
光源70によって生成される出力光の波長は、光源10に関連して上述したチューニング方法のいずれかに従ってチューニングされ得る。特に、音響光学偏向器は、連続チューニングを保証するために特に選択された同一でない駆動信号によって駆動され得る。
図6は、光学利得媒体114、第1及び第2の光学回折格子116、118、並びに第1及び第2の音響光学偏向器120、122を包含する共振光経路112を含む波長可変光源110の実施形態を示す。第1及び第2のコリメーティングレンズ124、126は、光学利得媒体114から発散する光を平行ビームに変換し、到来する平行光ビームを光学利得媒体114上に集束させる。また、この例示された実施形態には、図示のように、図6の面に平行なものから図6の面に垂直なものに、及び図6の面に垂直なものから図6の面に平行なものに発振光の偏光を回転させるように、光経路112内に配置された第1及び第2の半波長板128、130も含まれる。他の実施形態は、第1及び第2の半波長板128、130を含まない場合もある。更に、第1及び第2のミラー132、134がそれぞれ、第1及び第2の音響光学偏向器120、122の背後に配置され、共振光経路112の端部において光を反射する。
図6に例示された実施形態において、第1の回折格子116及び第1の音響光学偏向器120は、光経路112の第1のセグメント内に配置されており、第2の回折格子118及び第2の音響光学偏向器122は、光経路112の第2のセグメント内に配置される。この実施形態においては、第1の光経路セグメントは、図6の面に垂直であって利得媒体114の場所において光ビームに対して垂直に向けられた鏡面136によって反射された第2の光経路の鏡像に実質的に対応する。対称になっていないのは、第1及び第2の音響光学駆動トランスデューサの非対称な配置のみである。光源110のコンポーネントは、光源10に関連して上述した対応するコンポーネントと同じ態様で実施され得る。更に、光源110によって生成される出力光の波長は、光源10に関連して上述したチューニング方法のいずれかに従ってチューニングされ得る。
図7は、共振光経路112の第2のセグメントが、第2のコリメーティングレンズ126と第2の光学回折格子118との間の光の進行方向に対応する軸を中心としてひっくり返されていることを除いて、光源110と全く同じである波長可変光源140の実施形態を示す。この実施形態においては、第1の光経路セグメントは、図6の面に垂直であって利得媒体114の場所において交差する一対の直交鏡面142、144によって反射された第2の光経路の鏡像に実質的に対応する。対称になっていないのは、第1及び第2の音響光学駆動トランスデューサの非対称な配置のみである。図8は、図6に示された波長可変光源110の第1の光経路セグメントと同じである第1の光経路セグメント152を含む波長可変光源150の実施形態を示す。この実施形態には、第2のコリメーティングレンズ156、第2の音響光学偏向器158、及び再帰反射器160を含む第2の光経路セグメント154が更に含まれる。光源160の動作は、フィルタ関数が第1及び第2の音響光学偏向器120、158及び単一の光学回折格子116によって決定されることを除いて、光源110の動作と非常に類似する。
他の実施形態も、特許請求の範囲内にある。
10、70、110、140 波長可変光源
18、74、114 光学利得媒体
20、22、76、78、116、118 光学回折格子
24、26、80、82、120、122、158 音響光学偏向器
96、98、132、134 ミラー
160 再帰反射器
18、74、114 光学利得媒体
20、22、76、78、116、118 光学回折格子
24、26、80、82、120、122、158 音響光学偏向器
96、98、132、134 ミラー
160 再帰反射器
Claims (10)
- 波長可変光源(10)であって、
少なくとも1つの縦モードの光発振をサポートする共振光経路と、
前記共振光経路内に配置された光学利得媒体(18)と、
回折格子表面に対する入射角で前記光経路に沿って入射光を受光し、前記入射角とは異なる、前記回折格子表面に対する回折角で前記光経路に沿って光を回折するように構成された前記回折格子表面を有する光学回折格子(20)と、
前記光経路に沿って光を遮るように配置され、前記遮られた光を偏向し、縦モード周波数の第1のドップラーシフトを生じさせるように動作可能な第1の音響光学偏向器(24)と、
前記光経路に沿って光を遮るように配置され、前記遮られた光を偏向し、縦モード周波数の第2のドップラーシフトを生じさせるように動作可能な第2の音響光学偏向器(26)とを含み、
前記第1及び第2のドップラーシフトは、方向が反対である、波長可変光源(10)。 - 回折格子表面に対して第2の入射角で前記光経路に沿って入射光を受光し、前記第2の入射角とは異なる、前記回折格子表面に対する第2の回折角で前記光経路に沿って光を回折するように構成された前記回折格子表面を有する第2の光学回折格子(22)を更に含む、請求項1に記載の波長可変光源。
- 前記第1の回折格子(20)及び前記第1の音響光学偏向器(24)が、協働して第1の光周波数フィルタ関数を生成し、前記第2の回折格子(22)及び前記第2の音響光学偏向器(26)が、協働して前記第1の光周波数フィルタ関数に実質的に等しい第2の光周波数フィルタ関数を生成する、請求項2に記載の波長可変光源。
- 前記第1の回折格子(20)と前記第1の音響光学偏向器(24)が、前記光経路の第1のセグメント内に配置され、前記第2の回折格子(22)と前記第2の音響光学偏向器(26)が、前記光経路の第2のセグメント内に配置されており、前記第1の光経路セグメントが、鏡面によって反射された前記第2の光経路の鏡像に実質的に対応する、請求項2に記載の波長可変光源。
- 前記利得媒体(18)、前記第1の回折格子(20)、前記第1の音響光学偏向器(24)、前記第2の音響光学偏向器(26)、及び前記第2の回折格子(22)が、第1のミラーから第2のミラーまで前記光経路に沿って順番に配列されている、請求項2に記載の波長可変光源。
- 前記第1の音響光学偏向器(102、120)、前記第1の回折格子(76、116)、前記利得媒体(74、114)、前記第2の回折格子(78、118)、及び前記第2の音響光学偏向器(82、122)が、第1のミラー(96、132)から第2のミラー(98、134)まで前記光経路に沿って順番に配列されている、請求項2に記載の波長可変光源。
- 前記光経路が、循環光経路であり、前記利得媒体(74)、前記第1の回折格子(76)、前記第1の音響光学偏向器(80)、前記第2の音響光学偏向器(82)、及び前記第2の回折格子(78)が、前記循環光経路に沿って順番に配列されており、前記第1の音響光学偏向器(80)と前記第2の音響光学偏向器(82)との間の前記循環光経路内に配置された第1及び第2のミラー(96、98)を更に含む、請求項2に記載の波長可変光源。
- 前記光学共振光経路が、第1のミラー(160)と第2のミラー(132)との間に画定されており、前記第1及び第2のミラーの少なくとも1つ(160)が、再帰反射器であり、前記第1の音響光学偏向器(158)、前記利得媒体(114)、前記回折格子(116)、及び前記第2の音響光学偏向器(120)が、前記第1のミラー(160)から前記第2のミラー(132)まで前記光経路に沿って順番に配列されている、請求項1に記載の波長可変光源。
- 少なくとも1つの縦モードをサポートする共振光経路を有し、所定の周波数範囲にわたって出力波長プロファイルを有する出力光ビームをチューニングするための第1及び第2の音響光学装置(24、26)を含む光源(10)を波長チューニングする方法であって、それぞれの音響光学装置(24、26)が、前記共振光経路によってサポートされている縦モード周波数の個々のドップラー周波数シフトを生じさせ、前記第1の音響光学装置(24)によって生じるドップラー周波数シフトが、前記第2の音響光学装置(26)によって生じるドップラー周波数シフトを実質的に相殺する、方法において、
第1の時変周波数プロファイルを有する第1の信号でもって前記第1の音響光学装置(24)を駆動するステップと、及び
第2の時変周波数プロファイルを有する第2の信号でもって前記第2の音響光学装置(26)を駆動するステップであって、前記第2の時変周波数プロファイルが、前記出力波長プロフィルの時間変化率に実質的に比例する量だけ、前記第1の時変周波数プロファイルと異なっている、ステップとを含み、
前記出力光ビームが、縦モード間における観察可能なホッピングなしに、前記所定の周波数範囲にわたってチューニング可能である、方法。 - 前記第1及び前記第2の時変周波数プロファイル(f1及びf2)が、次式によって与えられ、
f2=A+Bλ+(α/4)(dλ/dt)
f1=A+Bλ−(α/4)(dλ/dt)
ここで、A、B、及びαは、定数であり、dλ/dtは、出力波長プロファイルλの変化の時間範囲である、請求項9に記載の方法。
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