JP2005137798A - X線撮像システム及びx線画像データ表示方法 - Google Patents

X線撮像システム及びx線画像データ表示方法 Download PDF

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Takuya Sakaguchi
卓弥 坂口
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Abstract

【課題】 診断効率の向上と治療におけるリスクの低減を可能にしたX線撮像システム及
びX線画像データ表示方法の提供。
【解決手段】 X線発生部1、X線検出部2及びCアーム5を用いて造影剤が注入された
第1の血管系に対して複数の撮影方向からX線投影データを生成し、画像データ生成部7
は、このX線投影データに基づいて複数の時系列的な画像データ(参照画像データ)の生
成と保存を行なう。同様にして、第2の血管系に対して所望の撮影方向からX線撮影を行
なって時系列的な画像データ(透視画像データ)を生成する。次いで、前記画像データ生
成部7は、保存されている参照画像データの中から、前記透視画像データと略同一の撮影
方向及び撮影時相における参照画像データを抽出し、前記透視画像データと合成して表示
部8に表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、X線撮像システム及びX線画像データ表示方法に係り、特に造影剤が注入さ
れた血管系に対してX線画像データの収集と表示を行なうX線撮像システム及びX線画像
データ表示方法に関する。
X線診断装置やMRI装置、あるいはX線CT装置などを用いた医用画像診断技術は、
1970年代のコンピュータ技術の発展に伴って急速な進歩を遂げ、今日の医療において
必要不可欠なものとなっている。
X線画像診断は、近年ではカテーテル手技の発展に伴い循環器分野を中心に進歩を遂げ
ている。循環器領域におけるX線画像診断は心血管系をはじめ、全身の動静脈の診断を対
象としており、血管内に造影剤を注入した状態でX線透過像を撮影する場合が多い。循環
器診断用のX線診断装置は、通常、X線発生部とX線検出部、これらを保持する保持機構
、寝台(天板)及び信号処理部を備えている。そして、保持機構はCアームあるいはΩア
ームが用いられ、天板片持ち方式の寝台と組み合わせることによって患者(以下、被検体
と呼ぶ。)に対して最適な位置や角度からのX線撮影を可能にしている。
循環器疾患を診断するX線診断装置では、X線透視下で血管内の目的部位までカテーテ
ルを進めて診断及び治療を行なう際、血管内を進めるカテーテル操作を簡便かつ安全に行
なうために、透視ロードマップ法が用いられている。透視ロードマップ法では、まず、診
断・治療の対象となる被検体に対して造影剤を投与した状態で所定方向から第1のX線画
像データ(以下、参照画像データと呼ぶ。)を予め収集し、診断・治療時に前記被検体の
略同一方向においてリアルタイムで得られる第2のX線画像データ(以下、透視画像デー
タと呼ぶ。)と前記参照画像データとを並列配置あるいは重畳表示する方法が行なわれて
きた。
この場合、血管内に造影剤を注入した状態で撮影して得られたコントラスト画像データ
をそのまま参照画像データとして用いる方法や、造影剤を注入する前に撮影して得られた
マスク画像データと前記コントラスト画像データとの差分処理(サブトラクション処理)
によって血管像のみが抽出されたDSA(Digital-subtraction angiography)画像デー
タを参照画像データとして用いる場合がある。
ところで、虚血性心疾患の被検体において、例えば、左冠状動脈の一部に狭窄が生じ、
その支配化にある心筋組織が虚血状態になった場合には、右冠状動脈の末梢血管に側副血
行路が形成され、この側副血行路によって、上述の虚血状態になった心筋組織に動脈血が
供給されることが一般に知られている。このような場合には、両冠状動脈における血流情
報に基づいて狭窄部位にカテーテルを進行させて治療を行なうことが望ましい。
上述のカテーテル治療を目的とした参照画像データの生成方法には以下に述べる3つの
方法が用いられている。
第1の画像データ生成方法では、被検体の担当医師(以下、操作者と呼ぶ。)は、例え
ば、左冠状動脈の起始部に挿入されたカテーテル先端部から左冠状動脈内に造影剤を注入
した状態で第1の参照画像データを生成し、次いで、前記カテーテル先端部を右冠状動脈
の起始部に挿入して造影剤を注入することによって第2の参照画像データの生成を行なう
又、第2の画像データ生成方法では、2本のカテーテルの先端部を左右冠状動脈の起始
部近傍に同時に配置し、左冠状動脈と右冠状動脈に対して数秒程度、前後して造影剤を注
入しながら第1の参照画像データと第2の参照画像データの生成を行なう。そして、操作
者は、上述の第1の画像データ生成方法、あるいは第2の画像データ生成方法によって得
られた各々の参照画像データを参考にしながら引き続いて生成される透視画像データの観
察下においてカテーテル治療を行なう。
一方、第3の画像データ生成方法は、第2の画像データ生成方法と同様にして2本のカ
テーテルの先端部を左右冠状動脈の起始部近傍に夫々配置し、左冠状動脈と右冠状動脈に
対して同時に造影剤を注入して参照画像データを生成する方法である。この方法によれば
、造影剤の注入された左右の冠状動脈を1枚の参照画像データ上で同時に観察することが
可能となる。
以上述べた3つの画像データ生成方法は夫々長所と欠点を有している。即ち、第1及び
第2の方法によれば、操作者の脳裏で参照画像データの合成が行なわれるため、正確な画
像情報を得ることができない。又、撮影タイミングが異なるために心臓の拍動に起因する
位置ズレが生じ、2つの参照画像を正確に合成することが困難である。更に、第1の方法
では、各々の参照画像データの撮影は数分程度の時間間隔があるため、被検体の呼吸性移
動や体動の影響も無視できない。
一方、第2の方法及び第3の方法では、2本のカテーテルを同時に被検体の血管内に挿
入する必要があるため、被検体に大きな負担を与え、特に、第3の方法において造影効果
を高めるために大量の造影剤を注入した場合には、注入された造影剤によって血液の流れ
が阻害されるため、心筋が虚血状態に陥る危険性を有している。
上述の各々の方法における問題点を解決するために、第1の方法と同様の方法によって
得られた、例えば、2枚の参照画像データを合成して表示する方法が提案されている(例
えば、特許文献1参照。)。
特開平8−196530号公報(第3−4頁、第1−4図)
しかしながら、上述の特許文献1に記載された方法は、肝静脈や門脈のように拍動性の
移動がほとんど無い腹部血管に対するX線撮影を対象にしており、冠状動脈のように拍動
性移動が顕著な血管において適用することは不可能である。即ち、上記方法によれば、静
止画像として表示される参照画像データとリアルタイムに表示される透視画像データとを
合成して表示することは不可能であり、このため正確な診断及び治療を行なうことができ
ない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、所定の血管系
に対して予め得られた時系列的な参照画像データと、他の血管系に対して得られた時系列
的な透視画像データを合成して動画像表示することによって診断・治療の精度向上と治療
におけるリスクの低減を可能にしたX線撮像システム及びX線画像データ表示方法を提供
することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る本発明のX線撮像システムは、被検体に対
してX線を照射するX線発生手段と、このX線発生手段から照射されたX線を検出するX
線検出手段と、前記X線発生手段と前記X線検出手段によるX線撮影の撮影方向を設定す
る撮影方向設定手段と、造影剤を注入した前記被検体の第1の血管系に対して前記撮影方
向設定手段が設定する複数の撮影方向において得られたX線投影データに基づいて複数の
参照画像データを生成する参照画像データ生成手段と、生成された前記複数の参照画像デ
ータを保存する画像データ記憶手段と、前記被検体の第2の血管系に対して前記撮影方向
設定手段が設定する所望の撮影方向において得られたX線投影データに基づいて透視画像
データを生成する透視画像データ生成手段と、前記画像データ記憶手段によって保存され
た前記複数の参照画像データの中から、前記透視画像データの前記所望の撮影方向と略同
一の撮影方向における参照画像データを抽出する画像データ抽出手段と、
この画像データ抽出手段によって抽出された前記参照画像データと前記透視画像データを
合成する画像データ合成手段と、合成された前記参照画像データと前記透視画像データを
表示する表示手段を備えたことを特徴としている。
又、請求項2に係る本発明のX線撮像システムは、被検体に対してX線を照射するX線
発生手段と、このX線発生手段から照射されたX線を検出するX線検出手段と、前記X線
発生手段と前記X線検出手段によるX線撮影の撮影方向を設定する撮影方向設定手段と、
造影剤を注入した前記被検体の第1の血管系に対して前記撮影方向設定手段が設定する複
数の撮影方向において得られたX線投影データに基づいて複数の時系列的な参照画像デー
タを生成する参照画像データ生成手段と、生成された前記複数の時系列的な参照画像デー
タを保存する画像データ記憶手段と、前記被検体の第2の血管系に対して前記撮影方向設
定手段が設定する所望の撮影方向において得られたX線投影データに基づいて時系列的な
透視画像データを生成する透視画像データ生成手段と、前記画像データ記憶手段によって
保存された前記複数の時系列的な参照画像データの中から前記透視画像データ画像と略同
一の撮影方向及び時相における参照画像データを抽出する画像データ抽出手段と、この画
像データ抽出手段によって抽出された前記参照画像データと前記透視画像データを合成す
る画像データ合成手段と、合成された前記参照画像データと前記透視画像データを表示す
る表示手段を備えたことを特徴としている。
一方、請求項13に係る本発明のX線画像データ表示方法は、造影剤を注入した被検体
の第1の血管系に対して複数の撮影方向から複数の参照画像データを生成して保存するス
テップと、前記被検体の第2の血管系に対して所望の撮影方向から透視画像データを生成
するステップと、前記複数の参照画像データの中から前記透視画像データの撮影方向と略
同一の撮影方向における参照画像データを抽出するステップと、抽出された前記参照画像
データと前記透視画像データを合成するステップと、合成された前記参照画像データと前
記透視画像データを表示するステップを有することを特徴としている。
又、請求項14に係る本発明のX線画像データ表示方法は、造影剤を注入した被検体の
第1の血管系に対して複数の撮影方向から複数の時系列的な参照画像データを生成して保
存するステップと、前記被検体の第2の血管系に対して所望の撮影方向から時系列的な透
視画像データを生成するステップと、前記複数の時系列的な参照画像データの中から前記
透視画像データと略同一の撮影方向及び時相における参照画像データを抽出するステップ
と、抽出された前記参照画像データと前記透視画像データを合成するステップと、合成さ
れた前記参照画像データと前記透視画像データを表示するステップを有することを特徴と
している。
本発明によれば、治療対象の血管系に対して得られた時系列的な透視画像データと、他
の血管系に対して得られた時系列的な参照画像データを合成して動画像表示することによ
って、動きの激しい臓器に対しても正確な診断・治療が可能となり、更に、被検体の負担
を低減させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
本発明の第1の実施例では、第1の血管系(右冠状動脈)に対して造影剤の注入と複数
の撮影方向からのX線撮影により時系列的な画像データ(以下、参照画像データと呼ぶ。
)の生成と保存を行なう。次いで、第2の血管系(左冠状動脈)に対して所望の撮影方向
からX線撮影を行なって時系列的な画像データ(以下、透視画像データと呼ぶ。)を生成
する。そして、保存されている参照画像データの中から、前記透視画像データの各々と略
同一の撮影方向及び撮影時相における参照画像データを抽出し、前記透視画像データと合
成表示する。
(装置の構成)
本発明の第1の実施例におけるX線撮像システムの構成につき図1乃至図2を用いて説
明する。図1は、X線撮像システム全体の構成を示すブロック図である。
X線撮像システム100は、被検体150に対してX線を照射するX線発生部1と、被
検体150を透過したX線を2次元的に検出すると共に、このX線検出データに基づいて
X線投影データを生成するX線検出部2と、X線発生部1とX線検出部2を保持するCア
ーム5と、被検体150を載置する天板17と、X線発生部1におけるX線照射に必要な
高電圧を発生する高電圧発生部4を備えている。
又、X線撮像システム100は、Cアーム5あるいは天板17の回動や移動を行なう機
構部3と、X線検出部2において生成されたX線投影データに基づいて参照画像データの
生成と保存、透視画像データの生成、更には、参照画像データと透視画像データから合成
画像データの生成を行なう画像データ生成部7と、生成された参照画像データや合成画像
データの表示を行なう表示部8を備えている。
更に、X線撮像システム100は、被検体情報や撮影条件など、参照画像データや透視
画像データ、更には合成画像データの生成に必要な設定条件の入力や、種々のコマンド信
号の入力を行なうための操作部9と、心拍同期撮影を行なうために被検体150に対して
心電波形(ECG)の収集を行なうECG電極11及びECG計測部6と、X線撮像シス
テム100の上記各ユニットを統括して制御するシステム制御部10を備えている。
X線発生部1は、被検体150に対しX線を照射するX線管15と、X線管15から照
射されたX線に対してX線錘(コーンビーム)を形成するX線絞り器16を備えている。
X線管15は、X線を発生する真空管であり、陰極(フィラメント)より放出された電子
を高電圧によって加速させてタングステン陽極に衝突させX線を発生させる。一方、X線
絞り器16は、X線管15と被検体150の間に位置し、X線管15から照射されたX線
ビームを所定の照射視野のサイズに絞り込む機能を有している。
X線検出部2には、X線を直接電荷に変換するものと、光に変換した後、電荷に変換す
るものとがあり、本実施例では前者を例に説明するが後者であっても構わない。即ち、X
線検出部2は、被検体150を透過したX線を電荷に変換して蓄積する平面検出器21と
、この平面検出器21に蓄積された電荷を読み出すために駆動パルスを供給するゲートド
ライバ22と、読み出された電荷からX線投影データを生成する投影データ生成部13と
を備えている。
平面検出器21は、微小な検出素子を2次元的に配列して構成されており、各々の検出
素子は、X線を感知し入射X線量に応じて電荷を生成する光電膜と、この光電膜に発生し
た電荷を蓄積する電荷蓄積コンデンサと、電荷蓄積コンデンサに蓄積された電荷を所定の
タイミングで読み出すTFT(薄膜トランジスタ)を備えており、蓄積された電荷はゲー
トドライバ22が供給する駆動パルスによって順次読み出される。又、投影データ生成部
13は、平面検出器21から読み出された電荷を電圧に変換する電荷・電圧変換器23と
、この電荷・電圧変換器23の出力をデジタル信号に変換するA/D変換器24を備えて
いる。
一方、機構部3は、X線発生部1及びX線検出部2の平面検出器21を被検体150の
体軸方向に相対的に移動させるために、天板17を被検体150の体軸方向に直線移動す
る天板移動機構32と、X線発生部1、X線検出部2及びこれらを保持するCアーム5を
被検体150の周囲で回動、あるいは体軸方向やこの体軸方向に直角な方向に移動するC
アーム回動・移動機構31と、Cアーム回動・移動機構31及び天板移動機構32を制御
するCアーム・天板機構制御部33を備えている。
そして、Cアーム・天板機構制御部33は、システム制御部10から供給される制御信
号に従い、被検体150の診断対象部位に対して所望の画像倍率を決定する管球−検出器
間距離(以下、SIDと呼ぶ。)を設定し、又、Cアーム回動・移動機構31を制御して
Cアーム5や天板17における回動及び移動の方向や大きさ、更には速度などを制御する
図2は、Cアーム回動・移動機構31によるX線発生部1及びX線検出部2の回動方向
と移動方向を説明するための図である。X線発生部1及びX線検出部2と、これらを回動
させるためのCアーム5及びCアーム回動・移動機構31の概略構成を示した図2におい
て、Cアーム5は、図のθ方向とφ方向に回動自在に保持されており、その両端部近傍に
はX線発生部1とX線検出部2が対向して設けられている。
そして、X線発生部1とX線検出部2は、Cアーム5のθ方向の回動により、被検体1
50の患部(例えば心臓)をX線ビームの回動中心(アイソセンタ)C0として頭部方向
(CRA)及び尾部方向(CAU)に回動を行なう。更に、X線発生部1とX線検出部2
は、Cアーム5のφ方向のスライドにより、被検体150の前記アイソセンタを中心とし
て、第1斜位方向(RAO)及び第2斜位方向(LAO)に対しても回動を行なう。即ち
、X線発生部1とX線検出部2は、Cアーム5のθ方向とφ方向の回動に伴うRAO,L
AO,CRA,CAUの各方向の回動によって、被検体150の任意の方向からのX線撮
影を可能としている。
又、Cアーム回動・移動機構31は、Cアーム5を被検体150の体軸方向(Y方向)
や、この体軸方向に直角な方向(X方向)に対しても移動を行ない、更に、X線発生部1
の図示しないX線管15とX線検出部2の図示しない平面検出器21との距離を制御する
ことによって所望の画像倍率を設定する。
図1に戻って、高電圧発生部4は、X線管15の陰極から発生する熱電子を加速するた
めに、陽極と陰極の間に印加する高電圧を発生させる高電圧発生器42と、システム制御
部10からの指示信号に従い、高電圧発生器42における管電流、管電圧、照射時間、照
射タイミング等のX線照射条件の制御を行なうX線制御部41を備えている。
次に、画像データ生成部7の画像データ記憶回路72は、投影データ生成部13から供
給されるX線投影データを順次保存して参照画像データを生成する参照画像データ記憶領
域と、投影画像データを生成する投影画像データ記憶領域と、参照画像データと投影画像
データを合成して生成した合成画像データを一旦保存する合成画像データ記憶領域を備え
ている。
一方、画像演算回路71は、所定の回動角度(撮影方向)に対して得られた参照画像デ
ータと透視画像データの撮影位置や撮像倍率が異なる場合には、これらの画像データの付
帯情報に基づいて参照画像データの画像シフトや拡大/縮小を行なう。
操作部9は、キーボード、トラックボール、ジョイスティック、マウスなどの入力デバ
イスや表示パネル、更には、各種スイッチ等を備えたインターラクティブなインターフェ
イスであり、被検体情報(被検体ID)や撮影部位(撮影対象臓器)の入力、X線照射条
件、撮影方向、撮像倍率(SID)、更には、撮影位置等の撮影条件の設定や撮影開始の
コマンド信号の入力を行なう。
又、表示部8は、画像データ生成部7の画像データ記憶回路72から供給される合成画
像データに対して、必要に応じて付帯情報である数字や文字などを合成して表示用データ
を生成する表示用データ生成回路81と、表示用画像データに対してD/A変換とTVフ
ォーマット変換を行なって映像信号を生成する変換回路82と、この映像信号を表示する
液晶、あるいはCRTのモニタ83を備えている。
そして、システム制御部10は、図示しないCPUと記憶回路を備え、操作部9から供
給される操作者のコマンド信号や撮影条件などの情報を一旦記憶した後、これらの情報に
基づいた参照画像データ及び透視画像データの収集や合成画像データの生成、更には、移
動機構に関する制御などシステム全体の制御を行なう。
(合成画像データの生成・表示手順)
次に、図1乃至図8を用い、本実施例のX線撮像システム100の装置動作と、このX
線撮像システム100による合成画像データの生成と表示の手順について述べる。尚、以
下では、被検体150の左冠状動脈に発生した完全閉塞部位(以下、閉塞部位)に対して
カテーテル治療を行なう場合を想定しており、造影剤を注入した右冠状動脈に対する参照
画像データの生成手順を図3のフローチャートで、又、この参照画像データと透視画像デ
ータによる合成画像データの生成・表示手順を図7のフローチャートを用いて説明する。
(参照画像データの生成)
先ず、操作者は右冠状動脈に対する参照画像データの収集に先立って、操作部9より被
検体IDを含む被検体情報を入力し、更にX線撮影における撮影条件を設定する。この撮
影条件には、後述する複数の撮影方向、撮像倍率を決定するSIDや画像データの中心位
置によって定義される撮影位置の初期値、撮影時相間隔(以下、撮影間隔)Tsが含まれ
ており、設定されたこれらの被検体情報や撮影条件はシステム制御部10の記憶回路に保
存される。
尚、上記撮影方向として、以下では図4に示した3種類の撮影方向を設定するが、撮影
方向の数や角度はこれらに限定されない。即ち、撮影方向1で示した第1の撮影方向をC
RA方向0度、RAO方向30度に設定し、撮影方向2で示した第2の撮影方向をCRA
方向30度、RAO方向30度に設定する。更に、撮影方向3で示した第3の撮影方向を
CRA方向0度、LAO方向60度に設定する(図3のステップS1)。
被検体情報の入力と撮影条件の設定が終了したならば、操作者は、被検体150の胸部
にECG電極11を装着する。更に、前記被検体150の鼠ケイ部(足の付け根)の血管
より図示しない造影剤注入用のカテーテルを挿入し、その先端部が右冠状動脈の起始部に
到達した時点でカテーテルの挿入を停止する(図3のステップS2)。
次に、操作者は、最初の撮影方向、即ち、上述の第1の撮影方向において参照画像デー
タを収集するためにCアーム5を所定の位置に設定するコマンド信号を操作部9より入力
する。そして、このコマンド信号を受信したシステム制御部10は、予め設定されている
第1の撮影方向に関する設定情報や初期設定済のSID及び撮影位置の設定情報に基づい
て、機構部3のCアーム・天板機構制御部33に制御信号を供給する。
次いで、Cアーム・天板機構制御部33は、Cアーム回転・移動機構31に対して上記
設定情報に対応した駆動信号を供給して撮影方向がCRA方向に0度、RAO方向に30
度になるようにCアーム5を回動し、更に、撮影位置が初期設定された座標(X0、Y0
)になるようにCアーム5を天板17と略平行な面内(図2のX−Y平面)において移動
する。又、このとき設定されたSIDや撮影位置が適当でない場合には、操作者は、操作
部9において上記X−Y面内でのCアーム5の移動やX線管15あるいは平面検出器21
の移動を行なうことによって撮影位置とSIDを更新する(図3のステップS3)。
第1の撮影方向に対するCアーム5の設定と撮影位置及びSIDの更新設定が終了した
ならば、操作者は、予め設定された量の造影剤を図示しないインジェクタを用いて右冠状
動脈内に注入し(図3のステップS4)、参照画像データを収集するための撮影開始コマ
ンド信号を操作部9より入力する(図3のステップS5)。
一方、ECG計測部6によってデジタル信号に変換されたECG電極11からの心電波
形を常時受信しているシステム制御部10は、例えば、上記撮影開始コマンド信号の受信
タイミングに後続して受信される心電波形の第1の最大値(第1のR波)を検出し、この
R波の受信時刻を基準に撮影間隔Ts(例えば、Ts=1/30秒)でX線撮影を行なっ
て時系列的な複数枚の参照画像データを生成する。
即ち、システム制御部10は、心電波形のR波の受信タイミングに同期させてX線撮影
のための駆動信号を高電圧発生部4のX線制御部41に供給する。この駆動信号を受信し
たX線制御部41は、既に設定されているX線照射条件に基づいて高電圧発生器42を制
御して高電圧をX線発生部1のX線管15に印加し、X線管15は、X線絞り器16を介
し被検体150に対してパルスX線を照射する。そして、被検体150を透過したX線は
、被検体150の後方に設けられたX線検出部2の平面検出器21によって検出される。
平面検出器21は、既に述べたように2次元配列された検出素子から構成されており、
検出素子は、被検体150を透過したX線を受信して、そのX線照射強度に比例した信号
電荷を電荷蓄積コンデンサに蓄積する。パルスX線の照射が終了すると、システム制御部
10からクロックパルスが供給されたゲートドライバ22は、平面検出器21に対して駆
動パルスを供給して前記電荷蓄積コンデンサに蓄積された信号電荷を時系列的に読み出す
読み出された信号電荷は、投影データ生成部13における電荷・電圧変換器23におい
て電圧に変換され、更に、A/D変換器24においてデジタル信号に変換された後、パラ
レル−シリアル変換されて画像データ生成部7の画像データ記憶回路72における参照画
像データ記憶領域に時相1の参照画像データとして保存される。
上記時相1における参照画像データの生成と保存が終了するタイミング、即ち、心電波
形の最初のR波から時間Ts後において、システム制御部10は、時相2における参照画
像データを収集するための指示信号をX線撮像システム100の各ユニットに供給し、得
られた時相2の参照画像データを前記画像データ記憶回路72の参照画像データ記憶領域
に保存する。以下、同様にして心電波形のR波から時間2Ts、3Ts、・・・・の時相
3、時相4・・・における参照画像データの生成と保存を行なう。この場合、被検体15
0の心拍周期が1秒ならば時相1乃至時相30における参照画像データが1心拍期間に収
集される(図3のステップS6)。
同様にして、システム制御部10は、ECG電極11とECG計測部6を介して被検体
150より心電波形の第2のR波及び第3のR波を受信したならば、これらのR波の各々
を基準にて設定された時相1乃至時相30において第1の撮影方向における参照画像デー
タを生成し、画像データ記憶回路72に保存する(図3のステップS6乃至ステップS7
)。
この第1の撮影方向(n=1)における参照画像データの収集を予め設定された期間T
c(例えば、Tc=3秒)の間行なったならば、システム制御部10は、X線撮影を中断
するための指示信号を高電圧発生部4のX線制御部41に供給して、被検体150に対す
るX線照射を中断する。即ち、第1の撮影方向に対する撮影期間Tcの間に時相1乃至時
相30の時系列的な参照画像データが3組収集される。
次に、システム制御部10は、予め設定されたSID及び撮影位置(X0,Y0)の設
定情報や第2の撮影方向の設定情報に基づいて、機構部3のCアーム・天板機構制御部3
3に制御信号を供給し、撮影方向がCRA方向に30度、RAO方向に30度になるよう
にCアーム5を回動すると共に、撮影位置が初期設定された座標(X0、Y0)になるよ
うにCアーム5を移動する。そして、操作者は、必要に応じて上述のSID及び撮影位置
の更新を行なう。
そして、第1の撮影方向の場合と同様にして、第1のR波乃至第3のR波を基準に設定
された時相1乃至時相30における参照画像データの生成と保存を行なう。同様にして、
第3の撮影方向をCRA方向に0度、LAO方向に60度になるようにCアーム5を設定
した状態で、心電波形の第1のR波乃至第3のR波を基準として設定された時相1乃至時
相30において参照画像データを生成し、第1の撮影方向及び第2の撮影方向において得
られた参照画像データと共に画像データ記憶回路72の参照画像データ記憶領域に保存す
る(図3のステップS3乃至ステップS8)。
図5は、上述の3つの撮影方向に対する参照画像データの収集方法を示したタイムチャ
ートであり、図5(a)は、撮影開始コマンド信号、図5(b)は、第1の撮影方向(n
=1)乃至第3の撮影方向(n=3)の撮影区間、図5(c)は心電波形、そして、図5
(d)は、心電波形の各R波を基準に設定された時相1乃至時相30における参照画像デ
ータP−1乃至P−30の撮影タイミングを示している。
一方、図6は、図3のステップS3乃至ステップS8を繰り返すことによって画像デー
タ記憶回路72の参照画像データ記憶領域に保存される参照画像データを模式的に示した
ものであり、第1の撮影方向乃至第3の撮影方向における参照画像データ群50−1乃至
50−3の各々は、心電波形の第1のR波乃至第3のR波を基準に得られた参照画像デー
タ群501−1乃至501−3、502−1乃至502−3、503−1乃至503−3
に分類される。更に、これらの参照画像データ群501−1乃至501−3、502−1
乃至502−3、503−1乃至503−3の各々は、時相1乃至時相30の参照画像デ
ータP−1乃至P−30から構成されている。そして、上述の参照画像データには、その
付帯情報として、被検体ID、撮影部位、撮影方向、更新後の撮影位置、更新後のSID
、及び時相が保存されている。
以上述べた手順によって右冠状動脈における参照画像データの収集が終了したならば、
画像データのS/Nを改善するために、画像データ生成部7の画像演算回路71は、画像
データ記憶回路72に保存されている同一撮影方向における参照画像データの中から、同
一時相の3枚の画像データを上述の付帯情報に基づいて抽出し、抽出したこれらの参照画
像データを加算合成した後、再度画像データ記憶回路72の参照画像データ記憶領域に保
存する。この加算合成により、画像データ記憶回路72には第1の撮影方向乃至第3の撮
影方向の各々における時相1乃至第時相30の参照画像データが夫々1枚ずつ保管される
(図3のステップS9)。
(透視画像データの生成)
次に、左冠状動脈に対して行なう透視画像データの生成手順について説明する。透視画
像データの収集に際して、操作者は、既に設定された撮影条件を必要に応じて変更を行な
ってもよいが、ここでは、説明を簡単にするために、3つの撮影方向の設定、SIDと撮
影位置の初期設定、及び撮影間隔の設定を参照画像データの収集の場合と同様に行なう。
次いで、操作者は、治療を行なうための微細なワイヤが一体化された治療用カテーテル
を被検体150の鼠ケイ部血管より挿入し、その先端部が左冠状動脈に到達した時点で治
療用カテーテルの挿入を一旦停止する。(図7のステップS11)。
そして、予め設定されている複数の撮影方向の中から所望の撮影方向(例えば、上述の
第1の撮影方向)を選択し、選択した撮影方向における透視画像データを収集するための
Cアーム設定コマンド信号を操作部9より入力する。このコマンド信号を受信したシステ
ム制御部10は、参照画像データの収集時に初期設定されたSIDや撮影位置(X0,Y
0)の設定データや第1の撮影方向の設定データに基づいて、機構部3のCアーム・天板
機構制御部33に制御信号を供給してCアーム5を回動・移動し、更に、必要に応じてS
IDや撮影位置の更新を行なう(図7のステップS12)。
第1の撮影方向の設定や撮影位置及びSIDの更新が終了したならば、操作者は、イン
ジェクタを用いて少量の造影剤を左冠状動脈内に注入し(図7のステップS13)、操作
部9より撮影開始のコマンド信号を入力する(図7のステップS14)。
一方、システム制御部10は、参照画像データの収集の場合と同様にして、上記撮影開
始コマンド信号の受信タイミングに後続して受信される心電波形の第1のR波を検出し、
このR波の受信時刻を基準に時相間隔Ts(Ts=1/30秒)で設定された各時相にお
ける透視画像データを順次生成する。そして、得られた透視画像データとその付帯情報で
ある撮影方向(CRA−0,RAO−30)、時相(時相1乃至時相30)、更新後の撮
影位置、及び更新後のSIDの各データを画像データ記憶回路72の透視画像データ記憶
領域に保存する(図7のステップS15)。尚、上記透視画像データの生成方法は、参照
画像データの場合と同様であるため詳細な説明は省略する。
(合成画像データの生成と表示)
次に、左冠状動脈に対して生成された透視画像データと、既に保存されている参照画像
データとから合成画像データを生成する手順について説明する。
画像データ生成部7の画像演算回路71は、時系列的に得られた複数の透視画像データ
とその付帯情報を順次読み出し、この付帯情報の撮影方向(CRA−0、RAO−30)
と撮影時相(時相1乃至時相30)に等しい付帯情報を有する参照画像データを画像デー
タ記憶回路72の参照画像データ記憶領域から抽出する(図7のステップS16)。そし
て、同一の撮影方向と撮影時相を有する参照画像データと透視画像データを合成すること
によって合成画像データを生成し、画像データ記憶回路72を介して表示部8に供給する
但し、上述の画像データの合成において、抽出された参照画像データの付帯情報におけ
る撮影位置やSIDが透視画像データと異なる場合、画像演算回路71は、これらの付帯
情報の差異に基づいて参照画像データの画像シフトあるいは拡大/縮小の補正を行なう。
表示部8の表示用データ生成回路81は、画像データ記憶回路72から供給された前記
合成画像データと、この合成画像データの付帯情報等を合成して表示用データを生成し変
換回路82に供給する。そして、変換回路82においてD/A変換とTVフォーマット変
換が行なわれた表示用画像データを表示部8のモニタ83に表示する。(図7のステップ
S17)。
以下、同様の手順によって時系列的に収集される第1の撮影方向における第2のR波以
降の透視画像データに対しても、上述のステップS15乃至ステップS17を繰り返すこ
とによって同一時相の参照画像データとの合成を行ない、得られた合成画像データを表示
部8に表示する。
以上述べたように、時系列的に略リアルタイムで得られる透視画像データと、予め保存
された参照画像データの中から選択された前記透視画像データと同一の撮影方向と時相を
有する参照画像データとが合成され、表示部8に表示される。この場合、各時相における
透視画像データの生成と、参照画像データとの合成は並行して行なうことができ、従がっ
て、合成画像データも略リアルタイムの動画像として表示することが可能となる。
図8は、参照画像データ201、透視画像データ203、そして表示部8のモニタ83
に表示される合成画像データ200の具体例を示したものであり、合成画像データ200
には、参照画像データ201による右冠状動脈202と透視画像データ203による左冠
状動脈204及び治療用のワイヤ208が合成されて表示されている。そして、左冠状動
脈204において閉塞部205がある場合には、この閉塞部205より末梢の血管206
には造影剤が注入されないため透視画像データ203では表示されない。一方、参照画像
データ201では、閉塞部205によって虚血状態になった心筋に対して右冠状動脈20
2の末梢部から側副血行路207が形成される。
この側副血行路207の新たな形成により、右冠状動脈系202より血管206に造影
剤が注入され、従がって、透視画像データ203において表示が不可能であった血管20
6は参照画像データ201によって表示が可能となる。このため、参照画像データ201
と透視画像データ203が合成された合成画像データ200を表示することによって、操
作者は閉塞部205の大きさや閉塞された血管の走行を把握することが可能となる。
一方、異なる方向からの撮影が必要な場合には、操作者は、予め設定されている撮影方
向の中から所望の撮影方向(例えば、第2の撮影方向あるいは第3の撮影方向)を選択し
、この撮影方向において上述のステップS12乃至ステップS17を繰り返すことによっ
て合成画像データの生成と表示を行なう(図7のステップS18)。
そして、操作者は、表示部8に表示された合成画像データ200を観察しながら閉塞部
205に対して治療用のワイヤを挿入し治療を行なう(図7のステップS19)。
以上述べた第1の実施例によれば、略同一の撮影方向と時相において得られた治療対象
の血管系(第2の血管系)に対する透視画像データと、他の血管系(第1の血管系)に対
する参照画像データを合成表示することができるため、診断及び治療の効率が大幅に向上
し、操作者の負担を軽減することができる。特に、合成された画像における前記第2の血
管系は略リアルタイムで表示することが可能となるため正確な治療が可能となる。
次に、本発明の第2の実施例について図9を用いて説明する。
この第2の実施例の特徴は、被検体150の体動等の理由により参照画像データと透視
画像データの間で画像データ間のズレ(以下、画像間ズレと呼ぶ。)が発生した場合、こ
れらの画像データに対してパターンマッチングを行なうことによって画像間ズレの検出と
補正を行なうことにある。
第2の実施例におけるX線撮像システム100は、上述の第1の実施例と略同様の装置
構成と画像データ生成手順を有する。そして、図7に示したフローチャートの合成画像デ
ータの生成と表示(ステップS17)において、画像データ生成部7における画像演算回
路71は、透視画像データと参照画像データとの画像間ズレを検出し、得られた検出結果
に基づいて合成画像データの生成を行なう。
即ち、画像演算回路71は、略リアルタイムで収集される所望の撮影方向の透視画像デ
ータと同一の撮影方向と時相を有する参照画像データを画像データ記憶回路72から抽出
し、得られた参照画像データと前記透視画像データとの間で画像間演算を行なう。ここで
は、2つの画像データに対して相関処理を行なって画像間ズレを検出する方法につき図9
を用いて説明する。
図9(a)において、参照画像データの画素(p、q)における信号強度をA(p、q
)、透視画像データの画素(p、q)における信号強度をB(p、q)とすれば、これら
の画像データ間の相互相関係数αAB(k、s)は次式(1)によって求めることができ
る。
Figure 2005137798
上式(1)の相互相間演算の結果、図9(b)に示すようにk=k1においてγAB
k、s)が最大値をもつ場合には画像がp方向(水平方向)にk1だけズレていることを
示す。ここで特に重要なのはp方向における画像間ズレであり、この画像間ズレは、上記
ピクセル数k1に1ピクセルの大きさを乗ずることによって算出される。但し、図9(b
)では、説明を簡単にするためにp方向の画像間ズレについてのみ示したが、実際にはp
方向とq方向(垂直方向)について演算を行ない、画像間ズレの方向と大きさを検出する
次いで、画像演算回路71は、検出された画像間ズレに基づいて前記参照画像データの
位置を補正した後、透視画像データとの合成を行なう。
尚、上述の画像間演算を短時間で行なうために、参照画像データと透視画像データのい
ずれにおいても表示可能な部位(例えば、骨格やステントあるいはペースメーカ)の画像
データに所望の大きさの関心領域を設定し、この関心領域内において上述の画像間演算を
行なうことが好適である。このとき、設定された夫々の関心領域が重ならない場合、ある
いは重なる領域が予め設定された値より小さい場合には、関心領域の再設定を要求する警
告信号を発生してもよい。
以上述べた第2の実施例によれば、第1の実施例と同様にして診断及び治療の効率が大
幅に向上し、操作者の負担を軽減することができる。又、参照画像データの収集に要する
期間が短縮され、被検体に与えるリスクや負担が軽減される。更に、被検体の体動等によ
る画像間ズレに対しても、画像間演算を用いることによって補正が可能となるため、正確
な合成画像データを生成することが可能となる。
以上、本発明の実施例について述べてきたが、本発明は上述の実施例に限定されるもの
では無く、変形して実施することが可能である。例えば、上述の実施例では、冠状動脈に
おけるカテーテル治療を目的としたX線撮像システムについて説明したが、腹部臓器など
他の診断・治療部位に適用されるX線撮像システムであってもよい。尚、呼吸性の動きが
無視できない場合には、被検体に装着した呼吸センサの信号に基づいて、同一時相におけ
る参照画像データと透視画像データの合成を行なうことができる。
又、参照画像データを収集するための造影剤注入用カテーテルと治療用カテーテルを被
検体に同時に挿入してもよい。この場合、被検体の負担とリスクは増大するが診断・治療
効率を更に改善することができる。
更に、ステップS3とステップS4、あるいはステップS12とステップS13に示し
た撮影方向の設定及び撮影位置等の更新と造影剤の注入は順番を替えてもよく、血管内に
造影剤が十分残留している場合には造影剤の注入を省略してもよい。又、透視画像データ
を収集する際、カテーテルや治療用のワイヤなどの表示が可能であれば造影剤の注入は必
ずしも必要としない。尚、治療用カテーテルに設けられた治療器具は上述のワイヤに限定
されない。
一方、撮影位置の設定は、Cアームの移動によって行なう場合について述べたが、被検
体の体軸方向の移動は天板によって行なってもよい。又、上記ステップS3の撮影位置や
SIDの更新において、これらを設定するためのX線撮影を追加し、このとき得られる画
像データに基づいて前記撮影位置及びSIDを更新してもよい。
又、上述の実施例では、S/Nを改善するために同一時相で得られた複数の参照画像デ
ータを加算合成する場合について述べたが、前記複数の参照画像データの中から血管内に
おける造影剤の残留量が最も多い参照画像データを選択してもよい。この場合、画像デー
タの各画素における輝度値を全画素に渡って積算することによって最適な参照画像データ
を選択することができる。
ところで、透視画像データに対して同一の時相を有した参照画像データがない場合には
、前後の時相において得られた複数の参照画像データから生成された補間画像データを新
たな参照画像データとして用いてもよい。更に、画像データ生成部の画像演算回路におい
て生成される合成画像データは、前記画像データ生成部の回路動作速度が十分に速い場合
には画像データ記憶部に保存することなく表示部に直接供給してもよい。
尚、本発明において設定される撮影方向数、撮影間隔、撮影方向切り換え間隔Tc、画
像データの付帯情報、更には画像間ズレ検出を目的とした画像間演算方法は上述の実施例
に限定されるものではない。
本発明の第1の実施例におけるX線撮像システムの全体構成を示すブロック図。 同実施例におけるX線発生部及びX線検出部の回動方向と移動方向を説明するための図。 同実施例における参照画像データの生成手順を示すフローチャート。 同実施例において設定される撮影方向の具体例を示す図。 同実施例における参照画像データの収集方法を示すタイムチャート。 同実施例における画像データ記憶部に保存される参照画像データの模式図。 同実施例における参照画像データと透視画像データの合成表示手順を示すフローチャート。 同実施例における参照画像データ、透視画像データ、及び合成画像データの具体例を示す図。 本発明の第2の実施例における画像間演算の説明図。
符号の説明
1…X線発生部
2…X線検出部
3…機構部
4…高電圧発生部
5…Cアーム
6…ECG計測部
7…画像データ生成部
8…表示部
9…操作部
10…システム制御部
11…ECG電極
13…投影データ生成部
15…X線管
16…X線絞り器
17…天板
21…平面検出器
22…ゲートドライバ
23…電荷・電圧変換器
24…A/D変換器
31…Cアーム回動・移動機構
32…天板移動機構
33…Cアーム・天板機構制御部
41…X線制御部
42…高電圧発生器
71…画像演算回路
72…画像データ記憶回路
81…表示用データ生成回路
82…変換回路
83…モニタ
100…X線撮像システム
150…被検体

Claims (14)

  1. 被検体に対してX線を照射するX線発生手段と、
    このX線発生手段から照射されたX線を検出するX線検出手段と、
    前記X線発生手段と前記X線検出手段によるX線撮影の撮影方向を設定する撮影方向設定
    手段と、
    造影剤を注入した前記被検体の第1の血管系に対して前記撮影方向設定手段が設定する複
    数の撮影方向において得られたX線投影データに基づいて複数の参照画像データを生成す
    る参照画像データ生成手段と、
    生成された前記複数の参照画像データを保存する画像データ記憶手段と、
    前記被検体の第2の血管系に対して前記撮影方向設定手段が設定する所望の撮影方向にお
    いて得られたX線投影データに基づいて透視画像データを生成する透視画像データ生成手
    段と、
    前記画像データ記憶手段によって保存された前記複数の参照画像データの中から、前記透
    視画像データの前記所望の撮影方向と略同一の撮影方向における参照画像データを抽出す
    る画像データ抽出手段と、
    この画像データ抽出手段によって抽出された前記参照画像データと前記透視画像データを
    合成する画像データ合成手段と、
    合成された前記参照画像データと前記透視画像データを表示する表示手段を
    備えたことを特徴とするX線撮像システム。
  2. 被検体に対してX線を照射するX線発生手段と、
    このX線発生手段から照射されたX線を検出するX線検出手段と、
    前記X線発生手段と前記X線検出手段によるX線撮影の撮影方向を設定する撮影方向設定
    手段と、
    造影剤を注入した前記被検体の第1の血管系に対して前記撮影方向設定手段が設定する複
    数の撮影方向において得られたX線投影データに基づいて複数の時系列的な参照画像デー
    タを生成する参照画像データ生成手段と、
    生成された前記複数の時系列的な参照画像データを保存する画像データ記憶手段と、
    前記被検体の第2の血管系に対して前記撮影方向設定手段が設定する所望の撮影方向にお
    いて得られたX線投影データに基づいて時系列的な透視画像データを生成する透視画像デ
    ータ生成手段と、
    前記画像データ記憶手段によって保存された前記複数の時系列的な参照画像データの中か
    ら前記透視画像データ画像と略同一の撮影方向及び時相における参照画像データを抽出す
    る画像データ抽出手段と、
    この画像データ抽出手段によって抽出された前記参照画像データと前記透視画像データを
    合成する画像データ合成手段と、
    合成された前記参照画像データと前記透視画像データを表示する表示手段を
    備えたことを特徴とするX線撮像システム。
  3. 前記撮影方向設定手段は、前記X線発生手段と前記X線検出手段を支持するCアームの
    回動あるいは移動の少なくとも何れかによってX線撮影方向を設定することを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載したX線撮像システム。
  4. 前記被検体の心電波形を計測する心電波形計測手段を備え、前記時系列的な参照画像デ
    ータ及び前記時系列的な透視画像データの時相は、前記心電波形計測手段によって計測さ
    れた心電波形に基づいて設定されることを特徴とする請求項2記載のX線撮像システム。
  5. 前記被検体の呼吸波形を計測する呼吸モニタを備え、前記時系列的な参照画像データ及
    び前記時系列的な透視画像データの時相は、前記呼吸モニタによって計測された呼吸波形
    に基づいて設定されることを特徴とする請求項2記載のX線撮像システム。
  6. 前記画像データ抽出手段は、前記参照画像データ及び前記透視画像データの撮影条件に
    基づいて前記参照画像データの抽出を行なうことを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載したX線撮像システム。
  7. 前記画像データ合成手段は、前記透視画像データとこの透視画像データに対して前記画
    像データ抽出手段が抽出した参照画像データとの画像間ズレを検出する画像ズレ検出手段
    を備え、この画像ズレ検出手段の検出結果に基づいて画像データ間の位置補正を行ない画
    像合成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したX線撮像システム。
  8. 前記画像ズレ検出手段は、パターンマッチング法によって参照画像データと透視画像デ
    ータとの画像間ズレを検出することを特徴とする請求項7記載のX線撮像システム。
  9. 前記画像データ合成手段は、前記透視画像データの撮像倍率とこの透視画像データに対
    して前記画像データ抽出手段が抽出した参照画像データの撮像倍率が異なる場合には、い
    ずれか一方の画像データに対して拡大/縮小の補正を行ない画像合成することを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載したX線撮像システム。
  10. 前記透視画像データ生成手段は、前記被検体の第2の血管系に対する透視画像データを
    略リアルタイムで生成することを特徴とする請求項2記載のX線撮像システム。
  11. 前記表示手段は、前記画像データ合成手段が合成した前記参照画像データと透視画像デ
    ータを動画像として表示することを特徴とする請求項2記載のX線撮像システム。
  12. 前記透視画像データ生成手段は、前記第2の血管系に対する治療と略並行して透視画像
    データの生成を行なうことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したX線撮像システ
    ム。
  13. 造影剤を注入した被検体の第1の血管系に対して複数の撮影方向から複数の参照画像デ
    ータを生成して保存するステップと、
    前記被検体の第2の血管系に対して所望の撮影方向から透視画像データを生成するステッ
    プと、
    前記複数の参照画像データの中から前記透視画像データの撮影方向と略同一の撮影方向に
    おける参照画像データを抽出するステップと、
    抽出された前記参照画像データと前記透視画像データを合成するステップと、
    合成された前記参照画像データと前記透視画像データを表示するステップを
    有することを特徴とするX線画像データ表示方法。
  14. 造影剤を注入した被検体の第1の血管系に対して複数の撮影方向から複数の時系列的な
    参照画像データを生成して保存するステップと、
    前記被検体の第2の血管系に対して所望の撮影方向から時系列的な透視画像データを生成
    するステップと、
    前記複数の時系列的な参照画像データの中から前記透視画像データと略同一の撮影方向及
    び時相における参照画像データを抽出するステップと、
    抽出された前記参照画像データと前記透視画像データを合成するステップと、
    合成された前記参照画像データと前記透視画像データを表示するステップを
    有することを特徴とするX線画像データ表示方法。
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