JP2005078106A - 情報配信方法、及び、デジタル放送データコンテンツ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】放送局10から、電子メール配信条件を入力するための入力画面情報を放送し、表示装置52で表示し、セットトップボックス51で入力された電子メール配信条件をセンタサーバ31を介して情報管理サーバ12で受け付け、前記受け付けた電子メール配信条件にしたがってメール配信サーバ14から電子メール受信装置53で電子メールを送信する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報配信方法、及び、デジタル放送データコンテンツに関する。
【0002】
【従来の技術】
スポーツ中継などの生放送は、テレビなどを視聴することによって情報を得ている。
【0003】
また、放送局などが運営するWEB上で情報を得ることも可能である。この時には、視聴者が放送中にURL等を手書きで記録し、記録した情報に基づいて視聴者がURL入力して情報を閲覧したり、視聴者自身の電子メールアドレスをメーリングリストに登録したりして情報の配信を受けている(例えば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−203035号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
全ての視聴者が中継中にテレビを視聴することは、日常生活の中で不可能な場合がある。
【0006】
そういった状況下でインターネットを利用した情報提供が重要となるが、番組中に告知されるURL等の情報の手書きは視聴者に少なからぬ負担であり、誤記する場合もある。
【0007】
電子メールを読むことは可能であるが、キーボード使ったURLや電子メールアドレスなどの文字入力が苦手な視聴者も存在する。
【0008】
また、携帯端末でのURLの入力やメーリングリストへの登録手続きが複雑で面倒である。
【0009】
これらを鑑みテレビを視聴中に、視聴者自身の電子メール装置へ欲しい情報を簡単な操作で配信することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するにあたり、デジタルデータ放送により放送端末装置に電子メール送信条件の設定機能を実現させ、リモコンによる簡単な操作でテレビ放送とリンクした情報を視聴者に提供しようとするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1に、実施の形態に係るデジタル放送システムの全体構成を示す。
【0012】
デジタル放送局10は、テレビ放送番組(本編番組)やデータ放送番組を構成するデジタルデータを、MPEG2−TSを利用したデジタル伝送方式で、アンテナ70から衛星80を介して放送する。データ放送データは、画像データ(静止画/動画)、文字データ、音声データ、制御プログラム(スクリプト)などにより構成される。
【0013】
デジタル放送局10は、電子メール配信条件を入力するための入力画面情報をアンテナ70からセットトップボックス51に放送し、セットトップボックス51で入力された電子メール配信条件を情報管理サーバ12で受け付け、前記受け付けた電子メール配信条件にしたがってメール配信サーバ14から電子メールを送信する情報配信方法を実行する。
【0014】
視聴者の放送端末装置であるセットトップボックス(受信機)51で復調された映像、音声とデータ放送は放送番組として視聴者の表示装置52で表示される。
【0015】
セットトップボックス51は、接続された回線(公衆回線またはインターネット回線など)40を利用して、放送局10の双方向センタ30と通信を行なう。
【0016】
双方向センタ30のセンタサーバ31では、各視聴者のセットトップボックス51からの通信を着信する複数のポートを備え通信を行なう。また、センタサーバ31と放送局10の情報管理サーバ12は、回線(専用回線またはインターネット回線など)20経由で、接続されている。
【0017】
放送局10のメール配信サーバ14は、インターネット回線60に接続されおり、電子メールの送信が可能となっている。
【0018】
視聴者の電子メール受信機53は、インターネット60に接続されており、電子メールの受信が可能となっている。
【0019】
放送局10から、電子メール配信条件を入力するための入力画面情報を放送し、表示装置52で表示し、セットトップボックス51で入力された電子メール配信条件をセンタサーバ31を介して情報管理サーバ12で受け付け、前記受け付けた電子メール配信条件にしたがってメール配信サーバ14から電子メール受信装置53で電子メールを送信する。
【0020】
図2に、実施の形態に係るデジタル放送送信装置(放送装置)11の内部構成を示す。
【0021】
映像音声データ制作装置101で制作された放送の本編は、映像音声データ保持装置102にデジタルデータ形式(MPEG2等)で蓄積される。
【0022】
データ放送用コンテンツであるBML(Broadcasting Markup Language)は、データ放送制作装置111で制作され、データ放送保持装置113にデジタルデータ形式蓄積される。保持されているデータ放送用データは、データ放送更新装置112により放送中に逐次更新可能である。
【0023】
予めスケジュールされた放送情報によって、映像音声データ保持装置102とデータ放送保持装置113に蓄積されている各番組データは、多重化装置121を介して1つのデジタルデータ形式となり変調装置122および送信装置123により電波として送信される。
【0024】
図3に、実施の形態に係るデジタル放送受信装置(セットトップボックス)51のハードウェア構成を示す。
【0025】
図示しないアンテナより受信した電波は、チューナ部201で選局され復調部202で映像(本編映像)データと音声(本編音声)データ、データ放送用データ(BMLコンテンツ)などに分離される。
【0026】
映像(本編映像)データ(MPEG2等)は、映像・信号処理部204でデコードされ、映像信号として出力される。
【0027】
音声(本編音声)データ(MPEG2−AAC等)は、音声処理部203でデコードされ、音声信号として出力される。
【0028】
データ放送用データ(BMLコンテンツ)は、RAM209上に展開され、セットトップボックス51上のROM208に格納されているブラウザプログラムによってCPU205上で実行される。
【0029】
セットトップボックス51は、外部入出力インターフェース207により、リモコン220からの信号を受信して、データ放送の制御プログラム(スクリプト)に記述された処理を実行する。
【0030】
ブラウザによって処理されたデータ放送の画像は、映像・信号処理部204で映像(本編映像)と合成処理を行なった上で、映像信号として出力される。同様にブラウザによって処理されたデータ放送の音声も音声処理部203で音声(本編音声)と合成され音声信号として出力される。
【0031】
出力された映像信号と音声信号は、表示装置(一般的なテレビジョン受信機)52で視聴可能となる。
【0032】
セットトップボックス51と表示装置(テレビジョン受信機)52の構成を示しているが、セットトップボックス51の機能を内蔵したテレビジョン受信機であってもよい。
【0033】
また、内蔵されているModem206により公衆回線40経由双方向センター30との通信を行なう。
【0034】
図9に、セットトップボックス51の処理フローを示す。この処理フローは、RAM209上に展開され、ROM208に格納されているブラウザプログラムによってCPU205により実行されるプログラムであるデータ放送用データ(BMLコンテンツ)の一部を示す。このデータ放送用データ(BMLコンテンツ)は、データ放送製作装置111により製作され、データ送信装置123から送信され、チューナ201受信され、RAM209上に展開される。
【0035】
視聴者が操作するリモコン220で、データ放送データコンテンツがブラウザにより処理され、表示装置52に図4のような画面を表示する(S301)。この時、テレビジョン本編映像は左上部分401に縮小表示となり、メールの配信条件を選択するボタン402、403、404が表示される。
【0036】
メール配信の条件設定(ボタン402、403、404)をリモコン操作で選択すると(S302)、選択されたその条件で図5の配信開始終了日指定、図6の配信日と試合指定、図7のチーム指定などの次画面が画面される。ここで、チームは、対象が、高校野球であれば、高校名である。
【0037】
各画面で配信条件と配信先の電子メールアドレスをリモコンによって入力する(S303、S304)。
【0038】
入力された配信条件と電子メールアドレスは、妥当性のチェックを受ける(S305)。
【0039】
チェック内容がOKであれば双方向センタ30に回線を接続し、入力された配信条件等を電文として送信する(S306)。
【0040】
双方向センタ30では、視聴者宅のセットトップボックス51からの通信を受付け、予め登録されている会員情報と照合の後に要求電文を受け付ける。
【0041】
受け付けられた要求電文は、放送局10の情報管理サーバ12に送信され、視聴者の電子メールアドレスや配信日時などの条件を配信情報データベース13に図8で示すようなデータベース構成で格納する。
【0042】
以上のように、図9は、電子メール配信条件を入力するための入力画面を生成し(S301)、入力された電子メール配信条件をサーバに送信する(S306)デジタル放送データコンテンツである。
【0043】
図5、図6、図7の配信条件の入力項目内容は、あくまでも一例であり、他の条件も付け加えることも可能である。同様に図8で示したデータベース構成も一例である。
【0044】
図10に、メール配信サーバ14の処理フローを示す。メール配信サーバ14は、周知のコンピュータの構成を有し、図3のCPU205、Modem206、ROM208、RAM209などを含む。この処理フローは、メール配信サーバ14のROM208に格納され、CPU205により実行されるプログラムの一部を示す。
【0045】
不図示の入力端末から、試合終了、イニング終了、得点のデータなどのデータが入力された時に、放送局10のメール配信サーバ14は、図8で示したデータベース構成に相当する配信属性(配信日時やチーム番号、送信タイミングなど)と、送信される電子メールの本文(チーム名、得点、試合結果など)によって構成されている(配信されるメールの)元情報を作成し、1件の(配信されるメールの)元情報に対して、以下の処理を行なう。
【0046】
(配信されるメールの)元情報を読み込み、その中から配信属性(配信日時やチーム番号、送信タイミングなど)を抽出する(S401)。
【0047】
抽出した配信属性(配信日時やチーム番号、送信タイミングなど)をキーとして、配信情報データベース13を検索し、該当レコードのE(電子)メールアドレスを抽出する(S402)。配信情報データベース13には、セットトップボックス51から登録されたメール配信条件やメールアドレスが登録されている。
【0048】
元情報の中の電子メール本文を、抽出したE(電子)メールアドレスに対して電子メールとして送信する(S403)。
【0049】
したがって、(配信されるメールの)元情報の配信属性(配信日時、チーム、配信タイミング)が、セットトップボックス51から登録されたメール配信条件(配信タイミング、配信開始終了日、配信日と試合、チームなど)にあっていれば、セットトップボックス51から登録されたメールアドレスに、チーム名、得点、試合結果などを含むメールを配信する。すなわち、セットトップボックス51から登録されたメール配信設定で設定されたメール配信開始終了日、設定された試合、設定されたチームの試合結果、途中経過を、セットトップボックス51から登録されたメール配信設定で設定された配信タイミング(試合終了時、イニング毎、得点時)に、対応して登録されているアドレスに、電子メールで配信する。
【0050】
この処理を該当するレコードがなくなるまで繰り返す(S404)。
【0051】
メール配信サーバ14によって送信された電子メールは、インターネット60を介して視聴者の電子メール受信装置53に配信され、視聴者は情報を得ることが出来る。
【0052】
【発明の効果】
視聴者の誰もが簡単にメールによるリアルタイムな情報を入手できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るデジタル放送システムの全体構成を示す図である。
【図2】実施の形態に係るデジタル放送送信装置の内部構成を示す図である。
【図3】実施の形態に係るデジタル放送受信装置(セットトップボックス)のハードウェア構成を示す図である。
【図4】視聴者の表示装置に配信条件を選択する画面の一例を示す図である。
【図5】視聴者の表示装置に配信開始終了日時を指定して入力する画面の一例を示す図である。
【図6】視聴者の表示装置に配信日時と試合を指定して入力する画面の一例を示す図である。
【図7】視聴者の表示装置にチームを指定して入力する画面の一例を示す図である。
【図8】視聴者からに送信されたデータを配信情報データベースに格納したデータの一例を示す図である。
【図9】視聴者の表示装置(セットトップボックス)内での処理を示すフローチャートである。
【図10】メール配信サーバ内での処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 放送局
14 メール配信サーバ
51 セットトップボックス
53 電子メール受信装置
Claims (2)
- 電子メール配信条件を入力するための入力画面情報を放送し、
入力された電子メール配信条件を受け付け、
前記受け付けた電子メール配信条件にしたがって電子メールを送信する情報配信方法。 - 電子メール配信条件を入力するための入力画面を生成し、入力された電子メール配信条件をサーバに送信するデジタル放送データコンテンツ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003209514A JP2005078106A (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | 情報配信方法、及び、デジタル放送データコンテンツ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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JP2005078106A true JP2005078106A (ja) | 2005-03-24 |
JP2005078106A5 JP2005078106A5 (ja) | 2006-08-03 |
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JP2003209514A Pending JP2005078106A (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | 情報配信方法、及び、デジタル放送データコンテンツ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100763796B1 (ko) | 2005-07-11 | 2007-10-05 | 에이티 앤드 티 날리지 벤처스, 엘. 피. | 셋톱박스로부터 사진을 전송하기 위한 시스템 및 방법 |
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2003
- 2003-08-29 JP JP2003209514A patent/JP2005078106A/ja active Pending
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