JP2004302303A

JP2004302303A - Device, method and program for embedding electronic watermark

Info

Publication number: JP2004302303A
Application number: JP2003097162A
Authority: JP
Inventors: Tomohiko Masutani; 知彦桝谷; Tomoko Arita; 知子有田; Shinsuke Matsuo; 信介松尾
Original assignee: Zenrin Co Ltd
Current assignee: Zenrin Co Ltd
Priority date: 2003-03-31
Filing date: 2003-03-31
Publication date: 2004-10-28
Anticipated expiration: 2023-03-31
Also published as: JP4213980B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an electronic watermark embedding device capable of performing electronic watermark embedding processing without degrading the quality of a map. <P>SOLUTION: The electronic watermark embedding device 1 for embedding an electronic watermark within map data containing ground objects and attributes of the ground objects written in any of alphabetic characters, numeric characters, or Japanese characters is provided with: a map data referring means 12 for referring to the map data, an electronic watermark pattern data referring means 13 for referring to a plurality of prepared electronic watermark pattern data having the same meaning but different in notation when the attribute is written, and an electronic watermark embedding means 14 for embedding the electronic watermark within the map data by using the map data referring means 12 and the electronic watermark pattern data referring means 13. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地物と前記地物に関し英字、数字、文字のいずれかで表記される属性を含む地図データに対して電子透かしを埋め込む電子透かし埋込装置、および、電子透かし埋込方法、ならびに、電子透かしを埋め込むためのコンピュータプログラムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、地図データに対し電子透かしを埋め込む方法としては、例えば（特許文献１）に記載されたものが知られている。この（特許文献１）では、電子透かしを埋め込む方法として、オリジナルの地図データに対し、地物を示す図形の位置をずらすとか、一つの地物を示す図形と他の地物を示す図形とを重ねることなど、ベクトルデータの座標や位相を変更する技術が記載されている。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００２−２４８４４号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
従来の地図データの電子透かしは、ベクトルデータの座標や位相を変更するため、地図としての正確性を損なうばかりでなく、第三者に容易に解析される虞があった。また、属性を示すプレーンテキストの不正複製に対しては、適用できなかった。
【０００５】
本発明は、上記問題に鑑み、地図としての品質を保ちつつ、第三者に容易に解析されない電子透かしを地図データに埋め込むための電子透かし埋込装置、および、電子透かし埋込方法、ならびに、コンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題の少なくとも一部を解決するために、請求項１は、地物と、前記地物に関し英字、数字、文字のいずれかで表記される属性とを含む地図データに対して電子透かしを埋め込む電子透かし埋込装置であって、前記地図データを参照する地図データ参照手段と、前記属性を表記するに際し、意味が略同一でかつ表記が異なる電子透かしパターンデータを参照する電子透かしパターンデータ参照手段と、前記地図データ参照手段および前記電子透かしパターンデータ参照手段を用いて、前記地図データに対して電子透かしを埋め込む電子透かし埋込手段と、を備える。
【０００７】
ここで、地物とは、建造物（家屋、店舗、ビルディング、バス停など）、道路（高速、国道、県道、一般道など）などの人工的に造られた人工物や、山、川、草、木などの自然物が相当する。また、属性とは、地物に関して地図情報として記録されるべき種々の情報が含まれる。例えば、地物が建造物である場合には、建造物の名称、住所（地番、戸番含む）、居住者（姓名または事業所名）、高さ（階数含む）などに関する情報が相当する。また、地物が道路である場合には、道路の名称、種別（高速、国道、県道、一般道）、道路幅、車線数、交差点名称に関する情報が相当する。
【０００８】
地図データ参照手段は、地図データを参照する。ここで、地図データとは、地物と、地物に関し英字、数字、文字のいずれかで表記される属性とを含むものであれば、用途に限定はなく、いわゆる住宅地図データ、市街地図データ、地形地図データ、地勢地図データ、道路地図データ（カーナビゲーション用地図を含む）、観光案内地図データその他であってもよい。また、データの形式（フォーマット）に限定はなく、ＤＸＦ形式その他であってもよい。さらに、地図データは、ディスプレイに表示される場合、拡大・縮小したり、移動・回転できれば、より好ましい。地図の表現方法は、二次元、三次元どちらでも構わない。その他、鳥瞰図であってもよい。
【０００９】
また、地図データは、本電子透かし埋込装置内一体に構成しても、別体に構成しても良い。別体に構成した場合には、両者をネットワークで接続した構成とすることが可能である。ネットワークは、典型的には、インターネットであるが、インターネットに限らず、ＬＡＮ（ＬｏｃａｌＡｒｅａＮｅｔｗｏｒｋ）や専用線によるネットワークなど、限定的なものであってもよい。ネットワークは、有線または無線により通信させる構成を採ることができる。
【００１０】
電子透かしパターンデータ参照手段は、電子透かしパターンデータを参照する。ここで、電子透かしパターンデータとは、属性を表記するに際し、意味が略同一でかつ表記が異なる電子透かしのパターンに関する情報である。たとえば、属性が英字で表される場合、「ＴＡＮＡＫＡ」と「Ｔａｎａｋａ」、「Ａビル」と「ａビル」のように大文字と小文字を置き換えたり、「ＴＡＮＡＫＡ」と「ＴＡＮＡＫＡ」、「Ａビル」と「Ａビル」のように全角と半角を置き換えることが相当する。また、属性が数字で表される場合、「１０」と「１０」のように全角と半角を置き換えたり、「４１」と「四十一」と「四一」のようにアラビア数字と漢数字とローマ数字を置き換えることが相当する。
【００１１】
また、属性が文字で表される場合には、「田中」と「たなか」と「タナカ」と「ＴＡＮＡＫＡ」のように、漢字と平仮名と片仮名と英字を互いに置き換えたり、「田中恭一」と「田中」のように、姓名のうち名を省略したり、「田中恭一」と「田中恭一」のように、姓と名との間に空白（スペース）を挿入したり、「佐々木」と「佐佐木」のように、繰り返し文字を使用したものとしないものとを置き換えたりすることが相当する。また、「阿佐が谷」と「阿佐ヶ谷」、「一瀬」と「一ノ瀬」、「通り」と「通」のように、送り仮名を変更、追加、省略したり、「インターネット」と「インタネット」、「マシーン」と「マシン」のように、長音符を省略したりすることも含まれる。さらに、「ウイスキー」と「ウヰスキー」、「ラジオ」と「ラヂオ」のように、現日本語表記と旧外来語表記を互いに置き換えることも含まれる。その他、「駐車場」と「パーキング」と「Ｐ」を互いに置き換えること、「トイレ」と「御手洗」と「ＷＣ」を互いに置き換えることも含まれる。
【００１２】
なお、電子透かしパターンデータは、地図データと同様に、本電子透かし埋込装置内一体に構成しても、別体に構成してもよい。別体に構成した場合には、両者をネットワークで接続した構成とすることが可能である。ネットワークは、典型的には、インターネットであるが、インターネットに限らず、ＬＡＮ（ＬｏｃａｌＡｒｅａＮｅｔｗｏｒｋ）や専用線によるネットワークなど、限定的なものであってもよい。ネットワークは、有線または無線により通信させる構成を採ることができる。
【００１３】
電子透かし埋込手段は、地図データ参照手段および電子透かしパターンデータ参照手段を用いて、地図データに対して電子透かしを埋め込む。
【００１４】
電子透かしを埋め込みは、英字、数字、文字などで表される属性に対して行なわれ、例えば、地物が建造物である場合には、建造物の名称、住所（地番、戸番含む）、居住者（姓名または事業所名）、高さ（階数含む）などに関する情報に対してであり、また、地物が道路である場合には、道路の名称、種別（国道、県道、一般道）、道路幅、車線数、交差点名称に対してである。埋め込み数は、単数であってもいいし、複数であってもよい。複数である場合、たとえば、複数箇所の建造物の名称を対象とする方法や、建造物の名称、居住者名、道路の名称を一つを対象とする方法、それら両者を組み合わせる方法などを採用することができる。埋め込み数が複数である場合、第三者に容易に解析されないというメリットがある。
【００１５】
また、電子透かしを埋め込みは、上記属性のうち、通常表示されるものに対してであってもよいし、通常表示されずに特殊な操作をした場合に表示されるものに対してであっても、どちらでも構わない。後者の例としては、たとえば、地図データが住宅地図データの場合、いわゆる別記（建物がマンションのように多層階である場合は、居住者の一覧などを別ウィンドウで表示）といわれる情報が相当し、この場合、第三者に容易に解析されないというメリットがある。
【００１６】
請求項１の発明によれば、地図としての品質を保ちつつ、第三者に容易に解析されない電子透かしを地図データに埋め込むための電子透かし埋込装置を提供することができる。
【００１７】
なお、電子透かしが埋め込まれた地図データの提供方法は、フレキシブルディスクやＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤなどの記録媒体に記録して行なってもよいし、記録媒体を介することなく、インターネットなどのネットワークを介して配信するようにしてもよい。後者の場合、電子透かしの埋め込み方法として、利用者から地図配信の要求があったとき、配信する地図データに対し動的に電子透かしを埋め込む構成を採用することができる。
【００１８】
請求項２に記載の電子透かし埋込装置は、請求項１に記載の電子透かし埋込装置において、電子透かし埋込手段は、前記電子透かしを埋め込んだ地図データを識別するための識別情報を、該地図データと関連付けて記憶する識別情報記憶部を備えることとしたものである。
【００１９】
ここで、識別情報とは、電子透かしを埋め込んだ個々の地図データを特定するための情報である。したがって、たとえば、地図データが記録媒体に記録して提供される場合、識別情報はその記録媒体に記録された地図データの単位で付与されることになる。また、地図データがネットワークを介して提供される場合、その配信する地図データの単位で付与されることになる。後者の場合、地図データを配信する際に利用者が判明しているので、利用者に応じて識別情報を決定する構成を採用することができる。この場合、識別情報から利用者を容易に特定することができる。
【００２０】
請求項２の発明によれば、電子透かしを埋め込んだ地図データと識別情報とを対応づけることができる。そのため、地図データが不正に複製された場合、この識別情報に基づいて、地図データの不正複製元を容易に突き止めることができる。
【００２１】
請求項３に記載の電子透かし埋込装置は、請求項１または２に記載の電子透かし埋込装置であって、前記地図データは、所定の領域に区分されており、前記電子透かし埋込手段は、前記所定の領域にごとに、前記電子透かしを埋め込むことを特徴とする。
【００２２】
ここで、所定の領域に区分するとは、例えば、行政界（市、区、町、村など）、電話局番（市外局番など）、郵便番号（上３桁など）、商業圏、メッシュ（地図の一次メッシュ、二次メッシュなど）など、商取引上の一般的な流通単位に従って区分することが相当し、所定の領域ごとに電子透かしを埋め込むとは、上記に従って区分された領域ごとに電子透かしを埋め込むことをいう。
【００２３】
請求項３に記載の発明によれば、所定の領域ごとに電子透かしが埋め込まれているので、一部の地域の地図データのみが不正複製された場合でも、不正複製を防止することができる。
【００２４】
なお、電子透かしを埋め込む領域は、単数であってもいいし、複数であってもよい。複数である場合、第三者に容易に解析されないというメリットがある。
【００２５】
請求項４に記載の電子透かし埋込装置は、請求項１乃至３のいずれかに記載の電子透かし埋込装置であって、前記地図データは、所定のレイヤに区分されており、前記電子透かし埋込手段は、前記所定のレイヤごとに、前記電子透かしを埋め込むことを特徴とする。
【００２６】
ここで、所定のレイヤに区分するとは、例えば、居住者名称、一般建物名称、目標物名称、交差点名称、パス停名称、地番・戸番名称、その他の文字列、記号、行政界、道路、建物、地形図別にレイヤを区分することが相当し、所定のレイヤごとに電子透かしを埋め込むとは、上記に従って区分されたレイヤごとに電子透かしを埋め込むことをいう。
【００２７】
たとえば、居住者名称レイヤの場合、「田中」と「たなか」と「タナカ」と「ＴＡＮＡＫＡ」、一般建物名称レイヤの場合、「Ａビル」と「ａビル」、目標物名称レイヤの場合、「ロッテリア」と「ロツテリア」（登録商標）、交差点名称レイヤの場合、「○○高校前・△１丁目」と「△１丁目・○○高校前」、バス停名称レイヤの場合、「競馬場前・北九州大学前」と「北九州大学前・競馬場前」をそれぞれ置き換えることが相当する。
【００２８】
請求項４に記載の発明によれば、レイヤ単位で電子透かしが埋め込まれているので、一部のレイヤの地図データのみが不正複製された場合であっても、不正複製を防止することができる。
【００２９】
なお、電子透かしを埋め込むレイヤは、単数であってもいいし、複数であってもよい。複数である場合、第三者に容易に解析されないというメリットがある。
【００３０】
請求項５に記載の電子透かし埋込装置は、前記地図データは、所定の縮尺で表示可能とされており、前記電子透かし埋込手段は、前記所定の縮尺ごとに、前記電子透かしを埋め込むことを特徴とする。
【００３１】
ここで、所定の縮尺とは、例えば、「１／５００〜１／３０００」、「１／３０００〜１／１万」、「１／１万〜１／５万」、「１／５万〜１／２０万」という４個の縮尺範囲が相当し、所定の縮尺ごとに電子透かしを埋め込むとは、上記４個の縮尺範囲の地図を縮尺変更自在に表示するために対応づけられた４個の地図データベースごとに、電子透かしを埋め込むことをいう。
【００３２】
４個の地図データベースは、たとえば、「１／５００〜１／３０００」には建物の形状や名称、道路等が示された住宅地図、「１／３０００〜１／１万」には建物の形状は示されているが主要な名称や道路だけが示された市街地図、「１／１万〜１／５万」には建物の形状は示されず、道路や主要な施設の記号が示された１／２．５万地形地図、「１／５万〜１／２０万」には地図、地勢地図とは道路や主要な施設の記号が示された１／２０万地勢地図が相当する。
【００３３】
請求項５に記載の発明によれば、所定の縮尺の単位で、電子透かしが埋め込まれているので、一部の縮尺の地図データのみが不正複製された場合であっても、一定の効力を発揮する。
【００３４】
なお、電子透かしを埋め込む縮尺は、単数であってもいいし、複数であってもよい。複数である場合、第三者に容易に解析されないというメリットがある。
【００３５】
請求項６に記載の電子透かし埋込装置は、請求項１乃至５のいずれかに記載の電子透かし埋込装置であって、前記地図データは、所定の業種ごとに分類されており、前記電子透かし埋込手段は、前記所定の業種ごとに、前記電子透かしを埋め込むことを特徴とする。
【００３６】
ここで、所定の業種とは、例えば、交通機関（鉄道、地下鉄、航空など）、飲食店（ファーストフード、ファミリーレストランなど）、宿泊施設（大規模ホテル、ビジネスホテル、民宿、ペンションなど）、娯楽施設（遊園地、ボウリング場、映画館など）、福祉施設、病院、警察署、商業ビルなどが相当し、所定の業種ごとに電子透かしを埋め込むとは、上記に従って分類された業種ごとに電子透かしを埋め込むことをいう。
【００３７】
請求項６に記載の発明によれば、所定の業種の単位で隈なく電子透かしが埋め込まれているので、一部の業種の地図データのみが不正複製された場合であっても、不正複製を防止することができる。
【００３８】
なお、電子透かしを埋め込む業種は、単数であってもいいし、複数であってもよい。複数である場合、第三者に容易に解析されないというメリットがある。
【００３９】
請求項７は、コンピュータを用いて、地物と、前記地物に関し英字、数字、文字のいずれかで表記される属性を含む地図データに対して電子透かしを埋め込む電子透かし埋込方法であって、前記地図データを参照する地図データ参照工程と、前記属性を表記するに際し、意味が略同一でかつ表記が異なる電子透かしパターンデータを参照する電子透かしパターンデータ参照工程と、前記地図データ参照工程および前記電子透かしパターンデータ参照工程を用いて、前記地図データに対して電子透かしを埋め込む電子透かし埋込工程と、を備える。
【００４０】
請求項８は、コンピュータを用いて、地物と、前記地物に関し英字、数字、文字のいずれかで表記される属性を含む地図データに対して電子透かしを埋め込む電子透かし埋め込みのためのコンピュータプログラムであって、前記地図データを参照する地図データ参照機能と、前記属性を表記するに際し、意味が略同一でかつ表記が異なる電子透かしパターンデータを参照する電子透かしパターンデータ参照機能と、前記地図データ参照機能および前記電子透かしパターンデータ参照機能を用いて、前記地図データに対して電子透かしを埋め込む電子透かし埋込機能と、をコンピュータにより実現するためのコンピュータプログラムである。
【００４１】
なお、本発明は上述した態様のみならず、種々の態様で構成することができる。例えば、コンピュータプログラムを記録した記録媒体として構成してもよい。ここで記録媒体とは、フレキシブルディスクやＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ、光磁気ディスク、ＩＣカード、ＲＯＭカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置（ＲＡＭやＲＯＭなどのメモリ）および、外部記憶装置等のコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用することができる。
【００４２】
また、本発明は電子透かし埋込装置、方法、プログラムおよび記録媒体のみならず、埋め込んだ電子透かしを抽出する装置、方法、プログラムおよび記録媒体として構成することもできる。たとえば、電子透かし抽出装置として構成する場合、地物と、前記地物に関し英字、数字、文字のいずれかで表記される属性とを含み、電子透かしが埋め込まれた地図データから該電子透かしを抽出する電子透かし抽出装置であって、前記地図データを参照する地図データ参照手段と、前記属性を表記するに際し、意味が略同一でかつ表記が異なる電子透かしパターンデータを参照する電子透かしパターンデータ参照手段と、前記地図データ参照手段および前記電子透かしパターンデータ参照手段を用いて、前記地図データから電子透かしを抽出する電子透かし抽出手段と、を備える構成を採用することができる。
【００４３】
こうすることにより、地図データが不正に複製された場合、容易にその事実を発見することができる。
【００４４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図１〜図１６を用いて説明する。
（実施の形態１）
図１は、本発明の実施の形態１による電子透かし埋込装置を有するネットワークシステムを示すブロック図である。
【００４５】
図１において、１は電子透かし埋込装置としてのＣＰＵ（中央処理装置）、２は英字、数字、文字等を入力するための入力装置、３は画像や文字を表示する表示装置、４はデータを記憶するＲＡＭ、５はデータやプログラム等を記憶するＲＯＭ、６はハードディスク、６１は地図データを格納する地図データベース、６２は電子透かしパターンデータを格納する電子透かしパターンデータベース、６３は管理データを格納する管理データベース、７は構成要素１〜６から成る地図サーバ、８は地図サーバ７と利用者のパソコン９との間で通信を行うためのインターネット等のネットワークである。
【００４６】
また、１１は地図要求の有無を判定する地図要求受付手段、１２は地図データベース６１に格納された地図データを参照する地図データ参照手段、１３は電子透かしパターンデータベース６２に格納された電子透かしパターンデータを参照する電子透かしパターンデータ参照手段、１４は電子透かしパターンデータを地図データに埋め込む電子透かし埋込手段、１５は地図データを配信する地図配信手段である。
【００４７】
このように構成された電子透かし埋込装置（ＣＰＵ）１について、その動作を図２を用いて説明する。図２は、図１の電子透かし埋込装置１の動作を示すフローチャートである。
【００４８】
図２において、まず、地図要求受付手段１１は地図要求の有無を判定する（ステップＳ１）。地図要求は、利用者のパソコン９が電子透かし埋込装置１に対し、利用者の欲する領域データ（例えば戸畑区中原新町を示す領域データ）や利用者ＩＤ番号を送信することにより行う。ステップＳ１で地図要求有りと判定した場合は、次に地図データ参照手段１２は、上記領域データに基づいて選択された地図データを地図データベース６１から読み出す（ステップＳ２、地図データ参照工程）。次に、電子透かしパターンデータ参照手段１３は、地図データ参照手段１２における地図データの参照の終了後、電子透かしパターンデータベース６２に格納された電子透かしパターンデータのいずれかを選択して読み出す（ステップＳ３、電子透かしパターンデータ参照工程）。次に、電子透かし埋込手段１４は、電子透かしパターン参照手段１３にて選択して読み出した電子透かしパターンデータと利用者ＩＤに基づいて、地図データ参照手段１２から読み出した地図データに電子透かしを埋め込む（ステップＳ４、電子透かし埋込工程）。すなわち、地図データ参照手段１２と電子透かしパターンデータ参照手段１３を用いて電子透かしが埋め込まれた地図データを作成する。次に、地図配信手段１５は、電子透かし埋め込みがなされた地図データを利用者のパソコン９に配信する（ステップＳ５）。
【００４９】
次に、電子透かしの埋め込みの具体例について図３〜図７を用いて説明する。図３は地図データのデータ構造を説明するための説明図、図４は電子透かしパターンデータのデータ構造を説明するための説明図、図５は電子透かしの埋め込みがなされた地図データのデータ構造を説明する説明図、図６は電子透かしが埋め込まれた地図データを識別するための識別情報を、該地図データと関連付けて記憶した識別情報のデータ構造を説明する説明図、図７（ａ）は電子透かしを埋め込まれる前のオリジナルの地図データを、表示装置３において表示した状態を示す状態図であり、図７（ｂ）は電子透かしを埋め込んだ後の地図データを、表示装置３もしくは利用者のパソコン９において表示した状態を示す状態図である。
【００５０】
図３において、地物集合ＩＤは例えば種々の建物の集合であり、地物ＩＤは例えばそれぞれの個別の建物であり、中心点は上記領域データで指定した領域の座標中心点である。タイプは表示タイプであり、ここでは図形である。領域は図３に示すように１丁目、・・・、１０丁目の領域であり、属性はここでは「田中」や「鈴木」といった地物の属性を表す苗字である。
【００５１】
地図要求が利用者のパソコン９からなされたとき、利用者のＩＤを取得するとともに、電子透かしパターンデータ参照手段１３は或る電子透かしパターンを選択する。ここでは、利用者ＩＤとして２０１、電子透かしパターンデータＩＤとして１が選択されたので、電子透かしが埋め込まれる地物は、地物集合ＩＤ＝２０、１２０、２２０・・・、に含まれる地物ＩＤ＝１、電子透かしパターンは、これらの地物の属性を、「漢字」から「ひらがな」に変換することとなる。
【００５２】
図５に示すように、地物集合ＩＤ＝２０、地物ＩＤ＝１の属性が、「田中」から「たなか」に変換されている。また、識別情報記憶部６３には、図６に示すように、地物ＩＤ、地物集合ＩＤ、電子透かしパターンデータＩＤ、利用者ＩＤ番号が対応付けて記憶される。ここでは、地物ＩＤ＝１、地物集合ＩＤ＝２０、１２０、２２０・・・、電子透かしパターンＩＤ＝１、利用者ＩＤ番号＝２０１となっている。このように電子透かしが埋め込まれた地図データは、利用者のパソコン９へ送信される。図７（ｂ）は、利用者のパソコン９へ送信された地図データが、パソコン９に表示された状態を示し、地物ＩＤ＝１の属性が、「田中」から「たなか」に変換されている。なお、図７（ｂ）では省略しているが、地物集合ＩＤ＝１２０、２２０・・・、の地物ＩＤ＝１の属性も同様に「漢字」から「ひらがな」に変換されている。
【００５３】
このように属性において「漢字」を「ひらがな」にするのは電子透かし埋込方法の１方法であるが、その他の方法としては、図８〜図１３および（表１）に示す方法がある。図８は（ａ）、（ｂ）は（表１）の省略の分類欄にある電子透かし埋込方法の一つを示す説明図、図９（ａ）、（ｂ）は（表１）の表記揺れの分類欄にある電子透かし埋込方法の一つを示す説明図、図１０（ａ）、（ｂ）は（表１）の捏造の分類欄にある電子透かし埋込方法を示す説明図、図１１、図１３は種々のレイヤにおける電子透かし埋込方法を示す説明図である。図１２に、各レイヤＬ１〜Ｌ６を組み合わせを示す
【００５４】
【表１】

【００５５】
図８は姓名の表札の一部を姓だけにした場合を示し、図９は姓名を分離して空白を挿入する場合を示す。図１０（ａ）、（ｂ）は階を捏造する場合を示し、図１０（ａ）の現実には１０階であるものに対して、図１０（ｂ）に示すように、Ａ棟の階を１１階というように捏造している。
【００５６】
図１１は居住者名称レイヤＬ１、一般建物名称レイヤＬ２、目標物名称レイヤＬ３、交差点名称レイヤＬ４、バス停名称レイヤＬ５、地番・戸番名称レイヤＬ６を示す。居住者名称レイヤＬ１における電子透かし埋込方法は図８〜図１０や（表１）に示した方法であり、一般建物名称レイヤＬ２における電子透かし埋込方法は例えばＡビルの名称をａビルというように変更する方法（（表１）の分類のビル・アパートに示す方法）、目標物名称レイヤＬ３における電子透かし埋込方法は例えば「ロッテリア（登録商標）」を「ロツテリア」というように表記変更する方法（（表１）の分類の表記揺れに示す方法）、交差点名称レイヤＬ４における電子透かし埋込方法は、例えば「○○高校前・△１丁目」を「△１丁目・○○高校前」というように表記順を入れ替える方法、バス停名称レイヤＬ５における電子透かし埋込方法は、例えば「競馬場前・北九州大学前」を「北九州大学前・競馬場前」というように表記順を入れ替える方法、地番・戸番名称レイヤＬ６における電子透かし埋込方法は、例えば「地番」・「戸番」を削除（地番・戸番程度の削除は、居住者名が判別できる程度の削除である）する方法である。
【００５７】
（表１）には、上記以外に、表記揺れに示す方法として、「駐車場」を「パーキング」や「Ｐ」と表示する方法、テクノセンタービルの「ビル」を「ビルディング」、「ビルヂング」と表示する方法、「漢字」を「カタカナ」に変更する方法などがある。
【００５８】
（表１）の分類のレイヤ変更に示す方法ついて、図１３を用いて説明する。図１３はレイヤ変更を説明するための説明図である。図１３には、レイヤＬ１〜Ｌ５が示されている。レイヤ変更とは、レイヤＬ４とＬ５との間やレイヤＬ３とＬ４との間に示すような変更であり、レイヤＬ４にはレイヤＬ５のソーコという文字列が加えられており、またレイヤＬ３にはレイヤＬ４のＡビルという文字列が加えられている。このようにすることにより、地図表示においてレイヤＬ１からＬ４を使用する場合に、本来は表示されないソーコの文字列が表示されることになり、第三者による不正複製であることが直ぐに分かることになる。
【００５９】
以上のように本実施の形態によれば、地図データを参照する地図データ参照手段１２と、属性を表記するに際し、意味が略同一でかつ表記が異なる電子透かしパターンデータを参照する電子透かしパターンデータ参照手段１３と、地図データ参照手段１２および電子透かしパターンデータ参照手段１３を用いて、地図データに対して電子透かしを埋め込む電子透かし埋込手段１４と、を備えたことにより、特定属性の地図（特定地図）において、意味が略同一でかつ表記が異なる電子透かしパターンデータを埋め込むことができるので、第三者が地図データを不正複製した場合、容易にその事実を発見することができる。
【００６０】
また、電子透かし埋込手段１４は、電子透かしを埋め込んだ地図データを識別するための識別情報を関連付けて記憶する識別情報記憶部６３を備えたことにより、属性と用いた電子透かしパターンデータとを対応づけることができるので、どの属性にはどの電子透かしパターンが用いられているかを容易に判別することができる。そのため、地図データが不正に複製された場合、この識別情報に基づいて、地図データの不正複製元を容易に突き止めることができる。
【００６１】
ここで、識別情報は、地物集合ＩＤに対して埋め込み可能な電子透かしパターンがＫ種類あったとして、透かし無しを含めてｌｏｇ_２（ｋ＋１）ビットの透かし情報に該当する。たとえば、利用者の総数が１００である場合、利用者ＩＤ＝５０に対して、地物集合ＩＤ＝２０に含まれる地物のうち、地物ＩＤの下２桁が利用者ＩＤと一致するもの全てに透かしＩＤを適用することにより、透かし情報のビット数を増やして堅牢性をあげることができる。さらに、地物ＩＤ＋１０を一致するもの全てに透かしＩＤ＝２を適用するなど、複数種類の透かしを組合せて用いてもよい。透かしの一部が市販の電話帳データなどに基づいて消去されたとしても、透かしを組み込んでいない地物郡に対して、透かしを組み込んだ地物郡における透かしの痕跡が明らかに強く認められれば、流出経路の特定や盗用の立証が可能となる。
【００６２】
（実施の形態２）
実施の形態１ではユーザが電子透かし埋込処理を指定したエリア毎に動的に（その都度）行う電子透かし埋込装置や電子透かし埋込方法について説明したが、静的に指定エリア毎たとえば行政地区ごとに行うこともできる。このことを以下に説明する。
【００６３】
図１４は、本発明の実施の形態２による電子透かし埋込装置を示すコンピュータ装置を示すブロック図である。図１４において、入力装置２、表示装置３、ＲＡＭ４、ＲＯＭ５、ハードディスク６、地図データベース６１、電子透かしパターンデータベース６２、管理データベース６３は図１と同様のものなので、略同一符号を付し、説明は省略する。１Ａは本実施の形態による電子透かし埋込装置としてのＣＰＵ（中央処理装置）である。
【００６４】
図１４の電子透かし埋込装置１Ａは、図１と同様の地図データ参照手段１２と電子透かしパターンデータ参照手段１３と電子透かし埋込手段１４とを有すると共に、処理対象となる地図領域（ここでは行政地区）を指定する地図指定手段１６と電子透かし埋込手段１４により作成された地図データをＣＤ−ＲＯＭに格納するＲＯＭ作成手段１７とを有する。
【００６５】
このように構成された電子透かし埋込装置（ＣＰＵ）１Ａについて、その動作を図１４および図１５を用いて説明する。図１５は、図１４の電子透かし埋込装置１Ａの動作を示すフローチャートである。
【００６６】
図１５において、地図指定手段１６は、処理対象となる地図領域としての行政地区（例えば戸畑区中原新町）が指定されたか否かを判定する（ステップＳ１１）。ステップＳ１１で行政地区が指定されたと判定した場合は次に地図データ参照手段１２は、上記行政地区に基づいて選択された地図データを地図データベース６１から読み出す（ステップＳ１２、地図データ参照工程）。次に、電子透かしパターン参照手段１３は、地図データ参照手段１２における参照の終了後、電子透かしパターンデータベース６２に格納された電子透かしパターンデータのいずれかを選択して読み出す（ステップＳ１３、電子透かしパターン参照工程）。次に、電子透かし埋込手段１４は、電子透かしパターン参照手段１３からの電子透かしパターンデータを地図データ参照手段１２からの地図データに埋め込む（ステップＳ１４、電子透かし埋込工程）。すなわち、地図データ参照手段１２と電子透かしパターン参照手段１３を用いて電子透かしが埋め込まれた地図データを作成する。次に、ＲＯＭ作成手段１７は、電子透かし埋め込みがなされた地図データを任意のＣＤ−ＲＯＭに格納する（ステップＳ１５）。
【００６７】
図１６は、一般的なパソコン９を示す構成図である。パソコン９は、表示装置３とＣＤ−ＲＯＭを駆動するディスクドライブ１０とを有する。図１６において、ステップＳ１５で地図データが格納されたＣＤ−ＲＯＭをディスクドライブ１０に装着して行政地区を指定する、例えば戸畑区中原新町１丁目というように指定することにより、その指定した行政地区が表示装置３に表示される。例えば図７に示すように苗字が「たなか」とひらがな表示された戸畑区中原新町１丁目の地図が表示される。
【００６８】
以上のように本実施の形態によれば、電子透かしパターンデータが埋め込まれた地図データをＣＤ−ＲＯＭに格納するようにしたので、パソコン等のコンピュータを用いて任意の場所で任意の時間に所望の地図（上記例では戸畑区中原新町１丁目の地図）を表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１による電子透かし埋込装置を有するネットワークシステムを示すブロック図
【図２】図１の電子透かし埋込装置の動作を示すフローチャート
【図３】地図データの例を示すデータ図
【図４】電子透かしパターンデータにおける電子透かしパターンＩＤとその内容を示すデータ図
【図５】電子透かし埋め込みがなされた地図データを示すデータ図
【図６】識別情報記憶部としての管理データベースに記憶される識別情報を示すデータ図
【図７】（ａ）電子透かしを埋め込む前の地図データが、表示装置３に表示された状態を示す第１の例
（ｂ）利用者のパソコン９へ送信された地図データが、パソコン９に表示された状態を示す第１の例
【図８】（ａ）電子透かしを埋め込む前の地図データが、表示装置３に表示された状態を示す第２の例
（ｂ）利用者のパソコン９へ送信された地図データが、パソコン９に表示された状態を示す第２の例
【図９】（ａ）電子透かしを埋め込む前の地図データが、表示装置３に表示された状態を示す第３の例
（ｂ）利用者のパソコン９へ送信された地図データが、パソコン９に表示された状態を示す第３の例
【図１０】（ａ）電子透かしを埋め込む前の地図データが、表示装置３に表示された状態を示す第４の例
（ｂ）利用者のパソコン９へ送信された地図データが、パソコン９に表示された状態を示す第４の例
【図１１】種々のレイヤにおける電子透かし埋込方法を示す説明図
【図１２】種々のレイヤにおける電子透かし埋込方法を示す説明図
【図１３】レイヤ変更を説明するための説明図
【図１４】本発明の実施の形態２による電子透かし埋込装置を有するコンピュータ装置を示すブロック図
【図１５】図１４の電子透かし埋込装置の動作を示すフローチャート
【図１６】一般的なパソコンを示す構成図
【符号の説明】
１、１ＡＣＰＵ（中央処理装置、電子透かし埋込装置）
２入力装置
３表示装置
４ＲＡＭ
５ＲＯＭ
６ハードディスク６
７地図サーバ
８ネットワーク
９パソコン
１１地図要求受付手段
１２地図データ参照手段
１３電子透かしパターン参照手段
１４電子透かし埋込手段
１５地図配信手段
１６地図指定手段
１７ＲＯＭ作成手段
６１地図データベース
６２電子透かしパターンデータベース
６３管理データベース[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention provides a digital watermark embedding apparatus and a digital watermark embedding method for embedding a digital watermark in map data including a feature and an attribute represented by one of an alphabetic character, a number, and a character with respect to the feature, and And a computer program for embedding an electronic watermark.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a method for embedding an electronic watermark in map data, for example, a method described in (Patent Document 1) is known. In this (Patent Document 1), as a method of embedding a digital watermark, a position of a figure indicating a feature is shifted with respect to original map data, or a figure indicating one feature and a figure indicating another feature are compared. A technique for changing the coordinates and phase of vector data, such as overlapping, is described.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-24844
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional digital watermarking of map data, since the coordinates and phase of vector data are changed, not only the accuracy of the map is impaired, but also there is a possibility that the digital watermark is easily analyzed by a third party. Also, it cannot be applied to illegal duplication of plain text indicating attributes.
[0005]
The present invention has been made in view of the above problems, and while maintaining the quality of a map, a digital watermark embedding device for embedding a digital watermark that is not easily analyzed by a third party into map data, and a digital watermark embedding method, and It is intended to provide a computer program.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve at least a part of the above-mentioned problems, claim 1 embeds an electronic watermark in map data including a feature and an attribute of the feature represented by one of an alphabetic character, a numeral, and a character. An electronic watermark embedding device, comprising: map data reference means for referring to the map data; and electronic watermark pattern data reference means for referring to electronic watermark pattern data having substantially the same meaning but different notations when notifying the attribute. Digital watermark embedding means for embedding a digital watermark in the map data using the map data reference means and the digital watermark pattern data reference means.
[0007]
Here, “features” refers to artificial structures such as buildings (houses, stores, buildings, bus stops, etc.), roads (highways, national roads, prefectural roads, general roads, etc.), mountains, rivers, grasses And natural objects such as trees. The attribute includes various information to be recorded as map information on a feature. For example, when the feature is a building, information related to the name of the building, an address (including a lot number and a door number), a resident (first and last name or business name), a height (including the number of floors), and the like are equivalent. When the feature is a road, information on the name, type (highway, national road, prefectural road, general road), road width, number of lanes, and intersection name corresponds to the road.
[0008]
The map data reference means refers to the map data. Here, the map data is not limited in its use as long as it includes a feature and an attribute of the feature, which is represented by any one of alphabets, numbers, and characters, so-called house map data and city map data. , Topographic map data, terrain map data, road map data (including a car navigation map), sightseeing map data, and the like. The format of the data is not limited, and may be a DXF format or the like. Further, when the map data is displayed on a display, it is more preferable that the map data can be enlarged / reduced or moved / rotated. The method of expressing the map may be either two-dimensional or three-dimensional. In addition, a bird's eye view may be used.
[0009]
Further, the map data may be formed integrally with the digital watermark embedding device or may be formed separately. When they are configured separately, it is possible to adopt a configuration in which both are connected via a network. The network is typically the Internet, but is not limited to the Internet, and may be a limited network such as a LAN (Local Area Network) or a dedicated line network. The network can adopt a configuration in which communication is performed by wire or wirelessly.
[0010]
The electronic watermark pattern data reference unit refers to the electronic watermark pattern data. Here, the digital watermark pattern data is information relating to a digital watermark pattern having substantially the same meaning and different notation when describing an attribute. For example, when an attribute is represented by an alphabetic character, uppercase and lowercase letters are replaced as in "TANAKA" and "Tanaka", "A building" and "a building", or "TANAKA" and "TANAKA" and "A building" And "half-width" as in "building A". When the attribute is represented by a number, the full-width and half-width characters are replaced like "10" and "10", and Arabic numerals and Chinese numerals such as "41", "41" and "41" are used. And equivalent to replacing Roman numerals.
[0011]
When the attribute is represented by characters, kanji, hiragana, katakana, and English characters are replaced with each other, such as "Tanaka", "Tanaka", "Tanaka", and "TANAKA", or "Tanaka Kyoichi" and "Kyoichi Tanaka" Tanaka, such as omitting the first name from the first and last name, inserting a space between the last name and first name, such as "Kyoichi Tanaka" and "Kyoichi Tanaka", "Sasaki" and "Sasaki" , Etc., is equivalent to replacing a character with a repeated character or not. Also, you can change, add, or omit sending kana, such as "Asagaya" and "Asagaya", "Ichinose" and "Ichinose", "Street" and "Dori", Omitting long notes, such as "machine" and "machine", is also included. In addition, replacement of the current Japanese expression with the old foreign language expression, such as "whiskey" and "whiskey" and "radio" and "radio", is also included. In addition, replacement of "parking lot", "parking" and "P", and replacement of "toilet", "mitarai" and "WC" are also included.
[0012]
Note that, similarly to the map data, the digital watermark pattern data may be configured integrally with the digital watermark embedding device or may be configured separately. When they are configured separately, it is possible to adopt a configuration in which both are connected via a network. The network is typically the Internet, but is not limited to the Internet, and may be a limited network such as a LAN (Local Area Network) or a dedicated line network. The network can adopt a configuration in which communication is performed by wire or wirelessly.
[0013]
The digital watermark embedding unit embeds a digital watermark in the map data using the map data reference unit and the digital watermark pattern data reference unit.
[0014]
The embedding of the electronic watermark is performed on attributes represented by alphabetic characters, numbers, characters, and the like. For example, when the feature is a building, the name, address (including the lot number and door number) of the building, For information on the resident (first or last name or business name), height (including floors), etc. If the feature is a road, the name and type of the road (national road, prefectural road, general road) , Road width, number of lanes, and intersection name. The number of embeddings may be singular or plural. If there is more than one, for example, adopt a method that targets multiple building names, a method that targets one building name, resident name, or road name, or a method that combines both. can do. When there are a plurality of embedding numbers, there is an advantage that the analysis is not easily performed by a third party.
[0015]
The embedding of a digital watermark may be performed on the attributes that are normally displayed, or on the attributes that are displayed when a special operation is performed without being displayed normally. Or both. As an example of the latter, for example, when the map data is house map data, information referred to as a so-called separate note (when a building has a multi-story floor like an apartment, a list of residents is displayed in a separate window) corresponds to the information. However, in this case, there is a merit that the data is not easily analyzed by a third party.
[0016]
According to the first aspect of the present invention, it is possible to provide an electronic watermark embedding device for embedding an electronic watermark that cannot be easily analyzed by a third party into map data while maintaining the quality as a map.
[0017]
The method of providing the map data in which the digital watermark is embedded may be performed by recording on a recording medium such as a flexible disk, a CD-ROM, or a DVD, or via a network such as the Internet without using the recording medium. May be distributed. In the latter case, as a method for embedding a digital watermark, a configuration in which a digital watermark is dynamically embedded in map data to be distributed when a user requests map distribution can be adopted.
[0018]
A digital watermark embedding device according to a second aspect is the digital watermark embedding device according to the first aspect, wherein the digital watermark embedding means includes identification information for identifying the map data in which the digital watermark is embedded. An identification information storage unit that stores the information in association with the map data is provided.
[0019]
Here, the identification information is information for specifying individual map data in which an electronic watermark is embedded. Therefore, for example, when map data is provided by being recorded on a recording medium, the identification information is given in units of the map data recorded on the recording medium. When map data is provided via a network, the map data is provided in units of the distributed map data. In the latter case, since the user is known when the map data is distributed, a configuration in which the identification information is determined according to the user can be adopted. In this case, the user can be easily specified from the identification information.
[0020]
According to the second aspect of the present invention, the map data in which the digital watermark is embedded can be associated with the identification information. Therefore, if the map data is illegally copied, an unauthorized copy source of the map data can be easily located based on the identification information.
[0021]
The digital watermark embedding device according to claim 3 is the digital watermark embedding device according to

claim

1 or 2, wherein the map data is divided into a predetermined area, Is characterized in that the digital watermark is embedded for each of the predetermined areas.
[0022]
Here, the division into the predetermined area includes, for example, administrative boundaries (city, ward, town, village, etc.), telephone area code (area code, etc.), postal code (first three digits, etc.), commercial area, mesh (map Primary mesh, secondary mesh, etc.), etc., which corresponds to a general distribution unit in commerce, and embedding a digital watermark for each predetermined area means that a digital watermark is Refers to embedding.
[0023]
According to the third aspect of the present invention, since the digital watermark is embedded for each predetermined area, even if only the map data of a part of the area is illegally copied, the illegal copy can be prevented.
[0024]
The area in which the digital watermark is embedded may be singular or plural. If there is more than one, there is a merit that it is not easily analyzed by a third party.
[0025]
A digital watermark embedding device according to a fourth aspect is the digital watermark embedding device according to any one of the first to third aspects, wherein the map data is divided into a predetermined layer, The embedding unit embeds the digital watermark for each of the predetermined layers.
[0026]
Here, the division into the predetermined layer includes, for example, a resident name, a general building name, a landmark name, an intersection name, a path stop name, a lot number / door number, other character strings, symbols, administrative boundaries, roads, Embedding a digital watermark for each predetermined layer corresponds to embedding a digital watermark for each of the divided layers according to the above.
[0027]
For example, in the case of the resident name layer, "Tanaka", "Tanaka", "Tanaka" and "TANAKA", in the case of the general building name layer, "A building" and "a building", and in the case of the landmark name layer, " Lotteria "and" Rotteria "(registered trademark), in the case of the intersection name layer," in front of XX high school, @ 1-chome "and" in front of @ 1-chome, XX high school ", and in the case of the bus stop name layer," in front of the racetrack, "Kitakyushu University" and "Kitakyushu University"
[0028]
According to the fourth aspect of the present invention, since the digital watermark is embedded in each layer, even if only the map data of a part of the layers is illegally duplicated, the illegal duplication can be prevented. .
[0029]
It should be noted that the number of layers for embedding the digital watermark may be singular or plural. If there is more than one, there is a merit that it is not easily analyzed by a third party.
[0030]
6. The digital watermark embedding device according to claim 5, wherein the map data can be displayed at a predetermined scale, and the digital watermark embedding unit embeds the digital watermark for each of the predetermined scales. It is characterized by.
[0031]
Here, the predetermined scale is, for example, “1/500 to 1/3000”, “1/3000 to 1/10000”, “1 / 1,000 to 1 / 50,000”, “1 / 50,000 to 1 / 50,000”. The four scale ranges of “1 / 200,000” correspond to each other, and embedding a digital watermark for each predetermined scale means that four maps corresponding to the four scale ranges are displayed so that the scale can be freely changed. Means to embed an electronic watermark for each map database.
[0032]
The four map databases are, for example, “1/500 to 1/3000”, a house map showing the shape and name of a building, roads, and the like, and “1/3000 to 1 / 10,000”, a building shape. Is shown, but only the main names and roads are shown in the city map. "1 / 10,000 to 1 / 50,000" does not show the shapes of buildings, but shows the symbols of roads and major facilities. A 1 / 25,000 topographic map, "1 / 50,000 to 1/200000", a map, and a terrain map correspond to a 1/2000 terrain map showing symbols of roads and major facilities.
[0033]
According to the fifth aspect of the present invention, since the digital watermark is embedded in the unit of the predetermined scale, even if only some scaled map data is illegally copied, a certain effect is obtained. Demonstrate.
[0034]
The scale at which the digital watermark is embedded may be singular or plural. If there is more than one, there is a merit that it is not easily analyzed by a third party.
[0035]
The digital watermark embedding device according to claim 6 is the digital watermark embedding device according to any one of claims 1 to 5, wherein the map data is classified according to a predetermined business type. The watermark embedding unit embeds the digital watermark for each of the predetermined businesses.
[0036]
Here, the predetermined type of business is, for example, transportation (railroad, subway, aviation, etc.), restaurant (fast food, family restaurant, etc.), accommodation (large-scale hotel, business hotel, guest house, pension, etc.), entertainment Facilities (amusement parks, bowling alleys, movie theaters, etc.), welfare facilities, hospitals, police stations, commercial buildings, etc. are equivalent, and embedding a digital watermark for each predetermined type of business means that each type of business classified according to the above is a digital watermark. Means to embed.
[0037]
According to the invention as set forth in claim 6, since the digital watermark is embedded in units of a predetermined business type, even if only the map data of a part of the business type is illegally duplicated, the illegal duplication is not performed. Can be prevented.
[0038]
The business type in which the digital watermark is embedded may be singular or plural. If there is more than one, there is a merit that it is not easily analyzed by a third party.
[0039]
An electronic watermark embedding method for embedding an electronic watermark in a map data including a feature and an attribute represented by any one of English characters, numerals, and characters using the computer. A map data reference step of referring to the map data, and a digital watermark pattern data reference step of referring to digital watermark pattern data having substantially the same meaning but different notations in describing the attribute; and A digital watermark embedding step of embedding a digital watermark in the map data using the digital watermark pattern data reference step.
[0040]
9. A computer program for embedding a digital watermark in a map data including a feature and an attribute represented by any one of alphabetic characters, numerals, and characters using the computer. A map data reference function for referring to the map data, an electronic watermark pattern data reference function for referring to electronic watermark pattern data having substantially the same meaning but different notations when notifying the attribute, and the map data A computer program for realizing, by a computer, a digital watermark embedding function of embedding a digital watermark in the map data using a reference function and the digital watermark pattern data reference function.
[0041]
The present invention can be configured not only in the above-described embodiments but also in various embodiments. For example, you may comprise as a recording medium which recorded the computer program. Here, the recording medium is a flexible disk, a CD-ROM, a DVD, a magneto-optical disk, an IC card, a ROM cartridge, a punched card, a printed matter on which a code such as a barcode is printed, an internal storage device of a computer (such as a RAM or a ROM). And various computer-readable media such as an external storage device.
[0042]
Further, the present invention can be configured not only as a digital watermark embedding apparatus, method, program, and recording medium, but also as an apparatus, method, program, and recording medium for extracting an embedded digital watermark. For example, when configured as a digital watermark extraction device, the digital watermark is extracted from map data that includes a feature and an attribute of the feature described in one of English letters, numbers, and characters and in which a digital watermark is embedded. An electronic watermark extracting apparatus, comprising: a map data reference unit for referring to the map data; and an electronic watermark pattern data reference unit for referring to electronic watermark pattern data having substantially the same meaning but different notations when notifying the attribute. And a digital watermark extracting unit for extracting a digital watermark from the map data using the map data referring unit and the digital watermark pattern data referring unit.
[0043]
By doing so, when the map data is illegally copied, the fact can be easily found.
[0044]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 16.
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a block diagram showing a network system having a digital watermark embedding device according to Embodiment 1 of the present invention.
[0045]
In FIG. 1, 1 is a CPU (central processing unit) as an electronic watermark embedding device, 2 is an input device for inputting alphabets, numbers, characters, etc., 3 is a display device for displaying images and characters, and 4 is data , ROM for storing data and programs, 6 for a hard disk, 61 for a map database for storing map data, 62 for a digital watermark pattern database for storing digital watermark pattern data, 63 for storing management data A management database 7, a map server 7 composed of components 1 to 6, and a network 8, such as the Internet, for communicating between the map server 7 and the user's personal computer 9.
[0046]
Reference numeral 11 denotes a map request receiving unit for determining the presence or absence of a map request. Reference numeral 12 denotes map data reference means for referring to map data stored in a map database 61. Reference numeral 13 denotes digital watermark pattern data stored in a digital watermark pattern database 62. Is a digital watermark embedding means for embedding digital watermark pattern data in map data, and 15 is a map distribution means for distributing map data.
[0047]
The operation of the digital watermark embedding device (CPU) 1 thus configured will be described with reference to FIG. FIG. 2 is a flowchart showing the operation of the digital watermark embedding device 1 of FIG.
[0048]
In FIG. 2, first, the map request receiving means 11 determines the presence or absence of a map request (step S1). The map request is made by transmitting the user's desired area data (for example, area data indicating Nakahara Shinmachi, Tobata-ku) and the user ID number to the digital watermark embedding apparatus 1 by the user's personal computer 9. If it is determined in step S1 that there is a map request, the map data reference means 12 reads the map data selected based on the area data from the map database 61 (step S2, map data reference step). Next, the digital watermark pattern data reference means 13 selects and reads any one of the digital watermark pattern data stored in the digital watermark pattern database 62 after the map data reference means 12 has finished referring to the map data (step S3). Digital watermark pattern data reference step). Next, the digital watermark embedding unit 14 adds the digital watermark to the map data read from the map data reference unit 12 based on the digital watermark pattern data selected and read by the digital watermark pattern reference unit 13 and the user ID. Embedding (step S4, digital watermark embedding step). That is, map data in which a digital watermark is embedded is created using the map data reference unit 12 and the digital watermark pattern data reference unit 13. Next, the map distribution means 15 distributes the map data with the digital watermark embedded therein to the user's personal computer 9 (step S5).
[0049]
Next, a specific example of embedding a digital watermark will be described with reference to FIGS. 3 is an explanatory diagram for explaining the data structure of the map data, FIG. 4 is an explanatory diagram for explaining the data structure of the digital watermark pattern data, and FIG. 5 is a diagram showing the data structure of the map data in which the digital watermark is embedded. FIG. 6 is an explanatory diagram for explaining identification information for identifying map data in which a digital watermark is embedded, and FIG. 7A is an explanatory diagram for explaining a data structure of identification information stored in association with the map data. FIG. 7B is a state diagram showing a state in which the original map data before the digital watermark is embedded is displayed on the display device 3. FIG. 7B shows the map data after the digital watermark is embedded in the display device 3 or the user. FIG. 6 is a state diagram showing a state displayed on the personal computer 9 of FIG.
[0050]
In FIG. 3, the feature set ID is, for example, a set of various buildings, the feature ID is, for example, each individual building, and the center point is the coordinate center point of the area specified by the area data. The type is a display type, here, a figure. As shown in FIG. 3, the area is an area of the 1st,..., 10th, and the attribute is a surname representing the attribute of a feature such as “Tanaka” or “Suzuki”.
[0051]
When the map request is made from the user's personal computer 9, the user's ID is acquired, and the digital watermark pattern data reference means 13 selects a certain digital watermark pattern. Here, since the user ID is 201 and the digital watermark pattern data ID is 1, the features in which the digital watermark is embedded are included in the feature set ID = 20, 120, 220,. ID = 1, the digital watermark pattern converts the attributes of these features from “Kanji” to “Hiragana”.
[0052]
As shown in FIG. 5, the attributes of the feature set ID = 20 and the feature ID = 1 have been converted from “Tanaka” to “Tanaka”. 6, the feature information ID, the feature set ID, the electronic watermark pattern data ID, and the user ID number are stored in the identification information storage unit 63 in association with each other. Here, the feature ID = 1, the feature set ID = 20, 120, 220,..., The digital watermark pattern ID = 1, and the user ID number = 201. The map data in which the digital watermark is embedded is transmitted to the user's personal computer 9. FIG. 7B shows a state in which the map data transmitted to the user's personal computer 9 is displayed on the personal computer 9. The attribute of the feature ID = 1 is converted from “Tanaka” to “Tanaka”. I have. Although omitted in FIG. 7B, the attribute of the feature ID = 1 of the feature set ID = 120, 220,... Is similarly converted from “Kanji” to “Hiragana”.
[0053]
Changing the "kanji" to "hiragana" in the attribute as described above is one of the digital watermark embedding methods. Other methods include the methods shown in FIGS. 8 to 13 and (Table 1). 8 (a) and 8 (b) are explanatory diagrams showing one of the digital watermark embedding methods in the abbreviated classification column of (Table 1), and FIGS. 9 (a) and 9 (b) are diagrams of (Table 1). FIG. 10A and FIG. 10B are explanatory diagrams showing a digital watermark embedding method in a forgery classification column in (Table 1). 11 and 13 are explanatory diagrams showing the digital watermark embedding method in various layers. FIG. 12 shows a combination of the layers L1 to L6.
[0054]
[Table 1]

[0055]
FIG. 8 shows a case where a part of the name plate of the first and last names is only the last name, and FIG. 9 shows a case where the first and last names are separated and a blank is inserted. FIGS. 10 (a) and 10 (b) show a case where the floor is forged. In contrast to FIG. 10 (a) which is actually the tenth floor, as shown in FIG. For the 11th floor.
[0056]
FIG. 11 shows a resident name layer L1, a general building name layer L2, a landmark name layer L3, an intersection name layer L4, a bus stop name layer L5, and a lot number / door number name layer L6. The digital watermark embedding method in the resident name layer L1 is the method shown in FIGS. 8 to 10 and (Table 1), and the digital watermark embedding method in the general building name layer L2 is, for example, the name of building A is called a building. (Methods shown in the buildings and apartments in the classification of (Table 1)) and the method of embedding the electronic watermark in the target name layer L3 are, for example, changed from "Lotteria (registered trademark)" to "Lotteria" The method of embedding the digital watermark in the intersection name layer L4 (for example, the method of embedding the watermark in the classification of (Table 1)) is as follows. The method of embedding the digital watermark in the bus stop name layer L5 is, for example, a table such as “in front of the racetrack, in front of Kitakyushu University” such as “in front of the Kitakyushu University, in front of the racetrack”. The method of changing the order and the method of embedding the digital watermark in the lot number / door number name layer L6 include, for example, deleting “lot number” and “door number”. ).
[0057]
In addition to the above, (Table 1) shows, in addition to the above, a method of indicating "parking lot" as "parking" or "P", and "building" of the Techno Center Building as "building" or "building". There is a method of displaying, a method of changing "kanji" to "katakana", and the like.
[0058]
The method shown in Table 1 for changing the classification layer will be described with reference to FIG. FIG. 13 is an explanatory diagram for explaining a layer change. FIG. 13 shows layers L1 to L5. The layer change is a change as shown between the layers L4 and L5 or between the layers L3 and L4. The character string "SOKO" of the layer L5 is added to the layer L4. The character string A building on layer L4 is added. By doing so, when layers L1 to L4 are used in the map display, a character string of Soko that is not originally displayed is displayed, and it can be immediately recognized that the copy is illegally copied by a third party. Become.
[0059]
As described above, according to the present embodiment, the map data reference unit 12 that refers to the map data and the digital watermark pattern data that refers to the digital watermark pattern data having substantially the same meaning but different representations when describing the attributes. A digital watermark embedding unit 14 for embedding a digital watermark in map data using the map data referencing unit 12 and the digital watermark pattern data referencing unit 13 using the map data referencing unit 12 and the digital watermark pattern data referencing unit 13. In the specific map, digital watermark pattern data having substantially the same meaning and different notation can be embedded, so that if a third party illegally duplicates the map data, the fact can be easily found.
[0060]
Further, the digital watermark embedding unit 14 includes the identification information storage unit 63 that stores identification information for identifying the map data in which the digital watermark is embedded, in association with each other. Since the correspondence can be established, it is possible to easily determine which attribute uses which digital watermark pattern. Therefore, if the map data is illegally copied, an unauthorized copy source of the map data can be easily located based on the identification information.
[0061]
Here, assuming that there are K types of digital watermark patterns that can be embedded in the feature set ID, ₂ This corresponds to (k + 1) -bit watermark information. For example, when the total number of users is 100, for the user ID = 50, among the features included in the feature set ID = 20, the last two digits of the feature ID match the user ID. By applying the watermark ID to all of them, the number of bits of the watermark information can be increased and the robustness can be improved. Further, a plurality of types of watermarks may be used in combination, such as applying the watermark ID = 2 to all the objects that match the feature ID + 10. Even if a part of the watermark is deleted based on commercially available telephone directory data, etc., if the trace of the watermark in the feature group with the watermark is clearly recognized for the feature group without the watermark, In addition, the outflow route can be specified and plagiarism can be proved.
[0062]
(Embodiment 2)
In the first embodiment, the digital watermark embedding apparatus and the digital watermark embedding method for dynamically (every time) performing the digital watermark embedding process for each area specified by the user have been described. It can be done for each district. This will be described below.
[0063]
FIG. 14 is a block diagram showing a computer device showing a digital watermark embedding device according to the second embodiment of the present invention. In FIG. 14, the input device 2, the display device 3, the RAM 4, the ROM 5, the hard disk 6, the map database 61, the digital watermark pattern database 62, and the management database 63 are the same as those in FIG. Omitted. 1A is a CPU (central processing unit) as a digital watermark embedding device according to the present embodiment.
[0064]
The digital watermark embedding apparatus 1A of FIG. 14 includes the same map data reference means 12, digital watermark pattern data reference means 13, and digital watermark embedding means 14 as in FIG. It has a map designating means 16 for designating (administrative district) and a ROM creating means 17 for storing map data created by the digital watermark embedding means 14 in a CD-ROM.
[0065]
The operation of the digital watermark embedding device (CPU) 1A thus configured will be described with reference to FIGS. FIG. 15 is a flowchart showing the operation of the digital watermark embedding device 1A of FIG.
[0066]
In FIG. 15, the map designation means 16 determines whether or not an administrative district (eg, Nakaharashinmachi, Tobata-ku) has been designated as a map area to be processed (step S11). If it is determined in step S11 that the administrative district has been designated, the map data reference means 12 reads the map data selected based on the administrative district from the map database 61 (step S12, map data reference step). Next, after the reference by the map data reference means 12 is completed, the digital watermark pattern reference means 13 selects and reads any one of the digital watermark pattern data stored in the digital watermark pattern database 62 (step S13, digital watermark pattern). Reference process). Next, the digital watermark embedding unit 14 embeds the digital watermark pattern data from the digital watermark pattern referring unit 13 into the map data from the map data referring unit 12 (step S14, digital watermark embedding step). That is, map data in which a digital watermark is embedded is created using the map data reference unit 12 and the digital watermark pattern reference unit 13. Next, the ROM creation means 17 stores the map data with the digital watermark embedded in an arbitrary CD-ROM (step S15).
[0067]
FIG. 16 is a configuration diagram showing a general personal computer 9. The personal computer 9 has a display device 3 and a disk drive 10 for driving a CD-ROM. In FIG. 16, the CD-ROM storing the map data in step S15 is mounted on the disk drive 10 to specify an administrative district, for example, by specifying 1-chome Nakaharashinmachi, Tobata-ku. Is displayed on the display device 3. For example, as shown in FIG. 7, a map of Nakahara Shinmachi 1-chome, Tobata-ku, in which the last name is “Tanaka” is displayed.
[0068]
As described above, according to the present embodiment, the map data in which the digital watermark pattern data is embedded is stored in the CD-ROM. (In the above example, the map of 1-chome Nakaharashinmachi, Tobata-ku) can be displayed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a network system having a digital watermark embedding device according to a first embodiment of the present invention;
FIG. 2 is a flowchart showing the operation of the digital watermark embedding device of FIG. 1;
FIG. 3 is a data diagram showing an example of map data.
FIG. 4 is a data diagram showing a digital watermark pattern ID and its contents in digital watermark pattern data.
FIG. 5 is a data diagram showing map data in which a digital watermark is embedded.
FIG. 6 is a data diagram showing identification information stored in a management database as an identification information storage unit.
FIG. 7A is a first example showing a state in which map data before embedding a digital watermark is displayed on the display device 3;
(B) A first example showing a state in which map data transmitted to the user's personal computer 9 is displayed on the personal computer 9
8A is a second example showing a state in which map data before embedding a digital watermark is displayed on the display device 3. FIG.
(B) A second example showing a state where the map data transmitted to the user's personal computer 9 is displayed on the personal computer 9
9A is a third example showing a state in which map data before embedding a digital watermark is displayed on the display device 3. FIG.
(B) Third example showing a state in which the map data transmitted to the user's personal computer 9 is displayed on the personal computer 9
10A is a fourth example showing a state in which map data before embedding a digital watermark is displayed on the display device 3. FIG.
(B) Fourth example showing a state where map data transmitted to user's personal computer 9 is displayed on personal computer 9
FIG. 11 is an explanatory diagram showing a digital watermark embedding method in various layers.
FIG. 12 is an explanatory diagram showing a digital watermark embedding method in various layers.
FIG. 13 is an explanatory diagram for explaining a layer change.
FIG. 14 is a block diagram showing a computer device having a digital watermark embedding device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a flowchart showing the operation of the digital watermark embedding device of FIG. 14;
FIG. 16 is a configuration diagram showing a general personal computer.
[Explanation of symbols]
1, 1A CPU (central processing unit, digital watermark embedding device)
2 Input device
3 Display device
4 RAM
5 ROM
6 Hard disk 6
7 Map server
8 Network
9 PC
11 Map request receiving means
12 Map data reference means
13 Digital watermark pattern reference means
14 Digital watermark embedding means
15 Map distribution means
16 Map designation means
17 ROM creation means
61 Map Database
62 Digital Watermark Pattern Database
63 Management database

Claims

An electronic watermark embedding device that embeds an electronic watermark in map data including a feature and an attribute represented by one of an alphabetic character, a number, and a character related to the feature,
Map data reference means for referring to the map data,
In describing the attribute, a digital watermark pattern data reference unit that refers to digital watermark pattern data having substantially the same meaning and different notations,
A digital watermark embedding unit that embeds a digital watermark in the map data using the map data reference unit and the digital watermark pattern data reference unit;
A digital watermark embedding device comprising:

The digital watermark embedding device according to claim 1,
The digital watermark embedding device, wherein the digital watermark embedding unit includes an identification information storage unit that stores identification information for identifying map data in which the digital watermark is embedded, in association with the map data. .

The digital watermark embedding device according to claim 1 or 2,
The map data is divided into predetermined areas,
The electronic watermark embedding device, wherein the electronic watermark embedding unit embeds the electronic watermark for each of the predetermined areas.

The digital watermark embedding device according to any one of claims 1 to 3,
The map data is divided into predetermined layers,
The digital watermark embedding device, wherein the digital watermark embedding unit embeds the digital watermark for each of the predetermined layers.

The digital watermark embedding device according to any one of claims 1 to 4,
The map data can be displayed at a predetermined scale,
The digital watermark embedding device, wherein the digital watermark embedding unit embeds the digital watermark for each of the predetermined scales.

The digital watermark embedding device according to claim 1, wherein:
The map data is classified for each predetermined business type,
The electronic watermark embedding device, wherein the electronic watermark embedding unit embeds the electronic watermark for each of the predetermined businesses.

Using a computer, a digital watermark embedding method for embedding a digital watermark in map data including an attribute represented by one of a feature and an alphabetic character, a number, or a character related to the feature,
A map data reference step of referring to the map data,
In describing the attribute, a digital watermark pattern data reference step of referring to digital watermark pattern data having substantially the same meaning and different representations,
Using the map data reference step and the digital watermark pattern data reference step, a digital watermark embedding step of embedding a digital watermark in the map data,
A digital watermark embedding method comprising:

Using a computer, a computer program for embedding a digital watermark in map data including an attribute represented by one of a feature and an alphabetic character, a number, or a character related to the feature,
A map data reference function for referring to the map data,
When notifying the attribute, a digital watermark pattern data reference function of referring to digital watermark pattern data having substantially the same meaning and different notation,
Using the map data reference function and the digital watermark pattern data reference function, a digital watermark embedding function for embedding a digital watermark in the map data,
Computer program for realizing by a computer.