JP2004272568A - 生活見守りシステム - Google Patents

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雅弘 土谷
Yasuhiro Sugawara
康博 菅原
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Abstract

【課題】高齢者などの見守り対象者の生活状況を自然に見守ることのできる生活見守りシステムを提供する。
【解決手段】生活見守りシステム10の見守りセンタ22は、宅内見守り装置31からメッセージ送信要求を受けると、宅内見守り装置31から送信された音声メッセージを認識し、該認識した音声データをテキストデータに変換して見守り者である家族等に送信するとともに、Web上伝言板に表示する一方、見守り者宅23から高齢者宛にテキストデータが送信されると、送信されたテキストデータをWeb上伝言板に表示するとともに、音声データに変換し、該変換した音声データから音声メッセージを合成して高齢者宅21に送信する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高齢者や病身者などの見守り対象者の生活を遠隔から見守る生活見守りシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
高齢化社会の到来により、高齢者世帯向けの各種サービスが提供されている。例えば、地域で老人世帯を見守るサービスとして、老人世帯に非常コールボタンを設置し、その非常コールボタンの操作による非常通報を受信するセンターをその地域内(例えば、消防署等)に設け、老人に異常が発生した場合に、その非常コールボタンを押してもらうことで、非常通報を受信したセンターから例えば消防署員が駆けつけるといったシステムがある。
【0003】
また、特許文献1には、個人的なシステムとして、宅内に各種センサを設けて在宅老人の異常を検知し、異常検知時には異常信号を管理者(例えば救急センター)に通報する在宅看護管理装置が開示されている。
【0004】
図6は、従来の生活見守りシステムの主な機能を示す図である。図6において、生活見守りシステムは、見守り対象者である高齢者宅1、高齢者宅1の生活情報を収集し異常等を見守る見守りセンタ2、見守りセンタ2で見守られる高齢者宅1の生活情報が配信される見守り者宅3から構成される。図6に示すように、高齢者宅1の生活情報が見守りセンタ2を通じて見守り者宅3に配信される。
【0005】
また、特許文献2には、高齢者宅から一般電話機を通じて子供達の契約者への音声メッセージが送られてくると、所定のメースアドレスあるいは電話番号のFAX装置に対してE−メールあるいはFAX文書に変換して送信し、逆に高齢者宅宛のE−メールやFAX文書によるメッセージが送られてくると、当該高齢者宅の一般電話機を呼出し、E−メールやFAX文書の内容を音声メッセージとして伝達するシステムが開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−131382号公報(図1)
【特許文献2】
特開2002−164934号公報(図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の生活見守りシステムにあっては、以下のような問題点があった。
【0008】
従来の生活見守りシステムは、図6に示すように、高齢者宅内から、一方的に情報を発信し、データをセンタ、又は、高齢者宅の装置から発信された場所にあるシステムで一次受けし、必要に応じて契約者や見守り者に情報提供を目的したものであった。多くは、グラフや文字により、高齢者の生活の様子を見守り者へ一方的に、知らせるというものである。また、特許文献2記載の装置では、高齢者宅の一般電話機から高齢者の音声メッセージを受け取ると、音声メッセージを認識してテキストデータに変換し、該テキストデータからE−メールを作成して契約者のメールアドレスに送信するもので、高齢者は音声により連絡をとることができる。
【0009】
しかし、見守りの根本は、日頃のコミュニケーションが重要であることは、間違いない。一方通行の見守りでは十分とは言えず、また、電話による通話では、時間に制約を受けるなどの不具合もある。
また、現在、比較的若者を中心に、相手側の都合や時間的制約を受けないE−メールがコミュニケーション手段として受け入れられているが、これを高齢者とのコミュニケーションに持ち込もうとすると高齢者側がE−メールを使いこなす状況となっていない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、高齢者などの見守り対象者の生活状況を自然に見守ることのできる生活見守りシステムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の生活見守りシステムは、見守り対象者宅に設置された宅内見守り装置と、前記見守り対象者を見守る見守り者が使用する端末と、前記宅内見守り装置及び前記端末をネットワークを介して接続し、前記宅内見守り装置からの生活情報を収集、管理するとともに、見守り生活情報として前記端末に配信する見守りセンタとを備える生活見守りシステムにおいて、前記見守りセンタは、前記宅内見守り装置から前記見守り者宛に送信された音声メッセージを音声データとして認識する音声認識手段と、前記認識した音声データをテキストデータに変換するとともに、前記端末から前記見守り対象者宛に送信されたテキストデータを音声データに変換する音声−テキスト変換手段と、音声データから音声メッセージを合成する音声合成手段と、テキストデータをハイパーテキスト形式の文書に変換してWeb上伝言板に表示するWebサーバとを備え、前記宅内見守り装置から音声メッセージが送信されると、前記送信された音声メッセージを認識し、該認識した音声データをテキストデータに変換して見守り対象者宛に送信するとともに、前記Web上伝言板に表示し、前記端末から前記見守り対象者宛にテキストデータが送信されると、前記送信されたテキストデータを前記Web上伝言板に表示するとともに、音声データに変換し、該変換した音声データから音声メッセージを合成して見守り者宛に送信することを特徴としている。
【0011】
上記構成によれば、一方(例えば見守り者側)がテキストをインターフェースとして、他方(見守り対象者)は、テキストを意識せずに音声により双方向のコミュニケーションを実現することができる。
【0012】
また、前記見守りセンタは、前記認識した音声データを所定の信号に変換するとともに、前記端末から前記見守り対象者宛に送信されたテキストデータを所定の信号に変換する音声−信号変換手段をさらに備え、前記宅内見守り装置から送信された音声メッセージを認識し、該認識した音声データを信号に変換して見守り対象者宛に送信し、前記端末は、前記伝達された信号をヒューマンインタフェースにより表現する構成によれば、一方がテキストをインターフェースとして、他方は、テキストを意識せずに音声を信号に変換してヒューマンインタフェースにより双方向のコミュニケーションを実現することができる。
【0013】
また、前記見守りセンタは、前記端末から前記見守り対象者宛に送信されたテキストデータを所定の信号に変換する音声−信号変換手段をさらに備え、前記端末から前記見守り対象者宛に送信されたテキストデータを所定の信号に変換して見守り対象者宛に送信し、前記宅内見守り装置は、前記伝達された信号をヒューマンインタフェースにより表現する構成によれば、一方がテキストをインターフェースとして、他方は、テキストを意識せずに音声を信号に変換してヒューマンインタフェースにより双方向のコミュニケーションを実現することができる。
【0014】
また、前記端末は、テキストデータを入力する入力手段と、データを表示する表示手段とを備え、前記宅内見守り装置は、音声を入力する音声入力手段と、音声メッセージを発声する音声発声手段と、データを表示する表示手段とを備える構成によれば、見守り者がテキストをインターフェースとして、見守り対象者は、テキストを意識せずに音声により双方向のコミュニケーションを実現することができる。
【0015】
また、前記ヒューマンインタフェースは、動物・植物、マスコットやキャラクター、ロボット等の形態を有し、動きや表示により形態変化を表現する構成によれば、音声をヒューマンインタフェースによって表現することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な生活見守りシステムの実施の形態について詳細に説明する。
まず、本発明の基本的な考え方について説明する。
携帯電話、自宅パーソナルコンピュータ(PC)の普及により時間・場所を選ばないコミュニケーションが可能になっている。携帯電話及びPCを用いたE−メール等のテキストデータ(以下、単にテキスト又はTEXTという)によるコミュニケーションも行われており、テキストによる高齢者と見守り者のコミュニケーションを通じて親密な見守りが可能になっている。
【0017】
本生活見守りシステムでは、上記テキストによるコミュニケーションをベースにし、さらにVoIP(Voice over IP)又は電話等の利用により音声インターフェースを備えたコミュニケーション機能を連携させるものである。
【0018】
音声インターフェースを備えたコミュニケーション機能には、以下のものがある。
(1)高齢者(見守り対象者)と見守り者のテキストによるコミュニケーションを考える。一方が、E−メール等を利用できない場合が想定される。高齢者と見守り者のうちいずれかの箇所で音声−TEXT変換を実行し、一方がテキストをインターフェースとして送ると、送られたテキストを音声に変換する。他方はテキストを意識せずにコミュニケーションが実現できる。
(2)高齢者と見守り者のテキスト又は音声によるコミュニケーションにおいて、一方が電話又はE−メールを利用してテキスト又は音声を送信すると、いずれかの箇所で音声−信号変換、又は、TEXT−信号変換を実行し、他方は受信した信号を、オブジェ,ロボット,人形等の動きや表示等によるヒューマンインタフェースを介して表現する。他方はヒューマンインタフェースによりコミュニケーションが実現できる。
【0019】
図1は、上記基本的な考え方に基づく生活見守りシステムの基本構成を示す概略図である。
図1において、生活見守りシステム10は、見守り対象者である高齢者宅11、高齢者宅11の生活情報を収集し異常等を見守る見守りセンタ12、見守りセンタ12で見守られる高齢者宅11の生活情報が配信される見守り者宅13から構成される。
【0020】
基本的には、図6に示す従来例と同様に高齢者宅11内から生活情報が発信され、高齢者宅11の装置から発信された生活情報が見守りセンタ12で一次受けされ、必要に応じて契約者である見守り者宅13に情報提供される。
【0021】
見守りセンタ12は、音声認識CTI(Computer Telephony Integration)機能14を備える。CTIは、コンピュータと電話を融合するシステムであり、内線電話網や電話網などの音声ネットワークとLANなどのネットワークを統合し、テレマーケティングなどの分野で電話番号から顧客データベースを検索するアプリケーションなどが容易に構築できる。具体的には、パソコンにテレフォニ・ボードを搭載してパソコンを電話として兼用する方法や、LANのサーバとPBX(構内交換機)を接続してクライアントからサーバ経由線を制御する方法などがある。パソコンのGUI(Graphical User Interface)を使って画面に電話機を表示したり、データベースやE−メールなどのアプリケーションから必要なときに電話を発呼するなどの利用も可能である。
【0022】
また、この音声認識CTI機能14は、高齢者宅11の音声メッセージを受け取ると、該音声メッセージを認識してテキストデータに変換するとともに、見守り者宅13からのテキストを音声に変換する音声−テキスト変換機能15を備える。
【0023】
高齢者宅11に設置する宅内システム本体に実装したボタンを押すと、該操作信号は音声認識CTI機能14及び音声−テキスト変換機能15を有する見守りセンタ12に送信される。この場合、音声認識CTI機能のある見守りセンタ12への電話は、通常の電話でもよい。そして高齢者宅11の高齢者は、音声ガイダンスに従い、必要なメッセージを吹き込むと、見守りセンタ12の音声−テキスト変換機能15により吹き込まれたメッセージは予め登録されたE−メールアドレスにテキスト変換され、又は音声ファイルを添付したメールで見守り者宅13に送信される。見守り者宅13では、送信されたテキスト又は音声ファイルを添付したメールを展開して高齢者のメッセージを受け取ることができる。
【0024】
一方、契約者側である見守り者宅13から、E−メールを送信すると、見守りセンタ12で受信し、見守りセンタ12の音声−テキスト変換機能15では受信したE−メールのテキストを音声に変換して高齢者宅11に送信する。高齢者宅11の宅内機器では、送信された内容を高齢者の読みやすいテキスト表示画面に表示するか、内容を音声で再生する。また、見守り側からメッセージが届いている旨、あるいは見守りセンタ12への電話を促す旨の表示を行っても良い。
【0025】
図2は、上記基本構成を具体化した生活見守りシステムの全体構成を示す図である。
図2において、生活見守りシステム10は、見守り対象である高齢者宅21と、高齢者宅21の生活情報を収集し異常等を見守る見守りセンタ22と、見守りセンタ22で見守られる高齢者宅21生活情報が配信される見守り者宅23と、高齢者宅21、見守りセンタ22及び見守り者宅23をインターネット又は高速専用通信ネットワークで接続しデータを送受信するネットワーク網24と、高齢者宅21、見守りセンタ22及び見守り者宅23を接続する公衆電話網25とを備えて構成される。
【0026】
ネットワーク網24は、上記高齢者宅21と見守り者宅23とをそれぞれ任意の台数、接続している。また、ネットワークを構成する端末数、ネットワークの構成、及びデータの伝送路の形態、有線又は無線などは一切問わない。ネットワーク網24は、インターネット、イーサーネット(Ethernet(登録商標))等によるデータ通信手段やISDN(Integrated Services Digital Network)回線網であり、ISDNに限らず、CATV(Cable Television)、無線LAN、移動通信網等の広域ネットワーク、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、アナログ回線又は専用の配線等を使用してもよい。
【0027】
高齢者宅21は、ネットワーク網24を介して見守りセンタ22に接続され、高齢者宅内を見守る宅内見守り装置31と、公衆電話網25を介して見守り者宅23に接続される電話機32とを備える。この電話機32は、固定電話のほか、携帯電話機/PHS(Personal Handy−Phone System)等の携帯移動端末やFAX装置であってもよい。宅内見守り装置31の具体的構成については図3により後述する。
【0028】
見守り者宅23は、見守り対象者である高齢者の親族などの住居であり、高齢者宅21とは遠隔地に位置している。見守り者宅23は、ネットワーク網24を介して見守りセンタ22に接続されデータを送受信するパーソナルコンピュータ(PC)41(端末)と、公衆電話網25を介して高齢者宅21に接続される電話機42とを備える。パーソナルコンピュータ41は、見守りセンタ22からの生活配信情報及び、高齢者の音声メッセージを音声−テキスト変換したテキストを受信するとともに、高齢者宅21にE−メールなどを送信する通信機能、そのためのデータを表示・入力する表示機能(表示手段)、入力機能(入力手段)、さらには上記各機能を制御して双方向のコミュニケーションを実現する。
【0029】
見守りセンタ22は、公衆電話網25に接続され、CTI機能を有するCTIサーバ50と、ネットワーク網24に接続され、E−メールの送受信を制御するメールサーバ60と、ネットワーク網24に接続され、ハイパーテキスト形式の分散情報の送受信を制御するWWW(World Wide Web、以下単にWebという)サーバ70とを備え、CTIサーバ50、メールサーバ60及びWebサーバ70はデータを授受して連携動作が可能である。
【0030】
CTIサーバ50は、サーバ全体の制御及びCTI機能を実現するための呼制御,CTIリンク,音声制御,音声認識部及び音声合成部を制御するメディア制御を実行するコンピュータからなる制御部51、公衆電話網25に接続され、着信,発呼,回線閉結,FAX通信機能等を有する電話端末部52、メールサーバ60との間でデータを送受信するデータ送受信部53、音声データから音声メッセージを認識する音声認識部54(音声認識手段)、後述するデータベース57に記憶されている音声データを基にテキストから音声メッセージを合成する音声合成部55(音声合成手段)、音声データをテキストに変換する、テキストを音声データに変換する、又はテキストを所定形式の信号に変換するデータ変換を行うデータ変換部56(音声−テキスト変換手段,音声−信号変換手段)、及び音声テキストデータ等の各種データを蓄積するデータベース57を備えて構成される。
【0031】
メールサーバ60は、サーバ全体の制御及びメール機能を実現するコンピュータからなる制御部61、ネットワーク網24に接続しE−メール等の送受信を行うための通信インターフェース部62、CTIサーバ50との間でデータを送受信するデータ送受信部63、Webサーバ70との間でデータを送受信するデータ送受信部64、及び契約者のメールアドレスや電話機42の電話番号、高齢者宅21の電話機32の電話番号を対応付けして格納するデータベース65を備えて構成される。
【0032】
また、E−メールの送受信のために見守り者宅23では、パーソナルコンピュータ41がプロバイダー等を通じてインターネットなどのネットワーク網24に接続できるように予め準備するとともに、メールアドレスを所有する必要がある。見守り者宅23のメールアドレスや高齢者宅21のメールアドレスはメールサーバ60のデータベース65に登録される。
【0033】
一方、高齢者の親族など、高齢者を見守る見守り者宅23では、上記メールアドレスあるいは高齢者宅21の電話機32の電話番号が見守りセンタ22のCTIサーバ50に併設されるデータベース57に登録される。
上記CTIサーバ50又はメールサーバ60は、実際には汎用コンピュータを用いてソフトウェア(CTIアプリケーション,メール送受信アプリケーション)で実現される。
【0034】
Webサーバ70は、サーバ全体の制御及びWeb機能を実現するコンピュータからなる制御部71、ネットワーク網24に接続しハイパーテキスト形式の分散情報等の送受信を行うための通信インターフェース部72、メールサーバ60との間でデータを送受信するデータ送受信部73、及び各種情報を格納するデータベース74を備えて構成される。Webサーバ70によってインターネット上に設置されたWebサイトによるコミュニティが実現可能になる。なお、ハイパーテキスト形式の文書を記述する手段にはHTML(Hypertext Markup Language)があり、Webサーバ70のアドレスを指定するのにURL(Uniform Resource Locator)を使う。
【0035】
図3は、上記宅内見守り装置31の構成を示すブロック図である。
図3において、宅内見守り装置31は、本装置全体を制御する制御部であるCPU81と、制御プログラムや固定データ等を記憶するROM82、CPU81の作業用記憶領域であるRAM83と、ハードディスク(HDD)などからなり受信又は入力情報、センサ情報、音声信号を記憶する外部記憶装置84と、見守り者とコミュニケーションを図るための見守り者の顔等の実写データ,画像データ,操作のためのガイダンスやグラフィックキャラクタ等を表示する大型LCDからなるLCD表示部85と、LCD表示部85上に積層されLCD表示部85上に表示される操作ボタン表示をタッチしたことを検出する透明電極からなるタッチパネル86と、メッセージ送信ボタンなど高齢者ユーザからのキー操作情報を入力生成する操作部87と、各種センサ信号を入力するとともに、各種オブジェ,ロボット,人形を接続可能でありこれらを動作させる信号を出力するI/Oインタフェース88と、ネットワーク網24に接続されデータを送受信する通信部89と、音声信号を出力するスピーカ90(音声発声手段)と、高齢者ユーザから音声信号を入力するマイク91(音声入力手段)とを備えて構成される。
【0036】
CPU81は、双方向コミュニケーション処理などのアプリケーションの処理の実行を含む宅内見守り装置31全体の制御を行うとともに、各制御部を総括して制御する。
ROM82は、CPU81が動作する際に必要なプログラム、制御データ等の固定データを記憶する読出し専用の半導体メモリである。RAM83は、画像表示や類似度判定に関するデータ、演算に使用するデータ及び演算結果等を一時的に記憶するいわゆるワーキングメモリとして使用される。宅内見守り装置31で処理されるプログラムは、このRAMに展開されて実行される。また、RAMの一部は、電気的に書換可能な不揮発性メモリであるEEPROM(electrically erasable programmable ROM)からなり、EEPROMに書き込むプログラムを変えることによって、特に宅内見守り装置31における各種の仕様を変更することができる。すなわち、最近ではシステム開発のデバッグごとにマスクROMを変更する時間損失を回避するため、プログラムROMを不揮発性メモリ、例えばEPROM,EEPROMとし、プログラム開発・修正時間の短縮の大幅な短縮を図っている。また、プログラムをダウンロードしてEEPROMのプログラム内容を書き換えるようにすれば機能のアップグレードや機能の変更を容易に行うことが可能になる。
【0037】
外部記憶装置84は、ハードディスクドライブ(HDD)のほか、DVD等のディスク装置、また電源バックアップにより書き込まれた情報を保持するSRAM(Static RAM)カードや電源バックアップが不要なフラッシュメモリ等からなるコンパクトフラッシュ(登録商標)(CF)、スマートメディア、メモリステッィク等である。
【0038】
LCD表示部85は、画像処理された画像を大型の表示画面に表示する。
高齢者ユーザは、操作部87のボタンを操作して指示を送ることができるほか、LCD表示部85の表示画面に表示される、タッチパネル86のメッセージ送信ボタン等の操作ボタンをタッチして指示することも可能である。さらに、メッセージ送信ボタンの操作後に、宅内見守り装置31が見守りセンタ22のCTIサーバ50に接続されるとマイク91を通じて音声(言葉)によりメッセージ内容を送信可能である。
【0039】
なお、I/Oインタフェース88に接続されるセンサは、宅内の状況又は、居住者の生活ぶりや行動を把握するためのセンサであり、具体的には、人感センサ、ドアスイッチ等のオン/オフ状態を検出するスイッチ、マットスイッチ、水道センサ、ガスセンサ、電流センサ、温度センサ、湿度センサ、照度センサ、音センサ、カメラ、バイタルセンサ、傾斜センサなどがある。
【0040】
以下、上述のように構成された生活見守りシステムの動作を説明する。
まず、見守り者を起点としたコミュニケーションフローについて述べる。
図4は、生活見守りシステム10の動作を説明する図であり、見守り者を起点としたコミュニケーションフローを示す。
図4(a)は、見守り者宅23のパーソナルコンピュータ41に表示される見守り者が見る画面を示している。ここでは、配信された生活見守り画面が表示されている。
【0041】
また、図4(b)は、見守りセンタ22の双方向コミュニケーション制御処理の手順を示すフローであり、図中Sはフローの各ステップを示す。本フローは、具体的にはCTIサーバ50、メールサーバ60及びWebサーバ70における該当アプリケーションの実行により実現される。
【0042】
また、図4(c)は、高齢者宅21の宅内見守り装置31の双方向コミュニケーション制御処理の手順を示すフローであり、図中Sはフローの各ステップを示す。本フローは、具体的にはCPU81における見守り処理の実行により実現される。
【0043】
図4(a)〜(c)において、太実線矢印は動作の流れを説明するためのものであり、また各装置(高齢者宅21、見守りセンタ22及び見守り者宅23)間の制御シーケンスを示すものである。
高齢者宅21の宅内見守り装置31(図3)には、大きめの液晶画面を持つLCD表示部85とマイク91とスピーカ90が実装されている。
【0044】
また、見守りセンタ22(図2)には、CTI機能を有する電話回線に接続されたCTIサーバ50と、このCTIサーバ50に連携されるメールサーバ60及びWebサーバ70とが設置されている。
見守り側が、見守りセンタ22による生活情報提供を受け、高齢者側とコミュニケーションを取る際には、まずE−メールにより、高齢者宛にテキスト文章を送信する。具体的には、図4(a)の生活見守り画面に表示された「清水太郎(見守り対象の高齢者)様へのメッセージ作成」の領域をマウス等のポインティングデバイスによるクリック又はボタン押下により指示する(番号101参照)。すると、図4(a)下段に示すように「清水太郎様へのメッセージ」というダイアグラムが表示され、ここでキー入力により所望の文章を入力する。文章入力後「送信」をクリック又はボタン押下すると(番号102参照)、この文章が図3の宅内見守り装置31の通信部89からネットワーク網24を通して見守りセンタ22に送信される。
【0045】
見守りセンタ22の動作は、図4(b)で示される。まず、ステップS101で見守りセンタ22のメールサーバ60はテキストデータを受信し、ステップS102でデータベース65を用いて宛先を判別する。次いで、ステップS103で見守りセンタ22のWebサーバ70はWebサイトの伝言表示部分に伝言を表示する。例えば、Webサイトに「○○時に病院に行く」などの表示を行う。次いで、ステップS104で宛先へメッセージ存在を通知する。この場合は、高齢者宅21へ上記メッセージの存在を通知する(番号103参照)。
【0046】
メッセージが通知された高齢者宅21の動作は、図4(c)で示される。高齢者宅21内に設置した宅内見守り装置31の通信部89が上記メッセージを受信する。より詳細には宅内見守り装置31の通信部89がデータを受信すると、CPU81は受信したデータのヘッダにある識別IDをチェックし自己宛である場合に以下の処理を行う。
【0047】
まず、ステップS201で受信すべきメッセージがあることを大型のLCD表示部85に表示する。例えば、「○○様から連絡がきています。確認する場合はメッセージ再生要求ボタンを押すか、この画面のメッセージ再生要求ボタンに触れてください。」などの表示を行う。このときメッセージが入ったことを報知音や「連絡がきています」などの音声合成メッセージで高齢者に知らせることが好ましい。メッセージがあることを知った高齢者は、ステップS202でメッセージ再生要求ボタンを押下又は画面の該当箇所を触れる。この応答結果は通信部89及びネットワーク網24を通して見守りセンタ22に通知される(番号104参照)。
【0048】
図4(b)の見守りセンタ22の動作フローに戻って、ステップS105で宛先からのメッセージ要求を待ち、高齢者宅21からのメッセージ要求があったときは、ステップS106で見守り者宅23で入力され(図4(a)参照)上記ステップS101で受信したテキストを音声データに変換する。より詳細にはステップS106では、メールサーバ60でデータベース65を用いて宛先を判別し、通知した宛先からのメッセージ要求を確認したときは適正応答であると判断し受信したテキストをデータ送受信部63を通してCTIサーバ50のデータ送受信部53に渡す。CTIサーバ50の制御部51はメールサーバ60から受け取ったテキストを基に以下の制御を行う。データ変換部56はデータベース57を用いてテキストを音声データに変換し、ステップS107でテキスト−音声変換された音声データを音声合成部55がデータベース57を用いて音声合成し音声データを再生する。この音声データは高齢社宅21に送信され、高齢者宅21内に設置した宅内見守り装置31のスピーカ90から再生される。この場合は、見守り者宅23のパソコン41で入力された図4(a)に示す文章がテキスト−音声変換されて音声データとして宅内見守り装置31のスピーカ90から再生される。
【0049】
本実施の形態では、見守り者宅23から高齢者宅21に対してメッセージが見守りセンタ22に届いている旨を知らせ、高齢者が再生要求をした場合に音声データを高齢者宅21に送信し宅内見守り装置31のスピーカ90で再生する態様を示したが、メッセージ存在を通知する際に音声変換した上記音声データも併せて送信しておき、高齢者の操作により該音声データを再生するようにしてもよい。
【0050】
また、高齢者宅21内に設置した宅内見守り装置31に、上記見守りセンタ22の機能を実装することも可能であり、このように構成すれば、宅内見守り装置31自身がセンタの役割を兼ねることもできる。
また、テキスト−音声変換をせずにテキストをLCD表示部85に表示することも可能である。
【0051】
次に、高齢者を起点としたコミュニケーションフローについて述べる。
図5は、生活見守りシステム10の動作を説明する図であり、高齢者を起点としたコミュニケーションフローを示す。
図5(a)は、高齢者宅21の宅内見守り装置31の大型のLCD表示部85に表示される高齢者が見る画面を示している。ここでは、「発信したい場合にはメッセージ送信ボタンを押下又は画面の該当箇所を触れてください」などの表示がされている。
【0052】
また、図5(b)(c)は、見守りセンタ22の双方向コミュニケーション制御処理の手順を示すフローであり、本フローは、CTIサーバ50、メールサーバ60及びWebサーバ70における該当アプリケーションの実行により実現される。
また、図5(d)は、見守り者宅23のパーソナルコンピュータ41の双方向コミュニケーション制御処理の手順を示すフローである。
図5(a)〜(d)において、太実線矢印は動作の流れを説明するためのものであり、また各装置(高齢者宅21、見守りセンタ22及び見守り者宅23)間の制御シーケンスを示すものである。
【0053】
高齢者側から発信したい場合には、図5(a)に示すようにステップS211で高齢者は大型のLCD表示部85液晶画面の該当領域をタッチするか又は、専用のメッセージ送信ボタンを押す。宅内見守り装置31のCPU81では、このメッセージ送信ボタン押下を受けて見守りセンタ22に接続するためのアクセス要求を通信部89を通して見守りセンタ22に送信する(番号105参照)。
【0054】
見守りセンタ22では、図5(b)に示すように、まず、ステップS111で見守りセンタ22のメールサーバ60はデータを受信し、データベース65を用いて送信依頼者を判別する。送信依頼者を確認したときは見守りセンタ22は宅内見守り装置31との間で以下のような音声データのやり取りを行う。例えば、図5(a)に示すように宅内見守り装置31のスピーカ90から高齢者に対して「誰に送信?」を発声する。この発声データは、CTIサーバ50の制御部51の指示を受けた音声認識部54が、メールサーバ60から受け取ったデータを基にデータベース57を用いて適当な音声案内データを選択し、この音声案内データをさらにデータ変換部56が音声データに変換しメールサーバ60を介して宅内見守り装置31に送信することにより行われる(図5(b)のステップS112の処理)。
【0055】
図5(a)に示すように、「誰に送信?」という音声ガイダンスを受けて、高齢者が例えば「清水一郎(見守り者)」と応答する。この応答結果は、見守りセンタ22のメールサーバ60に送信され、メールサーバ60は受信した音声データをCTIサーバ50にデータ転送し、CTIサーバ50の音声認識部54がデータベース57の宛先データベースを検索してメッセージ内容の認識を行う(図5(b)のステップS113の処理)。メッセージ内容認識結果はデータ変換部56により音声データに変換されメールサーバ60を介して宅内見守り装置31に送信される。この例では、「内容は?」という音声ガイダンスを受けて、高齢者が「来週はいつでもいいぞ」と応答する。この応答結果は、見守りセンタ22のメールサーバ60に送信され、メールサーバ60は受信した音声データをCTIサーバ50にデータ転送し、CTIサーバ50の音声認識部54がデータベース57の宛先データベースを検索してメッセージ内容の認識を行う。このようにして、形式上有効なメッセージ内容が得られたときは、ステップS114でデータ変換部56は得られた音声データをテキストに変換し、さらに、ステップS115でWebサーバ70はテキスト変換したメッセージ内容をWeb画面に反映する(番号106参照)。次いで、ステップS116で変換したテキストをメールサーバ60を介してE−メールとして見守り者宅23に送信する(番号107参照)。
【0056】
Webサーバ70は、ネットワーク網24に張り巡らされたインターネット上で図5(c)に示すWeb画面を表示している。ここでは、ステップS301でWeb上伝言板に伝言内容「発言者:清水太郎様/来週は、いつでもいいぞ」を表示する。
【0057】
一方、見守り者宅23では、図5(d)に示すようにネットワーク網24に接続されているコンピュータ41がE−メールを受信し(ステップS401)、表示画面上に、この場合の<subject>「清水太郎様からのメッセージ」と、その<body>に受信したメール内容「来週は、いつでもいいぞ」を表示する。
【0058】
このように、高齢者はCTIサーバ50に接続された見守りセンタ22のガイダンスに従い、伝えたいメッセージ内容、送信先等を言葉で伝えると、Web上伝言板に伝言内容が表示され、また送信先である見守り者宅23には、音声−テキスト変換されたE−メールとして送信される。
以上は、宅内見守り装置31及び見守りセンタ22にコミュニケーションインタフェースありとした場合の例であるが、上記コミュニケーションインタフェースがない場合についても同様に適用できる。
【0059】
例えば、上記コミュニケーションインタフェースを通常電話機とした場合、見守り者からのメール内容は、見守りセンタ22でテキスト−音声変換され、合成音声により電話を通じて高齢者へ届く。メッセージが見守りセンタ22に届いていることを知らせる機能を宅内見守り装置31に持たせても良いし、見守りセンタ24から電話で留守電に入れても良い。
【0060】
以上のように、本実施の形態の生活見守りシステム10の見守りセンタ22は、公衆電話網25に接続され、CTI機能を有するCTIサーバ50と、ネットワーク網24に接続され、E−メールの送受信を制御するメールサーバ60と、インターネット上に設置されたWebサイトによるコミュニティが実現するWebサーバ70とを備え、宅内見守り装置31からメッセージ送信要求を受けると、宅内見守り装置31から送信された音声メッセージを認識し、該認識した音声データをテキストデータに変換して見守り者である家族等に送信するとともに、Web上伝言板に表示する。また、見守り者宅23から高齢者宛にテキストデータが送信されると、送信されたテキストデータをWeb上伝言板に表示するとともに、音声データに変換し、該変換した音声データから音声メッセージを合成して高齢者宅21に送信する。
【0061】
したがって、一方(例えば見守り者側)がテキストをインターフェースとして、他方(見守り対象者)は、テキストを意識せずに音声により双方向のコミュニケーションを実現することができる。また、Webサイトを通じて双方向のコミュニケーションを実現することができる。
【0062】
特に、高齢者にとっては、コミュニケーションをとりたいとき、大型のLCD表示部85に表示されている又は操作部87にあるメッセージ送信ボタンを押すだけでガイダンスに従って相手先を告げ、音声によって家族等の見守り者に所望のメッセージを伝えればよいので、複雑な操作やE−メールを使いこなすような技術を必要とせず、メッセージを伝えるという直感的動作によって双方向のコミュニケーションを実現することができる。
【0063】
また、遠隔地にある見守り者にとっても通常電話の場合と異なり、相手側の都合や時間的制約を受けないE−メール及びWebサイトによって、いつでも必要なメッセージを見守り対象者に送ることができので、伝えたい内容を確実に相手側に伝達することができる。メッセージを受け取る高齢者は、LCD表示部85の表示や音声ガイダンスによってメッセージの到着を知り、いつでも好きな時にメッセージ再生ボタンを押すだけで家族などから来たメッセージを音声により知ることができる。
このように、一方通行の見守りではなく、かつ時間・場所を選ぶことなく双方向のコミュニケーションが可能になるため、より親密な見守りを実現することができる。
【0064】
なお、本実施の形態では、見守りセンタ22のCTIサーバ50が、テキストから音声メッセージを合成する音声合成部55、音声データをテキストに又はテキストを音声データに変換するデータ変換部56を備える構成としたが、これらの機能部は、宅内見守り装置31から見守り者宅23に至るどのような経路・箇所に設置されていても構わない。例えば、宅内見守り装置31に設置する構成としてもよい。宅内見守り装置において上記データ変換が実行されるようにすれば、応答レスポンスの向上が期待できる。さらに、見守りセンタの構成を変えることなく実施できるので導入の容易性と大掛かりなシステム変更を避けて容易に実施することができる。
【0065】
また、高齢者が住む高齢者宅21とその高齢者を見守る見守り者宅23を代表的な例として説明したが、高齢者及び見守り者は説明の便宜上の名称に過ぎず本システムの対象を限定するものではない。例えば、高齢者のほか病身者を見守り対象としてもよいことは勿論である。
【0066】
また、本実施の形態では、生活見守りシステムという名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、見守りサービスシステム、生活見守り方法等でもよいことは勿論である。
また、本実施の形態では、音声−テキスト変換を実行する例を示したが、音声−テキスト変換に代えてあるいは加えて、上記宅内見守り装置31から見守り者宅23に至るいずれかの箇所(図2ではCTIサーバ50のデータ変換部56で行っている)で音声−信号変換、又は、テキスト−信号変換を実行し、この信号によって宅内見守り装置31又はパーソナルコンピュータ41でオブジェ、ロボット、人形等の動きや、表示等のヒューマンインタフェースを実現することも可能である。
【0067】
さらに、図4及び図5に示すコミュニケーションフローの構成例はあくまでも一例であり、一方がテキストをインターフェースとして、他方は、テキストを意識せずにコミュニケーションを実現できるシステムであればどのようなものでもよい。
また、図2及び図3に示す装置の各構成部材、例えば、CTI機能サーバやメールサーバ、Webサーバ、表示部の種類、配置、数、表示形式等は前述した実施の形態に限られない。
【0068】
【発明の効果】
以上の説明から理解できるように、本発明の生活見守りシステムによれば、一方がテキストをインターフェースとして、他方は、テキストを意識せずに音声又は信号により双方向のコミュニケーションを実現することができ、一方通行の見守りではなく、かつ時間・場所を選ぶことなく双方向のコミュニケーションが可能になる。したがって、より親密な見守りを実現することができ、高齢者などの見守り対象者の生活状況を自然に見守ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な考え方に基づく生活見守りシステムの基本構成を示す概略図である。
【図2】本発明の基本構成を具体化した生活見守りシステムの全体構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の生活見守りシステムの宅内見守り装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態の生活見守りシステムの動作を説明する図である。
【図5】本実施の形態の生活見守りシステムの動作を説明する図である。
【図6】従来の生活見守りシステムの主な機能を示す図である。
【符号の説明】
10 生活見守りシステム
11,21 高齢者宅
12,22 見守りセンタ
13,23 見守り者宅
14 音声認識CTI機能
15 音声−テキスト変換機能
24 ネットワーク網
25 公衆電話網
31 宅内見守り装置
32,42 電話機
41 パーソナルコンピュータ(PC)(端末)
50 CTIサーバ
51,61,71 制御部
52 電話端末部
53,63,64,73 データ送受信部
54 音声認識部(音声認識手段)
55 音声合成部(音声合成手段)
56 データ変換部(音声−テキスト変換手段,音声−信号変換手段)
57,65,74 データベース
60 メールサーバ
62,72 通信インターフェース部
70 Webサーバ
81 CPU
82 ROM
83 RAM
84 外部記憶装置
85 LCD表示部
86 タッチパネル
87 操作部
88 I/Oインタフェース
89 通信部
90 スピーカ(音声発声手段)
91 マイク(音声入力手段)

Claims (5)

  1. 見守り対象者宅に設置された宅内見守り装置と、前記見守り対象者を見守る見守り者が使用する端末と、前記宅内見守り装置及び前記端末をネットワークを介して接続し、前記宅内見守り装置からの生活情報を収集、管理するとともに、見守り生活情報として前記端末に配信する見守りセンタとを備える生活見守りシステムにおいて、
    前記見守りセンタは、
    前記宅内見守り装置から前記見守り者宛に送信された音声メッセージを音声データとして認識する音声認識手段と、
    前記認識した音声データをテキストデータに変換するとともに、前記端末から前記見守り対象者宛に送信されたテキストデータを音声データに変換する音声−テキスト変換手段と、
    音声データから音声メッセージを合成する音声合成手段と、
    テキストデータをハイパーテキスト形式の文書に変換してWeb上伝言板に表示するWebサーバとを備え、
    前記宅内見守り装置から音声メッセージが送信されると、前記送信された音声メッセージを認識し、該認識した音声データをテキストデータに変換して見守り対象者宛に送信するとともに、前記Web上伝言板に表示し、
    前記端末から前記見守り対象者宛にテキストデータが送信されると、前記送信されたテキストデータを前記Web上伝言板に表示するとともに、音声データに変換し、該変換した音声データから音声メッセージを合成して見守り者宛に送信することを特徴とする生活見守りシステム。
  2. 前記見守りセンタは、前記認識した音声データを所定の信号に変換するとともに、前記端末から前記見守り対象者宛に送信されたテキストデータを所定の信号に変換する音声−信号変換手段をさらに備え、
    前記宅内見守り装置から送信された音声メッセージを認識し、該認識した音声データを信号に変換して見守り対象者宛に送信し、
    前記端末は、前記伝達された信号をヒューマンインタフェースにより表現することを特徴とする請求項1記載の生活見守りシステム。
  3. 前記見守りセンタは、前記端末から前記見守り対象者宛に送信されたテキストデータを所定の信号に変換する音声−信号変換手段をさらに備え、
    前記端末から前記見守り対象者宛に送信されたテキストデータを所定の信号に変換して見守り対象者宛に送信し、
    前記宅内見守り装置は、前記伝達された信号をヒューマンインタフェースにより表現することを特徴とする請求項1記載の生活見守りシステム。
  4. 前記端末は、
    テキストデータを入力する入力手段と、
    データを表示する表示手段とを備え、
    前記宅内見守り装置は、
    音声を入力する音声入力手段と、
    音声メッセージを発声する音声発声手段と、
    データを表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の生活見守りシステム。
  5. 前記ヒューマンインタフェースは、動物・植物、マスコットやキャラクター、ロボット等の形態を有し、動きや表示により形態変化を表現することを特徴とする請求項2又は3に記載の生活見守りシステム。
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