JP2004208817A - パチンコシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】実際のパチンコとインターネット上のパチンコゲームとを共にプレイできる、ユーザの利便性の高いパチンコシステムを提供する。
【解決手段】インターネットにアクセス可能なコンピュータのUSBポートに接続可能なUSBデバイスであるUSBキー5を用いて、ユーザ端末6からパチンコサーバ1にUSBキー内の暗号化されたID(識別子)を入力するとIDの復号化を行い、当該IDに対応付けて記憶されたパチンコ玉数の範囲内でインターネット上のパチンコゲームの利用を許可するパチンコシステムである。
【選択図】 図1
【解決手段】インターネットにアクセス可能なコンピュータのUSBポートに接続可能なUSBデバイスであるUSBキー5を用いて、ユーザ端末6からパチンコサーバ1にUSBキー内の暗号化されたID(識別子)を入力するとIDの復号化を行い、当該IDに対応付けて記憶されたパチンコ玉数の範囲内でインターネット上のパチンコゲームの利用を許可するパチンコシステムである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ店におけるパチンコとネット上のパチンコゲームを融合したパチンコシステムに関し、特に利用者の利便性を向上させることのできるパチンコシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコはパチンコ店に出向いて有償でパチンコ玉を借りてプレイし、プレイによって得られた玉を景品に交換したり、又はパチンコ店にその玉を預ける貯玉を行って、次回のプレイに持ち越すことができるものとなっている。
【0003】
また、インターネット上のゲームサイトでは有償でパチンコ又はスロット等のゲームを楽しむことができるものがある。上記パチンコゲームによって、騒音とタバコの煙の充満するパチンコ店を敬遠する人も、自分の好きな場所でパチンコに興じることができる。
【0004】
また、パチンコ店のパチンコとインターネット上のパチンコゲームとを融合したシステムとして従来、平成14年1月15日公開の特願2002−11220号「景品交換方法および景品交換システム」(出願人:株式会社日本ティーエムアイ、発明者:加納千之他)が提案されている。
【0005】
上記システムは、パチンコ店において、磁気カード又はICカードである貯玉カードを発行すると共に当該カードに記憶されている玉数の情報を管理サーバに格納しておき、貯玉カードの所有者は、インターネットの景品交換サイトにアクセスして貯玉カードのID番号等を入力すると、管理サーバに格納されている玉数に応じた景品の交換手続をすることができ、またインターネットのパチンコゲームサイトにアクセスして、貯玉カードのID番号等を入力すると、管理サーバに格納されている玉数に応じてパチンコゲームをプレイすることができるものである。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−11220号公報(第5−7頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記景品交換システムでは、インターネットへのパチンコゲームサイト及び景品交換サイトへアクセスするには、貯玉カードのID番号を入力したり、或いは貯玉カードのリーダ(読み取り機)を用意してID番号を読み取らせなければならず、パチンコゲーム利用のために手間やコストが増大するという問題点があった。
【0008】
また、上記景品交換システムは、インターネット上で景品交換できるにもかかわらず、貯玉カードに玉を補充するには、パチンコ店に出向いて玉を借り出し、貯玉カードの玉数の情報の更新を行わなければならず、不便であるという問題点があった。
【0009】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、パチンコ店の実際のパチンコとインターネット上のパチンコゲームを共に楽しむことのできる、利便性の高いパチンコシステムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、パチンコシステムにおいて、インターネットに接続可能なコンピュータのUSBポートコネクタに接続可能なUSBデバイスであるUSBキーに、固有の識別子が暗号化されて記憶されており、ユーザ毎に識別子と、パチンコ玉の玉数を示す玉数ポイントが対応付けて記憶され、コンピュータからインターネットを介して暗号化された識別子が送信されると、暗号化された識別子を復号して識別子の認証を行い、識別子に対応する玉数ポイントの範囲内で、インターネット上のパチンコゲームにおけるパチンコ玉として引き出し、若しくは現実のパチンコ店におけるパチンコ玉として引き出し可能とするパチンコサーバを備えたものであり、簡易且つ安価に実際のパチンコとインターネット上のパチンコゲームを共にプレイでき、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0011】
また、パチンコシステムにおいて、インターネットに接続可能なコンピュータのUSBポートコネクタに接続可能なUSBデバイスであるUSBキーに、固有の識別子が暗号化されて記憶されており、ユーザ毎に識別子と、パチンコ店に固有の店舗コードと、当該パチンコ店におけるユーザのパチンコ玉の玉数を示す玉数ポイントとが対応づけて記憶され、店舗コードの付与されたパチンコ店をインターネット上で運営するものであり、インターネットにおける特定のパチンコ店にアクセスしたコンピュータからインターネットを介して暗号化された識別子が送信されると、暗号化された識別子を復号して識別子の認証を行い、識別子と特定のパチンコ店の店舗コードから特定のパチンコ店におけるユーザの玉数ポイントの範囲内で、インターネット上の特定のパチンコ店におけるパチンコ玉として引き出し、若しくは現実のパチンコ店におけるパチンコ玉として引き出し可能とするパチンコサーバを備えたものであり、ユーザは一つのUSBキーによって多店舗にわたって実際のパチンコとインターネット上のパチンコゲームをプレイでき、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0012】
また、上記パチンコシステムにおいて、パチンコサーバは、ユーザ毎にUSBキーの識別子及びチャージ用パスワードを対応付けて記憶し、インターネット上のパチンコゲームにおけるパチンコ玉の借り入れを行う際に、コンピュータからのUSBキーの暗号化された識別子を復号化し、コンピュータで入力されたチャージ用パスワードが、復号化された識別子に一致する記憶された識別子に対応するチャージ用パスワードに一致する場合に、プリペイド式の電子キャッシュとして用いられる資金をユーザの銀行口座からパチンコサーバを運用する会社の口座に移動することを許可し、資金移動が為されると移動された資金を玉数ポイントに変換し、識別子に対応する玉数ポイントに加算するものであり、インターネット上のパチンコゲームにおけるパチンコ玉の借り入れについてセキュリティを向上させることができる。
【0013】
また、上記パチンコシステムにおいて、パチンコサーバは、ユーザ毎にUSBキーの識別子、ユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードを対応付けて記憶し、インターネット上のパチンコゲームにおけるパチンコ玉の借り入れを行う際に、コンピュータからのUSBキーの暗号化された識別子を復号化し、コンピュータで入力されたユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードがそれぞれ、復号化された識別子に一致する記憶された識別子に対応したユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードに一致する場合に、プリペイド式の電子キャッシュとして用いられる資金をユーザの銀行口座から運用会社の口座に移動することを許可し、資金移動が為されると移動された資金を玉数ポイントに変換し、識別子に対応する玉数ポイントに加算するものであり、インターネット上のパチンコゲームにおけるパチンコ玉の借り入れについてセキュリティを一層向上させることができる。
【0014】
また、上記パチンコシステムにおいて、パチンコサーバは、ユーザ毎にUSBキーの識別子、店舗コード及びチャージ用パスワードを対応付けて記憶し、インターネット上で特定のパチンコ店においてパチンコ玉の借り入れを行う際に、コンピュータからのUSBキーの暗号化された識別子を復号化し、コンピュータで入力されたチャージ用パスワードが、復号化された識別子及び特定のパチンコ店の店舗コードに一致する記憶された識別子及び店舗コードに対応するチャージ用パスワードに一致する場合に、プリペイド式の電子キャッシュとして用いられる資金をユーザの銀行口座からパチンコサーバを運用する会社の口座に移動することを許可し、資金移動が為されると移動された資金を玉数ポイントに変換し、識別子及び店舗コードに対応する玉数ポイントに加算するものであり、インターネット上の各パチンコ店におけるパチンコ玉の借り入れについてセキュリティを向上させることができる。
【0015】
また、上記パチンコシステムにおいて、パチンコサーバは、ユーザ毎にUSBキーの識別子、店舗コード、ユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードを対応付けて記憶し、インターネット上で特定のパチンコ店においてパチンコ玉の借り入れを行う際に、コンピュータからのUSBキーの暗号化された識別子を復号化し、コンピュータで入力されたユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードがそれぞれ、復号化された識別子及び前記特定のパチンコ店の店舗コードに一致する記憶された識別子及び店舗コードに対応するユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードに一致する場合に、プリペイド式の電子キャッシュとして用いられる資金をユーザの銀行口座からパチンコサーバを運用する会社の口座に移動することを許可し、資金移動が為されると移動された資金を玉数ポイントに変換し、識別子及び店舗コードに対応する玉数ポイントに加算するものであり、インターネット上の各パチンコ店におけるパチンコ玉の借り入れについてセキュリティを一層向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態に係るパチンコシステムは、インターネットにアクセス可能なコンピュータのUSBポートに接続可能なUSBデバイスであるUSBキーを用いて、USBキー内の暗号化されたID(識別子)を入力するとIDの復号化を行い、当該IDに対応付けて記憶されたパチンコ玉数の範囲内でインターネット上のパチンコゲームの利用を許可するものであり、簡易且つ安価に実際のパチンコとインターネット上のパチンコゲームを共にプレイできるものである。
尚、インターネットで提供されるパチンコゲームは、特定の現実のパチンコ店が運営するものである。また、パチンコゲームで得られたパチンコ玉数は、当該パチンコ店で利用可能であり、例えば、景品に交換したり、当該パチンコ店におけるパチンコ玉数に交換できるものである。
【0017】
また、本発明の別の実施形態に係るパチンコシステムは、USBキーを用いて、暗号化されたIDとユーザパスワード(パスワード1)とパチンコ玉数のチャージ用パスワード(パスワード2)を用いてインターネット上でパチンコ玉を借り入れるものであり、パチンコ玉数のチャージにはUSBキーのIDと二重のパスワード入力によってセキュリティを厳重なるものにしつつ、パチンコゲームの際にはユーザパスワードでプレイ可能とすることで、ゲーム利用の利便性を向上させ、インターネット上でのパチンコ玉の借り入れのセキュリティを向上させるものである。
尚、請求項におけるコンピュータは図のパチンコ端末3及び玉替機4又はユーザ端末6に相当する。
【0018】
本発明の第1の実施の形態のパチンコシステム(以下、第1のシステム)の構成について、図1を用いて説明する。図1は、第1のシステムの構成図である。第1のシステムは、キーIDの記憶されたUSBキー5を用いて、パチンコ店の実際のパチンコ及びインターネット上のパチンコゲームをプレイすることのできるシステムである。
【0019】
図1に示すように、第1のシステムは、パチンコサーバ1と、パチンコ端末3と、玉替機4と、USB(Universal Serial Bus)キー5と、ユーザ端末6とを基本的に備えている。このうち、パチンコサーバ1、パチンコ端末3及びユーザ端末6は、それぞれインターネット2に接続されている。また、パチンコ端末3及び玉替機4は互いに接続されており、パチンコ店Aに備えられている。
【0020】
次に、第1のシステムの各部の構成について説明する。
パチンコサーバ1は、インターネット2を介して送信されるパチンコ利用者のUSBキーのID(キーID)及びパチンコ利用者の所有するパチンコ玉の玉数ポイントを格納する。
パチンコ店における初期登録又はパチンコ玉の借り入れ等において、パチンコサーバ1は、パチンコ端末3から送信される暗号化されたキーIDを受信すると、キーIDの復号化を行い、既に格納されているキーIDと一致するか否かを判断するキーIDの認証を行う。認証の結果、格納されているキーIDと一致すると判断すると、パチンコサーバ1は、さらにパチンコ端末3から送信された玉数ポイントに基づいて、格納されている玉数ポイントを更新する。
パチンコサーバ1は、暗号化されたキーIDを復号するための復号化プログラムを備えており、当該プログラムを用いてキーIDの認証を行う。
【0021】
また、パチンコサーバ1は、WWW(World Wide Web)サーバ機能を有しており、当該サーバ機能を用いてインターネット上でゲームサイトを運営し、パチンコゲームを提供する。
パチンコサーバ1は、ユーザ端末6からインターネット2を介して送信されたキーIDに基づいて認証を行い、玉数ポイントに基づいてパチンコゲームが利用可能か否かを判断し、認証が行われ且つ利用可能と判断した場合にパチンコゲームのプレイを許可する。
また、パチンコサーバ1は、パチンコゲームのプレイ終了後、玉数ポイントを集計し、既に格納されている玉数ポイントを更新する。
【0022】
パチンコ端末3は、玉替機4に接続されており、玉替機4から送信されるキーID及び玉数ポイントを、インターネット2を介してパチンコサーバ1に送信し、玉数ポイントの登録を行う。
【0023】
玉替機4は、USBキー5を接続するためのUSBスロットを備えており、パチンコ玉の借り入れ、預け入れ又は引き出しが発生すると、当該スロットに接続されたUSBキー5からキーIDを読み取り、パチンコ端末3にキーID及び借り入れ、預け入れ又は引き出しのあった玉数ポイントを送信する。
尚、パチンコ玉の借り入れとは、利用者がパチンコ店からパチンコ玉を借りることであり、預け入れは、利用者が自己の所有するパチンコ玉をパチンコ店に預けることであり、また引き出しとは、利用者がパチンコ店に預けたパチンコ玉の中から、任意の数のパチンコ玉を返却してもらうことである。
【0024】
USBキー5は、コンピュータのUSBポート又は玉替機4のUSBスロットに接続されるUSBデバイスであり、USBキーのキーIDが暗号化されて記憶されている。USBキー5は、パチンコ店Aにおいてパチンコ利用者に提供される。
ユーザ端末6は、インターネット2に接続された複数のPC(パーソナルコンピュータ)であり、USBポートを備えている。ユーザ端末6は、USBポートにUSBキーが接続された状態で、WWWブラウザを用いて、パチンコサーバ1のWebサイト(パチンコ店Aが運営するサイト)にアクセスし、提供されているパチンコゲーム(パチンコ店Aが提供元となるゲーム)をプレイすることができる。このアクセスの際に、ユーザ端末6は、USBキー5のキーIDを読み取り、パチンコサーバ1に送信する。
【0025】
次に、第1のシステムによるUSBキー5を用いたパチンコ及びパチンコゲームの利用方法について説明する。
パチンコ利用者は、パチンコ店Aにおいて利用者登録を行う旨を店員に申し付けると、店員は、暗号化されたキーIDが記憶されたUSBキー5を、利用者に提供する。この提供に際して、ユーザパスワードを登録してもらい、パチンコサーバ1でキーIDとユーザパスワードとを対応付けて記憶するものとしてもよい。
【0026】
USBキー5の提供に伴い、店員は、パチンコ端末3を用いてパチンコサーバ1にアクセスし、キーID等が有効となったことを登録する。USBキーの提供の際に、パチンコ玉の貸出料を支払ったパチンコ利用者に対しては、貸出料に応じた玉数ポイントをパチンコサーバ1に登録する。
【0027】
USBキー5が提供された後、パチンコ利用者は、パチンコ玉の借り入れを行う。借り入れにおいて、利用者はまず、玉替機4のUSBスロットにUSBキー5を接続する。玉替機4は、スロットに接続されたUSBキー5から暗号化されたキーIDを読み取り、パチンコ端末3に当該キーIDを出力する。
パチンコ端末3に出力された暗号化されたキーIDは、インターネット2を介してパチンコサーバ1に送信される。パチンコサーバ1は、受信した暗号化されたキーIDの復号化を行い、既に登録されているキーIDであるか否かを判断して、キーIDの認証を行う。
【0028】
キーIDの認証の結果、既に登録されているキーIDと一致すると判断すると、パチンコサーバ1は、キーIDに対応する玉数ポイントを読み出し、パチンコ端末3を介して、玉替機4に送信する。玉替機4は受信した玉数ポイントに基づいて、利用者に対し現在の玉数ポイントを表示する。
利用者が玉替機4で借り入れるパチンコ玉の玉数を指定すると、指定された玉数ポイントはパチンコ端末3を介してパチンコサーバ1に送信される。パチンコサーバ1は、指定された玉数ポイントを、キーIDに対応する格納済みの玉数ポイントに加算して、新たな玉数ポイントとして更新、格納する。新たな玉数ポイントは、パチンコ端末3を介して玉替機4に送信され、表示される。
【0029】
また、USBキー5を受け取ったパチンコ利用者は、USBキー5を用いて、インターネット2上でパチンコサーバ1の提供するパチンコゲームをプレイすることができる。以下、USBキー5を用いたパチンコゲームの利用方法について説明する。
パチンコ利用者は、自己のユーザ端末6のUSBポートにUSBキー5を接続し、インターネット2を介してパチンコサーバ1の運営するゲームサイトにアクセスする。パチンコサーバ1は、ゲームサイトにアクセスしたユーザ端末6に対しキーIDの認証を行う。
【0030】
キーIDの認証において、パチンコサーバ1は、ゲームサイトにアクセスしたユーザ端末6があると、インターネット2を介してキーIDの送信命令を当該ユーザ端末6に送信する。キーIDの送信命令を受信したユーザ端末6は、自己のUSBポートに接続されているUSBキー5から、暗号化されているキーIDを読み出し、パチンコサーバ1に送信する。
暗号化されたキーIDを受信すると、パチンコサーバ1は、キーIDの暗号解読を行い、既に登録されているキーIDであるか否かを判断する。
【0031】
受信したキーIDが登録されているものであると判断した場合には、パチンコサーバ1は、ユーザ端末6によるゲームサイトの利用を許可する。送信命令の送信後一定時間たってもキーIDを受信しなかったり、認証の結果キーIDが登録されているものと異なる場合には、パチンコサーバ1は、ユーザ端末6のゲームサイトの利用を拒否するメッセージをユーザ端末6に送信する。
【0032】
ゲームサイトの利用を許可されたパチンコ利用者が、ユーザ端末6を用いてゲームサイトで提供されているパチンコゲームをプレイしようとすると、パチンコサーバ1は、格納されている玉数ポイントを参照することで、利用者が所有するパチンコ玉の玉数ポイントの確認を行う。
【0033】
玉数ポイントの確認の結果、玉数が0でない場合には、パチンコサーバ1は、ユーザ端末6に対してパチンコゲームのプレイを許可する。これにより利用者は、インターネット2を介してパチンコゲームをプレイすることができる。
一方、玉数が全くない場合には、利用者はパチンコゲームのプレイをすることができないため、パチンコサーバ1は、所有しているパチンコ玉がない旨のメッセージをユーザ端末6に送信する。
【0034】
パチンコゲームにおいても、パチンコ利用者は、実際のパチンコと同様、玉数ポイントの範囲内で特定の玉数のバーチャルのパチンコ玉を引き出し、プレイに用いることができる。パチンコ玉の引き出しにおいて、パチンコサーバ1は、パチンコ玉の引き出しが行われると、パチンコサーバ1は、格納されている玉数ポイントから引き出された分の玉数を減算し、新たな玉数ポイントとして更新、格納する。
【0035】
パチンコゲームを終了すると、パチンコサーバ1は、終了時におけるバーチャルのパチンコ玉の玉数を集計し、格納されている玉数ポイントと加算し、新たな玉数ポイントとして格納する。
したがって第1のシステムにおいて、パチンコサーバ1は、パチンコゲームで得られたバーチャルのパチンコ玉を、実際のパチンコにおけるパチンコ玉と同等に扱い、玉数ポイントとして集計する。
【0036】
パチンコゲームで得られた玉数ポイントによって、パチンコ利用者は、パチンコ店Aにおいてパチンコ玉を引き出し、パチンコ店において実際のパチンコをプレイしたり、また景品交換所において景品と交換することができる。
パチンコサーバ1に玉数ポイントが記憶されている状態において、パチンコ利用者は、記憶されている玉数ポイントの範囲で、特定の玉数のパチンコ玉の引き出しを行うことができる。引き出しにおいて、利用者は、玉替機4にUSBキー5をUSBスロットに接続し、引き出そうとする玉数を指定する。玉替機4は、スロットに接続されたUSBキー5から暗号化されたキーIDを読み取り、パチンコ端末3にキーIDを出力する。
【0037】
パチンコ端末3に出力された暗号化されたキーIDは、インターネット2を介してパチンコサーバ1に送信される。以後、パチンコサーバ1では、パチンコ玉の借り入れの場合と同様、キーIDの認証を行い、玉数ポイントを更新した後、パチンコ端末3へキーIDと新たな玉数ポイントを送信する。
【0038】
第1のシステムにおいて、実際のパチンコをプレイし、プレイによって得られたパチンコ玉を預け入れる場合にも、上述したパチンコ玉の借り入れ時の処理によって、預け入れた玉数の情報をパチンコサーバ1に反映させることができる。
【0039】
第1のシステムは、パチンコ店が複数ある場合においても適用することができる。この場合、第1のシステムは、各パチンコ店にパチンコ端末3及び玉替機4を設置し、パチンコサーバ1において店舗毎における玉数ポイントを管理させる必要がある。
【0040】
次に、第1のシステムにおいて、新たにパチンコ店Bもシステムに加入している場合を想定する。この場合、図1に示すパチンコ店Bにもパチンコ店Aと同様、パチンコ端末3及び玉替機4が設置されており、パチンコサーバ1とインターネット2を介した通信を行うことができる。
【0041】
また、各店には個別の店舗コードが付与されており、パチンコ端末3からパチンコサーバ1へのデータ送信の際には、店舗コードが付与されて送信され、パチンコサーバ1は、データの送受信先を識別してデータ通信を行うことができる。このため、パチンコ利用者は、あるパチンコ店で提供されたUSBキーを用いて、他のパチンコ店においてパチンコ玉の借り入れ等を行うことができる。但し、玉数ポイントは店舗毎に管理されている。
【0042】
パチンコ店が複数ある場合の第1のシステムにおけるパチンコサーバ1のデータ管理及びパチンコゲームの提供方法について、図2及び図3を用いて説明する。図2は、複数の店舗が加入している場合の第1のシステムにおけるパチンコサーバ1のテーブル構成図であり、図3は、複数の店舗が加入している場合の第1のシステムにおけるパチンコゲーム提供方法のフローチャート図である。
【0043】
複数の店舗が加入している場合において、パチンコサーバ1は、図2に示すテーブルによって、店舗毎にキーID及び玉数ポイントを管理している。例えば図2のテーブルには、キーID”A001”が店舗コード01のパチンコ店において5000発相当の玉数ポイントを所有している情報が1行目に格納され、店舗コード02のパチンコ店において3000発相当の玉数ポイントを所有している情報が2行目に格納されている。
パチンコサーバ1は、パチンコ店からのデータを受信すると、キーIDの認証を行った後、さらに店舗コードを確認してどの店舗における情報かを認識した上で図2のテーブルにアクセスし、対応する玉数ポイントを更新して当該テーブルへ上書きする。
【0044】
次に、パチンコゲームの提供方法について説明する。
パチンコサーバ1は、システムに加入している店舗に対応したゲームサイトをインターネット2上で運営している。また、パチンコ店と同様、各ゲームサイトには店舗コードが付与されている。
あるゲームサイトにアクセスしたユーザ端末6があると、パチンコサーバ1は、アクセスを受けたゲームサイトの店舗コードを認識する(S1)。そしてパチンコサーバ1は、インターネット2を介してキーIDの送信命令を当該ユーザ端末6に送信する。
上記送信命令を受けたユーザ端末6から暗号化されたキーIDが送信されると、パチンコサーバ1は、受信したキーIDの認証を行う(S2)。
【0045】
処理S2において、パチンコサーバ1は、キーIDの復号化を行った後、テーブルにアクセスして、復号したキーIDが既に登録されているかを判断し、さらにキーIDとアクセスした店舗コードが組になって登録されているかを判断する。
【0046】
S2において、キーIDの認証が正常に終了すると、パチンコサーバ1は、ユーザ端末6によるゲームサイトの利用を許可する。認証が正常に終了しない、つまりキーIDが登録されているものと異なっているか、或いは認証したキーIDとアクセスを受けた店舗コードとが組になって登録されていない場合には、パチンコサーバ1は、ユーザ端末6のゲームサイトの利用を拒否するメッセージをユーザ端末6に送信する。
【0047】
ゲームサイトの利用を許可されたパチンコ利用者が、ユーザ端末6を用いてゲームサイトで提供されているパチンコゲームをプレイしようとすると、パチンコサーバ1は、利用者が所有するパチンコ玉の玉数ポイントの確認を行う(S3)。処理S3において、パチンコサーバ1は、テーブルにアクセスして、受信したキーID及び店舗コードに対応する玉数ポイントが0でないか否かを確認する。
【0048】
玉数ポイントの確認の結果、玉数ポイントが0でなければ、パチンコサーバ1は、ユーザ端末6に対してパチンコゲームのプレイを許可し、パチンコゲームを提供する(S4)。これにより利用者は、インターネット2を介してパチンコゲームをプレイすることができる。
一方、玉数が全くない場合には、利用者はパチンコゲームのプレイをすることができないため、パチンコサーバ1は、所有しているパチンコ玉がない旨のメッセージをユーザ端末6に送信する。
【0049】
パチンコゲームのプレイが許可されると、パチンコ利用者は、玉数ポイントの範囲でバーチャルのパチンコ玉を引き出して、パチンコゲームをプレイすることができる。パチンコゲームの終了後、パチンコサーバ1は、終了時におけるバーチャルのパチンコ玉の玉数を集計し、格納されている玉数ポイントと加算し、新たな玉数ポイントとしてテーブルの内容を更新する(S5)。
【0050】
上述したように、第1のシステムにおいて複数の店舗が加入している場合、パチンコ利用者は、ある店舗で借り入れたパチンコ玉の玉数ポイントに基づいて、当該店舗のパチンコ及び当該店舗に対応するゲームサイトのパチンコゲームをプレイすることができる。
【0051】
第1のシステムにおいて、ゲームサイトの利用許可の際に、パチンコサーバ1は、パチンコ利用者に対しパスワードの入力を要求するようにしてもよい。この場合、パチンコサーバ1にはキーIDと関連づけてパチンコ利用者のパスワードを前もって格納しておき、キーIDの認証の他、入力されたパスワードとの照合によってゲームサイトの利用許可を判断する。パチンコサーバ1を上記仕様とすることによって、システムのセキュリティを高めることができる。
【0052】
次に、本発明の第2の実施の形態に係るパチンコシステム(以下、第2のシステム)について、図4〜図6を用いて説明する。図4は、第2のシステムの構成図であり、図5は、第2のシステムにおけるパチンコサーバ1´のテーブル構成図であり、図6は、第2のシステムにおけるチャージ処理のフローチャート図である。以下、第1のシステムと同一の構成については、同一の符号を付して説明する。また、第2のシステムには、複数のパチンコ店が加入しており、各パチンコ店には店舗コードが付与されている。
【0053】
第2のシステムは、USBキーを用いたプリペイド式の電子キャッシュによってネットバンクサーバ7の口座からパチンコサーバ1´へ資金移動を行うことで、インターネット上で玉数ポイントの借り入れを行うことができるものである。
【0054】
第2のシステムは、ネットバンクサーバ7がインターネットに2に接続され、更にパチンコサーバの機能が異なる点が第1のシステムと異なる。以下、相違点について説明する。
パチンコサーバ1´は、第1のシステムにおけるパチンコサーバ1の機能を有する他、本システムにおいてプリペイド式の電子キャッシュを提供するサーバである。
パチンコサーバ1´は、上記電子キャッシュの提供において、ユーザ端末6からの電子キャッシュのチャージ処理を行い、チャージ分の全部又は一部を玉数ポイントに変換するものである。パチンコサーバ1´における具体的なチャージ処理については、後述する。
【0055】
また、パチンコサーバ1´には、キーIDに対するパスワード、玉数ポイント等がテーブル形式で格納されている。
パチンコサーバ1´のテーブルは、図5に示すように、キーID、店舗コード、第1のパスワード(ゲームプレイ用パスワード:ユーザパスワード)、第2のパスワード(チャージ用パスワード:資金移動のパスワード)、玉数ポイントとなっている。
【0056】
ネットバンクサーバ7は、インターネット2を介して資金移動を行うことができるサーバであり、具体的にはネットバンクに設けたユーザの口座からパチンコサーバ1´への資金移動をユーザの指示で行うものとなっている。
尚、ネットバンクの口座には、ユーザは当該銀行のATM(現金自動支払機)から入金し、または他行のATMから入金することになる。また、インターネット2を介してユーザの口座に入金してもよい。
【0057】
次に、第2のシステムにおけるインターネット上での玉数ポイントの借り入れ方法について説明する。
まず、第2のシステムを利用するにあたり、パチンコ利用者は、ネットバンクに対して口座を開設し、その口座へ入金を済ませておく。
次に、利用者は、パチンコ店で利用者登録を行う旨を店員に申し付けると、店員は、暗号化されたキーIDが記憶されたUSBキー5を、利用者に提供する。
【0058】
そして店員は、パチンコ端末3を用いてパチンコサーバ1にアクセスし、キーID等が有効になったことを登録する。ユーザ登録に際しては、ネットバンクの口座名、口座番号、ユーザパスワード(第1のパスワード)、チャージ用パスワード(第2のパスワード)等を事前に利用者に問い合わせ、併せて登録する。
尚、ユーザ登録に際しては、ネットバンクの利用のため、銀行の届出印の提出も必要となる。
【0059】
登録が完了し、USBキー5を利用者が入手すると、次に利用者は、そのUSBキー5をプリペイド式の電子キャッシュとして利用するために、チャージを行う。
チャージは、利用者の指示によってネットバンクの口座から資金をパチンコサーバ1´を運用する会社の口座に移動させる処理となる。移動した資金について、パチンコサーバ1´は、その金額を当該ユーザの利用可能な金額に追加する。
尚、利用可能な金額については、図5に示すテーブルに利用可能な金額欄を設け、他の項目と対応づけて記憶するようにしてもよい。また、移動した資金は、複数のゲームサイトで利用できるようにしてもよい。
【0060】
次に、本システムにおけるチャージ処理について図6を参照しながら説明する。
パチンコ利用者は、自己のユーザ端末6のUSBポートにUSBキー5を接続し、インターネット2を介してパチンコサーバ1´の運営するゲームサイトにアクセスする。パチンコサーバ1´は、ゲームサイトにユーザ端末6がアクセスすると、第1のシステムと同様に、アクセスされたゲームサイトの店舗コードを認識し(S11)、当該ユーザ端末6に対しキーIDの送信を促してキーIDの認証を行う(S12)。
【0061】
処理S11及びS12で店舗コードの認識及びキーIDの認証が正常に終了すると、パチンコサーバ1は次に、ユーザ端末6にユーザパスワード(第1のパスワード)の入力を促す(S13)。さらにパチンコサーバ1´は、ユーザ端末6から入力されたユーザパスワードがキーIDに対して適正であるか否かを、テーブルを参照して判断する(S14)。
具体的には、受信し復号化したキーIDと、アクセスのあった店舗コードに対応するデータをテーブルから検索し、次に入力されたユーザパスワードと、検索したデータにおけるユーザパスワードを比較し、一致であれば適正と判断し、不一致であれば不適正と判断する。
【0062】
判断処理S14で、ユーザパスワードが適正でなければ(Noの場合)、処理を終了し、ユーザパスワードが適正であれば(Yesの場合)、ユーザ端末6によるゲームサイトの利用を許可する。
ゲームサイトが利用許可された後、利用者が玉数ポイントの借り入れを指示すると、パチンコサーバ1´は、ユーザ端末6にチャージ用パスワード(第2のパスワード)の入力を促す(S15)。さらにパチンコサーバ1´は、ユーザ端末6から入力されたチャージパスワードがキーIDに対して適正であるか否かを判断する(S16)。
具体的には、処理S14で検索されたキーID及び店舗コードに対応して記憶されているチャージ用パスワード(第2のパスワード)と処理S15で入力されたチャージ用パスワードとを比較し、一致であれば入力されたチャージ用パスワードが適正であると判断し、不一致であればチャージ用パスワードが不適正であると判断する。
【0063】
判断処理S16において、チャージ用パスワードが適正でなければ(Noの場合)、処理を終了し、チャージ用パスワードが適正であれば(Yesの場合)、チャージ金額を特定する処理を行う(S17)。
チャージ金額の特定は、利用者がネットバンクから移動する金額を入力することにより行われる。また、他の特定方法として、パチンコサーバ1´が用意する金額の中から選択するようにしてもよい。例えば、1万円、3万円、5万円等の区切りのよい金額の中から選択可能とする。これは、チャージ処理を簡易にするためのものであるから、一定限度額内で任意の金額を特定できるようにしてもよい。
【0064】
チャージ金額の特定処理が終了すると、パチンコサーバ1´は、特定金額の移動処理を行う(S18)。金額の移動処理において、パチンコサーバ1´は、ネットバンクサーバ7における利用者の口座から上記特定の金額の資金を移動させる処理となる。
また、チャージされた金額は、当該ユーザの利用可能な金額に追加されることになるが、この利用可能な金額を一定限度額内とする制限を設けるようにしてもよい。これにより、利用可能な金額が高額になるのを抑えることができる。
【0065】
そしてパチンコサーバ1´は、移動処理S18によって移動された金額を、玉数ポイントに変換し、玉数ポイントの更新を行う(S19)。具体的には、移動された金額を玉数ポイントの単価で除算して追加分の玉数ポイントを算出し、追加分の玉数ポイントをテーブルに格納されている既存の玉数ポイントに加算して玉数ポイントの更新及び登録を行う。これにより、チャージ処理を終了する。
【0066】
上述したチャージ処理を行うことで、利用者は、インターネット2上で玉数ポイントの借り入れを行い、更新された玉数ポイントの範囲で特定の玉数でパチンコゲームをプレイすることができる。
【0067】
上述したチャージ処理は、パチンコ店におけるパチンコ玉の借り入れの際にも適用できる。つまり、パチンコ店において利用者がUSBキー5を玉替機4のUSBスロットに接続し、パチンコ玉の借り入れを行うと、パチンコサーバ1´はパチンコ端末3又は玉替機4との間で図6に示すようなチャージ処理を行って、玉数ポイントの更新を行い、更新後の玉数ポイントの範囲で特定の玉数でパチンコをプレイすることができる
【0068】
上記第2のシステムでは、チャージの際にユーザパスワードを入力するようになっているが、商取引を迅速かつ簡易に行うには、ユーザパスワードの入力を省略するようにしてもよい。
【0069】
また、チャージされた資金を全部玉数ポイントに変換せず、パチンコサーバ1´に全部又は一部ストックできるようにしてもよい。そして、ストックした資金を、複数のゲームサイトまたはパチンコ店において玉数ポイントに変換できるような仕様としてもよい。上記仕様とすることにより、利用者はサイト又は店毎にチャージ処理を行うことなく、ストックした資金に基づいて複数のサイト又は店で玉数ポイントに変換することができる。
【0070】
また、第2のシステムは、パチンコ店が一つの場合においても当然適用できるものである。この場合、図5に示すテーブルの項目には店舗コードを設ける必要はなく、またパチンコサーバ1は、ユーザ端末6のゲームサイトへのアクセス時に、店舗コードの認識は行わない。
【0071】
第1及び第2のシステムにおいて、玉替機4は、各パチンコ店において複数台設けてもよい。また、パチンコ端末3と玉替機4は、一体化した構成としてもよい。
また、第1及び第2のシステムにおいて、ゲームサイトの運営のためのゲームサーバを新たに設け、パチンコサーバ1は玉数ポイントの管理及びゲーム利用許可の判断のみを行わせるようにしてもよい。具体的には、パチンコサーバ1は、上述したパチンコゲームの利用許可の判断を行い、利用を許可すると、そのままゲームサーバへのアクセスを許可し、また玉数ポイントに関する情報をゲームサーバへ送信するものとなる。
【0072】
第1及び第2のシステムにおいて、パチンコ店におけるパチンコ台にコンピュータを搭載し、そのコンピュータをパチンコサーバ1,1´に接続するようにし、パチンコ台に上記コンピュータに接続するUSBスロット、玉数ポイントを表示する表示部、利用可能な玉数を指定する操作部を設け、パチンコ台のUSBスロットに直接USBキー5を差し込んで、パチンコサーバ1,1´と通信してパチンコ台の表示部にユーザの玉数ポイントを表示させ、更にユーザによって利用したい玉数を操作部で指定すると、指定した玉数の範囲内でパチンコ台にてパチンコを行うことができるようにしてもよい。
【0073】
上述したように、第1のシステムによれば、USBキーを用いて実際のパチンコとインターネット上のバーチャルのパチンコゲームのプレイを実現することができるもので、パチンコゲームのプレイのためにID番号の入力が不要であり、また特別なリーダ(読み取り装置)を用意する必要がないため、利用者にとって簡易かつ安価な構成で、実際のパチンコとインターネット上のパチンコゲームをプレイでき、利用者の利便性を向上させることができる効果がある。
【0074】
また、第1のシステムによれば、複数のパチンコ店に対しても、パチンコサーバ1において、店舗毎に実際のパチンコ及びパチンコゲームにおける利用許可及び玉数を管理することで、利用者は一つのUSBキーによって多店舗にわたって実際のパチンコとパチンコゲームのプレイを実現できるため、利用者の利便性を向上させることができる効果がある。
【0075】
また、第2のシステムによれば、USBデバイスを用いてプリペイド式の電子キャッシュを実現するもので、インターネット上で実際のパチンコ及びパチンコゲームでのパチンコ玉の借り入れを行うことができ、逐一パチンコ店に出向いてパチンコ玉を借り入れる必要がないため、利用者にとって利便性の高いパチンコシステムを提供できる効果がある。
【0076】
また、第2のシステムによれば、ネットバンクのユーザの口座からパチンコサーバ1にプリペイド式の電子キャッシュに相当する金額を移動(チャージ)する際に、USBキー5のIDとチャージ用パスワード(第2のパスワード)の入力も必要とされるため、セキュリティを向上させることができる効果がある。
【0077】
また、ネットバンクのユーザの口座からパチンコサーバ1にプリペイド式の電子キャッシュに相当する金額を移動する際に、更にユーザパスワード(第1のパスワード)の入力を必要とすることにより、セキュリティを一層向上させることができる効果がある。
【0078】
また、第1及び第2のシステムによれば、パチンコサーバ1において利用者の所有するパチンコ玉の玉数情報を記憶しているため、パチンコ店における貯玉の管理の負担を軽減できる効果がある。
【0079】
【発明の効果】
本発明によれば、インターネットに接続可能なコンピュータのUSBポートコネクタに接続可能なUSBデバイスであるUSBキーに、固有の識別子が暗号化されて記憶されており、ユーザ毎に識別子と、パチンコ玉の玉数を示す玉数ポイントが対応付けて記憶され、コンピュータからインターネットを介して暗号化された識別子が送信されると、暗号化された識別子を復号して識別子の認証を行い、識別子に対応する玉数ポイントの範囲内で、インターネット上のパチンコゲームにおけるパチンコ玉として引き出し、若しくは現実のパチンコ店におけるパチンコ玉として引き出し可能とするパチンコサーバを備えたパチンコシステムとしているので、簡易且つ安価に実際のパチンコとインターネット上のパチンコゲームを共にプレイでき、ユーザの利便性を向上させることができる効果がある。
【0080】
また、本発明によれば、インターネットに接続可能なコンピュータのUSBポートコネクタに接続可能なUSBデバイスであるUSBキーに、固有の識別子が暗号化されて記憶されており、ユーザ毎に識別子と、パチンコ店に固有の店舗コードと、当該パチンコ店におけるユーザのパチンコ玉の玉数を示す玉数ポイントとが対応づけて記憶され、店舗コードの付与されたパチンコ店をインターネット上で運営するものであり、インターネットにおける特定のパチンコ店にアクセスしたコンピュータからインターネットを介して暗号化された識別子が送信されると、暗号化された識別子を復号して識別子の認証を行い、識別子と特定のパチンコ店の店舗コードから特定のパチンコ店におけるユーザの玉数ポイントの範囲内で、インターネット上の特定のパチンコ店におけるパチンコ玉として引き出し、若しくは現実のパチンコ店におけるパチンコ玉として引き出し可能とするパチンコサーバを備えたパチンコシステムとしているので、ユーザは一つのUSBキーによって多店舗にわたって実際のパチンコとインターネット上のパチンコゲームをプレイでき、ユーザの利便性を向上させることができる効果がある。
【0081】
また、本発明によれば、パチンコサーバは、ユーザ毎にUSBキーの識別子及びチャージ用パスワードを対応付けて記憶し、インターネット上のパチンコゲームにおけるパチンコ玉の借り入れを行う際に、コンピュータからのUSBキーの暗号化された識別子を復号化し、コンピュータで入力されたチャージ用パスワードが、復号化された識別子に一致する記憶された識別子に対応するチャージ用パスワードに一致する場合に、プリペイド式の電子キャッシュとして用いられる資金をユーザの銀行口座からパチンコサーバを運用する会社の口座に移動することを許可し、資金移動が為されると移動された資金を玉数ポイントに変換し、識別子に対応する玉数ポイントに加算する上記パチンコシステムとしているので、インターネット上のパチンコゲームにおけるパチンコ玉の借り入れについてセキュリティを向上させることができる効果がある。
【0082】
また、本発明によれば、パチンコサーバは、ユーザ毎にUSBキーの識別子、ユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードを対応付けて記憶し、インターネット上のパチンコゲームにおけるパチンコ玉の借り入れを行う際に、コンピュータからのUSBキーの暗号化された識別子を復号化し、コンピュータで入力されたユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードがそれぞれ、復号化された識別子に一致する記憶された識別子に対応したユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードに一致する場合に、プリペイド式の電子キャッシュとして用いられる資金をユーザの銀行口座から運用会社の口座に移動することを許可し、資金移動が為されると移動された資金を玉数ポイントに変換し、識別子に対応する玉数ポイントに加算する上記パチンコシステムとしているので、インターネット上のパチンコゲームにおけるパチンコ玉の借り入れについてセキュリティを一層向上させることができる効果がある。
【0083】
また、本発明によれば、パチンコサーバは、ユーザ毎にUSBキーの識別子、店舗コード及びチャージ用パスワードを対応付けて記憶し、インターネット上で特定のパチンコ店においてパチンコ玉の借り入れを行う際に、コンピュータからのUSBキーの暗号化された識別子を復号化し、コンピュータで入力されたチャージ用パスワードが、復号化された識別子及び特定のパチンコ店の店舗コードに一致する記憶された識別子及び店舗コードに対応するチャージ用パスワードに一致する場合に、プリペイド式の電子キャッシュとして用いられる資金をユーザの銀行口座からパチンコサーバを運用する会社の口座に移動することを許可し、資金移動が為されると移動された資金を玉数ポイントに変換し、識別子及び店舗コードに対応する玉数ポイントに加算する上記パチンコシステムとしているので、インターネット上の各パチンコ店におけるパチンコ玉の借り入れについてセキュリティを向上させることができる効果がある。
【0084】
また、本発明によれば、パチンコサーバは、ユーザ毎にUSBキーの識別子、店舗コード、ユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードを対応付けて記憶し、インターネット上で特定のパチンコ店においてパチンコ玉の借り入れを行う際に、コンピュータからのUSBキーの暗号化された識別子を復号化し、コンピュータで入力されたユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードがそれぞれ、復号化された識別子及び前記特定のパチンコ店の店舗コードに一致する記憶された識別子及び店舗コードに対応するユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードに一致する場合に、プリペイド式の電子キャッシュとして用いられる資金をユーザの銀行口座からパチンコサーバを運用する会社の口座に移動することを許可し、資金移動が為されると移動された資金を玉数ポイントに変換し、識別子及び店舗コードに対応する玉数ポイントに加算する上記パチンコシステムとしているので、インターネット上の各パチンコ店におけるパチンコ玉の借り入れについてセキュリティを一層向上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るパチンコシステムの構成図である。
【図2】複数の店舗が加入している場合の本発明の第1の実施の形態に係るパチンコシステムにおけるパチンコサーバ1のテーブル構成図である。
【図3】複数の店舗が加入している場合の本発明の第1の実施の形態に係るパチンコシステムにおけるパチンコゲーム提供方法のフローチャート図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るパチンコシステムの構成図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るパチンコシステムにおけるパチンコサーバ1´のテーブル構成図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るパチンコシステムにおけるチャージ処理のフローチャート図である。
【符号の説明】
1、1´…パチンコサーバ、 2…インターネット、 3…パチンコ端末、 4…玉替機、 5…USBキー、 6…ユーザ端末、 7…ネットバンクサーバ
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ店におけるパチンコとネット上のパチンコゲームを融合したパチンコシステムに関し、特に利用者の利便性を向上させることのできるパチンコシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコはパチンコ店に出向いて有償でパチンコ玉を借りてプレイし、プレイによって得られた玉を景品に交換したり、又はパチンコ店にその玉を預ける貯玉を行って、次回のプレイに持ち越すことができるものとなっている。
【0003】
また、インターネット上のゲームサイトでは有償でパチンコ又はスロット等のゲームを楽しむことができるものがある。上記パチンコゲームによって、騒音とタバコの煙の充満するパチンコ店を敬遠する人も、自分の好きな場所でパチンコに興じることができる。
【0004】
また、パチンコ店のパチンコとインターネット上のパチンコゲームとを融合したシステムとして従来、平成14年1月15日公開の特願2002−11220号「景品交換方法および景品交換システム」(出願人:株式会社日本ティーエムアイ、発明者:加納千之他)が提案されている。
【0005】
上記システムは、パチンコ店において、磁気カード又はICカードである貯玉カードを発行すると共に当該カードに記憶されている玉数の情報を管理サーバに格納しておき、貯玉カードの所有者は、インターネットの景品交換サイトにアクセスして貯玉カードのID番号等を入力すると、管理サーバに格納されている玉数に応じた景品の交換手続をすることができ、またインターネットのパチンコゲームサイトにアクセスして、貯玉カードのID番号等を入力すると、管理サーバに格納されている玉数に応じてパチンコゲームをプレイすることができるものである。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−11220号公報(第5−7頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記景品交換システムでは、インターネットへのパチンコゲームサイト及び景品交換サイトへアクセスするには、貯玉カードのID番号を入力したり、或いは貯玉カードのリーダ(読み取り機)を用意してID番号を読み取らせなければならず、パチンコゲーム利用のために手間やコストが増大するという問題点があった。
【0008】
また、上記景品交換システムは、インターネット上で景品交換できるにもかかわらず、貯玉カードに玉を補充するには、パチンコ店に出向いて玉を借り出し、貯玉カードの玉数の情報の更新を行わなければならず、不便であるという問題点があった。
【0009】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、パチンコ店の実際のパチンコとインターネット上のパチンコゲームを共に楽しむことのできる、利便性の高いパチンコシステムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、パチンコシステムにおいて、インターネットに接続可能なコンピュータのUSBポートコネクタに接続可能なUSBデバイスであるUSBキーに、固有の識別子が暗号化されて記憶されており、ユーザ毎に識別子と、パチンコ玉の玉数を示す玉数ポイントが対応付けて記憶され、コンピュータからインターネットを介して暗号化された識別子が送信されると、暗号化された識別子を復号して識別子の認証を行い、識別子に対応する玉数ポイントの範囲内で、インターネット上のパチンコゲームにおけるパチンコ玉として引き出し、若しくは現実のパチンコ店におけるパチンコ玉として引き出し可能とするパチンコサーバを備えたものであり、簡易且つ安価に実際のパチンコとインターネット上のパチンコゲームを共にプレイでき、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0011】
また、パチンコシステムにおいて、インターネットに接続可能なコンピュータのUSBポートコネクタに接続可能なUSBデバイスであるUSBキーに、固有の識別子が暗号化されて記憶されており、ユーザ毎に識別子と、パチンコ店に固有の店舗コードと、当該パチンコ店におけるユーザのパチンコ玉の玉数を示す玉数ポイントとが対応づけて記憶され、店舗コードの付与されたパチンコ店をインターネット上で運営するものであり、インターネットにおける特定のパチンコ店にアクセスしたコンピュータからインターネットを介して暗号化された識別子が送信されると、暗号化された識別子を復号して識別子の認証を行い、識別子と特定のパチンコ店の店舗コードから特定のパチンコ店におけるユーザの玉数ポイントの範囲内で、インターネット上の特定のパチンコ店におけるパチンコ玉として引き出し、若しくは現実のパチンコ店におけるパチンコ玉として引き出し可能とするパチンコサーバを備えたものであり、ユーザは一つのUSBキーによって多店舗にわたって実際のパチンコとインターネット上のパチンコゲームをプレイでき、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0012】
また、上記パチンコシステムにおいて、パチンコサーバは、ユーザ毎にUSBキーの識別子及びチャージ用パスワードを対応付けて記憶し、インターネット上のパチンコゲームにおけるパチンコ玉の借り入れを行う際に、コンピュータからのUSBキーの暗号化された識別子を復号化し、コンピュータで入力されたチャージ用パスワードが、復号化された識別子に一致する記憶された識別子に対応するチャージ用パスワードに一致する場合に、プリペイド式の電子キャッシュとして用いられる資金をユーザの銀行口座からパチンコサーバを運用する会社の口座に移動することを許可し、資金移動が為されると移動された資金を玉数ポイントに変換し、識別子に対応する玉数ポイントに加算するものであり、インターネット上のパチンコゲームにおけるパチンコ玉の借り入れについてセキュリティを向上させることができる。
【0013】
また、上記パチンコシステムにおいて、パチンコサーバは、ユーザ毎にUSBキーの識別子、ユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードを対応付けて記憶し、インターネット上のパチンコゲームにおけるパチンコ玉の借り入れを行う際に、コンピュータからのUSBキーの暗号化された識別子を復号化し、コンピュータで入力されたユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードがそれぞれ、復号化された識別子に一致する記憶された識別子に対応したユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードに一致する場合に、プリペイド式の電子キャッシュとして用いられる資金をユーザの銀行口座から運用会社の口座に移動することを許可し、資金移動が為されると移動された資金を玉数ポイントに変換し、識別子に対応する玉数ポイントに加算するものであり、インターネット上のパチンコゲームにおけるパチンコ玉の借り入れについてセキュリティを一層向上させることができる。
【0014】
また、上記パチンコシステムにおいて、パチンコサーバは、ユーザ毎にUSBキーの識別子、店舗コード及びチャージ用パスワードを対応付けて記憶し、インターネット上で特定のパチンコ店においてパチンコ玉の借り入れを行う際に、コンピュータからのUSBキーの暗号化された識別子を復号化し、コンピュータで入力されたチャージ用パスワードが、復号化された識別子及び特定のパチンコ店の店舗コードに一致する記憶された識別子及び店舗コードに対応するチャージ用パスワードに一致する場合に、プリペイド式の電子キャッシュとして用いられる資金をユーザの銀行口座からパチンコサーバを運用する会社の口座に移動することを許可し、資金移動が為されると移動された資金を玉数ポイントに変換し、識別子及び店舗コードに対応する玉数ポイントに加算するものであり、インターネット上の各パチンコ店におけるパチンコ玉の借り入れについてセキュリティを向上させることができる。
【0015】
また、上記パチンコシステムにおいて、パチンコサーバは、ユーザ毎にUSBキーの識別子、店舗コード、ユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードを対応付けて記憶し、インターネット上で特定のパチンコ店においてパチンコ玉の借り入れを行う際に、コンピュータからのUSBキーの暗号化された識別子を復号化し、コンピュータで入力されたユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードがそれぞれ、復号化された識別子及び前記特定のパチンコ店の店舗コードに一致する記憶された識別子及び店舗コードに対応するユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードに一致する場合に、プリペイド式の電子キャッシュとして用いられる資金をユーザの銀行口座からパチンコサーバを運用する会社の口座に移動することを許可し、資金移動が為されると移動された資金を玉数ポイントに変換し、識別子及び店舗コードに対応する玉数ポイントに加算するものであり、インターネット上の各パチンコ店におけるパチンコ玉の借り入れについてセキュリティを一層向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態に係るパチンコシステムは、インターネットにアクセス可能なコンピュータのUSBポートに接続可能なUSBデバイスであるUSBキーを用いて、USBキー内の暗号化されたID(識別子)を入力するとIDの復号化を行い、当該IDに対応付けて記憶されたパチンコ玉数の範囲内でインターネット上のパチンコゲームの利用を許可するものであり、簡易且つ安価に実際のパチンコとインターネット上のパチンコゲームを共にプレイできるものである。
尚、インターネットで提供されるパチンコゲームは、特定の現実のパチンコ店が運営するものである。また、パチンコゲームで得られたパチンコ玉数は、当該パチンコ店で利用可能であり、例えば、景品に交換したり、当該パチンコ店におけるパチンコ玉数に交換できるものである。
【0017】
また、本発明の別の実施形態に係るパチンコシステムは、USBキーを用いて、暗号化されたIDとユーザパスワード(パスワード1)とパチンコ玉数のチャージ用パスワード(パスワード2)を用いてインターネット上でパチンコ玉を借り入れるものであり、パチンコ玉数のチャージにはUSBキーのIDと二重のパスワード入力によってセキュリティを厳重なるものにしつつ、パチンコゲームの際にはユーザパスワードでプレイ可能とすることで、ゲーム利用の利便性を向上させ、インターネット上でのパチンコ玉の借り入れのセキュリティを向上させるものである。
尚、請求項におけるコンピュータは図のパチンコ端末3及び玉替機4又はユーザ端末6に相当する。
【0018】
本発明の第1の実施の形態のパチンコシステム(以下、第1のシステム)の構成について、図1を用いて説明する。図1は、第1のシステムの構成図である。第1のシステムは、キーIDの記憶されたUSBキー5を用いて、パチンコ店の実際のパチンコ及びインターネット上のパチンコゲームをプレイすることのできるシステムである。
【0019】
図1に示すように、第1のシステムは、パチンコサーバ1と、パチンコ端末3と、玉替機4と、USB(Universal Serial Bus)キー5と、ユーザ端末6とを基本的に備えている。このうち、パチンコサーバ1、パチンコ端末3及びユーザ端末6は、それぞれインターネット2に接続されている。また、パチンコ端末3及び玉替機4は互いに接続されており、パチンコ店Aに備えられている。
【0020】
次に、第1のシステムの各部の構成について説明する。
パチンコサーバ1は、インターネット2を介して送信されるパチンコ利用者のUSBキーのID(キーID)及びパチンコ利用者の所有するパチンコ玉の玉数ポイントを格納する。
パチンコ店における初期登録又はパチンコ玉の借り入れ等において、パチンコサーバ1は、パチンコ端末3から送信される暗号化されたキーIDを受信すると、キーIDの復号化を行い、既に格納されているキーIDと一致するか否かを判断するキーIDの認証を行う。認証の結果、格納されているキーIDと一致すると判断すると、パチンコサーバ1は、さらにパチンコ端末3から送信された玉数ポイントに基づいて、格納されている玉数ポイントを更新する。
パチンコサーバ1は、暗号化されたキーIDを復号するための復号化プログラムを備えており、当該プログラムを用いてキーIDの認証を行う。
【0021】
また、パチンコサーバ1は、WWW(World Wide Web)サーバ機能を有しており、当該サーバ機能を用いてインターネット上でゲームサイトを運営し、パチンコゲームを提供する。
パチンコサーバ1は、ユーザ端末6からインターネット2を介して送信されたキーIDに基づいて認証を行い、玉数ポイントに基づいてパチンコゲームが利用可能か否かを判断し、認証が行われ且つ利用可能と判断した場合にパチンコゲームのプレイを許可する。
また、パチンコサーバ1は、パチンコゲームのプレイ終了後、玉数ポイントを集計し、既に格納されている玉数ポイントを更新する。
【0022】
パチンコ端末3は、玉替機4に接続されており、玉替機4から送信されるキーID及び玉数ポイントを、インターネット2を介してパチンコサーバ1に送信し、玉数ポイントの登録を行う。
【0023】
玉替機4は、USBキー5を接続するためのUSBスロットを備えており、パチンコ玉の借り入れ、預け入れ又は引き出しが発生すると、当該スロットに接続されたUSBキー5からキーIDを読み取り、パチンコ端末3にキーID及び借り入れ、預け入れ又は引き出しのあった玉数ポイントを送信する。
尚、パチンコ玉の借り入れとは、利用者がパチンコ店からパチンコ玉を借りることであり、預け入れは、利用者が自己の所有するパチンコ玉をパチンコ店に預けることであり、また引き出しとは、利用者がパチンコ店に預けたパチンコ玉の中から、任意の数のパチンコ玉を返却してもらうことである。
【0024】
USBキー5は、コンピュータのUSBポート又は玉替機4のUSBスロットに接続されるUSBデバイスであり、USBキーのキーIDが暗号化されて記憶されている。USBキー5は、パチンコ店Aにおいてパチンコ利用者に提供される。
ユーザ端末6は、インターネット2に接続された複数のPC(パーソナルコンピュータ)であり、USBポートを備えている。ユーザ端末6は、USBポートにUSBキーが接続された状態で、WWWブラウザを用いて、パチンコサーバ1のWebサイト(パチンコ店Aが運営するサイト)にアクセスし、提供されているパチンコゲーム(パチンコ店Aが提供元となるゲーム)をプレイすることができる。このアクセスの際に、ユーザ端末6は、USBキー5のキーIDを読み取り、パチンコサーバ1に送信する。
【0025】
次に、第1のシステムによるUSBキー5を用いたパチンコ及びパチンコゲームの利用方法について説明する。
パチンコ利用者は、パチンコ店Aにおいて利用者登録を行う旨を店員に申し付けると、店員は、暗号化されたキーIDが記憶されたUSBキー5を、利用者に提供する。この提供に際して、ユーザパスワードを登録してもらい、パチンコサーバ1でキーIDとユーザパスワードとを対応付けて記憶するものとしてもよい。
【0026】
USBキー5の提供に伴い、店員は、パチンコ端末3を用いてパチンコサーバ1にアクセスし、キーID等が有効となったことを登録する。USBキーの提供の際に、パチンコ玉の貸出料を支払ったパチンコ利用者に対しては、貸出料に応じた玉数ポイントをパチンコサーバ1に登録する。
【0027】
USBキー5が提供された後、パチンコ利用者は、パチンコ玉の借り入れを行う。借り入れにおいて、利用者はまず、玉替機4のUSBスロットにUSBキー5を接続する。玉替機4は、スロットに接続されたUSBキー5から暗号化されたキーIDを読み取り、パチンコ端末3に当該キーIDを出力する。
パチンコ端末3に出力された暗号化されたキーIDは、インターネット2を介してパチンコサーバ1に送信される。パチンコサーバ1は、受信した暗号化されたキーIDの復号化を行い、既に登録されているキーIDであるか否かを判断して、キーIDの認証を行う。
【0028】
キーIDの認証の結果、既に登録されているキーIDと一致すると判断すると、パチンコサーバ1は、キーIDに対応する玉数ポイントを読み出し、パチンコ端末3を介して、玉替機4に送信する。玉替機4は受信した玉数ポイントに基づいて、利用者に対し現在の玉数ポイントを表示する。
利用者が玉替機4で借り入れるパチンコ玉の玉数を指定すると、指定された玉数ポイントはパチンコ端末3を介してパチンコサーバ1に送信される。パチンコサーバ1は、指定された玉数ポイントを、キーIDに対応する格納済みの玉数ポイントに加算して、新たな玉数ポイントとして更新、格納する。新たな玉数ポイントは、パチンコ端末3を介して玉替機4に送信され、表示される。
【0029】
また、USBキー5を受け取ったパチンコ利用者は、USBキー5を用いて、インターネット2上でパチンコサーバ1の提供するパチンコゲームをプレイすることができる。以下、USBキー5を用いたパチンコゲームの利用方法について説明する。
パチンコ利用者は、自己のユーザ端末6のUSBポートにUSBキー5を接続し、インターネット2を介してパチンコサーバ1の運営するゲームサイトにアクセスする。パチンコサーバ1は、ゲームサイトにアクセスしたユーザ端末6に対しキーIDの認証を行う。
【0030】
キーIDの認証において、パチンコサーバ1は、ゲームサイトにアクセスしたユーザ端末6があると、インターネット2を介してキーIDの送信命令を当該ユーザ端末6に送信する。キーIDの送信命令を受信したユーザ端末6は、自己のUSBポートに接続されているUSBキー5から、暗号化されているキーIDを読み出し、パチンコサーバ1に送信する。
暗号化されたキーIDを受信すると、パチンコサーバ1は、キーIDの暗号解読を行い、既に登録されているキーIDであるか否かを判断する。
【0031】
受信したキーIDが登録されているものであると判断した場合には、パチンコサーバ1は、ユーザ端末6によるゲームサイトの利用を許可する。送信命令の送信後一定時間たってもキーIDを受信しなかったり、認証の結果キーIDが登録されているものと異なる場合には、パチンコサーバ1は、ユーザ端末6のゲームサイトの利用を拒否するメッセージをユーザ端末6に送信する。
【0032】
ゲームサイトの利用を許可されたパチンコ利用者が、ユーザ端末6を用いてゲームサイトで提供されているパチンコゲームをプレイしようとすると、パチンコサーバ1は、格納されている玉数ポイントを参照することで、利用者が所有するパチンコ玉の玉数ポイントの確認を行う。
【0033】
玉数ポイントの確認の結果、玉数が0でない場合には、パチンコサーバ1は、ユーザ端末6に対してパチンコゲームのプレイを許可する。これにより利用者は、インターネット2を介してパチンコゲームをプレイすることができる。
一方、玉数が全くない場合には、利用者はパチンコゲームのプレイをすることができないため、パチンコサーバ1は、所有しているパチンコ玉がない旨のメッセージをユーザ端末6に送信する。
【0034】
パチンコゲームにおいても、パチンコ利用者は、実際のパチンコと同様、玉数ポイントの範囲内で特定の玉数のバーチャルのパチンコ玉を引き出し、プレイに用いることができる。パチンコ玉の引き出しにおいて、パチンコサーバ1は、パチンコ玉の引き出しが行われると、パチンコサーバ1は、格納されている玉数ポイントから引き出された分の玉数を減算し、新たな玉数ポイントとして更新、格納する。
【0035】
パチンコゲームを終了すると、パチンコサーバ1は、終了時におけるバーチャルのパチンコ玉の玉数を集計し、格納されている玉数ポイントと加算し、新たな玉数ポイントとして格納する。
したがって第1のシステムにおいて、パチンコサーバ1は、パチンコゲームで得られたバーチャルのパチンコ玉を、実際のパチンコにおけるパチンコ玉と同等に扱い、玉数ポイントとして集計する。
【0036】
パチンコゲームで得られた玉数ポイントによって、パチンコ利用者は、パチンコ店Aにおいてパチンコ玉を引き出し、パチンコ店において実際のパチンコをプレイしたり、また景品交換所において景品と交換することができる。
パチンコサーバ1に玉数ポイントが記憶されている状態において、パチンコ利用者は、記憶されている玉数ポイントの範囲で、特定の玉数のパチンコ玉の引き出しを行うことができる。引き出しにおいて、利用者は、玉替機4にUSBキー5をUSBスロットに接続し、引き出そうとする玉数を指定する。玉替機4は、スロットに接続されたUSBキー5から暗号化されたキーIDを読み取り、パチンコ端末3にキーIDを出力する。
【0037】
パチンコ端末3に出力された暗号化されたキーIDは、インターネット2を介してパチンコサーバ1に送信される。以後、パチンコサーバ1では、パチンコ玉の借り入れの場合と同様、キーIDの認証を行い、玉数ポイントを更新した後、パチンコ端末3へキーIDと新たな玉数ポイントを送信する。
【0038】
第1のシステムにおいて、実際のパチンコをプレイし、プレイによって得られたパチンコ玉を預け入れる場合にも、上述したパチンコ玉の借り入れ時の処理によって、預け入れた玉数の情報をパチンコサーバ1に反映させることができる。
【0039】
第1のシステムは、パチンコ店が複数ある場合においても適用することができる。この場合、第1のシステムは、各パチンコ店にパチンコ端末3及び玉替機4を設置し、パチンコサーバ1において店舗毎における玉数ポイントを管理させる必要がある。
【0040】
次に、第1のシステムにおいて、新たにパチンコ店Bもシステムに加入している場合を想定する。この場合、図1に示すパチンコ店Bにもパチンコ店Aと同様、パチンコ端末3及び玉替機4が設置されており、パチンコサーバ1とインターネット2を介した通信を行うことができる。
【0041】
また、各店には個別の店舗コードが付与されており、パチンコ端末3からパチンコサーバ1へのデータ送信の際には、店舗コードが付与されて送信され、パチンコサーバ1は、データの送受信先を識別してデータ通信を行うことができる。このため、パチンコ利用者は、あるパチンコ店で提供されたUSBキーを用いて、他のパチンコ店においてパチンコ玉の借り入れ等を行うことができる。但し、玉数ポイントは店舗毎に管理されている。
【0042】
パチンコ店が複数ある場合の第1のシステムにおけるパチンコサーバ1のデータ管理及びパチンコゲームの提供方法について、図2及び図3を用いて説明する。図2は、複数の店舗が加入している場合の第1のシステムにおけるパチンコサーバ1のテーブル構成図であり、図3は、複数の店舗が加入している場合の第1のシステムにおけるパチンコゲーム提供方法のフローチャート図である。
【0043】
複数の店舗が加入している場合において、パチンコサーバ1は、図2に示すテーブルによって、店舗毎にキーID及び玉数ポイントを管理している。例えば図2のテーブルには、キーID”A001”が店舗コード01のパチンコ店において5000発相当の玉数ポイントを所有している情報が1行目に格納され、店舗コード02のパチンコ店において3000発相当の玉数ポイントを所有している情報が2行目に格納されている。
パチンコサーバ1は、パチンコ店からのデータを受信すると、キーIDの認証を行った後、さらに店舗コードを確認してどの店舗における情報かを認識した上で図2のテーブルにアクセスし、対応する玉数ポイントを更新して当該テーブルへ上書きする。
【0044】
次に、パチンコゲームの提供方法について説明する。
パチンコサーバ1は、システムに加入している店舗に対応したゲームサイトをインターネット2上で運営している。また、パチンコ店と同様、各ゲームサイトには店舗コードが付与されている。
あるゲームサイトにアクセスしたユーザ端末6があると、パチンコサーバ1は、アクセスを受けたゲームサイトの店舗コードを認識する(S1)。そしてパチンコサーバ1は、インターネット2を介してキーIDの送信命令を当該ユーザ端末6に送信する。
上記送信命令を受けたユーザ端末6から暗号化されたキーIDが送信されると、パチンコサーバ1は、受信したキーIDの認証を行う(S2)。
【0045】
処理S2において、パチンコサーバ1は、キーIDの復号化を行った後、テーブルにアクセスして、復号したキーIDが既に登録されているかを判断し、さらにキーIDとアクセスした店舗コードが組になって登録されているかを判断する。
【0046】
S2において、キーIDの認証が正常に終了すると、パチンコサーバ1は、ユーザ端末6によるゲームサイトの利用を許可する。認証が正常に終了しない、つまりキーIDが登録されているものと異なっているか、或いは認証したキーIDとアクセスを受けた店舗コードとが組になって登録されていない場合には、パチンコサーバ1は、ユーザ端末6のゲームサイトの利用を拒否するメッセージをユーザ端末6に送信する。
【0047】
ゲームサイトの利用を許可されたパチンコ利用者が、ユーザ端末6を用いてゲームサイトで提供されているパチンコゲームをプレイしようとすると、パチンコサーバ1は、利用者が所有するパチンコ玉の玉数ポイントの確認を行う(S3)。処理S3において、パチンコサーバ1は、テーブルにアクセスして、受信したキーID及び店舗コードに対応する玉数ポイントが0でないか否かを確認する。
【0048】
玉数ポイントの確認の結果、玉数ポイントが0でなければ、パチンコサーバ1は、ユーザ端末6に対してパチンコゲームのプレイを許可し、パチンコゲームを提供する(S4)。これにより利用者は、インターネット2を介してパチンコゲームをプレイすることができる。
一方、玉数が全くない場合には、利用者はパチンコゲームのプレイをすることができないため、パチンコサーバ1は、所有しているパチンコ玉がない旨のメッセージをユーザ端末6に送信する。
【0049】
パチンコゲームのプレイが許可されると、パチンコ利用者は、玉数ポイントの範囲でバーチャルのパチンコ玉を引き出して、パチンコゲームをプレイすることができる。パチンコゲームの終了後、パチンコサーバ1は、終了時におけるバーチャルのパチンコ玉の玉数を集計し、格納されている玉数ポイントと加算し、新たな玉数ポイントとしてテーブルの内容を更新する(S5)。
【0050】
上述したように、第1のシステムにおいて複数の店舗が加入している場合、パチンコ利用者は、ある店舗で借り入れたパチンコ玉の玉数ポイントに基づいて、当該店舗のパチンコ及び当該店舗に対応するゲームサイトのパチンコゲームをプレイすることができる。
【0051】
第1のシステムにおいて、ゲームサイトの利用許可の際に、パチンコサーバ1は、パチンコ利用者に対しパスワードの入力を要求するようにしてもよい。この場合、パチンコサーバ1にはキーIDと関連づけてパチンコ利用者のパスワードを前もって格納しておき、キーIDの認証の他、入力されたパスワードとの照合によってゲームサイトの利用許可を判断する。パチンコサーバ1を上記仕様とすることによって、システムのセキュリティを高めることができる。
【0052】
次に、本発明の第2の実施の形態に係るパチンコシステム(以下、第2のシステム)について、図4〜図6を用いて説明する。図4は、第2のシステムの構成図であり、図5は、第2のシステムにおけるパチンコサーバ1´のテーブル構成図であり、図6は、第2のシステムにおけるチャージ処理のフローチャート図である。以下、第1のシステムと同一の構成については、同一の符号を付して説明する。また、第2のシステムには、複数のパチンコ店が加入しており、各パチンコ店には店舗コードが付与されている。
【0053】
第2のシステムは、USBキーを用いたプリペイド式の電子キャッシュによってネットバンクサーバ7の口座からパチンコサーバ1´へ資金移動を行うことで、インターネット上で玉数ポイントの借り入れを行うことができるものである。
【0054】
第2のシステムは、ネットバンクサーバ7がインターネットに2に接続され、更にパチンコサーバの機能が異なる点が第1のシステムと異なる。以下、相違点について説明する。
パチンコサーバ1´は、第1のシステムにおけるパチンコサーバ1の機能を有する他、本システムにおいてプリペイド式の電子キャッシュを提供するサーバである。
パチンコサーバ1´は、上記電子キャッシュの提供において、ユーザ端末6からの電子キャッシュのチャージ処理を行い、チャージ分の全部又は一部を玉数ポイントに変換するものである。パチンコサーバ1´における具体的なチャージ処理については、後述する。
【0055】
また、パチンコサーバ1´には、キーIDに対するパスワード、玉数ポイント等がテーブル形式で格納されている。
パチンコサーバ1´のテーブルは、図5に示すように、キーID、店舗コード、第1のパスワード(ゲームプレイ用パスワード:ユーザパスワード)、第2のパスワード(チャージ用パスワード:資金移動のパスワード)、玉数ポイントとなっている。
【0056】
ネットバンクサーバ7は、インターネット2を介して資金移動を行うことができるサーバであり、具体的にはネットバンクに設けたユーザの口座からパチンコサーバ1´への資金移動をユーザの指示で行うものとなっている。
尚、ネットバンクの口座には、ユーザは当該銀行のATM(現金自動支払機)から入金し、または他行のATMから入金することになる。また、インターネット2を介してユーザの口座に入金してもよい。
【0057】
次に、第2のシステムにおけるインターネット上での玉数ポイントの借り入れ方法について説明する。
まず、第2のシステムを利用するにあたり、パチンコ利用者は、ネットバンクに対して口座を開設し、その口座へ入金を済ませておく。
次に、利用者は、パチンコ店で利用者登録を行う旨を店員に申し付けると、店員は、暗号化されたキーIDが記憶されたUSBキー5を、利用者に提供する。
【0058】
そして店員は、パチンコ端末3を用いてパチンコサーバ1にアクセスし、キーID等が有効になったことを登録する。ユーザ登録に際しては、ネットバンクの口座名、口座番号、ユーザパスワード(第1のパスワード)、チャージ用パスワード(第2のパスワード)等を事前に利用者に問い合わせ、併せて登録する。
尚、ユーザ登録に際しては、ネットバンクの利用のため、銀行の届出印の提出も必要となる。
【0059】
登録が完了し、USBキー5を利用者が入手すると、次に利用者は、そのUSBキー5をプリペイド式の電子キャッシュとして利用するために、チャージを行う。
チャージは、利用者の指示によってネットバンクの口座から資金をパチンコサーバ1´を運用する会社の口座に移動させる処理となる。移動した資金について、パチンコサーバ1´は、その金額を当該ユーザの利用可能な金額に追加する。
尚、利用可能な金額については、図5に示すテーブルに利用可能な金額欄を設け、他の項目と対応づけて記憶するようにしてもよい。また、移動した資金は、複数のゲームサイトで利用できるようにしてもよい。
【0060】
次に、本システムにおけるチャージ処理について図6を参照しながら説明する。
パチンコ利用者は、自己のユーザ端末6のUSBポートにUSBキー5を接続し、インターネット2を介してパチンコサーバ1´の運営するゲームサイトにアクセスする。パチンコサーバ1´は、ゲームサイトにユーザ端末6がアクセスすると、第1のシステムと同様に、アクセスされたゲームサイトの店舗コードを認識し(S11)、当該ユーザ端末6に対しキーIDの送信を促してキーIDの認証を行う(S12)。
【0061】
処理S11及びS12で店舗コードの認識及びキーIDの認証が正常に終了すると、パチンコサーバ1は次に、ユーザ端末6にユーザパスワード(第1のパスワード)の入力を促す(S13)。さらにパチンコサーバ1´は、ユーザ端末6から入力されたユーザパスワードがキーIDに対して適正であるか否かを、テーブルを参照して判断する(S14)。
具体的には、受信し復号化したキーIDと、アクセスのあった店舗コードに対応するデータをテーブルから検索し、次に入力されたユーザパスワードと、検索したデータにおけるユーザパスワードを比較し、一致であれば適正と判断し、不一致であれば不適正と判断する。
【0062】
判断処理S14で、ユーザパスワードが適正でなければ(Noの場合)、処理を終了し、ユーザパスワードが適正であれば(Yesの場合)、ユーザ端末6によるゲームサイトの利用を許可する。
ゲームサイトが利用許可された後、利用者が玉数ポイントの借り入れを指示すると、パチンコサーバ1´は、ユーザ端末6にチャージ用パスワード(第2のパスワード)の入力を促す(S15)。さらにパチンコサーバ1´は、ユーザ端末6から入力されたチャージパスワードがキーIDに対して適正であるか否かを判断する(S16)。
具体的には、処理S14で検索されたキーID及び店舗コードに対応して記憶されているチャージ用パスワード(第2のパスワード)と処理S15で入力されたチャージ用パスワードとを比較し、一致であれば入力されたチャージ用パスワードが適正であると判断し、不一致であればチャージ用パスワードが不適正であると判断する。
【0063】
判断処理S16において、チャージ用パスワードが適正でなければ(Noの場合)、処理を終了し、チャージ用パスワードが適正であれば(Yesの場合)、チャージ金額を特定する処理を行う(S17)。
チャージ金額の特定は、利用者がネットバンクから移動する金額を入力することにより行われる。また、他の特定方法として、パチンコサーバ1´が用意する金額の中から選択するようにしてもよい。例えば、1万円、3万円、5万円等の区切りのよい金額の中から選択可能とする。これは、チャージ処理を簡易にするためのものであるから、一定限度額内で任意の金額を特定できるようにしてもよい。
【0064】
チャージ金額の特定処理が終了すると、パチンコサーバ1´は、特定金額の移動処理を行う(S18)。金額の移動処理において、パチンコサーバ1´は、ネットバンクサーバ7における利用者の口座から上記特定の金額の資金を移動させる処理となる。
また、チャージされた金額は、当該ユーザの利用可能な金額に追加されることになるが、この利用可能な金額を一定限度額内とする制限を設けるようにしてもよい。これにより、利用可能な金額が高額になるのを抑えることができる。
【0065】
そしてパチンコサーバ1´は、移動処理S18によって移動された金額を、玉数ポイントに変換し、玉数ポイントの更新を行う(S19)。具体的には、移動された金額を玉数ポイントの単価で除算して追加分の玉数ポイントを算出し、追加分の玉数ポイントをテーブルに格納されている既存の玉数ポイントに加算して玉数ポイントの更新及び登録を行う。これにより、チャージ処理を終了する。
【0066】
上述したチャージ処理を行うことで、利用者は、インターネット2上で玉数ポイントの借り入れを行い、更新された玉数ポイントの範囲で特定の玉数でパチンコゲームをプレイすることができる。
【0067】
上述したチャージ処理は、パチンコ店におけるパチンコ玉の借り入れの際にも適用できる。つまり、パチンコ店において利用者がUSBキー5を玉替機4のUSBスロットに接続し、パチンコ玉の借り入れを行うと、パチンコサーバ1´はパチンコ端末3又は玉替機4との間で図6に示すようなチャージ処理を行って、玉数ポイントの更新を行い、更新後の玉数ポイントの範囲で特定の玉数でパチンコをプレイすることができる
【0068】
上記第2のシステムでは、チャージの際にユーザパスワードを入力するようになっているが、商取引を迅速かつ簡易に行うには、ユーザパスワードの入力を省略するようにしてもよい。
【0069】
また、チャージされた資金を全部玉数ポイントに変換せず、パチンコサーバ1´に全部又は一部ストックできるようにしてもよい。そして、ストックした資金を、複数のゲームサイトまたはパチンコ店において玉数ポイントに変換できるような仕様としてもよい。上記仕様とすることにより、利用者はサイト又は店毎にチャージ処理を行うことなく、ストックした資金に基づいて複数のサイト又は店で玉数ポイントに変換することができる。
【0070】
また、第2のシステムは、パチンコ店が一つの場合においても当然適用できるものである。この場合、図5に示すテーブルの項目には店舗コードを設ける必要はなく、またパチンコサーバ1は、ユーザ端末6のゲームサイトへのアクセス時に、店舗コードの認識は行わない。
【0071】
第1及び第2のシステムにおいて、玉替機4は、各パチンコ店において複数台設けてもよい。また、パチンコ端末3と玉替機4は、一体化した構成としてもよい。
また、第1及び第2のシステムにおいて、ゲームサイトの運営のためのゲームサーバを新たに設け、パチンコサーバ1は玉数ポイントの管理及びゲーム利用許可の判断のみを行わせるようにしてもよい。具体的には、パチンコサーバ1は、上述したパチンコゲームの利用許可の判断を行い、利用を許可すると、そのままゲームサーバへのアクセスを許可し、また玉数ポイントに関する情報をゲームサーバへ送信するものとなる。
【0072】
第1及び第2のシステムにおいて、パチンコ店におけるパチンコ台にコンピュータを搭載し、そのコンピュータをパチンコサーバ1,1´に接続するようにし、パチンコ台に上記コンピュータに接続するUSBスロット、玉数ポイントを表示する表示部、利用可能な玉数を指定する操作部を設け、パチンコ台のUSBスロットに直接USBキー5を差し込んで、パチンコサーバ1,1´と通信してパチンコ台の表示部にユーザの玉数ポイントを表示させ、更にユーザによって利用したい玉数を操作部で指定すると、指定した玉数の範囲内でパチンコ台にてパチンコを行うことができるようにしてもよい。
【0073】
上述したように、第1のシステムによれば、USBキーを用いて実際のパチンコとインターネット上のバーチャルのパチンコゲームのプレイを実現することができるもので、パチンコゲームのプレイのためにID番号の入力が不要であり、また特別なリーダ(読み取り装置)を用意する必要がないため、利用者にとって簡易かつ安価な構成で、実際のパチンコとインターネット上のパチンコゲームをプレイでき、利用者の利便性を向上させることができる効果がある。
【0074】
また、第1のシステムによれば、複数のパチンコ店に対しても、パチンコサーバ1において、店舗毎に実際のパチンコ及びパチンコゲームにおける利用許可及び玉数を管理することで、利用者は一つのUSBキーによって多店舗にわたって実際のパチンコとパチンコゲームのプレイを実現できるため、利用者の利便性を向上させることができる効果がある。
【0075】
また、第2のシステムによれば、USBデバイスを用いてプリペイド式の電子キャッシュを実現するもので、インターネット上で実際のパチンコ及びパチンコゲームでのパチンコ玉の借り入れを行うことができ、逐一パチンコ店に出向いてパチンコ玉を借り入れる必要がないため、利用者にとって利便性の高いパチンコシステムを提供できる効果がある。
【0076】
また、第2のシステムによれば、ネットバンクのユーザの口座からパチンコサーバ1にプリペイド式の電子キャッシュに相当する金額を移動(チャージ)する際に、USBキー5のIDとチャージ用パスワード(第2のパスワード)の入力も必要とされるため、セキュリティを向上させることができる効果がある。
【0077】
また、ネットバンクのユーザの口座からパチンコサーバ1にプリペイド式の電子キャッシュに相当する金額を移動する際に、更にユーザパスワード(第1のパスワード)の入力を必要とすることにより、セキュリティを一層向上させることができる効果がある。
【0078】
また、第1及び第2のシステムによれば、パチンコサーバ1において利用者の所有するパチンコ玉の玉数情報を記憶しているため、パチンコ店における貯玉の管理の負担を軽減できる効果がある。
【0079】
【発明の効果】
本発明によれば、インターネットに接続可能なコンピュータのUSBポートコネクタに接続可能なUSBデバイスであるUSBキーに、固有の識別子が暗号化されて記憶されており、ユーザ毎に識別子と、パチンコ玉の玉数を示す玉数ポイントが対応付けて記憶され、コンピュータからインターネットを介して暗号化された識別子が送信されると、暗号化された識別子を復号して識別子の認証を行い、識別子に対応する玉数ポイントの範囲内で、インターネット上のパチンコゲームにおけるパチンコ玉として引き出し、若しくは現実のパチンコ店におけるパチンコ玉として引き出し可能とするパチンコサーバを備えたパチンコシステムとしているので、簡易且つ安価に実際のパチンコとインターネット上のパチンコゲームを共にプレイでき、ユーザの利便性を向上させることができる効果がある。
【0080】
また、本発明によれば、インターネットに接続可能なコンピュータのUSBポートコネクタに接続可能なUSBデバイスであるUSBキーに、固有の識別子が暗号化されて記憶されており、ユーザ毎に識別子と、パチンコ店に固有の店舗コードと、当該パチンコ店におけるユーザのパチンコ玉の玉数を示す玉数ポイントとが対応づけて記憶され、店舗コードの付与されたパチンコ店をインターネット上で運営するものであり、インターネットにおける特定のパチンコ店にアクセスしたコンピュータからインターネットを介して暗号化された識別子が送信されると、暗号化された識別子を復号して識別子の認証を行い、識別子と特定のパチンコ店の店舗コードから特定のパチンコ店におけるユーザの玉数ポイントの範囲内で、インターネット上の特定のパチンコ店におけるパチンコ玉として引き出し、若しくは現実のパチンコ店におけるパチンコ玉として引き出し可能とするパチンコサーバを備えたパチンコシステムとしているので、ユーザは一つのUSBキーによって多店舗にわたって実際のパチンコとインターネット上のパチンコゲームをプレイでき、ユーザの利便性を向上させることができる効果がある。
【0081】
また、本発明によれば、パチンコサーバは、ユーザ毎にUSBキーの識別子及びチャージ用パスワードを対応付けて記憶し、インターネット上のパチンコゲームにおけるパチンコ玉の借り入れを行う際に、コンピュータからのUSBキーの暗号化された識別子を復号化し、コンピュータで入力されたチャージ用パスワードが、復号化された識別子に一致する記憶された識別子に対応するチャージ用パスワードに一致する場合に、プリペイド式の電子キャッシュとして用いられる資金をユーザの銀行口座からパチンコサーバを運用する会社の口座に移動することを許可し、資金移動が為されると移動された資金を玉数ポイントに変換し、識別子に対応する玉数ポイントに加算する上記パチンコシステムとしているので、インターネット上のパチンコゲームにおけるパチンコ玉の借り入れについてセキュリティを向上させることができる効果がある。
【0082】
また、本発明によれば、パチンコサーバは、ユーザ毎にUSBキーの識別子、ユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードを対応付けて記憶し、インターネット上のパチンコゲームにおけるパチンコ玉の借り入れを行う際に、コンピュータからのUSBキーの暗号化された識別子を復号化し、コンピュータで入力されたユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードがそれぞれ、復号化された識別子に一致する記憶された識別子に対応したユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードに一致する場合に、プリペイド式の電子キャッシュとして用いられる資金をユーザの銀行口座から運用会社の口座に移動することを許可し、資金移動が為されると移動された資金を玉数ポイントに変換し、識別子に対応する玉数ポイントに加算する上記パチンコシステムとしているので、インターネット上のパチンコゲームにおけるパチンコ玉の借り入れについてセキュリティを一層向上させることができる効果がある。
【0083】
また、本発明によれば、パチンコサーバは、ユーザ毎にUSBキーの識別子、店舗コード及びチャージ用パスワードを対応付けて記憶し、インターネット上で特定のパチンコ店においてパチンコ玉の借り入れを行う際に、コンピュータからのUSBキーの暗号化された識別子を復号化し、コンピュータで入力されたチャージ用パスワードが、復号化された識別子及び特定のパチンコ店の店舗コードに一致する記憶された識別子及び店舗コードに対応するチャージ用パスワードに一致する場合に、プリペイド式の電子キャッシュとして用いられる資金をユーザの銀行口座からパチンコサーバを運用する会社の口座に移動することを許可し、資金移動が為されると移動された資金を玉数ポイントに変換し、識別子及び店舗コードに対応する玉数ポイントに加算する上記パチンコシステムとしているので、インターネット上の各パチンコ店におけるパチンコ玉の借り入れについてセキュリティを向上させることができる効果がある。
【0084】
また、本発明によれば、パチンコサーバは、ユーザ毎にUSBキーの識別子、店舗コード、ユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードを対応付けて記憶し、インターネット上で特定のパチンコ店においてパチンコ玉の借り入れを行う際に、コンピュータからのUSBキーの暗号化された識別子を復号化し、コンピュータで入力されたユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードがそれぞれ、復号化された識別子及び前記特定のパチンコ店の店舗コードに一致する記憶された識別子及び店舗コードに対応するユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードに一致する場合に、プリペイド式の電子キャッシュとして用いられる資金をユーザの銀行口座からパチンコサーバを運用する会社の口座に移動することを許可し、資金移動が為されると移動された資金を玉数ポイントに変換し、識別子及び店舗コードに対応する玉数ポイントに加算する上記パチンコシステムとしているので、インターネット上の各パチンコ店におけるパチンコ玉の借り入れについてセキュリティを一層向上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るパチンコシステムの構成図である。
【図2】複数の店舗が加入している場合の本発明の第1の実施の形態に係るパチンコシステムにおけるパチンコサーバ1のテーブル構成図である。
【図3】複数の店舗が加入している場合の本発明の第1の実施の形態に係るパチンコシステムにおけるパチンコゲーム提供方法のフローチャート図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るパチンコシステムの構成図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るパチンコシステムにおけるパチンコサーバ1´のテーブル構成図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るパチンコシステムにおけるチャージ処理のフローチャート図である。
【符号の説明】
1、1´…パチンコサーバ、 2…インターネット、 3…パチンコ端末、 4…玉替機、 5…USBキー、 6…ユーザ端末、 7…ネットバンクサーバ
Claims (8)
- インターネットに接続可能なコンピュータのUSBポートコネクタに接続可能なUSBデバイスであるUSBキーに、固有の識別子が暗号化されて記憶されており、
ユーザ毎に識別子と、パチンコ玉の玉数を示す玉数ポイントが対応付けて記憶され、コンピュータからインターネットを介して暗号化された識別子が送信されると、前記暗号化された識別子を復号して識別子の認証を行い、前記識別子に対応する玉数ポイントの範囲内で、インターネット上のパチンコゲームにおけるパチンコ玉として引き出し、若しくは現実のパチンコ店におけるパチンコ玉として引き出し可能とするパチンコサーバを備えたことを特徴とするパチンコシステム。 - パチンコサーバは、パチンコゲーム終了後のパチンコ玉の玉数を、認証した識別子に対応する玉数ポイントに加算して更新することを特徴とする請求項1記載のパチンコシステム。
- インターネットに接続可能なコンピュータのUSBポートコネクタに接続可能なUSBデバイスであるUSBキーに、固有の識別子が暗号化されて記憶されており、
ユーザ毎に識別子と、パチンコ店に固有の店舗コードと、当該パチンコ店におけるユーザのパチンコ玉の玉数を示す玉数ポイントとが対応づけて記憶され、店舗コードの付与されたパチンコ店をインターネット上で運営するものであり、インターネットにおける特定のパチンコ店にアクセスしたコンピュータからインターネットを介して暗号化された識別子が送信されると、前記暗号化された識別子を復号して識別子の認証を行い、前記識別子と前記特定のパチンコ店の店舗コードから前記特定のパチンコ店におけるユーザの玉数ポイントの範囲内で、前記インターネット上の特定のパチンコ店におけるパチンコ玉として引き出し、若しくは現実のパチンコ店におけるパチンコ玉として引き出し可能とするパチンコサーバを備えたことを特徴とするパチンコシステム。 - パチンコサーバは、パチンコゲーム終了後のパチンコ玉の玉数を、認証した識別子及び特定のパチンコ店の店舗コードに対応する玉数ポイントに加算して更新することを特徴とする請求項3記載のパチンコシステム。
- パチンコサーバは、ユーザ毎にUSBキーの識別子及びチャージ用パスワードを対応付けて記憶し、インターネット上のパチンコゲームにおけるパチンコ玉の借り入れを行う際に、コンピュータからのUSBキーの暗号化された識別子を復号化し、前記コンピュータで入力されたチャージ用パスワードが、復号化された識別子に一致する記憶された識別子に対応するチャージ用パスワードに一致する場合に、プリペイド式の電子キャッシュとして用いられる資金をユーザの銀行口座からパチンコサーバを運用する会社の口座に移動することを許可し、資金移動が為されると移動された資金を玉数ポイントに変換し、前記識別子に対応する玉数ポイントに加算することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパチンコシステム。
- パチンコサーバは、ユーザ毎にUSBキーの識別子、ユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードを対応付けて記憶し、インターネット上のパチンコゲームにおけるパチンコ玉の借り入れを行う際に、コンピュータからのUSBキーの暗号化された識別子を復号化し、前記コンピュータで入力されたユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードがそれぞれ、復号化された識別子に一致する記憶された識別子に対応したユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードに一致する場合に、プリペイド式の電子キャッシュとして用いられる資金をユーザの銀行口座から運用会社の口座に移動することを許可し、資金移動が為されると移動された資金を玉数ポイントに変換し、前記識別子に対応する玉数ポイントに加算することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパチンコシステム。
- パチンコサーバは、ユーザ毎にUSBキーの識別子、店舗コード及びチャージ用パスワードを対応付けて記憶し、インターネット上で特定のパチンコ店においてパチンコ玉の借り入れを行う際に、コンピュータからのUSBキーの暗号化された識別子を復号化し、前記コンピュータで入力されたチャージ用パスワードが、復号化された識別子及び前記特定のパチンコ店の店舗コードに一致する記憶された識別子及び店舗コードに対応するチャージ用パスワードに一致する場合に、プリペイド式の電子キャッシュとして用いられる資金をユーザの銀行口座からパチンコサーバを運用する会社の口座に移動することを許可し、資金移動が為されると移動された資金を玉数ポイントに変換し、前記識別子及び店舗コードに対応する玉数ポイントに加算することを特徴とする請求項5又は請求項6記載のパチンコシステム。
- パチンコサーバは、ユーザ毎にUSBキーの識別子、店舗コード、ユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードを対応付けて記憶し、インターネット上で特定のパチンコ店においてパチンコ玉の借り入れを行う際に、コンピュータからのUSBキーの暗号化された識別子を復号化し、前記コンピュータで入力されたユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードがそれぞれ、復号化された識別子及び前記特定のパチンコ店の店舗コードに一致する記憶された識別子及び店舗コードに対応するユーザ用パスワード及びチャージ用パスワードに一致する場合に、プリペイド式の電子キャッシュとして用いられる資金をユーザの銀行口座からパチンコサーバを運用する会社の口座に移動することを許可し、資金移動が為されると移動された資金を玉数ポイントに変換し、前記識別子及び店舗コードに対応する玉数ポイントに加算することを特徴とする請求項5又は請求項6記載のパチンコシステム。
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