JP2004070606A - コンテンツ管理方法および装置 - Google Patents

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Michiyuki Abe
阿部 倫之
Michimitsu Hattori
服部 進実
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Abstract

【課題】コンテンツを購入するとき以外においても迅速に著作権料などの料金を支払いたい。
【解決手段】コンテンツ利用者は、コンテンツ再生システム120において再生を選択する。コンテンツ管理部22は、コンテンツに埋め込まれた電子透かしより提供者ポイントIDと利用ポイント数などの情報を読み取り、共通決済センタ110に出力する。制御部14は、これらの情報をもとに、利用者ポイント蓄積部12から利用ポイントを提供者ポイント蓄積部10に移動させる。共通決済センタ110は、プリペイドポイントの移動が完了した通知をコンテンツ再生システム120に出力する。コンテンツ管理部22は電子透かしに埋め込まれた情報を更新する。再生部24は、コンテンツが再生する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツの売買、複製、使用などを行うシステムにおいて、コンテンツを管理する技術に関する。特に、コンテンツに関する著作権料、使用料の徴収などを管理する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットで代表される通信ネットワーク上には、さまざまなコンテンツを配信するサーバが存在する。コンテンツの内容は、動画像、静止画像、音楽などであり、一般にそれらは、デジタル化された状態でサーバに蓄積されている。
【0003】
コンテンツの著作者は、一般に、不正コピーの防止または抑止を望んでいる。コピーコンテンツの氾濫によって著作者も販売店舗も、コンテンツの魅力にみあった利益を得ることができなくなり、ビジネスの正否をも左右しかねないためである。さらに、コンテンツのデジタル化によって、著作権の管理がより重要となる。なぜなら、オリジナルコンテンツとコピーコンテンツの品質をほぼ同一にすることが可能であり、ネットワークを通じてコンテンツの配信が容易になるからである。一方、コンテンツの著作者は、一般に、コンテンツの普及を望んでいる。そのため、コンテンツの複製等に関して厳しすぎる制限を設けることは好ましくない。
【0004】
デジタル化されたコンテンツにおいて、著作権を表示する手段のひとつに電子透かしがある。電子透かしとは、一般に人間が知覚できない程度に透かし情報を埋め込み、デジタルコンテンツの品質を損なわせない技術である。
また、コンテンツには有料のコンテンツと無料のコンテンツが存在する。一般に有料のコンテンツの場合、その決済処理を安全かつ迅速に行う必要がある。
【0005】
従来、コンテンツ配信システムは、例えば、ユーザのパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)とサーバを有し、それらが通信回線で接続されている。さらに、PCはWebブラウザとイメージエディタを有し、サーバはWebサーバ、決済サーバとデータベースを有する。コンテンツは、サーバのデータベースに蓄積されており、それらは、Webサーバを介して公開されている。ユーザは、PCのWebブラウザを使用して、Webサーバにアクセスし、コンテンツの閲覧や選択を行う。ユーザが所定のコンテンツを購入する場合、Webブラウザより、決済サーバにアクセスし、コンテンツ代金の決済処理が行われる。決済完了後、サーバは電子透かしによって著作権者名などの著作権の内容をコンテンツに埋め込み、暗号化して、PCに出力する。この暗号化は、第三者によって不正にコンテンツが利用されることを防止するために行われる。さらに、その暗号化は、PCのイメージエディタのみが復号できる。上記の従来技術は、例えば特開2002−132999号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者はこうした状況下、以下の課題を認識するに至った。従来は、一般にネットワーク上のサーバからコンテンツ等を購入するときに金銭の支払が行われる。すなわち、コンテンツを購入するときには、所定の方法で決済が行われ、暗号化等されたデータがユーザのPCに配信される。ユーザは、このデータを解凍した後に、コンテンツを閲覧することが可能である。しかし、その後コンテンツが自由に複製等されれば、コンテンツ著作者の著作権が十分に保護されないという課題があった。一方、コンテンツを複製できないようにすれば、著作権保護に関しては問題とならないが、コンテンツがより普及しなくなる。
【0007】
また、ネットワークを介してサーバと売買契約を結ぶとき、その決済方法には、主として、現金とクレジットカードがある。一般に、現金では決済に時間がかかり、不便である。一方、クレジットカードでは迅速な決済が可能であるが、個人情報の登録や審査が必要であり、手軽に利用できない場合がある。特に、コンテンツの複製などに決済を行う場合、コンテンツ普及の観点から、より迅速、安全、かつ手軽に決済を行わなければならないという課題があった。
【0008】
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的はコンテンツを購入するとき以外においても迅速に著作権料などの料金を支払う技術を提供するものである。特に、コンテンツに電子透かしされた情報とプリペイドポイントシステムを組み合わせることにより、迅速かつ手軽に料金を徴収する技術を提供するものである。さらに、無料で試用されているコンテンツに対する正規料金を徴収する技術を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のある態様は、コンテンツ管理装置に関する。この装置は、コンテンツ利用者が所有するプリペイドポイントを蓄積する利用者ポイント蓄積部と、コンテンツ提供者が所有するプリペイドポイントを蓄積する提供者ポイント蓄積部と、利用者ポイント蓄積部と提供者ポイント蓄積部間におけるプリペイドポイントの移動を制御する制御部と、コンテンツ利用者が利用するコンテンツを管理するコンテンツ管理部を含む。この構成にて、コンテンツ管理部は、コンテンツ利用者がコンテンツを複製する際、コンテンツの付加情報より提供者ポイント蓄積部を特定する情報とコンテンツの利用に必要なポイント数を読み取り、それらを制御部に出力し、利用者ポイント蓄積部から提供者ポイント蓄積部に必要ポイントの移動が確定された後にコンテンツの複製を許可する決済処理を実行する。
【0010】
「コンテンツ提供者」には、コンテンツの著作権者だけではなく、コンテンツを二次的に販売する店舗等も含めるものとする。
「プリペイドポイント」とは、前払いした料金に相当するポイントであって、金銭と同様に商品と交換可能な価値を有するポイントである。これらのポイントの管理は、カードや電子情報などとして行われる。
「複製」とは、一般にひとつのコンテンツと同一のコンテンツを別に生成することを意味するが、ここでは、コンテンツに対してその内容を変更せず、コンテンツに含まれる制御情報等を変更することも含むものとする。
【0011】
「コンテンツの付加情報」とは、コンテンツの内容に関する情報以外の情報であり、例えば、コンテンツのオーバーヘッドに記載される情報や電子透かしとしてコンテンツに埋め込まれる情報である。
「移動が確定」とは、実際に移動が確定した場合だけでなく、移動が確定したとみなされる場合も含むものとする。
この装置によれば、コンテンツの付加情報に従ったプリペイドポイントの移動の移動は通常迅速に行われるため、コンテンツを複製するときの決済を迅速に行うことが可能である。
【0012】
本発明の別の態様は、コンテンツ管理装置に関する。この装置は、コンテンツ利用者が所有するプリペイドポイントを蓄積する利用者ポイント蓄積部と、コンテンツ提供者が所有するプリペイドポイントを蓄積する提供者ポイント蓄積部と、利用者ポイント蓄積部と提供者ポイント蓄積部間におけるプリペイドポイントの移動を制御する制御部と、コンテンツ利用者が利用するコンテンツを管理するコンテンツ管理部を含む。この構成にて、コンテンツ管理部は、コンテンツ利用者がコンテンツを再生する際、コンテンツの付加情報より提供者ポイント蓄積部を特定する情報とコンテンツの利用に必要なポイント数を読み取り、それらを制御部に出力し、利用者ポイント蓄積部から提供者ポイント蓄積部に必要ポイントの移動が確定された後にコンテンツの再生を許可する決済処理を実行する。
【0013】
この装置によれば、コンテンツの付加情報に従ったプリペイドポイントの移動は通常迅速に行われるため、コンテンツを再生するときの決済を迅速に行うことが可能である。
【0014】
コンテンツ管理部は、コンテンツ利用者がコンテンツを再生する際、それに先立ってコンテンツに記録されているコンテンツ作成日時とコンテンツ管理部が記録しているコンテンツ作成日時を比較し、それらが異なっている場合に、決済処理を実行してもよい。また、コンテンツ利用者がコンテンツを再生する際、それに先立ってコンテンツの付加情報より利用履歴に関する情報を読み取り、その情報が料金未払いを示している場合に、決済処理を実行してもよい。また、コンテンツ利用者がコンテンツを再生する際、それに先立ってコンテンツの付加情報よりコンテンツ所有者情報を読み取り、これとコンテンツ管理部におけるコンテンツ利用者情報が一致しない場合に、決済処理を実行し、かつコンテンツ再生に先立ってコンテンツ所有者情報の変更を許可してもよい。
【0015】
「コンテンツ作成日時」には、コンテンツが作成された日時だけではなく、更新された日時も含むものとする。また、日付のみの情報もこれに含まれるものとする。
「利用履歴に関する情報」とは、ダウンロードした記録、使用料を支払った記録、複製した記録などを含む。また、別の形式で記載されたこれらの情報も含むものとする。例えば、利用者のIDが記載されていれば、使用料を支払ったとみなすとした場合の利用者のIDである。
この装置によれば、コンテンツを再生するときにコンテンツに関する料金が未払いかの確認を実行するため、コンテンツに関する料金が未払い場合の決済を行うことが可能である。
【0016】
本発明のさらに別の態様は、コンテンツ管理装置に関する。この装置は、コンテンツ利用者が所有するプリペイドポイントを蓄積する利用者ポイント蓄積部と、コンテンツ提供者が所有するプリペイドポイントを蓄積する提供者ポイント蓄積部と、利用者ポイント蓄積部と提供者ポイント蓄積部間におけるプリペイドポイントの移動を制御する制御部と、コンテンツ利用者が利用するコンテンツを管理するコンテンツ管理部と、モバイルエージェントを受信し、モバイルエージェントのプログラムを実行するエージェント処理実行部を含む。この構成にて、コンテンツ管理部は、エージェント処理実行部で実行されるプログラムに従い、コンテンツの付加情報より提供者ポイント蓄積部を特定する情報とコンテンツの利用に必要なポイント数を読み取り、それらを制御部に出力し、制御部は利用者ポイント蓄積部から提供者ポイント蓄積部に必要ポイントの移動を指示する決済処理を実行する。
【0017】
「制御部に出力」には、逐次出力する場合だけではなく、複数の情報をまとめて出力する場合を含むものとする。
この装置によれば、コンテンツ配布とは別にモバイルエージェントによりコンテンツに関する料金の徴収に関するプログラムを実行するため、コンテンツ配布と料金徴収の時期が異なる場合においても、料金徴収が可能である。また、モバイルエージェントの実行時間を変更することにより、料金徴収時期の変更が可能である。
【0018】
コンテンツ管理部は、決済処理終了後、コンテンツの付加情報に記載されている利用履歴に関する情報の更新を許可してもよい。
利用者ポイント蓄積部に蓄積されたプリペイドポイントに相当する金額が利用者口座に、提供者ポイント蓄積部に蓄積されたプリペイドポイントに相当する金額が提供者口座に準備されているとき、制御部は、利用者ポイント蓄積部と提供者ポイント蓄積部間においてプリペイドポイントを移動すると、それに相当する金額を利用者口座と提供者口座間において移動するように指示を発行してもよい。
【0019】
利用者ポイント蓄積部に蓄積されたプリペイドポイントと利用者口座に準備された金額を適宜照合し、それらの一致を確認するポイント照合部をさらに含んでもよい。
この装置によれば、決済に先立ってプリペイドポイント数と口座残高の一致を確認し、決済するときにはプリペイドポイントの移動を優先して実行することにより、迅速な決済が可能である。
【0020】
本発明のさらに別の態様は、コンテンツ管理装置に関する。この装置は、コンテンツ利用者が所有するプリペイドポイントを蓄積する利用者ポイント蓄積部と、コンテンツ提供者が所有するプリペイドポイントを蓄積する提供者ポイント蓄積部と、利用者ポイント蓄積部と提供者ポイント蓄積部間におけるプリペイドポイントの移動を制御する制御部と、コンテンツ利用者が利用するコンテンツを管理するコンテンツ管理部と、モバイルエージェントを受信し、モバイルエージェントのプログラムを実行するエージェント処理実行部を含む。この構成にて、コンテンツ管理部は、エージェント処理実行部で実行されるプログラムに従い、コンテンツの付加情報に記載されている利用条件に関する情報の変更を許可する。
【0021】
「利用条件に関する情報」は、コンテンツの複製が許可されている旨の情報等を含む。
この装置によれば、コンテンツ配布後にモバイルエージェントを使用してコンテンツの利用条件を変更することが可能である。
【0022】
本発明のさらに別の態様は、コンテンツ管理方法に関する。この方法は、コンテンツ利用者からコンテンツ再生の指示を受けつけるステップと、コンテンツに記録されているコンテンツ作成日時とあらかじめ所有しているコンテンツ作成日時を比較するステップと、比較結果が一致しない場合に、コンテンツの付加情報よりコンテンツ提供者が所有する提供者ポイント蓄積部を特定する情報とコンテンツの利用に必要なポイント数を読み取り、それを出力するステップと、コンテンツ利用者のプリペイドポイントを蓄積する利用者ポイント蓄積部から提供者ポイント蓄積部に必要ポイントを移動確定した旨の通知を受けつけるステップと、コンテンツ再生を許可するステップとを含む。
【0023】
本発明のさらに別の態様は、コンテンツ管理方法に関する。この方法は、コンテンツ利用者からコンテンツ再生の指示を受けつけるステップと、コンテンツの付加情報より利用履歴に関する情報を読み取るステップと、利用履歴に関する情報が料金未払いを示している場合に、コンテンツの付加情報よりコンテンツ提供者が所有する提供者ポイント蓄積部を特定する情報とコンテンツの利用に必要なポイント数を読み取り、それを出力するステップと、コンテンツ利用者のプリペイドポイントを蓄積する利用者ポイント蓄積部から提供者ポイント蓄積部に必要ポイントを移動確定した旨の通知を受けつけるステップと、コンテンツ再生を許可するステップとを含む。
【0024】
本発明のさらに別の態様は、コンテンツ管理方法に関する。この方法は、コンテンツ利用者からコンテンツ再生の指示を受けつけるステップと、コンテンツの付加情報よりコンテンツ所有者情報を読み取るステップと、コンテンツ所有者情報とあらかじめ所有しているコンテンツ利用者情報が一致しない場合に、コンテンツの付加情報よりコンテンツ提供者が所有する提供者ポイント蓄積部を特定する情報とコンテンツの利用に必要なポイント数を読み取り、それを出力するステップと、コンテンツ利用者のプリペイドポイントを蓄積する利用者ポイント蓄積部から提供者ポイント蓄積部に必要ポイントを移動確定した旨の通知を受けつけるステップと、コンテンツ所有者情報を変更するステップと、コンテンツ再生の許可を出力するステップとを含む。
【0025】
本発明のさらに別の態様は、コンテンツ管理方法に関する。この方法は、モバイルエージェントを受信するステップと、モバイルエージェントのプログラムに従って、コンテンツの付加情報よりコンテンツ提供者が所有する提供者ポイント蓄積部を特定する情報とコンテンツの利用に必要なポイント数を読み取り、それを外部に出力するステップとを含む。
【0026】
本発明のさらに別の態様は、コンテンツ管理方法に関する。この方法は、モバイルエージェントを受信するステップと、モバイルエージェントのプログラムに従って、コンテンツの付加情報に記録された情報を読み取り、その情報の変更を許可するステップとを含む。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや組み替え、本発明を方法、コンピュータプログラムなどと表現したものもまた、本発明の態様として有効である。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。これら構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
【0028】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るコンテンツ管理システム100の構成図である。コンテンツ管理システム100は、共通決済センタ110、コンテンツ再生システム120を有する。共通決済センタ110は、提供者ポイント蓄積部10、利用者ポイント蓄積部12、制御部14、ポイント照合部16、提供者口座18、利用者口座20を有する。コンテンツ再生システム120は、コンテンツ管理部22、再生部24を有する。実施の形態1は、コンテンツの電子透かしに記載されたコンテンツ提供者のプリペイドポイントIDを使用して、コンテンツを複製するときに迅速に決済する特徴を有する。
【0029】
共通決済センタ110は、コンテンツ管理システム100に加盟しているコンテンツ提供者、店舗、利用者などのプリペイドポイントを管理している装置である。これは、ひとつの装置である必要はなく、個別に存在する装置がネットワーク等により接続されるものでもよい。
提供者ポイント蓄積部10は、コンテンツ提供者が所有するプリペイドポイントを蓄積する記憶装置である。プリペイドポイントは、金銭と同様に商品やサービスと交換可能な機能を有する。また、金銭と交換可能であってもよい。そのため、一例として、1ポイントを1円として換算される。また、プリペイドポイントを電子情報として実現した場合、提供者ポイント蓄積部10はハードディスクなどにより構成される。提供者ポイント蓄積部10は、コンテンツ提供者ごとに複数あっても構わない。
【0030】
提供者口座18は、提供者ポイント蓄積部10に対応した口座である。提供者口座18には、提供者ポイント蓄積部10に蓄積されたプリペイドポイントに相当する金額が蓄積されている。例えば、1ポイント1円の場合、提供者ポイント蓄積部10に10000ポイント蓄積されていれば、提供者口座18に蓄積された金額は10000円である。提供者口座18は、コンテンツ提供者ごとに複数あっても構わない。
【0031】
利用者ポイント蓄積部12は、コンテンツ利用者が所有するプリペイドポイントを蓄積する記憶装置である。利用者ポイント蓄積部12は、コンテンツ利用者ごとに複数あっても構わない。
利用者口座20は、利用者ポイント蓄積部12に対応した口座である。利用者口座20は、コンテンツ利用者ごとに複数あっても構わない。
【0032】
制御部14は、提供者ポイント蓄積部10、利用者ポイント蓄積部12間におけるプリペイドポイントの移動等の処理を制御する。ひとつの制御部14がすべての処理を行う必要はなく、複数存在していてもかまわない。
【0033】
ポイント照合部16は、利用者ポイント蓄積部12に蓄積されたプリペイドポイントに相当する金額と利用者口座20に準備された金額を適宜記録し、それらを照合する装置である。プリペイドポイントが電子情報である場合、これは、ハードディスクなどにより構成される。また、利用者ポイント蓄積部12などの装置の一部として構成されてもよい。ポイント照合部16が、記録するタイミングは、プリペイドポイントの増減が生じたときでもよいし、一定時間間隔でもよい。一般に、利用者口座20は銀行等の金融機関に設置されているので、金融機関からネットワーク等を介して金額に関する情報がポイント照合部16に入力される。
【0034】
コンテンツ再生システム120は、コンテンツ利用者が所有し、コンテンツの複製、再生等においてコンテンツに関する料金を管理するシステムである。コンテンツに関する料金には、使用料や著作権料などがある。コンテンツ再生システム120は、例えば、PCにインストールされたソフトウエアで構成される。さらに、コンテンツ再生システム120は、ネットワーク等を介して共通決済センタ110に接続している。
【0035】
コンテンツ管理部22は、コンテンツの付加情報をもとにコンテンツに対する料金を管理する。コンテンツの付加情報とは、著作権者名、提供者ポイント蓄積部10のID、利用料金、利用履歴、利用条件などである。ここで、著作権者名はコンテンツ提供者名と同じであっても構わない。これらのコンテンツの付加情報は、例えば、コンテンツのヘッダファイルやコンテンツに埋め込まれた電子透かしとしてコンテンツに付加される。図2は、コンテンツに埋め込まれた電子透かしの一例を示す。ここで、提供者ポイントIDとは、当該コンテンツ提供者が所有する提供者ポイント蓄積部10のIDである。利用ポイント数とは、例えば、コンテンツの複製に必要なプリペイドポイント数である。利用履歴とは、コンテンツがダウンロードされた日時、複製された日時等である。
【0036】
再生部24は、コンテンツを再生する。再生部24については、コンテンツ再生システム120の外部にある既存の再生ソフトウエアであっても構わない。
【0037】
図3は、コンテンツ再生システム120の構成図である。コンテンツ再生システム120は、コンテンツ管理部22、再生部24、解凍部26を有する。コンテンツ管理部22は、電子透かし制御部28、ネットワーク部30、処理部32を有する。再生部24は、図1と同一である。
【0038】
解凍部26は、所定のサーバ等よりダウンロードしてきた圧縮コンテンツ200を解凍する。これは、圧縮に対する解凍であってもよいし、暗号化に対する復号であってもよい。コンテンツを再生できる状態にできればよい。
電子透かし制御部28は、電子透かしに記載された情報の読み取り、その後、電子透かしに記載された情報をもとに所定の処理を施すことによって、コンテンツの管理を行う。所定の処理とは、情報にもとづく決済処理、情報の変更等である。
【0039】
処理部32は、コンテンツ自体に対する所定の処理を行う。例えば、コンテンツの複製である。
ネットワーク部30は、コンテンツ再生システム120から共通決済センタ110に対して決済等に必要なデータを送受信するインターフェースである。これは、ネットワークだけではなく、リムーバブルディスク等の記憶装置でも構わない。
【0040】
図4は、コンテンツ複製における使用料、著作権料等に関する決済処理の手順を示す図である。前提条件として、コンテンツ利用者は、既にコンテンツをダウンロードなどの方法により入手しているものとする。さらに、コンテンツ利用者は、このコンテンツを再生可能な状態にあるが、その複製に関しては別途料金が必要と規定されているものとする。
【0041】
コンテンツ利用者は、コンテンツ再生システム120において複製を選択する(S10)。これは、例えば、PCのディスプレイに表示されるウインドウにて選択される。図5は、選択するウインドウを示す。ここで、コンテンツ利用者により、複製ボタン42が選択される。電子透かし制御部28は、コンテンツに埋め込まれた電子透かしより所定の情報を読み取る(S12)。例えば、図2に示された内容などである。ここでは、提供者ポイントIDと利用ポイント数とする。これらの情報は複製信号としてネットワーク部30から共通決済センタ110に出力される(S14)。
【0042】
共通決済センタ110は、この複製信号を入力する(S16)。制御部14は、この提供者ポイントIDと利用ポイント数をもとに、当該コンテンツ利用者の所有する利用者ポイント蓄積部12から利用ポイントを提供者ポイント蓄積部10に移動させる(S18)。これと同時またはその後、利用ポイント数に相当する金銭を利用者口座20から提供者口座18に移動させる。また、利用者ポイント蓄積部12におけるプリペイドポイント数と利用者口座20の残金について、ポイント照合部16が確認と判定を行う。共通決済センタ110は、プリペイドポイントの移動が完了した通知をコンテンツ再生システム120に出力する(S20)。
【0043】
この通知をもとに(S22)、処理部32はコンテンツを複製する(S24)。電子透かし制御部28は、利用履歴を更新し(S26)、この情報を電子透かしとしてコンテンツに埋め込む。例えば、複製に対する料金徴収済みなどの情報の記載である。以上の処理により、コンテンツは正当に複製される。また、コンテンツ提供者はコンテンツの複製に関する料金を徴収可能である。
【0044】
図6は、ポイント照合部16において記録された管理ファイルを示す図である。ポイント照合部16が、ハードディスクなどにより構成される場合、このログファイルは、例えば、テキストファイルまたはその他フォーマットを有する電子ファイルである。一般に、このファイルは、プリペイドポイントIDすなわち利用者ポイントIDごとに作成されている。図6に示すように管理ファイルは、時間に対して利用者ポイント蓄積部12に蓄積されたプリペイドポイント残高、利用者口座20に蓄積された残金が記録されている。さらに、これらの比較を行い一致している場合には、OKとして判定結果を記録している。なお、残金がポイント残高より多い場合もOKと判定してもよい。これらの記録自体は、制御部14によって行われてもよい。また、比較および判定を決済処理に先立って行うことにより、決済するときにはプリペイドポイントの移動処理だけが実行されるため、決済がより高速なものになる。
【0045】
このように、本実施の形態によれば、決済処理はプリペイドポイントを利用者ポイントIDからコンテンツの電子透かしに記載された提供者ポイントIDへの移動により完了し、通常この処理はサーバ内で行われるため、コンテンツ複製するときにおいても迅速に行うことが可能である。
【0046】
(実施の形態2)
図7は、実施の形態2に係るコンテンツ複製に必要な使用料、著作権料等の料金をコンテンツ再生のときに徴収する手順を示す図である。システムの構成は、図1と同一である。実施の形態2は、実施の形態1と同様にコンテンツ提供者がコンテンツ利用者からコンテンツ複製に対する料金を徴収している。しかし、そのタイミングが、実施の形態1ではコンテンツを複製するときであるのに対して、実施の形態2ではコンテンツを再生するときであるという特徴がある。前提条件は実施の形態1と同一であるが、それに加えて、コンテンツ利用者はコンテンツ複製後その料金を支払っていないものとする。
【0047】
コンテンツ利用者は、コンテンツ再生システム120において再生を選択する(S30)。これは、例えば、図5に示す選択ウインドウにおいて再生ボタン40が選択されることである。処理部32は、コンテンツが所有する情報よりコンテンツの作成日時を確認する。この情報は例えば、タイムスタンプである。また、コンテンツ再生システム120はそれまでに実行した当該コンテンツの再生過程において、そのコンテンツが所有する情報をコンテンツ毎にコンテンツ再生システム120内に蓄積している。すなわち、そのコンテンツに対するタイムスタンプを記録している。
【0048】
これらのふたつのタイムスタンプを比較する(S32)。それらが一致していれば(S34のY)、再生しようとしているコンテンツは既にコンテンツ再生システム120によって再生されたものであると考えられる。すなわち複製でないため、すぐに再生される(S52)。一方、ふたつの情報が一致しなければ(S34のN)、新たに複製されたコンテンツであると考えられる。電子透かし制御部28は、コンテンツに埋め込まれた電子透かしより提供者ポイントIDと利用ポイント数などの所定の情報を読み取る(S36)。これらの情報は複製信号としてネットワーク部30から共通決済センタ110に出力される(S38)。これに続く共通決済センタ110における動作は、実施の形態1と同一である(S40〜S44)。
【0049】
共通決済センタ110からの通知をもとに(S46)、電子透かし制御部28は利用履歴を更新し(S48)、この情報を電子透かしとしてコンテンツに埋め込む。さらに、コンテンツ再生システム120が記録しているコンテンツのタイムスタンプに関する情報を更新する(S50)。これにより、次回より当該コンテンツを再生する際に、料金は徴収されない。最終的に、コンテンツが再生される(S52)。
【0050】
このように、本実施の形態によれば、決済処理はプリペイドポイントを利用者ポイントIDからコンテンツの電子透かしに記載された提供者ポイントIDへの移動により完了し、通常この処理はサーバ内で行われるため、コンテンツを再生するときにおいても迅速に行うことが可能である。また、コンテンツ複製に関する料金支払済みの確認にコンテンツに付加されたタイムスタンプを使用するため、任意の方法で複製された場合においても、料金支払済みを確認することが可能である。さらに、任意の方法でコンテンツを複製することが可能であるため、コンテンツ普及の妨げにならないことが可能である。
【0051】
(実施の形態3)
図8は、実施の形態3に係るコンテンツ複製に必要な使用料、著作権料等の料金をコンテンツ再生のときに徴収する手順を示す図である。システムの構成は、図1と同一である。実施の形態3は実施の形態2と同様、コンテンツ複製に対する料金の徴収をコンテンツ再生のときに行っている。しかし、コンテンツ複製に対する料金が支払済みであるかについて、電子透かしに記載された情報をもとに確認する特徴がある。
【0052】
コンテンツ利用者は、コンテンツ再生システム120において再生を選択する(S60)。電子透かし制御部28は、コンテンツに埋め込まれた電子透かしより利用履歴に関する情報を読み取る(S62)。利用履歴に関する情報より当該コンテンツが、複製されたものか、その料金が未払いであるかを確認する。このときの電子透かしの一例が図9である。その結果、複製に対する料金が支払われていれば(S64のN)、コンテンツはすぐに再生される(S80)。一方、料金が未払いの場合(S64のY)、新たに複製されたコンテンツであると考えられる。電子透かし制御部28は、コンテンツに埋め込まれた電子透かしより提供者ポイントIDと利用ポイント数などの所定の情報を読み取る(S66)。これらの情報は複製信号としてネットワーク部30から共通決済センタ110に出力される(S68)。これに続く、共通決済センタ110における動作は、実施の形態1と同一である(S70〜S74)。
【0053】
共通決済センタ110からの通知をもとに(S76)、電子透かし制御部28は利用履歴を更新し(S78)、この情報を電子透かしとしてコンテンツに埋め込む。更新された電子透かしの一例を図10に示す。最終的に、コンテンツが再生される(S80)。
【0054】
このように、本実施の形態によれば、決済処理はプリペイドポイントを利用者ポイントIDからコンテンツの電子透かしに記載された提供者ポイントIDへの移動により完了し、通常この処理はサーバ内で行われるため、コンテンツを再生するときにおいても迅速に行うことが可能である。また、コンテンツ複製に関する料金支払済みの確認に電子透かしに記載された情報を使用するため、料金支払済みを確実に確認することが可能である。
【0055】
(実施の形態4)
図8は、さらに実施の形態4に係るコンテンツ複製に必要な使用料、著作権料等の料金をコンテンツ再生のときに徴収する手順を示す図である。システムの構成は、図1と同一である。実施の形態4は、実施の形態2、3と異なり、コンテンツに対する料金を支払った正当なコンテンツ利用者と当該コンテンツを再生しようとしているコンテンツ利用者が異なる場合であるという特徴がある。この前提条件として、コンテンツは、正当な利用者のみが再生可能であると規定されているものとする。
【0056】
コンテンツ利用者は、コンテンツ再生システム120において再生を選択する(S60)。電子透かし制御部28は、コンテンツに埋め込まれた電子透かしよりコンテンツ利用者に関する情報を読み取る(S62)。ここでコンテンツ利用者に関する情報とは、例えば、利用者IDであり、その電子透かしを図11に示す。この利用者IDは図1における利用者ポイント蓄積部12と対応しているものであってもよい。図11では、利用者IDがAとされている。また、コンテンツ再生システム120はこれとは別にコンテンツ再生システム120を使用する利用者IDを所有する。これは、例えば、コンテンツ再生システム120をPCにインストールするときに入力される。
【0057】
これらの利用者IDが一致していれば、コンテンツに対する料金が支払われているとみなせるため(S64のN)、コンテンツはすぐに再生される(S80)。一方、ふたつの利用者IDが一致しない場合、料金が未払いとみなせるため(S64のY)、電子透かし制御部28は、コンテンツに埋め込まれた電子透かしより提供者ポイントIDと利用ポイント数などの所定の情報を読み取る(S66)。これらの情報は複製信号としてネットワーク部30から共通決済センタ110に出力される(S68)。これに続く共通決済センタ110における動作は、実施の形態1と同一である(S70〜S74)。
【0058】
共通決済センタ110からの通知をもとに(S76)、電子透かし制御部28は利用履歴を更新し(S78)、この情報を電子透かしとしてコンテンツに埋め込む。更新された電子透かしの一例を図12に示す。ここでは、利用者IDがAからBに変更されている。コンテンツ再生システム120は、コンテンツ再生システム120の利用者がBと記録しているからである。最終的に、コンテンツが再生される(S80)。
【0059】
このように、本実施の形態によれば、決済処理はプリペイドポイントを利用者ポイントIDからコンテンツの電子透かしに記載された提供者ポイントIDへの移動により完了し、通常この処理はサーバ内で行われるため、コンテンツを再生するときにおいても迅速に行うことが可能である。また、コンテンツの所有者とコンテンツ再生システム所有者が異なる場合に、複製に関する料金を徴収するため、コンテンツ提供者は異なる利用者間におけるコンテンツの複製に関しても当該料金を徴収することが可能である。
【0060】
(実施の形態5)
図13は、実施の形態5に係るコンテンツ管理システム100の構成図である。コンテンツ管理システム100は、共通決済センタ110、コンテンツ再生システム120、コンテンツ販売システム130、コンテンツ公開システム140を有する。共通決済センタ110は、著作権者ポイント蓄積部34、店舗ポイント蓄積部36、利用者ポイント蓄積部12、著作権者口座60、店舗口座62、利用者口座20、ポイント照合部38、ポイント照合部16、制御部14を有する。
【0061】
利用者ポイント蓄積部12、利用者口座20、ポイント照合部16、制御部14、コンテンツ再生システム120は図1と同一である。また、ポイント照合部38はポイント照合部16と同一の機能を有する。図13において、著作権者とはコンテンツの著作権を有するもの、またはコンテンツ提供者である。店舗とは、コンテンツを販売しているものであり、利用者とは、コンテンツを再生等により利用するものである。実施の形態5は、コンテンツ複製に対する料金徴収のシステムをコンテンツ流通過程に適用したという特徴がある。
【0062】
コンテンツ公開システム140は、コンテンツの著作権者または提供者が自らのコンテンツを公開、販売するシステムである。さらに、販売の場合、共通決済センタ110に対して決済に関する信号の送受信を行う。これは、ハードウエアによって構成されたり、PC等にインストールされたソフトウエアによって構成される。
【0063】
コンテンツ販売システム130は、コンテンツの販売店舗がコンテンツ著作権者または提供者からコンテンツを購入、当該コンテンツの公開、当該コンテンツを利用者へ販売するシステムである。コンテンツの販売店舗は、コンテンツを代理販売する店舗である。また、コンテンツは、著作権者または提供者によって直接販売されることも考えられ、その場合、コンテンツ販売システム130はコンテンツ公開システム140と結合された形になる。
【0064】
著作権者ポイント蓄積部34は、コンテンツ著作権者または提供者が所有するプリペイドポイントを蓄積する記憶装置であり、店舗ポイント蓄積部36は、コンテンツ販売店舗が所有するプリペイドポイントを蓄積する記憶装置である。これらは、コンテンツ著作権者または提供者、コンテンツ販売店舗ごとに複数あっても構わない。
著作権者口座60、店舗口座62は、それぞれ著作権者ポイント蓄積部34、店舗ポイント蓄積部36に対応した口座である。これらは、コンテンツ著作権者または提供者、コンテンツ販売店舗ごとに複数あっても構わない。
【0065】
コンテンツ販売店舗がコンテンツ著作権者からコンテンツを購入する手順は以下の通りである。コンテンツ著作権者は、コンテンツ公開システム140を使用して自らのコンテンツを公開する。コンテンツ販売店舗は、コンテンツ公開システム140にアクセスして販売契約を結ぶ。契約が成立すると、コンテンツ公開システム140は共通決済センタ110に接続し、制御部14によって店舗ポイント蓄積部36から著作権者ポイント蓄積部34にコンテンツに対するプリペイドポイントが移動される。さらに、プリペイドポイントに対応する金額が店舗口座62から著作権者口座60に移動される。以上の決済が終了すると、コンテンツ公開システム140は、販売店舗名、利用条件等を「電子透かし」として当該コンテンツに埋め込む。コンテンツ販売店舗は、当該コンテンツをダウンロードする。
【0066】
コンテンツ利用者がコンテンツ販売店舗からコンテンツを購入する手順は以下の通りである。コンテンツ販売店舗は、コンテンツ販売システム130を使用して自らのコンテンツを公開する。コンテンツ利用者は、コンテンツ販売システム130にアクセスして販売契約を結ぶ。契約が成立すると、コンテンツ販売システム130は共通決済センタ110に接続し、制御部14によって利用者ポイント蓄積部12から店舗ポイント蓄積部36にコンテンツに対するプリペイドポイントが移動される。さらに、プリペイドポイントに対応する金額が利用者口座20から店舗口座62に移動される。以上の決済が終了すると、コンテンツ販売システム130は、利用者名、利用条件等を「電子透かし」として当該コンテンツに埋め込む。コンテンツ利用者は、当該コンテンツをダウンロードする。
【0067】
図14は、コンテンツ公開システム140の構成図である。コンテンツ公開システム140は、公開部150、販売部152を有する。公開部150は、電子透かし埋め込み部70、コンテンツDB72を有する。販売部152は、コンテンツ契約部74、電子透かし書きかえ部76、圧縮部78を有する。
【0068】
公開部150は、インターネット等の通信ネットワーク上において所定のコンテンツを公開する。これは、例えば、コンテンツの概要を文章で表現したり、サムネイル表示したり、短縮版を公開するという形で行われる。
電子透かし埋め込み部70は、コンテンツ202に所定の情報を電子透かしとして埋め込む。ここで所定の情報とは、例えば、著作権者に関する表示、図13における著作権者ポイント蓄積部34のID等である。
【0069】
コンテンツDB72は、電子透かし埋め込み部70によって所定の情報が埋め込まれたコンテンツを蓄積するデータベースである。例えば、これらのコンテンツがデジタル化されている場合、コンテンツDB72はハードディスク等で構成される。また、コンテンツDB72は、図示されていない通信ネットワークを使用して、コンテンツDB72に蓄積されているコンテンツを公開している。コンテンツを公開している対象者は、不特定多数の店舗や利用者である場合、特定の店舗や利用者である場合、これらの組み合わせである場合がある。特定の店舗等に限定する場合、コンテンツDB72はパスワード等の入力を要求してもかまわない。また、所定のコンテンツを購入したいと考えている店舗等は、図示していないインターフェースを通じてコンテンツDB72に蓄積されているコンテンツを選択する。
【0070】
販売部152は、コンテンツ販売に関する契約処理、電子透かしの書き換え、コンテンツを送信する際のデータ圧縮等を行う。
コンテンツ契約部74は、公開部150からコンテンツ購入の意思を示す信号が入力される。このとき、コンテンツ購入者の電子決済等に関する情報が入力されてもかまわない。例えば、プリペイドポイントIDやクレジットカード番号である。コンテンツ契約部74は、これらの情報を利用して共通決済センタ110にアクセスする。共通決済センタ110で販売に関する決済がなされた後、コンテンツ契約部74にその完了信号が入力される。
【0071】
電子透かし書きかえ部76は、コンテンツ契約部74において決済が完了した後、電子透かし埋め込み部70にて埋め込まれた電子透かしの情報を更新する。例えば、コンテンツを購入した店舗等を正規販売店として記載することである。また、電子透かし書きかえ部76は構成によっては、電子透かし埋め込み部70と結合されてもかまわない。
【0072】
圧縮部78は、コンテンツを購入した店舗が所有するコンテンツ販売システム130に対してコンテンツを送信する際、当該コンテンツの容量を圧縮する。圧縮の方法は既存の技術でもかまわない。このとき、コンテンツに対して暗号化等がされてもかまわない。コンテンツ販売システム130については後述する。
【0073】
図15は、コンテンツ販売システム130の構成図である。コンテンツ販売システム130は、購入部154、販売部152、コンテンツ管理部22を有する。販売部152は図14におけるものと、コンテンツ管理部22は図1におけるものと同一である。購入部154は、解凍部26、コンテンツDB80を有する。
【0074】
購入部154は、店舗等が、コンテンツ公開システム140からコンテンツを購入し、それを利用者に対して代理販売する。またそのときの決済にかかる所定の処理を実行する。コンテンツ購入に関して購入部154はコンテンツ管理部22と連携して動作する。
【0075】
解凍部26は、コンテンツ公開システム140から圧縮コンテンツ204を受信し、これを解凍する。圧縮コンテンツ204が暗号化されている場合、これを復号してもかまわない。
コンテンツDB80は、図14におけるコンテンツDB72と同様の機能を有する。
このように、本実施の形態によれば、コンテンツの販売についてもコンテンツの複製、使用等と共通の決済処理を行うことにより、システム構築の容易化が可能である。
【0076】
(実施の形態6)
図16は、実施の形態6に係るコンテンツ管理システム100の構成図である。コンテンツ管理システム100は、共通決済センタ110、利用者Aコンテンツ再生システム160、利用者Bコンテンツ再生システム162、利用者Cコンテンツ再生システム164、モバイル決済エージェント182を有する。
【0077】
共通決済センタ110は、利用者Aポイント蓄積部170、利用者Bポイント蓄積部172、利用者Cポイント蓄積部174、利用者A口座176、利用者B口座178、利用者C口座180、制御部14を有する。図16において、コンテンツ著作権者、提供者、販売店舗は省略されているものとする。実施の形態6は、例えば、利用条件に「無料再生期間」が定められているコンテンツを対象とし、この期間終了後のコンテンツ使用料に関して、モバイルエージェントが実行するプログラムにより決済処理が行われることを特徴とする。
【0078】
利用者Aコンテンツ再生システム160、利用者Bコンテンツ再生システム162、利用者Cコンテンツ再生システム164は、それぞれ利用者A、B、Cに対するコンテンツ再生システム120である。
利用者Aポイント蓄積部170、利用者Bポイント蓄積部172、利用者Cポイント蓄積部174は、それぞれ利用者A、B、Cに対する利用者ポイント蓄積部12である。
【0079】
利用者A口座176、利用者B口座178、利用者C口座180は、それぞれ利用者A、B、Cに対する利用者口座20であり、利用者Aポイント蓄積部170、利用者Bポイント蓄積部172、利用者Cポイント蓄積部174に対応する。
モバイル決済エージェント182は、利用者Aコンテンツ再生システム160、利用者Bコンテンツ再生システム162、利用者Cコンテンツ再生システム164にアクセスし、所定の処理を実行するエージェントである。所定の処理にはプログラムの実行も含まれる。また、モバイル決済エージェント182は図示されていないコンテンツ公開システム140、コンテンツ販売システム130や共通決済センタ110などで生成される。
【0080】
モバイル決済エージェント182は、例えば、コンテンツ著作権者によってリストアップされた検査対象利用者一覧と作業プログラムを所持し、利用者Aコンテンツ再生システム160、利用者Bコンテンツ再生システム162、利用者Cコンテンツ再生システム164等にアクセスする。アクセス先において作業プログラムに記載された処理を実行する。例えば、プリペイドポイントを移動するために、電子透かしに記載されている提供者ポイントIDと利用ポイント数および利用者ポイントIDを読み込む処理である。このときの処理ログはモバイル決済エージェント182内に記録される。処理が終了すると、モバイル決済エージェント182は次のアクセス先に移動し、同様の処理を繰り返し実施する。すべての検査対象利用者をアクセスした後、共通決済センタ110に戻る。制御部14は、処理ログに記録された内容にしたがって、プリペイドポイントの移動等を実施する。
【0081】
図17は、モバイル決済エージェント182が決済処理のプログラムを実行する前の電子透かしとして埋め込まれた情報の一例である。
図18は、モバイル決済エージェント182が決済処理のプログラムを実行した後の電子透かしとして埋め込まれた情報の一例である。
【0082】
このように、本実施の形態によれば、コンテンツの配布とは別に、モバイルエージェントを使用して自動的にコンテンツに関する料金徴収のプログラムを実行するため、コンテンツに対して無料再生期間を設けている場合においても決済処理の容易化が可能になる。さらに、モバイルエージェント実行時期を変更することにより、無料再生期間を用意に変更することが可能である。
【0083】
(実施の形態7)
図16は、実施の形態7に係るコンテンツ管理システム100の構成図である。コンテンツ管理システム100は、実施の形態6に係るものと同一である。実施の形態7は、実施の形態6と異なり決済処理を実行するのではなく、例えば、電子透かしに記載されたコンテンツに関する利用条件を変更するプログラムを実行することである。利用条件の変更には、無料再生期間の延長や無料コピー回数の変更などがある。
【0084】
図19は、モバイル決済エージェント182がプログラムを実行する前の電子透かしとして埋め込まれた情報の一例である。
図20は、モバイル決済エージェント182がプログラムを実行した後の電子透かしとして埋め込まれた情報の一例である。
【0085】
このように、本実施の形態によれば、コンテンツの配布とは別に、モバイルエージェントを使用してコンテンツ利用条件変更のプログラムを実行するため、コンテンツ配布後においても利用条件変更が可能になる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それら各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲であることは当業者に理解されるところである。そうした例を挙げる。
【0086】
実施の形態1から6では、利用者ポイント蓄積部に蓄積されているポイント数が利用ポイント数より大きいかにかかわらず、利用ポイントを利用者ポイント蓄積部から提供者ポイント蓄積部に移動している。しかし、蓄積されているポイントが不足する場合、利用ポイントを移動しなくてもよい。例えば、決済を中止することも可能である。要は、コンテンツ提供者がコンテンツに関する料金を徴収できればよい。
【0087】
実施の形態1では、コンテンツを複製するときに決済処理を行っている。しかし、同様の決済処理をコンテンツを複製するとき以外に行ってもよい。例えば、利用条件の変更等である。要は、コンテンツを購入したときと異なる形態でコンテンツが利用者に所有される場合に、コンテンツ提供者がその料金を徴収できればよい。
【0088】
実施の形態2から4では、コンテンツ再生のときに所定の条件に合致すると、コンテンツ再生システムは、電子透かしに記載された情報を読み込み、コンテンツに関する料金の決済処理を行っている。しかし、所定の条件に合致しても、すぐには決済処理を行わなくてもよい。例えば、所定の条件に合致した場合、コンテンツ利用者に料金支払の意思を尋ね、コンテンツ利用者が合意した場合のみ、決済処理を行ってもよい。要は、コンテンツを複製後再生しようとするものからコンテンツに関する料金が徴収されればよい。
【0089】
【発明の効果】
本発明によれば、コンテンツを購入するとき以外においても迅速に著作権料などの料金を支払うことが可能である。特に、コンテンツに電子透かしされた情報とプリペイドポイントシステムを組み合わせることにより、迅速かつ手軽に料金を徴収することが可能である。さらに、無料で試用されているコンテンツに対する正規料金を徴収することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係るコンテンツ管理システムの構成を示す図である。
【図2】図1の装置における電子透かしの内容を示す図である。
【図3】図1の装置におけるコンテンツ再生システムを示す図である。
【図4】図1の装置による決済処理についての手順を示す図である。
【図5】図1の装置における選択ウインドウを示す図である。
【図6】図1の装置によるポイント照合部における管理ファイルを示す図である。
【図7】実施の形態2に係る決済処理についての手順を示す図である。
【図8】実施の形態3、4に係る決済処理についての手順を示す図である。
【図9】実施の形態3における変更前の電子透かしの内容を示す図である。
【図10】実施の形態3における変更後の電子透かしの内容を示す図である。
【図11】実施の形態4における変更前の電子透かしの内容を示す図である。
【図12】実施の形態4における変更後の電子透かしの内容を示す図である。
【図13】実施の形態5に係るコンテンツ管理システムの構成を示す図である。
【図14】図13の装置におけるコンテンツ公開システムを示す図である。
【図15】図13の装置におけるコンテンツ販売システムを示す図である。
【図16】実施の形態6、7に係るコンテンツ管理システムの構成を示す図である。
【図17】実施の形態6における変更前の電子透かしの内容を示す図である。
【図18】実施の形態6における変更後の電子透かしの内容を示す図である。
【図19】実施の形態7における変更前の電子透かしの内容を示す図である。
【図20】実施の形態7における変更後の電子透かしの内容を示す図である。
【符号の説明】
10 提供者ポイント蓄積部、 12 利用者ポイント蓄積部、 14 制御部、 16 ポイント照合部、 18 提供者口座、 20 利用者口座、 22 コンテンツ管理部、 24 再生部、 26 解凍部、 28 電子透かし制御部、 30 ネットワーク部、 32 処理部、 34 著作権者ポイント蓄積部、 36 店舗ポイント蓄積部、 38 ポイント照合部、 40 再生ボタン、 42 複製ボタン、 60 著作権者口座、 62 店舗口座、 70 電子透かし埋め込み部、 72 コンテンツDB、 74 コンテンツ契約部、 76 電子透かし書きかえ部、 78 圧縮部、 80 コンテンツDB、 100 コンテンツ管理システム、 110 共通決済センタ、 120 コンテンツ再生システム、 130 コンテンツ販売システム、 140 コンテンツ公開システム、 150 公開部、 152 販売部、 154 購入部、 160 利用者Aコンテンツ再生システム、 162 利用者Bコンテンツ再生システム、 164 利用者Cコンテンツ再生システム、 170 利用者Aポイント蓄積部、 172 利用者Bポイント蓄積部、 174 利用者Cポイント蓄積部、 176 利用者A口座、 178 利用者B口座、 180 利用者C口座、 182 モバイル決済エージェント、 200 圧縮コンテンツ、 202 コンテンツ、 204 圧縮コンテンツ。

Claims (15)

  1. コンテンツ利用者が所有するプリペイドポイントを蓄積する利用者ポイント蓄積部と、
    コンテンツ提供者が所有するプリペイドポイントを蓄積する提供者ポイント蓄積部と、
    前記利用者ポイント蓄積部と前記提供者ポイント蓄積部間におけるプリペイドポイントの移動を制御する制御部と、
    前記コンテンツ利用者が利用するコンテンツを管理するコンテンツ管理部を含み、
    前記コンテンツ管理部は、前記コンテンツ利用者がコンテンツを複製する際、前記コンテンツの付加情報より前記提供者ポイント蓄積部を特定する情報と前記コンテンツの利用に必要なポイント数を読み取り、それらを前記制御部に出力し、前記利用者ポイント蓄積部から前記提供者ポイント蓄積部に前記必要ポイントの移動が確定された後にコンテンツの複製を許可する決済処理を実行することを特徴とするコンテンツ管理装置。
  2. コンテンツ利用者が所有するプリペイドポイントを蓄積する利用者ポイント蓄積部と、
    コンテンツ提供者が所有するプリペイドポイントを蓄積する提供者ポイント蓄積部と、
    前記利用者ポイント蓄積部と前記提供者ポイント蓄積部間におけるプリペイドポイントの移動を制御する制御部と、
    前記コンテンツ利用者が利用するコンテンツを管理するコンテンツ管理部を含み、
    前記コンテンツ管理部は、前記コンテンツ利用者がコンテンツを再生する際、前記コンテンツの付加情報より前記提供者ポイント蓄積部を特定する情報と前記コンテンツの利用に必要なポイント数を読み取り、それらを前記制御部に出力し、前記利用者ポイント蓄積部から前記提供者ポイント蓄積部に前記必要ポイントの移動が確定された後にコンテンツの再生を許可する決済処理を実行することを特徴とするコンテンツ管理装置。
  3. 前記コンテンツ管理部は、前記コンテンツ利用者がコンテンツを再生する際、それに先立ってコンテンツに記録されているコンテンツ作成日時と前記コンテンツ管理部が記録しているコンテンツ作成日時を比較し、それらが異なっている場合に、前記決済処理を実行することを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ管理装置。
  4. 前記コンテンツ管理部は、前記コンテンツ利用者がコンテンツを再生する際、それに先立って前記コンテンツの付加情報より利用履歴に関する情報を読み取り、その情報が料金未払いを示している場合に、前記決済処理を実行することを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ管理装置。
  5. 前記コンテンツ管理部は、前記コンテンツ利用者がコンテンツを再生する際、それに先立って前記コンテンツの付加情報よりコンテンツ所有者情報を読み取り、これと前記コンテンツ管理部におけるコンテンツ利用者情報が一致しない場合に、前記決済処理を実行し、かつ前記コンテンツ再生に先立って前記コンテンツ所有者情報の変更を許可することを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ管理装置。
  6. コンテンツ利用者が所有するプリペイドポイントを蓄積する利用者ポイント蓄積部と、
    コンテンツ提供者が所有するプリペイドポイントを蓄積する提供者ポイント蓄積部と、
    前記利用者ポイント蓄積部と前記提供者ポイント蓄積部間におけるプリペイドポイントの移動を制御する制御部と、
    前記コンテンツ利用者が利用するコンテンツを管理するコンテンツ管理部と、モバイルエージェントを受信し、モバイルエージェントのプログラムを実行するエージェント処理実行部を含み、
    前記コンテンツ管理部は、前記エージェント処理実行部で実行される前記プログラムに従い、前記コンテンツの付加情報より前記提供者ポイント蓄積部を特定する情報と前記コンテンツの利用に必要なポイント数を読み取り、それらを前記制御部に出力し、前記制御部は前記利用者ポイント蓄積部から前記提供者ポイント蓄積部に前記必要ポイントの移動を指示する決済処理を実行することを特徴とするコンテンツ管理装置。
  7. 前記コンテンツ管理部は、前記決済処理終了後、前記コンテンツの付加情報に記載されている利用履歴に関する情報の更新を許可することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のコンテンツ管理装置。
  8. 前記利用者ポイント蓄積部に蓄積された前記プリペイドポイントに相当する金額が利用者口座に、前記提供者ポイント蓄積部に蓄積された前記プリペイドポイントに相当する金額が提供者口座に準備されているとき、前記制御部は、前記利用者ポイント蓄積部と前記提供者ポイント蓄積部間において前記プリペイドポイントを移動すると、それに相当する金額を前記利用者口座と前記提供者口座間において移動するように指示を発行することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のコンテンツ管理装置。
  9. 前記利用者ポイント蓄積部に蓄積された前記プリペイドポイントと前記利用者口座に準備された金額を適宜照合し、それらの一致を確認するポイント照合部をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載のコンテンツ管理装置。
  10. コンテンツ利用者が所有するプリペイドポイントを蓄積する利用者ポイント蓄積部と、
    コンテンツ提供者が所有するプリペイドポイントを蓄積する提供者ポイント蓄積部と、
    前記利用者ポイント蓄積部と前記提供者ポイント蓄積部間におけるプリペイドポイントの移動を制御する制御部と、
    前記コンテンツ利用者が利用するコンテンツを管理するコンテンツ管理部と、モバイルエージェントを受信し、モバイルエージェントのプログラムを実行するエージェント処理実行部を含み、
    前記コンテンツ管理部は、前記エージェント処理実行部で実行される前記プログラムに従い、前記コンテンツの付加情報に記載されている利用条件に関する情報の変更を許可することを特徴とするコンテンツ管理装置。
  11. コンテンツ利用者からコンテンツ再生の指示を受けつけるステップと、
    コンテンツに記録されているコンテンツ作成日時とあらかじめ所有しているコンテンツ作成日時を比較するステップと、
    前記比較結果が一致しない場合に、前記コンテンツの付加情報よりコンテンツ提供者が所有する提供者ポイント蓄積部を特定する情報と前記コンテンツの利用に必要なポイント数を読み取り、それを出力するステップと、
    前記コンテンツ利用者のプリペイドポイントを蓄積する利用者ポイント蓄積部から前記提供者ポイント蓄積部に前記必要ポイントを移動確定した旨の通知を受けつけるステップと、
    前記コンテンツ再生を許可するステップと、
    を含むことを特徴とするコンテンツ管理方法。
  12. コンテンツ利用者からコンテンツ再生の指示を受けつけるステップと、
    コンテンツの付加情報より利用履歴に関する情報を読み取るステップと、
    前記利用履歴に関する情報が料金未払いを示している場合に、前記コンテンツの付加情報よりコンテンツ提供者が所有する提供者ポイント蓄積部を特定する情報と前記コンテンツの利用に必要なポイント数を読み取り、それを出力するステップと、
    前記コンテンツ利用者のプリペイドポイントを蓄積する利用者ポイント蓄積部から前記提供者ポイント蓄積部に前記必要ポイントを移動確定した旨の通知を受けつけるステップと、
    前記コンテンツ再生を許可するステップと、
    を含むことを特徴とするコンテンツ管理方法。
  13. コンテンツ利用者からコンテンツ再生の指示を受けつけるステップと、
    コンテンツの付加情報よりコンテンツ所有者情報を読み取るステップと、
    前記コンテンツ所有者情報とあらかじめ所有しているコンテンツ利用者情報が一致しない場合に、前記コンテンツの付加情報よりコンテンツ提供者が所有する提供者ポイント蓄積部を特定する情報と前記コンテンツの利用に必要なポイント数を読み取り、それを出力するステップと、
    前記コンテンツ利用者のプリペイドポイントを蓄積する利用者ポイント蓄積部から前記提供者ポイント蓄積部に前記必要ポイントを移動確定した旨の通知を受けつけるステップと、
    前記コンテンツ所有者情報を変更するステップと、
    前記コンテンツ再生の許可を出力するステップと、
    を含むことを特徴とするコンテンツ管理方法。
  14. モバイルエージェントを受信するステップと、
    前記モバイルエージェントのプログラムに従って、コンテンツの付加情報よりコンテンツ提供者が所有する提供者ポイント蓄積部を特定する情報とコンテンツの利用に必要なポイント数を読み取り、それを外部に出力するステップと、
    を含むことを特徴とするコンテンツ管理方法。
  15. モバイルエージェントを受信するステップと、
    前記モバイルエージェントのプログラムに従って、コンテンツの付加情報に記録された情報を読み取り、その情報の変更を許可するステップと、
    を含むことを特徴とするコンテンツ管理方法。
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