JP2004051112A - Beverage pouring tool with cooling function - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばビール等の飲料を冷却すると共に、気水密な状態で嫌気用開栓可能な冷却機能付き飲料注出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の飲料注出器として、飲料容器例えば2〜3リットルのビール樽缶の口部に気水密に被着される被着体と、加圧気体供給源例えば炭酸ガスボンベに接続されて飲料容器内に加圧気体を供給する加圧気体供給部と、この加圧気体供給部から供給される加圧気体により加圧されたビール樽缶内のビールをタップの開閉操作により導出する飲料導出部を具備するもの等が知られている。
【0003】
これらの飲料注出器によれば、ビール樽缶の口部を閉塞するキャップを取り外した後、上記被着体をビール樽缶の口部に気水密に被着し、次いで、炭酸ガスボンベの栓を開放してビール樽缶内に炭酸ガスを供給した状態でタップを操作して、ビール樽缶内のビールをコップやジョッキ等に注ぐことができ、一度にビール樽缶内のビールを飲み干さない場合はタップを閉じて飲料を冷蔵保存することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこの種の飲料注出器においては、飲料容器のキャップを取り外した後に注出器の被着体を被着するため、飲料容器内に外部の空気が入り込み、その空気が残存した状態となる。したがって、残存する空気中の酸素によって飲料が酸化して品質低下するという問題があった。
【0005】
また、飲料容器内に飲料が残っている状態で保管すると、タップのノズル部に付着したビールに微生物が生殖し、保管温度が約20〜35℃の環境下においては、カビなどが生育し易い状態になり、温度が高くなるに連れて増殖速度が速くなる。更に、環境温度が約30〜40℃と高くなると、大腸菌なども生殖する恐れがある。したがって、飲料容器内に飲料が残っている状態で保管するには、衛生面に細心の注意を払わなければならない。
【0006】
この発明は、上記事情に鑑みなされたもので、キャップを取り外さずに気水密を維持した状態で飲料容器内の飲料の注出を可能にして、飲料の品質を維持することができ、また、タップの衛生面の向上を図れるようにした冷却機能付き飲料注出器を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、飲料容器を収容する断熱性を有するケース本体と、 上記ケース本体に内蔵されてケース本体内を冷却する冷却手段と、 加圧気体供給源に接続されて上記飲料容器内に加圧気体を供給する加圧気体供給手段と、 上記飲料容器内の飲料を導出する飲料導出手段と、上記ケース本体に着脱可能に取り付けられ、上記飲料導出手段に接続されて上記飲料容器内の飲料を必要に応じて注出するタップと、 上記飲料容器のキャップ部にシール機構を介して気水密に被着され、上記加圧気体供給手段及び飲料導出手段を気水密を維持しつつ進退移動可能に形成すると共に、キャップ部を切り裂いて飲料容器内に突入可能な刃部を形成してなる嫌気開栓体と、 上記ケース本体を垂直方向に回動可能に支持する支持手段と、 を具備してなることを特徴とする。
【0008】
この発明において、上記刃部に加圧気体供給路及び飲料導出路を形成する方が好ましい(請求項2)。また、上記支持手段に、ケース本体を垂直方向の任意の位置に固定するロック機構を具備する方が好ましい(請求項3)。
【0009】
また、請求項4記載の発明は、請求項1記載の冷却機能付き飲料注出器において、 上記ケース本体内に、このケース本体から取り外されたタップを収納するタップ収納室を設けてなることを特徴とする。
【0010】
上記のように構成することにより、飲料容器のキャップ部にシール機構を介して気水密に被着した状態で、加圧気体供給手段及び飲料導出手段を気水密を維持しつつ進退移動可能に形成し、加圧気体供給手段及び飲料導出手段を具備する刃部によって飲料容器のキャップ部を切り裂いて飲料容器内に突入させることができる。したがって、飲料容器内に空気が侵入するのを阻止(嫌気)すると共に、加圧気体供給手段及び飲料導出手段を飲料容器内に容易にかつ確実に接続することができ、飲料容器内の飲料を注出することができる(請求項1,2)。
【0011】
この場合、上記支持手段に、ケース本体を垂直方向の任意の位置に固定するロック機構を具備することにより、ケース本体を垂直方向の任意の位置に固定することができるので、ケース本体を飲料容器のセット位置に固定して飲料容器をケース本体内に収容あるいはケース本体内から取り出すことができる。また、ケース本体を飲料注出に適した位置(姿勢)に固定して飲料の注出操作を行うことができる(請求項3)。
【0012】
また、ケース本体内に、このケース本体から取り外されたタップを収納するタップ収納室を設けることによって、飲料注出器の不使用時にタップをタップ収納室に収納保管することができると共に、微生物が生育し難い低温雰囲気に保管することができるので、タップのノズル部に付着した飲料から発生する微生物の生育を抑制することができる(請求項4)。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の冷却機能付き飲料注出器の実施形態について、添付図面に基づいて、詳細に説明する。
【0014】
ここでは、飲料容器がビール容器である場合で、ビールサーバに適用した場合について説明する。
【0015】
図1は、この発明の冷却機能付き飲料注出器を適用したビールサーバの使用状態を示す全体斜視図、図2は、ビールサーバの使用状態を示す断面図、図3は、この発明における嫌気開栓体の装着状態を示す拡大断面図である。
【0016】
上記ビールサーバは、保冷対象物であるビールBを収容する例えば2〜3リットル入りのアルミニウム製の飲料容器1(以下にビール缶1という)を収容する断熱性を有するビールサーバ本体を構成するケース本体2と、ケース本体2の側壁に組み込まれる冷却手段10と、加圧気体供給源である炭酸ガスカートリッジ31に接続されてビール缶1内に加圧気体を供給する加圧気体供給手段30(以下に炭酸ガス供給部30という)と、ビール缶1内のビールBを注出するタップ33と、ビール缶1のキャップ11に取り付けられる嫌気開栓体4と、ケース本体2の側壁を2点で支持すると共に、ケース本体2を垂直方向に回動可能に支持する支持手段であるスタンド5とで主に構成されている。
【0017】
上記ケース本体2は、図2に示すように、ビール缶1が収容されるビール収容室20と、このビール収容室20の開口部21に着脱可能に閉塞される蓋体22とを具備している。また、ケース本体2におけるビール収容室20の開口部21との反対部位に上記タップ33を収納可能なタップ収納室23が形成されている。
【0018】
上記ビール収容室20は、図2及び図4に示すように、ビール缶1を収容する外方へ開口する円柱状の凹部で形成されている。また、上記蓋体22は、ビール収容室20の開口部21に対向する開口凹部22aを有する有底円筒状に形成されており、蓋体22を開口部21に装着した際に、後述するビール缶1のキャップ11に取り付けられる嫌気開栓体4が蓋体22の開口凹部22aに収容されるようになっている。この場合、上記ケース本体2と蓋体22は、例えば、一対のアルミニウム製化粧板間に発泡ポリウレタン等の断熱材を介在した断熱構造になっている。
【0019】
また、ケース本体2内の後部位置にはビール収容室20に面した状態で、ビール収容室20内を冷却する冷却手段10が形成されている。この場合、冷却手段10はペルチェ素子10a、放熱器10b、ファン10c及びコントローラ10dとで構成されている(図2参照)。
【0020】
上記タップ収納室23には、図10ないし図12に示すように、ケース本体2の両内側壁2aの対向する内面に突設される平面略視コ字状に形成された一対の凹条部24aにより収納凹所24が形成されている。この収納凹所24の凹条部24aに、後述するタップ33の取付用ブロック34が摺動可能に嵌挿されるようになっている。したがって、タップ33をタップ収納室23に安定した状態で収納することができると共に、タップ収納室23から容易に取り出すことができる。
【0021】
また、タップ収納室23の開口部25には、このタップ収納室23を閉塞し密閉するための蓋26が開閉可能に被着されている。なお、タップ収納室23内は上記ビール収容室20と同様に、冷却手段10により冷却されているので、タップ収納室23は低温雰囲気に保たれている。このように、タップ収納室23にタップ33を収納し、開口部25を蓋26で閉塞することにより、タップを低温雰囲気内例えば、10℃の低温雰囲気に保管することができるので、タップ33のノズル部33bに付着したビールから発生する微生物の生育を抑制することができる。
【0022】
上記ケース本体2の前側壁2bには、ビール導出チューブ39を収容するスリット2cが形成されると共に、このスリット2cの下端部及び中間部にU字状に起立片28aが突設され、この起立片28aと起立片28aの先端にU字開口部27へ向かって延在するフランジ部27aとで取付凹所28が形成されている。なお、この取付凹所28とU字開口部27で形成される取付部に後述するタップ33の取付用ブロック34が嵌合し取り付けられる(図9参照)。
【0023】
上記タップ33は、図9に示すように、泡だし機構を有する基部33aと、ビールBを注出するノズル部33bと、ビールBの注出を操作をするレバー33cとで主に構成されている。このタップ33の基端部には、例えば合成樹脂製の取付用ブロック34が一体的に形成されている。この取付用ブロック34は、タップ33の基端部を接続する基板34aと、基板34aの両側面及び下側面から外方へ延在する取付片34bとで形成されている。
【0024】
このように構成されたタップ33をケース本体2に取り付けるには、上記取付部の取付凹所28に取付用ブロック34の取付片34bを摺動可能に嵌合し、下方へスライドすると共に、U字開口部27に基板34aの側面を嵌合すればよい。また、逆に、タップ33をケース本体2から取り外すには、取付用ブロック34を上方へスライドさせて、取付部29と取付用ブロック34の嵌合を解いて、タップ33を取り外すことができる。したがって、取付用ブロック34を取付凹所28に対して摺動(スライド)させながら嵌合あるいは嵌合を解くことができるので、タップ33をケース本体2に対してワンタッチで取り付けたり、取り外しを行うことができる。
【0025】
また、取り外されたタップ33をタップ収納室23へ収納するには、図11及び図12に示すように、タップ33及び取付用ブロック34を、タップ33のレバー33c及びノズル部33bがタップ収納室23の底部に対して水平状態になるようにし、タップ収納室23に形成された収納凹所24の凹条部24aに取付用ブロック34の基板34a及び取付片34bを摺動可能に嵌合すればよい。
【0026】
上記嫌気開栓体4は、図2及び図3に示すように、ビール缶1の口部12を密閉するキャップ11に気水密に取り付けられる被着部材40と、炭酸ガスカートリッジ31に接続されてビール缶1内に加圧気体である炭酸ガスを供給する炭酸ガス供給部30と、炭酸ガス供給部30から供給される炭酸ガスにより加圧されたビール缶1内のビールBをタップ33のレバー33cの開閉操作により選択的に導出する飲料導出手段32(以下にビール導出部32という)と、炭酸ガス供給部30及びビール導出部32におけるキャップ11と対向する端部に形成されて、キャップ11を切り裂いてビール缶1内に突入可能な刃部90とを具備する。
【0027】
上記被着部材40は、図3及び図14に示すように、ビール缶1の口部12の外方を包囲する外装筒体41と、この外装筒体41内に摺動可能に嵌挿され、下部にキャップ11の下端部に係脱可能に係合する係合片47を具備する内装筒体45と、この内装筒体45内に摺動可能に嵌挿され、下端面がキャップ11の頂部に密接する断面矩形状のOリング7a(シール機構)を具備する押え部材70と、内装筒体45の内周面に設けられた雌ねじ部46aにねじ結合する雄ねじ部61aを外周面に設けると共に、内周面に雌ねじ部61bを設け、かつ上部外周部に回転操作用凹凸部63を具備する下部回転操作筒体60と、下部回転操作筒体60の内周面に設けられた雌ねじ部61bに螺合する雄ねじ部65aを外周部に設け、上部外周部に回転操作用凹凸部67を具備する上部回転操作筒体64と、上部回転操作筒体64の内周面に回転可能に嵌挿される被着基部材80と、この被着基部材80の下部に装着されると共に、下部回転操作筒体60の内周面との間にシールパッキン7b(シール機構)を介して取り付けられる刃部取付部材86とで主に構成されている。
【0028】
この場合、外装筒体41、内装筒体45、押え部材70、下部回転操作筒体60、上部回転操作筒体64、被着基部材80及び刃部取付部材86は、それぞれ合成樹脂製部材にて形成されている。なお、Oリング7aとシールパッキン7bとでシール機構が構成されている。
【0029】
上記外装筒体41は、図3及び図14に示すように、筒状本体42の下端部の内方に内向きフランジ43を延在し、また、筒状本体42の一側部には、段付きのガイドピン75の大径部を摺動可能に嵌挿するガイド溝44が軸方向に設けられている。
【0030】
また、内装筒体45は、図3及び図14に示すように、内周面に雌ねじ部46aを刻設した筒状本体46と、この筒状本体46の下端部の内方にばね受け段部48を介して垂下される筒状の係合片47とで主に構成されている。この場合、筒状本体46の一側には段付きのガイドピン75の小径部を取り付ける取付孔46bが設けられている。また、ばね受け段部48の下面には、環状のばね受け部48aが周設されている。また、係合片47は、周方向に適宜間隔をおいて複数例えば8個のスリット(図示せず)が下方に開口した状態で設けられて、径方向に弾性変形可能に形成されており、下端部には、ビール缶1のキャップ11の下端部に係脱可能に係合する係合爪47aが設けられている。
【0031】
上記のように構成される外装筒体41の内向きフランジ43と、内装筒体45のばね受け部48aとの間にコイルばね49が縮設されて、外装筒体41に対して内装筒体45が常時外方側に押圧されるように構成されている。
【0032】
また、下部回転操作筒体60は、図3及び図14に示すように、外周面に、内装筒体45の内周面に設けられた雌ねじ部46aにねじ結合する雄ねじ部61aを設け、内周面に上部回転操作筒体64の外周面に設けられる雄ねじ部65aに螺合する雌ねじ部61bを設けた筒状本体61と、この筒状本体61の上端から外方へ向かって延在する外向きフランジ62と、この外向きフランジ62の外周面に設けられる回転操作用凹凸部63とで構成されている。
【0033】
また、上部回転操作筒体64は、図3及び図14に示すように、外周面に、下部回転操作筒体60の内周面に設けられた雌ねじ部61bにねじ結合する雄ねじ部65aを設けた筒状本体65と、この筒状本体65の上端から外方に向かって延在する外向きフランジ66と、外向きフランジ66の外周面に設けられる回転操作用凹凸部67とで構成されている。
【0034】
また、被着基部材80は、図3及び図14に示すように、下端外周部に、上部回転操作筒体64の下端部に係合する係合フランジ81を突設した円柱状に形成されている。この被着基部材80には、加圧気体供給手段30を構成する炭酸ガス供給路84と、飲料導出手段32を構成するビール導出路85とが互いに平行に貫通した状態に設けられている。炭酸ガス供給路84の内方側開口部84aは、下方に開口するガス受け凹所84cに開口しており、このガス受け凹所84c内に突出する内方側開口部84aには、ビール缶1内のビールBが逆流するのを阻止する逆止弁84dが装着されている。また、炭酸ガス供給路84の外方側開口部84bには、カプラ84eを介して炭酸ガス供給チューブ84fが着脱可能に接続されている。ビール導出路85の外方側開口部85aには、カプラ85bを介してビール導出チューブ85cが着脱可能に接続されている。また、被着基部材80の下端側には、炭酸ガス供給路84及びガス受け凹所84cと連通するガス連通路84gと、ビール導出路85に連通するビール連通路85dが下方に向かって開口した状態で設けられている。また、被着基部材80の下端部外周面には、シール機構を構成するシールパッキン7bが装着されており、下端部の対向する2箇所には、雌ねじ部を有する取付孔(図示せず)が設けられている。
【0035】
また、刃部取付部材86は、図13に示すように、下部小径部86aと上部大径部86bとからなる段付き円柱状に形成されており、中心部には、上部が拡径の段付き刃部取付孔87が貫通されている。この刃部取付部材86は、対向する2箇所に貫通孔86cが穿設されており、これら貫通孔86c内を下方から貫挿する取付ねじ(図示せず)を被着基部材80の下端面に設けられた取付孔(図示せず)に螺合することによって、刃部取付部材86と被着基部材80とが固定されるようになっている。また、刃部取付孔87の拡径孔部87aの一側面には軸方向に沿う案内凸条87bが突設されており、この案内凸条87bに刃部材91に設けられてた係合溝97を係合させるようにして刃部90を形成する刃部材91が刃部取付部材86に取り付けられている。
【0036】
この場合、刃部材91は、図13に示すように、上部に外向きフランジ92を有する円柱状の刃基部93と、この刃基部93の下端部から突出する先端中央が尖先状の刃部90と、刃部90から刃基部93側に向かって傾斜する面にそれぞれ開口する加圧気体供給手段30を構成する炭酸ガス供給路95(加圧気体供給路)及び飲料導出手段32を構成するビール導出路96(飲料導出路)とを具備している。
【0037】
このように構成される刃部材91は、刃部取付部材86の刃部取付孔87内に嵌挿され、刃部90が下方に突出した状態に取り付けられた状態で、被着基部材80に設けられたガス連通路84gとビール連通路85dに、それぞれ炭酸ガス供給路95とビール導出路96が連通されている。
【0038】
また、押え部材70は、図3及び図14に示すように、刃部取付部材86を摺動可能に嵌挿する上部が拡径する段付きの嵌挿孔71を有すると共に、下端面にOリング7aの装着溝72を周設し、外周面の対向する2箇所に外側凸条(図示せず)を軸方向に沿って突設してなる。この場合、嵌挿孔71の拡径段部73に刃部取付部材86の下部小径部86aと上部大径部86bの段部が係合されるようになっている。また、外側凸条(図示せず)は、内装筒体45のばね受け段部48の対向する2箇所に設けられた凹状段部(図示せず)に摺動可能に係合されるようになっている。
【0039】
このように構成される押え部材70は、外側凸条(図示せず)を内装筒体45の凹状段部内に係合させた状態で、押え部材70の上端面が、内装筒体45に螺合される下部回転操作筒体60の下端面と係合される状態で組み付けられる。
【0040】
上記のように構成される嫌気開栓体4を用いてビール缶1を嫌気開栓するには、まず、図4に示すように、ケース本体2内にビール缶1を収納した後、図14に示すように、上部回転操作筒体64内に被着基部材80を嵌挿させ、被着基部材80の炭酸ガス供給部30の外方開口部84bにカプラ84eをもって炭酸ガス供給チューブ84fを接続すると共に、ビール導出路85の外方開口部85aにカプラ85bをもってビール導出チューブ85cを接続する。この状態で、外装筒体41を押し上げて内装筒体45の係合片47に設けられた係合爪47aをキャップ11の下端部に係合させて外装筒体41の押し上げを解除すると、内装筒体45と外装筒体41との間に介在されるコイルばね49の弾性力によって、外装筒体41は下方に押し下げられ、内装筒体45の係合爪47aとキャップ11の下端部との係合を固定する。この状態で内装筒体45内に押え部材70を嵌挿し、押え部材70の外周面の対向する2箇所に突設された外側凸条(図示せず)と内装筒体45のばね受け段部48に対向する2箇所に設けられた凹状段部(図示せず)を係合させた状態にする。ここで、下部回転操作筒体60の外向きフランジ62に設けられた回転操作用凹凸部63をもって下部回転操作筒体60をねじ込むと、まず、Oリング7aがキャップ11の上端部に密接して気水密状態(嫌気状態)にすると共に、下部回転操作筒体60の外向きフランジ62の下面と外装筒体41の上端部が当接することにより、被着部材40とビール缶1の口部12の被着を確実にする(図15参照)。この状態では、Oリング7aは、キャップ11の上方に位置している。
【0041】
その後、上部回転操作筒体64の雄ねじ部65aを下部回転操作筒体60の雌ねじ部61bにねじ込んで、被着基部材80と共に刃部取付部材86を下方に移動させると、刃部材91の先端がキャップ11の頂部に突き刺さってキャップ11の上端を切り裂き、更に上部回転操作筒体64を回転して刃部材91を下方に移動させることにより、刃部材91の少なくとも傾斜状先端部がビール缶1内に突入することで、キャップ11の頂部が外気と遮断すなわち嫌気された状態で開栓される。
【0042】
上記のように、炭酸ガス供給部30とビール導出部32を被着部材40の被着基部材80に設け、被着基部材80の係合フランジ81に係合する上部回転操作筒体64を、内装筒体45とねじ結合することにより、被着基部材80と炭酸ガス供給部30及びビール導出部32を回転させずに、上部回転操作筒体64のみを正逆回転させて、炭酸ガス供給部30とビール導出部32をビール缶1の口部12のキャップ11に対して進退移動させることができる。
【0043】
上記スタンド5は、図1及び図4に示すように、略矩形状の基板51と、この基板51の対向する両側辺に起立する一対の側面視三角フレーム状のブラケット部50とで主に構成されている。このスタンド5の両ブラケット部50の上部頂点部とケース本体2の側壁とを貫通する枢支ピン56と、後述するロック機構52を介してケース本体2が垂直方向の任意の位置に固定し得るように垂直方向に回動可能、すなわち姿勢変位可能に構成されている。
【0044】
上記ロック機構52は、例えば、図5及び図6に示すように、ケース本体2の側壁とスタンド5のブラケット部50とを貫通する枢支ピン56に回転自在に装着(枢着)されるロックレバー55と、ブラケット部50との間の摩擦作用を利用した構造となっている。この場合、ブラケット部50の外側にはロックレバー55が近接して配設されており、ブラケット部50の外側面に、上端に向かって下り勾配の傾斜面50bが形成され、ロックレバー55の内側面には、このロックレバー55の枢着側端部に向かって下り勾配の傾斜面55bが形成され、ロックレバー55の回動によって傾斜面50bと55bが接離し得るように構成されている。
【0045】
このように構成されるロック機構52は、少なくとも一方のブラケット部50側に形成すればよい。
【0046】
なお、この場合、枢支ピン56は、図5及び図6に示すように、ケース本体2の内側壁2aに形成された取付凹部2eの底部と外側壁2dに穿設された貫通孔2fと、ブラケット部50に穿設された貫通孔50a及びロックレバー55に穿設された貫通孔55aにワッシャ57を介して貫通されている。また、枢支ピン56の頭部56aは外側に位置し、取付凹部2e内に突出する先端部にはナットやかしめ等の止着部56bが形成されて枢支ピン56の抜け止めがなされている。
【0047】
上記のように構成されるロック機構52によれば、図5(a)及び(b)に示すように、ロックレバー55を垂直に起立させることにより、ロックレバー55の傾斜面55bとブラケット部50の傾斜面50bとの間に隙間が生じるので、ロック解除状態になり、ケース本体2をブラケット50に対して垂直方向に自由に回動することができる。
【0048】
また、ロックレバー55をロック解除状態の垂直位置から水平に倒すことにより、図6(a)及び(b)に示すように、ロックレバー55の傾斜面55bと、ブラケット部50の傾斜面50bとが圧接されると共に、枢支ピン56の頭部56a及び止着部56bがワッシャー57を介して取付凹部2eの底面及びロックレバー55の外側面にそれぞれ押圧されてロック状態となる。したがって、ケース本体2を垂直方向の任意の位置に固定することができ、ケース本体2の姿勢を自由に変位させることができる。
【0049】
なお、ロック機構52は、上記説明の形態に限られず、例えば、ロックレバー55に代えて回転摘みにしてもよく、あるいは、図7及び図8に示すような間欠機構を利用したロック機構52Aによって形成してもよい。
【0050】
上記ロック機構52Aは、図7及び図8に示すように、ケース本体2に固定されて、ケース本体2とスタンド2のブラケット部50とを回動可能に枢着する枢支ピン56Aに装着される爪車58と、この爪車58に係脱可能、すなわち一方方向の回転(図8において、反時計方向)に係合し、他方向の回転(時計方向)には係合しないように係合する爪59cを有するロックレバー59とで主に構成されている。
【0051】
この場合、爪車58の外周面には、回転方向に沿って同様の傾斜角度を有する等ピッチの係止歯58aが設けられている。一方、ロックレバー59は、ブラケット部50の上端部側方に延在する取付片50cにレバーピン59aをもって垂直方向に回動可能に枢着されると共に、ばね部材59bの弾性力(弾発力)の付勢によって常時爪59cが爪車58の係止歯58aに係合し得るように構成されている。
【0052】
上記のように構成されるロック機構52Aによれば、通常の状態では、図8(a)に示すように、ロックレバー59がばね部材59bによって垂直に起立した状態に保たれ、ロックレバー59の係止部59cが爪車58の係止歯58aに係合する。この状態から、ケース本体2を、図4に示すビールサーバーのセット位置から、ビールサーバーの使用位置側に回動すると、ばね部材59bの弾性力(弾発力)に抗して爪車58が回動するので、ケース本体2をビールサーバの使用位置まで回動することができる。回動を停止すると、ばね部材59bの弾性力(弾発力)によってロックレバー59の爪59cが爪車58の係止歯58aに係合してケース本体2の逆方向への回動は阻止され、ケース本体2がロック状態すなわちケース本体2の姿勢が保たれる。
【0053】
また、ロック状態を解除するには、ロックレバー59をロック状態の垂直位置からばね部材59bの弾性力(弾発力)に抗して爪59cを爪車58から離れる方向に倒すことにより、ロックレバー59の爪59cと爪車58の係止歯58aとの係合が解かれるので、爪車58は回動可能となり、ケース本体2を回動することができる(図8(b)参照)。
【0054】
なお、ケース本体2におけるタップ33のノズル部33bの下部側には、受け皿54が配設されている。この受け皿54は、ブラケット部50の前側下部頂点部53に穿設された取付孔(図示せず)に、取付けピン54aを介して枢着されており、使用時には、図1及び図2に示すように、水平状態に展開されて、容器例えばジョッキJを載置し、タップ33から注入されるビールがジョッキJから溢れた場合やジョッキJから飛散した場合に受け止めることができるように構成されている。また、不使用時には、ケース本体2の下部位置に折り畳まれるように構成されている(図示せず)。
【0055】
上記のように構成されるビールサーバを使用する場合には、まず、ケース本体2のタップ収納室23の蓋26を開き、タップ収納室23の収納凹所24からタップ33を取り出し、タップ33の取付用ブロック34を、ケース本体2に設けられた取付凹所28内に嵌合して取り付ける。このとき、タップ収納室23は蓋26で閉塞する。次に、図4に示すように、ケース本体2を飲料容器セット位置に回動させ、ケース本体2の蓋体22を外した状態で、開口部12からビール缶1をケース本体2内に収容する。次に、上記に説明したように、ビール缶1のキャップ11に嫌気開栓体4を装着する。この状態で、ケース本体2の開口部12に蓋体を装着させ、スタンド5の回転機構によってケース本体2を飲料注出に適した位置(姿勢)にし、ロック機構52により固定して、飲料の注出操作を行う(図1参照)。
【0056】
上記のようにしてセットされたビール缶1内のビールBをジョッキJ等に注出する場合には、図1及び2に示すように、ジョッキJを受け皿54上に載置した状態で、タップ33のレバー33cを操作して、ビール缶1内のビールBをジョッキJ内に注出することができる。また、使用しない場合には、受け皿54をケース本体2の下部位置に折り畳んだ状態で保管することができる(図示せず)。
【0057】
また、ビール缶1内にビールBが残った状態で、次にビールBを飲むときまで保管する場合には、まず、蓋26を開放した状態で、取付用ブロック34と共にタップ33を取付凹所28から取り出す。そして、図14に示すように、タップ33のレバー33c及びノズル部33bがタップ収納室23の底部に対して水平状態にし、取付用ブロック34を収納凹所24の凹条24aに摺動させながら嵌合して収納凹所24内に取付用ブロック34を収納し、蓋26を閉塞してタップ収納室23を密封する。この状態において、ケース本体2内は、冷却手段10によって低温雰囲気温度下に設定されている。したがって、タップ33のノズル部33bに付着したビールから発生する微生物の生育を抑制することができるので、タップ33のノズル部33bの衛生面を保つことができる。
【0058】
また、ビールサーバを再度使用する場合には、蓋26を開放した状態で、収納凹所24から取付用ブロック34と共にタップ33を取外し、そして、取付用ブロック34と共にタップ33を取付凹所28に取り付けて使用に供することができる。
【0059】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明の冷却機能付き飲料注出器は、上記のように構成されているので以下のような効果が得られる。
【0060】
(1)請求項1,2記載の発明によれば、飲料容器のキャップ部に気水密に被着した状態で、加圧気体供給手段及び飲料導出手段を気水密を維持しつつ進退移動可能に形成し、加圧気体供給手段及び飲料導出手段を具備する刃部によって飲料容器のキャップ部を切り裂いて飲料容器内に突入させることができるので、飲料容器内に空気が侵入するのを阻止(嫌気)すると共に、加圧気体供給手段及び飲料導出手段を飲料容器内に容易にかつ確実に接続することができ、飲料容器内の飲料を注出することができる。
【0061】
(2)請求項3記載の発明によれば、ケース本体の支持手段に、ケース本体を垂直方向の任意の位置に固定するロック機構を具備することにより、ケース本体を垂直方向の任意の位置に固定することができるので、ケース本体を飲料容器のセット位置に固定して飲料容器をケース本体内に収容あるいはケース本体内から取り出すことができると共に、ケース本体を飲料注出に適した位置(姿勢)に固定して飲料の注出操作を行うことができる。
【0062】
(3)請求項4記載の発明によれば、タップを収納するタップ収納室を設けることによって、飲料注出器の不使用時にタップをタップ収納室に収納保管することができると共に、微生物が生育し難い低温雰囲気に保管することができるので、タップのノズル部に付着した飲料から発生する微生物の生育を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の冷却機能付き飲料注出器を適用したビールサーバの使用状態を示す全体斜視図である。
【図2】上記ビールサーバの使用状態を示す断面図である。
【図3】この発明における嫌気開栓体の装着状態を示す拡大断面図である。
【図4】上記ビールサーバの飲料容器セット位置を示す斜視図である。
【図5】この発明におけるロック機構のロック解除状態を示す側面図(a)、(a)のI−I線に沿う断面図(b)である。
【図6】この発明におけるロック機構のロック状態を示す側面図(a)、(a)のII−II線に沿う断面図(b)である。
【図7】この発明におけるロック機構の変形例を適用したビールサーバーの使用状態を示す全体斜視図である。
【図8】図7のロック機構のロック状態を示す側面図(a)、ロック解除状態を示す側面図(b)である。
【図9】この発明におけるタップを示す斜視図である。
【図10】上記タップの収納状態を示す全体斜視図である。
【図11】上記タップの収納状態を示す要部断面図である。
【図12】図11のA−A線に沿う断面図である。
【図13】この発明における嫌気開栓体の刃部と刃部取付部材を示す分解斜視図である。
【図14】上記嫌気開栓体のビール缶のキャップへの取付け前状態を示す分解断面図である。
【図15】上記嫌気開栓体の開栓前状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 ビール缶(飲料容器)
2 ケース本体
4 嫌気開栓体
5 スタンド(支持手段)
7a Oリング(シール機構)
7b シールパッキン(シール機構)
10 冷却手段
11 キャップ
23 タップ収納室
30 炭酸ガス供給部(加圧気体供給手段)
32 ビール導出部(飲料導出手段)
33 タップ
52,52A ロック機構
90 刃部
95 炭酸ガス供給路(加圧気体供給路)
96 ビール導出路(飲料導出路)[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE
[0002]
[Prior art]
BACKGROUND ART Conventionally, as a beverage dispenser of this type, a beverage container, for example, an adherend to be air-tightly adhered to a mouth portion of a beer barrel of 2 to 3 liters, and a beverage connected to a pressurized gas supply source, for example, a carbon dioxide cylinder A pressurized gas supply unit that supplies pressurized gas into the container, and a beverage derivation that derives beer in a beer barrel can pressurized by the pressurized gas supplied from the pressurized gas supply unit by opening and closing a tap. And the like are known.
[0003]
According to these drink dispensers, after removing the cap that closes the mouth of the beer barrel can, the adherend is airtightly attached to the mouth of the beer barrel can, and then the stopper of the carbon dioxide gas cylinder is opened. The beer can can be poured into a cup or mug by operating the tap while supplying carbon dioxide gas into the beer barrel can, and the beer in the beer barrel can be drunk all at once. If not, the tap can be closed to keep the beverage refrigerated.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in this type of conventional beverage dispenser, since the cap of the beverage container is removed and the adherend of the dispenser is adhered, external air enters the beverage container and the air remains. State. Therefore, there is a problem that the beverage is oxidized by the remaining oxygen in the air and the quality is reduced.
[0005]
In addition, when the beverage is stored in a state in which the beverage remains in the beverage container, microorganisms reproduce in the beer attached to the nozzle portion of the tap, and in an environment where the storage temperature is about 20 to 35 ° C., mold and the like easily grow. And the growth rate increases as the temperature increases. Furthermore, when the environmental temperature is as high as about 30 to 40 ° C., E. coli and the like may also be reproduced. Therefore, in order to keep the beverage in the beverage container, it is necessary to pay close attention to hygiene.
[0006]
The present invention has been made in view of the above circumstances, it is possible to pour a beverage in a beverage container in a state where airtightness is maintained without removing a cap, it is possible to maintain the quality of the beverage, It is an object of the present invention to provide a beverage dispenser with a cooling function capable of improving the hygiene of the tap.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an invention according to
[0008]
In the present invention, it is preferable to form a pressurized gas supply passage and a beverage outlet passage in the blade portion (claim 2). Further, it is preferable that the support means includes a lock mechanism for fixing the case body at an arbitrary position in the vertical direction (claim 3).
[0009]
According to a fourth aspect of the present invention, in the beverage dispenser with a cooling function according to the first aspect, a tap storage chamber for storing a tap removed from the case main body is provided in the case main body. Features.
[0010]
With the configuration described above, the pressurized gas supply means and the beverage deriving means are formed to be able to move forward and backward while maintaining the airtightness, in a state of being airtightly attached to the cap portion of the beverage container via the seal mechanism. Then, the cap portion of the beverage container can be cut off by the blade portion having the pressurized gas supply means and the beverage deriving means and can be inserted into the beverage container. Therefore, it is possible to prevent air from entering the beverage container (anaerobic), and to easily and reliably connect the pressurized gas supply means and the beverage deriving means to the beverage container. It can be poured out (
[0011]
In this case, since the support means is provided with a lock mechanism for fixing the case body at an arbitrary position in the vertical direction, the case body can be fixed at an arbitrary position in the vertical direction. The beverage container can be housed in the case body or taken out of the case body while being fixed at the set position. In addition, the case body can be fixed at a position (posture) suitable for the beverage pouring, and the beverage pouring operation can be performed (claim 3).
[0012]
In addition, by providing a tap storage chamber for storing the tap removed from the case main body in the case main body, the tap can be stored in the tap storage chamber when the beverage dispenser is not used, and microorganisms can be removed. Since it can be stored in a low-temperature atmosphere where it is difficult to grow, the growth of microorganisms generated from the beverage attached to the nozzle of the tap can be suppressed (claim 4).
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a beverage dispenser with a cooling function of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0014]
Here, a case where the beverage container is a beer container and the case where the present invention is applied to a beer server will be described.
[0015]
FIG. 1 is an overall perspective view showing a use state of a beer server to which the beverage dispenser with a cooling function of the present invention is applied, FIG. 2 is a cross-sectional view showing a use state of the beer server, and FIG. It is an expanded sectional view showing the wearing state of an opening object.
[0016]
The above-mentioned beer server is a case that constitutes a beer server body having heat insulating properties for accommodating, for example, an
[0017]
As shown in FIG. 2, the case
[0018]
As shown in FIGS. 2 and 4, the
[0019]
Further, a cooling means 10 for cooling the inside of the
[0020]
As shown in FIGS. 10 to 12, the
[0021]
Further, a
[0022]
A
[0023]
As shown in FIG. 9, the
[0024]
In order to attach the
[0025]
In order to store the removed
[0026]
As shown in FIGS. 2 and 3, the
[0027]
As shown in FIGS. 3 and 14, the attaching
[0028]
In this case, the
[0029]
As shown in FIGS. 3 and 14, the outer
[0030]
As shown in FIGS. 3 and 14, the inner
[0031]
A
[0032]
As shown in FIGS. 3 and 14, the lower
[0033]
As shown in FIGS. 3 and 14, the upper
[0034]
Further, as shown in FIGS. 3 and 14, the
[0035]
As shown in FIG. 13, the
[0036]
In this case, as shown in FIG. 13, the
[0037]
The
[0038]
As shown in FIGS. 3 and 14, the holding
[0039]
The upper end surface of the holding
[0040]
In order to anaerobically open the beer can 1 using the
[0041]
Thereafter, when the
[0042]
As described above, the carbon dioxide
[0043]
As shown in FIGS. 1 and 4, the
[0044]
The
[0045]
The
[0046]
In this case, as shown in FIGS. 5 and 6, the
[0047]
According to the
[0048]
Further, by tilting the
[0049]
The
[0050]
As shown in FIGS. 7 and 8, the
[0051]
In this case, on the outer peripheral surface of the
[0052]
According to the
[0053]
In order to release the locked state, the
[0054]
Note that a
[0055]
When using the beer server configured as described above, first, the
[0056]
When the beer B in the beer can 1 set as described above is poured out into the mug J or the like, the mug J is placed on the receiving
[0057]
When the beer B remains in the
[0058]
When the beer server is to be used again, the
[0059]
【The invention's effect】
As described above, since the beverage dispenser with a cooling function of the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
[0060]
(1) According to the first and second aspects of the present invention, the pressurized gas supply means and the beverage deriving means can be moved forward and backward while maintaining the airtightness in a state where the pressurized gas supply means and the beverage deriving means are airtightly attached to the cap portion of the beverage container. The cap portion of the beverage container can be cut and protruded into the beverage container by the blade having the pressurized gas supply means and the beverage deriving means, so that air can be prevented from entering the beverage container (anaerobic ), The pressurized gas supply means and the beverage deriving means can be easily and reliably connected to the beverage container, and the beverage in the beverage container can be poured out.
[0061]
(2) According to the third aspect of the invention, the case body support means is provided with a lock mechanism for fixing the case body at an arbitrary position in the vertical direction, so that the case body is positioned at an arbitrary position in the vertical direction. Since the case body can be fixed, the case body can be fixed at the set position of the beverage container, and the beverage container can be housed in the case body or taken out of the case body, and the case body can be fixed to a position (posture) suitable for beverage pouring. ) To perform the operation of pouring the beverage.
[0062]
(3) According to the invention of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall perspective view showing a use state of a beer server to which a beverage dispenser with a cooling function of the present invention is applied.
FIG. 2 is a sectional view showing a use state of the beer server.
FIG. 3 is an enlarged sectional view showing a mounted state of the anaerobic plug according to the present invention.
FIG. 4 is a perspective view showing a beverage container setting position of the beer server.
5A is a side view showing the unlocked state of the lock mechanism according to the present invention, and FIG. 5B is a cross-sectional view taken along line II in FIG.
6A is a side view showing a locked state of the lock mechanism according to the present invention, and FIG. 6B is a sectional view taken along line II-II in FIG.
FIG. 7 is an overall perspective view showing a use state of a beer server to which a modification of the lock mechanism according to the present invention is applied.
8A is a side view showing a locked state of the lock mechanism of FIG. 7, and FIG. 8B is a side view showing an unlocked state.
FIG. 9 is a perspective view showing a tap according to the present invention.
FIG. 10 is an overall perspective view showing a stored state of the tap.
FIG. 11 is a cross-sectional view of a main part showing a stored state of the tap.
FIG. 12 is a sectional view taken along the line AA in FIG. 11;
FIG. 13 is an exploded perspective view showing a blade portion and a blade portion mounting member of the anaerobic plug according to the present invention.
FIG. 14 is an exploded cross-sectional view showing a state before the anaerobic plug is attached to a beer can cap.
FIG. 15 is a cross-sectional view illustrating a main part of the anaerobic plug before opening.
[Explanation of symbols]
1 beer can (beverage container)
2 Case body
4 Anaerobic plugs
5 stand (support means)
7a O-ring (seal mechanism)
7b Seal packing (seal mechanism)
10 Cooling means
11 cap
23 tap storage room
30 Carbon dioxide gas supply unit (pressurized gas supply means)
32 Beer derivation unit (drink derivation means)
33 taps
52, 52A lock mechanism
90 blade
95 Carbon dioxide gas supply path (pressurized gas supply path)
96 Beer outlet (beverage outlet)
Claims (4)
上記ケース本体に内蔵されてケース本体内を冷却する冷却手段と、
加圧気体供給源に接続されて上記飲料容器内に加圧気体を供給する加圧気体供給手段と、
上記飲料容器内の飲料を導出する飲料導出手段と、
上記ケース本体に着脱可能に取り付けられ、上記飲料導出手段に接続されて上記飲料容器内の飲料を必要に応じて注出するタップと、
上記飲料容器のキャップ部にシール機構を介して気水密に被着され、上記加圧気体供給手段及び飲料導出手段を気水密を維持しつつ進退移動可能に形成すると共に、キャップ部を切り裂いて飲料容器内に突入可能な刃部を形成してなる嫌気開栓体と、
上記ケース本体を垂直方向に回動可能に支持する支持手段と、
を具備してなることを特徴とする冷却機能付き飲料注出器。A case body having heat insulating properties to accommodate the beverage container,
Cooling means that is built into the case body and cools the inside of the case body;
Pressurized gas supply means connected to a pressurized gas supply source to supply pressurized gas into the beverage container,
Beverage deriving means for deriving a beverage in the beverage container,
A tap that is detachably attached to the case main body, and is connected to the beverage deriving unit and discharges the beverage in the beverage container as needed.
The pressurized gas supply means and the beverage deriving means are attached to the cap portion of the beverage container in a water-tight manner via a seal mechanism, and are formed so as to be movable forward and backward while maintaining the air-tightness. An anaerobic plug that forms a blade that can enter the container,
Support means for supporting the case body rotatably in the vertical direction,
A beverage dispenser with a cooling function, comprising:
上記刃部に加圧気体供給路及び飲料導出路を形成してなることを特徴とする冷却機能付き飲料注出器。The beverage dispenser with a cooling function according to claim 1,
A beverage dispenser with a cooling function, wherein a pressurized gas supply path and a beverage outlet path are formed in the blade portion.
上記支持手段に、ケース本体を垂直方向の任意の位置に固定するロック機構を具備することを特徴とする冷却機能付き飲料注出器。The beverage dispenser with a cooling function according to claim 1,
A beverage dispenser with a cooling function, characterized in that the support means is provided with a lock mechanism for fixing the case body at an arbitrary position in the vertical direction.
上記ケース本体内に、このケース本体から取り外されたタップを収納するタップ収納室を設けてなることを特徴とする冷却機能付き飲料注出器。The beverage dispenser with a cooling function according to claim 1,
A beverage dispenser with a cooling function, wherein a tap storage chamber for storing a tap removed from the case main body is provided in the case main body.
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JP2019517434A (en) * | 2016-05-31 | 2019-06-24 | スターバックス・コーポレイション | Cooling beverage dispenser |
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2002
- 2002-07-16 JP JP2002207261A patent/JP2004051112A/en active Pending
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