JP2003325511A - 超音波画像処理装置 - Google Patents

超音波画像処理装置

Info

Publication number
JP2003325511A
JP2003325511A JP2002140605A JP2002140605A JP2003325511A JP 2003325511 A JP2003325511 A JP 2003325511A JP 2002140605 A JP2002140605 A JP 2002140605A JP 2002140605 A JP2002140605 A JP 2002140605A JP 2003325511 A JP2003325511 A JP 2003325511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
ultrasonic
processing
mouse
cpu
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002140605A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Ichikawa
純一 市川
Hiroshi Hattori
浩 服部
Tatsuo Kaimai
達夫 開米
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2002140605A priority Critical patent/JP2003325511A/ja
Publication of JP2003325511A publication Critical patent/JP2003325511A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作で、関心領域が最適な位置に配置
可能な超音波画像処理装置を実現する。 【解決手段】 画像処理装置本体は、断層像及び立体画
像を生成する画像処理や、画像を回転して表示する等の
画像処理を行うCPUを有して構成される。このCPU
は、イメージローテーション処理として、先ず、音線デ
ータから輝度変化の乱雑度を測定し、最も乱雑度の高い
音線を決定する処理を行う。そして、CPUは、決定し
た輝度変化の最も乱雑度の高い音線を含む領域を関心領
域として6時方向(時計の)に配置するために、ラジア
ル画像Grを所定角度回転させる(ローテーション)さ
せる処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、検査対象物に超音
波を送受して超音波画像を得るための画像処理を行う超
音波画像処理装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、超音波診断装置は、医療用分野及
び工業用分野において、広く用いられる。超音波診断装
置は、超音波を検査対象物に送受信することにより、検
査対象物内を非侵襲的に診断するものである。 【0003】超音波診断装置は、超音波の走査により得
られる画像が2次元画像となる。このため、超音波診断
装置は、ユーザに対してより診断し易い画像を提供する
ために、2次元画像から3次元画像を構築する超音波画
像処理装置と組み合わせて使用される場合がある。 【0004】上記従来の超音波画像処理装置は、2次元
画像上で関心領域を所望の位置に配置させるために、マ
ウス等のポインティングデバイスを用いて超音波画像を
所定方向に回転(ローテーション)させていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の超音波画像処理装置は、3次元画像を構築する複数
の2次元画像に対して、ユーザが1枚々マウス等のポイ
ンティングデバイスで関心領域をドラッグして指定し、
所定方向に回転(ローテーション)させる操作が必要で
ある。このため、上記従来の超音波画像処理装置は、上
記操作が煩雑であり、時間が掛かっていた。 【0006】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
ので、簡単な操作で、関心領域が最適な位置に配置可能
な超音波画像処理装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1は、超音波を送受波し、得られた
超音波エコー信号を用いて検査対象物の超音波画像を表
示する超音波画像処理装置において、前記超音波エコー
信号の分布状態を判別する判別手段と、前記判別手段の
判別結果に基づき、前記超音波エコー信号の輝度変化の
乱雑度が最も高い部分を関心領域として所定位置に配置
させるために、前記超音波画像を所定方向に回転させる
ローテーション手段と、を設けたことを特徴としてい
る。この構成により、簡単な操作で、関心領域が最適な
位置に配置可能な超音波画像処理装置を実現する。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の1
実施の形態を説明する。図1ないし図29は本発明の1
実施の形態に係り、図1は1実施の形態を備えた超音波
診断装置の全体構成を示し、図2は図1の超音波診断装
置における3D表示処理のフローチャートを示し、図3
は2次元画像と3次元画像を得るための超音波走査の様
子を示し、図4は図3の動作からラジアル画像等が得ら
れる様子を示し、図5は多重エコーが除去される前後の
ラジアル画像及び垂直リニア画像の画像例を示し、図5
(A)は多重エコーが表示されているラジアル画像及び
垂直リニア画像の画像例を示し、図5(B)は多重エコ
ーが除去された後のラジアル画像及び垂直リニア画像の
画像例を示し、図6はラジアル画像上のハンドルをドラ
ッグして画像を回転させて表示した画像例を示し、図7
は4つの表示エリアに2次元画像と3次元画像を同時に
表示した表示例を示し、図8はマウスの操作により表示
角度を変更して立体画像を表示する動作説明図を示し、
図9はイメージローテーション処理のフローチャートを
示し、図10は図5(A)に示すラジアル画像の1音線
データにおける、音線中心からの距離に対するエコー輝
度分布を表すグラフを示し、図11はn番目の音線に対
する乱雑(凹凸)度を表すグラフを示し、図12は音線
決定処理のフローチャートを示し、図13は、イメージ
ローテーション処理前後のラジアル画像の画像例を示
し、図13(A)はイメージローテーション処理前のラ
ジアル画像の画像例を示し、図13(B)はイメージロ
ーテーション処理後のラジアル画像の画像例を示し、図
14は3D画像の回転処理(視野角変更処理)のフロー
チャートを示し、図15は立体画像(3D画像)の概略
図を示し、図16は3Dマウスを用いて3D画像を操作
する際の概念図を示し、図16(A)はユーザが3Dマ
ウスを手に持ち、3D画像を所望とする方向に回転させ
ようとしている際の概念図を示し、図16(B)は同図
(A)の状態からユーザが手に持った3Dマウスを回転
操作し、3D画像が所望とする方向に回転された際の概
念図を示し、図17は図16の3Dマウスの変形例を示
し、図17(A)はユーザが変形例の3Dマウスを手に
持ち、3D画像を所望とする方向に回転させようとして
いる際の概念図を示し、図16(B)は同図(A)の状
態からユーザが手に持った変形例の3Dマウスを回転操
作し、3D画像が所望とする方向に回転された際の概念
図を示し、図18は3Dマウスを用いた場合の3D画像
の回転処理(視野角変更処理)のフローチャートを示
し、図19は3D画像の体積計測処理のフローチャート
を示し、図20は3D画像の体積計測の概念図を示し、
図20(A)は3D画像を構成する複数のラジアル画像
の概念図を示し、図20(B)は同図(A)の関心領域
が面積を積算される際の概念図を示し、図21は体積計
測に用いられるトレース方式の概念図を示し、図22は
体積計測に用いられるエディット方式の概念図を示し、
図23はエディット方式で関心領域の修正を行う際の概
念図を示し、図24はエディット方式とトレース方式と
を切り換えて使用する3D画像の体積計測処理のフロー
チャートを示し、図25は図24の3D画像の体積計測
処理を行う際のモニタの表示例を示し、図26は図24
の3D画像の体積計測処理を行った際のエディット計測
とトレース計測とが混在している概念図を示し、図27
は空間座標を認識可能なペン入力方式を用いた造影モデ
ルにより、体積計測範囲を指定して3D画像の体積計測
処理を行う際の概念図を示し、図27(A)はペン状入
力装置を示す概略図を示し、図27(B)はモニタの表
示画面の画像表示エリアを示し、図28は図27の造影
モデルを用いる3D画像の体積計測処理のフローチャー
トを示し、図29はペン状入力装置を用いて3D画像中
の関心領域を削る際の表示例を示し、図29(A)は、
ペン状カーソルが3D画像中の関心領域を削って行く際
の表示例を示し、図29(B)は同図(A)の状態から
関心領域を削り取った際の表示例を示す。 【0009】図1に示すように本発明の1実施の形態を
備えた超音波診断装置1は、超音波の送受波を行う超音
波プローブ2と、この超音波プローブ2と接続され、超
音波プローブ2により得られるエコー信号に対して信号
処理して超音波断層像の表示を行う超音波観測装置3
と、この超音波観測装置3で得られたエコーデータを基
に各種画像処理を行う超音波画像処理装置本体(以下、
画像処理装置本体と略記)4と、この画像処理装置本体
4と接続され、超音波断層像及び立体画像を表示するモ
ニタ5とを有している。 【0010】超音波プローブ2は、細長のプローブ挿入
部6を有して構成されている。プローブ挿入部6は、こ
の先端側に超音波を送受波する超音波振動子7が内蔵さ
れている。この超音波振動子7は、プローブ挿入部6内
に挿通されたフレキシブルシャフト8の先端に取り付け
られている。 【0011】また、超音波プローブ2は、プローブ挿入
部6の後端の把持部内に駆動部9が内蔵されている。超
音波プローブ2は、駆動部9を構成する図示しない第1
モータを回転することで、超音波振動子7が回転駆動さ
れ、この超音波振動子7からの超音波を放射状に順次出
射するようになっている。 【0012】また、超音波プローブ2は、駆動部9を構
成する図示しない第2モータを回転することで、フレキ
シブルシャフト8がプローブ挿入部6の軸方向(長手方
向で例えばZ軸方向とする)に進退動され、従って超音
波振動子7により出射される超音波をZ軸方向にリニア
走査することができる。 【0013】また、画像処理装置本体4は、超音波観測
装置3とケーブル11により接続されている。画像処理
装置本体4は、ケーブル11と接続されるネットワーク
インタフェース(I/Fと略記)12と、断層像(2次
元画像)及び立体画像(3次元画像)を生成する画像処
理や、画像を回転して表示する等の画像処理を行うCP
U13と、CPU13により画像処理のワークエリアと
して使用されたり、画像処理に必要なデータの一時格納
などに利用されるメモリ14と、CPU13が行う画像
処理のプログラムデータや画像データが記録されるハー
ドディスク装置(HDDと略記)15と、モニタ5に表
示される画像データが一時格納されるフレームメモリ1
6と、画像データ等を記録する大容量の記録手段として
のDVD−RAM)17及び光磁気ディスク装置(MO
Dと略記)18とのI/FとしてのスカジI/S(SC
SII/Fと略記)19と、モニタ5に表示される立体
画像の視野角を変えて表示させる指示入力を行うポイン
ティングデバイスとしてのマウス21及び患者データの
入力等を行うキーボード22とのI/Fとしての入力デ
バイスI/F23とを内蔵して構成されている。これら
ネットワークI/F12、CPU13、メモリ14、H
DD15、フレームメモリ16、SCSII/F18、
入力デバイスI/F21は、バス24により接続され、
データを転送可能になっている。尚、DVD−RAM1
7及びMOD18は、USBやイーサネット(登録商
標)を介して接続しても良い。また、画像処理装置本体
4と、モニタ5と、DVD−RAM17と、MOD18
と、マウス21及びキーボード22とは、画像処理装置
を構成される。 【0014】尚、本実施の形態では、HDD15に格納
されるプログラムは、例えばMOD18に着脱される光
磁気ディスク(MOと略記)25に格納された状態で販
売されるようになっている。このMO25は、MOD1
8に挿入され、格納されたプログラムをインストールす
る作業により、HDD15にそのプログラムが実行形式
で格納されるようになる。 【0015】また、HDD15に格納されるプログラム
は、MO25の代わりに、CD−ROM等の他の記録媒
体にプログラムを格納して販売しても良い。これらプロ
グラムをインストールした後、CPU13は、HDD1
5からプログラムを読み出してそのプログラムに沿った
処理を行うようになっている。 【0016】上述のように駆動部9は、第1モータと第
2モータとを設けてある。従って、超音波診断装置1
は、図2のフローチャートに示すように第1モータと第
2モータとを同期させて同時に回転駆動させることで、
超音波プローブ2が超音波をスパイラル状に出射して3
次元領域を走査(ヘリカルスキャン)し、超音波観測装
置3がZ軸方向の座標位置が少しづつ異なる断層像を多
数得ることができ、これらの断層像から画像処理装置本
体4のCPU13が立体画像を構築することができる。 【0017】図2に示すように超音波診断装置1は、先
ず、ヘリカルデータを取り込む(ステップS1)。図3
はその概略の動作を示す。超音波プローブ2は、プロー
ブ挿入部6内の(フレキシブルシャフト8の先端の)超
音波振動子7をZ方向に移動させながら回転駆動して超
音波を送受波することで、プローブ挿入部6の軸方向
(つまりZ軸方向)にほぼ垂直な断面の2次元超音波画
像(以下、ラジアル画像と記す)Grを得る。 【0018】超音波振動子7は、Z方向にPaからPb
の位置まで、所定のピッチ単位でリニア状に移動され
る。その結果、画像処理装置本体4は、超音波観測装置
3を経てHDD15に番号N1からNn番目までの、所
定のピッチ毎のラジアル画像Grが格納される。 【0019】得られたラジアル画像Grは、メモリ14
に転送され、そのメモリ空間に図4の如く格納される。
これら所定ピッチで連続して得た複数枚のラジアル画像
Grは、擬似的な立体画像Gsを生成するのに用いられ
る。 【0020】ユーザは、View切替ボタン(図7の符
号Bb)のDPR(Dual Plane Reconstruction :2画
面構築)ボタンを操作して、ラジアル画像Grと、この
ラジアル画像を縦方向に割った垂直リニア画像Gvlと
から構成されるDPR画像を選択表示させる(ステップ
S2)。 【0021】すると、メモリ14は、このメモリ空間か
らラジアル画像Gr及び垂直リニア画像Gvlの形式で
データが読み出される。そして、読み出されたデータ
は、フレームメモリ16に転送されてモニタ5に出力さ
れることで、図5(a)に示すようにラジアル画像Gr
及びリニア画像Gvlがモニタ5に表示されるようにな
っている。 【0022】ここで、図5(A)に示すラジアル画像G
r及び垂直リニア画像Gvlは、超音波プローブ2の内
外で多重反射される多重エコーが表示されている。そこ
で、これらラジアル画像Gr及び垂直リニア画像Gvl
は、図5(B)に示すように多重エコー部分を除去する
操作が行われる(ステップS3)。その後、図5(B)
に示すラジアル画像Grは、45°程度回転する(以
降、イメージローテーションと言う)操作が行われ、図
6に示すように回転される(ステップS4)。 【0023】本実施の形態では、後述するように自動で
ラジアル画像Grの関心領域が最適な位置に配置可能に
構成している。上記多重エコー除去及びイメージローテ
ーションの操作は、立体画像Gsを生成するのに必要な
一連の画像データセットの画像に適用される。 【0024】従って、画像処理装置本体4は、一連の画
像から多重エコーが除去されると共に、イメージローテ
ーションされた画像が生成され、モニタ5に表示されて
いる画像においても多重エコーが除去されてイメージロ
ーテーションされた画像が表示されるようになってい
る。次に、ユーザは、View切替ボタン(図7の符号
Bb)の立体画像(図面では3D画像と略記)ボタンを
操作して、立体画像Gsを選択表示させる(ステップS
5)。 【0025】すると、画像処理装置本体4は、例えば図
7に示すようにモニタ5の表示部に4つの画像表示エリ
ア(具体的には、ラジアル画像表示エリア、垂直リニア
画像表示エリア、水平リニア画像表示エリア、立体画像
表示エリア)にそれぞれ画像ラジアル画像Gr、垂直リ
ニア画像Gvl、(右側から見た)水平リニア画像Gh
l、立体画像Gsとを表示させる(ステップS6)。 【0026】この場合、画像処理装置本体4は、ラジア
ル画像Gr上に設定したカットラインY1、X1をマウ
スでドラッグして移動されると、それに対応して垂直リ
ニア画像Gvlと、水平リニア画像Ghlとを更新して
モニタ5のそれぞれのエリアに表示するようになってい
る。つまり、モニタ5は、ラジアル画像Grに表示され
たカットラインY1の位置に対応した垂直リニア画像G
vlが垂直リニア画像表示エリアに表示され、カットラ
インX1の位置に対応した水平リニア画像Ghlが水平
リニア画像表示エリアに表示される。また、立体画像表
示エリアは、カットラインY1、X1に対応した切断面
M1,M2で立体画像Gsが表示される。 【0027】ここで、画像処理装置本体4は、垂直リニ
ア画像Gvl上で、或いは水平リニア画像Ghl上で、
カットラインZ1をドラッグして移動されると、ラジア
ル画像Gr及び立体画像Gsの手前側のラジアル画像部
分を更新し、ラジアル画像Grをラジアル画像表示エリ
アに表示すると共に、立体画像Gsを立体画像表示エリ
アに表示させる。 【0028】一方、画像処理装置本体4は、垂直リニア
画像Gvl上で、或いは水平リニア画像Ghl上で、カ
ットラインZ2をドラッグして移動されると、立体画像
Gsの奥側のラジアル画像部分を更新し、ラジアル画像
Grをラジアル画像表示エリアに表示すると共に、立体
画像Gsを立体画像表示エリアに表示させる。 【0029】このように処理装置本体4は、カットライ
ンY1,X1や切断面M1、M2は、ユーザの操作で位
置を変更することが可能であり、変更された位置に対応
したラジアル画像Gr、リニア画像Gvl、Ghl、立
体画像Gsが表示される。尚、選択されている画像、図
7の場合、ラジアル画像の縮小画像(サムネイル画像)
は、右上の操作ウィンドウに表示されるようになってい
る。 【0030】また、立体画像Gsは、立体の頂点を視野
角変更の指示手段としてのマウス21でドラッグするこ
とにより、画像表示の視野角を変更して表示できるよう
にしている。 【0031】図7の立体画像Gsは、立体画像を構成す
る3つの頂点位置のいずれかにユーザがマウスカーソル
を近づけると、図8に示すように丸印で表されるハンド
ルが選択されて自動的に表示される。また、図8に示す
立体画像Gsは、選択された場合、例えば左上には表示
操作ボタンBが表示される。 【0032】そして、ユーザは、マウス21にてマウス
カーソルをハンドルに重ねる。すると、マウスカーソル
が重なったハンドルは、|から●等に選択された選択状
態に変化する。そして、ユーザは、画像を回転させるた
めにマウス21を左クリックしてドラッグし、ハンドル
を回転させる。 【0033】すると、立体画像Gsは、このハンドルで
回転される操作量に応じて、逐次回転するようになって
いる。尚、立体画像Gsは、表示操作ボタンBのいずれ
かのステップボタンをマウス21によりクリックして回
転させることもできる。 【0034】このように画像処理装置本体4は、マウス
21の操作で立体画像Gsを所望とする方向に回転させ
ることができる。上述した処理は、ユーザの入力指示に
従って、画像処理装置本体4のCPU13が行っている
ものである。 【0035】また、CPU13は、判別手段及びローテ
ーション手段として、超音波エコー信号の分布状態を判
別すると共に、この判別結果に基づき、前記超音波エコ
ー信号の輝度変化の乱雑度が最も高い部分を関心領域と
して所定位置に配置させるために、前記超音波画像を所
定方向に回転させるように構成されている。この場合の
作用を図9のフローチャートを参照して説明する。図9
は、イメージローテーション処理のフローチャートを示
している。 【0036】先ず、最初のステップS11で、CPU1
3は、平滑化の処理を行う。このステップS11では、
CPU13は、メモリ14から読み出されたラジアル画
像Grを構成するエコーデータに対し、ノイズを低減す
るために公知の方法で平滑化する処理を行う。 【0037】ここで、ラジアル画像Grは、例えば、数
百本の音線と呼ばれる線データで構成され、これら音線
のエコー輝度により表される。上述した図5(B)に示
すラジアル画像Grは、例えば、図10に示すように1
音線データでのエコー輝度分布で見ると、乱雑(凹凸)
度の高い領域が関心領域となる場合が多い。 【0038】そこで、本実施の形態では、CPU13
は、エコー輝度分布の乱雑(凹凸)度の最も高い音線を
決定すると共に、この決定した音線を含む領域を関心領
域として最適な位置に配置させるために、前記超音波画
像を所定方向に回転させるように構成している。 【0039】即ち、ステップS12では、CPU13
は、第1番目の音線としてパラメータnに1を代入し、
ステップS13では第n〔=1〕番目の音線データを取
り出す。次に、ステップS14では、CPU13は、取
り出した第n〔=1〕番目の音線データから、乱雑(凹
凸)度を測定する処理を行う。 【0040】次に、ステップS15では、CPU13
は、パラメータnをn+1に置き換え、ステップS16
では、n>Nを比較することで、上記処理(S13〜S
16)を繰り返し、全ての音線データNに対して乱雑
(凹凸)度を測定する。これにより、ステップS17で
は、CPU13は、最も乱雑(凹凸)度の高い音線を決
定することができる。 【0041】そして、ステップS18では、CPU13
は、決定した最も乱雑(凹凸)度の高い音線を含む領域
を関心領域として6時方向(時計の)に配置するため
に、図6に示したようにラジアル画像Grを所定角度回
転させる(ローテーション)させ、終了となる。 【0042】尚、上記イメージローテーション処理は、
例えば、ユーザがView切替ボタンのDPRボタンを
操作してDPR画像を選択表示させた際に、自動的に行
われるようにしても良いし、また、メモリ14にラジア
ル画像Grのデータを転送される際に、自動的に行われ
るようにしても良い。この結果、本実施の形態の画像処
理装置本体4は、簡単な操作で自動的に関心領域が最適
な位置に配置することが可能である。 【0043】尚、上記イメージローテーション処理は、
最も乱雑(凹凸)度の高い音線を決定する処理を行う
際、図11に示すように乱雑度としてノイズを拾ってし
まう場合もある。そこで、上記イメージローテーション
処理は、図12のフローチャートに示す音線決定処理を
加えて構成しても良い。 【0044】先ず、ステップS21では、CPU13
は、所定(適当な)の音線を乱雑度が最大の音線として
この音線の乱雑(凹凸)度をR(a)と仮決定する。
尚、パラメータaは、音線数である。次に、ステップS
22では、CPU13は第a+1番目の音線の乱雑度R
(a+1)が第a番目の音線の乱雑度R(a)の1/2
以上であるか否かを判別する。 【0045】そして、CPU13は、第a+1番目の音
線の乱雑度R(a+1)が第a番目の音線の乱雑度R
(a)の1/2以上であるならば、この乱雑度R(a)
以外の音線を第a番目の音線として選定し(ステップS
23)、この選定した音線の乱雑度をR(a)として、
上記ステップS21〜S23を繰り返す。 【0046】一方、ステップS24では、CPU13
は、第a+1番目の音線の乱雑度R(a+1)が第a番
目の音線の乱雑度R(a)の1/2未満である場合、こ
の第a番目の音線が乱雑度R(a)最大の音線(ノイズ
ではない)として決定する。 【0047】これにより、CPU13は、最も乱雑(凹
凸)度の高い音線を決定する処理を行う際、乱雑度とし
てノイズを拾うことがない。 【0048】また、上記イメージローテーション処理
は、上記処理による画像の回転(ローテーション)前後
でどの程度画像を回転させたのかを知る必要もある。そ
こで、図13に示すように上記処理による画像の回転
(ローテーション)前後で、どの程度画像を回転させた
のかを示す指標を表示するように構成する。 【0049】図13は、イメージローテーション処理前
後のラジアル画像の画像例を示している。図13(A)
に示すイメージローテーション処理前のラジアル画像に
対して、図13(B)に示すイメージローテーション処
理後のラジアル画像は、被対象物の右側に回転角度を示
すポインタ31が表示されると共に、その回転角度の数
値が表示されるようになっている。 【0050】これにより、上記イメージローテーション
処理は、上記処理による画像の回転(ローテーション)
前後でどの程度画像を回転させたのかを知ることができ
る。尚、上記表示は、イメージローテーション処理に係
わらず、上述したマスク処理に適用して、音線中心から
のマスク量を表示するようにしても良い。 【0051】ところで、上述した立体画像は、マウス2
1の操作で図14のフローチャートに示すように3D画
像の回転処理(視野角変更処理)を行われている。図1
4に示すように3D画像の回転処理(視野角変更処理)
は、上述したように先ず、ユーザがView切替ボタン
(図7の符号Bb)の立体画像(図面では3D画像と略
記)ボタンを操作して、立体画像(以下、3D画像)を
選択表示させる(ステップS31)。 【0052】次に、ユーザは、マウス21を操作し、3
D画像を構成する3つの頂点位置のいずれかにマウスカ
ーソルを近づける。すると、3D画像Gsは、図15に
示すように丸印で表されるハンドル32が選択されて自
動的に表示される。 【0053】そして、ユーザは、マウス21にてマウス
カーソル33をハンドル32に重ね、3D画像Gsを回
転させるためにマウス21を左クリックしてドラッグし
(ステップS32)、マウスカーソル33にてハンドル
32を回転させる。すると、画像処理装置本体4のCP
U13は、マウス21のドラッグ量を検出し、3D画像
の回転量を決定する(ステップS33)。 【0054】そして、CPU13は、決定した回転量に
応じて逐次回転した3D画像を更新し(ステップS3
4)、モニタ5の立体画像表示エリアに表示させる。こ
のように画像処理装置本体4は、マウス21の操作で3
D画像Gsを所望とする方向に回転させていた。 【0055】しかしながら、用いられているマウス21
は、2次元(2D)上の座標を指定するためのものであ
る。このため、マウス21は、3次元(3D)画像を操
作する場合、操作が直感的でなく、操作し難い場合があ
る。 【0056】そこで、図16に示すように3次元マウス
(以下、3Dマウス)41を用いて、3D画像を操作す
るように構成する。図16は、3Dマウスを用いて3D
画像を操作する際の概念図である。図16(A),
(B)に示すように3Dマウス41は、立方体に形成さ
れている。ユーザは、図16(A)に示すように3Dマ
ウス41を手に持ち、3D画像を所望とする方向に回転
させようとする。 【0057】ユーザは、手に持った3Dマウス41を図
16(B)に示すように回転操作する。すると、この操
作に応じて、3D画像が所望とする方向に回転するよう
になっている。尚、この3Dマウスは、図17(A),
(B)に示すように3D画像と同様な形状の立体41B
に構成しても構わない。 【0058】このような3Dマウス41を用いた場合の
3D画像の回転処理(視野角変更処理)は、図18のフ
ローチャートに示すようになっている。図18に示すよ
うに3D画像の回転処理(視野角変更処理)は、上述し
たように先ず、ユーザがView切替ボタン(図7の符
号Bb)の3D画像ボタンを操作して、3D画像を選択
表示させる(ステップ31’)。 【0059】次に、ユーザは、上述したように所望とす
る方向に3Dマウス41を操作する(ステップS4
1)。すると、画像処理装置本体4のCPU13は、3
Dマウス41の回転量に基づき、3D画像を更新し(ス
テップS42)、モニタ5の立体画像表示エリアに表示
させる。これにより、画像処理装置本体4は、3Dマウ
ス41を用いることで、3D画像の回転操作が直感的
で、操作し易くなる。 【0060】ところで、画像処理装置本体は、関心領域
の体積計測を行う場合、図19のフローチャートに示す
ように面積計測を繰り返し実施し、その値を積算して体
積値とする方法を用いていた。 【0061】図19に示すように3D画像の体積計測処
理において、先ず、ステップS51では、CPU13
は、第1番目のヘリカルデータとしてパラメータnに1
を代入し、ステップS52では、第n〔=1〕番目のヘ
リカルデータをメモリ14から読み出す。次に、ステッ
プS53では、CPU13は、読み出したヘリカルデー
タに基づき、予め指定された関心領域の第n〔=1〕番
目の面積S(n)を計測する。 【0062】次に、ステップS54では、CPU13
は、パラメータnをn+1に置き換え、ステップS55
では、n>Nを比較することで、上記処理(S52〜S
55)を繰り返し、関心領域の体積計測を行うのに必要
な一連のヘリカルデータに対して面積(S〔n〕)を計
測する。そして、ステップS56では、CPU13は、
計測した面積(S〔n〕)を積算する。 【0063】これにより、画像処理装置本体は、図20
(A)に示すラジアル画像Gr中で指定された関心領域
Gkが、図20(B)に示すように面積を積算されるよ
うになっている。 【0064】このような体積計測に用いられる、関心領
域の指定は、マウスやトラックボール等を用い、図21
に示すように関心領域Gkの周囲をその形状に沿ってト
レースするトレース方式がある。しかしながら、このト
レース方式は、いちいち全ての関心領域Gkの周囲をト
ラックボールやマウス等でドラッグしてトレースする必
要があり、煩雑であった。 【0065】一方、これに対して、関心領域Gkの指定
は、マウス等を用いて、図22に示すように関心領域G
kの周囲数点のみクリックして指定し、これら数点の間
を線で補間しながら繋いでトレースを完了させるエディ
ット方式もある。 【0066】また、この場合、エディット方式は、図2
3に示すように関心領域Gkを構成する点(図中、+で
表示)をマウスでドラッグし、所望の位置に移動させた
後、この移動させた点とこの点に近接する点とを繋ぐよ
うに線を引き直して、関心領域Gkの修正を行うように
している。 【0067】しかしながら、このエディット方式は、操
作が簡単であるが、細かな形状を正確にトレースするこ
とが困難であり、関心領域Gkの形状が複雑な場合、使
い勝手が悪かった。 【0068】そこで、図24のフローチャートに示すよ
うにエディット方式とトレース方式とを切り換えて使用
できるように構成する。図24に示すように3D画像の
体積計測処理において、先ず、ステップS61’では、
CPU13は、ヘリカルデータをメモリ14から読み出
す。 【0069】次に、ユーザが図25に示すMeasurements
切替ボタンBcのエディットボタン42a又はトレース
ボタン42bのいずれかを操作する。すると、画像処理
装置本体4のCPU13は、ステップS62では、操作
されたいずれかのボタンに応じて、エディット方式か又
はトレース方式かの切り換えを行う。 【0070】ここで、エディット方式に切り換えた場
合、ステップS63では、CPU13は、エディット方
式で面積を計測する。尚、このとき、ユーザは、上述し
たようにマウス等を用いて、エディット方式で関心領域
Gkの周囲をトレースする。そして、トレースが完了し
たら、ユーザは図示しない確定ボタンを操作し、面積計
測を行わせる。 【0071】一方、トレース方式に切り換えた場合、ス
テップS64では、CPU13は、トレース方式で面積
を計測する。尚、このとき、ユーザは、上述したように
マウスやトラックボール等を用いて、トレース方式で関
心領域Gkの周囲をトレースする。そして、トレースが
完了したら、ユーザは、図示しない確定ボタンを操作
し、面積計測を行わせる。 【0072】そして、ユーザは、2面以上の面積を計測
し(ステップS65)、且つ体積計測の精度をこれ以上
上げない場合(ステップS66)、図示しない完了ボタ
ンを操作する。すると、ステップS67では、CPU1
3は、計測した面積を積算する。 【0073】この結果、3D画像の体積計測処理は、図
26に示すようにエディット計測とトレース計測とが混
在するようになる。これにより、画像処理装置本体4
は、体積計測において、エディット方式とトレース方式
との両方を切り換えて用いることができ、操作性が向上
する。 【0074】尚、上述した3D画像の体積計測処理は、
いちいち面積計測を繰り返して積算するので、煩雑であ
る。そこで、3D画像の体積計測処理は、空間座標を認
識可能なペン入力方式を用いた造影モデルにより、体積
計測範囲を指定するようにしても良い。 【0075】ここで、造影モデルは、図27(A),
(B)に示すように構成されている。図27(A)は、
ペン状入力装置を示す概略図である。図27(B)は、
モニタの表示画面の画像表示エリアを示す図である。 【0076】3D画像の体積計測処理は、図27(A)
に示すペン状入力装置51を用い、図27(B)の表示
画面内に表示されたペン状カーソル52を操作して、3
D画像の関心領域Gkをボクセル(微小立方体)単位で
削り取ることで、関心領域Gkを指定可能に構成されて
いる。 【0077】また、ペン状入力装置51は、ユーザが把
持するペン状後端側把持部に、物体の材質に応じた応力
を伝達するパワーフィードバック機能を有している。こ
のパワーフィードバック機能は、例えば、ゼリー状の軟
らかい物質を削る場合、ゼリー状のぐにゅぐにゅとした
感触を伝達するようなものである。このパワーフィード
バック機能を有することで、ペン状入力装置51は、粘
土細工のような造形モデルを加工するように、3D画像
の関心領域Gkを削り取ることが可能である。 【0078】このような造影モデルを用いた3D画像の
体積計測処理は、図28のフローチャートに示すように
なっている。図28に示すように3D画像の体積計測処
理は、上述したように先ず、ユーザがView切替ボタ
ン(図24の符号Bb)の3D画像ボタンを操作して、
3D画像を選択表示させる(ステップS71)。 【0079】すると、画像処理装置本体4のCPU13
は、モニタの表示画面(の立体画像表示エリア)に3D
画像を表示させると共に、この3D画像付近に(ペン状
入力装置51の)操作ペンの画像(ペン状カーソル5
2)を表示させる(ステップS72)。 【0080】そして、ユーザは、ペン入力装置のペン状
後端側把持部を把持し、ペン状カーソル52のペン先を
3D画像の関心領域Gkに触れさせ、パワーフィードバ
ック機能により物質の感触を感じながら、関心領域Gk
のボクセルを削除していく(ステップS73)。 【0081】CPU13は、図29(A)に示すように
ボクセル削除後の3Dデータに基づき、順次削除されて
いく3D画像を再構築(更新)する画像処理を行う(ス
テップS74)。 【0082】そして、3D画像が所望の大きさに達する
まで(ステップS75)、上記削除処理(S72〜S7
5)を続け、削除が完了したら図示しない完了ボタンを
操作する。すると、CPU13は、図29(B)に示す
ように残ったボクセルGbをカウントし、この値により
関心領域Gkの体積を算出する(ステップS76)。 【0083】これにより、画像処理装置本体4は、体積
計測がより簡単に、且つより正確に計測可能となる。
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるも
のではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実
施可能である。 【0084】[付記] (付記項1) 超音波を送受波し、得られた超音波エコ
ー信号を用いて検査対象物の超音波画像を表示する超音
波画像処理装置において、前記超音波エコー信号の分布
状態を判別する判別手段と、前記判別手段の判別結果に
基づき、前記超音波エコー信号の輝度変化の乱雑度が最
も高い部分を関心領域として所定位置に配置させるため
に、前記超音波画像を所定方向に回転させるローテーシ
ョン手段と、を設けたことを特徴とする超音波画像処理
装置。 【0085】(付記項2) 前記判別手段は、前記超音
波エコー信号の輝度変化の乱雑度を測定し、最も乱雑度
の高い音線を決定することで、この決定した音線を含む
領域を関心領域とし、前記ローテーション手段は、前記
判別手段で決定した関心領域を6時方向に配置させるた
めに、前記超音波画像を所定方向に回転させることを特
徴とする付記項1に記載の超音波画像処理装置。 【0086】(付記項3) 前記判別手段は、前記超音
波エコー信号の輝度変化の乱雑度を測定する際にノイズ
の取り込みを防止するための音線決定処理手段を有する
ことを特徴とする付記項2に記載の超音波画像処理装
置。 【0087】(付記項4) 検査対象物に対して3次元
領域を走査するように超音波を送受波し、得られた3次
元領域のエコーデータを用いて前記検査対象物の3次元
超音波画像を表示する超音波画像装置において、前記3
次元超音波画像の視野角を、3次元マウスを用いて変更
する視野角変更手段を設けたことを特徴とする超音波画
像処理装置。 【0088】(付記項5) 検査対象物に対して3次元
領域を走査するように超音波を送受波し、得られた3次
元領域のエコーデータを用いて前記検査対象物の3次元
超音波画像を表示する超音波画像装置において、前記3
次元超音波画像を構成する複数の断層像中の関心領域を
指定するための指定手段を切り換えて面積を計測し、前
記3次元超音波画像中の関心領域の体積を計測すること
を特徴とする超音波画像処理装置。 【0089】(付記項6) 前記指定手段は、前記関心
領域の周囲を形状に沿ってトレースするトレース方式
と、前記関心領域の周囲数点のみを指定し、これら数点
の間を線で補間しながら繋ぐエディット方式を有するこ
とを特徴とする付記項5に記載の超音波画像処理装置。 【0090】(付記項7) 検査対象物に対して3次元
領域を走査するように超音波を送受波し、得られた3次
元領域のエコーデータを用いて前記検査対象物の3次元
超音波画像を表示する超音波画像装置において、前記3
次元超音波画像中の関心領域の体積を、空間座標を認識
可能なペン入力装置を用いて計測する体積計測手段を設
けたことを特徴とする超音波画像処理装置。 【0091】(付記項8) 前記ペン入力装置は、操作
者が把持する把持部に、物体の材質に応じた応力を伝達
するパワーフィードバック機能を有することを特徴とす
る付記項7に記載の超音波画像処理装置。 【0092】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単な操作で、関心領域が最適な位置に配置可能な超音波
画像処理装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の1実施の形態を備えた超音波診断装置
の全体構成を示すブロック図。 【図2】図1の超音波診断装置における3D表示処理の
フローチャート図。 【図3】2次元画像と3次元画像を得るための超音波走
査の様子を示す説明図。 【図4】図2の動作からラジアル画像等が得られる様子
を示す図。 【図5】多重エコーが除去される前後の画像例を示す
図。 【図6】ラジアル画像上のハンドルをドラッグして画像
を回転させて表示した画像例を示す図。 【図7】4つの表示エリアに2次元画像と立体画像を同
時に表示した表示例を示す図。 【図8】マウスの操作により表示角度を変更して表示す
る処理を示す動作説明図。 【図9】イメージローテーション処理のフローチャート
図。 【図10】図5(A)に示すラジアル画像の1音線デー
タにおける、音線中心からの距離に対するエコー輝度分
布を表すグラフ。 【図11】n番目の音線に対する乱雑(凹凸)度を表す
グラフ。 【図12】音線決定処理のフローチャート図。 【図13】イメージローテーション処理前後のラジアル
画像の画像例を示す図。 【図14】3D画像の回転処理(視野角変更処理)のフ
ローチャート図。 【図15】立体画像(3D画像)の概略図。 【図16】3Dマウスを用いて3D画像を操作する際の
概念図。 【図17】図16の3Dマウスの変形例を示す図。 【図18】3Dマウスを用いた場合の3D画像の回転処
理(視野角変更処理)のフローチャート。 【図19】3D画像の体積計測処理のフローチャート
図。 【図20】3D画像の体積計測の概念図。 【図21】体積計測に用いられるトレース方式の概念図
を示し、図22は体積計測に用いられるエディット方式
の概念図。 【図22】体積計測に用いられるエディット方式の概念
図。 【図23】エディット方式で関心領域の修正を行う際の
概念図。 【図24】エディット方式とトレース方式とを切り換え
て使用する3D画像の体積計測処理のフローチャート
図。 【図25】図24の3D画像の体積計測処理を行う際の
モニタの表示例を示す図。 【図26】図24の3D画像の体積計測処理を行った際
のエディット計測とトレース計測とが混在している概念
図。 【図27】空間座標を認識可能なペン入力方式を用いた
造影モデルにより、体積計測範囲を指定して3D画像の
体積計測処理を行う際の概念図。 【図28】図27の造影モデルを用いる3D画像の体積
計測処理のフローチャート図。 【図29】ペン状入力装置を用いて3D画像中の関心領
域を削る際の表示例を示す図。 【符号の説明】 1…超音波診断装置 2…超音波プローブ 3…超音波観測装置 4…画像処理装置本体 5…モニタ 6…プローブ挿入部 7…超音波振動子 8…フレキシブルシャフト 9…駆動部 13…CPU 14…メモリ 15…HDD 16…フレームメモリ 17…DVD−RAM 18…MOD 19…SCSII/F 21…マウス 22…キーボード 25…MO
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 開米 達夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C301 BB03 BB13 CC02 FF04 FF09 KK07 KK16 KK30 4C601 BB03 BB24 FE01 FE03 JC25 JC37 KK09 KK12 KK21 KK31 5B050 AA02 BA03 BA06 BA09 CA07 EA04 EA12 FA02 FA08 5B057 AA07 BA05 CA08 CA12 CA13 CA16 CB08 CB12 CB13 CB16 CD03 DA08 DB02 DB09 DC22

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 超音波を送受波し、得られた超音波エコ
    ー信号を用いて検査対象物の超音波画像を表示する超音
    波画像処理装置において、 前記超音波エコー信号の分布状態を判別する判別手段
    と、 前記判別手段の判別結果に基づき、前記超音波エコー信
    号の輝度変化の乱雑度が最も高い部分を関心領域として
    所定位置に配置させるために、前記超音波画像を所定方
    向に回転させるローテーション手段と、 を設けたことを特徴とする超音波画像処理装置。
JP2002140605A 2002-05-15 2002-05-15 超音波画像処理装置 Withdrawn JP2003325511A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002140605A JP2003325511A (ja) 2002-05-15 2002-05-15 超音波画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002140605A JP2003325511A (ja) 2002-05-15 2002-05-15 超音波画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003325511A true JP2003325511A (ja) 2003-11-18

Family

ID=29701447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002140605A Withdrawn JP2003325511A (ja) 2002-05-15 2002-05-15 超音波画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003325511A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005160616A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Olympus Corp 超音波診断装置
JP2005296156A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Hitachi Medical Corp 医用画像表示装置
JP2007222322A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Toshiba Corp 超音波診断装置
US7796835B2 (en) 2004-11-18 2010-09-14 Ziosoft, Inc. Computer readable medium for image processing and image processing method
US7798966B2 (en) 2003-10-14 2010-09-21 Olympus Corporation Ultrasonic diagnostic apparatus
WO2012071109A1 (en) * 2010-11-24 2012-05-31 Boston Scientific Scimed, Inc. Systems and methods for concurrently displaying a plurality of images using an intra vascular ultrasound imaging system
US9305348B2 (en) 2012-06-28 2016-04-05 Samsung Medison Co., Ltd. Rotating 3D volume of data based on virtual line relation to datum plane
US10561401B2 (en) 2013-09-11 2020-02-18 Boston Scientific Scimed, Inc. Systems and methods for selection and displaying of images using an intravascular ultrasound imaging system

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7798966B2 (en) 2003-10-14 2010-09-21 Olympus Corporation Ultrasonic diagnostic apparatus
JP2005160616A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Olympus Corp 超音波診断装置
JP4515081B2 (ja) * 2003-12-01 2010-07-28 オリンパス株式会社 超音波診断装置
JP2005296156A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Hitachi Medical Corp 医用画像表示装置
US7796835B2 (en) 2004-11-18 2010-09-14 Ziosoft, Inc. Computer readable medium for image processing and image processing method
JP2007222322A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Toshiba Corp 超音波診断装置
WO2012071109A1 (en) * 2010-11-24 2012-05-31 Boston Scientific Scimed, Inc. Systems and methods for concurrently displaying a plurality of images using an intra vascular ultrasound imaging system
US9305348B2 (en) 2012-06-28 2016-04-05 Samsung Medison Co., Ltd. Rotating 3D volume of data based on virtual line relation to datum plane
US10561401B2 (en) 2013-09-11 2020-02-18 Boston Scientific Scimed, Inc. Systems and methods for selection and displaying of images using an intravascular ultrasound imaging system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100487482C (zh) 利用时间交错的数据获取的双平面超声成像
CN100595605C (zh) 用图标描述相互平面方向的双平面超声成像
JP3407169B2 (ja) 超音波画像立体表示装置及び超音波画像立体表示方法
JP5705403B2 (ja) 超音波画像内の所定の点を追跡するための方法及び装置
US20090012394A1 (en) User interface for ultrasound system
US8494250B2 (en) Animation for conveying spatial relationships in three-dimensional medical imaging
EP3463098B1 (en) Medical ultrasound image processing device
JP2000500679A (ja) 三次元画像形成システム
WO2007043310A1 (ja) 画像表示方法及び医用画像診断システム
US6254540B1 (en) Ultrasonic image processing apparatus for constructing three-dimensional image using volume-rendering data and surface-rendering data simultaneously
CN107209924A (zh) 利用经渲染的体积成像中的平面投影的测量工具
CN109069122A (zh) 确定医学图像中的结构的尺寸的系统和方法
JP2003325511A (ja) 超音波画像処理装置
JP4681543B2 (ja) 超音波診断装置及び超音波画像表示方法
JP2004344185A (ja) 超音波画像処理装置
JP2006507051A (ja) 体積画像のシーケンスを視覚化する方法及び装置
JP2000276550A (ja) 医療用診断装置及び医療診断用アプリケーションの起動チェック方法
JP2001017433A (ja) 超音波診断装置及び超音波画像表示装置
JP7313392B2 (ja) 最適な超音波式臓器セグメンテーション
CN1451357A (zh) 超声波影像显示设备和超声波影像显示方法
JP7033692B2 (ja) スマート剪断波エラストグラフィのための超音波システムと方法
JP2002306482A (ja) 超音波画像処理装置
JP3905419B2 (ja) 超音波画像処理装置
US20220015741A1 (en) Ultrasound system and method for shear wave characterization of anisotropic tissue
JP2002306481A (ja) 超音波画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050802