JP3407169B2 - 超音波画像立体表示装置及び超音波画像立体表示方法 - Google Patents

超音波画像立体表示装置及び超音波画像立体表示方法

Info

Publication number
JP3407169B2
JP3407169B2 JP28918795A JP28918795A JP3407169B2 JP 3407169 B2 JP3407169 B2 JP 3407169B2 JP 28918795 A JP28918795 A JP 28918795A JP 28918795 A JP28918795 A JP 28918795A JP 3407169 B2 JP3407169 B2 JP 3407169B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
dimensional
ultrasonic
cut surface
images
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP28918795A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09103432A (ja
Inventor
雅明 石黒
Original Assignee
富士写真光機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士写真光機株式会社 filed Critical 富士写真光機株式会社
Priority to JP28918795A priority Critical patent/JP3407169B2/ja
Priority to US08/729,286 priority patent/US5682895A/en
Publication of JPH09103432A publication Critical patent/JPH09103432A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3407169B2 publication Critical patent/JP3407169B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S15/00Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
    • G01S15/88Sonar systems specially adapted for specific applications
    • G01S15/89Sonar systems specially adapted for specific applications for mapping or imaging
    • G01S15/8906Short-range imaging systems; Acoustic microscope systems using pulse-echo techniques
    • G01S15/8993Three dimensional imaging systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/12Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves in body cavities or body tracts, e.g. by using catheters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/42Details of probe positioning or probe attachment to the patient
    • A61B8/4209Details of probe positioning or probe attachment to the patient by using holders, e.g. positioning frames
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/44Constructional features of the ultrasonic, sonic or infrasonic diagnostic device
    • A61B8/4444Constructional features of the ultrasonic, sonic or infrasonic diagnostic device related to the probe
    • A61B8/4461Features of the scanning mechanism, e.g. for moving the transducer within the housing of the probe
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/48Diagnostic techniques
    • A61B8/483Diagnostic techniques involving the acquisition of a 3D volume of data
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N29/00Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
    • G01N29/04Analysing solids
    • G01N29/06Visualisation of the interior, e.g. acoustic microscopy
    • G01N29/0609Display arrangements, e.g. colour displays
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S128/00Surgery
    • Y10S128/916Ultrasound 3-D imaging

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波走査により
人体の体内組織等に関する情報を取得して、その画像を
立体的に表示する超音波画像立体表示装置及び超音波画
像立体表示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】超音波検査は、超音波トランスデューサ
を用いて患者の体内に超音波信号を送信し、体内組織の
断層部分からの反射エコーを受信し、この反射エコー受
信信号を所定の処理を行うことによって、モニタ画面に
超音波画像を表示するようにしたものである。体内の所
定の範囲にわたって超音波走査を行うと、この走査範囲
の二次元超音波画像、即ちBモード超音波画像が得られ
るが、この二次元超音波画像を一定の方向に一定のピッ
チ間隔をもって多数取得すると、これらの二次元超音波
画像を画像処理することによって、三次元画像に変換す
ることは可能である。このように二次元超音波画像を三
次元化してモニタ画面に表示すると、体内組織構造の把
握が容易になることから、超音波診断の精度が向上す
る。
【0003】二次元超音波画像はX,Y直交2軸上に表
現されるものであり、多数の二次元超音波画像を所定の
方向に一定のピッチ間隔で並べると、この二次元超音波
画像の並び方向をZ軸とした三次元座標軸(X,Y,
Z)上に所定の広がりを有する空間的な表現が可能とな
る。超音波画像は、体内組織構造を輝度の差に基づく濃
淡表示であることから、前後の二次元超音波画像の輝度
に基づいて線形補間を行えば、体内の組織構造を立体的
に表示できる。また、三次元座標軸上の空間をボクセル
化して、各ボクセルにおける濃淡情報を表示するように
しても、体内の組織構造を立体的に表示することができ
る。そして、これらの立体画像信号に基づいて画像処理
を行えば、関心のある臓器等の構造のみを抽出して表示
することも可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した三
次元画像は、いずれも二次元超音波画像領域と、その並
び方向とからなる空間を設定し、この空間の内部に体内
の組織構造、例えば臓器等を立体的に表示するようにし
ている。このような表示内容のデータを取得するには、
空間内における濃淡情報の全て、即ちN枚取得した二次
元超音波画像の相関的なデータを作り出さなければ、三
次元画像が得られないことから、三次元化画像を取得す
るために処理しなければならない信号は膨大なものとな
り、信号処理が極めて複雑になることから、大型の信号
処理装置を必要とし、しかも信号処理に多大の時間を必
要とする等の問題点がある。
【0005】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、簡単な信号処理によ
って、体内の組織構造に関する立体的に把握可能な状態
に表示できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、立体表示される超音波画像の単位と
なる複数の二次元超音波画像を取得する二次元超音波画
像取得装置と、この二次元超音波画像取得装置で取得し
た各二次元超音波画像に基づいて、所定の三次元座標軸
上に表示される立体像として構築した時に、その表面に
現れる画像からなる三次元原画像に、所望の態様及び位
置のカット面を含む含カット面三次元超音波画像を生成
して画面上に表示する三次元化処理装置とを備え、前記
三次元化処理装置は、前記各二次元超音波画像を前記三
次元座標軸上の画像となるように座標変換する座標変換
手段と、前記三次元原画像として表面に現れる各面と、
前記三次元座標軸上での視線方向に向けた面と、この視
線方向における所望の位置の二次元超音波画像の全体ま
たはその一部とからなる少なくとも1つの面からなる
ット面を構成する各面とをそれぞれ要素画像に分解し
て、それぞれの要素画像に対して個別のパラメータを設
定する三次元画像制御手段と、前記三次元原画像に対す
るカットの態様及び位置を設定するカット面設定手段
と、前記カット面設定手段によりカット面が設定された
ときに、前記パラメータに基づいて、前記座標変換した
各二次元超音波画像における所定位置のデータから前記
三次元座標軸上の所定の位置にカット面として表示され
る各々の要素画像を作成する要素画像演算手段と、前記
要素画像演算手段で作成されたカット面に関する各要素
画像を前記三次元原画像に貼り付け、含カット面三次元
超音波画像として表示した時に前記三次元原画像のカッ
ト面に対応する部分の画像を隠れ面として消去する三次
元画像表示制御手段とを有し、含カット面三次元超音波
画像のカット面を変更した時には、前記要素画像演算手
段では、変更された要素画像のみの演算を実行する構成
としたことをその特徴とするものである。また、本発明
の超音波画像立体表示方法の特徴とするところは、二次
元超音波画像取得装置により取得した複数の二次元超音
波画像を単位画像として、立体像としてモニタ画面に表
示するための三次元処理を行うために、前記各二次元超
音波画像を単位画像として、三次元座標軸上の画像とな
るように座標変換してメモリに記憶させ、このようにし
て座標変換された各単位画像の輪郭線から、立体像とし
てモニタ画面に表示した時に、その外面形状となる三次
元原画像を生成して、この三次元原画像をモニタ画面に
表示し、このモニタ画面上の三次元原画像に前記三次元
座標軸上での視線方向に向けた1または複数の面と、こ
の視線方向における所望の位置の二次元超音波画像の全
体またはその一部との少なくともいずれか1つをカット
面として指定したカットを入れたときに、各々のカット
面の位置と範囲とを決定するためのパラメータを個別に
設定し、前記各パラメータにより設定された前記カット
面の位置と範囲を構成する座標位置の線分のデータを前
記座標変換された各単位画像から読み出して、この線分
のデータを繋ぎ合わせることにより各々の要素画像を演
算し、これら各要素画像を前記三次元原画像の前記各々
のパラメータに設定された位置に貼り付け、かつ隠れ面
となる部分を消去することにより含カット面三次元超音
波画像としてモニタ画面に表示し、このようにして表示
されている含カット面三次元超音波画像のカット面を変
更した時には、変更された要素画像のみの演算を実行す
ることにある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明では、超音波画像を立体的
に把握可能な状態に表示するために、X,Y,Z軸から
なる三次元座標軸を設定し、この三次元座標軸上に表示
される三次元超音波画像を作り出すが、この三次元超音
波画像は、その内部構造を透かして見えるように表示す
るのではなく、立体像として構築した時に、その外面に
現れる像だけを表示し、内部構造に関する情報そのもの
は表示しない。この立体像を三次元原画像とする。ただ
し、この三次元原画像だけでは、内部の構造、即ち体内
組織構造を把握できない。そこで、三次元原画像におけ
る所望の位置に所望の形状のカットを入れて、カット部
分を切り取って除去して、含カット面三次元超音波画像
としてモニタ画面に表示する。これによって、内部構
造、即ち臓器や体内組織の状態が立体的に表示される。
【0008】カット面を任意に設定できるようにすれ
ば、関心のある臓器や組織等の部位の情報が取得され
る。しかも、含カット面三次元超音波画像に表示されて
いるカット面を変えることができるように構成すれば、
立体的な把握がより完全なものとなる。そして、この含
カット面三次元超音波画像の作成を簡単な信号処理で行
うようになし、この信号処理の結果に基づく立体画像を
迅速に表示可能なものとなし、かつカット面を変更した
時における表示も簡単な信号処理で行えるようにするこ
とにより、この変更に対する画面上の応答性を速くすれ
ば、診断を行う上で極めて好ましいものとなる。
【0009】まず、三次元画像を構成する単位画像とな
る複数の二次元超音波画像を取得するが、この作業は、
超音波プローブと超音波観測装置とを含む周知の二次元
超音波画像取得装置を用いて行える。即ち、超音波プロ
ーブにおいて、Bモード式の超音波トランスデューサを
用いて所定の範囲を走査して得た超音波反射エコー信号
をスキャンコンバータにより処理すれば、走査範囲と音
響ラインとを含み、モニタ画面上に平面的に表示される
二次元超音波画像が取得できる。この二次元超音波画像
を所定の方向に向けて一定のピッチ間隔で取得すること
によって、三次元超音波画像として立体的に表示できる
N枚の単位画像が取得される。ここで、超音波トランス
デューサは、患者の体表皮から体内に向けて超音波の送
受信を行うタイプのものと、また体腔内に挿入して、体
腔内壁から超音波の送受信を行うものとがあり、いずれ
のタイプの超音波プローブを用いることもできる。
【0010】例えば、ラジアル乃至セクタ走査を行う超
音波トランスデューサを有する超音波プローブを用い、
この超音波プローブを軸線方向に動かしながら、所定の
ピッチ間隔毎に超音波走査を行うことにより、所定の方
向に向けて一定のピッチ間隔で単位画像となる多数の二
次元超音波画像を取得できる。従って、各単位画像はX
Y直交座標軸上の画像であり、これを所定の方向、即ち
Z軸方向に多数並べると、三次元座標軸上に立体像とし
て表示することは可能である。なお、これ以外にも、超
音波プローブに多数の超音波振動子を軸線方向に並べて
超音波トランスデューサを構成し、この超音波トランス
デューサを回転させながら、先端側乃至基端側から順に
各々の超音波振動子を作動させて、超音波走査を行う等
も可能であり、このように構成すれば、超音波プローブ
を動かす必要はない。
【0011】さらに、リニア走査を行う超音波探触子を
使用した超音波プローブを用いる場合には、リニア超音
波走査面と直交する方向に移動させながら、所定のピッ
チ間隔毎に超音波走査を行うことにより三次元超音波画
像を作り出すための単位画像を多数取得できる。例え
ば、ライン状に超音波振動子を配列した超音波トランス
デューサを有する超音波プローブをこのラインと直交す
る方向に移動させながら、超音波走査を行ったり、超音
波振動子をマトリックス状に配列した超音波トランスデ
ューサを用いる場合には、順次走査ラインをシフトさせ
るようにすれば良い。また、単板振動子であっても、そ
れを縦横方向に移動させながら走査を行うようにすれば
良い。
【0012】ラジアル走査を行うと、単位画像は円形の
ものとなるから、この単位画像を視線方向に向けて、所
定のピッチ間隔で多数配列することにより、コラム形状
の立体像として表示することができる。また、リニア走
査の場合には、単位画像は方形のものとなるから、それ
を視線方向に向けて配列すると、ボックス形状の立体像
が得られる。いずれにしろ、各単位画像は全て同一形状
とする必要がある。
【0013】以上のようにして二次元超音波画像取得装
置で得られた単位画像に基づいて、所定の信号処理を行
って、三次元超音波画像を作成し、これをモニタ画面に
表示するが、この処理を行うために、三次元化処理装置
が用いられる。この三次元化処理装置においては、ま
ず、三次元座標軸を設定して、二次元超音波画像からな
る単位画像をZ軸方向に並べる。ここで、この三次元座
標軸の一例としては、例えばX軸,Y軸,Z軸をそれぞ
れ60°の角度を持つ座標軸として設定することができ
る。二次元超音波画像取得装置で取得した各々の単位画
像はXY直交座標軸を有するものであるのに対して、X
軸とY軸とが120°で交差する座標軸に座標変換を行
わなければならず、このために二次元超音波画像取得装
置からの出力信号は座標変換手段に取り込まれて、座標
変換が実行される。なお、座標軸は、必ずしも前述した
ものに限定されないことは言うまでもない。
【0014】ここで、Bモード超音波画像を取得するた
めに、超音波探触子を電子的乃至機械的に走査させる
が、得られる単位画像は、必ずしも微小なピッチ間隔を
持つものではなく、従ってそのままで三次元超音波画像
に変換すると、その画像は極めて粗いものとなるから、
データの補間を行う必要がある。即ち、実際に走査を行
うことにより得た単位画像のピッチ間隔に1乃至複数枚
分のデータを作成するが、この補間データは座標変換を
行う際に作成することができる。ただし、補間は必ずし
もこの座標変換時に行わなければならないものではな
く、例えば三次元超音波画像乃至含カット面三次元超音
波画像を表示する際に、線形補間を行うよにすることも
可能である。
【0015】このように座標変換した二次元超音波画像
データに基づいて、三次元化処理を行うが、超音波画像
を三次元座標で表した時に、その全体が一つの立体像と
して把握できるように表現する。ここで、この立体像を
各々の外面をそれぞれ独立の要素画像として取得する。
例えば、ラジアル走査を行うことによって得られた単位
画像が円形のものである場合には、立体像はコラム形状
となるから、前後の端面と周胴面とからなる3つの要素
画像から構成される。また、リニア走査を行う場合に
は、立体像はボックス形状となるから、6面の平面的な
要素画像が存在する。ただし、この立体像だけでは、そ
の内部構造、即ち体内組織の状態に関する情報を取得で
きない。そこで、この立体像を三次元原画像として、そ
れの所望の部位に所望の態様のカットを入れて、切り取
ることにより、含カット面三次元超音波画像として、内
部状態を露出させるように表示する。従って、この含カ
ット面三次元超音波画像では、前述した各外面に加え
て、このカット面も要素画像となる。ここで、三次元原
画像を構成する各要素画像は一定のものであるが、カッ
ト面を構成する要素画像を変更可能なものとなし、この
カット面を適宜変えることによって、立体像の内部の構
造、即ち体内の組織構造の状態、例えば臓器の形状等を
表示できる。
【0016】三次元原画像を任意の位置でカットするた
めに、カット面設定手段を設けて、カットの態様、即ち
どのようにカットを入れるという点と、設定されたカッ
トの態様により、どの位置で、どの範囲をカットする
か、即ちカット面の位置及び範囲を設定できるようにす
る。カット面設定手段は、例えばキーボードやマウス等
で構成できるし、またタッチペン等を用いることも可能
である。これによって、三次元原画像における適宜の部
位を所望のカット面が現れるようにカットできるから、
この三次元原画像の内部構造、即ち体内の組織状態に関
して、検査,診断等にとって有用な情報を得ることがで
きる。カット面設定手段で設定されるのは、カットの態
様、即ちどの方向に、いくつの面をカットするか等、カ
ット面の態様に関するものと、どの部位で、どの位置ま
でカットするか、というカット面位置に関するものとが
ある。カットの態様によっては、要素画像の数等が変わ
ってくる。例えば、Z軸と直交する方向にカット面を設
けるか、Z軸と直交する方向にカット面を設けるかで
る。Z軸と直交する方向にカットを入れると、カット面
は常に1つの面である。Z軸方向にカットを入れ、しか
もZ軸方向の全体をカットすると、カット面は1面であ
り、途中までのカットの場合には、カット面は2面とな
り、最大限2つの要素画像が存在する。さらにZ軸方向
の途中位置までV字状にカットを入れると、カット面は
最大限3面である。
【0017】カットの態様が設定されると、要素画像の
数及び位置が決まる。要素画像としては、三次元原画像
を構成する要素画像とカット面を構成する要素画像とか
らなる。そこで、三次元画像制御手段により、これら各
要素画像にパラメータ設定を行う。パラメータは、要素
画像は固定的なものか、カット面設定手段により変える
ことができる可変のものかの点と、当該の要素画像は面
であるか、線を集合することにより面として表示するも
のかという点と、単位画像のどの面または線であるかの
点と、その要素画像は三次元座標軸のどの位置に配置さ
れるかという点とが決定される。また、このパラメータ
設定により、複数設けられる要素画像演算手段のどれで
どの要素画面を作成するかの指定が行われる。
【0018】各要素画像についてパラメータが設定され
ると、N枚からなる単位画像データに基づいて、各要素
画像を演算により作成する。ここで、三次元原画像を構
成する要素画像は固定的なものであるから、パラメータ
設定が行われると、それに基づいて指定される要素画像
演算手段により要素画像の演算が実行される。これに対
して、カット面を構成する要素画像はパラメータ設定が
行われただけでは演算を行えず、カット面の位置及び範
囲の設定がカット面設定手段で設定された後に、パラメ
ータ設定に基づいて指定された要素画像演算手段により
演算される。そして、これらの各要素画面を貼り付け
て、隠れ面処理を行うことにより、含カット面三次元超
音波画像がモニタ画面上に表示される。
【0019】ところで、三次元原画像は必ずしも表示す
る必要はなく、含カット面三次元超音波画像のみが表示
されるようにしても良いが、カットの態様及びカット面
の位置とその範囲を設定するために、まず三次元原画像
を表示し、この三次元原画像からどのようにカットする
かを決定できるようにするのが好ましい。三次元原画像
は、単位画像である二次元超音波画像の形と取得枚数、
及び三次元座標軸に基づいて定まるものである。そし
て、カット面設定手段が操作される前に、三次元原画像
を構成する要素画像が決定されるから、パラメータ設定
は2段階で行うのが好ましい。即ち、まず三次元原画像
を構成する要素画像についてのパラメータ設定を行い、
それに基づいて指定された要素画像演算手段により当該
の要素画面を演算する。次に、これら要素画面を貼り付
け、隠れ面消去を行うことにより、モニタ画面上にまず
三次元原画像を表示し、次いでこの三次元原画像からカ
ットの指定を行った後に、カット面の要素画像について
のパラメータ設定を行うようにする。
【0020】以上のようにして含カット面三次元超音波
画像がモニタ画面に表示されるが、この画像に示されて
いる1乃至複数のカット面はそれぞれ個別に、また同時
に変更できる。カット面が変更されると、このカット面
の変更により変わる要素画像についてのみ再演算が行わ
れ、カット面の変更の影響を受けない要素画像はそのま
ま表示される。
【0021】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。まず、図1乃至図3に二次元超音波画像取得装置
の一例として、経内視鏡的に挿入される超音波検査装置
を示す。
【0022】図1において、1は内視鏡を示し、この内
視鏡1は本体操作部1aに体腔内への挿入部1bを連設
してなるものである。内視鏡1には、その本体操作部1
aの先端部分から挿入部1bの先端部にまでの間には、
鉗子等の処置具を挿通するための処置具挿通チャンネル
2が設けられて、処置具挿通チャンネル2は挿入部1b
の先端に開口している。3は超音波プローブを示し、こ
の超音波プローブ3は、操作部4に処置具挿通チャンネ
ル2内に挿入されるカテーテル5を連設してなるもので
あり、また操作部4には超音波観測装置6に着脱可能に
接続されるケーブル7が引き出されている。
【0023】カテーテル5は、図2及び図3に示したよ
うに、先端が閉塞した可撓性チューブ8を有し、この可
撓性チューブ8の内部には密着コイルからなるフレキシ
ブルシャフト9が挿通されており、このフレキシブルシ
ャフト9の先端には、単板からなる超音波振動子10を
装着した取付台11が連結されている。カテーテル5を
全体を押し引き操作しながら、可撓性チューブ8内でフ
レキシブルシャフト9を軸回りに回転駆動することによ
って、取付台11と共に超音波振動子10を回転駆動で
きるようになっている。
【0024】このために、操作部4のケーシング内に
は、回転軸12が設けられており、この回転軸12には
モータ13及びエンコーダ14がそれぞれプーリ,伝達
ベルトを介して回転力が伝達可能に連結されている。そ
して、フレキシブルシャフト9が回転軸12に連結され
て、モータ13を作動させると、その回転力が回転軸1
2を介してフレキシブルシャフト9に伝達される。この
回転軸12の回転は回転角検出用のエンコーダ14で検
出されるようになっている。
【0025】また、操作部4には操作ロッド15が設け
られており、この操作ロッド15にはクランプ部材16
が連結されており、このクランプ部材16はカテーテル
5の処置具挿通チャンネル2から導出された部位をクラ
ンプする。操作ロッド15は、ガイド17に沿って軸線
方向、即ちリニア方向に移動可能となっており、常時に
は操作部4から突出した状態に保持されている。
【0026】操作ロッド15にはラック18が設けら
れ、このラック18にはピニオン19が噛合しており、
このピニオン19はリニア位置検出用のエンコーダ20
に連結されている。操作ロッド15の先端には操作リン
グ15aが連結されており、この操作リング15aを手
指で操作して、押し引き操作することによって、カテー
テル5が軸線方向に変位する。なお、図中21は操作ロ
ッド15の押し込み終端位置を検出するためのセンサで
あり、操作ロッド15のこの押し込み終端位置が超音波
振動子10におけるリニア方向の基準位置となる。
【0027】以上の構成を有する超音波プローブ3は、
その超音波振動子10の走査は回転方向のもの、即ちラ
ジアル走査を行うものである。このラジアル走査は、モ
ータ13により駆動される。そして、このラジアル走査
により二次元ラジアル超音波画像信号が得られる。ま
た、操作ロッド15を操作して、カテーテル5の軸線方
向に変位させることにより、図3に示したように、所定
のピッチ間隔毎にこの二次元ラジアル超音波画像信号が
N枚取得される。このようにして得たN枚の二次元ラジ
アル超音波画像信号を単位画像信号として、超音波観測
装置6の信号処理部6aにより所定の信号処理を行うこ
とによって、モニタ画面6b上に、相互に60°の角度
をなす三次元座標軸上に、三次元超音波画像として表示
できる。
【0028】そこで、図4に超音波プローブ3を構成す
る超音波観測装置6の信号処理部6aの回路構成を示
す。この信号処理部6aは、二次元超音波画像信号処理
部22と、三次元化処理部23とから構成される。
【0029】まず、二次元超音波画像信号処理部22
は、超音波送受信回路24と、振動子駆動回路25と、
位置検出回路26と、超音波走査制御回路27と、超音
波信号処理回路28とから構成される。
【0030】超音波送受信回路24は、超音波振動子1
0における超音波の送受信を制御するためのものであっ
て、この超音波送受信回路24は、送信モードと受信モ
ードとが交互に切り換わる。送信モードでは、超音波振
動子10にトリガ信号が入力され、このトリガ信号に基
づいて超音波振動子10から体内に向けて超音波パルス
信号が送信される。超音波パルス信号が送信されると、
超音波送受信回路24は受信モードに切り換わる。体内
に向けて送信された超音波パルス信号は、音響インピー
ダンスが異なる体内組織の断層部において、反射エコー
が発生して、超音波振動子10にこの反射エコーが受信
されて、電気信号に変換される。そして、この信号が超
音波送受信回路24に伝送される。
【0031】振動子駆動回路25は、超音波振動子10
を回転駆動するためのモータ13のON,OFF制御及
びその回転速度を一定になるように制御するものであ
り、また位置検出回路26は、超音波振動子10の回転
方向の位置、即ち回転角と、その軸線方向の位置とを検
出するものである。従って、位置検出回路26には、回
転角検出用のエンコーダ14,リニア位置検出用のエン
コーダ20及びセンサ21からの信号が取り込まれて、
超音波振動子10の回転方向及び軸線方向の位置が検出
される。
【0032】超音波走査制御回路27は、位置検出回路
26から出力される超音波振動子10の回転方向の位置
検出信号に基づいて、超音波送受信回路24にトリガ信
号を発生させるように制御する。また、超音波送受信回
路24から超音波信号処理回路26に超音波反射エコー
信号が取り込まれるが、多数の二次元ラジアル超音波画
像信号が取り込まれる関係から、超音波送受信回路24
から超音波信号処理回路26に取り込まれた超音波反射
エコー信号は、軸線方向におけるどの位置で、回転方向
のどの角度の音響ラインのものであるかを検出する必要
がある。即ち、リニア位置信号と角度信号とを取得しな
ければならない。位置検出回路26では、エンコーダ2
0,14から超音波振動子10のリニア位置と回転方向
の位置の検出がなされるから、この位置検出回路26か
らの信号が超音波信号処理回路26に取り込まれて、超
音波送受信回路24から送信される超音波反射エコー信
号の位置及び角度に関するデータが得られる。
【0033】ここで、ラジアル走査を行う際には、超音
波振動子10の絶対位置を検出するか、または少なくと
も走査原点位置が必要となる。回転角検出用のエンコー
ダ14としては、アブソリュートエンコーダを用いるこ
ともできるが、構造の簡単なインクリメンタルエンコー
ダを用いる場合には、このエンコーダ14には原点位置
表示部を設け、超音波振動子10の角度信号に加えて、
この原点位置表示部に基づく原点位置信号も生成され
る。従って、位置検出回路26では、エンコーダ14か
ら原点位置信号及び角度信号と、センサ21からの基準
位置信号及びエンコーダ20からリニア位置信号とが超
音波信号処理回路28に入力される。
【0034】超音波信号処理回路28は、超音波送受信
回路24から超音波反射エコー信号が入力され、かつ位
置検出回路26からはラジアル走査の原点位置信号と、
角度信号及びリニア方向の位置に関する信号が入力さ
れ、これらの信号に基づいて、二次元ラジアル超音波画
像信号が生成される。ただし、実際の二次元ラジアル超
音波画像信号の取得は、操作ロッド15を押し込んで、
センサ21によりリニア方向の基準位置となり、かつラ
ジアル方向における原点位置となった時から、信号の取
り込みが開始し、操作ロッド15が引き出されるに応じ
て、順次ラジアル走査が行われる。そして、操作ロッド
15がストロークエンドまで移動すると、全体としてN
枚の二次元ラジアル超音波画像信号が得られる。
【0035】ここで、超音波信号処理回路28は、A/
D変換器,メモリを備えたデジタルスキャンコンバータ
等から構成され、メモリに1フレーム分の二次元ラジア
ル超音波画像信号が生成されると、この1フレーム分の
画像信号は、三次元超音波画像の単位画像信号として三
次元化処理部23に送信される。なお、超音波信号処理
回路28で生成される二次元ラジアル超音波画像信号
は、所定の有効範囲に制限する必要があり、超音波の体
内における進達度のうち、一定の範囲に限定してメモリ
に取り込まれるようにする。これにより、順次得られる
二次元ラジアル超音波画像は全て同じ範囲になるように
トリミングされた状態になる。
【0036】以上により二次元超音波画像処理部22が
構成され、この二次元超音波画像処理部22によりリニ
ア方向に一定のピッチ間隔を持ったN枚の単位画像信号
が得られる。そして、三次元化処理部23では、これら
1〜N番目の単位画像信号に基づいて三次元超音波画像
信号が作り出される。
【0037】三次元化処理部23は、三次元画像形成装
置29と、三次元画像表示処理装置30と、表示装置イ
ンターフェイス31と、三次元画像表示制御装置32
と、カット面設定手段33とから構成され、さらに必要
に応じて外部記憶装置34が接続される。
【0038】三次元画像形成装置29は、二次元超音波
画像処理部22からのN枚の単位画像信号を座標変換し
て、三次元画像として表示するための要素画像として、
三次元原画像を構成する各面の要素画像信号を生成する
ものである。また、三次元画像表示装置30は、三次元
画像形成装置29からの各要素画像に関するデータを三
次元座標軸上の所定の位置に貼り付け、かつ隠れ面処理
を行うものであり、このように処理されて得た画像信号
は、表示装置インターフェイス31を介してモニタ画面
6bに出力される。
【0039】三次元画像表示制御装置32は、三次元画
像形成装置29及び三次元画像表示処理装置30を制御
するためのものである。さらに、カット面設定手段33
は、キーボード,マウス,タッチペン等の入力手段で構
成され、三次元原画像にカットを入れる操作を行うため
のものである。また、外部記憶装置34は、磁気ディス
ク装置等からなり、三次元画像形成装置29において座
標変換された各二次元ラジアル超音波画像信号を取り込
んで、このデータを記憶するものである。
【0040】三次元画像形成装置29,三次元画像表示
処理装置30及び三次元画像表示制御装置32のより具
体的な構成としては、図5に示したように、三次元画像
形成装置29は、座標変換回路35及びメモリ36と、
複数の要素画像演算処理回路37A〜37Fとを備えて
いる。ここで、要素画像演算回路の数は、表示される三
次元画像を構成する要素画像の数に依存するものであ
り、図5には6個の要素画像演算回路37A〜37Fを
示す。要素画像演算回路37A〜37Fは、三次元超音
波画像を構成する要素画像を演算により作成するための
ものである。モニタ画面6bに表示される三次元超音波
画像としては、三次元原画像と含カット面三次元原画像
との2種類がある。
【0041】三次元原画像は、視線方向を設定して、三
次元超音波画像をモニタ画面6bに立体的に表示する場
合において、その立体像を構成した各外面の画像であ
る。二次元超音波画像処理部22で得た単位画像がラジ
アル超音波画像であり、これを相互に60°をなす三次
元座標軸(X,Y,Z)上において、Z軸を視線方向と
して表示する場合には、全体としては、図6に示したよ
うなコラム形状の立体像となる。この場合の三次元原画
像における要素画像は、第1番目の単位画像に相当する
要素画像Aと、2〜(N−1)番目の各単位超音波画像
の輪郭線を繋いだ円筒状の要素画像Bと、N番目の単位
画像に相当する要素画像Cとからなる。ここで、1〜N
番目の単位画像は超音波振動子10を走査させて、所定
のピッチ間隔で得たものであるから、これらをそのまま
三次元化処理して三次元超音波画像として表示したので
は、画像が極めて粗いものとなる。そこで、要素画像B
は、それぞれの隣接する単位画像間で線形補間処理を行
うことによって、複数倍、即ちN×α枚の画像データを
取得してメモリ36に記憶させておく。これによって、
三次元超音波画像として表示させた時における解像度が
向上する。また、要素画像Bは、モニタ画面6bには、
その一部分だけ表示されないことから、モニタ画面6a
に現れる部分のみを演算するようにしても良いが、後述
するように、Z軸回りに画像の回転を行えるようにする
場合には、円筒状の画像とすることが好ましい。
【0042】三次元原画像には、カットを入れて、カッ
トした部分を除去することにより、この三次元原画像の
内部の構成を露出した状態に表示できる。これが含カッ
ト面三次元超音波画像であり、カットを入れる態様とし
ては種々あるが、この含カット面三次元超音波画像とし
ては、例えば図7や図8に示したものがある。図7に示
したカットの態様では、視線方向、つまりZ軸方向に向
けて2つのカットを入れ、両カット面はある位置で交わ
るものである。このようなカットを入れた場合には、カ
ット面d,eを含む。また、Z軸方向において、カット
面d,eが途中位置、即ちn番目の位置である場合に
は、(n+1)番目の単位画像において、カット面d,
eのなす角度分の画像もカット面fとなる。従って、こ
の場合の含カット面三次元超音波画像における要素画像
は、三次元原画像における要素画像A,B,Cと、カッ
ト面に基づく要素画像D,E,Fの6面となる。また、
図8に示したように、1つのカットをZ軸方向における
途中位置(n番目の位置)にまで入れた場合には、その
カット面d′と、(n+1)番目の単位画像におけるカ
ットにより露出する面e′である。
【0043】従って、含カット面三次元超音波画像は、
カットの態様により定まる複数の要素画像を貼り合わせ
ることにより形成できる。そこで、N枚(実際には、補
間データを含むからN×α枚となる。以下同様)の単位
画像からこれら各要素画像を演算により作成して、それ
らを三次元座標上に貼り付ける。このためには、各要素
画像につき個別のパラメータを設定して、これらパラメ
ータに基づいて各々の要素画像を演算して、貼り付けを
行うようにする。このパラメータ設定は三次元画像表示
制御手段32により行う。
【0044】ここで、要素画像は、当該の三次元画像に
応じて一定なものと、適宜の操作により可変のもの、即
ちカット面の位置及び範囲により変化するものとがあ
る。また、要素画像は面で表示されるが、この要素画像
は単位画像そのものである場合があり、またN枚の単位
画像における所定の位置の線を集合することにより面と
して構築しなければならないものもある。また、いずれ
の場合でも、要素画像は単位画像におけるどの部位から
形成されるかを決定する必要もある。
【0045】以上の点を確定した上で要素画像のデータ
の演算が実行されるが、この演算の実行は要素画像演算
回路37A〜37Fで行う。複数の要素画像の演算実行
は逐次的に行えるが、並列的に行うことも可能である。
いずれにしろ、どの要素画像演算回路でどの要素画像を
演算するかの指定する必要がある。さらには、演算され
た要素画像は、三次元座標軸上に貼り付けられることか
ら、各要素画像はどの位置に貼り付けるかの決定を行わ
なければならない。このために、各要素画像についてパ
ラメータが設定され、このパラメータに基づいて三次元
画像の作成が実行される。
【0046】今、三次元原画像が図6ようなコラム形状
である場合には、三次元座標軸が定まれば、三次元原画
像が確定する。そして、この場合の三次元原画像を立体
像とした時の外表面は、前後の端面と周胴面との3面と
なる。従って、これらの各面を構成する要素画像をA,
B,Cとして、これらの要素画像A〜Cについてのパラ
メータA,B,Cの設定が可能になる。
【0047】ところで、含カット面三次元超音波画像に
おいては、カットの入れ方によりカット面の数が異なる
ことから、カット面を構成する要素画像についてのパラ
メータ設定は、カットの入れ方次第により変わってく
る。図6のようなカットの入れ方をすれば、3つのカッ
ト面d,e,fが現れることになり、これらが要素画像
として加わる。また、図8のようなカットを入れると、
カット面g,hが現れ、これらが要素画面となる。そこ
で、図7のカットの場合には、3つのカット面d,e,
fの要素画像D〜Fについて、パラメータD,E,Fと
して設定されることになり、また図8の2つのカット面
g,hのカットの場合には、これらの要素画像G,Hに
ついてパラメータD,Eが設定される。これらのパラメ
ータはカット面設定手段33によりカットの態様に関す
る入力がなされた時に設定される。ただし、この状態で
は、このパラメータは可変数を含むものであり、カット
面設定手段33によりカット面の位置と範囲が指定され
た時に確定する。そして、このカット面の位置と範囲が
指定は変更可能であるから、その変更の都度変わる可変
パラメータとなる。
【0048】さらに、三次元画像表示処理装置30は、
三次元画像形成装置29で作成された三次元画像を構成
する各面の要素画像から含カット面三次元超音波画像を
構築するための処理を行うためのものであり、予め設定
されている三次元座標軸上に各々の要素画像の貼り付け
処理を行う貼り付け処理回路38と、貼り付け処理を行
った時に、隠れる部分を消去する隠れ面処理回路39と
から構成される。
【0049】そこで、二次元超音波画像処理部22から
出力される1〜N番目までの二次元ラジアル超音波画像
が既に得られている状態で、これら二次元ラジアル超音
波画像を単位画像として三次元化処理部23に取り込ん
で、三次元超音波画像をモニタ画面6bに表示するため
の方法について、図9のフローチャート図に基づいて説
明する。
【0050】N枚の二次元ラジアル超音波画像からなる
単位画像は、予め三次元画像形成装置29における座標
変換回路35に取り込まれて、この座標変換回路35で
三次元座標軸上の画像となるように座標変換され、かつ
相隣接する二次元ラジアル超音波画像間で補間データを
作成して、それらのデータがメモリ36に記憶されてい
る。従って、以下の説明においては、N枚の二次元ラジ
アル超音波画像という場合、この補間データを含んでい
るものとする。ここで、三次元座標軸は予め設定されて
おり、モニタ画面6bに三次元画像として表示した場合
に、相互に60°の角度でX軸,Y軸及びZ軸を設定
し、Z軸を視線方向とする。このような座標軸を設定す
ると、このモニタ画面6bを目視した時に、立体的に把
握する上で最も合理的である。ただし、座標軸の設定は
固定的なものではなく、変更可能なものとすることもで
きる。
【0051】そこで、まず超音波観測装置6のモニタ画
面6b上に三次元原画像を表示させる。このために、キ
ーボードやマウス等の操作により三次元原画像の表示を
実行させることにより、超音波画像の立体表示処理が開
始する。ここで、単位画像が二次元ラジアル超音波画像
であるために、三次元原画像は、図6に示したコラム形
状のものである。従って、この三次元原画像を構成する
要素画像は、第1番目の単位画像Aと、2〜(N−1)
番目の各単位画像の輪郭部を繋いだ円筒状の画像Bと、
N番目の単位画像Cとである。そこで、この三次元原画
像に関するパラメータ設定が行われる(ステップ1)。
ここで、三次元原画像は、X,Y,Zの各軸からなる三
次元座標軸上では、0の位置からN−1の位置までにお
ける半径rの円筒形状のものとなる。従って、この三次
元原画像では3つのパラメータA〜Cが設定される。パ
ラメータAはZ軸上の0の位置における半径rの円形の
面であり、パラメータBはZ軸上の1〜(N−2)の位
置における半径rの円の輪郭線を結ぶ円筒形状の面とな
り、またパラメータCはZ軸上の(N−1)の位置にお
ける半径rの円形をした面であると定義される。そし
て、これら各パラメータA〜Cにおける画像を作り出す
ために、それぞれ要素画像演算回路37A〜37Cが指
定される。従って、要素画像演算回路37Aは第1番目
の単位画像からなる要素画像Aを作成し、要素画像演算
回路37Bは円筒状の画像からなる要素画像Bの作成を
行い、また要素画像演算回路37CはN番目の単位画像
からなる要素画像Cを作成するための演算がそれぞれ実
行される。
【0052】そこで、ステップ2において、三次元原画
像を構成する各要素画像A〜Cの演算を実行する。ただ
し、要素画像A及びCは、第1番目の単位画像,N番目
の単位画像であるから、三次元画像形成装置29におけ
るメモリ36からそれらの画像信号を読み出せば良い。
一方、要素画像Bは演算により作成する。この演算は、
メモリ36に記憶されている2〜(N−1)番目の各単
位画像について、輪郭部を読み出して、これらをZ軸方
向に並べることにより円筒形に表示される画像が形成さ
れる。これによって、三次元原画像における全ての要素
画像A〜Cの作成が実行される。
【0053】各要素画像A〜Cに関する画像データが作
成されると、これらの信号が三次元画像表示処理装置3
0に取り込まれて、その貼り付け処理回路38により貼
り付けが実行される(ステップ3)。この貼り付けは、
三次元座標軸上の各々の位置に対して行われるものであ
り、この三次元座標軸のZ軸において、要素画像Aは0
の位置に、要素画像Bは1〜(N−2)の位置に、要素
画像CはN−1の位置に貼り付けられる。そして、貼り
付けが行われた状態で、隠れ面処理回路39で隠れ面と
なる部分を消去する隠れ面処理が実行される(ステップ
4)。これによって、三次元原画像信号が生成され、表
示装置インターフェイス31を介してモニタ画面6bに
三次元原画像が表示される(ステップ5)。
【0054】この状態で、三次元原画像の任意の部分
を、任意の態様にカットする。ところで、モニタ画面6
bに現に表示されている三次元原画像のうち、隠れてい
る部位、例えば裏面側の部位をカットする必要もあり、
この場合には三次元原画像をZ軸回りに回転させなけれ
ばならない。そこで、まず回転を行うか否かのコマンド
を画面上に表示することによって、三次元原画像をZ軸
回りに所定角度回転させるか否かの決定を行うことがで
きる(ステップ6)。画像回転が選択されると、三次元
原画像がZ軸回りに回転を開始し(ステップ7)、所望
の位置となった時に回転を停止させる旨の命令が入力さ
れると(ステップ8)、その位置で三次元原画像の回転
が停止する。
【0055】三次元原画像の回転を行わない場合及び回
転させて、所定の方向を向いた状態で停止させた時に、
コマンド表示等によってカット態様を決定できる状態に
する(ステップ9)。カット態様は、例えば図7のV字
状のカットと、図8のようにZ軸方向に平面状のカット
とのいずれかを選択する。勿論、これら以外にも、例え
ば、Z軸と直交する方向のカットや、平面状以外にも曲
面状のカットというように様々なカットの態様を指定で
きるする設定することも可能である。
【0056】コマンド表示に基づいてカット態様の選択
を実行すると(ステップ10)、カット面の数とカット
される部位とが決定される。而して、図7のようなV字
状のカット態様が選択されると、カット面はd,e,f
の3つの面となるから、これら3つのカット面d〜fの
要素画像D〜Fを作成するために必要な3つのパラメー
タD〜Fの設定が行われる(ステップ11)。ここで、
これらパラメータD〜Fは、三次元原画像を構成する3
つの要素画像A〜C用のパラメータA〜Cとは異なり、
カット面の位置と範囲とに基づいて変化する可変パラメ
ータである。ここでは、図10に示されているように、
要素画像DのパラメータDは、(xn1,ym1,z0 ),
(xn2,ym2,z0 ),(xn1,ym1,zN-1 ),(x
n2,ym2,zN-1 )で囲まれる面であり、要素画像Eの
パラメータEは、(xn1,ym1,z0 ),(xn3
m3,z0 ),(xn1,ym1,zN-1 ),(xn3
m3,zN-1 )で囲まれる面、要素画像Fのパラメータ
FはZ軸上のnの位置での半径rの円と定義される。た
だし、xn1 2 +ym1 2 <r2 ,xn2 2 +ym2 2 =xn3 2
+ym3 2 =r2 ,0<n<N−1である。そして、この
パラメータD〜Fの設定に基づいて、要素画像演算回路
37D〜37Fがそれぞれ要素画像D〜Fを演算するも
のとして指定される。
【0057】以上のようにカットの態様に応じて、カッ
ト面要素画像に関するパラメータ設定が行われるが、パ
ラメータが設定されると、カット面の位置及び範囲を決
定することができる。そこで、キーボード,マウス,タ
ッチペン等からなるカット面設定手段33の操作により
カット面の入力を行う(ステップ12)。このカット面
は、座標位置(xn1,ym1,z0 ),(xn2,ym2,z
0 )及び(xn3,ym3,z0 )と、nの値とを入力する
ことにより決定される。
【0058】カット面が決定すると、要素画像D〜Fを
演算するサブルーチンが実行される(ステップ13)。
このサブルーチンは、図11に示したように、まず要素
画像Dについて、演算する必要があるか否かの判定が行
われ(ステップ14)、演算の必要があれば、要素画像
演算回路37Dにより要素画像Dの演算が実行される
(ステップ15)。この要素画像Dの演算は、メモリ3
6から座標位置(xn1,ym1,),(xn2,ym2,)を
結ぶ線上のデータをZ軸方向における第1番目からN番
目までのデータを読み出すことにより行われる。ここ
で、要素画像DはN本の線の集合であるから、それを面
のデータとする。そして、この要素画像Dの演算が終了
すると、要素画像Eの演算が必要か否かの判定が行われ
(ステップ16)、必要であれば、同様にして要素画像
演算回路37Eでメモリ36から座標位置(xn1
m1),(xn3,ym3)を結ぶ線分のデータをZ軸方向
の第1番目からN番目までのデータを読み出して、要素
画像Eの演算が実行される(ステップ17)。さらに、
ステップ18において、要素画像Fの演算が必要かどう
かの判定がなされ、必要な場合には、要素画像演算回路
37Fにより要素画像Fの演算が実行される(ステップ
19)。ただし、この場合においては、要素画像FはZ
軸上におけるnの位置の二次元超音波画像であるから、
実際には、メモリ36からこのデータを読み出すだけで
良い。なお、要素画像D〜Fの演算は、逐次的に行うよ
うにしたが、それぞれ異なる要素画像演算回路37D〜
37Fで演算が行われることから、並列処理を行うよう
にしても良い。
【0059】以上によりカット面d〜fを構成する要素
画像D〜Fの演算に関するサブルーチンが実行される
と、三次元原画像を構成する要素画像A〜Cと、図10
に示されている、カット面を構成する要素画像D〜Fと
からなる全ての要素画像が作成されたことになる。
【0060】そこで、パラメータD,E,Fに基づい
て、既に表示されている三次元原画像の所定の位置に、
各要素画像D,E,Fが貼り付けられて(ステップ2
0)、ステップ21により隠れ面処理により画像上で隠
れる部分を消去した上で、モニタ画面6bに含カット面
三次元超音波画像が表示される(ステップ22)。各要
素画像における隠れ面は図10に斜線で示した部分であ
る。なお、要素画像Bについては図示されている側とは
反対側の部分も隠れ面となる。また、要素画像Cは、輪
郭線以外の部分が全て隠れ面となる。
【0061】モニタ画面6bに表示されている含カット
面三次元超音波画像において、ステップ23によりカッ
ト面の変更することができる。ここで、このカット面の
変更は、カット面の位置及び範囲だけの場合と、カット
の態様、即ちカットの入れ方をも含む場合との選択が可
能である。従って、まずステップ24において、変更内
容が判断される。カットの態様が変更されると、パラメ
ータD〜Fをクリアし(ステップ25)、モニタ画面6
aの表示内容は画像回転前の状態の三次元原画像に復帰
する。また、カット面を変更する場合には、座標上の
(xn1,ym1,z0 ),(xn2,ym2,z0 ),
(xn3,ym3,z0 )の3つの位置またはnの値のいず
れか1以上の変更を行う(ステップ26)。
【0062】そして、このカット面の変更がなされる
と、ステップ14〜19のサブルーチンが実行される。
ここで、このサブルーチンでは、ステップ14,16,
18において、要素画像の演算が必要であるか否かの判
断がなされるから、変更されない要素画像については、
再演算が必要ではなく、変更されたカット面の要素画像
のみを再演算する。例えば、座標位置(xn2,ym2,z
0 )を変更すると、カット面dは変わるが、それ以外の
カット面は変わらないことから、要素画像演算回路37
Dによりカット面Dにおける要素画像Dのみを演算す
る。そして、変更された要素画像Dが元の含カット面三
次元超音波画像に貼り付けられ、さらにこの要素画像D
の変更により必要な隠れ面処理が行われた上で、カット
面が変更された含カット面三次元超音波画像がモニタ画
面6aに表示される。
【0063】以上のように、二次元超音波画像から所定
の三次元座標軸上における三次元超音波画像として表示
するに当って、立体像の内部を透して見た状態の画像を
表示するのではなく、カット面を含めて、立体像の表面
部分に現れる各面の部分を複数の要素画像に分解して、
各要素画像を、メモリ36に記憶されている二次元超音
波画像データから演算により作成し、これらの各要素画
像をモニタ画面6b上の所定の位置に貼り付けることに
より立体的に表示しているから、立体像としての表示を
極めて簡単な信号処理により行え、迅速な表示が可能と
なる。しかも、この立体像における内部構造である体内
組織状態に関する情報は、三次元原画像にカットを入れ
ることにより外部に露出させるようにして表示してお
り、しかもこのカット面を適宜変更できることから、所
望の部位の組織情報を立体的に把握可能な状態で表示で
きるようになる。そして、カット面を変更した時に、変
更したカット面だけを演算し、変更されないカット面は
再演算を行わないから、カット面の変更処理は簡単かつ
迅速に行える。
【0064】従って、例えば図12に示したように、ま
ず、xn1=0,ym1=0の位置で交わるV字状のカット
面をZ軸方向に貫通するように入れた状態、即ちカット
面d,eが存在し、カット面fのない状態で、カット面
dを矢印方向S方向に連続的に回転させると、三次元超
音波画像全体における体内組織に関する情報が概略把握
できる。この状態で、より精査すべき部位Pが発見され
ると、この部位Pの左右にカット面d,eを設定して、
カット面fをそれより前方に位置させた状態で、このカ
ット面fを矢印Tで示した方向に連続的または間欠的に
移動させるようにすれば、部位Pの立体的形状等を正確
に把握できる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、立体表
示される超音波画像の要素となる複数の二次元超音波画
像を取得して、これらの各二次元超音波画像を三次元座
標軸上に配列して、視線方向において、モニタ画面に表
示した時に現れる複数の面を要素画像とし、これらの要
素画像を貼り付けることにより三次元原画像を作成し、
この三次元原画像に所望の態様で、所望の位置にカット
を入れることができるように構成しているので、簡単な
信号処理によって、体内組織の状態に関する情報を立体
的に把握可能な画像を迅速に表示できる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】二次元超音波画像取得装置の構成説明図であ
る。
【図2】超音波プローブにおけるカテーテルの先端部分
の構成を示す断面図である。
【図3】超音波プローブの操作部を示す断面図である。
【図4】信号処理部の回路構成図である。
【図5】図4の信号処理部のうちの三次元化処理を行う
部分を詳細に示した回路構成図である。
【図6】二次元超音波画像から三次元超音波画像を構築
する際に三次元座標軸上に二次元超音波画像を配列した
状態を示す説明図である。
【図7】含カット面三次元超音波画像のカットの態様の
一例を示す図である。
【図8】含カット面三次元超音波画像のカットの態様の
他の例を示す図である。
【図9】二次元超音波画像から含カット面三次元超音波
画像を作成するための手順を示すフローチャート図であ
る。
【図10】含カット面三次元超音波画像を構成する各要
素画像を示す図である。
【図11】カット面の要素画像の演算を実行するサブル
ーチンの手順を示すフローチャート図である。
【図12】カット面を連続的に変化させている状態を示
す作用説明図である。
【符号の説明】
1 内視鏡 3 超音波プローブ 6 超音波観測装置 10 超音波振動子 22 二次元超音波画像信号処理部 23 三次元化処理部 28 超音波信号処理回路 29 三次元画像形成装置 30 三次元画像表示処理装置 32 三次元画像表示制御装置 33 カット面設定手段 35 座標変換回路 36 メモリ 37A〜37F 要素画像演算処理回路 38 貼り付け処理回路 39 隠れ面処理回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−60680(JP,A) 特開 昭60−75967(JP,A) 特開 昭64−88783(JP,A) 特開 平1−98084(JP,A) 特開 平1−134580(JP,A) 特開 平4−108440(JP,A) 特開 平5−28243(JP,A) 特開 平6−83940(JP,A) 特開 平7−47066(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立体表示される超音波画像の単位となる
    複数の二次元超音波画像を取得する二次元超音波画像取
    得装置と、 この二次元超音波画像取得装置で取得した各二次元超音
    波画像に基づいて、所定の三次元座標軸上に表示される
    立体像として構築した時に、その表面に現れる画像から
    なる三次元原画像に、所望の態様及び位置のカット面を
    含む含カット面三次元超音波画像を生成して画面上に表
    示する三次元化処理装置とを備え、 前記三次元化処理装置は、 前記各二次元超音波画像を前記三次元座標軸上の画像と
    なるように座標変換する座標変換手段と、 前記三次元原画像として表面に現れる各面と、前記三次
    元座標軸上での視線方向に向けた面と、この視線方向に
    おける所望の位置の二次元超音波画像の全体またはその
    一部とからなる少なくとも1つの面からなるカット面を
    構成する各面とをそれぞれ要素画像に分解して、それぞ
    れの要素画像に対して個別のパラメータを設定する三次
    元画像制御手段と、 前記三次元原画像に対するカットの態様及び位置を設定
    するカット面設定手段と、前記カット面設定手段によりカット面が設定されたとき
    に、前記パラメータに基づいて、 前記座標変換した各二
    次元超音波画像における所定位置のデータから前記三次
    元座標軸上の所定の位置にカット面として表示される各
    々の要素画像を作成する要素画像演算手段と、前記要素画像演算手段で作成されたカット面に関する各
    要素画像を前記三次元原画像に貼り付け、 含カット面三
    次元超音波画像として表示した時に前記三次元原画像の
    カット面に対応する部分の画像を隠れ面として消去する
    三次元画像表示制御手段とを有し、 含カット面三次元超音波画像のカット面を変更した時に
    は、前記要素画像演算手段では、変更された要素画像の
    みの演算を実行する構成としたことを特徴とする超音波
    画像立体表示装置。
  2. 【請求項2】 前記三次元原画像を構成する要素画像を
    設定する手段を備える構成としたことを特徴とする請求
    項1記載の超音波画像立体表示装置。
  3. 【請求項3】 前記三次元原画像は、前記各二次元超音
    波画像から得られる輪郭線を表示するものであることを
    特徴とする請求項1記載の超音波画像立体表示装置。
  4. 【請求項4】 前記座標変換手段は、前記二次元超音波
    画像取得装置で取得した所定数からなる二次元超音波画
    像のうちの相隣接する二次元超音波画像に基づいて補間
    データを作成するようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の超音波画像立体表示装置。
  5. 【請求項5】 二次元超音波画像取得装置により取得し
    た複数の二次元超音波画像を単位画像として、立体像と
    してモニタ画面に表示するための三次元処理を行う方法
    において、 前記各二次元超音波画像を単位画像として、三次元座標
    軸上の画像となるように座標変換してメモリに記憶さ
    せ、 このようにして座標変換された各単位画像の輪郭線か
    ら、立体像としてモニタ画面に表示した時に、その外面
    形状となる三次元原画像を生成して、この三次元原画像
    をモニタ画面に表示し、 このモニタ画面上の三次元原画像に前記三次元座標軸上
    での視線方向に向けた1または複数の面と、この視線方
    向における所望の位置の二次元超音波画像の全体または
    その一部との少なくともいずれか1つをカット面として
    指定したときに、各々のカット面の位置と範囲とを決定
    するためのパラメータを個別に設定し、 前記各パラメータにより設定された前記カット面の位置
    と範囲を構成する座標位置の線分のデータを前記座標変
    換された各単位画像から読み出して、この線分のデータ
    を繋ぎ合わせることにより各々の要素画像を演算し、 これら各要素画像を前記三次元原画像の前記各々のパラ
    メータに設定された位置に貼り付け、かつ隠れ面となる
    部分を消去することにより含カット面三次元超音波画像
    としてモニタ画面に表示し、 このようにして表示されている含カット面三次元超音波
    画像のカット面を変更した時には、変更された要素画像
    のみの演算を実行することを特徴とする超音波画像立体
    表示方法。
JP28918795A 1995-10-12 1995-10-12 超音波画像立体表示装置及び超音波画像立体表示方法 Expired - Lifetime JP3407169B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28918795A JP3407169B2 (ja) 1995-10-12 1995-10-12 超音波画像立体表示装置及び超音波画像立体表示方法
US08/729,286 US5682895A (en) 1995-10-12 1996-10-10 Three-dimensional ultrasound image processing system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28918795A JP3407169B2 (ja) 1995-10-12 1995-10-12 超音波画像立体表示装置及び超音波画像立体表示方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09103432A JPH09103432A (ja) 1997-04-22
JP3407169B2 true JP3407169B2 (ja) 2003-05-19

Family

ID=17739908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28918795A Expired - Lifetime JP3407169B2 (ja) 1995-10-12 1995-10-12 超音波画像立体表示装置及び超音波画像立体表示方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5682895A (ja)
JP (1) JP3407169B2 (ja)

Families Citing this family (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7497828B1 (en) 1992-01-10 2009-03-03 Wilk Ultrasound Of Canada, Inc. Ultrasonic medical device and associated method
JP3361692B2 (ja) * 1996-05-10 2003-01-07 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 超音波診断装置
US5911691A (en) * 1996-05-21 1999-06-15 Aloka Co., Ltd. Ultrasound image processing apparatus and method of forming and displaying ultrasound images by the apparatus
IL129494A0 (en) 1996-11-29 2000-02-29 Life Imaging Systems Inc Enhanced image processing for a three-dimensional imaging system
US6048311A (en) * 1997-05-07 2000-04-11 Washburn; Michael J. Method and apparatus for ultrasound imaging using adaptive gray mapping
US5954653A (en) * 1997-05-07 1999-09-21 General Electric Company Method and apparatus for automatically enhancing contrast in projected ultrasound image
JP4582827B2 (ja) * 1998-02-10 2010-11-17 株式会社東芝 超音波診断装置
JP2000023974A (ja) * 1998-07-16 2000-01-25 Nippon Koden Corp 超音波プローブ用傾き角度検出器
JP3892594B2 (ja) * 1998-10-07 2007-03-14 株式会社東芝 超音波診断装置
US6139499A (en) * 1999-02-22 2000-10-31 Wilk; Peter J. Ultrasonic medical system and associated method
US6413219B1 (en) * 1999-03-31 2002-07-02 General Electric Company Three-dimensional ultrasound data display using multiple cut planes
US6315732B1 (en) * 1999-07-20 2001-11-13 Scimed Life Systems, Inc. Imaging catheter and methods of use for ultrasound-guided ablation
US6458082B1 (en) * 1999-09-29 2002-10-01 Acuson Corporation System and method for the display of ultrasound data
US6546208B1 (en) 1999-11-22 2003-04-08 Sl3D, Inc. Stereoscopic telescope with camera
CN1115546C (zh) * 1999-12-29 2003-07-23 宝山钢铁股份有限公司 表面三维形貌检测方法和装置
JP2002191554A (ja) * 2000-12-26 2002-07-09 Asahi Optical Co Ltd 3次元画像検出装置を備えた電子内視鏡
JP4095332B2 (ja) * 2001-04-24 2008-06-04 株式会社東芝 超音波診断装置
US7285094B2 (en) 2002-01-30 2007-10-23 Nohara Timothy J 3D ultrasonic imaging apparatus and method
JP4309683B2 (ja) * 2002-03-25 2009-08-05 オリンパス株式会社 超音波観察システム
US20040106869A1 (en) * 2002-11-29 2004-06-03 Ron-Tech Medical Ltd. Ultrasound tracking device, system and method for intrabody guiding procedures
JP4212372B2 (ja) * 2003-01-29 2009-01-21 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ エンコーダ信号処理装置およびサーボドライバ
JP4322620B2 (ja) * 2003-06-17 2009-09-02 株式会社東芝 3次元超音波画像化装置
KR100907967B1 (ko) * 2004-05-14 2009-07-16 파나소닉 주식회사 초음파 진단 장치 및 초음파 화상 표시 방법
US7914454B2 (en) * 2004-06-25 2011-03-29 Wilk Ultrasound Of Canada, Inc. Real-time 3D ultrasonic imaging apparatus and method
CN101102721B (zh) * 2005-02-09 2010-04-14 株式会社日立医药 超声波诊断装置以及超声波摄像方法
US8702612B2 (en) * 2007-01-11 2014-04-22 Koninklijke Philips N.V. Catheter for three-dimensional intracardiac echocardiography and system including the same
CA2675619C (en) * 2007-01-19 2016-08-16 Sunnybrook Health Sciences Centre Scanning mechanisms for imaging probe
US8460195B2 (en) * 2007-01-19 2013-06-11 Sunnybrook Health Sciences Centre Scanning mechanisms for imaging probe
JP4564544B2 (ja) * 2008-03-24 2010-10-20 株式会社東芝 超音波診断装置
US20100324418A1 (en) * 2009-06-23 2010-12-23 Essa El-Aklouk Ultrasound transducer
US10835207B2 (en) * 2009-12-23 2020-11-17 Biosense Webster (Israel) Ltd. Fast anatomical mapping using ultrasound images
US9053562B1 (en) 2010-06-24 2015-06-09 Gregory S. Rabin Two dimensional to three dimensional moving image converter
JP5668466B2 (ja) * 2010-12-28 2015-02-12 ソニー株式会社 画像処理装置、その制御方法およびプログラム
US9992021B1 (en) 2013-03-14 2018-06-05 GoTenna, Inc. System and method for private and point-to-point communication between computing devices
CN103969335B (zh) * 2013-06-27 2016-12-28 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 一种焊缝侧壁未熔合自动超声成像与可视化方法
EP3422048A1 (en) 2017-06-26 2019-01-02 Koninklijke Philips N.V. Ultrasound imaging method and system
WO2019189518A1 (ja) * 2018-03-29 2019-10-03 テルモ株式会社 画像処理装置及び画像表示方法
WO2021065963A1 (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 テルモ株式会社 診断支援装置、診断支援システム、及び診断支援方法
JPWO2021200294A1 (ja) * 2020-03-30 2021-10-07

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4809065A (en) * 1986-12-01 1989-02-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Interactive system and related method for displaying data to produce a three-dimensional image of an object
US5261404A (en) * 1991-07-08 1993-11-16 Mick Peter R Three-dimensional mammal anatomy imaging system and method
US5533401A (en) * 1994-05-12 1996-07-09 General Electric Company Multizone ultrasonic inspection method and apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09103432A (ja) 1997-04-22
US5682895A (en) 1997-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3407169B2 (ja) 超音波画像立体表示装置及び超音波画像立体表示方法
JP3296193B2 (ja) 超音波画像生成装置
JP5394620B2 (ja) 超音波撮像装置および画像処理装置
JP5433240B2 (ja) 超音波診断装置及び画像表示装置
JP5395538B2 (ja) 超音波診断装置及び画像データ表示用制御プログラム
CN101292879B (zh) 超声波诊断装置及其控制方法
EP1795129B1 (en) Apparatus and method for displaying an ultrasound image
JP2009045252A (ja) 超音波診断装置
WO2004028373A1 (ja) 超音波診断装置
EP1625827B1 (en) Ultrasonic image processing apparatus
JP4681543B2 (ja) 超音波診断装置及び超音波画像表示方法
JP4350214B2 (ja) 超音波診断装置
JP2008188288A (ja) 超音波診断装置及び超音波画像表示装置
JP7418445B2 (ja) 異方性組織のせん断波キャラクタリゼーションのための超音波システムおよび方法
EP3843637B1 (en) Ultrasound system and methods for smart shear wave elastography
JPH10216127A (ja) 超音波診断装置とその画像処理用アダプタ装置
JPH05269132A (ja) 体腔内超音波診断装置
JP2007325664A (ja) 超音波診断装置
JP3091503B2 (ja) 超音波断層装置
JPH1080420A (ja) 超音波検査装置
JP2003024332A (ja) 超音波診断装置
JPH06254097A (ja) 超音波診断装置
JP2000116654A (ja) 超音波画像生成装置
JPH06285069A (ja) 超音波三次元診断装置
JP3324806B2 (ja) 超音波診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080314

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090314

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090314

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100314

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100314

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100314

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120314

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120314

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140314

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term