JP2003304312A - 携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機

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JP2003304312A
JP2003304312A JP2002108689A JP2002108689A JP2003304312A JP 2003304312 A JP2003304312 A JP 2003304312A JP 2002108689 A JP2002108689 A JP 2002108689A JP 2002108689 A JP2002108689 A JP 2002108689A JP 2003304312 A JP2003304312 A JP 2003304312A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンパクト性や外形デザインの自由度が損なわ
れることなく、本体を折り畳んだ状態でも通話が可能な
折り畳み式の携帯電話機を提供する。 【解決手段】蓋を形成する第1の筐体1と基台を形成す
る第2の筐体2とが、互いの一端でヒンジ部3を介して
折り畳み可能に連結され、折り畳んだ状態で互いの他端
が一致している。第2の筐体2の他端にはその内面に向
けて開放する開口20が形成され、この開口20内に第
2の筐体2の他端から突出入可能に収納された可動筐体
9を備え、第1の筐体1の内面及び第2の筐体2の背面
に第1の受話部5及び第2の受話部7がそれぞれ設けら
れ、可動筐体9の内面に送話部6が設けられており、折
り畳んだ状態では可動筐体9が突出して送話部6と第2
の受話部7とにより通話が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声や画像等の通
信情報を無線送受信する折り畳み式の携帯電話機に関
し、特に、本体を折り畳んだ状態でも通話が可能な携帯
電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の折り畳み式の携帯電話機は、一般
に、蓋を形成する第1の筐体と基台を形成する第2の筐
体とが、互いの一端でヒンジ部を介して折り畳み可能に
連結されて本体が形成されており、第1の筐体の内面に
は、受信した音声を発する主受話部(以下、「第1の受
話部」と記すことがある)、電子メールや画像といった
情報を表示する主ディスプレイ(以下、「第2の表示
部」と記すことがある)等が設けられ、第2の筐体の内
面には、ユーザからの音声を受け取る送話部、複数の入
力キーからなる操作部等が設けられている。この携帯電
話機によれば、ユーザは、携帯時には本体を折り畳んで
第2の表示部や操作部を保護しつつコンパクトに持ち運
ぶことができ、他方通話時には本体を開いて第1の受話
部や送話部を表出させ通話することができる。
【0003】ところが、このように従来の携帯電話機に
よる通話は本体を開いた状態にして行われるが、折り畳
んだ状態で通話ができれば好都合の場合がある。例え
ば、ユーザが携帯電話機を机上等に置いてハンドフリー
で通話する場合であるが、その際、本体を開いて放置す
ると重心の関係でその姿勢は不安定であり、しかも本体
を一旦開くという動作はユーザに煩わしさを与えかねな
い。従って、放置姿勢の安定化や操作の容易化という観
点から、本体を折り畳んだ状態のままで通話を行うとい
う要望は極めて強いといえる。
【0004】この要望に対して、例えば、特開2001
−211241号公報では、本体を折り畳んだ状態で送
話部が一部外部に表出するよう第2の筐体の他端部に配
設され、その上で、第1の筐体の背面に第1の受話部と
は別個に補助受話部(以下、「第2の受話部」と記すこ
とがある)が設けられており、本体を折り畳んだ状態で
は、その送話部と第2の受話部とにより通話が行われる
ようになっている。従って、この公報による携帯電話機
は上記の要望に一応は応え得るといえる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した公報
による携帯電話機では、本体を折り畳んだ状態で送話部
が一部外部に表出するよう第2の筐体の他端部に配設さ
れるため、その送話部の配設スペースを確保すべく、第
2の筐体の他端は第1の筐体の他端よりも突出せざるを
得ない。つまり、第2の筐体が拡張されることになっ
て、折り畳み式の携帯電話機の特長であるコンパクト性
が損なわれるし、また携帯電話機全体としての形状も制
約されて、外形デザインの自由度が小さくなるという問
題が生じる。
【0006】そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてな
されたものであり、コンパクト性や外形デザインの自由
度が損なわれることなく、本体を折り畳んだ状態でも通
話が可能な携帯電話機を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による携帯電話機は、蓋を形成する第1の筐
体と基台を形成する第2の筐体とが、互いの一端で折り
畳み可能に連結され、折り畳んだ状態で互いの他端が一
致する携帯電話機において、前記第2の筐体の他端にそ
の内面に向けて開放する開口が形成され、この開口内に
前記第2の筐体の他端から突出入可能に収納された可動
筐体を備え、前記第1の筐体の内面及び前記第2の筐体
の背面に第1の受話部及び第2の受話部がそれぞれ設け
られ、前記可動筐体の内面に送話部が設けられており、
前記第1、第2の筐体を開いた状態では、前記可動筐体
が収納されたまま前記送話部と前記第1の受話部とによ
り通話が行われ、前記第1、第2の筐体を折り畳んだ状
態では、前記可動筐体が突出して前記送話部と前記第2
の受話部とにより通話が行われるようになっている。こ
れにより、第1、第2の筐体を折り畳んだまま第2の筐
体の背面が机上等に接するように放置し、ユーザからの
音声が送話部で受け取られるとともに、受信した音声が
第2の受話部から発せられて机上等で反響することによ
って、ハンドフリーで通話が行える。
【0008】ここで、第1、第2の筐体を折り畳んだま
ま通話の開始や終了が行えれば便利であるので、前記第
1の筐体の側面又は背面、或いは前記第2の筐体の側面
にオフフックキー及びオンフックキーが設けられてい
て、このオフフックキー及びオンフックキーの操作によ
り前記送話部と前記第2の受話部とによる通話が開始/
終了するようになっていることが好ましい。
【0009】更に、第1、第2の筐体を折り畳んだまま
第2の受話部から発せられる音量が調節できれば、携帯
電話機周囲からの雑音の度合いに応じて容易に対処でき
るので、前記第1の筐体の側面又は背面、或いは前記第
2の筐体の側面にアップ/ダウンキーが設けられてい
て、このアップ/ダウンキーの操作により前記第2の受
話部の音量が調節されるようになっていることが好まし
い。
【0010】更に、第1、第2の筐体を折り畳んだまま
着信時に相手先を特定できれば好都合なので、前記第1
の筐体の背面に第1の表示部が設けられていて、この第
1の表示部には着信時に着信情報が表示されるようにな
っていることが好ましい。
【0011】また、第1、第2の筐体を折り畳んだまま
発信時に相手先を検索して特定できれば確実な発信が行
えるので、前記第1の筐体の背面に第1の表示部が設け
られていて、この第1の表示部には発信時に前記アップ
/ダウンキーの操作により選択される発信情報が表示さ
れるようになっていることが好ましい。
【0012】また、携帯電話機に撮影機能が付与されて
いれば、ユーザが撮影した画像をそのまま通信情報とし
て活用できるので、前記第1の筐体の内面に第2の表示
部が設けられ、前記第1の筐体の背面に光学系及び撮像
素子からなるカメラ部が設けられていて、このカメラ部
により撮影された画像が前記第2の表示部に表示される
ようになっているとよい。
【0013】また、可動筐体の突出入の動作を自動で行
えるようにする目的で、前記可動筐体にラックが設けら
れ、前記第2の筐体に前記ラックと噛合するピニオンギ
ヤを有する駆動モータが設けられていて、前記可動筐体
は前記駆動モータの駆動により突出入するようになって
いることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明の携帯電
話機において本体が開かれた状態を示す外観図であっ
て、同図(a)に側面図、同図(b)に同図(a)のA
矢視図、及び同図(c)に同図(a)のB矢視図を示
す。図2はその携帯電話機において本体が折り畳まれた
状態で可動筐体が収納された状態を示す外観図であっ
て、同図(a)に側面図、同図(b)に同図(a)のC
矢視図、及び同図(c)に同図(a)のD矢視図を示
す。更に図3はその携帯電話機において本体が折り畳ま
れた状態で可動筐体が突出した状態を示す外観図であっ
て、同図(a)に側面図、同図(b)に同図(a)のE
矢視図、及び同図(c)に同図(a)のF矢視図をそれ
ぞれ示す。また、図4は可動筐体の突出入機構を示す第
2の筐体の他端部の縦断面図である。なお、図1〜4中
で同じ名称の部分には同一の符号を付している。
【0015】図1〜3に示すように、携帯電話機本体
は、蓋を形成する第1の筐体1と基台を形成する第2の
筐体2とからなり、互いの一端がヒンジ部3を介して連
結されている。つまり、第1の筐体1が第2の筐体2に
対してヒンジ部3を中心に回動して、相互が重なり合っ
て互いの他端が一致するよう本体を折り畳んだ状態(図
2、3参照)と、他方本体を開いた状態(図1参照)と
を取り得る。
【0016】図1(b)に示すように、第1の筐体1の
内面(本体を折り畳んだときに第2の筐体2と接する
面)、すなわち本体を開いた状態で通話する際に正面と
なる面において、中央部には液晶パネル等からなる主デ
ィスプレイ11(以下、「第2の表示部」と記すことが
ある)が、他端部には受信した音声を発する主スピーカ
51を内蔵した第1の受話部5が、ヒンジ部3の近傍に
は本体の開閉、すなわち本体を開いた状態と折り畳んだ
状態を検知する開閉検出スイッチ8がそれぞれ配設され
ている。その主ディスプレイ11には、日時、各種のメ
ッセージ、着信時や発信時に相手先の電話番号や氏名、
電子メールや画像の情報、或いは後述するカメラ部14
により撮影された画像等が表示される。
【0017】他方、第2の筐体2の内面(本体を折り畳
んだときに第1の筐体1の内面と接する面)において、
複数の入力キーからなる主操作部として、主オフフック
キー21、主オンフックキー22、複数のテンキー2
3、及びナビゲーションキー24が配設されており、他
端部にはその内面に向けて開放する開口20が形成され
ている。この開口20内には、詳細は後述するが、第2
の筐体2の他端から突出入可能な可動筐体9が収納され
ており、この可動筐体9の内面にはユーザからの音声を
受け取るマイクロホン61を内蔵した送話部6が配設さ
れている。
【0018】ここで、主オフフックキー21は、第1の
受話部5と送話部6とによる通話を開始させ、主オンフ
ックキー22はその通話を終了させ、ナビゲーションキ
ー24は、発信時に主ディスプレイ11に表示させた相
手先を検索したり、後述するカメラ部14による撮影画
像を表示させたり等する機能を有する。
【0019】また、図1(c)、図2(b)及び図3
(b)に示すように、第1の筐体1の背面、すなわち本
体を開いた状態で通話する際に裏面となる面(本体を折
り畳んだ状態で通話する際に正面となる面)には、液晶
パネル等からなる補助ディスプレイ12(以下、「第1
の表示部」と記すことがある)、着信時に点滅して着信
を報知する着信報知LED13、及びデジタル画像を撮
影するための撮像素子及びデジタルカメラ用レンズが内
蔵されたカメラ部14が配設されている。その補助ディ
スプレイ12には、着信時や発信時に相手先の電話番号
や氏名等が表示される。なお、第1の筐体1の他端に
は、突出入可能な棒状のアンテナ4が配設されている。
【0020】他方、第2の筐体2の背面、すなわち本体
を開いた状態及び折り畳んだ状態で通話する際にともに
裏面となる面には、図1(c)、図2(c)及び図3
(c)に示すように、補助スピーカ71を内蔵した第2
の受話部7が配設されている。この第2の受話部7は受
信した音声を発する機能を有するとともに、着信時に着
信音を発するリンガーとしての機能も兼ねる。
【0021】また、第2の筐体2の側面には、図1
(a)、図2(a)、及び図3(a)に示すように、複
数の入力キーからなる補助操作部として、補助オフフッ
クキー25、補助オンフックキー26、及びアップ/ダ
ウンキー27が配設されている。従って、これらのキー
は常に外部に表出しているので、本体を折り畳んだ状態
でも操作が可能である。
【0022】ここで、補助オフフックキー25は、後述
する駆動モータ93を駆動させて可動筐体9を突出させ
たり、第2の受話部7と送話部6とによる通話を開始さ
せたりし、補助オンフックキー26は、その通話を終了
させたり、後述する駆動モータ93を駆動させて可動筐
体9を収納させたりし、アップ/ダウンキー27は、発
信時に補助ディスプレイ12に表示させた相手先を検索
したり、第2の受話部7から発せられる音量を調節した
り等する機能を有する。
【0023】次に、可動筐体9の突出入機構の詳細につ
いて、図4に基づき説明する。可動筐体9の背面にはラ
ック91が設けられ、第2の筐体2(開口20)内には
回転軸にピニオンギヤ92を有した駆動モータ93が配
設されていて、そのピニオンギヤ92とラック91とが
噛合している。従って、駆動モータ93の駆動によりピ
ニオンギヤ92が回転すると、これに応じてラック91
がスライドすることになり、これにより可動筐体9は第
2の筐体2の他端から突出入し、収納された状態(図2
参照)と、他方突出した状態(図3参照)とを取り得る
ようになる。ここで、可動筐体9が突出した状態では送
話部6が外部に表出する位置となる。なお、マイクロホ
ン61は、第2の筐体2内に設けられた音声信号処理部
を有する回路基板(不図示)にリード線62を介して接
続されていて、このリード線62は可動筐体9の突出入
移動を許容するよう可撓性を有している。
【0024】このような構成のもと、開閉検出スイッチ
8により本体が折り畳まれた状態にあることが検知され
ている場合は、補助オフフックキー25、補助オンフッ
クキー26、及びアップ/ダウンキー27の操作が可能
な状態に置かれ、補助オフフックキー25の押下で駆動
モータ93が駆動して可動筐体9が突出し、送話部6と
第2の受話部7とによる通話が開始される。その後補助
オンフックキー26の押下でその通話が終了するととも
に駆動モータ93が駆動して可動筐体9が収納される。
【0025】他方、開閉検出スイッチ8により本体が開
かれた状態にあることが検知されると、主オフフックキ
ー21、主オンフックキー22、テンキー23及びナビ
ゲーションキー24の操作が可能な状態に切り替わると
ともに、送話部6と第1の受話部5とによる通話が可能
な状態に切り替わり、主オフフックキー21の押下で通
話が開始され、その後主オンフックキー22の押下でそ
の通話が終了する。なお、カメラ部14による撮影も本
体が開かれたこの状態で行われる。
【0026】次に、このような携帯電話機によって実際
に通話が行われる様子について、以下に説明する。先ず
図2に示すように、本体を折り畳んだ状態で着信がある
と、着信報知LED13が点滅するとともに、第2の受
話部7(補助スピーカ71)がリンガーとして着信音を
発して着信を報知する。これと併せて、補助ディスプレ
イ12には相手先の電話番号や名前が表示され、ユーザ
は相手先を認識する。
【0027】ここで、ユーザが本体を保持して通話を行
おうとする場合は、図1に示すように、本体を開く。こ
れに応じて、開閉検出スイッチ8により本体が開かれた
状態にあることが検知され、送話部6と第1の受話部5
とによる通話が可能な状態に切り替わる。その際、第2
の受話部7及び補助ディスプレイ22は待機状態とな
る。そして、主オフフックキー21の押下で回線が開い
て通話が開始され、その後主オンフックキー22の押下
で回線が切断されて通話が終了する。
【0028】これに対して、ユーザがハンドフリーで通
話を行おうとする場合は、本体を折り畳んだまま補助オ
フフックキー25を押下することで、図3に示すよう
に、可動筐体9とともに送話部6が第2の筐体2の他端
から突出し、その送話部6と第2の受話部7とによる回
線が開いて通話が開始される。その際、第2の受話部7
はリンガー機能から受話機能に自動的に切り替わる。そ
して、ユーザは第2の筐体2の背面が机上等に接するよ
うに放置し、ユーザからの音声が送話部6で受け取られ
るとともに、受信した音声が第2の受話部7から発せら
れて机上等で反響することによって、通話が行われる。
【0029】このハンドフリー通話の際、携帯電話機周
囲からの雑音等によって聞き取り難くなる場合は、アッ
プ/ダウンキー27を操作して第2の受話部7から発せ
られる音量を適宜調節する。その後、補助オンフックキ
ー26の押下で回線が切断されて通話が終了するととも
に、可動筐体9が第2の筐体2に収納される。
【0030】また、本体を折り畳んだままで発信による
ハンドフリー通話を行おうとする場合は、携帯電話機に
登録されている相手先の電話番号や名前を補助ディスプ
レイ12に表示させ、アップ/ダウンキー27によりス
クロールさせて検索して特定し、その後、補助オフフッ
クキー25を押下することで、上記した着信時の場合と
同様に、相手先を確実に特定して通話が行われる。
【0031】このように、携帯電話機本体を開いた状態
では勿論のこと、折り畳んだ状態のままで安定したハン
ドフリー通話が行える。しかも携帯時には、可動筐体9
が収納されることにより、折り畳んだ第1の筐体1、第
2の筐体2相互の他端が一致するため、コンパクト性や
外形デザインの自由度が損なわれることはない。
【0032】なお、本発明は上記の実施形態に限定され
ず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可
能である。例えば、補助オフフックキー25、補助オン
フックキー26、及びアップ/ダウンキー27は、上記
の実施形態では第2の筐体2の側面に配設されている
が、第1の筐体1の側面又は背面に配設されていても、
本体を折り畳んだままでの操作に支障を来すことはな
い。また、可動筐体9の突出入機構についても上記の実
施形態に限定されるわけではなく、ラック91、ピニオ
ンギヤ92及び駆動モータ93を排除し、その代替とし
て、相互にスライド可能に係合する溝と突起を可動筐体
9と第2の筐体2に設けて、手動で操作するようにして
も構わない。
【0033】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、蓋を
形成する第1の筐体と基台を形成する第2の筐体とが、
互いの一端で折り畳み可能に連結され、折り畳んだ状態
で互いの他端が一致する携帯電話機において、前記第2
の筐体の他端にその内面に向けて開放する開口が形成さ
れ、この開口内に前記第2の筐体の他端から突出入可能
に収納された可動筐体を備え、前記第1の筐体の内面及
び前記第2の筐体の背面に第1の受話部及び第2の受話
部がそれぞれ設けられ、前記可動筐体の内面に送話部が
設けられており、前記第1、第2の筐体を開いた状態で
は、前記可動筐体が収納されたまま前記送話部と前記第
1の受話部とにより通話が行われ、前記第1、第2の筐
体を折り畳んだ状態では、前記可動筐体が突出して前記
送話部と前記第2の受話部とにより通話が行われるよう
になっているので、第1、第2の筐体を折り畳んだまま
第2の筐体の背面が机上等に接するように放置し、ユー
ザからの音声が送話部で受け取られるとともに、受信し
た音声が第2の受話部から発せられて机上等で反響する
ことによって、ハンドフリーで通話が行える。しかも携
帯時には、可動筐体が収納されることにより折り畳んだ
第1、第2の筐体相互の他端が一致するため、コンパク
ト性や外形デザインの自由度が損なわれることはない。
【0034】ここで、前記第1の筐体の側面又は背面、
或いは前記第2の筐体の側面にオフフックキー及びオン
フックキーが設けられていて、このオフフックキー及び
オンフックキーの操作により前記送話部と前記第2の受
話部とによる通話が開始/終了するようになっている
と、第1、第2の筐体を折り畳んだまま通話の開始や終
了の操作が行え便利である。
【0035】更に、前記第1の筐体の側面又は背面、或
いは前記第2の筐体の側面にアップ/ダウンキーが設け
られていて、このアップ/ダウンキーの操作により前記
第2の受話部の音量が調節されるようになっていると、
第1、第2の筐体を折り畳んだまま第2の受話部から発
せられる音量の調節操作が行えるため、携帯電話機周囲
からの雑音の度合いに応じて容易に対処できる。
【0036】更に、前記第1の筐体の背面に第1の表示
部が設けられていて、この第1の表示部には着信時に着
信情報が表示されるようになっていると、第1、第2の
筐体を折り畳んだまま着信時に相手先を特定でき好都合
である。
【0037】また、前記第1の筐体の背面に第1の表示
部が設けられていて、この第1の表示部には発信時に前
記アップ/ダウンキーの操作により選択される発信情報
が表示されるようになっていると、第1、第2の筐体を
折り畳んだまま発信時に相手先を検索して特定できるた
め、確実な発信が行える。
【0038】また、前記第1の筐体の内面に第2の表示
部が設けられ、前記第1の筐体の背面に光学系及び撮像
素子からなるカメラ部が設けられていて、このカメラ部
により撮影された画像が前記第2の表示部に表示される
ようになっていると、ユーザが撮影した画像をそのまま
通信情報として活用できるため、有用である。
【0039】また、前記可動筐体にラックが設けられ、
前記第2の筐体に前記ラックと噛合するピニオンギヤを
有する駆動モータが設けられていて、前記可動筐体は前
記駆動モータの駆動により突出入するようになっている
と、可動筐体の突出入の動作を自動で行うことが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の携帯電話機において本体が開かれ
た状態を示す外観図である。
【図2】 本発明の携帯電話機において本体が折り畳
まれた状態で可動筐体が収納された状態を示す外観図で
ある。
【図3】 本発明の携帯電話機において本体が折り畳
まれた状態で可動筐体が突出した状態を示す外観図であ
る。
【図4】 可動筐体の突出入機構を示す第2の筐体の
他端部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 第1の筐体 2 第2の筐体 3 ヒンジ部 4 アンテナ 5 第1の受話部 6 送話部 7 第2の受話部 8 開閉検出スイッチ 9 可動筐体 11 主ディスプレイ(第2の表示部) 12 補助ディスプレイ(第1の表示部) 13 着信報知LED 14 カメラ部 20 開口 21 主オフフックキー 22 主オンフックキー 23 テンキー 24 ナビゲーションキー 25 補助オフフックキー 26 補助オンフックキー 27 アップ/ダウンキー 51 主スピーカ 61 マイクロホン 62 リード線 71 補助スピーカ 91 ラック 92 ピニオンギヤ 93 駆動モータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋を形成する第1の筐体と基台を形成す
    る第2の筐体とが、互いの一端で折り畳み可能に連結さ
    れ、折り畳んだ状態で互いの他端が一致する携帯電話機
    において、 前記第2の筐体の他端にその内面に向けて開放する開口
    が形成され、この開口内に前記第2の筐体の他端から突
    出入可能に収納された可動筐体を備え、 前記第1の筐体の内面及び前記第2の筐体の背面に第1
    の受話部及び第2の受話部がそれぞれ設けられ、前記可
    動筐体の内面に送話部が設けられており、 前記第1、第2の筐体を開いた状態では、前記可動筐体
    が収納されたまま前記送話部と前記第1の受話部とによ
    り通話が行われ、前記第1、第2の筐体を折り畳んだ状
    態では、前記可動筐体が突出して前記送話部と前記第2
    の受話部とにより通話が行われることを特徴とする携帯
    電話機。
  2. 【請求項2】 前記第1の筐体の側面又は背面、或いは
    前記第2の筐体の側面にオフフックキー及びオンフック
    キーが設けられていて、このオフフックキー及びオンフ
    ックキーの操作により前記送話部と前記第2の受話部と
    による通話が開始/終了することを特徴とする請求項1
    に記載の携帯電話機。
  3. 【請求項3】 前記第1の筐体の側面又は背面、或いは
    前記第2の筐体の側面にアップ/ダウンキーが設けられ
    ていて、このアップ/ダウンキーの操作により前記第2
    の受話部の音量が調節されることを特徴とする請求項2
    に記載の携帯電話機。
  4. 【請求項4】 前記第1の筐体の背面に第1の表示部が
    設けられていて、この第1の表示部には着信時に着信情
    報が表示されることを特徴とする請求項2又は3に記載
    の携帯電話機。
  5. 【請求項5】 前記第1の筐体の背面に第1の表示部が
    設けられていて、この第1の表示部には発信時に前記ア
    ップ/ダウンキーの操作により選択される発信情報が表
    示されることを特徴とする請求項3に記載の携帯電話
    機。
  6. 【請求項6】 前記第1の筐体の内面に第2の表示部が
    設けられ、前記第1の筐体の背面に光学系及び撮像素子
    からなるカメラ部が設けられていて、このカメラ部によ
    り撮影された画像が前記第2の表示部に表示されること
    を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の携帯電
    話機。
  7. 【請求項7】 前記可動筐体にラックが設けられ、前記
    第2の筐体に前記ラックと噛合するピニオンギヤを有す
    る駆動モータが設けられていて、前記可動筐体は前記駆
    動モータの駆動により突出入することを特徴とする請求
    項1から6のいずれかに記載の携帯電話機。
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