JP2003271316A - ストレージシステム、その動作プログラム及びその運用方法、情報処理端末及びその動作プログラム、データ管理システム - Google Patents

ストレージシステム、その動作プログラム及びその運用方法、情報処理端末及びその動作プログラム、データ管理システム

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JP2003271316A
JP2003271316A JP2002069629A JP2002069629A JP2003271316A JP 2003271316 A JP2003271316 A JP 2003271316A JP 2002069629 A JP2002069629 A JP 2002069629A JP 2002069629 A JP2002069629 A JP 2002069629A JP 2003271316 A JP2003271316 A JP 2003271316A
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storage system
data
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Takaaki Sekiguchi
隆昭 関口
Yasushi Fukumoto
恭 福本
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Hitachi Ltd
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    • G06F3/0668Interfaces specially adapted for storage systems adopting a particular infrastructure
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のストレージシステムが通信網を介して
相互に接続されている場合に、利用者端末からの応答時
間の短いストレージシステムにアクセスできるようにす
る。 【解決手段】 利用者端末10の移動先候補取得部13
は、複数のストレージシステム30,50から応答時間
の短いストレージシステム50を選定し、移動先候補付
加部14は、このストレージシステム50を特定する移
動先候補情報をアクセス要求に付加する。移動元ストレ
ージシステム30の移動先候補管理部36は、利用者端
末10からの移動先候補毎に、アクセス要求頻度を管理
しており、この頻度が特定の頻度以上になると、ファイ
ルシステムインタフェース33に、データを読み出させ
て、特定の頻度以上になった移動先候補へデータを移動
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信網を介して一
以上の他のストレージシステムと相互に接続され、複数
種類のデータを管理していると共に、該通信網を介して
情報処理端末から該データに関するアクセス要求を受け
るストレージシステム、その動作プログラム及びその運
用方法、さらに、前記情報処理端末及びその動作プログ
ラム、ストレージシステム及び情報処理端末を備えたデ
ータ管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のストレージシステムとしては、例
えば、特開平7−200389号公報や特開平9−16
448号公報に記載の技術がある。前者の技術は、複数
のデータファイル相互間の関係に基づいて、ストレージ
システム内のデータを再配置するもので、後者の技術
は、データファイルの更新履歴を参照して、ストレージ
システム内のデータを再配置するものである。
【0003】また、特開平9−16448号公報では、
参照されないデータに関して、別の記録媒体へデータを
移動することについて開示されており、特開2001−
125820号公報では、データを圧縮あるいは破棄す
ることについて開示されている。
【0004】以上の従来技術は、いずれも、ストレージ
システム内あるいはシステム管理者の担当領域内で閉じ
たもので、ストレージシステムの性能、具体的には、デ
ータへの応答性や記憶領域の効率的利用等の向上を図っ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、将来、
SSP(Storage Service Provider)によって提供さ
れるストレージシステムがインターネット等の広域通信
網上の各地に分散し、それらを利用するモバイル端末等
のコンピュータが大量に存在する状況になった場合、従
来技術のように、1つのストレージシステム内で応答性
や記憶領域の効率的利用等の向上を図っても限界があ
る。具体的には、例えば、あるストレージシステムに対
して遠隔地から通信網を介してアクセスを試みた場合
に、ストレージシステム内での応答性が向上していて
も、通信網で遅延があれば、利用者にとっては応答性が
悪化したことになることが多い。また、1つのストレー
ジシステム内で、記憶領域の効率利用化が図られても、
この1つのストレージシステム内での記憶容量には限界
があるため、利用者が希望する記憶容量を確保できない
場合もある。
【0006】すなわち、従来技術では、将来的に、通信
網上に複数のストレージシステムが分散した場合、利用
者の希望に応えられないことが多くなってしまう。
【0007】そこで、本発明は、このような従来技術の
不具合に着目し、通信網上に複数のストレージシステム
が分散した場合に、ユーザの希望に応えることができる
システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
のストレージシステムは、通信網を介して一以上の他の
ストレージシステムと相互に接続され、複数種類のデー
タを管理していると共に、該通信網を介して情報処理端
末から該データに関するアクセス要求を受けるストレー
ジシステムにおいて、データを送受信する送受信手段
と、複数種類の前記データのうち、経時変化要因に関す
る予め定められた条件を満たしたデータを、前記情報処
理端末からの転送先候補情報で特定される前記他のスト
レージシステムへ、前記送受信手段で転送させるデータ
転送管理手段と、を備えていることを特徴とするもので
ある。
【0009】前記目的を達成するためのストレージシス
テムの動作プログラムは、通信網を介して一以上の他の
ストレージシステムと相互に接続され、複数種類のデー
タを管理していると共に、該通信網を介して情報処理端
末から該データに関するアクセス要求を受けるストレー
ジシステムの動作プログラムにおいて、データを送受信
する送受信手順と、複数種類の前記データのうち、経時
変化要因に関する予め定められた条件を満たしたデータ
を、前記情報処理端末からの転送先候補情報で特定され
る前記他のストレージシステムへ、前記送受信手順で転
送させるデータ転送管理手順と、をコンピュータに実行
させることを特徴とするものである。
【0010】ここで、前記予め定められた条件は、前記
情報処理端末からのアクセス要求で要求しているデータ
であって、前記転送先候補情報で特定される前記他のス
トレージシステムへの転送が要請されているデータに対
する該アクセス要求の頻度が予め定められた値以上にな
ることであってもよいし、前記情報処理端末からのアク
セス要求で要求しているデータに対する該アクセス要求
の最新時刻が予め定められた時間以上過去であることで
あってもよい。
【0011】また、以上のストレージシステムの動作プ
ログラムは、前記通信網に接続されている前記一以上の
他のストレージシステムのうちから、予め定められた条
件に従って、転送元のストレージシステムからデータ転
送すべき、一つの他のストレージシステムを選定する転
送先候補選定手順を、コンピュータにさらに実行させる
ものであってもよい。この場合、前記転送先候補選定手
順で、前記一以上の他のストレージシステムのうちか
ら、前記一つの他のストレージシステムを選定するため
の前記予め定められた条件は、前記情報処理端末との間
での応答時間が直接的又は間接的に最も短いとされるも
のであってもよいし、転送先のストレージシステムに求
めるサービス条件であってもよい。
【0012】また、前記送受信手順で、前記他のストレ
ージシステムへデータを転送する形態は、転送元のスト
レージシステムに該データを残さないデータ移動であっ
てもよいし、転送元のストレージシステムに該データが
残るデータコピーであってもよい。データ転送の形態が
データ移動である場合には、前記情報処理端末から特定
のデータに関してのアクセス要求を受け付けると、該特
定のデータが移動済みであるか否かを判断し、移動済み
であると判断した場合には、移動先のストレージシステ
ムを該情報処理端末に前記送受信手順で通知させるか、
又は該移動先のストレージシステムに該アクセス要求を
前記送受信手順で転送させるデータ移動判断手順を、コ
ンピュータにさらに実行させることが好ましい。
【0013】また、前記目的を達成するためのストレー
ジシステムの運用方法は、通信網を介して一以上の他の
ストレージシステムと相互に接続され、複数種類のデー
タを管理していると共に、該通信網を介して情報処理端
末から該データに関するアクセス要求を受けるストレー
ジシステムの運用方法において、データを送受信する送
受信工程と、複数種類の前記データのうち、経時変化要
因に関する予め定められた条件を満たしたデータを、前
記情報処理端末からの転送先候補情報で特定される前記
他のストレージシステムへ、前記送受信工程で転送させ
るデータ転送管理工程と、を有することを特徴とするも
のである。
【0014】前記目的を達成するための情報処理端末
は、通信網を介して相互に接続されている複数のストレ
ージシステムのうちのいずれかに、該通信網を介して、
特定のデータに関するアクセス要求を行う情報処理端末
において、前記通信網に接続されている複数の前記スト
レージシステムを捜し出し、複数の該ストレージシステ
ムのうちでアクセス要求を行う一のストレージシステム
からデータ転送すべき他のストレージシステムを、予め
定められた条件に従って選定する転送先候補取得手段
と、前記一のストレージシステムに対して行う前記アク
セス要求に、前記データ転送すべき前記他のストレージ
システムを示す転送先候補情報を付加する転送先候補情
報付加手段と、を備えていることを特徴とするものであ
る。
【0015】また、前記目的を達成するための情報処理
端末の動作プログラムは、通信網を介して相互に接続さ
れている複数のストレージシステムのうちのいずれか
に、該通信網を介して、特定のデータに関するアクセス
要求を行う情報処理端末の動作プログラムにおいて、前
記通信網に接続されている複数の前記ストレージシステ
ムを探し出す探索手順と、複数の前記ストレージシステ
ムのうちでアクセス要求を行う一のストレージシステム
からデータ転送すべき他のストレージシステムを、前記
探索手順で探し出した複数の該ストレージシステムのう
ちから予め定められた条件に従って選定する転送先候補
選定手順と、前記一のストレージシステムに対して行う
前記アクセス要求に、前記データ転送すべき前記他のス
トレージシステムを示す転送先候補情報を付加する転送
先候補情報付加手順と、をコンピュータに実行させるこ
とを特徴とするものである。
【0016】ここで、前記転送先候補選定手順で、複数
の前記ストレージシステムのうちでアクセス要求を行う
一のストレージシステムからデータ転送すべき他のスト
レージシステムを選定するための前記予め定められた条
件は、前記情報処理端末との間での応答時間が直接的又
は間接的に最も短いとされるものであってもよいし、転
送先のストレージシステムに求めるサービス条件であっ
てもよい。
【0017】また、前記目的を達成するためのデータ管
理システムは、以上で説明した前記ストレージシステム
と前記情報処理端末とを通信網を介して接続したもので
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るデータ管理シ
ステムの各種実施形態について説明する。
【0019】まず、図1〜図7を用いて、本発明に係る
データ管理システムの第一の実施形態について説明す
る。
【0020】本実施形態のデータ管理システムは、複数
の顧客先へ出向いて営業等を行う際営業者等が利用する
ものである。従来、顧客先へ出向いて営業を行う際に
は,パンフレット等の紙ベースの資料を持参し説明を行
っていた。これに対して、近年のIT化によって、ノー
ト型コンピュータ等を用いて顧客が理解しやすい説明を
行ったり、顧客の意見を取り入れた提案資料をその場で
作成したりすることが可能となっている。このような業
務をより行い易くするためには、持ち歩くノート型コン
ピュータ等のさらなる軽量化が望まれる。そこで、ノー
ト型コンピュータ等からストレージを分離したモバイル
情報処理端末(以下、利用者端末)を用い、必要なデー
タはすべて通信網経由で遠隔にあるストレージから取得
し、表示や編集を行うことが考えられる。
【0021】しかしながら、このように通信網経由でデ
ータを取得する際に、多大な通信遅延があると応答性が
悪化し、営業者及び顧客ともに不満が発生する。そこ
で、本実施形態では、通信網経由でデータを取得する際
の応答性の悪化をできる限り抑えることを目的としてい
る。
【0022】図1に示すように、本実施形態のデータ管
理システムは、通信網70を介して、相互に接続されて
いる利用者端末10及び複数のストレージシステム3
0,50を備えている。なお、ここでは、以下の説明の
都合上、複数のストレージシステム30,50のうちの
一方のストレージシステム30を移動元ストレージシス
テムとし、他方のストレージシステム50を移動先スト
レージシステムとする。
【0023】利用者端末10は、前述したように、いわ
ゆるモバイル情報端末で、ネットワークインタフェース
11と、利用者からの入力等を受け付ける入力受付部1
2と、移動元ストレージシステム30が所有しているデ
ータの移動先候補を取得する移動先候補取得部(転送先
候補取得手段)13と、移動元ストレージシステム30
にアクセス要求を送る際に、このアクセス要求に移動先
候補に関する情報(移動先のIPアドレス)を付加する
移動先候補付加部(転送先候補情報付加手段)14と、
を備えている。
【0024】また、各ストレージシステム30,50
は、いずれも、通信網70に対するインタフェースとな
るネットワークインタフェース31(送受信手段)と、
利用者端末10からのアクセス要求データから移動先候
補情報を分離する移動先候補分離部32と、ファイルシ
ステムインタフェース33と、磁気ディスク装置の動作
を制御するディスク制御部34と、磁気ディスク上に展
開されている複数の論理ボリューム35,35,…と、
移動先候補分離部32からの移動先候補情報を管理する
移動先候補管理部(データ転送管理手段)36と、シス
テム自身のID、ここではシステム自身のIPアドレス
を要求に応じて通知するシステムID通知部37と、利
用者端末10からのアクセス要求で要求しているデータ
が移動済みか否かを判断するデータ移動判断部38と、
を備えている。なお、利用者端末10及びストレージシ
ステム30,50の機能構成要素である各部は、利用者
端末10及びストレージシステム30,50のハードウ
ェアー的構成要素であるCPUとメモリとを有して構成
され、メモリに記憶されているプログラムをCPUが実
行することで機能する。
【0025】移動先候補管理部36は、図6に示すよう
な管理テーブルを有している。この管理テーブルでは、
ストレージシステム30,50が所有している各論理ボ
リューム35の管理番号91と、各論理ボリュームの移
動先候補情報92であるIPアドレスと、各論理ボリュ
ームとその移動先候補に関するアクセスカウント93
と、テーブルデータが更新された際の日時を示すタイム
スタンプ94と、が管理されている。同図に示す例で
は、管理番号が「1」の論理ボリュームに対しては、移
動先候補92のIPアドレスとして、「−」「destaddr
1」「destaddr2」があり、それぞれのアクセスカウン
ト93が「10」「2」「4」で、それぞれの最新のタ
イムスタンプ94が「2001/12/18 11:00:00」「2001
/12/19 12:00:00」「2001/12/21 13:30:30」であ
る。なお、移動先候補のIPアドレスが「−」とは、利
用者端末10からアクセス要求を受け付けたものの、こ
のアクセス要求には移動先候補情報が付加されていなか
ったことを示している。
【0026】次に、利用者端末10の動作について、図
2に示すフローチャートに従って説明する。
【0027】利用者端末10の移動先候補取得部13
は、まず、ブロードキャストによる不特定多数への問合
せを通信網70に対して行い、利用可能なストレージシ
ステムの候補を探す(ステップ1)。この際、問合せを
行うと同時に、タイマを起動して、問合せに対する各候
補からの応答がある迄の時間をそれぞれカウントする。
そして、複数のストレージシステム30,50のうちの
いずれかのシステムID通知部37からの応答を受信す
ると、この応答に含まれているIPアドレスを一旦記憶
しておく。次に、応答があった1以上のストレージシス
テムのうちから、利用に適した一つのストレージシステ
ム50を選定する(ステップ2)。この選定では、ステ
ップ1において、カウントした応答時間のうちで、最も
短いものを選定する。なお、ここでは、利用者端末10
に最も近い地域に存在する利用先ストレージシステム5
0が選定されたものとする。次に、移動先候補取得部1
3は、選定した移動先ストレージシステム50のIPア
ドレスを移動先候補付加部14に渡す。移動先候補付加
部14は、移動先候補が変更されるまで、このIPアド
レスを保持する(ステップ3)。
【0028】以上の処理は、後述するアクセス要求の受
付や、利用者端末10の通信網70への接続処理等をト
リガーとして行われる。
【0029】次に、利用者がストレージシステムのデー
タを参照する際の利用者端末10の動作について、図3
に示すフローチャートに従って説明する。
【0030】利用者から移動元ストレージシステム30
に対するアクセス要求の入力を受け付けると(ステップ
11)、移動先候補付加部14は、このアクセス要求の
移動先候補情報が記憶されているか否かを判断し(ステ
ップ12)、記憶されていれば、このアクセス要求に、
記憶されていた移動先候補情報であるIPアドレスを付
加し(ステップ13)、これを移動元ストレージシステ
ム30へネットワークインタフェース11及び通信網7
0を介して送信する(ステップ14)。また、ステップ
12で、移動先候補情報が記憶されていなければ、その
ままアクセス要求データを移動元ストレージシステム3
0へ送信する(ステップ14)。
【0031】ここで、アクセス要求の具体例について、
図5を用いて説明する。例えば、同同図(a)に示す情
報は、「filepath」で示されるデータへの読み込み要求
を意味するアクセス要求を示している。また、同図
(b)に示す情報は、「filepath」で示されるデータへ
の読み込み要求を意味しているアクセス情報と、IPア
ドレス「dstaddr」で示されるデータの移動先候補情報
とを示している。また、同図(c)に示す情報は、同図
(b)に示したものと実質的に同じ内容のものをHTT
P(Hypertext Transfer Protocol)1.1のリクエ
スト形式で記述したものである。なお、「srcaddr」
は、移動元のIPアドレスを示している。
【0032】以上のアクセス要求に対して、移動元スト
レージシステム30がこのアクセス要求に対応したデー
タを所有していれば、この対応データが送信され、この
対応データが無ければこのデータの移動先情報が送信さ
れる。従って、利用者端末10は、アクセス要求を送信
した後(ステップ14)、移動元ストレージシステム3
0から対応データを受信するか(ステップ15)、移動
元ストレージシステム30から対応データの移動先情報
を受信する(ステップ16)。なお、対応データの移動
先情報(IPアドレス)を受信した後、利用者は、新た
に、受信した移動先のストレージシステム50に対して
アクセス要求を行うことになる。
【0033】次に、図4に示すフローチャートに従っ
て、利用者端末10からのアクセス要求を受信した際の
移動元ストレージシステム30の動作について説明す
る。
【0034】移動元ストレージシステム30のデータ移
動判断部38が利用者端末10からのアクセス要求を受
信すると、このアクセス要求に対応したデータが既に移
動してしまったものであるか否かを判断する(ステップ
21)。データ移動判断部38は、図7に示すように、
移動したデータのID(論理ボリューム番号)とその移
動先情報(IPアドレス)を移動先候補管理部36から
受け取って、これを記憶するテーブルを有しており、こ
のテーブルを参照して以上の判断を行う。このデータ移
動判断部38が、アクセス要求に対応したデータが移動
済みであると判断した場合には、ネットワークインタフ
ェース31及び通信網70を介して利用者端末10へ移
動先情報(IPアドレス)を通知する(ステップ2
2)。また、ステップ21において、アクセス要求に対
応したデータが移動済みでないと判断した場合には、移
動先候補分離部32がアクセス要求に移動先候補情報が
付加されているか否かを判断する(ステップ23)。ア
クセス要求に移動先候補情報が付加されていなければ、
このアクセス要求をそのままファイルシステムインタフ
ェース33に渡す。ファイルシステムインタフェース3
3は、このアクセス要求に対応したデータが保存されて
いるか否かを判断し(ステップ24)、このデータが保
存されていると判断した場合には、このデータに関する
アクセス処理を行う(ステップ25)。また、ステップ
24において、データが保存されていないと判断した場
合には、このデータのIDをデータ移動判断部38に渡
し、その旨を利用者端末10へ通知させる。具体的に、
データ移動判断部38は、データIDが示すデータが既
に移動済みのものであるか否かを判断して、移動済みの
ときには移動先情報を利用者端末10に通知し、IDが
示すデータが移動済みでないときには、このデータが今
まで保存されていないことを意味するので、ここでは単
にデータが存在しない旨を利用者端末10に通知する。
【0035】移動先候補分離部32は、ステップ23に
おいて、アクセス要求に移動先候補情報が付加されてい
ると判断した場合には、アクセス要求と移動先候補情報
とを分離して、アクセス要求をファイルシステムインタ
フェース33に渡し、移動先候補情報を移動先候補管理
部36に渡す(ステップ26)。アクセス要求を受け取
ったファイルシステムインタフェース33は、前述した
ステップ24,25の処理を実行する。また、移動先候
補情報を受け取った移動先候補管理部36は、以下のス
テップ27〜33の処理を行う。
【0036】移動先候補管理部36は、移動先候補情報
を受け取ると、図6に示す管理テーブルを参照して、こ
の移動先候補情報が示す内容と一致する項目があるか否
かを判断し(ステップ27)、一致する項目があれば、
アクセスカウント及びタイムスタンプを更新し(ステッ
プ31)、一致する項目がなければ、管理テーブルに空
き領域があるか否かを判断する(ステップ28)。この
とき、空き領域があれば新しい行を作成して、そこにア
クセス要求に対応したデータの論理ボリューム番号及び
移動先候補情報を格納する(ステップ30)。また、空
き領域がなければ古い行を削除した後(ステップ2
9)、以上と同様に、新しい行を作成する(ステップ3
0)。新しい行を作成した後は(ステップ30)、この
新しい行にアクセスカウント及びタイムスタンプを記述
する(ステップ31)。
【0037】移動先候補管理部36は、管理テーブルの
アクセスカウント及びタイムスタンプを更新すると(ス
テップ31)、管理テーブル中の論理ボリューム番号の
うちで、予め定めたデータ移動条件を満たしているもの
があるか否かを判断する(ステップ32)。ここでは、
管理テーブルのアクセスカウント93が予め定めた値以
上になっているものをデータ移動条件を満たしていると
判断する。データ移動条件を満たしているものがなけれ
ば、これで終了し、データ移動条件を満たしているもの
があれば、このデータ移動条件を満たしている論理ボリ
ューム番号のデータをディスク制御部34に読み出させ
て、ネットワークインタフェース31からこの論理ボリ
ューム番号のデータを移動先候補へ移動させる(ステッ
プ33)。
【0038】ここで、データ移動用の通信網としてイン
ターネットを用いるならば、FTP・HTTP等のTC
P/IP上のプロトコル等を用い、データ移動用の通信
網としてSAN(Storage Area Network)を用いる場
合は専用の転送方式を用いる。このSANについては、
日経エレクトロニクス1998.5.4号58−63ペ
ージに詳細に記載されている。
【0039】移動先ストレージシステム50は、データ
を受け取った後、このデータに関する移動元ストレージ
システムとなり、以上と同様の動作を行う。
【0040】以上のように、本実施形態では、利用者端
末10から特定のデータに関して、応答時間の最も短い
ストレージシステム50へのデータ移動の要望が多くな
ると、この特定のデータはそのストレージシステム50
に移動するので、データ移動後においては、特定のデー
タが移動した移動先ストレージシステム50にアクセス
することで、応答時間を短くすることができる。
【0041】なお、以上の実施形態において、移動元ス
トレージシステム30のデータ移動判断部38は、アク
セス要求に対応したデータが既に移動済みの場合には、
利用者端末10へ移動先情報を通知しているが(図4中
のステップ22)、この代わりに、利用者端末10から
のアクセス要求を移動先情報が示すストレージシステム
へ転送するようにしてもよい。また、アクセス要求に対
応したデータが既に移動済みの場合、以上のように、移
動先情報の通知及びアクセス要求の移動先への転送を行
わず、利用者端末10側で、移動先候補のうちから、い
ずれかをいくつか選択させて、それぞれにアクセス要求
を送信して、移動先を見付け出させるようにしてもよい
し、利用者端末10側で、複数の他の利用者端末に対し
て、他の利用者端末の移動先候補付加部14が保持して
いる移動先候補情報の問合せを行って、複数の他の利用
者端末からの移動先候補情報が示す移動先に、それぞれ
アクセス要求を送信して、移動先を見付け出させるよう
にしてもよい。
【0042】また、以上では、アクセス要求を受け付
け、移動元ストレージシステム30の移動先候補管理部
36がアクセスカウント及びタイムスタンプを更新する
と(ステップ31)、直ちに、データ移動条件を満たし
たか否かの判断を行っているが(ステップ32)、例え
ば、この判断を一定時間毎に行う等、移動先候補管理部
36は、アクセス要求の受付とは独自に判断を行うよう
にしてもよい。
【0043】また、本実施形態の利用者端末10は、応
答時間の短いストレージシステムを移動先候補として選
定しているが、利用者端末10の実際の位置に最も近い
地域に存在するストレージシステムを応答時間の短いも
のとして擬制して、移動先候補として選定してもよい。
この場合、利用者端末10には、利用者端末10の地理
上の位置を入力し、複数のストレージシステムからは、
各ストレージシステムのIPアドレスと共にそれぞれの
地理上の位置も送信してもらう必要がある。また、この
ように、地理上の位置が最も近いストレージシステムを
選定する場合には、利用者端末10からアクセス要求と
共に利用者端末10の位置を移動元ストレージシステム
30に送り、この移動元ストレージシステム30が複数
のストレージシステムに地理上の位置を問い合わせて、
この中から最も利用者端末10に近いものを選別するよ
うにしてもよい。この場合、移動元ストレージシステム
30は、各ストレージシステムの地理上の位置を問い合
わせる代わりに、各ストレージシステムの地理上の位置
を予め登録しておき、この中から最も利用者端末10に
近いものを選定するようにしてもよい。なお、利用者端
末10及び各ストレージシステム30,50に、GPS
(Global Positioning System)受信装置を設けて、
装置10,30,50が自身の地理上の位置を自動的に
取得できるようにしてもよい。
【0044】また、以上では、データ転送の一形態とし
て、データ転送後には転送元にデータが残らないデータ
移動を例にしたが、本発明は、これに限定されるもので
はなく、転送後でも転送元にデータが残るデータコピー
であってもよい。
【0045】そこで、以下において、あるストレージシ
ステムから他のストレージシステムへデータコピーを行
うデータ管理システムの第ニの実施形態について、説明
する。
【0046】この実施形態のストレージシステムの機能
構成は、以上の実施形態のストレージシステムと基本的
に同じであるが、データ移動判断部38がデータコピー
判断部となり、移動先候補分離部32はコピー先候補分
離部となり、移動先候補管理部36がコピー先候補管理
部となる。
【0047】本実施形態におけるコピー元ストレージシ
ステムは、利用者端末からアクセス要求を受け付ける
と、図8のフローチャートに示すように動作する。
【0048】データコピー判断部が利用者端末10から
のアクセス要求を受信すると、このアクセス要求に対応
したデータが既にコピーしてしまったものであるか否か
を判断する(ステップ21a)。データコピー判断部
は、以上の実施形態と同様に、コピーデータのIDとそ
のコピー先情報(IPアドレス)をコピー先候補管理部
から受け取って、これを記憶しており、この記憶内容に
基づいて判断する。このデータコピー判断部が、アクセ
ス要求に対応したデータがコピー済みでないと判断した
場合には、以上の実施形態と同様に、ステップ23a,
26,27a,28,29,30,31,32a,33
aの処理が実行される。また、データコピー判断部が、
アクセス要求に対応したデータがコピー済みであると判
断した場合には、コピー先候補分離部がアクセス要求に
コピー先候補情報が付加されているか否かを判断する
(ステップ35)。アクセス要求にコピー先候補情報が
付加されていない場合には、このアクセス要求がファイ
ルシステムインタフェースに渡されてアクセス処理がな
される(ステップ25)。また、ステップ35におい
て、アクセス要求にコピー先候補情報が付加されている
場合には、データコピー判断部がコピー先候補情報が示
すコピー先と実際のコピー先とが一致するか否かを判断
する(ステップ36)。コピー先候補情報が示すコピー
先と実際のコピー先とが一致する場合には、このアクセ
ス要求を実際のコピー先へ転送し(ステップ22a)、
一致しない場合には、コピー先候補分離部でコピー先候
補情報とアクセス要求とに分離され(ステップ26)、
分離されたアクセス要求は、ファイルシステムインタフ
ェースに渡されて、そこでアクセス処理(ステップ2
5)がなされる。また、分離されたコピー先候補情報
は、コピー先候補管理部に渡されて、ステップ27a〜
ステップ33aの処理がなされる。
【0049】すなわち、本実施形態では、アクセス要求
に対応するデータがコピー済みの場合には、このアクセ
ス要求に付加されているコピー先候補情報と実際のコピ
ー先とが一致する場合(ステップ36)に、このアクセ
ス要求がコピー先へ転送されるが(ステップ22a)、
それ以外の場合には、たとえ、アクセス要求に対応する
データがコピー済みであっても、アクセス処理(ステッ
プ25)及びコピー先候補管理処理(ステップ27a〜
ステップ33a)がなされる。したがって、この実施形
態では、コピー済みのものであっても、第一の実施形態
と異なり、アクセスカウント及びタイムスタンプの更新
(ステップ31)が行われる。これは、第一の実施形態
と異なり、コピー元は、あるデータのコピー後であって
も、このデータを保存しており、あくまでもコピー元と
して機能するからである。
【0050】なお、本実施形態では、ステップ22aに
おいて、アクセス要求をコピー先へ転送しているが、第
一の実施形態のように、コピー先情報を利用者端末に通
知するようにしてもよい。また、アクセス要求に対応す
るデータがコピー済みの場合には、一律に、コピー先へ
アクセス要求を転送するか、又はコピー先情報を利用者
端末に通知するようにしてもよい。
【0051】次に、本発明に係るデータ管理システムの
第三の実施形態について、図9を用いて説明する。
【0052】本実施形態のストレージシステム30A,
50Aは、第一の実施形態におけるストレージシステム
をホストコンピュータ30Aa,50Aaとストレージ
装置30Ab,50Abとに分割し、両者間をSAN
(Storage Area Network)73で接続したものであ
る。移動元ストレージシステム30A側のSAN73と
移動先ストレージシステム50AのSAN73とは、W
AN74で接続されている。また、利用者端末10は、
LAN71及びインターネット72を介して、各ストレ
ージシステム30A,50Aのホストコンピュータ30
Aa,50Aaと接続されている。
【0053】ホストコンピュータ30Aa,50Aa
は、いずれも、LANインタフェース31と、移動先候
補分離部32と、ファイルシステムインタフェース33
と、移動先候補管理部36と、システムID通知部37
と、SANインタフェース39aとを有している。ま
た、ストレージ装置30Ab,50Abは、いずれも、
ディスク制御部34と、磁気ディスク上に展開されてい
る複数の論理ボリューム35,35,…と、SANイン
タフェース39bとを有している。ホストコンピュータ
30Aa,50Aaのファイルシステムインタフェース
33と、ストレージ装置30Ab,50Abのディスク
制御部34とは、SANインタフェース39a,39b
及びSAN73を介して、データの送受信が行われる。
【0054】以上のように、ストレージシステムをホス
トコンピュータ30Aa,50Aaとストレージ装置3
0Ab,50Abとに分割し、両者間をSAN73で接
続しても、基本的に第一の実施形態と同様の効果を得る
ことができる。なお、この実施形態のストレージ装置3
0Ab,50Abは、第一の実施形態におけるストレー
ジシステムの構成要素のうちのディスク制御部34と論
理ボリューム35とを有しているが、例えば、さらに移
動先候補管理部36を有していてもよい。この場合、ス
トレージ装置の移動先候補管理部36とホストコンピュ
ータの移動先候補分離部32やファイルシステムインタ
フェース33等とは、LANインタフェースを介して通
信するようにすることが好ましい。
【0055】次に、図10〜図12を用いて、本発明に
係るデータ管理システムの第四の実施形態について説明
する。
【0056】プラント等の制御系の監視システムでは、
監視対象であるプラント内の装置や部品の監視データを
一定間隔毎に吸い上げ、データベースに保存しておく。
施設の監視者は、保存した一定間隔毎の監視データを参
照することにより運転管理を行う。このような場合、過
去の監視データがデータベースにいつまでも残ってしま
うため、データベース内のデータを別メディアへバック
アップし、オリジナルの監視データは削除するという作
業を定期的に行う必要がある。このようなバックアップ
作業を、バックアップメディアの管理コスト削減のため
にBSP(Backup Service Provider)へ業務委託す
ることが考えられる。
【0057】しかしながら、監視データのバックアップ
に要するコストをより少なくするためには、より低価格
で利用できるストレージシステムへバックアップするよ
うに設定を行わなければならない。しかし、各ストレー
ジシステムのサービスレベル(利用料金等)が頻繁に変
更される場合,このような設定を人手で行うことは難し
い。そこで、本実施形態では、利用者が指定したサービ
スレベルに応じたバックアップ先を自動的に選択し、利
用者の手間を軽減することを目的としている。
【0058】本実施形態のデータ管理システムも、図1
0に示すように、以上の実施形態と同様、通信網70を
介して、相互の接続されている利用者端末10a及び複
数のストレージシステム30a,50aとを備えてい
る。
【0059】利用者端末10aは、ネットワークインタ
フェース11と、利用者からの入力等を受け付ける入力
受付部12と、移動元ストレージシステム30aにアク
セス要求を送る際に、このアクセス要求に移動先候補情
報(移動先に求めるサービス条件)を付加する移動先候
補情報付加部14aと、を備えている。
【0060】また、各ストレージシステム30a,50
aは、いずれも、第一の実施形態と同様に、ネットワー
クインタフェース31と移動先候補情報分離部32とフ
ァイルシステムインタフェース33とディスク制御部3
4と複数の論理ボリューム35,35,…と移動先候補
管理部36aと、を備えている。各ストレージシステム
30a,50aは、さらに、システム自身のサービス内
容を外部からの要求に応じて通知するサービス通知部4
0と、他のストレージシステムと交渉して移動先候補を
定める移動先交渉部41と、を備えている。
【0061】移動元ストレージシステム30aは、通信
網75を介して、プラントの監視システム81と接続さ
れている。この監視システム81には、プラント施設8
0に設けられている各種計器等から信号等が入力する。
監視システム81が取得したプラント監視データは、定
期的に、移動元ストレージシステム30aに送られる。
移動元ストレージシステム30aのファイルシステムイ
ンタフェース33は、ネットワークインタフェース31
が受信したプラント監視データを順次論理ボリューム3
5に記憶させる。
【0062】次に、利用者端末10aの動作について説
明する。
【0063】利用者端末10aの入力受付部12は、移
動先候補情報を受け付けて、これを移動先候補情報付加
部14aに渡し、保存させる。この移動先候補情報は、
例えば、「データの保存先として、一ヶ月あたり200
0円以内の利用料金のストレージシステムである」とい
う、移動先候補の選定条件に関する情報である。なお、
この移動先候補情報としては、他に、例えば、「プラン
ト監視データへのアクセスが深夜1:00〜3:00の
間でも可能なストレージシステムである」や、「ある特
定の付属サービスが可能なストレージシステムである」
等がある。
【0064】利用者がプラント監視データへのアクセス
を要望した場合、利用者端末10aは、第一の実施形態
において前述した図3のフローチャートに示すように、
アクセス要求受付(ステップ11)、移動先候補情報が
記憶されている否かの判断(ステップ12)、アクセス
要求に移動先候補情報の付加(ステップ13)、移動元
ストレージシステム30aへのアクセス要求の送信(ス
テップ14)、該当データの受信(ステップ15)又は
移動先情報の受信(ステップ16)が実行される。
【0065】ここで、アクセス要求の具体例について、
図12を用いて説明する。例えば、同図(a)に示す情
報は、「filepath」で示されるデータへの読み込み要求
を意味するアクセス要求と、「データの保存先として、
一ヶ月あたり2000円以内の利用料金のストレージシ
ステムである」という意味の移動先候補情報とを示して
いる。また、同図(b)に示す情報は、同図(b)に示
したものと実質的に同じ内容のものをHTTP1.1の
リクエスト形式で記述したものである。
【0066】次に、図11に示すフローチャートに従っ
て、利用者端末10aからのアクセス要を受信した際の
移動元ストレージシステム30aの動作について説明す
る。
【0067】移動元ストレージシステム30aが利用者
端末10aからのアクセス要求を受信すると、第一の実
施形態と同様に、アクセス要求に対応したデータが既に
移動してしまったものであるか否かの判断(ステップ2
1)、移動済みの場合に行われる移動先通知(ステップ
22)、移動先候補情報の有無の判断(ステップ2
3)、アクセス要求に対応したデータが存在するか否か
の判断(ステップ24)、アクセス要求に対応したデー
タが存在する場合に行われるアクセス処理(ステップ2
5)、移動先候補情報がある場合に行われるアクセス要
求と移動先候補情報の分離(ステップ26)が、順次行
われる。
【0068】ステップ26で分離されたアクセス要求
は、第一の実施形態と同様にファイルシステムインタフ
ェース33に渡されてステップ24の処理が行われる。
一方、ステップ26で分離された移動先候補情報は、移
動先交渉部41に渡され、そこで以下で説明するステッ
プ37の処理が行われる。
【0069】移動先交渉部41は、渡された移動先候補
情報が「データの保存先として、一ヶ月あたり2000
円以内の利用料金のストレージシステムである」と認識
すると、ネットワークインタフェース31及び通信網7
0を介して、予め登録されている複数のストレージシス
テムに対して料金体系の問合せを行う。問合せを受けた
各ストレージシステムのサービス通知部40は、自身の
システムにおける料金体系を移動元ストレージシステム
30aの移動先交渉部41に送信する。移動先交渉部4
1は、各ストレージシステムの料金体系のうちで、移動
先候補情報が示す選定条件を満たすストレージシステム
を移動先候補として選定し、この移動先候補の情報を移
動先候補管理部36aに渡す(ステップ37)。なお、
選定条件を満たす移動先候補が複数存在する場合には、
選定条件を楽に満たすもの、例えば、利用料金が180
0円のものと1700円のものが存在する場合には、利
用料金が1700円のストレージシステムを選定する。
また、ここでは、移動元ストレージシステム30aの移
動先交渉部41が移動先候補情報に基づいて、他のスト
レージシステムの料金体系に関して問い合わせている
が、そのままの移動先候補情報を含む情報を他のストレ
ージシステムの移動先交渉部41に送信し、他のストレ
ージシステムの移動先交渉部41で、自身のシステムが
送信されてきた移動先候補情報が示す選定条件を満たす
か否かを判断させ、選定条件を満たす場合にのみ、選定
条件を満たす旨を移動元ストレージシステム30aの移
動先交渉部41に返答させるようにしてもよい。
【0070】ステップ37で選定された移動先候補の情
報を移動先候補管理部36aが受け取ると、以下は、第
一の実施形態と同様に、ステップ28〜ステップ33の
処理が実行される。但し、本実施形態では、移動先候補
管理部36aがステップ32aで、データ移動条件を満
たしたか否かの判断を行う際には、図6に示す管理テー
ブルを参照し、各論理ボリューム番号に関するタイムス
タンプ94が示す更新時刻と現在時刻との差が予め定め
られた時間以上になっているものをデータ移動条件が満
たしていると判断する。つまり、長時間アクセスされて
いない論理ボリュームは、データ移動条件を満たしてい
ると判断する。
【0071】以上のように、本実施形態によれば、利用
者に負担をかけずに、利用者の希望したサービスレベル
に応えることができる。
【0072】なお、本実施形態では、移動先交渉部41
を各ストレージシステム30a,50a内に設けたが、
この移動先交渉部41を利用者端末10aに設けて、こ
の利用者端末10a側で、移動先ストレージシステムを
選定するようにしてもよい。
【0073】また、本実施形態では、移動先交渉部41
を各ストレージシステム30a,50a内に設けたが、
図13に示すように、この移動先交渉部を各ストレージ
システム30b,50bから分離して、通信網70上に
移動先交渉装置100として集約してもよい。
【0074】この場合、第四の実施形態と同様に、移動
元ストレージシステム30bの移動先候補情報分離部3
2が移動先候補情報を分離すると、この移動先候補情報
をネットワークインタフェース31及び通信網70を介
して移動先交渉装置100へ送る。移動先交渉装置10
0は、第四の実施形態における移動先交渉部41と同様
に、渡された移動先候補情報が「データの保存先とし
て、一ヶ月あたり2000円以内の利用料金のストレー
ジシステムである」と認識すると、通信網70を介し
て、予め登録されている複数のストレージシステムに対
して料金体系の問合せを行って、各ストレージシステム
のサービス通知部40から料金体系に関する情報を受け
取り、この情報に基づいて移動先候補を定め、これを移
動元ストレージシステム30bの移動先候補管理部36
aに渡す。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、転送元のストレージシ
ステムが、他のストレージシステムのうちで利用者の要
望を満たすストレージシステムへ自動的にデータ転送す
るので、利用者に負担をかけずに、利用者の要望に応え
ることができる。具体的には、例えば、情報処理端末と
ストレージシステムとの間の応答時間を考慮するもので
は、応答時間が短いとされるストレージシステムにデー
タ転送され、利用料金等のサービスを考慮するもので
は、利用料金の安いストレージシステムにデータ転送さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第一の実施形態におけるデータ管
理システムの全体の構成説明図である。
【図2】本発明に係る第一の実施形態における利用者端
末の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る第一の実施形態における、アクセ
ス要求が入力された際の利用者端末の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】本発明に係る第一の実施形態における移動元ス
トレージシステムの動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る第一の実施形態におけるアクセス
要求の具体例を示す説明図である。
【図6】本発明に係る第一の実施形態における移動先候
補管理テーブルの構成を示す説明図である。
【図7】本発明に係る第一の実施形態における移動先管
理テーブルの構成を示す説明図である。
【図8】本発明に係る第二の実施形態におけるコピー元
ストレージシステムの動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】本発明に係る第三の実施形態におけるデータ管
理システムの全体の構成説明図である。
【図10】本発明に係る第四の実施形態におけるデータ
管理システムの全体の構成説明図である。
【図11】本発明に係る第四の実施形態における移動元
ストレージシステムの動作を示すフローチャートであ
る。
【図12】本発明に係る第四の実施形態におけるアクセ
ス要求の具体例を示す説明図である。
【図13】本発明に係る第五の実施形態におけるデータ
管理システムの全体の構成説明図である。
【符号の説明】
10,10a…利用者端末、13…移動先候補取得部、
14,14a…移動先候補情報付加部、30,30A,
30a,30b…移動元ストレージシステム、32…移
動先候補分離部、33…ファイルシステムインタフェー
ス、34…ディスク制御部、35…論理ボリューム、3
6,36a…移動先候補管理部、37…システムID通
知部、38…データ移動判断部、40…サービス通知
部、41…移動先交渉部、50,50A,50a,50
b…移動先ストレージシステム、70…通信網、71…
LAN、73…SAN、80…プラント施設、81…プ
ラント監視システム、100…移動先交渉装置。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信網を介して一以上の他のストレージシ
    ステムと相互に接続され、複数種類のデータを管理して
    いると共に、該通信網を介して情報処理端末から該デー
    タに関するアクセス要求を受けるストレージシステムに
    おいて、 データを送受信する送受信手段と、 複数種類の前記データのうち、経時変化要因に関する予
    め定められた条件を満たしたデータを、前記情報処理端
    末からの転送先候補情報で特定される前記他のストレー
    ジシステムへ、前記送受信手段で転送させるデータ転送
    管理手段と、 を備えていることを特徴とするストレージシステム。
  2. 【請求項2】通信網を介して一以上の他のストレージシ
    ステムと相互に接続され、複数種類のデータを管理して
    いると共に、該通信網を介して情報処理端末から該デー
    タに関するアクセス要求を受けるストレージシステムの
    動作プログラムにおいて、 データを送受信する送受信手順と、 複数種類の前記データのうち、経時変化要因に関する予
    め定められた条件を満たしたデータを、前記情報処理端
    末からの転送先候補情報で特定される前記他のストレー
    ジシステムへ、前記送受信手順で転送させるデータ転送
    管理手順と、 をコンピュータに実行させることを特徴とするストレー
    ジシステムの動作プログラム。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のストレージシステムの動
    作プログラムにおいて、 前記予め定められた条件は、前記情報処理端末からのア
    クセス要求で要求しているデータであって、前記転送先
    候補情報で特定される前記他のストレージシステムへの
    転送が要請されているデータに対する該アクセス要求の
    頻度が予め定められた値以上になることであり、 前記データ転送管理手順では、複数種類の前記データ毎
    にアクセス要求の頻度を計測し、前記転送先候補情報で
    特定される前記他のストレージシステムへの転送が要請
    されているデータであって、該アクセス要求の頻度が前
    記予め定められた値以上になったデータを、前記送受信
    手順で該他のストレージシステムへ転送させる、 ことを特徴とするストレージシステムの動作プログラ
    ム。
  4. 【請求項4】請求項2に記載のストレージシステムの動
    作プログラムにおいて、 前記予め定められた条件は、前記情報処理端末からのア
    クセス要求で要求しているデータに対する該アクセス要
    求の最新時刻が予め定められた時間以上過去であること
    であり、 前記データ転送管理手順では、複数種類の前記データ毎
    に、アクセス要求の最新時刻を計測し、該アクセス要求
    の最新時刻が前記予め定められた時間以上過去になった
    データを、前記送受信手順で前記他のストレージシステ
    ムへ転送させる、 ことを特徴とするストレージシステムの動作プログラ
    ム。
  5. 【請求項5】請求項2から4のいずれか一項に記載のス
    トレージシステムの動作プログラムにおいて、 前記通信網に接続されている前記一以上の他のストレー
    ジシステムのうちから、予め定められた条件に従って、
    転送元のストレージシステムからデータ転送すべき、一
    つの他のストレージシステムを選定する転送先候補選定
    手順を、 コンピュータに実行させることを特徴とするストレージ
    システムの動作プログラム。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のストレージシステムの動
    作プログラムにおいて、 前記転送先候補選定手順で、前記一以上の他のストレー
    ジシステムのうちから、前記一つの他のストレージシス
    テムを選定するための前記予め定められた条件は、前記
    情報処理端末との間での応答時間が直接的又は間接的に
    最も短いとされるものである、 ことを特徴とするストレージシステムの動作プログラ
    ム。
  7. 【請求項7】請求項5に記載のストレージシステムの動
    作プログラムにおいて、 前記転送先候補選定手順で、前記一以上の他のストレー
    ジシステムのうちから、前記一つの他のストレージシス
    テムを選定するための前記予め定められた条件は、転送
    先のストレージシステムに求めるサービス条件である、 ことを特徴とするストレージシステムの動作プログラ
    ム。
  8. 【請求項8】請求項2から7のいずれか一項に記載のス
    トレージシステムの動作プログラムにおいて、 前記送受信手順で、前記他のストレージシステムへデー
    タを転送する形態は、転送元のストレージシステムに該
    データを残さないデータ移動である、 ことを特徴とするストレージシステムの動作プログラ
    ム。
  9. 【請求項9】請求項8に記載のストレージシステムの動
    作プログラムにおいて、 前記情報処理端末から特定のデータに関してのアクセス
    要求を受け付けると、該特定のデータが移動済みである
    か否かを判断し、移動済みであると判断した場合には、
    移動先のストレージシステムを該情報処理端末に前記送
    受信手順で通知させるか、又は該移動先のストレージシ
    ステムに該アクセス要求を前記送受信手順で転送させる
    データ移動判断手順を、 コンピュータに実行させることを特徴とするストレージ
    システムの動作プログラム。
  10. 【請求項10】通信網を介して一以上の他のストレージ
    システムと相互に接続され、複数種類のデータを管理し
    ていると共に、該通信網を介して情報処理端末から該デ
    ータに関するアクセス要求を受けるストレージシステム
    の運用方法において、 データを送受信する送受信工程と、 複数種類の前記データのうち、経時変化要因に関する予
    め定められた条件を満たしたデータを、前記情報処理端
    末からの転送先候補情報で特定される前記他のストレー
    ジシステムへ、前記送受信工程で転送させるデータ転送
    管理工程と、 を有することを特徴とするストレージシステムの運用方
    法。
  11. 【請求項11】通信網を介して相互に接続されている複
    数のストレージシステムのうちのいずれかに、該通信網
    を介して、特定のデータに関するアクセス要求を行う情
    報処理端末において、 前記通信網に接続されている複数の前記ストレージシス
    テムを捜し出し、複数の該ストレージシステムのうちで
    アクセス要求を行う一のストレージシステムからデータ
    転送すべき他のストレージシステムを、予め定められた
    条件に従って選定する転送先候補取得手段と、 前記一のストレージシステムに対して行う前記アクセス
    要求に、前記データ転送すべき前記他のストレージシス
    テムを示す転送先候補情報を付加する転送先候補情報付
    加手段と、 を備えていることを特徴とする情報処理端末。
  12. 【請求項12】通信網を介して相互に接続されている複
    数のストレージシステムのうちのいずれかに、該通信網
    を介して、特定のデータに関するアクセス要求を行う情
    報処理端末の動作プログラムにおいて、 前記通信網に接続されている複数の前記ストレージシス
    テムを探し出す探索手順と、 複数の前記ストレージシステムのうちでアクセス要求を
    行う一のストレージシステムからデータ転送すべき他の
    ストレージシステムを、前記探索手順で探し出した複数
    の該ストレージシステムのうちから予め定められた条件
    に従って選定する転送先候補選定手順と、 前記一のストレージシステムに対して行う前記アクセス
    要求に、前記データ転送すべき前記他のストレージシス
    テムを示す転送先候補情報を付加する転送先候補情報付
    加手順と、 をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理
    端末の動作プログラム。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の情報処理端末の動作
    プログラムにおいて、 前記転送先候補選定手順で、複数の前記ストレージシス
    テムのうちでアクセス要求を行う一のストレージシステ
    ムからデータ転送すべき他のストレージシステムを選定
    するための前記予め定められた条件は、前記情報処理端
    末との間での応答時間が直接的又は間接的に最も短いと
    されるものである、 ことを特徴とする情報処理端末の動作プログラム。
  14. 【請求項14】請求項12に記載の情報処理端末の動作
    プログラムにおいて、 前記転送先候補取得手順で、前記一以上の他のストレー
    ジシステムのうちから、前記一つの他のストレージシス
    テムを選別するための前記予め定められた条件は、転送
    先のストレージシステムに求めるサービス条件である、 ことを特徴とする情報処理端末の動作プログラム。
  15. 【請求項15】通信網を介して複数のストレージシステ
    ム及び情報処理端末が相互に接続されているデータ管理
    システムにおいて、 前記情報処理端末は、 特定のデータに関するアクセス要求を受け付けると、該
    アクセス要求に該特定のデータを転送すべきストレージ
    システムを特定するための転送先候補情報を付加し、該
    転送先候補情報を該アクセス要求と共に、複数の前記ス
    トレージシステムのうちの一のストレージシステムへ送
    る転送先候補情報付加手段を有し、 前記一のストレージシステムは、 データを送受信する送受信手段と、前記一のストレージ
    システムが管理している複数種類のデータのうち、経時
    変化要因に関する予め定められた条件を満たしたデータ
    を、前記転送先候補情報により特定される他のストレー
    ジシステムへ、前記送受信手段により転送させるデータ
    転送管理手段と、を有している、 ことを特徴とするデータ管理システム。
  16. 【請求項16】請求項15に記載のデータ管理システム
    において、 前記通信網を介して、少なくとも前記前記一のストレー
    ジシステムと接続され、該一のストレージシステムから
    前記転送先候補情報を受け取り、該転送先候補情報に基
    づいて複数の前記ストレージシステムのうちから前記他
    のストレージシステムを選定し、該他のストレージシス
    テムを示す情報を前記一のストレージシステムの前記デ
    ータ転送管理手段へ該通信網を介して送信するデータ転
    送先交渉装置を備えている、 ことを特徴とするデータ管理システム。
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